JP5245859B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の制御装置に関する。
従来の内燃機関の制御装置として、吸気通路内に発生する脈動の大きさに基づいてスロットル弁の開度を制御して、脈動の発生を抑制するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−112432号公報
しかしながら、吸気管内に発生する脈動の大きさに基づいてスロットル弁の開度を制御したのでは、吸気コレクタ内に負圧が発生してポンプ損失が増加する場合があった。そのため、燃費が悪化するという問題点があった。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、吸気通路内の脈動の発生を抑制しつつ、ポンプ損失を低減させることを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段によって前記課題を解決する
本発明は、吸気通路を開閉する開閉弁と、開閉弁の下流の吸気通路に設けられる吸気コレクタと、吸気通路と筒との開口を開閉する吸気弁と、吸気弁のリフト・作動角を連続的に変更するリフト・作動角可変機構と、を備える火花点火式の内燃機関の制御装置であって、運転状態に応じて吸気弁のリフト・作動角を制御して、吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段と、吸気コレクタ内の圧力に基づいて、開閉弁の開度を制御する開閉弁制御手段と、を備え、開閉弁制御手段は、通常運転時には、コレクタ内の圧力が負圧になる直前まで開閉弁の開度を小さくし、減速時には、開閉弁の開度を通常運転時よりも小さくする、ことを特徴とする。
本発明によれば、吸気コレクタ内の圧力に基づいて開閉弁(スロットル弁)の開度を制御するため、吸気コレクタ内の圧力が負圧にならない程度に開閉弁を閉じることができる。そのため、吸気通路内の脈動の発生を抑制しつつ、ポンプ損失を低減させることができる。
吸気弁可変動弁機構を備えたエンジンの概略図である。 吸気弁可変動弁機構の斜視図である。 リフト・作動角可変機構の駆動軸方向視図である。 吸気弁可変動弁機構の作用を説明する図である。 第1実施形態によるスロットル開度制御について説明するフローチャートである。 スロットル開度と、コレクタ圧力及び音振レベルと、の関係を示す図である。 スロットル開度と、コレクタ圧力及びエアフローメータに伝わる圧力脈動の大きさと、の関係を示す図である。 スロットル開度と、コレクタ圧力と、の関係を示す図である。 第2実施形態によるスロットル開度制御について説明するフローチャートである。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、吸気弁可変動弁機構100を備えたエンジン1の概略図である。
エンジン1は、クランクケース10と、クランクケース10に連結されるシリンダブロック20と、シリンダブロック20の頂部を覆うシリンダヘッド30とを備える。
クランクケース10の内部には、クランクシャフト11が回転可能に支持される。クランクシャフト11には、エンジン1の始動時にスタータモータ12によって、クランクシャフト11の一端に連結されたフライホイール13のリングギヤ14を介して始動トルクが与えられる。
シリンダブロック20には、複数のシリンダ21が形成される。シリンダ21には、ピストン22が摺動自在に嵌合する。ピストン22は、コンロッド23によってクランクシャフト11に連結される。
シリンダヘッド30には、燃焼室31の頂壁に開口する吸気通路32と排気通路33とが形成され、燃焼室31の頂壁中心に点火栓34が設けられる。シリンダヘッド30には、吸気通路31の開口を開閉する一対の吸気弁35と、排気通路32の開口を開閉する一対の排気弁36とが設けられる。図1では図面の煩雑を防止するため、一方の吸気弁及び排気弁のみを記載してある。シリンダヘッド30には、吸気弁35を開閉駆動すると共にその開閉時期を任意の時期に設定できる吸気弁可変動弁機構100と、排気弁36を開閉駆動する排気カムシャフト37とが設けられる。
吸気通路32には、上流から順にエアフローメータ321と、音量センサ322と、スロットルバルブ323と、吸気コレクタ324と、ブーストセンサ325と、燃料噴射弁326とが設けられる。
エアクリーナ321は、空気中に含まれる異物を除去する。
エアフローメータ321は、空気の流量(吸入空気量)を検出する。
音量センサ322は、エアフローメータ321とスロットルバルブ323の間に設けられ、吸気系の騒音振動状態を表す音振レベル(dB)を検出する。
