JP5243234B2 - 情報通信サーバ、情報通信プログラム、情報通信方法、ユーザ端末および情報通信システム - Google Patents

情報通信サーバ、情報通信プログラム、情報通信方法、ユーザ端末および情報通信システム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介して複数のユーザ端末に接続され、特定のユーザ端末から送信されたコメントを他のユーザ端末に配信する情報通信サーバ、情報通信プログラム、情報通信方法、ユーザ端末および情報通信システムに関する。
従来、ネットワークを介して複数のユーザ端末に接続された情報通信サーバが、ユーザ端末に配信される映像情報に対してユーザ端末に入力されるコメントを他のユーザ端末に配信する情報通信システムが利用されている(例えば、特許文献1)。このような情報通信システムによれば、同一の映像情報を同時に視聴する複数のユーザがリアルタイムにコメントしあうことで、臨場感のあるコミュニケーション空間を提供することができる。また、このような情報通信システムにおいて、送信されるコメントを受信した時間の順序で並び替え、所定の時間間隔内にユーザが読解可能な量のコメントを表示させる技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2003−283981号公報 特開2004−362452号公報
しかしながら、このような情報通信システムにおいて、例えば映像情報の特定の場面で送信されるコメント量が一時的に増大したような場合、同一の映像情報に対して送信されるコメントの全てを他のユーザ端末に配信しても、時間に応じて変化する映像情報に対するコメントの全てをユーザ端末の画面に可読に表示させることは困難であるとともに、ネットワークに過剰な負荷をかけることにもなる。そこで、予め定められた一定数以上のコメントが一定時間内に送信された場合には、その一定時間内においては一定数を超えるコメントを間引いて他のユーザ端末に配信することが考えられる。このように配信するコメント量を一定数以下に制限する方法では、ユーザ端末からコメントが送信された時点での他のユーザ端末から送信されるコメントの量に応じて間引かれるコメントが決定されるため、同一のユーザ端末から送信される複数の一連のコメントや、複数のユーザ端末間での同一の話題に関するコメントのうちいずれかのコメントが不規則に間引かれることとなる場合があった。この場合、関連する複数のコメント同士のつながりを欠く事となり、コミュニケーションが不意に断続するとともに臨場感を損ねるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザ端末から送信されるコメント同士のつながりを保ち、臨場感を損なわないようにしながらも、ユーザ端末に表示されるコメントの量を一定数以下に制限することを可能とする情報通信サーバ、情報通信プログラムおよび情報通信システムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、ネットワークを介して接続された複数のユーザ端末から、ユーザ端末に配信される映像情報に対するコメントを受信する情報通信サーバであって、複数のユーザ端末のうちコメントを送信する送信側のユーザ端末から送信されるコメントを、複数のユーザ端末のうちコメントを受信する受信側のユーザ端末に配信する確率を示す配信確率情報が、複数のユーザ端末の組み合わせ毎に予め記憶される配信確率情報記憶部と、送信側のユーザ端末からコメントを受信した場合、送信側のユーザ端末と受信側のユーザ端末との組み合わせに応じた配信確率情報に基づいて、受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定するコメント配信制御部と、コメント配信制御部が、送信側のユーザ端末から受信するコメントを受信側のユーザ端末に配信すると判定した場合、コメントを受信側のユーザ端末に配信するコメント配信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、配信確率に記憶される配信確率情報のうち、映像情報に対して予め定められた特定のユーザ端末を送信側とするコメントを他のユーザ端末に配信する確率は、他のユーザ端末を送信側とするコメントを他のユーザ端末に配信する確率と比べて最も大きく設定されることを特徴とする。
また、本発明は、定められたグループ毎に、複数のユーザ端末のうちグループに属するユーザ端末が対応付けられて記憶されるユーザグループ記憶部をさらに備え、配信確率情報記憶部に記憶される配信確率情報は、グループ毎に、グループに属する送信側のユーザ端末から送信されるコメントを他のグループに属する受信側のユーザ端末に配信する確率を示すことを特徴とする。
また、本発明は、配信確率情報記憶部に記憶される配信確率情報のうち、送信側のグループと受信側のグループとが同一である場合の確率は、送信側のグループと受信側のグループとが異なる場合の確率に比べて大きく設定されることを特徴とする。
また、本発明は、予め定められた条件に基づいて、ユーザ端末をグループのいずれかに対応付けてユーザグループ記憶部に記憶させるグループ振分け部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、グループ振分け部は、ユーザ端末から送信される接続要求の順によって、ユーザ端末をグループのいずれかに対応付けてユーザグループ記憶部に記憶させることを特徴とする。
また、本発明は、ユーザ端末のユーザの属性を示す属性情報が記憶されるユーザ情報記憶部をさらに備え、グループ振分け部は、ユーザ情報記憶部に記憶された属性情報に基づいて、ユーザ端末をグループのいずれかに対応付けてユーザグループ記憶部に記憶させることを特徴とする。
また、本発明は、予め定められた条件を満たすと判定すると、配信確率情報に示される確率を変動させる配信確率制御部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、配信確率制御部は、複数のユーザ端末から送信されるコメントの量が、予め定められた一定数を上回ることを条件として、条件を満たすと判定すると配信確率情報に示される確率を下げ、複数のユーザ端末から送信されるコメントの量が、予め定められた一定数を下回ることを条件として、条件を満たすと判定すると配信確率情報に示される確率を上げることを特徴とする。
また、本発明は、配信確率制御部は、ユーザ端末のうち定められたユーザ端末から確率変動命令が送信されることを条件として、条件を満たすと判定すると確率変動命令に対して配信確率情報に示される確率を変動させることを特徴とする。
また、本発明は、配信確率制御部は、条件に基づいて配信確率情報に示される確率が変動された後、条件を満たさないと判定すると、変動させた確率を、変動させる前の確率に戻すことを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して接続された複数のユーザ端末から、ユーザ端末に配信される映像情報に対するコメントを受信し、複数のユーザ端末のうちコメントを送信する送信側のユーザ端末から送信されるコメントを、複数のユーザ端末のうちコメントを受信する受信側のユーザ端末に配信する確率を示す配信確率情報が、複数のユーザ端末の組み合わせ毎に予め記憶される配信確率情報記憶部を備えた情報通信サーバのコンピュータに、送信側のユーザ端末からコメントを受信した場合、送信側のユーザ端末と受信側のユーザ端末との組み合わせに応じた配信確率情報に基づいて、受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定する第1のステップと、送信側のユーザ端末から受信するコメントを受信側のユーザ端末に送信すると判定した場合、コメントを受信側のユーザ端末に配信する第2のステップと、を実行させることを特徴とする。
