JP5248925B2 - 鋳造装置 - Google Patents

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本発明は、鋳造装置に関し、詳しくは、固定型と、該固定型内に第1方向から挿入配設される第1可動型と、該第1可動型に当接するよう前記第1方向と交差する第2方向から前記固定型内に挿入配設される第2可動型とを備え、前記固定型と前記第1可動型と前記第2可動型とで屈曲通路を有する製品を形成可能な製品キャビティを形成してなる鋳造装置に関する。
従来、この種の鋳造装置としては、固定型と、この固定型内に配置される第1可動型と、この第1可動型に交差するよう固定型に配置される第2可動型とを備えるものが提案されている。この装置では、固定型と第1可動型と第2可動型とで形成される製品キャビティ内に溶湯金属を流し込むことにより、製品としての曲管を製造するものとしている。
特公平3−3538号公報
しかしながら、こうした鋳造装置では、第1可動型と第2可動型との合わせ面に生ずる隙間に溶湯金属が流れ込み、曲管内部にバリが発生する場合がある。したがって、バリ除去工程が必要となるが、バリ形状によっては、曲管内部で引っ掛かりを生じ、除去作業に手間がかかってしまう。
本発明の鋳造装置は、バリ除去を確実に行なうことを目的とする。
本発明の鋳造装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の鋳造装置は、固定型と、該固定型内に第1方向から挿入配設される第1可動型と、該第1可動型に当接するよう前記第1方向と交差する第2方向から前記固定型内に挿入配設される第2可動型とを備え、前記固定型と前記第1可動型と前記第2可動型とで屈曲通路を有する製品を形成可能な製品キャビティを形成してなる鋳造装置であって、
前記第1可動型は、前記第2可動型が当接する部分において凹部が形成されてなり、
前記第2可動型は、前記凹部に嵌り込む嵌り込み部が形成されてなり、
前記凹部は、前記第1可動型を前記固定型から引き抜く引抜方向と交差する方向に開口するとともに、前記引抜方向に対して前側の壁面を形成する前側壁面と、前記引抜方向に対して後側の壁面を形成する後側壁面との少なくとも2つの壁面から形成されてなり、
前記後側壁面は、前記引抜方向に対して直角な面に形成されてなる
ことを要旨とする。
この本発明の鋳造装置では、第1可動型と第2可動型とのより多くの合わせ面を形成することができる。この結果、合わせ面に溶湯がより流れ込みにくくなり、連続した大きなバリが形成され難くなる。しかも、第1可動型を固定型から引き抜く際のバリの持ち去り力をより大きなものとすることができる。この結果、第1可動型を固定型から引き抜く際、あるいは、可動型から製品を取り外す際に、第1可動型の凹部と第2可動型の嵌り込み部との間に形成されるバリを確実に除去することができる。
また、本発明の鋳造装置において、前記凹部および前記嵌り込み部は、複数形成されてなるものとすることもできる。
こうすれば、大きなバリの形成をより確実に防止することができる。
さらに、本発明の鋳造装置において、前記第1可動型と前記第2可動型との当接面は、前記製品キャビティに流し込む溶湯金属の流れ方向に対して直角方向となるように形成されてなるものとすることもできる。
こうすれば、合わせ面に溶湯金属がより流れ込みにくくすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である鋳造装置1の構成の概略を示す概略構成図である。
実施例の鋳造装置1は、図1に示すように、固定型2と可動型4とスライドコア6とを備え、これら固定型2と可動型4とスライドコア6とを型締めすることにより、内部に屈曲通路8を有する製品を形成可能な製品キャビティ10が形成される。
固定型2は、図示しない固定型プラテンに取付けられており、製品キャビティ10の一面を形成する金型面2aが設けられている。ここで、固定型プラテンとは、鋳造装置1において固定型2を設置する定盤のことである。
可動型4は、固定型2に対して上下方向、即ち、鉛直方向に移動自在なように固定型2に対して上側に配置されており、製品キャビティ10の一面を形成する金型面4aが設けられている。金型面4aは、一部が固定型2側に突出して形成されており、屈曲通路8の一部を形成する通路形成部14となっている。通路形成部14の先端部14aには、凹部14bが形成されている。凹部14bは、可動型4が上昇する方向に対して後ろ側の壁面を形成する後側壁面14b’を有し、この後側壁面14b’が可動型4の上昇方向に対して略直角となるように断面略矩形に形成されている。
スライドコア6は、可動型4の進退動方向である上下方向と交差する方向、即ち、水平方向に移動可能なように配置されており、製品キャビティ10の一面を形成する金型面6aが設けられている。金型面6aは、一部が可動型4側に突出して形成されており、屈曲通路8の一部を形成するスライド部16となっている。スライド部16の先端部16aには、通路形成部14の先端部14aに形成された凹部14bに嵌まり込むことができる凸部16bが形成されている。この凸部16bを凹部14bに嵌め込んでスライドコア6を可動型4に一体となるように型締めすることによって、屈曲通路8を形成するためのほぼL字状をした内部型が形成される。
次に、こうして構成された鋳造装置1を用いて製品20を鋳造形成する際の動作について説明する。
