JP5264261B2 - コンテナ管理システム - Google Patents

コンテナ管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5264261B2
JP5264261B2 JP2008104449A JP2008104449A JP5264261B2 JP 5264261 B2 JP5264261 B2 JP 5264261B2 JP 2008104449 A JP2008104449 A JP 2008104449A JP 2008104449 A JP2008104449 A JP 2008104449A JP 5264261 B2 JP5264261 B2 JP 5264261B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
vehicle
data
transport vehicle
management system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008104449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009001419A (ja
Inventor
卓生 三ツ川
卓三 福尾
浩幸 海津
光夫 伊藤
譲 井上
洋介 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP2008104449A priority Critical patent/JP5264261B2/ja
Publication of JP2009001419A publication Critical patent/JP2009001419A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5264261B2 publication Critical patent/JP5264261B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明はコンテナ管理システムに関する。詳細には、本発明は、コンテナ運搬車両により運搬される廃棄物回収用コンテナやリサイクル資源回収用コンテナ等を管理するためのコンテナ管理システムに関する。
コンテナ運搬車両により運搬される廃棄物回収用コンテナやリサイクル資源回収用コンテナ等、傾斜させることで内部の積載物を排出可能な独立したコンテナが種々使用されている。このようなコンテナの管理は、従来、人手により行われていた。しかしながら、人手による管理では、多数のコンテナの設置場所や設置期間の管理、それらの情報に基づく最適な配置計画の立案、コンテナの所有数の分析管理などを行うことが困難である。このため、コンテナの紛失や、コンテナが不必要に長い期間にわたって同じ場所に配置される事態が生じる虞がある。
このような事情に鑑み、近年、種々のコンテナ管理システムが提案されている(例えば、特許文献1等)。特許文献1に記載のコンテナ管理システムでは、コンテナ側には、コンテナ識別情報を記憶させたIDタグ等の特定情報媒体が取り付けられている。一方、コンテナ運搬車両側には、特定情報媒体に記憶されたコンテナ識別情報を読み取る読取装置と、GPS受信装置等のコンテナ運搬車両の位置を識別する位置情報認識装置とが取り付けられている。また、コンテナ運搬車両には、上記読取装置によって読み取ったコンテナ識別情報と、位置情報認識装置で認識したコンテナ運搬車両の位置情報とを基地局に送信する無線装置が取り付けられている。特許文献1に記載のコンテナ管理システムでは、この無線装置から送信されるコンテナ識別情報と、コンテナ運搬車両の位置情報とに基づいて、コンテナの位置管理が行われる。
特開2003−212351号公報
ところで、IDタグにコンテナ識別情報を記憶させている場合、読取装置をIDタグに近接させなければコンテナ識別情報を読み取ることが困難である。このため、コンテナを載置した場合に、車両側に設けられた読取装置に近接する位置にIDタグを配置する必要がある。つまり、コンテナ識別情報を記憶させる特定情報媒体としてIDタグを用いる場合は、コンテナに対するIDタグの取付場所に対する制約が大きい。
よって、コンテナ運搬車両には、多種のコンテナが載置されるところ、コンテナの種類によっては、車両側に配置された読取装置に近接するようにIDタグを配置することが困難となる虞がある。すなわち、コンテナ管理システムの構築が困難であるという問題がある。
コンテナに関しては、どのような場所でコンテナの積み降ろしが行われたか、どこでコンテナの積載物が廃棄されたのか、などといったコンテナの状態に関する情報が重要である。しかしながら、上記特許文献1に記載されたコンテナ管理システムでは、コンテナの位置を把握することができるものの、上記のようなコンテナの状態を管理することはできない。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、システムの構築が比較的容易で、且つコンテナの状態を管理することができるコンテナ管理システムを提供することにある。
本発明に係るコンテナ管理システムは、通信ネットワークを用いたものである。本発明に係るコンテナ管理システムは、コンテナ運搬車両によって運搬されるコンテナを管理するものである。コンテナ運搬車両は、コンテナに対する複数種類の操作が可能である。コンテナに対する複数種類の操作には、コンテナの積み降ろしが含まれる。
本発明に係るコンテナ管理システムは、コンテナ識別子と、車両位置検出手段と、撮像素子と、車両側送信装置と、管理サーバと、を備えている。コンテナ識別子は、コンテナの表面に設けられている。車両位置検出手段は、コンテナ運搬車両に設けられている。車両位置検出手段は、コンテナ運搬車両の位置を検出して車両位置データを取得する。撮像素子は、コンテナ運搬車両に設けられている。撮像素子は、コンテナ識別子を撮像して電子画像データを取得する。車両側送信装置は、コンテナ運搬車両に設けられている。車両側送信装置は、少なくともコンテナの操作が行われたときに、コンテナの操作種類を示す操作種類データと、コンテナの操作が行われた日時を示す操作日時データと、車両位置データと、電子画像データとを通信ネットワークに対して無線送信する。
管理サーバは、サーバ側受信部と、識別部と、データ取得部と、を有する。サーバ側受信部は、通信ネットワークを介して車両側送信装置から無線送信されたデータを受信する。識別部は、電子画像データを解析してコンテナの識別を行う。データ取得部は、操作日時データと車両位置データと操作種類データとから、識別部によって識別されたコンテナに関連する情報であるコンテナ関連情報を取得する。
上記コンテナ管理システムによれば、コンテナの識別が撮像素子によって撮像されたコンテナ識別子の電子画像データを解析することにより行われる。つまり、コンテナの識別に使用されるデータはコンテナ識別子と撮像素子とによって形成される。このため、IDタグを用いる場合とは異なり、コンテナ識別子と撮像素子とが比較的離れていてもコンテナの識別が可能である。また、IDタグの読み取りによりコンテナの識別を行う場合、読取装置に対するIDタグの比較的高い位置精度が要求される。このため、IDタグ読み取り時におけるIDタグと読取装置との位置不良により、コンテナの識別ができない虞がある。その一方、撮像素子を用いる場合は、撮像素子に対するコンテナ識別子の位置精度に対する要求が比較的低い。従って、コンテナの識別を高い確実性で行うことができる。
また、上述のように、撮像素子を用いる場合は、撮像素子に対するコンテナ識別子の位置精度に対する要求が比較的低いため、コンテナ識別子の配置自由度が比較的高い。このため、どのようなコンテナであっても、コンテナ識別子の取付が比較的容易である。従って、コンテナ管理システムの構築を比較的容易に行うことができる。
通常、コンテナ識別子は、IDタグなどと比較して、安価である。このため、コンテナ識別子を用いることで、コンテナ管理システムの構築を比較的安価に行うことができる。
また、IDタグを用いた場合、読取装置がなければコンテナの識別を行うことができない。つまり、コンテナ運搬車両に載置している場合は、コンテナの識別を行うことができるが、コンテナ運搬車両に載置されていない場合には、コンテナの識別を行うことが困難である。それに対して、撮像素子で撮像可能なコンテナ識別子を用いる場合は、特別な装置を用いることなく、目視によってもコンテナの識別を行うことができる。このため、コンテナ運搬車両に載置されていないときにおいても、コンテナの識別を行うことができる。
例えば、上記特許文献1のように、単にコンテナの位置情報のみによるコンテナの管理では、コンテナの現在地が管理されるに過ぎず、コンテナの状態(コンテナがコンテナ運搬車両に搭載されているかなど)を把握することは困難である。また、コンテナ運搬車両に載置されていないコンテナの位置情報を把握することも困難である。それに対して、上記コンテナ管理システムでは、コンテナの操作が行われたときに、操作種類データ、操作日時データ及び車両位置データが送信される。このため、例えば、コンテナの積み降ろしが行われると、コンテナの積み降ろしがどこで行われたかが把握される。よって、例えば、どのような識別番号のコンテナが降ろされて、現在どこに設置されているかを管理することができる。また、設置されたコンテナが、コンテナ運搬車両に積み込まれた際には、いつ、どこで積み込みが行われ、どこに運ばれたかを管理することができる。これにより、コンテナの好適な配置運用が可能となる。
また、例えば、コンテナ運搬車両が、コンテナを傾斜させることにより、内容物を廃棄することができるものである場合は、コンテナを傾斜させたときに、操作種類データ、操作日時データ及び車両位置データが送信されるため、どこでコンテナの内容物が廃棄されたかを管理することができる。これにより、コンテナの内容物の不法投棄を監視することができる。また、コンテナ内の内容物の量も簡易的に管理することができる。
一方、コンテナ運搬車両の位置情報のみを管理するのであれば、不法投棄が頻繁に行われるような現場を通過しただけなのか、その現場で不法投棄を行ったのかを判別することが困難である。
尚、本発明において、コンテナ関連情報は、操作日時データ、車両位置データ及び操作種類データそのものであってもよいし、それらのデータから算出されるデータであってもよい。例えば、コンテナ関連情報は、コンテナに対して操作が行われてからの日数、具体的には、コンテナが降ろされて設置されてからの設置日数などであってもよい。
尚、本発明において、「コンテナに対する複数種類の操作」とは、例えば、コンテナを傾斜させることで内部の積載物を外部に排出させる操作、コンテナの積み込み操作、コンテナの積み降ろし操作、コンテナのチルトアップ操作、コンテナのチルトダウン操作などである。ここで、「コンテナの積み込み操作」とは、地上やプラットホームなどに載置されているコンテナをコンテナ運搬車両に載置する操作のことをいう。「コンテナの積み降ろし操作」とは、コンテナ運搬車両に載置しているコンテナを地上やプラットホームなどに降ろして設置する操作をいう。「コンテナのチルトアップ操作」とは、コンテナ運搬車両に載置しているコンテナを傾斜させる操作である。「コンテナのチルトダウン操作」とは、チルトアップされたコンテナを元の状態に戻す操作をいう。
本発明に係るコンテナ管理システムは、管理サーバが、データ取得部により取得されたコンテナ関連情報を通信ネットワークに対して送信するサーバ側送信部をさらに有し、通信ネットワークを介してコンテナ関連情報を受信する端末機側受信部と、端末機側受信部により受信されたコンテナ関連情報を表示するディスプレイと、を有する端末機をさらに備えていることが好ましい。
これによれば、端末機を使用するユーザがディスプレイを介してコンテナ関連情報をチェックすることができる。これにより、コンテナのより好適な配置運用が可能となる。ここで、コンテナ関連情報とは、コンテナの位置、コンテナの状態などの情報をいう。コンテナの状態とは、具体的には、上述のような、コンテナが、いつから、どこに設置されているか、コンテナが、いつ、どこでコンテナ運搬車両に載置されたか等である。
尚、端末機は、端末機側受信部により受信されたコンテナ関連情報を処理し、処理されたコンテナ関連情報をディスプレイに表示させる演算部をさらに有していてもよい。つまり、ディスプレイは、端末機側受信部により受信されたコンテナ関連情報をそのまま表示させるものであってもよいし、演算部によって処理された後のコンテナ関連情報を表示させるものであってもよい。また、ディスプレイは、端末機側受信部により受信されたコンテナ関連情報をそのまま表示させることもでき、かつ演算部によって処理された後のコンテナ関連情報を表示させることもできるものであってもよい。
ディスプレイは、識別部によって識別されたコンテナがコンテナ運搬車両から降ろされて設置されてからの設置期間をコンテナ関連情報として表示するものであることが好ましい。
詳細には、データ取得部が、操作日時データと、車両位置データと、操作種類データとから、コンテナが降ろされて設置されてからの設置期間を取得し、ディスプレイは、そのコンテナの設置期間を表示させるものであることが好ましい。
これによれば、コンテナが意図しない場所に意図しない長期間にわたって設置されることを抑制することができる。また、コンテナの設置期間を管理することによって、コンテナの容量が満杯になる時期を予測することも容易になり、設置中のコンテナの入れ替え時期の見積もり、顧客への連絡なども容易となる。つまり、ユーザが、以後のコンテナの使用計画をたてやすくなり、ユーザによるコンテナの管理が特に容易となる。その結果、コンテナの稼働率を向上することや、コンテナの有効利用が可能となる。
コンテナ関連情報には、識別部によって識別されたコンテナの位置情報が少なくとも含まれ、ディスプレイは、識別部によって識別されたコンテナに対応するコンテナアイコンが位置情報に応じた位置に示された地図を表示すると共に、識別部によって識別されたコンテナのコンテナ関連情報を、コンテナアイコンと並べて表示するものであることが好ましい。
これによれば、端末機のユーザが、現在のコンテナの位置及びそのコンテナの状態を一目で把握することができる。また、複数のコンテナが管理されている場合、それらのコンテナの位置関係も把握することができる。
本発明に係るコンテナ管理システムは、複数のコンテナを管理するものであることが好ましい。その場合、ディスプレイは、地図上に複数のコンテナアイコンが重畳して表示される場合には、複数のコンテナアイコンと共に、複数のコンテナアイコンに対応する複数のコンテナのコンテナ関連情報を並べて表示するものであることが好ましい。具体的に、ディスプレイは、例えば、複数のコンテナアイコンの横又は下などに、そのコンテナアイコンに代表して表される複数のコンテナに関するコンテナ関連情報を並べて表示するものであることが好ましい。
例えば、複数のコンテナアイコンが重畳して表示される場合、複数のコンテナ関連情報も重畳して表示されることとなる。このため、コンテナ関連情報の視認が困難となる。これに対して、上記のように、重畳して表示された複数のコンテナアイコンと共に、複数のコンテナアイコンに対応する複数のコンテナのコンテナ関連情報を並べて表示するようにすることで、コンテナ関連情報の視認性を向上することができる。
前記撮像素子は、前記コンテナが前記コンテナ運搬車両に積み込まれる様子、チルトアップされて前記コンテナが前記コンテナ運搬車両から積み下ろされる様子、および前記コンテナが前記コンテナ運搬車両に搭載されていないときの周囲の様子のうちの少なくとも一つを含む現場写真を撮像可能であり、前記ディスプレイは、前記地図上の前記コンテナアイコンの内側またはその周囲に、前記現場写真を表示するものであってもよい。
