JP5246131B2 - 被災情報受信装置、被災情報受信方法、及びプログラム - Google Patents

被災情報受信装置、被災情報受信方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、被災情報受信装置、被災情報受信方法、及びプログラムに関し、特に被災映像を受信するための被災情報受信装置、被災情報受信方法、及びプログラムに関する。
近年、大規模災害(ゲリラ豪雨や大地震)が発生しており、災害時の初動が重要視されている。国の動向として、災害の対応方法に関して委員会やWGが多数開催され、的確な初動対応を図るためには災害発生直後は詳細よりも被災の全体像を迅速に把握することが重要であると考えられている。
そこで、現在、全国の国道及び1級河川を中心に1万台以上の監視カメラが設置されている。同様に道路や河川には光ファイバも敷設されている。各監視カメラによって撮像される映像は、IPネットワークを介して閲覧可能とされている。
特開2009−2914号公報
しかしながら、カメラ台数が1万台を超えるような大規模システムにおいて、全映像を同時に監視することはネットワーク容量に鑑みて困難である。
なお、特許文献1においては、ネットワーク負荷の軽減に関しては考慮されていない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、被災している可能性の高い地点の映像を自動的に選択して受信することのできる被災情報受信装置、被災情報受信方法、及びプログラムの提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、被災情報受信装置は、複数の地点に配置された監視設備のうち過去の地震発生時に異常の検出された監視設備について該地震発生時における緊急地震速報に基づいて算出された予測震度を記憶した被害情報記憶手段と、緊急地震速報の受信に応じ、該緊急地震速報に基づいて前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出する予測震度算出手段と、算出された予測震度と、前記被害情報記憶手段に記憶されている予測震度との比較に基づいて、映像データの受信対象とする前記監視設備を選択する選択手段と、選択された前記監視設備より映像データを受信する映像受信手段とを有する。
開示された技術によれば、被災している可能性の高い地点の映像を自動的に選択して受信することができる。
本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における被災情報受信サーバのハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における被災情報受信サーバの機能構成例を示す図である。 地震発生時に被災情報受信サーバが実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。 緊急地震速報の例を示す図である。 カメラDBの例を示す図である。 予測震度の算出結果の記録例を示す図である。 被害情報DBの例を示す図である。 IPエンコーダDBの例を示す図である。 異常設備検出部による処理手順を説明するためのフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。同図において、被災情報受信サーバ10は、気象庁等における緊急地震速報配信サーバ40とインターネット等のIPネットワークを介して接続されている。また、被災情報受信サーバ10は、日本全国の監視地点に設置された監視設備D1〜DnともIPネットワークを介して接続されている。監視設備D1〜Dn(以下、「監視設備」として総称する。)は、監視カメラ31及びIPエンコーダ32等を含む。監視カメラ31は、監視地点における映像を撮像するカメラである。IPエンコーダ32は、監視カメラ31よる入力される映像信号をデジタルの動画データ(映像データ)に変換し、変換後の映像データをIPパケットに格納してネットワーク上に配信する。すなわち、監視設備において、IPエンコーダ32が被災情報受信サーバ10とネットワークを介して接続される。なお、IPエンコーダ32による映像データの配信にはネットワーク負荷を考慮してマルチキャストが利用される。
被災情報受信サーバ10は、緊急地震速報配信サーバ40からの緊急地震速報の受信に応じ、各監視設備(IPエンコーダ32)より映像データを受信する。但し、全ての監視設備からの映像データを受信対象とすると、ネットワークが輻輳してしまう(ネットワーク負荷が非常に高まってしまう)。そこで、被災情報受信サーバ10は、被災している可能性の高い、又は被害が大きい可能性の高い監視地点を自動的に判定し、当該監視地点からの映像を選択的に受信対象とする。
