JP4382661B2 - 反射型可変光偏向器及びそれを用いたデバイス - Google Patents
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Description
(1)光路上に設置した遮蔽物を機械的に移動させて透過率を変化させる方法
(2)光導波路で作製したマッハツェンダー干渉計の途中に、温度によって屈折率の変化する材料を挿入し、片側の光路のみを加熱または冷却することにより干渉性を変化させて透過率を変化させる方法
(3)偏光子と検光子の間にファラデー回転素子を挿入し、ファラデー回転素子に印加する磁界を変化させることによりファラデー回転を生じさせ、光線の偏光と検光子の偏光のミスマッチを起こすことにより透過率を変化させる方法
(4)光ファイバのクラッドを一部除去して、そこに温度により屈折率の変化する材料を充填し、コアとクラッドの屈折率関係を変化させることにより放射を誘発して透過率を変化させる方法
しかし、上記のいずれの方法においてもせいぜい数百μs(マイクロ秒)程度の応答速度であるため、例えば、WDMシステムにおいて信号波長のアド/ドロップやクロスコネクトがダイナミックに行なわれる際に要求される更なる高速な応答には追随できないという課題があった。
なお、可変光偏向器自体は、例えば特開平10−307307号公報や特開平10−288798号公報等に開示されているように、レーザプリンタ,レーザ走査顕微鏡,バーコードリーダ等のスキャナー部に用いられるものとして公知であるが、WDM伝送装置に適用するには不向きである。
ここで、本反射型可変光偏向器は、入力コリメート光を集光して上記の可変光偏向素子へ入射する入力集光手段と、上記の反射素子により反射されて該可変光偏向素子を再び通過した反射光を受けてコリメートする出力コリメータとをさらにそなえていてもよい。
さらに、この屈折率可変素子は、電気光学素子であるのが好ましく、その電気光学素子としては、PLZT{(Pb,La)(Zr,Ti)O3}結晶を用いて構成されたものがより好ましい。また、上記の反射素子は、上記可変光偏向素子の出力面に設けられた反射板又は反射膜であるのが好ましい。
また、本発明は、
(1)入力光ファイバと、
(2)この入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
(3)この入力コリメータからの入力コリメート光を入力とする上記反射型可変光偏向器と、
(4)前記出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
(5)上記の出力集光手段の集光位置にコアが位置するよう設けられた出力光ファイバとをそなえたことを特徴としている。
また、上記の入力光ファイバ及び出力光ファイバがそれぞれn本(nは2以上の整数)ずつ設けられる場合にも、これらの(2×n)本の光ファイバを(2×n)芯フェルールにより一体固定するとともに、上記n本の入力光ファイバから出射される光をそれぞれコリメートする上記入力コリメータと、上記出力コリメータから出射されるn本のコリメート光を上記n本の出力光ファイバにそれぞれ集光する出力集光手段とを一つのレンズで兼用することが可能である。
(1)入力光ファイバと、
(2)この入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
(3)この入力コリメータからの入力コリメート光を入力とする上記反射型可変光偏向器と、
(4)前記出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
(5)上記の反射型可変光偏向器での透過光の出力角度に応じた上記出力集光手段の複数の集光位置にコアがそれぞれ位置するよう設けられたn本(nは2以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
上記の外部入力信号を所定値に切り替えて上記透過光の出力角度を変化させることで、上記n本の出力光ファイバのコアのいずれかに上記出力集光手段からの光を集光させる1×n光スイッチとして動作することを特徴としている。
(1)n本の入力光ファイバと、
(2)上記n本(nは2以上の整数)の入力光ファイバからそれぞれ出射される光をそれぞれコリメートするための入力コリメータと、
(3)この入力コリメータからの入力コリメート光をそれぞれ入力とするn個の上記反射型可変光偏向器と、
(4)前記出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
(5)上記反射型可変光偏向器での透過光の出力角度に応じた出力集光手段の2以上の集光位置にコアが位置するよう設けられたm本(mは2以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
上記の印加電圧を所定値に切り替えて上記透過光の出力角度を変化させることで、上記の出力光ファイバのコアに上記n本の入力光ファイバのいずれかについての上記出力集光手段からの光を集光させるn×m光スイッチとして動作することを特徴としている。
