JP4405298B2 - 無線通信装置及び基地局検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、無線LAN(Local Area Network:構内通信網)方式に基づいて基地局に接続することが可能な無線通信装置、及びその様な無線通信装置において基地局を検出するための基地局検出方法に関する。
この様な無線通信装置として、例えば、特許文献1に開示される無線通信装置が挙げられる(以下、「従来の無線通信装置」と称する)。係る従来の無線通信装置は、無線通信ネットワーク内のアクセスポイントを経由する通信モード、及びクライアント機器と直接通信を行う通信モードを有しており、無線通信ネットワークに接続する際には、先ずアクセスポイントがあるかを判断手段により判断し、アクセスポイントがないと判断された場合には、クライアント機器と直接通信を行うことによって、無線通信ネットワークに接続が可能であるとされている。
一方、例えば、有線通信によって広域ネットワークに接続されているアクセスポイントに対し、契約者が無線LAN方式による接続を行うことによって、係る広域ネットワークへの接続を可能とするサービスが、多数の事業者によって提供されている。この様な事業者と契約して係る広域ネットワークへ接続する場合には、事業者が設置したアクセスポイントを検出する必要があるが、従来の無線通信装置では、特定のアクセスポイントを検出するための検出用信号を発信して、その応答信号に基づいて周囲に存在するアクセスポイントを検出している。
特開2002−330142号公報
しかしながら、係る従来の無線通信装置は、以下に示す問題点を有する。
即ち、前述の検出用信号によってアクセスポイントを検出する場合、契約した事業者の数だけ検出処理を繰り返す必要があり多大な処理時間が必要となる。また、無線LANの規格によって規定される、事業者の別に因らない共通の検出用信号を用いることによって、周囲に存在するアクセスポイントを同時に検出することも可能であるが、セキュリティの面から、係る共通の検出用信号に対しては自身の存在を知らせないアクセスポイントがあり、検出漏れが発生する可能性がある。結局、検出漏れが生じない様にアクセスポイントを検出するには、アクセスポイントを特定して個別に検出処理を行うしかなく、迅速なアクセスポイント検出は実質上不可能であるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば、上述した事情に鑑みてなされたものであり、接続可能な基地局を効率的に検出可能な無線通信装置、及び基地局検出方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の無線通信装置は、所定の規格に基づく基地局に対し、無線通信手段を介して前記所定の規格に基づく無線接続が可能な無線通信装置であって、前記所定の規格に基づいて前記基地局に個別に付与される識別情報を、接続対象となる前記基地局に対応付けて記憶する記憶手段と、前記無線通信手段を介して、前記識別情報を特定することなく前記所定の規格に基づく全ての基地局を検出対象とする第1の検出用信号を送信すると共に、前記全ての基地局のうち前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局から前記第1の検出用信号に応答して送信される、前記識別情報を含む応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第1の検出モード、前記所定の規格に基づく基地局から所定の時間間隔で送信される、前記識別情報を含む報知信号を、前記無線通信手段を介して受信すると共に、前記報知信号に基づいて前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第2の検出モード、前記識別情報を特定することで前記全ての基地局のうち特定の基地局を検出対象とする第2の検出用信号を、前記無線通信手段を介して送信すると共に、前記第2の検出用信号に応答して前記特定の基地局から送信される前記応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に前記特定の基地局が存在するか否かを検出することが可能な第3の検出モードを有する基地局検出手段とを具備し、前記記憶手段は更に、前記接続対象となる基地局の夫々が前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局であるか否かを表す参照情報を、前記識別情報と対応付けて記憶し、前記基地局検出手段は、基地局検出に際し、前記第1又は第2の検出モードを実行すると共に、前記接続対象となる基地局のうち前記実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず、且つ前記記憶された参照情報により前記第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定する前記第3の検出モードを実行することを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項に記載の基地局検出方法は、所定の規格に基づく基地局に対し、無線通信手段を介して前記所定の規格に基づく無線接続が可能な無線通信装置における基地局検出方法であって、前記所定の規格に基づいて前記基地局に個別に付与される識別情報を、接続対象となる前記基地局に対応付けて記憶する記憶工程と、前記無線通信手段を介して、前記識別情報を特定することなく前記所定の規格に基づく全ての基地局を検出対象とする第1の検出用信号を送信すると共に、前記全ての基地局のうち前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局から前記第1の検出用信号に応答して送信される、前記識別情報を含む応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第1の検出モードを実行する工程と、前記所定の規格に基づく基地局から所定の時間間隔で送信される、前記識別情報を含む報知信号を、前記無線通信手段を介して受信すると共に、前記報知信号に基づいて前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第2の検出モードを実行する工程と、前記識別情報を特定することで前記全ての基地局のうち特定の基地局を検出対象とする第2の検出用信号を、前記無線通信手段を介して送信すると共に、前記第2の検出用信号に応答して前記特定の基地局から送信される前記応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に前記特定の基地局が存在するか否かを検出することが可能な第3の検出モードを実行する工程とを具備し、前記記憶工程は更に、前記接続対象となる基地局の夫々が前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局であるか否かを表す参照情報を、前記識別情報と対応付けて記憶する工程を含み、基地局検出に際し、前記第1又は第2の検出モードを実行する工程が行われ、前記接続対象となる基地局のうち前記実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず、且つ前記記憶された参照情報により前記第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定する前記第3の検出モードを実行する工程が行われることを特徴とする。
