JP5260182B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、中空空間を有する金属製のゴルフクラブヘッドに関する。
ドライバーのヘッドは、従来、ステンレス製であったため、ヘッドの体積は150〜200ccと小さかった。このヘッドの打球音は高すぎることから、ヘッドの中空部に発泡ウレタンなどを入れて、打球音を低く抑えていた。しかし、1990年代に、鋳造法によるチタン合金製のゴルフクラブヘッドが登場し、ドライバーヘッドは大型化した。当時は、250cc前後のヘッド体積であったが、チタン合金等の材料や製造方法の改良が進み、現在では400ccを超える大型ヘッドが出現してきた。ヘッドが大型化するとヘッドのスイートエリアが拡大することから、芯を外したショットでも飛距離の低下が少ない優しいゴルフクラブを作ることが可能になってきた。しかし、中空部を有するヘッドを大型化すると、クラウン部やソール部を構成する部材の厚さは薄くなり、また、中空部の面積も広くなることから、打球音が低くなり過ぎるという問題がある。
特開2002−186691号公報には、ゴルフクラブヘッドの打球音を高くするために、ゴルフクラブヘッドの中空空間内において、板状のリブを、ソール部からバックフェース部にかけて設置することが記載されている。
一方で、ゴルフクラブヘッドのクラウン部の構成について、種々の提案がなされている。例えば、特開平7−284546号公報には、クラウン部の全面積のうち半分以上を占める中央部分の肉厚を1.2mm未満にし、これにより取り除かれた分の重量をその他の部分に配分することで、スウィートエリアの拡大や、慣性モーメントの増大を図ることが記載されている。また、特開2007−54198号公報には、クラウン部の全周囲にわたり厚肉部を設け、この内側のクラウン部を厚肉部よりも厚みの薄い薄肉部とするとともに、トウ側およびヒール側の両サイド部にもこのような厚肉部と薄肉部を設けることで、打ち出し角を大きくし、飛距離が増大することが記載されている。
特開2002−186691号公報 特開平7−284546号公報 特開2007−54198号公報
本発明は、上記の問題点に鑑み、中空構造を有するゴルフクラブヘッドの体積を400cc以上にして大型化しても、ゴルファーが満足する高い打球音を発するゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る中空構造を有するゴルフクラブヘッドは、ホーゼル部、クラウン部、フェース部、ソール部およびサイド部を備えており、前記ヘッドは金属製であって、前記ヘッドの体積は400cc以上であり、前記クラウン部は、薄肉の領域と厚肉の領域とを備えているとともに、前記クラウン部の1次固有振動数が3000Hz以上となるように、前記クラウン部の厚肉領域が、前記ホーゼル部のシャフト挿入口の中心軸線Cから、クラウン部の最頂点Tの方向に向かって、少なくとも20mmの距離WAにわたって延びているとともに、前記ホーゼル部のシャフト挿入口の中心軸線Cから、前記サイド部のバック側に向かって、少なくとも30mmの距離WBにわたって延びていることを特徴とする。
前記ゴルフクラブヘッドは、前記ソール部、前記サイド部、前記フェース部および開口を有するクラウン部の一部を少なくとも備える本体部材と、前記開口を塞ぐクラウン部材とを接合したものが好ましく、前記本体部材は、前記ソール部から前記サイド部または前記フェース部にわたって、部分的に肉厚な構造を有していることが好ましい。または、前記ゴルフクラブヘッドが、前記ソール部、前記サイド部、前記クラウン部および開口を有するフェース部の一部を少なくとも備える本体部材と、前記開口を塞ぐフェース部材とを接合したものであり、前記本体部材が、前記ソール部から前記サイド部または前記フェース部にわたって、部分的に肉厚な構造を有していることが好ましい。
前記部分的な肉厚構造は、前記ソール部および前記サイド部または前記フェース部の内面から実質的に鉛直方向に延びる形状を有する1つまたは複数のリブであることが好ましい。前記リブは、前記ソール部から前記サイド部または前記フェース部までの水平の長さが、40〜120mmであることが好ましい。前記リブの厚さは、前記ソール部および前記サイド部または前記フェース部の内面と接する部分よりも、ヘッド中心側の先端部分の方が薄いことが好ましい。
