JP5251742B2 - 回路基板設計装置 - Google Patents

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Description

本発明は回路基板の設計に関し、より詳細には回路基板に搭載する部品を配置する回路基板設計装置、回路基板設計方法および回路基板設計プログラムに関するものである。
回路基板設計の一工程である部品配置の良し悪しは、回路の性能を左右するだけでなく製造のし易さや品質にも影響するため、各種の設計ルールが定められている。近時の回路基板設計はコンピュータを用いて設計することが一般的になっており、これらの設計ルールは回路基板設計プログラムの中に組み込まれ、設計者がこの回路基板設計プログラムを用いて設計を行うことでスキルに依存することなく高品質の設計を行うことができるようになってきている。
部品配置における設計ルールの一つに、配置する部品間の間隔(以降、部品間隔という)を規定するルールがある。部品間隔を定める設計ルールの要件として、例えば電気的な面からの要件として印加される電流/電圧により規制されるものや、製造の面からは半田リフローによるブリッジや、部品搭載時のマウンタヘッドと配置部品との干渉、あるいは半田付けの良否判定にAOI(Automated Optical Inspection:光学式自動外観検査)装置を用いる場合には検査光と配置部品との干渉等に基づく制約がある。
本発明は、AOI装置からの制約を考慮して部品配置を行う回路基板設計に関するものであるので、まずAOI装置について概要を説明する。AOI装置には幾つかの方式があるが、検査対象の半田フィレットに所定の角度で三つの色相を持った光を照射し、その反射光を撮像装置で取り込んで得られた反射パターンの画像から半田付けの良否判定を行う方法がある。より詳細には、図9に示すように回路基板20上に搭載され部品10の端子部の半田フィレット30にRGB(Red−Green−Blue)光源40から光を照射する。RGB光源40は赤色光源41、緑色光源42及び青色光源43から成り、それぞれの光源からの入射角度θを異なるようにしている。半田フィレット30の表面で反射した光は上方に設置した撮像装置50に反射光パターンの画像として取り込まれ、図示しない画像比較部で撮像装置50で得られた反射光パターンと予め登録されている良好な半田付けの半田フィレットの反射光パターンとを比較し半田付けの良否を判定している。図9から判るように本方式のAOI装置を用いる場合は、光源40からの検査光が検査対象の半田フィレット30に照射されることが必要で、検査光が途中で遮られることがあってはならない。
図10(a)は搭載された部品10に隣接する部品11によってAOI装置の光源からの入射する検査光が遮られ、部品10の半田フィレット30への照射がなされない例を示している。このような場合、図10(b)に示すように予め部品11が回路基板20上に配置されおり、そこに隣接して部品10を配置する場合は部品11との部品間隔Gを所定距離を離して配置し、検査光が半田フィレット30に照射できるようにする必要がある。
回路基板上への部品配置においては、このことを考慮して隣接する部品との間隔を所定の距離を離すルールを設けている。例えば、図11(a)に示すように配置する部品10と配置済の部品11のいずれかの部品高さが1mm未満の場合は0.5mm以上離し、図11(b)のように部品高さが1mm以上の場合は高い方の部品高さの半分の値以上に離すようにルールを定めており、このルールを満足するように配置位置が決定されるようにしている。
部品配置の従来技術として、プリント配線板に配置する部品に対して最小間隙値を部品間隙データとして入力しておき、部品配置においてリアルタイムに部品間の間隙寸法と最小間隙値とを比較する、ことが知られている(特許文献1)。
特開2000−207438号公報
上記に示すように、部品配置においては隣接する部品との部品間隔はAOI装置の検査光が遮られないように所定の間隔を離して配置することが行われている。検査光に対する遮光は隣接する部品の高さに関係することから、部品間隔のルールは部品高さに準じて定められることが多い(例えば、上記したように部品間隔は部品高さの1/2以上とする)。部品配置時は、部品形状の情報を格納した部品ライブラリからこの部品高さ情報を抽出し、部品間隔ルールに従って部品間隔を求め、その求めた部品間隔以上になる位置を配置位置に決定している。しかし、部品ライブラリに設定されている部品高さは、例えば図12に示すように隣接する部品12の上部が底部より小さい場合(垂直断面が凸形状の場合)も、同図の点線で示すように上部と底部より同じ場合(垂直断面が矩形形状の場合)も同じ部品高さとしていることが多い。このため、図12に示すような垂直断面が凸形状の場合は、隣接する部品の部品間隔を例えば部品高さ1/2以上とするルールであるとすると、部品間隔をその値(部品高さ1/2)より狭めても検査光を遮ることがないにもかかわらずこのルールに縛られることになる。少しでも部品間の間隔を詰めて高密度に部品を回路基板上に搭載したい場合にはこのことが問題となる。
