JP5251251B2 - 移動体通信システム、移動体端末、端末制御装置、移動体通信方法及びプログラム - Google Patents

移動体通信システム、移動体端末、端末制御装置、移動体通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信可能な範囲が複数のセルに分けられた移動体通信システム、移動体端末、端末制御装置、移動体通信方法及びプログラムに関する。
携帯電話に代表される移動体通信システムは、今日の情報化社会において欠かすことのできない情報伝達手段となっている。移動体通信システムでは、移動体端末の呼び出しを行うために、移動体端末の存在区域をネットワーク側で常に把握しておく必要がある。
移動体通信システムのネットワーク側で移動体端末の存在区域を把握する方法として、移動体端末が、自身の存在区域を認識し、その存在区域をネットワーク側へ通知し、ネットワーク側が、移動体端末から通知された存在区域を当該移動体端末の端末IDと対応づけて登録しておく方法がとられている。
以下に、移動体端末から通知された存在区域をネットワーク側で登録する方法について説明する。
図12は、移動体通信システムの一構成例を示す図である。
図12に示した移動体通信システムは、端末制御装置400と、複数のルーティング装置500−1,500−2と、複数の無線アクセス装置600−1〜600―5と、移動体端末2とで構成されている。端末制御装置400、ルーティング装置500―1,500−2及び無線アクセス装置600−1〜600―5がネットワーク側の装置である。
無線アクセス装置は、自身から発信する信号が届くセルと呼ばれる範囲を有しており、そのセルに存在する移動体端末と信号の送受信ができる。
無線アクセス装置600―1〜600―5が有しているセルから構成され、存在区域を登録する単位となる範囲を存在区域登録エリアという。例えば、図12に示した存在区域登録エリア2はセル2−1、セル2−2及びセル2−3から構成される。以下、存在区域登録エリアのことを単に、エリアということとする。
無線アクセス装置600−1〜600―5は、以下に示す機能を有している。
(1):セル内に存在する移動体端末に対して区域情報を送信する。区域情報は、エリア単位にユニークな番号であり、例えば、図12に示した無線アクセス装置600−1及び無線アクセス装置600−2の配下のセルは同じエリア“1”に属しているため、無線アクセス装置600−1及び無線アクセス装置600―2が移動体端末へ送信する区域情報は同じである。
(2):セル内に存在する移動体端末から存在区域登録要求を受信し、受信した存在区域登録要求をルーティング装置500−1または500−2へ送信する。
(3):ルーティング装置500−1,500―2から受信した呼び出し信号を自身のセル内に送信する。
ルーティング装置500−1,500―2は、移動体端末2から無線アクセス装置600−1〜600−5を介して受信した存在区域登録要求を端末制御装置400へ送信する。また、端末制御装置400から受信した呼び出し信号を対象の移動体端末が存在しているセルを有する無線アクセス装置へ送信する。
移動体端末2は、無線アクセス装置600−1〜600−5から送信された区域情報を受信し、自身が存在するエリアを認識している。また、無線アクセス装置から送信される区域情報が、自身が認識している区域情報から変わった場合、新たな存在区域をネットワーク側に登録してもらうための存在区域登録要求を無線アクセス装置へ送信する。
端末制御装置400は、移動体端末2から送信される存在区域登録要求を無線アクセス装置600−1〜600−5及びルーティング装置500−1,500−2を介して受信し、エリアと移動体端末の端末IDとを対応づけて管理している。また、管理情報に基づいて移動体端末に対する呼び出し信号の送信を行う。
図12に示した移動体通信システムでは、エリア1にて無線アクセス装置600−1または無線アクセス装置600−2から区域情報“1”を受信していた移動体端末2がエリア2に移動している。移動体端末2は、エリア2への移動により無線アクセス装置600−3から区域情報“2”を受信し、自身がこれまで存在していたエリアと異なるエリアに移動したことを認識する。これを契機として、存在区域登録要求を無線アクセス装置600−3へ送信している。この存在区域登録要求には、移動体端末2の存在しているエリアがエリア2であることが示されている。
そして、無線アクセス装置600−3及びルーティング装置500−2を介して移動体端末から存在区域登録要求を受信した端末制御装置400は、移動体端末2の存在区域をエリア1からエリア2へ更新する。
上述したような方法で、移動体通信システムでは、ネットワーク側で移動体端末の存在区域を常に把握することを可能としている。
図13は、移動体通信システムのエリアとセルのイメージを示したものである。1つ1つの円がセルで、a〜asはセル名を示している。また、複数のセルからエリアが構成されており、1〜6は、エリア名を示している。
図13において、例えば、移動体端末がセルafからセルgへ移動する場合、移動体端末は、エリアが変更となるセルz→セルs移動時と、セルn→セルg移動時とで存在区域登録要求を無線アクセス装置へ送信する。
ここで、端末制御装置に登録されている移動体端末の存在区域がエリア3の状態で当該移動体端末への呼び出しが発生した場合、端末制御装置は、エリア3に含まれるすべてのセルへ呼び出しを行う。
このように、上述した存在区域登録方法を用いた移動体通信システムでは、存在区域登録単位がエリア単位であることから、端末制御装置が移動体端末を呼び出す場合、エリア内の全てのセルに対して呼び出し信号を送信することとなる。この場合、呼び出し信号を送信する範囲が広いため、ネットワーク側の信号送信処理リソースを圧迫することがある。
この課題を解決するための技術が、例えば、特許文献1に開示されている。
この技術では、存在区域登録単位をセル単位とすることにより、端末制御装置が移動体端末を呼び出す場合、呼び出し対象の移動体端末が存在するセルに対してだけ呼び出し信号を送信することとなる。そのため、移動体端末呼び出し時における呼び出し信号送信処理リソースの圧迫を回避することができる。
特表2002−505063号公報
上述したように、特許文献1の技術を利用すれば、呼び出し信号を送信するための信号処理リソースの圧迫を回避することができる。
