JP5249007B2 - 光変調器 - Google Patents

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Description

本発明は、入射する光を変調する光変調器に関する。
従来より、リチウムナイオベート(LiNbO)等の電界により屈折率が変化する材料を用いて光変調を行う手法が知られている。例えば、特許文献1では、厚い板状の電気光学基板の一方の主面に複数の電極要素が一の方向に配列形成された光変調器が開示されており、この光変調器では、互いに隣接する電極要素間に電圧を印加して基板の内部に電界を生じさせることにより、電気光学基板の内部を進行する光を回折させることが可能とされる。
実際には、電気光学基板の内部において、屈折率が変化する範囲(厚さ方向の範囲)は電極要素間に印加される電圧に依存する。そこで、特許文献1の光変調器では、電極要素を光の進行方向に長くするとともに、電気光学基板の一方の端面から入射して内部を進行する光が、電極要素が形成される主面に対して小さい角度にて(大きな入射角にて)入射して当該主面にて全反射するようにされ、光を回折させるのに必要な位相差を生じさせることが実現されている。このとき、電極要素間には、60V〜100Vという比較的大きな電圧を印加することが必要とされている。
非特許文献1では、偏光器において、周期分極反転構造が形成されたリチウムナイオベートの基板の上面および下面にそれぞれ一の電極を設け、上面の電極と下面の電極との間に印加する電圧を変化させることにより、基板に入射した光を0次回折光として出射したり、ブラッグ回折による(±1)次回折光として出射する技術が開示されている。
特開2000−313141号公報 Harald Gnewuch, Christopher N. Pannell, Graeme W. Ross, Peter G. R. Smith, and Harald Geiger, "Nanosecond Response of Bragg Deflectors in Periodically Poled LiNbO3", IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS, DECEMBER 1998, VOL. 10, NO. 12, p. 1730-1732
ところで、光変調器において高速な変調を実現しようとすると、電極要素間に印加される電圧を低くする必要がある。また、このような光変調器が、記録材料に光を照射して記録材料上に画像を記録する画像記録装置に利用される場合、画像の高精細化に対応して電極要素間の距離を短くする必要があり、この場合も電極要素間に印加される電圧を低くする必要がある。しかしながら、特許文献1では、入射する光において回折に必要な位相差を生じさせるために電極要素間に比較的大きな電圧(例えば、100V)を印加する必要があり、電極要素間の電圧を低減することができない。また、電極要素間の放電(リーク)の発生を防止するために、電極要素間の距離を短くすることもできない。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、光変調器において電極間に印加される電圧を低くするとともに、高密度にチャンネルを配置することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、光変調器であって、電界により屈折率が変化する材料にて形成される板状の部材であり、電界が付与された際に発生する分極の向きが反対である第1分極部と第2分極部とが所定の分極部配列方向に交互に配列された周期分極反転構造を有し、一の端面から内部に入射する前記分極部配列方向に伸びる線状光を前記分極部配列方向に垂直な方向である、または、前記分極部配列方向に垂直な前記方向に対して所定角度にて傾斜する方向である進行方向に沿って導き、前記周期分極反転構造を通過させて前記一の端面とは反対側の他の端面へと導くベース部と、前記周期分極反転構造を挟んで前記ベース部の一方の主面および他方の主面にそれぞれ設けられる第1電極部および第2電極部を有し、前記第1電極部と前記第2電極部との間に電圧を印加することにより