JP5255179B2 - オフセット印刷機 - Google Patents

オフセット印刷機 Download PDF

Info

Publication number
JP5255179B2
JP5255179B2 JP2005337436A JP2005337436A JP5255179B2 JP 5255179 B2 JP5255179 B2 JP 5255179B2 JP 2005337436 A JP2005337436 A JP 2005337436A JP 2005337436 A JP2005337436 A JP 2005337436A JP 5255179 B2 JP5255179 B2 JP 5255179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic layer
printing
electrode
measuring
printing blanket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005337436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006175850A (ja
Inventor
康彦 近藤
淳 越智
信 杉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2005337436A priority Critical patent/JP5255179B2/ja
Publication of JP2006175850A publication Critical patent/JP2006175850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5255179B2 publication Critical patent/JP5255179B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、印刷用ブランケットの乾燥処理をインキ受理面の膨潤の程度に応じて実行可能なオフセット印刷機に関する。
プラズマディスプレイパネル(PDP)用の電極基板、電界発光(EL)素子用の電極基板などの回路基板の製造には、導電性物質を含有するインキを用いて、線幅10〜200μm程度、厚さ0.1〜10μm程度の極微細パターンを形成することが要求されている。近年、このような微細かつ厚膜のパターンを高い精度で形成する方法として、フォトリソグラフィー法に代えて、凹版オフセット印刷などのオフセット印刷法を採用することが検討されている。
オフセット印刷法は、印刷初期時において、印刷パターンの再現性が高く、印刷形状が極めて良好である。しかしながら、印刷を繰り返し行うと、インキペーストの溶剤が印刷用ブランケットの弾性体層を膨潤させて、表面(インキ受理面)の濡れ性に変化を生じさせることから、長期にわたって印刷パターンの再現性を維持し、印刷形状を良好な状態で維持することは、困難である。
一方、印刷用ブランケットのインキ受理面の濡れ性が変化することを防止するために、印刷用ブランケットの弾性体層を加熱して、インキの溶剤を除去し、乾燥させることが提案されている(特許文献1および2)。
特開平7−81038号公報 特開2002−245931号公報
しかるに、印刷用ブランケットの弾性体層を加熱して、乾燥させる処理は、一般的には、基板上に印刷されたインキパターンの形状や線幅などを観察し、印刷精度の低下が現実に生じていることを認識した上で、実行されている。
すなわち、印刷精度の低下を確認してから、弾性体層を加熱して、乾燥させるまでの間には、タイムラグが生じることから、例えば、PDP用電極基板などのように、パターンの印刷に極めて高い精度が要求される用途においては、乾燥処理を実行することによる十分な効果を見込めないという不具合がある。しかも、一旦、印刷精度が低下した状態となることから、印刷の生産性が低下するという不具合も生じる。
また、弾性体層の膨潤の程度如何にかかわらず、例えば、電極基板の1〜数枚分について電極パターンの印刷形成を終える毎に、自動的にかつ画一的に、弾性体層を加熱し、乾燥させる場合には、弾性体層の加熱、乾燥が過度になって、弾性体層の劣化を招くおそれがある。
さらに、印刷用ブランケットのインキ受理面は、印刷版からのインキの受理をスムーズに実行するために、インキの溶剤によってある程度膨潤していることが求められているのに対し、弾性体層の加熱、乾燥が過度になることで、インキ受理性が低下するという新たな不具合を招くおそれもある。
そこで、本発明の目的は、印刷用ブランケットの乾燥処理を、弾性体層の膨潤の程度に応じて、過不足なく、自動的に実行可能なオフセット印刷機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、
