JP5249464B1 - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送装置の耐久性や信頼性を向上させることができると共に、搬送装置の重量化や高価格化を防止することができる搬送装置を提供する。
【解決手段】上下方向に長さを有し、互いの軸線が略平行に配置された一対の回転柱状部材26,28と、一対の回転柱状部材26,28それぞれの周りに回転柱状部材26,28との間に間隔をおいて配置され、螺旋巻き方向が互いに逆方向の一対の螺旋曲線に沿って形成され、搬送物21を支持する搬送支持部34,36と、一対の回転柱状部材26,28それぞれの軸線を含む面に略平行な面又は部分を有するガイド部材48とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、箱型容器等の搬送物を上下方向に搬送するために用いられるスクリュー式の搬送装置に関するものである。
従来、箱型容器等の搬送物を上下方向に搬送する場合には、水平方向に搬送する場合と同様に、ベルトコンベヤやローラーコンベヤ、或いはチェーンコンベヤ等のコンベヤを用いたコンベヤ式の搬送装置が広く利用されていた。このコンベヤ式の搬送装置は、搬送物を載せる搬送面を水平方向に対して角度をつけて設置することにより、搬送物を傾斜方向に、すなわち、搬送物を水平方向と上下方向に同時に移動させながら徐々に上下方向に搬送するようになっていた。
しかしながら、水平方向に対して角度をつけたコンベヤ式の搬送装置は、その傾斜角度を大きくしすぎると搬送物を搬送することが困難となるため、その傾斜角度を小さくする必要があった。一方、その傾斜角度を小さくすると、搬送物を上下方向に搬送するために必要なコンベヤの長さが長くなり、搬送装置の水平方向の外形寸法が著しく大きくなるという問題があった。
また、上記従来のコンベヤ式の搬送装置は、それ自体の部品点数が多いためその分異常が発生しやすく、メンテナンスの頻度も増えて、その信頼性を向上させることができないという問題があった。また従来の搬送装置は、搬送物を上下方向に搬送可能な構造にすると、その構造が複雑となるため、搬送装置の重量化を招くと共に、その製造コストが掛かり、搬送装置の高額化を招くという問題もあった。
また従来においては、上記コンベヤ式の搬送装置とは別に、スクリュー式の搬送装置があって、このスクリュー式の搬送装置も箱型容器等の搬送物を上下方向に搬送するのに利用されていた(特許文献1参照)。
この従来のスクリュー式の搬送装置は、特許文献1の図1に示すように、同図中上下方向に長さを有する円柱状に形成された一対の羽根固定部が、互いに平行に配置されている。この一対の羽根固定部それぞれの外周面には、幅を有する長板がその長さ方向に螺旋状に形成された羽根部が巻き付けられ、その接合部が互いに溶接により一体的に固定されている。
この従来のスクリュー式の搬送装置は、一対の羽根固定部のそれぞれが連動して互いに反対周りに回転する一対のスクリューと、この一対のスクリューの両方の軸線を含む面に略平行なガイド面を有するガイド部材により構成されていた。
そして、従来のスクリュー式の搬送装置は、一対のスクリューそれぞれの羽根固定部から、その半径外方に向かって幅を有する羽根部の上面に搬送物を載置させて、この搬送物の一部を上記ガイド部材のガイド面に接触させた状態で、一対のスクリューを連動させて互いに反対周りに回転させることにより、搬送物を上下方向に移動させることができるようになっていた。
このような従来のスクリュー式の搬送装置においては、上記従来のコンベヤ式の搬送装置に比べて、その長さが長くならないのでその外形寸法を小さくすることができ、その設置占有面積を小さくすることができると共に、その部品点数を少なくすることができ、その信頼性を向上させることができた。
登録実用新案第3163131号公報
しかしながら、前記従来のスクリュー式の搬送装置における羽根部は、幅を有する長板が螺旋状に形成されており、羽根固定部の外周面の周りに巻き付けられて、溶接により一体的に固定されていたため、このような羽根部を備えたスクリューはその重量が重くなってしまい、このスクリューを備えた搬送装置の重量化を招くという問題があった。
また、スクリューの重量が重くなると、スクリューを回転させる駆動部や回転機構部に過大な負担が掛かるため、搬送装置の耐久性や信頼性を向上させることができないという問題もあった。
また、前記幅を有する長板が螺旋状に形成された羽根部や、この羽根部を羽根固定部の外周面の周りに溶接することにより一体的に形成されたスクリューは、その材料費が高額になると共に、その製造には多大な労力や費用が掛かるので、その製造価格が上昇し、このスクリューを備えた搬送装置の高価格化を招くという問題もあった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、搬送装置の耐久性や信頼性を向上させることができると共に、搬送装置の重量化や高価格化を防止することができる搬送装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明による搬送装置は、
上下方向に長さを有し、互いの軸線が略平行にかつ鉛直に配置された一対の回転柱状部材と、
