JP5244292B2 - 燃料電池モジュールおよび燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池の燃料電池モジュールおよび燃料電池システムに関する。
燃料電池は、燃料の化学エネルギを直接電気エネルギに変換して発電を行うものである。この燃料電池は、燃料側の電極である燃料極と、空気側の電極である空気極と、これらの間にありイオンのみを通す電解質とにより構成されており、電解質の種類によって様々な形式が開発されている。
このうち、固体酸化物形燃料電池(Solid
Oxide Fuel Cell:以下「SOFC」と呼ぶ)は、電解質としてジルコニアセラミクッスなどのセラミックスが用いられ、天然ガス,石油,メタノール,石炭ガス化ガスなどを燃料として運転される燃料電池である。このSOFCは、イオン伝導率を高めるために作動温度が約900〜1000℃程度と高く、用途の広い高効率な高温型燃料電池として知られている。
上述のSOFCは、定格運転時には自らの発熱により上記作動温度を維持し、定格運転を継続する(熱自立する)ことができる。しかし、SOFCの起動の際には、外部から高温熱源で加熱する必要があり、起動時におけるSOFCの加熱方法に関するさまざまな技術等が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−119298号公報
上述の特許文献1においては、有底円筒形状の燃料電池セル内に空気を導く空気導入管に燃焼触媒層を配置し、各燃料電池セル内で昇温用燃料ガスを燃焼させる技術が公開されている。
しかしながら、各燃料電池セル内に空気導入管を挿入配置させたり、燃料電池空気極に触媒層を形成したりするため、燃料電池セルの構成が複雑となり、その製造が困難になるという問題があった。
また、各燃料電池セル内でそれぞれ燃焼を行う場合、各燃料電池セル内での燃焼状態や分布を均一に制御することは困難であり、各燃料電池セルの各部分における昇温速度が異なっていた。そのため、温度分布が不均一になるというセルにとっては大きな問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、燃料電池モジュールの温度均一性を向上させるとともに、その構造を簡素化することができる燃料電池モジュールおよび燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の燃料電池モジュールは、容器と、該容器内の空間を気密に仕切ることにより第1空間及び第2空間を形成する第1仕切り部材と、前記第1空間を流体が流通可能に仕切ることにより、前記第1仕切り部材との間に第3空間を形成する第2仕切り部材と、表面に燃料電池セルが形成された略円筒状の燃料電池セル管と、を有し、前記燃料電池セルは前記第1空間内に位置し、前記燃料電池セル管の開口端は前記第2空間に開放され、前記燃料電池セル管は、前記第2仕切り部材に形成された孔に挿通され、前記燃料電池セル管の内側には、前記第2空間および前記開口端を介して燃料ガスが導入され、前記燃料電池セル管の外側には、少なくとも、前記第3空間および前記第2仕切り部材を介して、予混合された酸化剤ガスと昇温用燃料ガスとの燃焼ガスが導入され、前記第2仕切り部材には、前記予混合された前記酸化剤ガスと前記昇温用燃料ガスとを反応させる触媒が設けられ、前記触媒によって前記酸化剤ガスと前記昇温用燃料ガスとが反応し、生成した前記燃焼ガスが前記第1空間へ流入していることを特徴とする。
本発明によれば、触媒で反応させた燃焼ガスを燃料電池セル管の外側に導入しているため、燃焼ガスの熱により燃料電池セルを昇温させることができる。
例えば、複数の燃料電池セル管を備えた燃料電池モジュールにおいては、第2仕切り部材に設けた触媒で反応させた燃焼ガスを、各燃料電池セル管の外側に導入するため、各燃料電池セル管の燃料電池セルの温度上昇を揃えることができる。特許文献1に記載された発明と比較して、熱の損失が少ないため燃料電池セルの起動用(昇温用)燃料の使用量を削減できる。また、燃料電池セルの健全性を保つこと(破損防止)が容易となる。
また、第3空間に供給された酸化剤ガスと昇温用燃料ガスが、第2仕切り部材に設けられた触媒において反応して燃焼ガスとなる。生成された燃焼ガスは第3空間から第1空間に流入して燃料電池セル管の外側に導入されている。燃焼ガスは生成されてから直接第1空間に流入するため、温度低下を最小限にした状態で燃料電池セル管の外側に導入される。