(1) インキ受理面を有する弾性体層および前記弾性体層を支持するための基材を含む印刷用ブランケットと、前記印刷用ブランケットの弾性体層と基材との界面または前記印刷用ブランケットの弾性体層の内部に配置されている一対の電極と、前記一対の電極に接続される測定器とを含み、前記弾性体層の誘電特性を測定するための誘電特性測定手段と、前記弾性体層に浸透したインキ溶剤を前記弾性体層から揮散させるための乾燥手段と、前記一対の電極間の静電容量の測定値が、印刷処理実行前に測定された前記弾性体層の静電容量の値に対して所定幅変動した閾値と対応したときに、前記乾燥手段を用いて前記弾性体層を乾燥させるための制御手段と、を備えていることを特徴とする、オフセット印刷機、
(2) 前記一対の電極が、リング−ディスク型電極またはくし型電極であり、前記一対の電極の隣接する電極間の距離が、100μm〜50mmであることを特徴とする、前記(1)に記載のオフセット印刷機、
(3) インキ受理面を有する弾性体層および前記弾性体層を支持するための基材を含む印刷用ブランケットと、薄膜電極と、測定電極と、前記薄膜電極および前記測定電極間の静電容量を測定するための測定器とを有し、前記弾性体層の誘電特性を測定するための誘電特性測定手段と、前記弾性体層に浸透したインキ溶剤を前記弾性体層から揮散させるための乾燥手段と、前記薄膜電極および測定電極間の静電容量の測定値が、印刷処理実行前に測定された前記弾性体層の静電容量の値に対して所定幅変動した閾値と対応したときに、前記乾燥手段を用いて前記弾性体層を乾燥させるための制御手段と、を備え、前記薄膜電極が、前記印刷用ブランケットの基材のうち前記弾性体層に接している面と反対側の表面、前記印刷用ブランケットの弾性体層と基材との界面、前記印刷用ブランケットの基材の内部および前記印刷用ブランケットの弾性体層の内部のいずれかに配置され、前記測定電極が、前記印刷用ブランケットのインキ受理面と対向して、前記インキ受理面に対し接離可能に配置され、前記測定器が、前記薄膜電極および前記測定電極と接続されていることを特徴とする、オフセット印刷機、
(4) 前記制御手段は、前記弾性体層の静電容量を測定するときに、前記測定電極と前記印刷用ブランケットの前記インキ受理面とが接触されるように、また、印刷処理時には、前記測定電極と前記印刷用ブランケットの前記インキ受理面が非接触状態となるように、前記測定電極を制御することを特徴とする、前記(3)に記載のオフセット印刷機
(5) 前記測定電極は、前記インキ受理面の周面の曲率半径と同じ曲率半径を有する曲面からなる接触面を有することを特徴とする、前記(3)または(4)に記載のオフセット印刷機、
を提供する。
本発明のオフセット印刷機によれば、印刷用ブランケットの弾性体層がインキの溶剤によって膨潤している程度を、弾性体層の誘電特性の測定値に基づいて、自動的に検知することができ、しかも、その検知結果に基づいて、自動的に、弾性体層の乾燥処理を実行することができることから、印刷用ブランケットの乾燥処理を、弾性体層の膨潤の程度に応じて、過不足なく実行することができる。
従って、本発明によれば、繰返し印刷を実行した場合であっても、印刷用ブランケットの弾性体層の膨潤状態を、自動的にかつ適度に維持することができ、精度の高い印刷パターンの形成を連続して実行することができる。
図1は、本発明に係るオフセット印刷機の一実施形態の構成を示すブロック図であり、図2および図3は、本発明に係る印刷用ブランケットの一実施形態を示す断面図である。また、図4および図5は、図2および図3に示す一対の電極20の一例を示す正面図である。
図1に示すオフセット印刷機10は、印刷形成するインキパターンに対応する画線部(凹部)12を有する印刷版11と、弾性体層16および基材18(図2および図3参照)を備える印刷用ブランケット15と、弾性体層16の誘電特性を測定するための誘電特性測定手段と、弾性体層16に浸透したインキの溶剤を弾性体層から揮散させるための乾燥手段と、誘電特性測定手段により測定された弾性体層16の静電容量やインピーダンスが予め設定された閾値と対応したときに、上記乾燥手段を用いて弾性体層16を乾燥させるための制御手段と、を備えている。
印刷版11は、図1に示す凹版に限定されるものではなく、例えば、平版、水無し平版、凸版などの種々の印刷版が挙げられる。PDP用電極基板やEL素子用電極基板における電極パターンなどのように、極微細なパターン、とりわけ、極微細でかつ厚膜のパターンを、極めて高い精度で印刷形成することが要求される用途においては、好ましくは、凹版が挙げられる。
印刷用ブランケット15は、図2および図3に示すように、インキ受理面17を有する弾性体層16a,16bと、弾性体層16a,16bを支持するための基材18と、弾性体層16aと基材18との界面(図2)または弾性体層16bの内部(図3)に配置されて、弾性体層の誘電特性を測定するための測定器21(図1参照)と接続される一対の電極20と、を備えている。
