JP5252625B2 - 洗浄機能付きレンジフード - Google Patents

洗浄機能付きレンジフード Download PDF

Info

Publication number
JP5252625B2
JP5252625B2 JP2008105479A JP2008105479A JP5252625B2 JP 5252625 B2 JP5252625 B2 JP 5252625B2 JP 2008105479 A JP2008105479 A JP 2008105479A JP 2008105479 A JP2008105479 A JP 2008105479A JP 5252625 B2 JP5252625 B2 JP 5252625B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning liquid
hood
rotating body
blower
range hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008105479A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009257647A (ja
Inventor
耕司 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Industrial Co Ltd
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Industrial Co Ltd filed Critical Fuji Industrial Co Ltd
Priority to JP2008105479A priority Critical patent/JP5252625B2/ja
Publication of JP2009257647A publication Critical patent/JP2009257647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5252625B2 publication Critical patent/JP5252625B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

本発明は、調理時に発生する湯気、油分を含む空気等をフード内に捕集し、送風機で屋外に排出するレンジフードにおいて、そのフード内部を洗浄できるようにした洗浄機能付きレンジフードに関する。
従来から調理時に発生した湯気、油分を含む空気等をフード内に捕集し、送風機で屋外に排出するレンジフードが知られている。
そして、前述のレンジフードにおいては、そのフード内部を洗浄できるようにした洗浄機能付きレンジフードが種々提案されている。
例えば、特許文献1に開示されたように、フード内部の縁部に沿って配設した洗浄液噴射部と、洗浄液供給部を備え、この洗浄液噴射部の複数の噴射口から洗浄液をフード内部に向けて噴射して吹きつけることで、そのフード内部に付着した汚れを洗浄するようにした洗浄機能付きレンジフードが提案されている。
特開2005−221114号公報
前述した従来の洗浄機能付きレンジフードの洗浄液噴射部は、フード内部の縁部に沿って送液用の配管を張り巡らせ、その配管に複数の噴射口を設けた複雑で大掛かりな構成である。
前記洗浄液供給部は、モータで供給ポンプを駆動し、その供給ポンプで洗浄液タンク内の洗浄液を前述の配管に供送するものである。
そして、供給ポンプから洗浄液を高圧で配管に供送すると共に、噴射口の口径を小さくして、洗浄液をフード内部に勢いよく吹きつけることで、フード内部を十分に洗浄できるようにしているので、そのモータ、供給ポンプは前述の要求を満足できる高性能でコスト高なものを用いることになるので、洗浄液供給部が高価である。
このように、従来の洗浄機能付きレンジフードは、そのフード内部を洗浄するためのみに用い、空気等を屋外に排出する際には何ら用いることがない高価な洗浄液供給部を備えていると共に、前述した複雑で大掛かりな洗浄液噴射部を有するから、レンジフードが高価となる。
また、噴出口の口径が小さいから、その噴出口が目詰まりを起こし易く、保守、点検が面倒である。