このことにより、現場写真を参照することによって、過積載や指定場所以外への投棄などをチェックすることができる。
データ取得部は、車両位置データから、現在使用されているコンテナの数量と、現在使用されていないコンテナの数量とを算出し、現在使用されているコンテナの数量を、現在使用されているコンテナの数量と、現在使用されていないコンテナの数量との合計で除算して得られる稼働率をコンテナ関連情報として取得するものであってもよい。
サーバ側送信部は、車両位置データをコンテナ関連情報として送信し、演算部は、車両位置データから、現在使用されているコンテナの数量と、現在使用されていないコンテナの数量とを算出し、現在使用されているコンテナの数量を、現在使用されているコンテナの数量と、現在使用されていないコンテナの数量との合計で除算して得られる稼働率を演算し、演算された稼働率をディスプレイに表示させるものであってもよい。
これによれば、端末機のユーザがコンテナの稼働率を管理することができる。その結果、コンテナの確実な管理、及びコンテナの有効活用を図ることができる。
管理サーバ及び端末機のうちの少なくとも一方は、操作日時データと車両位置データと操作種類データとコンテナ関連情報とのうちの少なくとも2つを相互に関連づけて記憶して蓄積する第1の記憶部をさらに有するものであることが好ましい。
これによれば、コンテナの過去のデータをいつでも参照することができる。また、第1の記憶部に蓄積記憶されたデータを出力する出力部(例えば、プリンタやプロッタなど)を設けることで、第1の記憶部に蓄積記憶されたデータを任意のときに出力することが可能である。つまり、第1の記憶部に蓄積記憶されたデータを出力する出力部が設けられていることが特に好ましい。または、第1の記憶部に蓄積記憶されたデータを出力する出力部が接続可能であることが特に好ましい。
コンテナ運搬車両は、コンテナ運搬車両の車両識別データを記憶する第2の記憶部をさらに有し、車両側送信装置は、車両位置データと、車両識別データとを一定期間毎に通信ネットワークに対して無線送信し、データ取得部は、車両位置データと車両識別データとから、コンテナ運搬車両の現在の位置情報を取得し、サーバ側送信部は、車両識別データと共にコンテナ運搬車両の位置情報を通信ネットワークに対して送信し、端末機側受信部は、通信ネットワークを介して、車両識別データと共にコンテナ運搬車両の位置情報を受信し、ディスプレイは、受信したコンテナ運搬車両の位置情報に応じた位置に、コンテナ運搬車両に対応する車両アイコンと共に前記車両識別データが示された地図を表示するものであることが好ましい。
このように、地図上に、コンテナアイコンと共に、車両アイコンを表示させることによって、コンテナを運搬するためのコンテナ運搬車両の現在位置、コンテナの運搬状況等の把握が可能となる。よって、コンテナ運搬車両の有効な活用が可能となる。具体的には、コンテナ運搬車両への配車指示やコンテナ運搬車両の運転員の勤務状況確認などを素早く、かつ的確に行うことが可能となる。本技術は、登録されているコンテナ運搬車両の台数、コンテナの数が多い場合は、特に有効である。その場合、車両アイコンと並べて、その車両アイコンに対応するコンテナ運搬車両の車両識別データなどのコンテナ運搬車両に関連するデータが表示されることが特に好ましい。尚、車両識別データの具体例としては、車両番号などが挙げられる。
管理サーバ及び端末機のうちの少なくとも一方は、車両位置検出手段によって車両位置データが取得された時の車両位置データ取得時刻と共に、コンテナ運搬車両の位置情報を記憶して蓄積する第3の記憶部をさらに有し、ディスプレイは、第3の記憶部に記憶されたコンテナ運搬車両の位置情報と前記車両位置データ取得時刻とに基づいて、コンテナ運搬車両の通過経路を地図上に表示するものであることが好ましい。
これによれば、予め登録された運送ルートからのコンテナ運搬車両の逸脱を抑制することができる。
また、コンテナ運搬車両の走行経路などの管理が容易となる。また、コンテナ運搬車両の走行経路を管理することで、コンテナ運搬車両の今後の進行ルートを予測することも容易となる。この観点から、ディスプレイには、車両アイコンが進行方向を特定できるものであることが特に好ましい。例えば、車両アイコンの外形が、矢印状等であってもよい。
尚、第3の記憶部は、第1の記憶部と共通であってもよいし、別個であってもよい。
管理サーバ及び端末機のうちの少なくとも一方は、第3の記憶部に蓄積記憶されたコンテナ運搬車両の位置情報と、前記車両位置データ取得時刻とからコンテナ運搬車両の車速を算出する車速算出部をさらに有することが好ましい。
これによれば、コンテナ運搬車両に対して別途車速センサなどを設けることなく、コンテナ運搬車両の車速を簡易に管理することができる。また、過去にさかのぼって車速を算出することも可能となる。
端末機又は管理サーバは、車速算出部により算出されたコンテナ運搬車両の車速が制限速度以下であるか否かを判断する車速判断部をさらに有し、端末機又はコンテナ運搬車両は、車速判断部により、コンテナ運搬車両の車速が制限速度よりも高いと判断された場合に、端末機のユーザ又はコンテナ運搬車両の運転者に対して警告を行う車速警告部さらに有することが好ましい。
これによれば、コンテナ運搬車両が制限速度以下で走行していることを管理することができる。また、コンテナ運搬車両の車速(速度)が制限速度を超えていると、端末機のユーザ又はコンテナ運搬車両の運転者に対して警告が行われるため、コンテナ運搬車両の制限速度超過を抑制することができる。
尚、車速警告部は、警告音を発するものであってもよい。また、車速警告部は、警告表示をするもの、若しくは、警告ランプであってもよい。
また、「制限速度」は、各道路に定められた法定の制限速度であってもよいし、コンテナ運搬車両の車速がその制限速度を超えないように予め定められた一定の速度であってもよい。
前記ディスプレイは、前記車速算出部により算出された前記コンテナ運搬車両の車速の変化と、ユーザが任意に設定する規制速度とをグラフ表示するものであってもよい。
このことにより、コンテナ運搬車両の車速と規制速度とを対比した表示を行うことができる。規制速度はユーザが任意に設定することができるので、コンテナ運搬車両の運転員の実情に合った表示を行うことができる。
管理サーバ又は端末機は、コンテナ運搬車両が作業可能な作業エリアを記憶する第4の記憶部と、コンテナ運搬車両の位置情報に基づいて、コンテナ運搬車両の現在位置が作業エリア内にあるか否かを判断するエリア判断部と、をさらに有し、端末機は、エリア判断部により、コンテナ運搬車両の現在位置が作業エリア内にないと判断された場合に、端末機のユーザに対して警告を行うエリア警告部をさらに有することが好ましい。
これによれば、コンテナ運搬車両の作業エリアを好適に管理することができる。コンテナ運搬車両が不当な作業エリアに侵入することを抑制することができる。その結果、コンテナの内容物の不法投棄を抑制することができる。
尚、第4の記憶部は、第1の記憶部や第3の記憶部と共通であってもよいし、別個であってもよい。第1の記憶部と、第3の記憶部と、第4の記憶部とが共通であってもよい。また、第1〜4の記憶部のそれぞれは、例えば、RAM等のメモリにより構成してもよいし、ハードディスクなどにより構成してもよい。
端末機は、ディスプレイに表示された地図上において、作業エリアを指定する作業エリア指定手段と、指定された作業エリアをデータ取得部に送信する端末機側作業エリア送信部とをさらに有することが好ましい。
これによれば、端末機のユーザ自身がディスプレイに表示された地図上において作業エリアを指定することが可能となる。このため、管理サーバに予め作業エリアを登録していない場合でも、端末機のユーザが任意のときに作業エリアを設定することができる。よって、端末機のユーザのユーザビリティが向上する。
尚、作業エリア指定手段としては、マウスやキーボード等が挙げられる。マウスの場合、例えば、マウスによって地図上の複数のポイントを指定することで、その複数のポイントにより囲まれたエリアを作業エリアとして登録されるようにすることができる。
サーバ側送信部は、識別部がコンテナの識別を行えなかった場合に、警告信号と、電子画像データとをコンテナ関連情報として送信し、ディスプレイは、警告信号が端末機側受信部により受信された際に、コンテナの識別が行えなかった旨の警告表示と共に、電子画像データを表示させ、端末機は、端末機のユーザがコンテナ関連情報を入力するコンテナ関連情報入力手段と、コンテナ関連情報入力手段により入力されたコンテナ関連情報をデータ取得部に送信する端末機側コンテナ関連情報送信部と、をさらに有することが好ましい。
これによれば、例えば、コンテナの識別に使用される電子画像データにコンテナ識別子が鮮明に写っていないなどの原因によって、識別部によるコンテナの自動識別が失敗であった場合でも、端末機のユーザによってコンテナの識別が行われ得る。よって、コンテナが好適に識別される可能性を向上することができる。その結果、コンテナのより好適な管理が可能となる。
コンテナは、廃棄物の収集及び運搬に使用されるものであり、端末機には、廃棄物を収集及び運搬する収集運搬事業者が使用する収集運搬事業者用端末機と、廃棄物を排出する廃棄物排出事業者が使用する廃棄物排出事業者用端末機と、が含まれることが好ましい。
これによれば、収集運搬事業者と廃棄物排出事業者との両方が、コンテナの状態等を確認することができる。また、コンテナ運搬車両に関する情報がディスプレイに表示される場合には、収集運搬事業者と廃棄物排出事業者との両方が、例えば、コンテナ運搬車両の運行軌跡などのコンテナ運搬車両に関連する情報を確認することができる。
以上説明したように、本発明によれば、システムの構築が比較的容易で、且つコンテナの状態を管理することができるコンテナ管理システムを提供することができる。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、以下に示す実施形態は、単なる一例であって、本発明は、下記実施形態に限定されるものではない。
<コンテナ管理システム100の概要>
図1は、本実施形態に係るコンテナ管理システム100の概略構成図である。コンテナ管理システム100は、通信ネットワーク5を用いて複数のコンテナ運搬車両1と、複数のコンテナCとを管理するためのシステムである。具体的に、コンテナ管理システム100は、各コンテナ運搬車両1の位置、状態、速度、運搬履歴、走行履歴等、並びに、各コンテナCの位置、状態、設置期間などを管理するためのシステムである。
図1に示すように、コンテナ管理システム100では、コンテナ運搬車両1やコンテナCに関する情報は、コンテナ運搬車両1に搭載された車載装置4から無線通信網5aに無線送信される。コンテナ運搬車両1から無線送信された情報は、無線通信網5aに接続されたインターネット5bを介して管理サーバ8に送信される。管理サーバ8によって受信された情報は、管理サーバ8によって処理、蓄積される。また、管理サーバ8は、インターネット5bを介して、処理、蓄積した情報をユーザが使用する複数の端末機9のそれぞれに対して送信する。このコンテナ管理システム100では、管理サーバ8と端末機9とによって、コンテナC及びコンテナ運搬車両1が管理されている。
尚、本実施形態では、端末機9が管理サーバ8とは別個に設けられている場合を示したが、管理サーバ8は端末機9としての機能を有するものであってもよい。また、管理サーバ8が端末機9としての機能を有すると共に、各端末機9も管理サーバ8としての機能を有するものであってもよい。すなわち、通信ネットワーク5を介して、各端末機9が直接コンテナ運搬車両1と通信をすると共に、データ処理をするようにしてもよい。
通常、端末機9は、各ユーザの手元に置かれているのに対して、管理サーバ8は、コンテナ管理センタ30に設置されている。コンテナ管理センタ30は、例えば、コンテナ管理システム100を運営すると共に、端末機9のユーザに対して、端末機9を介してASP(application service provider)サービスを提供する情報提供業者(システム管理業者ともいう)の事業所であってもよい。
尚、「端末機9のユーザ」とは、コンテナCを用いて廃棄物の処理(収集、運搬など)を行う収集運搬事業者、廃棄物を排出する廃棄物排出事業者、コンテナCの管理業者、コンテナ運搬車両1の管理業者等である。
尚、図1では、コンテナ運搬車両1と端末機9とは、説明の便宜上、2つずつ描画しているが、コンテナ管理システム100によって管理されるコンテナ運搬車両1の数量と、コンテナ管理システム100に含まれる端末機9の数量とは、特に限定されない。
以下、図1等を参照しながら、本実施形態に係るコンテナ管理システム100の詳細について説明する。
<コンテナC>
コンテナCは、貨物輸送などに用いられる大型容器である。本発明において、コンテナCに搬入される内容物の種類は特に限定されない。コンテナCは、例えば、破棄される廃棄物が積載される廃棄物回収用コンテナや、リサイクルされるリサイクル資源が積載されるリサイクル資源回収用コンテナであってもよい。以下、本実施形態では、コンテナCが廃棄物回収用のコンテナである例について説明する。
コンテナCは、傾斜させることで内部の積載物を外部に排出可能な独立したコンテナである。コンテナCの後壁は、開閉自在である。このため、図5や図7に示すように、コンテナCを傾斜させることで、コンテナCの内部の積載物を排出させることができる。尚、コンテナCは、上面が開放された開放式のものであってもよい。また、コンテナCは、上面が閉じられた密閉式のものであってもよい。
図3に示すように、コンテナCの前壁上部に係合ピンC1が設けられている。この係合ピンC1は、後に詳述するコンテナ運搬車両1のフック23に係合する。これにより、コンテナCは、コンテナ運搬車両1に揺動可能に係止される。一方、コンテナCの底面前部には支持脚C2が設けられている。コンテナCの底面後部には支持ローラC3が設けられている。
<コンテナ運搬車両1>
(コンテナ運搬車両1の概略構造)
コンテナ運搬車両1は、コンテナCの積み降ろしを含む、コンテナCに対する複数種類の操作が可能な車両である。まず、コンテナ運搬車両1の概略構成について、図2等を参照しながら説明する。コンテナ運搬車両1は、車体3に搭載された荷役装置(コンテナ装着積載手段)2を備えている。荷役装置2は、コンテナCに対してコンテナ操作を行うためのものである。具体的には、荷役装置2は、コンテナCのコンテナ運搬車両1への積み込み、コンテナCのコンテナ運搬車両1からの降ろし、コンテナCのチルトアップ及びチルトダウン等の各コンテナ操作を行うためのものである。
荷役装置2は、アウタアーム21と、略L字状の伸縮アーム22とを備えている。アウタアーム21は、コンテナCが搭載された状態において略水平である。アウタアーム21には、前方に開口する挿入孔が形成されている。図7に示すように、アウタアーム21の後端部は、スイングフレーム2aに回転可能に連結されている。スイングフレーム2aの後方端は、車体3に対して回転可能に支持されている。アウタアーム21とスイングフレーム2aとは、図示しない固縛装置によって固縛可能となっている。アウタアーム21とスイングフレーム2aとが固縛装置によって固縛されている場合は、図7に示すように、アウタアーム21とスイングフレーム2aとは、スイングフレーム2aの後方端を軸として、一体的に回転する。一方、アウタアーム21とスイングフレーム2aとが固縛装置によって固縛されていない場合は、図5及び図6に示すように、アウタアーム21は、スイングフレーム2aとは別に、アウタアーム21の後方端部を軸として回転する一方、スイングフレーム2aは水平に保たれる。
