JP4382661B2 - 反射型可変光偏向器及びそれを用いたデバイス - Google Patents

反射型可変光偏向器及びそれを用いたデバイス Download PDF

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Description

本発明は、電気光学効果(ポッケルス効果)を有する素子を利用した反射型可変光偏向器及びそれを用いた可変光減衰器や光スイッチ等の光デバイスに関する。
これまで、光を減衰させる技術として、下記(1)〜(4)に示すような方法が実際に用いられている。
(1)光路上に設置した遮蔽物を機械的に移動させて透過率を変化させる方法
(2)光導波路で作製したマッハツェンダー干渉計の途中に、温度によって屈折率の変化する材料を挿入し、片側の光路のみを加熱または冷却することにより干渉性を変化させて透過率を変化させる方法
(3)偏光子と検光子の間にファラデー回転素子を挿入し、ファラデー回転素子に印加する磁界を変化させることによりファラデー回転を生じさせ、光線の偏光と検光子の偏光のミスマッチを起こすことにより透過率を変化させる方法
(4)光ファイバのクラッドを一部除去して、そこに温度により屈折率の変化する材料を充填し、コアとクラッドの屈折率関係を変化させることにより放射を誘発して透過率を変化させる方法
しかし、上記のいずれの方法においてもせいぜい数百μs(マイクロ秒)程度の応答速度であるため、例えば、WDMシステムにおいて信号波長のアド/ドロップやクロスコネクトがダイナミックに行なわれる際に要求される更なる高速な応答には追随できないという課題があった。
そこで、光変調器等で使用されている高速応答が可能な技術を応用し、電気光学効果を有する素子(例えば、LiNbO3等)からなる導波路によりマッハツェンダー回路を構成して、片側光路のみに電圧を印加することにより減衰をかける方式も報告されているが、挿入損失や偏光依存損失が大きいという課題がある。また、WDM伝送装置に適用する場合には、波長多重数分の可変光減衰器が必要となるが、近年のWDM伝送技術における波長多重数からみると、適切なサイズになっておらず、WDM伝送装置の規模増大を招いてしまう。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、反射型の可変光偏向器を利用して、応答速度が高速で、且つ、挿入損失や偏光依存損失の少ない可変光減衰器や光スイッチ等の光デバイスを、小型に実現することを目的とする。
なお、可変光偏向器自体は、例えば特開平10−307307号公報や特開平10−288798号公報等に開示されているように、レーザプリンタ,レーザ走査顕微鏡,バーコードリーダ等のスキャナー部に用いられるものとして公知であるが、WDM伝送装置に適用するには不向きである。
というのも、上記の公知技術では、入力光学系から可変光偏向器への入射光をその入射面と反対面である出射面へ透過させ、その透過光をそのまま出力光学系で受ける構成、即ち、入力光学系,可変光偏向器及び出力光学系をほぼ一直線上に並べて配置する必要があるため、小型化に限度があり、波長多重数が増えた場合にはやはり装置規模の増大を招く結果となるのである。
上記の目的を達成するために、本発明の反射型可変光偏向器は、入力光を透過するとともに、その透過光の出力角度が印加電圧に応じて変化する可変光偏向素子と、この可変光偏向素子の透過光を反射する反射素子とをそなえたことを特徴としている。
ここで、本反射型可変光偏向器は、入力コリメート光を集光して上記の可変光偏向素子へ入射する入力集光手段と、上記の反射素子により反射されて該可変光偏向素子を再び通過した反射光を受けてコリメートする出力コリメータとをさらにそなえていてもよい。
そして、上記の可変光偏向素子は、該入力集光手段の前記集光の方向に該可変光偏向素子を挟む形で該可変光偏向素子の両面に配置された電極間への上記印加電圧に応じて屈折率が変化するとともに、上記入力光の進行する平面においてくさび形状を有し電気光学効果を有する屈折率可変素子であるのが好ましい。
さらに、この屈折率可変素子は、電気光学素子であるのが好ましく、その電気光学素子としては、PLZT{(Pb,La)(Zr,Ti)O3}結晶を用いて構成されたものがより好ましい。また、上記の反射素子は、上記可変光偏向素子の出力面に設けられた反射板又は反射膜であるのが好ましい。
加えて、上記入力集光手段は、入力コリメート光を前記印加電圧の電圧印加方向集光して、その焦点位置を上記反射素子の表面に位置させる。
また、本発明は、
(1)入力光ファイバと、
(2)この入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
(3)この入力コリメータからの入力コリメート光を入力とする上記反射型可変光偏向器と
前記出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
)上記の出力集光手段の集光位置にコアが位置するよう設けられた出力光ファイバとをそなえたことを特徴としている。
ここで、本光デバイスは、上記の印加電圧を可変することにより上記の透過光の出力角度を変化させて、上記出力集光手段から出力光ファイバのコアに集光する光量を変化させれば、上記出力光ファイバの光出力強度を可変にする可変光減衰器として動作することができ、出力光ファイバのコア以外に上記出力集光手段からの光を集光させるようにすれば、出力光ファイバの光出力をシャットダウンする光シャッターとして動作することができる。
なお、上記の反射型可変光偏向器が、入射光を反射する構成となっているので、上記の入力光ファイバ及び出力光ファイバを2芯フェルールにより一体固定するとともに、上記の入力コリメータと出力集光手段とを単一のレンズで兼用することができる。さらに、上記の入力集光手段と出力コリメータとを単一のレンズで兼用することもできる。
また、上記の入力光ファイバ及び出力光ファイバそれぞれn本(nは2以上の整数)ずつ設けられる場合にも、これらの(2×n)本の光ファイバを(2×n)芯フェルールにより一体固定するとともに、上記n本の入力光ファイバから出射される光をそれぞれコリメートする上記入力コリメータと、上記出力コリメータから出射されるn本のコリメート光を上記n本の出力光ファイバにそれぞれ集光する出力集光手段とを一つのレンズで兼用することが可能である。
さらに、本発明は、
(1)入力光ファイバと、
(2)この入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
(3)この入力コリメータからの入力コリメート光を入力とする上記反射型可変光偏向器と
