JP5247776B2 - 車両用駆動装置の油圧制御装置 - Google Patents
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Description
車両の駆動力を発生する電動機(例えば、後述の実施形態の電動機2A、2B、2C)と、
前記電動機と車輪(例えば、後述の実施形態の後輪LWr、RWr)との動力伝達経路上に設けられ、動力を断接する油圧式断接手段(例えば、後述の実施形態の油圧ブレーキ60A、60B)と、を備えた車両用駆動装置(例えば、後述の実施形態の後輪駆動装置1)の油圧制御装置(例えば、後述の実施形態の油圧回路71、71A、71C、71E、71F)であって、
前記油圧式断接手段に油圧を供給する油圧供給源(例えば、後述の実施形態の電動オイルポンプ70)と、
前記油圧式断接手段と前記油圧供給源とを接続する油経路に配設される断接手段油路切替弁(例えば、後述の実施形態のブレーキ油路切替弁74)と、を備え、
前記断接手段油路切替弁は、閉弁位置と開弁位置とを切替可能な弁体(例えば、後述の実施形態の弁体74a)を備え、
前記断接手段油路切替弁には、前記油圧供給源に連通するライン油路(例えば、後述の実施形態のライン油路75)と、油圧式断接手段に連通する断接手段油路(例えば、後述の実施形態のブレーキ油路77)と、排油路(例えば、後述の実施形態のハイポジションドレン78)と、が接続され、
前記断接手段油路切替弁は、前記弁体が前記閉弁位置で、前記ライン油路と前記断接手段油路とを遮断状態とし、且つ、前記断接手段油路と前記排油路とを連通状態とし、
前記断接手段油路切替弁は、前記弁体が前記開弁位置で、前記ライン油路と前記断接手段油路とを連通状態とし、且つ、前記断接手段油路と前記排油路とを遮断状態とし、
前記排油路は、前記油圧供給源の油吸入口(例えば、後述の実施形態の油吸入口70a)が配置される第1の油貯留部(例えば、後述の実施形態のオイルパン80)よりも鉛直方向で高い位置に配設される第2の油貯留部(例えば、後述の実施形態の貯留部79)に連通し、
前記ライン油路には、前記電動機あるいは前記動力伝達経路の潤滑部あるいは冷却部である低圧供給先(例えば、後述の実施形態の潤滑・冷却部91)に連通する低圧油路(例えば、後述の実施形態の低圧油路76)が接続され、
前記低圧油路には、前記低圧油路における油圧が所定圧以上で開弁し、前記低圧油路とリリーフ弁排油路(例えば、後述の実施形態のリリーフドレン86)とを連通する状態とするリリーフ弁(例えば、後述の実施形態のリリーフ弁84)が配設され、
前記リリーフ弁排油路は、前記第2の油貯留部に連通することを特徴とする車両用駆動装置の油圧制御装置。
前記油圧式断接手段は、前記油圧式断接手段が締結する方向に付勢する油を収容する油室(例えば、後述の実施形態の第1作動室S1)を備え、
前記第2の油貯留部の鉛直方向最上部が、前記油圧式断接手段の油室の鉛直方向最上部と鉛直方向最下部との中分点よりも鉛直方向で高い位置となるように前記第2の油貯留部が配設されることを特徴とする。
前記排油路の第2の油貯留部側端部(例えば、後述の実施形態の貯留部側端部78a)は、前記第2の油貯留部の底面に接続されることを特徴とする。
前記リリーフ弁排油路の第2の油貯留部側端部(例えば、後述の実施形態の油貯留部側端部86a)は、前記第2の油貯留部の鉛直方向最上部よりも高い位置に配置されることを特徴とする。
前記油経路には、さらに低圧油路切替弁(例えば、後述の実施形態の低圧油路切替弁73)が設けられ、
前記低圧油路切替弁は、第1の作動位置(例えば、後述の実施形態の低圧側位置)と第2の作動位置(例えば、後述の実施形態の高圧側位置)とに切替可能な弁体(例えば、後述の実施形態の弁体73a)を備え、
前記低圧油路切替弁には、前記油圧供給源に連通する第1油路(例えば、後述の実施形態の第1ライン油路75a)と、前記電動機あるいは前記動力伝達経路の潤滑部あるいは冷却部である低圧供給先(例えば、後述の実施形態の潤滑・冷却部91)に連通する低圧油路(例えば、後述の実施形態の第1低圧油路76a、第2低圧油路76b)と、が接続され、
前記低圧油路は、互いに並列に配置された第1低圧油路(例えば、後述の実施形態の第1低圧油路76a)と第2低圧油路(例えば、後述の実施形態の第2低圧油路76b)とを有し、
前記第1低圧油路と前記第2低圧油路とで、流路抵抗が異なり、
