JP5246455B2 - イベント報知装置、イベント報知方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

イベント報知装置、イベント報知方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、イベント報知装置、イベント報知方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
現在、ユーザに携帯電話での着信等のイベントを報知するには、例えば、着信音、着信メロディ等の音による提示;バイブレーション等の振動による提示;LEDランプの点灯等の光による提示が一般的である。前述の音および振動の提示によるイベントの報知には、突然の音や振動の発生により、ユーザを驚かせ、または不快感を与える問題がある。
この問題の解決のために、着信報知音を時間的に徐々に増大させる方法(例えば、特許文献1参照)、着信報知振動を徐々に増大させる方法(例えば、特許文献2参照)、またはこれらを組合せる方法(例えば、特許文献3および4参照)が提案されている。また、イベントを報知する装置を、ユーザの手首等に装着させ、この装置から低周波の電気的刺激を人体(ユーザ)に付与する方法が提案されている(特許文献5参照)。なお、前述の着信報知音を時間的に徐々に増大させる方法を、Ramped Ringerという。
特開平5−83332号公報 特開2002−305564号公報 特開2004−146934号公報 特開2005−130106号公報 特開平11−215213号公報
しかしながら、特許文献1から4記載の方法には、ユーザに驚きまたは不快感を与えないようするために初期の着信音または着信振動を小さくすると、ユーザがイベントの報知に気付くまでの即時性に欠けるという問題がある。また、特許文献5記載の方法には、安全に電気刺激をユーザに付与するのに、弱い電気刺激から開始する必要があるため、前述と同様に、即時性に欠けるという問題がある。
本発明の目的は、ユーザを驚かせ、または不快感を与えることなく、即時性に優れるイベントの報知が可能なイベント報知装置、イベント報知方法、プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のイベント報知装置は、
ユーザに報知するイベントを検出して、報知データを出力する報知イベント検出手段と、
前記報知データを受け取るまでの間、ユーザに刺激を提示する制御を行う刺激提示データを出力し、前記報知データを受け取ると、前記提示されている刺激を除去する制御を行う刺激除去データを出力する刺激制御手段と、
前記刺激提示データを受け取ることにより刺激を提示し、前記刺激除去データを受け取ることにより前記提示されている刺激を除去する刺激提示手段と、
前記刺激の提示および除去をユーザに伝達する伝達手段とを含み、
前記刺激提示データが、刺激を徐々に大きくして、ユーザに提示する制御を行うデータであることを特徴とする。
また、本発明のイベント報知方法は、
ユーザに報知するイベントが発生するまでの間、ユーザに刺激を提示して、イベント報知の準備をするイベント報知準備ステップと、
前記イベントが発生すると、前記提示されている刺激を除去して、前記イベントをユーザに報知するイベント報知ステップとを含み、
前記イベント報知準備ステップにおいて、刺激を徐々に大きくして、ユーザに提示することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、
前記本発明のイベント報知方法を、コンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の記録媒体は、
前記本発明のプログラムを記録していることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザを驚かせ、または不快感を与えることなく、即時性に優れるイベントの報知が可能なイベント報知装置、イベント報知方法、プログラムおよび記録媒体を提供することができる。
本発明のイベント報知装置の実施形態1における一例の構成を示すブロック図である。 図1のイベント報知装置を用いたイベント報知方法の一例を示すフローチャートである。 図2のイベント報知方法における時間ステップと刺激の大きさとの関係の一例を示すグラフである。 図3のグラフの一部を拡大したグラフである。 図2のイベント報知方法における時間ステップと刺激の大きさとの関係のその他の例を示すグラフである。 本発明のイベント報知装置の実施形態2における一例の構成を示すブロック図である。 図6のイベント報知装置を用いたイベント報知方法の一例を示すフローチャートである。 図7のイベント報知方法における順応時間と刺激の大きさとの関係の一例を示すグラフである。 本発明のイベント報知装置の実施形態3における一例の構成を示すブロック図である。 図9のイベント報知装置を用いたイベント報知方法の一例を示すフローチャートである。 本発明のイベント報知装置の実施形態4における一例の構成を示すブロック図である。 図11のイベント報知装置を用いたイベント報知方法の一例を示すフローチャートである。 (a)は、本発明のイベント報知装置の実施形態5における一例の構成を示す断面図である。(b)は、同装置の底面図である。 図13のイベント報知装置を用いたイベント報知方法の一例を示す斜視図である。 図13のイベント報知装置を用いたイベント報知方法の一例を示す断面図である。 図13のイベント報知装置を用いたイベント報知方法の一例を示すフローチャートである。 本発明のイベント報知装置の実施形態6における一例の構成を示す断面図である。 図17のイベント報知装置を用いたイベント報知方法の一例を示す断面図である。 本発明のイベント報知装置の実施形態7における一例の構成を示す斜視図である。 音の大きさの等間隔曲線図の一例である。 図19のイベント報知装置を用いたイベント報知方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明のイベント報知装置、イベント報知方法、プログラムおよび記録媒体について、例をあげて詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態1)
図1に、本実施形態のイベント報知装置の一例の構成を示す。図示のとおり、このイベント報知装置10は、報知イベント検出手段11と、刺激制御手段12と、刺激提示手段13と、伝達手段14とを含む。前記報知イベント検出手段11は、前記刺激制御手段12に電気的に接続されている。前記刺激制御手段12は、前記刺激提示手段13に電気的に接続されている。前記刺激提示手段13は、前記伝達手段14に電気的に接続されている。
前記報知イベント検出手段は、例えば、本実施形態のイベント報知装置が、携帯電話機、携帯型ノートPC、携帯型ゲーム機、携帯型音楽プレーヤ等の電子機器等に内蔵される場合は、入出力信号の送受信処理を行う送受信部を含んでもよい。また、本実施形態のイベント報知装置が、前述の電子機器等とは、別体の装置である場合には、アンテナと、前記アンテナを通じて入出力される信号の送受信処理を行う送受信部とを含んでもよい。