本発明者らの研究によれば、ヘッド体積が400cc以上である大型のゴルフクラブヘッドは、ボールを打った時に、クラウン部の振動により、低い音が発生するという知見を得た。本発明によれば、ゴルフクラブヘッドのクラウン部を、厚さの異なる薄肉領域と厚肉領域を有するように厚さを変え、クラウン部の1次固有振動数が3000Hz以上となるように、厚肉領域を所定の範囲に配置することで、ヘッド体積が400cc以上である大型のゴルフクラブヘッドでも、ゴルファーが満足する高い打球音が得ることができる。
クラウン部でも、特に、ホーゼル部との境界位置付近の振動が大きいことが研究により分かった。よって、クラウン部の厚肉領域を、ホーゼル部のシャフト挿入口の中心軸線Cから、クラウン部の最頂点Tの方向に向かって、少なくとも20mmの距離WAにわたって設けるとともに、ホーゼル部のシャフト挿入口の中心軸線Cから、サイド部のバック側に向かって、少なくとも30mmの距離WBにわたって設けることで、ホーゼル部との境界位置付近の剛性を高めて振動を抑えることで、クラウン部の1次固有振動数を確実に3000Hz以上にすることができる。
また、本発明者らの研究によれば、ヘッド体積が400cc以上となると、ソール部の1次固有振動数も2000Hz近くまで低くなり、ソール部においても低い音を発生する場合があるという知見を得た。よって、本発明では、ゴルフクラブヘッドを、ソール部、サイド部、フェース部および開口を有するクラウン部の一部を少なくとも備える本体部材と、この開口を塞ぐクラウン部材とを接合したものとし、本体部材のソール部からサイド部または前記フェース部にわたって、部分的に肉厚な構造を設けることで、ソール部の剛性を高めてソール部の1次固有振動数を改善することで、打球音をより高めることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るゴルフクラブヘッドの実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施の形態を示す平面図である。図2は、II−II線に沿って図1のゴルフクラブヘッドを示す断面図である。図3は、図1のゴルフクラブヘッドを示す斜視図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態のゴルフクラブヘッド1は、フェース部2と、トウ側からバック側を介してヒール側まで周回するサイド部3と、ソール部4と、クラウン部5と、ホーゼル部9とを備えている。クラウン部5は、ホーゼル部9及びヒール側のサイド部3に隣接した領域6と、フェース部2及びトウ側からバック側のサイド部3に隣接した領域8を有している(図1に破線で示す)。
図2に示すように、クラウン部5の外側面は平らであるが、クラウン部5の内側面は、ホーゼル部9に隣接した領域6の表面よりも、ヒール側のサイド部3に隣接した領域8の表面が窪んだ形状をしている。すなわち、クラウン部5の厚さは、中央領域8よりも領域6の方が厚くなっている。
図1のII−II線は、ホーゼル部9のシャフト挿入口の中心軸と、クラウン部5の最頂点Tとを通過する線である。最頂点Tは、ゴルフクラブヘッド1をライ角60°で接地した場合に、クラウン部のうち最も高さが高い地点である。図2は、このII−II線に沿ったゴルフクラブヘッド1の断面図である。図2に示すように、厚肉領域6は、クラウン部5の最頂点Tの方向に向かって、端部Aまで延びている。本明細書において、この端部Aまでの長さは、この端部Aを通り、ホーゼル部9のシャフト挿入口の中心軸線Cに平行な線LAと、中心軸線Cとの間の距離WAで規定する。本発明によれば、この距離WAは、クラウン部のホーゼル部付近の剛性を高めて振動を抑え、クラウン部の1次固有振動数を3000Hz以上にするため、20mm以上にする必要がある。より好ましい距離WAは25mm以上である。一方、この距離WAは、ヘッドが重くなり過ぎるのを防ぐため、100mm以下にすることが好ましく、90mm以下にすることがより好ましい。
また、厚肉領域6は、ヒール側のサイド部3にも隣接している。厚肉領域6は、サイド部3の方向に向かって、端部Bまで延びている。本明細書において、この端部Bまでの長さは、この端部Bを通り、ホーゼル部9のシャフト挿入口の中心軸線Cに平行な線LBと、中心軸線Cとの間の距離WBで規定する。本発明によれば、この距離WBは、クラウン部のホーゼル部付近の剛性を高めて振動を抑え、クラウン部の1次固有振動数を3000Hz以上にするため、30mm以上にする必要がある。より好ましい距離WBは35mm以上である。一方、この距離WBは、ヘッドの重量を軽くするため、120mm以下にすることが好ましく、100mm以下にすることがより好ましい。