前記一対の回転柱状部材それぞれの周りに前記回転柱状部材との間に間隔をおいて配置され、螺旋巻き方向が互いに逆方向の一対の螺旋曲線に沿って形成され、搬送物を支持して鉛直方向に搬送する搬送物支持部と、
その一端部が前記回転柱状部材の外周部に固定され、他端部が前記回転柱状部材の径方向外側に向かって突出して前記搬送物支持部に固定された複数の支持腕部と、
前記一対の回転柱状部材それぞれの軸線を含む面に略平行な面又は部分を有するガイド部材とを備え
前記搬送物支持部は、前記搬送物を搬送する前記一対の回転柱状部材の間において前記ガイド部材に近い側が前記ガイド部材に遠い側より下方に傾斜し、当該傾斜により前記搬送物を前記ガイド部材側に滑動させることを特徴とするものである。
また、本発明による搬送装置は、
前記搬送物支持部は、その長さ方向に対して略垂直方向の断面の外形形状が略円形状の丸棒状部材を螺旋曲線状に折り曲げて形成されたことを特徴とするものである。
また、本発明による搬送装置は、
前記複数の支持腕部は、その一端部が前記回転柱状部材の外周部の、前記回転柱状部材の軸線を中心としてその円周方向に所定角度ずつずれた位置に固定され、その他端部が前記回転柱状部材の径方向外側に向かって伸びて、前記搬送物支持部に固定されたことを特徴とするものである。
また、本発明による搬送装置は、
前記回転柱状部材と、前記搬送物支持部と、前記支持腕部は、全体として回転構造体を構成することを特徴とするものである。
このような本発明の搬送装置によれば、
上下方向に長さを有し、互いの軸線が略平行に配置された一対の回転柱状部材と、
前記一対の回転柱状部材それぞれの周りに前記回転柱状部材との間に間隔をおいて配置され、螺旋巻き方向が互いに逆方向の一対の螺旋曲線に沿って形成され、搬送物を支持する搬送物支持部と、
前記一対の回転柱状部材それぞれの軸線を含む面に略平行な面又は部分を有するガイド部材とを備えたことにより、
搬送装置の耐久性や信頼性を向上させることができると共に、搬送装置の重量化や高価格化を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置20を示すその正面図である。 図1に示す搬送装置20の、コンベヤ82,84を併せて示す側面図である。 図1に示す搬送装置20のA−A線矢視断面図である。 図1に示す回転構造体22の正面図である。 図4に示す回転構造体22の上面図である。 図1に示す回転構造体24の正面図である。 図6に示す回転構造体24の上面図である。 図4ないし図7に示す回転構造体22,24の回転柱状部材26,28の縦断面図である。 図1に示す搬送装置20が搬送物21を下方から上方に搬送する動作を説明するために参照する、搬送物21の上方から見た搬送装置20の概略図である。 図1に示す搬送装置20が搬送物21を下方から上方に搬送する動作を説明するために参照する、搬送物21の側方から見た搬送装置20の部分側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置90の、コンベヤ82,84を併せて示す側面図である。 図11に示す搬送装置90が搬送物21を上方から下方に搬送する動作を説明するために参照する、搬送物21の上方から見た搬送装置90の概略図である。 図11に示す搬送装置90が搬送物21を上方から下方に搬送する動作を説明するために参照する、搬送物21の側方から見た搬送装置90の部分側面図である。
以下、本発明に係る搬送装置の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図10は、本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置20について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る搬送装置20は、図1に示すように、一対の回転柱状部材26,28を有し、これらは共に図中上下方向に長さを有し、かつ互いに図中左右方向に間隔をおいて平行に並んで配置されている。
そしてこれらの回転柱状部材26,28には、一対の螺旋曲線のそれぞれに沿って曲げて形成される、丸棒状の搬送物支持部34,36が、回転柱状部材26,28それぞれの周りに、回転柱状部材26,28からその半径方向に一定間隔をおいて設けられている。
このような一対の回転柱状部材26,28と搬送物支持部34,36はそれぞれ一対の回転構造体22,24を構成し、搬送装置20は、このような互いに連動して互いに反対回りに回転する一対の回転構造体22,24と、この一対の回転構造体22,24それぞれの軸線を含む面に略平行なガイド面48aを有するガイド部材48とを有して構成されている。
この搬送装置20は、図1及び図2に示すように、搬送物21を上下方向に搬送するために用いられるものである。また、搬送物21は、長さ寸法L、幅寸法W、高さ寸法Hを有する直方体であって、底面21aを有し、その上面が開口した箱型に形成されている。
図5に示すように、回転構造体22は、図中紙面に対して垂直方向に長さを有する円柱状に形成された回転柱状部材26と、この回転柱状部材26の外周部に一端部が固定された複数本の支持腕部30を有し、この複数本の支持腕部30の、回転柱状部材26の径方向外側に向かって突出した他端部それぞれの上には、螺旋曲線状に曲げて形成された棒状の搬送物支持部34の長さ途中の各位置が配置されて固定されている。
