JP5264135B2 - 半導体集積回路及びマルチチップモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、周辺部に外部とのインターフェースであるI/O回路及びパッドを配置した半導体集積回路に関し、特に、内部回路の規模に対してパッドの数が多い半導体集積回路に関する。
従来、半導体チップである半導体集積回路においては、図24に示すように、複数個のI/O回路1及びパッド2は、内部回路3の外方の周辺部に1段で並んで配置されていた。
近年、プロセスの微細化に応じて、従来よりも多くの機能を1つの半導体集積回路に搭載することが可能となり、外部とのインターフェースとして配置するI/O回路及びパッドの数も増えてきている。しかしながら、メモリ回路やロジック回路などに使用される低耐圧型のトランジスタと、アナログ回路やI/O回路などに使用される高耐圧型のトランジスタとでは、微細化による面積縮小効果が異なり、製造プロセスの微細化により大幅に面積が縮小されるメモリ回路やロジック回路などに比べて、アナログ回路やI/O回路はそれほど面積が縮小されない状況にある。この面積縮小効果のアンバランスさによって、アナログ回路やI/O回路の占める面積の割合が高くなってきている。例えば、図25に示すように、メモリ回路やロジック回路などを含む内部回路3に対して、半導体集積回路が必要とする個数のI/O回路及びパッドを外周囲に配置すると、I/O回路1及びパッド2の並びによって形成される外周枠が内部回路3に比べて大きくなってしまい、内部回路3とI/O回路1及びパッド2との間に広い空き空間が生じて、無駄な領域が発生してしまい、このため、製造プロセスを微細化しても面積を縮小できない欠点があった。
そこで、従来、例えば図26に示すように、パッドを2段に配置することにより、内部回路3の面積と、I/O回路1及びパッド2の並びで形成される外周枠とのバランスを良好にし、これにより、パッドを1段で並べて配置する場合に比べて、多くのパッドを配置しても、半導体集積回路の面積を有効に縮小化するというパッドの配置方法が提案されている。この提案は、例えば特許文献1に開示されている。
特開平9−45723号公報
ところで、前記のようにパッドを2段に配置する場合に、この2段パッド用のI/O回路は、配置する複数個のパッドの大きさ及び配置ピッチに応じた幅、高さに設定される。また、外周に並べる複数個のI/O回路では、その各々に電源を供給するために、I/O回路の並び方向に延びる電源配線が内部に形成され、各I/O回路を隣接して並べて配置したとき、内部の電源配線同士が連続して、一般的には環状に形成される。このことから、2段パッド用のI/O回路でも、1段パッド用のI/O回路と同様に、幅及び高さが1種類に限定された形状に形成される。
このような事情から、パッドを2段に配置する前記従来の半導体集積回路では、パッドの個数が半導体集積回路の全ての辺で2段にするほどは必要としない場合であっても、パッドを全周に亘って2段に配置するため、信号の入出力に使用しない余剰なパッドが生じてしまっていた。このような余剰なパッドについては、従来、電源を割り当てて、IRドロップの低減を目的として電源を強化するために使用されていた。
しかしながら、パッドを2段に配置する前記従来の半導体集積回路では、図25のように、パッドを1段に配置する半導体集積回路に比べて、面積を縮小できるものの、このパッドを2段に配置する半導体集積回路であっても、例えば5個のパッドが余剰であるときには、その5個の余剰パッド2を配置しなければ、図26に破線で示したように、その5個の余剰パッド2の配置に要する面積分だけ面積が増大していることになり、面積の削減効果が低いことが判った。
本発明は、前記の課題に着目し、その目的は、外周にパッドを複数段に配置する半導体集積回路において、余剰パッドの個数を少なくして、面積の削減効果をより一層に高めることにある。
前記の目的を達成するため、本発明では、I/O回路を1種類に限定せず、1段のパッド用のI/O回路や複数段のパッド用のI/O回路とのうち2種類のI/O回路を使用して、パッドの個数を調整する。
その際、少なくとも2種類のI/O回路を使用した場合に、その異なる種類の2個のI/O回路を並んで配置したときには、この両I/O回路間では、内部の電源配線同士が良好に連続しないことが想定され、この両I/O回路間で電源配線を良好に繋ぐ領域を配置する必要が生じるが、この領域の配置を工夫して、面積の削減効果が低くならないように対処する。
すなわち、請求項1記載の発明の半導体集積回路は、内部回路と、前記内部回路の外方に並んで配置され、前記内部回路の信号を外部に出力し又は外部の信号を前記内部回路に入力し、上方にパッドが配置可能な複数個のI/O回路とを備えた半導体集積回路であって、前記複数のI/O回路は、前記内部回路に向かう方向に前記パッドがn(nは1以上の整数)段配置されたn段用のI/O回路と、前記内部回路に向かう方向に前記パッドがm(m>nの整数)段配置されたm段用のI/O回路との、前記内部回路に向かう方向の高さが異なる少なくとも2種類のI/O回路から成ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の半導体集積回路において、前記複数のI/O回路は、n段用のI/O回路及びm段用のI/O回路別にI/O回路が並ぶ方向に延びる電源配線を備え、且つ少なくとも1つの電源配線は外端からの高さ位置が異なり、並んで配置されたn段用のI/O回路とm段用のI/O回路との間には、そのn段用のI/O回路とm段用のI/O回路の電源配線同士を接続するための電源配線が形成された電源配線乗換領域が形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項2記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路及びm段用のI/O回路は、半導体集積回路のコーナー部を形成する2辺の端部に位置し、前記電源配線乗換領域は、前記コーナー部に形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項1記載の半導体集積回路において、前記複数のI/O回路は、n段用のI/O回路及びm段用のI/O回路別にI/O回路が並ぶ方向に延びる電源配線を備え、且つ少なくとも1つの電源配線は外端からの高さ位置が異なり、並んで配置されて隣接するn段用のI/O回路とm段用のI/O回路とは、所定距離を隔てて位置することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項1記載の半導体集積回路において、前記複数のI/O回路は、n段用のI/O回路及びm段用のI/O回路別にI/O回路が並ぶ方向に延びる電源配線を備え、且つ少なくとも1つの電源配線は外端からの高さ位置が異なり、並んで配置されて隣接するn段用のI/O回路とm段用のI/O回路との間には、静電気放電保護用の保護回路が配置されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項2〜5の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路が備える電源配線と、前記m