JPH04242728A - 光偏向素子の動作方法 - Google Patents

光偏向素子の動作方法

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JPH04242728A
JPH04242728A JP41734090A JP41734090A JPH04242728A JP H04242728 A JPH04242728 A JP H04242728A JP 41734090 A JP41734090 A JP 41734090A JP 41734090 A JP41734090 A JP 41734090A JP H04242728 A JPH04242728 A JP H04242728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
comb
shaped electrodes
optical
optical waveguide
Prior art date
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Pending
Application number
JP41734090A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Omi
俊彦 近江
Tomoyuki Koike
智之 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH04242728A publication Critical patent/JPH04242728A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,電気光学効果を利用
して外部から印加する電圧によって光導波路内を伝搬す
る光の進行方向を制御する光偏向素子の動作方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光の進行方向を制御する光偏向素子には
,ポリゴンミラーを回転させて光を偏向させる回転多面
鏡走査器,ホログラム・ディスクを回転させて光を偏向
させるホログラム・ディスク走査器,ガルバノ・メータ
を利用したガルバノ・メータ偏向走査器などがある。 しかしながら,これらの光偏向素子はミラーやホログラ
ム・ディスクなどを機械的に回転させて光の進行方向を
制御しているので,ミラー等がもつ慣性のために高速光
偏向には限界がある,装置が大型化し,小型化を図るこ
とが困難である,耐久性に劣る,という問題点がある。
【0003】上記問題点を解決するために電気光学効果
をもつ結晶に電圧を印加して屈折率変化により光を偏向
させる光ビーム偏光器や,光導波路上に表面弾性波を伝
搬させて表面弾性波によるブラッグ回折により光の偏向
を行なう音響光学効果を利用したブラッグ変調回路など
がある。しかしながらこれらの光偏向素子においては偏
向角度が小さく,かつ分解点数が少ないので実用的なも
のではない。
【0004】上記問題点を解決するために出願人は,ブ
ラッグ回折を利用した光偏向素子を提供した(特願平1
−241312号)。この偏向素子は電気光学効果をも
つ材料により形成された光導波路上に,この光導波路を
伝搬する光に順次ブラッグ回折を起こさせる配置で複数
のくし形電極が形成されているものである。
【0005】くし形電極に電圧を印加することにより,
回折格子ができ,配置されたくし形電極に対応した数の
異なる点に光を出射することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記先願発
明の光偏向素子を用いて多方向の光偏向ができ,かつす
べての光の出射方向を一方向にそろえることができる駆
動方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は,電気光学効
果をもつ材料により形成された光導波路上に,この光導
波路を伝搬する光に順次ブラッグ回折を起こさせる配置
で複数のくし形電極が形成されている光偏向素子におい
て,最後にブラッグ回折を起こさせるくし形電極への電
圧の印加を制御し,光の出射方向をそろえることを特徴
とする。
【0008】
【作用】光導波路上のくし形電極に電圧が印加されると
電気光学効果により光導波路の屈折率が変化する。この
屈折率変化は電界方向によって異なる。
【0009】くし形電極では電極間の領域ごとに電界の
方向が交互に異なる。このために光導波路中に相対的に
高い屈折率をもつ領域と相対的に低い屈折率をもつ領域
とが交互に生じ屈折率分布型回折格子が形成される。
【0010】光導波路を伝搬してきた光はこの回折格子
によりブラッグ回折される。くし形電極に電圧が印加さ
れないときは光は回折されずに直進する。
【0011】最後にブラッグ回折を起こさせるくし形電
極への電圧の印加は,このくし形電極への入射方向に応
じて,すべての光の出射方向をそろえるように行なわれ
る。これによりすべての光が同方向に向って光導波路か
ら出射される。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示すもので,光偏
向素子をほぼ平面からみた図である。
【0013】YカットLiNbO3 基板1上にTiを