しかし、上述した特許文献1の技術では、移動体端末の存在区域の登録単位がエリアの範囲よりも狭い範囲であるセル単位になっていることから、移動体端末が存在区域の登録単位間を移動する頻度が多くなる。このような場合、移動体端末への呼び出しと当該移動体端末のセル間の移動とが競合すると、呼び出しを行ったセルに当該移動体端末が存在せず、移動体端末の呼び出しに失敗する確率が高くなるという問題点がある。
また、移動体端末からネットワーク側への存在区域登録要求の送信頻度が多くなり、ネットワーク側での存在区域登録のための処理負荷が増加するという問題点がある。
本発明は、ネットワーク側での存在区域登録のための処理負荷を増加させることなく、移動体端末呼び出しの失敗の確率を低減することができる移動体通信システム、移動体端末、端末制御装置、移動体通信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
通信可能な範囲となるセルを具備し、該セルを識別可能となる区域情報を送信する無線アクセス装置と、前記無線アクセス装置から区域情報を受信した場合、該区域情報を示す存在区域登録要求を自身の端末IDとともに送信する移動体端末と、前記移動体端末から送信された前記存在区域登録要求を受信すると該存在区域登録要求に示された区域情報と前記端末IDとを対応づけて記憶しておき、前記移動体端末への呼び出し信号を受信した場合、該呼び出し信号に含まれている端末IDに対応づけて記憶された区域情報によって識別されるセルを具備する無線アクセス装置へ呼び出し信号を送信する端末制御装置とを有し、前記無線アクセス装置は、前記呼び出し信号を受信した場合、自身が具備するセルに前記呼び出し信号を送信する移動体通信システムにおいて、
前記移動体端末は、受信した区域情報を記憶しておき、新たに受信した区域情報が既に記憶された区域情報と異なっていた場合、記憶された区域情報を更新するとともに、前記区域情報を更新した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する。
また、通信可能な範囲となるセルを具備し、該セルを識別可能となる区域情報を送信する無線アクセス装置から区域情報を受信した場合、該区域情報を示す存在区域登録要求を自身の端末IDとともに送信する移動体端末において、
受信した区域情報を記憶しておき、新たに受信した区域情報が既に記憶された区域情報と異なっていた場合、記憶された区域情報を更新するとともに、前記区域情報を更新した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する。
また、通信可能な範囲となるセルを具備し、該セルを識別可能となる区域情報を送信する無線アクセス装置と、前記無線アクセス装置から区域情報を受信した場合、該区域情報を示す存在区域登録要求を自身の端末IDとともに送信する移動体端末と、前記セルの位置関係を保持し、前記移動体端末から送信された前記存在区域登録要求を受信すると該存在区域登録要求に示された区域情報と端末IDとを対応づけて記憶しておき、前記移動体端末への呼び出し信号を受信した場合、該呼び出し信号に含まれている端末IDに対応づけて記憶された区域情報によって識別されるセルを具備する無線アクセス装置へ呼び出し信号を送信する端末制御装置とを有し、前記無線アクセス装置は、前記呼び出し信号を受信した場合、自身が具備するセルに前記呼び出し信号を送信し、前記移動体端末は、自身の端末IDを含む呼び出し信号を前記無線アクセス装置から受信した場合、応答信号を前記端末制御装置へ送信する移動体通信システムにおける移動体通信方法であって、
前記移動体端末が、受信した区域情報を記憶しておき、新たに受信した区域情報が既に記憶された区域情報と異なっていた場合、記憶された区域情報を更新するとともに、前記区域情報を更新した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する処理を有する。
また、通信可能な範囲となるセルを具備し、該セルを識別可能となる区域情報を送信する無線アクセス装置から区域情報を受信した場合、該区域情報を示す存在区域登録要求を自身の端末IDとともに送信する移動体端末に、
受信した区域情報を記憶しておき、新たに受信した区域情報が既に記憶された区域情報と異なっていた場合、記憶された区域情報を更新するとともに、前記区域情報を更新した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する機能を実現させる。
本発明は以上説明したように構成されているので、ネットワーク側での存在区域登録のための処理負荷を増加させることなく、移動体端末呼び出しの失敗の確率を低減することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明の特徴の概要は、以下に示すとおりである。
(1)無線アクセス装置は、エリア毎ではなく、セル毎に固有の区域情報を送信する。
(2)移動体端末は、自身で自身のセル移動回数を管理しており、セルの移動の度に存在区域登録要求を送信するのではなく、あるセルにおいて存在区域登録要求を送信してから、セル移動回数が一定回数を超えた場合に存在区域登録要求を送信する。
(3)移動体端末は、存在区域登録を送信していないセルでの滞在時間が一定時間を越えた場合に存在区域登録要求を送信する。
(4)端末制御装置は、移動体端末を呼び出す際、当該移動体端末が存在区域登録されているセル及びその周辺のセルに対して優先的に呼び出しを行う。
図1は、本発明における、移動体通信システムのセルのイメージを示したものであり、本発明の特徴の概要を説明するための図である。
図1に示す、1つ1つの円がセルで、a〜asはセル名を示している。
以下に、図1において、移動体端末が存在区域登録要求を送信する条件をセル移動回数が3回目になった時と定義した場合について説明する。
移動体端末がセルafにて存在区域登録要求を送信した後、セルaf→セルv→セルz→セルs→セルt→セルm→セルn→セルgと移動した場合、移動体端末は移動数が3となるセルzからセルsに移動したことを契機として存在区域登録要求(存在区域情報=s)を送信し、移動数が6となるmからnに移動したことを契機として存在区域登録要求(存在区域情報=n)を送信する。
その後、移動体端末がgに移動した後、一定時間が経過した契機で、存在区域登録要求(存在区域情報= g)を送信する。