、前記周期分極反転構造において前記分極部配列方向における周期的な屈折率の変化を生じさせて前記ベース部内に入射する光を回折させる変調部とを備え、前記周期分極反転構造において、複数の第1分極部および複数の第2分極部はそれぞれ、前記分極部配列方向に垂直な方向に伸びる帯状の部位であり、前記第1電極部が、前記分極部配列方向に平行な方向である、または、前記進行方向に垂直な方向である電極配列方向に配列される複数の第1電極を備え、前記複数の第1電極の各第1電極が、前記分極部配列方向にて隣接する前記第1分極部および前記第2分極部を一の分極対として、前記分極部配列方向において所定の分極対ピッチにて連続する3以上の所定数の分極対である分極対群上に配置され、前記ベース部内に入射する光から前記各第1電極に対応する前記分極対群により回折光を得る際に前記各第1電極に付与される電位が等しくされ、前記各第1電極に対応する分極対群に前記分極部配列方向における周期的な屈折率の変化が生じる
本発明では、光変調器において電極間に印加される電圧を低くすることができるとともに、高密度にチャンネルを配置することができる。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る画像記録装置1の構成を示す図である。画像記録装置1は図1中のY方向(光学ヘッド2の光軸J1に平行な方向)に沿って描画用の光を出射する光学ヘッド2、画像が記録される記録材料9を外側面に保持する保持部である保持ドラム70、並びに、画像記録装置1の全体制御を担う制御部4を備える。記録材料9には光学ヘッド2からの描画用の光が走査されつつ照射されることにより、画像が記録される(すなわち、光の照射により画像が描画される)。記録材料9としては、例えば、刷版、刷版形成用のフィルム等の感光材料が用いられる。保持ドラム70として無版印刷用の感光ドラムが用いられてもよく、この場合、記録材料9は感光ドラムの表面に相当し、保持ドラム70が記録材料9を一体的に保持していると捉えることができる。
保持ドラム70は円筒面の中心軸を中心にモータ81により回転し、これにより、光学ヘッド2が記録材料9に対して主走査方向(すなわち、保持ドラム70の回転軸に垂直な方向)に相対的に一定の速度で移動する。また、光学ヘッド2はモータ82およびボールねじ83により保持ドラム70の回転軸に平行な副走査方向(すなわち、主走査方向に垂直な図1中のX方向)に移動可能とされ、光学ヘッド2の位置はエンコーダ84により検出される。このように、モータ81,82、ボールねじ83を含む走査機構により、光学ヘッド2からの光の記録材料9上における照射位置が、記録材料9に対して一定の速度で主走査方向に相対的に移動するとともに主走査方向に交差する副走査方向にも相対的に移動する。
図2および図3は光学ヘッド2の内部構成を簡略化して示す図である。図2は、図1中の光学ヘッド2の光軸J1および副走査方向に垂直な方向(図1中のX方向およびY方向に垂直なZ方向)に沿って光学ヘッド2を上方(すなわち、図1中の(+Z)側)から見た場合の光学ヘッド2の内部構成を示し、図3は副走査方向に沿って図1のモータ82とは反対側から光学ヘッド2側を見た場合(すなわち、光学ヘッド2の(−X)側から(+X)方向を向いて見た場合)の光学ヘッド2の内部構成を示している。
図2および図3に示す光学ヘッド2は、所定の波長(例えば、830、635、405、あるいは、355ナノメートル(nm))の光ビームを出射するレーザ(複数の半導体レーザが配列された半導体レーザアレイ、あるいは、ランプ等の他の種類の発光素子であってもよい。)を有する光源部21、および、光源部21からの光ビームが入射する光変調器3を備える。光変調器3は、電界により屈折率が変化する材料である電気光学結晶にて形成された薄板状の(スラブ状の)部材であるベース部31、および、ベース部31内に入射する光を回折させる変調部32を備える。
本実施の形態では、ベース部31はリチウムナイオベート(LiNbO)(すなわち、ニオブ酸リチウムであり、LNと略称される。)の単結晶にて形成される。なお、ベース部31はリチウムタンタレート(LiTaO)(すなわち、タンタル酸リチウムであり、LTと略称される。)の単結晶等、電界により結晶内に分極が発生して屈折率が変化する他の材料にて形成されてもよい。
