JP5257988B2 - 搬送装置および搬送システム - Google Patents

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Description

本発明は、搬送ライン中に設置された搬送材を正逆方向に横移動させる搬送装置および搬送システムに関する。
鋼材の正逆方向搬送を行うために、例えば、図1に示すような、ガイドレールを有する鋼材の搬送装置100が創案されている。図1に示す搬送装置100は、主に搬送用の爪101(正送用爪101a、逆送用爪101b)を備えるドッグカー102と、ドッグカー102が走行するための走行用レール103と、爪101(正送用爪101a、逆送用爪101b)をそれぞれガイドするガイドレール104(正送用ガイドレール104a、逆送用ガイドレール104b)から構成される。また、ドッグカー102には、図示しない駆動機構に接続するドッグカー牽引用ロープ105が取り付けられ、該駆動機構によってドッグカー102は走行用レール103に沿って移動自在となっている。
ここで、正送用爪101aと逆送用爪101bの関係は、正送用爪101aが垂直方向に起立し、搬送材110を搬送する場合、逆送用爪101bは転倒状態となる。一方、逆送用爪101bが垂直方向に起立し、搬送材110を搬送する場合、正送用爪101aは転倒状態となるような関係となっている。また、搬送材110を移動する際に、爪101に受ける回転モーメントは、ストッパー111に受ける構造となっている。
即ち、正送用ガイドレール104aと、逆送用ガイドレール104bはドッグカー102幅方向に分かれて設けられており、正送用爪101aと逆送用爪101bの下部にはガイドローラー106がそれぞれ設けられている。そして、図中の実線で示したように、正送用爪101aを起立させる場合は、正送用爪101aの下部にあるガイドレール104aが下降し、これにより、正送用爪101aの先端が搬送用スキッド107の上方に突出して、正送用爪101aの先端で搬送材110を搬送する状態となる。一方、図中の点線で示したように、逆送用爪101bを起立させる場合は、逆送用爪101bの下部にあるガイドレール104bが下降し、これにより、逆送用爪101bの先端が搬送用スキッド107の上方に突出して、逆送用爪101bの先端で搬送材110を搬送する状態となる。
また、特許文献1には、正送用および逆送用の爪を有する鋼材の搬送装置が開示されている。特許文献1に記載の搬送装置を用いて鋼材の搬送を行う場合には、鋼材の搬送方向を正逆方向自在にして搬送を行うことができる。さらに、搬送方向の変更にも柔軟に対応可能であり、既設搬送設備の流用が可能であるため、小規模の予算および改造で従来の搬送装置からの改良を容易に行える。
また、特許文献2には、爪付きの搬送装置が記載され、これによれば、搬送ライン上で爪を自動的に転倒させるため、多額の設備投資を必要とせず、かつドッグカーの復帰時に次の鋼材と爪が干渉することなく鋼材の搬送が可能となるため、サイクルタイムロスやエネルギーロスの発生を回避することができる。
特開平11−114614号公報 特開2004−238103号公報
しかしながら、上記図1に示す従来技術では、搬送装置下方に爪をガイドするためのガイドレールをドッグカー走行エリアの全長に渡って配設する必要があるため、搬送装置全体の構造が複雑化し、その設置コストの増加が懸念される。また、爪下部に設置されるガイドローラーや、ガイドレールの摩耗、さらには搬送装置の振動による爪の浮き上がりの発生により搬送材と爪との接触が起こり、その接触の反力によってガイドレールが変形してしまうといった問題点があった。
また、上記特許文献1または特許文献2に記載の搬送装置を用いた場合、搬送用の爪が転倒状態にある場合にも、搬送時の振動等によって爪が浮き上がってしまい搬送材の搬送を妨げるという事態が頻発するという問題点があった。また、搬送時の爪の転倒状態固定については、手動による固定ピンを用いて行うことが一般的であり、作業者への負担が大きいことが問題となっていた。
そこで、本発明は、上記様々な問題点に鑑みてなされたものであり、既設の搬送装置設備を流用することができ、さらに、正逆方向の切替が安定的に行われ、正逆方向の切替作業を省人化させることで正逆方向切替頻度を向上させた搬送装置および搬送システムを提供することを目的とする。
