JP5245844B2 - レーザ切断方法および装置 - Google Patents

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本発明は、厚鋼板等のレーザ切断方法および装置に関する。
レーザ切断は、特に、被切断材が薄い場合には、切断速度が速く、熱歪みが少ないなどの利点に加えて、いわゆるドロスフリー切断が比較的容易に実現されるために後処理が不要で、作業効率的に非常に有効であり、多くの産業分野において普及している。ここで、ドロスフリーとは、切断面下部に溶融再凝固物(ドロス、ノロとも言う)が付着しないことである。
しかし、レーザ光強度一定の条件下では、被切断材の厚みが厚くなるにつれ、切断面の下部に溶融物が滞留しやすくなり、熱が蓄積されるために過燃焼を生じ切断面粗さが粗くなったり、ドロスが付着するなど、断面品位の劣化が顕在化してくる。これは、入熱不足により溶融物の温度が下がり粘性が高まること、また、厚みに対し切断幅(カーフ)が狭いためアシストガス流による溶融物の除去作用が低下することが主たる要因と考えられる。なお、現在市販されているレーザ切断装置の最高平均出力は6kWであり、酸素をアシストガスとして用いる場合に定常的に軟鋼の良好な切断が可能とされている板厚の最大値は、高々19mm程度である。
こうした厚板における板厚制約を打破すべく、従来、レーザビームを用いた厚鋼板の切断において、被加工材の表面付近で切断線を縫うようにレーザビームの照射位置を変化させながら切断を行うことにより、切断可能な板厚の上限を拡大する方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、被加工材の表面に集光されたレーザビームを振動させつつ被加工材を切断するレーザ切断方法が開示されている。このレーザ切断方法によると、集光されたレーザビームを振動することにより広い溶融部を形成するため、レーザビームの強度分布における裾野部分のケラレがなく切断溝の幅が広くなり、アシストガスが切断溝の奥部まで十分に供給されて厚手の被加工材を効果的にレーザ切断できると記載されている。レーザビームの振動パターンは切断線に直角な直線か、あるいは切断線に直角な半円が好適とされている。前者の振動パターンは、図4に示すようにレーザビームの軌跡が切断線に対して左右対称であることから、比較的良好な切断面が得られると考えられる。ここで、左右対称とは、厳密な鏡面対称だけでなく映進対称を含むものとする。一方、後者は、図5に示すように切断時のレーザビームの軌跡が著しく左右非対称となることから、実際に検証するまでもなく良好な切断が可能とは考えられない。いずれにしても、上記特許文献1には、概念のみで振幅や周波数などの具体的な条件は明記されておらず、必ずしも現場作業者が容易に実施できる内容ではない。
特許文献2には、被加工材の表面に集光されたレーザビームを振動させつつ被加工材を切断する方法として、レーザビームの振動パターンを切断線に平行な方向の直線振動、切断線に直角な方向の直線振動、あるいは両者の合成としての円軌道、そして、焦点位置をレーザ光の進行方向に振動させるレーザ切断方法が開示されている。この方法によると、焦点位置の振動により、切断溝の深部に到達するレーザビームを増加させることができ、切断溝深部の入熱不足が解消され、溶融物の温度が上昇して粘性が低くなり、結果として、被加工物切断面の下部において、溶融物の滞留が解消され、高品質の切断面を実現できる効果があると記載されている。しかし、前記の振動パターンの内、円軌道については、図6に示すごとく、移動時の軌跡が切断線に対して非対称となるため、被加工物への熱入力も左面と右面とで異なることから、上記公報に記載のような効果は得られないことが、実際に検証するまでもなく明らかである。一方、他の3種の振動パターンについては、左右対称性があるので、一定の効果があると考えられる。そこで、発明者等は特許文献2に記載された振動パターンの中で、円軌道以外の3種の振動パターンについて検証実験を実施した。