前記刺激制御手段は、例えば、中央演算処理回路(CPU)を含む。前記刺激制御手段が実行する刺激の制御は、後述する。なお、本実施形態のイベント報知装置が、例えば、操作部、表示部、メモリ等を含む場合には、前記刺激制御手段は、例えば、これらと電気的に接続されていてもよい。
刺激提示手段は、特に制限されず、ユーザに提示する刺激の種類に応じて適宜選択可能である。前記刺激は、特に制限されず、例えば、圧、振動、音等があげられる。前記刺激が圧、振動、音等である場合には、前記刺激提示手段としては、例えば、アクチュエータ等があげられる。なお、本実施形態のイベント報知装置では、前記刺激提示手段が、前記伝達手段に電気的に接続されているが、本発明は、この例に限定されない。前記刺激提示手段は、例えば、前記伝達手段に機械的に接続されていてもよい。前記アクチュエータとしては、例えば、電磁力、静電力、摩擦力を利用する各種モータ、圧電および磁気ひずみ効果を利用する変換器、油圧式モータ、シリンダ等があげられる。
前記伝達手段は、特に制限されず、ユーザに提示する刺激の種類に応じて適宜選択可能である。前記刺激が振動である場合には、前記伝達手段は、例えば、バイブレータである。また、前記刺激が音である場合には、前記伝達手段は、例えば、スピーカである。
本実施形態のイベント報知装置がユーザに報知するイベントは、特に制限されない。前記イベントとしては、例えば、携帯電話機、携帯型ノートPC、携帯型ゲーム機、携帯型音楽プレーヤ等の電子機器における、予め設定された時刻の到来、通話、メール着信、Web等の通信の確立、前記通信の遮断、ダウンロード完了、アップロード完了、データ送受信の完了、ゲームでのイベント発生および機器操作に対する反応、アプリケーションでのイベント発生および機器操作に対する反応、端末内で発生する内容またはユーザへの反応等があげられる。
つぎに、図1および図2に基づき、本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法を説明する。前記両図において、同一部分には同一符号を付している。本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法は、刺激提示データ出力ステップと、刺激提示ステップと、提示刺激伝達ステップと、報知データ出力ステップと、刺激除去データ出力ステップと、刺激除去ステップと、刺激除去伝達ステップとを含む。前記刺激提示データ出力ステップ、前記刺激提示ステップおよび前記提示刺激伝達ステップは、前記「イベント報知準備ステップ」に相当する。また、前記刺激除去データ出力ステップ、前記刺激除去ステップおよび前記刺激除去伝達ステップは、前記「イベント報知ステップ」に相当する。前記報知データ出力ステップは、「イベント発生を検出するイベント検出ステップ」に相当する。本発明のイベント報知方法は、本発明のイベント報知装置を用いずに行ってもよいが、例えば、本実施形態および以下の各実施形態のように、本発明のイベント報知装置を用いて行うことが好ましい。
〔刺激提示データ出力ステップ、刺激提示ステップおよび提示刺激伝達ステップ〕
本実施形態のイベント報知装置では、イベントが発生していない状態で、まず、前記刺激制御手段12は、前記刺激提示手段13に、ユーザに刺激を提示する制御を行う刺激提示データbを、電気的信号として出力する(刺激提示データ出力ステップ、図2のステップS201、以下、図番号省略)。前記刺激提示手段13は、前記刺激提示データbを受け取り、刺激を発生させて、前記伝達手段14に、発生させた刺激を提示する(刺激提示ステップ)。前記伝達手段14は、前記提示されている刺激を、ユーザに伝達して提示する(提示刺激伝達ステップ)。図2では、前記刺激提示ステップと前記提示刺激伝達ステップとを合わせて、ステップS202としている。イベントの発生が無い場合(No)には、前記ステップS201および前記S202を繰り返し、この状態を保持する。
〔報知データ出力ステップ〕
前述のように、ユーザに刺激が提示されている状態で、イベントが発生した場合(Yes)には、前記報知イベント検出手段11は、このイベントを検出する。報知イベント検出手段11は、前記イベントを検出すると、前記刺激制御手段12に、報知データaを、電気的信号として出力する(ステップS203)。
〔刺激除去データ出力ステップ、刺激除去ステップおよび刺激除去伝達ステップ〕
前記刺激制御手段12は、前記報知データaを受け取り、前記ユーザに提示されている刺激を除去する制御を行う刺激除去データcを、前記刺激提示手段13に、電気的信号として出力する(刺激除去データ出力ステップ、ステップS204)。前記刺激提示手段13は、前記刺激除去データcを受け取り、前記提示されている刺激を除去する(刺激除去ステップ)。前記伝達手段14は、前記刺激の除去をユーザに伝達して、ユーザに提示されている刺激を除去する(刺激除去伝達ステップ)。図2では、前記刺激除去ステップと前記刺激除去伝達ステップとを合わせて、ステップS205としている。
本実施形態のイベント報知装置では、前述のようにして、イベントが発生するまでの間に、ユーザに刺激を提示し、イベントが発生すると提示している刺激を除去して、ユーザにイベントを報知する。このため、本実施形態のイベント報知装置では、従来のように、イベントの報知時に突然の振動や音の発生により、ユーザを驚かせ、または不快感を与えることがない。また、刺激を除去することによりイベントを報知するため、報知開始後すぐに、ユーザがイベントの発生に気付くことができる。この結果、本実施形態のイベント報知装置では、即時性に優れるイベントの報知が可能である。本実施形態のイベント報知装置において、これらの効果が奏されるのは、例えば、人は、普段気に留めない力、振動、音等の刺激を突然遮断することにより、これらの刺激があったことに気が付くというメカニズムを利用していることによると推察される。ただし、本発明は、この推察により限定および制限されない。
また、本実施形態のイベント報知装置では、前述のように、刺激を除去することで、イベントを報知するので、ユーザに不快感を与えないだけでなく、例えば、ユーザは開放感を感じることができる。また、本実施形態のイベント報知装置では、従来のように、イベントの報知に際して、音や振動等を増大させないため、例えば、周囲の人をも驚かせ、または不快感を与えることもない。
前記イベント報知準備ステップでは、刺激を徐々に大きくして、ユーザに提示する。図3に、その一例を示す。なお、この例では、刺激が圧である場合を説明する。図3は、時間ステップ(横軸:30ステップ)と刺激の大きさ(縦軸)との関係を示すグラフである。図示のとおり、時間ステップ1から22までが、前記イベント報知準備ステップであり、時間ステップ26が、前記イベント報知ステップである。このように、前記イベント報知準備ステップにおいて、刺激を徐々に大きくして、ユーザに提示すれば、よりユーザに気付かれることなく刺激を提示することができる。