変調部32は、図2および図3に示すように、ベース部31の(+Z)側の主面311(以下、「上面311」という。)上に設けられる第1電極部33を備え、図3に示すように、ベース部31の(−Z)側の主面312(以下、「下面312」という。)上に設けられる第2電極部34を備える。図2に示すように、第1電極部33は、所定の電極配列方向(すなわち、図2および図3中のX方向)に配列されるとともにそれぞれが光軸J1方向(すなわち、光の進行方向)であるY方向に伸びる帯状の複数の第1電極331を備え、複数の第1電極331は制御部4の電位付与部41にそれぞれ個別に接続される。本実施の形態では、第1電極部33が5つの第1電極331を備えるものとして説明するが、実際には、より多数の第1電極331がベース部31の上面311上に設けられる。図3に示す第2電極部34は、第1電極部33の複数の第1電極331とベース部31を挟んで対向する単一の第2電極341(すなわち、共通電極)を備え、接地電位を付与する接地部5に接続される。
図4は、図2中のA−Aの位置における光変調器3の断面図であり、図4では、ベース部31の断面の平行斜線の図示を省略している。図4に示すように、ベース部31は、複数の第1分極部3111と複数の第2分極部3112とが所定の分極部配列方向(すなわち、図4中のX方向であり、上述の電極配列方向に平行な方向)に交互に配列された周期分極反転構造310を有する。複数の第1分極部3111および複数の第2分極部3112は、分極部配列方向に垂直なY方向に伸びる帯状の部位であり、第1分極部3111と第2分極部3112とでは、結晶軸の向きが反対であるため、周期分極反転構造310にZ方向の電界が付与された際に発生する分極の向きが反対となる。なお、ベース部31の周期分極反転構造310の周囲の部位における結晶軸の向きは第2分極部3112と同様である。ベース部31の周期分極反転構造310は、周期分極反転構造310が形成される前のベース部31の第1分極部3111となる予定の部位に、非常に高いZ方向の電圧を印加して第1分極部3111となる予定の部位の分極の向きを反転させることにより形成される。
本実施の形態では、周期分極反転構造310における各第1分極部3111および各第2分極部3112の分極部配列方向(X方向)の幅がそれぞれ1.25μm〜5μm(本実施の形態では、第1分極部3111および第2分極部3112共に5μmとされる。)とされ、複数の第1分極部3111の分極部配列方向におけるピッチ、および、複数の第2分極部3112の分極部配列方向におけるピッチがそれぞれ2.5μm〜10μmとされる。以下の説明では、分極部配列方向にて隣接する一の第1分極部3111および一の第2分極部3112をまとめて一の分極対3110と呼び、複数の分極対3110の分極部配列方向におけるピッチ(本実施の形態では、10μmとされる。)を分極対ピッチという。
第1電極部33および第2電極部34は、ベース部31の周期分極反転構造310を挟んで配置され、第1電極部33の各第1電極331は、分極部配列方向にて連続する3つの分極対3110である分極対群上に配置される。
光変調器3では、電位付与部41から第1電極部33の第1電極331にプラス(+)の電位(例えば、2V〜25V)が付与される(すなわち、第1電極部33と第2電極部34との間にZ方向の電圧が印加される)ことにより、第1電極331に対応する分極対群において3つの第1分極部3111の分極の向きが(−Z)方向となり、3つの第2分極部3112の分極の向きが(+Z)方向となる。図4では、各分極部の分極の向きを矢印にて示す。
内部に電界が生じていない状態におけるベース部31の屈折率をnとすると、上述のように、第1電極331に電位が付与されることにより、第1電極331と第2電極341との間においてベース部31の内部に電界が生じ、第1分極部3111の分極の向きが(−Z)方向となることにより、第1分極部3111の屈折率がΔnだけ減少してn−Δnとなる。また、第2分極部3112の分極の向きが(+Z)方向となることにより、第2分極部3112の屈折率がΔnだけ増加してn+Δnとなる。これにより、第1電極331と第2電極341との間において、図5に示すように、分極部配列方向における周期的な屈折率の変化が生じる。図5では、横軸がX方向の位置を示し、縦軸が屈折率を示す。また、上部に横軸のX方向の位置に配置される第1分極部3111および第2分極部3112を示す。光変調器3では、第1電極部33の複数の第1電極331に電位が付与されることにより、周期分極反転構造310において分極部配列方向における周期的な屈折率の変化が生じる。
