JP5249960B2 - イベント提示装置、イベント提示方法、ならびに、プログラム - Google Patents

イベント提示装置、イベント提示方法、ならびに、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、断続的に発生するイベントを適切に提示するのに好適なイベント提示装置、イベント提示方法、ならびに、これらをコンピュータにより実現するためのプログラムに関する。
配信サーバなどから配信されたイベント情報を受信して、ユーザに提示するイベント提示装置が知られている。例えば、特許文献1には、無線送信局から送信されたニュースや天気情報などの各種情報を受信して、表示する情報表示システムが開示されている。このようなイベント提示装置は、携帯通信端末、ビルや電車内に設置される電光掲示板などに幅広く適用可能である。
ここで、配信されるイベント情報は、定期的に配信されるものではなく、ある期間には連続して配信され、また別のある期間には全く配信されないということがある。例えば、配信されるイベント情報が、野球中継中に発生する各種のイベントを表す情報である場合、ボールインプレイの間は、ピッチャーがボールを投げたことを表すイベント情報、バッターがバットを振ったことを表すイベント情報、キャッチャーがボールをとったことを表すイベント情報が連続して配信され、一方、ボールデッドの間は、イベント情報が何も配信されないということがある。
特開2002−319911号公報
しかしながら、受信したイベント情報を、直ちにユーザに提示するようにイベント提示装置を構成すると、イベント情報が適切に提示されない場合がある。例えば、野球中継の例では、ボールインプレイの間は、発生したイベント情報が、極めて短時間で提示されたり、省略して提示されたりすることが考えられる。その一方で、ボールデッドの間は、イベント情報が何も提示されず、ユーザが退屈に感じてしまうことが考えられる。従って、このように断続的にイベントが発生する場合に、イベントを提示するタイミングをずらしたり、イベントを提示する時間を調整したりするなどして、イベントを適切に提示することが可能なイベント提示装置が望まれている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、断続的に発生するイベントを適切に提示するのに好適なイベント提示装置、イベント提示方法、ならびに、これらをコンピュータにより実現するためのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るイベント提示装置は、記憶部、検知部、追加部、取出部、計算部、提示部、制御部、を備え、以下のように構成する。
まず、記憶部には、イベントの内容と経過時間とが対応付けられて記憶される。ここで、イベントは、例えば、配信サーバなどから配信されるイベント情報により表される事象である。例えば、配信サーバにより、野球中継中に発生する各種のイベントを表すイベント情報が配信される場合、「ピッチャーがボールを投げた」というイベント、「バッターがバットを振った」というイベント、「キャッチャーがボールをとった」というイベントが考えられる。また、イベントの内容は、例えば、文字列、音声データ、動画データにより表される。従って、文字列、音声データ、もしくは、動画データなどが後述する経過時間と対応付けられて記憶部に記憶される。
そして、検知部が、イベントの発生を検知する。検知部は、例えば、配信サーバからイベント情報を受信した際に発生する受信割り込みの発生を検知する。
ここで、追加部は、検知部によりイベントの発生が検知される毎に、当該発生したイベントの直前に発生したイベントの内容と、当該直前のイベントが発生してから当該イベントが発生するまでの経過時間と、を対応付けて記憶部に順に記憶させる。具体的には、例えば、追加部は、以下の(1)〜(4)のような処理を実行する。(1)まず、追加部は、検知部によりイベントの発生が検知されると、当該イベントの内容と当該イベントが発生した時刻を取得する。(2)そして、追加部は、当該直前のイベントが発生してから当該イベントが発生するまでの経過時間、つまり、当該イベントが発生した時刻と、記憶部などにあらかじめ記憶されている、当該直前のイベントが発生した時刻と、の時刻差を求める。(3)そして、追加部は、当該直前のイベントの内容と当該経過時間とを対応付けて記憶部に記憶させる。(4)ここで、追加部は、当該イベントが発生した時刻を、記憶部などに記憶させる。追加部は、検知部によりイベントの発生が検知される毎に、(1)〜(4)の処理を実行する。
さらに、取出部は、記憶部から、先頭に記憶されているイベントの内容と当該イベントに対応付けられている経過時間とを取り出す。ここで、先頭に記憶されているイベントの内容と経過時間とは、記憶部に記憶されているイベントの内容と経過時間とのうち、最も早い時刻に記憶されたイベントの内容と経過時間とである。つまり、追加部と取出部とは、記憶部をFIFO(First In, First Out)メモリとして使用する。
ここで、計算部は、取出部により取り出された経過時間と、記憶部に記憶されている経過時間と、に基づいて、提示時間を計算する。つまり、計算部は、過去に発生が検知されたイベントの発生間隔に基づいて、イベントの提示時間を計算する。
そして、提示部は、計算部により計算された提示時間で、取出部により取り出されたイベントの内容を提示する。従って、検知部により検知されたイベントは、過去に発生が検知されたイベントの発生間隔に基づいて適当に調整された提示時間で提示される。なお、イベントは、典型的には、文字列、音声、動画により提示される。
また、制御部は、イベントの内容の提示が完了すると、取出部が次のイベントの内容と、当該イベントに対応付けられた経過時間と、を取り出すように制御する。つまり、イベント提示装置の動作中は、提示部が、取出部により取り出されたイベントの内容を提示する、という動作が繰り返して実行される。その一方で、イベント提示装置の動作中は、追加部が、検知部により発生が検知されたイベントの内容と、当該イベントに対応付ける経過時間と、を記憶部に追加する、という動作も繰り返して実行される。
ここで、計算部は、提示時間の平均値と、経過時間の平均値と、が一致するように、提示時間を計算する。例えば、計算部は、所定の期間において提示される複数のイベントの提示時間の平均値と、当該所定の期間において発生した複数のイベントの発生間隔の平均値と、がほぼ一致するように、当該所定の期間において提示される各イベントの提示時間を計算する。つまり、各イベントの提示時間は、当該所定の期間において記憶部に追加されるイベントの数と、当該所定の期間において記憶部から取り出されるイベントの数と、の差が、大きくならない範囲で、適切な時間に伸長、短縮される。なお、提示時間の平均値と経過時間の平均値とは、完全に一致する必要はなく、ある程度近い値であればよい。また、所定の期間は、イベントの発生間隔に対してある程度長い期間、例えば、イベントが数回〜数十回発生する期間とすることができる。
本発明のイベント提示装置によれば、断続的に発生するイベントを適切に提示することができる。
また、本発明のイベント提示装置において、計算部を以下に示すように構成することができる。
すなわち、計算部は、取り出された経過時間と、記憶部に記憶されている経過時間と、の平均値を、提示時間とする。つまり、記憶部から取り出されたイベントが発生してから、記憶部に最後に記憶されたイベントが発生するまでの間に発生した全てのイベントに対応付けられている経過時間の単純移動平均が、提示時間として求められる。かかる構成によれば、断続的に発生するイベントの適切な提示時間が、簡単な計算により求められる。
本発明のイベント提示装置によれば、断続的に発生するイベントを適切に提示することができる。
また、本発明のイベント提示装置において、計算部を以下に示すように構成することができる。
すなわち、計算部は、取り出された経過時間と、記憶部に記憶されている経過時間と、の重み付き平均値を、提示時間とする。つまり、記憶部から取り出されたイベントが発生してから、記憶部に最後に記憶されたイベントが発生するまでの間に発生した全てのイベントに対応付けられている経過時間の重み付き平均が、提示時間として求められる。経過時間の重み付けは、記憶部に記憶された時刻、つまり、イベントが発生した時刻に基づいて、行われる。例えば、計算部は、早い時刻に発生したイベントに対応付けられている経過時間ほど、つまり、記憶部に記憶された時刻が早い経過時間ほど、重みを付けて提示時間を計算する。このように提示時間が決定されると、発生するイベントが多い時間帯に発生したイベントは短い時間で提示され、発生するイベントが少ない時間帯に発生したイベントは長い時間で提示される。このとき、提示時間は大幅には調整されないため、より自然な提示時間でイベントが提示されることが期待できる。
