JP5262357B2 - 自動取引装置 - Google Patents
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実施例1の自動取引装置1は、図1のような外観をしており、硬貨入出金口2x、紙幣入出金口3x、通帳入出口4x、カード入出口5x、操作部6を備えている。
次ぎに、実施例1の自動取引装置の内部は、図2に示したように、後述する各部の制御を行う主制御部10と、前述のタッチキー入力部6aとLCD画面表示部6bとから構成される操作部6、キャッシュカード等に記録された情報のリードライトを行うカードユニット5、通帳の磁気ストライプのリードライトおよび通帳への印字制御を行う通帳記帳ユニット4、紙幣入出金金庫3aおよび紙幣装填庫3bを備え紙幣の入出金制御を行う紙幣ユニット3と、硬貨入出金金庫2aおよび硬貨装填庫2bを備え硬貨の入出金制御を行う硬貨ユニット2と、自動取引装置1の保守員である行員への操作ガイダンスを表示制御する行員画面表示部8とからなる。
次ぎに、実施例1の入金取引制限にかかる機能構成を、図3を用いて以下説明する。同図に示したように、実施例1の入金取引制限にかかる機能構成は、入出金金庫内現金量取得手段30と、装填庫容量記憶手段31と、これらの量、例えば枚数を比較する量比較手段32と、量比較手段32による比較結果に基づき、入金取引を制限する入金取引制限手段33とからなる。なお、入出金金庫内現金量取得手段30は、紙幣ユニット3内の紙幣入出金金庫3aへ紙幣を格納する際に、現金枚数をカウントし格納した現金の量を把握する機能を有するものであり、装填庫容量記憶手段31は、紙幣装填庫3b内に回収できる枚数を記憶しておく機能を有するものである。
以上の構成により、実施例1の自動取引装置は以下のように動作する。この動作を図4の実施例1の自動取引装置の動作フローチャートを用いて以下説明する。
以上詳細に述べたように実施例1の自動取引装置によれば、入出金する現金を格納する現金格納手段と、当該現金格納手段の現金を回収する回収手段を設け、適時に精査を行う自動取引装置において、前記現金格納手段の現金の量が前記回収手段の容量以上となったときは、入金取引を制限して前記現金格納手段の現金の量を前記回収手段の容量以下に保つようにしたので、いつでも自動精査を行うことができる。
実施例2の自動取引装置の概観構成、内部構成は、実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
実施例2の自動取引装置の入金取引制限にかかる機能構成は、図5に示したように、実施例1の構成に加え、行員等への入出金金庫内現金の回収を促す回収案内手段36と、当日の営業開始からの取引が入金過多かどうかを判定する入金過多判定手段35と、前記量比較手段の比較結果と前記入金過多判断手段の結果に基づき、このまま取引を維持すると精査可能な条件を満たさなくなることを予測する入金量予測手段34を設け、入金量予測手段34により、紙幣装填庫3bの容量に所定量のマージンがなく入金過多であると判断したときは、回収案内手段36により回収作業を促す表示をすることができるようになっている。
以上の構成により、実施例2の自動取引装置は以下のように動作する。この動作を図6の実施例2の自動取引装置の動作フローチャートを用いて以下説明する。
以上詳細に述べたように実施例2の自動取引装置によれば、行員等への入出金金庫内現金の回収を促す回収案内手段と、当日の営業開始からの取引が入金過多かどうかを判定する入金過多判定手段と、入出金金庫内現金の量と装填庫の容量の比較結果と前記入金過多判断手段の結果に基づき、取引を維持すると精査できなくなることを予測する入金量予測手段を設け、入金量予測手段により、精査できなくなることを予測したときは、回収案内手段により回収作業を促す表示をするようにしたので、適時に入出金金庫内現金を回収することができ、入出金金庫内の現金量を装填庫の容量以下に保つことができ、いつでも自動精査を行うことができる。
実施例3の自動取引装置の概観構成、内部構成は、実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
実施例3の自動取引装置の入金取引制限にかかる機能構成は、図10に示したように、実施例2の構成に加え、行員等への現金の装填を促す装填案内手段46と、所定の期間につき、各営業開始時点から自動取引装置の出金取引の情報を蓄積する入出金情報蓄積手段45と、当該入出金情報蓄積手段45により蓄積した入出金取引情報から一定周期ごとの装填すべき現金の量の平均値を算出して当日の装填すべき現金の量を予測する装填量予測手段44を設け、当該装填量予測手段44により予測した装填すべき現金の量を、前記装填案内手段46により表示できるようにしている。