このように、クラウン部5のうち、ホーゼル部9及びリア側のサイド部3に隣接する所定の領域6を肉厚にすることで、この所定の領域の剛性を高めて振動をし難くし、クラウン部5の一次固有振動数を3000Hz以上と高くすることができ、ゴルフクラブヘッド1から発生する低い打球音を改善することができる。なお、クラウン部5の一次固有振動数は5000Hz以下とすることが好ましい。
薄肉領域8の厚さは、0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましい。また、薄肉領域8の厚さは、1.0mm以下が好ましく、0.8mm以下がより好ましい。厚肉領域6の厚さは、端部Aにおいて、薄肉領域8の厚さより0.20mm以上厚くすることが好ましく、0.25mm以上厚くすることがより好ましい。なお、重量が大きくなるのを防ぐため、厚肉領域6と薄肉領域8の厚さの差は、端部Aにおいて、3.0mm以下にすることが好ましく、2.5mm以下にすることがより好ましい。
ゴルフクラブヘッド1内の中空空間は、フェース部2、サイド部3、ソール部4及びクラウン部5の各内側面によって形成される。本発明のゴルフクラブヘッド1は、体積が400cc以上ある大型ヘッドである。ヘッドの体積は420cc以上がより好ましい。一方、ヘッドの体積は500cc以下が好ましく、460cc以下がより好ましい。また、ヘッドの重量は、ゴルフクラブのスイングバランスを考慮して、150g以上が好ましく、250g以下が好ましい。ドライバーであれば170g以上が好ましく、230g以下が好ましい。
クラウン部5の面積は、慣性モーメント及び体積を大きくするため、8000mm2以上が好ましい。また、クラウン部5の面積は、固有振動数の低下を防ぐため、17000mm以下が好ましい。そのうち、薄肉領域8の面積は、軽量化を実現するため、3000mm2以上が好ましく、4000mm2以上がより好ましい。また、薄肉領域8の面積は、厚肉領域6の部分を確保し、打音を向上させるために、12000mm2以下が好ましく、10000mm2以下がより好ましい。
なお、クラウン部5の厚肉領域5の形状は、図1に示すように、端部Aから端部Bまでが直線状となるようにしたが、これに限定されず、例えば、端部Aから端部Bまでを、トウ側に凸となるような曲線状にしてもよい。また、厚肉領域5は、図1に示すように、端部Aよりもフェース側2の方向に延びて、フェース側2と一部隣接するようにしたが、これに限定されず、厚肉領域5は、フェース側2の方向に対しては、端部Aを終端にしてもよい。
次に、別の実施の形態のゴルフクラブヘッドについて、図4及び図5を用いて説明する。図4は、ゴルフクラブヘッドのクラウン部を構成する部材を示す平面図であり、図4aにはその外側面を、図4bにはその内側面を示す。図5は、ゴルフクラブヘッドの本体部材を示す斜視図である。
図5に示すように、ゴルフクラブヘッドの本体部材20は、クラウン部にクラウンフランジ21を備えているものの、クラウン部の他の部分は開口27となっている。また、この本体部材20は、フェース部22と、トウ側、バック側およびヒール側の各サイド部23、24、25と、ソール部26と、ホーゼル部28とを備えている。また、図4に示すクラウン部材10は、この本体部材20の開口27を塞ぐように構成されている。すなわち、本実施の形態のゴルフクラブヘッドは、クラウン部材10と本体部材20とを接合したものである。このゴルフクラブヘッドのクラウン部は、クラウン部材10と本体部材20のクラウンフランジ21とから構成される。
クラウン部材10の外周縁は、ホーゼル側の縁11、フェース側の縁12、トウ側の縁13、バック側の縁14、およびヒール側の縁15からなる。ホーゼル側の縁11は、本体部材20のクラウンフランジ21の縁と接合するように、クラウンフランジ21のほぼ円弧状または曲線状の縁に対応する凹状の円弧状または曲線状の形状となっている。フェース側の縁12は、本体部材20のフェース部22の上端と接合する。トウ側、バック側およびヒール側の縁13、14、15は、本体部材20のトウ側、バック側およびヒール側のサイド部23、24、25の上端とそれぞれ接合する。すなわち、フェース側の縁12はヘッドのフェース部とクラウン部との稜線にほぼ相当し、トウ側、バック側およびヒール側の縁13、14、15はヘッドのサイド部とクラウン部との稜線にほぼ相当する。