弾性体層16は、印刷用ブランケット15の表面にあって、インキ受理面17を形成する層である。弾性体層16を形成するゴムまたはエラストマー材料としては、特に限定されず、例えば、シリコーンゴム、シリコーン系エラストマー、フッ素系エラストマー;アクリロニトリルブタジエン共重合体(NBR)、カルボキシル化アクリロニトリルブタジエン共重合体(XNBR)、水素化アクリロニトリルブタジエン共重合体(HNBR)などのアクリロニトリルブタジエンゴム;アクリルゴム(ACM)、クロロプレンゴム(CR)、ウレタンゴム、多硫化ゴムなどが挙げられる。これらのゴムまたはエラストマー材料は、単独で用いてもよく、また、2種以上を混合して用いてもよい。上記例示のゴムまたはエラストマー材料のなかでも、極微細なパターンを極めて高い印刷精度で印刷形成することが求められる用途においては、好ましくは、シリコーンゴムなどの表面エネルギーの低いゴムまたはエラストマーが挙げられる。また、例えば、芳香族系炭化水素などの弾性体層を膨潤させ易い溶剤を含むインキを使用する場合には、好ましくは、アクリロニトリルブタジエンゴムなどの耐油性に優れたゴムまたはエラストマーが挙げられる。
弾性体層16を支持するための基材18としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ナイロンなどの合成樹脂フィルム;アルミニウム、ステンレスなどの金属薄板;綿、ポリエステル、レーヨンなどの織布または不織布からなる基布に、NBR、ACM、CRなどのゴム糊を含浸させたものなどが挙げられる。
図2に示す印刷用ブランケット15aは、例えば、基材18の表面に一対の電極20を載置し、次いで、一対の電極20を覆うように弾性体層16aを形成することにより得ることができる。一方、図3に示す印刷用ブランケット15bは、例えば、印刷用ブランケットの基材18の表面に(弾性体層16bとの界面)に、予め一対の電極20が内部に埋め込まれた弾性体層16bを貼り合わせることにより得ることができる。
図3に示すように、一対の電極20を弾性体層16bの内部に埋め込んだ状態とする場合において、印刷用ブランケットのインキ受理面17から一対の電極20までの間の弾性体層の厚みtについては、特に限定されず、任意に設定することができる。
なお、弾性体層16と基材18との間には、さらに、圧縮性層、非伸縮層などの種々の層を、常法に従って、介在させることができる。
弾性体層16の誘電特性を測定するための誘電特性測定手段は、弾性体層16aと基材18との界面に配置される一対の電極20(図2参照)、または、弾性体層16bの厚み方向の中間部分に埋設される一対の電極20(図3参照)と、弾性体層の誘電特性を測定するための測定器21と、を含んでいる。また、一対の電極20は、いずれも測定器21に接続されている。
弾性体層16の誘電特性は、隣接する電極間の誘電特性を測定することにより、求められる。
一対の電極20が、図2に示すように、弾性体層16aと基材18との界面に配置されている場合には、一対の電極間における電気力線が弾性体層16aの下部(弾性体層16aと基材18との界面近傍)に集中することから、弾性体層16aの基材18との界面近傍付近におけるインキ溶剤濃度の検出感度は高くなる。なお、弾性体層16aのインキ受理面17近傍におけるインキ溶剤濃度の検出感度は相対的に低くなることから、印刷初期における弾性体層16aの膨潤に関する検出感度も低下する。また、一対の電極20が、弾性体層16aと基材18との界面に配置される場合は、印刷用ブランケットの製造は容易となる。
一方、一対の電極20が、図3に示すように、弾性体層16bの厚み方向の中間部分に配置されている場合には、一対の電極間における電気力線が弾性体層16bの厚み方向における中央部分に集中し、一対の電極20に対して弾性体層16bのインキ受理面17側と、基材18側の双方において、インキ溶剤の検出濃度が高くなる。
一対の電極20としては、特に限定されないが、例えば、リング−ディスク型(同心円)電極22(図4参照)や、くし型電極23(例えば、図5参照)などが挙げられる。また、これら一対の電極20は、例えば、銅製のもの(具体的には、銅箔からなるもの)が挙げられる。
一対の電極20が、図4に示すリング−ディスク型電極22である場合において、弾性体層16の誘電特性は、隣接する電極間、すなわち、リング部分221とディスク部分222との間の静電容量やインピーダンスを測定することにより、求められる。なお、図4に示すリング−ディスク型電極22では、リング部分221とディスク部分222との交差部分223に、絶縁体が介在されている。
一方、一対の電極20が、図5に示すくし型電極23である場合において、弾性体層16の誘電特性は、隣接する電極間、すなわち、隣接する櫛の歯部分231の間の静電容量やインピーダンスを測定することにより、求められる。
一対の電極間の距離Wは、100μm〜50mmの範囲に設定される。この一対の電極間の距離Wは、例えば、図4に示すリング−ディスク型電極22の場合は、リング部分221の内径φと、ディスク部分222の外径φとの差であり、例えば、図5に示すくし型電極23の場合は、隣接する櫛の歯部分231間の距離である。一対の電極間の距離Wが100μmを下回ると、電極を精度よく作成することが困難になるおそれがあり、逆に、一対の電極間の距離Wが50mmを超えると、静電容量やインピーダンスの絶対値が小さくなるために、測定精度が低下するおそれがある。一対の電極間の距離Wは、上記範囲の中でも特に、100μm〜20mmであることが好ましく、100μm〜10mmであることがより好ましい。