前記低圧油路切替弁は、前記弁体が前記第1の作動位置で、前記第1油路と前記第1低圧油路とを連通状態とし、前記弁体が前記第2の作動位置で、前記第1油路と前記第2低圧油路とを連通状態とすることを特徴とする。
前記低圧油路切替弁には、前記油圧式断接手段に連通する第2油路(例えば、後述の実施形態の第2ライン油路75b)がさらに接続され、
前記低圧油路切替弁は、前記弁体が前記第1の作動位置で、さらに前記第1油路と前記第2油路とを連通状態とし、前記弁体が前記第2の作動位置で、さらに前記第1油路と前記第2油路とを連通状態とすることを特徴とする。
前記低圧油路切替弁は、前記弁体が前記第1の作動位置で、前記第1油路と前記第2低圧油路とを遮断状態とし、前記弁体が前記第2の作動位置で、前記第1油路と前記第1低圧油路とを遮断状態とすることを特徴とする。
前記低圧油路切替弁は、前記弁体を前記第2の作動位置から前記第1の作動位置の方向に付勢する弾性手段(例えば、後述の実施形態のスプリング73b)と、
前記弁体を前記第1の作動位置から前記第2の作動位置の方向に付勢する油を収容する油室(例えば、後述の実施形態の油室73c)と、を備え、
前記油室は、前記第1油路と前記第2油路の少なくとも一方と常時連通するように接続され、
前記油圧供給源は、前記油圧式断接手段に供給する油圧を可変に駆動可能であり、
前記低圧油路切替弁は、前記油室の油圧が所定圧に達したときに、前記弁体が前記第1の作動位置から前記第2の作動位置に移動するように設定されることを特徴とする。
前記第1低圧油路よりも前記第2低圧油路の方が流路抵抗が大きくなるように形成されることを特徴とする。
前記第1低圧油路と前記第2低圧油路に流路抵抗手段(例えば、後述の実施形態のオリフィス85a、85b)を配設し、
前記第1低圧油路の流路抵抗手段(例えば、後述の実施形態のオリフィス85a)よりも、前記第2低圧油路の流路抵抗手段(例えば、後述の実施形態のオリフィス85b)の方が流路抵抗が大きくなるように形成されることを特徴とする。
前記流路抵抗手段は、流路に配設する縮径部(例えば、後述の実施形態のオリフィス85a、85b)であって、
前記第1低圧油路の縮径部(例えば、後述の実施形態のオリフィス85a)の最小流路断面積よりも、前記第2低圧油路の縮径部(例えば、後述の実施形態のオリフィス85b)の最小流路断面積の方が小さくなるように前記第1低圧油路と前記第2低圧油路が形成されることを特徴とする。
前記第1低圧油路の流路断面積よりも、前記第2低圧油路の流路断面積の方が小さくなるように前記第1低圧油路と前記第2低圧油路が形成されることを特徴とする。
前記第1低圧油路の、前記低圧油路切替弁から前記低圧供給先までの流路長よりも、前記第2低圧油路の、前記低圧油路切替弁から前記低圧供給先までの流路長の方が長くなるように前記第1低圧油路と前記第2低圧油路が形成されることを特徴とする。
前記第1低圧油路と前記第2低圧油路は下流側で合流し共通の低圧油路(例えば、後述の実施形態の低圧共通油路76c)を形成することを特徴とする。
前記第1低圧油路の流路抵抗手段及び前記第2低圧油路の流路抵抗手段よりも下流側で、且つ前記低圧供給先よりも上流側に他の流路抵抗手段(例えば、後述の実施形態のオリフィス85c)を備え、
前記他の流路抵抗手段よりも前記第1低圧油路の流路抵抗手段の方が流路抵抗が大きいことを特徴とする。
前記第1低圧油路の流路抵抗手段及び前記第2低圧油路の流路抵抗手段よりも下流側で、且つ前記低圧供給先よりも上流側に他の縮径部(例えば、後述の実施形態のオリフィス85c)を備え、
前記他の縮径部の最小流路断面積よりも前記第1低圧油路の最小流路断面積の方が小さいことを特徴とする。
前記断接手段油路切替弁は、前記弁体と、前記弁体を前記開弁位置から前記閉弁位置方向へ付勢する弾性手段(例えば、後述の実施形態のスプリング74b)と、前記弁体を前記閉弁位置から前記開弁位置方向へ付勢する油を収容する油室(例えば、後述の実施形態の油室74c)と、を備え、
前記断接手段油路切替弁は、前記油室の油圧が所定圧に達したときに、前記弁体が前記閉弁位置から前記開弁位置に移動し、
前記油室と前記油圧供給源とを接続する油経路には、電気的駆動手段(例えば、後述の実施形態のソレノイド174)を有する電気的駆動油路切替弁(例えば、後述の実施形態のソレノイド弁83)が配設され、