<無線通信装置の実施形態>
無線通信装置の実施形態は、所定の規格に基づく基地局に対し、無線通信手段を介して前記所定の規格に基づく無線接続が可能な無線通信装置であって、前記所定の規格に基づいて前記基地局に個別に付与される識別情報を、接続対象となる前記基地局に対応付けて記憶する記憶手段と、前記無線通信手段を介して、前記識別情報を特定することなく前記所定の規格に基づく全ての基地局を検出対象とする第1の検出用信号を送信すると共に、前記全ての基地局のうち前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局から前記第1の検出用信号に応答して送信される、前記識別情報を含む応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第1の検出モード、前記所定の規格に基づく基地局から所定の時間間隔で送信される、前記識別情報を含む報知信号を、前記無線通信手段を介して受信すると共に、前記報知信号に基づいて前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第2の検出モード、前記識別情報を特定することで前記全ての基地局のうち特定の基地局を検出対象とする第2の検出用信号を、前記無線通信手段を介して送信すると共に、前記第2の検出用信号に応答して前記特定の基地局から送信される前記応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に前記特定の基地局が存在するか否かを検出することが可能な第3の検出モードを有する基地局検出手段とを具備し、前記記憶手段は更に、前記接続対象となる基地局の夫々が前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局であるか否かを表す参照情報を、前記識別情報と対応付けて記憶し、前記基地局検出手段は、基地局検出に際し、前記第1又は第2の検出モードを実行すると共に、前記接続対象となる基地局のうち前記実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず、且つ前記記憶された参照情報により前記第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定する前記第3の検出モードを実行することを特徴とする。
無線通信装置の実施形態によれば、第1の検出モードによる基地局検出の実行時には、識別情報を特定することなく、所定の規格に基づく全ての基地局を検出対象とする第1の検出用信号が、無線通信手段を介して送信される。すると、予めこの第1の検出用信号に応答するように設定された基地局から、この送信された第1の検出用信号に応答して送信される応答信号が無線通信手段を介して受信される。この応答信号には、基地局に個別に付与された識別情報が含まれており、この応答信号と、記憶手段に記憶された接続対象となる基地局の識別情報とを参照することにより、無線通信手段の通信範囲内に接続可能な基地局が存在するか否かを検出することが可能となる。また、この第1の検出用信号は、所定の規格に基づく基地局に共通であるから、一度第1の検出モードによる基地局検出を実行すれば、通信範囲内に存在する基地局を基本的には同時に検出可能である。
また、無線通信装置の実施形態によれば、第2の検出モードによる基地局検出の実行時には、基地局から所定の時間間隔で送信されてくる、識別情報を含んだ報知信号が受信される。ここで、第1の検出モードと第2の検出モードとは、無線通信装置から無線通信手段を介して検出用の信号を発信することによって基地局を能動的に(アクティブに)検出するのか、又は基地局から所定の時間間隔で発信される報知信号を、無線通信手段を介して受信することによって、基地局を受動的に(パッシブに)検出するのかという点において異なるが、対応する基地局は両者間で等しい。
更に、無線通信装置の実施形態によれば、第3の検出モードによる基地局検出の実行時には、特定の基地局を検出するための第2の検出用信号が無線通信手段を介して送信されると共に、この第2の検出用信号に応答して係る特定の基地局から送信される前述の応答信号に基づき、基地局が検出される。
ここで特に、記憶手段は、接続対象となる基地局について、識別情報だけでなく、この識別情報と対応付ける形で、第1の検出用信号に応答するように設定された基地局であるか否かを表す参照情報を記憶している。従って、第1の検出モードによる基地局検出を実行した結果、接続対象となる基地局が検出されない場合にも、それが、無線通信手段の通信範囲外にあるためなのか、セキュリティ等に起因して、第1の検出用信号に対応しない様に基地局側で設定されているためなのかを明確に識別することが可能となる。
ここで、基地局検出装置の実施形態によれば、第3の検出モードが、第1又は第2の検出モードと組み合わせて行われ、検出漏れのない効率的な基地局検出が可能となる。より具体的には、基地局検出手段は、基地局検出に際し、第1又は第2の検出モードを実行すると共に、接続対象となる基地局のうち実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず、且つ記憶された参照情報により第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定するための上述の第3の検出モードを実行する。このように基地局検出を行うと、一回の基地局検出に要する時間を短縮させることが可能となるため、検出漏れを生じさせることなく、それでいて効率的に基地局検出を行うことが可能となるのである。
無線通信手段の実施形態の一の態様では、前記無線通信装置は、前記無線通信手段を備える。
係る態様では、無線通信装置が無線通信手段を備えるので、無線通信装置が効率的に設置される。
無線通信装置の実施形態の他の態様では、前記記憶手段は、前記参照情報を更新可能に記憶する。
この態様によれば、参照情報が任意に更新可能であるから、状況に応じて適切に参照情報を設定することが可能となる。従って、基地局検出を効率的に行うことが可能となる。
