JP5256147B2 - ロータおよびモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータおよびモータに関するものである。
従来から、軸線周りに回転自在に支持されるとともに、永久磁石が配設されたロータと、ロータの周囲に対向配置されるとともに、コイルが巻回されたステータとを備えたモータが知られている。このようなモータにおいては、モータの高トルク化を図り、電動機の高性能化を図るものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の永久磁石式回転子(ロータ)は、ロータヨーク(ロータコア)の外周部に設けられた平面視長方形の永久磁石と、互いに隣り合う永久磁石の間に設けられた凹部と、凹部の径方向外側に突出するように設けられた突部と、を有している。
特開2005−117855号公報
ところで、上述した特許文献1のロータにおいて、更なる高トルク化を図るために永久磁石をよりロータコアの外周面側に寄せて配置しようとすると、磁束飽和を防止するためのフラックスバリアの開口が大きくなり、トルクリップルが発生しやすくなるという問題がある。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、トルクリップルを低減することができるとともに、トルクを上昇させることができるロータおよびモータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、円柱状のロータコア(例えば、実施形態におけるロータコア56)と、該ロータコアの周方向に略等間隔に形成された開口部(例えば、実施形態における開口部57)内に保持された永久磁石(例えば、実施形態における永久磁石58)とを備え、軸線回りに回転可能に支持されたロータ(例えば、実施形態におけるロータ22)において、前記永久磁石は、径方向の厚みが周方向中央部より周方向両側部が薄くなるような面取り部(例えば、実施形態における面取り部74)が形成されており、前記ロータコアにおける周方向に隣り合う前記永久磁石間に溝部(例えば、実施形態における溝部50)が周方向に所定間隔を空けて二箇所形成され、該溝部の最深部(例えば、実施形態における最深部51)と軸中心(例えば、実施形態における軸中心C)との距離(例えば、実施形態における距離X1)が、近接する前記永久磁石の径方向最遠部と前記軸中心との距離(例えば、実施形態における距離X2)よりも短くなっているとともに、前記ロータコアにおける前記二つの溝部に挟まれた磁束通過部(例えば、実施形態における磁束通過部90)の周方向の厚みが、径方向内側の厚み(例えば、実施形態における厚みW1)よりも外周縁部の厚み(例えば、実施形態における厚みW2)の方が厚く形成されていることを特徴としている。
請求項2に記載した発明は、前記ロータコアの磁束通過部における外周面(例えば、実施形態における外周面90b)と前記軸中心との径方向の長さは、該磁束通過部の周方向中央部から周方向両端部に向かって徐々に短くなっていることを特徴としている。
請求項3に記載した発明は、前記ロータコアの磁束通過部における外周縁部(例えば、実施形態における外周縁90a)に、周方向に突出した凸部(例えば、実施形態における凸部91)が形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載した発明は、前記溝部の最深部がU字状に形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載した発明は、前記ロータコアの外周面における前記永久磁石の面取り部に対応した位置が、該面取り部と略平行になるように切り欠かれているとともに、前記溝部近傍において前記磁束通過部の周方向端部に向かって傾斜しており、前記ロータコアの外周面に略V字状の切欠部(例えば、実施形態における切欠部85)が形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載した発明は、モータ(例えば、実施形態におけるモータ23)が、請求項1〜5のいずれかに記載のロータと、該ロータを囲繞するように配された円筒状のステータ(例えば、実施形態におけるステータ21)と、該ステータのティース部に巻回された巻線と、を備えていることを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、永久磁石に面取り部を形成したため、永久磁石をロータコアの径方向外側に寄せて配置しても永久磁石をロータコアに強固に保持させることができる。