これとは反対に、計算部は、遅い時刻に発生したイベントに対応付けられている経過時間ほど、つまり、記憶部に記憶された時刻が遅い経過時間ほど、重みを付けて提示時間を計算してもよい。このように提示時間が決定されると、イベントを提示する時刻に近い時間帯に発生したイベントの発生間隔が長い場合に提示時間が長くなり、イベントを提示する時刻に近い時間帯に発生したイベントの発生間隔が短い場合に提示時間が短くなる。このとき、提示時間は、比較的新しい時間帯におけるイベントの発生間隔に近くなるように調整されるため、より自然な提示時間でイベントが提示されることが期待できる。
本発明のイベント提示装置によれば、断続的に発生するイベントを適切に提示することができる。
また、本発明のイベント提示装置において、取り出された経過時間に対する重みと、記憶部に記憶されている経過時間の重みと、を順に並べた数列が、単調減少するようにしてもよい。
つまり、計算部は、早い時刻に発生したイベントに対応付けられている経過時間ほど、つまり、記憶部に記憶された時刻が早い経過時間ほど、大きく重みを付けて提示時間を計算する。これにより、適切な提示時間を、簡単な計算により求めることができる。
本発明のイベント提示装置によれば、断続的に発生するイベントを適切に提示することができる。
また、本発明のイベント提示装置において、取出部を、以下に示すように構成することができる。
つまり、取出部が、初めてイベントの内容と経過時間とを取り出すのは、記憶部に記憶されたイベントの内容の個数が初めて所定の個数に達した後とする。換言すれば、記憶部に記憶されたイベントの内容の個数が初めて所定の個数に達するまでは、イベントの内容と経過時間とを取り出さないように、取出部を構成する。取出部をこのような構成にすると、当該所定の個数を適宜調整することにより、計算部が適切な提示時間を計算することができる。例えば、当該所定の個数を多くすれば、イベントの発生間隔のばらつきが多い場合でも、安定した提示時間でイベントが提示されることが期待できる。一方、当該所定の個数を少なくすれば、イベントが発生してから、当該イベントが提示されるまでの遅延時間を短くすることができる。
本発明のイベント提示装置によれば、断続的に発生するイベントを適切に提示することができる。
また、本発明のイベント提示装置において、取出部を、以下に示すように構成することができる。
つまり、取出部が、初めてイベントの内容と経過時間とを取り出すのは、記憶部に記憶されたイベントの内容の個数が初めて所定の個数に達してから、所定の時間経過した後とする。換言すれば、記憶部に記憶されたイベントの内容の個数が初めて所定の個数に達してから、所定の時間が経過するまでは、イベントの内容と経過時間とを取り出さないように、取出部を構成する。取出部をこのような構成にすると、当該所定の個数ならびに当該所定の時間を適宜調整することにより、計算部が適切な提示時間を計算することができる。例えば、当該所定の個数を多くし、または、当該所定の時間を長くすれば、イベントの発生間隔のばらつきが多い場合でも、安定した提示時間でイベントが提示されることが期待できる。一方、当該所定の個数を少なくし、または、当該所定の時間を短くすれば、イベントが発生してから、当該イベントが提示されるまでの遅延時間を短くすることができる。
本発明のイベント提示装置によれば、断続的に発生するイベントを適切に提示することができる。
上記目的を達成するために、本発明のその他の観点に係るイベント提示方法は、イベントの内容と経過時間とが対応付けられて記憶される記憶部、検知部、追加部、取出部、計算部、提示部、制御部、を備えるイベント提示装置が実行するイベント提示方法であって、検知工程、追加工程、取出工程、計算工程、提示工程、制御工程、を備え、以下のように構成する。
まず、検知工程では、検知部が、イベントの発生を検知する。検知部は、例えば、配信サーバからイベント情報を受信した際に発生する受信割り込みを検知する。この場合、検知部は、受信割り込みが発生した際にセットされる割り込み発生フラグがセットされたか否かを監視する。
ここで、追加工程では、追加部は、検知部によりイベントの発生が検知される毎に、当該発生したイベントの直前に発生したイベントの内容と、当該直前のイベントが発生してから当該イベントが発生するまでの経過時間とを対応付けて記憶部に順に記憶させる。
さらに、取出工程では、取出部は、記憶部から、先頭に記憶されているイベントの内容と当該イベントに対応付けられている経過時間とを取り出す。ここで、先頭に記憶されているイベントの内容と経過時間とは、記憶部に記憶されたイベントの内容と経過時間とのうち、最も早い時刻に記憶されたイベントの内容と経過時間とである。つまり、追加部と取出部とは、記憶部をFIFO(First In, First Out)メモリとして使用する。
ここで、計算工程では、計算部は、取出部により取り出された経過時間と、記憶部に記憶されている経過時間と、に基づいて、提示時間を計算する。つまり、計算部は、過去に発生が検知されたイベントの発生間隔に基づいて、イベントの提示時間を計算する。
そして、提示工程では、提示部は、計算部により計算された提示時間で、取出部により取り出されたイベントの内容を提示する。従って、検知部により発生が検知されたイベントは、過去に発生が検知されたイベントの発生間隔に基づいて適宜調整された提示時間で提示される。なお、イベントは、典型的には、文字列、音声、動画により提示される。
また、制御工程では、制御部は、イベントの内容の提示が完了すると、取出部が次のイベントの内容と経過時間とを取り出すように制御する。つまり、イベント提示装置の動作中は、提示部が、取出部により取り出されたイベントの内容を提示する、という動作が繰り返して実行される。その一方で、イベント提示装置の動作中は、追加部が、検知部により発生が検知されたイベントの内容と経過時間とを記憶部に追加する、という動作も繰り返して実行される。
ここで、計算工程では、計算部は、提示時間の平均値と、経過時間の平均値と、が一致するように、提示時間を計算する。例えば、計算部は、所定の期間において提示される複数のイベントの提示時間の平均値と、当該所定の期間において発生した複数のイベントの発生間隔の平均値と、がほぼ一致するように、当該所定の期間において提示される各イベントの提示時間を計算する。つまり、各イベントの提示時間は、当該所定の期間において記憶部に追加されるイベントの数と、当該所定の期間において記憶部から取り出されるイベントの数と、の差が、大きくならない範囲で、適切な時間に伸長、短縮される。従って、提示時間の平均値と経過時間の平均値とは、完全に一致する必要はなく、ある程度近い値であればよい。なお、所定の期間は、イベントの発生間隔に対してある程度長い期間、例えば、イベントが数回〜数十回発生する期間とすることができる。
本発明のイベント提示方法によれば、断続的に発生するイベントを適切に提示することができる。
本発明の他の観点に係るプログラムは、コンピュータを、上記のイベント提示装置の各部として機能させ、または、コンピュータに、上記の入力受付方法の各工程を実行させるように構成する。
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記録媒体に記録することができる。上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記録媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