前記時間ステップ1において、準備開始時点で最初にユーザに提示する刺激の大きさは、図3に示すように、ユーザが刺激を感じ取ることのできる最小値である刺激域未満であることが好ましい。このようにすれば、前記イベント報知準備ステップにおいて、さらにユーザに気付かれることなく刺激を提示することができる。なお、前記刺激域は、例えば、人の感覚受容器として圧力を主に感じる受容器であるメルケル細胞(SAI)の刺激域である、約1.3[mN]である。
前記イベント報知準備ステップでは、例えば、刺激が変化したことにユーザが気付くことのできる最少刺激差である弁別閾未満の刺激量で、刺激を徐々に大きくして、ユーザに提示してもよい。図4に基づき、前記弁別閾を説明する。図4は、前記図3における時間ステップ13から16部分を拡大したグラフである。図示のとおり、基準となる圧刺激をIとし、増大させる圧刺激をΔIとする。このIとΔIとには、下記式(I)に示す関係が成り立つ。この式におけるCを、ウェーバー比(定数)という。圧刺激において、前述のウェーバー比は、例えば、0.14〜0.2である。

C=ΔI/I (I)

ここで、各時間ステップでの刺激量をIとすると、下記式(II)に示す漸化式が成り立つ。

=Ik−1+ΔI=Ik−1(1+C) (II)

k=0,1,2・・・,22

この各時間ステップでの刺激量の増大が、前記弁別閾未満での刺激量の増大に相当する。
前記イベント報知ステップでは、例えば、ユーザに提示されている刺激の一部のみを除去してもよい。図5に、その一例を示す。なお、この例では、刺激が圧である場合を説明する。図5は、時間ステップ(横軸:50ステップ)と、刺激の大きさ(縦軸)との関係を示すグラフである。図示のとおり、時間ステップ1から22までが、1回目のイベント報知準備ステップであり、時間ステップ26から33までが、2回目のイベント報知準備ステップであり、時間ステップ37から44までが、3回目のイベント報知準備ステップである。また、時間ステップ26が、1回目のイベント報知ステップであり、時間ステップ37が、2回目のイベント報知ステップであり、時間ステップ48が、3回目のイベント報知ステップである。前記1回目および2回目のイベント報知ステップにおいて、ユーザに提示されている刺激の約半分のみ除去する。このようにすることで、前記イベント報知準備ステップの時間間隔を短くすることができる。このため、例えば、時間的に間隔をあけずに連続的にイベントが発生する場合にも対応可能となる。
前記刺激の除去量を、前述の弁別閾(ウェーバー比分)以上とすれば、前記イベント報知準備ステップの時間間隔を、さらに短くすることができる。
前述のようにユーザに刺激を提示するには、本実施形態のイベント報知装置において、例えば、前記刺激提示データを、前述のように刺激を提示可能なデータとすればよい。また、前述のように刺激開始時点の初期値を刺激域未満とするには、本実施形態のイベント報知装置において、例えば、前記刺激提示データを、前述の初期値で刺激を提示可能なデータとすればよい。また、前述のようにユーザに提示されている刺激を除去するには、本実施形態のイベント報知装置において、例えば、前記刺激除去データを、前述のように刺激を除去可能なデータとすればよい。
(実施形態2)
図6に、本実施形態のイベント報知装置の一例の構成を示す。同図において、図1と同一部分には同一符号を付している。図6に示すとおり、このイベント報知装置60は、タイマ管理手段65をさらに含むこと以外は、実施形態1のイベント報知装置と同様の構成を有する。すなわち、このイベント報知装置60は、報知イベント検出手段11と、刺激制御手段12と、刺激提示手段13と、伝達手段14と、タイマ管理手段65とを含む。前記タイマ管理手段65は、前記刺激制御手段12に電気的に接続されている。
前記タイマ管理手段は、例えば、後述するインターバルデータを構築し、出力可能な中央演算処理回路(CPU)を含む。
つぎに、図6および図7に基づき、本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法を説明する。前記両図において、図1および図2と、同一部分には同一符号を付している。本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法は、インターバルデータ出力ステップをさらに含むこと以外は、実施形態1のイベント報知装置を用いたイベント報知方法と同様である。前記インターバルデータ出力ステップは、「ユーザの刺激への順応時間を管理するタイマ管理ステップ」に相当する。
〔インターバルデータ出力ステップ〕
本実施形態のイベント報知装置では、前記刺激提示ステップにおいて、前記タイマ管理手段65は、前記刺激制御手段12に、提示されている刺激に対するユーザの順応時間を管理するインターバルデータdを、電気的信号として出力する(図7のステップS701)。図4に基づき、前記順応時間を説明する。前記順応時間とは、ユーザが提示された刺激に慣れる(順応する)までの時間(Δt)である。前記Δtは、前記刺激が圧刺激である場合には、例えば、下記式(III)で表される。すなわち、前記順応時間は、圧刺激の刺激量に比例し、圧刺激面積に反比例する。

Δt∝ΔI/S (III)

Δt:各時間ステップでの順応時間
ΔI:各時間ステップでの刺激量
S :圧刺激面積

この順応時間を、各時間ステップで設定される時間とすることができる。このようにすることで、ユーザは提示されている刺激に慣れ、刺激があることに気付かなくなる。このため、本実施形態のイベント報知装置では、前記イベント報知準備ステップにおいて、さらにユーザに気付かれることなく刺激を提示することができる。
図8に、順応時間とユーザに提示される刺激の大きさとの関係の一例を示す。同図において、時間ステップ1から22までが、前記イベント報知準備ステップであり、時間ステップ26が、前記イベント報知ステップである。この例では、前記順応時間(時間ステップの時間)を一定としている。前述のとおり、前記順応時間は、圧刺激の刺激量に比例し、圧刺激面積に反比例する。この例では、圧刺激面積を考慮しないものとする。このため、時間ステップ当たりの圧刺激の増大量は、前記ΔIにより決定され、この例における前記イベント報知準備ステップでは、時間ステップを追うごとに、圧刺激の増大量が大きくなる。なお、この例では、前記圧刺激の増大は、時間ステップごとに階段状であるが、本発明は、これに限定されない。前記圧刺激の増大は、例えば、前記階段状の増大に近似的な曲線状であってもよい。
(実施形態3)
図9に、本実施形態のイベント報知装置の一例の構成を示す。同図において、図6と同一部分には同一符号を付している。図9に示すとおり、このイベント報知装置90は、刺激状態検出手段96をさらに含むこと以外は、実施形態2のイベント報知装置と同様の構成を有する。すなわち、このイベント報知装置90は、報知イベント検出手段11と、刺激制御手段12と、刺激提示手段13と、伝達手段14と、タイマ管理手段65と、刺激状態検出手段96とを含む。前記刺激状態検出手段96は、前記刺激制御手段12と前記刺激提示手段13とに電気的に接続されている。
