JP5264305B2 - 回路編集支援方法、そのプログラム、その記録媒体、および回路編集支援装置 - Google Patents

回路編集支援方法、そのプログラム、その記録媒体、および回路編集支援装置 Download PDF

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Description

本発明は、回路編集支援方法、そのプログラム、その記録媒体、および回路編集支援装置に関するものである。特に、回路図を編集するときに用いられて好適である。
従来から、計算機による回路設計支援システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された回路設計支援システムの回路図エディタは配置しようとするシンボルを配置済みシンボルのピンと接触させるようにして表示する。また、回路図エディタは2つのピンが接続関係を有することを示す配線を表示し、シンボル配置位置が確定されることで、自動結線を行う。このような回路図エディタによれば、回路設計者が回路設計の思考を妨げられずに設計作業を行うことができる。
一方、製品開発を行う現場では、回路設計完了後の工程において不具合を見つけ、その対策を回路図に反映させることがよく行われる。例えば、プリント板の開発を行うときに、回路設計の後工程である実装設計においてジャンパーピンやダンピング抵抗等の中継部品の追加を必要とする場合がある。このような場合、回路設計者は上述したような回路設計支援システム等を用いて、回路図を編集して中継部品の追加を行う。より具体的には、回路設計者は現状の回路図から、回路図に記載されているネットに中継部品のシンボルを配置し、結線するように編集する。
特開平6−60137号公報
しかしながら、上述したようなネットに中継部品のシンボルを配置する編集作業では、回路設計者は改めて、ネットと中継部品との接続関係を編集し直さなければならなかった。すなわち、ネットは端部で部品のピンやネットの分岐点等の接続点と結線されている。したがって、回路図を編集し直すとき、回路設計者は接続点の間を機能的に短絡しているネットを選んで削除する作業をしなければならない。また、回路設計者は配置する中継部品のシンボルが有するピンと接続点との間を結線する作業をしなければならない。このように、回路設計者は中継部品を追加することで、数多くの編集作業を行わなければならず、回路設計に手間がかかるという問題がある。
また、回路設計者は編集箇所毎に編集作業を繰り返して行わなければならない。例えばIC等の部品の配線では、回路設計者はICのピン数毎に編集作業を行わなければならないために、ICのピン数が多いほど、数多くの編集作業を行わなければならず、回路設計に手間がかかるという問題がある。近年では、回路の高集積化によって、ICのピン数が増加しているために、回路設計の手間が顕著に増加してしまう。
本発明は上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、回路設計の負担を低減させることを目的とする。
本発明は、回路図のネットに部品のシンボルを中継させるための回路編集支援装置が行う回路編集支援方法であって、前記回路編集支援装置のネット情報取得手段が、ユーザにより選択されたネットの、識別情報、座標情報、ネット本数を含むネット情報を取得するネット情報取得工程と、前記回路編集支援装置のシンボル情報取得手段が、前記選択されたネットを中継するためにユーザにより選択された部品のシンボルの、識別情報、ピン識別情報、ピン座標情報を含むシンボル情報を取得するシンボル情報取得工程と、前記回路編集支援装置のシンボル配置算出手段が、前記取得されたネット情報と前記シンボル情報とに基づいて、前記シンボルを配置する位置情報を算出するシンボル配置算出工程と、前記回路編集支援装置の分割ネット算出手段が、前記取得されたネット情報と前記算出されたシンボルの位置情報に基づいて、前記選択されたネットを分割したときのネットの分割ネット情報を算出する分割ネット算出工程と、前記回路編集支援装置のシンボル配置手段が、前記算出されたシンボルの位置情報に基づいて、前記シンボルを回路図に配置するシンボル配置工程と、前記回路編集支援装置の分割ネット配置手段が、前記選択されたネットに換えて、前記配置されたシンボルと結線する前記算出された分割ネット情報のネットを回路図に配置する分割ネット配置工程とを有することを特徴とする
本発明によれば、回路図のネットにシンボルを配置しようとするとき、編集作業にかかる工程を削減して、回路設計の負担を低減させることができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲において、適時、処理手順等の変更をすることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る回路図生成装置のハードウェア構成を示す図である。
回路図生成装置100はコンピュータであって、表示部101、入力部102、CPU103、メモリ104、画像処理部105、記憶装置106を含んで構成されている。回路図生成装置100の各構成要素はバス107により接続されている。
表示部101はディスプレイやプロジェクタ等であって、後述するダイアログや回路図等の画像データを表示する。
入力部102はキーボードやマウス等であって、回路設計者(以下、ユーザという)による回路図生成装置100に対する操作指示を受信する。入力部102は入力された操作情報をCPU103に送信する。
CPU103は記憶装置106に記憶されているプログラムを実行することで、算出処理を行ったり、回路図の編集を行ったり、画像データを表示したりする処理を行う。
メモリ104は例えばRAMであり、表示部101に表示する画像データや記憶装置106に格納されているプログラム等を一時的に記憶する。
画像処理部105はCPU103の指示により画像データを生成する。
記憶装置106は例えばハードディスクであって、CADプログラム、中継シンボル配置プログラム、回路図情報及び中継部品のシンボルを含むシンボルライブラリに関する情報等が記憶されている。