前記電気的駆動油路切替弁は、前記油室と前記油圧供給源とを連通状態とする開弁位置と、前記油室と前記油圧供給源とを遮断状態とする閉弁位置とを切替可能な弁体(例えば、後述の実施形態のソレノイド弁体175)と、前記弁体を前記閉弁位置から前記開弁位置方向へ付勢する弾性手段(例えば、後述の実施形態のソレノイドバネ176)と、を備え、
前記電気的駆動油路切替弁は、前記電気的駆動手段への電力非供給時に、前記弁体が前記開弁位置に位置して、前記油室と前記油圧供給源とを連通状態とし、
前記電気的駆動油路切替弁は、前記電気的駆動手段への電力供給時に、前記弁体が前記閉弁位置に位置して、前記油室と前記油圧供給源とを遮断状態とすることを特徴とする。
また、第2の油貯留部にリリーフ弁排油路からのオイルを供給することにより、第2の油貯留部の液面低下を抑制することが可能となり、油圧式断接手段に油圧が供給されない状態で、油圧式断接手段の油室内の油面をより高い位置に維持することができる。さらには、リリーフ弁排油路からの油の供給量が、断接手段油路切替弁に接続される排油路からの油の排出量よりも多い場合には、油圧式断接手段の油室内の油面を油圧が供給される状態と同程度に維持することができる。
本発明に係る油圧制御装置を適用可能な車両用駆動装置は、電動機を車軸駆動用の駆動源とするものであり、例えば、図1に示すような駆動システムの車両に用いられる。以下の説明では車両用駆動装置を後輪駆動用として用いる場合を例に説明するが、前輪駆動用に用いてもよい。
図1に示す車両3は、内燃機関4と電動機5が直列に接続された駆動装置6(以下、前輪駆動装置と呼ぶ。)を車両前部に有するハイブリッド車両であり、この前輪駆動装置6の動力がトランスミッション7を介して前輪Wfに伝達される一方で、この前輪駆動装置6と別に車両後部に設けられた駆動装置1(以下、後輪駆動装置と呼ぶ。)の動力が後輪Wr(RWr、LWr)に伝達されるようになっている。前輪駆動装置6の電動機5と後輪Wr側の後輪駆動装置1の電動機2A、2Bは、PDU8(パワードライブユニット)を介してバッテリ9に接続され、バッテリ9からの電力供給と、バッテリ9へのエネルギー回生がPDU8を介して行われるようになっている。PDU8は後述するECU45に接続されている。
油圧回路71は、オイルパン80(第1の油貯留部)に配設した吸入口70aから吸入され電動オイルポンプ70から吐出されるオイルを低圧油路切替弁73とブレーキ油路切替弁74とを介して油圧ブレーキ60A、60Bの第1作動室S1に給油可能に構成されるとともに、低圧油路切替弁73を介して電動機2A、2B及び遊星歯車式減速機12A、12Bなどの潤滑・冷却部91に供給可能に構成される。電動オイルポンプ70は、位置センサレス・ブラシレス直流モータからなる電動機90で高圧モードと低圧モードの少なくとも2つのモードで運転(稼動)可能となっておりPID制御で制御されている。なお、符号92は、ブレーキ油路77の油圧を検出する圧力センサである。また、油圧回路71には、温度センサ(不図示)も設けられている。
図5は、停車中に油圧ブレーキ60A、60Bが解放している状態の油圧回路71を示している。この状態では、ECU45は、電動オイルポンプ70を稼動しない。これにより、低圧油路切替弁73の弁体73aは低圧側位置に位置し、ブレーキ油路切替弁74の弁体74aは閉弁位置に位置し、油圧回路71には油圧が供給されていない。
図12に示すように、高圧モード(油圧PH)に比べて低圧モード(油圧PL)は、オイルの供給流量を維持しつつも電動オイルポンプ70の仕事率を1/4〜1/5程度に低減することができる。即ち、低圧モードにおいては電動オイルポンプ70の負荷が小さく、高圧モードに比べて電動オイルポンプ70を駆動する電動機90の消費電力を低減することができる。
先ず、不図示の油温センサで油圧回路71の油温を検出し(ステップS1)、続いて、圧力センサ92で油圧回路71の油圧(Ps)を検出する(ステップS2)。次に、電動オイルポンプ70の実際の回転数であるEOP実回転数(Nact)を検出し(ステップS3)、モード判定を行なう(ステップS4)。選択されるモードは、図13に示した車両状態に対応するようになっており、停車状態に対応して油圧ブレーキ60A、60Bを解放する停車モードと、前進低車速、前進中車速及び加速状態に対応して油圧ブレーキ60A、60Bを弱締結状態とする低車速・加速モードと、高車速状態に対応して油圧ブレーキ60A、60Bを解放する高車速モードと、減速回生状態に対応して油圧ブレーキ60A、60Bを締結させる回生モードと、及び、後進状態に対応して油圧ブレーキ60A、60Bを締結させる後進モードと、に分類される。