本発明によれば、断続的に発生するイベントを適切に提示するのに好適なイベント提示装置、イベント提示方法、ならびに、これらをコンピュータにより実現するためのプログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るイベント提示装置が実現される情報処理装置の概要構成を示すブロック図である。 イベント提示装置が配信サーバからイベントの内容を受信する様子を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るイベント提示装置の構成を示すブロック図である。 イベントの内容と経過時間とを説明するための図である。 (A)〜(D)は、イベント情報を記憶部に追加する様子とイベント情報を記憶部から取り出す様子を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るイベント提示装置が実行するイベント提示処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るイベント提示装置がイベントの内容を提示するタイミングを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るイベント提示装置がイベントの内容を提示する様子を表す図である。 本発明の第2の実施形態に係るイベント提示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るイベント提示装置が実行するイベント提示処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るイベント提示装置がイベントの内容を提示するタイミングを説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るイベント提示装置がイベントの内容を提示する様子を表す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るイベント提示装置を説明する。以下では、イベント提示装置として、ゲーム装置が採用された実施形態を示す。しかしながら、本発明は、発生したことが検知されたイベントの内容(以下、適宜「イベント内容」という。)を提示することが可能な装置に幅広く適用可能である。つまり、本発明は、電光掲示板、PDA(Personal Data Assistants)、携帯電話、パーソナルコンピュータ、など、あらゆる情報処理装置に適用可能である。すなわち、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るイベント提示装置が実現される典型的な情報処理装置の概要構成を示すブロック図である。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、インターフェース104と、入力部105と、メモリカセット106と、画像処理部107と、タッチスクリーン108と、NIC(Network Interface Card)109と、音声処理部110と、マイク111と、スピーカ112と、RTC(Real Time Clock)113と、を備える。
ゲーム用のプログラムおよびデータを記憶したメモリカセット106(詳細は後述)をインターフェース104に接続されたスロット(図示せず)に装着して、情報処理装置100の電源を投入することにより、当該ゲーム用のプログラムが実行され、本実施形態のイベント提示装置が実現される。なお、後述するイベント提示処理を実行するプログラムは、当該ゲーム用のプログラムに含まれているものとする。
CPU 101は、情報処理装置100全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。CPU 101は、各構成要素から各種のデータを取得し、当該各種のデータを種々の演算により加工して各構成要素にデータや制御信号として与える。CPU 101では、各種のデータはいったんCPU 101が備えるキャッシュに格納され、さらにCPU 101が備えるレジスタに取得されてから各種の演算が施される。
ROM 102は、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)を記憶する。このIPLをCPU 101が実行することにより、メモリカセット106等に記録されたプログラムがRAM 103に読み出され、CPU 101による実行が開始される。
また、ROM 102には情報処理装置100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM 103は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、メモリカセット106等から読み出したプログラムやデータ等が保持される。
インターフェース104を介して着脱自在に接続されたメモリカセット106は、ゲーム用のプログラム及び当該プログラムで使用する画像データや音声データなどを記憶する、読出し専用のROM領域と、プレイ結果などのデータをセーブするSRAM領域とを有する。CPU 101はメモリカセット106に対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、読み出したデータをRAM 103等に一時的に記憶する。
入力部105は、コントロールボタンなどであり、ユーザによる指示入力を受け付ける。入力部105は、上、右上、右、右下、下、左下、左、ならびに、左上、のいずれかを指定する方向ボタンや、決定ボタン、取消ボタンなどから構成される。
画像処理部107は、メモリカセット106から読み出されたデータをCPU 101や画像処理部107が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部107が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換されタッチセンサ式のディスプレイ(タッチスクリーン108)へ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。
画像演算プロセッサは、2次元の画像の重ね合わせ演算やαブレンディング等の透過演算、各種の飽和演算を高速に実行できる。また、3次元仮想空間に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から3次元仮想空間に配置されたポリゴンを俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。特に、点光源や平行光源、円錐光源などの典型的な(正)光源によってポリゴンが照らされる度合を計算する機能が、ライブラリ化もしくはハードウェア化され、高速に計算できるようになっている。
さらに、CPU 101と画像演算プロセッサが協調動作することにより、文字の形状を定義するフォント情報にしたがって、文字列を2次元画像としてフレームメモリへ描画したり、各ポリゴン表面へ描画したりすることが可能である。フォント情報は、ROM 102に記録されているが、メモリカセット106に記録された専用のフォント情報を利用することも可能である。
なお、上記タッチスクリーン108は、タッチセンサを重畳して構成される液晶パネルである。タッチスクリーン108はユーザが指もしくはタッチペンなどによって押圧した位置に応じた位置情報を検知し、CPU 101へ入力する。つまり、タッチスクリーン108は、入力部105と同様、ユーザからの指示入力を受け付ける。
なお、入力部105やタッチスクリーン108を介してユーザにより入力された指示に応じて、RAM 103に一時的に記憶されたデータを適宜メモリカセット106に記憶することができる。
NIC 109は、情報処理装置100を図2に示すインターネット等のコンピュータ通信網400に接続するためのものである。NIC 109は、例えば、情報処理装置100を無線でLAN(Local Area Network)に接続する場合、IEEE 802.11などの規格に準拠するインターフェース(図示せず)により構成される。また、有線でLANに接続する場合は、10BASE−T/100BASE−T規格に準拠するものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 101との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)により構成される。
NIC 109を介してインターネット内のSNTPサーバに接続し、ここから情報を取得することによって現在の日時情報を得ることもできる。また、各種のネットワークゲームのサーバ装置が、SNTPサーバと同様の機能を果たすように構成設定してもよい。
図2に、イベント提示装置300がコンピュータ通信網400を介して配信サーバ200に接続されている様子を示す。
配信サーバ200は、コンピュータ通信網400に接続されており、イベントの内容を配信するサーバである。本実施形態においては、配信サーバ200は、野球中継中に発生したイベントの内容を表す文字列を配信するものとする。以下、本実施形態において、当該文字列をイベントの内容とする。配信サーバ200は、イベントが発生するたびに、当該イベントの内容を表す文字列を配信する。
イベント提示装置300は、情報処理装置100のインターフェース104に、当該情報処理装置100にイベント提示処理を実行させるためのプログラムが記憶されているメモリカセット106が装着されることにより実現される。イベント提示装置300は、配信サーバ200から配信されたイベントの内容を、コンピュータ通信網400を介して受信する。
コンピュータ通信網400は、インターネットなどの通信網であり、配信サーバ200とイベント提示装置300との通信を仲介する。