また、本発明は、情報通信サーバは、定められたグループ毎に、複数のユーザ端末のうちグループに属するユーザ端末が対応付けられて記憶されるユーザグループ記憶部をさらに備え、配信確率情報記憶部に記憶される配信確率情報は、グループ毎に、グループに属する送信側のユーザ端末から送信されるコメントを他のグループに属する受信側のユーザ端末に配信する確率を示し、第1のステップにおいて、送信側のユーザ端末が属するグループと、受信側のユーザ端末が属するグループとの組み合わせに応じた配信確率情報に基づいて、受信したコメントを受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して接続された複数のユーザ端末から、ユーザ端末に配信される映像情報に対するコメントを受信し、複数のユーザ端末のうちコメントを送信する送信側のユーザ端末から送信されるコメントを、複数のユーザ端末のうちコメントを受信する受信側のユーザ端末に配信する確率を示す配信確率情報が、複数のユーザ端末の組み合わせ毎に予め記憶される配信確率情報記憶部を備える情報通信サーバの情報通信方法であって、送信側のユーザ端末からコメントを受信した場合、送信側のユーザ端末と受信側のユーザ端末との組み合わせに応じた配信確率情報に基づいて、受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定し、送信側のユーザ端末から受信するコメントを受信側のユーザ端末に配信すると判定した場合、コメントを受信側のユーザ端末に配信することを特徴とする。
また、本発明は、情報通信サーバは、定められたグループ毎に、複数のユーザ端末のうちグループに属するユーザ端末が対応付けられて記憶されるユーザグループ記憶部をさらに備え、配信確率情報記憶部に記憶される配信確率情報は、グループ毎に、グループに属する送信側のユーザ端末から送信されるコメントを他のグループに属する受信側のユーザ端末に配信する確率を示し、送信側のユーザ端末が属するグループと、受信側のユーザ端末が属するグループとの組み合わせに応じた配信確率情報に基づいて、受信したコメントを受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して接続された情報通信サーバから配信される映像情報に対して、ネットワークを介して接続された複数の他のユーザ端末から送信されるコメントを受信するユーザ端末であって、複数のユーザ端末のうちコメントを送信する送信側のユーザ端末から送信されるコメントを、自身の出力部に出力させる確率を示す配信確率情報が、送信側のユーザ端末との組み合わせ毎に予め記憶される配信確率情報記憶部と、送信側のユーザ端末からコメントを受信した場合、送信側のユーザ端末に応じた配信確率情報に基づいて、コメントを出力部に出力させるか否かを判定し、出力させると判定した場合、コメントを出力部に出力させるコメント出力制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、定められたグループ毎に、複数のユーザ端末のうちグループに属するユーザ端末が対応付けられて記憶されるユーザグループ記憶部をさらに備え、配信確率情報記憶部に記憶される配信確率情報は、グループ毎に、グループに属する送信側のユーザ端末から送信されるコメントを自身の出力部に出力させる確率を示すことを特徴とする。
また、本発明は、複数のユーザ端末と、ネットワークを介して複数のユーザ端末に接続された情報通信サーバとを備える情報通信システムであって、ユーザ端末は、配信される映像情報に対するユーザからのコメントの入力を受付ける入力部と、入力部に入力されたコメントを、情報通信サーバに送信するコメント送信部と、配信される映像情報および情報通信サーバから配信されるコメントを出力する出力部と、を備え、情報通信サーバは、複数のユーザ端末のうちコメントを送信する送信側のユーザ端末から送信されるコメントを、複数のユーザ端末のうちコメントを受信する受信側のユーザ端末に配信する確率を示す配信確率情報が、複数のユーザ端末の組み合わせ毎に予め記憶される配信確率情報記憶部と、送信側のユーザ端末からコメントを受信した場合、送信側のユーザ端末と受信側のユーザ端末との組み合わせに応じた配信確率情報に基づいて、受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定するコメント配信制御部と、コメント配信制御部が、送信側のユーザ端末から受信するコメントを受信側のユーザ端末に配信すると判定した場合、コメントを、受信側のユーザ端末に配信するコメント配信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、情報通信サーバは、定められたグループ毎に、複数のユーザ端末のうちグループに属するユーザ端末が対応付けられて記憶されるユーザグループ記憶部をさらに備え、配信確率情報記憶部に記憶される配信確率情報は、グループ毎に、グループに属する送信側のユーザ端末から送信されるコメントを他のグループに属する受信側のユーザ端末に配信する確率を示すことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、情報通信サーバは、映像情報が配信される複数のユーザ端末のうち送信側のユーザ端末から送信されるコメントを、受信側のユーザ端末に配信する確率を示す配信確率情報をユーザ端末の組み合わせ毎に予め決定して記憶し、配信確率情報に示される確率に基づいて、送信側のユーザ端末から送信されるコメントを受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定し、受信側のユーザ端末に配信するようにしたので、定められた同一のユーザ端末間でコメントが送受信される確率は、他のユーザ端末から送信されるコメント量などに関わらず一定となり、定められた同一のユーザ端末間において安定した割合でコメントの送受信を行うことを可能とする情報通信サーバを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施態による情報通信システム1の構成を示す図である。情報通信システム1は、視聴者管理サーバ100と、映像配信サーバ200と、情報通信サーバ300と、複数台のユーザ端末400(ユーザ端末400−001、ユーザ端末400−011、ユーザ端末400−021、ユーザ端末400−022、・・・)のコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワークを介して接続される。
ユーザ端末400には、映像配信サーバ200によって配信される映像情報に対して定められた演者に利用されるユーザ端末(ユーザ端末400−001)と、同じく映像情報に対して定められた補助者に利用されるユーザ端末(ユーザ端末400−011)と、配信される映像情報を視聴する視聴者ユーザに利用される複数のユーザ端末(ユーザ端末400−021、・・・、ユーザ端末400−042)とが存在する。視聴者のユーザ端末は、複数のグループのいずれかに属するように構成される。例えば、図1の例では、ユーザ端末400−021とユーザ端末400−022とがグループ02に属している。同様に、ユーザ端末400−031とユーザ端末400−032とがグループ03に、ユーザ端末400−041とユーザ端末400−042とがグループ04に属している。ここでは、それぞれのグループには2台ずつのユーザ端末400が属する例を示しているが、それぞれのグループに属するユーザ端末400の数は、参加ユーザ数やユーザの属性やプロフィール、コメント量の予測状況などに応じて任意に定めて良い。
図2は、情報通信システム1が備える各コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。視聴者管理サーバ100は、ユーザ端末400から情報通信サーバ300に送信される接続要求に対して、ユーザ端末400を情報通信システム1に接続させるか否かの認証を行うコンピュータ装置であり、ユーザ情報記憶部110と、認証部120とを備えている。
ユーザ情報記憶部110には、情報通信システム1によって提供される映像配信サービスを利用可能なユーザの情報が予め記憶されている。図3は、ユーザ情報記憶部110に記憶されるユーザ情報のデータ例を示す図である。ユーザ情報には、ユーザを識別するユーザID、ユーザIDに対応するパスワード、会員種別、ニックネーム、年齢、性別、住所地などのユーザの属性を示す情報が含まれる。会員種別は、例えば特別会員、一般会員などの種別である。住所地は、番地までを含む住所でなくとも良く、例えば地方名や都道府県名などの情報でも良い。