受信された映像は、被災情報受信サーバ10に接続されているモニタ20に出力される。モニタ20は、例えば、複数の表示装置の集合である。各表示装置の画面は、複数の領域に分割され、分割領域ごとに当該分割領域に割り当てられた複数の監視地点の映像が時分割で繰り返し表示される。また、各表示装置に表示されている映像の中から監視者によって選択された映像が、大画面の表示装置に表示される。
図2は、本発明の実施の形態における被災情報受信サーバのハードウェア構成例を示す図である。図2の被災情報受信サーバ10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、CPU104と、インタフェース装置105とを有する。
被災情報受信サーバ10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って被災情報受信サーバ10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
図3は、本発明の実施の形態における被災情報受信サーバの機能構成例を示す図である。同図において、被災情報受信サーバ10は、緊急地震速報受信部121、予測震度算出部122、受信対象選択部123、映像受信部124、映像出力部125、異常設備検出部126、カメラDB127、被害情報DB128、及びIPエンコーダDB129等を有する。これら各部は、被災情報受信サーバ10にインストールされたプログラムが、CPU104に実行させる処理によって実現される。
緊急地震速報受信部121は、緊急地震速報を受信する。予測震度算出部122は、受信された緊急地震速報に基づいて、各監視地点の予測震度を算出する。予測震度の算出には、カメラDB127に記録されたパラメータも利用される。カメラDB127は、補助記憶装置102を用いて、各監視カメラ31の属性情報を記憶するデータベースである。属性情報の一部として、予測震度の算出に利用されるパラメータが含まれている。
受信対象選択部123は、監視設備ごとに算出された予測震度と、被害情報DB128に記録された情報とを用いて、映像データの受信先とする監視設備を選択する。被害情報DB128は、補助記憶装置102を用いて、過去の地震発生時において異常が検出された(被害を受けた)監視設備の履歴情報を記憶するデータベースである。履歴情報として、過去の地震発生時に算出された予測震度が含まれている。
映像受信部124は、受信対象選択部123によって選択された監視設備のIPエンコーダ32より映像データを受信する。すなわち、全ての監視設備からの映像データの受信は行われない。また、監視設備からの映像の受信は常時実行されているわけではなく、緊急地震速報が受信された際等、大災害が発生する虞がある場合に行われる。したがって、通常時において、映像受信部124は待機状態となっている。映像を受信するために必要な各IPエンコーダ32に関する識別子(後述の映像受信アドレス)は、IPエンコーダDB129に記録されている。IPエンコーダDB129は、補助記憶装置102を用いて、各IPエンコーダ32の属性情報を記憶するデータベースである。映像出力部125は、映像受信部124によって受信された映像データをモニタ20に表示させる。異常設備検出部126は、今回の地震によって異常が発生した監視設備を検出する。異常設備検出部126は、異常が検出された監視設備に関する情報(例えば、当該監視設備に対して算出された予測震度等)を被害情報DB128に記録する。
なお、カメラDB127、被害情報DB128、及びIPエンコーダDB129等の各種データベースは、必ずしも被災情報収集サーバ10が有していなくてもよい。被災情報収集サーバ10とネットワークを介して接続される他のコンピュータ又は記憶装置が有していてもよい。
以下、被災情報受信サーバ10の処理手順について説明する。図4は、地震発生時に被災情報受信サーバが実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。
地震の発生に応じて緊急地震速報配信サーバ40より緊急地震速報が配信されると、緊急地震速報受信部121は、当該緊急地震速報を受信する(S101)。
図5は、緊急地震速報の例を示す図である。同図において、緊急地震速報は、データ送信時刻、地震発生時刻、震源地、及びマグニチュード等のデータを含む。データ送信時刻は、緊急地震速報が送信された時刻である。地震発生時刻は、地震の発生が検知された時刻である。震源地は、緯度、経度、及び深さによって特定される。マグニチュードは、地震の大きさ(規模)である。なお、緊急地震速報は、本実施の形態のために特別なデータ項目を有している必要はない。すなわち、本実施の形態では、気象庁より配信される一般的な緊急地震速報を利用する。
