JP5259751B2 - リーマ - Google Patents

リーマ Download PDF

Info

Publication number
JP5259751B2
JP5259751B2 JP2011022802A JP2011022802A JP5259751B2 JP 5259751 B2 JP5259751 B2 JP 5259751B2 JP 2011022802 A JP2011022802 A JP 2011022802A JP 2011022802 A JP2011022802 A JP 2011022802A JP 5259751 B2 JP5259751 B2 JP 5259751B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reamer
blade
nick
axial direction
cutting edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011022802A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012161862A (ja
Inventor
政一 松本
正博 田口
秀昭 田口
Original Assignee
株式会社日研工作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日研工作所 filed Critical 株式会社日研工作所
Priority to JP2011022802A priority Critical patent/JP5259751B2/ja
Publication of JP2012161862A publication Critical patent/JP2012161862A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5259751B2 publication Critical patent/JP5259751B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Description

本発明は、リーマのリーマ刃形状に関する。
リーマとしては従来、例えば、実開平5−78427号公報(特許文献1)、実用新案登録第2577838号公報(特許文献2)、および実用新案登録第2577856号公報(特許文献3)に記載のごときものが知られている。特許文献1に記載のドリル付リーマは、刃部先端のドリルと、刃部後端側のリーマを備える。このリーマのうちの先端側部分は食付き部である。特許文献2に記載のリーマは、先端の荒削り刃と、該荒削り刃よりも後方の仕上げ削り刃と、該仕上げ削り刃よりも後方のバニッシング刃を備える。そして荒削り刃および仕上げ削り刃が食付き部になる。特許文献3に記載の複合型リーマは、先端の荒削り刃と、後端側のリーマ刃とを備え、リーマ刃のうちの前端部分が仕上げ用食付き刃部に形成される。
これら特許文献1〜3に記載のリーマは要するに、リーマ刃よりも先端側に荒削りのためのエンド刃を備え、リーマ刃の先端部分に仕上げ削りのための食付き部が形成される。
あるいは、荒削りのためのエンド刃を備えないリーマ刃のみのリーマも周知の技術であり、この場合にもリーマ刃の先端部分に仕上げ削りのための食付き部が形成される。
実開平5−78427号公報 実用新案登録第2577838号公報 (図4) 実用新案登録第2577856号公報
しかし、上記従来のようなリーマにあっては、以下に説明するような問題を生ずる。つまり、リーマ刃先端部分に形成された食付き部が下孔の内周を切削して所定内径の加工孔を形成する仕上げ削り加工の際、リーマ刃先端部分が工作物の下孔内周面に一様に接しながら切削することから、カールした長い切屑が発生する。このためカール状の長い切屑が、加工孔の外方へ円滑に排出されなかったり、リーマに絡まったりする等の不都合があった。
本発明は、上述の実情に鑑み、切屑の絡まりを防止して、切屑を円滑に排出することができるリーマを提供することを目的とする。