図2に戻り、認証部120は、ユーザ端末400からの接続要求に対して、ユーザ端末400の認証を行う。例えば、認証部120は、ユーザ端末400から情報通信サーバ300にユーザIDとパスワードとが含まれる接続要求が送信された場合に、情報通信サーバ300からの認証要求を受けて、受信したユーザIDとパスワードとの組み合わせと一致する組み合わせがユーザ情報記憶部110に記憶されているか否かを判定する。認証部120は、情報通信サーバ300からの認証要求に含まれるユーザIDとパスワードとの組み合わせに一致するユーザIDとパスワードとの組み合わせがユーザ情報記憶部110に記憶されていれば、認証成功、記憶されていなければ認証失敗と判定し、その判定結果を情報通信サーバ300に通知する。
映像配信サーバ200は、ユーザ端末400に映像情報を配信するコンピュータ装置であり、映像記憶部210と、映像配信部220とを備えている。映像記憶部210には、ユーザ端末400に配信する映像情報が予め記憶されている。ここで、映像情報は、音声が含まれる動画情報でも良いし、複数枚の静止画が連続的に現れる情報でも良い。なお、撮影した映像をリアルタイムに配信する場合には、映像記憶部210には、撮影された映像が逐次記憶されていくことになる。映像配信部220は、視聴者管理サーバ100によって認証成功と判定されたユーザ端末400との間で接続を確立し、映像記憶部210に記憶された映像情報をストリーミング配信する。
情報通信サーバ300は、映像配信サーバ200からユーザ端末400に配信される映像情報に対してユーザ端末400に入力されるコメントの配信を制御するコンピュータ装置であり、通信部301と、番組情報記憶部305と、コメント受信部310と、コメント解析部320と、コメント記憶部330と、グループ情報記憶部340と、ユーザグループ記憶部350と、グループ振分け部360と、配信確率テーブル記憶部370と、コメント配信制御部380と、コメント配信部390とを備えている。
通信部301は、ネットワークを介してユーザ端末400との情報通信を行う。本実施形態では、通信部301はウェブサービスの機能を備えており、ユーザ端末400へのウェブページの送信処理や、ユーザ端末400から送信される各リクエストなどの受信処理を行う。
番組情報記憶部305は、映像配信サーバ200からユーザ端末400に配信される映像情報に関する番組情報が予め記憶されている。図4は、番組情報記憶部305に記憶される番組情報のデータ例を示す図である。番組情報には、番組ID、タイトル、開始日時、終了日時、受付開始日時、内容、定員、演者のユーザIDのリスト、補助者のユーザIDのリストなどの情報が含まれる。定員は、その番組を視聴可能な視聴者の数を表し、具体的には、その番組に対する接続の確立を許可するユーザ端末400の台数の閾値を示す。ここでは、定員の数には演者や補助者の数は含まれないこととする。
コメント受信部310は、映像配信サーバ200によってユーザ端末400に配信される映像情報に対してユーザ端末400に入力されるコメントを、通信部301を介してユーザ端末400から受信する。ここで、コメント受信部310が受信するコメントには、通常のコメントと、コマンドコメントとが存在する。通常のコメントとは、映像と共に表示される文字列である。ここで、映像と共に表示されるとは、映像上に文字列を重ねて表示したり、映像の近くに別の表示エリアを設けて表示するなどしたりして、映像とコメントが関連付けられた状態でユーザ端末400に表示されることをいう。一方、コマンドコメントとは、予め定められたコマンドを表現する文字列であり、その文字列がそのままユーザ端末400に実際に表示されることはない。コマンドコメントには、例えば、情報通信サーバ300に対する動作変更の指令や、予め定められた効果的表現の実行指令、通常のコメントの文字色、大きさ、表示位置などを指定する命令を示すものなどがある。ここで、効果的表現としては、例えば、場を盛り上げるように一時的に複数の「☆☆☆☆☆☆☆☆☆」のような文字列を映像画面の全体に流れるように表示したり、予め定められたAA(アスキーアート)を表示されるようにしたりすることが挙げられる。
コメント解析部320は、コメント受信部310が受信したコメントをコメント記憶部330に記憶させるとともに、そのコメントを解析する。コメント解析部320は、コメント受信部310が受信したコメントが予め定められたコマンドコメントである場合は、コマンドコメントに応じて予め定められた処理を行う。例えば、配信確率を変更するコマンドコメントの場合は、配信確率テーブルの値を変更(別の配信確率テーブルに切り替えるようにしても良い)し、効果的表現を表示するコマンドコメントである場合は、受信したコマンドコメントに応じた文字列の配信指示をコメント配信制御部380に出力する。一方、コメント解析部320は、コメント受信部310が受信したコメントが通常のコメントである場合は、通常のコメントとしての配信指示をコメント配信制御部380に出力する。
コメント記憶部330には、コメント受信部310がユーザ端末400から受信したコメント情報が記憶される。コメント情報には、例えば、コメントの内容と、コメントを送信したユーザ端末400のユーザIDと、コメント受信部310がコメントを受信した時点での映像情報の再生時間(映像の先頭からの経過時間)などの情報が含まれる。
グループ情報記憶部340には、ユーザ端末400に対応付けるグループの情報が記憶される。図5は、グループ情報記憶部340に記憶されるグループ情報のデータ例を示す図である。グループ情報には、グループを識別するグループIDに対応付けて、上限人数、下限人数、ユーザ属性、所属ユーザ数などの情報が含まれる。上限人数は、そのグループに属することが許容されるユーザの上限値を示す値である。例えば、情報通信サーバ300は、上限人数を超えるユーザからの接続があった場合には、そのユーザを他のグループに振り分けたり、新たなグループを生成したりする処理を行うようにしても良い。下限人数は、そのグループに属することが許容されるユーザの下限値を示す値である。例えば、情報通信サーバ300は、ユーザ数が下限人数に満たない場合は、そのグループに属するユーザを他のグループに振り分けたり、そのグループを削除したりする処理を行うようにしても良い。ユーザ属性は、そのグループに属するユーザの属性を示す値である。本実施形態では、グループ分けを行うユーザの属性としてユーザの年代を適用する例を説明する。この場合、ユーザ属性は、例えば、「演者」、「補助者」、「10代男女」、「20代男女」などが適用できる。本実施形態では、このように「演者」や「補助者」もグループのひとつとして扱うこととする。「補助者」とは、演者ではないが、演者を補助するように予め定められたユーザである。所属ユーザ数は、対応するグループにリアルタイムに所属するユーザ数である。所属ユーザ数は、下限人数以上、上限人数以下の値となる。
図2に戻り、ユーザグループ記憶部350には、グループ情報記憶部340に記憶されたグループと、そのグループに属するユーザとが対応付けられて記憶される。図6は、ユーザグループ記憶部350に記憶される対応情報のデータ例を示す図である。図6に示されるように、それぞれのグループには、グループ情報記憶部340に記憶される上限人数と下限人数との値に応じた数の範囲内のユーザが属する。
