JP6324132B2 - 回路図変更装置、方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

回路図変更装置、方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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本発明は、既存の回路図中の回路素子(例えばMOSトランジスタ(電界効果型トランジスタ)、抵抗、キャパシタ)のシンボルを新たな回路素子のシンボルに変更して新たな回路図を生成する回路図変更装置、回路図変更方法、回路図変更用プログラムおよび回路図変更用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来から、半導体集積回路等の電子回路において、既存の回路図(ネットリスト(回路素子の論理的接続関係を表す情報)、回路素子の形態(形状や端子位置)および配線長を含む情報)中の回路素子(旧回路素子)を新しい回路素子(新回路素子)に変更し、新しい回路図(新回路図)を生成する場合、前記既存の回路図(旧回路図)中の旧回路素子のシンボル(旧シンボル)を新回路素子のシンボル(新シンボル)に変更することが行われている。
旧シンボルを新シンボルに置き換えたとき、新回路素子の端子位置が旧回路素子の端子位置とは異なる場合、新回路素子と回路図中の他の回路素子との間が適正に接続されなくなる(例えば、配線が切断されたり冗長になる。)ため、回路素子同士が適正に接続されるように配線をやり直す必要が生じる。
従来、回路図中の旧シンボルを新シンボルに変更する場合、第1の方法として、旧回路図中の旧シンボルを新シンボルに手作業で入れ替えることによって新回路図を得る方法がある。この方法では、シンボルが表す端子位置が変わった場合、手作業で配線を手直しする必要があるため、回路図の変更作業が極めて煩雑になるという問題がある。
また、第2の方法として、旧回路図からネットリスト(旧ネットリスト)を生成し、旧ネットリスト中の旧回路素子を新回路素子に入れ替えることによって新しいネットリスト(新ネットリスト)を生成し、この新ネットリストから新回路図を生成する方法がある。この方法では、論理的な回路構成としては適正な新しい回路が得られるが、旧回路図の回路素子の配置が新回路図には全く反映されないため、新回路図における回路素子の配置が旧回路図における回路素子の配置と大幅に変わってしまい、新回路図が使い難いという問題がある。
尚、特許文献1に記載された発明は、半導体集積回路のレイアウト変更に関する発明であり、回路図における回路素子を変更する発明ではない。
特開2005−129869号公報
本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、旧回路図中の旧シンボルを新シンボルに変更して新回路図を生成するとき、配線処理を自動化すると共に旧回路図に加える変更を少なくすることを課題としている。
本発明の第1の視点によれば、旧回路図中の旧回路素子の旧シンボルを新回路素子の新シンボルに変更して新回路図を生成する回路図変更装置において、前記旧シンボルと前記新シンボルとを対応付けたシンボル対応付け情報を記憶する記憶手段と、前記旧回路図から配線長に関する制約情報を生成する配線制約生成手段と、前記シンボル対応付け情報に基づいて、前記旧回路図の配線長に関する制約情報において前記旧シンボルを対応する前記新シンボルに変更した場合の新たな配線長に関する制約情報を生成する配線制約変更手段と、前記旧回路図において前記旧シンボルを前記新シンボルに置き換えると共に、前記新たな配線長に関する制約情報に基づいて配線長に過不足が生じないように配線長を調整することによって前記新回路図を生成する配線処理手段とを備えて成ることを特徴とする回路図変更装置が提供される。
また、本発明の第2の視点によれば、旧回路図中の旧回路素子の旧シンボルを新回路素子の新シンボルに変更して新回路図を生成する回路図変更方法において、前記旧回路図から配線長に関する制約情報を生成する配線制約生成工程と、前記旧シンボルと前記新シンボルとを対応付けたシンボル対応付け情報に基づいて、前記旧回路図の配線長に関する制約情報において前記旧シンボルを対応する前記新シンボルに変更した場合の新たな配線長に関する制約情報を生成する配線制約変更工程と、前記旧回路図において前記旧シンボルを前記新シンボルに置き換えると共に、前記新たな配線長に関する制約情報に基づいて配線長に過不足が生じないように配線長を調整することによって前記新回路図を生成する配線処理工程とを備えて成ることを特徴とする回路図変更方法が提供される。
