JP5257825B2 - 打込機 - Google Patents

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本発明は打込機に関する。
打込みバネで付勢されるプランジャを打込みバネの付勢力に抗して押上げた後開放することによってプランジャを加速し、このプランジャで釘を被打込材に打込むバネ駆動式の打込機はすでに生産されている。この打込機で使用される打込バネは、特許文献1及び特許文献2に示されるように、鋼線が巻回された巻線から構成されており、これら巻線は、断面が真円となる鋼線から構成されている。
特開平02−284880号公報 特開平05−269681号公報
従来の打込機において、本体を小型化しようとした場合、打撃方向、即ちプランジャが移動する方向の全高を低背化することが考えられる。この全高を低背化するには、バネを小型化することが考えられる。しかし、バネの全長を短縮して小型化すると、プランジャを加速するためのストロークを確保することができない。
ストロークを確保するために、バネを圧縮した状態でのバネの長さ(密着高さ)を小さくすべくバネの巻回数を減らすことが考えられる。この場合にストロークを確保すると共にバネ定数も高くすることができる。しかし、バネのせん断応力が大きくなり、バネの寿命が短くなるという問題が発生していた。よって本発明は、長寿命化を図ると共に小型化された打込機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、ハウジングと、該ハウジングに設けられたモータと、打込具を打撃するプランジャと、巻線から構成され、該モータにより延伸または圧縮されて弾性エネルギーが蓄積されると共に蓄積された該弾性エネルギーを開放することにより該プランジャを加速するコイルバネと、該コイルバネの外周側に位置し、該コイルバネの外径より僅かに大きい内径を有するバネガイドと、を備え、該コイルバネの半径方向における該巻線の断面において、該半径方向の該断面の長さが、該断面の該コイルバネの軸方向における長さより長く構成されおり、該断面を画成する輪郭において、該コイルバネの内周側に位置する第一曲線部と該コイルバネの外周側に位置する第二曲線部とが少なくとも規定され、該第一曲線部の曲率は該第二曲線部の曲率より大きく構成されている打込機を提供する。
このような構成によると、巻線の断面が真円かつ同一ピッチ、同一巻回数のバネに比べてバネの圧縮状態における高さを低背化することができる。よって所定のストロークを備えたバネの全長を短縮することができ、全高を低背化して打込機を小型化することができる。
また、巻線のコイルバネ外周側となる部分の断面積を大きくすることができる。コイルバネを構成する巻線では、コイルバネの外周側となる部分が最も応力負担が大きくなる。よってこの部分の断面積を大きくすることにより、コイルバネの耐久性を向上させ、以て打込機を高寿命化することができる。
本発明の打込機によれば、小型化且つ高寿命化することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る打込機について図1乃至図4に基づき説明する。図1に示される打込機である釘打機1は電動式であり、止具である図示せぬ釘を被打込材である木材や石膏ボードなどの被打込材Wに打ち込むための工具である。釘打機1はハウジング2と、モータ3と、クラッチ機構4と、伝達部5と、コイルバネ部6と、ノーズ部7と、マガジン8と、から主に構成されている。尚、後述のプランジャ63が移動する方向を上下方向と定義し、プランジャ63がコイルバネ部6を構成する後述のコイルバネ62により付勢されて図示せぬ釘を打撃する方向を下方向と定義して以下説明する。
ハウジング2は、ナイロンまたはポリカーボネイト等の樹脂から構成されており、内部にモータ3等を内蔵している。ハウジング2の上側部分には、ハンドル21が設けられており、ハンドル21にはモータ3の制御を行うトリガ21Aが設けられている。またハンドル21端部には、着脱式の電池22が設けられている。