また、フード内部に複雑で大掛かりな構造の洗浄液噴射部を備えているので、フード内部に洗浄液噴射部を設けただけであると、その洗浄液噴射部が外部から見えることがあり、フード内部の美観を損ねることがあるので、前述した従来の洗浄機能付きレンジフードにおいては、フード内に水受け板を設けてフード内部が外部から見えないようにしている。
このように、外部からフード内部が見える場合にはフード内部の美観を損ねることがある。
また、洗浄液噴射部の配管の噴射口から洗浄液を噴射するためには、配管内を洗浄液で満たす必要があると共に、そのためには多量の洗浄液を必要とするので、洗浄液タンクが大容量である。
このようであるから、洗浄液タンクを脱着できるようにした場合には、その洗浄タンクが大容量で重いために、手作業で洗浄液タンクを脱着することが困難となる。
本発明の目的は、送風機の回転を利用してフードの内部を洗浄できるようにすることで、前述した従来の課題を解消できるようにした洗浄機能付きレンジフードとすることである。
本発明の洗浄機能付きレンジフードは、フード1と送風機2を備え、その送風機2を駆動することで調理時に発生した油煙をフード1の内部1aに捕集し、ダクトを通して屋外に排出するレンジフードであって、
前記送風機2は、ケーシング30とシロッコファン31とモータ32を備え、そのシロッコファン31の回転で吸込口2aから空気を吸い込んで、吐出口2bから吐出するものとし、
この送風機2の吸込口2aを形成する部分を、前記シロッコファン31に設けることで、その吸込口2aを形成する部分を回転体3とし、
前記回転体3の外周面に洗浄液を供給する洗浄液供給部5を設け、
前記回転体3は、回転することで外周面に供給される洗浄液が前記フード1の内面1bに向けて飛散するように構成したことを特徴とする洗浄機能付きレンジフードである。
本発明の洗浄機能付きレンジフードにおいては、回転体3は、その外周面に供給された洗浄液が落下しないように受ける洗浄液受け部4を有し、かつその回転体3が回転することで洗浄液受け部4の洗浄液がフード1の内面1bに向けて飛散するように構成することができる。
このようにすれば、回転体3の外周面に供給された洗浄液が洗浄液受け部4によって落下しないようになるから、その回転体3の回転によって洗浄液が確実に飛散する。
本発明の洗浄機能付きレンジフードにおいては、回転体3の外周面に環状の上向き凹部3aを設けて洗浄液受け部4とすることができる。
このようにすれば、回転体3の外周面に多量の洗浄液が供給されても、その洗浄液は上向き凹部3a内に溜まり、落下しないようにできる。
本発明の洗浄機能付きレンジフードにおいては、回転体3の外周面に環状の張り出し部3dを設けて洗浄液受け部4とすることができる。
本発明の洗浄機能付きレンジフードにおいては、フード1に、洗浄液受けパネル9と洗浄液タンク8を、フード1の内面1bに吹きつけられた洗浄液が洗浄液受けパネル9に沿って流れて洗浄液タンク8に回収されるように取付け、
前記洗浄液タンク8内の洗浄液を供給するポンプ7と、このポンプ7を駆動するモータ6で洗浄液供給部5とすることができる。
このようにすれば、フード1の内面1bを洗浄した洗浄液を回収して再利用できる。
本発明の洗浄機能付きレンジフードにおいては、フード1の内面1bをほぼ水平とし、回転体3は環状の上向き凹部3aを有し、その上向き凹部3aに飛散用フィン3bが周方向に間隔を置いて複数設けられて洗浄液受け部4を形成し、
前記回転体3をフード1の内部1aの水平方向のほぼ中央部に、水平面方向に回転可能に設けることができる。
このようにすれば、回転体3が回転することで洗浄液受け部4内の洗浄液がフード1の内面1bに向けて飛散し、そのフード1の内面1bを十分に洗浄することができる。
本発明の洗浄機能付きレンジフードにおいては、送風機2をフード1の上方に、その送風機2のシロッコファン31を水平面方向に回転するように設け、
前記シロッコファン31に、下端周縁が外周に向けて上向きほぼ円弧形状に湾曲して環状の上向き凹部3aを有し、かつその上向き凹部3aに飛散用フィン3bが周方向に間隔を置いて複数設けた筒形状の回転体3を取付け、
この回転体3をフード1の開口部15からフード1の内部1aに突出し、その回転体3の内周面3cを送風機2の吸込口2aとすることができる。
このようにすれば、回転体3がシロッコファン31とともに回転するので、回転体3を送風機2で確実に回転できる。