本発明は、図12に示すような上部が底部より小さい形状の部品の配置においてもAOI装置等による検査光を遮ることがなく高密度に配置できる回路基板設計装置、回路基板設計方法および回路基板設計プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の回路基板設計装置は、部品情報DBと配置情報DB、近接部品抽出手段、第1の干渉チェック手段、第2の干渉チェック手段および配置判定手段を備える。
部品情報DBは、部品の形状を表す形状情報と、その部品を包含し、且つその部品の回路基板の搭載側とは反対側に、他の部品の配設を禁止する領域であるプリアサイン領域の情報とが格納されている。プリアサイン領域は、部品の最外郭を含む矩形形状の底面と、該底面から所定の角度で上方に拡がる斜面と、該底面から所定高さにあって該底面の矩形形状より大きい矩形形状の上面とで構成する逆四角錘台の形状であるか、または、部品の最外郭を含む矩形形状の底面と所定高さの直方体を最下段とし、該最下段の直方体の上に、下段の直方体の底面より大きく該所定高さの直方体を順次中心を合わせて所定段数積み重ね、各段の直方体の底面をなす辺の所定位置を結んだ線が前記回路基板に対して所定角度となる形状である。
配置情報DBは、回路基板上に配置された部品の配置情報を格納したものである。即ち、配置情報DBには、既に回路基板に配置済の部品の配置位置等の配置情報が格納されている。
近傍部品抽出手段は、回路基板への部品配置において配置対象の部品である配置対象部品の回路基板上の移動に伴い配置対象部品の位置情報を取得し、配置情報DBを参照して位置情報から所定範囲に配置されている既配置部品を近傍部品として抽出する。
第1の干渉チェック手段は、部品情報DBを参照して近傍部品抽出手段で抽出された近傍部品の形状と配置対象の部品のプリアサイン領域との干渉をチェックする。
第2の干渉チェック手段は、部品情報DBを参照して近傍部品のプリアサイン領域と配置対象部品の形状との干渉をチェックする。
配置判定手段は、第1と第2の干渉チェック手段とで干渉がない場合に、配置対象の部品に対して回路基板上の位置で配置可と判定するものである。
開示の回路基板設計装置は、プリアサイン領域をAOI装置等の検査光の光路を含むように設定し格納しておけば、部品配置において配置済の近傍部品と配置対象部品とにおける部品形状とプリアサイン領域との相互の干渉チェックを行い、干渉がない場合にはその配置対象部品の配置位置は検査光の入射を遮ることがないことが保証される。従って、この干渉を生じない範囲で配置対象部品を近傍部品に接近させて部品配置ができるので、高密度の回路基板の設計が可能となる。
回路基板設計装置の構成例である。 部品情報DBのデータ例である。 プリアサイン領域の設定例である。 配置情報DBのデータ例である。 回路基板設計プログラムの処理フロー例である。 干渉チェックルーチンの処理フロー例である。 近傍部品の上面領域とプリアサイン要素との干渉例である。 プリアサイン領域と干渉チェックの他の例である。 AOI装置による半田付けの外観検査の原理例である。 AOI装置による検査の必要条件である。 部品配置における部品間隔ルール例である。 上部が底部より小さい部品形状の場合の部品間隔例である。
本発明の実施例を図1〜図8を用いて説明する。
(実施例その1)
図1は、本発明の回路基板設計装置の構成例を示すもので、本発明に関連する部分のみを示した図である。回路基板設計装置100はプログラムやデータを制御する主制御部110、オペレータがプログラムを起動したりプログラムに対して応答するための入力機器であるキーボード(KB)121、回路基板上のレイアウトを表示するディスプレイ(DISP)122、図示しないGUI(Graphical User Interface)を用いてオペレータの操作によりディスプレイ画面上に表示している搭載対象の部品を選択し移動させるためのポインティングデバイス123、これらキーボード121やディスプレイ122、ポインティングデバイス123を制御する入出力制御部120、主メモリ130上に展開した回路基板設計プログラム140、部品の形状やプリアサイン領域の情報である部品情報を格納した部品情報DB(Data Base)150、回路基板上に搭載した部品の配置の情報を格納した配置情報DB160から構成する。