なお、この場合も、上記の反射型可変光偏向器が、入射光を反射する構成となっているので、上記の入力光ファイバとm本の出力光ファイバとを多芯フェルールにより一体固定するとともに、上記の入力コリメータと出力集光手段とを単一のレンズで兼用することができ、さらには、上記の入力集光手段と出力コリメータとを単一のレンズで兼用することもできる。
図1は本発明の一実施形態としての反射型可変光偏向器の構成を光路も併せて示す模式的斜視図、図2は同じ反射型可変光偏向器を図1の矢印A方向から見た場合の模式的側面図、図3は同じ反射型可変光偏向器を図1の矢印B方向から見た場合の模式的平面図である。
また、可変光偏向素子3は、図1及び図3に示すように、入力光の進行する平面(図1のXY平面)においてくさび形状(台形形状)を有し、上記シリンドリカルレンズ2aで集光された入力光を透過するとともに、電極31,32への印加電圧(外部入力信号)に応じて電気光学素子(屈折率変化素子)33の屈折率が変化することにより、その透過光の出力角度が変化する(つまり、反射素子4での反射光の反射角が変化する)ものである。
上記の電気光学素子33は、その台形面が図1におけるXY平面と平行となるように配置され、電圧印加を図1のZ方向で行なうため、電気光学素子33を挟む形でその両面(Z方向)に電気光学素子33と同じ台形形状を有する電極31,32が配置されている。電気光学素子33としては、例えば、PLZT{(Pb,La)(Zr,Ti)O3}結晶を用いるが、同様の電気光学効果を有するLiNbO3結晶やGaAs,InPといった化合物半導体,電気光学効果を有するポリマー(例えば、エポキシ系EOポリマー)等を適用することもできる。
まず、入射光(コリメート光)は、シリンドリカルレンズ2aに入力されると、その光線面の一方向(図1におけるZ軸方向)だけが集光されて、可変光偏向素子3の電気光学素子33に入射する。そして、電極31,32に対して電圧を印加すると、電気光学素子33の屈折率が変化する。
次に、以下では、上述した可変光偏向器(反射型可変光偏向素子34)を用いた光デバイス(可変光減衰器,光シャッター,光スイッチ等)について説明する。
(B1)可変光偏向器を用いた可変光減衰器の説明
図5は上述した可変光偏向器を用いた光デバイスとしての可変光減衰器の構成を光路も併せて示す模式的斜視図、図6はこの可変光減衰器を図5の矢印A方向から見た場合の模式的側面図、図7は同じ可変光減衰器を図5の矢印B方向から見た場合の模式的平面図で、これらの図5〜図7に示すように、本実施形態の可変光減衰器は、図1〜図3により上述した構成に加えて、入力光ファイバ4a,出力光ファイバ4b,入力コリメートレンズ(球面又は非球面レンズ)1a,出力コリメートレンズ(球面又は非球面レンズ)1bをさらにそなえて構成されている。
上述のごとく構成された本可変光減衰器の動作は次のようになる。
即ち、入力光ファイバ4aを出射した光は、第3レンズである入力コリメートレンズ1aによりコリメートされ、第1レンズ(シリンドリカルレンズ)2aに入射し、前述したのと同様に、そのシリンドリカルレンズ2aにより入力コリメート光の光波面の一方向(図5のZ軸方向)のみが集光されて、可変光偏向素子3(電気光学素子33)を透過し、反射素子4で反射される。
ここで、可変光偏向素子3(電極31,32)への電圧無印加時に最高効率で光結合するように、コリメートレンズ1bと出力光ファイバ4bの位置を調整しておけば、電圧印加により可変光結合素子3での透過光の出力角度が変化してシリンドリカルレンズ2b,コリメートレンズ1bへの入射角度が変わるため、光線は出力光ファイバ4bのコア中心とは異なる位置に集光され、出力光ファイバ4bへの光結合効率は下がることになる。
したがって、例えば図9に示すように、入力光ファイバ4a及び出力光ファイバ4bを2芯フェルールに設置して一体固定することができる。また、入力光ファイバ4aから反射素子4への光路(入力光路;往路)と反射素子4から出力光ファイバ4bへの光路(出力光路;復路)とで個別に設けられている上記コリメートレンズ1a及び1b(入力コリメータ及び出力集光手段)を単一のコリメートレンズ1により共通化(兼用)し、同様に、上述したシリンドリカルレンズ2a及び2b(入力集光手段及び出力コリメータ)を単一のシリンドリカルレンズ2により共通化(兼用)することもできる。
さらには、例えば図10に示すように、複数本(図10では3本)の入力光ファイバ4a−1,4a−2,4a−3及び出力光ファイバ4b−1,4b−2,4b−3を2列に並べて6(=2×3)芯フェルール42により一体固定し、6芯フェルール42のファイバ列と平行に可変光偏向素子3及び反射素子4から成る反射型可変光偏向素子34−1,34−2,34−3を3段に並べる構造とすることにより、3連可変光減衰器を構成することができる。
また、最上段に位置する反射型可変光偏向素子34−3の反射素子4で反射された光は、シリンドリカルレンズ2の上部に入射し、そこでコリメートされるとともに下向きに回折されてコリメートレンズ1に入射し、コリメートレンズ1から6芯フェルール42の最下段に位置する出力光ファイバ4b−3のコアに集光される。