図4aに示すように、クラウン部材10の外側面19は平らである。一方、図4bに示すように、クラウン部材10の内側面は、部材の外縁領域16、17の表面よりも、この外縁部分に囲まれた中央領域18の表面が窪んだ形状をしている。すなわち、クラウン部材10の厚さは、中央領域18よりも外縁領域16、17の方が厚くなっている。本体部材20のクラウンフランジ21も、クラウン部材10の外縁領域16、17と同様に肉厚になっている。
クラウン部材10の外縁領域のうち、ホーゼル側の縁11に隣接する領域16は、本体部材20のクラウンフランジ21と組み合わさって、本発明に係るクラウン部の一次固有振動数を3000Hz以上と高くする厚肉領域を構成する。このホーゼル側の厚肉領域16の形状は、厚肉領域の端部Aから端部Bまでが、トウ側に凸となるような曲線状になっている。
クラウン部材10には、クラウン部材10を本体部材10に接合するため、フェース側12およびトウ側13からバック側14またはヒール側15にも、厚肉領域17を設けている。これらの肉厚領域17は、ほぼ均一な細長い幅を有することが好ましい。これら細長の厚肉領域17の幅は、3mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましい。細長の厚肉領域17の幅が広くなり過ぎると、薄肉の中央領域18の面積が狭くなってしまうので、15mm以下が好ましく、10mm以下がより好ましい。
特に、ホーゼル側の厚肉領域16の厚さは、上述したようにクラウン部の一次固有振動数に大きな影響を与えるため、その他の外周の厚肉領域17の厚さよりも0.1mm以上厚くすることが好ましく、0.2mm以上厚くすることがより好ましい。なお、厚肉領域16、17と薄肉領域18の厚さの差は、重量が重くなり過ぎるのを防ぐため、3mm以下が好ましく、2mm以下がより好ましい。
また、上述したクラウン部の構造に加え、ソール部26についても、ソール部の1次固有振動数を改善する構造を採用することが好ましい。通常、ソール部26の幅および長さが大きくなる程、ソール部26の一次固有振動数は小さくなる。そこで、ヘッドを大型化しても、ソール部26の剛性を高める構造を採用することで、ソール部26の一次固有振動数を高めて改善することができる。このような構造としては、ソール部からサイド部またはフェース部にわたって部分的に肉厚にする構造がある。特に、図5に示すように、本体部材20のソール部26とサイド部の両方の内面にわたるリブ29を設ける構造が好ましい。
図5に示す実施形態では、ソール部26とトウ側サイド部23の両方の内面にわたるリブ29aと、ソール部26とヒール側サイド部25の両方の内面にわたるリブ29bの2本のリブを設けたが、これに限定されず、例えば、図6に示すように、トウ側サイド部23、ソール部26およびヒール側サイド部25の3つの内面にわたるリブ29cを設けることもできる。また、図7に示すように、ソール部26とバック側サイド部24の両方の内面にわたるリブ29eを設けることもできる。
リブ29は、ヘッドを通常のアドレスポジションに置いたときに、ソール部26内面から、実質的に鉛直方向に延びることが好ましい。リブ29のソール部内面からの高さは、2mm以上が好ましい。また、リブ29の高さは、5mm以下が好ましい。リブ29の本数は、1本でも良いが、複数本にしても良い。リブ29の本数は、1〜7本が好ましく、1〜3本がより好ましい。また、リブ29は、図5及び図6に示すように、ソール部およびサイド部の内面に沿って直線状に延びる形状にしてもよいし、図7に示すように、U字形状にしてもよい。また、図5に示すように、サイド部からソール部26の中心に向かって複数のリブが放射状に延びる形状とすることが好ましい。
リブ29の長さは、ソール部およびサイド部の内面に接する固定端31よりも、この固定端の反対側に位置する自由端32、すなわち、ヘッド中心側の先端の方を長くすることが好ましい。このような構成にすることで、製造の際の湯流れを良くすることができる。リブ29の長さは、水平方向に、40mm以上とすることが好ましい。これにより、効果的に音を良くすることができる。リブ29の長さは、45mm以上がより好ましい。一方、リブ29の長さは、120mm以下が好ましく、100mm以下がより好ましい。