段用のI/O回路が備える電源配線とは、互いに本数が異なることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項2〜6の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路が備える電源配線と、前記m段用のI/O回路が備える電源配線とは、互いに配線幅が異なることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項2〜7の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路が備える電源配線と、前記m段用のI/O回路が備える電源配線とは、互いに異なる配線層に形成されていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項2〜8の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路が備える電源配線と、前記m段用のI/O回路が備える電源配線とは、形成される配線層の数が互いに異なることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記請求項1〜9の何れか1項に記載の半導体集積回路において、半導体集積回路は、4辺を有する長方形状であって、互いに対向する2組の2辺のうち1組の2辺には、同一種類のn段用又はm段用のI/O回路が配置され、他の1組の2辺のうち1辺は、前記1組の2辺に配置されたn段用又はm段用のI/O回路とは段数の異なるI/O回路が配置されることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記請求項1〜10の何れか1項に記載の半導体集積回路において、半導体集積回路の1辺には、複数個のn段用のI/O回路が並んで配置され、前記1辺に配置された複数個のn段用のI/O回路の配置ピッチは、他の半導体集積回路の1辺に並んで配置された複数個のI/O回路の配置ピッチを考慮して、設定されていることを特徴とする。
請求項12記載の発明のマルチチップモジュールは、前記請求項1〜11の何れか1項に記載の半導体集積回路を構成する半導体チップと、他の半導体集積回路を構成する半導体チップとを有するマルチチップモジュールであって、前記請求項11記載の半導体集積回路の前記1辺に配置された複数個のn段用のI/O回路と、前記他の半導体集積回路の1辺に配置された複数個のI/O回路とが、対向し且つチップ間配線で接続されていることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、前記請求項1〜12の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路及びm段用のI/O回路は、内部回路に向かう方向に配置されるパッドが複数個であるとき、並んだ複数個のn段用又はm段用のI/O回路に配置されるパッド同士は、千鳥状にずらして配置されていることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、前記請求項1〜13の何れか1項に記載の半導体集積回路において、備えるn段用のI/O回路及びm段用のI/O回路の全体において、所定段に位置するパッドの総個数と、前記所定段よりも1段多い段に位置するパッドの総個数とは、互いに異なることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、前記請求項1〜14の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路とm段用のI/O回路とでは、並ぶ方向の幅が互いに異なることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、前記請求項1〜15の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路とm段用のI/O回路との相互間では、パッドに直接ドレインを接続するトランジスタの総ゲート幅が等しいことを特徴とする。
請求項17記載の発明は、前記請求項16に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路とm段用のI/O回路とでは、パッドに直接ドレインを接続する同一導電型のトランジスタは、マルチフィンガー構造であり、前記各マルチフィンガー構造の相互間では、ゲート幅が互いに等しいことを特徴とする。
請求項18記載の発明は、前記請求項1〜17の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路とm段用のI/O回路との相互間では、同じ機能を実現するトランジスタのゲート長が等しいことを特徴とする。
請求項19記載の発明は、前記請求項1〜17の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路とm段用のI/O回路との相互間では、同じ機能を実現するトランジスタのゲート幅が等しいことを特徴とする。
請求項20記載の発明は、前記請求項1〜19の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記n段用のI/O回路の並ぶ方向の幅は、前記m段用のI/O回路の並ぶ方向の幅よりも広く、前記n段用のI/O回路の内部回路に向かう方向の高さは、前記m段用のI/O回路の内部回路に向かう方向の高さよりも低いことを特徴とする。
以上により、請求項1〜15記載の発明では、内部回路に向かう方向に並ぶパッドの段数が異なる少なくとも2種類の段数のI/O回路を使用するので、例えば、従来の図26の半導体集積回路では、上辺、下辺及び左辺を2段パッド用のI/O回路を並べ、右辺には1段パッド用のI/O回路を並べると、同図に示した破線よりも右方の領域を削減でき、半導体集積回路の面積のより一層の削減が可能となる。
しかも、I/O回路のデータをライブラリとして再利用できる。即ち、従来では、内部回路の大きさや必要パッド数に応じてパッドの段数やI/O回路の高さ、幅を独自に設定して、半導体集積回路の面積を削減していたが、専用のI/O回路であるため、新たな半導体集積回路に再利用することは困難であった。しかし、本発明では、n段用のI/O回路とm段用のI/O回路との組合せにより半導体集積回路の面積を削減するので、それ等のn段用及びm段用のI/O回路を特定の半導体集積回路専用とする必要がない。従って、既存のn段用及びm段用のI/O回路を組合せるだけで、新たな多種多様な半導体集積回路に対応することが可能である。
特に、請求項3記載の発明では、電源配線乗換領域が半導体集積回路のコーナー部に形成されているので、このコーナー部を有効利用できると共に、このコーナー部を除く半導体集積回路の各辺には、多くのI/O回路及びパッドのみを配置できる。
また、請求項6記載の発明では、半導体集積回路のコーナー部を構成する2辺には、互いに異なる段数の2つのI/O回路が隣りに位置する。従って、この両I/O回路が共に例えば2段のパッド用であれば、このコーナー部近傍に4つのパッドが密に位置するため、半導体パッケージに実装するに際して、これ等のパッドを半導体パッケージの各パッドにワイヤーで接続する作業が困難になるが、例えば2段のパッド用のI/O回路と1段のパッド用のI/O回路とが隣接する結果、3個のパッドのみがコーナー部近傍に位置して、前記ワイヤーの接続が比較的容易になる。