以上のようにして、3連可変光減衰器の場合も、反射型可変光偏向素子34−1〜34−3への入力光路(往路)及び出力光ファイバ4b−1〜4b−3への出力光路(復路)に対して共通で、且つ、反射型可変光偏向素子34−1〜34−3に共通のコリメートレンズ1及びシリンドリカルレンズ2を用いて、個々の可変光減衰機能を正常に実現することができる。したがって、さらなる光デバイス(可変光減衰器)の小型化を図ることができる。
図5又は図9(もしくは図10)により上述した構成(光デバイス)において、例えば図13に示すように、定電圧電源(例えば、8V)6と電気スイッチ7とを用いて、可変光偏向素子3の電極31,32に対する印加電圧を連続的に変えるのではなくON/OFF切り替えすることにより、シャットダウン減衰量が40dB以上の光シャッター(3連光シャッター)として使用することが可能となる。
(B3)可変光偏向器を用いた1×2光スイッチの説明
図14は図1〜図3により上述した可変光偏向器を用いた光デバイスとしての1×2光スイッチの構成を光路も併せて示す模式的斜視図で、この図14に示すように、本1×2光スイッチは、1本の入力光ファイバ4aと、n(=2)本の出力光ファイバ4b−1,4b−2と、図5〜図7により前述したものと同様のコリメートレンズ1a,1b,シリンドリカルレンズ2a,2bと、図1〜図3により前述したものと同様の可変光偏向素子3及び反射素子4から成る反射型可変光偏向素子34とをそなえて構成されている。
(B4)可変光偏向器を用いた2×2光スイッチの説明
図18は図1〜図3により上述した可変光偏向器を用いた光デバイスとしての2×2光スイッチの構成を光路も併せて示す模式的斜視図で、この図18に示す2×2光スイッチは、m(=2)本の入力光ファイバ4a−1,4a−2と、n(=2)本の出力光ファイバ4b−1,4b−2と、コリメートレンズ1と、シリンドリカルレンズ2と、プリズム5と、それぞれ図1〜図3により前述したものと同様の可変光偏向素子3及び反射素子4から成る2組の反射型可変光偏向素子34−1,34−2とをそなえて構成されている。
そして、可変光偏向素子3の電極31,32に対する印加電圧を変化させることにより図18のXY平面における光の進行角度が変化するため、コリメートレンズ1による集光位置は図18のX軸に対して平行にシフトすることになる。従って、入力光ファイバ4a−1又は4a−2から出射した光は、それぞれ反射型可変光偏向素子34−1又は34−2に所定電圧を印加することにより、出力光ファイバ4b−1及び4b−2のいずれかに選択的に出力(スイッチング)させることができる。つまり、2×2光スイッチが実現される。
以上のように、本実施形態によれば、可変光偏向器を、電気光学素子33の屈折率変化を利用して光を偏向させるとともに、反射素子4を用いてその光を反射する構造としているので、従来よりも高速応答で、且つ、小型の可変光減衰器,光シャッターおよび光スイッチ等の光デバイスを実現することができる。また、マイクロオプティクス技術の応用であるため、挿入損失も従来よりも大幅に低減することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができることはいうまでもない。
(C)付記
(付記1)
入力光を透過するとともに、その透過光の出力角度が外部入力信号に応じて変化する可変光偏向素子と、
該可変光偏向素子の該透過光を反射する反射素子とをそなえたことを特徴とする、反射型可変光偏向器。
入力コリメート光を集光して該可変光偏向素子へ入射する集光手段と、
該反射素子による反射光を受けてコリメートする出力コリメータとをさらにそなえたことを特徴とする、付記1記載の反射型可変光偏向器。
(付記3)
該可変光偏向素子が、上記外部入力信号に応じて屈折率が変化するとともに、該入力光の進行する平面においてくさび形状を有する屈折率可変素子であることを特徴とする、付記1又は2に記載の反射型可変光偏向器。
該屈折率可変素子が、電気光学素子であることを特徴とする、付記3記載の反射型可変光偏向器。
(付記5)
該電気光学素子が、PLZT結晶を用いて構成されたことを特徴とする、付記4記載の反射型可変光偏向器。
該反射素子が、該可変光偏向素子の出力面に設けられた反射板又は反射膜であることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器。
(付記7)
入力光ファイバと、
該入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
該入力コリメータから出射されるコリメート光を集光する入力集光手段と、
該入力集光手段で集光された光を透過するとともに、その透過光の出力角度が外部入力信号に応じて変化する可変光偏向素子と、該可変光偏向素子の透過光を反射する反射素子とをそなえて成る反射型可変光偏向器と、
該反射型可変光偏向器の該反射素子で反射された光をコリメートする出力コリメータと、
該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