また、本発明の第3の視点によれば、コンピュータに前記回路図変更方法を実行させることを特徴とする回路図変更用プログラムが提供される。
また、本発明の第4の視点によれば、前記回路図変更用プログラムを記録して成ることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
本発明の回路図変更装置によれば、旧回路図中の旧シンボルを新シンボルに変更して新回路図を生成するとき、配線処理を自動化すると共に、旧回路図に加える変更を少なくすることが可能になる。
また、本発明の回路図変更方法によれば、旧回路図中の旧シンボルを新シンボルに変更して新回路図を生成するとき、配線処理を自動化すると共に、旧回路図に加える変更を少なくすることが可能になる。
また、コンピュータが本発明の回路図変更用プログラムを実行することにより、旧回路図中の旧シンボルを新シンボルに変更して新回路図を生成するとき、配線処理を自動化すると共に、旧回路図に加える変更を少なくすることが可能になる。
また、本発明の記録媒体に記録した回路図変更用プログラムをコンピュータに実行させることにより、旧回路図中の旧シンボルを新シンボルに変更して新回路図を生成するとき、配線処理を自動化すると共に、旧回路図に加える変更を少なくすることが可能になる。
本発明の実施の形態に係る回路図変更装置のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る回路図変更装置のフローチャートである。 本発明の実施の形態の動作を説明するための回路図である。 本発明の実施の形態の動作を説明するためのグラフ構成図である。 本発明の実施の形態の動作を説明するためのグラフ構成図である。 本発明の実施の形態の動作を説明するための回路図である。
以下、本発明の実施の形態に係る回路図変更装置、回路図変更方法、回路図変更方法をコンピュータに実行させるための回路図変更用プログラム及び回路図変更用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体について、図面を用いて説明する。尚、各図において同一部分には同一符号を付している。
図1は、本発明の実施の形態に係る回路図変更装置のブロック図である。
図1において、本発明の実施の形態に係る回路図変更装置100は、既存の回路図(旧回路図)中の回路素子(旧回路素子)のシンボル(旧シンボル)を新しい回路素子(新回路素子)のシンボル(新シンボル)に変更して新しい回路図(新回路図)を生成するものである。
回路図変更装置100は、入力部101、回路図変更処理部102、表示部103、記憶部104を備えている。回路図変更装置100は、キーボードやマウスなどの入力部、表示部、中央処理装置(CPU)及び記憶部を備えたコンピュータによって構成することができる。前記コンピュータに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、記憶部104、あるいは図示しない半導体メモリやCD−ROM等)に記録された回路図変更用プログラムをインストールして実行させることにより、回路図変更装置100として機能させることができる。
入力部101は、データや命令を入力するためのもので、マウス、キーボードあるいは、USB(Universal Serial Bus)端子等の入力インタフェースによって構成される。
回路図変更処理部102は、旧回路図中の旧回路素子を新回路素子に変更した場合、旧回路素子の旧シンボルを新回路素子の新シンボルに変更して新回路図を生成する機能を有している。
回路図は、回路要素の論理的な接続関係を表す情報(ネットリスト)及び回路要素の相対的位置関係を表す情報を含む情報である。回路要素としては、MOSトランジスタ、抵抗、キャパシタ等の回路素子や配線がある。回路要素の相対的な位置関係としては、MOSトランジスタ等の回路素子の端子(端点とも称す。)や配線の交点あるいは配線の端点の間の距離等の位置関係がある。
記憶部104は、旧回路図と新回路図を含む回路図情報112と、旧シンボルと当該旧シンボルを置き換える新シンボルとを対応付けた情報であるシンボル対応付け情報113を記憶する。回路素子のシンボルは、回路素子の形状や端子位置を図形で表す情報であり、回路素子の形状や端子位置の情報を含んでいる。
シンボル対応付け情報113は新旧回路素子の名称を対応付けることによって、図形として表される回路素子の形状や端子位置の情報も含めて、新旧シンボルを対応付けた情報である。使用者が旧回路素子名とこれを置き換える新回路素子名とを対応付けたデータを入力部101から入力することにより、保存処理部111が前記新旧回路素子の新旧シンボルを対応付けたシンボル対応付け情報113として記憶部104に記憶する。