以上の構成により、実施例3の自動取引装置は以下のように動作する。この動作を図11および図12の実施例3の自動取引装置の動作フローチャートを用いて以下説明する。なお、入金取引を制限する処理、現金の回収を促す処理は、実施例2において図6の動作フローチャートを用いて説明した処理とほぼ同様である。
以上詳細に述べたように実施例3の自動取引装置によれば、行員等への現金の装填を促す装填案内手段と、所定の期間につき、各営業開始時点から自動取引装置の入出金取引の情報を蓄積する入出金情報蓄積手段と、当該入出金情報蓄積手段により蓄積した入出金取引情報から一定周期ごとの装填すべき現金の量の平均値を算出して当日の装填すべき現金の量を予測する装填量予測手段を設け、当該装填量予測手段により予測した装填すべき現金の量を、前記装填案内手段により表示できるようにしたので、装填しすぎることがなく、入金取引を制限する頻度も最小限とすることができる。
以上の説明では、紙幣装填庫3bを用いて紙幣入出金金庫3a内の現金を回収して精査する例を説明したが、例えば、紙幣入出金金庫3aの1つまたは複数の金庫を利用して回収し精査を行う自動取引装置にも本発明を容易に適用することができるし、その他の金庫を利用して回収および精査を行う自動取引装置にも適用することができる。
2 硬貨ユニット
2a 硬貨入出金金庫
2b 硬貨装填庫
3 紙幣ユニット
3a 紙幣入出金金庫
3b 紙幣装填庫
8 行員画面表示部
10 主制御部
30 入出金金庫内現金量取得手段
31 装填庫容量記憶手段
32 量比較手段
33 入金取引制限手段
34 入金量予測手段
35 入金過多判断手段
36 回収案内手段
44 装填量予測手段
45 入出金情報蓄積手段
46 装填案内手段
Claims (8)
- 入出金する現金を格納する現金格納手段と、当該現金格納手段の現金を回収する回収手段を有し、適時に現金量の精査を行う自動取引装置であって、
取引ごとに前記現金格納手段の現金の量を確認し、前記現金格納手段の現金の量が前記回収手段の容量以上となったときは、前記現金格納手段の現金の量が前記回収手段の容量以下になるまで入金取引を制限するようにしたことを特徴とする自動取引装置。 - 前記回収手段の容量は、所定量のマージンを設けたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
- 前記現金格納手段内の現金の回収を促す回収案内手段と、
当日の営業開始からの取引が入金過多かどうかを判断する入金過多判断手段と、
前記現金格納手段の現金の量と前記回収手段の容量の比較結果と前記入金過多判断手段の結果に基づき、取引を継続すると精査できなくなることを予測する入金量予測手段を設け、
前記入金量予測手段により、精査できなくなることを予測したときは、前記回収案内手段により回収作業を促す表示を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。 - 前記入金量予測手段は、現金回収時において前記回収手段の容量に所定量のマージンがない場合であって、前記入金過多判断手段の結果が入金過多であるときに、取引を継続すると精査できなくなると判定するようにしたことを特徴とする請求項3記載の自動取引装置。
- 営業開始前に装填すべき現金の量を案内する装填案内手段と、
営業開始時点からの入出金量を蓄積する入出金量蓄積手段と、
当該入出金量蓄積手段により蓄積した入出金量に基づき当日の装填すべき現金の量を予測する装填量予測手段を設け、
当該装填量予測手段により予測した装填すべき現金の量を、前記装填案内手段により表示するようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。 - 前記装填量予測手段は、前記入出金量蓄積手段により蓄積した入出金量から一定周期ごとの装填すべきであった量の平均値を算出して当日の装填すべき現金の量を予測するようにし、
予測した当該当日の装填すべき現金の量を営業開始のときに前記装填案内手段により表示するようにしたことを特徴とする請求項5記載の自動取引装置。 - 前記一定周期は、年若しくは月または週であることを特徴とする請求項6記載の自動取引装置。
- 前記現金は、紙幣または硬貨であることを特徴とする請求項1ないし請求項7いずれか記載の自動取引装置。
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