ここで、例えば、移動体端末の存在区域情報が“g”で端末制御装置に登録された状態で、当該移動体端末への呼び出しが発生した場合、端末制御装置は、まず、セルg及びセルgの周辺セル(セルf,h,n,o)に対して優先的に呼び出しを行う。そして、セルg及びセルgの周辺セルに対する呼び出しに応答がなかった場合、呼び出し範囲を拡大していく。
図2は、本発明の移動体通信システムの実施の一形態を示す図である。
本形態の移動体通信システムは図2に示すように、移動体端末1と、端末制御装置100と、複数のルーティング装置200−1,200−2と、複数の無線アクセス装置300−1〜300−5とを備えている。説明をわかりやすくするために、図2には移動体端末が1つだけ示されているが、この発明は、1つの移動体端末に限ったものではなく、複数の移動体端末にも適用できる。
図2に示す本発明の移動体通信システムは、図12に示した移動体通信システムと構成装置は同じであるが、無線アクセス装置は、自身のセルに対して装置毎に固有の区域情報を送信する。
図3は、図2に示した移動体通信システムにおける移動体端末1の一構成例を示すブロック図である。
移動体端末1は図3に示すように、存在区域登録処理部10と、他信号処理部20と、信号送受信インタフェース30とを備えている。
信号送受信インタフェース部30は、無線アクセス装置との信号の送受信を仲介する。
存在区域登録処理部10は、区域情報受信部11と、制御信号受信部12と、存在区域登録要求送信部13とを備えている。また、存在区域登録処理部10は、複数の記憶部からなる記憶部群14を有しており、それぞれの記憶部には、区域情報受信部11が無線アクセス装置へ存在区域登録要求を送信するタイミングを決定するための情報が記憶されている。
下表に記憶部群14に含まれるそれぞれの記憶部の名称、その記憶部が記憶している情報及びその情報の定義を示す。
Figure 0005251251
区域情報受信部11は、無線アクセス装置から区域情報を受信すると、受信した区域情報と、記憶部群14に記憶されている情報とから存在区域登録要求の送信要否を判断し、送信が必要と判断した場合に存在区域登録要求送信処理を起動する。無線アクセス装置から区域情報を受信した場合の詳細な動作については、後述する動作フローにて説明する。
制御信号受信部12は、ネットワークから制御信号を受信し、閾値情報記憶部14eに記憶されている閾値の更新を行う。
存在区域登録要求送信部13は、区域情報受信部11からの指示により、存在区域登録要求の送信を行う。
無線アクセス装置は、以下の機能を有している。
(1):セル内に存在する移動体端末に対して区域情報を送信する。
(2):セル内に存在する移動体端末から存在区域登録要求を受信し、受信した存在区域登録要求をルーティング装置へ送信する。
(3):ルーティング装置から受信した呼び出し信号をセル内に送信する。
ルーティング装置は、移動体端末から無線アクセス装置を介して受信した存在区域登録要求を端末制御装置へ送信する。また、端末制御装置から受信した呼び出し信号を対象の移動体端末が存在しているセルを有する無線アクセス装置へ送信する。
端末制御装置100の詳細については、後述する。
以下に、上記のように構成された移動体通信システムにおいて、移動体端末1が無線アクセス装置から区域情報を受信した場合に行う存在区域登録要求の送信の動作について説明する。
図4は、図3に示した移動体端末1の動作を説明するためのフローチャートであり、移動体端末1が存在区域登録要求を送信する場合の動作を示している。
まず、移動体端末1の区域情報受信部11は、信号送受信インタフェース30を介して無線アクセス装置から区域情報を受信する。
次に、区域情報受信部11は、最新区域情報記憶部14bに記憶されている区域情報を取得し、取得した区域情報を前回区域情報記憶部14aに記憶させるとともに、無線アクセス装置から今回受信した区域情報を最新区域情報記憶部14bに記憶させる(ステップ1〜2)。以下、無線アクセス装置から今回受信した区域情報を最新区域情報ということとする。
次に、区域情報受信部11は、前回区域情報記憶部14aに記憶されている区域情報を取得し、最新区域情報と前回区域情報記憶部14aから取得した区域情報との比較を行う(ステップ3)。
最新区域情報と前回区域情報記憶部14aから取得した区域情報とを比較した結果、前回区域情報記憶部14aから取得した区域情報と、最新区域情報とが一致している場合、区域情報受信部11は、区域情報を前回受信した時点から区域情報を今回受信するまでの間に、セル間の移動はなかったと判断する。
この場合、通知済み区域情報記憶部14cから通知済み区域情報を取得し、取得した通知済み区域情報と最新区域情報とを比較する(ステップ4)。それらが一致する場合は、存在区域登録要求の送信を行わずに処理を終了する。
一方、通知済み区域情報記憶部14cから取得した通知済み区域情報と、最新区域情報とが一致しない場合、区域情報受信部11は、カウンタ値記憶部14dの連続未通知回数をインクリメントし(ステップ5)、その回数を確認する(ステップ6)。
連続未通知回数を確認した結果、連続未通知回数が予め決められた閾値以上であった場合、区域情報受信部11は、無線アクセス装置への存在区域登録要求の送信を存在区域登録要求送信部13に指示する(ステップ7)。このとき、存在区域登録要求の送信の指示とともに、最新区域情報も併せて送信する。
一方、連続未通知回数が予め決められた閾値未満であった場合、存在区域登録要求の送信の指示を行わずに処理を終了する。
次に、区域情報受信部11は、最新区域情報を通知済み区域情報として通知済み区域情報記憶部14cに記憶させる(ステップ8)。また、カウンタ値記憶部14dの区域情報更新回数及び連続未通知回数を初期化する(ステップ9〜10)
一方、ステップ3における比較の結果、前回区域情報記憶部14aから取得した区域情報と、最新区域情報とが一致していなかった場合、区域情報受信部11は、区域情報を前回受信した時点から区域情報を今回受信するまでの間に、セル間の移動があったと判断する。この場合、区域情報受信部11は、まず、カウンタ値記憶部14dの連続未通知回数を初期化する(ステップ11)。そして、カウンタ値記憶部14dの区域情報更新回数をインクリメントし(ステップ12)、その回数を確認する(ステップ13)。
区域情報更新回数を確認した結果、区域情報更新回数が予め決められた閾値以上であった場合、区域情報受信部11は、無線アクセス装置への存在区域登録要求の送信を存在区域登録要求送信部13に指示する(ステップ14)。このとき、存在区域登録要求の送信の指示とともに、最新区域情報も併せて送信する。