第1に、切断線に平行な方向(y方向)の直線振動の場合であるが、これはカーフ幅を拡大する効果がなく、アシストガスの流入量が改善されないため、限界板厚を拡大する観点で、レーザビームを振動させない場合に比較して有意な改善効果は認められない結果となった。
第2に、レーザ光の進行方向(図4〜6の上下方向)に集光スポットを振動させた。これも上記の切断線に平行な方向の直線振動と同様にカーフ溝の拡大効果がなく、アシストガスの流入量が改善されないため、限界板厚を拡大する観点で、レーザビームを振動させない場合に比較して有意な改善効果は見られなかった。むしろ、この方法では、レーザビームの焦点が被切断材の表面に近づいた場合に、表面スケールなどが剥離した粉体状の物質などにレーザ照射で着火してプラズマ化することがあり、その際の膨張反力等によって、溶融部が大幅に拡大するバーニング現象に至る等極めて悪い結果となる場合も見られた。
第3に、切断線に直角な方向の直線振動の場合を検証した。この場合はカーフ幅が広がり、アシストガスの流入量が改善されるため、レーザビームを振動させない場合に比較して有意な限界板厚拡大効果が認められた。ただし、切断面下部についてはレーザビームを振動させない場合よりも断面粗さが粗くなってしまう場合があることがわかった。これはカーフ幅を拡大したことでアシストガスの流入量が増大し、過燃焼傾向となるためと考えられる。
特開昭60−210384号公報 特開平7−236987号公報
上述のごとく、従来の方法では、それぞれの板厚に対して予め設定したアシストガス圧をそのまま適用したのでは、目的とする板厚拡大効果と断面品位の両立は難しいことが分かった。本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、厚板のレーザ切断において、送り速度に対応して酸素ガスの圧力を適切に制御することにより、板厚拡大と断面品位の両立を実現するためのレーザ切断方法および装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の要旨は、下記のごとくである。
本発明のレーザ切断方法は、レーザビームを被加工材上に集光照射し前記レーザビームを走査して前記被加工材を切断するレーザ切断方法において、前記被加工材面上の加工線に沿ってレーザビームを走査する際に、レーザビームを振動させながら照射し、前記被加工材に対する前記レーザビームの走査の前記加工線方向の速度に応じて、レーザビームを振動させるミラーを駆動する電気的に伸縮する素子に印加する電圧を変化させることにより、前記レーザビームの振動の振幅を制御し、アシストガスの供給圧力の低下率を、前記レーザビームの振動の振幅に比例させるように制御することを特徴とする。
本発明のレーザ切断方法は、前記レーザビームの振動の振幅を、前記レーザビームの集光スポット径の0.04倍以上0.2倍以下とすることを特徴とする。
本発明のレーザ切断装置は、レーザビームを被加工材上に集光照射し前記レーザビームを走査して前記被加工材を切断するレーザ切断装置において、レーザビームを被加工材上に集光照射し、且つレーザビームを振動させるミラーを具備するレーザ加工部と、前記レーザ加工部が前記被加工材面上の加工線に沿って移動する際に、前記レーザ加工部の移動速度に基づいて、前記ミラーを駆動する電気的に伸縮する素子に印加する電圧を変化させることにより、前記レーザビームの振動の振幅を制御するとともに、アシストガスの供給圧力の低下率を、前記レーザビームの振動の振幅に比例させるように制御するアシストガス圧制御手段と、を具備することを特徴とする。
本発明のレーザ切断装置は、前記レーザ加工部は、レーザビームを前記被加工材面上で振動させる可動ミラーを有するレーザビーム振動駆動部とレーザ加工ノズルを有し、前記アシストガス圧制御手段は、前記レーザ加工部の移動速度に基づいて、最適の圧力を演算する演算部と、前記演算部の指示に基づいて所定の圧力でアシストガスを供給させるアシストガス圧制御部を有することを特徴とする。
