JP5265059B1 - 関節運動式ノズル中心整列機構を有したホットランナー射出金型装置 - Google Patents

関節運動式ノズル中心整列機構を有したホットランナー射出金型装置 Download PDF

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Abstract

【課題】関節運動式ノズル中心整列機構を有したホットランナー射出金型装置に関するもので、バックアッププレートの熱膨張により発生するノズルのオフセットを防止した金型装置を提供する。
【解決手段】ノズル30の上部を支えているバックアッププレート40が熱膨張しながらノズルを支えているベイスリング81を熱膨張方向に移動させても、ノズル30の上部に構成された関節部33と上記ベイスリング81の間に球面接触状態で介在された関節リング85が関節部33とベイスリング81のベイス面83間でティルト回転をしながら上記バックアッププレート40の熱膨張によるベイスリング81の移動変位を受け容れ補償することによってノズル30のオフセットを防止してノズルの中心を整列するノズル中心整列機構を有する。
【選択図】図4a

Description

本発明はホットランナー射出金型装置に関するもので、特にノズルの上部を支えるバックアッププレートが熱膨張しながら横方向に移動(Shift)する場合、バックアッププレートの熱膨張による位置移動または位置偏差を関節運動にて補償しノズルの中心整列状態を維持させる関節運動式のノズル中心整列機構を有したホットランナー射出金型装置に関するものである。
ホットランナー射出金型装置は通常図1に示すごとく、キャビティ11が形成された金型ブロック10の上側に、キャビティプレート20が面接触状態で載置されて金型ブロック10の上面とパーティングライン(PL)を形成する。そして、キャビティプレート20には、ノズル設置穴23がパーティングライン(PL)に垂直方向に貫通形成されノズル30が挿入される。ノズル設置穴23の下部には金型ブロック10のキャビティ11と連通するゲート23aが形成されている。
ノズル30は下部にノズルチップ31を有しており、そのノズルチップ31はノズル設置穴23の下部に設けられたノズルチップ支持穴23bに挿入されて支えられる。一方、ノズル上部はキャビティプレート20の上側に載置形成されているバックアッププレート40の支持リング41に支えられノズル30がパーティングライン(PL)に垂直方向にて設けられる。
また、図1及び図2aに示すごとく、キャビティプレート20に垂直方向にて設けられたノズル30の上側にはマニフォルド50が載置され、マニフォルド50の底面とノズル30の上面は相接してノズル30が垂直の中心線方向に沿って直立状態を維持することとなる。その結果、マニフォルド50からノズル30方向に延長形成されたランナー51の出口とノズル30の中心軸方向に形成された樹脂通路32の上部の入口がお互い中心線が一致するように設けられる。上記のマニフォルド50とノズル30の中心整列はバックアッププレート40側ノズル設置穴の中心線とマニフォルド50のランナー51の中心線が一致する位置に組み込まれる位置決定ピン42によって実現される。即ち、位置決定ピン42によってバックアッププレート40とマニフォルド50を一定位置に組み込むことによってマニフォルド50とノズル30の中心整列が成り立つ。
マニフォルド50にはノズル30の樹脂通路32内部を貫通するノズルピン35を上下スライド移動可能に支持するノズルピンガイドブロック53が設けられ、またマニフォルド50の上側には油圧または空圧によるピストンの往復運動によりノズルピン35を昇降作動させるノズルピンアクチュエータ36を有する固定プレート60が設けられる。固定プレート60には射出機より吐出される高温の溶融樹脂をマニフォルド50のランナー51に供給するスプルブッシュ61が設けられる。
上記の構造を持つ従来のホットランナー射出金型装置では射出成形の際、マニフォルド50とバックアッププレート40は、高温の溶融樹脂から伝達された高温の熱と、マニフォルドのランナー周りまたはノズルに設置される電熱線から伝達される高温の熱の影響で熱膨張を起こす。