音声処理部110は、メモリカセット106から読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、音声処理部110に接続されたスピーカ112から出力させる。また、CPU 101の制御の下、ゲームの制御中に発生させるべき効果音や音声データを生成し、これに対応した音声をスピーカ112から出力させる。
音声処理部110は、メモリカセット106に記録された音声データがMIDIデータである場合には、これが有する音源データを参照して、MIDIデータをPCMデータに変換する。また、ADPCM形式やOgg Vorbis形式等の圧縮済音声データである場合には、これを展開してPCMデータに変換する。PCMデータは、そのサンプリング周波数に応じたタイミングでD/A(Digital/Analog)変換を行って、スピーカ112などに出力することにより、音声出力が可能となる。
また、音声処理部110は、マイク111から入力されたアナログ信号を適当なサンプリング周波数でA/D(Analog/Digital)変換を行い、PCM形式のディジタル信号を生成する。
RTC 113は、水晶振動子や発振回路などを備える計時用のデバイスである。RTC 113は、内蔵電池から電源を供給され、情報処理装置100の電源がオフのときでも動作し続ける。
このほか、情報処理装置100はメモリカセット106に替えて、DVD−ROMからプログラムやデータを読み出す、DVD−ROMドライブを備えるように構成して、DVD−ROMにメモリカセット106と同様の機能を持たせるようにしてもよい。また、インターフェース104は、メモリカセット106以外の外部メモリ媒体からデータを読み出すように構成してもよい。あるいは、情報処理装置100は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 102、RAM 103、メモリカセット106等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
(イベント提示装置の構成)
次に、本実施形態のイベント提示装置300の各部の構成について、図面を参照して説明する。図3は、本実施形態に係るイベント提示装置300の構成を示す説明図である。イベント提示装置300は、ユーザがゲームをプレイしている間、配信サーバ200から配信されたイベントの内容をユーザに提示する装置である。本実施形態においては、イベント提示装置300は、イベント内容をユーザに提示するための制御を、ゲーム制御とは独立して実行する。
図3に示すように、イベント提示装置300は、記憶部301と、検知部302と、追加部303と、取出部304と、計算部305と、提示部306と、制御部307と、を備える。
記憶部301には、イベントの内容と、当該イベントが発生してから次のイベントが発生するまでの経過時間と、が対応付けられて記憶される。記憶部301は、メモリカセット106などにより実現される。
検知部302は、イベントの発生を検知する。本実施形態においては、検知部302が、配信サーバ200から配信されたイベントの内容を受信したことを検知したことをもって、イベントの発生を検知したこととする。検知部302は、例えば、NIC 109により実現される。
追加部303は、検知部302によりイベントの発生が検知される毎に、当該イベントの直前に発生したイベントの内容と、当該直前のイベントが発生してから当該イベントが発生するまでの経過時間と、を記憶部301に記憶させる。追加部303は、例えば、CPU 101とRAM 103とRTC 113とにより実現される。
取出部304は、記憶部301から、先頭に記憶されている、つまり、最も早い時刻に記憶された、イベントの内容と経過時間とを取り出す。取出部304は、例えば、CPU 101により実現される。
計算部305は、取り出された経過時間と、記憶部301に記憶されている全ての経過時間と、に基づいて、取出部304により取り出されたイベントの内容の提示時間を計算する。ここで、計算部305は、提示時間の平均値と、経過時間の平均値と、が一致するように、提示時間を計算する。計算部305は、例えば、CPU 101により実現される。
提示部306は、計算部305により計算された提示時間で、取出部304により取り出されたイベントの内容をユーザに提示する。提示部306は、例えば、CPU 101と画像処理部107とにより実現される。
制御部307は、提示部306によるイベントの内容の提示が完了すると、取出部304が次のイベントの内容と経過時間とを取り出すように制御する。制御部307は、例えば、CPU 101により実現される。
(表示画面の説明)
ここで、図4を参照して、記憶部301に記憶されるイベント情報について説明する。
本実施形態においては、イベント情報は、イベント内容401と、経過時間402と、を含む。
イベント内容401は、発生したイベントの内容である。本実施形態においては、イベント内容401は、イベントの内容を表す文字列である。イベント内容401は、例えば、「試合が開始されました。」という文字列である。経過時間402は、イベントが発生してから(受信されてから)、次のイベントが発生するまで(受信されるまで)に経過した時間である。経過時間402は、例えば、時分秒により表される。イベント内容401と経過時間402とは、発生時刻が早いイベントから順に記憶部301に記憶される。
ここで、図5を参照して、追加部303がイベント情報を記憶部301に追加するタイミング(記憶部301に記憶するタイミング)と、取出部304がイベント情報を記憶部301から取り出すタイミング(記憶部301から削除するタイミング)と、について説明する。なお、本実施形態においては、記憶部301から初めてイベント情報が取り出されるのは、記憶部301に記憶されているイベント情報の個数が5個に達した後であるものとする。
まず、検知部302により1番目に発生したイベント(以下「n番目に発生したイベント」のことを、適宜「イベントn」という。)が検知された場合、図5(A)に示すように、イベント情報は、記憶部301に追加されない。そして、検知部302によりイベント2が検知された場合、図5(B)に示すように、イベント1のイベント情報(以下「イベントnのイベント情報」のことを、適宜「イベント情報n」という。)が、記憶部301に追加される。なお、イベント情報のうち、経過時間402は、次のイベントが検知されたときに確定し、イベント内容401は、次のイベントが検知される前に確定する。従って、イベント内容401、ならびに、当該イベントの発生時刻は、当該イベントが発生してから次のイベントが発生するまでの間、RAM 103などの領域に一時的に記憶される。
以下、検知部302によりイベントが検知される毎に、検知されたイベントのイベント情報が、記憶部301に追加される。ここで、イベント6が検知された場合、図5(C)に示すように、イベント情報5が、記憶部301に追加され、イベント情報1が、記憶部301から取り出される。つまり、本実施形態においては、記憶部301に記憶されているイベント情報が、初めて5個に達した後、記憶部301から初めてイベント情報が取り出される。なお、イベント情報1が、記憶部301から取り出されると、イベント1の提示が開始される。
そして、イベント1の提示が終了した時に、イベント情報2が取り出され、イベント2の提示が開始される。その後、イベントの提示が終了する毎に、当該イベントの次に検知されたイベントの提示が開始される。
(イベント提示装置の動作)
次に、本実施形態に係るイベント提示装置300の動作について、図面を参照して説明する。図6は、本実施形態に係るイベント提示装置300が実行するイベント提示処理を示すフローチャートである。図6に示すイベント提示処理は、イベント提示装置300の電源がオンしている間、継続して実行される処理である。
まず、CPU 101は、イベント内容401が受信されたか否かを判別する(ステップS101)。CPU 101は、例えば、NIC 109から受信割り込みが発せられた場合に、イベント内容401が受信されたと判別し、当該受信割り込みが発せられなかった場合に、イベント内容401が受信されていないと判別する。
CPU 101は、イベント内容401が受信されたと判別すると(ステップS101:YES)、受信されたイベント内容401と受信時刻とをRAM 103に記憶する(ステップS102)。
