JP5248403B2 - 駐車場の料金管理装置とその管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、駐車場の料金管理装置と駐車場の料金管理システムに係わり、特に、駐車料金として、予め定めた駐車料金が支払われた場合、予め定めた時間内での同一車両の複数回の入出庫に対して更なる課金をせずに、出庫を許可するようにした駐車場の料金管理装置とそのシステムに関する。
本願の出願人は、特許文献1に示したような駐車場の課金装置を出願した。
しかしながら、上記の出願後も、駐車スペースを更に有効に利用することが、駐車場の経営者及び利用者の双方から期待されている。
特開2002−157617号公報
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、駐車料金として、予め定めた駐車料金が支払われた場合、予め定めた時間内での同一車両の複数回の入出庫に対して更なる課金をせずに、出庫を許可するようにし、以て、駐車場経営者及び利用者の双方の利益に寄与する新規な駐車場の料金管理装置或はそのシステムとそのコンピュータプログラムを提供するものである。
つまり、本発明於いては、車両の駐車時間の上限と駐車料金の上限(最大駐車料金)とを組み合わせた無人化された入出庫自由の駐車場管理装置及びそのシステムを提供するものである。
本発明は、上記した目的を達成するために、基本的には、以下に記載されたような技術構成を採用するものである。
即ち、本発明に係わる駐車場の料金管理装置の第1態様は、
駐車場に入出庫する車両の使用者に発券され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所望の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
当該カード状情報記憶媒体から読み取った当該駐車関連情報から、車両の入出庫日時を検出して入出庫日時を記録すると共に、前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー又は識別番号(ID番号)、支払われた駐車料金を記録し、保持するデータ保持手段と、
前記データ保持手段が保持するデータに基づいて前記車両の各出庫時の駐車料金を計算し、前記駐車料金が精算された後、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート管理装置とからなる駐車場の料金管理装置において、
駐車料金として、予め定めた駐車料金が支払われた場合、前記出庫ゲート管理装置は、予め定めた時間内で、前記予め定めた駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とするものであり、
又、本発明に於ける第2の態様は、
駐車場に入出庫する車両の使用者に発券され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所望の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
当該カード状情報記憶媒体から読み取った当該駐車関連情報から、車両の入出庫日時を検出して入出庫日時を記録すると共に、前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又はID番号、或は必要によって更にユーザーに入力させるユーザーの識別番号であるユーザーID番号、出庫時に支払われた駐車料金を前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又はID番号と対応させて積算記録し、保持するデータ保持手段と、
前記データ保持手段が保持するデータに基づいて前記車両の駐車料金を計算し、前記駐車料金が精算された後、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート管理装置とからなる駐車場の料金管理装置において、
予め定めた時間内に同一の車両が、複数回入出庫した場合の合計の駐車料金を求め、この合計の駐車料金が、予め定めた駐車料金以上になり、且つ予め定めた駐車料金が精算された場合、前記出庫ゲート管理装置は、予め定めた時間内で、前記予め定めた駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする駐車場の料金管理装置である。
又、本発明に於ける第3態様としては、
駐車場に入出庫する車両の使用者に発券され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所望の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
当該カード状情報記憶媒体から読み取った当該駐車関連情報から、車両の入出庫月日時を検出して入出庫月日時を記録すると共に、前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又はID番号と、前記車両について支払われた駐車料金を記録し、保持するデータ保持手段と、
前記データ保持手段が保持するデータに基づいて、前記車両の出庫時毎の駐車料金を計算する駐車料金演算手段と、前記駐車料金が請求され、入金が確認された後、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート開閉手段とを含む入出庫ゲート管理装置と、
からなる駐車場の料金管理装置において、
当該入出庫ゲート管理装置に、予め月毎の最大駐車料金を設定しておき、当該入出庫ゲート管理装置は、当該同一車両による同一月内で支払われた個々の駐車料金を積算し、当該積算された当該同一車両による同一月内での駐車料金の総額が、当該月毎の最大駐車料金を超過した場合には、当該同一車両による当該月毎の最大駐車料金に到達した料金が支払われた時点以降から当該同一月の末日までの当該同一車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする駐車場の料金管理装置である。
本発明の駐車場の料金管理装置は、上記のように構成したので、以下のような効果を奏する。
(1)駐車場を利用するユーザーに対して、データ記憶手段を有する当該カード状情報記憶媒体を、例えば会員制カードの様な形式で、有料若しくは無料で特別駐車券として発券し、所定の期間、当該カード状情報記憶媒体を有効として、当該ユーザーに、駐車場を複数回積極的に利用しようとするモチベーション喚起させることができる。
(2)即ち、個々の利用者とそれぞれ個別に定期契約書を交わさずに定期利用と同等のサービスを提供できる様になり、日極め或は月極めの駐車場を提供することも可能となるので、顧客の更なる取り込みが可能になった。
(3)駐車場内の空きスペースを少なくすることが可能になった。
(4)ユーザー側の利便性も向上した。
(5)無人化による大幅なコスト削減が実現する。
本発明の実施例のハードウエア構成を示すブロック図である。 本発明の入庫管理プログラムのフローチャートである。 本発明の出庫管理プログラムのフローチャートである。 本発明の料金発生パターンを示す図である。 本発明の料金発生パターンを示す図である。 本発明の他の具体例における操作手順を説明するフローチャートである。 本発明の他の具体例における操作手順を説明するフローチャートである。 本発明の他の具体例における操作手順を説明するフローチャートである。 本発明の他の実施例におけるハードウエアの構成の一具体例を示すブロック図である。 本発明の他の実施例料金発生パターンを示す図である。 本発明の他の実施例で使用されるファイルの構成例を示す図である。 本発明の他の実施例に於ける、入庫管理プログラムのフローチャートである。 本発明の他の実施例に於ける、出庫管理プログラムのフローチャートである。 本発明の他の実施例に於ける駐車データの移動の例を示す図である。 本発明の一具体例に於いて使用される特別駐車券内のデータ構成を説明する図である。 本発明の一具体例に於いて使用される在車ファイルのデータ構成を説明する図である。 本発明の一具体例に於いて使用される会員出庫ファイルのデータ構成を説明する図である。 本発明の一具体例に於いて使用される入庫処理操作の具体例を示すフローチャートである。 本発明の一具体例に於いて使用される料金演算処理操作の具体例を示すフローチャートである。 本発明の一具体例に於いて使用される出庫処理操作の具体例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の駐車場の料金管理装置とそのコンピュータプログラムについて詳細に説明する。
図1は、本発明駐車場の料金管理装置14ハードウエアの一具体例構成を示す図である。
図において、1は、本発明の料金管理装置14の主要部を構成する出庫ゲート管理装置13を制御する制御装置である。この制御装置1には、車両の入庫を管理する入庫管理プログラム、車両の出庫を管理する出庫管理プログラム等が含まれ、適宜の演算手段(CPU)に基づいて、当該車両の入出庫を管理するようになっている。
一方、20は、駐車場に入出庫する車両の使用者に発券され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体からなる特別駐車券であり、又21は、当該カード状情報記憶媒体20と係合して、当該特別駐車券20に所望の駐車関連情報を必要な都度、書込みしたり或は当該カード状情報記憶媒体からなる特別駐車券20から当該駐車関連情報を読み出す事が可能な、カード状情報記憶媒体処理手段である。
又、当該カード状情報記憶媒体処理手段21は、当該特別駐車券20を発行し、又それを回収する様な機能を有するものであっても良い。
当該特別駐車券20は、当該カード状情報記憶媒体処理手段21から、車両が駐車場に入庫する際に、当該車両の使用者に供給され、当該使用者が必要とする間、当該使用者に会員制カードの様な形式で貸与されるものであって、適宜の大きさの薄厚カード状をした記録媒体であり、当該特別駐車券20の所定の部位で、電気的、磁気的、或いは光学的に当該駐車場内での当該車両の駐車に関する必要な情報を記憶出来る領域を含んでいるものである。
又、当該カード状情報記憶媒体処理手段21は、当該カード状情報記憶媒体からなる特別駐車券20と直接的若しくは間接的に電気的、磁気的あるいは光的に係合、結合して、当該特別駐車券20の当該情報記憶領域に、当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー、当該車両の入庫日時、出庫日時、或いは支払うべき或いは既に支払った駐車料金等を、当該書き込む事が可能であり、又当該特別駐車券20の当該情報記憶領域から、必要な都度、当該車両の当該駐車に関する情報を読み出し、当該制御装置1に通知する機能を有するものである。
更に、当該カード状情報記憶媒体処理手段21は、ユーザーが当該発券される当該特別駐車券20に、自己の識別番号であるID番号を入力出来る様に構成されているものであっても良い。
本発明に於いて使用される当該カード状情報記憶媒体処理手段21の構成は、特に限定されるものではないが、公知のカードリーダライターを使用する事が可能である。
当該カード状情報記憶媒体処理手段21は、当該駐車場の入り口ゲート部付近及び当該駐車場の出口ゲート部付近に配置されるものであり、或る車両が最初に当該駐車場に入庫使用とした場合に、当該車両のユーザーが当該カード状情報記憶媒体処理手段21を操作すると、制御装置1からの制御信号に基づいて、当該カード状情報記憶媒体処理手段21が、カード状情報記憶媒体20について所定のシリアルナンバー及び/又はID番号を決定し、場合によっては、更に当該ユーザーに自己のID番号を入力させ、当該シリアルナンバー及び/又は当該ID番号を当該車両と1対1に対応させて当該カード状情報記憶媒体である当該特別駐車券20の情報記録領域に記憶させ、又、必要に応じて、当該シリアルナンバーを当該特別駐車券20の適宜の部位に印刷表示させたものであっても良い。
更に、本発明に於いて使用される当該特別駐車券20が当該駐車場に入庫する車両の使用者に供与、貸与され、当該特別駐車券20が有効である間、又は、当該車両のユーザーが、必要とする間、当該ユーザーによって所有され、当該車両のユーザーが、当該駐車場を出庫する場合、又再度当該駐車場に入庫する場合に、当該特別駐車券20である当該カード状情報記憶媒体を、当該カード状情報記憶媒体処理手段21に挿入して、当該カード状情報記憶媒体処理手段21は、当該特別駐車券20に新たな駐車関連情報を書き込む様に構成されていると同時に、別の時間帯では、当該特別駐車券20に記憶された当該駐車関連情報を必要な時期に読み出して、当該制御装置1に通知する様に構成されているものである。
当該カード状情報記憶媒体である当該特別駐車券20は、特に限定されるものではないが、例えば、磁気カード、ICチップ内蔵カード、プリペイドカード等を使用する事が出来る。
本発明に使用される当該特別駐車券20は、直接的に当該駐車場に入庫し、そこから出庫する車両の例えば登録番号等を識別する事は出来ないので、便宜的に、当該特別駐車券20が発行される毎にそれぞれの特別駐車券20に固有の識別子として機能するシリアルナンバー及び/又はID番号を当該車両の車両登録番号に対応させて、当該車両の駐車場での管理を行うものである。
又、本発明に於ける当該特別駐車券20で記憶される駐車関連情報としては、当該シリアルナンバーの他、入庫年月日、入庫時刻、出庫年月日、出庫時刻、駐車時間、駐車料金、駐車料金支払記録等がある。
尚、係る特別駐車券の様なカードを利用した駐車場の管理システムは公知の方法を使用することが出来る。
又、4は当該駐車場に入出庫する車両に対応する当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号、入出庫日時、駐車毎のそれぞれの駐車料金、複数回駐車の合計駐車料金等の各車両駐車状況を管理するための管理データを格納するデータ保持装置であって、上記したカード状情報記憶媒体処理手段21を含めて、それぞれ当該制御装置1と接続されている。
尚、当該データ保持装置4は、半導体メモリやハードディスクで構成されている。
一方、当該出庫ゲート管理装置13に於いて、例えば、3は車両の入出庫日時を当該制御装置1に与える時計装置であり、又、5は当該制御装置1に接続されている駐車料金精算装置であり、車両が入庫する際、特別駐車券を発行すると共に、当該車両が出庫する場合に当該特別駐車券として機能する当該会員制カードの様な当該カード状情報記憶媒体20を受け入れる駐車券発行/受領装置8、予め定められている駐車料金表を記憶している駐車料金記憶装置9、当該駐車料金記憶装置9が具備する当該料金表とデータ保持装置4が保持する当該車両の今回の駐車時間に関するデータとに基づいて、当該車両の今回の駐車料金を演算する駐車料金演算装置10、当該駐車料金演算装置10によって算出された当該車両の駐車料金を適宜の表示手段に表示する精算料金表示装置11及び当該精算すべき駐車料金が入金されたか否かを識別する精算料金入金有無識別装置12とから構成されている。
更に、当該制御装置1には、ゲート開閉装置6が接続されており、当該表示された当該駐車料金の精算が完了した事が認識されると、当該料金精算装置5からの駐車料金の精算済みを知らせる信号が当該制御装置1を経由して当該ゲート開閉装置6に伝達され、当該出庫ゲートを開放する様に構成されている。
次に、車両の駐車時間に対する本願の課金方法について、図4、5を参照して具体的に説明する。
なお、本発明に於いては、24時間毎に切り替わる料金体系と、当日の24時で切り替わる料金体系の何れの体系にも適用可能である。
図4、5の例では、1時間当たりの駐車料金が300円、駐車料金の計算単位を24時間とし、24時間の駐車料金は1000円で打ち切りになるようにしている。以降、本実施例では、上記の1000円を「打ち切り金額」若しくは、日極め或いは月極め駐車料金と称する。
即ち、本具体例に於いては、図1に示す当該料金精算装置5に、更に、1車両について、24時間の駐車料金の上限を予め設定する、日極め上限駐車料金設定装置15を設け、更に、当該料金精算手段5に当該同一車両が同一日内で、支払った駐車料金を積算する駐車料金積算装置16を設け、当該同一車両が同一日内で、支払った駐車料金、若しくは複数回入出庫を繰り返した結果、当該駐車料金の積算値が、当該日極め上限駐車料金を超えた場合には、それ以降の同一車両による同一日内での入出庫に対しては、駐車料金を課金せず、無料扱いとするものである。
本具体例に於ける当該日極め上限駐車料金設定装置15は、上記したデータ保持装置4に設ける事も可能である。
又、当該駐車時間に日跨ぎが存在する場合には、0時以降についての計算は、新たに当日の料金を、前日の駐車料金とは別に計算するように構成している。
図4のパターン1の例では、9時から2時間駐車し、更に、14時から3時間駐車している。従って、1時間当たりの駐車料金を300円として計算すると、駐車料金は1500円になるが、この実施例では、24時間の駐車料金は1000円で打ち切りになるようにしているから、14時から3時間の駐車に対しては、400円を課金している。
図4のパターン2の例では、9時から2時間駐車し、更に、15時から1時間駐車し、18時から2時間駐車している。従って、1時間当たりの駐車料金を300円として計算すると、駐車料金は1500円になるが、この例では、24時間の駐車料金は1000円で打ち切りになるようにしているから、18時から2時間の駐車に対しては、100円を課金している。更に、この例では、21時から2時間駐車しているが、21時から2時間の駐車に対しては、課金する必要がないから、課金していない。
図4のパターン3の例では、9時から2時間駐車し、更に、15時から1時間駐車している。更に、翌日、2時から1時間駐車している。