図3に示すように、伸縮アーム22は、コンテナCが搭載された状態において略水平である水平部22aと、コンテナCが搭載された状態において略垂直である垂直部22bとを備えている。垂直部22bの下端部は、水平部22aの先端部に連結されている。垂直部22bの先端部には、コンテナCの係合ピンC1と係脱自在であるフック23が設けられている。
水平部22aの後部は、アウタアーム21内に、図3に示す状態で前後方向に摺動可能に挿入されている。水平部22aとアウタアーム21との間には、図示しない伸縮シリンダが設けられている。水平部22aは、この伸縮シリンダによって、アウタアーム21に対してアウタアーム21の長手方向に伸縮自在となっている。
図5〜図7に示すように、アウタアーム21と車体3との間には、伸縮可能な起伏シリンダ24が設けられている。起伏シリンダ24の前方端部は、車体3に回転可能に支持されている。一方、起伏シリンダ24の後方端部は、アウタアーム21の途中部に回転可能に取り付けられている。アウタアーム21を含む荷役装置2は、この起伏シリンダ24の伸縮動作によって、アウタアーム21の後端部を中心にして回転可能となっている。このように荷役装置2が回転することで、コンテナCが後方へ移動しつつ降ろされる。尚、車体3の後端部には、コンテナCの後方への移動を円滑化するためのローラ25が設けられている。
次に、コンテナ運搬車両1のコンテナ動作について、主として図4〜図7を参照しながら説明する。
(コンテナCの積み降ろし作業)
コンテナCをコンテナ運搬車両1から降ろす場合、まず、図3に示すようにコンテナCを搭載した状態で、図4に示すように、図示しない伸縮シリンダにより伸縮アーム22の水平部22aをアウタアーム21に対して縮退させる。これにより、車体3上のコンテナCを後方に所定長さ分だけスライドさせる。次に、図5に示すように起伏シリンダ24によりアウタアーム21を伸縮アーム22と共に上方に回転させてコンテナCを傾動させる。これによりコンテナCを図6に示すように車体3上から地上に降ろすことができる。また、上記降ろし作業と逆の工程を行うことによって、地上のコンテナCを車体3上に積み込むことができる。
(コンテナCのチルトアップ作業及びチルトダウン作業)
コンテナCのチルトアップ作業は、コンテナC内に積載された積載物の排出を行う際等に行われる。チルトアップ動作は、コンテナCを車体3上に積み込んだ状態で、図示しない固縛装置によりアウタアーム21とスイングフレーム2aとを一体的に固縛し、伸縮アーム22をアウタアーム21に対して縮退させることなく、図7に示すように荷役装置2全体を上方に回転させてコンテナCを傾動させることで、行われる。このチルトアップ作業を行うことで、コンテナCの後壁が開放され、コンテナC内の積載物が外部に排出される。上記チルトアップ作業の工程を逆の順番で行うことでチルトダウン作業を行うことができる。
<コンテナIDコードC4>
図1や図3〜図7に示すように、コンテナCには、コンテナ識別子としてのコンテナIDコードC4が表示されている。具体的には、コンテナIDコードC4は、コンテナCの前面に表示されている。尚、コンテナIDコードC4の表示位置は、コンテナCがコンテナ運搬車両1に積載されているときに、後述するデジタルカメラ12で写真撮影が可能な位置であれば特に限定されるものではない。コンテナIDコードC4の表示位置は、コンテナCの形状などに応じて適宜決定することができる。
コンテナIDコードC4は、コンテナCの識別が可能なものであれば特に限定されない。例えば、コンテナIDコードC4は、各コンテナCに対して付されたコード(番号や記号など)であってもよい。また、コンテナIDコードC4は、例えば、バーコードなどであってもよい。但し、視認によるコンテナCの識別容易性の観点からは、コンテナIDコードC4は、バーコードなどであるより、コード(番号や記号など)である方が好ましい。また、コンテナIDコードC4を、OCRフォント文字で構成してもよい。この場合、目視で認識可能であるのみならず、後述する画像解析によりコンテナIDコードC4を識別するのに、既成の技術が利用しやすいという利点がある。
コンテナIDコードC4の具体例を図8及び図9に示す。尚、図8及び図9は、コンテナIDコードC4の単なる例示であって、コンテナIDコードC4は、特にこれらに限定されるものではない。図8に示す例では、コンテナIDコードC4は、各5桁の数字が上下2段に配列された計10個の数字からなる数字コードで構成されている。数字コードの周囲の4隅には、鉤カッコのマーク26が表示されている。鉤カッコのマーク26は、コンテナIDコードC4が存在する範囲を示すために表示されている。即ち、鉤カッコのマーク26で囲まれるエリア内に、コンテナIDコードC4が存在していることを示している。コンテナIDコードC4が存在する範囲を示すためのマーク26としては、図8に示す鉤カッコのマーク26には限られない。例えば、図9に示すように、マーク26は、外形が矩形状の枠であってもよい。
廃棄物回収用コンテナやリサイクル資源回収用コンテナでは、コンテナCの汚れや、コンテナCの表面の突起物、或いは、コンテナCに被せるシート等の影響で、後述するデジタルカメラ12により写真撮影されて得られる画像データには屋外環境によるノイズがのることがある。そのため、一般的に用いられている数字コードの先頭に設けられた開始マーカよりも、上記のコンテナIDコードC4が存在する範囲を示すマーク26の方が、後述する電子画像データの解析では、好結果をもたらす。
コンテナIDコードC4の末尾2桁、即ち、下段の列の末尾2桁は、誤検出符号である。誤検出符号は、コンテナIDコードC4を判読する際の誤検出の訂正に用いられる。誤検出の訂正方法としては、特に限定されないが、例えば、サムチェック方式等が挙げられる。このように、開始マーカや誤検出符号を設けることにより、後述する画像解析によるコンテナIDコードC4の識別を、より正確に行うことができる。尚、誤検出符号が配置される位置は、コンテナIDコードC4の末尾には限られず、別の位置に配置されていてもよい。
尚、図8や図9に示すコンテナIDコードC4は、単なる具体例であって、コンテナIDコードC4は、図8や図9に示すものに限定されない。コンテナIDコードC4は、例えば、8桁の数字が横一列に配列されたものであって、8桁の数字のうち、左側から3桁がユーザ番号、次の4桁がコンテナ番号、最後の1桁が誤検出番号であるものであってもよい。このように、コンテナ識別子としてのコンテナIDコードC4は、コンテナ番号のみならず、ユーザ番号等の情報を含むものであってもよい。
<車載装置4>
次に、通信ネットワーク5に対して情報を送信する、車両側送信装置としての車載装置4の構成について、主として図10を参照しながら説明する。尚、本実施形態では、車両側送信装置としての車載装置4に、後述する車両位置検出手段としてのGPS受信部14と、撮像素子12aを有するデジタルカメラ12とが含まれている例について説明する。しかし、車両側送信装置としての車載装置4と、車両位置検出手段としてのGPS受信部14と、撮像素子12aを有するデジタルカメラ12とは、それぞれ別個に設けられていてもよい。
図10に示すように、車載装置4は、CPU(central processing unit)10、時計部(時刻取得手段)11、デジタルカメラ12、無線通信用アダプタ13、GPS(global positioning system)受信部14、EEPROM(electrically
erasable programmable read-only memory:電気消去可能プログラマブル読出し専用メモリ)17、及び、RAM(random access memory)18を備えている。
CPU10は、各種演算処理を行う。CPU10は、例えば、マイクロコンピュータ等によって構成することができる。尚、以下の説明において、車載装置4内で行われる各種データ処理は、特段に記載されたものを除いて、CPU10によって行われる。
EEPROM17は、メモリの一種であり、詳細には、利用者が内容を消し,電気信号で新しい内容を書き込める内部スイッチをもつ統合回路メモリーチップである。EEPROM17には、CPU10が演算処理を行うのに必要なOSやアプリケーションプログラム等のソフトウエアが保持されている。RAM18は、記憶部を構成している。RAM18は、各種データ等の記憶に用いられる。また、EEPROM17及びRAM18の少なくとも一方には、車載装置4が搭載されているコンテナ運搬車両1の車両番号を示す車両番号データ(車両識別データ)が保持されている。つまり、本実施形態では、EEPROM17及びRAM18の少なくとも一方によって第2の記憶部が構成されている。尚、CPU10、EEPROM17、RAM18、及び、後で詳述する無線通信用アダプタ13は、車両制御手段を構成している。
本実施形態では、デジタルカメラ12は、静止画像を撮影するデジタルスチルカメラ(写真撮影手段)である。但し、デジタルカメラ12は、動画の撮影が可能なデジタルビデオカメラであってもよい。デジタルカメラ12は、写真撮影(撮像)を行う撮像素子12aを備えている。本実施形態では、デジタルカメラ12は、コンテナ運搬車両1における運転者室の後部に、そのレンズが後部窓を向くように設置されている。このため、デジタルカメラ12によって、コンテナ運搬車両1の後部窓を介して運転車室の後方の風景を撮像することができる。但し、デジタルカメラ12の配置は、上記配置に限定されない。例えば、デジタルカメラ12を運転車室の外側後方に配置してもよい。
デジタルカメラ12は、CPU10と接続されている。CPU10は、デジタルカメラ12に対して写真撮影指示を出力する。デジタルカメラ12に内蔵された撮像素子12aは、このCPU10からの写真撮影指示を受けて、写真撮影(撮像)を行い、電子画像データを取得し、出力する。コンテナCがコンテナ運搬車両1に積載されている場合は、デジタルカメラ12によって撮影される範囲にコンテナCのコンテナIDコードC4が位置している。このため、撮像素子12aは、コンテナ識別子としてのコンテナIDコードC4を撮像し、コンテナIDコードC4の情報を含む電子画像データを取得して出力する。尚、本実施形態では、デジタルカメラ12には、広角レンズが搭載されており、デジタルカメラ12は、コンテナIDコードC4とコンテナ運搬車両1の背景とが同時に撮像される位置に配置されている。
車両位置検出手段としてのGPS受信部14は、コンテナ運搬車両1の所在位置を検出して車両位置データを取得し、CPU10に対して出力する。
荷役装置制御部(操作状態出力手段)15は、荷役装置2に接続されている。荷役装置制御部15は、上述した荷役装置2の動作を制御する装置である。荷役装置制御部15は、荷役装置2が動作している間、荷役装置2のコンテナ操作の種類である、積み込み、降ろし、チルトアップ、及び、チルトダウンのいずれかを示す操作種類信号をCPU10に対して出力する。これにより、CPU10は、荷役装置制御部15が出力する操作種類信号のON時点やOFF時点を把握する。
荷役装置操作端末16は、荷役装置制御部15と接続されている。荷役装置操作端末16は、荷役装置2を動作させるための操作端末である。荷役装置操作端末16を操作することにより、荷役装置2を操作することができる。
無線通信用アダプタ13は、CPU10と接続されている。無線通信用アダプタ13は、CPU10の指示に基づいて、荷役装置制御部15から出力された操作種類信号に応じた操作種類データ、時計部11から出力される操作日時データなどの日時データ、及びGPS受信部14から出力される車両位置データを、図1に示す無線通信網5aに無線送信する。これにより、管理サーバ8と通信を行う。この無線通信用アダプタ13と管理サーバ8との間の通信は、少なくともコンテナCの操作が行われたときに行われる。具体的に、本実施形態では、無線通信用アダプタ13と管理サーバ8との間の通信は、例えば、1秒〜10分程度の所定間隔毎に行われると共に、コンテナCの操作が行われたときにも行われる。
尚、無線通信用アダプタ13は、特に限定されるものではないが、例えば、携帯電話やPHS等を用いる通信用のアダプタ等で構成することができる。
<管理サーバ8>
次に、コンテナ管理センタ30に設置された管理サーバ8について、主として図11を参照しながら説明する。
図11は、管理サーバ8の構成を示したブロック図である。管理サーバ8は、識別部及びデータ取得部としてのCPU32と、記憶部33と、サーバ側受信部としてのゲートウエイ38を備えている。管理サーバ8には、それぞれCPU32に接続されたキーボード34、マウス35、ディスプレイ36及び出力装置としてのプリンタ37が接続されている。
CPU32は、マイクロコンピュータ等で構成されている。CPU32は、管理サーバ8内で行われる各種データ処理全般を行う。以下の説明において、管理サーバ8内で行われる各種データ処理は、特段に記載されたものを除いて、CPU32によって行われる。
記憶部33には、CPU32が処理を行うのに必要なOSやアプリケーションプログラム等のソフトウエアが保持されている。ソフトウエアには、後述する電子画像データの解析用のプログラムも含まれている。また、記憶部33は、各種データを記憶するのにも用いられる。記憶部33は、ハードディスクやメモリなどにより構成することができる。記憶部33をハードディスクとメモリとの両方により構成してもよい。
キーボード34やマウス35は、コンテナ管理センタ30において、管理サーバ8のユーザが、コンテナ管理を行う際に、CPU32に対して必要な各種入力を行うのに用いられる。ディスプレイ36は、CPU32が処理した結果等を表示するのに用いられる。プリンタ37は、結果等を印刷するのに用いられる。尚、プリンタ37に替えてプロッタなどを配置してもよい。
サーバ側受信部としてのゲートウエイ38は、管理サーバ8が、インターネット5bと接続するために備えられている。通信ネットワーク5を介して車両側送信装置としての車載装置4に含まれる無線通信用アダプタ13から無線送信された電子画像データ等の各種データは、ゲートウエイ38により受信される。ゲートウエイ38は、例えば、ルータ等で構成されている。CPU32は、ゲートウエイ38に接続されており、コンテナ運搬車両1の車載装置4から無線送信される電子画像データ等の各種データを受信する。また、以下に詳述する通り、CPU32は、電子画像データを解析してコンテナCの識別を行う。さらに、CPU32は、操作日時データなどの日時データ、車両位置データ、操作種類データなどから、識別されたコンテナCに関連するコンテナ関連情報やコンテナ運搬車両1に関する車両関連情報を取得する。
また、ゲートウエイ38は、サーバ側送信部としての機能も有する。具体的には、CPU32は、取得したコンテナ関連情報や車両関連情報をゲートウエイ38に対して出力する。ゲートウエイ38は、そのコンテナ関連情報や車両関連情報を、図1に示すインターネット5bに対して送信する。
<端末機9>
図1に示すように、インターネット5bには、複数の端末機9が接続されている。尚、本実施形態の端末機9には、廃棄物を収集及び運搬する収集運搬事業者が使用する収集運搬事業者用端末機と、廃棄物を排出する廃棄物排出事業者が使用する廃棄物排出事業者用端末機とが含まれる。
上記ゲートウエイ38から送信されたコンテナ関連情報や車両関連情報は、インターネット5bを介して各端末機9に送信される。