そのため、燃焼ガスは燃料電池セルを効率的に加熱することができ、燃料電池モジュールの起動時における燃料消費量低減と起動に要する時間短縮とを図ることができる。
第1仕切り部材などは燃焼ガスと長時間接触しないため、燃焼ガスなどの高温ガスを燃料電池モジュール外部から導入して燃料電池セル温度を上昇させる方法と比較して、第1仕切り部材などの耐熱性に余裕を持たせることができる。
また、特許文献1に記載された発明のように燃焼ガスを燃料電池セル管の内周面側へ導く配管を設ける必要がなく、燃料電池モジュールの構成をより簡素化することができる。
触媒を用いているので、酸化剤ガスと昇温用燃料ガスとの混合比率が燃焼限界より低くても、酸化剤ガスと昇温用燃料ガスとを燃焼させることができる。
そのため、燃焼限界よりも混合比率の低い混合ガスを触媒で反応させる場合には、容器の外部で酸化剤ガスと昇温用燃料とを予混合させても、この予混合ガスが燃料電池モジュールの外部で燃焼、自着火することがない。また、容器の内部においても、触媒以外の領域における予混合ガスの燃焼、自着火を考慮する必要がない。さらに、容器の内部における燃焼器構造を考慮する必要がない。
一方、予混合ガスにおける昇温用燃料ガスの混合比率を制御することにより、予混合ガスの燃焼により生成される燃焼ガス温度を制御することができ、燃料電池セルの昇温速度を制御することができる。
上述のように酸化剤ガスと昇温用燃料ガスとの混合比率の範囲を広く取ることができるため、燃焼ガス温度の制御可能範囲を広くすることができる。
上記発明においては、前記第2仕切り部材が、流体透過性を有する材料から形成さていることが望ましい。
本発明によれば、第2仕切り部材が流体透過性を有する材料から形成されているため、触媒において生成された燃焼ガスを第1空間に流入させることができる。
流体透過性を有する材料としては、例えば、多孔質体やハニカム構造体などを例示することができる。
上記発明においては、前記第2仕切り部材が、断熱性を有する材料から形成され、前記燃料電池セル管と前記第2仕切り部材との間には、所定間隔の隙間が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、燃料電池セル管と第2仕切り部材との間には、所定間隔の隙間が設けられているため、触媒において生成された燃焼ガスは上記隙間を通って第1空間に流入することができる。
また、第2仕切り部材が断熱性を有する材料から形成されているため、第1空間内の熱が外部に逃げることを防止できる。そのため、燃料電池セルの昇温速度の低下を防止できる。
上記発明においては、前記触媒に前記昇温用燃料ガスを導入する供給部が設けられていることが望ましい。
上記発明においては、供給部により触媒に昇温用燃料ガスを導入するため、昇温用燃料ガスと酸化剤ガスとは、触媒が設けられている領域において混合される。そのため、触媒が設けられていない領域には、昇温用燃料ガスと酸化剤ガスとの混合ガスが存在せず、当該領域における混合ガスの燃焼、自着火を防止することができる。
本発明の燃料電池システムは、上記本発明の燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールに供給する燃料ガスを改質する改質器と、前記燃料電池モジュールに供給する空気を加熱する予熱部と、前記燃料電池モジュールに昇温用燃料ガスを供給する供給部と、を備えることを特徴とする。
上記発明においては、上記本発明の燃料電池モジュールを用いることにより、燃料電池セル管の外側に燃焼ガスを導入するため、各燃料電池セルを同一の燃焼ガスで昇温させることができる。
特許文献1のように高温ガスを燃料電池セル内へ導く配管を設ける必要がないため、燃料電池モジュールの構成をより簡素化することができる
上記発明においては、前記第2仕切り部材が、光エネルギと熱エネルギとを変換する輻射変換体である。
上記発明においては、前記燃料電池セル管の内側に導入される前記燃料ガスと前記燃料電池セル管の外側に導入される燃焼ガスは、各々対向する方向に流通する。
本発明の燃料電池モジュールおよび燃料電池システムによれば、燃料電池セル管の外側に燃焼ガスを導入するため、各燃料電池セルを同一の燃焼ガスで昇温させることができる。各燃料電池セルの昇温のばらつきを抑えることにより、燃料電池モジュールの温度均一性を向上させることができるという効果を奏する。