図2に戻り、グループ振分け部360は、視聴者管理サーバ100によって認証成功と判定されたユーザ端末400を、グループに振り分ける処理を行う。グループ振分け部360は、グループ情報記憶部340に記憶されたグループと、そのグループに属するユーザとを対応付けた対応情報を生成し、ユーザグループ記憶部350に記憶させる。ここでは、グループ振分け部360は、視聴者管理サーバ100によって認証成功と判定されたユーザ端末400のユーザIDが、番組情報記憶部305に記憶された演者リスト又は補助者リストに含まれる場合には、そのユーザを演者又は補助者のグループに振り分ける。また、認証成功と判定されたユーザ端末400のユーザIDが、番組情報記憶部305に記憶された演者リストと補助者リストとのいずれにも含まれない場合には、定められた条件に基づいて、視聴者のユーザをグループに振分ける。例えば、ユーザの年齢に応じてグループ分けを行う場合には、グループ振分け部360は、認証の成功したユーザに対応する年齢の情報を、視聴者管理サーバ100のユーザ情報記憶部110から読み出し、読み出した年齢の年代に応じたグループ分けを行う。このように、本実施形態では、認証成功したユーザの年齢に応じてグループ分けを行う例について説明するが、会員種別や性別、住所地などの属性別、または映像の視聴回数や視聴履歴の嗜好などに応じて振分けるようにしても良い。または、情報通信サーバ300に接続要求を行った先着順や、乱数等を利用したランダムな振分けによってグループ分けを行うようにしても良い。ここで、各グループに属するユーザ数は同程度になるように振分を行っても良いが、必ずしも同程度に振分けなくとも良い。このようなグループを振分ける条件は、グループ振分け部360の記憶領域に記憶されており、管理者により予め定められていても良いし、演者や補助者などにより決定されるようにしても良い。
配信確率テーブル記憶部370は、あるグループに属するユーザ端末400から受信するコメントを、他のユーザ端末400に配信する確率を示す配信確率テーブルが記憶される。図7は、配信確率テーブル記憶部370に記憶される配信確率テーブルのデータ例を示す図である。配信確率テーブルには、送信側のユーザ端末400のグループと、そのコメントの受信側のユーザ端末400のグループとの組み合わせ毎に、送信側のユーザ端末400から送信されたコメントを受信側のユーザ端末400に配信する確率が示される。ここで、演者のユーザ端末400を送信側とするコメントを他の視聴者のユーザ端末400に配信する確率は、視聴者のユーザ端末400を送信側とするコメントを他の視聴者のユーザ端末400に配信する確率と比べて最も大きく設定される。すなわち、図7に示されるように、演者が属するグループ00から送信されたコメントは他の全てのユーザ端末400に配信されるように、全てのグループに対する配信確率として100%が設定される。補助者から送信されたコメントも、演者と同様に、全てのグループに配信されるように配信確率として100%が設定される。
一方、送信側のグループと受信側のグループとが同一である場合の確率は、送信側のグループと受信側のグループとが異なる場合の確率に比べて大きく設定される。すなわち、図7に示されるように、グループ02のユーザ端末400から送信されたコメントは、同一グループであるグループ02に属するユーザ端末400には70%の配信確率で配信されるが、他のグループには70%未満に定められた配信確率に応じて配信される。図7の例では、グループ02のユーザ端末400から送信されるコメントは、グループ00およびグループ01のユーザ端末400に対しては10%の配信確率で、グループ03のユーザ端末400に対しては30%の配信確率で、グループ04のユーザ端末400に対しては20%の配信確率で、グループ05のユーザ端末400に対しては10%の配信確率で、グループ06のユーザ端末400に対しては5%の配信確率で配信されることが設定されている。このように、ユーザ属性によってグループ分けを行なう場合、属性の近いグループ間では、属性の離れたグループ間よりも高い確率の設定を行なうようにして良い。例えば、年代によってグループ分けを行なう場合には、より近い年代のグループにはより高い確率を設定し、より年代の離れたグループには、より低い確率を設定するようにしても良い。
図2に戻り、コメント配信制御部380は、コメント解析部320によって解析され出力されるコメントの配信先となる受信側のユーザ端末400を、配信確率テーブル記憶部370に記憶された配信確率テーブルにより示される配信確率に応じて判定する。例えば、コメント配信制御部380は、配信確率テーブルが図7に示したように設定されている場合、送信側であるグループ02のユーザ端末400から配信されたコメントを、受信側であるグループ03のユーザ端末400に対しては30%の配信確率で配信すると判定する。ここで、コメント配信制御部380は、例えば、生成する乱数が配信確率の示す数値以内であれば、そのグループに属するユーザのユーザ端末400にコメントを配信すると判定する。例えば、グループ02のユーザ端末400からコメントが送信された場合、1〜100の乱数を生成し、グループ03に属するユーザ端末400に対しては、生成した乱数が1〜30である場合にコメントを配信すると判定する。これにより、グループ03に属するユーザ端末400に対しては30%の確率でコメントが配信されることとなる。
図2に戻り、コメント配信部390は、コメント配信制御部380によって判定されたコメント配信先のユーザ端末400に対応するコメントを配信する。
ユーザ端末400−001は、演者のユーザによって利用されるコンピュータ装置である。ユーザ端末400−001は、本実施形態ではPC(パーソナルコンピュータ)である場合について説明するが、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話端末などのコンピュータ端末が適用できる。また、本実施形態では、ユーザ端末400−001は、予めインストールされ動作するインターネットブラウザの機能により、映像配信サーバ200、情報通信サーバ300などのサーバ装置との情報の送受信を行うこととして説明するが、専用のクライアントソフトなどによりサーバ装置と通信を行うようにしても良い。ユーザ端末400−001は、入力部410−001と、接続要求部420−001と、コメント送信部430−001と、送受信部440−001と、出力部450−001とを備えている。
入力部410−001は、ユーザからの入力情報、操作情報の入力を受付ける入力デバイスであり、例えば、キーボードやマウスなどが適用できる。
接続要求部420−001は、入力部410−001に入力されるユーザからの操作情報に応じて、情報通信システム1への接続要求を行う。接続要求部420−001は、自身のユーザIDとパスワードが含まれる接続要求を、送受信部440−001を介して情報通信サーバ300に送信する。
コメント送信部430−001は、映像配信サーバ200から配信され出力部450−001に表示される映像に対して、ユーザから入力部410−001にコメントが入力されると、入力されたコメントを、送受信部440−001を介して情報通信サーバ300に送信する。
送受信部440−001は、映像配信サーバ200、情報通信サーバ300との情報の送受信を行う。また、送受信部440−001は、映像配信サーバ400からストリーミング配信される映像情報や、情報通信サーバ300から送信されるコメントを受信する。
出力部450−001は、送受信部440−001が映像配信サーバ200から受信する映像情報や情報通信サーバ300から受信するコメントなどの情報を出力する出力デバイスである。例えば、出力部450−001は、画像を出力するディスプレイや、映像情報に含まれる音声を出力するスピーカである。ここで、ユーザ端末400−011、ユーザ端末400−021、ユーザ端末400−022、ユーザ端末400−031、ユーザ端末400−032、・・・などの他のユーザ端末400は、ユーザ端末400−001と同様の構成である。
次に、図8および図9を参照して、情報通信システム1の動作例を説明する。
ユーザ端末400−001の接続要求部420−001は、ユーザから入力されるユーザIDとパスワードとを含む接続要求を、情報通信サーバ300に送信する(ステップS1)。情報通信サーバ300が、ユーザ端末400−001から送信される接続要求を受信すると、情報通信サーバ300は、視聴者管理サーバ100にユーザ端末400−001の接続要求を転送する。視聴者管理サーバ100の認証部120は、受信した接続要求に含まれるユーザIDおよびパスワードの組み合わせと一致する情報が視聴者管理サーバ100のユーザ情報記憶部110に記憶されているか否かを判定する認証処理を行う(ステップS2)。視聴者管理サーバ100によるユーザ端末400−001の認証が成功し、情報通信サーバ300が認証成功を示す情報を視聴者管理サーバ100から受信すると、情報通信サーバ300の通信部301は、番組情報記憶部305に記憶された番組情報を読み出し、読み出した番組情報が含まれるウェブページを生成してユーザ端末400−001に送信する。