端末機9は、端末機側送受信部9aと、演算部としてのCPU9bと、記憶部9cと、ディスプレイ9dと、出力部9eとを備えている。端末機側送受信部9aは、インターネット5bを介して、管理サーバ8から送信されたコンテナ関連情報や車両関連情報などを受信する。受信したコンテナ関連情報や車両関連情報などはCPU9bに対して出力され、記憶部9cに記憶される。また、CPU9bは、入力されたコンテナ関連情報や車両関連情報などに対して各種演算処理を行うことができる。各種演算処理後のデータは、記憶部9cに記憶される。尚、図示は省略するが、CPU9bには、キーボードやマウスなどの入力手段及び操作手段が接続されている。端末機9のユーザがこれら入力手段及び操作手段を操作することで、記憶部9cに記憶された各種データをディスプレイ9dに対して表示させることができる。また、出力部9eにより出力することができる。尚、出力部9eは、特に限定されないが、例えば、プリンタやプロッタなどにより構成することができる。
<コンテナ管理システム100の動作>
次に、図12などを参照しながら、コンテナ管理システム100の動作について説明する。
(コンテナ運搬車両1側の動作)
図12、図13及び図14に示すように、まず、コンテナ運搬車両1において、荷役装置操作端末16が操作されると、荷役装置制御部15により荷役装置2が動いて、積み込み、降ろし、チルトアップ、又はチルトダウンのいずれかのコンテナ操作が行われる。すると、荷役装置2が動作している間、荷役装置制御部15から、荷役装置2のコンテナ操作の種類である、積み込み、降ろし、チルトアップ、及び、チルトダウンのいずれかを示す操作種類信号が、CPU10に対して出力される(ステップS1)。
荷役装置制御部15から操作種類信号が出力されると、CPU10は、操作種類信号に対応した操作種類データを作成する(ステップS2)。CPU10は、操作種類信号のON時点における時刻である操作開始時刻を示す操作開始時刻データを、時計部11から取得すると共に、操作種類信号のON時点におけるコンテナ運搬車両1が存在している位置を示す車両位置データを、GPS受信部14から取得する(ステップS3)。
CPU10は、EEPROM17又はRAM18に保持されているコンテナ運搬車両1の車両番号データ(車両識別データ)と、上記の操作開始時刻データ、車両位置データ、及び操作種類データを合わせて、操作開始報告データを作成する。CPU10は、操作開始報告データを、RAM18に記憶すると共に、無線通信用アダプタ13を介してコンテナ管理センタ30の管理サーバ8へ送信する(ステップS4)。すると、コンテナ管理センタ30では、管理サーバ8のCPU32が、ゲートウエイ38を介して操作開始報告データを受信すると共に(ステップS21)、操作開始報告データを記憶部33に記憶する(ステップS22)。
また、CPU10は、操作種類信号がONした後、デジタルカメラ12に対して写真撮影の指示を行うと共に(ステップS5)、写真撮影によりデジタルカメラ12から出力される電子画像データを取得する(ステップS6)。また、CPU10は、デジタルカメラ12の撮影時点における時刻である撮影時刻を示す撮影時刻データ(操作日時データ)を、時計部11から取得すると共に、デジタルカメラ12の撮影時点におけるコンテナ運搬車両1が存在している位置を示す車両位置データを、GPS受信部14から取得する(ステップS6)。そして、車両番号データと、撮影時刻データ、車両位置データ、及び、操作種類データを合わせて、撮影報告データ(履歴データ)を作成する(ステップS7)。
CPU10は、撮影報告データを、RAM18に記憶すると共に、無線通信用アダプタ13を介してコンテナ管理センタ30の管理サーバ8へ送信する(ステップS7)。CPU10は、上記の写真撮影の指示(ステップS5)から送信(ステップS7)までの処理を、操作種類信号がONした後OFFするまでの間に、少なくとも1回行う。具体的には、本実施の形態では1回としている。
撮影報告データが管理サーバ8へ送信されると(ステップS7)、管理サーバ8のCPU32は、ゲートウエイ38を介して撮影報告データを受信すると共に(ステップS23)、撮影報告データを記憶部33に記憶する(ステップS24)。後述するように、撮影報告データに含まれる電子画像データが管理サーバ8により解析されて、コンテナCのコンテナIDコードC4が識別される。
尚、例えば、コンテナIDコードC4にごみや汚れが付着しているなどして、電子画像データのコンテナIDコードC4が鮮明でない場合などもあり得る。そのような場合には、CPU32によってコンテナCの識別が行えない事態も想定し得る。本実施形態では、コンテナCの識別が好適に行われなかった場合は、CPU32は、ゲートウエイ38を介して、警告信号と、電子画像データとをコンテナ関連情報として、端末機9に対して送信する。送信された電子画像データと警告信号は、送受信部9aを経由してCPU9bに送信される。CPU9bは、ディスプレイ9dに対して、警告信号が端末機側受信部により受信された際に、コンテナの識別が行えなかった旨の警告表示と共に、電子画像データを表示させる。
図28は、警告表示の例示である。図28に示すように、警告表示と共に電子画像データ(写真)が表示される。このため、端末機9のユーザは、電子画像データ(写真)を目視確認することができる。例えば、図28に示す場合であれば、コンテナIDコードC4のうち、「2」「5」「8」の一部が欠けているため、自動認識ができなかったものの、目視確認によって「1234567890」という数字列を確認することができる。
端末機9のユーザが電子画像データ(写真)を目視確認することによって、コンテナCの識別が可能であった場合は、端末機9のユーザは、端末機9の図示しないキーボードやマウスなどの入力手段(コンテナ関連情報入力手段)を用いてコンテナ番号などのコンテナ関連情報を端末機9に対して入力することができる。入力されたコンテナ関連情報は、端末機9の端末機側コンテナ関連情報送信部としての送受信部9aから、管理サーバ8のゲートウエイ38を介して、データ取得部としてのCPU32に対して送信される。その後、入力されたコンテナ関連情報は、記憶部33に記憶される。
また、電子画像データを含む撮影報告データは、記憶部33に記憶されるので、電子画像データのノイズ等によって、たとえ電子画像データの解析がうまく行えなかったとしても、記憶部33に記憶されている電子画像データから得られる画像を、人が目視することにより、コンテナIDコードC4を判読することができる。
また、荷役装置制御部15から出力されている操作種類信号がOFFされると(ステップS8)、CPU10は、操作種類信号のOFF時点における時刻である操作終了時刻を示す操作終了時刻データを、時計部11から取得すると共に、操作種類信号のOFF時点におけるコンテナ運搬車両1が存在している位置を示す車両位置データを、GPS受信部14から取得する(ステップS9)。
CPU10は、上記の車両番号データと、上記の操作終了時刻データ、車両位置データ及び操作種類データを合わせて、操作終了報告データを作成する(ステップS10)。CPU10は、操作終了報告データを、RAM18に記憶すると共に、無線通信用アダプタ13からコンテナ管理センタ30の管理サーバ8へ送信する(ステップS10)。
CPU10は、コンテナ運搬車両1の車両運行が終了していない限り(ステップS11)、ステップS1に戻って、上記の処理(ステップS1〜ステップS11)が繰り返される。コンテナ運搬車両1の車両運行が終了すると(ステップS11)、車載装置4は、処理を終了する。操作終了時刻データがコンテナ管理センタへ送信されると(ステップS7)、管理サーバ8のCPU32は、ゲートウエイ38を介して操作終了報告データを受信すると共に(ステップS25)、操作終了報告データを記憶部33に記憶する(ステップS26)。
また、本実施形態では、1秒〜10分程度の所定の期間毎にも、デジタルカメラ12により写真撮影が行われ、電子写真データが取得される。そして、取得された電子画像データと、車両番号データ(車両識別データ)と、車両位置データとが相互に関連づけられて、無線通信用アダプタ13から無線通信網5aに対して無線送信される。無線送信されたデータは、インターネット5bを介して、管理サーバ8に送信される。管理サーバ8のCPU32において、相互に関連づけられた車両番号データ(車両識別データ)と、車両位置データとからコンテナ運搬車両1の位置情報が取得される。そして、コンテナ運搬車両1の位置情報と、そのコンテナ運搬車両1の位置情報の取得に供した車両位置データが取得された時の車両位置データ取得時刻と、相互に関連づけられた車両番号データ(車両識別データ)と、車両位置データとが、管理サーバ8の記憶部33に記憶される。また、管理サーバ8に送信されたデータは、車載装置4のRAM18にも、管理サーバ8への送信と同時に記憶される。
尚、本明細書において、「車両位置データ」とは、GPS受信部14が検出した位置に関する情報そのものをいう。それに対して、「コンテナ運搬車両の位置情報」とは、車両識別データ(車両番号データ)と、車両位置データと、GPS受信部14によってその車両位置データが検出された時刻とから算出されるものであって、ある車両識別データを有するコンテナ運搬車両1が、どのような時刻にどのような位置に存在したか(存在しているか)を示す情報である。
(管理サーバ8側の動作)
一方、管理サーバ8では、図13及び図14に示すように、CPU10は、車載装置4から送信され、記憶部33に記憶されている、操作開始報告データ、撮影報告データ、及び、操作終了報告データを用いて、次の処理を行う。
まず、操作開始報告データに含まれている操作開始時刻と、操作終了報告データに含まれている操作終了時刻とを比較し、操作開始時刻と操作終了時刻との差が所定時間より短いか否かをチェックする(ステップS27)。ステップS27における「所定時間」は、記憶部33に予め記憶されている。操作開始時刻と操作終了時刻との差が所定時間より短い場合は(ステップS28)、操作開始時刻から操作終了時刻までの間に撮影された画像の電子画像データを含む撮影報告データ、即ち、ステップS24で記憶された撮影報告データを、全て無効とする(ステップS29)。操作開始時刻と操作終了時刻との差が所定時間以上である場合は(ステップS28)、操作開始時刻から操作終了時刻までの間に撮影された画像の電子画像データを含む撮影報告データは、無効とはされない(ステップS28)。
このようにするのは、次の理由による。一般に、荷役装置2では、コンテナ運搬車両1の運転手等が荷役装置操作端末16を操作することで荷役装置2の各操作が行われる。この各操作の正確さを期すために、通常、短い期間の操作が繰り返されて微調整されることが多い。そのため、これらの微調整のための短い時間の操作による荷役装置2の各動作を除いて、主たる動作のみを把握しなければ、積み込みや降ろしを正確に捉えることが困難となる。従って、所定時間よりも短い荷役装置2の操作は、荷役装置2の正規の操作とみなさないようにする必要がある。そこで、操作開始時刻と操作終了時刻との差が所定時間より短い場合は、操作開始時刻から操作終了時刻までの間の荷役装置2の動作は、荷役装置2の正規の操作とみなさず、間の撮影報告データを、全て無効とするのが好ましい。そうすることによって、コンテナ装着積載手段の正規の操作における操作種類を正確に把握することができる。
次に、ステップS24で記憶された撮影報告データで無効でないものが存在するか否かをチェックする(ステップS30)。ステップS30において、撮影報告データで無効でないものが存在すると判断されれば(ステップS31)、CPU32は、無効でないと判断された撮影報告データに含まれる電子画像データを解析して、電子画像データに含まれるコンテナ運搬車両1に積載されているコンテナCのコンテナIDコードC4を識別する(ステップS32)。そして、CPU32は、識別されたコンテナIDコードC4に基づいてコンテナ識別を行う。尚、電子画像データの解析には、管理サーバ8の記憶部33に保持されているソフトウエアに含まれる電子画像データの解析用のプログラムが用いられる。この解析用のプログラムは、特に限定されることなく、一般的な解析用プログラム(例えば、OCR(optical character reader) プログラム)を用いることができる。
電子画像データからコンテナIDコードC4が識別されると(ステップS32)、CPU32は、コンテナIDコードC4と、コンテナIDコードC4が識別された電子画像データが含まれている撮影報告データに含まれている車両番号データ、撮影時刻データ、車両位置データ、コンテナ運搬車両1の位置情報、及び、操作種類データとを用いて、コンテナ運搬車両1のコンテナ運搬履歴データ(=コンテナ関連情報(コンテナCに関連するデータの総称)+車両関連情報(コンテナ運搬車両1に関連するデータの総称))を作成する(ステップS33)。CPU32は、コンテナ管理センタ30における業務が終了していない限り(ステップS34)、ステップS21に戻って、上記の処理を繰り返す。コンテナ管理センタ30の業務が終了すると、管理サーバ8は、処理を終了する(ステップS34)。
(管理サーバ8から各端末機9へのデータ送信)
上記のように、管理サーバによって、コンテナCの識別及びコンテナ関連情報や車両関連情報などを含むコンテナ運搬履歴データ等の各種データの収集が行われ、各種データが記憶部33に記憶される。記憶部33に記憶された各種データは、インターネット5bを介して端末機9に供給される。
具体的に、記憶部33に記憶された各種データは、随時又は必要に応じてゲートウエイ38からインターネット5bに送信される。インターネット5bに送信された各種情報は、端末機9の受信部(例えば、ゲートウエイ)9aによって受信される。端末機側送受信部9aによって受信された各種情報は、CPU9bに送信された後、記憶部9cに送信され、記憶部9cにおいて記憶される。
(端末機9における処理)
メモリ等の記憶部9cに記憶された各種情報(コンテナ関連情報や車両関連情報を含む)は、端末機9のユーザが図示しないキーボードやマウスなどの入力手段や操作手段を操作することで、ディスプレイ9dに表示される。具体的には、端末機9のユーザが、キーボードやマウス等の入力手段に対して各種データを表示させる操作を行うと、CPU9bは、送受信部9aを介して、管理サーバ8に対して、表示させようとする各種データの送信を要求する。すると、管理サーバ8のCPU32は、その表示させようとする各種データを記憶部33から読み出し、ゲートウエイ38を介して端末機9に対して送信する。送信されたデータは、CPU9bを経由して、記憶部9cに一旦記憶される。その後、記憶部9cに記憶されたデータが、CPU9bによって再度読み出され、ディスプレイ9dに表示される。
ここで、ユーザが表示させようとする情報が、記憶部9cに記憶されている情報自体である場合は、CPU9bは、その情報を記憶部9cから読み出し、そのままディスプレイ9dに表示させる。一方、ユーザが表示させようとする情報が、記憶部9cに記憶されている情報自体でない場合は、CPU9bは、ユーザが表示させようとしている情報を取得するために必要なデータを記憶部9cから読み出し、そのデータを演算処理することによりユーザが表示させようとしている情報を取得する。その後、CPU9bは、演算処理により得られた情報をディスプレイ9dに表示させる。尚、演算処理により得られたデータは記憶部9cに記憶され、蓄積される。具体的に、演算処理により得られたコンテナ関連情報等のデータは、操作日時データ、車両位置データ及び操作種類データ等の演算処理前のデータと相互に関連づけて記憶され、蓄積される。