該出力集光手段の集光位置にコアが位置するよう設けられた出力光ファイバとをそなえたことを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
該光デバイスが、該外部入力信号を可変することにより該透過光の出力角度を変化させて、該出力集光手段から該出力光ファイバのコアに集光する光量を変化させることで、該出力光ファイバの光出力強度を可変にする可変光減衰器として用いられることを特徴とする、付記7記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
該光デバイスが、該外部入力信号を可変することにより該透過光の出力角度を変化させて、該出力光ファイバのコア以外に該出力集光手段からの光を集光させることで、該出力光ファイバの光出力をシャットダウンする光シャッターとして用いられることを特徴とする、付記7記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記7〜9のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記11)
該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記7〜9のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記7〜9のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
該入力光ファイバ及び該出力光ファイバがそれぞれn本(nは2以上の整数)ずつ設けられ、これらの(2×n)本の光ファイバが(2×n)芯フェルールにより一体固定されるとともに、上記n本の入力光ファイバから出射される光をそれぞれコリメートする該入力コリメータと、該出力コリメータから出射されるn本のコリメート光を上記n本の出力光ファイバにそれぞれ集光する該出力集光手段とが一つのレンズで兼用されることを特徴とする、付記7〜9のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
入力光ファイバと、
該入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
該入力コリメータから出射されるコリメート光を集光する入力集光手段と、
該入力集光手段で集光された光を透過するとともに、その透過光の出力角度が外部入力信号に応じて変化する可変光偏向素子と、該可変光偏向素子の透過光を反射する反射素子とをそなえて成る反射型可変光偏向器と、
該反射型可変光偏向器の該反射素子で反射された光をコリメートする出力コリメータと、
該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
該反射型可変光偏向器での該透過光の出力角度に応じた該出力集光手段の複数の集光位置にコアがそれぞれ位置するよう設けられたn本(nは2以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
該外部入力信号を所定値に切り替えて該透過光の出力角度を変化させることで、上記n本の出力光ファイバのコアのいずれかに該出力集光手段からの光を集光させる1×n光スイッチとして用いられることを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバとが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記14記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記16)
該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記14記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記14記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
該1×n光スイッチが、該外部入力信号を連続的に変化させることにより、1本の出力光ファイバのコアに集光する光量を変化させて、当該出力光ファイバの光出力強度を可変にする可変光減衰機能を有することを特徴とする、付記14〜17のいずれか1に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
該1×n光スイッチが、
該可変光減衰機能を駆動すべく連続的に変化する該外部入力信号を生成する可変光減衰用信号源と、
該所定値の該外部入力信号を生成するスイッチング用信号源とをそなえたことを特徴とする、付記18記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
n本の入力光ファイバと、
上記n本(nは2以上の整数)の入力光ファイバからそれぞれ出射される光をそれぞれコリメートするための入力コリメータと、