回路図情報112に含まれるデータとして、変更対象の旧回路図データが予め記憶される。入力部101から旧回路図データを入力すると、保存処理部111が前記旧回路図データを回路図情報112の一部として記憶する。
記憶部104には、回路図変更処理に必要なその他のデータやプログラムも記憶される。
表示部103は、回路図変更処理部102の回路図変更処理途中で得られる情報や回路図変更処理の結果を表示する。
回路図変更処理部102は、回路図から配線長に関する制約情報を生成する横方向配線制約生成部105及び縦方向配線制約生成部108を備えている。また、回路図変更処理部102は、シンボル対応付け情報113に基づいて、旧回路図の配線長に関する制約情報において旧シンボルを対応する新シンボルに変更した場合の新たな配線長に関する制約情報を生成する横方向配線制約変更部106及び縦方向配線制約変更部109を備えている。
また、回路図変更処理部102は、旧回路図において旧シンボルを新シンボルに置き換えると共に、新たな配線長に関する制約情報に基づいて配線長に過不足が生じないように配線長を調整することによって、即ち、新たな配線長に関する制約情報に基づいて断線や冗長な配線が生じないように配線長を調整することによって新回路図を生成する配線処理手段(横方向配線処理部107及び縦方向配線処理部110)を備えている。
ここで、横方向配線制約生成部105は旧回路図から、第1方向(本実施の形態では横方向)についての配線長に関する第1制約情報を生成するように構成し、縦方向配線制約生成部108は旧回路図から、第1方向と直行する第2方向(本実施の形態では縦方向)についての配線長に関する第2制約情報を生成するように構成することができる。縦方向を第1方向、横方向を第2方向としてもよい。
また、横方向配線制約変更部106は、シンボル対応付け情報113に基づいて、第1制約情報に関して、第1方向について旧シンボルを対応する新シンボルに変更した場合の新たな配線長に関する制約情報を生成するように構成することができる。また、縦方向配線制約変更部109は、シンボル対応付け情報に基づいて、第2制約情報に関して、第2方向について旧シンボルを対応する新シンボルに変更した場合の新たな配線長に関する制約情報を生成するように構成することができる。
また、横方向配線制約変更部106は、シンボル対応付け情報に基づいて、第1方向について新シンボルに変更した部分に関してのみ第1制約情報を変更することによって新たな配線長に関する制約情報を生成するように構成することができる。また、縦方向配線制約変更部109は、シンボル対応付け情報に基づいて、第2方向について新シンボルに変更した部分に関してのみ第2制約情報を変更することによって新たな配線長に関する制約情報を生成するように構成することができる。
また、配線処理手段は、旧回路図において旧シンボルを新シンボルに置き換えると共に、第1方向及び第2方向についての新たな配線長に関する制約情報に基づいて配線長に過不足が生じないように配線長を調整することによって新回路図を生成するように構成することができる。
尚、入力部101は入力手段を構成し、回路図変更処理部102は回路図変更手段を構成し、表示部103は表示手段を構成し、記憶部104は記憶手段を構成している。また、横方向配線制約生成部105及び縦方向配線制約生成部108は配線制約生成手段を構成している。また、横方向配線制約変更部106及び縦方向配線制約変更部109は配線制約変更手段を構成している。横方向配線処理部107及び縦方向配線処理部110は配線処理手段を構成している。
図2は、本発明の実施の形態に係る回路図変更装置100のフローチャートであり、回路図変更処理部102が行う処理を示している。
図3は、本発明の実施の形態の動作を説明するための回路図であり、変更前の回路図(旧回路図)の一例を示している。図3において、301は入力端子、304は出力端子、302、303はMOSトランジスタである。また、P1、P5〜P9、P11〜P14は端点、P2〜P4、P10は交点である。
端点や交点の記号Pn(番号nは正の整数)は、所定方向に行くに従って番号nが大きくなるように設定されており、本実施の形態では、右方向(X座標が大きくなる方向)にいくに従って大きくなると共に下方向(Y座標が大きくなる方向)にいくに従って大きくなるように設定されている。尚、記号Pの番号が大きくなる方向は便宜的に設定できるものであるため、番号が大きくなる方として、X座標とY座標の少なくとも一方が前記とは逆になるように設定してもよい。