更に、請求項7〜10記載の発明では、n段用のI/O回路とm段用のI/O回路とは互いに種類が異なるので、内部に配置する電源配線の本数や配線幅、又は配置する配線層やその配線層数を独自に設定できて、相互に異ならせることが可能である。
加えて、請求項11及び12記載の発明では、本半導体集積回路を有する半導体チップと他の半導体集積回路を有する半導体チップとの双方を備えたマルチチップモジュールでは、本半導体集積回路の1辺と前記他の半導体集積回路の1辺とを対向させて配置し、それ等の1辺に配置された複数個のI/O回路のパッド同士をワイヤで接続する場合に、それ等の半導体集積回路のI/O回路の配置ピッチがほぼ等しいので、各パッド同士を接続する各ワイヤの長さも相互に等しく且つ短くなる。従って、組立の容易性が向上するだけでなく、異なる信号を入出力するパッド間の特性のばらつきを抑制できると共に、高速なインターフェース特性が得られる。
また、請求項16〜20記載の発明では、段数の異なる複数種類のI/O回路相互間で、これ等I/O回路の電気的特性を相互に等しくしたので、これ等のI/O回路を1つの半導体集積回路に混載する場合にも、その半導体集積回路の各信号端子に何れの段数のI/O回路に割り当てるかを考慮する必要がなく、信号端子の配置の自由度が向上する。
以上説明したように、請求項1〜15記載の発明によれば、パッドの段数が異なる少なくとも2種類のI/O回路を使用したので、導体集積回路の面積をより一層削減できると共に、I/O回路のデータをライブラリとして再利用できる効果を奏する。
特に、請求項3記載の発明によれば、電源配線乗換領域を半導体集積回路のコーナー部に形成したので、このコーナー部を有効利用して、この電源配線乗換領域の存在による半導体集積回路の面積削減効果が低減されてしまうことを防止できる。
また、請求項6記載の発明によれば、本半導体集積回路のコーナー部に位置するパッドの密集を避けて、これ等パッドを比較的容易に半導体パッケージに実装することが可能である。
更に、請求項7〜10記載の発明によれば、n段用のI/O回路とm段用のI/O回路別に、内部に配置する電源配線の本数や配線幅、又は配置する配線層やその配線層数を独自に設定することが可能である。
加えて、請求項11及び12記載の発明によれば、本半導体集積回路と他の半導体集積回路とを組合せてマルチチップモジュールとする場合に、組立の容易性に加えて、パッド間の信号伝播特性のばらつきを抑制できると共に、高速なインターフェース特性を得ることができる。
また、請求項16〜20記載の発明によれば、段数の異なる複数種類のI/O回路相互間で、これ等I/O回路の電気的特性を相互に等しくしたので、これ等のI/O回路を1つの半導体集積回路に混載する場合にも、その半導体集積回路の各信号端子を何れの段数のI/O回路に割り当てるかを考慮する必要がなく、信号端子の配置の自由度の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態の半導体集積回路を示す。
同図の半導体チップである半導体集積回路5は、長方形状であって、中央部には内部回路4が配置されている。前記内部回路4の外方には、外周の4辺に沿って複数個のI/O回路1、2が並んで配置される。これ等のI/O回路は、前記内部回路4の信号を外部に出力し又は外部の信号を前記内部回路4に入力するものであって、パッド3が上方が配置される。
前記複数個のI/O回路は2種類存在し、I/O回路1は、2個のパッド3が前記内部回路4に向かう方向に配置可能なm(m=2)段用のI/O回路であり、I/O回路2は1個のパッド3が前記内部回路4に向かう方向に配置可能なn(n=1(n<m))段用のI/O回路である。並んだ複数個の2段用のI/O回路1において、複数個のパッド3は、内部回路4に向かう方向及び半導体集積回路5の辺方向にずれて、千鳥状に配置される。1段用のI/O回路1と2段用のI/O回路1とでは、配置するパッド3の形状は同一である。2段用のI/O回路1では、パッドを千鳥状に配置する関係上、その2段用のI/O回路1が並ぶ方向の幅W2は1段用のI/O回路2の幅W1よりも狭く、その内部回路4に向かう方向の高さH2は1段用のI/O回路2の高さH1よりも高く設定されている。また、外方に位置する1段目のパッド3の総個数は同図では22個、内方に位置する2段目のパッド3の総個数は11個であって、外方に位置するパッド3の総個数の方が多い構成である。
図2は、本実施形態の他の半導体集積回路を例示している。同図に示した半導体集積回路5は、図1の半導体集積回路のI/O回路の種類とは異なり、2段用のI/O回路1と、3段用のI/O回路6との2種類のI/O回路が配置されている。
パッドを配置する段数が1段よりも多いI/O回路1、6では、半導体パッケージの実装に際して、接続するワイヤーの長さが内方のパッドほど長くなるため、低速インターフェース用として割り当てられ、1段のI/O回路2は高速インターフェース用として割り当てられる。
尚、図1及び図2では、2種類のI/O回路を備えた半導体集積回路を例示したが、本発明はパッドの段数が異なる3種類以上のI/O回路を配置しても良いのは勿論である。更に、パッド3を配置する段数は、1段、2段、3段に限定されない。
以上のように、本実施形態では、パッドの段数が異なる少なくとも2種類のI/O回路1、2、6を配置する。従って、例えば図1と従来の図26とを対比して判るように、本実施形態を示す図1では、右辺のI/O回路が1段用であるので、従来の図26の半導体集積回路のI/O回路が全て2段用である構成と比較して、図26に示した破線より右方の領域分だけ、面積を削減することが可能である。
図3は、前記図1の半導体集積回路に備える1段用のI/O回路2と、2段用のI/O回路1とに配置する電源配線(電源幹線)のレイアウトを示す。この電源配線は、半導体集積回路の4辺に沿って環状にI/O回路用の電源供給としてI/O回路内に設けられるものである。同図(a)に示した1段用のI/O回路2では、3本の所定電圧VDD用のVDD電源配線10aと、3本の接地電圧VSS用のVSS電源配線11aとがI/O回路2の並び方向(同図横方向)に延びて配置されている。同図(b)に示した2段用のI/O回路2では、6本のVDD電源配線10aと、6本のVSS電源配線11aとがI/O回路2の並び方向に延びて配置されている。同図(a)及び(b)において、ESDpは静電気放電(ESD)用の単位容量のpチャンネルトランジスタが多数個並列配置されたESDp保護領域、ESDnは静電気放電(ESD)用の単位容量のnチャンネルトランジスタが多数個並列配置されたESDn保護領域であって、両保護領域はほぼ同一面積である。これ等の保護領域はESD保護を有効にするように、ESDp保護領域ESDpについては前記VDD電源配線10a、10bの直下に配置され、ESDn保護領域ESDnについては前記VSS電源配線11a、11bの直下に配置される。同図(a)の1段用のI/O回路2では幅W1が広く、同図(b)の2段用のI/O回路1では幅W2が狭い(W2<W1)ため、2段用のI/O回路1での保護領域ESDp、ESDnは、1段用のI/O回路2での保護領域ESDp、ESDnに比べて、高さ方向に延びる形状となっている。従って、2段用のI/O回路1での電源配線10b、11bも高さH2方向に多く配置されて、1段用のI/O回路2での電源配線10a、11aの本数(3本)に比べて、6本に設定されている。その結果、1段用のI/O回路2と2段用のI/O回路1とでは、VDD電源配線10a、10b相互間及びVSS電源配線11a、11b相互間で、I/O回路の外端(同図(a)、(b)では下端)からの高さ位置が異なっている。このように、1段用と2段用のI/O回路1、2間で電源配線の高さ位置が異なる関係上、1段用のI/O回路2と2段用のI/O回路1とが隣り合う場合には、両者の電源配線同士を接続するための電源配線乗換領域を設ける必要が生じる。