熱拡散することにより光導波層2が形成されている。光
導波層2はTEo モードの光を伝搬するシングル・モ
ードの光導波路となるようにその厚さが調整されている
【0014】この光導波層2上にはSiO2 膜3がス
パッタリングにより形成されている。さらにSiO2 
膜3上に,交互に所定間隔で配置された2つの電極4a
と4bとからなる5個のくし形電極4および2つの電極
7aと7bとからなる1個のくし形電極7がフォトリソ
グラフィにより形成されている。くし形電極4および7
は一列に配列して設けられている。
【0015】くし形電極4は光分解用のもので,くし形
電極7は光導波路から出射される光を一定方向にそろえ
るためのものである。
【0016】これらのくし形電極4および7にはそれぞ
れに示すように,電極4aと4bとの間にスイッチ6を
介して直線電源5が接続されている。くし形電極7もく
し形電極4と同様に電極7aと7bとの間にスイッチを
介して直線電源が接続されているが図示は省略されてい
る。
【0017】LiNbO3 基板1は電気光学効果をも
つので,電極4aと4bとの間に電圧を印加することに
より光導波層2の屈折率が変化する。屈折率の変化は光
導波層2における電界の方向によって異なる。
【0018】図2を参照して,基板1の屈折率をnとす
ると,電極4aと4bとの間の領域Diでは屈折率がΔ
n増加しn+Δnとなり,それに隣接する領域Ddでは
屈折率が減少しn−Δnとなる。したがって光導波層2
において屈折率の高い領域Diと屈折率の低い領域Dd
とが周期的に形成される。これにより光導波層2に屈折
率分布型回折格子が生じる。
【0019】再び、図3を参照して,くし形電極4によ
る回折格子の格子間隔,入射光Piの波長およびその回
折格子に対する入射角をブラッグ回折条件を満たすよう
に定めておけば,光導波層2を伝搬してくし形電極4の
場所に進行する光Piはブラッグ回折により所定の角度
で回折され回折光Pdとなる。
【0020】くし形電極4に電圧が印加されていないと
きには光導波層2に回折格子が生じないので,入射光P
iは回折されずそのまま電極4が形成されている部分を
直進して透過光Ptとなる。
【0021】このようにくし形電極4を光導波層2上に
形成しておき,電圧の印加をスイッチ6により制御すれ
ば光の伝搬方向を2方向に制御することができる。n個
のくし形電極4を光導波層2上に並べて形成しておき,
順次光を回折させるようにすれば2n の方向に光を制
御することができる。
【0022】出射光側のくし形電極7へ電圧の印加をく
し形電極7の入射方向に応じてスイッチにより制御すれ
ば光の出射方向が等しくなるようにそろえることができ
る。
【0023】実際に図1に示すようにYカットLiNb
O3 基板1上に光導波層2と5対のくし形電極4およ
び1対のくし形電極7を電極4aと4bおよび7aと7
bとの間隔を2.2 μmとして作成し,X軸に対して
5.1 °の角度で光を入射したところくし形電極4お
よび7へ電圧の印加の有無の組合せを変えることにより
異なる32点に方向をそろえて出射することができた。
【0024】図4は他の実施例を示すもので,光走査器
への応用例である。この図において図1と同一物には同
一符号を付して説明を省略する。
【0025】光導波路上には複数のくし形電極41〜4
6が配置されている。これらのくし形電極41〜46の
相互の間隔は光の進行方向にいくにつれ順次間隔が狭く
なっている。このためくし形電極によって偏向される光
が他の偏向される光の光路上に交差することがない。
【0026】くし形電極41〜45が光分解用のもので
,図1の複数のくし形電極4に,くし形電極46が光の
出射方向をそろえるためのもので図1のくし形電極7に
それぞれ対応する。
【0027】走査された光を拡大するために光偏向素子
20の出射端面側にディフレクト・レンズ10が配置さ
れ,このレンズ10で拡散した光をほぼコリメート化し
かつ,走査線上に集光するためにf−θレンズ11が配
置されている。光導波層2の入射側にはフォトリソグラ
フィによってコリメート・レンズ9が形成されている。
【0028】図5は図4に示す偏向素子20において各
くし形電極41〜46を透過する光および回折させる光
をすべて示したものであり,図6は光走査位置に対応し
たくし形電極41〜46への印加電圧V41〜V46を
表わしたものである。
【0029】半導体レーザ8からの出射光は光導波層2
内を伝搬し,コリメート・レンズ9によってコリメート
光とされる。
【0030】走査位置P1 に光を導くためには,くし
形電極41に電圧を印加し,くし形電極42〜45には
電圧を印加しない。またくし形電極46に電圧を印加す
る。これによりコリメート光はくし形電極41の部分で
回折され,くし形電極42〜45の部分は透過し,くし
形電極46の部分で再び回折するので走査位置P1 に
導かれる。
【0031】走査位置P2 に光を導くためにはくし形
電極41および45に電圧を印加し,他のくし形電極4
2〜44および46には電圧を印加しない。これにより
コリメート光は走査位置P2 に導かれる。
【0032】そのほかの走査位置P3 〜P32につい
ても同様にくし形電極41〜46への電圧の印加の有無
の組合せによって光の進行方向が制御され,それぞれの
位置に導かれる。くし形電極46への電圧の印加の有無