部品情報DB150と配置情報DB160についてより詳細に説明する。図2は部品情報DB150のデータ例を示したもので、図2(a)は形状情報のデータ例を、図2(b)はプリアサイン領域のデータ例を示す。なお、部品情報DB150は上記した部品ライブラリに相当する。
部品情報は、部品ID(Identification)をキーにボディ形状、底面形状、プリアサイン(Pre〜assign)IDのフィールドを含む構成となっている(リード形状やフットプリント形状等の情報も形状情報に含まれるが、ここでは図示していない)。部品IDは部品形状を識別するために付与した一意の識別情報であり、ボディ形状はリードの部分を除いた部品本体のパッケージ形状、底面形状は回路基板に形成されるフットプリントの最外形を含んで回路基板上の配置されたとき占有する領域、プリアサインIDは当該部品IDが備えるプリアサイン領域の情報のIDである。ボディ形状は、さらに形状の種類を示すshape(ここでは、「0」が直方体、「1」が円柱形状としている)とその形状における部品原点(ここでは、部品の底面の中心を部品原点としている)からの座標値で構成される。底面形状もボディ形状と同様にshape(ここでは、「0」が矩形、「1」が円の形状としている)とその形状における部品原点からの座標値で構成される。例えば、図2(a)の1行目の部品IDがcmp01の部品のボディ形状は直方体で4.6×3.2×2.0mmの寸法(辺X=|X1|+X2、辺Y=|Y1|+Y2)であり、底面形状は矩形で6.0×4.6mm、そしてプリアサイン領域はpre_aであることを示している。
図2(a)の3行目と4行目に示されるcmp03の部品は、ボディ形状が直方体の上に円柱を中心線を合わせて重ねた形状であることを示している(ここでは、中心線を合わせて重ねるものとしている)。このように形状が2つの要素から成る場合は、下段の要素から順に設定している。即ち、cmp03のボディ形状は8.4×8.4×2.5mmの直方体上に直径3.0mm高さ6.5mmの円柱が重ね合わせた形状である(3行目のX1は円柱の場合の直径を表している)。この場合のボディの高さは9.0mm(2.5+6.5mm)となる。
プリアサイン領域の情報は、プリアサインIDをキーに要素名と要素寸法から構成している。実施例1ではプリアサイン領域は複数の直方体形状のプリアサインの要素から構成されることとし、要素名は各要素に付けた名称である。また、要素寸法は各要素名に対応した寸法を示している。複数の要素は、最下層からその上に中心線を合わせて重ねられ、その順序でデータは格納されている。例えば、pre_aのプリアサイン領域は、pre_a1〜pre_anのn個の要素で構成し、pre_a1の大きさは、10.0.0×6.0×1.0mmで、そのpre_a1の上にpre_a2が重ねられ、その大きさは12.0×8.0×1.0mmである。このようにpre_anまで積み重ねられ、上方の要素ほど寸法は大きくなる。プリアサインの要素の段数は回路基板を収納する筐体、あるいはラックの高さ等を考慮して適宜決められる。
図3にcmp01のプリアサイン領域の設定例のイメージを示す。回路基板20上の部品10の底面形状を含むように最下段のプリアサイン領域の要素であるpre―a1が設定され、その上にpre−a2〜pre−a7まで設定している(このようにプリアサイン領域は、部品10の回路基板20への搭載側と反対の側に設定される)。このプリアサイン領域の各要素の上辺を結んだ直線201、202の角度は45°で、この角度はAOI装置において最も低い角度で照射する光源の検査光の角度(図9では青色光源43の角度)に合わせている。(即ち、図9のAOI装置の青色光源43の検査光の入射角度は45°である)。なお、ここではプリアサインの要素の高さを1.0mmとしたが、この高さが小さい程より直線201、202に近づけることができる。しかし、余り高さを小さくするとデータ量が多くなるので、適度の大きさの設定が求められる。