測定器21は、静電容量やインピーダンスを測定するための機器であって、特に限定されないが、例えば、LCRメータなどが挙げられる。
弾性体層16に浸透したインキの溶剤を弾性体層16から揮散させるための乾燥手段としては、温風を吹き出す送風器25や、赤外線(IR)照射器26などが挙げられ、これら以外に、公知の乾燥、加温のための手段を用いることができる。
上記乾燥手段により弾性体層16を加熱する程度については、特に限定されるものではないが、通常、弾性体層16の表面温度が40〜200℃となるように、好ましくは、40〜80℃となるように、温風の送風やIRの照射を実行すればよい。
弾性体層16の乾燥を目的として、温風の送風やIRの照射により弾性体層16を加熱した場合には、弾性体層16の熱膨張を招き、これに起因して、印刷版11や被印刷体35の熱膨張と、印刷精度の低下を招くおそれがある。そこで、例えば、弾性体層16を加熱して乾燥させた後には、弾性体層16に対して冷風を吹き当てて、冷却させる処理を実行することが好ましい。弾性体16層の冷却は、例えば、冷風の送風によって実行することができる。また、冷風を吹き出すための送風器は、温風を吹き出すための送風器25と兼用することができる。また、温風・冷風の送風やIRの照射などによる加熱・冷却によって、印刷版11や被印刷体35に熱膨張・収縮の影響が及ぶのを防止するためにも、弾性体層16の乾燥処理は、印刷用ブランケット15を図1中の両頭矢印で示す移動方向xに移動させてから、すなわち、印刷版11や被印刷体35から印刷用ブランケット15を遠ざけてから実行することが好ましい。
上記乾燥手段により弾性体層16を乾燥させるための制御手段としては、例えば、CPU、ROM、RAMなどを備える制御部30が挙げられる。
制御部30のROMは、送風器25やIR照射器26を制御するプログラムを格納するための装置であって、制御部30のRAMは、上記プログラムを実行するために、測定器21で測定された弾性体層16の誘電特性データを一時的に格納する装置である。
制御部30のCPUは、上記RAMに格納された弾性体層16の誘電特性データや、上記ROMに格納された弾性体層16の誘電特性に関する予設定閾値に基づいて、上記ROMに格納されたプログラムを実行して、送風器25やIR照射器26を制御させる。
送風器25やIR照射器26を制御して弾性体層16の乾燥処理を実行するにあたっては、制御部30において、弾性体層16の誘電特性データが上記予設定閾値と対応しているか否かの判断が実行される。
弾性体層16の誘電特性に関する予設定閾値としては、これに限定されるものではないが、例えば、印刷処理に供する前の印刷用ブランケットについて、弾性体層16の静電容量を測定しておき(測定値C(pF))、この測定値C(pF)に対して5%以上、好ましくは、2.5%以上変動した値を閾値とすればよい。
具体的には、例えば、測定周波数を100Hzとして、上記一対の電極20間の静電容量を測定し、静電容量の測定値C(pF)が、予設定閾値C(pF)に対して5%以上、好ましくは、2.5%以上変動した場合に、弾性体層16に対する乾燥処理を実行すればよい。
弾性体層16の誘電特性を測定するタイミングは、印刷処理を実行する毎に設定してもよく、印刷枚数、要求される印刷精度、印刷用ブランケットの弾性体層の形成材料、インキ溶剤の種類などに応じ、適宜のインターバルをおいて定期的に実行してもよい。
図6は、本発明に係るオフセット印刷機の他の実施形態の構成を示すブロック図であり、図7は、本発明に係る印刷用ブランケットの他の実施形態を示す断面図である。図8は、図6に示す測定電極47の一例を示す斜視図である。
図6に示すオフセット印刷機40は、印刷形成するインキパターンに対応する画線部(凹部)12を有する印刷版11と、弾性体層42および基材44(図7参照)を備える印刷用ブランケット41と、弾性体層42の誘電特性を測定するための誘電特性測定手段と、弾性体層42に浸透したインキの溶剤を弾性体層から揮散させるための乾燥手段と、誘電特性測定手段により測定された弾性体層42の静電容量やインピーダンスが予め設定された閾値と対応したときに、上記乾燥手段を用いて弾性体層42を乾燥させるための制御手段と、を備えている。
印刷版11は、上記したものと同じである。
印刷用ブランケット41は、図7に示すように、インキ受理面43を有する弾性体層42と、弾性体層42を支持するための基材44と、弾性体層42の誘電特性を測定するための測定器21に接続される薄膜電極46と、を備えている。
弾性体層42は、印刷用ブランケット41の表面にあって、インキ受理面43を形成する層である。弾性体層42を形成するゴムまたはエラストマー材料としては、上記した印刷用ブランケット15における弾性体層16の形成材料と同じものが挙げられる。