この効果により、燃料電池モジュールの昇温用(起動用)燃料の使用量を削減できるという効果を奏する。
また、特許文献1のように高温ガスを燃料電池セル内へ導く配管を設ける必要がないため、燃料電池モジュールの構成をより簡素化することができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明に係るSOFCシステムの第1の実施形態について図1から図4を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るSOFCシステムの構成を説明する模式図である。図2は、図1のSOFCモジュールの構成を説明する模式図である。
SOFCシステム(燃料電池システム)1には、図1に示すように、発電を行なうSOFCモジュール(燃料電池モジュール)31と、燃料ガス(例えば都市ガスや天然ガスなど)を改質する改質器3と、空気(酸化剤ガス)を予熱する空気予熱器5と、SOFCモジュール31から排出された排ガス中に含まれる未燃の燃料ガスを燃焼させる燃焼器21と、が備えられている。
また、SOFCシステム1には、起動時においてSOFCモジュール31に供給される空気に対して後述する昇温用燃料ガス(例えばメタンなど)を供給する昇温用燃料供給部(供給部)13と、起動時において空気を所定温度にまで加熱する予熱ヒータ15と、が備えられている。
予熱ヒータ15は、電力の供給を受けて熱を発生させるヒータであり、後述する燃焼触媒において空気と昇温用燃料とが反応を起こす所定温度にまで加熱するものである。
改質器3は、後述する空気排出室49から排出された高温の空気が内部を通過するように構成されており、これにより、外部から供給された燃料ガスが加熱されるようになっている。
燃焼器21は燃料排出室45と接続されるとともに、空気予熱器5を介して空気排出室49と接続されている。
SOFCモジュール31は、図2に示すように、容器33と、略円筒状に形成された複数のセルチューブ(燃料電池セル筒)35と、セルチューブ35の両端を支持する上下の管板(第1仕切り部材)37a,37bと、これら上下の管板37a,37bの間に配置された上下の断熱体(第2仕切り部材)39a,39bと、から概略構成されている。
容器33と上下の断熱体39a,39bとの間には、発電室(第1空間)41が形成されている。容器33と上管板37aとの間には燃料供給室(第2空間)43が形成されている。容器33と下管板37bとの間には燃料排出室(第2空間)45が形成されている。管板37bと下断熱体39bとの間には空気供給室(第3空間)47が形成されている。上管板37aと上断熱体39aとの間には空気排出室(第3空間)49が形成されている。
上管板37aは容器33の長手方向の上側(図2の上方)に配置された板状の部材であり、下管板37bは容器33の長手方向の下側(図2の下方)に配置された板状の部材である。
セルチューブ35は多孔質セラミックスから形成された略円筒状の管であり、長手方向における中央部には発電を行なう燃料電池セル51が設けられている。
セルチューブ35は、一方の開口端が燃料供給室43に開口するとともに、他方の開口端が燃料排出室45に開口するように上下の管板37a,37bに支持されている。また、セルチューブ35は、燃料電池セル51が発電室41内にのみ位置するように配置されている。
上断熱体39aは容器33の長手方向の上側(図2の上方)に配置され、断熱材料を用いてブランケット状あるいはボード状などに形成された部材である。下断熱材39bは容器33の長手方向の下側(図2の下方)に配置され、断熱材料を用いてブランケット状あるいはボード状などに形成された部材である。
各断熱体39a,39bには、セルチューブ35が挿通される孔53が形成され、孔53の直径はセルチューブ35の直径よりも大きく形成されている。
なお、孔53の内周面は、略円筒状に形成されていてもよいし、螺旋状または直線状の凹部(溝)または凸部(畝状突起)が形成されていてもよく、特に限定するものではない。このような構成にすることで、セルチューブ35と孔53との間を通って発電室41に流入する空気に下断熱体39bの熱が伝達されやすくなり、発電室41の温度を高温に保ちやすくすることができる。
下断熱体39bの空気供給室47を形成する面(図2における下方の面)には、空気と昇温用燃料ガスとを反応(燃焼)させる燃焼触媒(触媒)55が担持されている。