続いて配置情報DB160のデータ例を図4を用いて説明する。配置情報は回路基板上に配置済の部品に対する情報であり、部品名をキーに部品ID、基板表裏、配置位置および配置方向を含むフィールドで構成する。例えば、C01の部品は、cmp01の部品IDを持つ部品で回路基板の表に配置され(基板表裏フィールドの「1」は表を、「2」は裏を表す)、回路基板の原点(例えば左下を基板原点)に対して(250.5、100.0)の座標位置にあり、配置方向がX方向(配置方向フィールドの「1」はX方向、「2」はY方向を表す)であることを示している。
次に、回路基板設計プログラム140について説明する。回路基板設計プログラム140は図1に示すように、位置取得部141、近傍部品抽出部142、干渉チェック部143および配置判定部144から構成する(ここでは、回路基板設計プログラム140の回路基板設計の機能のうち本発明にかかわる機能のみを示している)。
位置取得部141は、オペレータがポインティングデバイス123を用いて、ディスプレイ122の表示画面上に表示されている配置対象の部品(以後、配置対象部品という)を選択し、回路基板20上を移動させたとき、ポインティングデバイスの回路基板20上の位置情報を取得することを行う。なお、ポインティングデバイス123が画面上に表示されている部品を選択したり、選択した部品をポインティングデバイス123の動きに追従させたり、位置情報を取得する技術は従来技術を用いて行われる。
近傍部品抽出部142は、取得した配置対象部品の位置情報を基に配置情報DB160を参照して、位置情報から所定範囲にある部品を抽出する(抽出された部品を、近傍部品という)。
干渉チェック部143は、近傍部品が複数あれば、一つ目の近傍部品を選び、その上面の領域と配置対象部品のプリアサイン領域との干渉を調べ、次にこれとは逆に配置対象部品の上面の領域と近傍部品のプリアサイン領域との干渉を調べる。抽出された全ての近傍部品に対して同様に干渉の有無を調べる(詳細は後述の処理フローで説明する)。
配置判定部144は、干渉チェック部143で干渉があると判定されて場合に配置対象部品と干渉した近傍部品を強調表示することを行う。強調表示によりオペレータは現在の配置位置では配置条件を満足していないことを認識できる。
上記の回路基板設計プログラム140の処理をより詳細に図5と図6の処理フローを用いて説明する。本処理フローの開始に当たって、ディスプレイ画面上には回路基板20が表示され、その回路基板20上には既に幾つかの部品が配置されている(既配置部品という)。また、回路基板20の周囲には、これから配置されるべき部品(未配置部品という)が表示されているものとする。
図5において、オペレータがポインティングデバイス123を用いてディスプレイ画面上に表示されている未配置部品の中から配置対象とする部品を選択すると、プログラムは指定された部品を配置対象部品として受け付け、オペレータが回路基板20上をポインティングデバイス123を用いて動かすと、それに追従して配置対象部品を移動(ドラッグ)させる。配置対象部品の移動に伴い、その配置対象部品の回路基板上の位置情報を取得し、この位置情報に基づいて配置情報DB160の既配置部品の中から近傍部品を抽出する。例えば、配置対象部品の位置を中心として10mm角四方の領域に配置された既配置部品を近傍部品として抽出する。抽出された近傍部品が1個でもあれは干渉チェックルーチンに入る(図5のステップS1〜S5)。
続いて図6の干渉チェックルーチンに入って、まず抽出された近傍部品が複数の場合はその中から1つを選択し、部品情報DB150を参照して選択した近傍部品のボディ形状の情報を取得する。近傍部品の部品IDは配置情報DB160から分かるので、その部品IDを基に部品情報DB150から対応するボディ形状の情報を取得する。取得したボディ形状の情報を基に上面を形成する領域の情報を抽出する。例えば、近傍部品が図4に示すC02(配置位置が38.2、52.0)であればその上面を形成する回路基板上の座標値(矩形の4点の座標値)は、部品IDであるcmp02のボディ形状のデータを基に(38.2−3.0、52−3.0)、(38.2+3.0、52−3.0)、(38.2+3.0、52+3.0)、(38.2−3.0、52+3.0)と求めることができ、さらに高さ4.5が求まる(より正確には、リードを有する部品の場合は、図示しないリードの厚さを上面の高さに加える必要がある)。領域の座標値と高さの単位はmmである(ステップS20〜S22)。