前記出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
)上記の反射型可変光偏向器での透過光の出力角度に応じた上記出力集光手段の複数の集光位置にコアがそれぞれ位置するよう設けられたn本(nは2以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
上記の外部入力信号を所定値に切り替えて上記透過光の出力角度を変化させることで、上記n本の出力光ファイバのコアのいずれかに上記出力集光手段からの光を集光させる1×n光スイッチとして動作することを特徴としている。
ここで、この場合も、上記の反射型可変光偏向器が、入射光を反射する構成となっているので、上記の入力光ファイバとn本の出力光ファイバとを多芯フェルールにより一体固定するとともに、上記の入力コリメータと出力集光手段とを単一のレンズで兼用することができ、さらには、上記の入力集光手段と出力コリメータとを単一のレンズで兼用することができる。
なお、本1×n光スイッチは、上記の印加電圧を連続的に変化させることにより、1本の出力光ファイバのコアに集光する光量を変化させて、その出力光ファイバの光出力強度を可変にする可変光減衰機能をさらに有していてもよい。この場合、その可変光減衰機能を駆動すべく連続的に変化する上記の印加電圧を生成する可変光減衰用信号源と、前記の所定値の印加電圧を生成するスイッチング用信号源とをそなえるのが好ましい。
また、本発明は、
(1)n本の入力光ファイバと、
(2)上記n本(nは2以上の整数)の入力光ファイバからそれぞれ出射される光をそれぞれコリメートするための入力コリメータと、
(3)この入力コリメータからの入力コリメート光をそれぞれ入力とするn個の上記反射型可変光偏向器と、
(4)前記出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
(5)上記反射型可変光偏向器での透過光の出力角度に応じた出力集光手段の以上の集光位置にコアが位置するよう設けられたm本(mは2以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
上記の印加電圧を所定値に切り替えて上記透過光の出力角度を変化させることで、上記の出力光ファイバのコアに上記n本の入力光ファイバのいずれかについての上記出力集光手段からの光を集光させるn×m光スイッチとして動作することを特徴としている。
ここで、上記mが2以上である場合には、上記の入力光ファイバと出力光ファイバの配置関係に応じてそれら入力光ファイバと出力光ファイバとの間の光路を変更する光路変更手段を設けるのが好ましい。
なお、この場合も、上記の反射型可変光偏向器が、入射光を反射する構成となっているので、上記の入力光ファイバとm本の出力光ファイバとを多芯フェルールにより一体固定するとともに、上記の入力コリメータと出力集光手段とを単一のレンズで兼用することができ、さらには、上記の入力集光手段と出力コリメータとを単一のレンズで兼用することもできる。
(A)反射型可変光偏向器の説明
図1は本発明の一実施形態としての反射型可変光偏向器の構成を光路も併せて示す模式的斜視図、図2は同じ反射型可変光偏向器を図1の矢印A方向から見た場合の模式的側面図、図3は同じ反射型可変光偏向器を図1の矢印B方向から見た場合の模式的平面図である。
これらの図1〜図3に示すように、本実施形態の反射型可変光偏向器は、例えば、シリンドリカルレンズ2a,2bと、電極31,32及び電気光学素子33から成る可変光偏向素子3と、この可変光偏向素子3の光入射面とは反対の面(出力面)に設けられた反射素子4とをそなえて構成されている。なお、可変光偏向素子3と反射素子4とで構成される素子を反射型可変光偏向素子34と表記する。
ここで、第1レンズであるシリンドリカルレンズ(入力集光手段)2aは、例えば図2に示すように、入射光(コリメート光)の光線面の一方向(可変光偏向素子の厚み方向)だけを集光するもので、その焦点位置が反射素子4に位置するよう配置されている。
また、可変光偏向素子3は、図1及び図3に示すように、入力光の進行する平面(図1のXY平面)においてくさび形状(台形形状)を有し、上記シリンドリカルレンズ2aで集光された入力光を透過するとともに、電極31,32への印加電圧(外部入力信号)に応じて電気光学素子(屈折率変化素子)33の屈折率が変化することにより、その透過光の出力角度が変化する(つまり、反射素子4での反射光の反射角が変化する)ものである。
さらに、第2レンズであるシリンドリカルレンズ2bは、この反射素子4による反射光をコリメートする出力コリメータとして機能するもので、図1に示すX軸方向に上記の角度変化に応じた範囲で出射される光を受光できるだけの幅(X軸方向)を有している。
上記の電気光学素子33は、その台形面が図1におけるXY平面と平行となるように配置され、電圧印加を図1のZ方向で行なうため、電気光学素子33を挟む形でその両面(Z方向)に電気光学素子33と同じ台形形状を有する電極31,32が配置されている。電気光学素子33としては、例えば、PLZT{(Pb,La)(Zr,Ti)O3}結晶を用いるが、同様の電気光学効果を有するLiNbO3結晶やGaAs,InPといった化合物半導体,電気光学効果を有するポリマー(例えば、エポキシ系EOポリマー)等を適用することもできる。
なお、本実施形態では、入射光がシリンドリカルレンズ2aでZ方向に集光されているため、電極31,32間の距離は10〜30μm程度と狭くすることができ、電気光学素子33に対して電圧を有効に印加することができる。また、反射素子4は、可変光偏向素子3の33a入射面とは反対の面33bに接合した平板状の反射板34でもよいし、その面33bに成膜した反射膜でもよい。
さらに、少なくとも電極31,32の形状をくさび形状(台形形状)あるいは三角形状にすれば、印加電圧に応じてその部分の電気光学素子33の屈折率を変化させて透過光の出力角度(反射光角)を変化させることができるので、電気光学素子33自体の形状は電極31,32と同じ形状でなくともよく、例えば、長方形としてもよい。また、電極31,32と反射素子4とは必ずしも接している必要はない。さらに、可変光偏向素子3の光線入出力面は、特別な光線波面整形のための取り込み口は必要としないため、直線的に切り出された、または研磨されたシンプルな形状でよい。
以下、上述のごとく構成された本実施形態の反射型可変光偏向器(以下、単に「可変光偏向器」と略することがある)の動作について説明する。
まず、入射光(コリメート光)は、シリンドリカルレンズ2aに入力されると、その光線面の一方向(図1におけるZ軸方向)だけが集光されて、可変光偏向素子3の電気光学素子33に入射する。そして、電極31,32に対して電圧を印加すると、電気光学素子33の屈折率が変化する。