又、各端末機9には、プリンタやプロッタ等により構成される出力部9eが設けられている。このため、ディスプレイ9dに表示された各データは、出力部9eより出力可能となっている。具体的には、プリント可能となっている。
本実施形態に係るコンテナ管理システム100では、管理サーバ8又は端末機9を使用して、管理サーバ8又は端末機9のユーザによりコンテナ管理が行われる。具体的には、管理サーバ8又は端末機9のユーザは、記憶部9c又は33に記憶されたコンテナ運搬履歴データなどの各種データを記憶部9c又は33から読み出し、ディスプレイ9d又は36に表示させることにより行う。尚、以下の説明では、端末機9のユーザがコンテナ管理を行う場合を例に挙げて説明する。
(ディスプレイ9dの表示並びに端末機9又は管理サーバ8におけるデータ処理)
次に、ディスプレイ9dの表示物並びにその表示物をディスプレイ9dに表示させるための端末機9又は管理サーバ8におけるデータ処理について、図15等を参照しながら詳細に説明する。
図15は、ディスプレイ9dに表示されるコンテナ運搬履歴データ表の一例を示したものである。図15のコンテナ運搬履歴データ表は、記憶部33に記憶されたコンテナ運搬履歴データの一部が表示されたものである。具体的に、図15のコンテナ運搬履歴データ表は、日付:D1におけるコンテナIDコードC4:#001、#002、#003及び#004の4個のコンテナに関するコンテナ運搬履歴データの一部が表示されている。具体的に、図15に示すコンテナ運搬履歴データ表には、撮影時刻データである「日時」、コンテナIDコードC4である「コンテナID」、車両位置データである「車両位置」、車両番号データ(車両識別データ)である「車両番号」、及び、操作種類データである「操作種類」が表示されている。
コンテナ運搬履歴データ表中の「日時」は、記憶部33に記憶された撮影日時データに基づいて表示される。具体的には、コンテナ運搬車両1において「操作種類」の欄に表示された操作が行われたときに送信された撮影日時データに基づいて表示される。「操作種類」は、その撮影日時データと共に送信され、記憶部33に記憶されている操作種類データに基づいて表示される。「コンテナID」は、撮影日時データと共に送信され、記憶部33に記憶された電子画像データから解析されたコンテナIDコードに基づいて表示される。「車両番号」は、撮影日時データと共に送信され、記憶部33に記憶されている車両番号データ(車両識別データ)に基づいて表示される。
図15に示されたコンテナ運搬履歴データ表より、
車両番号******のコンテナ運搬車両1は、
・時刻T1に、車両位置P01でコンテナID#001のコンテナCを積み込んだこと、
・時刻T2に、車両位置P01とは異なる車両位置P11において、コンテナID#001のコンテナCを降ろしたこと、
・時刻T3に、コンテナID#001のコンテナCを降ろしたのと同じ車両位置P11で、コンテナID#002のコンテナCを積み込んだこと、
・時刻T4に、コンテナID#002のコンテナCを、積み込んだ場所(車両位置P11)と異なる車両位置P21でチルトアップしてコンテナID#002のコンテナCの積載物を排出したこと、
・時刻T5に、コンテナID#002のコンテナCをチルトダウンしたこと、
・時刻T6に、コンテナID#002のコンテナCを積み込んだ場所(車両位置P11)及びチルトアップした場所(車両位置P21)と異なる車両位置P02で降ろしたこと、
・車両位置P02から車両位置P12へ移動し、車両位置P12で、時刻T7に、コンテナID#003のコンテナCを積み込んだこと、
・時刻T8に、コンテナID#003のコンテナCを積み込んだ場所(車両位置P12)とは異なる車両位置P22でチルトアップしてコンテナID#003のコンテナCの積載物を排出したこと、
・時刻T9にコンテナID#003のコンテナCをチルトダウンしたこと、
・時刻T10に積み込んだ場所と同じ車両位置P12において、コンテナID#003のコンテナCを降ろしたこと、
・車両位置P12から車両位置P13へ移動し、車両位置P13で、時刻T11に、コンテナID#004のコンテナCを積み込んだこと、
・時刻T12に、コンテナID#004のコンテナCを積み込んだ場所(車両位置P13)とは異なる車両位置P31において、チルトアップしてコンテナID#004のコンテナCの積載物を排出したこと、
・時刻T13にコンテナID#004のコンテナCをチルトダウンしたこと、
・時刻T14に、積み込んだ場所と同じ車両位置P13において、コンテナID#004のコンテナCを降ろしたこと、
がユーザにより認識される。
また、図15に示すコンテナ運搬履歴データ表に示されるデータに基づいて、コンテナCの管理に必要な各種データがCPU32によって演算され、演算により得られたデータが管理サーバ8から端末機9に送信され、ディスプレイ9dに表示される。その一例及び一例におけるコンテナ管理の原理を次に示す。
一般に、廃棄物処理用のコンテナCを積載したコンテナ運搬車両1が立ち寄るのは、保管ヤード、客先の敷地、或いは、処理場のいずれかである。そこで、上記の情報を用いれば、図16に示すような原理に基づいて、コンテナCの管理を行うことができる。
通常、保管ヤードには、空のコンテナCがコンテナ運搬車両1によって運ばれてきて、予備用のコンテナCとして保管され、必要に応じて保管ヤードから持出されて使用される。従って、保管ヤードでコンテナCを降ろすのは、空コンテナCを保管ヤードに設置することを意味する。そして、保管ヤードでコンテナCを積み込みするのは、空コンテナCをコンテナ運搬車両1に搭載することを意味する。
通常、客先の敷地には、空のコンテナCがコンテナ運搬車両1によって搬入されて設置され、客先が空のコンテナCに廃棄物等の積載物を積載する。コンテナCに廃棄物が溜まると、廃棄物等を廃棄するために、コンテナ運搬車両1が廃棄物を積載したコンテナCを運び出す。従って、客先敷地でコンテナCを降ろすのは、空のコンテナCを客先敷地に設置することを意味する。そして、客先敷地でコンテナCを積み込みするのは、廃棄物等の積載物が積載されたコンテナCをコンテナ運搬車両1に搭載することを意味する。
通常、処理場でコンテナCをチルトアップするのは、コンテナCに積載された廃棄物等の積載物を処理場に排出すると共に、空のコンテナCを持帰ることを意味する。また、コンテナ運搬車両1が搭載しているコンテナCに積載されている廃棄物等の積載物は、処理場でしか排出されないはずである。そこで、処理場でない所でコンテナ運搬車両1のチルトアップ動作が行われると、それは、処理場以外で排出が行われたことを意味する。
そうすると、図15における各車両位置が、保管ヤード、客先の敷地、処理場のいずれであるかが分かれば、コンテナCの状態やコンテナCの存在場所を管理することが可能となる。そこで、図15における車両位置が、図17に示すような場所であるとすると、図15の記録から、図18のコンテナ管理データを導くことができる。
具体的に、図15によれば、上記のコンテナ運搬車両1は、日付がD1の時刻T1に、コンテナID#001のコンテナCを車両位置P01で積み込みしている。図17に示すデータから、車両位置P01の地点名はH1で、地点種類は保管ヤードであると、CPU32によって判断される。そして、保管ヤードとコンテナ運搬履歴データの積み込みに基づき、図16から、コンテナ状態情報は「空」で、コンテナ所在情報は、「ヤードで搭載」であると、CPU32によって判断される。これらの判断によって、CPU32の指示に基づいて、コンテナ状態情報及びコンテナ所在情報を、時刻T1における上記のコンテナ運搬履歴データに含まれる、コンテナID、時刻、車両位置に対応する地点名と地点種類、地点名に対応する住所(操作種類の欄に記載された操作が行われた地点の住所)及び、操作種類と共にディスプレイ9dに表示されたのが図18の1行目である。
図15によれば、時刻T2に、コンテナID#001のコンテナCを積み込んだ場所と異なる車両位置P11で降ろされている。図17によれば、地点位置P11の地点名はK1で、地点種類は客先敷地である。地点種類である客先敷地とコンテナ運搬履歴データに含まれる操作種類である降ろしに基づき、図16から、コンテナ状態情報は「空」で、コンテナ所在情報は、「客先に設置」であると判断される。これらの情報を時刻T2における上記のコンテナ運搬履歴データに含まれる各情報等と共に表示されたのが図18の2行目の表示である。
図15によれば、時刻T8に、コンテナID#003のコンテナCを車両位置P22でチルトアップされている。図17によれば、地点位置P22の地点名はS2で、地点種類は処理場である。次に、地点種類である処理場とコンテナ運搬履歴データに含まれる操作種類であるチルトアップに基づき、図16から、コンテナ状態情報は「空」で、コンテナ所在情報は、「処理場に排出」であると判断される。これらの情報を時刻T8における上記のコンテナ運搬履歴データに含まれる各情報等と共に表示されたのが、図18の7行目の表示である。他の行についても同様であるため、記載を省略する。
本実施形態では、端末機9のユーザがコンテナ状態データ及びコンテナ所在データを含む図18に示す形式のコンテナ管理データ表を表示させるための操作を、端末機9の図示しない入力手段に対して行えば、管理サーバ8からコンテナ管理データ表を表示させるための各種データが端末機9に対して提供され、図18に示すコンテナ管理データ表がディスプレイ9dに表示される。また、ユーザの操作によって、図18に示すコンテナ管理データ表が出力部9eから出力される。又、図18に示すデータ等を、作業日報として出力することも可能である。これにより、作業日報を別途作成する手間及び人的コストを削減することができる。
尚、ここでは、図16に示すデータから図18に示すコンテナ管理データ表を作成するデータ処理が管理サーバ8のCPU32において行われる例について説明するが、このデータ処理を端末機9のCPU9bに行わせてもよい。
尚、図15によれば、時刻T12において、車両位置P31でコンテナID#004のコンテナCがチルトアップされ、コンテナCの積載物を排出ししている。しかしながら、コンテナID#004のコンテナCがチルトアップされた車両位置P31と一致する地点位置は、図17には存在しない。よって、地点種類は、図16に示される「上記以外」に相当する。よって、図18においても、地点名及び地点種類の欄に、不明であることを表す「?」が表示される。このことから、コンテナ状態情報は「空」で、コンテナ所在情報は、「処理場以外に排出」となる。即ち、この場合は、処理場でない所でコンテナCの積載物が排出されており、不法投棄であることが分かる。また、図18には、操作種類の欄に記載された操作が行われた地点の住所も合わせて表示される。このため、どの地点で不法投棄が行われたかが分かる。これにより、不法投棄の管理が行われる。
また、本実施形態に係るコンテナ管理システム100によれば、以下のようなデータ処理及びディスプレイ9dによる表示が可能である。
(コンテナCの設置期間の表示)
コンテナ管理システム100では、例えば、図19に示すように、コンテナCの設置期間を表す表を表示させることができる。このコンテナCの設置期間は、図18に示すコンテナ管理データから、CPU32によって算出される。具体的には、現在の日時と客先に設置された日時とから算出される。客先に設置されていたコンテナCがコンテナ運搬車両に積み込まれたら、設置期間はゼロにリセットされる。このように算出されたコンテナCの設置期間は、図19に示すような設置期間表として、ディスプレイ9dに表示される。
(コンテナCの稼働率)
コンテナCの設置期間の算出と同様の手法によりコンテナCの稼働率も、CPU32によって算出され、その結果が管理サーバ8から端末機9に送信され、例えば図20や図26に示すように、ディスプレイ9dに表示される。図20には、非稼働状態にあるコンテナ数を表す棒グラフと、コンテナCの稼働率を表す折れ線グラフが表されている。一方、図26には、コンテナCの稼働日数や非稼働日数を表す表と、コンテナ稼働率及びコンテナ設置日数を表す円グラフが示されている。
ここで、「稼働率」とは、稼働しているコンテナCの数量を、稼働しているコンテナCの数量と非稼働のコンテナCの数量との和で除算することにより得られる。「非稼働のコンテナC」とは、保管ヤード(例えば、自社敷地内)に設置又は保管ヤードにおいてコンテナ運搬車両1に搭載されているコンテナC、つまり、保管ヤードに存在するコンテナCをいう。このため、図19に示す設置期間表に表されるデータから算出される設置されたコンテナCの数量を、図18に示すデータから現時点において保管ヤードに存在するとCPU32によって判断されるコンテナCの数量と図19に示す設置期間表に表されるデータから算出される設置されたコンテナCの数量との和により除算することによって、CPU32において算出される。CPU32は、その算出結果を基に、図20に示すグラフを作成したのち、端末機に9対して送信し、ディスプレイ9dに表示させる。図20に示すグラフでは、現時点に置いて非稼働であるコンテナCの数量とコンテナCの稼働率が表されている。尚、管理サーバ8が稼働率を算出して、各端末機9に送信するようにしてもよい。
(コンテナCの配置)
また、コンテナ管理システム100では、コンテナCの位置が表示された地図をディスプレイ9dに表示させることが可能となっている。図21はその一例を示している。図21に示すように、図18に示すコンテナ所在(コンテナCの位置情報)に対応した地図上の場所に、コンテナアイコン101、102が表示される。コンテナアイコン101、102の右上には、コンテナアイコン101、102に対応するコンテナCのコンテナIDが附されている。また、コンテナアイコン101の下には、図19に示すコンテナCの設置期間が合わせて表示されている。尚、ここでは、コンテナアイコン101、102にコンテナCの設置期間が合わせて表示される例について説明するが、コンテナCの設置期間以外のコンテナ関連情報等の情報を並べて表示するようにしてもよい。
図21において、コンテナIDが#001〜#003のコンテナCに対して使用されているコンテナアイコン101は、稼働中のコンテナCであることを表すコンテナアイコンである。一方、コンテナIDが#004のコンテナCに対して使用されているアイコン102は、非稼働中のコンテナCであることを表すコンテナアイコンである。このように、コンテナCの状態によって、使用されるコンテナアイコンが区別されている。例えば、設置期間が所定期間以上であるコンテナCに対して使用されるコンテナアイコン101と、設置期間が所定期間未満であるコンテナCに対して使用されるコンテナアイコン101とは、相互に異なる色に設定されている。また、コンテナ運搬車両1に搭載されている途中のコンテナCに対しては、コンテナアイコン101、102とは異なるコンテナアイコンが使用される。
また、図21に示す地図には、図17及び図19に示す地点名及び客先が、地図上の対応する場所に表示される。
コンテナ管理システム100では、図21に示す地図よりも、より広域の地図をディスプレイ9dに表示させることもできる。図22は、その例である。図22に示す地図のように、ディスプレイ9dに広域地図を表示させる場合、複数のコンテナアイコン101が、地図上のほぼ同じ位置に表示される場合がある。その場合は、図22に示すように、重畳して表示された複数のコンテナアイコン101の横に、その複数のコンテナアイコン101に対応するコンテナCのそれぞれのコンテナ関連情報、例えばコンテナIDが並べて表示される。