次に、上述した回路図生成装置100によって回路図のネットに中継部品のシンボルを配置する具体例について説明する。ここでは、図2に示す回路図を用いて説明する。図2は中継部品が配置される以前の回路図を示す図である。図2に示す回路図20は例えば、回路図生成装置100を用いて予めユーザが作成したものであり、記憶装置106等に回路図情報として記憶されている。CPU103は記憶装置106等に記憶されている回路図情報に基づいて、画像データを生成するように画像処理部105に対して指示し、生成された画像データを回路図20として表示部101に表示する。ここで回路図情報とは回路図を構成するネットやシンボルの名称、ID等の識別情報、ネット情報等を含むものである。ここで、ネットとは回路図において配線を示す線分である。また、シンボルとは回路に配置して機能を発揮させる、抵抗やジャンパーピン等の機能部品を示す図形である。
回路図20は、IC部品シンボル201と、ネット202、203と、端子部品シンボル204、205とを含んでいる。IC部品シンボル201はピン206、207を有している。また、端子部品シンボル204、205はそれぞれピン208、209を有している。ネット202はIC部品シンボル201のピン206と端子部品シンボル204のピン208とを結線している。また、ネット203はIC部品シンボル201のピン207と端子部品シンボル205のピン209とを結線している。
次に、ユーザが中継部品を配置させたいネットを選択する操作について図3を参照して説明する。ここでは、ユーザはネット202、203に中継部品を追加するものとして説明する。
図3はユーザによりネットを選択している回路図の一例を示す図である。ユーザは入力部102を操作して表示部101に表示されているポインタ301をドラッグさせて、ネット202、203を囲むような矩形領域(図3に示す鎖線)を作成する。
CPU103は入力部102からの操作情報に基づいて矩形領域を表示すると共に、矩形領域内に含まれるネット202、203を選択されたネットとして判断する。このとき、CPU103は選択されたネット202、203を、例えばハイライト色にする等、選択されたことが識別できるように表示する。なお、上述した選択操作に限られず、ユーザは表示されているネット自体をクリックすることでネットを選択してもよい。
次に、ユーザが配置したい中継部品のシンボルを選択する操作について図4を参照して説明する。ここでは、ユーザは選択したネット202、203それぞれに抵抗を配置するものとして説明する。
図4はユーザによりシンボルを選択するためのダイアログの一例を示す図である。CPU103はユーザにより入力部102からの操作情報に基づいてダイアログ401を表示する。図4に示すダイアログ401には、中継部品の名称をシンボルリスト402として表示するリスト欄と、中継部品のシンボル403を表示するシンボル表示欄とを含んでいる。また、ダイアログ401には、選択したシンボルを確定するOKボタン405と選択をキャンセルするCancelボタン406とを含んでいる。
ユーザは入力部102を操作してダイアログ401に表示されているシンボルリスト402から配置したい中継部品の名称を選択する。すなわち、ユーザは入力部102を操作して表示部101に表示されているポインタ301を移動させて抵抗を示す「Register」のうち「R2」を選択する。
CPU103は入力部102からの操作情報に基づいて、図4に示すように選択された「R2」に対し、反転表示404をすると共に、シンボル表示欄に選択された「R2」に対応するシンボル403を表示する。
ユーザは入力部102を操作してOKボタン405を選択することにより、CPU103は選択された中継部品の名称のシンボル403を配置したいシンボルとして確定する。
次に、回路図のネットに中継部品のシンボルを配置する処理について図5に示すフローチャートを参照して説明する。CPU103は上述した配置したいシンボルを確定することによりフローチャートの処理を開始する。なお、図5に示すフローチャートは、CPU103が記憶装置106に記憶された中継シンボル配置プログラムを起動することにより実行される。
まず、ステップS10では、CPU103は図3において選択されたネットのネット情報を取得する。この処理はネット情報取得手段の一例に対応する。また、CPU103は取得したネット情報をメモリ104に記憶する。
より具体的に説明すると、CPU103は図3において選択されたネットの識別情報、ネットの本数、ネットの描画で利用されている回路図上の座標情報等のネット情報を記憶装置106に記憶されている回路図情報から取得し、メモリ104に記憶する。
ここで、CPU103が取得するネット情報について図6を参照して説明する。図6は図2に示すネット202、203のネット情報について説明するための図である。まず、ネット情報のうちネットの識別情報とは、ネットの名称及びIDであり、CPU103はネットの名称及びIDを取得する。ここで、ネット202、203の名称はそれぞれ、NetA、NetBとして記憶されているものとする。
図6に示すように、水平方向をX軸601として鉛直方向をY軸602とする2次元の平面にネット202、203が配置されている。以下、XY座標データは原点(0,0)を基準として、座標(X,Y)と示す。ここで、ネット202は座標(10,20)とする端部604と座標(50,20)とする端部605とを結ぶ線分である。また、ネット203は座標(10,30)とする端部606と座標(50,30)とする端部607とを結ぶ線分である。
まず、ネット202の座標情報は、
NetA:(X,Y)=(10,20)、(50,20)となる。これは、名称をNetAとするネット202は、座標(10,20)から座標(50,20)までの線分で描画されていることを示す。
また、ネット203の座標情報は、
NetB:(X,Y)=(10,30)、(50,30)となる。これは、名称をNetBとするネット203は、座標(10,30)から座標(50,30)までの線分で描画されていることを示す。
CPU103はステップS10において、このような座標情報等を含むネット情報を取得する。
次に、ステップS20では、CPU103は選択されたネットの本数が1本以上あるか否かを判定する。1本以上ある場合、CPU103はステップS30に処理を進める。1本以上ない場合、CPU103は処理を終了する。