この目的のため本発明によるリーマは、軸線方向先端で周方向に間隔を開けて形成され、下孔の内周を荒削り加工するエンド刃と、周方向で隣り合うエンド刃同士間に形成された窪みと、これらのエンド刃および窪みよりも軸線方向後方側の外周面に形成された螺旋状のリーマ刃とを備えるエンド刃付リーマであって、リーマ刃は、軸線方向先端側に配置された外径寸法先細の食付き部、および食付き部よりも軸線方向後方に配置された外径寸法略一定の仕上げ部を有し、荒削り加工された下孔を食付き部で所定半径の寸法にする仕上げ削り加工を行い、窪みは、リーマ刃の刃部および溝部の軸線方向先端と隣接し、エンド刃周方向に延びるニックが形成される。ここでニックとは、切屑を分割するために、切れ刃に設けた溝である。
かかる本発明によれば、エンド刃が工作物の下孔を切削加工する際、切屑の大きさがニックによって小さく分割される。したがって、本発明のリーマを用いて切削加工すれば、ニックを有さない従来のリーマと比較して、切屑を加工物の下孔から先端側へ容易に排出することができ、切屑がリーマに絡まる懸念も解消することができる。
一実施形態としてリーマ刃の食付き部に、周方向に延びるニックがさらに形成されていればよく、その軸線方向位置およびその個数は特に限定されない。リーマ刃は、螺旋状に延びる複数本の刃部および同数の溝部で構成されるところ、好ましい実施形態としてニックをすべての刃部に設ける。あるいは他の実施形態として、ニックを一部の刃部に設ける。
一実施形態としてリーマ刃の食付き部に形成されたニックはリーマ刃の軸線方向1箇所に設けられる。かかる実施形態によれば、食付き部によって仕上げ削り加工されて所定内径まで拡径された加工孔の内周が、精度よく円滑にされる。したがって、加工精度の高い加工孔を形成することができる。ニックの軸線方向位置は特に限定されないが、好ましい実施形態として、ニックは食付き部の軸線方向中央部に配設される。
他の実施形態としてリーマ刃の食付き部に形成されたニックはリーマ刃の軸線方向に1.5〜2.1mmの間隔を開けて複数形成される。かかる実施形態によれば、ニックを軸線方向1箇所のみに設ける実施形態よりも、切屑が一層小さくなり、切屑の排出を一層円滑に行うことができる。
ニックのニック幅は特に限定されないが、好ましい実施形態として、ニックのニック幅が、切れ刃側から切れ刃の反対側に向かって徐々に大きくなる。かかる実施形態によれば、ニック逃げを形成することから、下孔の内周を円滑に切削することができる。
ニックのニック深さは特に限定されないが、好ましい実施形態として、ニックのニック深さが、切れ刃側から切れ刃の反対側に向かって徐々に大きくなる。かかる実施形態によれば、ニック逃げを形成することから、下孔の内周を円滑に切削することができる。
このように本発明によれば、エンド刃による荒削り加工から出る切屑を小さく分割することができる。したがって切屑の排出を円滑に行うことができ、リーマに切屑が絡まる懸念を解消することができる。この結果、工作機械の加工効率が向上する。
本発明の一実施例になるリーマを示す全体図である。 同実施例になるリーマを先端側からみた図である。 同実施例になるリーマの先端部分を拡大して示す図である。 図3に示すリーマ刃をIV方向からみた図である。 図4に示すニックを拡大した図である。 図1のVI−VIにおける断面図である。 図6に示すニックを拡大した図である。 本発明の他の実施例になるリーマを示す全体図である。 同実施例になるリーマを先端側からみた図である。 同実施例になるリーマの先端部分を拡大して示す図である。 図10に示すリーマ刃およびエンド刃をXI方向からみた図である。 図9に示すエンド刃のニックを拡大した図である。 本発明のさらに他の実施例になるリーマを示す全体図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例になるリーマを示す全体図である。図2は、同実施例になるリーマを先端側からみた図である。図3は、同実施例になるリーマの先端部分を拡大して示す図である。リーマ10は、軸線方向後端側から先端側に向かって、シャンク部11と、軸部12と、リーマ刃21が順次形成される。リーマ10の軸線方向後端領域に形成されたシャンク部11は図示しない工具ホルダに把持される。リーマ10の軸線方向先端領域に形成されたリーマ刃21は図示しない工作物に貫通形成された下孔に対して切削加工を行う。軸部12はリーマ刃21とシャンク部11を連結する。本実施例のリーマ10は、右回転駆動されて、工作物の下孔に沿って切削加工を行い、切屑を軸線方向先端側へ排出する。
リーマ刃21は、左ねじれであり、軸線方向後端側からみて刃部22および溝部23が先端に向かうにつれて左回り(反時計回り)となるよう、螺旋状に延びる。本実施例では、周方向等間隔に4本の刃部22および4本の溝部23が形成される。本実施例のリーマ刃21は右刃である。