本発明のレーザ切断装置は、前記アシストガス圧制御部は、電磁バルブで構成されることを特徴とする。
本発明によれば、厚板のレーザ切断において、送り速度に対応して酸素ガスの圧力を適切に制御することにより、限界板厚の拡大および断面品位の両立を実現することが可能となる。
本発明の実施の形態にかかるレーザ切断装置のブロック構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるレーザ切断装置のレーザ切断トーチ部分の一例の側面概略図である。 本発明の実施の形態にかかるレーザ切断装置の概略斜視図である。 レーザビームスポットの動きを切断線に直角な直線振動としたときの軌跡。 レーザビームスポットの動きを切断線を中心とした半円としたときの軌跡。 レーザビームスポットの動きを切断線を中心とした円としたときの軌跡。
本発明のレーザ切断装置の実施の形態を、図を用いて詳細に説明する。なお、下記の各図において、同一の機能を有する部分には同一の番号を付記した。
図1は、本発明にかかるレーザ切断装置のブロック構成を示す図である。
本実施形態のレーザ切断装置は、レーザビームLBを被切断材(ワーク)W上に集光・照射してレーザスポットを形成すると共に、当該レーザスポットを切断線に直交する方向に振動させながら切断加工するものをベースとする装置である。本装置は、レーザビームLBとアシストガスを出すレーザ切断トーチ7と、レーザ切断トーチ7の被切断材Wに対する送り移動量を検出するための移動量検出部1、および移動量検出部1からの情報を基にレーザスポットを切断線に直交する方向に振動させる周波数と振幅および適正なアシストガス圧を決定する演算部2、演算部2の指示に基づいてレーザビームLBの振動制御信号を生成する振動信号生成部3、レーザビーム振動駆動部5、さらに、演算部2からの指示を基にガス圧を制御するアシストガス圧制御部4を備えている。なお、レーザ切断トーチ7はレーザ加工部としての機能を有し、図1では図示しない後述の集光レンズとアシストガス供給口を備えている。
図2は、レーザ切断トーチ7の概略を示す側面図である。レーザ切断トーチ7は図2の全体を指し、上部には上記のレーザビーム振動駆動部5、下部にはレーザビームLBとアシストガスの出口であるレーザ加工ノズル71、および集光レンズ8を備えている。
レーザビーム振動駆動部5において、ミラーボックス51の内部に、ワークW上でレーザビームスポットを2次元走査するための駆動ミラーを設ける。ここでは、駆動ミラーとして2枚のミラー52、53を備えている。ミラー52、53の角度をあおることでレーザビームを偏向させ、被切断材W上でレーザビームスポットを2次元走査する。2次元走査のためには2軸の自由度を要するが、ミラー52、53にてそれぞれ1軸ずつ駆動機能を分担させてもよいし、片方に2軸の駆動機能を持たせても良い。今、片方の軸をX軸、他方をY軸とする。例えば、ミラー52をミラーホルダー55にてジンバル式に支持し、X軸とY軸のあおり機構にピエゾ素子などの電気的に伸縮する素子54を取り付けて駆動させる。ミラー52、53は、直接または間接的に水冷してもよい。
図示しないレーザ光源から見てミラーボックス51の後段に、レーザビームLBと同軸で酸素などのアシストガスを噴射するレーザ加工ノズル71を設ける。アシストガスは、アシストガス供給口72から導入される。
図2のように、集光レンズ8を、レーザビーム振動駆動部5に対してレーザビームLBの進行方向前方に配置すると、集光レンズ8自体がレーザビーム振動駆動部5とレーザ加工ノズル71との間の隔壁の役割を果たすので、容易にレーザビーム振動駆動部5の気密性を保つことができる利点がある。
次に、移動量検出部1について説明する。図1において、レーザ加工トーチ7の被切断材Wに対する平面的な移動を検出する移動量検出部1は、レーザ切断機を統括するNC装置から信号を取り出すか、光学式や電磁式の移動検出手段を用いることができる。