該入力コリメータから出射されるコリメート光を集光する入力集光手段と、
それぞれ、該入力集光手段で集光された光を透過するとともに、その透過光の出力角度が外部入力信号に応じて変化する可変光偏向素子と、該可変光偏向素子の透過光を反射する反射素子とをそなえて成るn個の反射型可変光偏向器と、
該反射型可変光偏向器の該反射素子で反射された光をコリメートする出力コリメータと、
該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
該反射型可変光偏向器での該透過光の出力角度に応じた該出力集光手段の1以上の集光位置にコアが位置するよう設けられたm本(mは1以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
該外部入力信号を所定値に切り替えて該透過光の出力角度を変化させることで、該出力光ファイバのコアに上記n本の入力光ファイバのいずれかについての該出力集光手段からの光を集光させるn×m光スイッチとして用いられることを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
上記mが2以上である場合に、該入力光ファイバと該出力光ファイバの配置関係に応じて該入力光ファイバと該出力光ファイバとの間の光路を変更する光路変更手段が設けられていることを特徴とする、付記20記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記22)
該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバとが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記20又は21に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記20又は21に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
(付記24)
該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、付記20又は22に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
Claims (19)
- 入力光を透過するとともに、その透過光の出力角度が印加電圧に応じて変化する可変光偏向素子と、
該可変光偏向素子の該透過光を反射する反射素子と、
入力コリメート光を集光して該可変光偏向素子へ入射する入力集光手段と、
該反射素子により反射されて該可変光偏向素子を再び通過した反射光を受けてコリメートする出力コリメータと、をそなえ、
該可変光偏向素子が、該入力集光手段の前記集光の方向に該可変光偏向素子を挟む形で該可変光偏向素子の両面に配置された電極間への上記印加電圧に応じて屈折率が変化するとともに、該入力光の進行する平面においてくさび形状を有し電気光学効果を有する電気光学素子からなる屈折率可変素子であって、さらに、
該入力集光手段が、該入力コリメート光を前記印加電圧の電圧印加方向に集光して、その焦点位置を該反射素子の表面に位置させることを特徴とする、反射型可変光偏向器。 - 入力光ファイバと、
該入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
前記入力コリメータからの入力コリメート光を入力とする、請求項1記載の反射型可変光偏向器と、
該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
該出力集光手段の集光位置にコアが位置するよう設けられた出力光ファイバとをそなえたことを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。 - 該光デバイスが、該印加電圧を可変することにより該透過光の出力角度を変化させて、該出力集光手段から該出力光ファイバのコアに集光する光量を変化させることで、該出力光ファイバの光出力強度を可変にする可変光減衰器として動作することを特徴とする、請求項2記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該光デバイスが、該印加電圧を可変することにより該透過光の出力角度を変化させて、該出力光ファイバのコア以外に該出力集光手段からの光を集光させることで、該出力光ファイバの光出力をシャットダウンする光シャッターとして動作することを特徴とする、請求項2記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該入力光ファイバ及び該出力光ファイバが2芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該入力光ファイバ及び該出力光ファイバがそれぞれn本(nは2以上の整数)ずつ設けられ、これらの(2×n)本の光ファイバが(2×n)芯フェルールにより一体固定されるとともに、上記n本の入力光ファイバから出射される光をそれぞれコリメートする該入力コリメータと、該出力コリメータから出射されるn本のコリメート光を上記n本の出力光ファイバにそれぞれ集光する該出力集光手段とが一つのレンズで兼用されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 入力光ファイバと、