この例では、0時以前の2回の駐車料金は、それぞれ600円、300円である。又、翌日の1時間の駐車に対しては、日が改まっているので、新たに駐車料金を計算することになる。2時から1時間の駐車料金は300円である。
図5のパターン4の例では、9時から2時間駐車し、15時から1時間駐車し、更に、18時から翌日の0時台まで連続して合計7時間駐車している。
この場合、18時から24時までの駐車に対しては100円が課金され、翌日の1時間の駐車に対して300円課金され、合計の駐車料金は1300円になる。
図5のパターン5の例では、約4日間駐車している。
即ち、1日目は、9時から2時間駐車し、15時から1時間駐車している。更に、18時から6時間駐車し、引き続き、2日目、3日目は24時間駐車し、4日目の10時まで連続して駐車している。
この場合、1日目の駐車料金は1000円、2日目、3日目の駐車料金もそれぞれ1000円、又、4日目の駐車料金は1000円であるから、出庫時の課金額は、合計4000円となる。
図5のパターン6の例でも、約4日間駐車している。
即ち、1日目は、18時から6時間駐車し、引き続き、2日目、3日目は24時間駐車し、4日目の10時台まで駐車している。そして、更に、4日目の18時から2時間駐車している。
この場合、1日目の駐車料金は1000円、2日目、3日目の駐車料金もそれぞれ1000円、又、4日目の駐車料金も1000円である。従って、4日目の18時から2時間の駐車に対しては、課金しない。従って、出庫時の課金額は、合計4000円となる。
次に、上記した駐車料金の計算を行うための手順について説明する。
図2は、入庫を管理する入庫管理プログラムのフローチャートである。
車両が、入庫用のゲートに到着し、空き駐車スペースがあれば、当該車両の使用者が入庫ゲートに設置されている当該カード状情報記憶媒体処理手段21を操作することによって、当該カード状情報記憶媒体処理手段21から所定の形状を有するカード状情報記憶媒体20に、特定のシリアルナンバー及び/又はID番号と当該車両の入庫年月日、入庫時刻等の情報を記録させ、場合によっては、それを当該カード状情報記憶媒体20の所定の部位に印刷表記させると共に、当該情報を当該制御装置1に通知した後、当該カード状情報記憶媒体20を特別駐車券として発券する。
或は、当該駐車場を利用するユーザーが、予め当該会員制カードとして利用される当該特別駐車券20を、購入しておき、その時点で、更に、当該ユーザーの当該ID番号を記憶させておき、当該会員制カードを特別駐車券として、使用することも可能である。
当該車両の使用者が、当該発券された当該特別駐車券20を当該カード状情報記憶媒体処理手段21から取り出すと、当該駐車場のゲートが開放され、当該車両の入庫が可能となる。(ステップS1)。
そして、時計装置3から入庫日時を取得した後、入庫車両が当日初めて入庫したのであれば(ステップS2)、管理ファイルに入庫車両の管理レコードを作成し、管理レコードにシリアルナンバー及び/又はID番号、入庫日時を記録し、シリアルナンバー、入庫日時を記録した特別駐車券を発行し(ステップS3)、ゲートを開く(ステップS5)。
なお、各入庫車両の管理レコードには、入庫車両のシリアルナンバー及び/又はID番号、入庫日時、出庫日時、支払われた駐車料金、支払われた合計の駐車料金、発券番号、即ちシリアルナンバー等が記録される。
又、今回の入庫が、この車両の当日2回目以降の入庫であれば(ステップS3)、既に作成されているこの車両の管理レコードに今回の入庫日時を記録し、シリアルナンバー、入庫日時を記録した特別駐車券を発行し(ステップS4)、ゲートを開く(ステップS5)。
図3は、出庫を管理する出庫管理プログラムのフローチャートである。
なお、予め決められた打ち切り金額(本実施例の場合1000円)は、入庫する際、又は出庫する際、支払うように構成しても良いし、又、駐車場内に設置された精算機で支払うように構成しても良い。
車両が、出庫用のゲートに到着し、特別駐車券として機能する当該カード状情報記憶媒体20を精算機に挿入すると(ステップS10)、精算が開始される。そして、予め決められた打ち切り金額が既に支払われている場合には(ステップS11)、出庫可能であるので、出庫ゲート管理装置は出庫ゲートを開き、車両を出庫させる(ステップS20)。
一方、予め決められた打ち切り金額が支払われていない場合(ステップS11)、今回の駐車料金を計算する(ステップS12)。更に、入庫車両が当日既に入庫したことがあれば、前回の駐車料金と今回の駐車料金との合計金額を計算する(ステップS13)。この時、ステップS13で求められた合計金額が、打ち切り金額以上になった場合は、打ち切り金額との差額金額を精算するように表示し、精算が完了すると(ステップS15)、今回の駐車料金と、前回及び今回の駐車料金の合計金額をこの車両の管理レコードのそれぞれ所定位置に書き込み(ステップS16)、出庫ゲートを開き出庫を促す(ステップS20)。
又、ステップS13で求められた合計金額が、打ち切り金額以下であれば、入出庫時間に応じた駐車料金を計算し、計算された駐車金額を精算するように表示し(ステップS17)、精算が完了すると(ステップS18)、支払金額をこの入庫車両の管理レコードの所定位置に書き込み(ステップS19)、出庫ゲートを開き出庫を促す(ステップS20)。
なお、上記実施例においては、打ち切り金額が支払われた場合、24時間の範囲内で出入り自由にしたが、勿論最大駐車時間の上限を6時間又は12時間等に設定しても良い。
又、本発明では、駐車料金として打ち切り金額が支払われた場合、打ち切り金額が支払われた当日において、その後何度でも入庫できるようになっているが、図2の入庫管理プログラムのフローチャートで説明したように、駐車スペースに空きがない場合には、入庫できなく、本願の発明は、再入庫を保証するものではない。
本発明に於ける当該駐車料金システムは、上記したシステム以外に、例えば、管理時間帯を第1の管理時間帯として8:00〜24:00に設定し、又第2の管理時間帯として24:00から8:00に設定し、且つ当該第1の管理時間帯に於ける駐車料金体系と当該第2の管理時間帯に於ける駐車料金体系での駐車料金を相互に異ならせる様に設定する事も可能であり、例えば、当該第2の管理時間帯に於ける駐車料金を当該第1の管理時間帯に於ける駐車料金よりも安く設定する事も可能である。
又、本発明に於いては、当該駐車場システムを導入した駐車場に入庫した車両のドライバーが、出庫する際に、自らその出庫当日で出庫後に再度当該駐車場を利用したいと言う意思を持っていて、当該以後の予定駐車がかなり長時間になる事が予想されている場合には、当該ドライバーの意思によって、当該出庫の際に当該ゲートに配置した適宜の選択ボタンを操作する事によって、以後の再度の出入庫の駐車料金をフリーにする事を当該システム側に通知できるように構成しておき、当該出庫の際に当該駐車料金の上限値までの金額を予め支払う事が出来る様に設定することや、一回の入出庫に限る場合や、複数種類の料金体系がある場合の選択を行える様に、選択ボタンを使用出来る様に構成することも可能である。
次に、本発明に於ける当該無人化入出庫自在駐車場管理システムの操作手順のより詳細な具体例を、図6乃至図8を参照しながら詳細に説明する。(尚、本具体例では、当該ユーザーは予め当該会員制カードの様な特別駐車券を所有しているものとして説明する。)
即ち、本具体例に於いては、出庫時の処理操作手順の一例を示すものであり、図中、スタート後、ステップS−1で、会員制カードの様な特別駐車券をセットし、ステップS−2で当該車両の入庫日に於ける最初の入庫時間から今回の出庫時間までの駐車時間を演算し、ステップS−3に於いて、当該駐車時間の合計は、当該最大駐車時間(例えば24時間)以内かが判断され、YESであれば、ステップS−4に進み、当日中で既に支払った駐車料金が記録されているか否かが判断され、当該ステップS−4でNOであれば、ステップS−5に進んで入庫から出庫までの駐車時間を算出した後、ステップS−6に進む。
ステップS−6では、当該駐車時間に対応する駐車料金(A)を算出した後、ステップS−7に進み、当該駐車時間に対応する駐車料金(A)が当該駐車料金の上限値(上限駐車料金(U))であるか否かが判断され、YESであれば、ステップS−7に於いて、当該駐車料金(A)は当該上限駐車料金(U)と同じか或いは当該上限駐車料金(U)を超えているかが判断され、YESであればステップS−8に進み、上限駐車料金(U)を今回の駐車料金として請求する。
次いで、ステップS−9で当該駐車料金が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−9が繰り返され、YESであればステップS−10に進み、上限駐車料金(U)の支払い事実を当該記憶手段に格納すると共に、当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立てた後、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
一方、ステップS−7でNOであれば、ステップS−12に進み、上記駐車料金(A)を駐車料金として請求する。
そして、ステップS−13で当該駐車料金(A)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−13が繰り返され、YESであればステップS−14に進み、当該駐車料金(A)の支払い事実を当該記憶手段に格納してステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
又、ステップS−4で、YESであればステップS−15に於いて、今回の入庫時から出庫までの時間を演算し、ステップS−16に於いて、当該駐車時間に対応する駐車料金(B)を算出した後、ステップS−17に於いて、当該車両が同一日に於いて既に支払済みの駐車料金の総額(C)を当該記憶手段から読み出し、ステップS−18に進み、当該駐車料金(B)と当該既に支払済みの駐車料金の総額(C)とを加算して駐車料金の総額(L)=(B)+(C)を演算する。
次いで、ステップS−19に於いて、当該駐車料金の総額(L)が、当該駐車料金の上限値(上限駐車料金(U))と同じか或いは当該上限駐車料金(U)を超えているかが判断され、YESであれば、ステップS−20に於いて、当該駐車料金の総額(L)から当該上限駐車料金(U)を減算した差額(P)=(U)−(L)を今回の駐車料金として請求する。
その後、ステップS−21に進んで、当該駐車料金(P)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−21が繰り返され、YESであればステップS−22に進み当該駐車料金(P)の支払い事実を当該記憶手段に格納すると共に、当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
又、ステップS−19でNOであれば、ステップS−23に進んで、入庫、出庫がフリーである事を求めるか否かが判断され、YESであればステップS−24に進み、当該上限駐車料金(U)から当該駐車料金の総額(L)を減算した差額(D)=(U)−(L)を今回の駐車料金として請求する。
次いで、ステップS−25に於いて、当該駐車料金(D)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−25が繰り返され、YESであればステップS−26に進み当該駐車料金(D)の支払い事実を当該記憶手段に格納すると共に、当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
一方、ステップS−23でNOであれば、ステップS−27に進み、駐車料金(B)を今回の駐車料金として請求し、ステップS−28に於いて、当該駐車料金(B)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−28が繰り返され、YESであればステップS−29に進み当該駐車料金(B)の支払い事実を当該記憶手段に格納してステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
又、前記したステップS−3に於いてNOであれば、ステップS−30に進み、日跨ぎがあったことを確認し、ステップS−31に進み、当日の入庫時刻から当日末時刻までの駐車時間を算出し、ステップS−32に於いて、当該駐車時間に対応する駐車料金(E)を算出する。
その後、ステップS−33に於いて、当該車両に関して当日中に既に支払った駐車料金があるか否かが判断され、YESであれば、ステップS−34に進んで、今回の駐車料金(E)と、当該既に支払った駐車料金の合計金額(F)とを加算した加算値として(G)=(E)+(F)を算出する。
一方、ステップS−33に於いて、NOであれば、後述する様に、ステップS−35に進む事になる。
次いで、ステップS−35に於いて、当該加算値(G)或いは駐車料金(E)が当該駐車料金の上限値(上限駐車料金(U))と同じか或いは当該上限駐車料金(U)を超えているかが判断され、YESであれば、ステップS−37に於いて、当該加算値(G)或いは駐車料金(E)と当該上限駐車料金(U)との差額(H)=((G)或いは(E))−(U)が演算され、その結果(H)を駐車料金として定め、駐車料金がステップS−38で当該記憶手段に格納される。
一方、ステップS−35でNOであれば、ステップS−36に於いて当該加算値(G)或いは駐車料金(E)を駐車料金として定め、当該駐車料金がステップS−38で当該記憶手段に格納される。
その後、ステップS−39に於いて、更なる日跨ぎが存在するか否かが判断され、NOであればステップS−40に進み、当該日跨ぎ日(翌日)の0時から当該車両の入庫時刻までの駐車時間を算出し、ステップS−41で、当該駐車時間に対応する翌日分の駐車料金(I)を算出する。
次いで、ステップS−42に進み、当該翌日分の駐車料金(I)が当該駐車料金の上限値(上限駐車料金(U))と同じか或いは当該上限駐車料金(U)を超えているかが判断され、NOであればステップS−43に進み、入庫、出庫がフリーである事を求めるか否かが判断される。
当該ステップS−43でNOであれば、ステップS−44に進んで、翌日分の駐車料金(I)と前日の駐車料金(H)又は((G)或いは(E)の何れか)の合計を今回の駐車料金として請求し、ステップS−45に於いて当該駐車料金(I)+{(H)又は(G)或いは(E)の何れか)}が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−45が繰り返され、YESであればステップS−46に進み当該駐車料金(I)の支払い事実を当該記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消去してステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
一方、当該ステップS−43でYESであればステップS−47に進み、当該上限駐車料金(U)と前日の駐車料金(H)又は((G)或いは(E)の何れか)との合計を今回の駐車料金として請求する。
次いで、ステップS−48に於いて、当該駐車料金(U)+{(H)又は((G)或いは(E)の何れか)}が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−48が繰り返され、YESであればステップS−49に進み当該上限駐車料金(U)の支払い事実を当該記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消去し、且つ当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
一方、ステップS−42で、YESであればステップS−50に進み、今回の駐車料金として、翌日の当該上限駐車料金(U)及び前日の駐車料金として、上記した{(H)又は((G)或いは(E)の何れか)}の合算された額を請求し、ステップS−51に於いて当該駐車料金(U)+{(H)又は((G)或いは(E)の何れか)}が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−51が繰り返され、YESであればステップS−52に進み当該上限駐車料金(U)の支払い事実を当該記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消去し、且つ当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、その後ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
一方、ステップS−39でYESであれば(つまり更なる日跨ぎが存在している場合)ステップS−53に於いて、当該上限駐車料金(U)に当該更なる日跨ぎの回数mを乗算した金額{(J)=(U)×m}が演算され、続いてステップS−54で、当該日跨ぎが最後の日跨ぎであるか否かが判断され、NOであればステップS−56に進み、日跨ぎの回数mを1だけインクリメントしてステップS−53に戻り、上記操作を繰り返えすが、当該ステップS−54でYESであれば、ステップS−55に進み、当該更なる日跨ぎの回数mに基づく駐車料金{(J)=(U)×m}を請求額として決定し、当該記憶手段に格納しておく。
その後、ステップS−57に於いて、最後の日跨ぎ日の当日の0時から当該車両の出庫時刻までの駐車時間を算出し、ステップS−58に進んで当該駐車時間に対応する駐車料金(K)として算出する。