CPU 101は、ステップS102の処理を終了すると、少なくとも1つのイベント内容401(もしくは、経過時間402)がメモリカセット106に記憶されているか否かを判別する(ステップS103)。CPU 101は、少なくとも1つのイベント内容401(もしくは、経過時間402)がメモリカセット106に記憶されていると判別すると(ステップS103:YES)、直前に受信されたイベント内容401が受信されてから、当該イベント内容401が受信されるまでの経過時間402を算出する(ステップS104)。当該経過時間402は、RAM 103に記憶されている、当該受信されたイベント内容401の受信時刻と、RAM 103に記憶されている、直前に受信されたイベント内容401の受信時刻と、の時刻差である。
CPU 101は、ステップS104の処理を終了すると、直前のイベント内容401と、ステップS104において算出された経過時間402と、を対応付けてメモリカセット106に追加(記憶)する(ステップS105)。
CPU 101は、イベント内容401を受信していないと判別した場合(ステップS101:NO)、1つのイベント内容401(もしくは、経過時間402)もメモリカセット106に記憶されていないと判別した場合(ステップS103:NO)、もしくは、直前のイベント内容401と算出された経過時間402とを追加する処理(ステップS105)を完了した場合、イベント内容401が提示中であるか否かを判別する(ステップS106)。
CPU 101は、イベント内容401が提示中であると判別すると(ステップS106:YES)、当該イベント内容401の提示が開始されてから、当該イベント内容401の提示時間を経過したか否かを判別する(ステップS107)。CPU 101は、提示時間を経過していないと判別すると(ステップS107:NO)、ステップS101に処理を戻す。一方、CPU 101は、提示時間を経過したと判別すると(ステップS107:YES)、イベント内容401の提示を終了する(ステップS108)。
CPU 101は、イベント内容401を提示中ではないと判別した場合(ステップS106:NO)、もしくは、イベント内容401の提示(ステップS108)を終了した場合、イベント内容401と経過時間402とを取出済であるか否かを判別する(ステップS109)。
CPU 101は、イベント内容401と経過時間402とを取出済ではないと判別すると(ステップS109:NO)、メモリカセット106に記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)が所定の個数以上であるか否かを判別する(ステップS110)。本実施形態においては、当該所定の個数は、5個とする。CPU 101は、記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)が所定の個数以上ではないと判別すると(ステップS110:NO)、ステップS101に処理を戻す。
CPU 101は、イベント内容401と経過時間402とを取出済であると判別した場合(ステップS109:YES)、もしくは、記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)が所定の個数以上であると判別した場合(ステップS110:YES)、イベント内容401と経過時間402とをメモリカセット106から取り出す(ステップS111)。ここで、メモリカセット106に記憶された時刻が最も早いイベント内容401と経過時間402とがメモリカセット106から取り出される。
CPU 101は、ステップS111の処理を終了すると、取り出されたイベント内容401の提示時間を算出する(ステップS112)。提示時間の算出方法については、後述する。CPU 101は、ステップS112の処理を終了すると、ステップS112において算出された提示時間でステップS111で取り出されたイベント内容401が提示されるように、イベント内容401の提示を開始する(ステップS113)。CPU 101は、イベント内容401の提示を開始する処理(ステップS113)を終了すると、ステップS101に処理を戻す。
ここで、図7を参照して、CPU 101がどのようにして提示時間を算出するかについて説明する。
イベント番号は、イベント内容401が受信された順序を表す番号であり、受信された時刻が早いものから、1,2,3,・・・,nで表される。受信時刻は、イベント内容401が受信された時刻を表し、受信時刻が早いものから、tr1,tr2,tr3,・・・,trnで表される。経過時間402は、イベント内容401が受信されてから、次のイベント内容401が受信されるまでに経過した時間であり、早い時刻に受信されたイベント内容401に対応するものから、Tp1,Tp2,Tp3,・・・,Tpnで表される。提示時間は、イベント内容401を提示する時間であり、早い時刻に提示されるイベント内容401に対応するものから、Td1,Td2,Td3,・・・,Tdnで表される。提示開始時刻は、イベント内容401の提示を開始する時刻であり、提示開始時刻が早いものから、td1,td2,td3,・・・,tdnで表される。
イベント番号が1のイベント(以下、適宜「イベント番号がnのイベント」を「イベントn」という。)内容401(以下、適宜「イベントnのイベント内容401」を「イベント内容n」という。)が受信されると、イベント内容1とイベント内容1の受信時刻であるtr1とがRAM 103に記憶される(ステップS102)。イベント内容2が受信されると、イベント内容2とイベント内容2の受信時刻であるtr2とがRAM 103に記憶される(ステップS102)とともに、イベント内容1とイベント内容1の提示時間であるTp1とが対応付けられて、メモリカセット106に記憶される(ステップS105)。以下、同様に、イベント内容(n+1)が受信されると、イベント内容(n+1)とイベント内容(n+1)の受信時刻であるtr(n+1)とがRAM 103に記憶される(ステップS102)とともに、イベント内容nとイベント内容nの提示時間であるTpnとが対応付けられて、メモリカセット106に記憶される(ステップS105)。
ここで、イベント内容6が受信されると、メモリカセット106に記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)の個数が5個に達するため(ステップS110:YES)、イベント内容1の提示が開始される(ステップS111〜ステップS113)。つまり、イベント内容1の提示開始時刻であるtd1は、イベント内容6の受信時刻であるtr6の直後の時刻となる。ここで、イベント内容1の提示時間であるTd1は、メモリカセット106から取り出された経過時間402であるTp1と、メモリカセット106に記憶されている経過時間402であるTp2〜Tp5と、の平均値となる。つまり、イベント内容1の提示時間であるTd1は、Td1=(Tp1+Tp2+Tp3+Tp4+Tp5)/5、の計算式により求められる。
そして、イベント内容1の提示が終了すると、イベント内容2の提示が開始される。つまり、イベント内容2の提示開始時刻であるtd2は、イベント内容1の提示開始時刻であるtd1からイベント内容1の提示時間であるTd1が経過した時刻の直後の時刻となる。ここで、イベント内容2の提示時間であるTd2は、Td2=(Tp2+Tp3+Tp4+Tp5+Tp6)/5、の計算式により求められる。
以下、同様の手順により、あるイベント内容401の提示が終了する毎に、当該イベント内容401の次に受信されたイベント内容401の提示が開始される。この際、イベント内容401の提示時間は、メモリカセット106から取り出された経過時間402と、メモリカセット106に記憶されている経過時間402と、の平均値となる。このため、提示時間の平均値と、経過時間402の平均値と、がほぼ一致することになる。これにより、イベント内容401が受信されてから、当該イベント内容401が提示されるまでの遅延時間の増大が抑制されながらも、十分な提示時間が確保される。なお、提示時間の平均値と、経過時間402の平均値とは、完全に一致する必要はなく、ある程度近い値であればよい。
次に、図8を参照して、イベント提示装置300によりユーザに提示されるイベント提示画面について説明する。
図8に、発生したイベント内容401をユーザに提示する画面であるイベント提示画面800を示す。ここで、イベント提示画面800は、文字列表示領域810を含む。イベント提示画面800の、文字列表示領域810以外の領域には、ユーザが実行中のゲーム画面が表示される。そして、文字列表示領域810は、メモリカセット106から取り出されたイベント内容401である文字列が表示される。当該文字列は、例えば、提示が開始されてから終了するまでの間、時間経過とともに、文字列表示領域810の右側から左側にスクロールするように表示される。文字列表示領域810の固定位置に当該文字列が表示されるようにしてもよい。なお、文字列表示領域810の当該文字列の背景には、ゲーム画面が表示されてもよい。