また、ロータコアにおける隣り合う永久磁石の間に、溝部を二箇所形成したため、q溝効果によりトルクリップルを低減することができるとともに、トルクを上昇させることができる。また、ロータコアに溝部を形成することにより、ロータを軽量化することができ、モータとしての応答性を向上させることができる。また、トルクリップルを低減することにより、モータからの騒音・振動の発生を抑制することができる。さらに、トルクの最低値が上昇するため、ヒルホールド状態での電流値が低減する。その結果、ヒルホールド状態での発熱を低減することができる。そして、二つの溝部に挟まれた磁束通過部の周方向の厚みが、径方向内側の厚みよりも外周縁部の厚みの方が厚くなるように構成したため、磁束通過部に磁束を通し易くすることができる。つまり、磁束通過部を通過する主磁束が増加するため、モータ出力を向上させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、磁束通過部の外周面形状を、該外周面とロータコアの軸中心との径方向の長さが周方向中央部から周方向両端部に向かって徐々に短くなるようにしたため、磁束通過部に磁束をさらに通し易くすることができ、トルクリップルをさらに低減することができる。また、磁束通過部を通過する主磁束を増加することができるため、d軸インダクタンスが低下する。その結果、モータの出力を向上させることができる。
請求項3に記載した発明によれば、磁束飽和レベルが低いロータコアの外周縁部に凸部を形成したため、トルクをさらに上昇させることができる。
請求項4に記載した発明によれば、溝部の最深部をU字状に形成したため、ロータコアの強度を確保することができるとともに、ロータコアに磁束を通し易くすることができる。
請求項5に記載した発明によれば、ロータコアの外周面に略V字状の切欠部を形成することにより、リラクタンストルクを発生させつつ、トルクリップルを低減することができる。また、溝部の開口部分を狭くすることができるため、トルクをより向上させることができる。
請求項6に記載した発明によれば、永久磁石に面取り部を形成したため、永久磁石をロータコアの径方向外側に寄せて配置しても永久磁石をロータコアに強固に保持させることができる。また、ロータコアにおける隣り合う永久磁石の間に形成された磁束通過部に、溝部を二箇所形成したため、q溝効果によりトルクリップルを低減することができるとともに、トルクを上昇させることができるモータを提供することができる。
本発明の実施形態におけるモータユニットの概略構成断面図である。 本発明の実施形態におけるロータの正面図である。 図2のA部拡大図である。 従来のロータの概略構成図である。 従来のロータに溝部を形成した状態の概略構成図である。 図4と図5のロータのトルク特性を示すグラフである。 図2と図5のロータのトルク特性を示すグラフである。
次に、本発明の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。なお、本実施形態では車両用モータユニットに採用したモータについて説明する。
図1は車両用モータユニットの概略構成断面図である。図1に示すように、車両用モータユニット(以下、モータユニットという。)10は、コイル20が巻回されたステータ21および永久磁石58が配されたロータ22を備えたモータ23を有している。また、モータユニット10は、モータ23収容するモータハウジング11と、モータハウジング11の一方側に締結され、モータ23の出力軸24からの動力を伝達する動力伝達部(不図示)を収容するミッションハウジング12と、モータハウジング11の他方側に締結され、モータ23の回転センサ25を収容するセンサハウジング13と、を備えている。なお、モータハウジング11の内部はモータ室36として、ミッションハウジング12の内部はミッション室37として、センサハウジング13の内部はセンサ室38として、それぞれ構成されている。
モータハウジング11は、モータ23全体を覆うような略円筒形状で形成されている。モータハウジング11とミッションハウジング12との境界部のミッションハウジング12側には、モータ23の出力軸24の一端を回転自在に支持するベアリング26が設けられ、モータハウジング11とセンサハウジング13との境界部のセンサハウジング13側には、モータ23の出力軸24の他端を回転自在に支持するベアリング27が設けられている。
また、モータハウジング11の壁部31、ミッションハウジング12の壁部32およびセンサハウジング13の壁部33には、互いに連通するブリーザ通路35がそれぞれ形成されている。