ディスプレイ9dの表示上において、図22の地図のコンテナアイコン101にカーソル103を合わせると、図23に示すように、コンテナアイコン101で表されているコンテナID#001〜003のコンテナCの詳細情報が、ポップアップウインドウ104で表示される。具体的に、本実施形態では、ポップアップウインドウ104に、各コンテナCの設置期間が表示される。
(車両アイコン105、106の表示)
ディスプレイ9dに表示される地図には、コンテナアイコン101、102以外のアイコンも表示可能となっている。例えば、図24に示すように、コンテナ運搬車両1を表す車両アイコン105、106も表示可能である。具体的に、図24では、記憶部33に記憶されたコンテナ運搬車両1の現在の位置情報に応じた地図上の場所に車両アイコン105、106が表示されている。尚、車両アイコン105、106は、表すコンテナ運搬車両1の種類や状態によって異なる。例えば、図24の車両アイコン105は、コンテナCを搭載したコンテナ運搬車両1を表す。一方、図24の車両アイコン106は、コンテナCを搭載していないコンテナ運搬車両1を表す。
また、ディスプレイ9dには、車両アイコン105、106と共に、車両アイコン105、106に対応するコンテナ運搬車両1の車両識別データ(具体的には、車両番号データ)も表示される。具体的には、図24に示すように、車両アイコン105、106の下や横に車両識別データが表示される。
(作業エリアAR)
また、図24に示すように、第4の記憶部としての記憶部33に予め記憶された作業エリアARを表示させることも可能である。作業エリアARには、図24に示すように、作業エリア名(ユーザの登録顧客名称等)112が合わせて表示される。これにより、端末機9のユーザが顧客登録画面を別途呼び出して作業エリア名(登録顧客名称等)を確認する場合と比較して、地図上で、容易に、作業エリア名を確認することができる。その結果、コンテナCやコンテナ運搬車両1の状況把握がより容易かつ迅速にできるようになっている。
また、エリア判断部としてのCPU32は、記憶部33に記憶されたコンテナ運搬車両1の位置情報に基づいて、コンテナCが作業エリアAR内にあるか否かを判断する。そして、CPU32が、コンテナCが作業エリアAR内にないと判断した場合は、ディスプレイ9dに警告表示がなされる。つまり、ディスプレイ9dは、警告部としての機能を兼ね備えている。また、コンテナ運搬車両1において警告ブザーが鳴らされる。尚、警告の方法は、特に限定されるものではなく、例えば、ディスプレイへの表示、警告ブザー、警告ランプの点灯又は点滅等であってもよい。
また、例えば図24に示すように、コンテナ運搬車両1から所定期間毎に送信され、記憶部33に記憶されているコンテナ運搬車両1の位置情報に基づいて、各コンテナ運搬車両1の通過経路110をディスプレイ9dに表示させることも可能である。具体的に、本実施形態では、通過経路110は、略三角形状の複数のマーク(ドット)107により表される。このマーク107は、コンテナ運搬車両1から所定期間毎に送信されたコンテナ運搬車両1の位置情報に対応した地図上の位置にポイントされている。このマーク107の大きさは、例えば、画面上の地図の表示領域の大きさに応じて変更してもよい。例えば、地図を拡大して詳細地図にした場合には、マーク107の間隔が広がってしまうため、マーク107の大きさを、地図の拡大度合いに合わせて大きくすることが好ましい。
また、本実施形態では、端末機9のユーザが、端末機9のキーボードやマウスなどの入力手段(作業エリア指定手段)を操作することによって、ディスプレイ9dに表示された地図上において、作業エリアARを指定可能となっている。具体的に、本実施形態では、図27に示すように、マウスを操作してカーソル103を移動させることで、ディスプレイ9dに表示されている地図上の複数のポイント111を指定することで、その複数のポイント111によって囲まれたエリアが作業エリアARとして指定される。指定された作業エリアARは、端末機9の端末機側作業エリア送信部としての送受信部9aから、管理サーバ8のゲートウエイ38を介して、データ取得部としてのCPU32に対して送信される。その後、指定された作業エリアARは、記憶部33に記憶される。例えば、作業エリアARが記憶部33にすでに記憶されている場合は、すでに記憶されている作業エリアARに、指定された作業エリアARが上書きされる。
(コンテナ運搬車両1の車速検出及び警告)
また、本実施形態のコンテナ管理システム100では、コンテナ運搬車両1の車速検出及び警告が行われる。具体的に、本実施形態では、記憶部33に記憶されたコンテナ運搬車両1の位置情報と、そのコンテナ運搬車両1の位置情報の取得に供した車両位置データが取得されたときの車両位置データ取得時刻とに基づいて、車速算出部としてのCPU32によってコンテナ運搬車両1の車速が算出される。つまり、CPU32によって、ある時点におけるコンテナ運搬車両1の位置と、その時点から所定期間後のコンテナ運搬車両1の位置とから所定期間内に移動した距離が算出される。そして、その算出された距離を上記所定期間で除算することでコンテナ運搬車両1の車速を算出することができる。
算出された車速は、例えば、図25に示すグラフのように、端末機9のユーザによる端末機9の操作に応じて、CPU9bからの指示によってディスプレイ9dに表示される。
また、車速判断部としてのCPU32によって、コンテナ運搬車両1の車速が予め定められた制限速度130(図25を参照)以下であるか否かが判断される。図25に示す場合のように、CPU32によって、コンテナ運搬車両1の車速が予め定められた制限速度130以下であると判断された場合は、警告は行われない一方、CPU32によって、コンテナ運搬車両1の車速が予め定められた制限速度130より高いと判断された場合は、CPU32の指示により端末機9のディスプレイ9dに警告表示がなされる。つまり、本実施形態では、ディスプレイ9dは車速警告部としての機能を有する。
尚、ここでは、ディスプレイ9dに車速に関する警告が表示される例について説明したが、警告ブザーが鳴るようにしてもよいし、警告ランプが光るようにしてもよい。それと共に、コンテナ運搬車両1の運転者に対しても、警告ランプや警告ブザーによって警告するようにしてもよい。また、ここでは、予め設定された一定の制限速度130を用いたが、一般道路に法定の制限速度を用いるようにしてもよい。その場合、記憶部33に一般道路の法定制限速度を記憶させておく必要がある。
なお、図25に示すように、車速と共に、一定の制限速度を一本のライン130としてグラフ表示することで、運転者に対して速度に関する注意を喚起することができる。しかし、コンテナ運搬車両1は、一般道だけでなく、高速道路を走行する場合もある。その場合、一本のライン130だけでは、実情に合わなくなる場合がある。例えば、高速道路の法定制限速度は一般道の法定制限速度よりも高いので、実際には、運転者は、一般道の法定制限速度を超えた速度でコンテナ運搬車両1を走行させることになる。
そこで、図29に示すように、制限速度130に加えて、ユーザが任意に設定可能な規制速度を他のライン130Aとしてグラフ表示するようにしてもよい。すなわち、車速の変化とユーザが任意に設定する規制速度130Aとをグラフ表示するようにしてもよい。本例によれば、固定規制ライン130と共に、可変の車速規制ライン130Aを同時に表示することができる。このように、可変の規制速度を表示可能とすることにより、運転者の実情に合った表示を自動的に行うことができる。
(作用及び効果)
以上説明したように、本実施形態に係るコンテナ管理システム100によれば、デジタルカメラ12に内蔵された撮像素子12aにより撮像されたコンテナIDコード(コンテナ識別子)C4の解析によりコンテナCの識別が自動的に行われる。このように、撮像素子12aを用いてコンテナCの識別を行う場合は、IDタグを用いる場合とは異なり、コンテナIDコード(コンテナ識別子)C4と撮像素子12aとが比較的離れていてもコンテナCの識別が可能である。また、IDタグの読み取りによりコンテナCの識別を行う場合、読取装置に対するIDタグの比較的高い位置精度が要求される。このため、IDタグ読み取り時におけるIDタグと読取装置との位置不良により、コンテナCの識別ができない虞がある。その一方、撮像素子12aを用いる場合は、撮像素子12aに対するコンテナIDコード(コンテナ識別子)C4の位置精度に対する要求が比較的低い。従って、コンテナCの識別を高い確実性で行うことができる。
また、上述のように、撮像素子12aを用いる場合は、撮像素子12aに対するコンテナIDコード(コンテナ識別子)C4の位置精度に対する要求が比較的低い。このため、コンテナIDコード(コンテナ識別子)C4の配置自由度が比較的高い。よって、どのようなコンテナCであっても、コンテナIDコード(コンテナ識別子)C4の取付が比較的容易である。従って、コンテナ管理システム100の構築を比較的容易に行うことができる。
通常、コンテナIDコード(コンテナ識別子)C4は、IDタグなどと比較して、安価である。このため、コンテナIDコード(コンテナ識別子)C4を用いることで、コンテナ管理システム100の構築を比較的安価に行うことができる。
また、IDタグを用いた場合、読取装置がなければコンテナCの識別を行うことができない。つまり、コンテナ運搬車両1に載置している場合は、コンテナCの識別を行うことができるものの、コンテナCがコンテナ運搬車両1に載置されていない場合には、コンテナCの識別を行うことが困難である。それに対して、撮像素子12aで撮像可能なコンテナIDコード(コンテナ識別子)C4を用いる場合は、特別な装置を用いることなく、目視によってもコンテナCの識別を行うことができる。このため、コンテナ運搬車両1に載置されていないときにおいても、コンテナCの識別を行うことができる。例えば、コンテナCそのものの修理や塗装の塗り直し等の際には、コンテナIDコード(コンテナ識別子)C4を目視で識別することができる。
例えば、上記特許文献1のように、単にコンテナCの位置情報のみによるコンテナCの管理では、コンテナCの現在地が管理されるに過ぎず、コンテナCの状態を把握することは困難である。また、コンテナ運搬車両1に載置されていないコンテナCの位置情報を把握することも困難である。それに対して、上記コンテナ管理システム100では、コンテナCの操作が行われたときに、操作種類データ、操作日時データ及び車両位置データが送信される。このため、例えば、コンテナCの積み降ろしが行われると、コンテナCの積み降ろしが、どこで行われたかが把握される。よって、例えば、どのようなコンテナID(識別番号)のコンテナCが降ろされて、現在どこに設置されているかを管理することができる。また、設置されたコンテナCが、コンテナ運搬車両1に積み込まれた際には、いつ、どこで積み込みが行われ、どこに運ばれたかを管理することができる。これにより、コンテナCの好適な配置運用が可能となる。
また、例えば、コンテナ運搬車両1が、コンテナCを傾斜させることにより、内容物を廃棄することができるものである場合は、コンテナCを傾斜させたときに、操作種類データ、操作日時データ及び車両位置データが送信されるため、どこでコンテナCの内容物が廃棄されたかを管理することができる。これにより、コンテナCの内容物の不法投棄を監視することができる。また、コンテナC内の内容物の量も簡易的に管理することができる。
一方、コンテナ運搬車両1の位置情報のみを管理するのであれば、不法投棄が頻繁に行われるような現場を通過しただけなのか、その現場で不法投棄を行ったのかを判別することが困難である。
また、本実施形態では、コンテナCの設置期間が管理される。特に、コンテナCの設置期間が、コンテナアイコン101、102が示された地図に、コンテナアイコン101、102と共に表示され、端末機9のユーザは、一目でコンテナCの設置期間を確認することができる。よって、コンテナCが意図しない場所に意図しない長期間にわたって設置されることを抑制することができる。また、コンテナCの設置期間を管理することによって、コンテナCの容量が満杯になる時期を予測することも容易になり、設置中のコンテナCの入れ替え時期の見積もり、顧客への連絡なども容易となる。つまり、ユーザが、以後のコンテナCの使用計画をたてやすくなり、ユーザによるコンテナCの管理が特に容易となる。その結果、コンテナCの稼働率を向上することや、コンテナCの有効利用が可能となる。
本実施形態では、コンテナアイコンと共に上記設置期間等のコンテナの状態などに関連するコンテナ関連情報が並べて表示される。このため、端末機9のユーザが、現在のコンテナCの位置及びそのコンテナCの状態を一目で把握することができる。また、複数のコンテナCが管理されている場合、それらのコンテナCの位置関係も把握することができる。
例えば、複数のコンテナアイコン101、102が重畳して表示される場合、複数のコンテナ関連情報も重畳して表示されることとなる。このため、コンテナ関連情報の視認が困難となる。これに対して、本実施形態のように、コンテナアイコン101と共に、そのコンテナアイコン101に対応する複数のコンテナCのコンテナ関連情報(本実施形態では、例として設置期間)を並べて表示するようにすることで、コンテナ関連情報の視認性を向上することができる。
また、本実施形態では、稼働率が算出され、ディスプレイ9dに表示される。このため、端末機9のユーザがコンテナCの稼働率を管理することができる。その結果、コンテナCの確実な管理、及びコンテナCの有効活用を図ることができる。
本実施形態では、コンテナ運搬履歴データなどのコンテナ関連情報や車両関連情報が記憶部33に記憶されている。このため、コンテナCの過去のデータをいつでも参照すること、及びディスプレイ9dに表示させることができる。また、端末機9には出力部9eが設けられているため、記憶部33に蓄積記憶されたデータをいつでも出力することが可能である。
さらに、本実施形態では、ディスプレイ9dに表示される地図上に、コンテナアイコン101、102等と共に車両アイコン105、106が表示される。さらに、車両アイコン105、106と共に、その車両アイコン105、106に対応する車両識別データ(車両番号データ)が並べて表示される。このため、コンテナCを運搬するためのコンテナ運搬車両1の現在位置、コンテナCの運搬状況等の把握が可能となる。よって、コンテナ運搬車両1の有効な活用が可能となる。具体的には、コンテナ運搬車両1への配車指示やコンテナ運搬車両1の運転員の勤務状況確認などを素早く、かつ的確に行うことが可能となる。これは、登録されているコンテナ運搬車両1の台数、コンテナCの数が多い場合は、特に有効である。
また、本実施形態では、図24に示すように、コンテナ運搬車両1の通過経路110が地図上に表示される。通過経路110は、複数の矢印状のマーク107によって表されており、車両アイコン106の進行方向が分かるようになっている。このため、コンテナ運搬車両1の走行経路などの管理が容易となる。また、コンテナ運搬車両1の走行経路を管理することで、コンテナ運搬車両1の今後の進行ルートを予測することも容易となる。
本実施形態では、コンテナ運搬車両1の車速が、コンテナ運搬車両1の位置情報と、車両位置データ取得時刻とから算出される。このため、コンテナ運搬車両1に対して別途車速センサなどを設けることなく、コンテナ運搬車両1の車速を簡易に管理することができる。また、車速算出の元データとなるコンテナ運搬車両1の位置情報と、車両位置データ取得時刻とは、記憶部33に記憶されているため、過去にさかのぼって車速を算出することも可能となる。
さらに、本実施形態では、制限速度を超えてコンテナ運搬車両1が走行していると警告が発せられるため、コンテナ運搬車両1の車速(速度)が制限速度を超えていると、端末機9のユーザ又はコンテナ運搬車両1の運転者に対して警告が行われるため、コンテナ運搬車両1の制限速度超過を抑制することができる。
