JP5245804B2 - データ選択支援プログラム、データ選択支援装置およびデータ選択支援方法 - Google Patents

データ選択支援プログラム、データ選択支援装置およびデータ選択支援方法 Download PDF

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本発明はデータ選択支援プログラム、データ選択支援装置およびデータ選択支援方法に関し、特に、信頼性の高いデータを選択するデータ選択支援プログラム、データ選択支援装置およびデータ選択支援方法に関する。
近年、電子カルテに蓄積された情報を有効活用する方法の1つとして、過去に患者に投薬した投薬パターンを他の患者の投薬時に参考とするナレッジセット(登録商標)機能が知られている。
例えば、処方箋データベースに記憶された過去の処方箋データを、当該患者のID等を検索キーとして抽出し、抽出された処方箋データを表示する方法が知られている。
また、医師(利用者)毎の投薬指示パターンをデータベースに記憶させておき、投薬に際して医師が投薬指示パターンを一覧表示させ、表示させたパターンに基づいて投薬指示の入力を簡易化させる方法が知られている。
特開2004−318520号公報 特開平8−63524号公報
医師が受信者を診療する際に考慮すべき事項は、ケースに応じて異なる。
例えば、医師は、自己の所属する診療科における初診の患者に対する投薬内容決定にあたっては、自己が当該診療科で多くの患者に対して行っていた過去の投薬パターンを再確認しながら投薬内容を吟味することが好ましい。
一方、医師は、自己の所属する診療科での投薬以外にも、例えば緊急外来患者等、他の診療科の初診患者について専門外の投薬を行わなければならない場合がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、信頼性の高い投薬パターンを容易に得ることができるデータ選択支援プログラム、データ選択支援装置およびデータ選択支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、開示のデータ選択支援プログラムが提供される。このプログラムは、コンピュータを、薬品を特定する情報の入力を受け付ける入力受付手段、患者への投薬を決定した決定者を識別する情報を備える投薬パターンが複数格納されたデータベースから、前記薬品を含む投薬パターンを抽出する第1の抽出手段、前記第1の抽出手段により抽出された前記投薬パターンのうち、予め用意された前記決定者の経験を判断する基準を満たす前記投薬パターンを抽出する第2の抽出手段、前記第2の抽出手段により抽出された投薬パターンを表示する表示手段、として機能させる。
このようなデータ選択支援プログラムによれば、入力受付手段により、薬品を特定する情報の入力が受け付けられる。第1の抽出手段により、データベースから、入力された薬品を含む投薬パターンが抽出される。第2の抽出手段により、第1の抽出手段により抽出された投薬パターンのうち、予め用意された決定者の経験を判断する基準に基づいて、基準を満たす投薬パターンが抽出される。表示手段により、第2の抽出手段によって抽出された投薬パターンが表示される。
開示のデータ選択支援プログラムによれば、信頼性の高い投薬パターンを容易に得ることができる。
以下、実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、実施の形態のデータ選択支援プログラムの概要について説明し、その後、実施の形態をより具体的に説明する。
図1は、実施の形態のデータ選択支援プログラムの概要を示す図である。
実施の形態のデータ選択支援プログラムは、コンピュータ1を、入力受付手段2、第1の抽出手段3、第2の抽出手段4および表示手段5として機能させる。
入力受付手段2は、例えば、患者(なお、一般的に「患者」とは病人や怪我人のことを指すが、ここでは、妊産婦や健康診断の受診者などの健常者も含み、電子カルテ装置でのカルテデータ入力対象者を総称して説明の便宜上「患者」というものとする。)に投与しようとする薬品を特定する情報の入力を受け付ける。
第1の抽出手段3は、患者への投薬を決定した決定者(医師)を識別する情報を備える投薬パターンが複数格納されたデータベース6から、入力受付手段2が受け付けた薬品を含む投薬パターンを抽出する。
図1では、一例として投薬パターンA、B、Cが抽出されている。
第2の抽出手段4は、第1の抽出手段3により抽出された投薬パターンのうち、予め用意された決定者の経験を判断する基準を満たす投薬パターンを抽出する。
この基準は特に限定されないが、例えば、コンピュータ1を操作する利用者(医師)の経験年数が、決定者より長いことや、当該利用者の職能が、決定者よりも上位であること等が挙げられる。
図1では、一例として基準を満たした投薬パターンB、Cが抽出されている。
表示手段5は、第2の抽出手段4により抽出された投薬パターンを表示する。
このようなコンピュータ1によれば、決定者の経験を判断する基準を満たす投薬パターンを抽出し表示することで、信頼性の高い投薬パターンを容易に得ることができる。
なお、図1では示していないが、例えば、さらに、各投薬パターンの患者への投薬を決定した回数を記憶しておき、第2の抽出手段4が、この回数が一定以上である投薬パターンのみを抽出し、表示手段5が表示するようにするのが好ましい。これにより、さらに信頼性の高い投薬パターンを得ることができる。
以下、実施の形態をより具体的に説明する。
図2は、実施の形態の電子カルテシステムを示す図である。
電子カルテシステム100は、サーバ装置10、30、40と、複数の(図2では2台の)クライアント装置20、20、・・・とを有している。
サーバ装置10は、各診療科の電子カルテを管理するサーバである。
サーバ装置10は、患者毎の投薬(処方)パターンや、患者および医師を識別するデータ等を格納し、必要に応じてそのデータを各クライアント装置20に送る。また、これらのデータをサーバ装置30、40と共有する。
各クライアント装置20は、それぞれ、医師が、処方箋を作成したり、患者への病状を説明したりする際に使用する電子カルテアプリケーションを備えている。電子カルテアプリケーションは、医師の操作に応じて付属のモニタに電子カルテや、そのカルテ作成をサポートするために当該医師や他の医師が過去に処方した投薬パターンを表示させる。その際、医師の経験や他の医師に支持された回数等を考慮し、より信頼性の高い投薬パターンを表示させる。
サーバ装置30およびサーバ装置40は、他部門(例えば、調剤部門や会計部門等)の情報を管理するサーバである。
例えば、薬剤師は、端末装置(図示せず)からサーバ装置30アクセスすることで、医師により作成された処方箋を参照し、調剤することができる。また、会計担当者は、端末装置(図示せず)からサーバ装置40にアクセスすることで、医師により作成された処方箋を参照し、会計金額を算出することができる。
図3は、クライアント装置のハードウェア構成例を示す図である。
クライアント装置20は、CPU(Central Processing Unit)201によって装置全体が制御されている。CPU201には、バス207を介してRAM(Random Access Memory)202、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)203、グラフィック処理装置204、入力インタフェース205、および通信インタフェース206が接続されている。
RAM202には、CPU201に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM202には、CPU201による処理に必要な各種データが格納される。HDD203には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。また、HDD203内には、プログラムファイルが格納される。
グラフィック処理装置204には、モニタ204aが接続されている。グラフィック処理装置204は、CPU201からの命令に従って、画像をモニタ204aの画面に表示させる。入力インタフェース205には、キーボード205aとマウス205bとが接続されている。入力インタフェース205は、キーボード205aやマウス205bから送られてくる信号を、バス207を介してCPU201に送信する。