ステップS30では、CPU103は図4において選択された中継部品であるシンボルのシンボル情報を取得する。この処理はシンボル情報取得手段の一例に対応する。また、CPU103は取得したシンボル情報をメモリ104に記憶する。
より具体的に説明すると、CPU103は図4において選択されたシンボルの識別情報、シンボルが有するピンの識別情報、シンボルの中心座標からのピンの座標情報等のシンボル情報を記憶装置106のシンボルライブラリから取得し、メモリ104に記憶する。
ここで、CPU103が取得するシンボル情報について図7を参照して説明する。図7は図4に示す2つのピンを有する抵抗のシンボル情報について説明するための図である。まず、シンボル情報のうちシンボルの識別情報とは、シンボルを識別する名称であり、CPU103はシンボルの名称を取得する。ここで、シンボル403の名称はR2である。
図7に示すように、シンボルライブラリに記憶されているシンボル403は、水平方向をX軸601として鉛直方向をY軸602とする2次元の平面にシンボル403の中心701が原点(0,0)になるように配置されている。なお、シンボル403にはピンA702とピンB703との2つのピンを有し、識別情報としてそれぞれPinA、PinBが付されている。
ピンA702の座標情報はPinA:(X,Y)=(−5,0)である。
ピンB703の座標情報はPinB:(X,Y)=(5,0)である。
ここで、後述するようにシンボル403の中心701を座標(30,20)に配置すると想定する。この場合、ピンA702の座標情報はXとYとにそれぞれ(30、20)を加算することで、PinA:(X,Y)=(25,20)となり、ピンB703の座標情報はPinB:(X,Y)=(35,20)となる。このように、シンボルの中心座標を決定することで、CPU103はピンの座標情報を算出することができる。
なお、CPU103がネットとシンボルとを取得し、記憶する手順は順不同である。
図5のフローチャートに戻り、ステップS40において、CPU103は選択されたネットの本数分だけ以下のステップを繰り返す。
ステップS50では、CPU103は取得したネット情報に基づいて、追加するシンボルを配置する位置情報(座標情報)を算出する。ここでは、CPU103は選択されたネットに配置するシンボル毎に位置情報を算出する。この処理は位置算出手段の一例に対応する。
次に、ステップS50のシンボルの位置情報を算出する処理について図8のフローチャートを参照して詳細に説明する。
図8に示すフローチャートにおいてステップS51では、CPU103は配置するシンボルの中心座標として、選択されたネットの中点座標を算出する。ここで、ネットの中点座標を算出する方法について図9を参照して説明する。図9は選択されたネットの中座標を算出する方法について説明するための図である。ここでは、ネット202、203それぞれの中点座標901、902にシンボルの中心701をそれぞれ重ねる。
まず、CPU103はネット202の中点座標901を上述したネット情報のうち座標情報である、NetA:(X,Y)=(10,20)、(50,20)に基づいて算出する。すなわち、CPU103はネット202の端部604の座標(10,20)と端部605の座標(50,20)との中点座標901として座標(30,20)を算出する。
また、CPU103はネット203に対しても同様にして、中座標902として座標(30,30)を算出する。なお、ネット203の中座標は次のルーチンにおいて算出される。
図5のフローチャートに戻り、ステップS60では、CPU103は取得したネット情報の座標情報とシンボル情報とに基づいて、ネットにシンボルが配置されることにより分割されるネットのネット情報を算出する。この処理は分割算出手段の一例に対応する。
次に、ステップS60の分割されるネットのネット情報を算出する処理について図10のフローチャート及び図11(a)〜(c)を参照して詳細に説明する。
図11(a)〜(c)は水平方向をX軸601として鉛直方向をY軸602とする2次元の平面を階層的に配置している。
図11(a)はシンボルを配置する位置を示す図である。図11(a)には、シンボル1102、1101の中心がステップS50により算出されたネット202、203それぞれの中点座標に配置されている。
図11(b)はシンボルを配置するネットの位置を示す図である。
図11(c)は図10のフローチャートにより分割されたネットを示す図である。
ここでは、NetA:(X,Y)=(10,20)、(50,20)の座標情報を有するネット202に、ピン702a、703aとして座標情報PinA(25,20)、座標情報PinB(35,20)を有するシンボル1101を配置する。ここでは、CPU103はシンボル1101の中心がネットの中座標(30,20)になるように配置する。
図10に示すフローチャートにおいて、まずステップS61では、CPU103はシンボル1101のピン702a、703aからネット202までの最短距離を算出する。
次に、ステップS62では、CPU103はステップS61により算出した最短距離に該当するネット上の最短座標(図11(b)に示す座標点1103、1104)をピン702a、703aそれぞれにおいて算出する。この処理は座標算出手段の一例に対応する。
ここで、ピン702aに対するネット上の最短座標は座標(25,20)となり、ピン703aに対するネット上の最短座標は座標(35,20)となる。
次に、ステップS63では、CPU103はステップS62により算出した2つの最短座標が同一の座標であるか否かを判定する。同一の座標の場合、ステップS64に処理を進める。同一の座標でない場合、ステップS65に処理を進める。ここでは、図11(b)に示すように最短座標は座標点1103、1104であり、同一の座標ではないために、ステップS65に処理を進める。
ステップS64では、CPU103は算出した同一の座標を境界として1本のネットの線分を2つに分割する。CPU103は分割した2本のネットの座標情報等のネット情報をメモリ104に記憶する。