本実施形態では、コンテナ運搬車両1が作業エリア外の場所に行き、不法投棄などをすることを抑制することができる。また、コンテナ運搬車両1が作業エリア外に出ると警告されるため、運転ミスが抑制され、コンテナ運搬車両1の業務効率を向上することができる。
本実施形態では、端末機9のユーザが、端末機9のキーボードやマウスなどの入力手段(作業エリア指定手段)を操作することによって、ディスプレイ9dに表示された地図上において、作業エリアARを指定可能となっている。よって、端末機9のユーザ自身がディスプレイに表示された地図上において作業エリアARを指定することが可能となる。このため、管理サーバ8に予め作業エリアARを登録していない場合でも、端末機9のユーザが任意のときに作業エリアARを設定することができる。また、端末機9のユーザが、作業エリアARの変更を希望する場合にも、任意のときに作業エリアARの変更を行うことができる。よって、端末機のユーザのユーザビリティが向上する。
本実施形態では、CPU32によってコンテナCの識別が行えなかった場合、端末機9のユーザの目視確認によるコンテナCの識別が可能となっている。このため、よって、コンテナCが好適に識別される可能性を向上することができる。その結果、コンテナCのより好適な管理が可能となる。
上述の通り、本実施形態の端末機9には、廃棄物を収集及び運搬する収集運搬事業者が使用する収集運搬事業者用端末機と、廃棄物を排出する廃棄物排出事業者が使用する廃棄物排出事業者用端末機とが含まれる。このため、収集運搬事業者と廃棄物排出事業者との両方が、コンテナ関連情報や車両関連情報などを確認することができ、コンテナ運搬車両1やコンテナの状態等を把握することができる。
本実施形態では、出力部9eより作業日報等の各種報告書の出力も可能であるため、各種報告書作成に要する人的コストを低減することができると共に、各種報告書を迅速且つ正確に作成することが可能となる。
また、本実施形態では、荷役装置2におけるコンテナ操作の継続時間と、予め設定された所定時間とを比較し、荷役装置2におけるコンテナ操作の継続時間の方が短いと、そのときの撮影報告データが無効とされる。即ち、所定時間よりも短い荷役装置2の操作は、荷役装置2の正規の操作とみなさないようにされる。従って、荷役装置2の正規の操作における操作種類を正確に把握することができる。
尚、本実施形態では、荷役装置2の動作が、荷役装置2の正規の操作であるか否かの判断を管理サーバ8で行う例について説明したが、車載装置4で行うようにしてもよい。例えば、車載装置4のCPU10は、荷役装置制御部15から出力される操作種類信号の出力ON時点から上述した所定時間経過する前に、操作種類信号の出力がOFFするか否かをチェックする。そして、所定時間経過する前に、操作種類信号の出力がOFFする場合は、コンテナ運搬車両1における荷役装置2の動作が、荷役装置2の正規の操作ではないとみなして、管理サーバ8への撮影報告データの送信を中止するようにすることが考えられる。
本実施形態では、コンテナ運搬車両1の車載装置4は、各データを管理サーバ8へ提供する際に、自らも各報告データを記憶する。具体的には、管理サーバ8に対して送信したデータは、車載装置4のRAM18にも記憶される。このため、管理サーバ8側に問題が生じたときなどには、管理サーバ8に記憶されている各データと、RAM18に記憶されたデータとを照合することにより、管理サーバ8側のデータの確認を行うことができる。
デジタルカメラ12は、コンテナICコードC4のみならず、コンテナCが積載されているコンテナ運搬車両1の背景も写し込まれるように配置されている。このため、デジタルカメラ12によって撮影される電子写真データには、コンテナIDコードC4のみならず、コンテナ運搬車両1の背景画像まで含まれる。よって、コンテナ運搬車両1でコンテナ操作がなされているときの該コンテナ運搬車両1の背景の確認を、例えば、管理サーバ8や端末機9のユーザが行える。従って、例えば、コンテナCのチルトアップ動作のときに撮影された写真に処理場以外の場所が写っている等の場合に、不法投棄等の不正行為を把握することができる。
但し、本発明において、デジタルカメラ12は、実質的にコンテナIDコードC4のみを写真撮影するものであってもよい。この場合、より鮮明なコンテナIDコードC4の電子写真データが得られる。従って、コンテナIDコードC4の識別精度を向上することができる。
尚、上記のコンテナ管理システム100では、コンテナ運搬車両1が山間部等を走行する場合、車載装置4の無線通信用アダプタ13が、無線通信網5aと無線で通信可能なエリアの外に出た場合に、車載装置4から管理サーバ8への各データの送信ができなくなる場合が生じる。そこで、場合に対処するために、次のような方法がある。
車載装置4のCPU10は、管理サーバ8への各データの送信の際、各データをRAM18に記憶している。そこで、ひとつの方法として、各データをRAM18に記憶する際に、管理サーバ8へ送信済みを表すフラグを付加して記憶する。そして、コンテナ運搬車両1が無線通信網5aと無線で通信可能なエリアの外に出て、管理サーバ8との通信ができない場合には、フラグを付加せずに記憶すると共に、コンテナ運搬車両1が無線通信網5aと無線で通信可能なエリア内に戻って、管理サーバ8との通信が回復したときに、フラグが付加されていない各データを、管理サーバ8へ送信すると共に、これらの各データにフラグを付加してRAM18に記憶し直すのである。
或いは、車載装置4のCPU10が、管理サーバ8への各データの送信の際に、各データをRAM18に記憶しない方式のシステムでは、管理サーバ8との通信ができない場合にのみ、送信できなかった各データをRAM18に記憶すると共に、更新が回復した時点で、RAM18に記憶されている未送信の各データを管理サーバ8へ送信する。そして、管理サーバ8から受信した旨の応答を得た後、RAM18に記憶されている各データを消去するのである。
上記のようにすることにより、コンテナ運搬車両1が山岳地帯等を走行して、管理サーバ8と通信ができない場合が生じても、全ての履歴データを管理サーバ8へ提供することができる。
(ディスプレイ9dにおける他の表示例)
前記実施形態に係るコンテナ管理システム100は、ディスプレイ9dに以下のような表示を行うものであってもよい。
本表示例では、ディスプレイ9dに、「進捗状況」のアイコン、「履歴」のアイコン、「日報」のアイコン、「分析」のアイコン、および「運転手登録」のアイコンが表示される。そして、ユーザが「履歴」アイコンをクリックすると、ディスプレイ9dの左側に、「車両履歴」、「コンテナ履歴」、「現場履歴」の検索画面が表示される。「車両履歴」については、得意先名、現場名、車番、車両名、車種、および車両形態のうちの1または2以上を入力することにより、検索を行うことができる。「コンテナ履歴」については、コンテナ名およびコンテナ番号のいずれか一方または両方を入力することにより、検索を行うことができる。「現場履歴」については、得意先名および現場名のいずれか一方または両方を入力することにより、検索を行うことができる。
車種として脱着コンテナを選択した場合、図30に示すように、同種の車両の一覧がディスプレイ9dの左側に表示される。この車両一覧の中からいずれか一の車両をクリック等によって選択すると、ディスプレイ9dの中央部分に、当該車両の車両履歴の地図が表示される。なお、地図上のドットは、当該車両の移動軌跡(当該日の移動軌跡)を表している。また、撮影が行われた場所では、その位置に車両番号と撮影時刻とが記載されたアイコン210が表示される。なお、指定場所以外のところでコンテナ内の廃棄物が廃棄された場合には、アイコン210が点滅するようになっている。この地図、すなわち車両の移動軌跡および撮影場所のアイコンが表示された地図は、自由に拡大または縮小することが可能となっている。
アイコン210をクリックすると、図31に示すように、拡大されたアイコン210aが表示される。このアイコン210aには、アイコン210よりも詳細な情報が表示される。具体的には、このアイコン210a内には、「撮影日時」、「車両No.」、「車両位置(住所)」、「撮影指令」、および「指定場所以外への投棄の有無」が表示され、さらに、写真が表示される。
「撮影指令」には、第1指令、第2指令、および第3指令の3種類の指令がある。第1指令は、自動撮影(PTOオン時、PTOオフ時、チルトアップ時の三種)の指令である。第2指令は、車両の運転手による手動撮影の指令である。第3指令は、コンテナ管理センタ30または端末機9からの指示による手動撮影の指令である。
廃棄指定場所は予め所定のエリア内に指定されているが、そのエリア外でチルトアップが行われた場合には、「指定場所以外への投棄の有無」の欄にチェックが入るようになっている。
コンテナ運搬車両1に搭載されたデジタルカメラ12は、コンテナCの積み込みの様子、コンテナCの積み降ろしの様子、およびコンテナCを積んでいないときの周囲の様子を撮影可能である。
写真は、チルトアップの場合、連続して複数枚撮影される。そして、このようにして撮影された写真は、チルトアップ前後のPTOオン時およびPTOオフ時の写真とともに、一セットの写真群として取り扱われる。上記第1指令の場合、ユーザが写真をクリックしていく度に、上記写真群の写真が順次切り換えられて表示される。ただし、写真の表示方法は何ら限定されず、例えば、上記写真群の写真は、所定時間毎に自動的に切り換えられるようになっていてもよい。
本発明は、複数のコンテナの管理に有用である。
本発明を実施したコンテナ管理システムの概略構成図である。 コンテナ運搬車両の側面図である。 コンテナが搭載されたコンテナ運搬車両の側面図である。 コンテナ運搬車両の荷役装置の動作説明図(その1)である。 コンテナ運搬車両の荷役装置の動作説明図(その2)である。 コンテナ運搬車両の荷役装置の動作説明図(その3)である。 コンテナ運搬車両の荷役装置の動作説明図(その4)である。 コンテナIDコードの例を示した説明図(その1)である。 コンテナIDコードの例を示した説明図(その2)である。 車載装置の構成を示したブロック図である。 管理サーバの構成を示したブロック図である。 車載装置の動作を示したフローチャートである。 管理サーバの動作を示したフローチャート(その1)である。 管理サーバの動作を示したフローチャート(その2)である。 端末機のディスプレイに表示されるコンテナ運搬履歴データの一例である。 コンテナ管理の原理を示したテーブルである。 地点情報を示したテーブルである。 端末機のディスプレイに表示されるコンテナ管理データ表の一例である。 端末機のディスプレイに表示されるコンテナの稼働率表の一例である。 端末機のディスプレイに表示されるコンテナの稼働率グラフの一例(その1)である。 端末機のディスプレイに表示される、コンテナの位置が示された地図の一例である。 端末機のディスプレイに表示される、コンテナの位置が示された広域地図の一例である。 コンテナアイコンにカーソルを合わせた状態の、コンテナの位置が示された広域地図の一例である。 端末機のディスプレイに表示される、コンテナアイコン及び車両アイコンが表示された地図の一例である。 管理サーバにおいて算出されたコンテナ運搬車両の車速を表すグラフである。 端末機のディスプレイに表示されるコンテナの稼働率グラフの一例(その2)である。 作業エリアを指定している最中における、端末機のディスプレイに表示される地図の一例である。 コンテナの識別が好適に行われなかったときの警告表示の一例である。 管理サーバにおいて算出されたコンテナ運搬車両の車速を表すグラフである。 端末機のディスプレイに表示される画像の例を示す図である。 端末機のディスプレイに表示される画像の例を示す図である。
符号の説明
1 コンテナ運搬車両
2 荷役装置
4 車載装置(車両側送信装置)
5 通信ネットワーク
5a 無線通信網
5b インターネット
8 管理サーバ
9 端末機
9a 受信部
9a 端末機側受信部
9b CPU(エリア判断部、車速判断部、演算部、データ取得部、車速算出部)
9c 記憶部(第1の記憶部、第3の記憶部、第4の記憶部)
9d ディスプレイ(車速警告部、エリア警告部)
9e 出力部
12 デジタルカメラ
12a 撮像素子
13 無線通信用アダプタ
14 GPS受信部(車両位置検出手段)
18 RAM(第2の記憶部)
32 CPU(エリア判断部、車速算出部、車速判断部、識別部、データ取得部)
33 記憶部(第1の記憶部、第3の記憶部、第4の記憶部)
38 ゲートウエイ(サーバ側受信部、サーバ側送信部)
100 コンテナ管理システム
101、102 コンテナアイコン
105、106 車両アイコン
110 通過経路
C コンテナ
C4 コンテナIDコード(コンテナ識別子)
AR 作業エリア

Claims (17)

  1. コンテナの積み降ろしを含む、前記コンテナに対する複数種類の操作が可能なコンテナ運搬車両によって運搬されるコンテナを管理する、通信ネットワークを用いたコンテナ管理システムであって、
    前記コンテナの表面に設けられたコンテナ識別子と、
    前記コンテナ運搬車両に設けられ、前記コンテナ運搬車両の位置を検出して車両位置データを取得する車両位置検出手段と、
    前記コンテナ運搬車両に設けられ、前記コンテナ識別子を撮像して電子画像データを取得する撮像素子と、
    前記コンテナ運搬車両に設けられ、少なくとも前記コンテナの操作が行われたときに、前記コンテナの操作種類を示す操作種類データと、前記コンテナの操作が行われた日時を示す操作日時データと、前記車両位置データと、前記電子画像データとを前記通信ネットワークに対して無線送信する車両側送信装置と、
    前記通信ネットワークを介して前記車両側送信装置から無線送信されたデータを受信するサーバ側受信部と、前記電子画像データを解析して前記コンテナの識別を行う識別部と、前記操作日時データと前記車両位置データと前記操作種類データとから、前記識別部によって識別されたコンテナに関連する情報であるコンテナ関連情報を取得するデータ取得部と、を有する管理サーバと、
    を備えたコンテナ管理システム。
  2. 請求項1に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記管理サーバは、前記データ取得部により取得されたコンテナ関連情報を前記通信ネットワークに対して送信するサーバ側送信部をさらに有し、
    前記通信ネットワークを介して前記コンテナ関連情報を受信する端末機側受信部と、前記端末機側受信部により受信されたコンテナ関連情報を表示するディスプレイと、を有する端末機をさらに備えたコンテナ管理システム。
  3. 請求項2に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記ディスプレイは、前記識別部によって識別されたコンテナが前記コンテナ運搬車両から降ろされて設置されてからの設置期間を前記コンテナ関連情報として表示するコンテナ管理システム。
  4. 請求項2又は3に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記コンテナ関連情報には、前記識別部によって識別されたコンテナの位置情報が少なくとも含まれ、
    前記ディスプレイは、前記識別部によって識別されたコンテナに対応するコンテナアイコンが前記位置情報に応じた位置に示された地図を表示すると共に、前記識別部によって識別されたコンテナの前記コンテナ関連情報を、前記コンテナアイコンと並べて表示するコンテナ管理システム。