更に、ステップS−59に於いて、当該駐車料金(K)が当該駐車料金の上限値(U)と同じか或いは当該上限駐車料金(U)を超えているかが判断され、YESであれば、ステップS−60に於いて、当該上限駐車料金(U)と上記の更なる日跨ぎの回数mに基づく駐車料金(J)及び当該日跨ぎ日以前の日における駐車料金である上記{(H)又は、((G)或いは(E)の何れか)}の合算された額(M)=(U)+(J)+{(H)又は((G)或いは(E)の何れか)}を算出して今回の駐車料金として請求する。
その後、ステップS−61に於いて、当該駐車料金(M)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−61が繰り返され、YESであればステップS−62に進み当該上限駐車料金(U)の支払い事実を当該記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消去し、且つ当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
一方、ステップS−59でNOであれば、ステップS−63に進んで、当該ステップS−63でNOであれば、ステップS−68に進み、当該最後の更なる日跨ぎ日当日の駐車料金(K)と当該更なる日跨ぎの回数mに基づく駐車料金(J)及び当該日跨ぎ日以前の日における駐車料金である上記{(H)又は((G)或いは(E)の何れか)}とが合算された額(P)=(K)+(J)+{(H)又は((G)或いは(E)の何れか)}を算出して今回の駐車料金として請求する。
次いで、ステップS−69に於いて、当該駐車料金(P)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−69が繰り返され、YESであればステップS−70に進み、当該駐車料金(K)の支払い事実を当該記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消去してステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
一方、当該ステップS−63でYESであればステップS−64に進み、当該上限駐車料金(U)から当該最後の日跨ぎ日当日の駐車料金(K)を減算した差額(N)=(U)−(K)を算出する。
次いで、ステップS−65に於いて、当該上限駐車料金(U)から当該最後の日跨ぎ日当日の駐車料金(K)を減算した差額(N)と当該更なる日跨ぎの回数mに基づく駐車料金(J)及び当該日跨ぎ日以前の日における駐車料金である上記{(H)又は((G)或いは(E)の何れか)}とが合算された額、即ち(O)=(N)+(J)+{(H)又は((G)或いは(E)の何れか)}を算出して今回の駐車料金として請求する。
次いで、ステップS−66に於いて、当該駐車料金(O)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−66が繰り返され、YESであればステップS−67に進み、当該駐車料金(N)の支払い事実を当該記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消し、且つ当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放してENDとなる。
以上説明してきた本発明の一具体例では、料金体系が当日の24時で切り替わるシステムを使用した場合の例を示したものであり、例えば当該料金体系が24時間毎に切り替わるシステムである場合には、別途必要なプログラムを用意する事になる。
本発明に於いては、当該駐車場を利用する車両の特定、認定に関しては、当該カード状情報記憶媒体処理手段21から発券され、当該車両の使用者が当該駐車場の利用を継続する間、当該使用者に貸与され、当該使用者が保持することになるカード状情報記憶媒体20からなる特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号を当該車両と1対1に対応させて管理する例を示したが、更に、上記システムを補完する為に、当該駐車場を利用する車両の車両登録番号を光学的に読み取る番号読取装置を併設し、当該番号読取装置により読み取られた当該車両の登録番号に関する情報を、当該特別駐車券が紛失した際の、当該特別駐車券のシリアルナンバー或はID番号に関する情報の補完情報として使用して、当該駐車場を利用する車両の特定、識別の精度を向上させることが出来る。
即ち、具体的には、図1に示す様に、カメラ7を用いて入出庫する車両の登録番号を読み出し、読み出した画像情報から文字データを抽出して制御装置1に入力せしめる番号読取装置2を別途に設けるものである。
本発明に於ける、当該併設される車両番号読み取り装置2は、当該車両の登録番号(ナンバープレートに記載の番号)を読み取る際には、周囲の環境に影響されないように、例えば、非可視光線、例えば赤外線、近赤外線等を使用した画像読取装置、例えばカメラ等を使用するものであることが好ましく、更には、当該カメラは、車両の予め定められた部位にあるナンバープレートに焦点が合わされているものである事が望ましい。
従って、法令で定められた部位に当該ナンバープレートが取り付けられている所謂私的改造車では、本発明のシステムの対象とはなりえない。
従って、本発明を採用する駐車場では、当該ゲート近傍に、当該改造車では、当該駐車場には入場できるとしても、本発明のサービスは利用できない事を明記した通告書を表示しておく事が好ましく、それによって、違法改造車の増加を抑制する効果に貢献する事になる。
従って、係る具体例では、当該制御装置1に於いては、当該シリアルナンバーと当該車両番号の双方の情報を用いて、当該車両の駐車状況が管理される事になる。
上記した本発明に於ける当該駐車場の料金管理装置とその管理システムの一具体例に於いては、単日内或いは複数日間での駐車場に於ける車両の入出庫管理を対象として説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、月単位での駐車場に於ける車両の入出庫管理として実施する事も可能である。
従って、以下に於いて、本発明の第3の態様として、本発明を月単位での駐車場に於ける車両の入出庫管理に使用する場合の具体例を詳細に説明する。
即ち、本発明に於ける第3の態様としては、図9に示す様に、車両に対応するシリアルナンバー及び/又はID番号を付したカード状情報記憶媒体20で構成される特別駐車券を発行するカード状情報記憶媒体処理手段21と、計時手段23と、車両の入出庫月日時を検出して入出庫月日時を記録すると共に、前記車両と対応する当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号、各出庫毎に支払われた駐車料金を記録し、保持するデータ保持手段24と、前記データ保持手段24が保持するデータに基づいて、前記車両の出庫時毎の駐車料金を計算する駐車料金演算手段30と、前記駐車料金が請求され、入金が確認された後、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート開閉手段26とを含む入出庫ゲート管理装置33と、からなる駐車場の料金管理装置34において、
当該入出庫ゲート管理装置33に、予め月毎の最大駐車料金(即ち、月極め打ち切り駐車料金或いは月極め上限駐車料金)を設定しておき、当該入出庫ゲート管理装置33は、当該同一車両による同一月内で支払われた個々の駐車料金を積算し、当該積算された当該同一車両による同一月内での駐車料金の総額が、当該月毎の最大駐車料金を超過した場合には、当該同一車両による当該月毎の最大駐車料金を超過した料金が支払われた時点以降から当該同一月の末日までの当該同一車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする駐車場の料金管理装置である。
図9において101は、本発明の料金管理装置34の主要部を構成する入出庫ゲート管理装置33を制御する制御装置である。この制御装置101には、車両の入庫を管理する入庫管理プログラム、車両の出庫を管理する出庫管理プログラムが含まれ、適宜の演算手段(CPU)に基づいて、当該車両の入出庫を管理するようになっている。尚、上記した通り、本具体例でも、カメラ27を用いて入出庫する車両の登録番号を読み出し、読み出した画像情報から文字データを抽出して制御装置101に入力せしめる番号読取装置22を併設するものであっても良い。又、24は当該駐車場に入出庫する車両と対応する当該特別駐車券20のシリアルナンバー、及び/又はID番号、入出庫日時、駐車毎のそれぞれの駐車料金、複数回駐車の合計駐車料金等の各車両駐車状況を管理するための管理データを格納するデータ保持装置であって、それぞれ当該制御装置21と接続されている。
尚、当該データ保持装置24は、半導体メモリやハードディスクで構成されている。
一方、当該出庫ゲート管理装置33に於いて、例えば、23は車両の入出庫日時を当該制御装置21に与える時計装置であり、又、25は当該制御装置21に接続されている駐車料金精算装置であり、車両が入庫する際、会員制カードの様に機能する特別駐車券を発行すると共に、当該車両が出庫する場合に当該特別駐車券を受け入れる特別駐車券発行/受領装置28、予め定められている駐車料金表を記憶している駐車料金記憶装置29、当該駐車料金記憶装置29が具備する当該料金表とデータ保持装置24が保持する当該車両の今回の駐車時間に関するデータとに基づいて、当該車両の今回の駐車料金を演算する駐車料金演算装置30、当該駐車料金演算装置30によって算出された当該車両の駐車料金を適宜の表示手段に表示する精算料金表示装置31及び当該精算すべき駐車料金が入金されたか否かを識別する精算料金入金有無識別装置32と更には、同一月内に於ける最大駐車料金を予め設定している月極め上限駐車料金記憶装置35及び同一車両による同一月内での駐車料金積算装置36とから構成されている。
更に、当該制御装置101には、ゲート開閉装置26が接続されており、当該表示された当該駐車料金の精算が完了した事が認識されると、当該料金精算装置25からの駐車料金の精算済みを知らせる信号或いは月極め上限駐車料金が既に支払われているという情報が当該制御装置21を経由して当該ゲート開閉装置26に伝達され、当該出庫ゲートを開放する様に構成されている。
尚、上記具体例に於いては、当該駐車料金記憶装置29及び又は当該月極め上限駐車料金記憶装置35は、当該データ保持装置24内に設けることも可能である。
つまり、本具体例に於いては、当該月極め上限駐車料金記憶装置35に、予め月毎の最大駐車料金を設定しておき、当該駐車場の駐車料金演算手段25は、当該同一車両による同一月内でこれまでに支払われた全ての駐車料金を積算し、当該積算された当該同一車両による同一月内での駐車料金の総額が、当該最大駐車料金、つまり月極め最大駐車料金を超過したか否かを当該出庫ゲート管理装置33で判断し、同一月内に於ける当該同一車両による当該駐車料金の総額が、当該月極め最大駐車料金を超過した場合には、当該同一車両による当該月毎の最大駐車料金を超過した料金が支払われた時点以降から当該同一月の末日までの当該同一車両の入出庫に対して、課金をしないように構成された駐車場の料金管理装置34が示されている。
即ち、本発明に於ける第3の態様としての当該駐車場の料金管理装置34では、基本的には、上記した具体例で示されている日極めによる固定された単位時間毎の特定の駐車料金の課金システムに基づき、同一日内に於ける同一車両による駐車料金の総額が、予め設定されている日極め上限駐車料金を超えた場合に、当該同一車両が当該駐車料金の総額が当該日極め上限駐車料金を超えた駐車料金を支払った時点以降の当該同一車両の同一日内での入出庫に対しては、駐車料金を無料にするという基本的技術思想を活用して、月極めによる上限駐車場の料金管理システムに発展させたものである。
つまり、換言するならば、本発明に於ける当該第3の態様に係る駐車場の料金管理装置34にあっては、同一月内に於いて同一の車両が複数回入出庫した場合に、当該車両の個々の入出庫に対する個別の駐車料金は、個別に演算して、当該同一車両の所有者若しくは運転者に請求して当該駐車料金を支払わせると同時に、当該同一車両の当該個々の入出庫に対する入庫月、入庫日、入庫時間、及び出庫月、出庫日、出庫時間並びに個別の入出庫に対するそれぞれの駐車料金を車両識別番号と共に所定の記憶手段24に記憶させておき、当該同一車両が、同一月内で入出庫する毎に、当該最新の入出庫に対する最新の駐車料金を演算により算出すると共に、同一月内で過去に当該同一車両に課金された個々の駐車料金を積算して支払い済み積算駐車料金を当該駐車料金積算装置36で演算し、今回新たに算出した当該最新の駐車料金を当該支払い済み積算駐車料金とを合算して当該同一車両が同一月内で支払うべき駐車料金の総額を求める。(尚、個々の出庫時には、その駐車に対する駐車料金は精算されるものとする。)
そして、当該同一車両が同一月内で支払うべき駐車料金の総額が、上記した月極め上限駐車料を越えているか否かを判断し、当該駐車料金の総額が、当該月極め上限駐車料を超えている場合には、当該同一車両が同一月内で、当該月極め上限駐車料を超える駐車料金を支払った時点(この場合には月極め上限駐車料金を支払うことになる)以降から同一月内の最終日の最終時刻までの間の当該同一車両による1乃至複数回の入出庫に対しては、当該駐車料金を無料とするものである。
本発明に於ける当該第3の態様に於ける別の具体例としては、車両と対応する当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号を付したカード状情報記憶媒体20を発券する当該カード状情報記憶媒体処理手段21と、車両の入出庫月日時を検出して入出庫月日時を記録すると共に、前記車両と対応する当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号、支払われた駐車料金を記録し、保持するデータ保持手段と、前記データ保持手段が保持するデータに基づいて、前記車両の出庫時毎の駐車料金を計算する駐車料金演算手段と、前記駐車料金が請求され、入金が確認された後、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート開閉手段、当該各手段の操作を制御管理する制御手段と、を含む入出庫ゲート管理装置とからなる駐車場の料金管理装置において、当該入出庫ゲート管理装置に、予め月毎の最大駐車料金を設定しておき、当該入出庫ゲート管理装置は、当該同一車両による同一月内で支払われた個々の駐車料金を積算し、当該積算された当該同一車両による同一月内での駐車料金の総額が、当該月毎の最大駐車料金を超過した場合には、当該同一車両による当該月毎の最大駐車料金を超過した料金が支払われた時点以降から当該同一月の末日までの当該同一車両の入出庫に対して、課金をしないように制御する機能をコンピュータに実現させるように構成したことを特徴とするプログラムである。
当該具体例でも、当該車両と対応する当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号を含む当該カード状情報記憶媒体20を特別駐車券として発券する当該カード状情報記憶媒体処理手段21に付加して当該車両の登録番号を光学的に読み出す車両番号読取装置22を併設する事も可能である。
上記した本発明に於ける当該第3の態様の更に詳細な構成例を以下に説明する。
即ち、当該構成例としては、駐車場に入庫或は当該駐車場から出庫する車両と対応する当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号を付加した当該カード状情報記憶媒体20を特別駐車券として発券する当該カード状情報記憶媒体処理手段21、当該シリアルナンバー及び/又はID番号と対応して、少なくとも当該車両の当該駐車場への入庫年月日、入庫時刻、出庫年月日、出庫時刻並びに当該車両が所定の月内で既に支払済みである駐車料金を記憶しておく駐車情報記憶手段24、単位時間毎の駐車時間に対する料金で構成された料金体系と、月極めの上限駐車料金体系とが設定されている料金体系システムとを記憶する料金システム記憶手段41、年情報、月情報、日情報及び時間を演算する時間演算手段23、当該駐車情報記憶手段24に於ける記憶された駐車情報から当該車両の最新の入庫月日に於ける最新の入庫時刻から最新の出庫月日に於ける最新の出庫時刻までの期間を演算して、当該期間における当該車両の今回の最新駐車料金を演算する駐車料金演算手段30、当該車両が当該同一月内で、過去に支払済みの全ての駐車料金を積算して、精算月累積駐車料金を演算する精算月累積駐車料金演算手段42、当該最新の出庫月日において当該演算された最新の駐車料金と当該精算月累積駐車料金とを加算して当月分累積駐車料金を演算する当月分累積駐車料金演算手段43、当該同一月内に於ける、当該当月分累積駐車料金が当該月極め上限駐車料金より低いか否かを判断する第1判断手段44、当該同一月内に於ける当該当月分累積駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より低い場合には、当該最新の駐車料金を新たな駐車料金として演算する第1演算手段45と、当該同一月内に於ける当該当月分累積駐車料金が当該月極め上限駐車料金より高い場合には、当該月極め上限駐車料金と当該精算月累積駐車料金との差額料金を当該最新の駐車料金を新たな駐車料金として演算する第2演算手段46、当該第1もしくは第2演算手段が演算した駐車料金を今回の駐車料金として請求する駐車料金請求手段47と、当該車両が当該請求された駐車料金を支払った場合には、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート開閉手段26を含み、更に、当該第2演算手段46により決定された当該新たな駐車料金が精算された後は、当該同一車両が同じ月内にその後再度入庫した場合には、当該再入庫時刻から同月末日の最終時刻までの間の当該車両に対する入出庫に対する駐車料金は無料と判断し、それ以降の車両の出庫に対しては駐車料金の請求無しに当該ゲートを開放する様に構成された出庫ゲート開閉制御手段48とから構成されている無人化入出庫自在駐車場管理システムである。