図2は、実施例の鋳造装置1を用いて製品20を鋳造形成する様子を例示する工程図であり、図3は、製品キャビティ10に溶湯金属10’を流し込んだ状態を示す状態図であり、図4は、溶湯金属10’が凝固した後にスライドコア6を型開きした状態を示す状態図であり、図5は、可動型4を型開きした状態を示す状態図であり、図6は、可動型4から製品20を取り出した状態を示す状態図である。
まず、可動型4を固定型2に向けて下降するとともに(工程20)、スライドコア6を可動型4側に向けてスライドさせて型締めを行い(工程22)、製品キャビティ10を形成する。続いて、図3に示すように、固定型2に形成した図示しない湯口より溶湯金属10’を製品キャビティ10内に流し込む(工程24)。このとき、可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面にも溶湯金属10’が流れ込む。しかしながら、実施例の鋳造装置1では、通路形成部14の先端部14aに形成した凹部14bにスライド部16の先端部16aに形成した凸部16bを嵌め込んで、可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面を複数の面で形成するから、溶湯金属10’が可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に流れ込み難い。しかも、可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に対して溶湯金属10’が略直角方向に流れるように図示しない湯口を配置しておけば、合わせ面へ溶湯金属10’をより流れ込み難いものとすることができる。この結果、屈曲通路8に連続した大きなバリ12が形成され難くなる。
こうして製品キャビティ10に流し込んだ溶湯金属10’が凝固したら、図4に示すように、スライドコア6を可動型4側とは反対側にスライドさせるとともに(工程26)、図5に示すように、可動型4を固定型2から離れる方向である上方に向けて上昇して型開きを行う(工程28)。このとき、製品20は、可動型4に固着して可動型4と共に固定型2から引き抜かれる。そして、図示しない押し出し機構などを用いて製品20を可動型4から取り外す(工程30)。このとき、可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に形成されたバリ12の大部分は、図6に示すように、可動型4から製品20を取り外す際に通路形成部14の先端部14aに形成した凹部14bにより持ち去ることができる。即ち、仮に可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に連続した大きなバリ12が形成されたとしても、製品20を可動型4から取り外す際に、その大部分を除去できる。しかも、凹部14bの後側壁面14b’が可動型4の上昇方向に対して略直角に形成されているから、バリ12をせん断する力を比較的大きなものとすることができ、確実にバリ12を除去することができる。
そして、凹部14bにより持ち去れずに製品20の屈曲通路8内に残ったバリ12を除去して(工程32)、内部に屈曲通路8を有する製品20が完成する。ここで、可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に残ったバリ12は比較的小さいものとなっているから、バリ取り工程において屈曲通路8内でバリ12が引っ掛かることがない。
以上説明した第1実施例の鋳造装置1によれば、可動型4の通路形成部14の先端部14aに凹部14bを形成すると共に、スライドコア6のスライド部16の先端部16aに凹部14bに嵌まり込む凸部16bを形成して、可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面を複数の面で形成するから、溶湯金属10’が可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に流れ込み難く、屈曲通路8に連続した大きなバリ12が形成され難くい。この結果、可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に残ったバリ12は比較的小さいものとなるから、バリ取り除去の際に、屈曲通路8内にバリ12が引っ掛かることがない。しかも、可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に対して溶湯金属10’が略直角方向に流れるように図示しない湯口を配置しておくから、溶湯金属10’を合わせ面へより流れ込み難いものとすることができる。
また、第1実施例の鋳造装置1によれば、可動型4から製品20を取り外す際に、通路形成部14の先端部14aに形成した凹部14bにより、可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に形成されたバリ12を持ち去るから、仮に可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に連続した大きなバリ12が形成されたとしても、その大部分を除去できる。この結果、可動型4の通路形成部14とスライドコア6のスライド部16との合わせ面に残るバリ12は比較的小さいものとなるから、バリ取り除去の際に屈曲通路8内にバリ12が引っ掛かることがない。しかも、凹部14bの後側壁面14b’が可動型4の上昇方向に対して略直角に形成するから、バリ12をせん断する力を比較的大きなものとすることができ、凹部14bによるバリ除去をより確実なものとすることができる。