図1に示す回転構造体22の回転柱状部材26は、金属製であり、図8に示すように、その軸線方向に伸びる一本の軸芯部材38を有し、円筒状の円筒部材40の両端部を閉止する一対の円板部材42,44の嵌合孔42a,44aに軸芯部材38が挿通されて構成されている。
そして、この軸芯部材38と円筒部材40は、それぞれが円板部材42,44に溶接により固定されることにより、軸芯部材38と円筒部材40と円板部材42,44は一体的に構成されている。
このように回転柱状部材26の円筒部材40を、軸芯部材38に溶接固定される円板部材42,44と一体構成することにより、回転柱状部材26の円筒部材40を中実構造により形成したものに比べて、その重量を低減することができる。
さらに、上記のように回転柱状部材26の円筒部材40の重量を低減することができることにより、回転柱状部材26を回転させる駆動部、回転機構部に掛かる負担を軽減することができるため、搬送装置20の耐久性を向上させることができると共に、その信頼性を向上させることができる。
回転構造体22の支持腕部30は、図5に示すように、金属製の丸棒状であり、その長さ方向の一端部が回転柱状部材26の大径部26aに溶接により固定されることにより、回転柱状部材26と複数本の支持腕部30は一体的に構成されている。そして、支持腕部30の長さ方向の他端部は、回転柱状部材26の径方向外側に向かって突出している。
複数本の支持腕部30のそれぞれは、互いの長さ寸法が略同一であり、その一端部が回転柱状部材26の円筒部材40外周部の、上方から見た回転柱状部材26の軸線を中心として略60度ずつずれた位置に、円周方向に順番に配置されている。
そして、複数本の支持腕部30それぞれは、図4に示すように、回転柱状部材26の軸線方向(図中上下方向)に互いに間隔をおいて配置されている。このため、図5に示す支持腕部30それぞれの図中紙面奥側には、別の支持腕部30が重なって隠れて配置されている。
回転構造体22の搬送物支持部34は、その長さ方向に対して略垂直方向の断面の外形形状が略円形状の金属製の丸棒状部材の素材を用いて形成されており、この丸棒状部材が折り曲げ加工されることにより、図4中下方に進むにつれて、上方から見ると時計回り方向(図5中矢印方向)に巻かれた螺旋曲線状に形成されている。
この螺旋状の搬送物支持部34は、回転柱状部材26の円筒部材40の外周面からの水平方向の間隔の長さ寸法が略一定であり、搬送物21の幅寸法W(図1参照)の半分程度の幅寸法になっている。このため、搬送物支持部34は、図5に示すように、上方から見ると円環状に見えるようになっている。
図4及び図5に示すように、この螺旋状の搬送物支持部34は、その接線方向に対応する水平方向からの傾斜角度が一定の上半円弧面34aを有しており、その互いに上下方向に隣り合う搬送物支持部34の間隔であるピッチPは、搬送物21を搬送物支持部34の上半円弧面34aの上に載せた際に、その搬送物21の上端がそれより上方の支持腕部30や搬送物支持部34の下端部に接触しないように、搬送物21の高さ寸法H(図2参照)より大きく形成されている。
そして、螺旋状の搬送物支持部34は、図4及び図5に示すように、複数本の支持腕部30の上記他端部の上にその長さ途中の各位置の下半円弧面がそれぞれ載置されて、複数本の支持腕部30それぞれに溶接により固定されることにより、搬送物支持部34と複数本の支持腕部30は一体的に構成されている。
このため、回転柱状部材26と搬送物支持部34は、それぞれが複数本の支持腕部30に溶接により固定されることにより、回転柱状部材26と搬送物支持部34と複数本の支持腕部30は一体的に構成されている。
また、搬送物支持部34は、回転柱状部材26との間の水平方向に間隔をおいて配置されており、回転柱状部材26の軸線を中心として互いに60度ずつずれた位置に配置された複数本の支持腕部30により下側から均等に支持されている。
図1及び図7に示すように、回転構造体24は、螺旋状の搬送物支持部36の螺旋巻き方向が、前記回転構造体22の螺旋状の搬送物支持部34の螺旋巻き方向とは逆方向であること、及びその搬送物支持部36を下側から支持する複数本の支持腕部32それぞれの回転柱状部材28の外周部に固定された位置が、前記回転構造体22の複数本の支持腕部30それぞれの回転柱状部材26の外周部に固定された位置とは異なることを除いては、回転構造体22と同一の構成になっている。
すなわち、回転構造体24は、図7に示すように、図中紙面に対して垂直方向に長さを有する円柱状に形成された回転柱状部材28と、この回転柱状部材28の外周部に一端部が固定された複数本の支持腕部32と、この複数本の支持腕部32の回転柱状部材28の径方向外側に向かって突出した他端部それぞれにその長さ途中が載置されて固定された螺旋状の搬送物支持部36とから構成されている。
図1に示す回転構造体24の回転柱状部材28は、金属製であり、図8に示すように、その軸線方向に伸びる一本の軸芯部材38を有し、円筒状の円筒部材40の両端部を閉止する一対の円板部材42,44の嵌合孔42a,44aに軸芯部材38が挿通されて構成されている。
そして、この軸芯部材38と円筒部材40は、それぞれが円板部材42,44に溶接により固定されることにより、軸芯部材38と円筒部材40と円板部材42,44は一体的に構成されている。