次に、配置対象部品のプリアサイン領域の情報を部品情報DB150から取得する。例えば、配置対象部品の部品IDがcmp01であれば、部品情報DB150からプリアサインIDはpre_aであるので、そのプリアサイン領域を構成する各要素の座標データを得ることができる(ステップS23)。
取得したプリアサイン領域の情報からステップS22で求めた上面の高さに相当するプリアサイン要素を取り出し、上面の領域とこのプリアサイン要素との干渉をチェックする。例えば、cmp02の高さは4.5mmに対するプリアサイン領域pre−aの要素は、各要素の高さが1.0であるのでpre_a5(図2(b)において図示せず)となる。プリアサイン要素の回路基板上の座標値は、前述したボディ形状から上面の領域の座標値を求めたように算出できる(ステップS24〜S25)。
ここで干渉がなかった場合、今度は配置対象部品と近傍部品の干渉対象を逆にして干渉チェックを行う。即ち、配置対象部品のボディ形状の情報を取得して上面領域を求め、この高さに該当する近傍部品のプリアサイン要素を求めて、上面領域とプリアサイン要素との干渉チェックを行う(ステップS26〜S31)。
ここでも、干渉がなければステップS20に戻り、次の近傍部品を選択し同様の処理を行う。全ての近傍部品と配置対象部品とにおいて干渉がなければこの回路基板上の位置において配置可能と判断し、図示しない主メモリ130の干渉チェック結果領域にブランクを格納し、干渉チェックルーチンは終了となる(ステップS32〜S33)。
ステップ26、またはステップ32で干渉ありとなった場合は、干渉チェック結果領域に近傍部品の部品名を格納し、干渉チェックルーチンは終了となる(ステップS34)。
図5のステップS7に戻り、干渉チェック結果領域の内容を見て干渉がある場合、即ち干渉チェック結果領域に近傍部品の部品名が格納されていれば、この近傍部品を例えばブリンキングさせる等の強調表示を行う。オペレータはこの強調表示を見て、この位置における配置は不可能であると知り、他の位置に移動させることになる(ステップS7、S8)。
ステップS7で、特に強調表示がなければ配置可能ということであり、オペレータから例えばポインティングデバイス123のクリックがなされると、配置決定の指示として受け付けこの位置で配置対象部品を配置情報DBに登録する。続いて、ポインティングデバイス123から配置対象部品をリリースする。オペレータから見ると、回路基板上を配置対象部品を移動させたとき、既配置部品に強調表示がなされた場合にこの強調表示されている部品から少し離すように移動させ、強調表示が解除されれば、その位置を配置位置とすることができる(ステップS9〜S13)。
図5及び図6に示した処理フローのステップS1〜S3が図1の位置取得部141に相当し、ステップS4、S5が近傍部品抽出部142に、ステップS6、S20〜S34が干渉チェック部143に、ステップS7〜S11が配置判定部144に相当する。
図7は、S20〜S25の干渉チェックの状態を示した図である。配置対象部品13のプリアサイン領域200を構成するプリアサイン要素pre_a5が近傍部品14の上面の領域と干渉している。この干渉チェックの後に、今度は近傍部品14のプリアサイン領域のプリアサイン要素と配置対象部品13の上面の領域との干渉チェックが行なうことになる。
上記の処理フローは配置対象部品を移動させると、リアルタイムで干渉チェックを行うが、オペレータの指示に基づいて干渉チェックを行うようにしてもよい。また、上記の例では対話設計の例を示したが、自動配置を行う場合に本発明のアルゴリズムを用いるようにしてもよい。
上記の処理フローでは、既配置部品および未配置部品にプリアサイン領域を設定してあるものとしたが、必要とする部品についてのみプリアサイン領域を設定するようにしてもよい。また、従来ルールの部品の高さが1mm以下の場合は部品間隔を0.5mmとするルールを上記の処理フローに取り入れ、配置対象部品と近傍部品の高さが共に1mm以下で部品間隔が0.5mm以上であればプリアサイン領域による干渉チェックを行わないようにしてもよい。また、ボディ形状が図2のcmp03のように直方体と円柱とが組み合わされたような場合には、直方体の上面と円柱の上面の2つの上面に対して干渉チェックを行うようにしてもよい。
(実施例その2)
実施例その1では、プリアサイン領域200を直方体のプリアサイン要素の集合体としたが、実施例その2では図8(a)に示すようにプリアサイン領域300を角錐台を逆さにした形状とするものである。この場合に、角錐台の斜面と回路基板20との成す角度θは、AOI装置の入射光の角度にあわせておく。例えば、その角度は45°である。