緊急地震速報の受信に応じ、予測震度算出部122は、各監視カメラ31の属性情報をカメラDB127より取得する(S102)。
図6は、カメラDBの例を示す図である。同図に示されるように、カメラDB127には、監視カメラ31ごとに、カメラ番号、カメラ名称、緯度、経度、地盤増幅度、及びIPエンコーダ番号等が記録されている。
カメラ番号は、各監視カメラ31を識別するための番号である。カメラ名称は、監視カメラ31に対して付与された名前である。本実施の形態では、監視カメラ31の設置位置(すなわち、監視地点)の地名がカメラ名称とされている。緯度及び経度は、監視カメラ31(すなわち、監視設D)の設置位置の緯度又は経度である。地盤増幅度は、監視地点における地盤増幅度である。なお、地盤増幅度は、公知の指標であるため、その意味するところについては、本実施の形態では省略する。IPエンコーダ番号は、監視カメラ31と組をなす(すなわち、同一の監視設備に属する)IPエンコーダ32の識別番号である。
続いて、予測震度算出部122は、緊急地震速報に含まれている震源値の情報(緯度、経度、深さ)及びマグニチュードと、各監視カメラ31に関する緯度、経度、及び地震増幅度とに基づいて、監視カメラ31ごと(監視地点ごと)に予測震度を算出する(S103)。予測震度の算出方法については、気象庁地震火山部による「緊急地震速報の概要や処理方法に関する技術的参考資料」の8頁〜10頁に詳しい。予測震度算出部122は、例えば図7に示されるような形式でメモリ装置103に算出結果を記録しておく。
図7は、予測震度の算出結果の記録例を示す図である。同図では、算出された予測震度がカメラ番号と関連付けられて記録されている例が示されている。
続いて、受信対象選択部123は、被害情報DB128に基づいて、映像の受信対象とする監視設備を絞り込むための閾値を判定する(S104)。
図8は、被害情報DBの例を示す図である。同図に示されるように、被害情報DB128には、過去に発生した地震の際に異常が検出された監視設備の履歴が記録されている。履歴には、カメラ番号、緯度、経度、及び予測震度が含まれている。
カメラ番号は、異常が検出された監視設備のカメラ番号である。緯度及び経度は、異常が検出された監視設備の緯度又は経度である。予測震度は、異常が検出された際の地震の発生時において、予測震度算出部122によって算出された予測震度である。すなわち、被害情報DB128における予測震度は、今回の地震に関して算出されたものではない。
なお、監視設備における異常の発生は、当該監視設備の監視地点が被災した又は当該監視地点の被害が大きかったことが原因であると考えられる。したがって、被害情報DB128は、過去の地震で被災した又は被害が大きかった監視地点の履歴であるともいえる。
受信対象選択部123は、斯かる被害情報DB128に記録されている予測震度の中の最小値を閾値として判定する。すなわち、受信対象選択部123による閾値の判定方法は、過去においていずれかの監視設備が被害を受けた地震と同じ程度の地震が発生することが予測される地点は被災する可能性が高いという考えに基づく。過去において被災した際の予測震度の最小値を閾値とすることにより、被災する可能性が有ると考えられる予測震度の範囲の下限を経験的事実に基づいて適切に、かつ、動的に決定することができる。
続いて、受信対象選択部123は、予測震度算出部122の算出結果(図7参照)に含まれている各予測震度と閾値とを比較し、予測震度が閾値以上である監視設備を映像の受信対象として判定する(S105)。具体的には、映像の受信対象とする監視設備のカメラ番号が特定される。なお、被災情報受信サーバ10の運用開始直後においては、被害情報DB128にはレコードは登録されていない。被害情報DB128にレコードが登録されていない場合は、予め設定されている固定の閾値を用いればよい。
予測震度が閾値以上である監視設備が有る場合(S105でYes)、映像受信部124は、受信対象選択部123によって判定された各カメラ番号に係る監視設備より映像データ(動画データ)を受信する(S106)。より詳しくは、映像受信部124は、当該カメラ番号に係る監視設備より映像データを受信するための識別子をIPエンコーダDB129を用いて判定する。
図9は、IPエンコーダDBの例を示す図である。同図に示されるように、IPエンコーダDB129には、IPエンコーダ32ごとに、IPエンコーダ番号、IPエンコーダ名称、IPアドレス、映像受信アドレス、デフォルトゲートウェイ、及びカメラ番号等が記録されている。