又、本発明に於ける別の具体例としては、駐車場に入庫或は当該駐車場から出庫する車両に対応した、特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号を記憶している当該カード状情報記憶媒体20を特別駐車券として発行する当該カード状情報記憶媒体処理手段21、当該シリアルナンバーと対応して、少なくとも当該車両の当該駐車場への入庫年月日、入庫時刻、出庫年月日、出庫時刻並びに当該車両が所定の月内で既に支払済みである駐車料金を記憶しておく駐車情報記憶手段24、単位時間毎の駐車時間に対する料金で構成された料金体系と、月極めの上限駐車料金体系とが設定されている料金体系システムと、を記憶する料金システム記憶手段41、年情報、月情報、日情報及び時間を演算する時間演算手段23、当該駐車情報記憶手段24に於ける記憶された駐車情報から当該車両の最新の入庫月日に於ける最新の入庫時刻から最新の出庫月日に於ける最新の出庫時刻までの期間を演算して、当該期間における当該車両の駐車料金を演算する駐車料金演算手段30、当該車両が当該同一月内で、過去に支払済みの全ての駐車料金を積算して精算月累積駐車料金を演算する精算月累積駐車料金演算手段42、当該最新の出庫月日において当該演算された最新の駐車料金と当該精算月累積駐車料金とを加算して当月分累積駐車料金を演算する当月分累積駐車料金演算手段43、当該同一月内に於ける、当該当月分累積駐車料金が当該月極め上限駐車料金より低いか否かを判断する第1判断手段44、当該同一月内に於ける当該当月分累積駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より低い場合には、当該最新の駐車料金を新たな駐車料金として演算する第1演算手段45と、当該同一月内に於ける当該当月分累積駐車料金が当該月極め上限駐車料金より高い場合には、当該月ぎめ上限駐車料金と当該精算月累積駐車料金との差額料金を当該最新の駐車料金を新たな駐車料金として演算する第2演算手段46、当該第1もしくは第2演算手段が演算した駐車料金を今回の駐車料金として請求する駐車料金請求手段47と、当該車両が当該請求された駐車料金を支払った場合には、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート開閉手段26を含み、更に、当該第2演算手段46により決定された当該新たな駐車料金が精算された後は、当該同一車両が同じ月内にその後再度入庫した場合には、当該再入庫時刻から同月末日の最終時刻までの間の当該車両に対する入出庫に対する駐車料金は無料と判断し、それ以降の車両の出庫に対しては、駐車料金の請求無しに当該ゲートを開放する様に構成された、出庫ゲート開閉制御手段48とから構成されている無人化入出庫自在駐車場管理システムを制御する機能をコンピュータに実現させる様に構成した事を特徴とするプログラムである。
上記具体例に於いて、当該所定の車両と対応している当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号と対比して構成されている当該データ保持手段に記憶された各駐車情報は、当該車両が請求された駐車料金の全てを支払った後で、月替わり時点或は当該予め定められた所定の駐車時間経過後に消去される様に構成されている事が望ましい。
又、本発明に於ける当該第3の態様では、月跨ぎの駐車があった場合にも対応する事が可能である。
以下に、本発明に於ける当該第3の態様で月跨ぎの駐車があった場合の具体的な構成例を説明する。
即ち、所定の月に於ける所定の日に当該車両が入庫してから、当該車両が出庫した月日との間で月跨ぎが発生した場合には、当該車両が駐車した複数駐車月の内、当該駐車場に入庫した最先月の月日の入庫時刻と当該車両が入庫した最先月に於ける最終日の最終時刻までの当該車両の駐車時間とから、最先の駐車月に於ける最終の駐車料金を演算する最先月駐車料金演算手段49、当該最先入庫月日における当該演算された最終の駐車料金と、当該精算月累積駐車料金演算手段42によって演算された、当該車両が入庫した当該最先月内で、過去に支払済みの全ての駐車料金を加算した精算済み最先月累積駐車料金と、を加算して当該最先入庫月に於ける累積駐車料金を演算する最先入庫月累積駐車料金演算手段50、当該演算された当該最先入庫月累積駐車料金額が当該月ぎめ上限駐車料金より低いか否かを判断する第2判断手段51、当該最先入庫月累積駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より低い場合には、当該最先入庫月累積駐車料金を当該最先入庫月の最終駐車料金(第1の駐車料金)として決定する第3の演算手段52(尚、実際にこの段階で支払う必要のある駐車料金は、過去に既に支払い済みの駐車料金は除外されるので、今回の最終駐車料金である)、当該最先入庫月累積駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より高い場合には、当該月極め上限駐車料金と当該最先入庫月に於ける過去に支払済みの全ての駐車料金を加算した支払い済み最先月累積駐車料金との差額料金を演算し、それを当該最先入庫月の最終駐車料金(第1の駐車料金)として決定する第4の演算手段53、及び当該車両が当該駐車場に駐車した複数駐車月の内、当該駐車場から出庫した最終月の月の最先の日の0時00分から当該車両が出庫する時刻までの同一月日に於ける駐車時間から第2の駐車料金を演算する第5の演算手段54、当該第2の駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より低いか否かを判断する第3判断手段55、当該第2の駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より低い場合には、当該第2の駐車料金を当該最終駐車月に於ける新たな駐車料金として決定する第6の演算手段56、当該第2の駐車料金が当該上限駐車料金より高い場合には、当該上限駐車料金を当該最終駐車月に於ける新たな駐車料金として決定する第7の演算手段57、当該最先の駐車月と当該最終の駐車月との間に1つ或は複数の中間駐車月が存在している場合には、当該各中間駐車月に対する駐車料金として、当該打切り金額を当該中間駐車月の駐車料金(第3の駐車料金)として決定する第8の演算手段58、当該第1の駐車料金と当該第2の駐車料金と単一若しくは複数の当該第3の駐車料金と、を加算して、それを当該車両の月跨ぎ駐車に対する合計駐車料金として請求する駐車料金請求手段47と、当該車両が当該合計駐車料金を支払った場合には、当該車両番号に対応するデータ保持手段24に於ける、当該最終駐車月以外の月の駐車関情報を消去する駐車関情報消去手段59、及び当該駐車料金の支払い情報に基づいて、ゲートを開放する出庫ゲート開閉手段26とから構成されている上記装置を利用した無人化入出庫自在駐車場管理システムであり、又、上記した制御処理を実行する機能をコンピュータに実現させる様に構成した事を特徴とするプログラムである。
尚、本具体例に於いて、最先月に於ける当該車両の入庫以前に駐車した実績が無い場合には、当該最先月に於ける最先月累積駐車料金は、0円となる。
又、本具体例に於いては、当該最先月に於ける当該最後の車両の入庫以前に当該車両が既に駐車した実績があり、当該最先月累積駐車料金が既に当該月極め上限駐車料金に到達している場合には、当該車両の当該最先月に於ける今回の最終駐車に対する駐車料金は無料となることは言うまでも無い。
本発明に係る当該第3の具体例を、更に詳細に図10乃至図13を参照しながら説明する。
即ち、図10に示す具体例では、同一月内で複数回の入出庫が行われた場合の例を示すものであって、図10に示す様に、9月1日に所定の車両が本発明の駐車料金管理システムを使用する駐車場(単位駐車料金を30分100円とし、月極め上限駐車料を9000円に設定しているものとする)に入庫後、複数回入出庫した結果、同日の合計駐車料金として当該車両に対して300円が請求され、翌日の9月2日には、同日の合計駐車料金として当該車両に対して1000円が請求され、又9月3日には、同様に同日の合計駐車料金として当該車両に対して500円が請求され、3日間で1800円が支払われた。
その後、同一車両で同様の入出庫が繰り返され、9月20日には、同日の合計駐車料金として当該同一車両に対して800円が請求され、この日迄に、当該同一車両は、駐車料金として総額8800円を支払っている。
そして、9月21日には、同日の合計駐車料金として当該同一車両に対して600円が請求されたが、当該同日の合計駐車料金を9月20日迄に同一車両が支払った、駐車料金の総額8800円に加算すると当該月極め上限駐車料9000円を超過する事になる。
その為、9月21日に於ける当該車両の合計駐車料金は、200円で打ち切りとなり、従って、当該車両が当該200円を支払った時点以降(9月21日も含めて)当該同一月の最終日である9月30日の最終時刻(23時59分)までの間の同一車両による入出庫は何回実行されても無料となる。
そして、日にちが替わり且つ月が替わり、10月1日0時00分に、上記した当該車両の9月時点での全ての駐車情報はリセットされる事になり、新たに、上記したと同様の駐車場管理が開始されることになる。
例えば、単位時間毎の駐車料金を30分/100円と設定し、一月内での月極め上限駐車料金を9000円と設定した場合には、同一車両が一ヶ月間に月初めから45時間当該駐車場を使用すると、それ以降の同一月内での同一車両の入出庫は無料とのなることを意味している。
本態様に於いては、一月内のそれぞれの日に於ける、同一車両の入出庫に関しては、日極め上限駐車料を設定する事も可能であり、又日極め上限駐車料を設定しなくても良い。
本具体例に於いて、当該日極め上限駐車料金を設定するシステムを採用する場合には、本発明に於ける上記した第1若しくは第2の態様のシステムを併用する事が可能である。
更に、本具体例に於いて、月替わり時の料金体系としては、特に限定されるものではないが、その月の最終日の23時59分でその月の駐車料金を一旦精算し、翌月の1日の0時00分から新にその月の駐車料金を算出して精算する方法を採用しても良く、又、基本駐車料金として30分/100円を設定している場合であって、日極め上限駐車料金を設定していない場合に、当該月の末日の23時59分或いはこれに近い時刻に、ある車両が入庫した場合、入庫当日の料金は、30分間は一定料金となっているので、入庫当日の駐車料金は、その日の23時59分から翌日、即ち、翌月の初日の0時29分までの時間帯が駐車料金100円となり、従って翌月の月初開始時間は、翌日即ち、翌月の初日の0時29分からとなる様に設定する事もできる。
又、別の具体例としては、当該基本駐車料金として30分/100円を設定している場合であって、入庫時刻から24時間毎に日極め上限駐車料金として1200円を設定している場合に、当該月の末日の23時59分或いはこれに近い時刻に、ある車両が入庫した場合、入庫当日の料金は、24時間分は一定料金となっているので、入庫当日の駐車料金はその日の23時59分から翌日の23時59分までの時間帯が最大駐車料金1200円となり、従って翌月の月初開始時間は、翌日即ち、翌月の初日の23時59分からとなる様に設定する事もできる。
上記具体例に於いて、その月内での累積駐車料金が当該月極め上限駐車料金に到達していた場合には、丸1日分が実質的に無料と見なされる。
上記した本具体例に於いて使用されるデータファイルの構成例を図11に示す。
即ち、図11(A)は、本具体例で使用される在車ファイルの構成の一具体例を示すものであり、車両が入庫する時点で作成されるものである。
一方、図11(B)は、本具体例で使用される月内利用車両ファイルの構成の一具体例を示すものであり、月初めの午前0時00分に前回精算年月と現在の年月の不一致記録を削除するものである。
これらの各ファイルは、上記したデータ保持手段4に設けられていることが望ましい。
次に、上記した本発明に於ける第3の態様に関する具体的操作手順に付いて、図12及び図13のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
尚、図13のフローチャートは、本発明に於ける当該第3の態様で、同一月内に於ける駐車処理方法と月跨ぎ(つまり2ヶ月或は3ヶ月或はそれ以上の月を継続して駐車が行われた場合)駐車が行われた場合の双方に対応できる様になっている。
即ち、図12は、当該第3の具体例に於ける車両が入庫する場合の当該システムにおける操作手順の一例を示すものであって、スタート後、ステップS−80に於いて、当該駐車場に駐車スペースが有るか否かが判断され、NOであれば、当該工程を繰り返し、YESであれば、ステップS−81に進み、ユーザーが発券を受けた新規の特別駐車券若しくは当該ユーザーが既に所有している当該特別駐車券を所定のカード状情報記憶媒体処理手段21のカード挿入口に挿入して、当該特別駐車券に記録されている当該特別駐車券のシリアル番号及び/又はID番号を読み込む操作が実行される。
尚、この時点で、当該駐車場に入庫しようとする車両の登録車両番号を適宜の光学的認識手段を介して読み取り、登録しておく事も出来る。
次いで、ステップS−82に進み、確認された当該特別駐車券のシリアル番号及び/又はID番号を基に、当月内利用車両ファイル24−1内を検索し、ステップS−83に於いて、当該検出された車両登録番号が当月内利用車両ファイル24−1内に記憶されているか否かが判断される。
ステップS−83に於いてNOであれば、当該入庫しようとする車両は当月内では新規な車両であると判断されるので、ステップS−84に進み、当該車両に対して在車ファイル24−2を作成し、当月内利用車両ファイル内に登録する。(図14(A)参照)
即ち、ステップS−84では、前回精算年月日は、当該車両の今回の入庫年月日と設定し、又精算月内での累積駐車料金も0円と設定して、ステップS−85に進み、在車ファイル24−2作成して所定のデータベースに記憶させておく。(図14(A)参照)
当該在車ファイルでは、入庫時刻、ID番号車番情報、前回精算年月日、精算月累積駐車料金を登録しておく。
その後、ステップS−86に進み、当該車両に対して当該特別駐車券のシリアル番号及び/又はID番号と、入庫年月日と入庫時刻が記録された駐車券が発行され、車両入庫処理が完了し、次いで、ステップS−89に於いてゲートが開放され当該車両の入庫処理が完了してENDとなる。
一方、ステップS−83に於いて、YESであれば、当該車両は、当該月内で既に過去に当該駐車場を利用している車両である事が判明するので、ステップS−87に進み、月内利用車両ファイルを検索して(図14(A)参照)、当該車両に関する前回の精算年月日及び前回までの当該精算月内での累積駐車料金をそれぞれ取得し、ステップS−88に於いて、ステップS−85と同様の在車ファイル登録操作が行われ、その後、上記したステップS−86を経てENDとなる。
次に、図13を参照しながら、本具体例に於ける当該車両の出庫処理の操作手順を説明する。
先ず、同一月内での同一車両による入出庫に対する出庫処理の操作手順の一例を説明する。
即ち、スタート後、ステップS90に於いて、精算月(月跨ぎが有る時は、前月分と読み替える)累積駐車料金(A)(当該車両が入庫した同一月内で、今回の入庫駐車以前に既に支払いを済ませた駐車料金の合計額)を在車ファイルから読み出す(図14(B)参照)と共に、前月の累積駐車料金(つまり、今回同一車両が入庫した月より以前の月に於ける既払いの駐車料金で、このデータは、後述する月跨ぎ処理の場合に使用する)を0円と設定し、且つ当該車両の入庫時間を今回入庫した年月日の入庫時刻に、又出庫時刻を当該車両が当該出庫手続きに入った時刻を設定する。
次いで、ステップS91に進み、当該車両の入庫年月と出庫年月とが同一であるか否が判断される。
当該ステップS−91の判断は、当該車両の入出庫が同一月内で実行されたものかどうかを判断するものである。
本具体例では、同一月内での入出庫であるので、当該車両の入庫年月と出庫年月とが同一であるから、当該ステップS−91ではYESとなり、ステップS−92に進んで、入庫月内(当月分)での、今回の駐車に対する駐車料金(B)を演算する。
当該ステップS−92では、当該当月分の駐車料金(B)は、当該車両の今回駐車の為に入庫した入庫時間から今回出庫する手続きに入った時刻までの間の駐車時間を求め、それに対応した駐車料金を計算することになる。
又、当該車両が同一月内に於いて既に支払っている駐車料金の合計額、つまり当月分累積駐車料金額(A)を当該記憶手段24から読み出しておく。
その後、ステップS−93に進み、当月分の累積駐車料金額(A)(同一車両が同一月内で、これまでに支払った当該駐車料金の総額)を今回の駐車料金(B)と合わせて演算する。
即ち、当該当月分累積駐車料金額(C)は、(精算月累積駐車料金A)と(今回算出した当該車両の駐車料金B)を加算して求めるものである。
これは、本具体例に於ける当該フローチャートが繰り返し使用される場合、当該当月分累積駐車料金額(C)更新の為の演算式である。
当該精算月累積駐車料金(A)は、月内利用車両ファイルから読み出して使用するものであるが、当該精算月の最初の駐車に対しては、当該精算月累積駐車料金(A)は0円である。
従って、今回の駐車で、当該駐車が当該月で最初の駐車であれば、当該当月分累積駐車料金額(C)は、今回の駐車料金(B)と同一となり、これが、当該在車ファイル24−2と当該月内利用車両ファイル24−1に、その後記憶されて(図14(B)参照)、次回の出庫処理に利用される事になる。
次いで、ステップS−94に進み、当該当月分累積駐車料金額(C)が、予め定められている月極め上限値、つまり打切り金額(D)より、大きいか否かが判断される。