図2および図3に示す光源部21はコリメータレンズ(図示省略)を有しており、レーザから出射される光ビームはコリメータレンズを介して平行光とされてシリンドリカルレンズ221に入射する。シリンドリカルレンズ221を通過した光は光軸J1に垂直な光束断面が円形から次第にX方向に長い楕円形へと変化する。すなわち、シリンドリカルレンズ221はX方向にのみ負のパワーを有し、光軸J1およびX方向に垂直なZ方向に関して、シリンドリカルレンズ221を通過した光の光束断面の幅は(ほぼ)一定とされる。
シリンドリカルレンズ221からの光はX方向にのみ正のパワーを有するシリンドリカルレンズ222へと入射し、シリンドリカルレンズ222を通過した光は光束断面がX方向に長い一定の大きさの楕円形とされてシリンドリカルレンズ223へと入射する。シリンドリカルレンズ223は、Z方向にのみ正のパワーを有し、Z方向のみに着目した場合には、図3に示すシリンドリカルレンズ223を通過した光は集光しつつ光変調器3のベース部31の(−Y)側の端面(以下、「入射面」という。)313へと入射する。また、X方向に関しては、図2に示すシリンドリカルレンズ223からの光は平行光として光変調器3に入射する。このように、光学ヘッド2では、シリンドリカルレンズ221〜223により照明光学系22が構築され、照明光学系22により、光源部21からの光がX方向(すなわち、分極部配列方向)に伸びる線状光とされた上で、光変調器3のベース部31の入射面313からベース部31の内部へと入射する。
ベース部31の内部へと入射した線状光は、ベース部31の互いに平行な上面311および下面312(すなわち、法線がZ方向に平行な主面311,312)にて多重反射しつつ光軸J1に沿って進行し(すなわち、分極部配列方向に垂直な方向である進行方向に沿って導かれ)、周期分極反転構造310を通過する。このとき、第1電極部33の一の第1電極331に注目すると、当該第1電極331に電位付与部41からの電位が付与されていない状態(すなわち、第1電極331の電位が接地電位とされる状態)では、X方向に平行な上記線状光のうち第1電極331と第2電極341との間(すなわち、第1電極331に対応する3つの分極対3110である分極対群)を通過する光は、X方向に関して平行な状態のままでベース部31の内部を進行し、ベース部31の(+Y)側の端面(すなわち、入射面313とは反対側の他の端面であり、以下、「出射面」という。)314へと導かれて出射面314から0次回折光として出射される。
また、第1電極331に電位付与部41からの電位が付与されている状態では、第1電極331と第2電極341との間において電気光学効果により分極部配列方向に周期的な屈折率の変化が生じており、X方向に平行な上記線状光のうち第1電極331に対応する分極対群を通過する光に周期的な位相差が生じて回折が生じる。すなわち、周期分極反転構造310の第1電極331と第2電極341との間の部位が、位相回折格子として機能する。これにより、X方向に平行な上記線状光のうち第1電極331と第2電極341との間を通過する光が、光軸J1に沿って(+Y)方向に進むに従ってX方向に関して光軸J1から離れる(±1)次回折光(もちろん、高次の回折光も出射される。)として出射面314から出射される。本実施の形態では、周期分極反転構造310はラマンナス回折を生じさせる回折格子として機能する。
このように、光変調器3では、上記線状光のうち第1電極331と第2電極341との間を通過して出射面314から出射される光が、0次回折光と(±1)次回折光との間で遷移可能とされる。また、光学ヘッド2では、制御部4により電位付与部41が制御されることにより、第1電極部33の複数の第1電極331に対して個別に電位が付与される。これにより、複数の第1電極331にそれぞれ対応する複数の分極対群を通過する光が個別に制御され、0次回折光または(±1)次回折光とされる。このように、本実施の形態に係る光変調器3は、マルチチャンネルの光変調器となっている。