一方、ステップS65では、CPU103は算出した2つの最短座標の間を結ぶネットの線分(図11(b)に示す座標点1103と座標点1104とを結ぶ線分)を削除する。最短座標の間を結ぶネットの線分が削除されることにより、図11(c)に示すように、最短座標(座標点1103、1104)が各ネットの端部となるように、2つのネット1107、1108が生成される。CPU103は分割して生成した2本のネットの座標情報等のネット情報をメモリ104に記憶する。
すなわち、NetA:(X,Y)=(10,20)、(50,20)の座標情報を有するネット202から、(X,Y)=(10,20)、(25,20)という座標情報を有するネット1107に分割される。また、(X,Y)=(35,20)、(50,20)という座標情報を有するネット1108に分割される。
次に、ステップS66では、CPU103はシンボルのピンと最短座標との最短距離が0であるか否かを判定する。この処理は判定手段の一例に対応する。ここでは、CPU103はシンボルのピン702a、703aと最短座標1103、1104との最短距離が0であるか否かを判定する。最短距離が0でない場合、ステップS67に処理を進める。最短距離が0の場合、図5に示すフローチャートに戻る。ここでは、図11(a)(c)に示すようにシンボルのピン702aと最短座標1103との最短距離が0であり、シンボルのピン703aと最短座標1104との最短距離が0であるために、図5に示すフローチャートに戻る。
ステップS67では、CPU103はシンボルのピンと最短座標との間にネットをそれぞれ追加する。CPU103は追加したネットの座標情報等のネット情報をメモリ104に記憶する。
また、次のルーチンにおいて、CPU103はネット203についても、同様に図10に示すフローチャートの処理を行う。ここでは、NetB:(X,Y)=(10,30)、(50,30)の座標情報を有するネット203に、ピン702b、703bとして座標情報PinA(25,30)、座標情報PinB(35,30)を有するシンボル1102を配置する。ここでは、CPU103はシンボル1102の中心がネットの中座標(30,30)になるように配置する。
図10に示すフローチャートの処理の結果、
NetB:(X,Y)=(10,30)、(50,30)の座標情報を有するネット203から、(X,Y)=(10,30)、(25,30)という座標情報を有するネット1109に分割される。また、(X,Y)=(35,30)、(50,30)という座標情報を有するネット1110に分割される。
図5に示すフローチャートに戻り、ステップS70ではCPU103は上述した算出結果に基づいて、ネットに中継部品のシンボルを配置する。この処理はシンボル配置手段の一例に対応する。より具体的に説明すると、まず、CPU103はNetA:(X,Y)=(10,20)、(50,20)とする座標情報のネット202を削除する。次に、CPU103はピン702a、703aとして座標情報PinA(25,20)、座標情報PinB(35,20)を有するシンボル1101を回路図に配置する。
次に、ステップS80ではCPU103は選択されたネットをステップS60の処理によって算出されたネット情報に基づいて回路図に置換する。すなわち、CPU103は分割されて生成されたネットをネット情報に基づいて、回路図に配置する。この処理はネット配置手段の一例に対応する。より具体的に説明すると、CPU103は(X,Y)=(10,20)、(25,20)の座標情報を有するネット1107を配置する。また、CPU103は(X,Y)=(35,20)、(50,20)の座標情報を有するネット1108を配置する。
ステップS90では、CPU103は選択されたネットの全てについて上述した処理を行ったか否かを判定する。全てのネットについて処理が終了している場合、CPU103は処理を終了する。全てのネットについて処理が終了していない場合、CPU103はステップS40に処理を戻して、上述した処理を繰り返し行う。
例えば、CPU103はネット203についても、同様に図5に示すフローチャートのステップS70及びステップS80の処理を行う。
その結果、CPU103はNetB:(X,Y)=(10,30)、(50,30)とする座標情報のネット203を削除する。次に、CPU103はピン702b、703bとして座標情報PinA(25,30)、座標情報PinB(35,30)を有するシンボル1102を回路図に配置する。また、CPU103は(X,Y)=(10,30)、(25,30)の座標情報を有するネット1109を配置する。また、CPU103は(X,Y)=(35,30)、(50,30)の座標情報を有するネット1110を配置する。
ここで、中継部品が配置された後の回路図を図12に示す。図12に示すように回路図22では、編集前の1本のネット202、203から、ネット1107、1109及びネット1108、1110と、そのネット間を中継するシンボル1101、1102に置き換えられている。なお、ユーザによる入力部102からの操作情報に基づいて、CPU103はネットやシンボルを新たに配置した回路図の回路図情報を記憶装置106に記憶する。
このように、本実施形態によれば、回路図のネットにシンボルを追加する場合であっても、自動的にシンボルを追加しネットを結線するように処理を行う。したがって、ユーザはシンボルをどこに配置するか、ネットをどのように描画するか等を考慮して回路設計を行う必要がないため、編集作業で多くの作業に費やすことなく回路設計の負担を低減させることができる。
なお、上述した説明ではユーザによりシンボルを選択させるダイアログ401には、シンボルリストを表示するリスト欄と、中継部品のシンボル403を表示するシンボル表示欄とを表示する場合について説明した。しかし、この場合に限られず、ダイアログでは中継部品のシンボルだけを選択できるようにしてもよい。すなわち、例えばシンボルリスト内で、2ピンを有する部品のシンボルだけを表示したり、中継部品として識別している部品だけを表示したりしてもよい。
また、上述した説明ではCPU103はネットの中点座標と中継部品のシンボルの中心とが重なるように配置する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、回路図上にグリッドがある場合、CPU103はグリッドに合わせて中継部品を配置する位置を補正してもよい。すなわち、例えばグリッド間隔を2に設定された回路図であり、使用できる座標の下一桁が0、2、4、6、8の何れかであるとする。このとき、例えばシンボルの中心座標が(X,Y)=(5,0)だった場合、CPU103はシンボルのX方向の座標5の値を、グリッド間隔に近い4又は6に補正する。