さらに、モータハウジング11の壁部31内には、モータ23を冷却するためのウォータジャケット40がモータ23のステータ21を全周覆うように設けられている。また、ステータ21は、モータハウジング11に圧入されており、モータハウジング11の内周面に密着するように配されている。
ミッションハウジング12内には、モータユニット10内で使用している潤滑オイルを分離するためのブリーザ室42が形成されている。つまり、動力伝達部(ギア)やモータ23の回転により飛散した潤滑オイルをブリーザ室42で分離することができ、潤滑オイルがブリーザ室42に設けられ外部と連通するブリーザ配管39から外部へ漏れ出すことを防止することができる。
このブリーザ室42は、モータユニット10の最上部にあたる位置に形成されている。また、ブリーザ室42はブリーザ通路35と連通しており、ブリーザ配管39からモータユニット10内の高圧・高温の空気を排出することができるようになっている。さらに、ブリーザ室42は、ブリーザ通路35を介してモータ室36、ミッション室37、およびセンサ室38と連通している。
ここで、ロータ22の構成について図2、図3を用いて説明する。図2はロータの正面図であり、図3はロータの部分拡大図(図2のA部)である。
図2に示すように、ロータ22は、軸方向から見た正面視略リング状の磁性板材55が複数積層されたロータコア56と、ロータコア56に周方向に略等間隔に形成された開口部57内に保持された永久磁石58とを備え、出力軸(軸線)24に回転可能に支持されている。ロータ22はコイル20が巻回されたステータ21と所定間隔を空けて対向配置されている。つまり、永久磁石58がロータコア56に埋め込まれた、所謂IPM(Interior Permanent Magnet)モータを構成している。
図3に示すように、本実施形態では、ロータコア56の正面視において、開口部57の略中央でロータコア56の径方向に沿う方向に、開口部57を二分割するようにリブ60が形成されている。つまり、このリブ60により、開口部は、右側開口部57Aと左側開口部57Bに分割され、永久磁石58は、右側永久磁石58Aと左側永久磁石58Bに分割されている。
以下の説明では、開口部および永久磁石の形状について説明するが、右側開口部57Aと左側開口部57Bの形状、および右側永久磁石58Aと左側永久磁石58Bの形状はともにリブ60を介して対称であるため、右側の形状についてのみ説明する。
右側開口部57Aは、リブ60の側面に対応し、正面視で直線状に示される第一直線部61と、リブ60における出力軸24側(内径側)の端部から第一直線部61に対して略直角方向に延設された第二直線部62と、リブ60におけるステータ21側(外径側)の端部からロータコア56の外周縁に沿うように円弧状に延設された円弧部63と、円弧部63の端部からロータコア56の外周縁に沿うように延設された直線状の面取り部64と、を有している。なお、第二直線部62の端部と面取り部64の端部との間には、接着剤を充填するための充填用切欠部65およびフラックスバリア67が形成されて端部同士が繋がっている。このフラックスバリア67は、右側永久磁石58Aの第三直線部75(後に詳述する。)から周方向外方へ膨出するように形成されている。
一方、右側永久磁石58Aは、右側開口部57Aの第一直線部61に対応した第一直線部71と、右側開口部57Aの第二直線部62に対応した第二直線部72と、右側開口部57Aの円弧部63に対応した円弧部73と、右側開口部57Aの面取り部64に対応した面取り部74と、第二直線部72の端部と面取り部74の端部とを繋ぎ、第二直線部72に対して略直角方向に延設された第三直線部75と、を有している。
また、ロータコア56の外周面56aにおける右側永久磁石58Aの面取り部74に対応した位置に切欠部85が形成されている。切欠部85は正面視において略V字状に形成されており、リブ60側の直線部86は、右側永久磁石58Aの面取り部74と略平行になるように形成されている。また、直線部86に連続して形成された直線部87は、直線部86と逆向きの傾斜で形成され、略V字状の切欠部85が形成されている(後に詳述する。)。
ここで、ロータコア56における隣り合う永久磁石58,58間には、ロータコア56の外周面56aから軸中心Cに向かって溝部50が形成されている。溝部50は、隣り合う永久磁石58,58のそれぞれ近傍に1箇所ずつ、計2箇所形成されている。この溝部50,50に挟まれた領域が磁束通過部90として構成される。