通信インタフェース206は、ネットワーク70に接続されている。通信インタフェース206は、ネットワーク70を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3にはクライアント装置20のハードウェア構成を示したがサーバ装置10、30、40についても同様のハードウェア構成で実現することができる。このようなハードウェア構成の電子カルテシステム100においてサーバ装置10および各クライアント装置20内には、以下のような機能が設けられる。
<サーバ装置>
図4は、サーバ装置の機能を示すブロック図である。
サーバ装置10は、データ送受信部11と、制御部12と、電子カルテ処理用データ格納部13とを有している。
データ送受信部11は、各クライアント装置20との間でデータの送受信を行う機能を有している。
制御部12は、各クライアント装置20が電子カルテアプリケーションにログインする際の認証機能を有している。
具体的には、各クライアント装置20からのユーザ認証要求に応じて認証を行い、認証後、各クライアント装置20からのデータ送信要求に応じて電子カルテ処理用データ格納部13に格納されているデータをクライアント装置20に送信する。
また、クライアント装置20からのデータ更新要求に応じて電子カルテ処理用データ格納部13に格納されているデータを更新する。
電子カルテ処理用データ格納部13は、各クライアント装置20の電子カルテアプリケーションの実行時に使用するデータを格納しており、医師DB131と、患者DB132と、投薬歴(投薬履歴)DB133と、発行医師カウントDB134と、条件マスタ135とを有している。
医師DB131には、医師の基本情報が格納されている。
患者DB132には、患者の基本情報が格納されている。
投薬歴DB133には、過去に患者に投薬した薬品の情報(投薬パターン)が、投薬指示をした医師や、投薬日数等と関連づけられて格納されている。
発行医師カウントDB134には、後述するカウント値が医師毎に格納されている。
条件マスタ135には、他の医師が、投薬パターンを採用するための判断対象となる薬品の使用回数や、参考とする職能に関する情報が格納されている。
なお、図4には図示していないが、サーバ装置10は、この他にも患者毎の電子カルテ(図示せず)が、予め定められたフォーマットで格納されている電子カルテDBや、予め薬品の一般的な情報が登録された薬品マスタ等を有している。
以下、各DBのデータ構造について説明する。
<医師DB>
医師DB131ではデータがテーブル化されて格納されている。
図5は、医師管理テーブルのデータ構造を示す図である。
医師管理テーブル131aには、医師コード、医師名称、医師免許取得日、所属科コード、所属科および職能の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
医師コードの欄には、医師名称の欄に格納された医師(当該医師)を識別する番号が格納されている。
医師名称の欄には、当該医師の氏名が格納されている。
医師免許取得日の欄には、当該医師の医師免許取得日が格納されている。
所属科コードの欄には、当該医師の所属する科を識別するコードが格納されている。
所属科の欄には、当該医師の所属する科の名称が格納されている。
職能の欄には、当該医師の職能が格納されている。職能は、「教授」が一番高く、「准教授」がその次に高く、「講師」が一番低いことが予め定められている。
<患者DB>
患者DB132ではデータがテーブル化されて格納されている。
図6は、患者管理テーブルのデータ構造を示す図である。
患者管理テーブル132aには、患者ID、患者名、性別、生年月日の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
患者IDの欄には、患者を識別する番号(ID)が格納されている。
患者名の欄には、患者の氏名が格納されている。
性別の欄には、患者の性別が格納されている。
生年月日の欄には、患者名の欄に格納されている患者の生年月日が格納されている。
<投薬歴DB>
投薬歴DB133ではデータがテーブル化されて格納されている。
図7および図8は、投薬歴管理テーブルのデータ構造を示す図である。なお、図7および図8は、1つのテーブルを構成している。
投薬歴管理テーブル133aには、患者ID、患者名、診療科コード、診療科名称、医師コード、医師名称、投薬開始日、オーダ番号、項目属性、項目属性名称、項目コード、項目名称、項目数量および項目単位名称の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
患者IDの欄には、患者を識別する番号(ID)が格納されている。
患者名の欄には、患者の氏名が格納されている。
診療科コードの欄には、診療科名称の欄に格納された診療科を識別する番号が格納されている。
診療科名称の欄には、医師名称の欄に格納された医師が所属する診療科が格納されている。
医師コードの欄には、医師名称の欄に格納された医師を識別する番号が格納されている。
医師名称の欄には、患者名の欄に格納された患者に対する薬品を処方した医師名が格納されている。
投薬開始日の欄には、投薬オーダを発行した日付が格納されている。
オーダ番号の欄には、投薬オーダ毎に設けられた固有の識別番号が格納されている。同じオーダ番号が付されているオーダ情報(投薬歴管理テーブル133aの一列分の情報)は、1つのオーダの単位(投薬パターン)(投薬する薬品の組み合わせおよび内服用法を備えるパターン)を構成していることを意味する。なお、本実施の形態では、オーダ番号の数が大きいオーダ情報ほど、オーダ日が新しい。
項目属性の欄には、オーダ情報の属性を示す識別子が格納されている。「D」は、オーダ情報の属性が薬品であることを示し、「Y」は、オーダ情報の属性が用法であることを示している。
項目属性名称の欄には、項目名称の欄が薬品名である場合は「薬品」が格納され、用法である場合は「用法」が記載されている。
項目コードの欄には、項目属性が「D」の項目については、先頭に「D」が付された薬品名を識別する識別番号が格納されている。項目属性が「Y」の項目については、先頭に「Y」が付された内服用法毎のパターンを識別する識別番号が格納されている。
項目名称の欄には、項目属性が「D」の項目については、具体的な投薬オーダの薬品名とその量が格納されている。項目属性が「Y」の項目については、内服用法が格納されている。
項目数量の欄には、項目属性が「D」の項目については、1日あたりの内服数量が格納されており、項目属性が「Y」の項目については、投薬日数を示す日にちが格納されている。以下、オーダ日に投薬日数を加えた日を「投薬終了日」という。例えば、オーダ日が「2007.8.1」で投薬日数が7日の場合、投薬終了日は、「2007.8.8」である。
項目単位名称の欄には、項目属性が「D」の項目については、項目名称の薬品名に応じて「包」または「錠」が格納されており、項目属性が「Y」の項目については、「日」が格納されている。
<発行医師カウントDB>
発行医師カウントDB134ではデータがテーブル化されて格納されている。
図9は、発行医師カウント管理テーブルのデータ構造を示す図である。
発行医師カウント管理テーブル134aには、医師コードおよびカウントの欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
医師コードの欄には、医師管理テーブル131aに格納された医師コードと同じコードが格納されている。
カウントの欄には、後述する処理によってカウントされるカウント値が格納されている。同処理においては、経験年数が一定以上かあるいは一定以上の職能の各医師ごとに、特定の薬品を含む投薬を行った回数がカウントされ、このカウント値に基づいて、各医師の該特定の薬品の使用経験が判断される。
<条件マスタ>
条件マスタ135ではデータがテーブル化されて格納されている。
図10は、条件マスタ管理テーブルのデータ構造を示す図である。
条件マスタ管理テーブル135aには、条件名、科および値の欄が設けられており、各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
条件名の欄には、他の医師が、投薬パターンを採用するための判断条件とする項目が格納されている。
具体的には、条件名の欄の「経験判断薬品使用回数」は、他の医師が、科の欄に格納された科の経験判断薬品使用回数が、値の欄に格納された回数以上である投薬パターンを採用するための判断条件であることを示している。
例えば、条件名「経験判断薬品使用回数」、科「内科」、値「15」は、内科の経験判断薬品使用回数が15回以上である投薬パターンを採用するための判断条件である。