そこで、本発明によれば、搬送方向に沿って移動させられ、搬送材を爪で引っ掛けて搬送する搬送装置であって、起立状態において搬送材を搬送する正送用爪および逆送用爪と、前記正送用爪または前記逆送用爪を転倒状態に回転させるスライドロッドと、前記スライドロッドを、前記正送用爪を転倒状態にする位置と前記逆送用爪を転倒状態にする位置とに保持する保持機構と、を備え、前記保持機構は、前記スライドロッドの軸方向に押圧力を付与する圧縮スプリングであり、前記正送用爪と前記逆送用爪は、一方が起立状態にある場合には、他方は転倒状態である、搬送装置が提供される。
また、別な観点からの本発明によれば、搬送方向に沿って移動させられ、搬送材を爪で引っ掛けて搬送し、起立状態において搬送材を搬送する正送用爪および逆送用爪と、前記正送用爪または前記逆送用爪を転倒状態に回転させるスライドロッドと、前記スライドロッドを、前記正送用爪を転倒状態にする位置と前記逆送用爪を転倒状態にする位置とに保持する保持機構からなる搬送装置と、前記搬送装置の下部側方に配設され、前記スライドロッドを、前記正送用爪を転倒状態にする位置と前記逆送用爪を転倒状態にする位置とに移動させる駆動機構と、を備え、前記保持機構は、前記スライドロッドの軸方向に押圧力を付与する圧縮スプリングであり、前記正送用爪と前記逆送用爪は、一方が起立状態にある場合には、他方は転倒状態である、搬送システムが提供される。
本発明によれば、既設の搬送装置設備を流用することができ、さらに、正逆方向の切替が安定的に行われ、正逆方向の切替作業を省人化させることで正逆方向切替頻度を向上させた搬送装置および搬送システムが提供される。さらに、正逆方向切替頻度の向上による搬送効率の上昇、生産性の向上が可能となる。
従来の搬送装置の一例を示す説明図である。 本発明の搬送装置の説明図である。 本発明の搬送システムを搬送方向正面から見た断面図である。 本発明の搬送システムを上面から見た平面図である。 正送用爪と逆送用爪の状態変化を説明する模式図である。 搬送材を正送方向に搬送する際の搬送状態の説明図である。 搬送距離が長い場合の搬送状態を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図2は本発明にかかる搬送装置1を搬送方向側方から見た断面図である。ここで、図2には、搬送材11を正送方向に搬送する場合(a)と、逆送方向に搬送する場合(b)を示す。図2に示すように、搬送装置1は搬送スキッド10の上面に沿って例えば角柱・円柱等の棒状の鋼材である搬送材11を搬送する。搬送装置1において、搬送材11の搬送はドッグカー20によって行われる。また、ドッグカー20の底部には、レール走行のための車輪12が設置されている。ここで、ドッグカー20は搬送ワイヤー13からの外力によって横移動させられる構成をとっている。なお、以下の説明においては、搬送スキッド10右方向(図2における右方向)を正送方向とし、搬送スキッド10左方向(図2における左方向)を逆送方向として説明する。
ドッグカー20の正送方向と逆送方向の両端には正送用爪21および逆送用爪22が取り付けられている。正送用爪21および逆送用爪22は、爪用ピン23によってドッグカー20に取り付けられている。ここで、正送用爪21および逆送用爪22は、搬送方向に鉛直に起立した状態(図2中の21aおよび22a)からドッグカー20の内側方向に約45度程度転倒した状態(図2中の21bおよび22b)に回転できるように爪用回転軸23によって支持されている。なお、ここでの転倒可能な角度については、正送用爪21および逆送用爪22の形状やドッグカー20の形状によるため、必ずしも45度程度には限られず、鉛直に起立した正送用爪21および逆送用爪22が搬送スキッド10の上方に突出しない程度に十分に転倒する角度であればよい。
また、正送用爪21および逆送用爪22の一方の端部(起立状態における上端部)には起立状態において搬送材11の側面に対向する搬送面21’および22’が形成されている。即ち、例えば搬送材11を正送方向へ搬送する際には、図2(a)に示すように正送用爪21の搬送面21’と対向する搬送材11の側面が接している状態となる。また、搬送材11を逆送方向へ搬送する際には、図2(b)に示すように逆送用爪22の搬送面22’と対向する搬送材11の側面が接している状態となる。一方、正送用爪21および逆送用爪22は、転倒状態においては、図2中の21bおよび22bに示されるように、搬送面21’、22’がドッグカー20の内部側面に接する状態で、ドッグカー20の内部に収納される。ここで、搬送面21’または22’が接するドッグカー20の外部側面には、爪収納時に、以下に説明する圧縮スプリング34の押し付け力(押圧力)を爪(正送用爪21および逆送用爪22)が受けられるように、また、爪(正送用爪21および逆送用爪22)が収納時に常に水平を保てるように、ライナー板24が設けられ、ライナー板24において厚さ調節ができる構造となっている。