このように回転柱状部材28の円筒部材40を、軸芯部材38に溶接固定される円板部材42,44と一体構成することにより、回転柱状部材28の円筒部材40を中実構造により形成したものに比べて、その重量を低減することができる。
さらに、上記のように回転柱状部材28の円筒部材40の重量を低減することができることにより、その回転柱状部材28を回転させる駆動部、回転機構部に掛かる負担を軽減することができるため、搬送装置20の耐久性を向上させることができると共に、その信頼性を向上させることができる。
回転構造体24の支持腕部32は、図7に示すように、金属製の丸棒状であり、その長さ方向の一端部が回転柱状部材28の大径部28aに溶接により固定されることにより、回転柱状部材28と複数本の支持腕部32は一体的に構成されている。そして、支持腕部32の長さ方向の他端部は、回転柱状部材28の径方向外側に向かって突出している。
複数本の支持腕部32のそれぞれは、互いの長さ寸法が略同一であり、その一端部が回転柱状部材28の円筒部材40外周部の、上方から見た回転柱状部材28の軸線を中心として略60度ずつずれた位置に、円周方向に順番に配置されている。
そして、複数本の支持腕部32それぞれは、図6に示すように、回転柱状部材28の軸線方向(図中上下方向)に互いに間隔をおいて配置されている。このため、図7に示す支持腕部32それぞれの図中紙面奥側には、別の支持腕部32が重なって隠れて配置されている。
回転構造体24の搬送物支持部36は、その長さ方向に対して略垂直方向の断面の外形形状が略円形状の金属製の丸棒状部材の素材を用いて形成されており、この丸棒状部材が折り曲げ加工されることにより、図6中下方に進むにつれて、上方から見ると反時計回り方向(図7中矢印方向)に巻かれた螺旋曲線状に形成されている。
この螺旋状の搬送物支持部36は、回転柱状部材28の円筒部材40の外周面からの水平方向の間隔の長さ寸法が略一定であり、搬送物21の幅寸法W(図1参照)の半分程度の幅寸法になっている。このため、搬送物支持部36は、図7に示すように、上方から見ると円環状に見えるようになっている。
図6及び図7に示すように、この螺旋状の搬送物支持部36は、その接線方向に対応する水平方向からの傾斜角度が一定の上半円弧面36aを有しており、その互いに上下方向に隣り合う搬送物支持部36の間隔であるピッチPは、搬送物21を搬送物支持部36の上半円弧面36aの上に載せた際に、その搬送物21の上端がそれより上方の支持腕部32や搬送物支持部36の下端部に接触しないように、搬送物21の高さ寸法H(図2参照)より大きく形成されている。
そして、螺旋状の搬送物支持部36は、図6及び図7に示すように、複数本の支持腕部32の上記他端部の上にその長さ途中の各位置の下半円弧面がそれぞれ載置されて、複数本の支持腕部32それぞれに溶接により固定されることにより、搬送物支持部36と複数本の支持腕部32は一体的に構成されている。
このため、回転柱状部材28と搬送物支持部36は、それぞれが複数本の支持腕部32に溶接により固定されることにより、回転柱状部材28と搬送物支持部36と複数本の支持腕部32は一体的に構成されている。
また、搬送物支持部36は、回転柱状部材28との間の水平方向に間隔をおいて配置されており、回転柱状部材28の軸線を中心として互いに60度ずつずれた位置に配置された複数本の支持腕部32により下側から均等に支持されている。
次に、図1及び図2に示すように、搬送装置20のケース体46は、枠体56、上板58、下板54及び架台50により構成されている。
ケース体46の枠体56は、金属製のフレーム52が縦横に組み合わされて、L型ブラケットやボルト、ナット等の締結部材により互いに固定されることにより、外形形状が略直方体の枠状に形成されている。この枠体56は、下板54上に載置されて、下板54に固定されている。
ケース体46の上板58は、略矩形の板状に形成されており、枠体56の上に水平に載置されて、枠体56に固定されている。このため、下板54の上面54aと上板58の下面58bとは、略平行に配置され互いに対向するようになっている。
そして、上板58には、その厚さ方向に貫通する2つの貫通孔が、互いに間隔をおいて離れて形成され、下板54の2つの貫通孔に対応する位置にそれぞれ形成されている。
ケース体46の下板54は、略矩形の板状に形成されており、架台50の上に水平に載置されて、架台50に固定されている。また、その下板54には、その厚さ方向に貫通する貫通孔が2つ、互いに間隔をおいて離れて形成されている。
このケース体46の架台50は、その断面の外形形状が略矩形状である角筒状の金属製のフレーム52が縦横に組み合わされて、L型ブラケットやボルト、ナット等の締結部材により互いに固定されることにより、外形形状が略直方体の枠状に形成されている。
回転構造体22の軸芯部材38の上端部と、回転構造体24の軸芯部材38の上端部は、枠体56の上板58に形成された2つの貫通孔を貫通し、この上板58の上面58aの貫通孔近傍に取り付けられた軸受66に回転自在に支持されている。
また、回転構造体22の軸芯部材38の下端部と、回転構造体24の軸芯部材38の下端部は、枠体56の下板54に形成された2つの貫通孔を貫通し、この下板54の下面54bの貫通孔近傍に取り付けられた軸受68に回転自在に支持されている。