特に、バックアッププレート40の熱膨張量は、パーティングライン(PL)で金型ブロックが周期的に繰り返し分離されることにより外部の空気と接することで冷却されるキャビティプレート20の下部に比較して相対的に大きい。その結果、バックアッププレート40の上部に支えられているノズル30の上部は、下部のノズルチップ31に比較して相対的に大きい変位量で移動し、その結果、図2bに示すごとくノズル30の上部がノズルチップ31を中心にバックアッププレート40の熱膨張方向に沿って斜めに変位する。その影響でノズル中心にズレが生じる、いわゆるオフセット(Offset)現象が発生する。以下、このようなオフセット現象を単に“オフセット”と称する場合がある。
上記ノズルのオフセット現象はノズル30が設置されるノズル設置穴23の加工誤差によっても発生する。
このようなノズル30のオフセットは、射出成形装置において下記の如き種々の問題点を生じさせる。つまり、図2bに示すごとくノズル30のオフセット現象はお互い面接触しているマニフォルド50の底面とノズル30の上面との間に隙間(G)を形成する。隙間(G)が生じた状態で射出成形作業を続けるとランナー51を通過した溶融樹脂が隙間(G)に漏出する問題を発生させる。
さらに、ノズル30がオフセットされた状態で、ノズルピン35がゲート23aを繰り返し開閉した際、ノズルピン35の先端がゲート23aの片方の内壁と繰り返し摩擦接触しながらゲート23aの片方の内壁のみ片磨耗させる。その結果、ゲート23aとノズルピン35の間に隙間が出来てしまい、その隙間を通して溶融樹脂が漏れることでゲートバリ(burr)が発生するという不具合が生じる。
本発明は上記従来のホットランナー射出金型装置が持っている問題点を解決するため、ノズルの上部を支える金型部品、例えばバックアッププレートまたはキャビティプレートが相対的に大きい熱膨張量で膨張し位置移動をしてもその熱膨張によるバックアッププレートの位置移動(Shift)量をノズルとは別途に分離された部品が関節運動しながら受け容れ補償することでノズルの中心線を整列する関節運動式のノズル整列機構を有したホットランナー射出金型装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
キャビティを有した金型ブロックの上面にキャビティプレートとバックアッププレートが順次載置形成され、キャビティプレートとバックアッププレートには垂直のノズル設置穴を形成し、ノズル設置穴には中心軸方向に樹脂通路が貫通されたノズルが挿入され、ノズルの上側にはノズルの樹脂通路と連通するランナーが形成されたマニフォルドが設けられているホットランナー射出金型装置において、
上記ホットランナー射出金型装置は、
上記ノズルの上部に、下方向に凸となる半球面形状の関節部と、
上記ノズルの関節部をバックアッププレートに対して関節運動が可能となるようにバックアッププレートに支えられ、バックアッププレートが熱膨張した場合、ノズルの関節部に対して関節運動しながらバックアッププレートの熱膨張による位置移動を補償する関節運動部とからなるノズル整列機構を有していることを特徴とする。
本発明の関節運動部は、
上記バックアッププレートのノズル設置穴の上部に結合され、ノズルが挿入される貫通穴を有し、上部に下方向に凹となる半球面形状又は上方向に凸となる半球面形状を有するベイス面を形成してなるベイスリング及び、
上記ノズルの関節部とベイスリングの間に配置されるようノズルの外周に嵌合され、上面にはノズルの関節部と球面接触するよう下方向に凹となる半球面形状を有する球面シート面が設けられ、底面には対向するベイスリングのベイス面と球面接触するよう下方向に凸となる半球面形状又は上方向に凹となる半球面形状を有する下部支持面を形成してなる関節リングとから構成される。
上記ノズル設置穴はキャビティプレートの下段にノズルチップの外周を嵌合して支持するノズルチップ支持穴を有し、ノズルチップ支持穴はマニフォルドの底面に対して実質的に垂直に形成された内壁を有し、ノズルがノズル設置穴に組み込まれる時、ノズルチップがノズルチップ支持穴の内壁に支持されるように構成されている。
また本発明はマニフォルドの底面が上記キャビティプレートに直立に装着されたノズルの上面に接触されるよう設けられている。
本発明によると、ホットランナー射出金型装置でノズルの上部を支持するバックアッププレートが熱膨張してもその熱膨張による変形をノズル中心整列機構が関節運動しながら受け容れノズルに直接伝達しないようにすることでノズルのオフセットを防止する。
これによって、ノズルの上面とマニフォルドの底面間に隙間が発生しないため、隙間を通じたランナーの溶融樹脂漏れが防止できる。