次に、区域情報受信部11は、最新区域情報を通知済み区域情報として通知済み区域情報記憶部14cに記憶させる(ステップ15)。また、カウンタ値記憶部14dの区域情報更新回数を初期化する(ステップ16)。
一方、ステップ13における確認の結果、区域情報更新回数が予め決められた閾値未満であった場合、区域情報受信部11は、存在区域登録要求の送信の指示を行わずに処理を終了する。
区域情報受信部11から存在区域登録要求の送信の指示を受けた存在区域登録要求送信部13は、最新区域情報を無線アクセス装置へ送信する。
ここで、上述した移動体端末1の存在区域登録要求の送信動作フローでは、区域情報更新回数に閾値を設け、存在区域登録要求を送信するかどうかの判断に区域情報更新回数を使用していた。しかし、この方法では、移動体端末1が特定の2セル間を行き来するようなケースや複数の無線アクセス装置から区域情報を受信するようなケースにおいて存在区域登録要求の送信が抑制できないことがある。これは、区域情報受信部11が区域情報更新回数をカウントするかどうかの判断を、前回受信した区域情報と今回受信した区域情報との比較によって行っているからである。
そこで、他の方法として、移動体端末1が無線アクセス装置から受信した区域情報の履歴を記憶し、履歴を記憶した回数を履歴登録数としてカウントし、履歴登録数が予め決められた区域情報更新回数の閾値以上になった場合、存在区域登録要求を送信する方法がある。
この方法では、受信した区域情報が既に記憶されている区域情報のいずれかと一致している場合、移動体端末1は、その受信した区域情報を記憶せず、履歴登録数としてカウントしない。よって、移動体端末1が特定の2セル間を行き来するようなケースや複数の無線アクセス装置から区域情報を受信するようなケースにおいては、区域情報を受信しても、その区域情報が履歴にあるため、履歴登録数としてカウントせず、移動体端末1が存在区域登録要求を送信することを抑制することができる。
図5は、図2に示した移動体通信システムにおける移動体端末1の他の構成例を示すブロック図である。
この構成では、存在区域登録処理部10は、上述した構成における前回区域情報記憶部14aの代わりに、区域情報履歴記憶部14fを有している。また、カウンタ値記憶部14dにて、履歴登録数を記憶している。
区域情報履歴記憶部14fは、区域情報受信部11が無線アクセス装置から受信した区域情報を蓄積している。
区域情報受信部11は、無線アクセス装置から受信した区域情報を区域情報履歴記憶部14fに記憶する場合、その受信した区域情報と既に記憶されている区域情報とを比較し、受信した区域情報が既に区域情報履歴記憶部14fに存在しているときは、その無線アクセス装置から受信した区域情報を記憶しない。
一方、無線アクセス装置から受信した区域情報が区域情報履歴記憶部14fに記憶されていない場合、区域情報受信部11は、その無線アクセス装置から受信した区域情報を区域情報履歴記憶部14fに記憶し、カウンタ値記憶部14dの履歴登録数をインクリメントする。
以下に、上記のように構成された移動体通信システムにおいて、移動体端末1が履歴登録数を存在区域登録要求の送信の判断に利用する場合の動作について説明する。
図6は、図5に示した移動体端末1の動作を説明するためのフローチャートであり、移動体端末1が存在区域登録要求を送信する場合の動作を示している。
まず、移動体端末1の区域情報受信部11は、信号送受信インタフェース30を介して無線アクセス装置から区域情報を受信する。
次に、区域情報受信部11は、無線アクセス装置から受信した区域情報を最新区域情報として最新区域情報記憶部14bに記憶する(ステップ51)。
そして、区域情報受信部11は、無線アクセス装置から受信した最新区域情報を区域情報履歴記憶部14fから検索し(ステップ52)、最新区域情報が区域情報履歴記憶部14fに存在しているかどうか確認する(ステップ53)。
最新区域情報が区域情報履歴記憶部14fに存在しているかどうかを確認した結果、区域情報履歴記憶部14fに最新区域情報が存在した場合、区域情報受信部11は、通知済み区域情報記憶部14cから通知済み区域情報を取得し、取得した通知済み区域情報と最新区域情報とを比較する(ステップ54)。
取得した通知済み区域情報と最新区域情報とを比較した結果、それらが一致する場合は、カウンタ値記憶部14dの連続未通知回数を初期化し(ステップ55)、存在区域登録要求の送信の指示を行わずに処理を終了する。
一方、ステップ54において、取得した通知済み区域情報と最新区域情報とを比較した結果、通知済み区域情報記憶部14cから取得した通知済み区域情報と、最新区域情報とが一致しない場合、区域情報受信部11は、カウンタ値記憶部14dの連続未通知回数をインクリメントし(ステップ56)、その回数を確認する(ステップ57)。
連続未通知回数を確認した結果、連続未通知回数が予め決められた閾値以上であった場合、区域情報受信部11は、無線アクセス装置への存在区域登録要求の送信を存在区域登録要求送信部13に指示する(ステップ58)。このとき、存在区域登録要求の送信の指示とともに、最新区域情報も併せて送信する。
次に、区域情報受信部11は、最新区域情報を通知済み区域情報として通知済み区域情報記憶部14cに記憶させる(ステップ59)。そして、区域情報履歴記憶部14fに記憶されている区域情報履歴と、カウンタ値記憶部14dの履歴登録数とを初期化する(ステップ60〜61)。また、カウンタ値記憶部14dの連続未通知回数を初期化する(ステップ62)。
一方、ステップ53にて最新区域情報が区域情報履歴記憶部14fに存在しているか確認した結果、区域情報履歴記憶部14fに最新区域情報が存在しなかった場合、区域情報受信部11は、最新区域情報を区域情報履歴記憶部14fに登録し(ステップ63)、カウンタ値記憶部14dの履歴登録数をインクリメントする(ステップ64)。
次に、カウンタ値記憶部14dの連続未通知回数を初期化する(ステップ65)。
そして、区域情報受信部11は、カウンタ値記憶部14dの履歴登録数と予め決められた区域情報更新回数の閾値とを比較する(ステップ66)。
カウンタ値記憶部14dの履歴登録数と予め決められた区域情報更新回数の閾値とを比較した結果、履歴登録数が予め決められた区域情報更新回数の閾値以上であった場合、区域情報受信部11は、無線アクセス装置への存在区域登録要求の送信を存在区域登録要求送信部13に指示する(ステップ67)。このとき、存在区域登録要求の送信の指示とともに、最新区域情報も併せて送信する。