燃焼触媒55としては、空気と昇温用燃料ガスとの燃焼を促進するものが望ましく、例えば、白金や、パラジウム等を挙げることができる。
なお、上述のように、燃焼触媒55を下断熱体39bに担持させてもよいし、粒状やボール状、筒状、ペレット状などのさまざまな形状の燃焼触媒55を断熱体39b内部や表層等に配置してもよい。
本実施形態においては、昇温用燃料供給部13および予熱ヒータ15を空気予熱器5と起動用燃焼器7との間に配置する例に適用して説明する。
次に、上記の構成からなるSOFCシステム1の起動時における作用について説明する。
SOFCシステム1の起動時においては、図1に示すように、外部から供給された空気は空気予熱器5を介してSOFCモジュール31の空気供給室47に供給される。
起動時には、空気予熱器5にSOFCモジュール31から高温の空気が供給されていないため、空気予熱器5において外部から供給された空気は加熱されない。空気予熱器5を通過した空気は、予熱ヒータ15により所定温度、例えば200℃から500℃にまで加熱されるとともに、空気には昇温用燃料供給部13から昇温用燃料ガスが混合される。
本実施形態においては、空気と昇温用燃料ガスとの混合濃度は、昇温用燃料ガスの燃焼限界濃度以下の濃度であれば特に限定されるものではない。空気と昇温用燃料ガスとの混合濃度を制御することにより、生成される高温ガスの温度上昇を制御することができる。
例えば、昇温用燃料ガスとしてメタンを用いた場合には、燃焼限界濃度が約5%であるので、空気と昇温用燃料ガスとの混合濃度は5%以下とされている。
空気と昇温用燃料ガスの混合ガスが流入した空気供給室47では、燃焼触媒55において空気の一部と昇温用燃料ガスとが反応・燃焼し、高温の燃焼ガスが生成される。残りの空気は昇温用燃料ガスの燃焼熱により加熱される。
高温ガスは、孔53とセルチューブ35との隙間を通って発電室41に流入する。高温ガスはセルチューブ35を加熱した後、孔53とセルチューブ35との隙間を通って空気排出室49に流入する。高温ガスは空気排出室49から改質器3に流入して改質器3を加熱する。その後、高温ガスは空気予熱器5に流入して空気予熱器5を加熱する。
例えば、昇温用燃料ガスとしてメタンを用いた場合であって、空気比を4とした場合には、空気供給室47から発電室41へ供給される高温ガスの温度は約600℃となる。
この場合のメタン濃度は約4.5%ととなり、上述のようにメタンの燃焼限界濃度である5%を下回る。そのため、燃焼触媒55が存在しない所でメタンが自着火、燃焼することを防止できる。
その後、燃料電池セル51が高温ガスにより自己発電可能な温度(例えば600℃)にまで加熱されると、燃料ガスが改質器3を介して燃料供給室43へ供給され、燃料電池セル51による発電が開始される。燃料電池セル51は発電するとともに発熱(自己発電発熱)し、燃料電池セル51は、高温ガスの熱と自己発熱とにより加熱される。
昇温用燃料供給部13からの昇温用燃料ガスの供給量は、燃料電池セル51の温度が上昇するにともない徐々に減らされ、燃料電池セル51の温度が定格運転温度(例えば、約1000℃)に到達するまでには昇温用燃料ガスの供給が停止される。
燃料電池セル51による発電の開始後に燃料供給室43に供給される燃料ガスは、改質器3において、空気排出室49から排出された高温ガスまたは高温空気の熱により、水素および一酸化炭素に改質されてから燃料供給室43へ供給される。燃料供給室43に供給された燃料ガスは、燃料供給室43から開口端を通じてセルチューブ35の内側に流入して、燃料電池セル51に供給される。
また、空気供給室47に供給される空気は、空気予熱器5において、空気排出室49から排出された高温ガスまたは高温の排出空気の熱により加熱される。加熱された空気は空気供給室47から孔53とセルチューブ35との隙間から発電室41に流入して、燃料電池セル51における発電に用いられる。
発電室11から燃料排出室45に流入した燃料ガス(以降、排出燃料ガスと表記する。)中には、燃料電池セル51において発電に用いられた排ガスとともに、発電に用いられなかった未燃の燃料ガスが含まれている。そのため、排出燃料ガスは燃料排出室45から燃焼器21に導かれ、空気予熱器5において空気を予熱した高温の排出空気と混合されて燃焼される。
上記の構成によれば、燃焼触媒55で燃焼させた燃焼ガスを含む高温ガスをセルチューブ35の外側に導入しているため、高温ガスの熱により燃料電池セル51を昇温させることができる。