図4は、本発明の実施の形態の動作を説明するためのグラフ構成図であり、図3の回路図に対応する配線制約のグラフ構成を示す図である。
図4において、グラフ構造はノード(端点や交点)とエッジ(制約)によって構成されている。制約は配線長を規定しており、図4において数値は、所定長を「1」とした場合の配線長を表している。
横方向(図3のX方向)の位置(X座標)が同じで互に直結されているノードは一つの島(電位島;図4の丸角四角形)を形成するように定義している。
例えば、交点P2、P3、P4は一つの島を形成し、端点P7、P8は一つの島を形成している。端点P9、P11、交点P10は一つの島を形成している。端点P12、P13は一つの島を形成している。端点P1、P14は各々、単独で一つの島を形成している。
また、図4において、所定長を「1」として、端子P1と交点P3間の横方向の配線長は「5」である。交点P2、P4と端子P5、P6間の横方向の配線長は各々「5」である。MOSトランジスタ302において、端子P5と端子P8、P9間の横方向の配線長は各々「7」である。MOSトランジスタ303において、端子P6と端子P11、P12間の横方向の配線長は各々「7」である。また、交点P10と端子P14間の横方向の配線長は「5」である。
図5は、本発明の実施の形態の動作を説明するためのグラフ構成図であり、図4のグラフ構成図において旧回路素子を新回路素子に変更した場合のグラフ構成図である。本実施の形態では、MOSトランジスタ303を、形状や端子位置が異なるMOSトランジスタ601に変更する例を示している。MOSトランジスタ303の端子P6と端子P11、P12との間の横方向の配線長は「7」であるが、MOSトランジスタ601のそれは「8」になっている。
横方向配線制約変更部106は、シンボル対応付け情報113に基づいて、横方向について新シンボルに変更した部分に関してのみ旧回路図における制約情報(図4参照)を変更することによって、新たな配線長に関する制約情報を生成する。また、縦方向配線制約変更部109は、シンボル対応付け情報113に基づいて、縦方向について新シンボルに変更した部分に関してのみ旧回路図における制約情報を変更することによって、新たな配線長に関する制約情報を生成する。このように、変更した部分についてのみ制約情報を変更することにより、シンボルを変更した箇所以外の部分では、当該変更した箇所以外の部分に含まれる回路要素間の相対的な位置関係は変化しないため、外観上の変更内容を少なくすることができ、新回路図が見やすくなる。
図6は、本発明の実施の形態の動作を説明するための回路図であり、図3の旧回路図におけるMOSトランジスタ303(旧回路素子)を、MOSトランジスタ601(新回路素子)に置き換えると共に、断線や冗長な配線が生じないように配線長を調整した、即ち、配線長に過不足が生じないように配線長を調整した新回路図を示している。
以下、図1〜図6を用いて、図3に示す旧回路図中のMOSトランジスタ303をMOSトランジスタ601に変更する場合の動作を説明する。
横方向配線配線制約生成部105は、記憶部104の回路図情報112に含まれる図3の回路図を読み出して、図4に示すような横方向の配線長に関する制約を表す配線制約グラフ構造を生成する(図2の処理ステップS201)。
次に、横方向配線制約変更部106は、シンボル対応付け情報113を参照して、MOSトランジスタ303の端子P6、P11、P12とMOSトランジスタ601の端子P6、P11、P12の横方向位置の相違点を識別する。本例では、MOSトランジスタ303において端子P6とP11、P12間の横方向の長さが各々「7」であるのに対して、MOSトランジスタ601においては端子P6とP11、P12間の横方向の長さが各々「8」と長くなっている。
横方向配線制約変更部106は、図4の配線制約グラフ構造において、端子P6と端子P11、P12間の横方向長さ「7」を、MOSトランジスタ601における端子P6と端子P11、P12間の横方向長さ「8」に変更して、図5の配線制約グラフ構造に変更する(ステップS202)。
これは、回路図において、端子P11、P12が図3の場合よりも右方向(X座標が増加する方向)に「1」だけ移動することを意味する。本実施の形態では、島の横方向座標は、より大きな横方向座標(即ち、より大きな横方向の番号Pn)を採用するという制約を守るように設定されている。前記島内では端子P11が最も大きいため、端子P11が右方向に「1」移動するにともなって、端子11を含む島も右方向に「1」移動する。そのため、当該島を形成する端子P9、P10のみならず端子P9、端子10、端子P11を接続する配線も、当該島とともに右方向に「1」移動することになる。