ここで、図1の矢印A方向から見た場合(図2)では、可変光偏向素子3が平行平板となっているため、電圧印加の結果生じる屈折率の変化により光線方向は変化しない。しかし、図1の矢印B方向から見た場合(図3)では、可変光偏向素子3がXY平面において台形形状を有しているため、電圧印加の結果生じる屈折率の変化により光線方向(反射素子4からシリンドリカルレンズ2bへの光路)が変化する。
なお、図4に印加電圧(V)に対する偏向角(degree)の関係を示す。この図4に示すように、0〜8Vの印加電圧変化に対して、約0.75°の角度変化が得られる。ただし、本実施形態における台形形状の可変光偏向素子3のテーパー角α(図3参照)は70°に設定している。また、上述のごとく屈折率が変化する素子としては、電気光学素子33の他、熱により屈折率が変化する素子、磁気により屈折率が変化する素子、応力付加により屈折率が変化する素子などが挙げられるが、波長多重数の多い高速伝送を行なうWDM伝送装置に適用する場合には、高速応答及びサイズの面では不向きである。
(B)反射型可変光偏向器を用いた光デバイスの説明
次に、以下では、上述した可変光偏向器(反射型可変光偏向素子34)を用いた光デバイス(可変光減衰器,光シャッター,光スイッチ等)について説明する。
(B1)可変光偏向器を用いた可変光減衰器の説明
図5は上述した可変光偏向器を用いた光デバイスとしての可変光減衰器の構成を光路も併せて示す模式的斜視図、図6はこの可変光減衰器を図5の矢印A方向から見た場合の模式的側面図、図7は同じ可変光減衰器を図5の矢印B方向から見た場合の模式的平面図で、これらの図5〜図7に示すように、本実施形態の可変光減衰器は、図1〜図3により上述した構成に加えて、入力光ファイバ4a,出力光ファイバ4b,入力コリメートレンズ(球面又は非球面レンズ)1a,出力コリメートレンズ(球面又は非球面レンズ)1bをさらにそなえて構成されている。
ここで、第3レンズである入力コリメートレンズ(入力コリメータ)1aは、入力光ファイバ4aから出射される光をコリメートするためのものであり、そのコリメート光はシリンドリカルレンズ2aに入力されるようになっている。また、第4レンズである出力コリメートレンズ(出力集光手段)1aは、シリンドリカルレンズ2bから出射される光(反射素子4による反射光)を集光して出力光ファイバ4bのコアに集光するためのものである。
なお、本例においては、コリメートレンズ1a(1b)として、屈折率が1.87で焦点距離(f)が4.0mmの非球面レンズを用い、シリンドリカルレンズ2a(2b)として、屈折率が1.87で焦点距離(f)が1.8mmのレンズを用いている。
上述のごとく構成された本可変光減衰器の動作は次のようになる。
即ち、入力光ファイバ4aを出射した光は、第3レンズである入力コリメートレンズ1aによりコリメートされ、第1レンズ(シリンドリカルレンズ)2aに入射し、前述したのと同様に、そのシリンドリカルレンズ2aにより入力コリメート光の光波面の一方向(図5のZ軸方向)のみが集光されて、可変光偏向素子3(電気光学素子33)を透過し、反射素子4で反射される。
反射素子4で反射された光は、入力側のシリンドリカルレンズ2aと同等の性質をもつ第2レンズ(シリンドリカルレンズ)2bによりコリメートされたのち、入力コリメートレンズ1aと同等の性質をもつ第4レンズ(コリメートレンズ)1bを通じて出力ファイバ4bのコアに集光される。
ここで、可変光偏向素子3(電極31,32)への電圧無印加時に最高効率で光結合するように、コリメートレンズ1bと出力光ファイバ4bの位置を調整しておけば、電圧印加により可変光結合素子3での透過光の出力角度が変化してシリンドリカルレンズ2b,コリメートレンズ1bへの入射角度が変わるため、光線は出力光ファイバ4bのコア中心とは異なる位置に集光され、出力光ファイバ4bへの光結合効率は下がることになる。
このようにして、印加電圧(外部入力信号)を可変にして可変光結合素子3での透過光の出力角度を変化させて、出力光ファイバ4bのコアに集光する光量を変化させることで、出力光ファイバ4bの光出力強度を可変にすることができる。図8に本可変光減衰器の特性例(印加電圧に対する減衰量)を示す。この図8に示すように、本可変光減衰器では、0〜8Vの印加電圧変化に対して、50dB以上の減衰量が得られる。
なお、本実施形態では、電圧無印加時に出力光ファイバ4bへの光結合効率が最大となるような設計としているため、印加電圧増加に伴い減衰量が増加する特性となっているが、逆に、最大電圧印加時に出力光ファイバ4bへの光結合効率が最大となるような設計とすれば、電圧無印加時に減衰量が最大となり、印加電圧増加に従い減衰量が減少する特性となる。
ところで、本実施形態では、可変光偏向素子34が反射素子4により電気光学素子33を透過する光を反射する構造となっているので、入力光ファイバ4aからの光の出射面と出力光ファイバ4bへの光の入射面とを同一平面内に位置することができる。
したがって、例えば図9に示すように、入力光ファイバ4a及び出力光ファイバ4bを2芯フェルールに設置して一体固定することができる。また、入力光ファイバ4aから反射素子4への光路(入力光路;往路)と反射素子4から出力光ファイバ4bへの光路(出力光路;復路)とで個別に設けられている上記コリメートレンズ1a及び1b(入力コリメータ及び出力集光手段)を単一のコリメートレンズ1により共通化(兼用)し、同様に、上述したシリンドリカルレンズ2a及び2b(入力集光手段及び出力コリメータ)を単一のシリンドリカルレンズ2により共通化(兼用)することもできる。
これにより、レンズを入力光路と出力光路とでそれぞれ個別に設ける場合に比して、大幅な小型化を図ることができる。なお、勿論、コリメートレンズ1a及び1bと、シリンドリカルレンズ2a及び2bとのいずれか一方についてのみ、このような共通化を行なうこともできる。
さらには、例えば図10に示すように、複数本(図10では3本)の入力光ファイバ4a−1,4a−2,4a−3及び出力光ファイバ4b−1,4b−2,4b−3を2列に並べて6(=2×3)芯フェルール42により一体固定し、6芯フェルール42のファイバ列と平行に可変光偏向素子3及び反射素子4から成る反射型可変光偏向素子34−1,34−2,34−3を3段に並べる構造とすることにより、3連可変光減衰器を構成することができる。