このため、回転構造体22,24は、枠体56の内側に配置されて、枠体56の上板58,下板54に取り付けられた軸受66,68に回転自在に支持されている。このとき、回転構造体22,24は、互いの軸芯部材38の軸線が上下方向に平行に配置されている。
枠体56の上方と下方には、上方フレーム60と下方フレーム62がそれぞれ設けられ、これらは上方から見ると四辺形の枠状に構成されている。上方フレーム60と下方フレーム62との間でかつ互いに水平方向において隣り合う一対のフレーム52間には透明プラスチックの壁板64が貼られている。このため、回転構造体22,24は一部を除き、その周囲四方をケース体46の透明な壁板64により覆われている。
図2に示すように、枠体56に対して、その下方に配置された搬送物供給側のコンベヤ82の反対側で、上方フレーム60の近傍には、搬送物搬出側のコンベヤ84が配置されている。枠体56のコンベヤ82の反対側の壁板64の内側にはガイド部材48が設けられている。
また、コンベヤ82側の壁板64の、コンベヤ82近傍には、搬送物21の外形寸法より大きい不図示の開口が形成されており、搬送物21をその開口から枠体56内に供給できるようになっている。
図1及び図2に示すように、ガイド部材48は平板状に形成されており、その内側のガイド面48aが回転構造体22,24の2本の軸線を含む面と平行になるように配置されている。
回転構造体22の回転柱状部材26の軸芯部材38の下端部は、図3に示すように、歯車70の軸孔に不図示のキーを介して相対回転不能に連結されており、回転構造体24の回転柱状部材28の軸芯部材38の下端部は、歯車72の軸孔に、やはり不図示のキーを介して相対回転不能に連結されている。
この歯車70,72は、互いの歯の数が同一であり、図3に示すように、モータ80により駆動されて、回転構造体22の軸芯部材38が回転することにより、歯車70と歯車72は互いの歯が噛み合うようになっている。
このため、歯車70,72は互いの歯が噛み合うことにより互いに連動するようになっており、歯車70を回転させると歯車72が同一速度で反対回りに回転するようになっている。このことにより、回転構造体22,24も互いに連動するようになっており、回転構造体22,24は同一速度で反対回りに回転するようになっている。
そして、回転構造体22,24は、それぞれの螺旋状の搬送物支持部34,36が互いに接近する位置において、それらの上半円弧面34a,36aの最上高さ位置を略一致させた状態で回転するようになっている。
図3に示すように、回転柱状部材26の軸芯部材38の下端部に固定された歯車70の下側(図中歯車70の手前側)にはプーリ74が取り付けられており、このプーリ74の外周にはベルト78が巻き掛けられている。
このベルト78は、プーリ74が取付けられた回転柱状部材26の軸芯部材38の軸線に平行に、かつその軸線から水平方向に離れて配置された軸線を有するプーリ76の外周にも巻き掛けられている。
このプーリ76は、その回転中心において、回転構造体22,24の軸芯部材38と平行な軸線を有する、モータ80により駆動されて回転する駆動軸80aと、不図示のキーを介して相対回転不能に連結されている。
このため、モータ80がその駆動軸80aの回転を駆動させると、プーリ76、ベルト78、プーリ74を介して歯車70に、モータ80の駆動軸80aの回転が伝わり、歯車70と歯車72が噛み合って連動することにより、回転構造体22,24を互いに反対回りに回転させることができる。
次に、このような本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置20の動作について説明する。
図2に示すように、箱型の形状の搬送物21は、それを搬送装置20に供給するコンベヤ82により運ばれ、搬送方向に並んだ状態で次々と、回転構造体22,24及び枠体56の下方に搬送されてくる。
そして、シリンダ88の伸縮ロッド88aの伸縮運動に駆動されて上下動するレバー86の端部が、搬送物21の図2中右下角部に係止して搬送物21を停止させたり、離脱して搬送物21を前方に移動させるよう動作することにより、搬送物21を1個ずつ、搬送装置20の枠体56の壁板64の不図示の開口から、枠体56内の最下方位置に供給することができる。
図9及び図10に示すように、搬送装置20の枠体56内に供給された搬送物21は、回転構造体22,24の下方の搬送物支持部34,36の互いに接近して対応する位置において、その最上高さ位置を略一致させた上半円弧面34a,36aの上に載置される。
このとき、搬送物21が載置される回転構造体22,24の回転柱状部材26,28間においては、その搬送物支持部34,36の上半円弧面34a,36aは、図9中の搬出側が図2,10に示すように低く、図9中の供給側が図2,10に示すように高く傾斜しているため、それらの上に載る搬送物21は、図10に示すように、搬送物支持部34,36の上半円弧面34a,36aにその底面21aを接触させて、傾いた状態で載置される。
搬送物21は、回転構造体22,24の搬送物支持部34,36の傾きにより供給側(図2中左側)から枠体56内に供給されると、搬送物21の一部(図10中右上部)が、枠体56の搬出側の壁板64の内側に取付けられたガイド部材48のガイド面48aに接触する。