本実施形態に係るイベント提示装置300によれば、提示時間の平均値と、経過時間402の平均値と、が一致するように、イベント内容401の提示時間が計算される。このため、イベントが発生する時間間隔にばらつきがある場合でも、適切な提示時間でイベント内容401が提示される。また、本実施形態に係るイベント提示装置300によれば、適当な個数のイベント内容401が蓄積された後に、イベント内容401の提示が開始される。このため、イベント内容401が提示されない空き時間の発生が防止され、連続的に効率よくイベント内容401が提示される。また、当該個数を調整することにより、イベントが発生してから提示されるまでの遅延時間と、イベント内容401の提示時間のばらつきと、のバランスを調整することが可能である。つまり、当該個数を少なくすると、イベントが発生してから提示されるまでの遅延時間を短くすることができ、当該個数を多くすると、イベント内容401の提示時間のばらつきを少なくすることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態のイベント提示装置300は、イベント内容401が文字列として表示される例を示した。しかし、本発明によれば、配信されたイベント内容401に基づいて、ユーザがプレイ中のゲームを制御することにより、イベント内容401を提示することも可能である。以下、野球中継中に発生したイベント内容401に基づいて、ユーザがプレイ中の野球ゲームを制御する実施形態について説明する。
(イベント提示装置の構成)
本実施形態のイベント提示装置310の各部の構成について、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態に係るイベント提示装置310の構成を示す説明図である。イベント提示装置310は、ユーザが野球ゲームをプレイしている間に、配信サーバ200から配信されたイベント内容401に基づいて、野球ゲームを制御することにより、配信されたイベント内容401をユーザに提示する装置である。本実施形態においては、イベント提示装置310は、イベント内容401をユーザに提示するための制御が、ゲーム制御に組み込まれて実行される。
図9に示すように、イベント提示装置310は、記憶部301と、検知部302と、追加部303と、取出部304と、計算部305と、提示部306と、制御部307と、生成部308、を備える。
記憶部301には、イベントの内容と、当該イベントが発生してから次のイベントが発生するまでの経過時間と、が対応付けられて記憶される。記憶部301は、メモリカセット106などにより実現される。
検知部302は、イベントの発生を検知する。本実施形態においては、検知部302が、配信サーバ200から配信されたイベントの内容を受信したことを検知したことをもって、検知部302が、イベントの発生を検知したこととする。検知部302は、例えば、NIC 109により実現される。
追加部303は、検知部302によりイベントの発生が検知される毎に、当該イベントの直前に発生したイベントの内容と、当該直前のイベントが発生してから当該イベントが発生するまでの経過時間と、を記憶部301に記憶させる。追加部303は、例えば、CPU 101とRAM 103とRTC 113とにより実現される。
取出部304は、記憶部301から、先頭に記憶されている、つまり、最も早い時刻に記憶された、イベントの内容と経過時間とを取り出す。取出部304は、例えば、CPU 101により実現される。
計算部305は、取り出された経過時間と、記憶部301に記憶されている全ての経過時間と、に基づいて、取出部304により取り出されたイベントの内容の提示時間を計算する。ここで、計算部305は、提示時間の平均値と、経過時間402の平均値と、が一致するように、提示時間を計算する。計算部305は、例えば、CPU 101により実現される。
生成部308は、計算部305により計算された提示時間で、取出部304により取り出されたイベントの内容をユーザに提示する提示画像を生成する。生成部308は、例えば、CPU 101と画像処理部107とにより実現される。
提示部306は、生成部308により生成された提示画像をユーザに提示する。提示部306は、例えば、CPU 101と画像処理部107とにより実現される。
制御部307は、提示部306によるイベントの内容の提示が完了すると、取出部304が次のイベントの内容と経過時間とを取り出すように制御する。制御部307は、例えば、CPU 101により実現される。
(イベント提示装置の動作)
次に、本実施形態に係るイベント提示装置310の動作について、図面を参照して説明する。図10は、本実施形態に係るイベント提示装置310が実行するイベント提示処理を示すフローチャートである。図10に示すイベント提示処理は、イベント提示装置310の電源がオンしている間、継続して実行される処理である。
まず、CPU 101は、イベント内容401が受信されたか否かを判別する(ステップS201)。CPU 101は、例えば、NIC 109から受信割り込みが発せられた場合に、イベント内容401が受信されたと判別し、当該受信割り込みが発せられなかった場合に、イベント内容401が受信されていないと判別する。
CPU 101は、イベント内容401が受信されたと判別すると(ステップS201:YES)、受信されたイベント内容401と受信時刻とをRAM 103に記憶する(ステップS202)。
CPU 101は、ステップS202の処理を終了すると、少なくとも1つのイベント内容401(もしくは、経過時間402)がメモリカセット106に記憶されているか否かを判別する(ステップS203)。CPU 101は、少なくとも1つのイベント内容401(もしくは、経過時間402)がメモリカセット106に記憶されていると判別すると(ステップS203:YES)、直前に受信されたイベント内容401が受信されてから、当該イベント内容401が受信されるまでの経過時間402を算出する(ステップS204)。当該経過時間402は、RAM 103に記憶されている、当該受信されたイベント内容401の受信時刻と、RAM 103に記憶されている、直前に受信されたイベント内容401の受信時刻と、の時刻差である。
CPU 101は、ステップS204の処理を終了すると、直前のイベント内容401と、ステップS204において算出された経過時間402と、を対応付けてメモリカセット106に追加(記憶)する(ステップS205)。
CPU 101は、イベント内容401を受信していないと判別した場合(ステップS201:NO)、1つのイベント内容401(もしくは、経過時間402)もメモリカセット106に記憶されていないと判別した場合(ステップS203:NO)、もしくは、直前のイベント内容401と算出された経過時間402とを追加する処理(ステップS205)を完了した場合、イベント内容401が提示中であるか否かを判別する(ステップS206)。
CPU 101は、イベント内容401が提示中であると判別すると(ステップS206:YES)、当該イベント内容401の提示が開始されてから、当該イベント内容401の提示時間を経過したか否かを判別する(ステップS207)。CPU 101は、提示時間を経過していないと判別すると(ステップS207:NO)、ステップS201に処理を戻す。一方、CPU 101は、提示時間を経過したと判別すると(ステップS207:YES)、イベント内容401の提示を終了する(ステップS208)。
CPU 101は、イベント内容401を提示中ではないと判別した場合(ステップS206:NO)、もしくは、イベント内容401の提示(ステップS208)を終了した場合、イベント内容401と経過時間402とを取出済であるか否かを判別する(ステップS209)。
CPU 101は、イベント内容401と経過時間402とを取出済ではないと判別すると(ステップS209:NO)、メモリカセット106に記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)が所定の個数以上であるか否かを判別する(ステップS210)。本実施形態においては、当該所定の個数は、5個とする。CPU 101は、記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)が所定の個数以上ではないと判別すると(ステップS210:NO)、ステップS201に処理を戻す。