また、上述した説明ではCPU103はシンボルのピンからネットまでの最短距離に該当するネット上の最短座標を算出する場合についてのみ説明したが、この場合に限られず、略最短座標に該当するネット上の略最短座標を算出してもよい。
なお、中継シンボル配置プログラムは、CADプログラムが有する機能を利用して、CPU103に実行させてもよい。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る回路図生成装置は第1の実施形態に係るハードウェア構成と同一であり、その説明は省略する。本実施形態ではシンボルを配置する作業を繰り返して行わなければならない図13に示すような回路図を例にして、シンボルを回路図に配置する処理を説明する。図13は中継部品が配置される以前の回路図を示す図である。図13に示す回路図30は例えば、回路図生成装置100を用いて予めユーザが作成したものであり、記憶装置106等に回路図情報として記憶されている。
回路図30は、IC部品シンボル1301と、ネット1302(1302a〜1302t)と、端子部品シンボル1305(1305a〜1305t)とを含んでいる。IC部品シンボル1301は20本のピン1303(1303a〜1303t)を有している。また、端子部品シンボル1305(1305a〜1305t)はそれぞれピン1304(1304a〜1304t)を有している。ネット1302(1302a〜1302t)はそれぞれ、IC部品シンボル1301のピン1303(1303a〜1303t)と端子部品シンボル1305(1305a〜1305t)のピン1304(1304a〜1304t)とを結線している。
次に、ユーザが中継部品を配置させたいネットを選択する操作について図14を参照して説明する。ここでは、ユーザはネット1302(1302a〜1302t)に中継部品を追加するものとして説明する。
図14はユーザによりネットを選択している回路図の一例を示す図である。ユーザは入力部102を操作して表示部101に表示されているポインタをドラッグさせて、ネット1302(1302a〜1302t)を囲むような矩形領域(図14に示す鎖線)を作成する。
CPU103は入力部102からの操作情報に基づいて矩形領域を表示すると共に、矩形領域内に含まれるネット1302(1302a〜1302t)を選択されたネットとして判断する。このとき、CPU103は選択されたネット1302(1302a〜1302t)を、例えばハイライト色にする等、選択されたことが識別できるように表示する。
次に、ユーザが配置したい中継部品のシンボルを選択する操作について図15を参照して説明する。ここでは、ユーザは選択したネット1302(1302a〜1302t)それぞれにジャンパーピンを配置するものとして説明する。
図15はユーザによりシンボルを選択するためのツールバーボタンの一例を示す図である。図15に示すツールバーボタン1501には、ジャンパーピンのシンボルが関連付けられている。ユーザは入力部102を操作してポインタ301を移動させて、ツールバーのうち配置したい中継部品のツールバーボタン1501を選択する。CPU103は選択されたツールバーボタン1501に関連付けられたジャンパーピンを配置したいシンボルとして確定する。
次に、回路図のネットに中継部品のシンボルを配置する処理について図5に示すフローチャートを参照して説明する。CPU103は上述した配置させたいシンボルを確定することによりフローチャートの処理を開始する。なお、第1の実施形態と同様の処理については、適宜省略して説明する。
まず、ステップS10では、CPU103は図14において選択されたネットのネット情報を取得する。また、CPU103は取得したネット情報をメモリ104に記憶する。ここでは、20本のネットが選択されているため、CPU103は20本のネット情報を取得し、メモリ104に記憶する。例えば、20本のネットのうちネット1302aについて説明する。ネット1302aは座標(40,210)の端部と、座標(90,210)の中間点と、座標(90,270)の端部と結ぶ線分であり、座標情報は、NetA:(X,Y)=(40,210)、(90,210)、(90,270)となる。ステップS10では、CPU103はこのような20本分の座標情報等を含むネット情報を取得する。
ステップS20では、CPU103は選択されたネットの本数が1本以上あるか否かを判定する。ここでは20本のネットが選択されているので、CPU103はステップS30に処理を進める。
ステップS30では、CPU103は図15において選択された中継部品であるシンボルのシンボル情報をシンボルライブラリから取得する。また、CPU103は取得したシンボル情報をメモリ104に記憶する。
ここで、CPU103が取得するシンボル情報について図16を参照して説明する。図16は2つのピンを有するジャンパーピンのシンボル情報について説明するための図である。
図16に示すように、シンボルライブラリに記憶されているシンボル2101は、水平方向をX軸601として鉛直方向をY軸602とする2次元の平面にシンボル2101の中心が原点(0,0)になるように配置されている。なお、シンボル2101にはピンA1602とピンB1603との2つのピンを有し、識別情報としてそれぞれPinA、PinBが付されている。
ピンA1602の座標情報は、PinA:(X,Y)=(−5,0)である。
ピンB1603の座標情報は、PinB:(X,Y)=(5,0)である。
図5のフローチャートに戻り、ステップS40において、CPU103は選択されたネットの本数分だけ以下のステップを繰り返す。
ステップS50では、CPU103は取得したネット情報に基づいて、追加するシンボルを配置する位置情報を(座標情報)を算出する。
本実施形態では、ネットの重心座標にシンボルの中心1601を重ねるようにシンボルを配置する。ここで、ネットの重心座標を算出する方法について図17を参照して説明するここでは、20本のうちネットのうち1本のネット1302aについて説明する。