光変調器3からの0次回折光は、図3中にて細い実線にて外形を示すように、Y方向にのみ正のパワーを有するシリンドリカルレンズ231にてY方向に関してほぼ平行な光とされ、正のパワーを有するレンズ232に入射する。ここで、レンズ232の前側焦点は第1電極331の(+Y)側の端部近傍におけるベース部31内の位置とされ、レンズ232の後側焦点にはアパーチャ板233の開口が配置される。したがって、ベース部31の出射面314から出射された0次回折光は、図3中に細い実線にて外形を示すように、レンズ232を介してアパーチャ板233に集光され、アパーチャ板233の開口を介してレンズ234に入射する。
レンズ234は、前側焦点がアパーチャ板233の近傍に位置し、後側焦点が保持ドラム70(図1参照)の記録材料9上となるように配置されており、0次回折光はレンズ234を介して光軸J1と露光面である記録材料9とが交差する位置にZ方向に関して集光しつつ、記録材料9上に照射される。
また、5つの第1電極331に対応する5つの分極対群を通過した0次回折光は、図2に示すように、シリンドリカルレンズ231、レンズ232およびアパーチャ板233の開口を介してレンズ234に入射し、レンズ234を介して光軸J1に平行に記録材料9上に照射される。図2では、ベース部31よりも(−Y)側においては光源部21からの光の外形を描き、ベース部31よりも(+Y)側においては、各第1電極331に対応する分極対群を通過した0次回折光の光束断面の中心線J2を描いている。
一方、各第1電極331に対応する分極対群を通過した(±1)次回折光は、ベース部31から離れるに従って各中心線J2から離れるように広がり、アパーチャ板233にて遮られるため、記録材料9には照射されない。光学ヘッド2では、シリンドリカルレンズ231、アパーチャ板233、並びに、レンズ232,234により投影光学系23(両側テレセントリックとなるシュリーレン光学系と捉えることもできる。)が構築される。
画像記録装置1では、例えば、第1電極部33の5つの第1電極331のうち、(+X)側から1番目、3番目および5番目の第1電極331に電位が付与されず、(+X)側から2番目および4番目の第1電極331に所定の電位が付与される場合、記録材料9上には、図6に示すように、(+X)側から1番目、3番目および5番目の第1電極331に対応する分極対群を通過した光に対応する3つの照射領域91が形成される。光変調器3では、各第1電極331に対応する分極対群により0次回折光を得る際に、各第1電極331に付与される電位が等しくされる(本実施の形態では、0Vとされる。)。また、(±1)次回折光を得る際に各第1電極331に付与される電位も等しくされる。
図7は画像記録装置1が記録材料9上に画像を記録する動作の流れを示す図である。画像記録の際には、まず、光源部21からの光の出射が開始され(ステップS11)、続いて、保持ドラム70が回転することにより光学ヘッド2が主走査方向に一定の速度で記録材料9に対して相対的に移動し、さらに、保持ドラム70の回転に同期して光学ヘッド2が副走査方向に移動する(ステップS12)。制御部4では、記録材料9上の光の照射位置(すなわち、光変調器3からの光が常に記録材料9へと導かれると仮定した場合の照射位置)の記録材料9に対する相対移動に同期して、光変調器3のベース部31からの光(すなわち、0次回折光)が記録材料9に導かれるON状態と、光が導かれないOFF状態とを、第1電極部33の5つの第1電極331のそれぞれについて切り替えるON/OFF制御が行われ(ステップS13)、記録材料9上に画像が記録される。このようにして、光学ヘッド2からの光の照射位置をラスター走査しつつ記録材料9全体に画像が記録されると、保持ドラム70の回転、光学ヘッド2の副走査方向への移動、および、光源部21からの光の出射が停止され(ステップS14,S15)、画像記録装置1において画像を記録する動作が終了する。