弾性体層42を支持するための基材44としては、上記した印刷用ブランケット15における基材18の形成材料と同じものが挙げられる。
図7に示す印刷用ブランケット41は、例えば、円筒状に形成された基材44の一方の表面に弾性体層42を形成し、次いで、基材44のうち弾性体層42と接している面と反対側の表面45に薄膜電極46を貼り合わせることにより得ることができる。
なお、弾性体層42と基材44との間には、さらに、圧縮性層、非伸縮層などの種々の層を、常法に従って、介在させることができる。
弾性体層42の誘電特性を測定するための誘電特性測定手段は、薄膜電極46と、印刷用ブランケット41のインキ受理面43と対向して、インキ受理面43に対し接離可能に配置されている測定電極47と、薄膜電極46および測定電極47間の誘電特性を測定するための測定器21と、を含んでいる。また、薄膜電極46と測定電極47とは、いずれも測定器21に接続されている。
薄膜電極46は、弾性体層42と基材44との界面、基材44の内部(基材44の厚み方向の中間部分)、または、弾性体層42の内部(弾性体層42の厚み方向の中間部分)に設けられていてもよい。なお、図7に示すように、薄膜電極46が、弾性体層42のうち弾性体層42と接している面と反対側の表面45に配置されているときは、薄膜電極46を弾性体層42や基材44の内部に埋め込む場合に比べて、印刷用ブランケットの製造が容易となり、低コスト化を実現できる。
測定電極47は、図8に示すように、測定器21に接続される端子部48と、端子部48と連結している電極本体49とからなり、電極本体49がブランケット41のインキ受理面43と接触する接触面50は、インキ受理面43の周面の曲率半径と同じ曲率半径を有する曲面となるように加工されている。端子部48や電極本体は、これに限定されないが、例えば銅製であって、接触面50の表面には、例えば、金メッキなどが施される。
また、測定電極47は、印刷用ブランケット41のインキ受理面43に対し、接離方向yに接触・離間可能に配置されており、弾性体層42の誘電特性を測定するときに、測定電極47の接触面50と印刷用ブランケット41のインキ受理面43とが接触されるように、また、印刷処理時には、接触面50とインキ受理面43とが非接触状態となるように、後述する制御手段によって制御される。
弾性体層42の誘電特性は、測定電極47の接触面50と印刷用ブランケット41のインキ受理面43とが接触させて、薄膜電極46と測定電極47との間の誘電特性を測定することにより、求められる。
弾性体層42の誘電特性を測定する際において、測定電極47の接触面50は、印刷用ブランケット41のインキ受理面43に対し、例えば、自重で押し付けるように、または、50〜200g/cm程度の加重がかかるようにして接触される。
また、図7に示す誘電特性測定手段によれば、薄膜電極46と測定電極47との間に印加する電圧の周波数を低周波数(例えば、0.01Hz)から高周波数(例えば、10Hz)へと変化させながら、誘電特性を測定することによって、弾性体層42の厚み方向におけるインキ溶剤の濃度分布を測定することもできる。
測定器21は、上記したものと同様である。
印刷用ブランケット41の弾性体層42に浸透したインキの溶剤を弾性体層42から揮散させるための乾燥手段としては、上記した印刷用ブランケット15の弾性体層16からインキ溶剤を揮散させるための乾燥手段と同様のものが挙げられる。また、送風器25やIR照射器26による弾性体層42の乾燥処理は、上記した印刷用ブランケット15の弾性体層16に対する乾燥処理と同様にして実行すればよい。
上記乾燥手段により弾性体層42を乾燥させるための制御手段としては、上記した印刷用ブランケット15の弾性体層16を乾燥させるための制御手段と同様のものが挙げられる。
また、弾性体層42の誘電特性に関する予設定閾値や、弾性体層42の誘電特性を測定するタイミングとしては、上記した印刷用ブランケット15の弾性体層16を乾燥させる場合と同様に設定することができる。
次に、実施例および比較例を挙げて本発明を説明するが、本発明は下記の実施例によって限定されるものではない。
<極微細パターンの印刷形成>
実施例1
凹版オフセット印刷法により、極微細パターンの印刷形成を実施した。
凹版には、エッチングによって、線幅100μm、ピッチ200μm、深さ20μmのストライプパターンからなる凹部を形成してなる、厚さ0.5mmのソーダライムガラス製凹版を使用した。インキには、銀粉末を80重量%、エチルセルロースを10重量%、ガラスフリットを5重量%およびブチルカルビトールアセテート(溶剤)を5重量%含有する銀ペーストを使用した。被印刷体には、ポリエチレンテレフタレート(PET)製の板材(厚さ100μm、東レ(株)製の商品名「ルミラー」)を使用した。
印刷用ブランケットには、PETフィルム(基材)上に、厚さ0.55mmのシリコーンゴム層(弾性体層)を備える、総厚み0.9mmのシリコーンブランケット(住友ゴム(株)製)を使用した。