スロットルバルブ323は、吸気通路32を開閉する。スロットルバルブ323の開度(以下、「スロットル開度」という)は、後述するコントローラ40によって、連続的に調節される。
吸気コレクタ324は、シリンダ内に吸入される空気を蓄える。
ブーストセンサ325は、吸気コレクタ324の内部圧力(以下、「コレクタ圧力」という)を検出する。
燃料噴射弁326は、エンジン運転状態に応じて燃料を噴射する。
排気通路33には、排気中の炭化水素や窒素酸化物等の有害物質を取り除く触媒コンバータ331が設けられる。
コントローラ40は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、不揮発メモリ20及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ40には、上述したセンサ信号のほかにも、クランク角に基づいてエンジン回転速度を検出するエンジン回転速度センサ41、大気圧を検出する大気圧センサ42及び車両加速度を検出する加速度センサ43などの各種センサからの信号が入力される。
次に、図2を参照して、吸気弁可変動弁機構100について説明する。図2は、吸気弁可変動弁機構100の斜視図である。
吸気弁可変動弁機構100は、吸気弁35のリフト・作動角を変化させるリフト・作動角可変機構110と、吸気弁35のリフト中心角(吸気弁35が最大リフトを迎えるクランク角度位置)の位相を進角又は遅角させる位相可変機構140とを備え、吸気弁35のバルブタイミングを可変制御する。なお、図2では1つの気筒に対応する一対の吸気弁35及びその関連部品のみを簡略的に図示している。
まず、リフト・作動角可変機構110の構成について説明する。
吸気弁35の上方には、気筒列方向に延びる中空状の駆動軸113が設けられる。駆動軸113は、一端部に設けられた従動スプロケット142等を介して、図示しないベルトやチェーンでクランクシャフト11と連係され、クランクシャフト11に連動して軸周りに回転する。
駆動軸113には、気筒ごとに、一対の揺動カム120が駆動軸113に対して回転自在に取り付けられる。この一対の揺動カム120が駆動軸113を中心として所定の回転範囲で揺動(上下動)することによって、その下方に位置する吸気弁のバルブリフタ119が押圧され、吸気弁35が下方にリフトする。なお、一対の揺動カム120は、互いに円筒等で同位相に固定されている。
駆動軸113の外周には、円筒状の駆動カム115が圧入等によって固定される。駆動カム115の中心P4(図3参照)は、駆動軸113の軸心P3(図3参照)から所定量だけ偏心した位置にある。駆動カム115は、揺動カム120から軸方向に所定の距離だけ離れた位置に固定される。そして、駆動カム115の外周面には、リンクアーム125の基端125aが、回転自在に嵌合する。
駆動軸113の斜め上方には、制御軸116が、駆動軸113と平行に気筒列方向へ延びて、回転自在に支持される。
制御軸116の一端部には、制御軸116を所定回転角度範囲内で回転させるリフト量制御アクチュエータ130が設けられる。リフト量制御アクチュエータ130は、エンジン1の運転状態を検出するコントローラ40からの制御信号に基づいて、第1油圧装置201によって制御される。
制御軸116の外周面には、制御カム117が圧入等によって固定される。制御カム117の中心P1(図3参照)は、制御軸116の軸心P2(図3参照)から所定量だけ偏心した位置にある。制御カム117には、ロッカアーム118が、制御カム117の外周面に回転自在に嵌合する。ロッカアーム118は、制御カム117の軸心P1を支点として揺動する。
ロッカアーム118は、制御カム117に支持される中央の基端部118aを中心に、軸方向と垂直に左右方向に伸び、その両端には一端部118bと他端部118cとを有する。そして一端部118bと揺動カム120とがリンク部材126によって連結され、他端部118c(図3参照)とリンクアーム125の端部125bとが連結される。
次に、位相可変機構140の構成について説明する。
位相可変機構140は、位相角制御アクチュエータ141と第2油圧装置202とを備える。
位相角制御アクチュエータ141は、スプロケット142と駆動軸113とを所定の角度範囲内において相対的に回転させる。
第2油圧装置202は、エンジン1の運転状態を検出するコントローラ40からの制御信号に基づいて、位相角制御アクチュエータ141を制御する。
第2油圧装置202による位相角制御アクチュエータ141への油圧制御によって、スプロケット142と駆動軸113とが相対的に回転し、リフト中心角が進角又は遅角する。