図10は、ユーザ端末400−001に表示される番組情報画面の例を示す図である。番組情報画面には、番組ID毎に、その番組IDに対応する番組情報と、その番組のステータスを示す情報とが表示される。ここで、ステータスとは、対応する番組の配信が開始されているか否かを示す情報(「開演中」、「まもなく開演」、「受付中」、「まもなく受付開始」、「受付開始までしばらくお待ち下さい」など)や、対応する番組の定員に対する残席数を示す情報(「満席」、「残席N」(Nは残席数)など)などが表示される。ユーザ端末400−001のユーザが、自身が演者となる番組の番組IDを選択してクリックすると、ユーザ端末400−001は、その番組IDにより識別される番組への接続要求を情報通信サーバ300に送信する。ここでは、ユーザ端末400−001により番組ID「0000004」が選択されたこととする。
図8に戻り、情報通信サーバ300が、番組IDが含まれる接続要求を受信すると、映像配信サーバ200と情報通信サーバ300は、ユーザ端末400−001の接続を確立する(ステップS3)。ここで、情報通信サーバ300のグループ振分け部360は、認証の成功したユーザ端末400−001のユーザのユーザ情報に応じてグループの振分け処理を行う(ステップS4)。グループ振分け部360は、ユーザ端末400−001に選択された番組IDに対応付けられて番組情報記憶部305に記憶されている演者IDリストを読み出す。グループ振分け部360は、読み出した演者IDリストにユーザ端末400−001のユーザID「0000001」が含まれていることを検出すると、ユーザID「0000001」をグループ00(演者)に対応付けてユーザグループ記憶部350に記憶させる。ユーザ端末400−001の出力部450−001には、図11に示されるような開演前画面が表示される。
図8に戻り、同様に、ユーザ端末400−011は、ユーザから入力されるユーザIDとパスワードとを含む接続要求を情報通信サーバ300に送信し、視聴者管理サーバ100による認証が成功すると、ユーザ端末400−011から送信される番組IDに基づいて映像配信サーバ200および情報通信サーバ300との接続を確立する(ステップS5〜S7)。この際、情報通信サーバ300のグループ振分け部360は、選択された番組IDに対応付けられて番組情報記憶部305に記憶されている演者IDリストを読み出し、読み出した演者IDリストにユーザ端末400−011のユーザID「0000002」が含まれていなければ、補助者IDリストを読み出し、読み出した補助者IDリストにユーザ端末400−011のユーザID「0000002」が含まれていることを検出する。グループ振分け部360は、ユーザ端末400−011のユーザID「0000002」をグループ01(補助者)に対応付けてユーザグループ記憶部350に記憶させる(ステップS8)。ユーザ端末400−011の出力部450−011には、開演前画面が表示される。
ユーザ端末400−021は、ユーザから入力されるユーザIDとパスワードとを含む接続要求を、情報通信サーバ300に送信する(ステップS9)。視聴者管理サーバ100によるユーザ端末400−021の認証が成功する(ステップS10)と、映像配信サーバ200と情報通信サーバ300とは、ユーザ端末400−021から送信される番組IDに基づいて、ユーザ端末400−021の接続を確立する(ステップS11)。情報通信サーバ300のグループ振分け部360は、ユーザ端末400−021のユーザID「0000003」が、選択された番組IDに対応する演者リストと補助者リストとのいずれにも含まれていないと判定する。グループ振分け部360は、ユーザを年代別にグループ分けする場合、図3に示したユーザ情報から、ユーザID「0000003」の年齢は19であり10代であると判定できる。グループ振分け部360は、10代男女のグループであるグループ02と、ユーザID「0000003」とを対応付けて、ユーザグループ記憶部350に記憶させる(ステップS12)。ユーザ端末400−021の出力部450−021には、開演前画面が表示される。
同様に、ユーザ端末400−031と、ユーザ端末400−041とは視聴者管理サーバ100に接続要求を行い、視聴者管理サーバ100による認証が成功すると、映像配信サーバ200と情報通信サーバ300との接続が確立され、情報通信サーバ300によってグループ振分けが行われる(ステップS13〜ステップS20)。情報通信サーバ300は、予め定められた時刻になると、ユーザ端末400からの接続要求の受付けを締め切り、接続要求の受信を停止する(ステップS21)。そして、映像配信サーバ200の映像配信部220は、接続が確立されたユーザ端末400に、映像記憶部210に記憶された映像情報の配信を開始する(ステップS22、S23)。また、情報通信サーバ300のコメント受信部310は、ユーザ端末400から送信されるコメント情報の受信を開始する(ステップS24)。
図9は、情報通信システム1による映像配信が開始された以降の動作例を示すフローチャートである。演者であるユーザAからユーザ端末400−001にコメントが入力されると、ユーザ端末400−001のコメント送信部430−001は、入力されたコメントを情報通信サーバ300に送信する(ステップS31)。情報通信サーバ300のコメント受信部310が、ユーザ端末400−001から送信されたコメントを受信すると、コメント解析部320によって解析され、コメント配信制御部380に出力される。コメント配信制御部380は、配信確率テーブル記憶部370に記憶された配信確率テーブルを読み出して、ユーザ端末400−001を送信側とする受信側のユーザ端末を判定する(ステップS32)。ここでは、ユーザ端末400−001のユーザ(ユーザID「0000001」)は演者でありグループ00に属する。図7に示したように、グループ00を送信側とするコメントの配信先の配信確率は、全ての受信側のグループに対して100%であるから、コメント配信部390によって、ユーザ端末400−011、ユーザ端末400−021、ユーザ端末400−031、ユーザ端末400−041の全てのユーザ端末400にコメントが配信される(ステップS33)。
次に、視聴者であるユーザ(ユーザID「0000003」)からユーザ端末400−021にコメントが入力されると、ユーザ端末400−021のコメント送信部430−021は、入力されたコメントを情報通信サーバ300に送信する(ステップS34)。情報通信サーバ300のコメント受信部310は送信されたコメントを受信し、コメント解析部320によって解析されてコメント配信制御部380に出力される。コメント配信制御部380は、配信確率テーブル記憶部370に記憶された配信確率テーブルを読み出して、ユーザ端末400−021を送信側とする受信側のユーザ端末を判定する(ステップS35)。ここでは、ユーザ端末400−021のユーザ(ユーザID「0000003」)は10代の視聴者でありグループ02に属する。図7に示したように、グループ02を送信側とするコメントの配信確率は、グループ02のユーザ端末400に対しては70%であり、グループ03のユーザ端末400に対しては30%であり、グループ04のユーザ端末400に対しては20%であり、グループ00、グループ01、グループ05のユーザ端末400に対しては10%であり、グループ06のユーザ端末400に対しては5%である。コメント配信制御部380は、配信確率テーブル370に記憶された配信確率テーブルにしたがって、各グループに対して当該コメントを配信するか否かを決定し、コメント配信部390は、コメント配信制御部380によってコメントを配信すると決定されたグループに所属する全てのユーザ端末400に対して、当該コメントを配信する(ステップS36)。