横方向配線制約変更部106は、シンボル対応付け情報113に基づいて、横方向について新シンボルに変更した部分に関してのみ旧回路図における制約情報を変更するため、MOSトランジスタ601よりも右側(移動する側)に複数の回路要素が繋がっている場合、前記複数の回路要素はひとまとまりとなって移動することになるが、前記複数の回路要素相互間の位置関係は変化しない。したがって、回路図の変更を少なくすることができ又、新回路図が使いやすくなる。
尚、本実施の形態では、縦方向についても、島の縦方向(Y方向)座標は、より大きな縦方向座標を採用するという制約を守るように設定されているため、後述する縦方向の処理についても横方向と同様の処理が行われる。
横方向配線処理部107は、図3においてMOSトランジスタ302の端子P9位置にあった配線の端が、図6に示すようにMOSトランジスタ302の端子P9に再び接続されるように長さ「1」の配線602を左方向(X座標が減少する方向)に追加して配線長を延長することにより、MOSトランジスタ302の端子P9、交点P10、端子P11間の配線長の調整処理を行う(ステップS203)。図6では、配線602が明確になるように他の配線よりも太い配線で示しているが、他の配線と同じ太さの配線で表示するようにすることができる。
上記処理ステップS201〜S203により、横方向に関して、MOSトランジスタ303をMOSトランジスタ601に置き換えた場合に、配線長に過不足が生じないように配線長の調整が行われる。
横方向の配線長の調整処理に続けて、縦方向(Y方向)の配線長の調整処理が行われる。
即ち、縦方向配線制約生成部108は、横方向配線処理部107が生成した図6の回路図を用いて、図4と同様な縦方向の配線長に関する制約を表す配線制約グラフ構造を生成する(図2の処理ステップS204)。
次に、縦方向配線制約変更部109は、シンボル対応付け情報113を参照して、MOSトランジスタ303の端子P6、P11、P12とMOSトランジスタ601の端子P6、P11、P12の縦方向位置の相違点を識別する。
縦方向配線制約変更部109は、MOSトランジスタ303とMOSトランジスタ601の端子位置が相違する場合、相違する端子に関して、縦方向配線配線制約生成部108が生成した配線制約グラフ構造において、MOSトランジスタ303における縦方向長さを、MOSトランジスタ601における縦方向の長さに変更して、新たな縦方向の配線制約グラフ構造に変更する(ステップS205)。
縦方向配線制約変更部109は、横方向配線制約変更部6と同様に、縦方向について新シンボルに変更した部分に関してのみ旧回路図における制約情報を変更するため、MOSトランジスタ601よりも下側に複数の回路要素が繋がっている場合でも、前記複数の回路要素はひとまとまりとなって移動することになり、前記複数の回路要素相互間の位置関係は変化しない。したがって、回路図の変更を少なくすることができる。
縦方向配線処理部110は、前記新たな縦方向の配線制約グラフ構造に基づいて、縦方向に関して、MOSトランジスタ303をMOSトランジスタ601に置き換えた場合に、配線長に過不足が生じないように配線長の調整処理を行って、新回路図データとして出力する(ステップS206)。
前記新回路図データとして、MOSトランジスタ303をMOSトランジスタ601に置き換えると共に、配線長に過不足が生じないように配線調整した回路図が得られる。
前記新回路図データは、表示部103によって表示されたり、記憶部104内の回路図情報112の一つとして記憶される。
ここで、処理ステップS201、S204は、旧回路図中の旧回路素子の旧シンボルを新回路素子の新シンボルに変更して新回路図を生成する回路図変更方法において、旧回路図から配線長に関する制約情報を生成する配線制約生成工程を構成する。処理ステップS202、S205は、旧シンボルと新シンボルとを対応付けたシンボル対応付け情報に基づいて、旧回路図の配線長に関する制約情報において旧シンボルを対応する新シンボルに変更した場合の新たな配線長に関する制約情報を生成する配線制約変更工程を構成する。処理ステップS203、S206は、旧回路図において旧シンボルを新シンボルに置き換えると共に、新たな配線長に関する制約情報に基づいて配線長に過不足が生じないように配線長を調整することによって新回路図を生成する配線処理工程を構成する。
尚、図3及び図6に示した例では、MOSトランジスタ303とMOSトランジスタ601の相違点は、端子P6、P11、P12の横方向の相違のみであり、縦方向の相違はないため、処理ステップS204〜S206は不要である。この場合、横方向配線処理部107から新回路図データが出力されることになる。