続いてリフト・作動角可変機構110の作用を詳述する。
図3(A)(B)は、リフト・作動角可変機構110の駆動軸方向視図である。図3(A)は、吸気弁35のゼロリフト時における揺動カム120の最小揺動時及び最大揺動時の位置を示す図である。図3(B)は、吸気弁35のフルリフト時における揺動カム120の最小揺動時及び最大揺動時の位置を示す図である。
ここで、吸気弁のゼロリフト時とは、吸気弁35がリフトしないことをいう(つまり吸気弁のリフト量はゼロ)。また、吸気弁のフルリフト時とは、吸気弁35が最大のリフト量となることをいう。
図3(A)に示すように、制御カム117の中心P1が制御軸116の軸心P2の上方に位置し、制御カムの厚肉部117aが制御軸116に対して上方に位置しているときは、ロッカアーム118は全体として上方へ位置し、揺動カム120の端部120aが相対的に上方へ引き上げられた状態となる。つまり、揺動カム120の初期位置は、カム面120bがバルブリフタ119から離れる方向に傾く(図3(A)の左側参照)。したがって、駆動軸113の回転に伴って揺動カム120が揺動した際に、基円面120cが長くバルブリフタに接触し続け、カム面120bがバルブリフタに接触する期間が短くなる。このため、吸気弁35の最大リフト量が小さくなる(図3(A)の右側参照)。また、吸気弁35の開時期から閉時期までのクランク角度区間、つまり吸気弁35の作動角も縮小する。
一方、図3(B)に示すように、制御カム117の中心P1が制御軸116の軸心P2の下方に位置し、制御カムの厚肉部117aが制御軸116に対して下方に位置している場合には、ロッカアーム118は全体として下方へ位置し、揺動カム120の端部120aが相対的に下方へ押し下げられた状態となる。つまり、揺動カム120の初期位置は、カム面120bがバルブリフタ119に近付く方向に傾く(図3(B)の左側参照)。したがって、駆動軸113の回転に伴って揺動カム120が揺動した際に、バルブリフタ119と接触する部位が基円面120cからカム面120bへと直ちに移行する。このため、吸気弁35の最大リフト量が大きくなる(図3(B)の右側参照)。また、吸気弁35の作動角も拡大する。
図4は、吸気弁可変動弁機構100の作用を説明する図である。
先に図3を参照して説明した制御カム117の初期位置は連続的に変化させ得るので、これに伴って、吸気弁35のバルブリフト特性は連続的に変化する。つまり、図4の実線に示したように、吸気弁可変動弁機構100は、リフト・作動角可変機構110によって、吸気弁35のリフト量及び作動角を、両者同時に連続的に拡大、縮小させることができる。各部のレイアウトによるが、例えば、吸気弁35のリフト量及び作動角の大小変化に伴い、吸気弁35の開時期と閉時期とがほぼ対称に変化する。
さらに、図4で破線に示すように、吸気弁可変動弁機構100は、位相可変機構140によって、リフト中心角を進角又は遅角させることができる。
このように、リフト・作動角可変機構110と位相可変機構140とを組み合わせることによって、吸気弁可変動弁機構100は、任意のクランク角度位置で吸気弁35を開閉でき、吸気弁35の閉時期を任意の時期に設定することができる。つまり、吸気弁35のバルブタイミングを任意に設定することができる。
これにより、スロットルバルブ323を略全開に保持しつつ、運転者の要求トルクに応じて吸気弁35のリフト量及び作動角とリフト中心角とを制御して吸気量を調節することができる。すなわち、運転者の要求トルクが減少したときは、リフト・作動角可変機構110によって吸気弁のリフト量及び作動角を小さくすると共に、位相可変機構140によってリフト中心角を進角させることで、要求トルクに応じた吸気量に制御できる。以下では、スロットルバルブ323を略全開に保持しつつ、吸気弁可変動弁機構100によって吸気量を制御する運転のことをノンスロットル運転という。
ノンスロットル運転中は、スロットルバルブ323を略全開に保持するため、スロットルバルブ323を閉じることによって生じるポンプ損失を低減することができる。しかしながら、スロットルバルブ323を略全開にすると、シリンダ内の圧力と吸気通路32の圧力との差分によって発生した圧力脈動が、スロットルバルブ323よりも上流の吸気通路32にまで伝達してしまう。そうすると、この圧力脈動によって、エアフローメータ321の検出信号に基づいて算出した吸気量と実際の吸気量との間にズレが生じたり、吸気系の騒音や振動(音振レベル)が大きくなるという問題がある。
そこで、本実施形態では、コレクタ圧力が負圧にならない程度までスロットルバルブ323を閉じることで、ポンプ損失の低減を図るとともに、音振レベルを減少させる。以下、このスロットル開度制御について説明する。