また、断熱体39bの空気供給室47と接する面に設けた燃焼触媒55で燃焼させた燃焼ガスを各セルチューブ35が配置された発電室41に導入するため、各セルチューブ35の燃料電池セル51の温度上昇を揃えることができ、特許文献1に記載された発明と比較して、熱の損失が少ないため燃料電池セル51の起動用(昇温用)燃料の使用量を削減できる。また、燃料電池セル51の健全性を保つこと(破損防止)が容易となる。
空気供給室47において、生成された高温ガスが直接発電室41に流入してセルチューブ35の外側に導入されているため、温度低下を最小限とした状態でセルチューブ35の外側に導入される。
そのため、高温ガスは燃料電池セルを効率的に加熱することができ、SOFCモジュール31の起動時における燃料消費量低減と起動に要する時間短縮とを図ることができる。
管板37a,37bなどは高温ガスと長時間接触しないため、高温ガスを燃料電池モジュール外部から導入して燃料電池セル温度を上昇させる方法と比較して、上下の管板37a,37bなどの耐熱性に余裕を持たせることができる。
また、特許文献1に記載された発明のように燃焼ガスをセルチューブ35の内側へ導く配管を設ける必要がなく、SOFCモジュール31の構成をより簡素化することができる。
燃焼触媒55を用いているので、空気と昇温用燃料ガスとの混合比率が燃焼限界より低くても、空気と昇温用燃料ガスとを燃焼させることができる。
そのため、燃焼限界よりも混合比率の低い混合ガスを燃焼触媒55で反応させる場合には、容器33の外部で空気と昇温用燃料ガスとを予混合させても、混合ガスがSOFCモジュール31の外部で燃焼、自着火することがない。また、容器33の内部においても、燃焼触媒55以外の領域における混合ガスの燃焼、自着火を考慮する必要がない。さらに、容器33の内部における燃焼器構造を考慮する必要がない。
混合ガスにおける昇温用燃料ガスの混合比率を制御することにより、混合ガスの燃焼により生成される高温ガスの温度を制御することができ、燃料電池セル51の昇温速度を制御することができる。
断熱体39a,39bが断熱性を有する材料から形成されているため、発電室41内の熱が外部に逃げることを防止できる。そのため、燃料電池セル51の昇温速度の低下を防止でき、SOFCモジュール31の起動時における燃料消費量低減と起動に要する時間短縮とを図ることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図3を参照して説明する。
本実施形態のSOFCシステムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、昇温用燃料供給部の配置位置が異なっている。よって、本実施形態においては、図3を用いて昇温用燃料供給部の配置等のみを説明し、その他構成要素の説明を省略する。
図3は、本実施形態に係るSOFCシステムの構成を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略している。
SOFCシステム(燃料電池システム)101には、図3に示すように、発電を行なうSOFCモジュール31と、燃料ガス(例えば都市ガスや天然ガスなど)を改質する改質器3と、空気(酸化剤ガス)を予熱する空気予熱器5と、SOFCモジュール31から排出された排ガス中に含まれる未燃の燃料ガスを燃焼させる燃焼器21と、が備えられている。
また、SOFCシステム101には、昇温用燃料ガスを供給する昇温用燃料供給部(供給部)113と、起動時において空気を加熱する予熱ヒータ15と、が備えられている。
昇温用燃料供給部113は、昇温用燃料ガスをSOFCモジュール31の空気供給室47に直接供給している。
次に、上記の構成からなるSOFCシステム101の起動時における作用について説明する。
SOFCシステム101の起動方法は、第1の実施形態と同様であるので、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
起動時には、空気予熱器5を通過した空気は、予熱ヒータ15により所定温度、例えば200℃から500℃にまで加熱されてから空気供給室47に流入する。一方、昇温用燃料ガスは、昇温用燃料供給部113から空気供給室47における燃焼触媒55の近傍領域、あるいは、燃焼触媒55の配置領域に供給される。