  5. 請求項4に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    複数のコンテナを管理するものであり、
    前記ディスプレイは、前記地図上に複数の前記コンテナアイコンが重畳して表示される場合には、前記複数のコンテナアイコンと共に、前記複数のコンテナアイコンに対応する複数のコンテナのコンテナ関連情報を並べて表示するコンテナ管理システム。
  6. 請求項4に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記撮像素子は、前記コンテナが前記コンテナ運搬車両に積み込まれる様子、チルトアップされて前記コンテナが前記コンテナ運搬車両から積み下ろされる様子、および前記コンテナが前記コンテナ運搬車両に搭載されていないときの周囲の様子のうちの少なくとも一つを含む現場写真を撮像可能であり、
    前記ディスプレイは、前記地図上の前記コンテナアイコンの内側またはその周囲に、前記現場写真を表示するコンテナ管理システム。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記データ取得部は、前記車両位置データから、現在使用されている前記コンテナの数量と、現在使用されていない前記コンテナの数量とを算出し、前記現在使用されている前記コンテナの数量を、現在使用されている前記コンテナの数量と、現在使用されていない前記コンテナの数量との合計で除算して得られる稼働率を前記コンテナ関連情報として取得するコンテナ管理システム。
  8. 請求項2〜7のいずれか一項に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記管理サーバ及び端末機のうちの少なくとも一方は、前記操作日時データと前記車両位置データと前記操作種類データと前記コンテナ関連情報とのうちの少なくとも2つを相互に関連づけて記憶して蓄積する第1の記憶部をさらに有するコンテナ管理システム。
  9. 請求項2〜8のいずれか一項に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記コンテナ運搬車両は、前記コンテナ運搬車両の車両識別データを記憶する第2の記憶部をさらに有し、
    前記車両側送信装置は、前記車両位置データと、前記車両識別データとを一定期間毎に前記通信ネットワークに対して無線送信し、
    データ取得部は、前記車両位置データと前記車両識別データとから、前記コンテナ運搬車両の現在の位置情報を取得し、
    前記サーバ側送信部は、前記車両識別データと共に前記コンテナ運搬車両の位置情報を前記通信ネットワークに対して送信し、
    前記端末機側受信部は、前記通信ネットワークを介して、前記車両識別データと共に前記コンテナ運搬車両の位置情報を受信し、
    前記ディスプレイは、前記受信した前記コンテナ運搬車両の位置情報に応じた位置に、前記コンテナ運搬車両に対応する車両アイコンと共に前記車両識別データが示された地図を表示するコンテナ管理システム。
  10. 請求項9に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記管理サーバ及び端末機のうちの少なくとも一方は、前記車両位置検出手段によって車両位置データが取得された時の車両位置データ取得時刻と共に、前記コンテナ運搬車両の位置情報を記憶して蓄積する第3の記憶部をさらに有し、
    前記ディスプレイは、前記第3の記憶部に記憶されたコンテナ運搬車両の位置情報と前記車両位置データ取得時刻とに基づいて、前記コンテナ運搬車両の通過経路を前記地図上に表示するコンテナ管理システム。
  11. 請求項10に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記管理サーバ及び端末機のうちの少なくとも一方は、前記第3の記憶部に蓄積記憶された前記コンテナ運搬車両の位置情報と、前記車両位置データ取得時刻とから前記コンテナ運搬車両の車速を算出する車速算出部をさらに有するコンテナ管理システム。
  12. 請求項11に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記端末機又は管理サーバは、前記車速算出部により算出された前記コンテナ運搬車両の車速が制限速度以下であるか否かを判断する車速判断部をさらに有し、
    前記端末機又はコンテナ運搬車両は、前記車速判断部により、前記コンテナ運搬車両の車速が制限速度よりも高いと判断された場合に、前記端末機のユーザ又は前記コンテナ運搬車両の運転者に対して警告を行う車速警告部をさらに有するコンテナ管理システム。
  13. 請求項11に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記ディスプレイは、前記車速算出部により算出された前記コンテナ運搬車両の車速の変化と、ユーザが任意に設定する規制速度とをグラフ表示するコンテナ管理システム。
  14. 請求項9〜13のいずれか一項に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記管理サーバ又は前記端末機は、
    前記コンテナ運搬車両が作業可能な作業エリアを記憶する第4の記憶部と、
    前記コンテナ運搬車両の位置情報に基づいて、前記コンテナ運搬車両の現在位置が前記作業エリア内にあるか否かを判断するエリア判断部と、
    をさらに有し、
    前記端末機又はコンテナ運搬車両は、前記エリア判断部により、前記コンテナ運搬車両の現在位置が前記作業エリア内にないと判断された場合に、前記端末機のユーザ又は前記コンテナ運搬車両の運転者に対して警告を行うエリア警告部をさらに有するコンテナ管理システム。
  15. 請求項14に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記端末機は、
    前記ディスプレイに表示された前記地図上において、前記作業エリアを指定する作業エリア指定手段と、
    前記指定された作業エリアを前記データ取得部に送信する端末機側作業エリア送信部と、
    をさらに有するコンテナ管理システム。
  16. 請求項2〜15のいずれか一項に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記サーバ側送信部は、前記識別部が前記コンテナの識別を行えなかった場合に、警告信号と、前記電子画像データとを前記コンテナ関連情報として送信し、
    前記ディスプレイは、前記警告信号が前記端末機側受信部により受信された際に、前記コンテナの識別が行えなかった旨の警告表示と共に、前記電子画像データを表示させ、
    前記端末機は、
    前記端末機のユーザが前記コンテナ関連情報を入力するコンテナ関連情報入力手段と、
    前記コンテナ関連情報入力手段により入力されたコンテナ関連情報を前記データ取得部に送信する端末機側コンテナ関連情報送信部と、
    をさらに有するコンテナ管理システム。
  17. 請求項2〜16のいずれか一項に記載されたコンテナ管理システムにおいて、
    前記コンテナは、廃棄物の収集及び運搬に使用されるものであり、
    前記端末機には、
    前記廃棄物を収集及び運搬する収集運搬事業者が使用する収集運搬事業者用端末機と、
    前記廃棄物を排出する廃棄物排出事業者が使用する廃棄物排出事業者用端末機と、
    が含まれるコンテナ管理システム。
JP2008104449A 2007-05-21 2008-04-14 コンテナ管理システム Active JP5264261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008104449A JP5264261B2 (ja) 2007-05-21 2008-04-14 コンテナ管理システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133741 2007-05-21
JP2007133741 2007-05-21
JP2008104449A JP5264261B2 (ja) 2007-05-21 2008-04-14 コンテナ管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009001419A JP2009001419A (ja) 2009-01-08
JP5264261B2 true JP5264261B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=40318247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008104449A Active JP5264261B2 (ja) 2007-05-21 2008-04-14 コンテナ管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5264261B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI690441B (zh) 2015-08-27 2020-04-11 日商大福股份有限公司 物品搬送設備
WO2020141682A1 (ko) * 2019-01-03 2020-07-09 (주)에이씨아이케미칼아시아 생활 폐기물 압축 컨테이너 수거 제어 시스템 및 방법
WO2021035469A1 (zh) * 2019-08-26 2021-03-04 唐山哈船科技有限公司 一种港口货物防丢失用追踪装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011178536A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 作業車両の作業位置判定システム
JP5737762B2 (ja) * 2012-02-13 2015-06-17 ギアヌーヴ株式会社 積み付け作業撮影装置及びシステム
US9710720B2 (en) * 2015-04-29 2017-07-18 General Electric Company System and method of image analysis for automated asset identification
JP6464053B2 (ja) * 2015-07-31 2019-02-06 矢崎エナジーシステム株式会社 管理装置、管理システムおよび車両情報提供方法
JP7274352B2 (ja) * 2019-05-30 2023-05-16 日野自動車株式会社 輸送状況推定システム
WO2022180701A1 (ja) * 2021-02-24 2022-09-01 株式会社日立物流 コンテナ運送管理システム、コンテナ運送管理方法及びそのプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2972794B2 (ja) * 1993-12-24 1999-11-08 ティー・シー・エム株式会社 コンテナ認識システム
JP4137455B2 (ja) * 2002-01-18 2008-08-20 新明和工業株式会社 コンテナ荷役車輌におけるコンテナ位置情報管理システム
JP2006031135A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Shirai Group Kk 廃棄物処理追跡証明システム
JP4667790B2 (ja) * 2004-08-24 2011-04-13 トッパン・フォームズ株式会社 配送用ラベル及び配送流通システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI690441B (zh) 2015-08-27 2020-04-11 日商大福股份有限公司 物品搬送設備
WO2020141682A1 (ko) * 2019-01-03 2020-07-09 (주)에이씨아이케미칼아시아 생활 폐기물 압축 컨테이너 수거 제어 시스템 및 방법
WO2021035469A1 (zh) * 2019-08-26 2021-03-04 唐山哈船科技有限公司 一种港口货物防丢失用追踪装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009001419A (ja) 2009-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5264261B2 (ja) コンテナ管理システム
CN102741900B (zh) 道路状况管理系统及道路状况管理方法
US10586218B2 (en) Waste management system implementing receptacle tracking
CA2410527C (en) System for managing/tracing waste disposal state
US10378912B2 (en) System and method for managing waste services
US20080255758A1 (en) Systems, methods, and computer program products for generating reference geocodes for point addresses
CN1771505B (zh) 图像拾取装置
JP2006112127A (ja) 道路管理システム
CN110546091B (zh) 信息提供装置、装货作业支援系统及信息提供方法
JP4716322B2 (ja) コンテナ管理システム
US20190056416A1 (en) System implementing air quality-based waste management
JP2012113426A (ja) 特装車運行管理システム
JP2003089427A (ja) 廃棄物回収支援システム
US20210114432A1 (en) System implementing air quality-based waste management
JP2010072696A (ja) 車両の運行管理システム
JP2006127037A (ja) 廃棄物収集システム
JP2011020792A (ja) 搬送物管理システム
JP6825079B2 (ja) 管理サーバおよび建設機械の点検レポート作成システム
US20220064911A1 (en) Work machine, information management system, information terminal, and program
JP2007153545A (ja) コンテナ管理システム
JP2019147680A (ja) 運行管理システム
JP7094561B2 (ja) 建設汚泥の処理管理方法と処理管理システム
JP6378920B2 (ja) 車両の行先管理装置及び行先管理方法
JP2012226448A (ja) 二次元バーコード印刷物を用いる廃棄物・資源物の監視・管理システム
KR100950012B1 (ko) 영상 정보 단말기 대여 시스템 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5264261

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250