また、回転体3の内周面3cが吸込口2aであるから、その回転体3によって送風機2の空気吸い込み性能に悪影響を及ぼすことがない。
本発明の洗浄機能付きレンジフードにおいては、洗浄液供給部5は、送風機2のシロッコファン31の外周面に洗浄液を供給し、そのシロッコファン31の回転で洗浄液が送風機2のケーシング30の内面に吹きつけられるように構成し、
前記ケーシング30内の洗浄液が回転体3の外周面に供給されるようにできる。
このようにすれば、送風機2のシロッコファン31、ケーシング30の内面をも洗浄することができる。
本発明の洗浄機能付きレンジフードによれば、送風機2によって回転体3を回転することで洗浄液をフード1の内面1bに吹きつけて洗浄するので、送風機2の回転を利用してフード1の内部1aを洗浄できる。
したがって、洗浄液供給部5は回転体3の外周面に洗浄液を供給すれば良いので、その洗浄液供給部5は安価であるし、回転体3を設ければ良く、レンジフードが安価である。
また、目詰まりを起す部分がないから保守、点検が容易である。
また、フード1の内部が見えても回転体3が見えるだけであるから、美観を損ねることがない。
また、回転体3の外周面に供給する洗浄液の量は少なく、洗浄液タンクを用いた場合には、その洗浄液タンクは小容量で良いから、手作業で洗浄液タンクを簡単に脱着することが可能である。
また、回転体3が送風機2の吸込口2aを形成する部分であるから、部品点数を少なくできる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図7に示すように、図示しない調理器の上に設けられるフード1と、送風機2を備えている。
前記送風機2の吸込口2aはフード1の内部1aに連通し、吐出口2bはダクト2cに連通している。
前記送風機2を駆動することで調理時に発生した湯気、油分を含む空気(以下油煙という)をフード1の内部1aに捕集し、前記ダクト2cを通して屋外に排出するようにして、調理器の上に設けられ、調理により発生した油煙を排気するレンジフードとしてある。
前記フード1の内部1aに回転体3が回転可能に配設され、この回転体3が回転することで、その外周面に供給された洗浄液をフード1の内面1bに向けて飛散するように構成してある。
この回転体3は送風機2によって回転される。
例えば、回転体3の外周面に洗浄液受け部4を有し、その外周面に供給された洗浄液が落下(流れ落ち)しないように洗浄液受け部4で受けられるようにし、その回転体3が回転することで洗浄液受け部4上の洗浄液をフード1の内面1bに向けて飛散するように構成してある。
前記回転体3の外周面(洗浄液受け部4)には洗浄液供給部5から洗浄液が供給される。
この洗浄液供給部5は、モータ6で駆動される供給ポンプ7で洗浄液タンク8内の洗浄液を供給するものである、
前記フード1の下部には洗浄液受けパネル9が設けてあり、フード1内部に吹きつけられた洗浄液は洗浄液受けパネル9に沿って流れ、前記洗浄液タンク8内に流れ込んで回収される。
これによって、洗浄液を繰り返し使用できる。
このようであるから、洗浄液供給部5で回転体3の外周面(洗浄液受け部4)に洗浄液を供給しながら送風機2を駆動することで、その回転体3が回転して洗浄液をフード1の内面1bに向けて飛散し、そのフード1の内面1bに洗浄液が吹きつけられ、フード1の内部1aを洗浄できる。
したがって、送風機2の回転を利用してフード1の内面1bに洗浄液を勢いよく吹きつけて洗浄できる。
また、送風機2の回転を利用して洗浄液を勢いよく吹きつけているから、洗浄液供給部5のモータ6、供給ポンプ7は洗浄液を供送できれば良く、コスト安なモータ、供給ポンプを用いた安価な洗浄液供給部5を備えていることと、洗浄液を吹きつけるのは回転体3を有した単純で簡単な構造でコスト安であることが相俟って、レンジフードを安価にできる。
また、洗浄液が詰まったりする部分がなく、保守、点検が容易である。
また、フード1の内部1aには、洗浄液受け部4を有した回転体3を設ければ良く、その回転体3は単純で簡単な構造であるから、回転体3が外部から見えてもフード内部の美観を損なうことがない。
また、回転体3の外周面に供給する洗浄液は少量で良い。例えば、洗浄液受け部4上に溜まった洗浄液を、回転体3の回転で飛散してフード1の内面1bに吹きつけるので、その洗浄液受け部4上に多量の洗浄液を溜める必要はなく、少量の洗浄液を溜めれば良いから、洗浄液タンク8を小容量とすることができる。