図4は、そのような電源配線乗換領域を示す図である。同図では、隣り合う1段用のI/O回路2と2段用のI/O回路1との間に空間を設け、この空間に、VDD電源配線10a、10b同士を接続する乗換え用のVDD電源配線10cと、VSS電源配線11a、11b同士を接続する乗換え用のVDD電源配線11cとを設けた電源配線乗換領域Aを配置している。
図5は、前記電源配線乗換領域Aを配置した半導体集積回路の一例を示している。同図では、電源配線乗換領域Aは半導体集積回路5の2つの辺において、その各辺の途中に配置されている。
尚、I/O回路用の電源配線を上述のように環状に配置する必要がない場合には、図6に示すように、1段用のI/O回路2と2段用のI/O回路1とを所定距離Dだけ離して配置すれば良い。この所定距離Dは、半導体集積回路の製造プロセスでの設計ルールを満たす距離である。また、図7に示すように、1段用のI/O回路2のVSS電源配線11aと2段用のI/O回路1のVSS電源配線11bとを、ダイオード素子を用いたESD保護回路13により接続して、ESD耐圧を確保しても良い。この場合には、VDD電源配線10a、10b間は接続されない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図8は本実施形態の半導体集積回路を示す。同半導体集積回路では、上辺、下辺及び左辺に2段用のI/O回路1が配置され、右辺には1段用のI/O回路2が配置されている。同半導体集積回路5の右下部及び右上部の2箇所のコーナー部Cには、1段用のI/O回路2と2段用のI/O回路1との間で電源配線を乗り換える電源配線乗換領域Aが配置される。すなわち、本実施形態は、換言すると、半導体集積回路5の各辺では同一種類のI/O回路を配置する構成を採用しており、1辺の途中で1段用から2段用に又は2段用から1段用にI/O回路の種類を変更せず、コーナー部分でパッドを配置する段数を変更する。前記電源配線乗換領域Aの内部構成は、右下部のコーナー部Cに配置されるものを例示すると、図9に示す構成となる。
このように、コーナー部Cに電源配線乗換領域Aを配置すると、次の効果が生じる。即ち、電源配線乗換領域Aの形状は、その内部の電源配線10c、11cが図4の通り斜め方向に延びる部分を有する関係上、四角形状とはならず、従って、電源配線乗換領域Aを前記第1の実施形態の図5に示したように半導体集積回路5の1辺の途中に配置すると、内部回路4を配置するための領域が、図5から判るように複雑な形状となって、四角形状とはならない。このため、内部回路4に対する信号配線の配置、配線処理が複雑化し、長方形状から外方にはみ出した領域が場合によっては無駄な領域となってしまう。これに対し、本実施形態では、図8に示すように、内部回路4を配置する領域を長方形状に保持することが可能である。本実施形態では、半導体集積回路のコーナー部が、電源幹線の接続や組立て上必要なマークなどの配置に用いられる機能のみであった点に着目し、このコーナー部を有効利用するものである。
図10は本実施形態の変形例を示し、前記図8では下辺に2段用のI/O回路1を配置したのに代え、1段用のI/O回路2を配置したものである。この変更に伴い、電源配線乗換領域Aは右下部のコーナー部Cではなく、左下部のコーナー部Cに配置される。
図11は他の変形例を示す。同図では、2段用のI/O回路1を右辺及び下辺に配置し、3段用のI/O回路6を上辺及び左辺に配置している。従って、電源配線乗換領域A’は、右上部及び左下部の両コーナー部に配置される。
(第3の実施形態)
続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。
図12は本実施形態の半導体集積回路を示す。図13は図12の半導体集積回路の構成からパッド3を除外した図を示す。本実施形態は、本半導体集積回路を半導体パッケージに実装する際のワイヤの接続の容易性を考慮するものである。
同図の半導体集積回路5では、上辺及び下辺の対向する2辺に1段用のI/O回路2を並べて配置し、左辺及び右辺の対向する2辺に2段用のI/O回路1を並べて配置している。従って、電源配線乗換領域Aは4つのコーナー部の全てに配置される。換言すれば、各コーナー部では、1段用のI/O回路2と2段用のI/O回路1とが隣接することになり、2段用のI/O回路1同士が隣接することはない。
従って、本実施形態では、各コーナー部近傍において、1段用のI/O回路2と2段用のI/O回路1とが隣接するので、2段用のI/O回路1同士が隣接する場合に比べて、コーナー部近傍でのパッド3の配置密度が低くなる。よって、これ等のコーナー部の各パッドを半導体パッケージの各ピンにワイヤで接続して実装する際や、ウェハー検査において各パッドにプローブ針を当てる際に、その作業を良好に且つ簡易に行うことが可能である。一般に、コーナー部でのパッドの配置密度が高くなると、半導体パッケージ内での配線の引き回しが増え、配線長が長くなったり、各配線の長さを均等にすることが困難になって、信号の伝播特性を悪化させるが、本実施形態では、このような事態を軽減することが可能である。
図14は、図12の半導体集積回路の変形例を示し、上辺及び下辺の対向する2辺に2段用のI/O回路1を並べて配置し、左辺及び右辺の対向する2辺に3段用のI/O回路6を並べて配置したものである。図15は、図14の半導体集積回路においてコーナー部近傍に配置したパッド3の幾つかを削除して、パッド3の配置密度を更に低くしたものである。
図16は他の変形例を示す。同図の半導体集積回路5は、左辺及び右辺の対向する2辺に1段用のI/O回路2を並べて配置し、上辺に2段用のI/O回路1を並べて配置し、下辺に1段用のI/O回路2を並べて配置している。従って、本変形例では、左上部及び右上部のコーナー部でのみ1段用のI/O回路2と2段用のI/O回路1とが隣接するだけであるので、2種類の段数用のI/O回路を配置する場合でのコーナー部でのパッド3の配置密度を最も低くできる。図17は、図16の半導体集積回路において、1段用のI/O回路2を2段用のI/O回路1に変更し、2段用のI/O回路1を3段用のI/O回路6に変更したものである。図18の半導体集積回路は、上辺及び下辺の対向する2辺に3段用のI/O回路6を並べて配置し、右辺に2段用のI/O回路1を並べて配置し、左辺に3段用のI/O回路6を並べて配置している。従って、この変形例では、右上部及び右下部の両コーナー部において、2段用のI/O回路1と3段用のI/O回路6とが隣接するので、このコーナー部近傍でのパッド3の配置密度を低減できる。