以上に説明したように、光変調器3では、周期分極反転構造310が設けられたベース部31の上面311に第1電極部33を設けるとともに下面312に第2電極部34を設け、第1電極部33と第2電極部34との間に電圧を印加することにより、周期分極反転構造310において分極部配列方向における周期的な屈折率の変化を生じさせてベース部31に入射する光を回折させる。このようにベース部31を挟んで設けられた第1電極部33および第2電極部34の間に電圧が印加されることにより、特許文献1のように、ベース部の上面上の複数の電極において隣接する電極間に電圧を印加することによりベース部内に周期的な屈折率の変化を生じさせる構造と異なり、第1電極部33と第2電極部34との間に印加される電圧を低減しつつ周期分極反転構造310の内部にZ方向の所望の電界を形成することができる。そして、第1電極部33と第2電極部34との間に印加される電圧を低減することにより、光変調器3による光の変調速度を向上することができる。光変調器3では、周期分極反転構造310の内部に所望の電界を形成するためには、ベース部31の厚さは50μm以下(より好ましくは、30μm以下)とされることが好ましい。
光変調器3では、また、第1電極部33の各第1電極331に対応する周期分極反転構造310の分極対群(すなわち、連続する3つの分極対3110)に印加される電圧を個別に制御することにより、線状光である入射光から複数の出射光を取り出し、各出射光のON/OFFを個別に制御することができる。
画像記録装置1では、複数の第1電極331に対応する複数の分極対群からの出射光の記録材料9上におけるピッチ(すなわち、複数の出射光の光束断面の記録材料9上における中心軸間距離であり、以下、「記録光ピッチ」という。)は、周期分極反転構造310の分極対ピッチに基づいて決定される。したがって、記録光ピッチを小さくするためには分極対ピッチを小さくする必要があり、これに伴い、複数の第1電極331のピッチも小さくなる。
ここで、特許文献1のような、ベース部の上面上の複数の電極において隣接する電極間に電圧を印加することによりベース部内に電界を生じさせる構造を想定すると、このような構造では、電極のピッチを小さくすると隣接する電極間において放電が生じてしまい、ベース部内に所望の電界を形成することが困難である。
これに対し、本実施の形態に係る光変調器3では、ベース部31の上面311に複数の第1電極331を設け、ベース部31の下面312に第2電極341を設け、複数の第1電極331と第2電極341との間に印加される電圧を個別に制御するとともに、ベース部31内に入射する光から各第1電極331に対応する分極対群により0次回折光、または、(±1)次回折光を得る際に第1電極331に付与される電位が等しくされる。これにより、隣接する第1電極331間における放電を防止しつつ第1電極331のピッチを小さくすることができるため、高密度にチャンネルを配置することができる。その結果、記録光ピッチの縮小(すなわち、画像の高精細化)を実現することができる。
このように、光変調器3では、第1電極部33の複数の第1電極331のピッチを小さくすることができるため、光変調器3の構造は、高精細化が求められる画像記録装置1において光源からの光を変調する光変調器に特に適している。また、画像記録装置1の高精細化という観点からは、分極対ピッチが10μm以下とされることが好ましい。
光変調器3では、ベース部31において入射面313から内部に入射する光が、上面311および下面312にて繰り返し全反射しつつ上面311および下面312に平行な進行方向へと導かれる。これにより、入射面313からベース部31に入射した光のエネルギー損失を抑制しつつ出射面314へと導くことができる。
図8は、光変調器の他の例を示す側面図である。図8に示す光変調器3aでは、ベース部31aの厚さが図3に示すベース部31よりも薄くされ(例えば、5μmとされ)、入射面313からベース部31aの内部に入射する光はシングルモードにて図8中のY方向へと導かれる。そして、上述の光変調器3と同様に、上面311上の第1電極331に電位が付与されると、当該第1電極331に対応する分極対群から(±1)次回折光が出射され、第1電極331に電位が付与されない場合は、0次回折光が出射される。光変調器3aでは、ベース部31aにおいて光をシングルモードにて導くことにより、出射面314から出射される光の主光線に垂直な方向の強度分布を安定して好ましい状態(ガウス分布)とすることが可能となる。