ここで、図12は、ユーザ端末400の出力部450に出力される画面例を示す図である。図12において、符号aは、映像情報が出力される画面である。画面上には、符号b1、b2に示されるようにコメントが表示される。符号cはコマンドコメントを入力するテキストボックスであり、符号dは通常のコメントを入力するテキストボックスである。ここで、コマンドコメントや通常コメントが入力されるテキストボックスにおいて、使用頻度の高いコマンドコメントや通常コメントについては、ドロップダウンリストを表示させることなどにより選択できるようにしても良い。このように、ユーザ端末400の出力部450には、映像配信サーバ200から配信される映像と、自身または他のユーザ端末400から送信され、情報通信サーバ300によって配信されたコメントとが重ね合わせて表示される。ここでは、情報通信サーバ300から配信されたコメントは、映像上の右から左に流れるようにスクロールして表示される。これにより、ユーザ端末400のユーザは、映像を視聴しながら、映像の内容に対して入力するテキスト情報を他のユーザと共有することが可能となる。
なお、コメント配信制御部380は、予め定められた条件に応じて配信確率テーブル記憶部370に記憶される配信確率を変動させるようにしても良い。例えば、コメント配信制御部380は、一定時間(例えば、4秒)以内に複数のユーザ端末400から送信されるコメントの量が、予め定められた一定数を上回ることを条件として、条件を満たすと判定すると配信確率テーブル記憶部370に記憶された確率を下げて記憶させる。すなわち、コメント数が一定数を超える場合は、予め定められたグループ内でのコメントといえどもユーザが煩わしいと感じる程度にコメント量が多くなる場合があると考えられるからである。ここで、一定時間は、例えばコメントが画面上に表示される時間に応じて定めることができる。また、コメントの量が、予め定められた一定数を上回る場合には、確率によるフィルタリングを行わずに全てのコメントの配信を行わないようにしても良い。
一方、コメント配信制御部380は、一定時間以内に複数のユーザ端末400から送信されるコメントの量が、予め定められた一定数を下回ることを条件として、条件を満たすと判定すると配信確率テーブル記憶部370に記憶された確率を上げて記憶させる。すなわち、コメント数が一定数未満である場合は、グループの異なるユーザ端末400間でのコメントの送受信を行っても映像上に表示させる余地があると考えられるからである。ここで、コメント配信制御部380は、ユーザ端末400から送信されるコメントの量が、予め定められた一定数を下回る場合には、確率によるフィルタリングを行わずに全てのコメントを配信するようにしても良い。
また、コメント配信制御部380は、例えば演者のユーザ端末400から確率変動命令が送信されることを条件として、条件を満たすと判定すると確率変動命令に対して配信確率テーブル記憶部370に記憶された確率を変動させて記憶させるようにしても良い。例えば、演者が、映像の進行に合わせて特定のグループにフォーカスを当てようとする場合、演者のユーザ端末400は、演者から入力される操作に対して、特定のグループの配信確率を上げる確率変動命令を情報通信サーバ300に送信する。このような確率変動命令は、例えば演者や補助者のためのコマンドコメントとして予め定めておくことができる。そして、コメント配信制御部380は、確率変動命令によって指定されたグループのユーザ端末400を送信側とするコメントが、他の受信側のユーザ端末400に配信される確率を上げるように配信確率テーブル記憶部370に記憶された確率を変動させて記憶させる。また、この場合、同時にその他のグループの配信確率を下げるように配信確率テーブル370に記憶された確率を変動させて記憶させるようにしても良い。
また、コメント配信制御部380は、一定時間内に送信されるコメント量が他のグループよりも多いグループを送信側とするコメントの配信確率を上げるように制御しても良い。このように、コメント配信制御部380によって配信確率テーブル記憶部370に記憶された配信確率を変動させる場合は、一律に定められた値(例えば、10%)ずつをそれぞれに加算または減算させるアルゴリズムにより変動させるようにしても良いし、変動後の配信確率テーブルを予め記憶領域に記憶させておき、配信確率テーブル記憶部370に記憶されている配信確率テーブルと入れ替えるようにしても良い。
また、コメント配信制御部380は、上記いずれかの条件に基づいて配信確率テーブル記憶部370に記憶された確率を変動して記憶させた後、条件を満たさないと判定すると、変動させた確率を変動させる前の確率に戻して配信確率テーブル記憶部370に記憶させるようにしても良い。例えば、コメント配信制御部380は、複数のユーザ端末400から送信されるコメントの量に応じて確率を変動させた場合に、その後、ユーザ端末400から送信されるコメント量が一定数以内に戻った場合には、確率を変動前に戻し、自動的に復帰させる。
また、本実施形態では、情報通信サーバ300がグループ振分け部360を備え、視聴者管理サーバ100によって認証が成功したユーザのグループ振分け処理を行うこととしたが、視聴者管理サーバ100がグループ振分け部360と同様の機能部を備えるようにして、番組が選択される毎にグループの振分け処理を行ってグループとユーザとの対応情報を生成し、生成した対応情報を情報通信サーバ300に送信してユーザグループ記憶部350に記憶させるようにしても良い。あるいは、視聴者管理サーバ100が備えるユーザ情報記憶部110や認証部120と同様の機能部を情報通信サーバ300が備えるようにして、情報通信サーバ300により認証処理等を行うようにしても良い。
また、本実施形態では、情報通信サーバ300が、配信確率テーブル記憶部370、グループ情報記憶部340等を備えて、コメント配信制御部380により配信されるコメントのフィルタリング処理を行うこととしたが、フィルタリング処理を行う機能をユーザ端末400が備えるようにしても良い。この場合、ユーザ端末400は、送信側のユーザ端末400から送信されたコメントを受信すると、自身が備えるグループ情報記憶部、配信確率テーブル記憶部に記憶された情報を読み出し、送信側のユーザ端末400に応じた配信確率情報に基づいて、コメントを出力部450に出力させるか否かを判定し、出力させると判定した場合、コメントを出力部450に出力させる。
また、ユーザ端末400に表示される映像上のコメントは、演者のコメントと視聴者のコメントとを区別するために、コメントの表示位置や色を変えるようにしても良い。また、自グループのコメントなのか他グループのコメントなのかが区別できるように色を変えたり、目印をつけたりするようにしても良い。
また、演者や補助者のユーザ端末400は、複数のグループのそれぞれのコメントをタブで切替えて見たり、複数画面で見たりする機能を備えるようにしても良い。
また、本実施形態では、演者、補助者、視聴者のユーザ端末400が情報通信サーバ300に対する接続を確立した場合、それぞれに図11に示したような同様の開演前画面が表示されることとしたが、演者および補助者のユーザ端末400に表示される開演前画面と、視聴者のユーザ端末400に表示される開演前画面とは異なる画面を表示させるようにしても良い。
また、本実施形態の情報通信システム1では視聴者管理サーバ100を設けて、接続要求を受付けたユーザ端末400の認証を行い、認証成功したユーザ端末400のみに映像配信サービスを提供するようにしたが、視聴者管理サーバ100を設置せず、認証を行わずに接続要求を受付けた全てのユーザ端末400に映像配信サービスを提供するようにしても良い。
また、本実施形態では、映像配信サーバ200が映像記憶部210を備えており、映像記憶部210に記憶された映像がユーザに配信される構成としたが、映像配信サーバ200に映像記憶部210を設けず、外部から入力された映像情報をそのまま配信したり、外部の他の映像情報配信サーバから配信される映像情報に合わせて、情報通信サーバ300がコメントを付加する構成としても良い。
また、本実施形態では、演者および補助者のグループのユーザ端末400を送信側とするコメントの配信確率は、他の全てのグループに対して100%としたが、100
%未満の配信確率を設定するようにしても良い。