(第4の実施形態)
図19は本発明の第4の実施形態を示す。
同図は、前記図1の半導体集積回路に備える1段用のI/O回路2と、2段用のI/O回路1において、それ等の内部に配置する電源配線のレイアウト構成を示す。
同図(a)に示した1段用のI/O回路2と、同図(b)に示した2段用のI/O回路1とは、互いに別個のI/O回路であるので、内部に配置するVDD電源配線10a、10b及びVSS電源配線11a、11bの形状や本数も独自に設定できる。従って、1段用のI/O回路2と2段用のI/O回路1との間では、VDD電源配線10a、10bの本数を3本と5本に独自に設定し、その配線幅も相互に異ならせて1段用のI/O回路2での配線幅を狭く設定している。
図20は、本実施形態の変形例を示す。同図(a)の1段用のI/O回路2と同図(b)の2段用のI/O回路1とは、相互に、VDD電源配線10a、10b及びVSS電源配線11a、11bの配線幅が同一幅に設定されるが、同図(a)、(b)のc−c線断面及びd−d線断面を示した同図(c)、(d)では、同図(c)の1段用のI/O回路2のVDD電源配線10a及びVSS電源配線11aは第2配線層に配線され、第1及び第3配線層にはI/O回路2内の信号配線15が配線される。一方、同図(d)の2段用のI/O回路1のVDD電源配線10b及びVSS電源配線11bは第3配線層に配線され、第1及び第2配線層にはI/O回路2内の信号配線15が配線される。このように、本変形では、1段用のI/O回路2と2段用のI/O回路1との間で、内部に配置する電源配線の配線層を異ならせることが可能である。
図21は、本実施形態の他の変形例を示す。同図(a)の1段用のI/O回路2では、パッド3に電位を供給する配線16が、同図(b)に示すようにパッド3と同一配線層にて内部回路4に向かって(同図では上方に向かって)配線される。これに対し、同図(c)に示す2段用のI/O回路1では、外方(同図では下側)に位置するパッド3aに電位を供給する配線17は、内方(同図では上側)に位置する隣接のパッド3b、3cが邪魔して、パッド3aと同一配線層で内部回路4に向かって配線できず、このため、同図(d)に示すように、複数個のビア18を介して1層下の配線層に配線される。結果的に、1段用のI/O回路2では、2段用のI/O回路1のパッド電位供給用の配線17が配線された配線層がフリーとなるので、この配線層には、前記VDD電源配線10a及びVSS電源配線11aを強化するためのサブVDD電源配線10a’及びサブVSS電源配線11a’を配線し、両配線をビア19で接続する構成を採用している。
従って、本変形例では、1段用のI/O回路1では、電源配線が2つの配線層に配線され、2段用のI/O回路1では1つの配線層に配線されて、1段用と2段用のI/O回路1、2間では電源配線を配線する配線層数が異なる構成となっている。このような構成は、1段用と2段用のI/O回路1、2が個別の回路で独自に設計できるので、採用可能である。
(第5の実施形態)
続いて、本発明の第5の実施形態を説明する。
図22は本半導体集積回路をマルチチップモジュールに備える場合の構成例を示している。
同図(a)において、20は本半導体集積回路としてのシステムLSIより成る半導体チップである。21は他の半導体集積回路としてのメモリチップやアナログLSIより成る半導体チップであって、本半導体集積回路より成る半導体チップ20の上に載っている。この両半導体チップによりマルチチップモジュールが構成され、このモジュールが半導体パッケージに実装される(System-in Package)。
図22(b)に示すように、他の半導体集積回路の半導体チップ21では、通常通り、その1辺に、パッド3を1個備えた1段用のI/O回路2が複数個並んで配置される。一方、本半導体集積回路の半導体チップ20は、前記他の半導体集積回路の半導体チップ21の1段用のI/O回路2のパッド3と接続する構成が予め分かっている場合に、1辺に並んで配置するI/O回路として、前記他の半導体集積回路の半導体チップ21の1段用のI/O回路2の配置ピッチを考慮して、この配置ピッチとほぼ等しい配置ピッチで1段用のI/O回路2が、前記他の半導体集積回路の半導体チップ21のI/O回路2と対向して配置される。そして、両半導体チップ20、21の前記複数個の1段用のI/O回路2同士が各々チップ間配線25で接続される。
従って、本実施形態では、両半導体チップ20、21の1段用のI/O回路2同士の配置ピッチが等しくなるように、本半導体集積回路の1段用のI/O回路2の配置ピッチを設定しているので、複数本のチップ間配線25は相互にほぼ等長で且つ短くなり、組立性が向上する。その結果、例えば、図23に示すように、他の半導体集積回路の半導体チップ21の1辺に配置された複数個の1段用のI/O回路2の配置ピッチに対して、本半導体集積回路の半導体チップ20の1辺に配置するI/O回路として、2段用のI/O回路1を配置した場合には、相互に接続される1組のパッド同士の離隔が各組で異なって、各組のパッド同士を接続する複数本のチップ間配線26の長さが相互に異なり、各組のパッド毎に異なる信号特性を持ってしまうことになる。しかし、本実施形態では、2段用のI/O回路1を採用すれば半導体集積回路の面積の削減が有効となる場合であっても、接続相手先の他の半導体集積回路のI/O回路の配置ピッチを考慮して、多少面積削減効果を犠牲にしても、配置ピッチの広い1段用のI/O回路2を使用するので、等長且つ短いチップ間配線25によって各組のパッド同士間の信号特性のばらつきを抑制できると共に、高速なインターフェース特性が得られ、例えばDDR(Double -Data- Rate)方式の高速なDRAMインターフェースに有効である。
(第6の実施形態)
更に、本発明の第6の実施形態を説明する。
本実施形態は、1段用のI/O回路と2段用のI/O回路との間や、2段用のI/O回路と3段用のI/O回路との間などにおいて、それ等の段数の異なるI/O回路同士を、そのI/O機能として同一の電気特性を持たせるようにするものである。以下、1段用のI/O回路と2段用のI/O回路とを例示して説明する。
図27は、1段用又は2段用のI/O回路の電気回路図を示す。同図において、35はI/O回路の上方に配置されるパッド、36は図1に示した内部回路4からの内部信号が入力される内部信号入力端子、37は前記内部回路4に対して内部信号を出力する内部信号出力端子である。前記内部信号入力端子36に入力された内部信号は、プリバッファ回路31及び出力トランジスタ32を通じ、更にESD保護トランジスタ33を経て前記パッド35に伝達され、このパッド35から外部出力される。また、前記パッド35に外部から入力された信号は、入力回路34を経て前記内部信号出力端子37に伝達され、この内部信号出力端子37から内部回路4に出力される。
前記プリバッファ回路31は、ゲート幅W=Wppb1でゲート長L=Lppb1のP型トランジスタ38、及びゲート幅W=Wnpb1でゲート長L=Lnpb1のN型トランジスタ39とから成る第1のインバータ回路IV1と、ゲート幅W=Wppb2でゲート長L=Lppb2のP型トランジスタ40、及びゲート幅W=Wnpb2でゲート長L=Lnpb2のN型トランジスタ41とから成る第2のインバータ回路IV2とが前記内部信号入力端子36に並列に接続されて構成される。