リーマ刃21の食付き部Aは、軸線方向先端側が後端側よりも小径となるよう先細に形成される。このため軸線方向先端に向かうほど、溝部23からみて、切れ刃26の高さが低くなる。そして切れ刃26とヒール27との間の幅(ランド29)が、先端側に向かうにつれて大きくなる。リーマ刃21の仕上げ部Bは、軸線方向に亘り外径略一定に形成される。食付き部Aは、回転しながら工作物の下孔に通されて、下孔の内周を削り取り、かかる下孔を所定半径の加工孔まで拡径する仕上げ削り加工を行う。仕上げ部Bは、食付き部Aに続いて加工孔に通され、加工孔の内周面を研摩して加工孔の円滑度および加工精度を一層高める仕上げ加工を行う。
食付き部Aにはニック31が形成される。ニック31は、複数本の刃部22にそれぞれ形成される。またニック31は、1本の刃部22につき1箇所、あるいは軸線方向に間隔を開けて複数形成される。本実施例では、食付き部Aの軸線方向長が9.5[mm]であって、1本の刃部22につきニック31が4箇所形成される。ニック31は切れ刃26からヒール27まで周方向に延びる溝である。図3に示すように、切れ刃26におけるニック31のニック幅Wは、軸線方向で0.3〜0.5[mm]程度である。そしてニック31のニック幅は、切れ刃26からヒール27に向かうにつれて徐々に大きくなるよう逃げが設けられる。
また、1箇所のニックの軸線方向中央から隣り合うニックの軸線方向中央までの距離であるニック31の軸線方向間隔Lは1.5〜2.1[mm]程度である。大径かつ食付き部の軸線方向長が長いリーマの場合、かかる軸線方向間隔Lを開けて多数のニックを配列する。あるいは小径かつ食付き部の軸線方向長が短いリーマの場合、かかる軸線方向間隔Lを開けて少数のニックを配列する。
ニック31の長さ寸法は、ランド29の周方向幅に比例して大きくなる。つまり軸線方向先端側に向かうにつれてランド29が幅広になることから、軸線方向後端側のニック31と比較して、軸線方向先端側のニック31ほど長さ寸法が大きくなる。
図4は、図3に示すリーマ刃をIV方向からみた図である。図5は、図4に示すニックを拡大した図である。本実施例では、食付き部Aの食付き角θが2.5°である。ここでいう食付き角θとは、リーマ10の軸線に平行な直線と、食付き部Aの切れ刃26に沿って延びる直線とのなす角度である。他の変形例として、食付き部Aの軸線方向長が9.5[mm]であるときに、食付き部A先端の半径と食付き部A後端の半径の差Rが0.25[mm]である。
ニック31のニック深さは、切れ刃26からヒール27に向かうにつれて徐々に大きくなる。このようにニック31のニック深さおよびニック幅が、切れ刃26からヒール27に向かうにつれて徐々に大きくなることから、図5に破線で示すように、ニック31にはニック逃げが形成される。またニック31の溝断面形状はV字形状である。本実施例では、ニック31のニック食付き角θが45°である。なおニック食付き角θとは、リーマ10の軸線と直交する直線と、ニック31の溝側面に沿って延びる直線との角度をいう。他の変形例として、切り刃におけるニック幅の軸線直角方向寸法Xが0.02[mm]である。
図6は、本実施例のリーマを図1のVI−VIで切断し矢の方向にみた状態を示す断面図である。図7は、図6に示すニックを拡大した図である。切れ刃26からヒール27までの堤状の幅をもった刃部22のランド29には、逃げが形成されている。このため、リーマの中心軸線からランド29までの距離は、切れ刃26で最も大きく、ヒール27に近づくにつれて徐々に小さくなる。
図7を参照して、切れ刃26からヒール27に向かってニック深さが大きくなるよう、ニック31はニック逃げ角を有する。なおここでいうニック逃げ角θとは、切れ刃26と交差してリーマ10の半径方向に延びる一点鎖線に対し、この一点鎖線に直交して延び切れ刃26と交差する直線と、ニック31の溝底に沿って延びる直線との間の角度をいう。本実施例では、ニック逃げ角θは12°である。
ニック31を有する本実施例のリーマ10によれば、リーマ刃21の食付き部Aが工作物の下孔を仕上げ削り加工する際、切屑の大きさが少なくともニック31の軸線方向間隔Lまで小さく分割される。またニック31が切屑を細かく切断して、エンド刃のような役割を果たす。これに対し、ニックを有さない従来のリーマを用いた仕上げ削り加工では、切屑が分割されることなくカールした長いままである。したがって、本実施例のリーマ10を用いて切削加工すれば、切屑を加工物の下孔から先端側へ容易に排出することができ、切屑がリーマに絡まる懸念も解消される。