ドッグカー20の下部には搬送方向に伸長するスライドロッド30が取り付けられ、スライドロッド30の中央部には、スライド板31が留め具32によって下方に向かって固着される。スライド板31の下方突出部31’は搬送方向に垂直な平面形状となっている、スライド板31の上端部には、回転自在な接続ピン33を介して保持機構としての圧縮スプリング34の下端が連結している。また、圧縮スプリング34の上端は回転自在な接続ピン33によってドッグカー20の上部中央に取り付けられている。ここで、圧縮スプリング34には常に圧縮力が付与されている。
スライドロッド30は、ロッド用軸受け35によって搬送方向に水平移動自在に支持される構成となっており、スライドロッド30に固着されるスライド板31に後述するアーム42から力がかかることによって搬送方向に沿って正逆方向それぞれに移動する。また、スライドロッド30の両先端には回転自在なコロ36が設置されている。そして、スライドロッド30が正逆方向それぞれへ水平移動した際には、コロ36が正送用爪21あるいは逆送用爪22の側部に接触した後、押圧することによって、正送用爪21あるいは逆送用爪22が爪用回転軸23を中心として回転し、起立状態(図2中の21aおよび22a)であった正送用爪21あるいは逆送用爪22が転倒状態(図2中の21bおよび22b)へと移行する。なお、ここで、正送用爪21が起立状態のときは逆送用爪22が転倒状態であり、正送用爪21が転倒状態のときは逆送用爪22は起立状態であり、互いに反対の状態が維持される。
即ち、例えば図2(a)の実線で示されるように、正送方向に搬送材11を運んでいる状態から図2(b)の実線で示されるように、逆送方向に搬送材11を運ぶ状態に搬送装置1を切り替える場合に、スライド板31に逆送方向の力がかかることによって、スライドロッド30が逆送用爪22を転倒状態とする位置(図2(a)に示す位置)から、正送用爪21を転倒状態とする位置(図2(b)に示す位置)に移動する。そして、スライドロッド30の移動後には、スライドロッド30は圧縮スプリング34によって移動後の位置が保持され、図2(b)の実線に示す、正送用爪21の転倒状態が保持される。なお、ここで、スライドロッド30の移動時に、搬送材11からの衝撃反力が直接スライドロッド30に負荷され、スライドロッド30が変形するのを防止するために、ストッパー38がドッグカー20の中央下部に設置されている。
また、上記の場合とは逆に、図2(b)の実線で示されるように、逆送方向に搬送材11を運ぶ状態から図2(a)の実線で示されるように、正送方向に搬送材11を運んでいる状態に搬送装置1を切り替える場合には、スライド板31に正送方向の力をかけて、スライドロッド30を逆送用爪22を転倒状態とする位置(図2(a)に示す位置)に移動させればよい。このときも、圧縮スプリング34によって移動後のスライドロッド30の位置が保持され、図2(a)の実線に示す、正送用爪21の転倒状態が保持される。
正送用爪21および逆送用爪22の下方の外側面部には重り37が固着されている。正送用爪21および逆送用爪22は重り37からの荷重により他の外力がかからない場合は、起立状態(図2中の21aおよび22a)となるように爪用回転軸23に支持されている。そのため、スライドロッド30によって転倒状態に保持されない限り正送用爪21および逆送用爪22は起立状態を保とうとする。ここで、スライドロッド30の長さは常時正送用爪21あるいは逆送用爪22の内一方がスライドロッド30によって押圧され、他方が押圧されない程度の長さである。
圧縮スプリング34から押圧力を受けることによって、スライドロッド30の位置は、正送用爪21を転倒状態とする位置と、逆送用爪22を転倒状態とする位置のいずれか一方に固定され、それに伴って、正送用爪21または逆送用爪22の転倒状態が維持されることとなる。なお、搬送装置1において、搬送時に搬送材11からの衝撃反力が直接スライドロッド30に負荷され、スライドロッド30が変形するのを防止するために、ストッパー38と爪(正送用爪21および逆送用爪22)が先行して当たるような構造となっている。