無線通信装置の実施形態の他の態様では、前記第1の検出モード及び前記第2の検出モードのうち少なくとも一方による検出結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記参照情報を更新する参照情報更新手段を更に具備する。
この態様によれば、参照情報更新手段によって、第1の検出モード又は第2の検出モードによる基地局検出の結果に基づいて参照情報を更新することが可能となるから、基地局検出を更に効率良く行うことが可能である。
無線通信装置の実施形態の他の態様では、前記基地局検出手段は、前記基地局検出手段は、一回の基地局検出に際し、前記第1及び第2の検出モード、並びに前記接続対象となる基地局のうち過去に実行された前記第1又は第2の検出モードにより検出されず且つ前記記憶された参照情報により前記第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定する前記第3の検出モードのうち、何れか一つを選択的に実行する。
この態様によれば、一回の基地局検出処理に際し、第1の検出モード、第2の検出モード、又は接続対象となる基地局のうち過去に実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず且つ記憶された参照情報により第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定した第3の検出モードが実行される。このように基地局検出を行うと、一回の基地局検出に要する時間を短縮することが可能である。
<基地局検出方法の実施形態>
基地局検出方法の実施形態は、所定の規格に基づく基地局に対し、無線通信手段を介して前記所定の規格に基づく無線接続が可能な無線通信装置における基地局検出方法であって、前記所定の規格に基づいて前記基地局に個別に付与される識別情報を、接続対象となる前記基地局に対応付けて記憶する記憶工程と、前記無線通信手段を介して、前記識別情報を特定することなく前記所定の規格に基づく全ての基地局を検出対象とする第1の検出用信号を送信すると共に、前記全ての基地局のうち前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局から前記第1の検出用信号に応答して送信される、前記識別情報を含む応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第1の検出モードを実行する工程と、前記所定の規格に基づく基地局から所定の時間間隔で送信される、前記識別情報を含む報知信号を、前記無線通信手段を介して受信すると共に、前記報知信号に基づいて前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第2の検出モードを実行する工程と、前記識別情報を特定することで前記全ての基地局のうち特定の基地局を検出対象とする第2の検出用信号を、前記無線通信手段を介して送信すると共に、前記第2の検出用信号に応答して前記特定の基地局から送信される前記応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に前記特定の基地局が存在するか否かを検出することが可能な第3の検出モードを実行する工程とを具備し、前記記憶工程は更に、前記接続対象となる基地局の夫々が前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局であるか否かを表す参照情報を、前記識別情報と対応付けて記憶する工程を含み、基地局検出に際し、前記第1又は第2の検出モードを実行する工程が行われ、前記接続対象となる基地局のうち前記実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず、且つ前記記憶された参照情報により前記第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定する前記第3の検出モードを実行する工程が行われる
係る基地局検出方法によれば、記憶工程において、接続対象となる基地局が第1の検出モードを実行する工程において送信される第1の検出用信号に応答するように設定されているか否かを表す参照情報が記憶される。更に、上述の基地局検出装置の実施形態と同様に、基地局検出に際し、第1又は第2の検出モードを実行する工程が行われ、接続対象となる基地局のうち実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず、且つ記憶された参照情報により第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定する第3の検出モードを実行する工程が行われる。このため、効率的な基地局検出が可能となる。
基地局検出方法の実施形態の他の態様では、前記第1の検出モードを実行する工程及び前記第2の検出モードを実行する工程のうち少なくとも一方による基地局検出の結果に基づいて、前記参照情報を更新する参照情報更新工程を更に具備する。
この態様によれば、参照情報が、第1の検出モード及び第2の検出モードのうち少なくとも一方による基地局検出の結果に基づいて更新されるので、効率的な基地局検出が可能になる。
尚、この基地局検出方法の実施形態において、前記第3の検出モードを実行する工程は、前記接続対象となる基地局のうち前記実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず、且つ前記記憶された参照情報により前記第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の一部に対して実行されてもよい。
一回の基地局検出処理に要する時間を短縮したい場合には、例えば、接続対象となる基地局のうち実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず、且つ記憶された参照情報により第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の一部について第3の検出モードを実行し、次回の基地局検出処理の際に、係る基地局の他の一部について第3の検出モードを実行することにより、一回の検出処理に要する時間を短縮することが可能である。
以上説明したように、無線通信装置の実施形態によれば、記憶手段と基地局検出手段を具備するので、効率的に基地局検出を行うことが可能である。基地局検出方法の実施形態によれば、記憶工程と、第1の検出モードを実行する工程と、第2の検出モードを実行する工程と、第3の検出モードを実行する工程とを具備するので、効率的な基地局検出が可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
<A:無線通信システム100の構成>
始めに、本発明の実施例に係る無線通信装置の設置環境について、図1を参照して説明する。ここに、図1は、通信システム100の概念図である。