したがって、洗浄液タンク8を手作業で簡単に脱着することが可能となる。
次に、各部を詳細に説明する。
前記フード1は、上面板10と前面板11と後面板12と左右の側面板13,13で下面が開口した箱状のフード本体14を備え、このフード本体14の上面板10に開口部15が形成してある。
前記フード本体14内には内面パネル16が取付けてあり、この内面パネル16とフード本体14でフード1としてある。
この内面パネル16は前記開口部15の周縁部から前面板11、後面板12、左右の側面板13の内面11a,12a,13a(つまり、フード本体14の内周面)に亘って取付けられ、その周縁部に沿った部分から順次下方に向けて傾斜したほぼ逆漏斗形状である。
前記内面パネル16の内側面(下面)がフード1の内面1bで、その内面1bはほぼ水平、好ましくは、水平方向ほぼ中央部から下方に向けて順次傾斜した形状で、その水平方向のほぼ中央部が開口している。
前記洗浄液受けパネル9は、前記内面パネル16の周縁下端部に取付けられ、前後方向中央部に向けて傾斜して前後方向中央部に向けて洗浄液が流れるようにしてある。
この洗浄液受けパネル9の前後方向中央部分に排水用穴20と供給用穴21がそれぞれ形成されていると共に、前後寄り部分に空気取り入れ用開口部22がそれぞれ形成されている。
前記各空気取り入れ用開口部22の上部に整流板23がそれぞれ設けてあり、この整流板23と空気取入れ用開口部22の開口縁との間の隙間からフード1の内部1aに空気が流れ込む。
前記洗浄液タンク8は、洗浄液受けパネル9の前後方向中央部分に、前記排水用穴20、供給用穴21を覆うように着脱自在に設けてあり、前記洗浄液受けパネル9に沿って流れた洗浄液が排水用穴20、供給用穴21から洗浄液タンク8内に落下して溜まるようにしてある。
前記フード1(フード本体14)には、洗浄液タンク8を覆うタンクカバー体24が取付けてある。
このタンクカバー体24はフード1に上下動自在に取付けられると共に、洗浄液タンク8を取り出すためのタンク取出口25を有し、このタンク取出口25は蓋26で開閉される。
そして、洗浄液タンク8は前記タンクカバー体24に支持され、そのタンクカバー体24を下方に移動すると共に、蓋26を開放することでタンク取出口25から洗浄液タンク8を取り出し、取り付けできるようにしてある。
例えば、フード1とタンクカバー体24とに亘って上下ガイド27が取付けてあると共に、前記洗浄液受けパネル9にランプ28が取付けられ、洗浄液タンク8に固着した支持片29がタンクカバー体24に接している。
そして、タンクカバー体24を下方位置とした状態で、蓋26を図5に仮想線で示すように下方に回動してタンク取出口25を開放することで、洗浄液タンク8を取り出したり、取り付けできる。
前記上下ガイド27は、フード本体14の側面板13の内面13aに取付けた縦ガイド受27a、例えばコ字状の受け材と、この縦ガイド受27aに上下摺動自在に嵌合した縦ガイド27b、例えばコ字状のガイド材を備えている。
前記ランプ28は透光性のランプカバー28aを有し、そのランプカバー28aがタンクカバー体24の穴28bに嵌まり合い、ランプ29の光をタンクカバー体24を透して見ることができるようにしてある。
フード1は前述の構成であるから、下から見上げた時に図7に示すように、空気取入れ用開口部22を有した洗浄液受けパネル9と、タンクカバー体24が目視され、洗浄液タンク8等が目視されないので見栄えが良い。
具体的には、フード1の前側(前面板11側)と後側(後面板12側)とに左右方向に亘る長方形状の空気取入れ用開口部22と、前後中央に左右方向に亘る長方形状のタンクカバー体24が見え、スッキリとした見栄えの良いように見える。
前記回転体3は環状の上向き凹部3aを有している。好ましくは筒形状で、その下端周縁が外周に向けて上向きほぼ円弧形状に湾曲して環状の上向き凹部3a(前述の洗浄液受け部4)を有し、その上向き凹部3aに飛散用フィン3bが周方向に間隔を置いて複数設けてある。好ましくは放射状に設けてある。
このようであるから、上向き凹部3aに溜まった洗浄液は、回転体3の回転によって飛散用フィン3bに沿って図6に矢印aで示すように、外周に向けて飛散される。