まず、CPU103はネット1302aの重心座標1701を上述した座標情報のNetA:(X,Y)=(40,210)、(90,210)、(90,270)に基づいて算出する。まず、CPU103はネット1302aのX軸の重心を算出するためにX軸方向の最小座標と最大座標との平均値を算出する。ここで、図17に示すようにネット1302aのX軸の最小座標は40であり、X軸の最大座標は90であるから、(90+40)/2を演算して65を算出する。
次に、CPU103はネット1302aのY軸の重心を算出するためにY軸方向の最小座標と最大座標との平均値を算出する。ここで、図17に示すようにネット1302aのY軸の最小座標は210であり、Y軸の最大座標は270であるから、(210+270)/2を演算して240を算出する。
したがって、CPU103は重心座標1701として座標(X,Y)=(65,240)を算出する。CPU103は算出した重心座標1701をシンボルの中心座標とする。
なお、CPU103はネットの座標情報に基づいてシンボルの傾きを変更する場合について図18を参照して説明する。図18は選択されたシンボルを回転させたときのシンボルの状態を示す図である。例えば、CPU103はネットの描画に用いられる矩形領域のうちX方向とY方向とのうち長い辺がシンボルのピンとピンとを結ぶ線分に平行となるようにシンボルを回転する。
ここで、図17に示すネット1302aを参照して具体的に説明すると、CPU103は座標情報に基づいて、ネット1302aのX軸の最大座標の値90から最小座標の値40を減算して50を算出する。また、CPU103はネット1302aのY軸の最大座標の値270から最小座標の値210を減算して60を算出する。すなわち、CPU103はネット1302aのY方向が長い辺であると、判定する。したがって、CPU103は選択されたシンボル2101のピンとピンとを結ぶ線分が図16に示すようにX軸と平行である場合、シンボル2101を図18に示すようにY軸と平行になるように90°回転させる。
このとき、CPU103はシンボルの中心座標1601からのピンA1602の座標情報をPinA:(X,Y)=(−5,0)からPinA:(X,Y)=(0,−5)に変更する。また、CPU103はピンB1603の座標情報をPinB:(X,Y)=(5,0)からPinB:(X,Y)=(0,5)に変更する。
なお、シンボルの回転角度を変更する場合に限られず、選択されたシンボルと同じ機能を有する別の角度のシンボルに置き換えてもよい。すなわち、配置の回転角度が異なるシンボルを複数、シンボルライブラリに記憶させて、CPU103が選択できるようにする。
ここで、同じ機能で別の角度のシンボルに置き換える場合について図19を参照して説明する。図19は選択されているジャンパーピンが変更される状態を示す図である。図19に示すように、シンボルライブラリにはピンが左右方向に配置されるシンボルJh1902とピンが上下方向に配置されるシンボルJv1901とのジャンパーピンのシンボル情報が記憶されている。最初、図19(a)に示すように、ユーザはシンボルJh1902を選択したものとする。その後、CPU103はネット1302aの座標情報に基づいて、ネット1302aのY方向が長い辺であると判定すると、図19(b)に示すようにシンボルJv1901を選択するように変更する。このように、同じ機能で異なる角度のシンボルを記憶させておくことで、CPU103はシンボルを回転させる処理を省略することができる。
次に、ステップS60では、CPU103は取得したネット情報の座標情報とシンボル情報とに基づいて、ネットにシンボルが配置されることにより分割されるネットのネット情報を算出する。
ここで、ステップS60の分割されるネットのネット情報を算出する処理について図10のフローチャート及び図20(a)〜(e)を参照して詳細に説明する。
図20(a)〜(e)は水平方向をX軸601として鉛直方向をY軸602とする2次元の平面を階層的に配置している。
図20(a)はシンボルを配置するネット1302aの位置を示す図である。
図20(b)はシンボル2101を配置する位置を示す図である。
図20(c)はネットを分割するときに不要な部分を削除した図である。
図20(d)はネットを分割するときに必要な部分を追加した図である。
図20(e)はネットを分割して新たなネットを配置した状態の図である。
ここでは、NetA:(X,Y)=(40,210)、(90,210)、(90,270)の座標情報を有するネット1302aに、ジャンパーピンのシンボル2101を配置する。シンボル2101は、ピン1602、1603として座標情報PinA:(X,Y)=(65,235)、座標情報PinB:(X,Y)=(65,245)を有する。ここでは、CPUはシンボル2101の中心がネットの中心(重心)座標(65,240)になるように配置する(図20(b)参照)。
図10に示すフローチャートにおいて、まずステップS61では、CPU103はシンボル2101のピン1602、1603からネット1302aまでの最短距離を算出する。
次に、ステップS62では、CPU103はステップS61により算出した最短距離に該当するネット上の最短座標(図20(c)に示す座標点2001a、2002a)をピン1602、1603それぞれにおいて算出する。ここで、ピン1602に対するネット上の最短座標の座標点2001aは座標(65,210)となり、ピン1603に対するネット上の最短座標の座標点2002aは座標(90,245)となる。
次に、ステップS63では、上述した2つの最短座標は同一の座標ではないので、CPU103はステップS65に処理を進める。
次に、ステップS65では、CPU103は最短座標の座標点2001aと座標点2002aとの間のネットの線分を削除して、図11(c)に示すように2本のネットに分割する。CPU103は分割した2つのネットの座標情報を算出する。すなわち、分割されたネットのうち、1本目のネットの座標情報は、座標点1303aと座標点2001aとを結ぶ(X,Y)=(40,210)、(65,210)である。また、2本目のネットの座標情報は、座標点2002aと座標点1304aとを結ぶ(X,Y)=(90,245)、(90,270)である。