このシリコーンゴム層(弾性体層)には、厚さ50nmの銅箔からなるリング−ディスク電極を埋設した。リング−ディスク電極22は、図4に示す構造を有しており、電極の直線部220の幅Wが10mm、リング部221の外径φが90mm、内径φが70mm、ディスク部222の直径φが50mmであった。なお、上記リング−ディスク電極22は、図2に示すように、印刷用ブランケットの基材18の表面に載置して、周囲を弾性体層16で覆う構成とした。また、印刷用ブランケットの外部には、LCRメータ(静電容量の測定器;安藤電気工業(株)製の商品名「AG4311」)を配置して、上記リング−ディスク電極22と接続した。
印刷用ブランケットの周囲には、弾性体層16を乾燥させるための乾燥手段として、1500WのIRランプ(赤外線照射器26)2台と、温風(約120℃)と冷風(約10℃)の両方を送風することのできるドライヤー(送風器25;1200W)2台とを使用した。なお、図1においては、送風器25および赤外線照射器26を、それぞれ1台ずつ図示している。
インキの印刷処理は、凹版から印刷用ブランケットへの転写速度を30mm/秒、印刷用ブランケットから被印刷体への転写速度を100mm/秒として実施し、印刷圧力は、印刷用ブランケットのニップ幅が10mmとなるように調整した。印刷処理は、下記の乾燥処理を実行しながら、連続して500枚の被印刷体(PET製板材)について実施した。
上記乾燥手段による弾性体層の乾燥処理は、弾性体層16の静電容量の閾値として、測定周波数100Hzで測定したときの、上記リング−ディスク電極のリング部221とディスク部222間の静電容量の測定値C(pF)が、印刷処理実行前の測定値C(pF)に対して5%以上変動した値を設定しておき、実際の測定値C(pF)が閾値と対応した場合に実施した。
乾燥処理は、印刷用ブランケット15を、その表面速度が15mm/秒となるように回転させながら、送風器25および赤外線照射器26を駆動させることにより実施し、弾性体層16の静電容量の測定値Cが、印刷処理実行前の測定値Cに戻るまで、継続して実施した。
比較例1
印刷用ブランケットの弾性体層に対する乾燥処理を、弾性体層の静電容量の如何にかかわらず、印刷処理を1回実施する度に、印刷用ブランケットを10mm/秒で回転させながら実行したこと以外は、実施例1と同様にして、極微細パターンの印刷形成を実施した。
比較例2
印刷用ブランケットに対する乾燥処理を実施しなかったこと以外は、実施例1と同様にして、極微細パターンの印刷形成を実施した。
<特性評価>
(1)線幅変化
実施例1、比較例1および2のそれぞれについて、印刷枚数が20枚を経過する毎に、被印刷体に形成された印刷パターンの線幅を、レーザ顕微鏡(レーザーテック(株)製の走査型レーザ顕微鏡「1LM21W」)で測定した。測定は、被印刷体の9箇所で実施して、各測定箇所での測定値(μm)の平均を求めた。
線幅変化の測定結果を図6に示す。
図6に示すように、実施例1によれば、印刷パターンの線幅変化を高度に抑制することができた。500枚印刷後の印刷パターンの線幅は、100±3μmであった。
一方、比較例1では、印刷枚数が400枚を超えた頃から、印刷パターンの線幅変化が発生した。300枚印刷後の印刷パターンの線幅は、100±3μmであったものの、300枚以降の線幅は、100±10μmであった。なお、比較例1の場合は、印刷枚数が1枚ごとに乾燥処理を実行したことから、生産性が低いという問題があった。
また、比較例2では、経時的な線幅の増加が顕著に発生した。線幅の増加は、500枚印刷時に最大40μmとなった。
(2)形状変化
印刷枚数が20枚経過する毎に、被印刷体に形成された印刷パターンの、工業顕微鏡((株)ニコン製の「エクリプスL150」)による拡大写真を撮影して、印刷パターンの乱れなどの評価を実施した。
その結果、実施例1および比較例1では、500枚印刷後も印刷パターンの形状を良好な状態に維持することができたものの、比較例2では、100枚以降に、印刷パターンの形状に乱れが生じた。
本発明は、以上の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲において、種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明に係るオフセット印刷機の一実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明に係る印刷用ブランケットの一実施形態を示す断面図である。 本発明に係る印刷用ブランケットの他の実施形態を示す断面図である。 一対の電極20の一例を示す平面図である。 一対の電極20の他の例を示す平面図である。 本発明に係るオフセット印刷機の他の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明に係る印刷用ブランケットの他の実施形態を示す断面図である。 測定電極47の一例を示す斜視図である。 実施例および比較例における印刷パターンの線幅変化の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