図1において、通信システム100は、インターネット200、ネットワーク210、ネットワーク220、ネットワーク230及び無線通信装置10からなる。
ネットワーク210、220及び230は、電話回線、ADSL回線、又は光ファイバケーブル等を利用した有線通信によってインターネット200に接続された、例えば、ホットスポット(登録商標)等の公衆インターネット接続サービスに基づいて運営されるネットワークである。ネットワーク210、220及び230は、夫々異なる事業者210A、220A及び230Aによって運営されており、各事業者によって利用を許可された無線通信装置にのみ開放されている。係る利用を許可された無線通信装置は、これらネットワークを介してインターネット200に接続することが可能である。
ここで、ネットワーク210の詳細について説明する。
ネットワーク210は、アクセス制御部211、及び複数のAP(アクセスポイント)212を備える。
アクセス制御部211は、ネットワーク210において、接続を要求する無線通信装置の認証、及び当該無線通信装置とインターネット200との間のアクセス制御等を行う。
AP212は、本発明に係る「基地局」の一例であり、本発明に係る「所定の規格」の一例たる「IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11b」によって規定される無線LAN方式に基づいて設置されたアクセスポイントである。AP212は、例えば、事業者210Aの運用形態に応じて、フランチャイズ飲食店の店舗、ホテルのロビー又は駅構内等に設置されている。ネットワーク210に接続を試みる機器は、AP212に対し、本実施例に係る無線LAN方式に従って接続を行う。
尚、ネットワーク210と同様に、ネットワーク220及びネットワーク230は、アクセス制御部221及び231、並びにAP222及び232を有する。
尚、本発明に係る「所定の規格」とは、上述したIEEE802.11b規格に限らず、IEEE802.11a規格であってもよいし、IEEE802.11g規格であってもよい。また、ネットワーク210、220及び230の形態は、係る公衆インターネット接続サービスに基づいて構築されるネットワークに限定されない。例えば、会社内や自宅内等の、限定されたエリアに構築されたネットワークであってもよい。また、必ずしもインターネット200へ接続されている必要もない。即ち、本発明に係る「基地局」とは、この様な商業目的のインターネット接続サービスに利用されるアクセスポイントに限らず、会社内又は自宅内等の限定されたエリアに構築されたネットワークへの接続を可能とするアクセスポイントであってもよい。
図1に戻って、無線通信装置10は、本発明に係る「無線通信装置」の一例であり、例えば、無線LANカードを備えたパーソナルコンピュータである。無線通信装置10は、事業者210A、220A及び230Aによって夫々ネットワーク210、220及び230への接続を許可されており、本実施例に係る無線LAN方式に基づいて夫々のネットワークに接続が可能である。即ち、AP212、AP222及びAP232は、本発明に係る「接続対象となる基地局」の一例である。
尚、無線通信装置10は、パーソナルコンピュータに限定されず、例えば、PDA、携帯型電話機、ポータブルAVビューア・プレーヤ、カーナビゲーション装置、カーマルチメディアシステム等、無線LAN方式によってネットワークに接続が可能な限りにおいて、その態様は限定されない。
<B:無線通信装置10の構成>
次に、無線通信装置10の構成について、図2を参照して説明する。ここに、図2は、無線通信装置10のブロック図である。
図2において、無線通信装置10は、制御部11、記憶部12、及び更新部13を備える。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を有し、無線通信装置10の動作を制御する。
記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)又はHDD(Hard Disk Drive)等、書き換え可能な記憶媒体であり、接続対象であるAP212、222及び232の、後述するANYスキャン可能フラグ等を記憶する。また、更新部13は、制御部11による制御に従って、記憶部12に記憶されたANYスキャン可能フラグを適宜更新する、本発明に係る「参照情報更新手段」の一例である。
また、無線通信装置10には、通信部14及び通信インタフェース15が接続されている。通信部14は、無線通信装置10に対し、本実施例に係る無線LAN方式に基づいて接続対象となるアクセスポイントへの接続を可能とする、本発明に係る「無線通信手段」の一例である。通信部14は、例えば、無線通信装置10がパーソナルコンピュータの場合、無線LANカード等がこれに相当する。通信インタフェース15は、通信部14と無線通信装置10とのインタフェースである。尚、通信部14は、無線通信装置に対して後付けされるものであっても、予め無線通信装置の一構成要素として備わるものであってもよい。例えば、前者は本実施例に示す無線LANカード等であり、後者は携帯型電話機等の送受信部等である。即ち、本発明に係る「無線通信装置」とは、自らに無線通信手段を備える形態、及び何らかの機能拡張によって基地局との通信が可能となる形態を含み、最終的に本発明に係る基地局に無線LAN接続が可能である機器を総称する概念である。
上記構成の下、制御部11による制御に従って、通信部14が本実施例に係る無線LAN方式に基づいた電波を送信又は受信することによって、無線通信装置10と、AP212、222及び232とが無線LAN接続される。また、無線通信装置10において制御部11は、所定のタイミング間隔で、又は指定されたタイミングで、通信部14を制御し、この通信部14を介して無線通信装置10の周囲に接続可能なアクセスポイントがあるか否かを検出する処理を行う、本発明に係る「基地局検出手段」の一例として機能する。
<C:接続設定用データベースの構成>
無線通信装置10において、記憶部12は、接続対象となるアクセスポイントである、AP212、222及び232に無線LAN接続を行う際に必要となるネットワーク情報を記憶している。このネットワーク情報は、記憶部12内の接続設定用データベース(以下、適宜「接続用DB」と称す)12aに保持されている。以下に、図3を参照して、接続用DB12aの詳細について説明する。ここに、図3は、接続用DB12aの模式図である。
図3において、接続用DB12aには、接続対象となるAP212、222及び232に対応するネットワーク情報210a、220a及び230aが保管されている。
ここで、ネットワーク情報について、ネットワーク情報210aを参照して説明する。
ネットワーク情報210aには、「ESS−ID」、「WEPキー」、「動作モード」、「優先順位」及び「ANYスキャン可能フラグ」の5項目が含まれる。