図3は、本発明の搬送装置1を有する搬送システム40を搬送方向正面から見た断面図である。また図4は搬送システム40を上面から見た平面図である。搬送装置1のスライド板31の側方には、駆動装置39として、切替台車41、アーム42、シリンダー43および両ロッド型シリンダー44が設けられている。切替台車41には搬送方向と垂直かつ水平に伸縮するアーム42が設置され、アーム42の伸縮は、切替台車41に対しアーム42の反対側に行われる。アーム42の伸縮は、アーム42と連結するシリンダー43によって行われる。また、シリンダー43は切替台車41に取り付けられる両ロッド型シリンダー44に搬送方向と平行に移動自在に支持される。即ち、シリンダー43およびシリンダー43に連結するアーム42は、両ロッド型シリンダー44の支持する範囲内で、搬送方向と平行に移動自在であり、また、アーム42は搬送方向と垂直かつ水平にある所定の長さの範囲内で伸縮する。なお、このアーム42の所定の長さとは、伸長時に水平移動によってスライド板31を押すことができる程度の長さであればよい。
アーム42がシリンダー43の稼動によって所定の長さまで伸びた状態において、両ロッド型シリンダー44の稼動により搬送方向と平行に移動することにより、アーム42が搬送装置1のスライド板31を搬送方向に平行かつ水平な方向に押すことが可能となる。このとき、アーム42を縮めた状態で搬送方向と平行に移動させることも可能であるため、アーム42の位置をスライド板31の正送方向側および逆送方向側のどちらにも位置させることができ、スライド板31を正送方向および逆送方向のどちらにも押すことが可能である。
上述したように、スライド板31は、正送方向および逆送方向に力がかかることにより水平移動する。このとき、スライド板31に正送方向の力がかかると、スライドロッド30が正送方向に水平移動し、逆送用爪22をスライドロッド30が押圧するため、逆送用爪22が転倒状態(図2中における22bの状態)となる。一方、スライドロッド30から押圧されない正送用爪21は重り37からの荷重によって起立状態(図2中における21aの状態)を保つこととなる。ここで、逆送用爪22の転倒状態は、圧縮スプリング34によって維持される。
一方、スライド板31に逆送方向の力がかかると、スライドロッド30が逆送方向に水平移動し、正送用爪21をスライドロッド30が押圧し、正送用爪21が転倒状態(図2中における21bの状態)となり、逆送用爪22は重り37からの荷重によって起立状態(図2中における22aの状態)となる。ここで、正送用爪21の転倒状態は、圧縮スプリング34によって維持される。
つまり、搬送システム40においてアーム42を備えた切替台車41の稼動により、正送用爪21と逆送用爪22の起立状態と転倒状態を互いに入れ替えることが可能である。従って、搬送方向に合わせて正送用爪21あるいは逆送用爪22のどちらかを起立状態にさせることができる。なお、切替台車41は搬送システム40において、搬送方向全長に設けられていてもよいが、搬送装置1の搬送方向を切り替える地点(正送用爪21と逆送用爪22の起立状態および転倒状態を切り替える地点)近傍にのみ設けられることが設備コストの面等から、望ましい。
上述したように構成される搬送装置1および搬送装置1を有する搬送システム40の運転例を以下に説明する。図5は、搬送システム40における正送用爪21と逆送用爪22の状態変化を説明する模式図である。また、図6は搬送材11を正送方向に搬送する際の搬送状態の説明図である。
例えば、正送方向に搬送材11を搬送し、その後、他の搬送材11を逆送方向に搬送する場合には、図5(a)に示すように正送用爪21を起立状態にさせる。そして、例えば、搬送材11が長い鋼材である場合には、その鋼材の長さに応じて、図6に示すように、複数の搬送装置1(搬送システム40)を用いて図示しない搬送ワイヤーからの外力を用いて正送方向(図6中右方向)に搬送する。正送用爪21は起立状態であるため、搬送材11は正送用爪21に引っ掛かった状態で、図6(a)の状態から図6(b)の状態となるように、搬送装置1の移動とともに正送方向に移動させられる。所定の位置まで搬送材11が搬送させられた後、搬送システム40は、図5(a)の状態(正送用爪21起立状態)から図5(b)の状態(逆送用爪22起立状態)へ移行し、必要に応じて、図6に図示しない搬送ワイヤーによって逆送方向へ移動させられる。このとき、逆送方向へ搬送する搬送材11がある場合には、逆送用爪22に搬送材11が引っ掛けられ、搬送される。