また、光変調器3aでは、第1電極部33と第2電極部34とのZ方向の距離が、図3に示す光変調器3に比べてより小さくされるため、第1電極部33と第2電極部34でとの間に形成される電界の強度を維持しつつ、第1電極部33に付与される電位(すなわち、第1電極部33と第2電極部34との間に印加される電圧)をより低減することができる。一方、図3に示す光変調器3では、ベース部31において光がマルチモードにて導かれることにより、多くの光エネルギーを伝播させることができる。
図9および図10はそれぞれ、光変調器のさらに他の例を示す側面図である。図9に示す光変調器3bでは、ベース部31bの上面311近傍にアニールプロトン法によりスラブ導波路315が形成されている。光変調器3bでは、入射面313からベース部31bの内部に入射した光が、ベース部31bよりも厚さ(すなわち、Z方向の大きさ)が小さいスラブ導波路315のみを通過して出射面314から出射されるため、図3に示すベース部31に比べて、ベース部31bを通過する際の光のエネルギー損失をより抑制することができる。
図10に示す光変調器3cでは、ベース部31cのZ方向(厚さ方向)の中央近傍にスラブ導波路315aが形成される。スラブ導波路315aを有するベース部31cは、ベース部31cの半分の厚さの電気光学結晶の一方の主面近傍にアニールプロトン法によりスラブ導波路を形成し、当該電気光学結晶および同様の構造のもう1つの電気光学結晶を、スラブ導波路が形成された主面を当接させるように重ね合わせることにより形成される。光変調器3cでは、図9に示す光変調器3bと同様に、ベース部31cの内部に入射した光がスラブ導波路315aのみを通過して出射面314から出射されるため、ベース部31cを通過する際の光のエネルギー損失をより抑制することができる。また、スラブ導波路315aがベース部31cのZ方向の中央近傍に設けられることにより、図9に示す光変調器3bに比べて、スラブ導波路315aを伝播する光の波形がZ方向において対称(スラブ導波路315aの中心線に対して上下対称)となるため、ベース部31cを通過する際の光のエネルギー損失をさらに抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、図3に示す光変調器3において、第1電極部33の一の第1電極331に対応する分極対群は、分極部配列方向に連続する4または5以上の所定数の分極対3110であってよい。また、第2電極部34では、共通電極である第2電極341に代えて、複数の第1電極331にベース部31を挟んでそれぞれ対向する複数の第2電極が設けられ、互いに対向する複数組の第1電極331と第2電極341との間に個別に電圧が印加されてもよい。
上述の光変調器3,3a〜3cでは、ベース部の厚さは適宜変更されてよい。ただし、ベース部を通過する際の光のエネルギー損失を抑制するという観点では、ベース部の厚さは3μm以上とされることが好ましい。また、光変調器3b,3cのスラブ導波路315,315aは、アニールプロトン法以外の手法により形成されてもよい。
光変調器3,3a〜3cでは、ベース部の周期分極反転構造に電圧が印加されることにより、周期分極反転構造がブラッグ回折を生じさせる回折格子として機能してもよい。この場合、周期分極反転構造310に入射する光の進行方向が、分極部配列方向に垂直な方向に対してブラッグ条件を満たす所定角度にて傾斜する方向とされる。複数の第1電極331が配列される電極配列方向は、分極部配列方向に平行とされてもよく、あるいは、上記光の進行方向に垂直な方向とされてもよい。
光変調器3,3a〜3cでは、記録材料9上の光の照射位置に対する光の照射のON/OFF制御が行われるが、光変調器3,3a〜3cでは、第1電極部33と第2電極部34との間に付与する電圧を調整することにより、多階調の光の照射制御が行われてもよい。