係るステップS−94では、当該打切り金額(D)のデータは、上記したメモリ手段24に設けられた適宜のファイルに格納されている当該打切り金額を読み出す事によって実行される。(図14(B)参照)
当該ステップS−94でYESであれば、ステップS−95に進み当該精算月(当月)に於ける今回の駐車料金H1として打切り金額(D)−精算月累積駐車料金(A)が演算されて求められる。
一方、ステップS−94でNOであれば、ステップS−96に進み当該精算月(当月)に於ける今回の駐車料金H2として、上記した今回の駐車料金(B)が求められる。
当該ステップS−94で求められた、当該今回の駐車料金H1若しくは今回の駐車料金H2は、適宜の記憶手段に記憶させておく。
その後、ステップS−97に進み、当該精算当月分累積駐車料金額(A‘)(当月分)を、前記した今回の駐車以前に於いて同一月内で同一車両が既に支払っている精算月累積駐車料金(A)(前記したファイルから読み出す)と当該今回の駐車料金(H1、又はH2)とを加算して演算の上求め、その結果を当該在車ファイルおよび当該月内利用車両ファイルに記憶する事になる。
上記した通り、本具体例では、当該精算月(当月)の最初の入庫に有っては、当該既に支払っている精算月累積駐車料金(A)は、0円である事は言うまでもない。
従って、その場合には、当該ステップS−97では、当該今回の駐車料金は、H1又はH2となる。
尚、当該ステップS−97では、後述する様に、当該車両が月跨ぎ駐車を行ってきた事に対する駐車料金を含めた総合駐車料金(E)を当該車両に対して請求する為に、別途、同一車両に対する今回の出庫に関する、今回請求の駐車料金として、最終的には、前月迄の未払いの駐車料金(F)と今回の駐車料金H1又はH2とを加算して求める様になっている。
その後、ステップS−98に進んで、上記した情報を当該月内利用車両ファイルに格納すると共に、当該車両に対応した当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号をキーとして、当該在車ファイルに、前回精算年月(出庫年月)及び精算月累積駐車料金を格納する。
次いで、ステップS−99に進み、当該車両の出庫に対する今回の駐車料金を所定の表示手段に表示し、ステップS−100に於いて、当該駐車料金を当該車両の所有者に請求する処理が実行され、ステップS−101に於いて、当該請求した駐車料金が入金されたか否かが判断され、NOであれば、当該ステップS−100に戻って上記工程が繰り返され、YESであれば、ステップS−102に進んで、当該特別駐車券を回収して、ゲートを開放して、ステップS−103に於いて前月分の各データを当該月内利用車両ファイルから削除する。
又、同時に当該在車ファイルから全てのデータを削除してENDとなる。
次に、所定の車両の駐車が月跨ぎである場合の操作手順の一例を以下に説明する。
以下の具体例では、例えば、当該車両が9月20日の午後3時00分に入庫して、同年の11月10日の午前10時00分に出庫した場合(つまり3ヶ月間の月跨ぎの例、具体的には、1ヶ月(10月)の中間駐車つきが存在する場合を含めた例)を想定して説明する。
即ち、スタート後、ステップS90に於いて、精算月累積駐車料金を在車ファイルから読み出すと共に、前月の駐車料金(つまり、今回同一車両が入庫した月より以前の月迄(つまり8月)に於ける駐車料金)を0円と設定し、且つ当該車両の入庫時間を、今回入庫した年月日の入庫時刻(例えば、平成20年9月20日午後3時00分)に、又出庫時刻を当該車両が当該出庫手続きに入った時刻を設定する。
次いで、ステップS91に進み、当該車両の入庫年月と出庫年月とが同一であるか否が判断される。
本具体例では、月跨ぎの入出庫であるので、当該車両の入庫年月と出庫年月とが異なっているから、当該ステップS−91ではNOとなり、ステップS−200に進んで、最先の入庫月内(つまり9月分)に於ける今回の駐車に対する駐車料金(I)を演算する。
具体的には、当該車両の駐車料金(I)は、ステップS−90で入力した当該車両の入庫月日時刻及び当該車両の出庫月日時刻データ(つまり、9月30日の23時59分)から、当該予め定められた単位時間による基本駐車料金から前月分の駐車料金(I)を算出する。
その後、ステップS−201に進み、最先の入庫月(9月)を選択し、当該最先月の属する入庫月(9月)の一ヶ月に於ける支払いが要求される総合駐車料金(J)、本願で言う(前月分の駐車料金)を算出する事になる。
これは、後述する様に、月極め上限駐車料金(D)との比較を行う為のデータを得るのに必要な演算であって、当該月(9月)中に既に支払っている駐車料金(J)、即ち、当該精算月累積駐車料金(K)と今回の入庫による最新の駐車料金(A)との合計として演算される。
換言するならば、当該精算月(9月)の累積駐車料金(A)と、当該車両が入庫した9月20日午後3時00分から同年9月30日午後23時59分迄(或は翌月の1日の午前00時00分と設定しても良い。)の当該車両の駐車料金(I)と、を算出して合算するものである。
つまり、当該同一車両が、前月中(9月)に支払うことになる前月分(9月分)累積駐車料金駐車料金(J)の合計額を、当該同一車両が今回入庫するまでに既に支払っている(精算月累積駐車料金A)と、(今回算出された当該同一車両に対する駐車料金I)と、を加算して求める事になる。
本発明に於いては、当該精算月累積駐車料金(A)である、同一車両が同一月内で(つまり9月中)今回入庫するまでに既に支払っている累積駐車料金は、当該在車ファイル或は当該月内利用車両ファイルから読み出す事が出来る。(図14(B)参照)
勿論、当該車両が当該前月中、つまり9月に於いて、初めての入庫である場合には、当該前月分累積駐車料金(A)は0円であることは言うまでもない。
当該ステップS−201で算出された当該前月分(9月分)累積駐車料金額(J)は、当該在車ファイルと当該月内利用車両ファイルに、その後記憶されて、当該前月分(9月分)累積駐車料金(A)と当該打切り金額(D)との関係を判断するのに利用される事になる。
此処までの処理操作によって、当該車両の9月中(出庫処理月から見て先々月中)に支払いを必要とする合計駐車料金(J)が決定されることになる。
その後、ステップS−202に進み、当該車両の当該前月(9月中)中に支払う必要がある前月分累積駐車料金額(J)が、予め定められている月極め上限値、つまり打切り金額(D)より、大きいか否かが判断される。
当該ステップS−202でYESであれば、即ち、前月分累積駐車料金額が、当該打切り金額より大きい場合には、ステップS−203に進み当該前月分(9月分)に於ける、新たに支払いの必要な駐車料金G1として、(当該前月迄の駐車料金G)+(打切り金額D)−(精算月累積駐車料金(A))が演算されて求められる。

此処で、当該前月分に於ける、支払いの必要な駐車料金G1は、この段階では、9月中の最後の駐車に対して新たに課金される駐車料金であり、前月迄の駐車料金(G)とは、この段階では8月に於ける駐車料金を意味しており、この段階では、当該前月迄の駐車料金は0円である。
当該ステップS−203での当該演算処理は、上記した様に、当該フローチャートが繰り返し使用される場合に、当該前月迄の駐車料金G1は、前月迄の駐車料金(G)と当月の最後の駐車に対して求められた駐車料金(I)とで更新される事を意味している。
つまり、当該前月迄の駐車料金(G)は、後述する様に、10月中に支払うべき駐車料金を演算する場合に、9月分に支払うべき駐車料金を加算するのに使用される。
一方、ステップS−203に於ける当該精算月累積駐車料金(A)は、9月中に既に支払った駐車料金の合計額であり、仮に当該車両が9月中に当該打切り金額(D)に到達する精算月累積駐車料金を既に支払っている場合には、当該前月迄の駐車料金を除き、当該9月分の支払いが必要な駐車料金は0円(無料)である。
一方、ステップS−202でNOであれば、即ち、前月分累積駐車料金額(J)が、当該打切り金額(D)より小さい場合には、ステップS−204に進み、当該前月分(9月分)に於ける支払いの必要な駐車料金G2として、つまり9月分の駐車料金G2として、(当該前月迄の駐車料金G)+(今回算出された駐車料金I)が演算されて求められる。
尚、上記した様に、頭初のループでは、当該前月迄の駐車料金Gは0である。
当該ステップS−203とステップS−204で求められた、当該今回の駐車料金G1若しくは今回の駐車料金G2は、ステップS−205に於いて、適宜の記憶手段に記憶させておく。
その後、ステップS−206に進み、駐車処理月名を一つインクリメントさせて、次の月における駐車料金を演算する。
即ち、10月分の駐車料金を求める操作が行われる。
当該ステップS−206では、当該車両の入庫日時及び時刻を次の月の1日午前00時00分(つまり本具体例では、10月1日午前00時00分)に設定し、出庫日時及び時刻を同年同月の末日の午後23時59分(つまり本具体例では、10月31日午後23時59分)に設定し、ステップS−91に戻る事になる。
但し、実際の出庫月日は、上記したとおり、当該車両が実際に出庫処理手続きに入った月日時刻であることは、前記したとおりである。
当該ステップS−91では、前回の処理(9月分の処理)と同様に、当該車両の入庫年月(10月)と出庫年月(11月)とが異なっているから、当該ステップS−91ではNOとなり、ステップS−200に進んで、入庫翌月内(つまり10月分)に於ける今回の駐車に対する駐車料金を演算する。
此処では、当該車両は当該精算月(10月)即ち、中間駐車月では、その月の間継続して駐車していたものであるから、当該駐車時間に対応する駐車料金を上記したと同様の方法で、本願で言う(前月分の駐車料金)、つまり10月分の駐車料金を演算して求めることになる。
従って、此処では、当該最初で最後の駐車料金(I)は、当該月極め上限値(D)に設定される事になる。
その後、ステップS−201に進み、当該前月分累積駐車料金(J)を演算する事になるが、此処では、一月中駐車が行われているので、当該同一車両による同一月内での精算月累積駐車料金(K)は、発生しておらず、従って当該精算月累積駐車料金(K)は0円となる。
従って、本具体例での当該前月分累積駐車料金(10月分)(J)は、今回演算された当該車両に対する駐車料金(I)と同一となる。
つまり、当該月極め上限値(D)である。
その後、ステップS−202に進み、当該車両の当該前月分(10月中)に於ける前月分累積駐車料金額(J)が、予め定められている月極め上限値、つまり打切り金額(D)より、大きいか否かが判断されるが、前月分累積駐車料金額(J)が、打切り金額(D)であるから、当該ステップS−202でYESとなり、ステップS−203に進み、当該前月分に於ける(10月分)支払いの必要な駐車料金Y1として、(当該前月迄の駐車料金G1又はG2)+(打切り金額D)−(精算月累積駐車料金A)が演算されて求められる。
此処で、当該前月分(10月、中間駐車月)に於ける支払いの必要な駐車料金Y1は、この段階では、10月中の駐車に対して新たに課金される駐車料金であり、前月迄の駐車料金とは、この段階では9月に於ける支払いの必要がある駐車料金を意味しており、この段階では、前回の処理ループの際に当該前月迄の駐車料金としてG1又はG2が設定されているので、この値G1又はG2の何れかが採用されて此処で使用される。
一方、ステップS−203に於ける当該精算月累積駐車料金(K)としては、当該車両が当該精算月(10月)中、継続して駐車しているので、0円となっている。
従って、当該車両が10月中に支払うべき当該前月迄の駐車料金Y1は、当該前月迄の駐車料金(G1又はG2)と当該打切り金額(D)とを加算した額となる。
一方、上記理由から、ステップS−202でNOと判断されるケースは無い。
当該ステップS−203で求められた、当該今回の駐車料金Y1は、ステップS−205に於いて、適宜の記憶手段に記憶させておく。
更に、この段階で、最先の処理月(つまり9月)のデータは、当該在車ファイル及び当該月内利用車両ファイルから削除される事になる。
その後、ステップS−206に進み、駐車処理月名を再び一つインクリメントさせて、次の月における駐車料金を演算する。
本具体例では、中間駐車月の数だけ、ステップS−91からステップS−206までの処理ループが繰り返される。
従って、中間駐車月が無い場合には、当然のことながら、上記ステップS−91からステップS−206までの処理ループの繰り返しは存在しない。
この際、選択した駐車処理月が最後の処理月であるか否かを判断するステップを挿入しても良い。
次に、最終駐車月である11月分の駐車料金(Z)を求める操作が行われる。
当該ステップS−206では、当該車両の入庫日時及び時刻を次の月の1日午前00時00分(つまり本具体例では、11月1日午前00時00分)に設定し、出庫日時及び時刻は、当該車両が同月内で当該出庫処理に入った時刻(つまり本具体例では、11月10日午前10時00分)に設定し、ステップS−91に戻る事になる。
当該ステップS−91では、当該車両の入庫年月(11月)と出庫年月(11月)とが同じであるから、当該ステップS−91ではYESとなり、前記したステップS−92に進んで、出庫月内(つまり11月分)に於ける今回の駐車に対する駐車料金を演算する。
ステップS−92では、当該駐車料金(B1)は、当該車両の当月分(11月)に於ける今回の駐車の為に入庫した入庫時間から今回出庫する手続に入った時刻までの間の駐車時間を求め、それに対応した駐車料金を計算することになる。
その後、ステップS−93に進み、当月分(11月)の累積駐車料金額(C1)(同一車両が同一月内で、これまでに支払った当該駐車料金の総額)を演算する。
当該当月分累積駐車料金額(C1)は、上記した(精算月累積駐車料金A1)と(今回算出した当該車両の駐車料金B1)を加算して求めるものである。
本具体例では、当該精算月累積駐車料金(A1)は、月内利用車両ファイルから読み出して使用するものであるが、当該精算月(11月)の最初の時間(午前00時00分)からの駐車であるから、当該精算月累積駐車料金(A1)は0円である。
従って、今回の駐車で、当該当月分累積駐車料金額(11月)(C1)は、今回の駐車料金(B1)と同一となり、これが、当該在車ファイルと当該月内利用車両ファイルに、その後記憶されて(図14(B)参照)、次回の出庫処理に利用される事になる。
次いで、ステップS−94に進み、当該当月分累積駐車料金額(C1)が、予め定められている月極め上限値、つまり打切り金額(D)より、大きいか否かが判断される。
当該ステップS−94でYESであれば、ステップS−95に進み、当該精算月(11月)に於ける今回の駐車料金Z1として、(打切り金額(D))−(精算月累積駐車料金(A1))が演算されて求められる。
本具体例では、当該精算月累積駐車料金(A1)は0円であるから当該打切り金額(D)のみが演算の対象となる。
一方、ステップS−94でNOであれば、ステップS−96に進み当該精算月(11月)に於ける今回の駐車料金Z2として、上記した今回の駐車料金(B1)が求められる。
当該ステップS−94で求められた、当該今回の駐車料金Z1若しくは今回の駐車料金Z2は、適宜の記憶手段に記憶させておく。
その後、ステップS−97に進み、当該精算当月分(11月分)累積駐車料金額(A1’)を、前記した今回の駐車以前に於いて同一月内で同一車両が既に支払っている精算月累積駐車料金(A1)(前記したファイルから読み出す)と当該今回の駐車料金(Z1、Z2)とを加算して求め、その結果を、当該在車ファイルおよび当該月内利用車両ファイルに記憶する事になる。
上記した通り本具体例では、当該精算月(今月)の最初の入庫に有っては、当該既に支払っている精算月累積駐車料金(A1)は、0円である事は言うまでもない。
更に、当該ステップS−97では、別途、同一車両に対する今回の出庫に関する、今回請求の駐車料金(E)として、最終的には、ステップS−205で所定の記憶手段に記憶されている前月迄(9月及び10月分)の未払いの駐車料金(G1はG2、Y1)を読み出し、これを合算して当該前月迄の駐車料金(F)とし、これに今回の駐車料金(Z1又はZ2)とを加算して求める様になっている。
その後、ステップS−98に進んで、上記した情報を当該月内利用車両ファイルに格納すると共に、当該会員制カードのシリアル番号及び/又はID番号情報をキーとして、当該在車ファイルに、前回精算年月(出庫年月)及び精算月累積駐車料金を格納する。
つまり、当該車両が月跨ぎ駐車を行ってきた事に対する総合駐車料金(E)を当該車両に対して請求する為に、同一車両に対する今回の出庫に関する、今回請求の駐車料金として、最終的には、前月迄の駐車料金(つまり9月中に発生した駐車料金(H1又はH2)と10月中に発生した駐車料金と(Y1)との合計金額(F)と今回の駐車料金(Z1又はZ2)とを加算して求める様になっている。
次いで、ステップS−99に進み、当該車両の出庫に対する今回の駐車料金を所定の表示手段に表示し、ステップS−100に於いて、当該駐車料金を当該車両の所有者に請求する処理が実行され、ステップS−101に於いて、当該請求した駐車料金が入金されたか否かが判断され、NOであれば、当該ステップS−100に戻って上記工程が繰り返され、YESであれば、ステップS−102に進んで、当該特別駐車券を回収して、ゲートを開放し、ステップS−103に於いて前月分の各データを当該月内利用車両ファイルから削除する。
又、同時に当該在車ファイルから全てのデータを削除してENDとなる。
尚、上記具体例に於いて、何れのステップにあっても、当該精算月累積駐車料金が、既に当該打ち切り金額(D)に到達している場合には、当該月の最終日の最終時刻までの全ての入出庫に対しては、課金は行わない様に構成されている。
此処で、本発明に於ける当該駐車場側で発行する特別駐車券を利用した無人化された駐車場の管理運営装置及びそのシステムに関し、日跨ぎの管理運営方法を含む複数種の具体例を、図15を参照して説明する。