モータ3は、ハウジング2内であってハンドル21の下側に設けられており、回転軸が上下方向と直交する方向になるように配置されている。モータ3の回転軸には、第一プーリ31が設けられており、第一プーリ31には、ベルト32が掛けてある。ベルト32は、第一プーリ31から上方へ向けて延出されており、ベルト32の上端位置で第二プーリ33に掛けられている。第二プーリ33は、ハウジング2に回転可能に支持されると共に、同軸回転する第一ギア34が併設されている。第一ギア34の上方には、第一ギア34と噛合する第二ギア35が配置されている。第二ギア35は、ハウジング2に回転可能に支持されると共に、同軸回転する第三ギア36が併設されている。第三ギア36の上方には、第三ギア36と噛合する第四ギア37が設けられている。これら第一プーリ31〜第四ギア37により、モータ3の駆動力が回転数を減じてクラッチ機構4に伝達される。
クラッチ機構4は、一端が第四ギア37に同軸回転可能に接続されており、他端に後述のドラム51が同軸回転可能に接続されている。クラッチ機構4は、一端側が第四ギア37により所定角度(後述のプランジャ63が上死点まで到達するに必要な角度、約270°)回転されるまでは、一端側と他端側とを接続して一体に同軸回転させている。また一端側が所定角度回転した状態で、一端側と他端側との接続を遮断して一端側(第四ギア37側)に対して他端側(ドラム51側)を同軸上で自由に回転可能にしている。
伝達部5は、ドラム51とワイヤ52とから主に構成されている。ドラム51は略円板状に構成されて後述のブレード63Bの軸上に配置されている。ワイヤ52は、一方がドラム51の外周部分に形成されている溝内に固定され、他方が後述の付勢部63Aに接続されており、繊維状の鋼線を束ねて構成されるとともに表面に樹脂コーティングされている。
コイルバネ部6は、バネガイド61と、コイルバネ62と、プランジャ63とから主に構成されている。バネガイド61は、ハウジング2とは別体に構成され、アルミ製またはナイロン、ポリカーボネイト等の樹脂製であって筒状に形成されており、その軸方向が上下方向になるようにハウジング2内に配置されている。
コイルバネ62は、図2に示されるように鋼線62Aが巻回された巻線から構成されており、その外径がバネガイド61の内径より僅かに小さくなるよう製作され、バネガイド61内に挿入されて配置されている。コイルバネ62の軸方向をz軸方向と定義し、半径方向をx軸方向と定義する。
コイルバネ62は、図3に示されるように、コイルバネ62の半径方向(x軸方向)における鋼線62Aの断面の輪郭において、コイルバネ62の内周側となる第一曲線部62Bの曲率が、コイルバネ62の外周側となる第二曲線部62Cの曲率より大きくなる所謂卵形に構成されている。断面を卵形にすることにより、鋼線62Aは、その断面においてコイルバネ62の半径方向の長さ(L1)がコイルバネ62の軸方向における断面の長さ(L2)より長くなる。このような構成を採ることにより、図4に示されるようにコイルバネ62の最も圧縮した状態での軸方向(z軸方向)の長さ(密着高さ)を、断面が真円のコイルバネより短くすることができる。よってコイルバネ62の軸方向(z軸方向)の長さが短くなり、それに伴い釘打機1を小型化することができる。
また鋼線62Aの断面形状を上述のように卵形に構成することにより、コイルバネ62の外周側となる部分の断面積をコイルバネ62の内周側となる部分の断面積より大きくすることができる。一般にコイルバネにおいては、その半径方向の外周側部分での応力負担が大きくなる。コイルバネ62においては、外周側の断面積が内周側の断面積より大きいため、より大きな応力に対応することができ、耐久性を増すことができる。