前記刺激状態検出手段は、例えば、後述するフィードバックデータを構築し、出力可能な中央演算処理回路(CPU)を含む。
つぎに、図9および図10に基づき、本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法を説明する。前記両図において、図6および図7と、同一部分には同一符号を付している。本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法は、フィードバックデータ出力ステップをさらに含むこと以外は、実施形態2のイベント報知装置を用いたイベント報知方法と同様である。前記フィードバックデータ出力ステップは、「イベント報知準備ステップおよびイベント報知ステップにおける刺激を検出して、イベント報知準備ステップおよびイベント報知ステップに、検出された刺激値をフィードバックするフィードバックステップ」に相当する。
〔フィードバックデータ出力ステップ〕
本実施形態のイベント報知装置では、ユーザに刺激が提示されている状態において、前記刺激状態検出手段96は、前記刺激提示手段13における刺激の提示状態を検出する。そして、この検出結果を基に、前記刺激状態検出手段96は、前記刺激制御手段12に、前記刺激提示手段13を正確に制御するためのフィードバックデータeを、電気的信号として出力する(図10のステップS1001)。このようにすることで、例えば、ユーザに提示される刺激の精度を向上させることができる。
(実施形態4)
図11に、本実施形態のイベント報知装置の一例の構成を示す。同図において、図9と同一部分には同一符号を付している。図11に示すとおり、このイベント報知装置110は、外部刺激検出手段117をさらに含むこと以外は、実施形態3のイベント報知装置と同様の構成を有する。すなわち、このイベント報知装置110は、報知イベント検出手段11と、刺激制御手段12と、刺激提示手段13と、伝達手段14と、タイマ管理手段65と、刺激状態検出手段96と、外部刺激検出手段117とを含む。前記外部刺激検出手段117は、前記刺激制御手段12に電気的に接続されている。
前記外部刺激検出手段は、例えば、後述する開始準備タイミングデータを構築し、出力可能な中央演算処理回路(CPU)を含む。
つぎに、図11および図12に基づき、本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法を説明する。前記両図において、図9および図10と、同一部分には同一符号を付している。本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法は、開始準備タイミングデータ出力ステップをさらに含むこと以外は、実施形態3のイベント報知装置を用いたイベント報知方法と同様である。前記開始準備タイミングデータ出力ステップは、「外部からの刺激を検出して、前記イベント報知準備ステップを開始するタイミングを調整するタイミング調整ステップ」に相当する。
〔開始準備タイミングデータ出力ステップ〕
本実施形態のイベント報知装置では、前記外部刺激検出手段117は、装置外部からの刺激を検出する。そして、この検出結果を基に、前記外部刺激検出手段117は、前記刺激制御手段12に、前記刺激提示データbを出力するタイミングを調整する準備開始タイミングデータfを、電気的信号として出力する(図12のステップS1201)。このようにすることで、例えば、ユーザが端末に接触する時、ユーザが端末を装着する時、ユーザが端末を操作する時等の私生活での騒音、振動、圧力等に紛れ込ませて、ユーザへの刺激の提示を開始することができる。このため、例えば、準備開始時の初期の刺激を大きくすることができ、この結果、例えば、前記イベント報知準備ステップの時間を短くすることができる。
(実施形態5)
図13に、本実施形態のイベント報知装置の一例の構成を示す。図13(a)は、このイベント報知装置の断面図であり、図13(b)は、同底面図である。本実施形態のイベント報知装置は、前述の実施形態4のイベント報知装置を具体化した装置の一例であり、腕巻き型の装置である。図示のとおり、このイベント報知装置130は、送受信部131(報知イベント検出手段)と、制御部132と、刺激提示アクチュエータ133(刺激提示手段)と、移動伝達部134aと、ガイド134bと、バンド部134cと、検出部137と、表示部138と、外装筐体139とを含む。なお、以下、刺激提示アクチュエータについては、単にアクチュエータという。前記送受信部131、前記制御部132および前記アクチュエータ133は、前記外装筐体139内に配置されている。前記バンド部134cは、前記外装筐体139の外周面に、その両端が連結されている。前記移動伝達部134aは、前記ガイド134bに沿うように配置された状態で、前記アクチュエータ133に、機械的に連結されている。前記検出部137は、前記移動伝達部134aのユーザに接する側に配置されている。前記表示部138は、前記外装筐体139の前記移動伝達部134aとは反対側の面に配置されている。前記送受信部131、前記アクチュエータ133、前記検出部137および前記表示部138は、前記制御部132に、電気的に接続されている。前記制御部132は、前述の刺激制御手段およびタイマ管理手段を含む。前記検出部137は、前述の提示状態検出手段および外部刺激検出手段を含む。前記移動伝達部134a、前記ガイド134b、前記バンド部134cを合せたものが、本実施形態のイベント報知装置における前述の伝達手段である。
つぎに、図14から図16に基づき、本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法を説明する。図14は、本実施形態のイベント報知装置を装着した状態を示す斜視図である。図15は、同装置がユーザに圧刺激を提示する機構を説明する断面図である。図16は、同装置を用いたイベント報知方法を説明するフローチャートである。前記三図において、図13と同一部分には同一符号を付している。まず、図14に示すように、本実施形態のイベント報知装置130を、ユーザの腕141に巻き付ける。本実施形態のイベント報知装置は、ユーザの腕に対して提示された圧刺激を、除去することで、イベントの報知を行う装置である。このイベント報知装置130を、ユーザの腕に巻きつけた状態で起動させる。この状態で、まず、前記検出部137が、装置外部の刺激を検出する(図16のステップS1601、以下、図番号省略)。この検出結果に基づき、前述の準備開始タイミングデータを、前記制御部132に出力する。これにより、例えば、ユーザに気付かれることのない最適のタイミングで、圧刺激の提示が開始可能となる。