ESS−ID(Extended Service Set IDentification)は、本実施例に係る無線LAN規格に基づいてAP212に個別に設定された識別情報であり、本発明に係る「識別情報」の一例である。ESS−IDは、通常、事業者毎に共通であり、従って、AP212を特定するための識別情報は、即ちネットワーク210を特定するための識別情報と意味的には等価である。本実施例において、AP212には、「AAA」なるESS−IDが付与されている。
WEP(Wired Equivalent Privacy)キーは、無線通信装置10からAP212に無線LAN接続する際の暗号キーであり、本実施例において、「12345」なる値が設定されている。WEPキーと前述のESS−IDは、事業者210Aから何らかの形態で予め通知又は公開されており、接続対象となるアクセスポイントに無線LAN接続する際には、この2つの情報が必要となる。
動作モードは、無線LAN接続が行われる際の接続モードを示す情報であり、本実施例においては、インフラストラクチャモードが設定されている。インフラストラクチャモードとは、本実施例に係る無線LAN規格によって規定される、アクセスポイントを介した無線LAN接続の形態を指す。
優先順位は、接続可能なアクセスポイントが複数検出された場合の接続順位を規定する情報であり、例えば、AP212に対しては、最優先を示す「Very High」が設定されている。
ANYスキャン可能フラグは、本発明に係る「参照情報」の一例であり、AP212が、後述するANYスキャンに対応するアクセスポイントか否かを示す情報である。制御部11は、このANYスキャン可能フラグが「YES」であるアクセスポイントを、ANYスキャンに対応したアクセスポイント、また、「NO」であるアクセスポイントを、ANYスキャンに非対応のアクセスポイントであると判断する。
接続用DB12aには、上述したネットワーク情報が、接続対象となるアクセスポイントの全てについて記憶されている。また、何らかの形で接続対象となるアクセスポイントが増えた場合には、当該アクセスポイントに対応するネットワーク情報が接続用DB12aに登録される。
<D:アクセスポイント検出の概要>
無線通信装置10が、例えば、移動しながら何らかのアクセスポイントに無線LAN接続している場合、当該アクセスポイントの通信限界領域では、速やかに他の接続可能なアクセスポイントを検出する必要がある。無線通信装置10においては、制御部11が、アクセスポイント検出処理(以下、「AP検出処理」と称する)を実行することによって、一定の時間間隔でアクセスポイントの検出を行っている。以下に、図4を参照して、本実施例に係るAP検出処理の概要を説明する。ここに、図4は、APスキャンモードの概念図である。尚、同図においては、図面の煩雑化を防ぐため、無線通信装置に係る符号が省略されているが、同図に示される無線通信装置は、図2に示した無線通信装置10と等価である。
図4において、無線通信装置10は、3種類のAPスキャンモードを有する。即ち、ANYスキャンモード(図4(a))、特定スキャンモード(図4(b))及びパッシブスキャンモード(図4(c))である。
図4(a)において、制御部11は、通信部14を介してプローブリクエストと呼ばれるアクセスポイント検出用のパケットを発信する。このプローブリクエストには、前述のESS−IDが情報要素として含まれており、ANYスキャンモードでは、このESS−IDとして、本実施例に係る無線LAN規格に基づいたアクセスポイント全てに共通の値「ANY」(ESS−IDが「0」であるブロードキャストSS−IDと等価である)が指定され、プローブリクエストとして発信される。この、ESS―IDに「ANY」が設定されたプローブリクエストは、本発明に係る「第1の検出用信号」の一例であり、即ち、このANYスキャンモードは、本発明に係る「第1の検出モード」の一例である。
ANYスキャンモードにおいて発信されたプローブリクエストは、通信部14の通信範囲内に存在する、本実施例に係る無線LAN規格に属する全てのネットワークに到達する。このプローブリクエストを受信したネットワークは、プローブレスポンスと呼ばれるパケットを返信する。このプローブレスポンスは、ESS−IDが含まれた、本発明に係る「応答信号」の一例である。制御部11は、このプローブレスポンスに基づいて、アクセスポイントの有無を検出する。
基本的には、このANYスキャンモードによって、無線通信装置10の通信範囲内に存在するアクセスポイントは全て検出可能であるが、中には、セキュリティ等の問題から、このANYスキャンモードにおけるプローブリクエストに対して、プローブレスポンスを返信しないアクセスポイントが存在する。この様なアクセスポイントは、前述の「ANYスキャンに非対応のアクセスポイント」の一例であり、従って、プローブレスポンスは、ANYスキャンに対応したアクセスポイントからのみ発信される。このANYスキャンに対応したアクセスポイントは、即ち、本発明に係る「第1の検出用信号に応答するように設定された」アクセスポイントの一例である。このANYスキャンへの対応又は非対応を表す情報が、前述のANYスキャン可能フラグである。本実施例において、係るANYスキャンへの対応の有無は、事業者毎に決定されている。
また、ANYスキャンモードにおけるプローブリクエストに対しプローブレスポンスを返信するアクセスポイントは、接続対象のアクセスポイントに限らない。接続対象ではないアクセスポイントであっても、ANYスキャンに対応するアクセスポイントであれば、無線通信装置10に対しプローブレスポンスを返信する。この場合、無線通信装置10における、図3に示す如き接続用DB12aには、当該アクセスポイントに関するネットワーク情報が記憶されていないから、制御部11は、このアクセスポイントを接続可能なアクセスポイントとは認識しない。
図4(b)において、無線通信装置は、特定スキャンモードを実行する際、アクセスポイントを特定したプローブリクエストを発信する。係るプローブリクエストは、ESS−IDとして、特定のアクセスポイントのESS−IDを指定したパケットとして送信される。即ち、特定スキャンモードにおけるプローブリクエストは、本発明に係る「第2の検出用信号」の一例であり、特定スキャンモードは、本発明に係る「第3の検出モード」の一例である。このプローブリクエストによって指定されたアクセスポイントは、ANYスキャンモードの場合と同様に、ESS−IDを含むプローブレスポンスを返信する。
尚、ANYスキャンモード及び特定スキャンモードは、無線通信装置10から、アクセスポイントを検出するための検出用信号であるプローブリクエストを発信することによってアクセスポイントのスキャンを実行するため、アクティブスキャンと称される。
図4(c)にはパッシブスキャンモードが示される。アクセスポイントは、前述のプローブリクエストの有無とは無関係に、所定の時間間隔でビーコンと呼ばれるESS−IDを含んだ信号を発信している。パッシブスキャンモードは、無線通信装置10が、このビーコンを受信することによってAPスキャンを実行する、本発明に係る「第2の検出モード」の一例である。即ち、ビーコンは、本発明に係る「報知信号」の一例である。