なお、射出成形の際、ノズルを支持しているバックアッププレート(バックアッププレートがない場合においてはキャビティプレート)が熱膨張してもノズルがオフセットされることなく初期の組み込みにおける中心整列状態を維持するため、ノズルのオフセットによるノズルピンとゲート側面との間に片磨耗現象が発生しなくなり、片磨耗された部分を通じての溶融樹脂が漏れる問題を防止することができると共に、ノズル内で作動するノズルピンの作動障害を防止することができる。
従来の一般的なホットランナー射出金型装置の概略的な構造を示す縦断面図である。 ノズルが中心線に沿って直立して設けられた状態を示す図1の“A”部拡大図である。 バックアッププレートの熱膨張によりノズルがオフセットされた状態を示す要部拡大縦断面図である。 本発明の第1実施例におけるホットランナー射出金型装置の概略的な構造を示す縦断面図である。 バックアッププレートが熱膨張する前の状態を示す図3の“A”部拡大図である。 バックアッププレートが熱膨張した際、関節運動機構の関節リングがティルトしてノズルのオフセットを防止する状態を示す要部拡大縦断面図である。 本発明の第2実施例における初期組込み状態を示す要部拡大縦断面図である。 本発明の第2実施例におけるバックアッププレート熱膨張時の状態を示す要部拡大縦断面図である。
以下、本発明によるホットランナー射出金型装置の実施例を添付図面に沿って詳細に説明をする。
本発明によるホットランナー射出金型装置は図3に示すごとく、キャビティ11が形成された金型ブロック10と、金型ブロック10の上側に載置形成されるキャビティプレート20と、キャビティプレート20の上側に載置形成されるバックアッププレート40と、キャビティプレート20に設けられたノズル設置穴に挿入されるノズル30と、ノズル30の上側に設けられるマニフォルド50と、マニフォルド50の上側に設けられる固定プレート60とからなる。
上記のキャビティプレート20は 金型ブロック10の上面と面接触の状態で設けられて、金型ブロック10の上面とパーティングライン(PL)を形成する。そして、キャビティプレート20には、ノズル設置穴23がパーティングライン(PL)に垂直方向に貫通形成され、ノズル設置穴23の下部には金型ブロック10のキャビティ11と連通するゲート23aが形成される。
上記のノズル設置穴23にはノズル30が挿入される。ノズル30には中心軸方向に沿って樹脂通路32が形成され、ノズル30の上部には、下方向に凸となる半球面形状の関節部33が設けられ、ノズル30の下部にはノズルチップ31が設けられている。ノズルチップ31はノズル設置穴23の下部に形成されたノズルチップ支持穴23bに嵌められ支持されている。ノズルチップ支持穴23bは水平基準面(ノズルの上部面と接触してノズルを押さえるマニフォルド50の底面に該当する)に対して直角方向に形成され、そこにノズルチップを嵌めることでノズル30が垂直方向に設けられる。
上記マニフォルド50は底面が上記ノズル30の上面と面接触するようノズル30の上側に載置形成され、マニフォルド50からノズル30方向に延長形成されたランナー51の出口とノズル30の中心軸方向に形成された樹脂通路32の上部の入口がお互い中心線が一致するように設けられる。このようなマニフォルド50とノズル30の中心整列はバックアッププレート40側ノズル設置穴の中心線とマニフォルド50のランナー51の中心線が一致する位置に組み込まれる位置決定ピン42によって実現される。即ち、位置決定ピン42によってバックアッププレート40とマニフォルド50を一定位置に組み込むことによってマニフォルド50とノズル30の中心整列が成り立つ。
マニフォルド50にはノズル30の樹脂通路32内部を貫通するノズルピン35を上下スライド移動可能に支持するノズルピンガイドブロック53が設けられ、またマニフォルド50の上側には油圧または空圧によるピストンの往復運動によりノズルピン35を昇降作動させるノズルピンアクチュエータ36を有する固定プレート60が設けられる。固定プレート60には射出機より吐出される高温の溶融樹脂をマニフォルド50のランナー51に供給するスプルブッシュ61が設けられる。
本発明のホットランナー射出金型装置では射出成形の際、マニフォルド50とバックアッププレート40は、高温の溶融樹脂より伝達される高温の熱と、マニフォルドのランナー周りまたはノズルの本体外周に設けられる電熱線(図示省略)より伝達される高温の熱によって図4bの矢印方向に熱膨張を起こす。
本発明のホットランナー射出金型装置はバックアッププレート40の熱膨張による位置移動を補償してノズル30の中心を整列するノズル中心整列機構を有する。