図8(b)に示す配置対象部品10のプリアサイン領域300と近傍部品14の上面との干渉チェックは、例えば近傍部品14の上面の高さに合わせてプリアサイン領域300を回路基板20と並行に切断(即ち、図8(b)のA−A’で切断)して切断面を求め、その切断面と近傍部品14の上面の領域との重なりをチェックすることで、干渉チェックを行うことができる。
以上、回路基板設計装置およびそこで実行される回路基板設計プログラムについて説明した。回路基板設計方法は、コンピュータプログラムとして実行し実現される。
10 部品
11 部品
12 部品
13 配置対象部品
14 近傍部品
20 回路基板
21 フットプリント
30 半田フィレット
40 AOIの光源
41 赤色光源
42 緑色光源
43 青色光源
50 撮像装置
100 回路基板設計装置
110 主制御部
120 入出力制御部
121 キーボード(KB)
122 ディスプレイ(DISP)
123 ポインティングデバイス
130 主メモリ
140 回路基板設計プログラム
141 位置取得部
142 近傍部品抽出部
143 干渉チェック部
144 配置判定部
150 部品情報DB
160 配置情報DB
200 プリアサイン領域
201 回路基板とのなす角度
202 回路基板とのなす角度
300 プリアサイン領域

Claims (2)

  1. 部品の形状を表す形状情報と、該部品を包含して該部品の回路基板の搭載側とは反対側
    に、他の部品の配設を禁止する領域であるプリアサイン領域の情報とを格納した部品情報
    DBと、
    回路基板上に配置された既配置部品の配置情報を格納した配置情報DBと、
    部品配置において、配置対象の部品である配置対象部品の前記回路基板上の移動に伴い
    該配置対象部品の位置情報を取得し、前記配置情報DBを参照して該位置情報から所定範
    囲に配置されている既配置部品を近傍部品として抽出する近傍部品抽出手段と、
    前記部品情報DBを参照して、前記近傍部品の形状と前記配置対象部品のプリアサイン
    領域との干渉をチェックする第1の干渉チェック手段と、
    前記部品情報DBを参照して、前記近傍部品のプリアサイン領域と前記配置対象部品の
    形状との干渉をチェックする第2の干渉チェック手段と、
    前記第1と第2の干渉チェック手段とで干渉がない場合に、前記配置対象部品に対して
    前記回路基板上の位置で配置可と判定する配置判定手段と
    を備え
    前記プリアサイン領域は、前記部品の最外郭を含む矩形形状の底面と、該底面から所定
    の角度で上方に拡がる斜面と、該底面から所定高さにあって該底面の矩形形状より大きい
    矩形形状の上面とで構成する逆四角錘台の形状である
    ことを特徴とする回路基板設計装置。
  2. 部品の形状を表す形状情報と、該部品を包含して該部品の回路基板の搭載側とは反対側
    に、他の部品の配設を禁止する領域であるプリアサイン領域の情報とを格納した部品情報
    DBと、
    回路基板上に配置された既配置部品の配置情報を格納した配置情報DBと、
    部品配置において、配置対象の部品である配置対象部品の前記回路基板上の移動に伴い
    該配置対象部品の位置情報を取得し、前記配置情報DBを参照して該位置情報から所定範
    囲に配置されている既配置部品を近傍部品として抽出する近傍部品抽出手段と、
    前記部品情報DBを参照して、前記近傍部品の形状と前記配置対象部品のプリアサイン
    領域との干渉をチェックする第1の干渉チェック手段と、
    前記部品情報DBを参照して、前記近傍部品のプリアサイン領域と前記配置対象部品の
    形状との干渉をチェックする第2の干渉チェック手段と、
    前記第1と第2の干渉チェック手段とで干渉がない場合に、前記配置対象部品に対して
    前記回路基板上の位置で配置可と判定する配置判定手段と
    を備え
    前記プリアサイン領域は、前記部品の最外郭を含む矩形形状の底面と所定高さの直方体
    を最下段とし、該最下段の直方体の上に、下段の直方体の底面より大きく該所定高さの直
    方体を順次中心を合わせて所定段数積み重ね、各段の直方体の底面をなす辺の所定位置を
    結んだ線が前記回路基板に対して所定角度となる形状である
    ことを特徴とする回路基板設計装置。
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