尚、ESS−IDを含んだビーコンは、上述した、ANYスキャンに対応するアクセスポイントからのみ発信されており、ANYスキャンに非対応のアクセスポイントからは、ESS−IDの情報要素が空欄となったビーコンが発信されている。従って、係るパッシブスキャンによって検出可能なアクセスポイントは、ANYスキャンに対応するアクセスポイントと等しい。
<E:AP検出処理の詳細>
以下、無線通信装置10におけるAP検出処理の詳細について、図5を参照して説明する。ここに、図5は、AP検出処理のフローチャートである。尚、本実施例において、無線通信装置10は、通信部14の通信範囲内にAP212、222及び232の何れもが存在する様な位置で使用されている。
図5において、始めに、制御部11は、ANYスキャンモード、又はパッシブスキャンモードを実行する(ステップS10)。既に述べた様に、ANYスキャンモード又はパッシブスキャンモードによって検出されるアクセスポイントは等しいから、何れかのモードによるアクセスポイントスキャンが実行されればよい。ステップS10によって検出されたアクセスポイントは、そのESS−IDと対応付けられて、記憶部12に一時的に格納される。尚、ステップS10は、本発明に係る「第1の検出モードを実行する工程」又は「第2の検出モードを実行する工程」の一例である。
ステップS10によって、何れかのモードによるアクセスポイントスキャンが実行されると、制御部11は、接続用DB12aにおけるANYスキャン可能フラグを更新するためのANYスキャン可能フラグ更新処理を実行する(ステップS100)。尚、このANYスキャン可能フラグ更新処理の詳細については後述する。
続いて、制御部11は、接続用DB12aに記憶されるANYスキャン可能フラグを参照し、ANYスキャンに非対応とされているアクセスポイントを抽出する(ステップS20)。この結果、ANYスキャンに非対応とされるN個のアクセスポイントAPi(i=0,1,・・・,N−1)が抽出されたとする。尚、本実施例において、ANYスキャンに非対応とされるアクセスポイントは、AP232のみであるから、Nは「1」であり、AP232は、APとして管理される。
次に、制御部11は、カウンタiを「0」にセットする(ステップS30)と共に、APiに対して、特定スキャンモードを実行する(ステップS40)。即ち、本実施例においては、ESS−IDとして、「CCC」が指定された特定スキャンが実行される。この特定スキャンによって検出されたアクセスポイントは、そのESS−IDと対応付けられて記憶部12に一時的に格納される。尚、ステップS40は、本発明に係る「第3の検出モードを実行する工程」の一例である。
次に、制御部11は、カウンタiを「1」だけインクリメントし(ステップS50)、カウンタiが「N」であるか、即ち、N個のANYスキャンに非対応とされるアクセスポイント全てに対して特定スキャンが実行されたか否かを判断する(ステップS60)。ステップS60が「NO」ならば、制御部11は処理をステップS40に戻し、ANYスキャンに非対応なアクセスポイントの数だけステップS40からステップS60が繰り返される。ステップS60が「YES」となると、記憶部12に一時的に格納されている、ステップS10によるアクセスポイント検出結果と、ステップS40によるアクセスポイント検出結果とが結合され(ステップS70)、現時点で接続可能なアクセスポイントの全てが検出されたことになり、AP検出処理が終了する。
<F:ANYスキャン可能フラグ更新処理の詳細>
ここで、AP検出処理においてステップS100として示されたANYスキャン可能フラグ更新処理について、図6を参照して説明する。ここに、図6は、ANYスキャン可能フラグ更新処理のフローチャートである。尚、このANYスキャン可能フラグ更新処理は、本発明に係る「参照情報更新工程」の一例である。
図6において、始めに、制御部11は、カウンタiを「0」にセットする(ステップS110)。尚、前述のAP検出処理におけるステップS10において、ANYスキャンモード又はパッシブスキャンモードによって検出されたアクセスポイントの個数はMであり、
このM個のアクセスポイントAPi(i=0,1,・・・,M−1)の中には、接続用DB12aにおいて、ANYスキャンに対応するとされたAP212及び222が含まれているものとする。
次に、制御部11は、APiのネットワーク情報が接続用DB12aに記憶されているか否かを判別する(ステップS120)。APiが接続用DB12aに記憶されていないアクセスポイントである場合(ステップS120:NO)、制御部11は、このアクセスポイントが接続対象ではないと判断して、処理をステップS150に移行させる。また、それに伴い、制御部11は、この接続対象ではないと判断されたアクセスポイントに関する情報を、記憶部12から消去する。
APiが、接続用DB12aに記憶されているアクセスポイントである場合には(ステップS120:YES)、制御部11は、APiのANYスキャン可能フラグが「NO」であるか、即ち、APiがANYスキャンに非対応であるとされたアクセスポイントであるか否かを判別する(ステップS130)。
APiがANYスキャンに対応するとされていた場合には(ステップS130:NO)、制御部11は、処理をステップS150に移行させる一方、APiが、ANYスキャンに非対応とされている場合には(ステップS130:YES)、制御部11は、更新部13を制御して、係るAPiのANYスキャン可能フラグを「YES」に更新する(ステップS140)。
ステップS140が実行されると、カウンタiが「1」インクリメントされる(ステップS150)。次に、カウンタiが「M」であるかが、即ち、ANYスキャン又はパッシブスキャンによって検出されたM個のアクセスポイントの全てについて、ANYスキャン可能フラグの更新に係る処理が実行されたかが判別される(ステップS160)。
係る処理が未だ実行されていないアクセスポイントが存在する場合には(ステップS160:NO)、制御部11は、処理をステップS120に戻し、ステップS120からステップS150に係る処理が繰り返される。検出された全てのアクセスポイントに対し、係る処理が実行されると(ステップS160:YES)、ANYスキャン可能フラグ更新処理は終了する。