なお、本例では、例えば図11(図10に示す可変光減衰器を矢印A方向から見た図)に示すように、コリメートレンズ1には、屈折率が1.87で焦点距離(f)が4.0mmの非球面レンズを用い、シリンドリカルレンズ2には、屈折率が1.87で焦点距離が1.8mmのレンズを用いており、コリメートレンズ1の中心と反射型可変光偏向素子34−1〜34−3の各反射素子4との間の距離は4mm、シリンドリカルレンズ2の中心と反射素子4との間の距離は1.8mm、シリンドリカルレンズ2の厚み(図10のY軸方向)は約1.6mm、可変光偏向素子34−1〜34−3の奥行き(図10のY軸方向)は0.5mmとしている。
また、この場合の光路は図11及び図12に示すようになる。即ち、図11中に示すように、6芯フェルール42の最上段に位置する入力光ファイバ4a−1から出射された光は、コリメートレンズ1でコリメートされた後、シリンドリカルレンズ2にて集光されるとともに下向き(図10の矢印B方向)に回折されて、シリンドリカルレンズ2の上部から最下段に位置する反射型可変光偏向素子34−1へ入射する。
逆に、6芯フェルール42の最下段に位置する入力光ファイバ4a−3から出射された光は、コリメートレンズ1でコリメートされた後、シリンドリカルレンズ2にて集光されるとともに上向き(図10の矢印Bとは逆方向)に回折されて、シリンドリカルレンズ2の下部から最上段に位置する反射型可変光偏向素子34−3へ入射する。なお、6芯フェルール42の中段に位置する入力光ファイバ4a−2から出射された光は、コリメートレンズ1及びシリンドリカルレンズ2の中心部分を通って中段の反射型可変光偏向素子34−2へ入射する。
そして、図12に示すように、最下段に位置する反射型可変光偏向素子34−1の反射素子4で反射された光は、シリンドリカルレンズ2の下部に入射し、そこでコリメートされるとともに上向きに回折されてコリメートレンズ1に入射し、コリメートレンズ1から6芯フェルール42の最上段に位置する出力光ファイバ4b−1のコアに集光される。
また、最上段に位置する反射型可変光偏向素子34−3の反射素子4で反射された光は、シリンドリカルレンズ2の上部に入射し、そこでコリメートされるとともに下向きに回折されてコリメートレンズ1に入射し、コリメートレンズ1から6芯フェルール42の最下段に位置する出力光ファイバ4b−3のコアに集光される。
さらに、中段に位置する反射型可変光偏向素子34−2の反射素子4で反射された光は、シリンドリカルレンズ2及びコリメートレンズ1の中心部分を通って、6芯フェルール42の中段に位置する出力光ファイバ4b−2のコアに集光される。
以上のようにして、3連可変光減衰器の場合も、反射型可変光偏向素子34−1〜34−3への入力光路(往路)及び出力光ファイバ4b−1〜4b−3への出力光路(復路)に対して共通で、且つ、反射型可変光偏向素子34−1〜34−3に共通のコリメートレンズ1及びシリンドリカルレンズ2を用いて、個々の可変光減衰機能を正常に実現することができる。したがって、さらなる光デバイス(可変光減衰器)の小型化を図ることができる。
(B2)可変光偏向器を用いた光シャッターの説明
図5又は図9(もしくは図10)により上述した構成(光デバイス)において、例えば図13に示すように、定電圧電源(例えば、8V)6と電気スイッチ7とを用いて、可変光偏向素子3の電極31,32に対する印加電圧を連続的に変えるのではなくON/OFF切り替えすることにより、シャットダウン減衰量が40dB以上の光シャッター(3連光シャッター)として使用することが可能となる。
即ち、電極31,32に対する印加電圧を可変することにより可変光偏向素子3の透過光(反射光)の出力角度を変化させて、出力光ファイバ4b(4b−1〜4b−3)のコア以外にコリメートレンズ1b(1)からの光を集光させることで、出力光ファイバ4b(4b−1〜4b−3)の光出力をシャットダウンすることができるのである。
(B3)可変光偏向器を用いた1×2光スイッチの説明
図14は図1〜図3により上述した可変光偏向器を用いた光デバイスとしての1×2光スイッチの構成を光路も併せて示す模式的斜視図で、この図14に示すように、本1×2光スイッチは、1本の入力光ファイバ4aと、n(=2)本の出力光ファイバ4b−1,4b−2と、図5〜図7により前述したものと同様のコリメートレンズ1a,1b,シリンドリカルレンズ2a,2bと、図1〜図3により前述したものと同様の可変光偏向素子3及び反射素子4から成る反射型可変光偏向素子34とをそなえて構成されている。
ここで、上記の出力光ファイバ4b−1,4b−2は、2芯フェルール41により隣接して一体固定されており、反射型可変光偏向素子34での透過光(反射光)の出力角度に応じたコリメートレンズ1bの複数の集光位置にコアがそれぞれ位置するよう配置されている。なお、この場合も、コリメートレンズ1a,1bには、屈折率が1.87で焦点距離(f)が4.0mmの非球面レンズを用い、シリンドリカルレンズ2a,2bには、屈折率が1.87で焦点距離が1.8mmのものを用いている。
上述の構成により、可変光偏向素子3の電極31,32に対する印加電圧を所定値に切り替えて透過光(反射光)の出力角度を変化させることで、出力光ファイバ4b−1,4b−2のコアのいずれかにコリメートレンズ1bからの光を集光させる(スイッチングする)ことができる。なお、本実施形態においては例えば、20Vの印加電圧変化により約1.8°の偏向角が得られる(図4参照)ので、上記の配置条件では、コリメートレンズ1bの集光位置が図14のX軸方向に約125μmシフトすることになる。したがって、出力光ファイバ4b−1,4b−2間の距離を125μm以下にしておけば、出力光ファイバ4b−1,4b−2間のスイッチングが可能となる。
即ち、例えば、電圧無印加時にコリメートレンズ1bから出射される光が一方の出力光ファイバ4b−1(又は4b−2)のコアに集光するよう各出力光ファイバ4b−1及び4b−2を配置しておき、電圧(20V)印加により他方の出力光ファイバ4b−2(又は4b−1)のコアにコリメートレンズ1bからの出射光を集光させることができるのである。
この場合、電極31,32に対する印加電圧を上記所定値(例えば、0V又は20V)を中心に連続的に変化させれば、それに伴い偏向角も連続して変わるため、上述したスイッチング機能に加えて可変光減衰機能をもたせることが可能となる。この際、例えば図15に示すように、上記スイッチング機能のための所定値の印加電圧を発生する電圧源(スイッチング用信号源)8と、上記の可変光減衰機能を駆動すべく連続的に変化する印加電圧を生成する電圧源(可変光減衰用信号源)9とを個別に設けてもよいし、これらの機能を兼用する電圧源により上記のスイッチング機能と可変減衰機能とを実現してもよい。