次に、区域情報受信部11は、最新区域情報を通知済み区域情報として通知済み区域情報記憶部14cに記憶させる(ステップ68)。そして、区域情報履歴記憶部14fに記憶されている区域情報履歴と、カウンタ値記憶部14dの履歴登録数とを初期化する(ステップ69〜70)。
区域情報受信部11から存在区域登録要求の送信の指示を受けた存在区域登録要求送信部13は、最新区域情報を無線アクセス装置へ送信する。
このように、上述した2つの方法において、移動体端末は、無線アクセス装置から受信した区域情報と、自身が記憶している存在区域情報とが異なっても、すぐには存在区域登録要求を無線アクセス装置へ送信しない。このことにより、移動体端末からの存在区域登録要求の送信を抑制することができ、移動体通信システムのネットワーク側において、移動体端末の存在区域登録のための処理負荷を軽減することができる。
次に、図2に示した端末制御装置100の構成について説明する。
図7は、図2に示した移動体通信システムにおける端末制御装置100の一構成例を示すブロック図である。
端末制御装置100は図7に示すように、存在区域登録・呼び出し処理部110と、信号送受信インタフェース120とを備えている。
存在区域登録・呼び出し処理部110は、呼び出し信号受信部111と、呼び出し信号送信部112と、呼び出し応答受信部113と、存在区域登録要求受信部114と、呼び出し応答待ちタイマ部115と、呼び出し先セル情報記憶部116と、端末区域情報記憶部117と、セル相関記憶部118とを備えている。
呼び出し信号受信部111は、移動体端末からの呼び出し信号を受信し、呼び出し信号送信部112に対し、呼び出し信号を送信する処理を起動するように要請する。以下、呼び出し信号を送信する処理を呼び出し信号送信処理ということとする。なお、移動体端末からの呼び出し信号には、呼び出し対象となる移動体端末を識別するための端末IDが含まれている。呼び出し信号受信部111は、呼び出し信号送信部112に対して呼び出し信号処理の起動を要請する時に、受信した端末IDを呼び出し信号送信部112へ送信する。
呼び出し信号送信部112は、呼び出し対象となる移動体端末の存在区域情報、セル相関関係、呼び出し先セル情報から、呼び出し信号を送信するセルを決定し、そのセルを有する無線アクセス装置への呼び出し信号の送信、応答待ちタイマの起動及び呼び出し先セルの情報更新を行う。また、移動体端末側に設定されている区域情報更新回数の閾値を記憶しており、呼び出し対象の移動体端末への呼び出し回数を決定する。呼び出し信号送信部112の動作の詳細については、後述する動作フローにて説明する。
呼び出し応答受信部113は、呼び出し対象の移動体端末からの呼び出し信号の応答を受信すると、呼び出し応答待ちタイマ部115へタイマの停止を指示するとともに、呼び出し先セル情報記憶部116の呼び出し先セルの情報を初期化する。
存在区域登録要求受信部114は、移動体端末からの存在区域登録要求を受信し、端末区域情報記憶部117に記憶されている当該移動体端末の存在区域情報(存在しているセル名)の更新を行う。
呼出応答待ちタイマ部115は、呼び出し信号送信部112からの指示でタイマを起動する。また、呼び出し応答受信部113からのタイマ停止の指示を待ち受け、設定された時間内にタイマ停止の指示を受けなかった場合、呼び出し信号送信部112に対し、呼び出し信号送信処理の起動を要請する。その際、呼出応答待ちタイマ部115は、タイマ停止の指示を受けなかった呼び出しに対応する移動体端末の端末IDを呼び出し信号送信部112へ送信する。
呼び出し先セル情報記憶部116は、呼び出し対象となる移動体端末の端末IDと、呼び出しを行ったセルと、呼び出しを行った回数とを対応づけて記憶する。これらは、呼び出し先セル情報テーブルに記憶される。呼び出し先セル情報テーブルについては、後述する動作フローで説明する。
端末区域情報記憶部117は、存在区域登録要求受信部114からの通知により、端末ID毎に、存在区域情報を記憶する。
セル相関記憶部118は、各セルの相関関係を示すセル相関テーブルを有している。
セル相関テーブルについては、後述する動作フローで説明する。
以下に、上記のように構成された移動体通信システムにおいて、端末制御装置100の動作について説明する。
図8は、図2に示した端末制御装置100の動作を説明するためのフローチャートであり、呼び出し信号送信処理が起動された場合の呼び出し信号送信部112の動作を示している。
呼び出し信号送信処理は、呼び出し信号受信部111が呼び出し信号を受信した場合、または、呼び出し信号応答待ちタイマ部115がタイマ満了を検知した場合に、呼び出し信号受信部111または呼び出し信号応答待ちタイマ部115から呼び出し信号送信部112へ起動を要請することにより起動される。
呼び出し信号送信部112は、まず、呼び出し信号送信処理の起動の要請が呼び出し信号受信部111からの要請なのか、呼び出し応答待ちタイマ部115からの要請なのかを判断する(ステップ101)。
呼び出し信号送信処理の起動の要請が呼び出し信号受信部111からの要請であった場合、呼び出し信号送信部112は、起動の要請とともに呼び出し信号受信部111から送信された呼び出し対象の移動体端末の端末IDを受信する。
呼び出し信号受信部111から送信された端末IDを受信した呼び出し信号送信部112は、受信した端末IDに対応づけられて端末区域記憶部117に記憶されている呼び出し対象となる移動体端末が存在しているセル名を取得する(ステップ102)。
次に、呼び出し信号送信部112は、セル相関記憶部118のセル相関テーブルを検索し、呼び出し対象の移動体端末が存在しているセル名から、隣接するセル名を取得する。
図9は、図7に示したセル相関記憶部118が有しているセル相関テーブル118aの一構成例を示す図である。
図7に示したセル相関記憶部118が有しているセル相関テーブル118aは図9に示すように、セル名カラム118bと、隣接セル名カラム118cとを有しており、セル名カラム118bに書き込まれているセルに隣接しているセルが隣接セル名カラム118cに書き込まれている。
例えば、ステップ102で取得したセル名が“a”であった場合、呼び出し信号送信部112が取得するセル名は“b”及び“i”となる。