溝部50は、ロータコア56におけるフラックスバリア67の直近に、平面視略U字状に形成されている。ここで、右側永久磁石58Aの近傍に形成された溝部を溝部50Aとし、左側永久磁石58Bの近傍に形成された溝部を溝部50Bとする。つまり、ロータコア56における溝部50Aと溝部50Bとの間に挟まれた領域が磁束通過部90となっている。
磁束通過部90における外周縁90aには径方向外側へ突出した凸部91が両側に形成されている。つまり、磁束通過部90の周方向の厚みが、径方向内側の厚みW1よりも外周縁90aの厚みW2の方が厚く形成されている。この凸部91の形状としては、平面視で略矩形状の形状が望ましい。凸部91を略矩形状にすることにより、溝部50の幅を確保しつつ、凸部91の面積をできる限り大きく確保することができる。
また、磁束通過部90における外周面90bと軸中心Cとの径方向の長さは、磁束通過部90の周方向中央部から周方向両端部に向かって徐々に短くなっている。つまり、磁束通過部90の周方向中央部と軸中心Cと間の長さH1と、磁束通過部90の周方向端部と軸中心Cとの間の長さH2と、を比較するとH1>H2となっている。本実施形態では、磁束通過部90の外周面90bは湾曲形成されている。
また、溝部50の深さD1は、隣り合う永久磁石58,58の短絡磁束を低減する深さで形成されている。具体的には、軸中心Cと溝部50の最深部51とを結んだ距離X1が、近接する永久磁石58の径方向最遠部と軸中心Cとの距離X2よりも短くなっている。つまり、溝部50と永久磁石58とが周方向にラップするように、溝部50の深さが設定されている。
なお、溝部50の周方向に沿う幅は、特に限定する必要はないが、ロータコア56の強度が確保される幅にすることが望ましい。また、溝部50はできる限り永久磁石58側に寄せて形成することがモータ23の性能にとっては好ましいが、溝部50と開口部57との間の肉厚W3はロータコア56の強度を考慮して設定することが必要である。また、ロータコア56における溝部50と開口部57との間の領域は、最も磁束が飽和する箇所になるため、一方に永久磁石58の開口部57にフラックスバリア67を形成するとともに、他方に溝部50を形成することにより磁束短絡が生じるのを防ぐことができる。
さらに、ロータコア56の外周面56aには切欠部85が形成されている。切欠部85は平面視で略V字状に形成されており、直線部86と直線部87とを有している。直線部86は、永久磁石58の面取り部74と略平行になるように形成されている。直線部87の一端側は直線部86の端部に接続されており、直線部87は直線部86と逆向きの傾斜角度で磁束通過部90の凸部91の方向へ向かって形成されている。直線部87の他端側はロータコア56の外周面56aまで延設されている。
このように構成したロータコア56と従来のロータコアとのトルク波形について比較をする。図4が従来のロータの構成図、図5がロータコアに溝部のみを形成したロータの構成図である。
図6に示すように、図4のロータと図5のロータとでは、溝部を形成することにより、トルクリップルを低減できることが分かる。また、トルクの最低値を上昇させることができる。
さらに、図7に示すように、図5のロータと図2のロータとでは、磁束通過部90に凸部91をさらに形成することにより、トルクリップルをさらに低減できることが分かる。また、トルクの最低値もさらに上昇させることができる。
本実施形態によれば、永久磁石58に面取り部74を形成し、永久磁石58を略かまぼこ型に形成したため、永久磁石58をロータコア56の径方向外側に寄せて配置しても永久磁石58をロータコア56に強固に保持させることができる。また、ロータコア56における隣り合う永久磁石58,58の間に形成された磁束通過部90に、溝部50を二箇所形成したため、q溝効果によりトルクリップルを低減することができるとともに、トルクを上昇させることができる。また、ロータコア56に溝部50を形成することにより、ロータ22を軽量化することができ、モータ23としての応答性を向上させることができる。また、トルクリップルを低減することにより、モータ23からの騒音・振動の発生を抑制することができる。さらに、トルクの最低値が上昇するため、ヒルホールド状態での電流値が低減する。その結果、ヒルホールド状態での発熱を低減することができる。
また、磁束通過部90の外周面90bの形状を、該外周面90bとロータコア56の軸中心Cとの径方向の長さが周方向中央部から周方向両端部に向かって徐々に短くなるようにしたため、磁束通過部90に磁束を通し易くすることができ、トルクリップルをさらに低減することができる。また、磁束通過部90を通過する主磁束を増加することができるため、d軸インダクタンスが低下する。その結果、モータ23の出力を向上させることができる。