図3に示すように、モータ80の駆動軸80aが駆動されて回転すると、プーリ76、ベルト78、プーリ74、軸芯部材38、歯車70,72を介して、回転構造体22,24が互いに反対回りに回転する。ここで、図3は搬送装置20を下方から見た図であるが、図9は搬送装置20を上方から見た図である。
図9に示すように、回転構造体22の回転柱状部材26は、上方から見て時計回り方向に回転するようになっており、回転構造体24の回転柱状部材28は、回転柱状部材26とは逆回りの、上方から見て反時計回り方向に回転するようになっている。
このため、回転構造体22,24の搬送物支持部34,36は、これらの前述した螺旋巻き方向から、回転構造体22,24の回転により、回転柱状部材26,28間に位置して支持される搬送物21を、図2,10における上方に移動させることができる。
また、回転構造体22,24の搬送物支持部34,36は、搬送物21が載置される回転柱状部材26,28間においては、図10に示すように、搬送物21の下側に入り込むように回転する。
このため、搬送物21は、その前方上部がガイド部材48のガイド面48aに接触して擦(こす)りながら、かつその底面21aが回転する搬送物支持部34,36の上半円弧面34a,36aの上を擦りながら上昇する。
そして、図10に示すように、この搬送物21は、回転構造体22,24が一回転(360°回転)する毎に、回転構造体22,24のピッチPの距離だけ上方に移動するようになっており、その下方の次の搬送物支持部34,36の上半円弧面34a,36aの上には、後続の搬送物21がコンベヤ82から新たに供給される。
回転構造体22,24が所定数回転したら、回転構造体22,24の搬送物支持部34,36上の搬送物21は、枠体56の上方フレーム60より上に上昇するため、ガイド部材48のガイド面48aに接触していた部分は接触しなくなる。
このため、図2に示すように、傾いて支持されていた搬送物21は、その前方の支えを失って、搬送物支持部34,36の上半円弧面34a,36aからその前方に滑り落ちて、搬送物21を搬出するコンベヤ84の上に搬出される。
このように搬送装置20は、搬送物21を一定間隔で、その高さ位置を上昇させることができ、搬送物21を枠体56の下方から上方に搬送することができる。
このような本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置20によれば、その回転構造体22,24が、回転柱状部材26,28と、複数本の支持腕部30,32と、丸棒状部材を曲げて形成された螺旋曲線状の搬送物支持部34,36とから構成されていて、前記従来のスクリュー式の搬送装置における一対の重い羽根部を有するスクリューに比べて、重い羽根部を有していないので、搬送装置20の重量化を防止することができる。
また、本実施の形態に係る搬送装置20は、上記のようにその重量を低減できるため、回転柱状部材26,28を回転させる駆動部、回転機構部に掛かる負担を軽減することができるので、搬送装置20の耐久性を向上させることができると共に、その信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る搬送装置20は、その回転構造体22,24が、回転柱状部材26,28と、複数本の支持腕部30,32と、丸棒状部材を曲げて形成された螺旋曲線状の搬送物支持部34,36とから構成されていて、前記従来のスクリュー式の搬送装置における、加工が大変な一対の羽根部を有していないので、その製造価格を低価格にできて搬送装置20の高価格化を防止することができる。
したがって、以上に説明したように、本実施の形態に係る搬送装置20によれば、搬送装置20の耐久性や信頼性を向上させることができると共に、搬送装置20の重量化や高価格化を防止することができる。
図11ないし図13は、本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置90について説明するために参照する図である。
前記第1の実施の形態に係る搬送装置20においては、搬送物21の高さ位置を低い位置から高い位置に上昇させて搬送するようになっていたが、この第2の実施の形態に係る搬送装置90においては、搬送物21の高さ位置を高い位置から低い位置に下降させて搬送するようになっている。
このため、前記第1の実施の形態に係る搬送装置20においては、図2に示すように、搬送物21を供給するコンベヤ82は搬送装置20の高さの低い側の位置に、搬送物21を枠体56から搬出するコンベヤ84はその高さの高い側の位置に配置されていたが、この第2の実施の形態に係る搬送装置90においては、図11に示すように、搬送物21を供給するコンベヤ82は搬送装置90の高さの高い側の位置に,搬送物21を枠体56から搬出するコンベヤ84はその高さの低い側の位置に配置されている。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置90の動作について説明する。
図11に示すように、前記搬送装置20において説明したのと同様に箱型の搬送物21は、搬送装置90に搬送物21を供給するコンベヤ82により運ばれ、搬送方向に並んだ状態で次々と、回転構造体22,24の上方に搬送されてくる。