ここで、上述の説明において、AP212及び222は、既に、ANYスキャン可能フラグによって、ANYスキャンに対応するアクセスポイントであるとされているから、ANYスキャン可能フラグの更新はなされない。しかしながら、接続用DB12aに記憶されるANYスキャン可能フラグは、初期的には、実際にANYスキャンに対応するか否かを必ずしも正確に表したものではなく、あくまで、制御部11が、検出されたアクセスポイントがANYスキャンに対応するアクセスポイントであるかを判断するための参照情報である。従って、例えば、制御部11は、更新部13を介し、ANYスキャン可能フラグの初期値として、全て「NO」を付与しておくことも可能である。この場合、ANYスキャンモード又はパッシブスキャンモードを実行することによって、ANYスキャンに非対応とされているアクセスポイントもいくつか検出されるから、ANYスキャン可能フラグは更新される。この様に、ANYスキャン可能フラグの初期値を全て「NO」とした場合には、アクセスポイントの検出漏れが生じないので、信頼性の高いアクセスポイント検出が可能である。
以上説明した様に、本実施例に係るAP検出処理は、ANYスキャン可能フラグを記憶すると共に、このフラグの更新を可能とすることによって、無駄な特定スキャンの発生を防止し、効率的なアクセスポイント検出を可能としているのである。
尚、ANYスキャンに非対応にも拘らずANYスキャン可能フラグが「YES」とされる状態は殆ど起こり得ないため、本実施例に係るAP検出処理において、アクセスポイント検出に係る信頼性は十分に担保されている。
また、接続用DB12a内のネットワーク情報は、無線通信装置10が有する操作手段、例えば、キーボード等によって、任意なタイミングで更新可能であってもよい。
本実施例に係る無線通信装置10は、接続用DB12aにANYスキャン可能フラグを記憶しているため、AP検出処理を効率的に実施可能である。ここで、図7を参照して、本実施例に係るAP検出処理の効果を説明する。ここに、図7は、本実施例に係るAP検出処理と、比較例に係るAP検出処理との比較図である。但し、本実施例の効果を分かり易く説明するため、接続対象となるアクセスポイントの数は上述した説明とは異なる。
即ち、図7において、アクセスポイントA、B、C、D、E、F及びGは接続対象のアクセスポイントであり、アクセスポイントD及びFは、ANYスキャンに非対応であるとする。また、図7(a)は、比較例に係るAP検出処理、図7(b)は、本実施例に係るAP検出処理を表している。
尚、図7は、無線通信装置が現時点で何れかのアクセスポイントに接続しインターネット等の広域ネットワークとの間でデータ通信をしている状態で、AP検出処理が実行される場合について示されている。
図7(a)においては、接続対象となるアクセスポイントが、ANYスキャンモードに対応しているか否かを判断することができないため、7個のアクセスポイントに対し、順次特定スキャンモードが実行される。比較例に係るAP検出処理に要する時間はTであるとする。
図7(b)においては、最初にANYスキャンモードが実行される。このANYスキャンにより、例えば、アクセスポイントA及びEのみが検出され、アクセスポイントB、C、D、F及びGは検出されなかったとする。しかしながら、本実施例によれば、接続用DB12aに記憶されたANYスキャン可能フラグによって、アクセスポイントB、C及びGはANYスキャンに対応することが判明しているので、これら3個のアクセスポイントは、通信部14の通信範囲外にあることが自明である。従って、特定スキャンは、アクセスポイントD及びFに対してのみ実行される。その結果、AP検出処理に要する時間はT(T<T)となる。
以上、比較例を見れば明らかな様に、本実施例に係る無線通信装置10は、接続用DB12aにANYスキャン可能フラグを記憶しているため、非常に効率良くアクセスポイント検出を実行することが可能である。例えば、本実施例に係るIEEE802.11b規格においては、2.4GHz付近の周波数帯域に14個の通信チャンネルが規定されており、アクセスポイントが何れの周波数帯域を使用しているかは不明であるため、ANYスキャン、特定スキャンの別に因らず、1回のスキャンに際し、14チャンネル分のスキャン時間が必要である。従って、特定スキャンの回数を減少させる効果は非常に大きいものとなっている。即ち、この様な効率的なアクセスポイント検出によって、現時点で接続しているネットワークとのデータ通信を阻害する可能性が著しく減少すると共に、時間平均的なデータ転送速度(スループット)の低下が防止される。従って、例えば、絶えず移動しながら無線通信装置10によって画像ストリーミング等を快適に行うことが可能となる。
尚、制御部11は、AP検出処理におけるANYスキャンモード又はパッシブスキャンモードで検出されたアクセスポイントの中に、接続対象ではないアクセスポイントが含まれる場合に、記憶部12に当該アクセスポイントの識別情報を記憶しておいてもよい。この様にすれば、係るアクセスポイントが新規に接続対象となった場合、速やかにANYスキャンに対応したアクセスポイントであることを認識することが可能となり、不要な特定スキャンを実行することによってAP検出処理に要する時間が増大することが防止される。
尚、本実施例に係る無線通信装置10が、当該アクセスポイントを介さずに係るLANに接続された他のクライアント機器と直接通信を行うアドホックモードを備えていてもよい。
<変形例>
AP検出処理の態様は、本実施例のものに限定されず、様々な態様を採ることが可能である。以下に、本発明の変形例に係るAP検出処理について、図8を参照して説明する。ここに、図8は、本発明の変形例に係るAP検出処理の概念図である。尚、同図は、図7(b)に示したAP検出処理に基づいて示される変形例である。従って、図7と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
図8において、AP検出処理は、例えば、1回のANYスキャンに対し、1回の特定スキャンの割合で行われてもよい(図8(a))。即ち、ANYスキャンとアクセスポイントDに対する特定スキャンを1セットとし、次なる検出タイミングで、ANYスキャンとアクセスポイントFに対する特定スキャンの1セットが実行されてもよい。この様にAP検出処理を実行すると、特定のアクセスポイントに対するスキャンの頻度は減少するが、一回のAP検出処理に要する時間が減少する。
また、AP検出処理は、ANYスキャンを行うタイミングと、アクセスポイントDに対する特定スキャンが実行されるタイミングと、アクセスポイントFに対する特定スキャンが実行されるタイミングとが、全て独立であってもよい(図8(b))。この様なAP検出処理によれば、更に一回のAP検出処理に要する時間を短縮可能である。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う無線通信装置及び基地局検出方法もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明の実施例に係る無線通信システム100の概念図である。 本発明の実施例に係る無線通信装置10のブロック図である。 無線通信装置10における接続用DB12aの模式図である。 無線通信装置10におけるAP検出処理の概念図である。 AP検出処理のフローチャートである。 AP検出処理におけるANYスキャン可能フラグ更新処理のフローチャートである。 本実施例のAP検出処理と比較例のAP検出処理との比較図である 本発明の変形例に係るAP検出処理の概念図である。