また、本実施形態では、複数のユーザをグループに対応付け、グループ単位の組み合わせ毎に配信確率を定めることとしたが、ユーザ単位の組み合わせ毎に配信確率を定めることもできる。
また、本実施形態では、ユーザ情報記憶部110に記憶されるユーザ情報のうちの会員種別として、特別会員、一般会員との種別を設けることとしたが、2以上の種別を設けるようにしても良い。また、会員種別に応じて、例えば特別会員を優先的にログインさせるようにしても良いし、番組のステータスが満席である場合に特別会員のユーザ端末400から接続要求が送信された場合には、既にログイン中の一般会員を強制的にログアウトさせて特別会員のログインを許可するようにしても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数のユーザ端末400から送信されるコメントのうち同一グループ内でのコメントが同一グループ内で相互に配信される確率や、より属性の近いグループ間でコメントが相互に配信される確率を高くし、他のグループや属性の離れたグループ間でのコメントが配信される確率は低くすることにより、一定のユーザ端末400との間での一連のコメントが間引かれないようにしつつ、ユーザ端末400に表示されるコメント量を一定数以内に収めることが可能となる。さらに、演者や補助者のユーザ端末400から送信されるコメントを全ての他のユーザ端末400に到達するようにしたり、演者や補助者が指定した特定のグループのユーザ端末400から送信されるコメントの配信確率を一時的に上げたりすることで、リアルタイムなコミュニケーションの臨場感を演出することが可能となる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりコメントの送信を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態による情報通信システムの構成を示す図である。 本発明の一実施形態による情報通信システムが備える各コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるユーザ情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による番組情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるグループ情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるユーザとグループの対応情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による配信確率テーブルのデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による情報通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による情報通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態によりユーザ端末に表示される画面例を示す図である。 本発明の一実施形態によりユーザ端末に表示される画面例を示す図である。 本発明の一実施形態によりユーザ端末に表示される画面例を示す図である。
符号の説明
1 情報通信システム
100 視聴者管理サーバ
110 ユーザ情報記憶部
120 認証部
200 映像配信サーバ
210 映像記憶部
220 映像配信部
300 情報通信サーバ
301 通信部
305 番組情報記憶部
310 コメント受信部
320 コメント解析部
330 コメント記憶部
340 グループ情報記憶部
350 ユーザグループ記憶部
360 グループ振分け部
370 配信確率テーブル記憶部
380 コメント配信制御部
390 コメント配信部
400 ユーザ端末
410 入力部
420 接続要求部
430 コメント送信部
440 送受信部
450 出力部

Claims (18)

  1. ネットワークを介して接続された複数のユーザ端末から、当該ユーザ端末に配信される映像情報に対するコメントを受信する情報通信サーバであって、
    前記複数のユーザ端末のうち前記コメントを送信する送信側のユーザ端末から送信される前記コメントを、前記複数のユーザ端末のうち前記コメントを受信する受信側のユーザ端末に配信する確率を示す配信確率情報が、前記複数のユーザ端末の組み合わせ毎に予め記憶される配信確率情報記憶部と、
    前記送信側のユーザ端末から前記コメントを受信した場合、前記送信側のユーザ端末と前記受信側のユーザ端末との組み合わせに応じた前記配信確率情報に基づいて、当該受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定するコメント配信制御部と、
    前記コメント配信制御部が、前記送信側のユーザ端末から受信する前記コメントを前記受信側のユーザ端末に配信すると判定した場合、当該コメントを前記受信側のユーザ端末に配信するコメント配信部と、
    予め定められた条件を満たすと判定すると、前記配信確率情報に示される前記確率を変動させる配信確率制御部
    を備えることを特徴とする情報通信サーバ。
  2. 前記配信確率制御部は、前記複数のユーザ端末から送信される前記コメントの量が、予め定められた一定数を上回ることを条件として、当該条件を満たすと判定すると前記配信確率情報に示される前記確率を下げ、前記複数のユーザ端末から送信される前記コメントの量が、予め定められた一定数を下回ることを条件として、当該条件を満たすと判定すると前記配信確率情報に示される前記確率を上げる
    ことを特徴とする請求項に記載の情報通信サーバ。
  3. 前記配信確率制御部は、前記ユーザ端末のうち定められた前記ユーザ端末から確率変動命令が送信されることを条件として、当該条件を満たすと判定すると当該確率変動命令に対して前記配信確率情報に示される前記確率を変動させる
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の情報通信サーバ。
  4. 前記配信確率制御部は、前記条件に基づいて前記配信確率情報に示される前記確率が変動された後、前記条件を満たさないと判定すると、変動させた前記確率を、変動させる前の確率に戻す
    ことを特徴とする請求項から請求項までのいずれか1項に記載の情報通信サーバ。
  5. 前記配信確率に記憶される前記配信確率情報のうち、前記映像情報に対して予め定められた特定のユーザ端末を送信側とするコメントを他のユーザ端末に配信する確率は、当該他のユーザ端末を送信側とするコメントを他のユーザ端末に配信する確率と比べて最も大きく設定される
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の情報通信サーバ。
  6. 定められたグループ毎に、前記複数のユーザ端末のうち当該グループに属する前記ユーザ端末が対応付けられて記憶されるユーザグループ記憶部をさらに備え、
    前記配信確率情報記憶部に記憶される前記配信確率情報は、前記グループ毎に、当該グループに属する送信側の前記ユーザ端末から送信される前記コメントを他のグループに属する受信側の前記ユーザ端末に配信する確率を示す
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の情報通信サーバ。
  7. 前記配信確率情報記憶部に記憶される前記配信確率情報のうち、前記送信側のグループと前記受信側のグループとが同一である場合の前記確率は、前記送信側のグループと前記受信側のグループとが異なる場合の前記確率に比べて大きく設定される
    ことを特徴とする請求項に記載の情報通信サーバ。
  8. 予め定められた条件に基づいて、前記ユーザ端末を前記グループのいずれかに対応付けて前記ユーザグループ記憶部に記憶させるグループ振分け部
    を備えることを特徴とする請求項又は請求項に記載の情報通信サーバ。