また、「参考許可職能」は、他の医師が、科の欄に格納された科の参考許可職能が値の欄に格納された職能以上である投薬パターンを採用するための判断条件であることを示している。
例えば、条件名「参考許可職能」、科「内科」、値「教授」は、内科の参考許可職能が教授以上である投薬パターンを採用するための判断条件である。
また、前述したように、職能は「教授」が一番高く、「准教授」がその次に高く、「講師」が一番低いことが予め定められている。このため、値「講師」の科は、「准教授」および「教授」も参考可能職能となる。
次に、クライアント装置の機能を説明する。
図11は、クライアント装置の機能を示すブロック図である。
クライアント装置20は、入力受付部21と、インタフェース部22と、アプリケーション格納部23と、アプリケーション実行部24とを有している。
入力受付部21は、患者に対して投与しようとする薬品の情報の入力等、医師のキーボード205aやマウス205b等による入力操作(以下、単に「医師の操作」と言う)を受け付ける。
インタフェース部22は、サーバ装置10とのデータのやりとりを行うインタフェースである。なお、図11では、データ送受信部11および制御部12の図示を省略している。
アプリケーション格納部23は、電子カルテアプリケーションを格納している。
アプリケーション実行部24は、入力受付部21が受け付けた医師の操作による、電子カルテアプリケーションの起動要求に応じてアプリケーション格納部23に格納されている電子カルテアプリケーションを呼び出し、電子カルテアプリケーションのログイン画面をモニタ204aに表示させる。
医師の操作により、医師の医師コードと、固有のパスワード等が入力され、ログインボタン(図示せず)が選択(押下)されることにより、アプリケーション実行部24は、認証処理を行う。
具体的には、アプリケーション実行部24が、ログイン名およびパスワードとともに認証要求を、インタフェース部22を介してサーバ装置10に送信する。サーバ装置10の制御部12によって認証されれば、電子カルテアプリケーションにログインすることができる。
電子カルテアプリケーションにログインすると、アプリケーション実行部24は、モニタ204aに電子カルテを管理するための各種ツールを表示する。
医師の操作により、投薬指示ツールが選択されると、アプリケーション実行部24は、投薬指示ツールを起動する。
そして、医師の操作により、投薬パターン表示ツールが選択されると、アプリケーション実行部24は、後述する投薬オーダ指示画面をモニタ204aに表示する。
投薬オーダ指示画面における医師の操作により、アプリケーション実行部24は、投薬パターン表示処理を行う。
この処理により、アプリケーション実行部24は、投薬歴管理テーブル133aに格納されている投薬オーダの中から、今回選択した薬品を含む投薬パターンを一覧表示した投薬パターン表示画面をモニタ204aに表示する。
図12は、アプリケーション実行部の機能を示すブロック図である。
データ抽出処理部241は、投薬歴管理テーブル133aから今回選択した薬品を含む投薬パターンを1件ずつ読み込む。そして以下の各機能により投薬パターン表示画面に表示する投薬パターンを抽出する。
このデータ抽出処理部241は、モード選択部241aと、パターン抽出部241bと、パターン抽出ベースDB241cとを有している。
モード選択部241aは、後述する与えられた条件に基づいて、医師過去歴モードと、自科過去歴モードと、他科過去歴モードのいずれかを選択する。
ここで、医師過去歴モードは、当該医師が過去に投薬した全ての投薬パターンを抽出対象とするモードである。また、自科過去歴モードは、当該医師の所属する診療科における医師が過去に投薬した全ての投薬パターンを抽出対象とするモードである。また、他科過去歴モードは、当該患者が他の診療科において過去に投薬された投薬パターンを抽出対象とするモードである。
パターン抽出部241bは、モード選択部241aが選択したモードに応じた投薬パターンから後述する条件に一致する投薬パターンを抽出する。
パターン抽出ベースDB241cは、パターン抽出部241bによって抽出された投薬パターンを一時保管する領域を構成している。
投薬パターン圧縮処理部242は、データ抽出処理部241の抽出が終了した後に、パターン抽出ベースDB241cに記憶された投薬パターンのうち、重複するパターンをまとめる。
投薬パターン表示処理部243は、投薬パターン圧縮処理部242によりまとめられた投薬パターンを備える投薬パターン表示画面を作成し、モニタ204aに表示する。
データ送信部244は、電子カルテを閉じる際に、当該患者の電子カルテをサーバ装置10に送信する。
これにより、サーバ装置10は、受信した電子カルテの処方箋の欄に記載されている投薬パターンを、投薬オーダとしてサーバ装置30、40に送信する。また、投薬歴管理テーブル133aの内容を更新する。
次に、投薬オーダ指示画面について説明する。
図13は、投薬オーダ指示画面を示す図である。
投薬オーダ指示画面60には、患者ID表示部61と、患者氏名表示部62と、投薬オーダ伝票選択部63と、終了ボタン64と、検索部65とが表示されている。
患者ID表示部61には、患者管理テーブル132aから取得した患者IDが表示される。
患者氏名表示部62には、患者管理テーブル132aから取得した患者名が表示される。
投薬オーダ伝票選択部63には、院内処方と院外処方とを選択するボタン631と薬品を処方する日付を表示する処方日表示部632とが設けられている。なお、処方日表示部632には、薬品を処方する日付が、クライアント装置20が備えるタイマから呼び出されて表示される。
終了ボタン64が選択されると、アプリケーション実行部24は、投薬オーダ指示画面60の表示を終了する。
検索部65には、薬剤を検索する薬剤タブ651と、用法を検索する用法タブ652と、コメントを検索するコメントタブ653と煎じ薬を検索する煎じ薬タブ654とが設けられている。
図13では、医師の操作により、薬剤タブ651が選択されている。
薬剤タブ651が選択されると薬剤検索部65aが表示される。
薬剤検索部65aには、薬品を検索する薬品検索タブ651aと、薬効を検索する薬効検索タブ651bと、頻用薬(使用頻度の高い薬)を検索する頻用薬検索タブ651cとが設けられている。
医師の操作により、薬品検索タブ651a、薬効検索タブ651b、頻用薬検索タブ651cのいずれかが選択されると、投薬パターン表示処理が実行され、投薬パターン表示画面66が表示される。
図14は、投薬パターン表示画面の一例を示す図である。
投薬パターン表示画面66には、医師過去歴モードを選択する医師選択タブ66aと、自科過去歴モードを選択する自科選択タブ66bと、他科過去歴モードを選択する他科選択タブ66cとが設けられている。
例えば、自科選択タブ66bが選択されると、薬品名入力部661と、検索ボタン662と、検索結果表示部663とが表示される。
なお、他の選択タブが選択されたときも同様の画面が表示される。
薬品名入力部661は、医師の検索する薬品名の一部または全部の入力を受け付ける。
医師の操作により検索ボタン662が選択されると、アプリケーション実行部24は、薬品名入力部661に入力された内容で、前述した薬品マスタの検索を行う。
検索結果表示部663には、検索ボタン662が選択されたときに、薬品名入力部661に入力された薬品名と少なくとも一部が一致した投薬パターン、かつ、当該投薬パターンを処方した医師の経験年数または職能の基準を満たす投薬パターンが表示される。
図14では、一例として、自科選択タブ66bが選択され、医師の操作により薬品名入力部661に薬品名「マーズレン」の一部である「マーズ」が入力されている。この状態で、検索ボタン662が選択された結果、薬品名入力部661に入力された薬品名を含む(図14では「マーズレンS顆粒0.5g包」を含む)投薬パターン、かつ、基準を満たす投薬パターンが、投薬した日付の新しいものから順に表示されている。
次に、電子カルテシステムの処理を説明する。
図15は、電子カルテシステムの全体処理を示すフローチャートである。
まず、アプリケーション実行部24が、医師の操作に応じて電子カルテアプリケーションを呼び出す。また、アプリケーション実行部24が、医師の操作によるログイン名およびパスワードの入力およびログインボタンの選択に応じて、医師管理テーブル131aを参照し、認証処理を行う(ステップS1)。
ログイン後、アプリケーション実行部24が、医師の操作による患者およびその患者の受診科の指定に応じて、サーバ装置10に格納されている当該患者の電子カルテを取得して開く(ステップS2)。また、患者管理テーブル132aに格納されている当該患者の情報を取得する。