により生じる回折格子に応じて光の出射方向は一定にそ
ろえられる。図6に示す電圧V41〜V46の印加によ
りP1 からP32に向って光を走査することが可能と
なる。
【0033】光偏向素子20の出射光はディフレクト・
レンズ10によって偏向されたのち,f−θレンズ11
に入射する。偏向された光はf−θレンズにより走査線
上に焦点を結ぶ。実際に実験を行なった結果50mmに
わたって光を走査することができた。
【0034】図7は他の実施例を示すもので,光偏向素
子20とセルホック・レンズ・アレイ(屈折率分布型レ
ンズ・アレイ)13とのカップリングが行なわれている
。この図においても図1および図4に示すものと同一物
には同一符号を付して説明を省略する。光偏向素子20
の出射端面にはセルホック・レンズ・アレイ13が配置
されている。レンズ・アレイ13内の各レンズが走査さ
れた各光の出射部に一致するように配置されている。光
導波層2の入射側にはコリメート・レンズ9に加えて,
コリメート・レンズ9によってコリメートされた光を光
偏向素子20の出射光端面で焦点を結ぶように集光する
,集光レンズ10がフォトリソグラフィによって形成さ
れている。
【0035】半導体レーザ8からの出射光はコリメート
・レンズ9によってコリメート光とされ,集光レンズ1
2によって集光されながらくし形電極4に入射する。く
し形電極4によって複数の方向に制御され,くし形電極
7により光の出射方向は一定とされる。
【0036】出射端面上に分解された光はセルフォック
・レンズ・アレイ13によって等倍結像され,電極群に
印加する電圧の組合せによりレンズ面上を光走査させる
ことができる。
【0037】図8はさらに他の実施例を示すもので,光
スイッチである。この図においても図1から図7と同一
物には同一符号を付して説明を省略する。
【0038】くし形電極4への電圧の印加の組合せによ
り光走査が行なわれ,出射光の場所が異なる。このため
くし形電極4への電圧の印加の組合せにより光ファイバ
・アレイ14のうちの特定の光ファイバにのみ光を導波
させることができる。
【0039】これは一種の分岐型光スイッチということ
ができる。
【0040】
【発明の効果】ブラッグ回折を起こさせる複数のくし形
電極のうち,最後にブラッグ回折を起こさせるくし形電
極によって光導波路を伝搬する光の方向がそろえられて
いるので,光偏向素子から出射される光は一定方向とな
る。
【0041】出射方向が一定のため光ファイバ・アレイ
,レンズ・アレイ等に出射光を導くことが比較的容易と
なるとともに光走査器として充分に利用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光偏向素子をほぼ平面からみた図である。
【図2】電圧の印加により屈折率が変化する様子を示す
平面図である。
【図3】入射光が2方向に制御される様子を示す平面図
である。
【図4】光走査器への応用例を示すもので,ほぼ平面か
らみた図である。
【図5】図4に示す光走査器において各くし形電極を透
過する光および回折させる光を示したものである。
【図6】光走査位置に対応したくし形電極への印加電圧
を示したものである。
【図7】他の実施例を示すもので,光偏向素子とセルホ
ック・レンズ・アレイとのカップリングを行なう装置を
ほぼ平面からみた図である。
【図8】さらに他の実施例を示すもので,分岐型光スイ
ッチをほぼ平面からみた図である。
【符号の説明】
1  LiNbO3 基板 2  光導波層 4,7,41〜46  くし形電極 20  光偏向素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電気光学効果をもつ材料により形成さ
    れた光導波路上に,この光導波路を伝搬する光に順次ブ
    ラッグ回折を起こさせる配置で複数のくし形電極が形成
    されている光偏向素子において,最後にブラッグ回折を
    起こさせるくし形電極への電圧の印加を制御し,光の出
    射方向をそろえることを特徴とする光偏向素子の動作方
    法。
  2. 【請求項2】  上記複数のくし形電極の間隔が光の進
    行方向に向って順次狭くなるように配置したことを特徴
    とする請求項1に記載の光偏向素子の動作方法。
JP41734090A 1990-12-29 1990-12-29 光偏向素子の動作方法 Pending JPH04242728A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009122939A1 (ja) * 2008-04-04 2009-10-08 日本電気株式会社 光スイッチ
JP2012014119A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光偏向器
US8509576B2 (en) 2008-12-18 2013-08-13 Nec Corporation Optical switch, image display device, image forming device, and method for manufacturing optical switch

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