IPエンコーダ番号は、各IPエンコーダ32を識別するための番号である。IPエンコーダ名称は、IPエンコーダ32に対して付与された名前である。本実施の形態では、IPエンコーダ32の設置位置(すなわち、監視地点)の地名がIPエンコーダ名称とされている。IPアドレスは、IPエンコーダ32に付与されたIPアドレスである。映像受信アドレスは、IPエンコーダ32によって映像データが配信されるマルチキャストグループのIPアドレス(グループアドレス)である。すなわち、被災情報受信サーバ10から見た場合、映像受信アドレスが映像データを受信するための識別子に相当する。デフォルトゲートウェイは、IPエンコーダ32側のデフォルトゲートウェイのIPアドレスである。カメラ番号は、IPエンコーダ32と組をなす監視カメラ31のカメラ番号である。
映像受信部124は、受信対象選択部123によって判定されたカメラ番号に係るレコードをIPエンコーダDB129より検索し、検索されたレコードの映像受信アドレスに対して映像データの受信要求を送信する。具体的には、映像受信部124は、IGMP(Internet Group Management Protocol)を利用して当該映像受信アドレスに係るマルチキャストグループへの参加を通知し、当該マルチキャストグループのメンバとなる。その結果、映像受信部124は、当該映像受信アドレスに係るIPエンコーダ32より配信されている映像データを受信可能となる。なお、受信対象選択部123によって判定された各カメラ番号が複数有る場合、複数のIPエンコーダ32に関してステップS106が実行される。
続いて、映像出力部125は、映像受信部124によって受信された映像データをモニタ20に出力する(S107)。これにより、監視者は、被災している可能性の高い監視地点における生の映像を確認することができる。なお、映像出力部125による映像の出力先は、補助記憶装置102又は被災情報受信サーバ10とネットワークを介して接続される外部記憶装置であってもよい。この場合、映像データは、事象(発生した地震)ごと及び監視地点ごとに区別されて記憶装置に蓄積されるようにすればよい。
続いて、異常設備検出部126による処理手順について説明する。図10は、異常設備検出部による処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、異常設備検出部126は、IPエンコーダDB129より所定数分のレコードを順番に取得する(S201)。続いて、異常設備検出部126は、所定数分の各監視設備からの映像データの受信状況に基づいてについて各監視設備の異常の有無を判定する。まず、異常設備検出部126は、取得されたレコードに含まれているIPエンコーダ32からの映像の受信を試みる(S202)。ステップS202の処理は、図4のステップS106の処理と同様である。すなわち、異常設備検出部126は、IGMPを利用して各映像受信アドレスに係るマルチキャストグループへの参加を通知し、当該マルチキャストグループのメンバとなる。なお、このように、異常設備検出部126は、各監視設備からの映像データの受信を試みる。したがって、ステップS201における所定数は、ネットワーク負荷を考慮して定めるとよい。例えば、全てのIPエンコーダ32より同時に映像データを受信するのは、ネットワークの輻輳を招くため好ましくない。
続いて、異常設備検出部126は、各マルチキャストグループ(IPエンコーダ32)からの映像データの受信の可否を判定する(S203)。具体的には、各マルチキャストグループより映像データに係るIPパケットが受信されているか否かが判定される。映像データが受信されないマルチキャストグループが有る場合(S203でNo)、異常設備検出部126は、当該マルチキャストグループに係る監視設備に関して異常が発生した、すなわち、当該監視設備は地震による被害を受けたと判定する。なお、映像データが受信されないというケースでは、少なくともIPエンコーダ32に異常が発生している可能性が高い。
そこで、異常設備検出部126は、当該マルチキャストグループに対応するIPエンコーダ32が属する監視設備に関するレコードを被害情報DB128に登録する(S205)。具体的には、異常設備検出部126は、IPエンコーダDB129において当該IPエンコーダ32に対して登録されているカメラ番号に基づいて、対応する監視カメラ31の属性情報をカメラDB127より取得する。異常設備検出部126は、取得された属性情報に含まれるカメラ番号、緯度、及び経度と、当該カメラ番号に関連付けられている予測震度(図7参照)とを含むレコードを被害情報DB128に登録する。なお、図4の説明において明らかなように、本実施の形態では、被害情報DB128に記録されている予測震度のうちの最小値が閾値として利用される。したがって、異常設備検出部126は、今回異常が検出された監視設備に対する予測震度が被害情報DB128における既存の予測震度の最小値未満である場合に、当該予測震度を含むレコードを登録するようにしてもよい。すなわち、被害情報DB128には、少なくとも過去において異常が検出された監視設備に対する予測震度の最小値が記録されていればよい。