符号の説明
10…無線通信装置、11…制御部、12…記憶部、12a…接続設定用データベース、13…更新部、200…インターネット、210、220、230…ネットワーク、211,221、231…アクセス制御部、212、222、232…アクセスポイント。

Claims (7)

  1. 所定の規格に基づく基地局に対し、無線通信手段を介して前記所定の規格に基づく無線接続が可能な無線通信装置であって、
    前記所定の規格に基づいて前記基地局に個別に付与される識別情報を、接続対象となる前記基地局に対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記無線通信手段を介して、前記識別情報を特定することなく前記所定の規格に基づく全ての基地局を検出対象とする第1の検出用信号を送信すると共に、前記全ての基地局のうち前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局から前記第1の検出用信号に応答して送信される、前記識別情報を含む応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第1の検出モード、前記所定の規格に基づく基地局から所定の時間間隔で送信される、前記識別情報を含む報知信号を、前記無線通信手段を介して受信すると共に、前記報知信号に基づいて前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第2の検出モード、前記識別情報を特定することで前記全ての基地局のうち特定の基地局を検出対象とする第2の検出用信号を、前記無線通信手段を介して送信すると共に、前記第2の検出用信号に応答して前記特定の基地局から送信される前記応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に前記特定の基地局が存在するか否かを検出することが可能な第3の検出モードを有する基地局検出手段と
    を具備し、
    前記記憶手段は更に、前記接続対象となる基地局の夫々が前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局であるか否かを表す参照情報を、前記識別情報と対応付けて記憶し、
    前記基地局検出手段は、基地局検出に際し、前記第1又は第2の検出モードを実行すると共に、前記接続対象となる基地局のうち前記実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず、且つ前記記憶された参照情報により前記第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定する前記第3の検出モードを実行する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記無線通信装置は、前記無線通信手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記記憶手段は、前記参照情報を更新可能に記憶する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1の検出モード及び前記第2の検出モードのうち少なくとも一方による検出結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記参照情報を更新する参照情報更新手段を更に具備する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  5. 前記基地局検出手段は、一回の基地局検出に際し、前記第1及び第2の検出モード、並びに前記接続対象となる基地局のうち過去に実行された前記第1又は第2の検出モードにより検出されず且つ前記記憶された参照情報により前記第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定する前記第3の検出モードのうち、何れか一つを選択的に実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  6. 所定の規格に基づく基地局に対し、無線通信手段を介して前記所定の規格に基づく無線接続が可能な無線通信装置における基地局検出方法であって、
    前記所定の規格に基づいて前記基地局に個別に付与される識別情報を、接続対象となる前記基地局に対応付けて記憶する記憶工程と、
    前記無線通信手段を介して、前記識別情報を特定することなく前記所定の規格に基づく全ての基地局を検出対象とする第1の検出用信号を送信すると共に、前記全ての基地局のうち前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局から前記第1の検出用信号に応答して送信される、前記識別情報を含む応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第1の検出モードを実行する工程と
    前記所定の規格に基づく基地局から所定の時間間隔で送信される、前記識別情報を含む報知信号を、前記無線通信手段を介して受信すると共に、前記報知信号に基づいて前記無線通信手段の通信範囲内に存在する前記接続対象となる基地局を検出することが可能な第2の検出モードを実行する工程と、
    前記識別情報を特定することで前記全ての基地局のうち特定の基地局を検出対象とする第2の検出用信号を、前記無線通信手段を介して送信すると共に、前記第2の検出用信号に応答して前記特定の基地局から送信される前記応答信号に基づいて、前記無線通信手段の通信範囲内に前記特定の基地局が存在するか否かを検出することが可能な第3の検出モードを実行する工程と
    を具備し、
    前記記憶工程は更に、前記接続対象となる基地局の夫々が前記第1の検出用信号に応答するように設定された基地局であるか否かを表す参照情報を、前記識別情報と対応付けて記憶する工程を含み、
    基地局検出に際し、前記第1又は第2の検出モードを実行する工程が行われ、前記接続対象となる基地局のうち前記実行された第1又は第2の検出モードにより検出されず、且つ前記記憶された参照情報により前記第1の検出用信号に応答しない旨が規定された基地局の少なくとも一部を特定する前記第3の検出モードを実行する工程が行われる
    ことを特徴とする基地局検出方法。
  7. 前記第1の検出モードを実行する工程及び前記第2の検出モードを実行する工程のうち少なくとも一方による基地局検出の結果に基づいて、前記参照情報を更新する参照情報更新工程を更に具備する
    ことを特徴とする請求項に記載の基地局検出方法。
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