また、磁束飽和レベルが低いロータコア56の外周縁(磁束通過部90の外周縁90a)に凸部91を形成したため、トルクをさらに上昇させることができる。
また、溝部50の最深部51をU字状に形成したため、ロータコア56の強度を確保することができるとともに、ロータコア56に磁束を通し易くすることができる。
さらに、ロータコア56の外周面56aに略V字状の切欠部85を形成することにより、リラクタンストルクを発生させつつ、トルクリップルを低減することができる。また、溝部50の開口部分を狭くすることができるため、トルクをより向上させることができる。
そして、上記のように形成されたロータコア56を用いたロータ22を有したモータ23を採用することにより、トルクリップルを低減することができるとともに、トルクを上昇させることができるモータを提供することができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や形状などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、ロータコアにリブを設けて永久磁石を2分割にして配した場合の説明をしたが、永久磁石は分割しなくてもよい。
また、本実施形態においては、開口部に充填用切欠部を形成したが、他の手段により開口部内に永久磁石を固定できる場合には充填用切欠部は形成しなくてもよい。
また、本実施形態においては、切欠部の形状を正面視略V字状に形成した場合の説明をしたが、正面視略U字状など他の形状であってもよい。
また、本実施形態においては、開口部と永久磁石との隙間に接着剤を充填する場合の説明をしたが、永久磁石を開口部内に保持可能な充填剤であればよい。
また、本実施形態においては、磁束通過部における外周面を湾曲形状にした場合の説明をしたが、テーパ形状であってもよい。
21…ステータ 22…ロータ 23…モータ 50…溝部 51…最深部 56…ロータコア 57…開口部 58…永久磁石 74…面取り部 85…切欠部 90…磁束通過部 90a…外周縁 90b…外周面 91…凸部 C…軸中心 X1…溝部の最深部と軸中心との距離 X2…永久磁石の径方向最遠部と軸中心との距離 W1…磁束通過部の径方向内側の厚み W2…磁束通過部の外周縁部の厚み

Claims (6)

  1. 円柱状のロータコアと、該ロータコアの周方向に略等間隔に形成された開口部内に保持された永久磁石とを備え、軸線回りに回転可能に支持されたロータにおいて、
    前記永久磁石は、径方向の厚みが周方向中央部より周方向両側部が薄くなるような面取り部が形成されており、
    前記ロータコアにおける周方向に隣り合う前記永久磁石間に溝部が周方向に所定間隔を空けて二箇所形成され、
    該溝部の最深部と軸中心との距離が、近接する前記永久磁石の径方向最遠部と前記軸中心との距離よりも短くなっているとともに、
    前記ロータコアにおける前記二つの溝部に挟まれた磁束通過部の周方向の厚みが、径方向内側の厚みよりも外周縁部の厚みの方が厚く形成されていることを特徴とするロータ。
  2. 前記ロータコアの磁束通過部における外周面と前記軸中心との径方向の長さは、該磁束通過部の周方向中央部から周方向両端部に向かって徐々に短くなっていることを特徴とする請求項1に記載のロータ。
  3. 前記ロータコアの磁束通過部における外周縁部に、周方向に突出した凸部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のロータ。
  4. 前記溝部の最深部がU字状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のロータ。
  5. 前記ロータコアの外周面における前記永久磁石の面取り部に対応した位置が、該面取り部と略平行になるように切り欠かれているとともに、前記溝部近傍において前記磁束通過部の周方向端部に向かって傾斜しており、前記ロータコアの外周面に略V字状の切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のロータ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のロータと、
    該ロータを囲繞するように配された円筒状のステータと、
    該ステータのティース部に巻回された巻線と、を備えていることを特徴とするモータ。
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