CPU 101は、記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)が所定の個数以上であると判別した場合(ステップS210:YES)、メモリカセット106に記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)が所定の個数以上に達してから、所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップS211)。本実施形態においては、当該所定の時間は、Tcomとする。CPU 101は、メモリカセット106に記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)が所定の個数以上に達してから、所定の時間が経過していないと判別すると(ステップS211:NO)、ステップS201に処理を戻す。
CPU 101は、イベント内容401と経過時間402とを取出済であると判別した場合(ステップS209:YES)、もしくは、メモリカセット106に記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)が所定の個数以上に達してから、所定の時間が経過したと判別した場合(ステップS211:YES)、イベント内容401と経過時間402とをメモリカセット106から取り出す(ステップS212)。ここで、RAM 103に記憶された時刻が最も早いイベント内容401と経過時間402とがRAM 103から取り出される。
CPU 101は、ステップS212の処理を終了すると、取り出されたイベント内容401の提示時間を算出する(ステップS213)。提示時間の算出方法については、後述する。CPU 101は、ステップS213の処理を終了すると、ステップS213において算出された提示時間でステップS212で取り出されたイベント内容401を提示する提示画像を生成する(ステップS214)。CPU 101は、ステップS213の処理を終了すると、ステップS213において生成された提示画像による、イベント内容401の提示を開始する(ステップS215)。CPU 101は、イベント内容401の提示を開始する処理(ステップS215)を終了すると、ステップS201に処理を戻す。
ここで、図11を参照して、CPU 101がどのようにして提示時間を算出するかについて説明する。
イベント番号は、イベント内容401が受信された順序を表す番号であり、受信された時刻が早いものから、1,2,3,・・・,nで表される。受信時刻は、イベント内容401が受信された時刻を表し、受信時刻が早いものから、tr1,tr2,tr3,・・・,trnで表される。経過時間402は、イベント内容401が受信されてから、次のイベント内容401が受信されるまでに経過した時間であり、早い時刻に受信されたイベント内容401に対応するものから、Tp1,Tp2,Tp3,・・・,Tpnで表される。提示時間は、イベント内容401を提示する時間であり、早い時刻に提示されるイベント内容401に対応するものから、Td1,Td2,Td3,・・・,Tdnで表される。提示開始時刻は、イベント内容401の提示を開始する時刻であり、提示開始時刻が早いものから、td1,td2,td3,・・・,tdnで表される。ここで、Tconは、メモリカセット106に所定の個数(本実施形態においては、5個)のイベント内容401(もしくは、経過時間402)が初めて記憶されてから、イベント内容401の提示が初めて開始されるまでの時間である。
イベント番号が1のイベント(以下、適宜「イベント番号がnのイベント」を「イベントn」という。)内容401(以下、適宜「イベントnのイベント内容401」を「イベント内容n」という。)が受信されると、イベント内容1とイベント内容1の受信時刻であるtr1とがRAM 103に記憶される(ステップS202)。イベント内容2が受信されると、イベント内容2とイベント内容2の受信時刻であるtr2とがRAM 103に記憶される(ステップS202)とともに、イベント内容1とイベント内容1の提示時間であるTp1とが対応付けられて、メモリカセット106に記憶される(ステップS205)。以下、同様に、イベント内容(n+1)が受信されると、イベント内容(n+1)とイベント内容(n+1)の受信時刻であるtr(n+1)とがRAM 103に記憶される(ステップS202)とともに、イベント内容nとイベント内容nの提示時間であるTpnとが対応付けられて、メモリカセット106に記憶される(ステップS205)。
ここで、イベント内容6が受信されると、メモリカセット106に記憶されているイベント内容401(もしくは、経過時間402)の個数が5個に達する(ステップS210:YES)。そして、メモリカセット106に記憶されているイベント内容401の個数が5個に達してから、Tconの時間が経過すると、イベント内容1の提示が開始される(ステップS212〜ステップS215)。つまり、イベント内容1の提示開始時刻であるtd1は、イベント内容6の受信時刻であるtr6からTconの時間が経過した時刻となる。ここで、イベント内容1の提示時間であるTd1は、メモリカセット106から取り出された経過時間402であるTp1と、メモリカセット106に記憶されている経過時間402であるTp2〜Tp6と、の重み付き平均値となる。つまり、イベント内容1の提示時間であるTd1は、k1>k2>k3>k4>k5>k6として、Td1=(k1×Tp1+k2×Tp2+k3×Tp3+k4×Tp4+k5×Tp5+k6×Tp6)/(k1+k2+k3+k4+k5+k6)、の計算式により求められる。
そして、イベント内容1の提示が終了すると、イベント内容2の提示が開始される。つまり、イベント内容2の提示開始時刻であるtd2は、イベント内容1の提示開始時刻であるtd1からイベント内容1の提示時間であるTd1が経過した時刻の直後の時刻となる。ここで、イベント内容2の提示時間であるTd2は、k2>k3>k4>k5>k6として、Td2=(k2×Tp2+k3×Tp3+k4×Tp4+k5×Tp5+k6×Tp6)/(k2+k3+k4+k5+k6)、の計算式により求められる。
以下、同様の手順により、あるイベント内容401の提示が終了する毎に、当該イベント内容401の次に受信されたイベント内容401の提示が開始される。この際、イベント内容401の提示時間は、メモリカセット106から取り出された経過時間402と、メモリカセット106に記憶されている経過時間402と、の重み付き平均値となる。このため、提示時間の平均値と、経過時間402の平均値と、が一致することになる。また、早い時刻に受信されたイベント内容401に対応付けられた経過時間402が重視されて、提示時間が算出されるため、第1の実施形態と比べると、経過時間402と、当該経過時間402に対応する提示時間と、の差が小さくなる。このため、イベント内容401が配信される間隔が、イベント内容401に依存するような場合、過度にイベント内容401の提示時間を調整することが防止される。
例えば、配信サーバ200が、ある打席に関するイベントを表すイベント内容401を配信する場合において、投球の度にイベント内容401を配信する場合と、当該打席の最終結果のみを表すイベント内容401を配信する場合とが考えられる。例えば、前者では、「投手が第一球を投げた」、「打者が第一球を空振りした」、「投手が第二球を投げた」、「打者が第二球をセンター前に打った」という複数のイベント内容401が配信され、後者では、「打者が第二球をセンター前に打った」という1つのイベント内容401のみが配信される。このような場合、全てのイベント内容401の提示時間を均一にするのではなく、イベント内容401の配信間隔に近い提示時間でイベント内容401が提示されることが望ましい。
次に、図12を参照して、イベント提示装置310によりユーザに提示されるイベント提示画面について説明する。
図12に、発生したイベント内容401をユーザに提示する画面であるイベント提示画面820を示す。ここで、イベント提示画面820は、ユーザがプレイ中の野球ゲームのゲーム画面であり、文字列表示領域810を含まない。イベント提示画面820は、ステップS214により生成された提示画像が表示された画面である。図12には、イベント提示画面820に、投手821と打者822とが表示されている例を示している。ここで、メモリカセット106から取り出されたイベント内容401が、「投手が第一球を投げた」ことを表す内容である場合、投手821が打者822に向かって球を投げる様子を表す画像が、イベント提示画面820に提示される。つまり、本実施形態においては、配信されたイベント内容401が、ユーザのプレイ中のゲームの制御に組み込まれて、当該イベント内容401が提示される。これにより、配信されたイベント内容401に従って、中継されている野球の試合の様子の一部、又は、全部が再現される。なお、当該イベント提示装置310において、野球選手がとった行動の全てを、ゲーム上のキャラクタに全て実行させるようにゲームを制御することにより、野球の試合の様子を再現することができる。また、当該イベント提示装置310において、配信されたイベント内容401により表される、投手が実際に投げた球種を、ゲーム上のコンピュータ側の投手が投げる球種となるようにゲームを制御することもできる。