また、前記出力トランジスタ32は、前記第1のインバータ回路IV1の出力信号をゲート端子に受け、且つゲート幅W=Wpoutでゲート長L=LpoutのP型トランジスタ42と、前記第2のインバータ回路IV2の出力信号をゲート端子に受け、且つゲート幅W=Wnoutでゲート長L=LnoutのN型トランジスタ43とにより構成される第3のインバータ回路IV3より成る。
更に、前記ESD保護トランジスタ33は、ゲート端子に電源電圧が常時印加され且つゲート幅W=Wpesdでゲート長L=LpesdのP型トランジスタ44と、ゲート端子が接地され且つゲート幅W=Wnesdでゲート長L=LnesdのN型トランジスタ45とが電源と接地との間に直列接続されて構成される。
加えて、前記入力回路34は、ゲート幅W=Wpi1でゲート長L=Lpi1のP型トランジスタ46、及びゲート幅W=Wni1でゲート長L=Lni1のN型トランジスタ47とから成る第4のインバータ回路IV4と、ゲート幅W=Wpi2でゲート長L=Lpi2のP型トランジスタ48、及びゲート幅W=Wni2でゲート長L=Lni2のN型トランジスタ49とから成る第5のインバータ回路IV5とが直列に接続されて構成される。
前記出力トランジスタ32の2つのトランジスタ42、43及び前記ESD保護トランジスタ33の2つのトランジスタ44、45は、何れも、その各々のドレインが直接前記パッド35に接続されたトランジスタとなっている。
前記図27に示したI/O回路の電気回路を実現する1段用のI/O回路と2段用のI/O回路とのレイアウト構成を図28及び図29に示す。
図28は2段用のI/O回路1のレイアウト構成を示し、図29は1段用のI/O回路2のレイアウト構成を示す。これ等の図において、1段用のI/O回路2では、幅W=W1、高さH=H1であり、2段用のI/O回路1では、幅W=W2(W2<W1)、高さH=H2(H2>H1)である。例えば、W1=2・W2に設定されたとき、H1=H2/2に設定される。
前記第1及び第2のI/O回路1、2では、図中上側が図1の内部回路4側、図中下側が半導体集積回路5の外端部側である。各I/O回路1、2において、図中下側には出力トランジスタ32及びESD保護トランジスタ33の各N型トランジスタ部32b、33bが形成され、その図中上方には各P型トランジスタ部32a、33aが形成されている。更に、その図中上方にはプリバッファ部31と入力回路34とが形成される。
図28及び図29に示した第1及び第2のI/O回路1、2同士を比較して、出力トランジスタ32の一部を構成するP型トランジスタ42同士のゲート幅WはW=Wpoutに統一されていると共に、ESD保護トランジスタ33の一部を構成するP型トランジスタ44同士のゲート幅WもW=Wpesd(=Wpout)に統一されている。従って、これ等のP型トランジスタ42、44(即ち、ドレインが直接パッド35に接続されたP型トランジスタ)は、それ等の総ゲート幅が、第1及び第2のI/O回路1、2相互間で、等しい幅(Wpout+Wpesd)に統一されている。
同様に、第1及び第2のI/O回路1、2同士を比較して、出力トランジスタ32の一部を構成するN型トランジスタ43同士のゲート幅WはW=Wnoutに統一されていると共に、ESD保護トランジスタ33の一部を構成するN型トランジスタ45同士のゲート幅WもW=Wnesd(=Wnout)に統一されている。従って、これ等のN型トランジスタ43、45(即ち、ドレインが直接パッド35に接続されたN型トランジスタ)は、それ等の総ゲート幅が、第1及び第2のI/O回路1、2相互間で、等しい幅(Wnout+Wnesd)に統一されている。
その結果、ドレインが直接パッド35に接続されたP型及びN型トランジスタ42、43、44、45の全体でも、それ等全体の総ゲート幅は、第1及び第2のI/O回路1、2相互間で、等しい幅(Wpout+Wpesd+Wnout+Wnesd)に統一されている。
更に、図28の2段用のI/O回路1において、ドレインが直接パッド35に接続されたP型トランジスタ42、44は、それ等全体として、1つの拡散領域に6本のゲート電極(P型トランジスタ42用が2本、P型トランジスタ44用が4本)が所定間隔隔てて配置された1つのマルチフィンガー構造MFpに形成されると共に、ドレインが直接パッド35に接続されたN型トランジスタ43、45は、それ等全体として、1つの拡散領域に8本のゲート電極(N型トランジスタ43用が2本、N型トランジスタ45用が6本)が所定間隔隔てて配置された1つのマルチフィンガー構造MFnに形成されている。
一方、図29の1段用のI/O回路2では、ドレインが直接パッド35に接続されたP型トランジスタ42、44は、それ等全体として、1つの拡散領域に3本のゲート電極(P型トランジスタ42用が1本、P型トランジスタ44用が2本)が所定間隔隔てて配置された2つのマルチフィンガー構造MFp1、MFp2が幅W1方向に並んで形成されると共に、ドレインが直接パッド35に接続されたN型トランジスタ43、45も、それ等全体として、1つの拡散領域に4本のゲート電極(N型トランジスタ43用が1本、N型トランジスタ45用が3本)が所定間隔隔てて配置された2つのマルチフィンガー構造MFn1、MFn2が幅W1方向に並んで形成されている。
そして、1段用及び2段用のI/O回路1、2において、P型トランジスタを形成する3つのマルチフィンガー構造MFp、MFp1、MFp2では、そのゲート幅Wが全てWpout(=Wpesd)で統一されて等しく設定されている。同様に、N型トランジスタを形成する3つのマルチフィンガー構造MFn、MFn1、MFn2でも、そのゲート幅Wが全てWnout(=Wnesd)で統一されて等しく設定されている。
また、1段用及び2段用のI/O回路1、2相互間では、図28及び図29同士を対照して明らかなように、出力トランジスタ32のP型トランジスタという同一機能を実現するP型トランジスタ42同士は、等しいゲート長L=Lpoutで等しいゲート幅W=Wpoutに設定されていると共に、出力トランジスタ32のN型トランジスタという同一機能を実現するN型トランジスタ43同士も、等しいゲート長L=Lnoutで等しいゲート幅W=Wnoutに設定されている。
同様に、1段用及び2段用のI/O回路1、2相互間では、図28及び図29同士を対照して明らかなように、ESD保護トランジスタ33のP型トランジスタという同一機能を実現するP型トランジスタ44同士は、等しいゲート長L=Lpesdで等しいゲート幅W=Wpesdに設定されていると共に、ESD保護トランジスタ33のN型トランジスタという同一機能を実現するN型トランジスタ45同士も、等しいゲート長L=Lnesdで等しいゲート幅W=Wnesdに設定されている。
