JP5253331B2 - 注出キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器を傾けることによって内容物を注出するとくにハンディタイプの容器に装着して好適な注出キャップに関するものであり、該注出キャップの成形時に生じがちであった「ショートモールド」を回避して品質の安定化を図ろうとするものである。
シャンプーやリンス、整髪剤、化粧料、調味料等を入れるハンディタイプの容器には、操作性の改善を図る観点から片手で蓋体を開放し、そのまま内容物を注出することできる注出キャップが装着されている。
かかる注出キャップは、注出口が設けられた天板と、この天板の下面に形成され容器の口部の外表面でアンダーカットの如き手段で連係させて注出キャップを容器の口部に固定保持する内筒と、この内筒の外側に間隔を隔て配され前記天板の下面に形成された外筒と、該内筒の外側壁及び前記外筒の内側壁をその周りの複数箇所で相互につなぐ補強用の縦リブとを備えた一体成形物として構成されているのが普通である(例えば、先行文献1参照。)ところ、とくに補強用の縦リブが形成される部位においては、金型内の空気や成形材料から発生するガスがスムーズに抜けきらず成形材料の流れがよくないために、「ショートモールド」が発生する場合があり、これが製品品質を阻害する要因になっていた。
特開2004−250079号公報
本発明の課題は、成形時における材料の流れをスムーズにして製品品質の安定化を図ることができる注出キャップを提案するところにある。
本発明は、内容物の注出経路を形成する注出口を有し、容器の口部に嵌合保持されるベースキャップと、このベースキャップに着脱自在に合わさり、前記注出口の注出経路を密閉する蓋体とを備えた注出キャップであって、
前記ベースキャップは、注出口を有する天板と、この天板の下面に一体的に吊り下げ保持され容器の口部の外表面で連係して注出キャップを容器の口部に固定保持する内筒と、この内筒の外側に間隔を隔て配され前記天板の下面に一体的に吊り下げ保持された外筒と、前記内筒の外側壁及び前記外筒の内側壁をその周りの複数箇所で相互につなぐ縦リブとを備え、
該縦リブは、内筒から外筒へ向けて厚さが漸次薄くなる先細り形状を有し(勾配、テーパの付与)、
前記内筒及び外筒のそれぞれの接合端部にアール(R)を設けたことを特徴とする注出キャップである。
上記構成の注出キャップにおいて、内筒と縦リブとの接合端部に設けられたアール(R)は、縦リブの両側壁から内筒の外側壁に至るまでの領域に形成されたものが好ましく、外筒と縦リブとの接合端部に設けられたアール(R)は、縦リブの下端から外筒の外側壁に至るまでの領域に形成されたものが好ましい。
内筒と外筒をつなぐ縦リブの厚さを、勾配あるいはテーパを付与することで該内筒から外筒へ向けて漸次に薄くなるような先細り形状とし、各接合端部にアール(R)を付しておくことで成形材料の流れがスムーズになり「ショートモールド」が生じることがなくなる。
とくに、内筒と縦リブがつながる接合端部においては、縦リブの両側壁から内筒の外側壁にかけてアール(R)を設け、外筒と縦リブとの接合端部に該縦リブの下端から外筒の外側壁にかけてアール(R)を設けることで成形材料の流れが安定化する。成形材料を内筒から外筒に向けて流れるようにして縦リブを形成することで成形材料の流れがより一層スムーズになる。
本発明にしたがう注出キャップの実施の形態(図2のA−A断面)を示した図である。 図1に示した注出キャップの平面を示した図である。 図1に示した注出キャップの底面を示した図である。 図1に示した注出キャップの縦リブが存在する断面について示した図である。 図1に示した注出キャップの縦リブの底面を拡大して示した図である。 図1に示した注出キャップの縦リブの縦断面(図5のB−B断面)を示した図である。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1〜3は、本発明にしたがう注出キャップの側面、平面、底面をそれぞれ示した図であり、図における1は、容器の口部にアンダーカットあるいはねじの如き係合手段で着脱自在に固定保持されるベースキャップである。
ベースキャップ1は、注出口Pをその中央部において起立させる、水平配置になる天板1aと、この天板1a下面に一体的に吊り下げ保持され、容器の口部の周りを取り囲んで外表面で連係(アンダーカットによる係合、ねじによる係合)して注出キャップを容器の口部に固定保持する内筒1bと、この内筒1bの外側に間隔を隔てて配され、天板1aの下面に一体的に吊り下げ保持された外筒1cと、内筒1bの外側壁及び外筒1cの内側壁をその周りの4箇所で相互につなぐ縦リブ1d(図3参照)から構成されており、該内筒1bの内側には容器の口部の内周壁に液密状態で嵌合するシール筒1eが設けられている。