そして、シリンダ88の伸縮ロッド88aの伸縮運動に駆動されて上下動するレバー86の端部が、搬送物21の図11中右下角部に係止して搬送物21を停止させたり、離脱して搬送物21を前方に移動させるよう動作することにより、搬送物21を1個ずつ、搬送装置90の、枠体56の壁板64の不図示の開口から、枠体56内の最上方位置に供給することができる。
図12及び図13に示すように、搬送装置90の枠体56内に供給された搬送物21は、回転構造体22,24の上方の搬送物支持部34,36の互いに接近して対応する位置において、その最上高さを略一致させた上半円弧面34a,36aの上に載置される。
このとき、搬送物21が載置される回転構造体22,24の回転柱状部材26,28間においては、前記第1の実施の形態に係る搬送装置20と同様に、その搬送物支持部34,36の上半円弧面34a,36aは、図12中の搬出側の高さが図11に示すように低く、図12中の供給側の高さが図11に示すように高くなるよう傾斜しているため、それらの上に載る搬送物21は、図13に示すように、搬送物支持部34,36の上半円弧面34a,36aにその底面21aを接触させて、傾いた状態で載置される。
搬送物21は、回転構造体22,24の搬送物支持部34,36の傾きにより供給側(図11中左側)から枠体56内に供給されると、搬送物21の一部(図13中右上部)が、枠体56の搬出側の壁板64の内側に取付けられたガイド部材48のガイド面48aに接触する。
図3に示すように、モータ80の駆動軸80aが駆動されて回転すると、プーリ76、ベルト78、プーリ74、軸芯部材38、歯車70,72を介して、回転構造体22,24が互いに反対回りに回転する。ここで、図3は搬送装置20を下方から見た図であるが、図12は搬送装置90を上方から見た図である。
図12に示すように、回転構造体22の回転柱状部材26は、上方から見て反時計回り方向に回転するようになっており、回転構造体24の回転柱状部材28は、回転柱状部材26とは逆回りの、上方から見て時計回り方向に回転するようになっているため、回転構造体22,24の搬送物支持部34,36は、これらの前述した螺旋巻き方向から、回転構造体22,24の回転により、回転柱状部材26,28間に位置して支持される搬送物21を、図11,13における下方に移動させることができる。
また、回転構造体22,24の搬送物支持部34,36は、搬送物21が載置される回転柱状部材26,28間においては、図13に示すように、搬送物21の底面21aに接触する上半円弧面34a,36aの高さ位置が徐々に低くなって、搬送物21の下側に入り込むように回転する。
このため、搬送物21は、その前方上部がガイド部材48のガイド面48aに接触して擦りながら、かつその底面21aが回転する搬送物支持部34,36の上半円弧面34a,36aの上を擦りながら下降する。
そして、図13に示すように、この搬送物21は、回転構造体22,24が一回転(360°回転)する毎に、回転構造体22,24のピッチPの距離だけ下方に移動するようになっており、その上方の次の搬送物支持部34,36の上半円弧面34a,36aの上には、後続の搬送物21がコンベヤ82から新たに供給される。
回転構造体22,24が所定数回転したら、回転構造体22,24の搬送物支持部34,36上の搬送物21は、枠体56の下方フレーム62より下に下降するため、ガイド部材48のガイド面48aに接触していた部分は接触しなくなる。
このため、図11に示すように、傾いて支持されていた搬送物21は、その前方の支えを失って、搬送物支持部34,36の上半円弧面34a,36aからその前方に滑り落ちて、搬送物21を搬出するコンベヤ84の上に搬出される。
このように搬送装置90は、搬送物21を一定間隔で、その高さ位置を下降させることができ、搬送物21を枠体56の上方から下方に搬送することができる。
このような本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置90によっても、前記第1の実施の形態に係る搬送装置20と同様に、搬送装置90の耐久性や信頼性を向上させることができると共に、搬送装置90の重量化や高価格化を防止することができる。
なお、前記第1、第2の実施の形態に係る搬送装置20,90においては、枠体56、上板58、下板54、及び架台50により構成されたケース体46の内部に、回転構造体22,24とガイド部材48が取付けられていたが、回転構造体が互いの軸線を平行に配置することができ、かつガイド部材が回転構造体の搬送物支持部上を移動する搬送物を案内することができるようになっていれば、他のどのような構成であってもよい。
また、前記搬送装置20,90における回転構造体22,24は、歯車70,72、プーリ74,76及びベルト78を介して、モータ80により回転を駆動されるようになっていたが、互いに同速度で、逆方向に回転することができるようになっていればよく、このような構成に限定されるわけではない。
また、前記搬送装置20,90における回転構造体22,24の支持腕部30,32は、その一端部が回転柱状部材の円筒部材40外周部の、回転柱状部材の軸線を中心として水平方向に略60度ずつずれた位置に配置されていたが、60度以外の他の角度ずつずれた位置に配置されていてもよい。