なお、2芯ではなく多芯(n芯)フェルールを使用すれば、1×n光スイッチも上記と同様に実現できる。また、図9により前述した可変光減衰器と同様、例えば図16に示すように、入力光ファイバ4aと出力光ファイバ4b−1,4b−2とを3芯以上の多芯フェルール43に設置し、コリメートレンズ1a及び1bを単一のコリメートレンズ1で兼用し、シリンドリカルレンズ2a及び2bを単一のシリンドリカルレンズ2で兼用することも可能である。
この場合の光スイッチの各要素の配置及び光路を図17に示す。なお、この図17は図16に示す光スイッチを矢印Bの方向から見た模式的平面図である。
(B4)可変光偏向器を用いた2×2光スイッチの説明
図18は図1〜図3により上述した可変光偏向器を用いた光デバイスとしての2×2光スイッチの構成を光路も併せて示す模式的斜視図で、この図18に示す2×2光スイッチは、m(=2)本の入力光ファイバ4a−1,4a−2と、n(=2)本の出力光ファイバ4b−1,4b−2と、コリメートレンズ1と、シリンドリカルレンズ2と、プリズム5と、それぞれ図1〜図3により前述したものと同様の可変光偏向素子3及び反射素子4から成る2組の反射型可変光偏向素子34−1,34−2とをそなえて構成されている。
そして、上記の入力光ファイバ4a−1,4a−2は図18のZ軸方向に隣接して、出力光ファイバ4b−1,4b−2は図18のX軸方向に隣接してそれぞれ4芯フェルール44により固定されている。また、この4芯フェルール44は、反射型可変光偏向素子34−1,34−2での透過光(反射光)の出力角度に応じたコリメートレンズ1の集光位置にそれぞれ出力光ファイバ4b−1,4b−2のコアが位置するよう配置されている。
ここで、上記のプリズム(光路変更手段)5は、入力光ファイバ4a−1,4a−2と出力光ファイバ4b−1,4b−2の配置関係に応じて入力光ファイバ4a−1,4a−2と出力光ファイバ4b−1,4b−2との間の光路を変更するためのもので、ここでは、例えば図20に示すように、シリンドリカルレンズ2でコリメートされた2本のコリメート光(反射型可変光偏向素子34−1,34−2で反射された光)の進行方向が図18のYZ平面において平行となるように、その形状,寸法,配置が設定されている。なお、図20は図18に示す2×2光スイッチを図18の矢印A方向から見た場合の模式的側面図である。
なお、上記のコリメートレンズ1は、図9や図10,図16に示す光デバイスと同様に、小型化のために入力光路(往路)と出力光路(復路)とでコリメートレンズ1a及び1bを兼用したものに相当し、シリンドリカルレンズ2も、小型化のために入力光路と出力光路とでシリンドリカルレンズ2a及び2bを兼用したものに相当するが、勿論、入力光路と出力光路とで各レンズを個別に配置してもよい。
さて、上述のごとく構成された2×2光スイッチの動作を説明すると、まず、図19に示すように、図18のZ軸方向に並べた2本の入力光ファイバ4a−1,4a−2から出射された光は、コリメートレンズ1の上部及び下部にそれぞれ入射しコリメートされて進行方向の異なる(図18のYZ平面内において交差する方向)2本のコリメート光となる。
これら2本のコリメート光はそれぞれシリンドリカルレンズ2によりその光波面がZ軸方向のみそれぞれ集光され、その焦点位置に反射素子4が設置された反射型可変光偏向素子34−1,34−2に入射する。そして、反射型可変光偏向素子34−1,34−2の反射素子4で反射された2本の光は、図20に示すように、シリンドリカルレンズ2によりコリメート光となりプリズム5に入射する。
これにより、2本のコリメート光は、YZ平面においてその進行方向が平行となり、平行光としてコリメートレンズ1に入射する。従って、コリメートレンズ1によって、各コリメート光は、図18のZ方向においては2本とも同じ位置に集光されることになる。
そして、可変光偏向素子3の電極31,32に対する印加電圧を変化させることにより図18のXY平面における光の進行角度が変化するため、コリメートレンズ1による集光位置は図18のX軸に対して平行にシフトすることになる。従って、入力光ファイバ4a−1又は4a−2から出射した光は、それぞれ反射型可変光偏向素子34−1又は34−2に所定電圧を印加することにより、出力光ファイバ4b−1及び4b−2のいずれかに選択的に出力(スイッチング)させることができる。つまり、2×2光スイッチが実現される。
なお、上述した例では、入力光ファイバ4a−1,4b−1及び出力光ファイバ4b−1,4b−2を一つの4芯フェルール44に固定した例を示したが、入力光ファイバ4a−1及び4a−2をまとめて固定する入力側フェルールと、出力光ファイバ4b−1及び4b−2をまとめて固定する出力側フェルールとにより別体とすることも可能である。この構造により、製造時の組立が容易になるというメリットがある。
また、上述した例では2×2光スイッチの例を示したが、入力光ファイバ及び出力光ファイバの本数を増やして、m×n光スイッチを構成することも原理的に可能である。さらに、m本の入力光ファイバの出射光のいずれかを1本の出力光ファイバに集光(スイッチング)するm×1(つまり、n≧1)スイッチ(光セレクタ)を構成することもできる。
以上のように、本実施形態によれば、可変光偏向器を、電気光学素子33の屈折率変化を利用して光を偏向させるとともに、反射素子4を用いてその光を反射する構造としているので、従来よりも高速応答で、且つ、小型の可変光減衰器,光シャッターおよび光スイッチ等の光デバイスを実現することができる。また、マイクロオプティクス技術の応用であるため、挿入損失も従来よりも大幅に低減することができる。
従って、近年の波長多重数が極めて多く高速伝送を行なうWDM伝送装置に対しても十分に対応できる光デバイスを提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができることはいうまでもない。
(C)付記
(付記1)
入力光を透過するとともに、その透過光の出力角度が外部入力信号に応じて変化する可変光偏向素子と、
該可変光偏向素子の該透過光を反射する反射素子とをそなえたことを特徴とする、反射型可変光偏向器。
(付記2)
入力コリメート光を集光して該可変光偏向素子へ入射する集光手段と、
該反射素子による反射光を受けてコリメートする出力コリメータとをさらにそなえたことを特徴とする、付記1記載の反射型可変光偏向器。
(付記3)
該可変光偏向素子が、上記外部入力信号に応じて屈折率が変化するとともに、該入力光の進行する平面においてくさび形状を有する屈折率可変素子であることを特徴とする、付記1又は2に記載の反射型可変光偏向器。
(付記4)
該屈折率可変素子が、電気光学素子であることを特徴とする、付記3記載の反射型可変光偏向器。
(付記5)
該電気光学素子が、PLZT結晶を用いて構成されたことを特徴とする、付記4記載の反射型可変光偏向器。