  9. 前記グループ振分け部は、前記ユーザ端末から送信される接続要求の順によって、前記ユーザ端末を前記グループのいずれかに対応付けて前記ユーザグループ記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項に記載の情報通信サーバ。
  10. 前記ユーザ端末のユーザの属性を示す属性情報が記憶されるユーザ情報記憶部をさらに備え、
    前記グループ振分け部は、前記ユーザ情報記憶部に記憶された前記属性情報に基づいて、前記ユーザ端末を前記グループのいずれかに対応付けて前記ユーザグループ記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の情報通信サーバ。
  11. ネットワークを介して接続された複数のユーザ端末から、当該ユーザ端末に配信される映像情報に対するコメントを受信し、前記複数のユーザ端末のうち前記コメントを送信する送信側のユーザ端末から送信される前記コメントを、前記複数のユーザ端末のうち前記コメントを受信する受信側のユーザ端末に配信する確率を示す配信確率情報が、前記複数のユーザ端末の組み合わせ毎に予め記憶される配信確率情報記憶部を備えた情報通信サーバのコンピュータに、
    予め定められた条件を満たすと判定すると、前記配信確率情報に示される前記確率を変動させる第1のステップと、
    前記送信側のユーザ端末から前記コメントを受信した場合、前記送信側のユーザ端末と前記受信側のユーザ端末との組み合わせに応じた前記配信確率情報に基づいて、当該受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定する第のステップと、
    前記送信側のユーザ端末から受信する前記コメントを前記受信側のユーザ端末に送信すると判定した場合、当該コメントを前記受信側のユーザ端末に配信する第のステップと、
    を実行させることを特徴とする情報通信プログラム。
  12. 前記情報通信サーバは、定められたグループ毎に、前記複数のユーザ端末のうち当該グループに属する前記ユーザ端末が対応付けられて記憶されるユーザグループ記憶部をさらに備え、前記配信確率情報記憶部に記憶される前記配信確率情報は、前記グループ毎に、当該グループに属する送信側の前記ユーザ端末から送信される前記コメントを他のグループに属する受信側の前記ユーザ端末に配信する確率を示し、
    前記第1のステップにおいて、前記送信側のユーザ端末が属する前記グループと、前記受信側のユーザ端末が属する前記グループとの組み合わせに応じた前記配信確率情報に基づいて、受信した前記コメントを当該受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報通信プログラム。
  13. ネットワークを介して接続された複数のユーザ端末から、当該ユーザ端末に配信される映像情報に対するコメントを受信し、前記複数のユーザ端末のうち前記コメントを送信する送信側のユーザ端末から送信される前記コメントを、前記複数のユーザ端末のうち前記コメントを受信する受信側のユーザ端末に配信する確率を示す配信確率情報が、前記複数のユーザ端末の組み合わせ毎に予め記憶される配信確率情報記憶部を備える情報通信サーバの情報通信方法であって、
    予め定められた条件を満たすと判定すると、前記配信確率情報に示される前記確率を変動させ、
    前記送信側のユーザ端末から前記コメントを受信した場合、前記送信側のユーザ端末と前記受信側のユーザ端末との組み合わせに応じた前記配信確率情報に基づいて、当該受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定し、
    前記送信側のユーザ端末から受信する前記コメントを前記受信側のユーザ端末に配信すると判定した場合、当該コメントを前記受信側のユーザ端末に配信する
    ことを特徴とする情報通信方法。
  14. 前記情報通信サーバは、定められたグループ毎に、前記複数のユーザ端末のうち当該グループに属する前記ユーザ端末が対応付けられて記憶されるユーザグループ記憶部をさらに備え、前記配信確率情報記憶部に記憶される前記配信確率情報は、前記グループ毎に、当該グループに属する送信側の前記ユーザ端末から送信される前記コメントを他のグループに属する受信側の前記ユーザ端末に配信する確率を示し、
    前記送信側のユーザ端末が属する前記グループと、前記受信側のユーザ端末が属する前記グループとの組み合わせに応じた前記配信確率情報に基づいて、受信した前記コメントを当該受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報通信方法。
  15. ネットワークを介して接続された情報通信サーバから配信される映像情報に対して、ネットワークを介して接続された複数の他のユーザ端末から送信されるコメントを受信するユーザ端末であって、
    前記複数のユーザ端末のうち前記コメントを送信する送信側のユーザ端末から送信される前記コメントを、自身の出力部に出力させる確率を示す配信確率情報が、前記送信側のユーザ端末との組み合わせ毎に予め記憶される配信確率情報記憶部と、
    前記送信側のユーザ端末から前記コメントを受信した場合、前記送信側のユーザ端末に応じた前記配信確率情報に基づいて、当該コメントを前記出力部に出力させるか否かを判定し、出力させると判定した場合、当該コメントを前記出力部に出力させるコメント出力制御部と、
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  16. 定められたグループ毎に、前記複数のユーザ端末のうち当該グループに属する前記ユーザ端末が対応付けられて記憶されるユーザグループ記憶部をさらに備え、
    前記配信確率情報記憶部に記憶される前記配信確率情報は、前記グループ毎に、当該グループに属する送信側の前記ユーザ端末から送信される前記コメントを自身の出力部に出力させる確率を示す
    ことを特徴とする請求項15に記載のユーザ端末。
  17. 複数のユーザ端末と、ネットワークを介して前記複数のユーザ端末に接続された情報通信サーバとを備える情報通信システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    配信される映像情報に対するユーザからのコメントの入力を受付ける入力部と、
    前記入力部に入力された前記コメントを、前記情報通信サーバに送信するコメント送信部と、
    前記配信される映像情報および情報通信サーバから配信される前記コメントを出力する出力部と、を備え、
    前記情報通信サーバは、
    前記複数のユーザ端末のうち前記コメントを送信する送信側のユーザ端末から送信される前記コメントを、前記複数のユーザ端末のうち前記コメントを受信する受信側のユーザ端末に配信する確率を示す配信確率情報が、前記複数のユーザ端末の組み合わせ毎に予め記憶される配信確率情報記憶部と、
    前記送信側のユーザ端末から前記コメントを受信した場合、前記送信側のユーザ端末と前記受信側のユーザ端末との組み合わせに応じた前記配信確率情報に基づいて、当該受信側のユーザ端末に配信するか否かを判定するコメント配信制御部と、
    前記コメント配信制御部が、前記送信側のユーザ端末から受信する前記コメントを前記受信側のユーザ端末に配信すると判定した場合、当該コメントを、前記受信側のユーザ端末に配信するコメント配信部と、
    予め定められた条件を満たすと判定すると、前記配信確率情報に示される前記確率を変動させる配信確率制御部と、
    を備えることを特徴とする情報通信システム。
  18. 前記情報通信サーバは、
    定められたグループ毎に、前記複数のユーザ端末のうち当該グループに属する前記ユーザ端末が対応付けられて記憶されるユーザグループ記憶部をさらに備え、
    前記配信確率情報記憶部に記憶される前記配信確率情報は、前記グループ毎に、当該グループに属する送信側の前記ユーザ端末から送信される前記コメントを他のグループに属する受信側の前記ユーザ端末に配信する確率を示す
    ことを特徴とする請求項17に記載の情報通信システム。
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