図5は、本実施形態によるスロットル開度制御について説明するフローチャートである。コントローラ40は、本ルーチンをエンジンの運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実行する。
ステップS1において、コントローラ40は、ブーストセンサ325によって、コレクタ圧力を検出する。
ステップS2において、コントローラ40は、加速度センサ43によって検出した加速度に基づいて、減速中か否かを判定する。コントローラ40は、減速中であればステップS6に処理を移行する。一方で、減速中でなければステップS3に処理を移行する。
ステップS3において、コントローラ40は、コレクタ圧力が大気圧センサ42によって検出された大気圧よりも小さいか否かを判定する。コントローラ40は、コレクタ圧力が大気圧よりも小さければステップS5に処理を移行する。一方で、コレクタ圧力が大気圧であればステップS4に処理を移行する。
ステップS4において、コントローラ40は、スロットルバルブ323を所定角度だけ閉じる。
ステップS5において、コントローラ40は、スロットルバルブ323を所定角度だけ開く。
ステップS6において、コントローラ40は、コレクタ圧力が所定負圧より小さいか否かを判定する。コントローラ40は、コレクタ圧力が所定負圧よりも小さければステップS8に処理を移行する。一方で、コレクタ圧力が所定負圧よりも大きければステップS7に処理を移行する。
ステップS7において、コントローラ40は、スロットルバルブ323を所定角度だけ閉じる。
ステップS8において、コントローラ40は、スロットルバルブ323を所定角度だけ開く。
次に、スロットル開度制御制御による作用効果について、図6から図8を参照して説明する。
図6は、スロットル開度と、コレクタ圧力及び音振レベルと、の関係を示す図である。
図6に示すように、吸気コレクタ324には、スロットル開度が全開から所定開度にまで閉じられる間、コレクタ圧力が大気圧のまま変化しないコレクタ圧力不感帯が存在する。本実施形態では、このコレクタ圧力不感帯を利用して、通常運転時には、コレクタ圧力が負圧になる直前までスロットル開度を小さくする。これにより、図6に示すように、スロットルバルブ323を全開にした状態と比較して、音振レベルを小さくすることができる。
また、減速時には、運転状態によっては燃料カットが実施され、通常運転時よりも燃料消費量が少なくなるので、ノンスロットル運転による燃費効果も通常運転時より小さくなる。そこで本実施形態では、減速時には、通常運転時よりもスロットルバルブ323を閉じてスロットル開度を小さくし、コレクタ圧力を所定負圧まで下げている。これにより、減速時においては、通常運転時よりも音振レベルを小さくすることができる。
図7は、スロットル開度と、コレクタ圧力及びエアフローメータ321に伝わる圧力脈動の大きさと、の関係を示す図である。
図7に示すように、通常運転時には、コレクタ圧力不感帯を利用して、コレクタ圧力が負圧になる直前までスロットルバルブ323を閉じてスロットル開度を小さくすることで、エアフローメータ321に伝わる圧力脈動を小さくすることができる。また、減速時には、コレクタ圧力を所定負圧まで下げることで、通常運転時よりもエアフローメータ321に伝わる圧力脈動を小さくすることができる。
これにより、エアフローメータ321の検出信号に基づいて算出される吸気量が、実際の吸気量からずれてしまうことを抑制できる。
図8は、スロットル開度と、コレクタ圧力と、の関係を示す図であり、コレクタ圧力を負圧にしたい場合の応答性についての効果を説明する図である。
一般的に、車両には、吸入負圧を利用してブレーキペダルの踏力を軽減するブレーキブースタが設けられている。したがって、所定の運転条件ではスロットルバルブ323を閉じてコレクタ圧力を負圧にしておく必要がある。このような場合に、本実施形態によれば、コレクタ圧力が負圧になる直前までスロットルバルブ323を閉じているので、コレクタ圧力を目標負圧にするまでの時間を短縮できる。したがって、吸入負圧が必要なときの応答性を向上させることができる。
以上説明した本実施形態によれば、スロットルバルブ323を略全開に保持しつつ、吸気弁可変動弁機構100によって吸気量を制御するノンスロットル運転を実施することとした。そして、通常運転時には、コレクタ圧力が負圧になる直前までスロットルバルブ323を閉じることとした。
これにより、ポンプ損失の低減を図り、燃費を向上させることができる。また、圧力脈動がスロットルバルブ323よりも上流の吸気通路32にまで伝達するのを抑制することができる。そのため、エアフローメータ321による吸入空気量検出精度を向上させることができるとともに、吸気系の騒音及び振動を抑制することができる。