第1実施例の鋳造装置1では、凹部14bは、後側壁面14b’を可動型4の上昇方向に対して略直角となるような断面略矩形に形成するものとしたが、図7の変形例の鋳造装置1Aに例示するように、凹部14Abは、後側壁面14Ab’を可動型4Aの上昇方向に対して略直角となるような断面略三角形に形成するものとしても構わない。この場合、スライドコア6Aのスライド部16Aの先端部16Aaには、凹部14Abに嵌まり込むことができる凸部16Abを形成するものとすれば良い。
こうすれば、可動型4Aの通路形成部14Aとスライドコア6Aのスライド部16Aとの合わせ面を複数の面で形成できるから、溶湯金属10’が可動型4Aの通路形成部14Aとスライドコア6Aのスライド部16Aとの合わせ面に流れ込み難くすることができるとともに、型開きの際に可動型4Aから製品20を取り外す際に、通路形成部14Aの先端部14Aaに形成した凹部14Abによりバリ12の大部分を持ち去ることができる。
第1実施例の鋳造装置1では、通路形成部14の先端部14aに凹部14bを形成し、スライド部16の先端部16aに凹部14bに嵌まり込む凸部16bを形成して、凸部16bを凹部14bに嵌め込んでスライドコア6を可動型4に一体となるように型締めするものとしたが、図8の変形例の鋳造装置1Bに例示するように、通路形成部14Bの先端部14Baに段部14Bbを形成し、スライド部16Bの先端部16Baに段部14Bbに嵌まり込む段部16Bbを形成して、段部16Bbを段部14Bbに合わせ嵌め込んでスライドコア6Bを可動型4Bに一体となるように型締めするものとしても構わない。この場合、型開きの際に可動型4Bの上昇によるバリの持ち去りはできないが、可動型4Bの通路形成部14Bとスライドコア6Bのスライド部16Bとの合わせ面を複数の面で形成できるから、溶湯金属10’が可動型4Bの通路形成部14Bとスライドコア6Bのスライド部16Bとの合わせ面に流れ込み難いものとすることができる。
第1実施例の鋳造装置1では、通路形成部14の先端部14aに1つの凹部14bを形成し、スライド部16の先端部16aに凹部14bに嵌まり込む1つの凸部16bを形成するものとしたが、図9の変形例の鋳造装置1Cに例示するように、通路形成部14Cの先端部14Caに複数の段部14Cbを形成し、スライド部16Cの先端部16Caに複数の段部14Cbに嵌まり込む複数の凸部16Cbを形成するものとしても構わない。
こうすれば、通路形成部14Cとスライド部16Cとの合わせ面をより複数の面で形成できるから、溶湯金属10’が通路形成部14Cとスライド部16Cとの合わせ面により流れ込みにくいものとすることができる。
次に、本発明の第2実施例としての鋳造装置100について説明する。
図10は、第2実施例の鋳造装置100の構成の概略を示す概略構成図である。第2実施例の鋳造装置100は、可動型4を可動型104に変えた点およびスライドコア6をスライドコア106に変えた点を除いて第1実施例の鋳造装置1と同一の構成をしている。
即ち、第2実施例の鋳造装置100は、図10に示すように、固定型102と可動型104とスライドコア106とを備え、これら固定型102と可動型104とスライドコア106とを型締めすることにより、内部に屈曲通路108を有する製品を形成可能な製品キャビティ110が形成される。
固定型102は、図示しない固定型プラテンに取付けられており、製品キャビティ110の一面を形成する金型面102aが設けられている。
可動型104は、固定型102に対して上下方向、即ち、鉛直方向に移動自在なように固定型102に対して上側に配置されており、製品キャビティ110の一面を形成する金型面104aが設けられている。金型面104aは、一部が固定型102側に突出して形成されており、屈曲通路108の一部を形成する通路形成部114となっている。通路形成部114の先端部114aには、凹部114bが形成されている。凹部114bは、可動型104が上昇する方向に対して前側の壁面を形成する前側壁面114b’を有し、この前側壁面114b’が可動型4の上昇方向に対して略直角となると共に前側壁面114b’が底辺となるような断面略三角形に形成されている。
スライドコア106は、可動型104の進退動方向である上下方向と交差する方向、即ち、水平方向に移動可能なように配置されており、製品キャビティ110の一面を形成する金型面106aが設けられている。金型面106aは、一部が可動型104側に突出して形成されており、屈曲通路108の一部を形成するスライド部116となっている。スライド部116の先端部116aは、通路形成部114の先端部114aに形成された凹部114bに嵌まり込むことができる形状に形成されている。即ち、断面略三角形に形成されている。この先端部116aを凹部114bに嵌め込んでスライドコア106を可動型104に一体となるように型締めすることによって、屈曲通路108を形成するためのほぼL字状をした内部型が形成される。
こうして構成された第2実施例の鋳造装置100を用いて製品120を鋳造形成する場合においても、第1実施例の鋳造装置1を用いて製品20を鋳造形成する場合と同様の作用効果を奏する。即ち、通路形成部114の先端部114aに形成した凹部114bにスライド部116の先端部116aを嵌め込んで、可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面を複数の面で形成するから、溶湯金属110’が可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面に流れ込み難い。また、可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面の少なくとも一部に対して溶湯金属110’が略直角方向に流れるように形成しておけば、合わせ面へ溶湯金属110’をより流れ込み難いものとすることができる。この結果、屈曲通路108に連続した大きなバリが形成され難くなる。