要するに、フード1の内面1b(内面パネル16)がほぼ水平で、そのフード1の内部1aの水平方向のほぼ中央部に回転体3がほぼ水平面方向に回転可能に設けてあるので、回転体3を前述のようにすることで、フード1の内面1bに洗浄液を吹きつけて洗浄することができる。前述の水平面方向に回転とは、回転中心軸が垂直方向に向かうことである。
前記送風機2はケーシング30内にファン、例えばシロッコファン31(遠心ファン)を回転自在に設けると共に、モータ33で回転するようにしてある。
前記シロッコファン31が回転することで、吸込口2aから空気を吸い込んで吐出口2bから吐出する。
前記ケーシング30がフード1の上面板10に、その吸込口2aが前記開口部15と連通するように取付けられる。
この実施の形態では、前述の回転体3をシロッコファン31の外周縁に取付け、この回転体3の内周面3cを吸込口2aとし、前記回転体3を吸込口2aを形成する部分としている。
要するにシロッコファン31がほぼ水平面方向に回転するので、回転体3を吸込口2aを形成する部分とすることができる。
前記回転体3がケーシング30の吸込側開口33、フード1の上面板10の開口部15からフード1の内部1aに入り込み、その回転体3の下端部分がフード1の内面1bと対向している。
前記ケーシング30の吸込側開口33とフード1の上面板10の開口部15はほぼ同心状に連通している。
この吸込側開口33、上面板10の開口部15と回転体3の上部寄り外周面との間に隙間があると共に、前記回転体3の上向き凹部3a(洗浄液受け部4)を形成する部分は開口部33,15よりも下方に位置している。つまり、フード1の内部1aに位置している。
前記洗浄液供給部5のモータ6はフード1の上面板10に取付けてあり、そのモータ6で回転される回転軸6aの下端部に供給ポンプ7が連結され、その供給ポンプ7は洗浄液受けパネル9の供給用穴21から洗浄液タンク8内に吊り下げ支持してある。
前記供給ポンプ7の吐出口にはパイプ7aが接続し、このパイプ7aは洗浄液噴出部40に接続してある。
この洗浄液噴出部40は前記ケーシング30からシロッコファン31の外周面に洗浄液を噴射する。
例えば、ブロック41に入口孔42と複数の通路43を形成し、その各通路43にノズル44を取付けて洗浄液噴出部40とし、その入口孔42に前記パイプ7aを接続すると共に、ノズル44をシロッコファン31の外周面と対向してある。好ましくは、ノズル44を上下方向に複数設けてシロッコファン31の外周面における全域に洗浄液を噴射できるようにする。
このようであるから、洗浄液供給部5によって洗浄液がシロッコファン31の外周面に噴射され、シロッコファン31が回転することでシロッコファン31自体を洗浄することができる。
これと同時に、洗浄液はシロッコファン31によって反射され、ケーシング30内部を洗浄する。
前述のようにしてケーシング30の内部を洗浄した洗浄液は、ケーシング30の吸込側開口33、フード1の開口部15を通って回転体3の洗浄液溜め部4に流れ落ちて溜まる。
このようであるから、送風機2のケーシング30内部、シロッコファン31を洗浄液で洗浄することができる。
また、回転体3を送風機2の吸込口2aを形成する部分と兼用してあるので、回転体3を特別に設ける必要がなく、部品点数を少なくできる。
すなわち、前述した送風機2は、ベルマウスと呼ばれる吸込口2aを形成する部分を備えているので、その部分の形状を前述のようにして回転体3として兼用することで、部品点数を少なくできる。
前述の洗浄液噴出部40は、そのノズル44から噴射される洗浄液の勢いでフード1の内部1aを洗浄するものではなく、シロッコファン31の外周面に洗浄液を供給するだけであるから、ノズル44から高圧の洗浄液を噴射する必要がない。
したがって、モータ6、供給ポンプ7はコスト安なものを用いることができるし、ノズル44は噴出口が大きく、目詰まりし難いものを用いることができる。
前記送風機2の吐出口2bとダクト2cとの間、又はダクト2cの吐出口2b寄り、つまり送風機2の吐出経路にシャッター50が取付けてある。
このシャッター50は、レンジフードの通常使用時には開放状態として送風機2から吐出した空気がダクト2cをスムーズに流れるようにする。
前述の洗浄時にはシャッター50を閉じ状態とし、送風機2からダクト2cに空気が流れないようにする。これによって、シロッコファン31は無負荷状態となって高速回転するようになる。