以上説明した搬送システム40の運転例によれば、搬送装置1の正逆方向の切替作業を省人化させ、正逆方向切替頻度を向上させることが可能となり、搬送効率の上昇、生産性の向上が図られる。また、既設の搬送装置や設備を流用できるため、低コストでの搬送効率の上昇、生産性の向上が実現される。さらに、搬送用の爪が常時固定されているため、振動による搬送用の爪の浮き上がり等の問題なく、安定した搬送材11の搬送が行われる。
以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施の形態においても述べたが、設備コスト等の観点から、切替台車41は、必ずしも搬送システム40において搬送装置1の移動距離全長に渡って設けられる必要はない。図6には、搬送方向全長に切替台車41が設けられている場合を図示しているが、例えば図6に示すA点とB点のように、搬送材11を搬送する際の始点および終点が予め決まっている場合、その始点および終点の近傍のみに切替台車41を設け、搬送装置1において起立状態である爪を正送用爪21から逆送用爪22へ変更(あるいは逆送用爪22から正送用爪21へ変更)すれば足りる。
また、搬送材11を搬送する距離が長い場合、1台の搬送装置1では、その往復に長時間を要し、搬送サイクルタイムが長くなり生産性が低下する。そのような場合には、搬送装置1を搬送方向に複数箇所設置し、それら複数の搬送装置1の搬送軌道を連結することで長い距離の搬送が行われる。図7は、搬送距離が長い場合の搬送状態を説明する説明図である。図7に示すように、搬送方向に複数の(例えば図7では搬送方向に2箇所)搬送装置1を設置し、搬送材11の搬送始点である点Cからドッグカー20によって搬送した後、中間点である点Dにおいてドッグカー20による搬送から、他のドッグカー20’へ搬送材11を移し、さらに点Dから搬送終点である点Eへと搬送することが考えられる。以上のように、1台の搬送装置1において搬送距離に限界がある場合でも、複数の搬送装置1の搬送軌道を連結することで長い距離の搬送を行うことが可能となる。また、同時に複数の搬送材11を搬送できるため、搬送効率が向上する。なお、図7に示す例では点Cから点Eまで、搬送方向に対し2箇所の搬送装置1を設置するとしたが、これに限られることはなく、搬送距離に応じた数の搬送装置1を搬送方向に対し設置することが好ましい。
本発明は、搬送ライン中に設置された搬送材を正逆方向に横移動させる搬送装置および搬送システムに適用できる。
1…搬送装置
10…搬送スキッド
11…搬送材
12…車輪
13…搬送ワイヤー
20、20’…ドッグカー
21…正送用爪
22…逆送用爪
30…スライドロッド
31…スライド板
32…留め具
33…接続ピン
34…圧縮スプリング
35…ロッド用軸受け
36…コロ
37…重り
38…ストッパー
40…搬送システム
41…切替台車
42…アーム
43…シリンダー
44…両ロッド型シリンダー
100…搬送装置
101…爪
102…ドッグカー
103…走行用レール
104…ガイドレール
105…ドッグカー牽引用ロープ
106…ガイドローラー
107…搬送スキッド
110…搬送材
111…ストッパー

Claims (2)

  1. 搬送方向に沿って移動させられ、搬送材を爪で引っ掛けて搬送する搬送装置であって、
    起立状態において搬送材を搬送する正送用爪および逆送用爪と、
    前記正送用爪または前記逆送用爪を転倒状態に回転させるスライドロッドと、
    前記スライドロッドを、前記正送用爪を転倒状態にする位置と前記逆送用爪を転倒状態にする位置とに保持する保持機構と、を備え
    前記保持機構は、前記スライドロッドの軸方向に押圧力を付与する圧縮スプリングであり、
    前記正送用爪と前記逆送用爪は、一方が起立状態にある場合には、他方は転倒状態である、搬送装置。
  2. 搬送方向に沿って移動させられ、搬送材を爪で引っ掛けて搬送し、起立状態において搬送材を搬送する正送用爪および逆送用爪と、前記正送用爪または前記逆送用爪を転倒状態に回転させるスライドロッドと、前記スライドロッドを、前記正送用爪を転倒状態にする位置と前記逆送用爪を転倒状態にする位置とに保持する保持機構からなる搬送装置と、
    前記搬送装置の下部側方に配設され、前記スライドロッドを、前記正送用爪を転倒状態にする位置と前記逆送用爪を転倒状態にする位置とに移動させる駆動機構と、を備え
    前記保持機構は、前記スライドロッドの軸方向に押圧力を付与する圧縮スプリングであり、
    前記正送用爪と前記逆送用爪は、一方が起立状態にある場合には、他方は転倒状態である、搬送システム。
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