その後、医師の操作により、投薬指示ツールが選択されると、アプリケーション実行部24は、投薬指示ツールを起動する(ステップS3)。
次に、医師の操作により、投薬指示ツール内の投薬オーダメニューが選択されると、アプリケーション実行部24が、投薬オーダ指示画面60を起動させる(ステップS4)。
次に、医師の操作により、投薬オーダ指示画面60内の薬剤タブ651が選択されると、薬剤検索部65aが起動する(ステップS5)。
次に、医師の操作により、薬品検索タブ651a、薬効検索タブ651b、頻用薬検索タブ651cのいずれかが選択されると、アプリケーション実行部24が、投薬パターン表示処理を行う(ステップS6)。
医師の操作により、終了ボタン64が選択されると、アプリケーション実行部24が、投薬オーダ指示画面60の表示を終了する。また、医師の操作により、投薬指示ツールの終了が選択されると、投薬指示ツールを終了する(ステップS7)。
医師の操作により、電子カルテが閉じる旨が選択されると、アプリケーション実行部24が患者の電子カルテを閉じる(ステップS8)。
その後、データ送信部244が、当該患者の電子カルテをサーバ装置10に送信する。これにより、投薬歴管理テーブル133aの内容が更新される。
医師の操作により、電子カルテアプリケーションからのログアウトが選択されると、アプリケーション実行部24が、電子カルテアプリケーションからログアウトする(ステップS9)。これにより、処理を終了する。
次に、投薬パターン表示処理を説明する。
図16および図17は、投薬パターン表示処理を示すフローチャートである。
まず、モード選択部241aが、条件マスタ管理テーブル135aに格納されている内容を読み込む(ステップS11)。
次に、モード選択部241aが、ログイン時に入力された情報に基づいて、当該クライアント装置20を操作する医師の情報(所属診療科および経験年数)を取得する(ステップS12)。
次に、モード選択部241aが、ログイン時に入力された情報に基づいて、患者の診療科の情報を取得する(ステップS13)。
次に、モード選択部241aが、医師が所属する診療科と患者の診療科とが一致するか否かを判断する(ステップS14)。
一致する場合(ステップS14のYes)、モード選択部241aが、投薬歴管理テーブル133aを検索するためのキーワード(検索キー)として当該医師の診療科と医師コードをセットする(ステップS15)。
次に、モード選択部241aが、医師過去歴モードを選択する(ステップS16)。
次に、モード選択部241aが、医師過去歴モードを継続して利用するか否かの有無を判断する(ステップS17)。具体的には、医師により、自科選択タブ66bまたは他科選択タブ66cが選択されたか否かを判断する。
医師過去歴モードを継続して利用する場合、すなわち、医師により、自科選択タブ66bまたは他科選択タブ66cが選択されていない場合(ステップS17のYes)、後述するステップS23に移行する。
一方、医師過去歴モードを継続して利用しない場合、すなわち、医師により、自科選択タブ66bまたは他科選択タブ66cが選択された場合(ステップS17のNo)、選択されたモードは自科過去歴モードであるか否かを判断する(ステップS18)。
選択モードが自科過去歴モードである場合、すなわち、医師により、自科選択タブ66bが選択された場合(ステップS18のYes)、モード選択部241aが、投薬歴管理テーブル133aの検索キーに当該医師の診療科をセットする(ステップS19)。
次に、モード選択部241aが、自科過去歴モードを選択し(ステップS20)、ステップS23に移行する。
ステップS14において医師が所属する診療科と患者の診療科が一致しない場合(ステップS14のNo)、およびステップS18において、選択モードが他科過去歴モードである場合、(ステップS18のNo)、モード選択部241aが、投薬歴管理テーブル133aの検索キーに患者の診療科をセットする(図17のステップS21)。
次に、モード選択部241aが、他科過去歴モードを選択する(ステップS22)。
次に、パターン抽出部241bが、医師の操作による薬品名入力部661への薬品名の一部または全部の入力、および検索ボタン662の選択を受け付ける(ステップS23)。
次に、パターン抽出部241bが、投薬パターンベースデータ抽出処理を行う(ステップS24)。なお、この処理は後に詳述する。
次に、投薬パターン圧縮処理部242が、投薬パターンベースデータ抽出処理によって抽出された投薬パターンのうち、同一の投薬パターンをまとめる(ステップS25)。
次に、投薬パターン表示処理部243が、投薬パターン表示画面66をモニタ204aに表示する(ステップS26)。
次に、医師による投薬パターンの選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS27)。
投薬パターンの選択を受け付けた場合(ステップS27のYes)、受け付けた投薬パターンを当該患者の電子カルテの処方箋の欄に反映する(ステップS28)。その後、処理を終了する。
一方、投薬パターンの選択がなかった場合(ステップS27のNo)、処理を終了する。
次に、投薬パターンベースデータ抽出処理を説明する。
図18は、投薬パターンベースデータ抽出処理を示すフローチャートである。
まず選択されたモードが医師過去歴モードか否かを判断する(ステップS31)。
医師過去歴モードである場合(ステップS31のYes)、医師過去歴モード処理を行う(ステップS32)。その後、処理を終了する。
一方、ステップS31において選択されたモードが医師過去歴モードではない場合(ステップS31のNo)、選択されたモードが自科過去歴モードか否かを判断する(ステップS33)。
起動されたモードが自科過去歴モードである場合(ステップS33のYes)、自科過去歴モード処理を行う(ステップS34)。その後、処理を終了する。
一方、起動されたモードが自科過去歴モードではない場合(ステップS33のNo)、他科過去歴モード処理を行う(ステップS35)。その後、処理を終了する。
次に、医師過去歴モード処理を説明する。
図19は、医師過去歴モード処理を示すフローチャートである。
まず、当該医師の診療科、医師コードおよび検索薬品名を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する(ステップS41)。
次に、検索した結果、該当する投薬パターンが存在するか否かを判断する(ステップS42)。
該当する投薬パターンが存在する場合(ステップS42のYes)、その投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する(ステップS43)。その後、ステップS41に移行し、ステップS41以降の処理を繰り返し行う。
一方、該当する投薬パターンが存在しない場合(ステップS42のNo)、処理を終了する。
次に、自科過去歴モード処理を説明する。
図20は、自科過去歴モード処理を示すフローチャートである。
まず、当該医師の診療科および検索薬品名を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する(ステップS51)。
次に、検索した結果、該当する投薬パターンが存在するか否かを判断する(ステップS52)。
該当する投薬パターンが存在する場合(ステップS52のYes)、その投薬パターンが、当該医師自身が指示した投薬パターンか否かを判断する(ステップS53)。
当該医師自身が指示した投薬パターンではない場合(ステップS53のNo)、医師管理テーブル131aを参照し、当該投薬パターンを発行した医師の経験年数を取得する(ステップS54)。
次に、当該投薬パターンを発行した医師の経験年数が、当該医師の経験年数より長いか否かを判断する(ステップS55)。
長くない場合(ステップS55のNo)、当該投薬パターンを破棄する(ステップS57)。その後ステップS51に移行し、ステップS51以降の処理を継続して行う。
一方、長い場合(ステップS55のYes)、当該投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。また、発行医師カウント管理テーブル134aの当該発行医師のカウント値をカウントアップする(ステップS56)。その後、ステップS51に移行し、ステップS51以降の処理を継続して行う。