次に、本発明の第2実施形態について図22を参照して説明する。なお、以降に説明する第2〜第5実施形態は、第1実施形態の油圧回路の構成を一部変更したものであり、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態の油圧回路71Aは、リリーフ弁84のリリーフドレン86が電動オイルポンプ70の油吸入口70aが配置されるオイルパン80ではなく、オイルパン80よりも鉛直方向で高い位置に配設された貯留部79に接続される点で、第1実施形態の油圧回路71と相違している。また、このリリーフドレン86の油貯留部側端部86aが貯留部79の鉛直方向最上部よりも高い位置に配置される。また、このリリーフドレン86の油貯留部側端部86aは貯留部79の鉛直方向最上部よりも高い位置に配置される。
次に、本発明の第3実施形態について図23を参照して説明する。
第3実施形態の油圧回路71Cは、第1実施形態のソレノイド弁83が設けられておらず、ブレーキ油路切替弁74の油室74cが直接ライン油路75を構成する第2ライン油路75bに接続されている点で、第1実施形態の油圧回路71と相違している。
次に、本発明の第4実施形態について図24を参照して説明する。
第4実施形態の油圧回路71Eは、第1実施形態のライン油路75を構成する第1ライン油路75aと第2ライン油路75bとが低圧油路切替弁73を介さずに接続されている点で、第1実施形態の油圧回路71と相違している。
次に、本発明の第5実施形態について図25を参照して説明する。
第5実施形態の油圧回路71Fは、第1実施形態の低圧油路切替弁73とソレノイド弁83が設けられておらず、ブレーキ油路切替弁74の油室74cが直接ライン油路75に接続され、さらにライン油路75から分岐した第1低圧油路76aのオリフィス85aで減圧されたオイルが、複数のオリフィス85cを介して潤滑・冷却部91へ供給されるように構成されている点で、第1実施形態の油圧回路71と相違している。
なお、本実施形態の後輪駆動装置1は、2つの電動機2A、2Bにそれぞれ遊星歯車式減速機12A、12Bを設け、それぞれ左後輪LWrと右後輪RWrの制御するように構成したが、これに限定されず、図26に示すように1つの電動機2Cと1つの減速機12Cを不図示の差動装置に接続して構成してもよい。
また、前輪駆動装置6を内燃機関4を用いずに電動機5を唯一の駆動源とするものでもよい。
また、各弁機構において、遮断状態とは、完全に流路を閉塞する場合のみならずに、本発明の作用効果を果たす範囲で連通状態に対し流路を絞る態様も含むものである。
2A、2B、2C 電動機
10A、10B 車軸
12A、12B 遊星歯車式減速機
50 一方向クラッチ
60A、60B 油圧ブレーキ(油圧式断接手段)
70 電動オイルポンプ(油圧供給源)
70a 油吸入口
71、71A、71B、71E、71F 油圧回路(油圧制御装置)
73 低圧油路切替弁
73a 弁体
73b スプリング
73c 油室
74 ブレーキ油路切替弁(断接手段油路切替弁)
74a 弁体
74b スプリング(弾性手段)
74c 油室
75 ライン油路(油経路)
75a 第1ライン油路(第1油路)
75b 第2ライン油路(第2油路)
76 低圧油路
76a 第1低圧油路
76b 第2低圧油路
76c 低圧共通油路
77 ブレーキ油路(断接手段油路)
78 ハイポジションドレン(排油路)
79 貯留部(第2の油貯留部)
80 オイルパン(第1の油貯留部)
83 ソレノイド弁(電気的駆動油路切替弁)
84 リリーフ弁
85a、85b オリフィス(流路抵抗手段、縮径部)
85c オリフィス(他の流路抵抗手段、他の縮径部)
86 リリーフドレン(リリーフ弁排油路)
86a 油貯留部側端部
91 潤滑・冷却部(低圧供給先)
174 ソレノイド(電気的駆動手段)
175 ソレノイド弁体(弁体)
176 ソレノイドバネ(弾性手段)
LWr 左後輪(車輪)
RWr 右後輪(車輪)
S1 第1作動室
Claims (17)
- 車両の駆動力を発生する電動機と、