該入力光ファイバから出射される光をコリメートする入力コリメータと、
前記入力コリメータからの入力コリメート光を入力とする、請求項1記載の反射型可変光偏向器と、
該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
該反射型可変光偏向器での該透過光の出力角度に応じた該出力集光手段の複数の集光位置にコアがそれぞれ位置するよう設けられたn本(nは2以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
該印加電圧を所定値に切り替えて該透過光の出力角度を変化させることで、上記n本の出力光ファイバのコアのいずれかに該出力集光手段からの光を集光させる1×n光スイッチとして動作することを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。 - 該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバとが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項9記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項9記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該入力光ファイバと上記n本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項9記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該1×n光スイッチが、該印加電圧を連続的に変化させることにより、1本の出力光ファイバのコアに集光する光量を変化させて、当該出力光ファイバの光出力強度を可変にする可変光減衰機能を有することを特徴とする、請求項9〜12のいずれか1項に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該1×n光スイッチが、
該可変光減衰機能を駆動すべく連続的に変化する該印加電圧を生成する可変光減衰用信号源と、
該所定値の該印加電圧を生成するスイッチング用信号源とをそなえたことを特徴とする、請求項13記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。 - n本の入力光ファイバと、
上記n本(nは2以上の整数)の入力光ファイバからそれぞれ出射される光をそれぞれコリメートするための入力コリメータと、
前記入力コリメータからの入力コリメート光をそれぞれ入力とする、n個の請求項1記載の反射型可変光偏向器と、
該出力コリメータから出射されるコリメート光を集光する出力集光手段と、
該反射型可変光偏向器での該透過光の出力角度に応じた該出力集光手段の2以上の集光位置にコアが位置するよう設けられたm本(mは2以上の整数)の出力光ファイバとをそなえ、
該印加電圧を所定値に切り替えて該透過光の出力角度を変化させることで、該出力光ファイバのコアに上記n本の入力光ファイバのいずれかについての該出力集光手段からの光を集光させるn×m光スイッチとして動作することを特徴とする、反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。 - 該入力光ファイバと該出力光ファイバの配置関係に応じて該入力光ファイバと該出力光ファイバとの間の光路を変更する光路変更手段が設けられていることを特徴とする、請求項15記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該入力光ファイバと上記m本の出力光ファイバとが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項15又は16に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 入力光ファイバと上記m本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項15又は16に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
- 該入力光ファイバと上記m本の出力光ファイバが多芯フェルールにより一体固定されるとともに、該入力コリメータと該出力集光手段とが単一のレンズで兼用され、且つ、該入力集光手段と該出力コリメータとが単一のレンズで兼用されることを特徴とする、請求項15又は16に記載の反射型可変光偏向器を用いた光デバイス。
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