ステップS52において該当する投薬パターンが存在しない場合、すなわち、投薬歴管理テーブル133aの全ての投薬パターンについて検索を終了した場合(ステップS52のNo)、パターン抽出ベースDB241cに格納されている投薬パターンのうち、当該医師以外の医師のカウント値が、条件マスタ管理テーブル135aに格納されている経験判断薬品使用回数未満である投薬パターンを削除する(ステップS58)。その後、処理を終了する。
次に、他科過去歴モード処理を説明する。
図21は、他科過去歴モード処理を示すフローチャートである。
まず、患者の診療科および検索薬品名を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する(ステップS61)。
次に、検索した結果、該当する投薬パターンが存在するか否かを判断する(ステップS62)。
該当する投薬パターンが存在する場合(ステップS62のYes)、医師管理テーブル131aを参照し、当該投薬パターンを発行した医師の職能情報を取得する(ステップS63)。
次に、条件マスタ管理テーブル135aを参照し、取得した職能情報が、参考許可職能か否かを判断する(ステップS64)。
参考許可職能ではない場合(ステップS64のNo)、当該投薬パターンを破棄する(ステップS65)。その後ステップS61に移行し、ステップS61以降の処理を継続して行う。
一方、参考許可職能である場合(ステップS64のYes)、当該投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。また、発行医師カウント管理テーブル134aの当該発行医師のカウント値をカウントアップする(ステップS66)。その後、ステップS61に移行し、ステップS61以降の処理を継続して行う。
ステップS62において該当する投薬パターンが存在しない場合、すなわち、投薬歴管理テーブル133aの全ての投薬パターンについて検索を終了した場合(ステップS62のNo)、パターン抽出ベースDB241cに格納されている投薬パターンの医師のカウント値が、条件マスタ管理テーブル135aに格納されている経験判断薬品使用回数未満である投薬パターンを削除する(ステップS67)。その後、処理を終了する。
<具体例>
次に、前述した各テーブルを用いて投薬パターン表示処理の具体例を説明する。
以下、第1の具体例では、E医師が、内科の患者を診察し、「マーズレンS顆粒0.5g包」を検索するときの具体例を説明する。
<第1の具体例>
まず、モード選択部241aが、条件マスタ管理テーブル135aに格納されている内容を読み込む。
次に、モード選択部241aが、ログイン時に参照した医師情報である、医師名称「E医師」、医師コード「DR0005」、所属診療科「内科」、医師免許取得日「19910401」を受け取る。
次に、モード選択部241aが、患者の診療科「内科」を取得する。ここで、E医師の所属診療科と患者の診療科が一致するか否かを判断する。E医師の診療科と患者の診療科はいずれも「内科」であるため、投薬歴管理テーブル133aの検索キーに所属診療科「内科」と医師コード「DR0005」とをセットする。
次に、モード選択部241aが、医師過去歴モードを選択する。
次に、モード選択部241aが、他のモードが選択されたか否かを判断する。本具体例では、E医師により自科選択タブ66bが選択されたものとする。
これにより、モード選択部241aが、投薬歴管理テーブル133aの検索キーにE医師の診療科「内科」をセットする。
次に、モード選択部241aが、自科過去歴モードを選択する。
次に、モード選択部241aが、E医師の操作による薬品名入力部661への薬品名「マーズレンS顆粒0.5g包」の入力、および検索ボタン662の選択を受け付ける。
次に、パターン抽出部241bが、投薬パターンベースデータ抽出処理を行う。本具体例では、自科過去歴モードが選択されているため、診療科「内科」および検索薬品名「マーズレンS顆粒0.5g包」を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する。
まず、オーダ番号「00000060」の投薬パターンが見つかる。
次に、E医師自身の投薬パターンによる投薬パターンか否かを判断する。オーダ番号「00000060」の投薬パターンは、A医師の投薬指示による投薬パターンであるため、医師管理テーブル131aを参照し、A医師の経験年数を取得する。
次に、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いか否かを判断する。
A医師の医師免許取得日は、「19770401」であり、E医師の医師免許取得日は、「19910401」であるため、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いと判断する。従って、オーダ番号「00000060」の投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。また、発行医師カウント管理テーブル134aのA医師の医師コード「DR0001」の欄のカウント値を「1」カウントアップする。
次に、再び診療科「内科」および検索薬品名「マーズレンS顆粒0.5g包」を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する。
すると、オーダ番号「00000070」の投薬パターンが見つかる。
次に、E医師自身の投薬指示による投薬パターンか否かを判断する。オーダ番号「00000070」の投薬パターンは、A医師の投薬指示による投薬パターンであるため、医師管理テーブル131aを参照し、A医師の経験年数を取得する。
次に、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いか否かを判断する。
前述したように、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いと判断する。従って、オーダ番号「00000070」の投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。また、発行医師カウント管理テーブル134aのA医師の医師コード「DR0001」の欄のカウント値を「1」カウントアップする。
次に、再び診療科「内科」および検索薬品名「マーズレンS顆粒0.5g包」を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する。
すると、オーダ番号「00000088」の投薬パターンが見つかる。なお、オーダ番号「00000085」の投薬パターンは、診療科が異なるため、検索にヒットしない。
次に、E医師自身の投薬指示による投薬パターンか否かを判断する。オーダ番号「00000088」の投薬パターンは、A医師の投薬指示による投薬パターンであるため、医師管理テーブル131aを参照し、A医師の経験年数を取得する。
次に、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いか否かを判断する。
前述したように、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いと判断する。従って、オーダ番号「00000088」の投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。
また、発行医師カウント管理テーブル134aのA医師の医師コード「DR0001」の欄のカウント値を「1」カウントアップする。
次に、再び診療科「内科」および検索薬品名「マーズレンS顆粒0.5g包」を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する。
すると、オーダ番号「00000100」の投薬パターンが見つかる。
次に、E医師自身の投薬指示による投薬パターンか否かを判断する。オーダ番号「00000100」の投薬パターンは、A医師の投薬指示による投薬パターンであるため、医師管理テーブル131aを参照し、A医師の経験年数を取得する。
次に、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いか否かを判断する。
前述したように、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いと判断する。従って、オーダ番号「00000100」の投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。
また、発行医師カウント管理テーブル134aのA医師の医師コード「DR0001」の欄のカウント値を「1」カウントアップする。