リブ29の厚さは、ソール部26またはサイド部の内面と接する部分で、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましい。また、リブ29の厚さは、前記内面と接する部分で、5mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましい。リブ29の厚さが薄すぎると、鋳込みの際に湯まわりが悪くなり、リブが欠ける等といった問題がある。一方、リブ29が厚すぎると、リブの重量が重くなることで、ヘッドの大型化に支障がでたり、ヘッドの重量が重くなるという問題がある。
リブ29の厚さは、ソール部26およびサイド部の内面と接する部分よりも、ヘッド中心側の先端部分の方を薄くすることが好ましい。これにより、本体部材20を鋳造する際、リブ29への溶融金属の流れを良くすることができる。また、これにより、ゴルフクラブヘッドの重心がバック側になることから、ヘッドの慣性モーメントを大きくすることができる。例えば、リブ29の先端部分の厚さを、リブ29の外側部分の厚さよりも0.1mm以上、より好ましく0.5mm以上、薄くすることができる。なお、ソール部26の厚さは、0.5mm以上が好ましく、0.7mm以上がより好ましい。また、ソール部26の厚さは、2.0mm以下が好ましく、1.5mm以下がより好ましい。
クラウン部材10は、特に限定されないが、鋳造やプレス成形により製造することができる。クラウン部材10の薄肉領域18は、薄肉領域18となる部分以外をマスキングした後、薄肉領域18を酸洗浄(ケミカルミーリング)することで形成することができる。
本体部材20は、ソール部26にリブ29を配置するため、鋳造により一体成形することが好ましい。また、本体部材のフェース部、サイド部、ソール部、リブをプレス成形で作製し、これらを溶接で固定することで本体部材を製造することもできる。なお、リブをソール部内面に溶接する場合、その裏側のソール部外面の位置に、番手を示す数字や、商品名、商標、装飾デザインなどの窪みがあると、部材金属が溶けてこれら数字や文字、装飾デザインが歪んでしまうことがある。その場合、これら数字などの位置を移動するか、又は鋳造で製造することが好ましい。
フェース部材10と本体部材20は、特に限定されないが、溶接などによって接合することが好ましい。フェース部材10と本体部材20は、同じ又は異なる組成の金属材料で作ることができる。フェース部材10は、チタン合金やアルミニウム合金で作ることが好ましく、例えば、5.5〜6.75wt%のAl、3.5〜4.5wt%のV、残部がTi及び不可避的不純物である組成を有するチタン合金(Ti−6Al−4V)や、AMS−A201(アルミニウム合金)を用いることができる。また、本体部材20は、チタン合金や、アルミニウム合金、マグネシウム合金で作ることが好ましく、例えば、上記のTi−6Al−4Vを用いることができる。
なお、図4〜図7に示した実施の形態では、ゴルフクラブヘッドの本体部材のクラウン部に開口を設け、この開口をクラウン部材で塞ぐようにしたが、これに限定されず、例えば、ゴルフクラブヘッドの本体部材のフェース部に開口を設け、この開口をフェース部材で塞ぐようにすることもできる。この場合、クラウン部の一次固有振動数を3000Hz以上と高くするため、本体部材のクラウン部のうち、ホーゼル部およびヒール側のサイド部に隣接する所定の領域を肉厚にするとともに、フェース部材をクラウン部に接合するため、クラウン部のフェース側に、ほぼ均一な細長い幅を有する厚肉領域を設けることが好ましい。
表1に示す仕様の実施例1〜8および比較例のゴルフクラブヘッドを製作し、それらの固有振動数をFEM解析で求めた。なお、いずれの実施例及び比較例でも、Ti−6Al−4V合金を使用し、ヘッドの体積を452cc、フェース部の厚さを3mm、ソール部の厚さを0.8mm、サイド部の厚さを0.7mm、ソール部の面積を6932mm2、クラウン部の面積を11597mm2とした。