前記フード1の上面(フード本体14の上面板10)にはダクトカバーと呼ばれる取付用筒体51が取付けてあり、この取付用筒体51で前記送風機2、モータ6、洗浄液噴出部40、ダクト2c等を覆って見えないようにしてある。
そして、取付け筒体51を天井に固着することでレンジフードを天井に取付けるようにしてある。
要するに、この実施の形態のレンジフードは天吊型と呼ばれるレンジフードである。
なお、本発明のレンジフードは、天吊型に限ることはなく、壁付け型のレンジフードでも良いことは勿論である。
前述の実施の形態では、シロッコファン31の外周面にノズル44で洗浄液を噴射するようにしたが、シロッコファン31の外周面の上部に洗浄液を供給するようにしても良い。
例えば、図8に示すようにケーシング30の上面にリング状の管体45を設け、この管体45にノズル44を周方向に間隔を置いて複数設け、そのノズル44から洗浄液をシロッコファン31の外周面の上部に噴射して供給する。
このように、シロッコファン31の外周面に洗浄液を上から供給する場合には、ノズル44を用いずに穴から洗浄液が落下するようにすることが可能である。
前述の各実施の形態では送風機2のケーシング30内部から回転体3の洗浄液溜め部4に洗浄液を供給するようにしたが、これに限ることはなく回転体3の洗浄液受け部4に洗浄液を直接供給するようにしても良い。
例えば、図9に示すように、フード本体14の上面板10の裏面における開口部15の周縁に沿ってリング状の管体45を取付け、この管体45に周方向に間隔を置いて複数のノズル44を取付ける。
前記各ノズル44を内面パネル16を貫通して回転体3の洗浄液受け部4と対向させる。
前記ポンプ7の吐出口に接続した前記パイプ7aを、前記管体45に連通する。
これによって、モータ6でポンプ7を駆動することで、洗浄液タンク8内の洗浄液をパイプ7a、管体45、ノズル44を経て回転体3の洗浄液受け部4に供給することができる。
この場合にも前述と同様に、ノズル44を用いずに穴から洗浄液を洗浄液受け部4に供給するようにすることができる。
前述の各実施の形態では、回転体3の外周面に環状の上向き凹部3aを形成して洗浄液受け部4としたが、これに限ることはない。
例えば、図10に示すように回転体3の外周面に環状の張り出し部3dを設けて洗浄液受け部4とする。この環状の張り出し部3dは最下部に設けることが好ましいが、上下中間部でも良い。
10に示すレンジフードは、フード1を壁52に取付ける壁付け型のレンジフードである。
例えば、フード本体14のみでフード1とし、洗浄液受けパネル9がフード1に一体的に設けてある。
前述の各実施の形態では洗浄液タンク8を用いたが、水道管や外部供給源などから洗浄液を回転体3の外周面に供給するようにしても良い。
例えば、図10に示すように、供給管53をケーシング30に、シロッコファン31の上部に臨むように設け、その供給管53を電磁開閉弁54を経て水道管や外部供給源に連通して、その電磁開閉弁54を開とすることでシロッコファン31の上部に洗浄液を供給できるようにする。
前述のように回転体3の回転によってフード1の内面1bに飛散された洗浄液は、洗浄液受けパネル9に沿って流れて液溜め部55に流れ込み、排水管56で下水道管などに排水される。
10で、符号57はダクトボックスで、フード1の上部に送風機2を囲むように取付けてある。
本発明の実施の形態を示すレンジフードの正面図である。 本発明の実施の形態を示すレンジフードの右側面図である。 本発明の実施の形態を示すレンジフードの底面図である。 図2のA−A拡大断面図である。 図1のB−B拡大断面図である。 回転体の横断面図である。 レンジフードの斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示すレンジフードの断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示すレンジフードの断面図である。 本発明の第4の実施の形態を示すレンジフードの断面図である。
符号の説明
1…フード、1a…内部、1b…内面、2…送風機、3…回転体、3a…上向き凹部、3b…飛散用フィン、3c…内周面、4…洗浄液受け部、5…洗浄液供給部、6…モータ、7…ポンプ、8…洗浄液タンク、9…洗浄液受けパネル、24…タンクカバー体、30…ケーシング、31…シロッコファン、32…モータ。