10 オフセット印刷機
11 印刷版
15 印刷用ブランケット
16 弾性体層
17 インキ受理面
18 基材
20 一対の電極
21 測定器
22 リング−ディスク電極
23 くし型電極
25 送風器
26 IR照射器
30 制御部
W 電極間距離

Claims (5)

  1. インキ受理面を有する弾性体層および前記弾性体層を支持するための基材を含む印刷用ブランケットと、
    前記印刷用ブランケットの弾性体層と基材との界面または前記印刷用ブランケットの弾性体層の内部に配置されている一対の電極と、前記一対の電極に接続される測定器とを含み、前記弾性体層の誘電特性を測定するための誘電特性測定手段と、
    前記弾性体層に浸透したインキ溶剤を前記弾性体層から揮散させるための乾燥手段と、
    前記一対の電極間の静電容量の測定値が、印刷処理実行前に測定された前記弾性体層の静電容量の値に対して所定幅変動した閾値と対応したときに、前記乾燥手段を用いて前記弾性体層を乾燥させるための制御手段と、
    を備えていることを特徴とする、オフセット印刷機。
  2. 前記一対の電極が、リング−ディスク型電極またはくし型電極であり、前記一対の電極の隣接する電極間の距離が、100μm〜50mmであることを特徴とする、請求項1に記載のオフセット印刷機。
  3. インキ受理面を有する弾性体層および前記弾性体層を支持するための基材を含む印刷用ブランケットと、
    薄膜電極と、測定電極と、前記薄膜電極および前記測定電極間の静電容量を測定するための測定器とを有し、前記弾性体層の誘電特性を測定するための誘電特性測定手段と、
    前記弾性体層に浸透したインキ溶剤を前記弾性体層から揮散させるための乾燥手段と、
    前記薄膜電極および測定電極間の静電容量の測定値が、印刷処理実行前に測定された前記弾性体層の静電容量の値に対して所定幅変動した閾値と対応したときに、前記乾燥手段を用いて前記弾性体層を乾燥させるための制御手段と、
    を備え、
    前記薄膜電極が、前記印刷用ブランケットの基材のうち前記弾性体層に接している面と反対側の表面、前記印刷用ブランケットの弾性体層と基材との界面、前記印刷用ブランケットの基材の内部および前記印刷用ブランケットの弾性体層の内部のいずれかに配置され、
    前記測定電極が、前記印刷用ブランケットのインキ受理面と対向して、前記インキ受理面に対し接離可能に配置され、
    前記測定器が、前記薄膜電極および前記測定電極と接続されている
    ことを特徴とする、オフセット印刷機。
  4. 前記制御手段は、前記弾性体層の静電容量を測定するときに、前記測定電極と前記印刷用ブランケットの前記インキ受理面とが接触されるように、また、印刷処理時には、前記測定電極と前記印刷用ブランケットの前記インキ受理面が非接触状態となるように、前記測定電極を制御することを特徴とする、請求項3に記載のオフセット印刷機。
  5. 前記測定電極は、前記インキ受理面の周面の曲率半径と同じ曲率半径を有する曲面からなる接触面を有することを特徴とする、請求項3または4に記載のオフセット印刷機。
JP2005337436A 2004-11-25 2005-11-22 オフセット印刷機 Expired - Fee Related JP5255179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337436A JP5255179B2 (ja) 2004-11-25 2005-11-22 オフセット印刷機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004341056 2004-11-25
JP2004341056 2004-11-25
JP2005337436A JP5255179B2 (ja) 2004-11-25 2005-11-22 オフセット印刷機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006175850A JP2006175850A (ja) 2006-07-06
JP5255179B2 true JP5255179B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=36730398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005337436A Expired - Fee Related JP5255179B2 (ja) 2004-11-25 2005-11-22 オフセット印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5255179B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5071013B2 (ja) * 2006-09-15 2012-11-14 三菱マテリアル株式会社 凹版オフセット印刷法を用いた塗膜の製造方法及び該方法により電極パターンを形成する方法