このようなノズル中心整列機構は、図3、図4a及び図4bに示すように関節部33と関節運動部80とからなる。関節部33は、ノズル30の上部に設けられ下方向へ凸となる半球面形状を備えている。関節運動部80は、ノズル30の関節部33をバックアッププレート40に対して関節運動できるように支持し、バックアッププレート40が熱膨張した際、ノズル30の関節部33に対して関節運動しながらバックアッププレート40の熱膨張による横方向の移動を補償するように構成されている。
上記関節運動部80は、ノズル設置穴23の上部に結合されるベイスリング81と、ノズル30の関節部33とベイスリング81の間に配置される関節リング85を含む。
図3、図4a及び図4bには関節運動部8の第1実施例が示されている。この第1実施例の場合、上記ベイスリング81はノズル30が中心軸方向に貫通するよう挿入される貫通穴を有し、ベイスリング81の上面には、下方向に凹となる半球面形状を有するベイス面83が形成されている。関節リング85はノズル30の関節部33とベイスリング81間に配置されるようにノズル30の外周に嵌合されている。関節リング85の上面には、ノズル30の関節部33と球面接触するように下方向に凹となる半球面形状を有するシート面86が形成されている。また、関節リング85の底面には、ベイスリング81のベイス面83と面接触するように下方向に凸となる半球面形状を有する下部支持面87が形成されている。
以下、上記ノズル中心整列機構の作用を図4a及び図4bを参照して説明する。
バックアッププレート40が熱膨張する前の状態では図4aに示されたごとく、ノズル30の上面はマニフォルド50の底面と面接触し、且つ関節部33が関節リング85に球面接触の状態でバックアッププレート40のベイスリング81に支持されている。
ノズル30の上面にはマニフォルド50が載置形成されているためノズル30の上面にはマニフォルド50の重さがノズル30の中心軸方向に作用し、このマニフォルド50の重さによる垂直方向の力が作用することで関節リング85はノズル30の中心軸と同軸に自動的に整列される。その結果、マニフォルド50のランナー51の中心線とノズル設置穴23の中心線が自動的に整列される。バックアッププレート40が熱膨張しない状態においては、ノズル30に横方向の力が作用せず、ノズル30の上面とマニフォルド50の底面間に隙間は発生せず、ランナーの溶融樹脂が漏れる問題は発生しない。
射出成形作業中には、バックカッププレート40の熱膨張という問題が生じる。即ち、バックアッププレート40は射出成形作業中ランナー内の溶融樹脂の流動性を均一に維持するために、金型ブロックやマニフォルドなどに埋め込まれた電熱線(図示省略)の熱で加熱され、またランナー内を流動する溶融樹脂自体の熱にて加熱され、そのためバックアッププレート40は図4bの矢印方向に熱膨張する。
その結果、バックアッププレート40に固定されたベイスリング81も熱膨張するバックアッププレート40と共に矢印方向へ移動しながら関節リング85に横方向(一例として図4bにおける矢印方向)に力を加えることとなる。この場合、関節リング85は上面のシート面86と下部支持面87で夫々ノズル30の関節部33とベイスリング81のベイス面83と球面接触しているため、上記ベイスリング81から伝達された横方向の力により、図4bにおける関節リング85の図示部分に示した矢印(回転方向矢印)方向(時計方向)にティルト回転しながらバックアッププレート40の熱膨張及びそれによるベイスリング81の移動を受け容れ補償することとなる。その結果、バックアッププレート40の熱膨張による横方向の力は、関節リング85のティルト回転によって吸収されるため、ノズル30はバックアッププレート40の熱膨張による横方向への力を受けず中心位置を熱膨張する前の整列状態に維持できるようになる。
それにより、ノズル30には、図4aに図示された初期組込み状態から中心軸が斜めになる状態へと変動するオフセット現象が発生しないため、マニフォルド50の底面とノズル30の上面間に、ランナー51の溶融樹脂を漏出させる隙間(G)(図2b)が発生することがない。
成形作業を中断する場合のように、熱膨張したバックアッププレート40が冷却され、それにより熱膨張状態が解除されて図4bの矢印の反対方向に収縮されると、バックアッププレート40に設けられたベイスリング81は矢印方向の反対方向に移動しながら関節リング85に膨張時と反対側の力を加えることとなり、それによって関節リング85は反時計方向にティルト回転し、図4aに示された熱膨張前の状態に復帰する。従って、関節運動部80はバックアッププレート40の横方向移動を受け容れてノズル30に影響を及ぼさないようにするため、マニフォルド50の底面とノズル30の上面間に隙間が発生しなくなり、この隙間を通じての溶融樹脂の漏れという問題は起こらなくなる。
図5a及び図5bには本発明の第2実施例による関節運動部80の構成及び作動関係が示されている。第2実施例による関節運動部80は図5a及び図5bに示されたごとく関節リング85とベイスリング81の半球面形状が第1実施例とは反対形状となっている。
つまり、第2実施例において関節運動部80は第1実施例と同様にベイスリング81及び関節リング85からなる。この第2実施例においては第1実施例とは反対に、ベイスリング81の上部ベイス面83は上方向に凸となる半球面形状に形成されており、また、関節リング85の底面の下部支持面87は、上方向に凹となる半球面形状に形成されており、対向するベイスリング81の上部ベイス面83と球面接触するように構成されている。
上記の第2実施例による関節運動部80は第1実施例とは接触球面の形状が反対に形成されているが、相互の作動関係は第1実施例と同様であるので、作用についての説明は省略する。
10:金型ブロック
11:キャビティ
20:キャビティプレート
23:ノズル設置穴
23a:ゲート
23b:ノズルチップ支持穴
30:ノズル
31:ノズルチップ
32:樹脂通路
33:関節部
35:ノズルピン
36:ノズルピンアクチュエータ
40:バックアッププレート
41:支持リング
42:位置決定ピン
PL:パーティングライン(PL)
50:マニフォルド
51:ランナー
53:ノズルピンガイドブロック
60:固定プレート
61:スプルブッシュ
80:関節運動部
81:ベイスリング
83:ベイス面
85:関節リング
86:シート面
87:下部支持面

Claims (5)

  1. キャビティを有した金型ブロックの上面にキャビティプレートとバックアッププレートを順次載置して設け、上記キャビティプレートとバックアッププレートには垂直のノズル設置穴を形成し、中心軸方向に樹脂通路が貫通するように形成されたノズルをノズル設置穴に挿入設置し、ノズルの上側にはノズルの樹脂通路と貫通するランナーを有するマニフォルドが設けられたホットランナー射出金型装置において、
    上記ホットランナー射出金型装置は、
    上記ノズルに設けられた関節部及び、
    上記ノズルの関節部を上記バックアッププレートに対して関節運動可能となるように上記バックアッププレートに支えられており、バックアッププレートが熱膨張するとノズルの関節部に対して関節運動しながらバックアッププレートの熱膨張による移動を補償する関節運動部からなるノズル中心整列機構を有することを特徴とするホットランナー射出金型装置。
  2. 上記関節部はノズルの上部に設けられ、下方向に凸となる半球面形状を有しており、
    上記関節運動部は、
    上記ノズル設置穴の上部に結合され、中心方向にてノズルが挿入設置される貫通穴を有し、上面に下方向に凹となる半球面形状又は上方向に凸となる半球面形状のベイス面を形成してなるベイスリング及び
    上記ノズルの関節部とベイスリングの間に配置されるようにノズルの外周に嵌合され、上面には対向するノズルの関節部と球面接触するように下方向に凹となる半球面形状のシート面を形成し、底面には対向するベイスリングのベイス面と球面接触するよう下方向に凸となる半球面形状又は上方向に凹となる半球面形状の下部支持面を形成してなる関節リングからなる請求項1に記載のホットランナー射出金型装置。
  3. 上記ノズル設置穴はキャビティプレートの下部にノズルチップの外周を嵌合して支持するノズルチップ支持穴を有しており、
    上記ノズルチップ支持穴はマニフォルドの底面に対して垂直に形成された内壁を有し、ノズルがノズル設置穴に組み込まれる際、ノズルチップがノズルチップ支持穴の内壁に支持され、
    上記ノズルの上面にはマニフォルドの底面が相接するようにマニフォルドを載置して設けてなる請求項1又は2に記載のホットランナー射出金型装置。
  4. 上記ノズルは樹脂通路に沿って昇降しながらゲートを開閉するノズルピンを有し、ノズルピンを上下昇降作動させるノズルピンアクチュエータが設けられている請求項1〜3のいずれかに記載のホットランナー射出金型装置。
  5. 上記ノズルは、樹脂通路の下部がゲートと連通されたオープンゲート形である請求項1〜3のいずれかに記載のホットランナー射出金型装置。
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