前記準備開始タイミングデータを受け取った前記制御部132は、前述の刺激域未満の初期値で、ユーザに刺激を提示する刺激提示データを、前記アクチュエータ133に出力する。前記刺激提示データを受け取った前記アクチュエータ133は、前記移動伝達部134cを、前記外装筐体139の外側方向に移動させる力を発生させる。前記力は、前述のように配置された前記移動伝達部134aに伝達され、前記移動伝達部134aは、前記ガイド134bに沿って、図15(a)に示すように、前記外装筐体139の外側方向(同図中の矢印方向)に移動する。ユーザの腕は、前記バンド部134cに囲まれているため、前記移動により発生した圧刺激が、ユーザに締め付け圧として提示される。このようにして、前述の刺激域未満の圧刺激で、ユーザに対する刺激の提示が開始される(ステップS1602)。なお、図15(a)では、説明の便宜上、ユーザの腕(図14における符号141)の記載を省略している。以下、図15(b)においても、同様とする。また、前述のとおり、前記ステップS1601および前記ステップS1602は、いずれも圧刺激の提示を、よりユーザに気付かれにくくするためのステップである。このため、本実施形態のイベント報知装置を使用するにあたっては、必ずしも、前記両ステップを実施する必要はない。以下、ステップS1603およびステップS1604の両ステップにおいても、同様である。
前述のように開始された圧刺激の提示では、イベントが発生していない状態(No)で、圧刺激を提示していることに、さらにユーザに気付かれにくくするために、前記制御部132では、前述のインターバルデータが出力されている。これにより、ユーザの圧刺激に対する前述の順応時間まで圧刺激の増加を待機させ(ステップS1603)、ユーザが圧刺激に順応したところで、刺激量を増大させる。このようにして、徐々に圧刺激を増大させていく。また、ユーザに提示する圧刺激は、弁別閾未満の刺激量で増大させる(ステップS1604)。このようにすることで、例えば、刺激の提示を、さらにユーザに気付かれにくくすることができる。また、この状態で、前記検出部137では、ユーザに提示されている圧刺激を検出し、この検出結果に基づき、前記制御部132では、前述のフィードバックデータが出力されている。これにより、例えば、ユーザに提示される圧刺激を正確に制御することができる。イベントが発生するまで、前述のステップを繰り返し、ユーザに刺激が提示されている状態を保持する。
前述のとおり、ユーザの圧刺激に対する順応時間は、圧刺激の刺激量に比例し、圧刺激面積に反比例する。ここで、前記アクチュエータ133の圧刺激提示可能な面積を、所定の面積とし、50[mg](5.0×10−5×9.8=0.5[mN])の圧刺激に対するユーザの順応時間を、例えば、2.4[秒]とする。この場合、前述のΔIを、約8[mN]とするには、ユーザに圧刺激を提示する圧刺激面積が、前記アクチュエータ133の圧刺激提示可能な面積と同じである場合、順応時間が、38.4[秒]必要となる。しかしながら、本実施形態のイベント報知装置では、前述のとおり、ユーザへの圧刺激の提示に、前記移動提示手段134aと前記バンド部134cとを用いている(例えば、図13(b)参照)。このため、圧刺激面積を、例えば、前記アクチュエータ133の圧刺激提示可能な面積の数十倍程度大きくすることができ、順応時間を、例えば、数十分の一に短縮することができる。
前述の状態において、イベントが発生する(Yes)と、例えば、その発生を報知する信号を、前記送受信部131が受け取って、イベントを検出する。イベントを検出した結果、前記送受信部131は、前記制御部132に、前述の報知データを出力する。前記報知データを受け取った前記制御部132は、前述の刺激除去データを、前記アクチュエータ133に出力する。前記刺激除去データを受け取った前記アクチュエータ133は、前記力の発生を停止する。このため、前記移動伝達部134aを移動させる力が無くなり、前記移動伝達部134aは、例えば、図15(b)に示すように、元の位置に戻る。この結果、ユーザに提示されている刺激が除去され(ステップS1605)、ユーザにイベントの発生が報知される。このようにすることで、本実施形態のイベント報知装置では、ユーザに不快感を与えることなく、即時性に優れたイベントの報知が可能である。なお、イベントの報知時には、前記表示部138に、例えば、イベント内容が表示されてもよい。前記イベントは、前述のとおりである。
(実施形態6)
図17に、本実施形態のイベント報知装置の一例の構成を示す。本実施形態のイベント報知装置は、前述の実施形態4のイベント報知装置を具体化した装置の別の一例であり、腕巻き型の装置である。図示のとおり、このイベント報知装置170は、送受信部131と、制御部132と、アクチュエータ173と、ラック174aと、ピニオン174bと、バンド部174cと、検出部137と、表示部138と、外装筐体179とを含む。前記送受信部131、前記制御部132、前記アクチュエータ173および前記ピニオン174bは、前記外装筐体179内に配置されている。前記検出部137は、前記外装筐体179のユーザに接する側に配置されている。前記表示部138は、前記外装筐体179の前記検出部137とは、反対側の面に配置されている。前記ピニオン174bは、前記アクチュエータ173に、機械的に接続され、前記アクチュエータ173により発生される力により、回転可能に配置されている。前記ラック174aは、前記バンド部174cの一端側に固定されている。前記バンド部174cの他端は、前記外装筐体179の外周面に連結されている。前記バンド部174cの一端側は、前記ラック174aと前記ピニオン174bとが、噛合可能なように、前記外装筐体179内部に引き込まれている。前記送受信部131、前記アクチュエータ173、前記検出部137および前記表示部138は、前記制御部132に、電気的に接続されている。これらの点を除いて、本実施形態のイベント報知装置は、前述の実施形態5のイベント報知装置と同様の構成を有する。
つぎに、図18に基づき、本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法を説明する。同図において、図17と同一部分には同一符号を付している。なお、本実施形態のイベント報知装置を用いたイベント報知方法は、下記の点を除き、前述の実施形態5のイベント報知装置を用いたイベント報知方法と同様である。すなわち、本実施形態のイベント報知装置では、前記アクチュエータ173で発生される力により、前記ピニオン174bが回転する。この回転により、図18(a)に示すように、前記ラック174aは、前記外装筐体179内を、前記バンド部の他端方向に向かって移動する。この移動により、前記ラック174aを固定している前記バンド部174cの一端側が、前記外装筐体179内により引き込まれる。これにより、ユーザの腕に、締め付け圧(同図において、矢印方向の圧刺激)が提示される。一方、イベントが発生すると、前記力が除去されることにより、前記ピニオン174bが、締め付け圧を提示する場合と反対向きに回転し、例えば、図18(b)に示すように、前記ラック174aは、元の位置に戻る。この結果、ユーザに提示されている刺激が除去され、ユーザにイベントの発生が報知される。