本実施形態に係るイベント提示装置310によれば、提示時間の平均値と、経過時間402の平均値と、が一致するように、イベント内容401の提示時間が計算される。このため、イベントが発生する時間間隔にばらつきがある場合でも、適切な提示時間でイベント内容401が提示される。また、本実施形態に係るイベント提示装置310によれば、適当な個数のイベント内容401が蓄積されてから、さらに適当な時間が経過した後に、イベント内容401の提示が開始される。このため、イベント内容401が提示されない空き時間の発生が防止され、連続的に効率よくイベント内容401が提示される。また、当該時間を調整することにより、イベントが発生してから提示されるまでの遅延時間と、イベント内容401の提示時間のばらつきと、のバランスを調整することが可能である。つまり、当該時間を短くすると、イベントが発生してから提示されるまでの遅延時間を短くすることができ、当該時間を長くすると、イベント内容401の提示時間のばらつきを少なくすることができる。
また、本実施形態においては、配信されたイベント内容401が、動画によりユーザに提示される。このため、配信されるイベント内容401が、文字列のように情報量が少ない情報であっても、発生したイベントをリアルに再現することができる。また、本実施形態においては、イベント内容401の提示時間は、メモリカセット106から取り出された経過時間402と、メモリカセット106に記憶されている経過時間402と、の重み付き平均値となる。このため、過度にイベント内容401の提示時間を調整されることが防止される。
(変形例)
第1の実施形態においては、文字列によりイベント内容401が提示される例を示し、第2の実施形態においては、動画によりイベント内容401が提示される例を示した。しかし、イベント内容401は、文字列や動画以外、例えば、音声により、ユーザに提示されてもよい。
第1、2の実施形態においては、イベント内容401を表す文字列が配信される例を示した。しかし、配信されるイベント内容401は、文字列でなく、動画、静止画、音声、などであってもよい。なお、配信されるイベント内容401が、動画や音声によって表される場合、算出された提示時間に合わせて、配信された動画や音声を伸長もしくは短縮することで提示時間を調整することができる。
以上説明したように、本発明によれば、断続的に発生するイベントを適切に提示するのに好適なイベント提示装置、イベント提示方法、ならびに、これらをコンピュータにより実現するためのプログラムを提供することができる。
100 情報処理装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インターフェース
105 入力部
106 メモリカセット
107 画像処理部
108 タッチスクリーン
109 NIC
110 音声処理部
111 マイク
112 スピーカ
113 RTC
200 配信サーバ
300、310 イベント提示装置
301 記憶部
302 検知部
303 追加部
304 取出部
305 計算部
306 提示部
307 制御部
308 生成部
400 コンピュータ通信網
401 イベント内容
402 経過時間
800、820 イベント内容提示画面
810 文字列表示領域
821 投手
822 打者

Claims (8)

  1. イベントの内容と経過時間とが対応付けられて記憶される記憶部、
    イベントの発生を検知する検知部、
    前記検知部によりイベントの発生が検知される毎に、当該発生したイベントの直前に発生したイベントの内容と、当該直前のイベントが発生してから当該イベントが発生するまでの経過時間と、を対応付けて前記記憶部に順に記憶させる追加部、
    前記記憶部から、先頭に記憶されているイベントの内容と経過時間とを取り出す取出部、
    前記取り出された経過時間と、前記記憶部に記憶されている経過時間と、に基づいて、提示時間を計算する計算部、
    前記計算された提示時間で、前記取り出されたイベントの内容を提示する提示部、
    前記イベントの内容の提示が完了すると、前記取出部が次のイベントの内容と経過時間とを取り出すように制御する制御部、を備え、
    前記計算部は、前記提示時間の平均値と、前記経過時間の平均値と、が一致するように、前記提示時間を計算する
    ことを特徴とするイベント提示装置。
  2. 請求項1に記載のイベント提示装置であって、
    前記計算部は、前記取り出された経過時間と、前記記憶部に記憶されている経過時間と、の平均値を、前記提示時間とする
    ことを特徴とするイベント提示装置。
  3. 請求項1に記載のイベント提示装置であって、
    前記計算部は、前記取り出された経過時間と、前記記憶部に記憶されている経過時間と、の重み付き平均値を、前記提示時間とする
    ことを特徴とするイベント提示装置。
  4. 請求項3に記載のイベント提示装置であって、
    前記取り出された経過時間に対する重みと、前記記憶部に記憶されている経過時間の重みと、を順に並べた数列は、単調減少する
    ことを特徴とするイベント提示装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のイベント提示装置であって、
    前記取出部が、初めてイベントの内容と経過時間とを取り出すのは、前記記憶部に記憶されたイベントの内容の個数が初めて所定の個数に達した後である
    ことを特徴とするイベント提示装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のイベント提示装置であって、
    前記取出部が、初めてイベントの内容と経過時間とを取り出すのは、前記記憶部に記憶されたイベントの内容の個数が初めて所定の個数に達してから、所定の時間経過した後である
    ことを特徴とするイベント提示装置。
  7. イベントの内容と経過時間とが対応付けられて記憶される記憶部、検知部、追加部、取出部、計算部、提示部、制御部を備えるイベント提示装置が実行するイベント提示方法であって、
    前記検知部が、イベントの発生を検知する検知工程、
    前記追加部が、前記検知部によりイベントの発生が検知される毎に、当該発生したイベントの直前に発生したイベントの内容と、当該直前のイベントが発生してから当該イベントが発生するまでの経過時間と、を対応付けて前記記憶部に順に記憶させる追加工程、
    前記取出部が、前記記憶部から、先頭に記憶されているイベントの内容と経過時間とを取り出す取出工程、
    前記計算部が、前記取り出された経過時間と、前記記憶部に記憶されている経過時間と、に基づいて、提示時間を計算する計算工程、
    前記提示部が、前記計算された提示時間で、前記取り出されたイベントの内容を提示する提示工程、
    前記制御部が、前記イベントの内容の提示が完了すると、前記取出部が次のイベントの内容と経過時間とを取り出すように制御する制御工程、を備え、
    前記計算工程では、前記計算部は、前記提示時間の平均値と、前記経過時間の平均値と、が一致するように、前記提示時間を計算する
    ことを特徴とするイベント提示方法。
  8. コンピュータを、
    イベントの内容と経過時間とが対応付けられて記憶される記憶部、
    イベントの発生を検知する検知部、
    前記検知部によりイベントの発生が検知される毎に、当該発生したイベントの直前に発生したイベントの内容と、当該直前のイベントが発生してから当該イベントが発生するまでの経過時間と、を対応付けて前記記憶部に順に記憶させる追加部、
    前記記憶部から、先頭に記憶されているイベントの内容と経過時間とを取り出す取出部、
    前記取り出された経過時間と、前記記憶部に記憶されている経過時間と、に基づいて、提示時間を計算する計算部、
    前記計算された提示時間で、前記取り出されたイベントの内容を提示する提示部、
    前記イベントの内容の提示が完了すると、前記取出部が次のイベントの内容と経過時間とを取り出すように制御する制御部、として機能させるプログラムであって、
    前記計算部は、前記提示時間の平均値と、前記経過時間の平均値と、が一致するように、前記提示時間を計算する
    ことを特徴とするプログラム。
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