また本実施例のリーマ10によれば、ニック31は軸線方向に1.5〜2.1mmの間隔を開けて複数形成されることから、切れ刃26の軸線方向長として1.5〜2.1mmを確保することができる。したがって、食付き部Aが下孔の内周を切削した後の加工孔の加工精度を損なうことなく、切屑を小さく分割することができる。換言すると、軸線方向間隔Lを短くして過度に多くのニックを設ける場合、切り刃の軸線方向長が短くなってしまい、食付き部Aが下孔の内周を切削した後の加工孔の加工精度が低下してしまう。
次に本発明の他の実施例につき説明する。図8は本発明の他の実施例になるリーマを示す全体図である。図9は他の実施例になるリーマを先端側からみた図である。図10は他の実施例になるリーマの先端部分を拡大して示す図である。他の実施例につき、上述した実施例と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について以下に説明する。他の実施例のリーマ20では、食付き部Aから軸線方向先端側へ突出するエンド刃41をさらに備える。
エンド刃41は、リーマ20の先端に位置し、中心軸線に対して周方向に間隔を開けて複数個形成される。本実施例では、90°間隔で4個形成される。エンド刃41は左ねじれの右刃である。エンド刃41は軸線方向先端部に形成された食付き部Cと、食付き部Cに隣接して後端側に形成されたパイロット部Dを有する。食付き部Cにおいて、エンド刃41の外径は先細にされる。またパイロット部Dにおいてエンド刃41の外径は略一定にされる。
エンド刃41の外周面には切れ刃42およびヒール43が形成される。1のエンド刃41の切れ刃42から隣り合うエンド刃41に向かってすくい面44が形成される。さらにパイロット部Dにおけるエンド刃41の外周面には、切れ刃42からヒール43まで周方向に延びるニック31が形成される。
なおリーマ刃21の刃部22はそれぞれ、1個のニック31を有する。ニック31は食付き部Aの軸線方向中央部に設けられる。
図11は図10に示すリーマ刃およびエンド刃をXI方向からみた図である。前述したリーマ刃のニック31と同様、エンド刃41のニック31にも破線で示すようにニック逃げが形成される。これにより、ニック31のニック幅は切れ刃42からヒール43に向かうにつれて徐々に大きくなる。図12は図9に示すエンド刃のニックを拡大した図である。破線で示すニック31のニック深さも、切れ刃42からヒール43に向かうにつれて徐々に大きくなる。
但し、本来エンド刃41の外径は略一定であるが、ニック31を設けるにあたって、エンド刃412の外径はニック31を境に段付きとすべきである。即ち、より先端側のエンド刃外径は、シャンク側のエンド刃外径に比してXenの段差を有する。図11の実施例ではXen=0.05mmである。つまり直径同士で比較すると段差は0.1mmである。
これにより、段付きを構成するニック31が2つ目のエンド刃の様な役割を果たす。つまり、従来のエンド刃は、エンド刃先端の食付き部のみによって荒削り加工するが、図11の実施例では、エンド刃のニックの両溝側面のうち、シャンク側溝側面が先端側溝側面よりも外径へXen張り出してエンド刃の食付き部のごとき荒削り加工を行う。これにより図11の実施例では、本来エンド刃にて荒どりすべき加工代を、エンド刃とニックに分割して荒どりすることになり、エンド刃の切屑を細かく分断することが可能になる。
工作物の切削加工において、リーマ20を回転させながら工作物の下孔に押し当てると、まずエンド刃41が、工作物の下孔に倣って下孔の内周を荒削りし、かかる下孔を拡径する。エンド刃41の切削による切屑は先端側へ送り出される。エンド刃41は下孔のバラツキに関わりなく、所望の位置で所定径寸法の孔を形成するよう、下孔の内周を荒削り加工することができる。
荒削り加工された下孔には、エンド刃41に続くリーマ刃21の食付き部Aが通される、食付き部Aは回転しながら、エンド刃41によって荒削り形成された工作物の下孔をさらに削り取り、かかる下孔を所定半径の加工孔にする仕上げ削り加工を行う。リーマ刃21の切削による切屑は先端側へ送り出される。