(実施形態7)
図19(a)に、本実施形態のイベント報知装置の一例の構成を示す。本実施形態のイベント報知装置は、前述の実施形態4のイベント報知装置を具体化した装置のさらに別の一例である。図示のとおり、本実施形態のイベント報知装置190aは、携帯電話機191aに内蔵されており、前述の伝達手段として、バイブレータ194aを含む。その他の構成部材は、図示を省略する。なお、図19(a)では、説明の便宜上、前記携帯電話機191aにおけるボタンの一部の記載を省略している。また、本実施形態のイベント報知装置は、携帯電話機に搭載されているが、本発明は、この例に限定されず、例えば、携帯型ノートPC、携帯型ゲーム機、携帯型音楽プレーヤ等の電子機器に内蔵されてもよい。
前記バイブレータは、例えば、圧電素子、偏心モータ等のバイブレーションにより振動を発生させる。本実施形態のイベント報知装置では、前記バイブレータの振動の変化により、ユーザにイベントを報知する。このような報知のメカニズムを以下に説明する。ただし、以下のメカニズムは、推察であり、本発明は、この推察により限定および制限されない。
振動を主に感じる受容器は、例えば、マイスナー小体(FAI)とパチニ小体(FAII)である。前記マイスナー小体(FAI)の刺激域は、約0.58[mN]である。前記パチニ小体(FAII)の刺激域は、約0.54[mN]である。振動の振幅を変化させることにより、振動による刺激の大きさを変化させることができる。この振幅の変化により、ユーザにイベントを報知する。なお、前記両受容器では、その周波数特性が異なる。携帯電話機で用いられるバイブレータでは、例えば、両受容器において最も感度が高い200[Hz]付近の周波数の振動が用いられる。前述の周波数帯の振動を、特に感じることのできる受容器は、前述のパチニ小体(FAII)であり、その刺激域は、概ね−20[dB](1.0μm基準)である。前記振動の周波数を、200[Hz]とすると、振動刺激に対する振幅のウェーバー比は、約0.2である。このため、前述の実施形態2と同様に、刺激域とウェーバー比により、漸化式を構成可能である。
本実施形態のイベント報知装置では、例えば、前述の刺激提示データおよび前述の刺激除去データとして、振動の振幅を制御するデータを用いる。これらの点を除き、本実施形態のイベント報知装置は、前述の実施形態4のイベント報知装置と同様にしてイベントを報知可能である。このようにすることで、着信等のイベントが発生するまでの間に、振動刺激をユーザに気付かれることなく提示することができ、イベントが発生した際には、例えば、提示されている振動刺激を除去することで、ユーザに対して、即時性に優れるイベントの報知が可能である。
本実施形態のイベント報知装置では、携帯電話機が備えるバイブレータをそのまま用いることもできるため、例えば、低コストに製造可能である。また、本実施形態のイベント報知装置は、予め設定された時刻の報知、データ送受信の完了等、イベントの発生するタイミングが予め分かっているイベントの報知に用いることが好ましい。このような場合には、イベントの報知のタイミングから、ユーザに刺激を提示する時間を差し引いたタイミングで、刺激提示を開始することが好ましい。
本実施形態のイベント報知装置は、例えば、前記振動の振幅に代えて、音の振幅の変化によりユーザにイベントを報知してもよい。図19(b)に、このイベント報知装置の一例の構成を示す。図示のとおり、このイベント報知装置190bは、携帯電話機191bに内蔵されており、前述の伝達手段として、スピーカ194bを含む。これらの点を除き、このイベント報知装置は、前述のイベント報知装置190aと同様の構成を有する。なお、図19(b)では、説明の便宜上、前記携帯電話機191bにおける表示部の一部の記載を省略している。
前記スピーカは、従来公知のものを使用可能である。このイベント報知装置では、人が音として感じる可聴域を利用して、前記スピーカの音の変化により、ユーザにイベントを報知する。このような報知のメカニズムを以下に説明する。ただし、以下のメカニズムは、推察であり、本発明は、この推察により限定および制限されない。
音の刺激の刺激域は、最小可聴域である。前記最小可聴域は、音の周波数が100[Hz]の場合には、約20[dB]である。また、音刺激に対する振幅のウェーバー比は、粗近似として、0.1程度である。このため、前述の振動の場合と同様に、刺激域とウェーバー比により、漸化式を構成可能である。
このイベント報知装置では、例えば、前述の刺激提示データおよび前述の刺激除去データとして、音の振幅を制御するデータを用いる。この点を除き、このイベント報知装置は、前述の実施形態4のイベント報知装置と同様にしてイベントを報知可能である。このようにすることで、着信等のイベントが発生するまでの間に、音刺激をユーザに気付かれることなく提示することができ、イベントが発生した際には、例えば、提示されている音刺激を除去することで、ユーザに対して、即時性に優れるイベントの報知が可能である。
本実施形態のイベント報知装置は、例えば、前記振動の振幅または前記音の振幅に代えて、前記振動の振動数(周波数)または前記音の振動数(周波数)の変化によりユーザにイベントを報知してもよい。このイベント報知装置は、前述のイベント報知装置190aまたは190bと同様の構成を有する。
このイベント報知装置では、バイブレータから発せられる振動の周波数またはスピーカから発せられる音の周波数を変化させて人の感覚としての刺激の大きさを変化させることにより、ユーザにイベントを報知する。このような報知のメカニズムを以下に説明する。ただし、以下のメカニズムは、推察であり、本発明は、この推察により限定および制限されない。
図20は、Robinson&Dadson(1956)により報告された、音の大きさの等間隔曲線図である。この等感覚曲線で用いられる値は、聞こえ方の主観的等価値であり、音圧レベルを示す値である[dB]に代えて、ホン(phon)で表される。図示のとおり、同じ音圧レベルの音であっても、周波数により音の聞こえ方が異なる(“新編 感覚・知覚心理学ハンドブック”、大山正、今井省吾、和気典二、p.1021参照)。例えば、60ホンの等感覚曲線では、60[dB]の音圧レベルで、周波数100[Hz]の場合、60[dB]より低い音圧レベルとして感じられる。一方、周波数500[Hz]の場合には、60[dB]より高い音圧レベルとして感じられる。この現象を利用し、前述の最小可聴域付近で周波数を推移させる。