また、前記搬送装置20,90における回転構造体22,24の搬送物支持部34,36は、搬送物の形状や大きさなどに合わせて、回転柱状部材26,28との間隔の寸法やピッチの長さ、或は傾きを変更しても構わない。
また、前記搬送装置20,90における搬送物支持部34,36は、複数本の支持腕部30の前記他端部の上にその長さ途中の各位置の下半円弧面がそれぞれ載置されて溶接により固定されていたが、搬送物支持部の、その長さ途中の各位置の、回転柱状部材側の円弧面に複数本の支持腕部の他端部の先端面が当接して固定されるようになっていてもよい。
また、前記搬送装置20,90における回転構造体の搬送物支持部や支持腕部は、中実状又は中空状のいずれに形成されていてもよいが、中空状に形成することにより、搬送装置の重量のさらなる低減を図ることができる。
また、前記搬送装置20,90におけるガイド部材48は、平板状に形成されていて、一対の回転構造体22,24の軸線を含む面と平行のガイド面48aを有するように形成されていたが、ガイド部材は多数のローラが平面状に並んだものでも、或いは一対の回転構造体の軸線に平行な部分を有しているものでもよく、例えば上下方向に伸びる複数の長いレール部材など、他のどのような形状になっているものでもよい。
また、ガイド部材は弾性や可撓性を有する部材から形成されていてもよい。このようにガイド部材を弾性や可撓性を有する部材から形成することにより、ガイド部材と一部が接触して移動する搬送物に損傷を負わせることを防止することができる。
また、前記搬送装置20,90における搬送物21は、長さ寸法L、幅寸法W、高さ寸法Hを有する直方体であって、底面21aを有し、その上端は開口した箱型に形成されていたが、一対の回転構造体の搬送物支持部それぞれの上に載せて移動することができるものであれば、その上端が開口していないものや、六面が包装されている箱型に形成されているもの、或は箱型に形成されていない丸いものなど、どのような形状のものであってもよい。
また、前記搬送装置20,90における架台50や枠体56は、その断面の外形形状が略矩形状である角筒状の金属製のフレーム52が縦横に組み合わされて、L型ブラケットやボルト、ナット等の締結部材により互いに固定されることにより、外形形状が略直方体の枠状に形成されていたが、等辺山形鋼のアングルが縦横に組み合わされて、互いの接触部分を溶接により固定されることにより、外形形状が略直方体の枠状に形成されていてもよい。
20 搬送装置
21 搬送物
21a 底面
22,24 回転構造体
26,28 回転柱状部材
26a,28a 大径部
30,32 支持腕部
34,36 搬送物支持部
34a,36a 上半円弧面
38 軸芯部材
40 円筒部材
40a 軸孔
42,44 円板部材
42a,44a 嵌合孔
46 ケース体
48 ガイド部材
48a ガイド面
50 架台
52 フレーム
54 下板
54a 上面
54b 下面
56 枠体
58 上板
58a 上面
58b 下面
60 上方フレーム
62 下方フレーム
64 壁板
66,68 軸受
70,72 歯車
74,76 プーリ
78 ベルト
80 モータ
80a 駆動軸
82,84 コンベヤ
86 レバー
88 シリンダ
88a 伸縮ロッド
90 搬送装置
H 高さ寸法
L 長さ寸法
P ピッチ
W 幅寸法

Claims (4)

  1. 上下方向に長さを有し、互いの軸線が略平行にかつ鉛直に配置された一対の回転柱状部材と、
    前記一対の回転柱状部材それぞれの周りに前記回転柱状部材との間に間隔をおいて配置され、螺旋巻き方向が互いに逆方向の一対の螺旋曲線に沿って形成され、搬送物を支持して鉛直方向に搬送する搬送物支持部と、
    その一端部が前記回転柱状部材の外周部に固定され、他端部が前記回転柱状部材の径方向外側に向かって突出して前記搬送物支持部に固定された複数の支持腕部と、
    前記一対の回転柱状部材それぞれの軸線を含む面に略平行な面又は部分を有するガイド部材とを備え
    前記搬送物支持部は、前記搬送物を搬送する前記一対の回転柱状部材の間において前記ガイド部材に近い側が前記ガイド部材に遠い側より下方に傾斜し、当該傾斜により前記搬送物を前記ガイド部材側に滑動させる
    ことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記搬送物支持部は、その長さ方向に対して略垂直方向の断面の外形形状が略円形状の丸棒状部材を螺旋曲線状に折り曲げて形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記複数の支持腕部は、その一端部が前記回転柱状部材の外周部の、前記回転柱状部材の軸線を中心としてその円周方向に所定角度ずつずれた位置に固定され、その他端部が前記回転柱状部材の径方向外側に向かって伸びて、前記搬送物支持部に固定された
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記回転柱状部材と、前記搬送物支持部と、前記支持腕部は、全体として回転構造体を構成する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の搬送装置。
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