一方、映像データが受信されているマルチキャストグループに関しては(S203でYes)、異常設備検出部126は、受信される映像データが示す映像が異常映像であるか否かを判定する(S204)。
本実施の形態において、IPエンコーダ32は、監視カメラ31からの映像信号の入力が無い場合、例えば、カラーバー(試験放送用の映像)等の所定の映像を示す映像データを配信する。ここでは、斯かる所定の映像を異常映像と呼んでいる。したがって、異常設備検出部126は、受信される映像データを解析し、当該映像データが示す映像が所定の映像に該当するか否かを判定する。異常設備検出部126は、異常データが受信されるマルチキャストグループに関しては、上述したステップS205を実行する。なお、このケースでは、IPエンコーダ32は正常に動作しているが、監視カメラ31に異常が発生している可能性が高い。また、監視カメラ31からの映像信号の入力が無い場合にIPエンコーダ32がどのように振る舞うかについては、IPエンコーダ32の仕様によって異なる場合がある。したがって、ステップS204における判定は、IPエンコーダ32の仕様に応じて適宜変更してもよい。
所定数分のマルチキャストグループ(IPエンコーダ32)に関して確認が終了すると、異常設備検出部126は、IGMPを利用して、現在参加中のマルチキャストグループより離脱する(S206)。その結果、当該マルチキャストグループに対して配信されている映像データは受信されなくなる。
ステップS201〜S206の処理は、IPエンコーダDB129の最終レコードに到達するまで(すなわち、全ての監視設備に関して)実行される。全ての監視設備に対する確認が完了すると(S207でYes)、図10の処理は終了する。
なお、異常設備検出部126による処理は、ネットワーク負荷を高めるものである。したがって、地震発生直後の緊急時においてはその実行は回避されるのが望ましい。例えば、図10の処理は、映像受信部124による映像データの受信の終了後に自動的に開始されるようにしてもよいし、監視者の手動によって適切な時期(地震発生後しばらくした後)に実行されるようにしてもよい。また、異常設備検出部126による処理は、被災情報受信サーバ10とは異なるコンピュータによって実行されてもよい。
上述したように、本実施の形態の被災情報受信サーバ10によれば、過去の事例に基づいて判定される閾値を用いて映像データの受信対象とする監視設備が自動的に選択される(絞り込まれる)。したがって、被災している又は被害が大きい可能性の高い監視地点の映像を選択的に受信することができる。その結果、監視者の作業負担を軽減させることができると共に、緊急時においてネットワークが輻輳する前に迅速に監視地点の情報収集を実現することが可能となる。特に、閾値が過去の事例に基づいて動的に変化するため、より実情に即した閾値によって監視設備の絞りこみを行うことができる。
なお、本実施の形態では、ネットワーク負荷の観点より、マルチキャストによって映像データが配信される例について説明したが、映像データの配信に関するプロトコルは所定のものに限定されない。例えば、ユニキャストが利用されてもよい。
また、受信対象とする監視設備を選択するための閾値は、必ずしも被害情報DB128に記録されている予測震度の最小値に限定しなくてもよい。例えば、最小値に基づいて絞り込んだ監視設備数が所定値を超える場合(すなわち、絞り込みの効果がほとんど認められない場合)、絞り込みの効果が得られるまで段階的に閾値を大きくしてもよい。または、被害情報DB128に記録されている予測震度の平均値を閾値としてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
複数の地点に配置された監視設備のうち過去の地震発生時に異常の検出された監視設備について該地震発生時における緊急地震速報に基づいて算出された予測震度を記憶した被害情報記憶手段と、
緊急地震速報の受信に応じ、該緊急地震速報に基づいて前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出する予測震度算出手段と、
算出された予測震度と、前記被害情報記憶手段に記憶されている予測震度との比較に基づいて、映像データの受信対象とする前記監視設備を選択する選択手段と、
選択された前記監視設備より映像データを受信する映像受信手段とを有する被災情報受信装置。
(付記2)
前記被害情報記憶手段は、地震発生時に異常の検出された前記監視設備について算出された予測震度のうち少なくとも最小値を記憶し、
前記選択手段は、前記予測震度算出手段によって算出された予測震度が前記最小値以上である前記監視設備を前記映像データの受信対象として選択する付記1記載の被災情報受信装置。
(付記3)
緊急地震速報に基づいて予測震度を算出するためのパラメータと、当該監視設備より映像を受信するための識別子とを前記監視設備ごとに記憶した設備情報記憶手段を有し、