演算部2では、移動量検出部1からの情報を基に、レーザビーム振動駆動部5内のミラー52、53を駆動する周波数と振幅を制御する振動信号を決定する。具体的には、2軸の正弦波の振動周波数と振幅を、切断線に対して常に直交した振動方向を保つように、予め設定した規則に基づいて決める。
例えば、ワークWに対するレーザ切断トーチ7の移動速さv(mm/s)に対し、レーザビームLBの振動すべき周波数をc×v(Hz)と決める。ここでcは定数であるが、物理的意味としては、単位長さあたりの切断面に生じる条痕のピッチの逆数となる。cを大きくすれば条痕は細かく、小さくすれば粗くなる。発明者等の実験によれば、cは2以上6以下が好ましく、より好ましくはc=4である。次に、素子54の駆動電圧A(Vp−p)を例えばA=2.75−0.15vのように決める。
振動信号発生部3では、上記の周波数と振幅に基づいて、レーザビーム振動駆動部5へ送る振動信号を発生する。
また、演算部2では、駆動周波数と振幅を決めるとともに、アシストガスの供給圧力を決める。発明者等の実験により、レーザビームの振動を駆動させた場合に、レーザビームの振動を駆動させない場合に比べて切断面が良好となるアシストガス圧が低下することがわかっている。すなわち、レーザビームの振動駆動により切断幅(カーフ幅)が拡大するので、酸素などのアシストガスがカーフに流入し易くなり、酸化反応が促進されたり、除去効果が増加するためと考えられる。逆に、アシストガス圧を低下させないと過燃焼気味となり断面が粗くなる傾向が見られた。例えば、レーザビームの振動を駆動させないで板厚25mmの軟鋼を切断した場合、カーフ幅は0.7mmであった。これに対し、ワークW上でレーザビームスポットの振幅を0.06mmとしたとき、カーフ幅は0.82mmとなり、拡大率は17%であった。なお、本発明においては、レーザビームの集光スポット径をwとし、レーザビームの振動の振幅をk×wとして、kが0.04以上0.2以下が好ましい。アシストガスとして用いた酸素の最適圧力は元々0.025Mpaであったが、0.02MPaに低下した。低下率は20%である。このようにアシストガス圧を低下させる割合は、カーフ幅の拡大の割合とほぼ比例することがわかる。一方、カーフ幅の板厚依存性は少ないので、カーフ幅はほぼ一定と見てよい。したがって、アシストガス圧は、ワークW上でのレーザビームスポットの駆動振幅の関数となる。この知見に基づき、レーザビームの駆動振幅からカーフ幅拡大率を算出し、アシストガス圧を低下させるようにする。
アシストガス圧制御部4は、例えば電磁バルブで構成され、演算部2の指示に基づきアシストガス圧を制御する。
以上のように、本発明では、送り速度に対応して酸素ガスの圧力を適切に制御することにより、板厚拡大と断面品位の両立を実現することができる。
本発明のレーザ切断装置を、出力6kWの市販のCOレーザ切断機に後付けし、軟鋼のレーザ切断を試みた。集光レンズはZnSe製であり、焦点距離は222.25mmである。集光レンズへの入射レーザビーム径は約35mm、集光点でのスポットサイズは約0.4mmである。被切断材は軟鋼の厚鋼板とした。
図3を用いて本実施例を説明する。図示しないレーザビームLBはレーザ装置9から出力され、光路折り曲げミラー11Aにて横行方向に反射され、光路長一定化装置11Bで折り返されて、光路折り曲げミラー11CにてワークWに向かう方向(−Z方向)に反射される。光路折り曲げミラー11Cは横行方向(Y方向)に移動できるようになっている。レーザ切断トーチ7は光路折り曲げミラー11Cに接続されている。そして、これら全体が長手方向(X方向)にレール13の上を移動する台車12に搭載されている。レーザビームLBを直交する2軸で独立に振動させる2枚のミラーを内蔵したレーザビーム振動駆動部5およびレーザ切断トーチ7は、光路折り曲げミラー11Cの下部に設置される。また、ワークWとレーザ切断トーチ7との相対移動の量や方向を検知する移動量検出部1は、図示しないが、NC装置10の内部に設置した。移動量検出部1からの情報を処理する演算部2は台車12上に搭載した。演算部2の指示に基づいてアシストガス圧を制御するアシストガス制御部4は、図示しないが、レーザ切断トーチ7の近傍に設置した。