(付記6)
該反射素子が、該可変光偏向素子の出力面に設けられた反射板又は反射膜であることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器。
(付記7)
入力光ファイバと、
該入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
該入力コリメータから出射されるコリメート光を集光する入力集光手段と、
該入力集光手段で集光された光を透過するとともに、その透過光の出力角度が外部入力信号に応じて変化する可変光偏向素子と、該可変光偏向素子の透過光を反射する反射素子とをそなえて成る反射型可変光偏向器と、
該反射型可変光偏向器の該反射素子で反射された光をコリメートする出力コリメータと、
該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
該出力集光手段の集光位置にコアが位置するよう設けられた出力光ファイバとをそなえたことを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記8)
該光デバイスが、該外部入力信号を可変することにより該透過光の出力角度を変化させて、該出力集光手段から該出力光ファイバのコアに集光する光量を変化させることで、該出力光ファイバの光出力強度を可変にする可変光減衰器として用いられることを特徴とする、付記7記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記9)
該光デバイスが、該外部入力信号を可変することにより該透過光の出力角度を変化させて、該出力光ファイバのコア以外に該出力集光手段からの光を集光させることで、該出力光ファイバの光出力をシャットダウンする光シャッターとして用いられることを特徴とする、付記7記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記10)
該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記7〜9のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記11)
該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記7〜9のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記12)
該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記7〜9のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記13)
該入力光ファイバ及び該出力光ファイバがそれぞれn本(nは2以上の整数)ずつ設けられ、これらの(2×n)本の光ファイバが(2×n)芯フェルールにより一体固定されるとともに、上記n本の入力光ファイバから出射される光をそれぞれコリメートする該入力コリメータと、該出力コリメータから出射されるn本のコリメート光を上記n本の出力光ファイバにそれぞれ集光する該出力集光手段とが一つのレンズで兼用されることを特徴とする、付記7〜9のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記14)
入力光ファイバと、
該入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
該入力コリメータから出射されるコリメート光を集光する入力集光手段と、
該入力集光手段で集光された光を透過するとともに、その透過光の出力角度が外部入力信号に応じて変化する可変光偏向素子と、該可変光偏向素子の透過光を反射する反射素子とをそなえて成る反射型可変光偏向器と、
該反射型可変光偏向器の該反射素子で反射された光をコリメートする出力コリメータと、
該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
該反射型可変光偏向器での該透過光の出力角度に応じた該出力集光手段の複数の集光位置にコアがそれぞれ位置するよう設けられたn本(nは2以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
該外部入力信号を所定値に切り替えて該透過光の出力角度を変化させることで、上記n本の出力光ファイバのコアのいずれかに該出力集光手段からの光を集光させる1×n光スイッチとして用いられることを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記15)
該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバとが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記14記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記16)
該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記14記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記17)
該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記14記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記18)
該1×n光スイッチが、該外部入力信号を連続的に変化させることにより、1本の出力光ファイバのコアに集光する光量を変化させて、当該出力光ファイバの光出力強度を可変にする可変光減衰機能を有することを特徴とする、付記14〜17のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記19)
該1×n光スイッチが、
該可変光減衰機能を駆動すべく連続的に変化する該外部入力信号を生成する可変光減衰用信号源と、
該所定値の該外部入力信号を生成するスイッチング用信号源とをそなえたことを特徴とする、付記18記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記20)
n本の入力光ファイバと、
上記n本(nは2以上の整数)の入力光ファイバからそれぞれ出射される光をそれぞれコリメートするための入力コリメータと、
該入力コリメータから出射されるコリメート光を集光する入力集光手段と、