更に、前記プリバッファ31及び入力回路34において、第1及び第2のI/O回路1、2相互間で同一機能を実現するトランジスタ同士は次の通り、ゲート長同士が等しく且つゲート幅同士も等しく設定される。具体的には、1段用及び2段用のI/O回路1、2相互間のプリバッファ31において、P型トランジスタ38同士は等しいゲート長L=Lppb1で等しいゲート幅W=Wppb1に設定され、N型トランジスタ39同士は等しいゲート長L=Lnpb1で等しいゲート幅W=Wnpb1に設定され、P型トランジスタ40同士は等しいゲート長L=Lppb2で等しいゲート幅W=Wppb2に設定され、N型トランジスタ41同士は等しいゲート長L=Lnpb2で等しいゲート幅W=Wnpb2に設定される。同様に、1段用及び2段用のI/O回路1、2相互間の入力回路34において、P型トランジスタ46同士は等しいゲート長L=Lpi1で等しいゲート幅W=Wpi1に設定され、N型トランジスタ47同士は等しいゲート長L=Lni1で等しいゲート幅W=Wni1に設定され、P型トランジスタ48同士は等しいゲート長L=Lpi2で等しいゲート幅W=Wpi2に設定され、N型トランジスタ49同士は等しいゲート長L=Lni2で等しいゲート幅W=Wni2に設定される。
加えて、図28の2段用のI/O回路1では、P型トランジスタとN型トランジスタとのウェル境界からP型トランジスタのマルチフィンガー構造MFpの拡散領域までの距離DpはDp=WPDに設定されると共に、前記ウェル境界からN型トランジスタのマルチフィンガー構造MFnの拡散領域までの距離DnはDn=WNDに設定される。これに対応して、図29の1段用のI/O回路2でも、P型トランジスタとN型トランジスタとのウェル境界からP型トランジスタのマルチフィンガー構造MFp1、MFp2の各拡散領域までの距離DpはDp=WPDに設定されると共に、前記ウェル境界からN型トランジスタのマルチフィンガー構造MFn1、MFn2の拡散領域までの距離DnはDn=WNDに設定される。
従って、本実施形態では、2段用のI/O回路1と1段用のI/O回路2との相互間では、これ等のI/O回路を1つの半導体集積回路5に混載する場合にも、これ等I/O回路の電気的特性が相互に等しいので、1段用又は2段用の何れのI/O回路を配置するかを半導体集積回路5のチップ面積のみを考慮して決定することが可能である。更に、段数の異なるI/O回路同士で電気特性が異なる場合には、特定の信号端子に例えば1段用のI/O回路を接続できない不都合があっても、本実施形態では、このような場合にも、その特定の信号端子の配置位置を、1段用のI/O回路と接続できる他の信号端子と入れ替える必要がない。
以上説明したように、本発明によれば、段数の異なるI/O回路を少なくとも2種類を組み合わせたので、配置するパッド数を必要パッド数にできて、半導体集積回路の面積を最適化することができ、多種多様の半導体集積回路に適用して好適である。
本発明の第1の実施形態の半導体集積回路の概念図である。 同実施形態の半導体集積回路の変形例を示す図である。 (a)は図1の半導体集積回路に備える1段用のI/O回路内の電源配線の様子を示す図、同図(b)は同半導体集積回路に備える2段用のI/O回路内の電源配線の様子を示す図である。 同半導体集積回路に設ける電源配線乗換領域を示す図である。 同電源配線乗換領域を設けた半導体集積回路を示す図である。 同半導体集積回路のI/O回路の電源配線を環状としない場合に、1段用のI/O回路と2段用のI/O回路とを所定距離隔てて配置したレイアウトを示す図である。 同半導体集積回路のI/O回路の電源配線を環状としない場合に、1段用のI/O回路と2段用のI/O回路との間にESD保護回路を配置した図である。 本発明の第2の実施形態の半導体集積回路を示す図である。 同半導体集積回路に備える電源配線乗換領域内の電源配線のレイアウトを示す図である。 同半導体集積回路の変形例を示す図である。 同実施形態の半導体集積回路の他の変形例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の半導体集積回路を示す図である。 図12の半導体集積回路の構成からパッドを除いた図である。 同半導体集積回路の第1の変形例を示す図である。 同半導体集積回路の第2の変形例を示す図である。 同半導体集積回路の第3の変形例を示す図である。 同半導体集積回路の第4の変形例を示す図である。 同半導体集積回路の第5の変形例を示す図である。 (a)は本発明の第4の実施形態の半導体集積回路における1段用のI/O回路内の電源配線のレイアウトを示す図、同図(b)は同半導体集積回路における2段用のI/O回路内の電源配線のレイアウトを示す図である。 (a)は同実施形態の半導体集積回路における1段用のI/O回路内の電源配線の他のレイアウトを示す図、同図(b)は同半導体集積回路における2段用のI/O回路内の電源配線の他のレイアウトを示す図、同図(c)は同図(a)のB−B線断面図、同図(d)は同図(b)のA−A線断面図である。 (a)は本発明の第4の実施形態の半導体集積回路における1段用のI/O回路のパッドに電位を供給する配線のレイアウトを示す図、同図(b)は同図(a)のc−c線断面図、同図(c)は同半導体集積回路における2段用のI/O回路のパッドに電位を供給する配線のレイアウトを示す図、同図(d)は同図(c)のd−d線断面図である。 (a)は本発明の第5の実施形態のマルチチップモジュールを示す図、同図(b)は同図(a)の破線で囲む部分の拡大図である。 同実施形態のマルチチップモジュールと対比するマルチチップモジュールの構成を示す図である。 従来の半導体集積回路を示す図である。 同半導体集積回路の必要パッド数が増大した場合を示す図である。 必要パッド数が増大した場合の欠点を低減する半導体集積回路を示す図である。 本発明の第6の実施形態の半導体集積回路としてのI/O回路の電気回路を示す図である。 同I/O回路を2段用のI/O回路で構成する場合のレイアウト図である。 同I/O回路を1段用のI/O回路で構成する場合のレイアウト図である。
符号の説明
1 2段用のI/O回路
2 1段用のI/O回路
3 パッド
4 内部回路
5 半導体集積回路
6 3段用のI/O回路
10a、10b、10c VDD電源配線
11a、11b、11c VSS電源配線
A、A’ 電源配線乗換領域
13 ESD保護回路
C コーナー部
16、17 パッドに電位を供給する配線
20、21 半導体チップ
25 チップ間配線
31 プリバッファ回路
32 出力トランジスタ
33 ESD保護トランジスタ
34 入力回路
35 パッド
MFp、MFn、
MFp1、MFp2、MFn1、MFn2 マルチフィンガー構造

Claims (17)

  1. 内部回路と、
    前記内部回路の外方に並んで配置され、前記内部回路の信号を外部に出力し又は外部の信号を前記内部回路に入力し、上方にパッドが配置可能な複数個のI/O回路とを備えた半導体集積回路であって、
    前記複数のI/O回路は、
    前記内部回路に向かう方向に前記パッドがn(nは1以上の整数)段配置されたn段用のI/O回路と、
    前記内部回路に向かう方向に前記パッドがm(m>nの整数)段配置されたm段用のI/O回路との、前記内部回路に向かう方向の高さが異なる少なくとも2種類のI/O回路から成り、
    前記複数のI/O回路は、n段用のI/O回路及びm段用のI/O回路別にI/O回路が並ぶ方向に延びる電源配線を備え、且つ少なくとも1つの電源配線は外端からの高さ位置が異なり、
    並んで配置されたn段用のI/O回路とm段用のI/O回路との間には、