前記予測震度算出手段は、前記緊急地震速報と前記パラメータとに基づいて、前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出し、
前記映像受信手段は、前記識別子に基づいて、前記選択された前記監視設備より映像データを受信する付記1又は2記載の被災情報受信装置。
(付記4)
前監視設備からの映像データの受信状況に基づいて前記監視設備の異常を検出し、異常の検出された前記監視設備について前記予測震度算出手段によって算出された予測震度を前記被害情報記憶手段に記録する異常設備検出手段を有する付記1乃至3いずれか一項記載の被災情報受信装置。
(付記5)
前記異常設備検出手段は、前記監視設備からの映像データが受信できない場合、又は前記監視設備から受信される映像データが所定の映像を示すものである場合に当該監視設備の異常を検出する付記4記載の被災情報受信装置。
(付記6)
コンピュータが実行する被災情報受信方法であって、
緊急地震速報の受信に応じ、該緊急地震速報に基づいて前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出する予測震度算出手順と、
算出された予測震度と、複数の地点に配置された監視設備のうち過去の地震発生時に異常の検出された監視設備について該地震発生時における緊急地震速報に基づいて算出された予測震度を記憶した被害情報記憶手段に記憶されている予測震度との比較に基づいて、映像データの受信対象とする前記監視設備を選択する選択手順と、
選択された前記監視設備より映像データを受信する映像受信手順とを有する被災情報受信方法。
(付記7)
前記被害情報記憶手段は、地震発生時に異常の検出された前記監視設備について算出された予測震度のうち少なくとも最小値を記憶し、
前記選択手順は、前記予測震度算出手順において算出された予測震度が前記最小値以上である前記監視設備を前記映像データの受信対象として選択する付記6記載の被災情報受信方法。
(付記8)
前記予測震度算出手順は、前記緊急地震速報と、緊急地震速報に基づいて予測震度を算出するためのパラメータと、当該監視設備より映像を受信するための識別子とを前記監視設備ごとに記憶した設備情報記憶手段に記憶された前記パラメータとに基づいて、前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出し、
前記映像受信手順は、前記識別子に基づいて、前記選択された前記監視設備より映像データを受信する付記6又は7記載の被災情報受信方法。
(付記9)
前監視設備からの映像データの受信状況に基づいて前記監視設備の異常を検出し、異常の検出された前記監視設備について前記予測震度算出手順において算出された予測震度を前記被害情報記憶手段に記録する異常設備検出手順を有する付記6乃至8いずれか一項記載の被災情報受信方法。
(付記10)
前記異常設備検出手順は、前記監視設備からの映像データが受信できない場合、又は前記監視設備から受信される映像データが所定の映像を示すものである場合に当該監視設備の異常を検出する付記9記載の被災情報受信方法。
(付記11)
コンピュータに、
緊急地震速報の受信に応じ、該緊急地震速報に基づいて前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出する予測震度算出手順と、
算出された予測震度と、複数の地点に配置された監視設備のうち過去の地震発生時に異常の検出された監視設備について該地震発生時における緊急地震速報に基づいて算出された予測震度を記憶した被害情報記憶手段に記憶されている予測震度との比較に基づいて、映像データの受信対象とする前記監視設備を選択する選択手順と、
選択された前記監視設備より映像データを受信する映像受信手順とを実行させるためのプログラム。
(付記12)
前記被害情報記憶手段は、地震発生時に異常の検出された前記監視設備について算出された予測震度のうち少なくとも最小値を記憶し、
前記選択手順は、前記予測震度算出手順において算出された予測震度が前記最小値以上である前記監視設備を前記映像データの受信対象として選択する付記11記載のプログラム。
(付記13)
前記予測震度算出手順は、前記緊急地震速報と、緊急地震速報に基づいて予測震度を算出するためのパラメータと、当該監視設備より映像を受信するための識別子とを前記監視設備ごとに記憶した設備情報記憶手段に記憶された前記パラメータとに基づいて、前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出し、
前記映像受信手順は、前記識別子に基づいて、前記選択された前記監視設備より映像データを受信する付記11又は12記載のプログラム。