それぞれ、該入力集光手段で集光された光を透過するとともに、その透過光の出力角度が外部入力信号に応じて変化する可変光偏向素子と、該可変光偏向素子の透過光を反射する反射素子とをそなえて成るn個の反射型可変光偏向器と、
該反射型可変光偏向器の該反射素子で反射された光をコリメートする出力コリメータと、
該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
該反射型可変光偏向器での該透過光の出力角度に応じた該出力集光手段の1以上の集光位置にコアが位置するよう設けられたm本(mは1以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
該外部入力信号を所定値に切り替えて該透過光の出力角度を変化させることで、該出力光ファイバのコアに上記n本の入力光ファイバのいずれかについての該出力集光手段からの光を集光させるn×m光スイッチとして用いられることを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記21)
上記mが2以上である場合に、該入力光ファイバと該出力光ファイバの配置関係に応じて該入力光ファイバと該出力光ファイバとの間の光路を変更する光路変更手段が設けられていることを特徴とする、付記20記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記22)
該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバとが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記20又は21に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記23)
入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記20又は21に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記24)
該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記20又は22に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
以上のように、本発明によれば、反射型の可変光偏向器を用いることで、従来よりも高速応答,低挿入損失で、且つ、小型の可変光減衰器,光シャッターおよび光スイッチ等の光デバイスを実現することができるので、光伝送技術、特に、近年の波長多重数が極めて多く高速伝送を行なうWDM伝送技術に十分に対応することができ、その有用性は極めて高いものと考えられる。
本発明の一実施形態としての反射型可変光偏向器の構成を光路も併せて示す模式的斜視図である。 図1に示す反射型可変光偏向器を矢印A方向から見た場合の模式的側面図である。 図1に示す反射型可変光偏向器を矢印B方向から見た場合の模式的平面図である。 本実施形態に係る印加電圧(V)に対する偏向角(degree)の関係を示す図である。 本実施形態の可変光偏向器を用いた光デバイスとしての可変光減衰器の構成を光路も併せて示す模式的斜視図である。 図5に示す可変光減衰器を矢印A方向から見た場合の模式的側面図である。 図5に示す可変光減衰器を矢印B方向から見た場合の模式的平面図である。 図5〜図7に示す可変光減衰器の特性例(印加電圧に対する減衰量)を示す図である。 図5〜図7に示す可変光減衰器の変形例を示す模式的斜視図である。 図5〜図7に示す可変光減衰器の変形例を示す模式的斜視図である。 図10に示す可変光減衰器の光路(往路)を説明するための模式的側面図である。 図10に示す可変光減衰器の光路(復路)を説明するための模式的側面図である。 本実施形態の可変光偏向器を用いた光デバイスとしての光シャッターを実現するための構成を示すブロック図である。 図1〜図3に示す可変光偏向器を用いた光デバイスとしての1×2光スイッチの構成を光路も併せて示す模式的斜視図である。 図14に示す光スイッチに可変光減衰機能をもたせる場合の構成を示すブロック図である。 図14に示す光スイッチの変形例を示す模式的斜視図である。 図16に示す光スイッチの光路を説明すべく図16に示す光スイッチを矢印A方向から見た模式的側面図である。 図1〜図3に示す可変光偏向器を用いた光デバイスとしての2×2光スイッチの構成を光路も併せて示す模式的斜視図である。 図18に示す光スイッチの光路(往路)を説明すべく図18に示す光スイッチを矢印A方向から見た模式的側面図である。 図18に示す光スイッチの光路(復路)を説明すべく図18に示す光スイッチを矢印A方向から見た模式的側面図である。

Claims (19)

  1. 入力光を透過するとともに、その透過光の出力角度が印加電圧に応じて変化する可変光偏向素子と、
    該可変光偏向素子の該透過光を反射する反射素子と、
    入力コリメート光を集光して該可変光偏向素子へ入射する入力集光手段と、
    該反射素子により反射されて該可変光偏向素子を再び通過した反射光を受けてコリメートする出力コリメータと、をそなえ、
    該可変光偏向素子が、該入力集光手段の前記集光の方向に該可変光偏向素子を挟む形で該可変光偏向素子の両面に配置された電極間への上記印加電圧に応じて屈折率が変化するとともに、該入力光の進行する平面においてくさび形状を有し電気光学効果を有する電気光学素子からなる屈折率可変素子であって、さらに、
    該入力集光手段が、該入力コリメート光を前記印加電圧の電圧印加方向に集光して、その焦点位置を該反射素子の表面に位置させることを特徴とする、反射型可変光偏向器。
  2. 入力光ファイバと、
    該入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
    前記入力コリメータからの入力コリメート光を入力とする、請求項1記載の反射型可変光偏向器と、
    該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