図21に基づき、このイベント報知装置を用いたイベント報知方法を説明する。まず、ユーザへの刺激提示に先立ち、外部刺激を検出する(S2101)。ついで、前述の最小可聴域未満、すなわち、刺激域未満の周波数で、ユーザに対して刺激の提示を開始する(S2102)。例えば、40[dB]の音圧レベルで、周波数50[Hz]の場合の出力は、図20に示すように、前述の可聴域付近であり、音としてとらえることが難しい。この値を初期値として設定し、刺激の提示を開始する。ついで、出力を、刺激検知感度の高い周波数へ推移させる(S2104)。例えば、前述の初期値から、出力の周波数を、500[Hz]付近へ推移させていくと、図20に示すように、40ホンの等感覚曲線を超え、音として感じることができるようになる。なお、「音として感じる」とは、感覚器官として音を感じているという意味であり、ユーザは音の発生自体に気付いている状態ではない。前述の初期値での聞こえ方は、ほぼ可聴域上であるので、主観量は0ホンであり、前述のウェーバー比は、粗近似として、0.1程度である。このため、前述の順応時間まで待機させ(ステップS2103)、ユーザが刺激に順応したところで、約1.1倍の主観量を有する周波数へ推移させる。これを繰り返すことにより、最終的に、音圧レベルでありながら大きく聞こえることができる500[Hz]付近へと推移させる。この状態で、イベントが発生する(Yes)と、音を停止すること、または音の周波数を小さくすること等により、音刺激を除去する(ステップS2105)。これにより、ユーザにイベントの発生が報知される。
このイベント報知装置では、音の周波数について説明したが、本発明は、この例に限定されず、例えば、振動の等感覚曲線を用いることにより、同様のシステムを構築可能である。なお、本実施形態のイベント報知装置では、前述の振幅の変化と周波数の変化とを組合せて用いてもよい。
(実施形態8)
本実施形態のプログラムは、前述の本発明のイベント報知装置を用いたイベント報知方法を、同装置に実行させるプログラムである。本実施形態のプログラムは、例えば、記録媒体に記録されていてもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、HDD、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、DVD、メモリーカード等があげられる。また、本実施形態のプログラムは、例えば、予め、前述の本発明のイベント報知装置にインストールされていてもよいし、前記記録媒体またはインターネット等の回線網を介して、インストールされてもよい。なお、本実施形態のプログラムは、必ずしも、前述の本発明のイベント報知装置にインストールされている必要はなく、例えば、サーバに格納されている本実施形態のプログラムにより、前述のイベント報知方法を、前述の装置に実行させてもよい。
前述のとおり、本発明のイベント報知装置は、ユーザを驚かせ、または不快感を与えることなく、即時性に優れるイベントの報知が可能である。したがって、本発明のイベント報知装置の用途としては、例えば、携帯電話機、携帯型ノートPC、携帯型ゲーム機、携帯型音楽プレーヤ、PDA、テレビ等のリモコン、時計等の電子機器における前述のイベントの報知があげられる。ただし、その用途は限定されず、広い分野に適用可能である。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
この出願は、2009年7月9日に出願された日本出願特願2009−163199を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10、60、90、110、130、170、190a、190b イベント報知装置
11 報知イベント検出手段
12 刺激制御手段
13 刺激提示手段
14 伝達手段
65 タイマ管理手段
96 刺激状態検出手段
117 外部刺激検出手段
131 送受信部
132 制御部
133、173 アクチュエータ
134a 移動伝達部
134b ガイド
134c、174c バンド部
137 検出部
138 表示部
139、179 外装筐体
141 ユーザの腕
174a ラック
174b ピニオン
191a、191b 携帯電話機
194a バイブレータ
194b スピーカ
a 報知データ
b 刺激提示データ
c 刺激除去データ
d インターバルデータ
e フィードバックデータ
f 準備開始タイミングデータ

Claims (31)

  1. ユーザに報知するイベントを検出して、報知データを出力する報知イベント検出手段と、
    前記報知データを受け取るまでの間、ユーザに刺激を提示する制御を行う刺激提示データを出力し、前記報知データを受け取ると、前記提示されている刺激を除去する制御を行う刺激除去データを出力する刺激制御手段と、
    前記刺激提示データを受け取ることにより刺激を提示し、前記刺激除去データを受け取ることにより前記提示されている刺激を除去する刺激提示手段と、
    前記刺激の提示および除去をユーザに伝達する伝達手段とを含み、
    前記刺激提示データが、刺激を徐々に大きくして、ユーザに提示する制御を行うデータであることを特徴とするイベント報知装置。
  2. 前記刺激提示データが、刺激が変化したことにユーザが気付くことのできる最少刺激差である弁別閾未満の刺激量で、刺激を徐々に大きくして、ユーザに提示する制御を行うデータであることを特徴とする請求1記載のイベント報知装置。
  3. 前記刺激提示データが、ユーザが刺激を感じ取ることのできる最小値である刺激域未満を初期値とするデータであることを特徴とする請求または2に記載のイベント報知装置。
  4. 前記刺激除去データが、前記提示されている刺激の一部を除去する制御を行うデータであることを特徴とする請求1からのいずれか一項に記載のイベント報知装置。
  5. 前記刺激除去データが、刺激が変化したことにユーザが気付くことのできる最少刺激差である弁別閾以上の刺激量で、前記提示されている刺激を除去する制御を行うデータであることを特徴とする請求1からのいずれか一項に記載のイベント報知装置。
  6. さらに、ユーザの刺激への順応時間を管理するインターバルデータを、前記刺激制御手段に出力するタイマ管理手段を含むことを特徴とする請求1からのいずれか一項に記載のイベント報知装置。
  7. 前記刺激が、圧であり、
    前記刺激提示手段が、前記圧を力として提示する刺激提示アクチュエータであることを特徴とする請求1からのいずれか一項に記載のイベント報知装置。
  8. 前記伝達手段が、前記圧の変化に伴う前記刺激提示アクチュエータの駆動による前記力を移動によりユーザに伝達する移動伝達部と、前記移動伝達部の移動方向を制限するガイドと、ユーザに伝達した前記力を保持するバンド部とを含むことを特徴とする請求項7記載のイベント報知装置。
  9. 前記伝達手段が、前記圧の変化に伴う前記刺激提示アクチュエータの駆動により前記力をユーザに伝達するラックおよびピニオンと、前記ラックおよび前記ピニオンにより長さを調節可能なバンド部とを含むことを特徴とする請求項7記載のイベント報知装置。
  10. 前記刺激が、振動であり、
    前記刺激提示データおよび前記刺激除去データが、前記振動の振幅の制御を行うデータであり、
    前記伝達手段が、バイブレータであることを特徴とする請求1からのいずれか一項に記載のイベント報知装置。
  11. 前記刺激が、音であり、
    前記刺激提示データおよび前記刺激除去データが、前記音の周波数の制御を行うデータであり、