(付記14)
前監視設備からの映像データの受信状況に基づいて前記監視設備の異常を検出し、異常の検出された前記監視設備について前記予測震度算出手順において算出された予測震度を前記被害情報記憶手段に記録する異常設備検出手順を実行させる付記11乃至13いずれか一項記載のプログラム。
(付記15)
前記異常設備検出手順は、前記監視設備からの映像データが受信できない場合、又は前記監視設備から受信される映像データが所定の映像を示すものである場合に当該監視設備の異常を検出する付記14記載のプログラム。
10 被災情報受信サーバ
20 モニタ
31 監視カメラ
32 IPエンコーダ
40 緊急地震速報配信サーバ
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
121 緊急地震速報受信部
122 予測震度算出部
123 受信対象選択部
124 映像受信部
125 映像出力部
126 異常設備検出部
127 カメラDB
128 被害情報DB
129 IPエンコーダDB
B バス

Claims (7)

  1. 複数の地点に配置された監視設備のうち過去の地震発生時に異常の検出された監視設備について該地震発生時における緊急地震速報に基づいて算出された予測震度を記憶した被害情報記憶手段と、
    緊急地震速報の受信に応じ、該緊急地震速報に基づいて前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出する予測震度算出手段と、
    算出された予測震度と、前記被害情報記憶手段に記憶されている予測震度との比較に基づいて、映像データの受信対象とする前記監視設備を選択する選択手段と、
    選択された前記監視設備より映像データを受信する映像受信手段とを有する被災情報受信装置。
  2. 前記被害情報記憶手段は、地震発生時に異常の検出された前記監視設備について算出された予測震度のうち少なくとも最小値を記憶し、
    前記選択手段は、前記予測震度算出手段によって算出された予測震度が前記最小値以上である前記監視設備を前記映像データの受信対象として選択する請求項1記載の被災情報受信装置。
  3. 緊急地震速報に基づいて予測震度を算出するためのパラメータと、当該監視設備より映像を受信するための識別子とを前記監視設備ごとに記憶した設備情報記憶手段を有し、
    前記予測震度算出手段は、前記緊急地震速報と前記パラメータとに基づいて、前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出し、
    前記映像受信手段は、前記識別子に基づいて、前記選択された前記監視設備より映像データを受信する請求項1又は2記載の被災情報受信装置。
  4. 前監視設備からの映像データの受信状況に基づいて前記監視設備の異常を検出し、異常の検出された前記監視設備について前記予測震度算出手段によって算出された予測震度を前記被害情報記憶手段に記録する異常設備検出手段を有する請求項1乃至3いずれか一項記載の被災情報受信装置。
  5. 前記異常設備検出手段は、前記監視設備からの映像データが受信できない場合、又は前記監視設備から受信される映像データが所定の映像を示すものである場合に当該監視設備の異常を検出する請求項4記載の被災情報受信装置。
  6. コンピュータが実行する被災情報受信方法であって、
    緊急地震速報の受信に応じ、該緊急地震速報に基づいて前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出する予測震度算出手順と、
    算出された予測震度と、複数の地点に配置された監視設備のうち過去の地震発生時に異常の検出された監視設備について該地震発生時における緊急地震速報に基づいて算出された予測震度を記憶した被害情報記憶手段に記憶されている予測震度との比較に基づいて、映像データの受信対象とする前記監視設備を選択する選択手順と、
    選択された前記監視設備より映像データを受信する映像受信手順とを有する被災情報受信方法。
  7. コンピュータに、
    緊急地震速報の受信に応じ、該緊急地震速報に基づいて前記監視設備のそれぞれの予測震度を算出する予測震度算出手順と、
    算出された予測震度と、複数の地点に配置された監視設備のうち過去の地震発生時に異常の検出された監視設備について該地震発生時における緊急地震速報に基づいて算出された予測震度を記憶した被害情報記憶手段に記憶されている予測震度との比較に基づいて、映像データの受信対象とする前記監視設備を選択する選択手順と、
    選択された前記監視設備より映像データを受信する映像受信手順とを実行させるためのプログラム。
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