実施例1〜3のヘッドは、ソール部のリブの形態を図5〜図7のようにした。実施例1では、長さが57mmと66mmの2種類のリブを使用した。また、実施例2では、長さが105mmと82mmの2種類のリブを使用した。実施例3では、トウ−ヒール方向の長さが50mm、フェース−バックサイド方向の幅が45mmのU字形のリブを使用した。なお、いずれの実施例も、リブの高さを7mm、リブの厚さを3mmとした。実施例1〜3のいずれのヘッドも、クラウン部の薄肉領域の形状は、図4に示す形状とした(距離WAが47mm、距離WBが57mm)。クラウン部の厚さは、平均で0.7mmとなるようにした。
実施例4〜6は、実施例2のヘッドにおいて、クラウン部の薄肉領域の厚さを変化させたものである。また、実施例7及び8は、実施例2のヘッドにおいて、クラウン部の薄肉領域および厚肉領域の形状を変化させたものである。実施例7は、図8に示すように、ホーゼル側の厚肉領域16aを広くし(距離WAが20mm、距離WBが75mm)、薄肉領域18aを狭くした。実施例8は、図9に示すように、ホーゼル側の厚肉領域16bを狭くし(距離WAが90mm、距離WBが100mm)、薄肉領域18bを広くした。
比較例のヘッドは、図10a、bに示すように、外面45および内面45がともに平坦なフェース部材40と、図11に示すように、リブのない本体部材50を溶接して作製した。なお、比較例のソール部56には、図11に示すように、重量調整のために、トウからヒールの方向の長さ35mm、フェースからバックサイドの方向の幅60mm、厚さ2.2mm、重量22gの厚肉部59を設けた。FEM解析の結果を、表1および図12〜図20に示す。なお、図12〜図20は、ヘッドの振幅の大きさを色の濃さで表した図である。濃い部分ほど、振幅が大きいことを表す。
Figure 0005260182
FEM解析結果は、(s)の値がソール部の一次固有振動数で、(c)の値がクラウン部の一次固有振動数である。
比較例は、表1に示すように、ソール部の一次固有振動数が2126Hzで、クラウン部の一次固有振動数が2476Hzであった。図20aに示すように、ソール部の中心から広い範囲にわたって振幅が大きかった。また、図20bに示すように、クラウン部のうち、ホーゼル部と隣接する部分において、最も振幅が大きかった。
一方、実施例1は、表1に示すように、ソール部の一次固有振動数が2505Hz、クラウン部の一次固有振動数が3011Hzと両方とも大きく改善された。図12a、bに示すように、2本のリブによって振幅が小さく抑えられていた。また、図12cに示すように、クラウン部のうち、ホーゼル部と隣接する部分で最も振幅が大きい点は同じであったが、全体的に振幅が小さく抑えられていた。
トウ側からヒール側まで連なるリブを設けた実施例2は、表1に示すように、ソール部の一次固有振動数が2683Hzと、トウ側とヒール側に別々にリブを設けた実施例1よりもさらに改善された。図13に示すように、実施例2では、ソール部全体にわたって振幅が均等に抑えられていた。また、バック側にリブを設けた実施例3は、ソール部の一次固有振動数が2368Hzと、実施例1、2には及ばなかった。図14に示すように、実施例3のリブは、バック側を中心に振幅が小さく抑えられていた。
クラウン部の薄肉領域の厚さを変えた実施例4〜6のクラウン部の一次固有振動数は、薄い順に3007Hz、3026Hz、3037Hzとなった。また、クラウン部の肉厚領域を広くした実施例7は、クラウン部の一次固有振動数が3107Hzと、実施例1〜6よりもさらに改善した。さらに、クラウン部の厚肉領域を狭くした実施例8も、クラウン部の一次固有振動数が3133Hzと、実施例1〜6よりもさらに改善した。これは、厚肉領域の面積を狭くした分、厚さを増加させたことで、一次固有振動数が向上したものと考えられる。実施例4〜8のそれぞれの解析結果である図15〜図19に示すように、実施例4〜8も、実施例1と同様に全体的に振幅が小さく抑えられていた。
本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施の形態を示す平面図である。 II−II線に沿って図1のゴルフクラブヘッドを示す断面図である。 図1のゴルフクラブヘッドを示す斜視図である。 本発明に係るゴルフクラブヘッドの別の実施の形態であって、ゴルフクラブヘッドを構成するクラウン部材の一実施形態を示す平面図である。 