次に、呼び出し信号送信部112は、端末区域情報記憶部117から取得した呼び出し対象の移動体端末が存在しているセルを有する無線アクセス装置と、セル相関テーブル118aから取得した呼び出し対象の移動体端末が存在しているセルに隣接するセルを有する無線アクセス装置とに対して呼び出し信号の送信を行う(ステップ103)。
そして、ステップ103にて呼び出し信号を送信したセル名を呼び出し対象の移動体端末の端末IDと対応づけて呼び出し先セル情報記憶部116に記憶する(ステップ104)。
図10は、図7に示した呼び出し先セル情報記憶部116が有している呼び出し先セル情報テーブル116aの一構成例を示す図である。
図7に示した呼び出し先セル情報記憶部116が有している呼び出し先セル情報テーブル116aは、端末IDカラム116bと、呼び出し回数カラム116cと、呼び出し先セル名カラム116dとを有している。
呼び出し信号送信部112は、呼び出し信号受信部111が受信した呼び出しに対し、呼び出し対象となっている移動体端末に呼び出しを行った回数を呼び出し対象の移動体端末の端末IDと、呼び出し先セルとに対応づけて呼び出し先セル情報テーブル116aに格納する。
例えば、ステップ103にて呼び出し信号の送信を行ったセルがセルa,セルb及びセルiであった場合、呼び出し対象の移動体端末の端末IDを1111すると、端末IDカラム116bに“1111”を格納し、呼び出し回数カラム116cには第1回目の呼び出しであるので“1”を格納し、呼び出し先セル名カラム116dには“a”,“b”及び“i”を格納する。
次に、呼び出し応答待ちタイマ部115の呼び出し応答待ちタイマを呼び出し対象の移動体端末のIDと対応づけて起動する(ステップ105)。
一方、ステップ101において、呼び出し信号送信処理の起動の要請が呼び出し応答待ちタイマ部115からの要請であった場合、呼び出し信号送信部112は、起動の要請とともに呼び出し応答待ちタイマ部115から送信された呼び出し対象の移動体端末の端末IDを受信し、呼び出し先セル情報記憶部116からその端末IDに対応する前回呼び出したセルの情報を取得し(ステップ106)、呼び出し対象の移動体端末が存在し得る全セルへの呼び出しを実施済みかどうかを確認する(ステップ107)。
ここで、呼び出し対象となっている移動体端末が存在しうる全セルへの呼び出しを実施済みかどうかの判断は、移動体端末側に設定されている区域情報更新回数の閾値を利用して実施する。
例えば、移動体端末側に設定される区域情報更新回数の閾値が5に設定されている場合、ネットワーク側で移動体端末から区域登録要求を受信している区域と実際に移動体端末が存在する区域との間に最大5セル分の距離が存在するため、5セル分の範囲に対して呼び出し信号の送信を実施した時点で、呼び出し信号送信部112は、移動体端末が存在しうる全セルへの呼び出しを実施済みと判断する。ここで、ステップ103において、隣接するセルへも呼び出し信号を送信しており、すでに2セル分の範囲に対して呼び出しを行っているので、区域情報更新回数の閾値が5に設定されている場合はあと3回呼び出し信号送信処理を行うこととなる。
具体的には、ステップ107において、呼び出し信号送信部112は、呼び出し先セル情報テーブル116aの端末IDカラム116bから、呼び出し応答待ちタイマ部115から送信された端末IDに対応する呼び出し回数カラム116cの値を確認する。
呼び出し回数カラム116cの値を確認した結果、呼び出し回数カラム116cの値が自身が記憶している区域情報更新回数の閾値から1を引いた値未満であった場合、呼び出し信号送信部112は、ステップ106にて取得したセル名から、セル相関テーブル118aの隣接セル名カラム118cを検索し、前回呼び出しを行ったセルに隣接するセルのセル名を取得する。
次に、呼び出し信号送信部112は、前回呼び出しを行ったセルを持つ無線アクセス装置と、セル相関テーブル118aから取得したセルを有する無線アクセス装置とに対して呼び出し信号の送信を行う(ステップ108)。そして、呼び出し信号を送信したセル名を呼び出し対象となる移動体端末の端末IDと対応づけて呼び出し先セル情報記憶部116に記憶し(ステップ109)、呼び出し応答待ちタイマ部115の呼び出し応答待ちタイマを呼び出し対象の移動体端末の端末IDと対応づけて起動する(ステップ110)。
上述したステップ101及びステップ106〜110の処理が、呼び出し応答待ちタイマ部115からの起動要請で繰り返される。
一方、ステップ107において呼び出し対象の移動体端末が存在し得る全セルへの呼び出しを実施済みかどうかを確認した結果、呼び出し回数カラム116cの値が自身が記憶している区域情報更新回数の閾値から1を引いた値以上であった場合、呼び出し信号送信部112は、呼び出し対象の端末が電源OFFの状態または圏外に存在するものと判断する。そして、呼び出し先セル情報記憶部116に記憶されている当該呼び出し対象の移動体端末の呼び出し先セル情報テーブル116aの情報を初期化して処理を終了する(ステップ111)。
この繰り返し動作の間に、呼び出し応答受信部113が呼び出し対象の移動体端末から呼び出し応答を受信すると、呼び出し応答受信部113は、呼び出し応答待ちタイマ部115に対し、タイマの停止を指示し、呼び出し先セル情報記憶部116に記憶されている呼び出し対象の移動体端末の呼び出し先情報を初期化して処理が終了する。
このように本形態では、端末制御装置にて、セルよりも広い範囲で移動体端末の呼び出しを行っているため、移動体端末への呼び出しと当該移動体端末のセルの移動が競合する場合でも移動体端末呼び出しの失敗の確率を低減することができる。
なお、セルの大きさや形状は、セル構成により異なる場合があるため、移動体端末の移動距離と存在区域登録変更回数とが比例しないケースが存在しうる。そのようなケースへの対応として、必ずしも無線アクセス装置が送信する区域情報をセル単位でユニークとするのではなく、セルの構成に合わせて複数のセルへ同一区域情報を送信する方法がある。
図11は、セルの大きさや形状に応じた、区域情報の送信単位の設定方法の一例を示す図である。図11に示した例では、各セルの大きさや形状が異なるため、区域情報Aを送信する領域を3セル分、区域情報Bを送信する領域を5セル分とすることにより、区域情報送信範囲の大きさのばらつきを軽減している。同一区域情報送信範囲を大きくしすぎると、本発明の効果が薄れるため、同一区域情報送信範囲は極力小さくすることが望ましい。