次に、再び診療科「内科」および検索薬品名「マーズレンS顆粒0.5g包」を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する。
すると、オーダ番号「00000110」の投薬パターンが見つかる。
次に、E医師自身の投薬指示による投薬パターンか否かを判断する。オーダ番号「00000110」の投薬パターンは、A医師の投薬指示による投薬パターンであるため、医師管理テーブル131aを参照し、A医師の経験年数を取得する。
次に、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いか否かを判断する。
前述したように、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いと判断する。従って、オーダ番号「00000110」の投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。
また、発行医師カウント管理テーブル134aのA医師の医師コード「DR0001」の欄のカウント値を「1」カウントアップする。
次に、再び診療科「内科」および検索薬品名「マーズレンS顆粒0.5g包」を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する。
すると、オーダ番号「00000300」の投薬パターンが見つかる。なお、オーダ番号「00000220」の投薬パターンは、診療科が異なるため、検索にヒットしない。
次に、E医師自身の投薬指示による投薬パターンか否かを判断する。オーダ番号「00000300」の投薬パターンは、A医師の投薬指示による投薬パターンであるため、医師管理テーブル131aを参照し、A医師の経験年数を取得する。
次に、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いか否かを判断する。
前述したように、A医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いと判断する。従って、オーダ番号「00000300」の投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。また、発行医師カウント管理テーブル134aのA医師の医師コード「DR0001」の欄のカウント値を「1」カウントアップする。
次に、再び診療科「内科」および検索薬品名「マーズレンS顆粒0.5g包」を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する。
すると、オーダ番号「00000540」の投薬パターンが見つかる。
次に、E医師自身の投薬指示による投薬パターンか否かを判断する。オーダ番号「00000540」の投薬パターンは、C医師の投薬指示による投薬パターンであるため、医師管理テーブル131aを参照し、C医師の経験年数を取得する。
次に、C医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いか否かを判断する。
C医師の医師免許取得日は、「19850401」であり、E医師の医師免許取得日「19910401」より長いため、C医師の経験年数が、E医師の経験年数より長いと判断する。従って、オーダ番号「00000540」の投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。また、発行医師カウント管理テーブル134aのC医師の医師コード「DR0003」の欄のカウント値を「1」カウントアップする。
次に、再び診療科「内科」および検索薬品名「マーズレンS顆粒0.5g包」を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する。
すると、オーダ番号「00000555」の投薬パターンが見つかる。
次に、E医師自身の投薬指示による投薬パターンか否かを判断する。オーダ番号「00000555」の投薬パターンは、E医師の投薬指示による投薬パターンであるため、オーダ番号「00000555」の投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。また、発行医師カウント管理テーブル134aのE医師の医師コード「DR0005」の欄のカウント値を「1」カウントアップする。
次に、再び診療科「内科」および検索薬品名「マーズレンS顆粒0.5g包」を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する。
すると、該当する投薬パターンは存在しないため、E医師以外の医師で、条件マスタ管理テーブル135aに指定されている経験判断薬品使用回数未満の医師が発行した投薬パターンを削除する。
本具体例では、E医師以外の医師は、A医師とC医師である。
A医師については、本処理を行う前のA医師のカウント値「20」が、本処理によって「6」カウントアップしているため、A医師の総カウント数は「26」になっている。一方、内科の経験判断薬品使用回数の値の欄には「15」が格納されている。従って、A医師についての投薬パターンは削除しない。
C医師については、本処理を行う前のカウント値「10」が、本処理によって「1」カウントアップしているため、総カウント数は「11」になっている。一方、内科の経験判断薬品使用回数の値の欄には「15」が格納されている。従って、C医師についての投薬パターンは削除する。
以上で投薬パターンベースデータ抽出処理を終了する。
図22は、具体例の投薬パターンベースデータ抽出処理終了時のパターン抽出ベースDBに格納されているデータを示す図である。
次に、投薬パターン圧縮処理部242が、データテーブル241c1に格納されている投薬パターンのうち、同一の投薬パターンをまとめる。
本具体例では、オーダ番号「00000070」の投薬パターンとオーダ番号「00000088」の投薬パターンは、いずれも項目名称の欄が「マーズレンS顆粒0.5包」、「ロキソニン錠60mg」、「内服 1日3回 朝昼夕 食前」であるため、オーダ日が新しいオーダ番号「00000088」の投薬パターンにまとめる。
また、オーダ番号「00000100」の投薬パターンとオーダ番号「00000555」の投薬パターンは、いずれも項目名称の欄が「マーズレンS顆粒0.5包」、「PL顆粒」、「ロキソニン錠60mg」、「内服 1日3回 朝昼夕 食前」であるため、オーダ日が新しいオーダ番号「00000555」の投薬パターンにまとめる。
さらに、オーダ番号「00000110」の投薬パターンとオーダ番号「00000300」の投薬パターンは、いずれも項目名称の欄が「マーズレンS顆粒0.5包」、「ガスターD錠10mg」、「内服 1日3回 朝昼夕 食前」であるため、オーダ日が新しいオーダ番号「00000300」の投薬パターンにまとめる。
それ以外の同一の投薬パターンは存在しない。従って、投薬パターン表示処理部243が、オーダ番号「00000060」、「00000088」、「00000300」および「00000555」の投薬パターンが検索結果表示部663に表示された投薬パターン表示画面66を、モニタ204aに表示する。これにより、図14に示す投薬パターン表示画面66が表示される。
その後、投薬パターン表示画面66に表示される投薬パターンがE医師により選択されると、選択された投薬パターンを当該患者の電子カルテの処方箋の欄に反映する。
以下、第2の具体例では、E医師が、外科の患者を診察し、「セルタッチ」を検索するときの具体例を説明する。
<第2の具体例>
まず、モード選択部241aが、条件マスタ管理テーブル135aに格納されている内容を読み込む。
次に、モード選択部241aが、ログイン時に参照した医師情報である、医師名称「E医師」、医師コード「DR0005」、所属診療科「内科」、医師免許取得日「19910401」を受け取る。
次に、モード選択部241aが、患者の診療科「外科」を取得する。ここで、E医師の所属診療科と患者の診療科が一致するか否かを判断する。E医師の所属診療科は「内科」であり、患者の診療科は「外科」であるため、投薬歴管理テーブル133aの検索キーに患者の診療科「外科」をセットする。
次に、モード選択部241aが、他科過去歴モードを選択する。
次に、モード選択部241aが、E医師の操作による薬品名入力部661への薬品名「セルタッチ」の入力、および検索ボタン662の選択を受け付ける。