    そのn段用のI/O回路とm段用のI/O回路の電源配線同士を接続するための電源配線が形成された電源配線乗換領域が形成されている
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路及びm段用のI/O回路は、半導体集積回路のコーナー部を形成する2辺の端部に位置し、
    前記電源配線乗換領域は、前記コーナー部に形成されている
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  3. 前記請求項1または2に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路が備える電源配線と、前記m段用のI/O回路が備える電源配線とは、互いに本数が異なる
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路が備える電源配線と、前記m段用のI/O回路が備える電源配線とは、互いに配線幅が異なる
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  5. 前記請求項1〜4の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路が備える電源配線と、前記m段用のI/O回路が備える電源配線とは、互いに異なる配線層に形成されている
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  6. 前記請求項1〜5の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路が備える電源配線と、前記m段用のI/O回路が備える電源配線とは、形成される配線層の数が互いに異なる
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  7. 前記請求項1〜6の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    半導体集積回路は、4辺を有する長方形状であって、
    互いに対向する2組の2辺のうち1組の2辺には、同一種類のn段用又はm段用のI/O回路が配置され、
    他の1組の2辺のうち1辺は、前記1組の2辺に配置されたn段用又はm段用のI/O回路とは段数の異なるI/O回路が配置される
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  8. 前記請求項1〜7の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    半導体集積回路の1辺には、複数個のn段用のI/O回路が並んで配置され、
    前記1辺に配置された複数個のn段用のI/O回路の配置ピッチは、他の半導体集積回路の1辺に並んで配置された複数個のI/O回路の配置ピッチを考慮して、設定されている
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  9. 前記請求項記載の半導体集積回路を構成する半導体チップと、他の半導体集積回路を構成する半導体チップとを有するマルチチップモジュールであって、
    前記請求項8記載の半導体集積回路の前記1辺に配置された複数個のn段用のI/O回路と、前記他の半導体集積回路の1辺に配置された複数個のI/O回路とが、対向し且つチップ間配線で接続されている
    ことを特徴とするマルチチップモジュール。
  10. 前記請求項1〜の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路及びm段用のI/O回路は、
    内部回路に向かう方向に配置されるパッドが複数個であるとき、並んだ複数個のn段用又はm段用のI/O回路に配置されるパッド同士は、千鳥状にずらして配置されている
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  11. 前記請求項1〜8、10の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    備えるn段用のI/O回路及びm段用のI/O回路の全体において、所定段に位置するパッドの総個数と、前記所定段よりも1段多い段に位置するパッドの総個数とは、互いに異なる
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  12. 前記請求項1〜8、10、11の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路とm段用のI/O回路とでは、
    並ぶ方向の幅が互いに異なる
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  13. 前記請求項1〜8、10〜12の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路とm段用のI/O回路との相互間では、
    パッドに直接ドレインを接続するトランジスタの総ゲート幅が等しい
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  14. 前記請求項13に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路とm段用のI/O回路とでは、
    パッドに直接ドレインを接続する同一導電型のトランジスタは、マルチフィンガー構造であり、
    前記各マルチフィンガー構造の相互間では、ゲート幅が互いに等しい
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  15. 前記請求項1〜8、10〜14の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路とm段用のI/O回路との相互間では、
    同じ機能を実現するトランジスタのゲート長が等しい
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  16. 前記請求項1〜8、10〜14の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路とm段用のI/O回路との相互間では、
    同じ機能を実現するトランジスタのゲート幅が等しい
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  17. 前記請求項1〜8、10〜16の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記n段用のI/O回路の並ぶ方向の幅は、前記m段用のI/O回路の並ぶ方向の幅よりも広く、
    前記n段用のI/O回路の内部回路に向かう方向の高さは、前記m段用のI/O回路の内部回路に向かう方向の高さよりも低い
    ことを特徴とする半導体集積回路。
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