縦リブ1dは、図4に示すように、その上端辺1dが天版1aの下面に一体連結しており、その底面形状が図5に拡大して示す如く、内筒1bから外筒1cへ向けて厚さtが漸次薄くなる先細り形状を有している。先細り形状は、勾配を付与するか、あるいはテーパを付与することで形成する。また、注出キャップの成形に際しては、成形材料が内筒1bから外筒1cに向けて流れるようにして縦リブ1dを形成することで、該成形材料の流れをより一層スムーズにすることが可能となりショートモールドが生じ難くなる。
また、2は、内筒1bと縦リブ1dの接合端部において縦リブ1dの両側壁から内筒1bの外側壁にかけて設けられたアール(R)(図3、5参照)、3は、図4にその側面を示したように、外筒1cと縦リブ1dとの接合端部において縦リブ1dの下端から外筒1cの外側壁にかけて設けられたアール(R)である。
4は、ヒンジhと弾性片hを介して外筒1c及び天板1aに回動可能に一体連結する蓋体である。この蓋体4は、ベースキャップ1と同時に成形されるものであって、その下面中央部には同心二重配置になる筒体4aと切欠筒体4bが設けられていて、蓋体4を閉じたとき、該筒体4aが注出口Pの開口部(注出経路)に嵌合する一方、該切欠筒体4bが注出口Pの外側壁に嵌合して該注出口Pの注出経路を密閉する。弾性片hは、蓋体4の開閉時における回動に際してある角度を境に閉方向あるいは開方向に力を作用させる機能を有している。
さらに、5は、注出キャップの成形(射出成形等)時に成形材料を注入する金型のゲートに対応して形成された凹部である。この凹部5は、成形品の形状やサイズに応じてその場所や大きさが任意に変更されるが、金型のゲートは、成形材料が内筒1bから外筒1cに向けて流れ、その際に縦リブ1dが形成されるような位置に設けられる。
従来の注出キャップにおいては、内筒1bと外筒1cとをつなぐ縦リブは、接合端部が水平に当接する形状(角部が形成されるような形状)を有していたため、製品品質に影響を及ぼす「ショートモールド」の発生が避けられない状況にあったが、本発明にしたがう注出キャップでは、縦リブ1dが形成される際の材料の流れがスムーズになるため従来問題となっていたような「ショートモールド」が生じることはない。
縦リブ1dの平面形状(縦リブの底面の形状)は、図5に示した如く、成形材料のスムーズな流れを誘導するため内筒1bから外筒1cへ向けて厚さtが漸次薄くなる先細り形状とするのが最もよく、該縦リブ1dの縦断面形状は、図5のB−B断面を拡大して図6に示すように、その上端辺1dから下端辺1dに向けて厚さが薄くして抜け勾配(θ)を付与しておくのが好ましい。
内筒1bと縦リブ1dの接合端部において縦リブ1dの両側壁から内筒1bの外側壁にかけてアール(R)2を付与するのがよく、外筒1cと縦リブ1dとの接合端部において縦リブ1dの下端から外筒1cの外側壁にかけてアール(R)3を付与することができる。
本発明の実施の形態では、蓋体4は、ヒンジh、弾性片hを介してベースキャップ1に一体連結したものを例として示したが、該蓋体4は、ねじ係合による係合を可能とした別体物としてもよくこの点は限定されない。
本発明にしたがう注出キャップは、成形材料となる合成樹脂を射出成形することによって形成されるものであり、成形方式については従来法と何らかわることころはないが、注出キャップのサイズや形状によって成形材料の注入口を形成する金型のゲートは、種々変更されるmのであり、とくに成形時に材料の流れが問題となる縦リブ1dの形状もそれに応じて変更される(勾配やテーパ等)。
成形時の材料の流れがスムーズで、「ショートモールド」の生じることのない品質の安定した注出キャップが提供できる。
1 ベースキャップ
1a 天板
1b 内筒
1c 外筒
1d 縦リブ
2 アール(R)
3 アール(R)
4 蓋体
4a 筒体(長尺筒体)
4b 筒体(短尺筒体)
5 凹部
P 注出口

Claims (2)

  1. 内容物の注出経路を形成する注出口を有し、容器の口部に嵌合保持されるベースキャップと、このベースキャップに着脱自在に合わさり、前記注出口の注出経路を密閉する蓋体とを備えた注出キャップであって、
    前記ベースキャップは、注出口を有する天板と、この天板の下面に一体的に吊り下げ保持され、容器の口部の外表面で連係して注出キャップを容器の口部に固定保持する内筒と、この内筒の外側に間隔を隔て配され、前記天板の下面に一体的に吊り下げ保持された外筒と、前記内筒の外側壁及び前記外筒の内側壁をその周りの複数箇所で相互につなぐ縦リブとを備え、
    該縦リブは、内筒から外筒へ向けて厚さが漸次薄くなる先細り形状を有し、
    前記内筒及び外筒のそれぞれの接合端部にアール(R)を設けたことを特徴とする注出キャップ。
  2. 前記内筒と縦リブとの接合端部に設けられたアール(R)は、縦リブの両側壁から内筒の外側壁に至るまでの領域に形成されたものであり、前記外筒と縦リブとの接合端部に設けられたアール(R)は、縦リブの下端から外筒の外側壁に至るまでの領域に形成されたものである、請求項1記載の注出キャップ。
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