本発明の他の実施例になるリーマ20によれば、エンド刃41のニック31が切屑を細かく切断する。したがって、このリーマ20を用いて切削加工すれば、切屑を加工物の下孔から先端側へ容易に排出することができ、切屑がリーマに絡まる懸念も解消される。
また、このリーマ20によれば、リーマ刃21の食付き部Aの軸線方向中央部に1個のニック31が設けられることから、食付き部Aが工作物の下孔を切削加工する際、切屑の大きさを小さく分割することができる。またニック31が切屑を細かく切断して、エンド刃のような役割を果たす。したがって、このリーマ20を用いて切削加工すれば、切屑を加工物の下孔から先端側へ容易に排出することができ、切屑がリーマに絡まる懸念も解消される。
しかも、このリーマ20によれば、ニック31は食付き部Aの軸線方向1箇所のみに形成されることから、軸線方向長の長い切り刃26を確保することができる。したがって、食付き部Aにより切削された加工孔の加工精度を高めることができる。
なお図示はしなかったが、他の変形例として、エンド刃41にはニック31を設けず、リーマ刃21の食付き部Aのみにニック31を設けてもよい。
次に本発明のさらに他の実施例につき説明する。図13は本発明のさらに他の実施例になるリーマを示す全体図である。さらに他の実施例につき、上述した実施例と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について以下に説明する。さらに他の実施例のリーマ30では、食付き部Aから軸線方向先端側へ突出するエンド刃41のみにニック31を設け、リーマ刃21の食付き部Aにはニックを設けない。他の構成要件については、前述したリーマ20と同様である。
本発明のさらに他の実施例になるリーマ30によれば、エンド刃41が工作物の下孔を切削加工する際、エンド刃41のニック31が切屑を細かく切断する。したがって、このリーマ30を用いて切削加工すれば、切屑を加工物の下孔から先端側へ容易に排出することができ、切屑がリーマに絡まる懸念も解消される。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明になるリーマは、工作機械において有利に利用される。
10 リーマ、11 シャンク部、12 軸部、20 リーマ、21 リーマ刃、22刃部、23 溝部、26 切れ刃、27 ヒール、28 すくい面、29 ランド、30 リーマ、31 ニック、41 エンド刃、42 切れ刃、43 ヒール、44 すくい面。

Claims (6)

  1. 軸線方向先端で周方向に間隔を開けて形成され、下孔の内周を荒削り加工するエンド刃と、
    周方向で隣り合う前記エンド刃同士間に形成された窪みと、
    前記エンド刃および前記窪みよりも軸線方向後方側の外周面に形成された螺旋状のリーマ刃とを備えるエンド刃付リーマであって、
    前記リーマ刃は、軸線方向先端側に配置された外径寸法先細の食付き部、および前記食付き部よりも軸線方向後方側に配置された外径寸法略一定の仕上げ部を有し、前記荒削り加工された下孔を前記食付き部で所定半径の寸法にする仕上げ削り加工を行い、
    前記窪みは、前記リーマ刃の刃部および溝部の軸線方向先端と隣接し、
    前記エンド刃周方向に延びるニックが形成されたエンド刃付リーマ。
  2. 前記リーマ刃の食付き部に、周方向に延びるニックがさらに形成された請求項1に記載のエンド刃付リーマ。
  3. 前記リーマ刃の食付き部に形成されたニックは、前記リーマ刃の軸線方向1箇所に設けられる、請求項2に記載のエンド刃付リーマ。
  4. 前記リーマ刃の食付き部に形成されたニックは、前記リーマ刃の軸線方向に1.5〜2.1mmの間隔を開けて複数形成される、請求項2に記載のエンド刃付リーマ。
  5. 前記ニックのニック幅が、切れ刃側から切れ刃の反対側に向かって徐々に大きくなる、請求項1〜4のいずれかに記載のエンド刃付リーマ。
  6. 前記ニックのニック深さが、切れ刃側から切れ刃の反対側に向かって徐々に大きくなる、請求項1〜5のいずれかに記載のエンド刃付リーマ。
JP2011022802A 2011-02-04 2011-02-04 リーマ Active JP5259751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011022802A JP5259751B2 (ja) 2011-02-04 2011-02-04 リーマ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011022802A JP5259751B2 (ja) 2011-02-04 2011-02-04 リーマ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012161862A JP2012161862A (ja) 2012-08-30