処で、本願発明の上記具体例は、基本的には、上記した具体例で採用した様な、非接触式で光学的検知システムを利用した当該駐車場に入庫若しくは駐車場から出庫する所定の車両の登録番号を記憶して、当該車両の登録番号を基礎として、種々の駐車関連情報を取得し、且つ解析する従来の方法ではなく、当該駐車場に新たに駐車を希望するユーザーに対して新たに会員制のカードとして機能する特別駐車券を発行し、当該特別駐車券内のシリアル番号及び/又は特別駐車券ID番号で当該駐車場を利用するユーザーと当該ユーザーが使用する車両とを識別するように構成したものである。
本願発明における、当該会員制カードの様な特別駐車券を使用するシステムでは、駐車場内に新たに設置する自動販売機にて有料で販売するものとする。
又、当該特別駐車券は、当該特別駐車券を発行する駐車場のみの使用に限定する。
更に、本願発明における当該具体例に於いては、例えば、対応料金体系は「当日最大打切り料金」ではなく「24時間毎最大打切り料金」とし、当該車両が入庫してから、24H時間以内に再入庫した場合に於ける当該車両の打切り料金を継続する様にしても良い。
より具体的には、
(1)「24時間出し入れ自由」料金を希望するユーザーは、予め駐車場内に設置された自動販売式の特別駐車券発券機にて、当該特別駐車券を所定の料金を支払って購入する。
尚、この時発券された当該特別駐車券には契約期間は記録しないようにしても良い。
(2)次に、当該ユーザーが当該車両を入庫ゲートに停車させる。(この時点では、当該発券機より従来の様に、特別駐車券が自動的には発行されない。)
その後、一般客(当該特別駐車券を購入しようとするユーザー以外のユーザー)は、当該発券機の発券ボタンを押すことによって、当該発券機は、特別駐車券を発行するので、当該一般客は、当該駐車券を受け取る。
一方、当該特別駐車券を所有するユーザーは、当該発券ボタンを押さずに、(1)で購入した当該特別駐車券を当該発券機に挿入する。
当該発券機は、下記情報を当該特別駐車券に記録後、当該特別駐車券を自動的に当該会員制ユーザーに返却し、その後、入庫ゲートをオープンする。
即ち、当該発券機より特別駐車券として使用される当該会員制カードが自動的に回収され、当該発券機は、必要な情報を当該特別駐車券に記録したり、必要な情報を記録した当該特別駐車券を、当該ユーザーに返却する。
この段階で、当該特別駐車券に記録したり、読み出したりするのに必要な情報としては、例えば、
(a)入出庫状態:入庫済み状態
(b)入出庫時刻:入庫時刻
等が利用される。
一方、当該駐車場管理システムに於いて、当該駐車料金を支払う場合には、例えば、先ず、当該駐車料金精算機(当該駐車場の出庫出口に設けられた精算機或は当該事前精算機)等に当該特別駐車券を挿入する。
当該精算機は、当該特別駐車券に記録されている当該車両の入庫時刻を基に、当該車両の出庫時刻を確認し、当該特別駐車券に当該出庫時刻を添付しPCUへ料金問合せを行う。
当該料金の問合せを受信したPCUは、その情報を基に、従来通りの料金演算を行い、今回の請求金額を算出し、当該精算機へ応答する。
尚、当該同一の車両について、当該24時間以内の累積料金が打切り料金に達した場合、打切り料金以降の金額は無料とする。
当該駐車料金の問合せ応答を受信した精算機は今回の請求金額を表示し支払い処理へ移行する。
当該駐車料金の支払いが完了すると、表1に記載されている様な情報を当該特別駐車券に記録した後、当該特別駐車券を、当該精算機から、当該特別駐車券を所有している当該ユーザーに自動返却する。
Figure 0005248403
新規会員制カードからなる特別駐車券の場合、契約期間を例えば下記の通りとして、特別駐車券に記録する。
開始年月日:入庫日
終了年月日:入庫日より1年後の月末に設定し記録する。(有効期限は1年とする)
例えば、2009年1月15日入庫の場合、下記の通り記録する。
開始年月日:2009年1月15日
終了年月日:2010年1月31日
尚、車番認識システムを併用する駐車場管理システムの場合に有っては、当該車両が入庫する場合には、当該車番認識システムにより認識した当該車両の車両番号を、当該車両のユーザーが既に購入した当該特別駐車券をゲート開放管理手段の挿入部に挿入して、当該特別駐車券に記録すると共に当該駐車場管理システムの記憶手段に記憶した後に入庫ゲートを開放する様に構成しておき、一方、当該車両が出庫する場合には、出口精算機で、事前精算済み車両でも特別駐車券の使用時は自動でゲートは、オープンせず、当該特別駐車券を当該ゲート開放管理手段のカード挿入部に挿入し、当車番認識システムにより認識した当該車両の車両番号と当該会員制カードに記録されている当該車両の車両番号とを比較して、一致するか否かを判断した後、当該会員制カード内の所定の情報を更新後にゲートをオープンする様に構成しておく事も出来る。
尚、当該車番認識システムを併用する駐車場管理システムに於いては、仮に、当該車番認識システムにより認識した車両番号と、既に当該特別駐車券、若しくは当該駐車場管理システムの記憶手段に記憶されている当該車両の車両番号とが、一致しない場合には、当該特別駐車券の記憶情報(例えば、精算完了済み情報)を優先させて、出庫ゲートを開放する様に構成する事も可能である。
次に、以下に示す表2を参照しながら、本願発明に於ける、特別駐車券を使用した当該駐車場管理システムに於ける駐車形態と駐車料金の演算方法の例の幾つかを説明する。
Figure 0005248403
処で、表2に於ける駐車形態と駐車料金の演算方法の具体例では、料金設定は、全日、:駐車時間の1時間毎に100円とし、入庫より24時間毎に駐車料金を1200円で打ち切りとする様に設定されているものとする。
即ち、本具体例では、一車両の当該駐車場内での24時間以内の駐車に関しては、1200円分の駐車を行って料金を支払った後は、打ち切り時間が到来するまで(最初の入庫から24時間以内)の間は何回駐車しても駐車料料金は無料となる様に設計されている。
又、本具体例では、当該特別駐車券に関して、最初の入庫から24時間経過すると、つまり、打ち切り時間が経過すると、当該特別駐車券の記憶情報がリセットされ、更新される様に設定されている。
又、本具体例では、一車両の当該駐車場内での駐車時間が、打ち切り時間を超過し、且つ日跨ぎ状態が発生している場合には、特別な割引料金を設定する事も可能である。
即ち、表2に於ける、第1のパターンは、当該一車両が当該駐車場に10月1日の4時に入庫し、4時間駐車後の8時に出庫(1)した後、同日の12時に再度入庫し4時間駐車後出庫(2)し、更に同日20時に再度入庫し、翌日10月2日の4時に出庫した。
その後、10月2日の8時に再度入庫して同日12時に出庫(4)した後、同日16時に再入庫後、翌日10月3日の8時に出庫したという事例パターンを示している。
係る駐車パターンに関する料金の演算方法を以下に示すならば、先ず、(1)の駐車では、10月1日の4時に入庫して、同日8時に出庫したから、合計4時間の駐車時間となり、駐車料金としての請求料は、400円と決定される。
当該駐車に対する過去の駐車料金を加算した累積請求金額は、0円+400円である。
一方、当該駐車は、10月1日4時に入庫しているから、打ち切り時間(一有効駐車時間(24時間)は、10月2日の午前4時に設定される。
次に、当該車両は10月1日の12時に再入庫し、同日の16時に出庫している(2)ので、駐車料金は400円となり、且つこの駐車は、上記した打ち切り終了時刻以前であるので、累積駐車料金は、前回の駐車(1)に対する駐車料金400円と加算されて800円となる。
又、係る駐車時間は、当該打ち切り終了時刻以内であるので、当該打ち切り終了時間には変化は無い。
その後、当該車両は同日20時に再度入庫し、翌日10月2日の4時に出庫した(3)。
係る駐車に対する駐車時間は8時間であるので、通常料金では、800円となるが、係る駐車料金800円とこれまでの駐車(1)と(2)とに対する累積駐車料金は800円であるので、これらを累積すると当該累積駐車料金は、1600円となり、24時間以内の駐車料金の上限である1200円を超過する事になる。
従って、当該駐車に対する駐車料金は、上限駐車料金である1200円からこれまでの累積駐車料金である800円を差し引いた400円が今回の駐車(3)に対する駐車料金と決定され、同金額が当該ユーザーに対して請求され、且つ累積駐車料金は1200円と記憶される事になる。
そして、当該車両の当該駐車(3)の出庫時刻である10月2日の4時は、上記した最初の入庫時刻から24時間以内と設定されている打ち切り終了時刻以内であるので、当該打ち切り最終時刻情報には変化は無い。
その後、当該車両が、10月2日の8時に再入庫し、同日12時に出庫(4)した。
係る駐車は、前記した打ち切り終了時間を越えているので、前回の駐車(1)、(2)及び(3)に関する累積駐車料金1200円はリセットされ、今回の駐車(4)に対しては通常駐車料金である400円が決定され、同時に累積駐車料金として400円が設定される。
又、当該駐車(4)は、打ち切り終了時刻を越えているので、今回の入庫時刻である10月2日の8時から24時間後の10月3日8時に打ち切り終了時刻が再設定される事になる。
そして、当該車両は同日の16時に再入庫して、翌日の10月3日の8時に出庫(5)した。
当該駐車(5)に対する駐車料金は、通常の駐車料金のである1600円となり、これに前回の駐車料金400円を加算した累積駐車料金は2000円となるので、当該累積駐車料金が上記した上限駐車料金1200円を超過するから、当該累積駐車料金のである2000円から上限駐車料金である1200円を差し引いた800円が今回の駐車(5)に対する駐車料金と決定され、同金額が当該ユーザーに対して請求され、且つ累積駐車料金は1200円と記憶される事になる。
そして、当該車両の当該駐車(5)の出庫時刻である10月3日の8時は、上記した最初の入庫時刻から24時間以内と設定されている打ち切り終了時刻以内であるので、当該打ち切り最終時刻情報には変化は無い。
次に、表2に於ける、第2のパターンに付いて説明するならば、当該一車両が当該駐車場に10月1日の4時に入庫し、同日の8時に出庫し、その後、同日の12時に入庫して同日の20時に出庫した。その後、10月2日の0時に再度入庫して10月2日の8時に出庫した。その後当該車両は10月2日の16時に再度入庫し翌日の10月3日の4時に出庫した(6)と言う場合を想定したものである。
係る第2のパターンに於いては、先ず、10月1日の4時に入庫して同日の8時に出庫した場合の駐車料金は、通常の駐車料金と同額の400円となり、同様に累積駐車料金の額も400円となる。
一方、当該駐車は、10月1日4時に入庫しているから、打ち切り時間(一有効駐車時間(24時間)は、10月2日の4時に設定される。
次いで、当該車両は、10月1日の12時に再入庫し、同日の20時に出庫しているので、駐車料金は800円となり、且つこの駐車は、上記した打ち切り終了時刻以前であるので、累積駐車料金は、前回の駐車に対する駐車料金400円と加算されて1200円となり、駐車料金の打ち切り料金と一致する事になる。
その為、累積駐車料金は、1200円となる。
更に、この時点でも、当該車両の当該駐車(5)の出庫時刻である10月1日の20時は、上記した最初の入庫時刻から24時間以内と設定されている打ち切り終了時刻以内であるので、当該打ち切り最終時刻情報には変化は無い。
次に、当該車両は、10月2日の0時に再度入庫して10月2日の8時に出庫した。
この場合の駐車料金は、先ず当該車両の10月2日の0時入庫から10月2日の4時迄の駐車料金を算出する。
然しながら、この期間は打ち切り終了時間以内の時間帯であり、且つ前回までの累積駐車料金が駐車料金の上限値1200円となっているので、駐車料金は0円(つまり無料)である。又、この間の当該打ち切り最終時刻情報には変化は無い。
その後、当該車両の10月2日の4時から同日8時まで駐車料金を演算で求める事になる。
即ち、当該車両の当該駐車中に、10月2日の4時に、当該打ち切り終了時間となるので、前回の駐車に於ける全ての駐車料金情報及び打ち切り時間情報が消去されてリセットされ、新たに10月2日の4時から24時間後の10月3日の4時が新たな打ち切り終了時刻として設定される。
その結果、当該車両の、10月2日4時から同日の8時までの駐車料金は400円となり、更に累積駐車料金も400円として計算されて記憶される。
その後、当該車両は、10月2日の16時に再入庫し、10月3日の4時に出庫した。
この間は、上記した打ち切り終了時間内であるので当該打ち切り終了時間情報には変化がなく、且つ、当該駐車時間12時間に対する通常駐車料金は1200円となるが、前回までの駐車に対する累積駐車料金の400円を加算すると全体で1600円となり、24時間以内の上限駐車料金1200円を超過する事になる。
その為、当該駐車に対する駐車料金は、上限駐車料金である1200円から前回までに駐車した場合の累積駐車料金400円を減算した800円が今回の駐車料金となり、この場合の累積駐車料金は1200円となる。
又、係る駐車時間は、当該打ち切り終了時刻以内であるので、当該打ち切り終了時間には変化は無い。
次に、表2に於ける、第3のパターンは、当該一車両が当該駐車場に10月1日の4時に入庫し、日跨ぎをして10月2日の12時に出庫した後、同日の16時に再度入庫し10月3日の4時に出庫した例を示す。
係る第3のパターンにあっては、先ず当該車両が当該駐車場に入庫した時点、つまり10月1日の4時に、打ち切り終了時刻が、10月2日の4時に設定され、記憶されるが、駐車そのものは、10月2日の12時まで継続されるので、その駐車料金の演算方法は、当該車両の入庫時刻である10月1日の4時から当該打ち切り終了時刻である10月2日の4時までの駐車に対する駐車料金を演算するが、24時間の駐車料金2400円は、24時間打ち切り料金である1200円を超過する事になるので、係る駐車期間に対する駐車料金は、当該打ち切り駐車料金である1200円となり、累積駐車料金も1200円となる。
その後、10月2日の4時から、当該車両の出庫時刻である同一日の12時までの駐車料金を演算し、通常の駐車料金として800円が求められ、これを当該記憶手段に記憶すると同時に、累積駐車料金が同様に800円として記憶される。
尚、この時点では、当該打ち切り終了時刻が経過するので、10月2日の4時に、改めて、10月3日の4時が次の打ち切り終了時刻として設定される事になる。
その後、当該車両は、10月2日の16時に再入庫し、10月3日の4時に出庫したので、その際の駐車料金を演算する。
この間は、上記した打ち切り終了時間内であるので当該打ち切り終了時間情報には変化がなく、且つ、当該駐車時間12時間に対する通常駐車料金は1200円となるが、前回までの駐車に対する累積駐車料金の800円を加算すると全体で2000円となり、24時間以内の上限駐車料金1200円を超過する事になる。
その為、当該駐車に対する駐車料金は、上限駐車料金である1200円から前回までに駐車した場合の累積駐車料金800円を減算した400円が今回の駐車料金となり、この場合の累積駐車料金は1200円となる。
又、係る駐車時間は、当該打ち切り終了時刻以内であるので、当該打ち切り終了時間には変化は無い。
次に、本具体例に於ける第4の駐車パターンについて説明する。
当該第4の駐車パターンに於いては、先ず、当該車両は、10月1日の4時に入庫して同日の8時に出庫し、その後、10月2日の0時に再入庫した後、10月2日の14時に出庫(8)し、更に、当該車両は、10月2日の16時に再入庫した後に、10月3日の4時に出庫した例を示すものである。
当該具体例では、先ず、当該車両の10月1日4時の入庫から、同日の8時の出庫までの駐車料金は、通常の駐車料金と同額の400円となり、同様に累積駐車料金の額も400円となる。
一方、当該駐車は、10月1日4時に入庫しているから、打ち切り終了時間は、10月2日の4時に設定される。
次に、当該車両は、10月2日の0時に再入庫し、同日の14時に出庫している(8)ので、この間の駐車料金を演算することになるが、先ず、当該車両の10月2日の0時再入庫から、同日の4時の、当該打ち切り終了時間である10月2日の4時までの駐車料金は、4時間駐車に対する通常料金は400円となり、且つこの駐車は、上記した打ち切り終了時刻以前であるので、累積駐車料金は、前回の駐車に対する駐車料金400円と加算されて800円となる。
係る期間は、前回の駐車(10月1日の4時の入庫)時に、設定された当該打ち切り終了時刻である10月2日の4時以内であるので、当該打ち切り終了時刻は変更されていない。
従って、本来であれば、当該車両の10月2日の0時から同日の4時迄の駐車に対する駐車料金は400円であり、当該ユーザーは、当該10月2日の4時に累積駐車料金として800円を支払わなければならないが、この具体例では、当該車両は、当該10月2日の4時を超過して継続して駐車しているので、特例として、両当該車の10月2日の0時から同日の4時迄の駐車に対する駐車料金を10月1日の4時から同日8時までの駐車料金とは切り離し、当該車両の10月2日4時から同日の14時までの10時間の駐車料金とを合算して、当該加算値が、当該打ち切り料金を越える様な場合には、当該車両の10月2日の0時から同日の4時迄の駐車に対する駐車料金を所定の金額だけ減額する様にプログラムを修正しているものである。
一方、当該車両の10月2日4時から同日の14時までの10時間の駐車料金に関しては、当該10月2日の4時は、上記した通り、打ち切り終了時刻に設定されているので、当該10月2日の4時を経過すると、当該打ち切り終了時刻は、10月3日の4時に再設定される事になっている。
つまり、当該車両の10月2日に於ける4時から同日の14時までの駐車料金は、当該10時間に対応して1000円であるが、これを当該車両の10月2日の0時から同日の4時迄の駐車料金と合算すると1400円となる。