画像記録装置1では、投影光学系23により光変調器3,3a〜3cからの0次回折光のみが記録材料9上へと導かれるが、画像記録装置の設計によっては、光変調器3,3a〜3cからの0次回折光が遮蔽され、(±1)次回折光が記録材料上へと導かれてもよい。すなわち、光源部21からの光が入射する光変調器3,3a〜3cからの0次回折光および(±1)次回折光の一方が投影光学系23により記録材料9上へと導かれることにより、画像記録装置において光変調器3,3a〜3cの変調制御による画像の記録が可能となる。
光変調器3,3a〜3cが設けられる画像記録装置は、ステージ上に載置された板状の記録材料に対して光学ヘッドを記録材料に沿って相対的に移動する走査機構により、記録材料上における光変調器3,3a〜3cからの光の照射位置を記録材料に対して相対的に移動しつつ光変調器3,3a〜3cを制御して画像を記録するものであってもよい。また、図1の画像記録装置1において、光学ヘッドにポリゴンミラーが設けられることにより、記録材料9上における光の照射位置がX方向に移動してもよい。
画像の情報を保持する記録材料は、プリント配線基板や半導体基板等の感光性材料が塗布された、あるいは、感光性を有する他の材料であってもよく、光の照射による熱に反応する材料であってもよい。また、光変調器3,3a〜3cは画像記録以外の用途に用いられてもよく、この場合、光の照射の対象物も記録材料以外であってもよい。
画像記録装置の構成を示す図である。 光学ヘッドの内部構成を示す図である。 光学ヘッドの内部構成を示す図である。 光変調器の断面図である。 屈折率の分布を示す図である。 記録材料上の光照射領域を示す図である。 記録材料上に画像を記録する動作の流れを示す図である。 光変調器の他の例を示す図である。 光変調器の他の例を示す図である。 光変調器の他の例を示す図である。
符号の説明
3,3a〜3c 光変調器
31,31a〜31c ベース部
32 変調部
33 第1電極部
34 第2電極部
310 周期分極反転構造
311 上面
312 下面
313 入射面
314 出射面
315,315a スラブ導波路
331 第1電極
341 第2電極
3110 分極対
3111 第1分極部
3112 第2分極部
J1 光軸

Claims (1)

  1. 光変調器であって、
    電界により屈折率が変化する材料にて形成される板状の部材であり、電界が付与された際に発生する分極の向きが反対である第1分極部と第2分極部とが所定の分極部配列方向に交互に配列された周期分極反転構造を有し、一の端面から内部に入射する前記分極部配列方向に伸びる線状光を前記分極部配列方向に垂直な方向である、または、前記分極部配列方向に垂直な前記方向に対して所定角度にて傾斜する方向である進行方向に沿って導き、前記周期分極反転構造を通過させて前記一の端面とは反対側の他の端面へと導くベース部と、
    前記周期分極反転構造を挟んで前記ベース部の一方の主面および他方の主面にそれぞれ設けられる第1電極部および第2電極部を有し、前記第1電極部と前記第2電極部との間に電圧を印加することにより、前記周期分極反転構造において前記分極部配列方向における周期的な屈折率の変化を生じさせて前記ベース部内に入射する光を回折させる変調部と、
    を備え、
    前記周期分極反転構造において、複数の第1分極部および複数の第2分極部はそれぞれ、前記分極部配列方向に垂直な方向に伸びる帯状の部位であり、
    前記第1電極部が、前記分極部配列方向に平行な方向である、または、前記進行方向に垂直な方向である電極配列方向に配列される複数の第1電極を備え、
    前記複数の第1電極の各第1電極が、前記分極部配列方向にて隣接する前記第1分極部および前記第2分極部を一の分極対として、前記分極部配列方向において所定の分極対ピッチにて連続する3以上の所定数の分極対である分極対群上に配置され、
    前記ベース部内に入射する光から前記各第1電極に対応する前記分極対群により回折光を得る際に前記各第1電極に付与される電位が等しくされ、前記各第1電極に対応する分極対群に前記分極部配列方向における周期的な屈折率の変化が生じることを特徴とする光変調器。
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