本実施形態においては、空気と昇温用燃料ガスとの混合は、空気供給室47における燃焼触媒55の近傍領域、あるいは、燃焼触媒55の配置領域で行われる。また、空気と昇温用燃料ガスとの混合濃度は、昇温用燃料ガスの燃焼限界濃度と関係なく、特に限定されるものではない。
上記の構成によれば、空気と昇温用燃料ガスとの混合が空気供給室47においてされるため、昇温用燃料ガスの混合濃度が燃焼限界濃度よりも高くすることができる。昇温用燃料ガスの混合濃度を高くすることにより、生成される高温ガスの温度を高くすることができ、燃料電池セル51の昇温速度を早くすることができる。
一方、燃焼触媒55の近傍等で空気と昇温用燃料ガスとを混合させているため、昇温用燃焼ガスの混合濃度が、第1の実施形態と同様に燃焼限界濃度よりも低くても、燃焼触媒55において昇温用燃料ガスを燃焼させることができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図4を参照して説明する。
本実施形態のSOFCシステムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、容器内の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図4を用いて容器内の構成等のみを説明し、その他構成要素の説明を省略する。
図4は、本実施形態に係るSOFCシステムにおけるSOFCモジュールの構成を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略している。
SOFCシステム(燃料電池システム)201のSOFCモジュール(燃料電池モジュール)231は、容器33と、複数のセルチューブ35と、セルチューブ35の両端を支持する上下の管板37a,37bと、これら上下の管板37a,37bの間に配置された上下の輻射変換体(第2仕切り部材)239a,239bと、から概略構成されている。
上輻射変換体239aは、容器33の長手方向の上側(図2の上方)に配置され、例えば、多孔体やハニカム構造体などを用いて板状に形成された部材である。下輻射変換体239bは容器33の長手方向の下側(図2の下方)に配置され、、例えば、多孔体やハニカム構造体であって、などを用いて板状に形成された部材である。上下の輻射変換体239a,239bは、空気が空気供給室47から発電室41へ、発電室41から空気排出室49へ透過するように構成されている。
上下の輻射変換体239a,239bには、孔253が形成され、孔253にはセルチューブ35が挿通されている。そのため、セルチューブ35は上下の輻射変換体239a,239bにも支持されている。
次に、上記の構成からなるSOFCシステム201の作用について、図4を参照しながら説明する。
SOFCシステム201の起動方法は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
SOFCシステム201が定格運転されているときには、セルチューブ35の燃料電池セル51の温度は、例えば約1000℃の高温となる。そのため、燃料電池セル51は白熱して光を発する。
燃料電池セル51から発電室41内に発せられた光の一部は、上下の輻射変換体239a,239bに入射する。上下の輻射変換体239a,239bに入射した光は、その光エネルギが熱エネルギに変換され、上下の輻射変換体239a,239bの温度が上昇する。
そのため、空気供給室47から発電室41に流入する空気は、下輻射変換体239bを通過する際に、輻射変換体239bの熱が与えられ、温度が上昇する。
上記の構成によれば、燃料電池セル51から発せられる光の一部を、上下の輻射変換体239a,239bにより、熱として発電室47に回収することができる。そのため、SOFCシステム201の定格運転時における燃料消費量を低減することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、この発明をSOFC(固体酸化物形燃料電池)に適応して説明したが、この発明はSOFCに限られることなく、その他各種の高温型燃料電池に適応できるものである。
また、上記の実施の形態においては、燃料ガスが直接供給されるSOFCコンバインド発電システムに適応して説明したが、この発明は燃料ガスが直接供給されるSOFCコンバインド発電システムに限られることなく、石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)など、その他各種の燃料電池を用いたコンバインド発電システムに適応できるものである。