    前記伝達手段が、スピーカであることを特徴とする請求1から10のいずれか一項に記載のイベント報知装置。
  12. さらに、前記刺激提示手段における刺激を検出して、前記刺激提示手段により提示または除去される刺激を正確に制御するためのフィードバックデータを、前記刺激制御手段に出力する提示状態検出手段を含むことを特徴とする請求1から11のいずれか一項に記載のイベント報知装置。
  13. さらに、外部からの刺激を検出して、前記刺激提示データ出力準備開始のタイミングを示す準備開始タイミングデータを、前記刺激制御手段に出力する外部刺激検出手段を含むことを特徴とする請求1から12のいずれか一項に記載のイベント報知装置。
  14. 前記イベントが、予め設定された時刻の到来、通話、メール着信、通信の確立、通信の遮断、ダウンロード完了、アップロード完了、データ送受信の完了、ゲームでのイベント発生および機器操作に対する反応、ならびにアプリケーションでのイベント発生および機器操作に対する反応からなる群から選択される少なくとも一つのイベントであることを特徴とする請求1から13のいずれか一項に記載のイベント報知装置。
  15. ユーザに報知するイベントが発生するまでの間、ユーザに刺激を提示して、イベント報知の準備をするイベント報知準備ステップと、
    前記イベントが発生すると、前記提示されている刺激を除去して、前記イベントをユーザに報知するイベント報知ステップとを含み、
    前記イベント報知準備ステップにおいて、刺激を徐々に大きくして、ユーザに提示することを特徴とするイベント報知方法。
  16. 前記イベント報知準備ステップにおいて、刺激が変化したことにユーザが気付くことのできる最少刺激差である弁別閾未満の刺激量で、刺激を徐々に大きくして、ユーザに提示することを特徴とする請求項15記載のイベント報知方法。
  17. 前記イベント報知準備ステップにおいて、ユーザが刺激を感じ取ることのできる最小値である刺激域未満を初期値とすることを特徴とする請求項15または16に記載のイベント報知方法。
  18. 前記イベント報知ステップにおいて、前記提示されている刺激の一部を除去することを特徴とする請求項15から17のいずれか一項に記載のイベント報知方法。
  19. 前記イベント報知ステップにおいて、刺激が変化したことにユーザが気付くことのできる最少刺激差である弁別閾以上の刺激量で、前記提示されている刺激を除去することを特徴とする請求項15から18のいずれか一項に記載のイベント報知方法。
  20. さらに、前記イベントの発生を検出するイベント検出ステップを含むことを特徴とする請求項15から19のいずれか一項に記載のイベント報知方法。
  21. さらに、ユーザの刺激への順応時間を管理するタイマ管理ステップを含むことを特徴とする請求項15から20のいずれか一項に記載のイベント報知方法。
  22. 前記刺激が、圧、振動および音からなる群から選択される少なくとも一つであり、
    前記イベント報知準備ステップにおいて、前記圧、前記振動の振幅および前記音の周波数の少なくとも一つを、ユーザに提示することを特徴とする請求項15から21のいずれか一項に記載のイベント報知方法。
  23. さらに、前記イベント報知準備ステップおよび前記イベント報知ステップにおける刺激を検出して、前記イベント報知準備ステップおよび前記イベント報知ステップに、前記検出された刺激値をフィードバックするフィードバックステップを含むことを特徴とする請求項15から22のいずれか一項に記載のイベント報知方法。
  24. さらに、外部からの刺激を検出して、前記イベント報知準備ステップを開始するタイミングを調整するタイミング調整ステップを含むことを特徴とする請求項15から23のいずれか一項に記載のイベント報知方法。
  25. 前記イベントが、予め設定された時刻の到来、通話、メール着信、通信の確立、通信の遮断、ダウンロード完了、アップロード完了、データ送受信の完了、ゲームでのイベント発生および機器操作に対する反応、ならびにアプリケーションでのイベント発生および機器操作に対する反応からなる群から選択される少なくとも一つのイベントであることを特徴とする請求項15から24のいずれか一項に記載のイベント報知方法。
  26. 請求1から14のいずれか一項に記載のイベント報知装置を使用し、
    前記イベント報知準備ステップは、
    前記刺激制御手段が、前記報知データを受け取るまでの間、ユーザに刺激を徐々に大きくして提示する制御を行う刺激提示データを出力する刺激提示データ出力ステップと、
    前記刺激提示手段が、前記刺激提示データを受け取り、前記伝達手段に刺激を提示する刺激提示ステップと、
    前記伝達手段が、前記刺激の提示を、ユーザに伝達する提示刺激伝達ステップとを含み、
    前記イベント検出ステップは、
    前記報知イベント検出手段が、ユーザに報知するイベントを検出して、前記報知データを出力する報知データ出力ステップを含み、
    前記イベント報知ステップは、
    前記刺激制御手段が、前記報知データを受け取り、前記提示されている刺激を除去する制御を行う刺激除去データを出力する刺激除去データ出力ステップと、
    前記刺激提示手段が、前記刺激除去データを受け取り、前記提示されている刺激を除去する刺激除去ステップと、
    前記伝達手段が、前記刺激の除去を、ユーザに伝達する刺激除去伝達ステップとを含む、
    ことを特徴とする請求項20から25のいずれか一項に記載のイベント報知方法。
  27. 請求項6から14のいずれか一項に記載のイベント報知装置を使用し、
    請求項21に記載のタイマ管理ステップは、
    前記タイマ管理手段が、前記インターバルデータを、前記刺激制御手段に出力するインターバルデータ出力ステップを含むことを特徴とする請求項26記載のイベント報知方法。
  28. 請求項12から14のいずれか一項に記載のイベント報知装置を使用し、
    請求項23記載のフィードバックステップは、
    前記提示状態検出手段が、前記刺激提示手段における刺激を検出して、前記フィードバックデータを、前記刺激制御手段に出力するフィードバックデータ出力ステップを含むことを特徴とする請求項26または27記載のイベント報知方法。
  29. 請求項13または14記載のイベント報知装置を使用し、
    請求項24記載のタイミング調整ステップは、
    前記外部刺激検出手段が、外部からの刺激を検出して、前記準備開始タイミングデータを、前記刺激制御手段に出力する準備開始タイミングデータ出力ステップを含むことを特徴とする請求項26から28のいずれか一項に記載のイベント報知方法。
  30. 請求項15から29のいずれか一項に記載のイベント報知方法を、コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  31. 請求項30記載のプログラムを記録していることを特徴とする記録媒体。
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