プランジャ63は、上述した付勢部63Aとブレード63Bとから構成されている。付勢部63Aは、コイルバネ62の下方側の端部に位置し、その外径がコイルバネ62の外径と略同径の金属板により円盤状に構成され、中心部分でコイルバネ62内に挿通されたワイヤ52の他方側端部に連結されている。よって付勢部63Aは、ワイヤ52により牽引され、コイルバネ62の付勢力に抗ってバネガイド61内を上方に移動してコイルバネ62を圧縮することができる。付勢部63Aがコイルバネ62に付勢されて通常位置している位置を下死点と定義し、付勢部63Aが牽引されて最も上方に移動した位置を上死点と定義する。
ブレード63Bは、細長い板状に構成されており、付勢部63Aの略中心部分であってワイヤ52との接続箇所の裏面となる位置から下側に延出されて設けられている。ハウジング2内において、付勢部63Aの下側には、軟質ゴム、又はウレタン等の樹脂製のバンパ64が設けられている。
ノーズ部7は、コイルバネ部6の下方に配置されている。ノーズ部7内には、ブレード63Bが通過する図示せぬ射出口が形成されている。
マガジン8は、モータ3の下方になる位置でノーズ部7に取り付けられており、複数本の図示せぬ釘を内蔵している。図示せぬ釘は、マガジン8からノーズ部7に設けられた図示せぬ射出口内に供給されている。
釘打機1で釘を打ち込む際には、作業者がハンドル21を把持して釘打機1を被打込材Wの上面に対して略直交するように保持し、トリガ21Aを引くことにより、モータ3を回転させる。モータ3の回転に連動するクラッチ機構4によりドラム51が回転されてワイヤ52が巻き取られプランジャ63が上死点まで移動し、コイルバネ62が圧縮されて弾性エネルギーが蓄積される。
プランジャ63が上死点まで到達したところでクラッチ機構4が遮断されてドラム51が回転自在となるため、付勢部63Aによるコイルバネ62への付勢力が消滅し、コイルバネ62に蓄積された弾性エネルギーが解放されてプランジャ63を急激に下死点側に押し下げ、ブレード63Bによりノーズ部7内にマガジン8から供給された釘を打撃し、被打込材Wに釘を打ち込む。
本発明に係る打込機は上述した実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変形や改良が可能である。実施の形態においては、卵形断面のバネを使用したがこれに限らず、楕円や長円、或いは長方形断面のバネであってもよい。
本発明の実施の形態に係る釘打機の断面図。 本発明の実施の形態に係る釘打機のコイルバネの側面図。 本発明の実施の形態に係る釘打機のコイルバネを構成する鋼線の断面図。 本発明の実施の形態に係る釘打機のコイルバネの圧縮状態での側面図。
符号の説明
1・・釘打機 2・・ハウジング 3・・モータ 4・・クラッチ機構 5・・伝達部
6・・コイルバネ部 7・・ノーズ部 8・・マガジン 21・・ハンドル
21A・・トリガ 22・・電池 31・・第一プーリ 32・・ベルト
33・・第二プーリ 34・・第一ギア 35・・第二ギア 36・・第三ギア
37・・第四ギア 51・・ドラム 52・・ワイヤ 61・・バネガイド
62・・コイルバネ 62A・・鋼線 62B・・第一曲線部 62C・・第二曲線部
63・・プランジャ 63A・・付勢部 63B・・ブレード 63C・・軸
64・・バンパ

Claims (1)

  1. ハウジングと、
    該ハウジングに設けられたモータと、
    打込具を打撃するプランジャと、
    巻線から構成され、該モータにより延伸または圧縮されて弾性エネルギーが蓄積されると共に蓄積された該弾性エネルギーを開放することにより該プランジャを加速するコイルバネと、
    該コイルバネの外周側に位置し、該コイルバネの外径より僅かに大きい内径を有するバネガイドと、を備え、
    該コイルバネの半径方向における該巻線の断面において、該半径方向の該断面の長さが、該断面の該コイルバネの軸方向における長さより長く構成されており、
    該断面を画成する輪郭において、該コイルバネの内周側に位置する第一曲線部と該コイルバネの外周側に位置する第二曲線部とが少なくとも規定され、該第一曲線部の曲率は該第二曲線部の曲率より大きく構成されていることを特徴とする打込機。
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