前記電動機と車輪との動力伝達経路上に設けられ、動力を断接する油圧式断接手段と、を備えた車両用駆動装置の油圧制御装置であって、
前記油圧式断接手段に油圧を供給する油圧供給源と、
前記油圧式断接手段と前記油圧供給源とを接続する油経路に配設される断接手段油路切替弁と、を備え、
前記断接手段油路切替弁は、閉弁位置と開弁位置とを切替可能な弁体を備え、
前記断接手段油路切替弁には、前記油圧供給源に連通するライン油路と、油圧式断接手段に連通する断接手段油路と、排油路と、が接続され、
前記断接手段油路切替弁は、前記弁体が前記閉弁位置で、前記ライン油路と前記断接手段油路とを遮断状態とし、且つ、前記断接手段油路と前記排油路とを連通状態とし、
前記断接手段油路切替弁は、前記弁体が前記開弁位置で、前記ライン油路と前記断接手段油路とを連通状態とし、且つ、前記断接手段油路と前記排油路とを遮断状態とし、
前記排油路は、前記油圧供給源の油吸入口が配置される第1の油貯留部よりも鉛直方向で高い位置に配設される第2の油貯留部に連通し、
前記ライン油路には、前記電動機あるいは前記動力伝達経路の潤滑部あるいは冷却部である低圧供給先に連通する低圧油路が接続され、
前記低圧油路には、前記低圧油路における油圧が所定圧以上で開弁し、前記低圧油路とリリーフ弁排油路とを連通する状態とするリリーフ弁が配設され、
前記リリーフ弁排油路は、前記第2の油貯留部に連通することを特徴とする車両用駆動装置の油圧制御装置。 - 前記油圧式断接手段は、前記油圧式断接手段が締結する方向に付勢する油を収容する油室を備え、
前記第2の油貯留部の鉛直方向最上部が、前記油圧式断接手段の油室の鉛直方向最上部と鉛直方向最下部との中分点よりも鉛直方向で高い位置となるように前記第2の油貯留部が配設されることを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。 - 前記排油路の第2の油貯留部側端部は、前記第2の油貯留部の底面に接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。
- 前記リリーフ弁排油路の第2の油貯留部側端部は、前記第2の油貯留部の鉛直方向最上部よりも高い位置に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。
- 前記油経路には、さらに低圧油路切替弁が設けられ、
前記低圧油路切替弁は、第1の作動位置と第2の作動位置とに切替可能な弁体を備え、
前記低圧油路切替弁には、前記油圧供給源に連通する第1油路と、前記電動機あるいは前記動力伝達経路の潤滑部あるいは冷却部である低圧供給先に連通する低圧油路と、が接続され、
前記低圧油路は、互いに並列に配置された第1低圧油路と第2低圧油路とを有し、
前記第1低圧油路と前記第2低圧油路とで、流路抵抗が異なり、
前記低圧油路切替弁は、前記弁体が前記第1の作動位置で、前記第1油路と前記第1低圧油路とを連通状態とし、前記弁体が前記第2の作動位置で、前記第1油路と前記第2低圧油路とを連通状態とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。 - 前記低圧油路切替弁には、前記油圧式断接手段に連通する第2油路がさらに接続され、
前記低圧油路切替弁は、前記弁体が前記第1の作動位置で、さらに前記第1油路と前記第2油路とを連通状態とし、前記弁体が前記第2の作動位置で、さらに前記第1油路と前記第2油路とを連通状態とすることを特徴とする請求項5に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。 - 前記低圧油路切替弁は、前記弁体が前記第1の作動位置で、前記第1油路と前記第2低圧油路とを遮断状態とし、前記弁体が前記第2の作動位置で、前記第1油路と前記第1低圧油路とを遮断状態とすることを特徴とする請求項5又は6に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。
- 前記低圧油路切替弁は、前記弁体を前記第2の作動位置から前記第1の作動位置の方向に付勢する弾性手段と、
前記弁体を前記第1の作動位置から前記第2の作動位置の方向に付勢する油を収容する油室と、を備え、
前記油室は、前記第1油路と前記第2油路の少なくとも一方と常時連通するように接続され、
前記油圧供給源は、前記油圧式断接手段に供給する油圧を可変に駆動可能であり、