次に、ステップS66では、CPU103はシンボルのピン1602、1603と最短座標2001a、2002aとの最短距離が0であるか否かを判定する。ここでは図20(b)(c)に示すように0ではないので、CPU103はステップS67に処理を進める。
ステップS67では、CPU103はシンボルのピン1602、1603と最短座標の座標点2001a、2002aとの間にネットを追加する。ここでは、CPU103は図20(d)に示すように、ピン1602とネットの最短座標の座標点2001aとを結ぶ線分及びピン1603とネットの最短座標の座標点2002aとを結ぶ線分をそれぞれ追加する。
したがって、図20(e)に示すように、図20(a)に示すネット1302aはネット2005aとネット2006aとに分割される。ここで、ネット2005aの座標情報は(X,Y)=(40,210)、(65,210)、(65,235)となる。また、ネット2006aの座標情報は(X,Y)=(65,245)、(90,245)、(90,270)となる。CPU103は分割して生成した2本のネットの座標情報等のネット情報をメモリ104に記憶する。
図5に示すフローチャートに戻り、ステップS70ではCPU103は上述した算出結果に基づいて、ネットに中継部品のシンボルを配置する。
次に、ステップS80ではCPU103は選択されたネットをステップS60の処理によって算出されたネット情報に基づいて回路図に置換する。すなわち、CPU103は分割されて生成されたネットをネット情報に基づいて、回路図に配置する。
ステップS90では、CPU103は選択されたネットの全てについて上述した処理を行ったか否かを判定し、ネット1302aからネット1302tまで上述した処理を繰り返し行う。
ここで、中継部品が配置された後の回路図を図21に示す。図21に示すように回路図32では、それぞれ1本のネットから、ネット2005(2005a〜2005t)及び2006(2006a〜2006t)と、2本のネット間を中継するシンボル2101(2101a〜2101t)に置き換えられている。
このように、本実施形態によれば、回路図のネットに多数のシンボルを同じように配置する場合であっても、多数の編集箇所に対して一括して自動的にシンボルを追加しネットを結線する処理を行う。したがって、ユーザはシンボルをどこに配置するか、ネットをどのように描画するか等を考慮して回路設計を行う必要がないため、編集作業で多くの作業に費やすことなく回路設計の負担を低減させることができる。
上述した本発明の実施形態における回路図生成装置を構成する各手段、並びに回路図生成方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器からなるシステムに適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、上述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
回路図生成装置のハードウェア構成を示す図である。 中継部品が配置される以前の回路図を示す図である。 ユーザによりネットが選択されている回路図の一例を示す図である。 ユーザによりシンボルを選択するためのダイアログの一例を示す図である。 回路図のネットに中継部品のシンボルを配置する処理を示すフローチャートである。 ネット情報について説明するための図である。 抵抗のシンボル情報について説明するための図である。 シンボルの配置座標を算出する処理を示すフローチャートである。 選択されたネットの中座標を算出する方法について説明するための図である。 分割されるネットのネット情報を算出する処理を示すフローチャートである。 ネットの座標情報を算出する処理を説明するための図である。 中継部品が配置された後の回路図を示す図である。 中継部品が配置される以前の回路図を示す図である。 ユーザによりネットが選択されている回路図の一例を示す図である。 ユーザによりシンボルを選択するためのツールバーボタンの一例を示す図である。 2つのピンを有するジャンパーピンのシンボル情報について説明するための図である。 ネットの重心座標を算出する方法について説明するための図である。 選択されたシンボルを回転させたときのシンボルを示す図である。 選択されているジャンパーピンが変更される状態を示す図である。 ネットの座標情報を算出する処理を説明するための図である。 中継部品が配置された後の回路図を示す図である。
符号の説明
101 表示部
102 入力部
103 CPU
104 メモリ
105 画像処理部
106 記憶媒体
107 バス

Claims (21)

  1. 回路図のネットに部品のシンボルを中継させるための回路編集支援装置が行う回路編集支援方法であって、
    前記回路編集支援装置のネット情報取得手段が、ユーザにより選択されたネットの、識別情報、座標情報、ネット本数を含むネット情報を取得するネット情報取得工程と、
    前記回路編集支援装置のシンボル情報取得手段が、前記選択されたネットを中継するためにユーザにより選択された部品のシンボルの、識別情報、ピン識別情報、ピン座標情報を含むシンボル情報を取得するシンボル情報取得工程と、
    前記回路編集支援装置のシンボル配置算出手段が、前記取得されたネット情報と前記シンボル情報とに基づいて、前記シンボルを配置する位置情報を算出するシンボル配置算出工程と、
    前記回路編集支援装置の分割ネット算出手段が、前記取得されたネット情報と前記算出されたシンボルの位置情報に基づいて、前記選択されたネットを分割したときのネットの分割ネット情報を算出する分割ネット算出工程と、
    前記回路編集支援装置のシンボル配置手段が、前記算出されたシンボルの位置情報に基づいて、前記シンボルを回路図に配置するシンボル配置工程と、
    前記回路編集支援装置の分割ネット配置手段が、前記選択されたネットに換えて、前記配置されたシンボルと結線する前記算出された分割ネット情報のネットを回路図に配置する分割ネット配置工程と
    を有することを特徴とする回路編集支援方法。
  2. 前記ネット情報取得工程では、数の前記ネットのネット情報を取得し、
    前記シンボル情報取得工程では、前記選択された複数のネットの各々を中継する共通の部品のシンボルのシンボル情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の回路編集支援方法。
