JP5243652B1 - 口内清浄具 - Google Patents

Abstract

【課題】歯ブラシのような口内の粘膜を損なうことのない、簡便に口内清浄が可能な口内清浄具を提供する。
【解決手段】口内清浄具１は、把持部材２と、把持部材２の先端に固定した、弾性のあるシリコンゴム製の球状ヘッド部材と、球状ヘッド部材に対して被装される、着脱可能な口内清浄部材６とから構成される。把持部材２は、棒状の柄３に対して握り具４を被装して構成される。握り具４は、使用者の年齢に応じて適当な寸法により、また滑りにくく、持ちやすいように製造される。
【選択図】図１

Description

本発明は、歯磨き用のブラシ状の器具を備えていない、口内清浄具に関し、特に、乳歯の生えていない、あるいは乳歯の生え始めの乳児に使用するのに適した口内清浄具に関するものである。

一般に、乳歯の生えていない乳児あるいは乳歯の生え始めの乳児の口内を清浄するには、保育者が、ガーゼ等を乳児の口内に挿入して、汚物を拭い取ることが行われている。特に、歯ブラシのような、使用に刺激を伴う器具は、デリケートな乳児の口内を清浄するには不適当であり、またそのような器具で、むずかる乳児に口磨きを習慣づけることは容易ではない。

本発明の課題は、特に、乳歯の生えていない、あるいは乳歯が生え始めた乳児に対して、歯ブラシのような口内の粘膜を損なうことのない、簡便に口内清浄が可能な、新規な口内清浄具を提供することである。

本発明の口内清浄具は、把持部材と、把持部材の先端に固定した、弾性のあるシリコンゴム製の球状ヘッド部材と、この球状ヘッド部材に対して被装される、着脱可能な口内清浄部材とから構成されている。

本発明は、口内清浄部材として、ガーゼ等の口内の粘膜を損なうことのない部材と同様の機能を果たすことが可能な、無添加で且つ無害の素材であるオーガニックコットンを使用することができる。

また、本発明は、把持部材として、特に乳児用には、乳児の興味を引きやすい、色彩を施した遊具機能を果たす部材を使用することができる。

本発明によれば、従来のような方向性をもつ歯ブラシのような磨き具とは異なり、乳児がおしゃぶりのようにして口内に入れて、軽く自在に動かすだけで、口内の全体にわたって汚物を拭い取ることができ、極めて簡単な口内清浄を可能にする。

本発明によれば、むずかる乳児に対して無理を強いることなく、保育者が簡単に乳児の口内に入れることができ、迅速な口内清浄を可能にする。

本発明によれば、ブラシ状の器具を使用することがないので、口内の粘膜を損なうことがなく、特に乳児に対する安全な口内清浄を可能にする。

本発明によれば、把持部材に遊具機能を付加することによって、乳児に興味を持たせて使用を促進することができ、幼児が、口内清浄を生活習慣として容易に身に付けることを可能にする。

本発明によれば、口内清浄具の寸法を選択することによって、幼児、大人への使用が可能であり、口内術後用の医療器具として、寝たきりの患者の介護器具として、また総入れ歯を使用している高齢者用の清浄器具として、利用可能である。

図１は、本発明の口内清浄具の一実施例を示す。 図２は、本発明の口内清浄具の部分図であり、口内清浄部材が被装された球体ヘッド部材の断面を示す。

図１において、本発明の口内清浄具１が示されている。把持部材２は、棒状の柄３に対して握り具４を被装して構成される。握り具４は、使用者の年齢に応じて適当な寸法により、また滑りにくく、持ちやすいように製造されれば良く、たとえば、乳児用であれば、乳児が興味を持ちやすいように遊具機能を付加してもよい。図示実施例によれば、握り具４は、乳児用に供するために、たとえば、プラスチック製の連続する複数の球体に少なくとも１つの色彩を施すことによって構成し、また複数の球体は、それぞれ異なる寸法によって、あるいは、振動により様々な音を発生するように構成されている。

把持部材１の先端、即ち棒状の柄３の先端には、口内清浄のための芯材として、弾性のあるシリコンゴム製の球状ヘッド部材５が固定される。球状ヘッド部材５については、口内での操作が容易であり、口内の操作で口内の粘膜を損なうことがない形状、寸法、材料を選択することが考慮されるべきである。また、球状ヘッド部材５の形状は、その断面が円形であっても、楕円形であっても良い。

図２は、口内清浄部材６が被装された球体ヘッド部材５の断面を示しており、球状ヘッド部材５の形状を、清浄面積を円形に比べて比較的大きく取れる、楕円形に構成してある。

球体ヘッド部材５には、実際に口内清浄の機能を果たす口内清浄部材６が被装される。口内清浄部材６は、清潔な使用を確保するために、また使用回数を重ねた劣化に対処するために、球体ヘッド部材５に対して適宜着脱可能に構成される。具体的には、口内清浄部材６の一端に、開口面積が可変の伸縮性の開口（図示せず）を設け、口内清浄部材６をこの開口を介して球体ヘッド部材５に対して着脱すればよい。

口内清浄部材６としては、口内清浄の効果に優れ、球体ヘッド部材５に対して着脱が容易で、無害な材料が選択されるべきである。具体的には、口内清浄部材６の材料として、無添加で且つ無害の素材であるオーガニックコットンを使用することができる。口内清浄部材６には、使用者の年齢あるいは性別、また乳児用或いは医療／介護者用等の使用目的に応じて、適当な薬剤或いは香料を含浸させても良い。また、口内清浄部材６の材料として、口内清浄の効果に優れ、球体ヘッド部材５に対して着脱が容易であり、口内の粘膜を損なうことがない限り、柔らかな植毛を施し、或いはスポンジ材を貼着した布材を使用することもできる。また、口内清浄部材６の材料として、繰り返し使用するために洗浄可能な材料を使用することもできる。

１：口内清浄具
２：把持部材
３：棒状の柄
４：握り具
５：球体ヘッド部材
６：口内清浄部材

Claims (4)

1. 把持部材（２）と、前記把持部材の先端に固定した、弾性のあるシリコンゴム製の球状ヘッド部材（５）と、前記球状ヘッド部材に対して被装される、着脱可能な口内清浄部材（６）とから構成されることを特徴とする口内清浄具。
2. 前記口内清浄部材が、無添加で且つ無害の素材であるオーガニックコットンであることを更に特徴とする請求項１に記載の口内清浄具。
3. 前記把持部材が、棒状の柄（３）に対して握り具（４）を被装して構成され、前記握り具が、プラスチック製の連続する複数の球体に少なくとも１つの色彩を施すことによって構成されることを更に特徴とする請求項１または２に記載の口内清浄具。
4. 前記複数の球体は、それぞれ異なる寸法によって、あるいは、振動により様々な音を発生するように構成されることを更に特徴とする請求項３に記載の口内清浄具

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