以上述べたように本発明の実施の形態に係る回路図変更装置100によれば、旧回路図中の旧シンボルを新シンボルに変更して新回路図を生成するときに、配線処理を自動化すると共に、旧回路図に極力変更を加えないようにすることが可能になる。
また、本発明の実施の形態に係る回路図変更方法によれば、旧回路図中の旧シンボルを新シンボルに変更して新回路図を生成するときに、配線処理を自動化すると共に、旧回路図に極力変更を加えないようにすることが可能になる。
また、コンピュータが本発明の実施の形態に係る回路図変更用プログラムを実行することにより、旧回路図中の旧シンボルを新シンボルに変更して新回路図を生成するときに、配線処理を自動化すると共に、旧回路図に極力変更を加えないようにすることが可能になる。
また、本発明の実施の形態に係る記録媒体に記録した回路図変更用プログラムをコンピュータに実行させることにより、旧回路図中の旧シンボルを新シンボルに変更して新回路図を生成するときに、配線処理を自動化すると共に、旧回路図に極力変更を加えないようにさせることが可能になる。
尚、本実施の形態では、シンボルの変更にともない端点間の配線を過不足がないようにするために配線を追加するようにしたが、シンボルの種類によっては配線を短くあるいは長くして過不足のない配線長となるように配線変更処理が行なわれる。
また、本実施の形態では、横方向の配線長を変更した後、縦方向の配線長を変更するように構成したが、縦方向の配線長を変更した後、横方向の配線長を変更するように構成してもよい。
アナログ回路やデジタル回路の回路図に使用している回路素子を変更して新たな回路図を作成する処理に利用することが可能である。
100・・・回路図変更装置
101・・・入力部
102・・・回路図変更処理部
103・・・表示部
104・・・記憶部
105・・・横方向配線制約生成部
106・・・横方向配線制約変更部
107・・・横方向配線処理部
108・・・縦方向配線制約生成部
109・・・縦方向配線制約変更部
110・・・縦方向配線処理部
301・・・入力端子
304・・・出力端子
302、303、601・・・MOSトランジスタ
602・・・配線
P1、P5〜P9、P11〜P14・・・端点
P2〜P4、P10・・・交点

Claims (3)

  1. 旧回路図中の旧回路素子の旧シンボルを新回路素子の新シンボルに変更して新回路図を生成する回路図変更装置において、
    前記旧シンボルと前記新シンボルとを対応付けたシンボル対応付け情報を記憶する記憶手段と、
    前記旧回路図から配線長に関する制約情報を生成する配線制約生成手段と、
    前記シンボル対応付け情報に基づいて、前記旧回路図の配線長に関する制約情報において前記旧シンボルを対応する前記新シンボルに変更した場合の新たな配線長に関する制約情報を生成する際に、シンボルを変更することによって複数の回路要素が移動する場合に前記複数の回路要素がひとまとまりとなって移動して前記複数の回路要素間の相対的な位置関係が変化しないように、前記旧回路図の配線長に関する制約情報を、シンボルを変更する部分についてのみ変更することにより、前記新たな配線長に関する制約情報を生成する配線制約変更手段と、
    前記旧回路図において前記旧シンボルを前記新シンボルに置き換えると共に、前記新たな配線長に関する制約情報に基づいて配線長に過不足が生じないように配線長を調整することによって前記新回路図を生成する配線処理手段とを備えて成ることを特徴とする回路図変更装置。
  2. 前記配線制約生成手段は、前記旧回路図から、第1方向についての配線長に関する第1制約情報及び前記第1方向と直行する第2方向についての配線長に関する第2制約情報を生成し、
    前記配線制約変更手段は、前記シンボル対応付け情報に基づいて、前記第1制約情報及び第2制約情報に関して、前記第1方向及び第2方向について前記旧シンボルを対応する前記新シンボルに変更した場合の新たな配線長に関する制約情報を生成し、
    前記配線処理手段は、前記旧回路図において前記旧シンボルを前記新シンボルに置き換えると共に、前記第1方向及び第2方向についての新たな配線長に関する制約情報に基づいて配線長に過不足が生じないように配線長を調整することによって前記新回路図を生成することを特徴とする請求項1記載の回路図変更装置。
  3. コンピュータを、請求項1又は2記載の回路図変更装置として機能させるための回路図変更用プログラム。
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