また、ポンプ損失低減による燃費向上効果の低い減速時には、スロットル開度を通常運転時よりも小さくすることとした。これにより、通常運転時よりも、吸気系の騒音及び振動を抑制することができる。
また、予めコレクタ圧力が負圧になる直前までスロットルバルブ323を閉じておくことで、吸入負圧が必要なときに、コレクタ圧力を素早く目標負圧まで下げることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図9を参照して説明する。本実施形態は、吸気通路32の音振レベルを検出し、音振レベルを考慮してスロットル開度制御を実施する点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。なお、以下に示す各実施形態では前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を用いて重複する説明を適宜省略する。
図9は、本実施形態によるスロットル開度制御について説明するフローチャートである。コントローラ40は、本ルーチンをエンジンの運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実行する。
ステップS21において、コントローラ40は、音量センサ322によって、吸気系の音振レベルを検出する。
ステップS22において、コントローラ40は、音振レベルが、運転状態に応じて定まる許容値より小さいか否かを判定する。コントローラ40は、音振レベルが許容値よりも小さければステップS23に処理を移行する。一方で音振レベルが許容値よりも大きければステップS1に処理を移行する。
ステップS23において、コントローラ40は、スロットル開度を現在の開度に維持する。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、スロットルバルブ323を、音振レベルに応じた適切なスロットル開度に維持することができる。これにより、コレクタ圧力が負圧になる直前までスロットルバルブ323を閉じる必要がなくなる場合がある。したがって、スロットルバルブ323を閉じ、その開度に維持するために必要な消費電力を減らすことができ、燃費を向上させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、上記各実施形態では、スロットルバルブ323を所定の角度ずつ開閉させていたが、予め実験等で定めたエンジン回転速度とエンジン負荷と基づくマップや、エンジン回転速度とリフト・作動角と基づくマップによって、開閉角度を算出してもよい。
1 エンジン(内燃機関)
21 シリンダ(気筒)
32 吸気通路
35 吸気弁
40 コントローラ(吸入空気量制御手段)
110 リフト・作動角可変機構
322 音量センサ(音振レベル検出手段)
323 スロットル弁(開閉弁)
324 吸気コレクタ
S4 開閉弁制御手段
S5 開閉弁制御手段
S7 開閉弁制御手段
S8 開閉弁制御手段
S23 開度保持手段

Claims (2)

  1. 吸気通路を開閉する開閉弁と、
    前記開閉弁の下流の前記吸気通路に設けられる吸気コレクタと、
    前記吸気通路と気筒との開口を開閉する吸気弁と、
    前記吸気弁のリフト・作動角を連続的に変更するリフト・作動角可変機構と、
    を備える火花点火式の内燃機関の制御装置であって、
    運転状態に応じて前記吸気弁のリフト・作動角を制御して、吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段と、
    前記吸気コレクタ内の圧力に基づいて、前記開閉弁の開度を制御する開閉弁制御手段と、
    を備え、
    前記開閉弁制御手段は、
    通常運転時には、前記コレクタ内の圧力が負圧になる直前まで前記開閉弁の開度を小さくし、
    減速時には、前記開閉弁の開度を前記通常運転時よりも小さくする、
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記吸気通路の騒音振動状態を検出する音振レベル検出手段と、
    前記騒音振動状態が所定の音振レベルに収まったときは、前記開閉弁の開度を現在の開度に保持する開度保持手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
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