次に、パターン抽出部241bが、投薬パターンベースデータ抽出処理を行う。本具体例では、他科過去歴モードが選択されているため、診療科「外科」および検索薬品名「セルタッチ」を検索キーに、投薬歴管理テーブル133aを検索する。
まず、オーダ番号「00000085」の投薬パターンが見つかる。
次に、医師管理テーブル131aを参照し、オーダ番号「00000085」の投薬パターンのB医師の職能情報「准教授」を取得する。
次に、条件マスタ管理テーブル135aを参照し、B医師が参考可能な職能か否かを判断する。本具体例では、外科の参考許可職能は、「教授」および「准教授」であるため、B医師が参考可能な職能であると判断する。従って、オーダ番号「00000085」の投薬パターンをパターン抽出ベースDB241cに格納する。また、発行医師カウント管理テーブルのB医師の医師コード「DR0002」の欄のカウント値を「1」カウントアップする。
次に、再び診療科「外科」および検索薬品名「セルタッチ」を検索キーに投薬歴管理テーブル133aを検索する。
すると、オーダ番号「00000220」の投薬パターンが見つかる。
次に、医師管理テーブル131aを参照し、オーダ番号「00000220」の投薬パターンのD医師の職能情報「講師」を取得する。
次に、条件マスタ管理テーブル135aを参照し、D医師が参考可能な職能か否かを判断する。本具体例では、外科の参考許可職能は、「教授」および「准教授」であるため、D医師が参考可能な職能ではないと判断する。従って、オーダ番号「00000220」の投薬パターンを破棄する。
次に、再び診療科「外科」および検索薬品名「セルタッチ」を検索キーに投薬歴管理テーブル133aを検索する。
すると、該当する投薬パターンは存在しないため、条件マスタ管理テーブル135aに指定されている経験判断薬品使用回数未満の医師が発行した投薬パターンを削除する。
本具体例では、B医師については、本処理を行う前のカウント値「26」に本処理によって「1」カウントアップしているため、総カウント数は「27」になっている。一方、外科の経験判断薬品使用回数の値の欄には「15」が格納されており、B医師についての投薬パターンは削除しない。
図23は、具体例の投薬パターンベースデータ抽出処理終了時のパターン抽出ベースDBに格納されているデータを示す図である。
次に、投薬パターン圧縮処理部242が、データテーブル241c2に格納されている投薬パターンのうち、同一の投薬パターンをまとめる。
本具体例では、まとめる投薬パターンは存在しないため、投薬パターン表示処理部243が、オーダ番号「00000085」の投薬パターンが検索結果表示部663に表示された投薬パターン表示画面66を、モニタ204aに表示する。
図24は、第2の具体例の投薬パターン表示画面を示す図である。
その後、投薬パターン表示画面66に表示される投薬パターンが選択されると、選択された投薬パターンを当該患者の電子カルテの処方箋の欄に反映する。
以上述べたように、電子カルテシステム100によれば、自己が当該診療科で行ってきた過去の投薬パターンを再確認しながら投薬内容を吟味することができるため、医師は、自己の所属する診療科における患者に対する信頼性の高い投薬パターンを容易かつ確実に得ることができる。
また、他の診療科の専門医が行った投薬を考慮しながら投薬内容を決定することができるため、他の診療科の患者について専門外の投薬を行わなければならないような場合においても、信頼性の高い投薬パターンを容易かつ確実に得ることができる。
また、発行医師カウント管理テーブル134aを設け、他の医師が検索対象の薬品を使用した回数(すなわち当該薬品の一定の使用経験)を投薬パターンの抽出の判断対象として考慮することができる。これにより、抽出する投薬パターンの信頼性を高めることができる。
また、条件マスタ管理テーブル135aの経験判断薬品使用回数および参考許可職能を科毎に設定するようにしたので、科の事情等も投薬パターンの抽出の判断対象として考慮することができる。これにより、抽出する投薬パターンの信頼性を高めることができる。
以上、本発明のデータ選択支援プログラム、データ選択支援装置およびデータ選択支援方法を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。
また、本発明は、前述した実施の形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、クライアント装置20が有する機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等が挙げられる。磁気記録装置としては、例えば、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等が挙げられる。光ディスクとしては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。光磁気記録媒体としては、例えば、MO(Magneto-Optical disk)等が挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
データ選択支援プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) コンピュータを、
薬品を特定する情報の入力を受け付ける入力受付手段、
患者への投薬を決定した決定者を識別する情報を備える投薬パターンが複数格納されたデータベースから、前記薬品を含む投薬パターンを抽出する第1の抽出手段、
前記第1の抽出手段により抽出された前記投薬パターンのうち、予め用意された前記決定者の経験を判断する基準を満たす前記投薬パターンを抽出する第2の抽出手段、
前記第2の抽出手段により抽出された投薬パターンを表示する表示手段、
として機能させることを特徴とするデータ選択支援プログラム。
(付記2) 前記コンピュータを、利用者の所属診療科の入力を受け付ける診療科入力受付手段として機能させ、
前記投薬パターンは、前記決定者の診療科の情報を有しており、
前記第2の抽出手段は、前記利用者の所属診療科と患者の受診科とが一致しない場合には、前記第1の抽出手段により抽出された投薬パターンのうち、前記患者の受診科の所定の職級以上の前記決定者の前記投薬パターンを抽出することを特徴とする付記1記載のデータ選択支援プログラム。
(付記3) 前記コンピュータを、利用者の所属診療科の入力を受け付ける診療科入力受付手段として機能させ、
前記投薬パターンは、前記決定者の診療科の情報を有しており、
前記第2の抽出手段は、前記利用者の所属診療科と患者の受診科とが一致する場合には、前記第1の抽出手段により抽出された投薬パターンのうち、前記利用者の所属する診療科において前記利用者よりも経験年数が長い前記決定者の前記投薬パターンを抽出することを特徴とする付記1記載のデータ選択支援プログラム。
(付記4) 前記第2の抽出手段は、前記基準を満たす投薬パターンの数を前記決定者毎にカウントし、前記基準を満たす投薬パターンのうち予め用意された数以上投薬を行っている前記決定者の投薬パターンを抽出することを特徴とする付記1ないし3のいずれかに記載のデータ選択支援プログラム。
(付記5) 前記予め用意された回数は、前記決定者の所属診療科毎に異なることを特徴とする付記4記載のデータ選択支援プログラム。
(付記6) コンピュータを、さらに、前記表示手段により表示された前記投薬パターンの選択を受け付ける投薬パターン選択受付手段、
前記投薬パターン選択受付手段により受け付けられた前記投薬パターンを新たな投薬パターンとして前記データベースに格納させる格納手段、
として機能させることを特徴とする付記1記載のデータ選択支援プログラム。
(付記7) 薬品を特定する情報の入力を受け付ける入力受付部と、
患者への投薬を決定した決定者を識別する情報を備える投薬パターンが複数格納されたデータベースから、前記薬品を含む投薬パターンを抽出する第1の抽出部と、
前記第1の抽出部により抽出された前記投薬パターンのうち、予め用意された前記決定者の経験を判断する基準を満たす前記投薬パターンを抽出する第2の抽出部と、
前記第2の抽出部により抽出された投薬パターンを表示する表示部と、
を有することを特徴とするデータ選択支援装置。
(付記8) コンピュータが備える、
入力受付手段が、薬品を特定する情報の入力を受け付け、
第1の抽出手段が、患者への投薬を決定した決定者を識別する情報を備える投薬パターンが複数格納されたデータベースから、前記薬品を含む投薬パターンを抽出し、
第2の抽出手段が、前記第1の抽出手段により抽出された前記投薬パターンのうち、予め用意された前記決定者の経験を判断する基準を満たす前記投薬パターンを抽出し、