また、可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面に形成されたバリの大部分を、可動型104から製品120を取り外す際に、通路形成部114の先端部114aに形成した凹部14bにより持ち去ることができる。さらに、スライドコア106のスライド部116の先端部116aを断面略三角形に形成するだけだから、スライドコア106の製造性が向上する。
以上説明した第2実施例の鋳造装置100によれば、可動型104の通路形成部114の先端部114aに凹部114bを形成すると共に、スライドコア106のスライド部116の先端部116aを凹部114bに嵌まり込む形状に形成して、可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面を複数の面で形成するから、溶湯金属110’が可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面に流れ込み難く、屈曲通路108に連続した大きなバリが形成され難くい。この結果、可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面に残ったバリは比較的小さいものとなるから、バリ取り除去の際に、屈曲通路108内にバリが引っ掛かることがない。しかも、可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面の少なくとも一部に対して溶湯金属110’が略直角方向に流れるように形成しておくから、溶湯金属110’を合わせ面へより流れ込み難いものとすることができる。
また、第2実施例の鋳造装置100によれば、可動型104から製品120を取り外す際に、通路形成部114の先端部114aに形成した凹部114bにより、可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面に形成されたバリを持ち去るから、仮に可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面に連続した大きなバリが形成されたとしても、その大部分を除去できる。この結果、可動型104の通路形成部114とスライドコア106のスライド部116との合わせ面に残るバリは比較的小さいものとなるから、バリ取り除去の際に屈曲通路108内にバリが引っ掛かることがない。さらに、スライドコア106のスライド部116の先端部116aを断面略三角形に形成するだけだから、スライドコア106の製造性が向上する。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の一実施例である鋳造装置1の構成の概略を示す概略構成図である。 実施例の鋳造装置1を用いて製品20を鋳造形成する様子を例示する工程図である。 製品キャビティ10に溶湯金属10’を流し込んだ状態を示す状態図である。 溶湯金属10’が凝固した後にスライドコア6を型開きした状態を示す状態図である。 可動型4を型開きした状態を示す状態図である。 可動型4から製品20を取り出した状態を示す状態図である。 変形例の鋳造装置1Aの構成を示す構成図である。 変形例の鋳造装置1Bの構成を示す構成図である。 変形例の鋳造装置1Cの構成を示す構成図である。 第2実施例の鋳造装置100の構成の概略を示す概略構成図である。
1,1A,1B,100 鋳造装置
2,102 固定型
4,4A,4B,104 可動型
6,6A,6B,106 スライドコア
8,108 屈曲通路
10,110 製品キャビティ
10’,110’ 溶湯金属
12 バリ
14,14A,14B,114 通路形成部
14a,14Aa,14Ba,114a 先端部
14b,14Ab,114b 凹部
14Bb 段部
16,16A,16B,116 スライド部
16a,16Aa,16Ba,116a 先端部
16b,16Ab 凸部
16Bb 段部
114b’ 前側壁面

Claims (3)

  1. 固定型と、該固定型内に第1方向から挿入配設される第1可動型と、該第1可動型に当接するよう前記第1方向と交差する第2方向から前記固定型内に挿入配設される第2可動型とを備え、前記固定型と前記第1可動型と前記第2可動型とで屈曲通路を有する製品を形成可能な製品キャビティを形成してなる鋳造装置であって、
    前記第1可動型は、前記第2可動型が当接する部分において凹部が形成されてなり、
    前記第2可動型は、前記凹部に嵌り込む嵌り込み部が形成されてなり、
    前記凹部は、前記第1可動型を前記固定型から引き抜く引抜方向と交差する方向に開口するとともに、前記引抜方向に対して前側の壁面を形成する前側壁面と、前記引抜方向に対して後側の壁面を形成する後側壁面との少なくとも2つの壁面から形成されてなり、
    前記後側壁面は、前記引抜方向に対して直角な面に形成されてなる
    鋳造装置。
  2. 前記凹部および前記嵌り込み部は、複数形成されてなる請求項1記載の鋳造装置。
  3. 前記第1可動型と前記第2可動型との当接面は、前記製品キャビティに流し込む溶湯金属の流れ方向に対して直角方向となるように形成されてなる請求項1または2記載の鋳造装置。
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