これは、打ち切り駐車料金である1200円を越える事になるので、当該打ち切り駐車料金の1200円から上記駐車料金1000円を差し引いた200円を当該車両の10月2日の0時から同日の4時迄の駐車料金として決定するものである。
尚、上記した駐車料の演算に於いては、10月2日の4時で当該打ち切り終了時刻がリセットされ、10月3日の4時に再設定されており、又、当該車両が出庫する10月2日の14時は、当該打ち切り終了時刻以内であるので、当該打ち切り終了時刻は変化せず又累積駐車料金は1000円と設定される事になる。
その後、当該車両は、10月2日の16時に再入庫し、10月3日の4時に再出庫したので、当該駐車に対する駐車料金を求める事になる。
当該駐車料金は、10月2日の16時から10月3日の4時迄の12時間に対応する通常駐車料金として1200円が演算されるが、当該車両の出庫時刻に於いては、10月3日の4時と設定されている打ち切り終了時刻以内であるので、当該打ち切り終了時刻と累積駐車料金には変化がなく、従って、当該車両の10月2日の16時から、10月3日の4時迄駐車料金1200円と前回迄の累積駐車料金(即ち、当該車両の10月2日の4時から同日の14時までの駐車に対する駐車料金1000円とを加算する事になり、結局当該車両の10月3日の4時の出庫時に支払うべき累積駐車料金は2200円となって、上記した打ち切り料金を超過することになる。
従って、当該車両の10月2日の16時から10月3日の4時の駐車に対する駐車料金は、当該打ち切り料金1200円から累積駐車料金1000円を差し引いた200円と決定される。
尚、この駐車に対する累積駐車料金は1200円と記録される。
次に、上記した本願発明に於いて使用される特別駐車券として使用される当該カード状カード状情報記憶媒体のカード内データ構造の一具体例を図15に示す。
即ち、当該特別駐車券内のデータ構造の一例としては、当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又は当該特別駐車券の識別番号(ID)、契約期間(例えば1年間等)及び入出庫管理情報等が記録されるように構成されている。
又、本願発明に於いて使用される在車ファイルの構成例を図16に示す。
当該在車ファイルは、上記したとおり、当該車両が当該駐車場に入庫する際に作成されるものであり、その内部のデータ構成は、例えば、入庫時間、当該特別駐車券の発券番号及びID番号、車両番号識別手段を併用する場合に、当該車両番号識別手段によって識別された車両番号情報及び精算状況等である。
尚、本願発明では、当該車両番号は、特別駐車券が紛失した時の検索キーとして主に使用されるものである。
更に、本願発明に於いて使用される、会員の車両が当該駐車場から出庫した際に作成される当該会員車両出庫ファイルのファイル構造の一具体例を図17に示す。
即ち、特別駐車券シリアルナンバー或はそのID番号、車両番号情報、及び精算状況の情報等である。
又、本願発明に於いては、当該車両番号情報に関しては、毎日、午前0時に、当該打ち切り終了時刻を越えた車両データは自動的に削除される様に構成されている。
次に、本願発明に於ける駐車管理システムに於ける、会員制カードとして機能する当該特別駐車券の替わりに使用する具体例に於いて、当該車両が当該駐車場に入庫する場合、入庫処理方法の手順の一具体例に付いて図18を参照しながら詳細に説明する。
即ち、本願発明の具体例に於ける当該入庫処理方法の基本的な構成は、会員車両が入庫すると特別駐車券IDを基に、出庫車両ファイルを検索し、出庫車両ファイルに特別駐車券IDデータが存在する場合には、
出庫車両ファイルから打切り最終時刻及び累積金額を取得し、それを在車ファイルに登録する。
尚、この場合、入庫時刻が打切り終了時刻を過ぎている場合は、打切り最終時刻及び累積金額を初期化する。
一方、当該出庫車両ファイルに特別駐車券IDデータが存在しない場合には、
打切り最終時刻及び累積金額を初期化し在車ファイルに登録する。
当該入庫処理方法の手順のより詳細な構成例を、図18のフローチャートを参照しながら説明する。
つまり、当該入庫処理操作のスタート後、ステップS−1に於いて、当該入庫通知電文データより特別駐車券ID及び入庫時刻を記憶しておき、ステップS−2に進んで、出庫車両ファイルを検索し、当該特別駐車券IDを基に出庫車輌ファイルを検索する。
そして、ステップS−3に於いて、当該車両が当該出庫車輌ファイル内に存在しているか否かが判断される。
当該ステップS−3に於いて、当該出庫車両が、当該出庫車輌ファイル内に存在していない場合には、当該ステップS−4に進んで、当該打ち切り終了時刻=入庫時刻+24時間を設定すると同時に、累積駐車料金=0円に設定してステップS−8に進む事になっている。
一方、ステップS−3で、該出庫車両が、当該出庫車輌ファイル内に存在している場合には、当該ステップS−5に進んで、当該出庫車両ファイル内に記憶されている打ち切り終了時刻及び累積駐車料金の金額に関する情報を取得しステップS−6に進む。
ステップS−6に於いて、当該車両の入庫時刻が当該打ち切り終了時刻よりも早いか遅いかが判断され、当該車両の入庫時刻が当該打ち切り終了時刻を過ぎている場合には、ステップS−7に進み、新たな打ち切り終了時刻を打ち切り終了時刻=入庫時刻+24時間として設定すると同時に、累積駐車料金=0円に設定してステップS−8に進むが、ステップS−6に於いて、当該車両の入庫時刻が当該打ち切り終了時刻を未だ過ぎていない場合には、そのままステップS−8に進む事になる。
ステップS−8では、上記情報に基づいて、在車ファイル登録が実行され、当該ファイルに特別駐車券ID、当該車両の入庫時刻、車番情報並びに打ち切り終了時刻及び累積駐車料金等が登録され、ENDとなる。
次に、本願発明に於ける、駐車料金の演算方法の一具体例を、図19を参照しながら以下に説明する。
即ち、スタート後、ステップS−11で、当該車両の当該駐車場への出庫時刻が検出され、当該車両の出庫時刻が打ち切り終了時刻よりも早いか遅いかが判断され、当該車両の出庫時刻が当該打ち切り終了時刻よりも早い(つまり当該車両の当該出庫時刻は、既に設定されている当該打ち切り終了時刻よりも以前である場合)場合には、ステップS−12に進み、今回の入庫時刻から出庫時刻の情報から駐車時間を算出し、それに対応する通常の駐車料金を決定する。
今回の駐車料金A= 今回の入庫時間から出庫時刻迄の料金
次いで、ステップS−13に進み、前回までの駐車に対する累積駐車料金Bを記憶データから読み出し、今回の駐車料金Aと合算して今回の累積駐車料金Cを算出する。
今回の累積駐車料金C= 前回までの累積駐車料金B+今回の駐車料金A
その後、ステップS−14に進んで、ステップS−13で得られた当該今回の累積駐車料金Cが、既に設定されている当該打ち切り料金(例えば1200円)よりも高いか安いかが判断され、今回の累積駐車料金Cが当該打切り料金よりも高い場合には、ステップS−15に進んで、打切り料金−前回までの累積駐車料金Bの演算を実行して、今回請求すべき駐車料金の額Dを算出する。
一方、ステップS−14で、当該今回の累積駐車料金Cが、既に設定されている当該打ち切り料金(例えば1200円)よりも安い場合には、ステップS−16に進んで、当該今回の駐車料金Aを今回請求すべき駐車料金の額D’として算出する。
一方、ステップS−11で当該車両の出庫時刻が打ち切り終了時刻よりも遅い場合には、ステップS−17に進み、今回の入庫時刻から出庫時刻の情報から駐車時間を算出し、それに対応する通常の駐車料金Aを決定する。
その後、ステップS−18に進み、今回の入庫時間から打切り終了時刻迄の駐車時間を求め、当該駐車に対応する通常の駐車料金Eを算出する。
駐車料金E= 今回の入庫時間から打切り終了時刻迄の料金
次いで、ステップS−19に進んで、前回までの駐車に対する累積駐車料金Fを記憶データから読み出し、今回の駐車料金Eと合算して今回の累積駐車料金G(即ち、今回の入庫時刻から打切り終了時刻迄の駐車に対する累積駐車料金)を算出する。
今回の累積金額G= 前回までの累積金額F+今回の駐車料金E
その後、ステップS−20に進み、今回の累積金額G(即ち、今回の入庫時刻から打切り終了時刻迄の駐車に対する累積駐車料金)が当該打ち切り料金より高いか安いかが判断され、今回の累積金額Gが当該打ち切り料金よりも高い場合には、ステップS−21に進み、今回の入庫時刻から打切り終了時刻迄の駐車に対する駐車料金請求金額Hは、
駐車料金請求金額H=打切り料金−今回の累積金額G
として算出され、一方、今回の累積金額Gが当該打ち切り料金よりも安い場合には、ステップS−22に進み、今回の入庫時刻から打切り終了時刻迄の駐車に対する駐車料金請求金額H’は、今回の累積金額G(即ち、今回の入庫時刻から打切り終了時刻迄の駐車に対する累積駐車料金)として算出される。
その後、ステップS−23に進んで、当該打ち切り終了時刻から出庫時刻までの期間の駐車時間を算出し、当該駐車時間に対応する通常の駐車料金Iが演算される。
駐車料金請求金額I=打切り最終時刻から出庫時刻迄の料金
次いで、ステップS−24に進み、上記した駐車料金請求金額Iと上記した駐車料金請求金額H又はH’を合算して、最終的な駐車料金請求金額Jを決定する。
駐車料金請求金額J=駐車料金請求金額I+駐車料金請求金額H又はH’
その後、ステップS−25に進み、当該駐車料金請求金額Jと通常の駐車料金Aとが判断され、当該ステップS−25で、当該駐車料金請求金額Jが当該通常の駐車料金Aよりも安いと判断された場合には、当該駐車料金請求金額Jを今回の請求金額と判断してENDとなるが、当該ステップS−25で、当該駐車料金請求金額Jが当該通常の駐車料金Aよりも高いと判断された場合には、ステップS−26に進んで、当該通常の駐車料金Aを当該駐車料金請求金額Jとするか、或は当該打ち切り料金を当該駐車料金請求金額Jとして決定し、ENDとなる。
次に、本願発明に於ける会員制カードとして機能する特別駐車券を利用する駐車場管理システムに於ける出庫処理に関する操作方法の一具体例を、図20を参照しながら説明する。
即ち、本願発明に於ける出庫処理操作は、基本的には、会員車両の出庫時に、在車ファイル並びに出庫時刻を基に会員出庫ファイルを更新する操作を行うものである。
具体的には、先ず、ステップS−30に於いて、当該車両の出庫時刻が当該打ち切り終了時刻よりも早いか遅いかが判断され、当該出庫時刻が当該打ち切り終了時刻よりも早い場合、つまり当該出庫時刻が当該打ち切り終了時刻に到達していない状態に有る場合、図19に示すステップS−12乃至ステップS−16の操作と同一の操作がステップS−31乃至ステップS−35のそれぞれで実行され、駐車料金の請求金額が決定される。
そして、ステップS−36に進み、上記ステップに於いて決定された当該請求金額と在車ファイル内の累積駐車料金の金額を加算し新累積駐車料金の金額を算出する。
尚、ステップS−36に於いては、当該出庫時刻が打ち切り終了時刻に到達していないので、打切り終了時刻は変化させずにそのままの時刻とする。
その後、ステップS−37に進んで、会員出庫ファイルの該当会員IDのデータを、打切り終了時刻及び新累積金額にて更新しENDとなる。
一方、ステップS−30に於いて、当該車両の出庫時刻が当該打ち切り終了時刻よりも遅い場合には、ステップS−38に進んで、在車ファイル内の打切り終了時刻を、新たな打ち切り終了時刻に設定する操作がおこなわれるが、その具体例としては、在車ファイル内の打切り終了時刻に当該出庫時刻を越える迄24時間毎に加算し、新打切り終了時刻を算出する。
より具体的には、ステップS−39で、当該在車ファイル内の打切り終了時刻に24時間を加算して新たな打ち切り終了時刻を設定し、その後、ステップS−40に於いて、当該新たな打ち切り終了時刻が当該車両の出庫時刻を越えているか否かが判断され、NOであれば、ステップS−39に戻って、再度24時間を加算する操作が実行される。
一方、ステップS−40でYESであれば、当該新規の打ち切り終了時刻が正式な打ち切り終了時刻として設定される。
その後、ステップS−41に進んで、当該新たに設定された新打切り終了時刻の24時間前から出庫時刻までの駐車料金を算出し、新累積金額とする。
会員出庫ファイルの該当特別駐車券IDのデータを新打切り終了時刻/新累積金額にて更新する。
その後、ステップS−37に進み、上記したと同様の操作が実行され、会員出庫ファイルの該当特別駐車券IDのデータを、打切り終了時刻及び新累積金額にて更新しENDとなる。
本発明は、無人化された駐車場の管理運営装置及びそのシステムとして有効に使用する事が可能である。
1、101 制御装置
2、22 番号読取装置
3、23 時計装置
4、24 データ保持装置、駐車情報記憶手段
5、25 料金精算装置
6、26 ゲート開閉装置
14、34 駐車場の料金管理装置
13、33 出庫ゲート管理装置
8、28 駐車券発行/受領装置
7、27 カメラ
9、29 駐車料金記憶装置
10、30 駐車料金演算装置
11、31 精算料金表示装置
12、32 精算料金入金有無識別装置
15 日極め上限駐車料金設定装置
16 駐車料金積算装置
20 カード状情報記憶媒体
21 カード状情報記憶媒体処理手段
35 月極め上限駐車料金記憶装置
36 同一月内での駐車料金積算装置
41 料金システム記憶手段
42 精算月累積駐車料金演算手段
43 当月分累積駐車料金演算手段
44 第1判断手段
45 第1演算手段
46 第2演算手段
47 駐車料金請求手段
48 出庫ゲート開閉制御手段
49 最先入庫月駐車料金演算手段
50 最先入庫月累積駐車料金演算手段
51 第2判断手段
52 第3の演算手段
53 第4の演算手段
54 第5の演算手段
55 第3判断手段
56 第6の演算手段
57 第7の演算手段
58 第8の演算手段
59 駐車関情報消去手段

Claims (15)

  1. 駐車場に入出庫する車両の使用者に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
    当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所望の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
    当該カード状情報記憶媒体から読み取った当該駐車関連情報から、車両の入出庫日時を検出して入出庫日時を記録すると共に、前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)、支払われた駐車料金を記録し、保持するデータ保持手段と、
    前記データ保持手段が保持するデータに基づいて前記車両の各出庫時の駐車料金を計算し、前記駐車料金が精算された後、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート管理装置とからなる駐車場の料金管理装置において、
    駐車料金として、予め定めた駐車料金が支払われた場合、前記出庫ゲート管理装置は、予め定めた時間内で、前記予め定めた駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする駐車場の料金管理装置。
  2. 駐車場に入出庫する車両の使用者に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
    当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所望の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
    当該カード状情報記憶媒体から読み取った当該駐車関連情報から、車両の入出庫日時を検出して入出庫日時を記録すると共に、前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)、或は必要によって更にユーザーに入力させるユーザーの識別番号であるユーザーID番号、出庫時に支払われた駐車料金を前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又はID番号と対応させて積算記録し、保持するデータ保持手段と、
    前記データ保持手段が保持するデータに基づいて前記車両の駐車料金を計算し、前記駐車料金が精算された後、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート管理装置とからなる駐車場の料金管理装置において、
    予め定めた時間内に同一の車両が、複数回入出庫した場合の合計の駐車料金を求め、この合計の駐車料金が、予め定めた駐車料金以上になり、且つ予め定めた駐車料金が精算された場合、前記出庫ゲート管理装置は、予め定めた時間内で、前記予め定めた駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする駐車場の料金管理装置。
  3. 駐車場に入出庫する車両の使用者に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
    当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所望の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
    当該カード状情報記憶媒体から読み取った当該駐車関連情報から、車両の入出庫日時を検出して入出庫日時を記録すると共に、前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)、出庫時に支払われた駐車料金を前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)と対応させて支払われた駐車料金を積算記録し、保持するデータ保持手段と、