本発明の第1の実施形態に係るSOFCシステムの構成を説明する模式図である。 図1のSOFCモジュールの構成を説明する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るSOFCシステムの構成を説明する模式図である。 本発明の第3の実施形態に係るSOFCシステムにおけるSOFCモジュールの構成を説明する模式図である。
符号の説明
1,101,201 SOFCシステム(燃料電池システム)
3 改質器
5 空気予熱器
13 昇温用燃料供給部(供給部)
31,231 SOFCモジュール(燃料電池モジュール)
33 容器
35 セルチューブ(燃料電池セル筒)
37a 上管板(第1仕切り部材)
37b 下管板(第1仕切り部材)
39a 上断熱体(第2仕切り部材)
39b 下断熱体(第2仕切り部材)
41 発電室(第1空間)
43 燃料供給室(第2空間)
45 燃料排出室(第2空間)
47 空気供給室(第3空間)
49 空気排出室(第3空間)
51 燃料電池セル
55 燃焼触媒(触媒)
113 昇温用燃料供給部(供給部)
239a 上輻射変換体(第2仕切り部材)
239b 下輻射変換体(第2仕切り部材)

Claims (7)

  1. 容器と、
    該容器内の空間を気密に仕切ることにより第1空間及び第2空間を形成する第1仕切り部材と、
    前記第1空間を流体が流通可能に仕切ることにより、前記第1仕切り部材との間に第3空間を形成する第2仕切り部材と、
    表面に燃料電池セルが形成された略円筒状の燃料電池セル管と、を有し、
    前記燃料電池セルは前記第1空間内に位置し、前記燃料電池セル管の開口端は前記第2空間に開放され、
    前記燃料電池セル管は、前記第2仕切り部材に形成された孔に挿通され、
    前記燃料電池セル管の内側には、前記第2空間および前記開口端を介して燃料ガスが導入され、
    前記燃料電池セル管の外側には、少なくとも、前記第3空間および前記第2仕切り部材を介して、予混合された酸化剤ガスと昇温用燃料ガスとの燃焼ガスが導入され、
    前記第2仕切り部材には、前記予混合された前記酸化剤ガスと前記昇温用燃料ガスとを反応させる触媒が設けられ、前記触媒によって前記酸化剤ガスと前記昇温用燃料ガスとが反応し、生成した前記燃焼ガスが前記第1空間へ流入していることを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 前記第2仕切り部材が、流体透過性を有する材料から形成さていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記第2仕切り部材が、断熱性を有する材料から形成され、
    前記燃料電池セル管と前記第2仕切り部材との間には、所定間隔の隙間が設けられていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池モジュール。
  4. 前記触媒に前記昇温用燃料ガスを導入する供給部が設けられている請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池モジュール。
  5. 前記第2仕切り部材は、光エネルギと熱エネルギとを変換する輻射変換体である請求項1から4のいずれかに記載の燃料電池モジュール。
  6. 前記燃料電池セル管の内側に導入される前記燃料ガスと前記燃料電池セル管の外側に導入される燃焼ガスは、各々対向する方向に流通する請求項1から5のいずれかに記載の燃料電池モジュール。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の燃料電池モジュールと、
    該燃料電池モジュールに供給する燃料ガスを改質する改質器と、
    前記燃料電池モジュールに供給する空気を加熱する空気予熱器と、
    前記燃料電池モジュールに昇温用燃料ガスを供給する供給部と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
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