JP5259751B2 true JP5259751B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=46841805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011022802A Active JP5259751B2 (ja) 2011-02-04 2011-02-04 リーマ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5259751B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7355777B2 (ja) * 2021-03-31 2023-10-03 本田技研工業株式会社 切削工具

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS557671U (ja) * 1978-06-29 1980-01-18
JPH0832382B2 (ja) * 1988-10-31 1996-03-29 ジーエヌツール株式会社 ニック付切削工具
JP3008154U (ja) * 1994-08-22 1995-03-07 株式会社おしどり リーマ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012161862A (ja) 2012-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9168601B2 (en) Multi-flute reamer and cutting insert therefor
JP4919182B2 (ja) 穴あけ工具
JP5823840B2 (ja) ドリルおよび切削加工物の製造方法
JP6057038B1 (ja) ドリル
JP7216698B2 (ja) 切削工具及び切削加工物の製造方法
JP5194637B2 (ja) エンドミル
US20150258616A1 (en) End mill
JP6473761B2 (ja) エンドミルおよび切削加工物の製造方法
JP2010214478A (ja) ドリル
JP2010158762A (ja) タービン翼接続用溝の切削加工方法およびそれに用いるクリスマスカッタ
JP2007175830A (ja) クリスマスカッター
JP2011073129A (ja) 穴あけ用ドリル
JP2008264979A (ja) 穿孔用回転切削工具
JP5470796B2 (ja) 総形カッタ
JP5675524B2 (ja) 切削加工用工具
WO2008050389A1 (en) Drill
JP5259751B2 (ja) リーマ
JP6941047B2 (ja) 回転工具及び切削加工物の製造方法
JP5151592B2 (ja) クリスマスカッタ
US20200269333A1 (en) Form cutting method
JP2006205298A (ja) 切削インサート、これを用いたフライス工具および切削方法
JP2013035101A (ja) リーマ
JP4752551B2 (ja) 総形カッタおよび総形カッタの製造方法
JP2001277033A (ja) エンドミル
JP6342662B2 (ja) ドリルおよびそれを用いた切削加工物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121116

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20121116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130424

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5259751

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250