    該出力集光手段の集光位置にコアが位置するよう設けられた出力光ファイバとをそなえたことを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  3. 該光デバイスが、該印加電圧を可変することにより該透過光の出力角度を変化させて、該出力集光手段から該出力光ファイバのコアに集光する光量を変化させることで、該出力光ファイバの光出力強度を可変にする可変光減衰器として動作することを特徴とする、請求項2記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  4. 該光デバイスが、該印加電圧を可変することにより該透過光の出力角度を変化させて、該出力光ファイバのコア以外に該出力集光手段からの光を集光させることで、該出力光ファイバの光出力をシャットダウンする光シャッターとして動作することを特徴とする、請求項2記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  5. 該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  6. 該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  7. 該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  8. 該入力光ファイバ及び該出力光ファイバがそれぞれn本(nは2以上の整数)ずつ設けられ、これらの(2×n)本の光ファイバが(2×n)芯フェルールにより一体固定されるとともに、上記n本の入力光ファイバから出射される光をそれぞれコリメートする該入力コリメータと、該出力コリメータから出射されるn本のコリメート光を上記n本の出力光ファイバにそれぞれ集光する該出力集光手段とが一つのレンズで兼用されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  9. 入力光ファイバと、
    該入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
    前記入力コリメータからの入力コリメート光を入力とする、請求項1記載の反射型可変光偏向器と、
    該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
    該反射型可変光偏向器での該透過光の出力角度に応じた該出力集光手段の複数の集光位置にコアがそれぞれ位置するよう設けられたn本(nは2以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
    該印加電圧を所定値に切り替えて該透過光の出力角度を変化させることで、上記n本の出力光ファイバのコアのいずれかに該出力集光手段からの光を集光させる1×n光スイッチとして動作することを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  10. 該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバとが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項9記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  11. 該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項9記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  12. 該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項9記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  13. 該1×n光スイッチが、該印加電圧を連続的に変化させることにより、1本の出力光ファイバのコアに集光する光量を変化させて、当該出力光ファイバの光出力強度を可変にする可変光減衰機能を有することを特徴とする、請求項9〜12のいずれか1項に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  14. 該1×n光スイッチが、
    該可変光減衰機能を駆動すべく連続的に変化する該印加電圧を生成する可変光減衰用信号源と、
    該所定値の該印加電圧を生成するスイッチング用信号源とをそなえたことを特徴とする、請求項13記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  15. n本の入力光ファイバと、
    上記n本(nは2以上の整数)の入力光ファイバからそれぞれ出射される光をそれぞれコリメートするための入力コリメータと、
    前記入力コリメータからの入力コリメート光をそれぞれ入力とする、n個の請求項1記載の反射型可変光偏向器と、
    該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
    該反射型可変光偏向器での該透過光の出力角度に応じた該出力集光手段の以上の集光位置にコアが位置するよう設けられたm本(mは2以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
    該印加電圧を所定値に切り替えて該透過光の出力角度を変化させることで、該出力光ファイバのコアに上記n本の入力光ファイバのいずれかについての該出力集光手段からの光を集光させるn×m光スイッチとして動作することを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  16. 該入力光ファイバと該出力光ファイバの配置関係に応じて該入力光ファイバと該出力光ファイバとの間の光路を変更する光路変更手段が設けられていることを特徴とする、請求項15記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  17. 該入力光ファイバと上記m本の出力光ファイバとが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項15又は16に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  18. 入力光ファイバと上記m本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項15又は16に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
  19. 該入力光ファイバと上記m本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項15又は16に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
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