また、移動体端末での区域情報の受信処理は常時動作ではなく、周期起動とする方法も考えられる。具体的には、「区域情報受付開始→区域情報受信処理→一定時間区域情報受付停止」を繰り返す。また、区域情報受付開始後、区域情報を受信するまでは、受付開始状態を継続し、受信処理終了後に一定時間受け付けを停止するようにしてもよい。
また、本発明においては、移動体端末内または端末制御装置内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを移動体端末または端末制御装置にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを移動体端末または端末制御装置に読み込ませ、実行するものであっても良い。移動体端末または端末制御装置にて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、移動体端末または端末制御装置に内蔵されたHDDなどを指す。
本発明における、移動体通信システムのセルのイメージを示したものであり、本発明の特徴の概要を説明するための図である。 本発明の移動体通信システムの実施の一形態を示す図である。 図2に示した移動体通信システムにおける移動体端末の一構成例を示すブロック図である。 図3に示した移動体端末の動作を説明するためのフローチャートであり、移動体端末が存在区域登録要求を送信する場合の動作を示している。 図2に示した移動体通信システムにおける移動体端末の他の構成例を示すブロック図である。 図5に示した移動体端末の動作を説明するためのフローチャートであり、移動体端末が存在区域登録要求を送信する場合の動作を示している。 図2に示した移動体通信システムにおける端末制御装置の一構成例を示すブロック図である。 図2に示した端末制御装置の動作を説明するためのフローチャートであり、呼び出し信号送信処理が起動された場合の呼び出し信号送信部の動作を示している。 図7に示したセル相関記憶部が有しているセル相関テーブルの一構成例を示す図である。 図7に示した呼び出し先セル情報記憶部が有している呼び出し先セル情報テーブルの一構成例を示す図である。 セルの大きさや形状に応じた、区域情報の送信単位の設定方法の一例を示す図である。 移動体通信システムの一構成例を示す図である。 移動体通信システムのエリアとセルのイメージを示したものである。
符号の説明
1,2 移動体端末
10 存在区域登録処理部
11 区域情報受信部
12 制御信号受信部
13 存在区域登録要求送信部
14 記憶部群
14a 前回区域情報記憶部
14b 最新区域情報記憶部
14c 通知済み区域情報記憶部
14d カウンタ値記憶部
14e 閾値情報記憶部
14f 区域情報履歴記憶部
20 他信号処理部
30 信号送受信インタフェース
100,400 端末制御装置
110 存在区域登録・呼び出し処理部
111 呼び出し信号受信部
112 呼び出し信号送信部
113 呼び出し応答受信部
114 存在区域登録要求受信部
115 呼び出し応答待ちタイマ部
116 呼び出し先セル情報記憶部
116a 呼び出し先セル情報テーブル
116b 端末ID
116c 呼び出し回数
116d 呼び出し先セル名
117 端末区域情報記憶部
118 セル相関記憶部
118a セル相関テーブル
118b セル名カラム
118c 隣接セル名カラム
200−1〜200−2,500−1〜500−2 ルーティング装置
300−1〜300−5,600−1〜600−5 無線アクセス装置

Claims (14)

  1. 通信可能な範囲となるセルを具備し、該セルを識別可能となる区域情報を送信する無線アクセス装置と、
    前記無線アクセス装置から区域情報を受信した場合、該区域情報を示す存在区域登録要求を自身の端末IDとともに送信する移動体端末と、
    前記移動体端末から送信された前記存在区域登録要求を受信すると該存在区域登録要求に示された区域情報と前記端末IDとを対応づけて記憶しておき、前記移動体端末への呼び出し信号を受信した場合、該呼び出し信号に含まれている端末IDに対応づけて記憶された区域情報によって識別されるセルを具備する無線アクセス装置へ呼び出し信号を送信する端末制御装置とを有し、
    前記無線アクセス装置は、前記呼び出し信号を受信した場合、自身が具備するセルに前記呼び出し信号を送信する移動体通信システムにおいて、
    前記移動体端末は、受信した区域情報を記憶しておき、新たに受信した区域情報が既に記憶された区域情報と異なっていた場合、記憶された区域情報を更新するとともに、前記区域情報を更新した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する移動体通信システム。
  2. 請求項1に記載の移動体通信システムにおいて、
    前記移動体端末は、該移動体端末が送信した最新の存在区域登録要求に示された区域情報である通知済み区域情報以外の同じ区域情報を連続して前記無線アクセス装置から受信した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する移動体通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の移動体通信システムにおいて、
    前記端末制御装置は、前記セルの位置関係を保持し、呼び出し対象となる移動体端末の端末IDに対応づけて記憶された区域情報に基づいて該区域情報によって識別されるセルを具備する無線アクセス装置と、前記セルの周囲に位置するセルを具備する無線アクセス装置とに呼び出し信号を送信する移動体通信システム。
  4. 請求項3に記載の移動体通信システムにおいて、
    前記呼び出し対象となる移動体端末は、自身の端末IDを含む呼び出し信号を前記無線アクセス装置から受信すると応答信号を前記端末制御装置へ送信し、
    前記端末制御装置は、前記呼び出し信号を送信した無線アクセス装置が具備するセルを呼び出し対象の移動体端末の端末IDと対応づけて呼び出し済みセルとして記憶しておき、前記呼び出し信号の送信後、予め決められた時間を経過しても前記呼び出し対象となる移動体端末から応答信号を受信しなかった場合、該移動体端末の端末IDと対応づけて記憶されている前記呼び出し済みセルを具備する無線アクセス装置と、前記呼び出し済みセルの周辺に位置するセルを具備する無線アクセス装置とに呼び出し信号を送信する移動体通信システム。