Claims (8)

  1. フード1と送風機2を備え、その送風機2を駆動することで調理時に発生した油煙をフード1の内部1aに捕集し、ダクトを通して屋外に排出するレンジフードであって、
    前記送風機2は、ケーシング30とシロッコファン31とモータ32を備え、そのシロッコファン31の回転で吸込口2aから空気を吸い込んで、吐出口2bから吐出するものとし、
    この送風機2の吸込口2aを形成する部分を、前記シロッコファン31に設けることで、その吸込口2aを形成する部分を回転体3とし、
    前記回転体3の外周面に洗浄液を供給する洗浄液供給部5を設け、
    前記回転体3は、回転することで外周面に供給される洗浄液が前記フード1の内面1bに向けて飛散するように構成したことを特徴とする洗浄機能付きレンジフード。
  2. 回転体3は、その外周面に供給された洗浄液が落下しないように受ける洗浄液受け部4を有し、かつその回転体3が回転することで洗浄液受け部4の洗浄液がフード1の内面1bに向けて飛散するように構成した請求項1記載の洗浄機能付きレンジフード。
  3. 回転体3の外周面に環状の上向き凹部3aを設けて洗浄液受け部4とした請求項2記載の洗浄機能付きレンジフード。
  4. 回転体3の外周面に環状の張り出し部3dを設けて洗浄液受け部4とした請求項2記載の洗浄機能付きレンジフード。
  5. フード1に、洗浄液受けパネル9と洗浄液タンク8を、フード1の内面1bに吹きつけられた洗浄液が洗浄液受けパネル9に沿って流れて洗浄液タンク8に回収されるように取付け、
    前記洗浄液タンク8内の洗浄液を供給するポンプ7と、このポンプ7を駆動するモータ6で洗浄液供給部5とした請求項1〜4いずれか1項記載の洗浄機能付きレンジフード。
  6. フード1の内面1bをほぼ水平とし、回転体3は環状の上向き凹部3aを有し、その上向き凹部3aに飛散用フィン3bが周方向に間隔を置いて複数設けられて洗浄液受け部4を形成し、
    前記回転体3をフード1の内部1aの水平方向のほぼ中央部に、水平面方向に回転可能に設けた請求項2記載の洗浄機能付きレンジフード。
  7. 送風機2をフード1の上方に、その送風機2のシロッコファン31を水平面方向に回転するように設け、
    前記シロッコファン31に、下端周縁が外周に向けて上向きほぼ円弧形状に湾曲して環状の上向き凹部3aを有し、かつその上向き凹部3aに飛散用フィン3bが周方向に間隔を置いて複数設けた筒形状の回転体3を取付け、
    この回転体3をフード1の開口部15からフード1の内部1aに突出し、その回転体3の内周面3cを送風機2の吸込口2aとした請求項1記載の洗浄機能付きレンジフード。
  8. 洗浄液供給部5は、送風機2のシロッコファン31の外周面に洗浄液を供給し、そのシロッコファン31の回転で洗浄液が送風機2のケーシング30の内面に吹きつけられるように構成し、
    前記ケーシング30内の洗浄液が回転体3の外周面に供給されるようにした請求項1記載の洗浄機能付きレンジフード。
JP2008105479A 2008-04-15 2008-04-15 洗浄機能付きレンジフード Active JP5252625B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008105479A JP5252625B2 (ja) 2008-04-15 2008-04-15 洗浄機能付きレンジフード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008105479A JP5252625B2 (ja) 2008-04-15 2008-04-15 洗浄機能付きレンジフード

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012223829A Division JP5506118B2 (ja) 2012-10-09 2012-10-09 洗浄機能付きレンジフード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009257647A JP2009257647A (ja) 2009-11-05