本発明に係るゴルフクラブヘッドの別の実施の形態であって、ゴルフクラブヘッドを構成する本体部材の一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るゴルフクラブヘッドを構成する本体部材の別の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るゴルフクラブヘッドを構成する本体部材の更に別の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るゴルフクラブヘッドの更に別の実施形態を示す平面図である。 本発明に係るゴルフクラブヘッドのまた更に別の実施形態を示す平面図である。 比較例のゴルフクラブヘッドを構成するクラウン部材を示す平面図である。 比較例のゴルフクラブヘッドを構成する本体部材を示す斜視図である。 実施例1のゴルフクラブヘッドの振幅量をFEM解析した結果の図である。 実施例2のゴルフクラブヘッドの振幅量をFEM解析した結果の図である。 実施例3のゴルフクラブヘッドの振幅量をFEM解析した結果の図である。 実施例4のゴルフクラブヘッドの振幅量をFEM解析した結果の図である。 実施例5のゴルフクラブヘッドの振幅量をFEM解析した結果の図である。 実施例6のゴルフクラブヘッドの振幅量をFEM解析した結果の図である。 実施例7のゴルフクラブヘッドの振幅量をFEM解析した結果の図である。 実施例8のゴルフクラブヘッドの振幅量をFEM解析した結果の図である。 比較例のゴルフクラブヘッドの振幅量をFEM解析した結果の図である。
符号の説明
1 ゴルフクラブヘッド
2 フェース部
3 サイド部
4 ソール部
5 クラウン部
6 厚肉領域
8 薄肉領域
9 ホーゼル部
10 クラウン部材
11 ホーゼル側
12 フェース側
13 トウ側
14 バックエンド側
15 ヒール側
16、17 厚肉領域
18 薄肉領域
19 外面
20 本体部材
21 クラウンフランジ
22 フェース部
23 トウ側サイド部
24 バック側サイド部
25 ヒール側サイド部
26 ソール部
27 クラウン開口
28 ホーゼル部
29 リブ
30 ゴルフクラブヘッド
40 クラウン部材
45 外面
46 内面
50 本体部材
56 ソール部
59 厚肉部

Claims (3)

  1. 中空構造を有するゴルフクラブヘッドであって、
    ホーゼル部、クラウン部、フェース部、ソール部およびサイド部を備えており、
    前記ヘッドが金属製であって、前記ヘッドの体積が400cc以上であり、
    前記クラウン部が、薄肉の領域と厚肉の領域とを備えており、前記クラウン部の1次固有振動数が3000Hz以上となるように、前記クラウン部の厚肉領域が、前記ホーゼル部のシャフト挿入口の中心軸線Cから、クラウン部の最頂点Tの方向に向かって、少なくとも20mmの距離WAにわたって延びているとともに、前記ホーゼル部のシャフト挿入口の中心軸線Cから、前記サイド部のバック側に向かって、少なくとも30mmの距離WBにわたって延びており、
    前記ゴルフクラブヘッドが、前記ソール部、前記サイド部、前記フェース部および開口を有するクラウン部の一部を少なくとも備える本体部材と、前記開口を塞ぐクラウン部材とを接合したものであり、前記本体部材が、前記ソール部から前記サイド部または前記フェース部にわたって、部分的に肉厚な構造を有しているか、又は、
    前記ゴルフクラブヘッドが、前記ソール部、前記サイド部、前記クラウン部および開口を有するフェース部の一部を少なくとも備える本体部材と、前記開口を塞ぐフェース部材とを接合したものであり、前記本体部材が、前記ソール部から前記サイド部または前記フェース部にわたって、部分的に肉厚な構造を有しており、
    前記部分的な肉厚構造が、前記ソール部および前記サイド部または前記フェース部の内面から実質的に鉛直方向に延びる形状を有する1つまたは複数のリブであるゴルフクラブヘッド。
  2. 前記リブは、前記ソール部から前記サイド部または前記フェース部までの水平の長さが、少なくとも40mmである請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記リブの厚さが、前記ソール部および前記サイド部または前記フェース部の内面と接する部分よりも、ヘッド中心側の先端部分の方が薄い請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
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