前記低圧油路切替弁は、前記油室の油圧が所定圧に達したときに、前記弁体が前記第1の作動位置から前記第2の作動位置に移動するように設定されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。 - 前記第1低圧油路よりも前記第2低圧油路の方が流路抵抗が大きくなるように形成されることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。
- 前記第1低圧油路と前記第2低圧油路に流路抵抗手段を配設し、
前記第1低圧油路の流路抵抗手段よりも、前記第2低圧油路の流路抵抗手段の方が流路抵抗が大きくなるように形成されることを特徴とする請求項9に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。 - 前記流路抵抗手段は、流路に配設する縮径部であって、
前記第1低圧油路の縮径部の最小流路断面積よりも、前記第2低圧油路の縮径部の最小流路断面積の方が小さくなるように前記第1低圧油路と前記第2低圧油路が形成されることを特徴とする請求項10に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。 - 前記第1低圧油路の流路断面積よりも、前記第2低圧油路の流路断面積の方が小さくなるように前記第1低圧油路と前記第2低圧油路が形成されることを特徴とする請求項9に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。
- 前記第1低圧油路の、前記低圧油路切替弁から前記低圧供給先までの流路長よりも、前記第2低圧油路の、前記低圧油路切替弁から前記低圧供給先までの流路長の方が長くなるように前記第1低圧油路と前記第2低圧油路が形成されることを特徴とする請求項9に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。
- 前記第1低圧油路と前記第2低圧油路は下流側で合流し共通の低圧油路を形成することを特徴とする請求項5〜13のいずれか1項に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。
- 前記第1低圧油路の流路抵抗手段及び前記第2低圧油路の流路抵抗手段よりも下流側で、且つ前記低圧供給先よりも上流側に他の流路抵抗手段を備え、
前記他の流路抵抗手段よりも前記第1低圧油路の流路抵抗手段の方が流路抵抗が大きいことを特徴とする請求項10に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。 - 前記第1低圧油路の流路抵抗手段及び前記第2低圧油路の流路抵抗手段よりも下流側で、且つ前記低圧供給先よりも上流側に他の縮径部を備え、
前記他の縮径部の最小流路断面積よりも前記第1低圧油路の最小流路断面積の方が小さいことを特徴とする請求項11に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。 - 前記断接手段油路切替弁は、前記弁体と、前記弁体を前記開弁位置から前記閉弁位置方向へ付勢する弾性手段と、前記弁体を前記閉弁位置から前記開弁位置方向へ付勢する油を収容する油室と、を備え、
前記断接手段油路切替弁は、前記油室の油圧が所定圧に達したときに、前記弁体が前記閉弁位置から前記開弁位置に移動し、
前記油室と前記油圧供給源とを接続する油経路には、電気的駆動手段を有する電気的駆動油路切替弁が配設され、
前記電気的駆動油路切替弁は、前記油室と前記油圧供給源とを連通状態とする開弁位置と、前記油室と前記油圧供給源とを遮断状態とする閉弁位置とを切替可能な弁体と、前記弁体を前記閉弁位置から前記開弁位置方向へ付勢する弾性手段と、を備え、
前記電気的駆動油路切替弁は、前記電気的駆動手段への電力非供給時に、前記弁体が前記開弁位置に位置して、前記油室と前記油圧供給源とを連通状態とし、
前記電気的駆動油路切替弁は、前記電気的駆動手段への電力供給時に、前記弁体が前記閉弁位置に位置して、前記油室と前記油圧供給源とを遮断状態とすることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の車両用駆動装置の油圧制御装置。
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