JP5252625B2 true JP5252625B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=41385298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008105479A Active JP5252625B2 (ja) 2008-04-15 2008-04-15 洗浄機能付きレンジフード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5252625B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5891346B2 (ja) * 2011-08-24 2016-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンジフード
WO2013027383A1 (ja) * 2011-08-24 2013-02-28 パナソニック株式会社 レンジフード
CN114135504B (zh) * 2021-11-22 2023-07-14 枣庄市昌恒台装饰新材料科技有限公司 一种造纸配浆透平风机

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4952168U (ja) * 1972-08-09 1974-05-09
JPS52145965U (ja) * 1976-04-30 1977-11-05
JPS612432Y2 (ja) * 1980-12-27 1986-01-27
JPS5915736A (ja) * 1982-07-16 1984-01-26 Toshiba Corp 送風装置
JPH05137934A (ja) * 1991-11-13 1993-06-01 Mitsubishi Electric Corp 油煙処理機
JPH0562070U (ja) * 1992-01-24 1993-08-13 日本電気株式会社 電子回路板の洗浄装置
JP4310558B2 (ja) * 1998-11-19 2009-08-12 富士工業株式会社 洗浄装置付きレンジフード

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009257647A (ja) 2009-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4839814B2 (ja) レンジフード
JP2013044470A (ja) レンジフード
JP5252625B2 (ja) 洗浄機能付きレンジフード
CN103732994B (zh) 抽油烟机
JP7340869B2 (ja) レンジフード
JP5934081B2 (ja) 排水弁
JP2011247530A (ja) レンジフード
JP5506118B2 (ja) 洗浄機能付きレンジフード
JP2012057835A (ja) レンジフード
JP4429402B2 (ja) レンジフード
JP6640020B2 (ja) レンジフード
JP5974292B2 (ja) レンジフード
JP3924704B2 (ja) レンジフードのフィルター洗浄液供給装置
JP2017125658A (ja) レンジフード
JP3906453B2 (ja) レンジフード
CN113685860B (zh) 油烟机
JP6361019B2 (ja) レンジフード
JP2019027677A (ja) フィルタ及びそれを搭載したレンジフード
CN216776878U (zh) 一种清洁机
JP6730062B2 (ja) レンジフード
JP6736333B2 (ja) レンジフード
JP5604985B2 (ja) レンジフード
JP2017187203A (ja) レンジフード
JP2014062706A (ja) レンジフード
JP4371213B2 (ja) 洗浄装置付きレンジフード

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5252625

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250