  3. 前記シンボル情報取得工程では、前記選択されたネットを中継するための、ピンが2つの部品のシンボルのシンボル情報を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の回路編集支援方法。
  4. 前記シンボル配置算出工程では、前記選択されたネットに沿って当該ネットの端と他方の端との中間にある中点座標の点を、前記シンボルを配置する位置として算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の回路編集支援方法。
  5. 前記シンボル配置算出工程では、前記選択されたネットに沿って当該ネットの端と他方の端との中間にある中点座標の点に隣接する前記回路図のグリッド上の点を、前記シンボルを配置する位置として算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の回路編集支援方法。
  6. 前記シンボル配置算出工程では、前記選択されたネットのネット情報から得られる複数の座標位置の重心座標の点を、前記シンボルを配置する位置として算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の回路編集支援方法。
  7. 前記シンボル配置算出工程では、前記選択されたネットのネット情報から得られる複数の座標位置の重心座標の点に隣接する前記回路図のグリッド上の点を、前記シンボルを配置する位置として算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の回路編集支援方法。
  8. 前記シンボル配置工程では、前記シンボルを配置する位置として算出された点と、前記シンボルの中心の点とを一致させて配置することを特徴とする請求項4乃至7の何れか1項に記載の回路編集支援方法。
  9. 前記分割ネット算出工程は、
    前記ユーザにより選択されたネット上において、前記シンボルが有する2つのピンそれぞれに対して当該ピンから前記ネットまでの距離が最短となる、ネット上の最短座標を算出する最短座標算出工程と、
    前記2つのピンのそれぞれに対して算出された2つの最短座標の間のネットを前記選択されたネットから削除した場合のネットのネット情報を算出するピン間ネット削除工程とを有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の回路編集支援方法。
  10. 前記分割ネット算出工程は、
    前記2つのピンのそれぞれと当該ピンに対して算出された最短座標との間の距離が0であるか否かを判定する距離判定工程と、
    前記距離判定工程により0でないと判定された場合、前記ピンと当該ピンに対して算出された最短座標との間にネットを追加したときのネット情報を算出するネット追加工程とを更に有することを特徴とする請求項9に記載の回路編集支援方法。
  11. 前記シンボル配置算出工程では、前記取得されたネット情報に基づいて、前記シンボルを配置する位置と当該シンボルを配置する回転方向とを算出することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の回路編集支援方法。
  12. 前記シンボル配置算出工程では、前記選択されたネットを包含する矩形領域の辺のうち長い辺の線分と、前記シンボルが有するピンとピンとを結ぶ線分とが平行となるシンボルの回転方向を算出することを特徴とする請求項11に記載の回路編集支援方法。
  13. 前記シンボル配置工程では、前記算出された回転方向に基づいて、前記選択させたシンボルの角度を変更し、当該シンボルを配置することを特徴とする請求項11又は12に記載の回路編集支援方法。
  14. 前記シンボル配置工程では、前記算出された回転方向に基づいて、前記選択させたシンボルと同じ種類の部品の回路図において配置される角度が異なるシンボルに置換して、当該置換されたシンボルを配置することを特徴とする請求項11又は12に記載の回路編集支援方法。
  15. 前記部品は、プリント板設計において配線経路を変更させるための部品であることを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の回路編集支援方法。
  16. 前記部品は、ジャンパーピンであることを特徴とする請求項15に記載の回路編集支援方法。
  17. 前記部品は、プリント板設計における配線若しくは実装する部品の特性値を調整する部品であることを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の回路編集支援方法。
  18. 前記部品は、ダンピング抵抗であることを特徴とする請求項17に記載の回路編集支援方法。
  19. 請求項1乃至18の何れか1項に記載の回路編集支援方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 回路図のネットに部品のシンボルを中継させるための回路編集支援装置であって、
    ユーザにより選択されたネットの、識別情報、座標情報、ネット本数を含むネット情報を取得するネット情報取得手段と、
    前記選択されたネットを中継するためにユーザにより選択された部品のシンボルの、識別情報、ピン識別情報、ピン座標情報を含むシンボル情報を取得するシンボル情報取得手段と、
    前記取得されたネット情報と前記シンボル情報とに基づいて、前記シンボルを配置する位置情報を算出するシンボル配置算出手段と、
    前記取得されたネット情報と前記算出されたシンボルの位置情報に基づいて、前記選択されたネットを分割したときのネットの分割ネット情報を算出する分割ネット算出手段と、
    前記算出されたシンボルの位置情報に基づいて、前記シンボルを回路図に配置するシンボル配置手段と、
    前記選択されたネットに換えて、前記配置されたシンボルと結線する前記算出された分割ネット情報のネットを回路図に配置する分割ネット配置手段と
    を有することを特徴とする回路編集支援装置。
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