以上に説明した本発明のレーザ切断装置を適用した結果、厚板のレーザ切断において、送り速度に対応して酸素ガスの圧力を適切に制御することにより、限界板厚の拡大と断面品位の両立を実現することが可能となった。レーザビームの振動を駆動させて板厚25mmの軟鋼を切断した場合、レーザ切断トーチの送り速度と連動してアシストガスである酸素の最適圧力を約20%低下させた。市販のレーザ切断機では板厚28mmまでメーカーのプリセット条件が与えられているが、その範囲ではいずれもアシストガス圧を低下させる制御となった。本発明では、アシストガス圧の制御は送り速度によって決まるので、同様の方法で板厚40mmまで、断面品位の良好な切断が可能であることを確認した。なお、良好な切断とは、断面粗度のRz値が最大で70μm以下となることを基準とした。
本発明は、例えば、金属やセラミックス等を被加工物として、溶接や切断などの加工を施すレーザ加工技術に利用できる。
1 移動量検出部
2 演算部
3 振動信号生成部
4 アシストガス圧制御部
5 レーザビーム振動駆動部
7 レーザ切断トーチ
8 集光レンズ
9 レーザ装置
10 NC装置
11A 光路折り曲げミラー
11B 光路長一定化装置
11C 光路折り曲げミラー
12 台車
13 レール
51 ミラーボックス
52、53 ミラー
54 素子
55 ミラーホルダー
71 レーザ加工ノズル
72 アシストガス供給口
LB レーザビーム
W 被切断材

Claims (5)

  1. レーザビームを被加工材上に集光照射し前記レーザビームを走査して前記被加工材を切断するレーザ切断方法において、
    前記被加工材面上の加工線に沿ってレーザビームを走査する際に、レーザビームを振動させながら照射し、
    前記被加工材に対する前記レーザビームの走査の前記加工線方向の速度に応じて、レーザビームを振動させるミラーを駆動する電気的に伸縮する素子に印加する電圧を変化させることにより、前記レーザビームの振動の振幅を制御し、アシストガスの供給圧力の低下率を、前記レーザビームの振動の振幅に比例させるように制御することを特徴とするレーザ切断方法。
  2. 前記レーザビームの振動の振幅を、前記レーザビームの集光スポット径の0.04倍以上0.2倍以下とすることを特徴とする請求項1に記載のレーザ切断方法。
  3. レーザビームを被加工材上に集光照射し前記レーザビームを走査して前記被加工材を切断するレーザ切断装置において、
    レーザビームを被加工材上に集光照射し、且つレーザビームを振動させるミラーを具備するレーザ加工部と、
    前記レーザ加工部が前記被加工材面上の加工線に沿って移動する際に、前記レーザ加工部の移動速度に基づいて、前記ミラーを駆動する電気的に伸縮する素子に印加する電圧を変化させることにより、前記レーザビームの振動の振幅を制御するとともに、アシストガスの供給圧力の低下率を、前記レーザビームの振動の振幅に比例させるように制御するアシストガス圧制御手段と、を具備することを特徴とするレーザ切断装置。
  4. 前記レーザ加工部は、レーザビームを前記被加工材面上で振動させる可動ミラーを有するレーザビーム振動駆動部とレーザ加工ノズルを有し、
    前記アシストガス圧制御手段は、前記レーザ加工部の移動速度に基づいて、最適の圧力を演算する演算部と、前記演算部の指示に基づいて所定の圧力でアシストガスを供給させるアシストガス圧制御部を有することを特徴とする請求項3に記載のレーザ切断装置。
  5. 前記アシストガス圧制御部は、電磁バルブで構成されることを特徴とする請求項4に記載のレーザ切断装置。
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