表示手段が、前記第2の抽出手段により抽出された投薬パターンを表示する、
ことを特徴とするデータ選択支援方法。
実施の形態のデータ選択支援プログラムの概要を示す図である。 実施の形態の電子カルテシステムを示す図である。 クライアント装置のハードウェア構成例を示す図である。 サーバ装置の機能を示すブロック図である。 医師管理テーブルのデータ構造を示す図である。 患者管理テーブルのデータ構造を示す図である。 投薬歴管理テーブルのデータ構造を示す図である。 投薬歴管理テーブルのデータ構造を示す図である。 発行医師カウント管理テーブルのデータ構造を示す図である。 条件マスタ管理テーブルのデータ構造を示す図である。 クライアント装置の機能を示すブロック図である。 アプリケーション実行部の機能を示すブロック図である。 投薬オーダ指示画面を示す図である。 投薬パターン表示画面の一例を示す図である。 電子カルテシステムの全体処理を示すフローチャートである。 投薬パターン表示処理を示すフローチャートである。 投薬パターン表示処理を示すフローチャートである。 投薬パターンベースデータ抽出処理を示すフローチャートである。 医師過去歴モード処理を示すフローチャートである。 自科過去歴モード処理を示すフローチャートである。 他科過去歴モード処理を示すフローチャートである。 具体例の投薬パターンベースデータ抽出処理終了時のパターン抽出ベースDBに格納されているデータを示す図である。 具体例の投薬パターンベースデータ抽出処理終了時のパターン抽出ベースDBに格納されているデータを示す図である。 第2の具体例の投薬パターン表示画面を示す図である。
符号の説明
1 コンピュータ
2 入力受付手段
3 第1の抽出手段
4 第2の抽出手段
5 表示手段
6 データベース
10、30、40 サーバ装置
11 データ送受信部
12 制御部
13 電子カルテ処理用データ格納部
20 クライアント装置
21 入力受付部
22 インタフェース部
23 アプリケーション格納部
24 アプリケーション実行部
60 投薬オーダ指示画面
61 患者ID表示部
62 患者氏名表示部
63 投薬オーダ伝票選択部
64 終了ボタン
65 検索部
65a 薬剤検索部
66 投薬パターン表示画面
66a 医師選択タブ
66b 自科選択タブ
66c 他科選択タブ
70 ネットワーク
100 電子カルテシステム
131a 医師管理テーブル
132a 患者管理テーブル
133a 投薬歴管理テーブル
134a 発行医師カウント管理テーブル
135 条件マスタ
135a 条件マスタ管理テーブル
241c1、241c2 データテーブル
241 データ抽出処理部
241a モード選択部
241b パターン抽出部
242 投薬パターン圧縮処理部
243 投薬パターン表示処理部
244 データ送信部
631 ボタン
632 処方日表示部
651 薬剤タブ
651a 薬品検索タブ
651b 薬効検索タブ
651c 頻用薬検索タブ
652 用法タブ
653 コメントタブ
654 煎じ薬タブ
661 薬品名入力部
662 検索ボタン
663 検索結果表示部

Claims (8)

  1. コンピュータを、
    薬品を特定する情報及び利用者の所属診療科の入力を受け付ける入力受付手段、
    患者への投薬を決定した決定者を識別する情報及び当該決定者の診療科の情報を備える投薬パターンが複数格納された第1のデータベースから、前記薬品を含む投薬パターンを抽出する第1の抽出手段、
    前記利用者の所属診療科と前記患者の受診科とが一致しない場合に、前記第1の抽出手段により抽出された前記投薬パターンのうち前記患者の受診科と所属診療科とが一致する決定者の投薬パターンの中から、第2のデータベースに格納された診療経験の長さに関する情報又は職級に関する情報の少なくとも1つを用いて選択した決定者の投薬パターンを抽出する第2の抽出手段、
    前記第2の抽出手段により抽出された投薬パターンを表示する表示手段、
    として機能させる
    ことを特徴とするデータ選択支援プログラム。
  2. 前記第2のデータベースには前記決定者の職級を示す情報が格納されており、
    前記第2の抽出手段は、前記利用者の所属診療科と前記患者の受診科とが一致しない場合に、前記第1の抽出手段により抽出された前記投薬パターンのうち前記患者の受診科と所属診療科が一致する決定者の前記投薬パターンの中から、前記第2のデータベースをもとに所定の職級以上である決定者の前記投薬パターンを抽出する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ選択支援プログラム。
  3. 前記第2のデータベースには前記決定者の経験年数及び前記利用者の経験年数に関する情報が格納されており、
    前記第2の抽出手段は、前記利用者の所属診療科と前記患者の受診科とが一致する場合に、前記第1の抽出手段により抽出された前記投薬パターンのうち前記利用者と所属診療科が一致する決定者の前記投薬パターンの中から、前記第2のデータベースをもとに前記利用者よりも経験年数が長い決定者の前記投薬パターンを抽出する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ選択支援プログラム。
  4. 前記第2の抽出手段は、前記所定の基準を満たす投薬パターンの数を前記決定者毎にカウントし、前記所定の基準を満たす投薬パターンのうち予め用意された数以上投薬を行っている前記決定者の投薬パターンを抽出する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のデータ選択支援プログラム。
  5. 前記コンピュータを、さらに、前記表示手段により表示された前記投薬パターンの選択を受け付ける投薬パターン選択受付手段、
    前記投薬パターン選択受付手段により受け付けられた前記投薬パターンを新たな投薬パターンとして前記第1のデータベースに格納させる格納手段、
    として機能させる
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ選択支援プログラム。
  6. 前記第2のデータベースには前記決定者の職級を示す情報が格納されており、
    前記第2の抽出手段は、前記第2のデータベースをもとに前記決定者の職級に応じて前記表示手段に優先的に表示させる前記投薬パターンを決定し、
    前記表示手段は、前記第2の抽出手段により決定された前記投薬パターンを表示する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ選択支援プログラム。
  7. 薬品を特定する情報及び利用者の所属診療科の入力を受け付ける入力受付部と、
    患者への投薬を決定した決定者を識別する情報及び当該決定者の診療科の情報を備える投薬パターンが複数格納された第1のデータベースから、前記薬品を含む投薬パターンを抽出する第1の抽出部と、
    前記利用者の所属診療科と前記患者の受診科とが一致しない場合に、前記第1の抽出部により抽出された前記投薬パターンのうち前記患者の受診科と所属診療科とが一致する決定者の投薬パターンの中から、第2のデータベースに格納された診療経験の長さに関する情報又は職級に関する情報の少なくとも1つを用いて選択した決定者の投薬パターンを抽出する第2の抽出部と、
    前記第2の抽出部により抽出された投薬パターンを表示する表示部と、
    を有する
    ことを特徴とするデータ選択支援装置。
  8. コンピュータが備える、
    入力受付手段が、薬品を特定する情報及び利用者の所属診療科の入力を受け付け、
    第1の抽出手段が、患者への投薬を決定した決定者を識別する情報及び当該決定者の診療科の情報を備える投薬パターンが複数格納された第1のデータベースから、前記薬品を含む投薬パターンを抽出し、
    第2の抽出手段が、前記利用者の所属診療科と前記患者の受診科とが一致しない場合に、前記第1の抽出手段により抽出された前記投薬パターンのうち前記患者の受診科と所属診療科とが一致する決定者の投薬パターンの中から、第2のデータベースに格納された診療経験の長さに関する情報又は職級に関する情報の少なくとも1つを用いて選択した決定者の投薬パターンを抽出し、
    表示手段が、前記第2の抽出手段により抽出された投薬パターンを表示する、
    ことを特徴とするデータ選択支援方法。
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