    車両の出庫時に、前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)が確認され、前記データ保持手段が保持するデータに基づいて前記車両の駐車料金を計算し、前記駐車料金が精算された後、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート管理装置とからなる駐車場の料金管理装置において、
    駐車料金として、予め定めた駐車料金が支払われた場合、予め定めた時間内で前記予め定めた駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように制御する機能をコンピュータに実現させるように構成したことを特徴とするプログラム。
  4. 単位時間毎の駐車時間に対する料金で構成された料金体系と、予め定められた所定の駐車時間(最大駐車時間)内における上限駐車料金が設定されている上限駐車料金体系とが設定されている駐車場管理システムであって、駐車場に入庫する車両と対応するカード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)と対応させて読み取る手段、日にち及び時間を演算する時間演算手段、当該読み取られた車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)と対応させて、少なくとも当該車両の当該駐車場への入庫日、入庫時刻、出庫日、出庫時刻並びに単日又は複数日のそれぞれにおいて当該車両が既に支払済みである駐車料金を記憶しておく記憶手段、当該記憶手段に於ける記憶された情報から当該車両の最新の入庫日に於ける最新の入庫時刻から最新の出庫時刻までの期間を演算して、当該期間における当該車両の駐車料金を演算する手段、当該最新の入庫日における当該演算された最新の駐車料金と当該車両が過去に支払済みの全ての駐車料金とを加算する手段、当該演算された最新の駐車料金、若しくは当該演算された最新の駐車料金に既に支払い済みの駐車料金を加算した加算駐車料金の何れかが当該上限駐車料金より低いか否かを判断する手段、最新の駐車料金若しくは当該加算駐車料金が当該上限駐車料金より低い場合には、当該最新の駐車料金を新たな駐車料金として演算し、それを請求する手段と、当該最新の駐車料金若しくは当該加算駐車料金が当該上限駐車料金より高い場合には、当該上限駐車料金と最新の駐車料金若しくは当該加算駐車料金との差額料金を演算し、それを駐車料金として請求する手段と、当該車両が当該差額料金を支払った場合には、当該車両が同じ日内もしくは当該最大駐車時間内にその後再度入庫した場合には、当該再入庫時刻から同日末又は当該最大駐車時間までの間の入庫、出庫は無料と判断する無料化判断手段、当該無料化判断手段の情報にしたがって、当該車両に対応する記憶手段に、それ以降の車両の入庫、出庫は無料であるとのフラグを立てる手段、及び当該駐車料金の支払い情報に基づいて、ゲートを開放する手段とから構成されている事を特徴とする無人化入出庫自在駐車場管理システム。
  5. 当該所定の車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)と対応させて構成されている当該記憶手段に記憶された各情報は、当該車両が請求された駐車料金の全てを支払った後で、日替わり時点或は当該予め定められた所定の駐車時間経過後に消去される様に構成されている事を特徴とする請求項4に記載の無人化入出庫自在駐車場管理システム。
  6. 当該車両が入庫してから、当該最大駐車時間経過内で日跨ぎが発生した場合には、当該車両が当該駐車場に入庫した日の最新の入庫時刻と当該入庫した日の最終時刻までの駐車時間から最新の駐車料金を演算する手段、当該入庫日における当該演算された最新の駐車料金と当該車両が入庫した日で、過去に支払済みの全ての駐車料金とを加算する手段、当該演算された最新の駐車料金若しくは当該演算された最新の駐車料金と当該加算された加算駐車料金の何れかが当該上限駐車料金より低いか否かを判断する手段、最新の駐車料金若しくは当該加算駐車料金が当該上限駐車料金より低い場合には、当該最新の駐車料金を新たな駐車料金として決定する手段、当該最新の駐車料金若しくは当該加算駐車料金が当該上限駐車料金より高い場合には、当該上限駐車料金と最新の駐車料金若しくは当該加算駐車料金との差額料金を演算し、それを第1の駐車料金として請求する手段、及び当該車両が当該駐車場に入庫した日の翌日の0時から当該車両が出庫するまでの駐車時間から第2の駐車料金を演算する手段、当該第2の駐車料金が当該上限駐車料金より低いか否かを判断する手段、当該第2の駐車料金が当該上限駐車料金より低い場合には、当該第2の駐車料金を当該翌日の新たな駐車料金として決定する手段、当該第2の駐車料金が当該上限駐車料金より高い場合には、当該上限駐車料金を当該翌日の新たな駐車料金として決定する手段、当該第1と当該第2の駐車料金を加算して、それを合計駐車料金として請求する手段と、当該車両が当該合計駐車料金を支払った場合には、当該車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)に対応する記憶手段に於ける、前日分の情報を消去する手段、当該第2の駐車料金が当該上限駐車料金である場合には、当該翌日の当該最大駐車時間内でその後当該車両が再度入庫した場合には、当該再入庫時刻から当該所定の駐車時間までの間の入庫、出庫は無料と判断する無料化判断手段、当該無料化判断手段の情報にしたがって、当該車両に対応する記憶手段にそれ以降の車両の入庫、出庫は無料であるとのフラグを立てる手段及び当該駐車料金の支払い情報に基づいて、ゲートを開放する手段とから構成されている事を特徴とする請求項4に記載の無人化入出庫自在駐車場管理システム。
  7. 当該車両が入庫した日と出庫した日の間に、少なくとも2回の日跨ぎが存在している場合、当該第1の駐車料金の演算工程と第2の演算工程の間に、少なくともn回(n=1以上の整数)当該上限駐車料金を乗算する演算を行い、それを第3の駐車料金とする手段と、当該第1と第2の駐車料金に当該第3の駐車料金を加算して、それを合計駐車料金として請求する手段とが更に設けられている事を特徴とする請求項6に記載の無人化入出庫自在駐車場管理システム。
  8. 駐車場に入出庫する車両の使用者に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
    当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所望の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
    当該カード状情報記憶媒体から読み取った当該駐車関連情報から、車両の入出庫月日時を検出して入出庫月日時を記録すると共に、前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)、前記車両について支払われた駐車料金を記録し、保持するデータ保持手段と、
    前記データ保持手段が保持するデータに基づいて、前記車両の出庫時毎の駐車料金を計算する駐車料金演算手段と、前記駐車料金が請求され、入金が確認された後、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート開閉手段とを含む入出庫ゲート管理装置と、
    からなる駐車場の料金管理装置において、
    当該入出庫ゲート管理装置に、予め月毎の最大駐車料金を設定しておき、当該入出庫ゲート管理装置は、当該同一車両による同一月内で支払われた個々の駐車料金を積算し、当該積算された当該同一車両による同一月内での駐車料金の総額が、当該月毎の最大駐車料金を超過した場合には、当該同一車両による当該月毎の最大駐車料金に到達した料金が支払われた時点以降から当該同一月の末日までの当該同一車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする駐車場の料金管理装置。
  9. 駐車場に入出庫する車両の使用者に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
    当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所望の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
    当該カード状情報記憶媒体から読み取った当該駐車関連情報から、車両の入出庫月日時を検出して入出庫月日時を記録すると共に、前記車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)、支払われた駐車料金を記録し、保持するデータ保持手段と、
    前記データ保持手段が保持するデータに基づいて、前記車両の出庫時毎の駐車料金を計算する駐車料金演算手段と、前記駐車料金が請求され、入金が確認された後、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート開閉手段、当該各手段の操作を制御管理する制御手段とを含む入出庫ゲート管理装置とからなる駐車場の料金管理装置において、当該入出庫ゲート管理装置に、予め月毎の最大駐車料金を設定しておき、当該入出庫ゲート管理装置は、当該同一車両による同一月内で支払われた個々の駐車料金を積算し、当該積算された当該同一車両による同一月内での駐車料金の総額が、当該月毎の最大駐車料金を超過した場合には、当該同一車両による当該月毎の最大駐車料金を超過した料金が支払われた時点以降から当該同一月の末日までの当該同一車両の入出庫に対して、課金をしないように制御する機能をコンピュータに実現させるように構成したことを特徴とするプログラム。
  10. 駐車場に入出庫する車両の使用者に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
    当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所望の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
    当該カード状情報記憶媒体から読み取った当該駐車関連情報から、車両の入出庫月日時を検出して入出庫月日時を記録すると共に、前記車と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)、支払われた駐車料金を記録し、保持するデータ保持手段、単位時間毎の駐車時間に対する料金で構成された料金体系と、月極めの上限駐車料金体系とが設定されている料金体系システムとを記憶する料金システム記憶手段、年情報、月情報、日情報及び時間を演算する時間演算手段、当該読み取られた車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)と対応して、少なくとも当該車両の当該駐車場への入庫年月日、入庫時刻、出庫年月日、出庫時刻並びに当該車両が所定の月内で既に支払済みである駐車料金を記憶しておく駐車情報記憶手段、当該駐車情報記憶手段に於ける記憶された駐車情報から当該車両の最新の入庫月日に於ける最新の入庫時刻から最新の出庫月日に於ける最新の出庫時刻までの期間を演算して、当該期間における当該車両の駐車料金を演算する駐車料金演算手段、当該車両が当該同一月内で、過去に支払済みの全ての駐車料金を積算して精算月累積駐車料金を演算する精算月累積駐車料金演算手段、当該最新の出庫月日において当該演算された最新の駐車料金と当該精算月累積駐車料金とを加算して当月分累積駐車料金を演算する当月分累積駐車料金演算手段、当該同一月内に於ける、当該当月分累積駐車料金が当該月極め上限駐車料金より低いか否かを判断する第1判断手段、当該同一月内に於ける当該当月分累積駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より低い場合には、当該最新の駐車料金を新たな駐車料金として演算する第1演算手段と、当該同一月内に於ける当該当月分累積駐車料金が、当該月極め上限駐車料金より高い場合には、当該月ぎめ上限駐車料金と当該精算月累積駐車料金との差額料金を当該最新の駐車料金を新たな駐車料金として演算する第2演算手段、当該第1もしくは第2演算手段が演算した駐車料金を今回の駐車料金として請求する駐車料金請求手段と、当該車両が当該請求された駐車料金を支払った場合には、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート開閉手段を含み、更に、当該第2演算手段により決定された当該新たな駐車料金が精算された後は、当該同一車両が同じ月内にその後再度入庫した場合には、当該再入庫時刻から同月末日の最終時刻までの間の当該車両に対する入出庫に対する駐車料金は無料と判断し、それ以降の車両の出庫に対しては駐車料金の請求無しに当該ゲートを開放する様に構成された出庫ゲート開閉制御手段とから構成されている事を特徴とする無人化入出庫自在駐車場管理システム。
  11. 当該所定の車両と対応する当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)と対比して構成されている当該データ保持手段に記憶された各情報は、当該車両に対して請求された駐車料金の全てを支払った後で、月替わり時点或は当該予め定められた所定の駐車時間経過後に消去される様に構成されている事を特徴とする請求項10に記載の無人化入出庫自在駐車場管理システム。
  12. 所定の月に於ける所定の日に当該車両が入庫してから、当該車両が出庫した月日との間で月跨ぎが発生した場合には、当該車両が駐車した複数駐車月の内、当該駐車場に入庫した最先月の月日の入庫時刻と当該車両が入庫した最先月に於ける最終日の最終時刻までの当該車両の駐車時間とから、最先の駐車月に於ける最終の駐車料金を演算する最先月駐車料金演算手段、当該最先入庫月日における当該演算された最終の駐車料金と、当該精算月累積駐車料金演算手段によって演算された、当該車両が入庫した当該最先月内で、過去に支払済みの全ての駐車料金を加算した精算済み最先月累積駐車料金とを加算して当該最先入庫月に於ける累積駐車料金を演算する最先入庫月累積駐車料金演算手段、当該演算された当該最先入庫月累積駐車料金額が当該月ぎめ上限駐車料金より低いか否かを判断する第2判断手段、当該最先入庫月累積駐車料金が当該月極め上限駐車料金より低い場合には、当該最先入庫月累積駐車料金を当該最先入庫月の最終駐車料金(第1の駐車料金)として決定する第3の演算手段、当該最先入庫月累積駐車料金が当該月極め上限駐車料金より高い場合には、当該月極め上限駐車料金と当該最先入庫月に於ける過去に支払済みの全ての駐車料金を加算した支払い済み最先月累積駐車料金との差額料金を演算し、それを当該最先入庫月の最終駐車料金(第1の駐車料金)として決定する第4の演算手段、及び当該車両が当該駐車場に駐車した複数駐車月の内、当該駐車場から出庫した最終月の月の最先の日の0時00分から当該車両が出庫する時刻までの同一月日に於ける駐車時間から第2の駐車料金を演算する第5の演算手段、当該第2の駐車料金が当該月極め上限駐車料金より低いか否かを判断する第3判断手段、当該第2の駐車料金が当該月極め上限駐車料金より低い場合には、当該第2の駐車料金を当該最終駐車月に於ける新たな駐車料金として決定する第6の演算手段、当該第2の駐車料金が当該月極め上限駐車料金より高い場合には、当該上限駐車料金を当該最終駐車月に於ける新たな駐車料金として決定する第7の演算手段、当該最先の駐車月と当該最終の駐車月との間に1つ或は複数の中間駐車月が存在している場合には、当該各中間駐車月に対する駐車料金として、当該月極め上限駐車料金を当該中間駐車月の駐車料金(第3の駐車料金)として決定する第8の演算手段、当該第1の駐車料金と当該第2の駐車料金と当該第3の駐車料金とを加算して、それを当該車両の月跨ぎ駐車に対する合計駐車料金として請求する駐車料金請求手段と、当該車両が当該合計駐車料金を支払った場合には、当該車両に対応するデータ保持手段に於ける、当該最終駐車月以外の月の駐車関情報を消去する駐車関情報消去手段、及び当該駐車料金の支払い情報に基づいて、ゲートを開放する出庫ゲート開閉手段とから構成されている事を特徴とする請求項10に記載の無人化入出庫自在駐車場管理システム。
  13. 当該カード状情報記憶媒体及び当該カード状情報記憶媒体処理手段と併用して、車両の登録番号を読み取る番号読取装置が設けられ、当該番号読取装置により読み取られた当該車両の登録番号に関する情報を、当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)に関する情報の補完として使用する事を特徴とする請求項1、2又は8の何れかに記載の駐車場の料金管理装置。
  14. 当該カード状情報記憶媒体及び当該カード状情報記憶媒体処理手段と併用して、車両の登録番号を読み取る番号読取装置が設けられ、当該番号読取装置により読み取られた当該車両の登録番号に関する情報を、当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)に関する情報の補完として使用する事を特徴とする請求項3又は9に記載のプログラム。
  15. 当該カード状情報記憶媒体及び当該カード状情報記憶媒体処理手段と併用して、車両の登録番号を読み取る番号読取装置が設けられ、当該番号読取装置により読み取られた当該車両の登録番号に関する情報を、当該カード状情報記憶媒体のシリアルナンバー及び/又は識別番号(ID番号)に関する情報の補完として使用する事を特徴とする請求項4乃至7又は10乃至12の何れかに記載の無人化入出庫自在駐車場管理システム。
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