  5. 請求項4に記載の移動体通信システムにおいて、
    前記端末制御装置は、呼び出し対象となる移動体端末への呼び出し回数を呼び出し対象の移動体端末の端末IDと対応づけて記憶しておき、前記呼び出し信号の送信後、予め決められた時間を経過しても呼び出し対象となる移動体端末から前記応答信号を受信しなかった場合、該移動体端末の端末IDと対応づけて記憶されている前記呼び出し回数が予め決められた閾値以上になるまで、前記呼び出し対象となる移動体端末の端末IDと対応づけて記憶されている前記呼び出し済みセルを具備する無線アクセス装置と、前記呼び出し済みセルの周辺に位置するセルを具備する無線アクセス装置とに呼び出し信号を送信する移動体通信システム。
  6. 通信可能な範囲となるセルを具備し、該セルを識別可能となる区域情報を送信する無線アクセス装置から区域情報を受信した場合、該区域情報を示す存在区域登録要求を自身の端末IDとともに送信する移動体端末において、
    受信した区域情報を記憶しておき、新たに受信した区域情報が既に記憶された区域情報と異なっていた場合、記憶された区域情報を更新するとともに、前記区域情報を更新した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する移動体端末。
  7. 請求項6に記載の移動体端末において、
    送信済みの存在区域登録要求のうち最新の存在区域登録要求に示された区域情報である通知済み区域情報以外の同じ区域情報を連続して前記無線アクセス装置から受信した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する移動体端末。
  8. 通信可能な範囲となるセルを具備し、該セルを識別可能となる区域情報を送信する無線アクセス装置と、前記無線アクセス装置から区域情報を受信した場合、該区域情報を示す存在区域登録要求を自身の端末IDとともに送信する移動体端末と、前記セルの位置関係を保持し、前記移動体端末から送信された前記存在区域登録要求を受信すると該存在区域登録要求に示された区域情報と端末IDとを対応づけて記憶しておき、前記移動体端末への呼び出し信号を受信した場合、該呼び出し信号に含まれている端末IDに対応づけて記憶された区域情報によって識別されるセルを具備する無線アクセス装置へ呼び出し信号を送信する端末制御装置とを有し、前記無線アクセス装置は、前記呼び出し信号を受信した場合、自身が具備するセルに前記呼び出し信号を送信し、前記移動体端末は、自身の端末IDを含む呼び出し信号を前記無線アクセス装置から受信した場合、応答信号を前記端末制御装置へ送信する移動体通信システムにおける移動体通信方法であって、
    前記移動体端末が、受信した区域情報を記憶しておき、新たに受信した区域情報が既に記憶された区域情報と異なっていた場合、記憶された区域情報を更新するとともに、前記区域情報を更新した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する処理を有する移動体通信方法。
  9. 請求項8に記載の移動体通信方法において、
    前記移動体端末が、該移動体端末が送信した最新の存在区域登録要求に示された区域情報である通知済み区域情報以外の同じ区域情報を連続して前記無線アクセス装置から受信した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する処理を有する移動体通信方法。
  10. 請求項8または請求項9に記載の移動体通信方法において、
    前記端末制御装置が、呼び出し対象となる移動体端末の端末IDに対応づけて記憶された区域情報に基づいて該区域情報によって識別されるセルを具備する無線アクセス装置と、前記セルの周辺に位置するセルを具備する無線アクセス装置とに呼び出し信号を送信する処理を有する移動体通信方法。
  11. 請求項10に記載の移動体通信方法において、
    前記端末制御装置が、前記呼び出し信号を送信した無線アクセス装置が具備するセルを呼び出し対象の移動体端末の端末IDと対応づけて呼び出し済みセルとして記憶しておき、呼び出し信号の送信後、予め決められた時間を経過しても前記呼び出し対象となる移動体端末から前記応答信号を受信しなかった場合、該移動体端末の端末IDと対応づけて記憶されている前記呼び出し済みセルを具備する無線アクセス装置と、前記呼び出し済みセルの周辺に位置するセルを具備する無線アクセス装置とに呼び出し信号を送信する処理を有する移動体通信方法。
  12. 請求項11に記載の移動体通信方法において、
    前記端末制御装置が、呼び出し対象となる移動体端末への呼び出し回数を呼び出し対象の移動体端末の端末IDと対応づけて記憶しておき、前記呼び出し信号の送信後、予め決められた時間を経過しても呼び出し対象となる移動体端末から前記応答信号を受信しなかった場合、該移動体端末の端末IDと対応づけて記憶されている前記呼び出し回数が予め決められた閾値以上になるまで、前記呼び出し対象となる移動体端末の端末IDと対応づけて記憶されている前記呼び出し済みセルを具備する無線アクセス装置と、前記呼び出し済みセルの周辺に位置するセルを具備する無線アクセス装置とに呼び出し信号を送信する処理を有する移動体通信方法。
  13. 通信可能な範囲となるセルを具備し、該セルを識別可能となる区域情報を送信する無線アクセス装置から区域情報を受信した場合、該区域情報を示す存在区域登録要求を自身の端末IDとともに送信する移動体端末に、
    受信した区域情報を記憶しておき、新たに受信した区域情報が既に記憶された区域情報と異なっていた場合、記憶された区域情報を更新するとともに、前記区域情報を更新した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する機能を実現させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムにおいて、
    送信済みの存在区域登録要求のうち最新の存在区域登録要求に示された区域情報である通知済み区域情報以外の同じ区域情報を連続して前記無線アクセス装置から受信した回数が予め決められた閾値以上となった場合に前記存在区域登録要求を送信する機能を実現させるためのプログラム。
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