JP5071142B2 (ja) * 2007-02-21 2012-11-14 三菱マテリアル株式会社 凹版オフセット印刷法を用いた塗膜の製造方法
JP4993718B2 (ja) * 2007-06-04 2012-08-08 住友ゴム工業株式会社 オフセット印刷装置およびオフセット印刷方法
JP6387601B2 (ja) * 2013-11-05 2018-09-12 凸版印刷株式会社 オフセット印刷装置
KR101719571B1 (ko) * 2014-04-17 2017-04-04 한국기계연구원 팽윤 측정을 통한 블랭킷의 팽윤 제어시스템 및 이를 이용한 블랭킷의 팽윤 제어방법
KR101719570B1 (ko) * 2014-04-22 2017-03-24 한국기계연구원 블랭킷의 팽윤 제어시스템

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62165135A (ja) * 1986-01-17 1987-07-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 印刷機の印圧測定装置
JPH04305108A (ja) * 1991-04-02 1992-10-28 Kawaguchiko Seimitsu Kk 静電容量型測長器
JPH06317552A (ja) * 1993-05-06 1994-11-15 Mitsubishi Rayon Co Ltd 水分測定方法及び水分測定装置
JP2001138662A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Sumitomo Rubber Ind Ltd 印刷用ブランケットとその製造方法およびそれを用いた印刷方法。

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006175850A (ja) 2006-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5255179B2 (ja) オフセット印刷機
CN100454171C (zh) 抵接加热器的金属回转体、其制法、有回转体的图像加热装置
US20020127035A1 (en) Heater having metallic substrate and image heating apparatus using heater
ES2886963T3 (es) Dispositivo para el tratamiento superficial de un sustrato con una cinta transportadora metálica
US10800197B2 (en) Printing blanket
JPH0228681A (ja) 加熱定着装置
JP2008132743A (ja) 印刷機及び印刷法
Park et al. Fabrication of flexible strain sensors via roll-to-roll gravure printing of silver ink
JP4908845B2 (ja) ブランケットの管理方法および印刷装置
JP2011073264A (ja) 反転オフセット印刷用除去版及びその製造方法、並びに印刷物の製造方法
JPS5974578A (ja) トナ−像定着装置
JP4993718B2 (ja) オフセット印刷装置およびオフセット印刷方法
US20110114374A1 (en) Electrode plate with conductive coat and panel-type input device
JP5096606B2 (ja) ブランケットの管理方法および印刷装置
JP4656948B2 (ja) 印刷装置
KR102117461B1 (ko) 그라비아 롤러
JP2006035769A (ja) 印刷装置
KR20120066941A (ko) 그라비아 인쇄장치
JPH08281907A (ja) 画像形成装置およびコ−ティング装置
JP2000211099A (ja) 凹版オフセット印刷法
EP1086826B1 (en) Ink supply roll for stencil printer
WO2023209945A1 (ja) 印刷装置、及び印刷物の製造方法
WO2010134120A1 (ja) 印刷装置および印刷方法
JPH0863015A (ja) 定着装置
JP7167662B2 (ja) 薄膜トランジスタアレイおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080904

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees