JP5243154B2 - 超電導機器の電流リード - Google Patents

超電導機器の電流リード Download PDF

Info

Publication number
JP5243154B2
JP5243154B2 JP2008228776A JP2008228776A JP5243154B2 JP 5243154 B2 JP5243154 B2 JP 5243154B2 JP 2008228776 A JP2008228776 A JP 2008228776A JP 2008228776 A JP2008228776 A JP 2008228776A JP 5243154 B2 JP5243154 B2 JP 5243154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
pulse tube
heat
pulse
regenerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008228776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010060245A (ja
Inventor
忠利 今吉
章 富岡
雅行 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Electric Power Co Inc
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Kyushu Electric Power Co Inc
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Electric Power Co Inc, Fuji Electric Co Ltd filed Critical Kyushu Electric Power Co Inc
Priority to JP2008228776A priority Critical patent/JP5243154B2/ja
Publication of JP2010060245A publication Critical patent/JP2010060245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5243154B2 publication Critical patent/JP5243154B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Description

この発明は、超電導電磁石や超電導電力貯蔵装置等の超電導機器と外部機器との間で電流の供給を行う電流リードに関する。
超電導機器は、常電導機器に比べると小形軽量で高効率にすることができるが、超電導状態を維持するために、液体窒素温度(77K)や液体へリウム温度(4K)などの低温状態に保持する必要がある。
超電導機器を低温に保持するためには、冷却装置を設けてこれにより冷却する必要がある。この冷却装置の冷却能力は、理論的には、冷却装置への入力エネルギーの1〜10%程度となってしまう。換言すると、1Wの冷凍能力を発揮するために、10〜100W程度の入力エネルギーが必要になる。冷却に要するエネルギーは超電導機器の効率に直結するので、このエネルギーの抑制、すなわち低温部分への熱侵入量低減が重要な技術となる。
低温下の超電導機器と室温におかれた電源などの外部機器とを接続して電流を供給するのに電流リードが使用される。電流リードの導体に使用される銅等の高導電性金属材は、一般的に熱伝導率も高いので、電流リードを介して室温の外部から低温の超電導機器内部へ高温の熱がより多く伝わり、超電導機器の冷却装置の熱負荷の増大を招く。
このため、熱伝導率の高い銅等の高導電性金属導体により構成された電流リードの場合は、この電流リードの導体を冷却したり、電流リードの導体を熱伝導率の低い超電導材により構成したりすることにより、電流リードから超電導機器への熱侵入を抑制することが従来から行われている。
図2は、特許文献1等により従来から知られているパルス管冷凍機を冷却手段とした超電導機器の電流リードの構成を示すものである。
図2において、10(10A、10B)は、電力貯蔵設備の超電導材により構成された電力蓄積体20の両端に接続されたパルス管冷凍機であり、電力蓄積体20への通電を行うための電流リード1を構成するものである。パルス管冷凍機10の高温側を除く略全体および電力蓄積体20が真空容器で構成されたチャンバー30内に収められ、通常はコイル状とされた電力蓄積体20とパルス管冷凍機10との接続部28およびは電力蓄積体20全体がパルス管冷凍機10によって冷却されるように構成されている。
パルス管冷凍機10は、それ自身を電流リードとして使用するため、パルス管13と蓄冷管14とを同心的に2重に配置し、パルス管13内に上端の高温端と下端の低温端を貫通して銅等の高電導性材で形成したリード導体12を配設して構成される。蓄冷管14の上部に設けたフランジ15の作動ガスの流入出口15Aに圧力振動発生手段40が接続され、ここから管13,14間の隙間にヘリウムガス等の作動ガスが流入出される。パルス管13と蓄冷管14との間の隙間には、上方から順に蓄冷管上部フローストレーナ16、金網を円筒状に形成してなるメッシュパイプ17、蓄冷管下部フローストレーナ18が配置され、蓄冷管14の下端は、下部フランジ19で塞がれ、さらに下部フランジ19のリード導体12の貫通部分がシールキャップ21で塞がれている。フローストレーナ、およびメッシュパイプは、作動ガスの流れを整流する機能および熱伝導する機能を有するものである。
蓄冷管下部フローストレーナ18の下端部とパルス管13の低温端となる下端部との間に蓄冷器として機能する熱交換器22が配置され、その上端側にはパルス管下部フローストレーナ23が配置され、管13と14の間の隙間を流れる作動ガスが、蓄冷管下部フローストレーナ18から熱交換器22およびパルス管下部フローストレーナ23を通してパルス管13内へ流入出できるように構成されている。一方、パルス管13の高温端となる上端側には、パルス管上部フローストレーナ24が配置され、また、このパルス管上部フローストレーナ24を覆うように上部フランジ25が設けられている。この上部フランジ25には連通孔25Aが設けられており、これを介してパルス管13を図示しないバッファタンクまたは、圧力振動発生手段40に接続する。また、上部フランジ25には放熱フィン26が取り付けられており、パルス管13の高温端をも貫通するリード導体12の熱をパルス管上部フローストレーナ24から上部フランジ25に伝達し、放熱フィン26から外気に放熱している。従って、パルス管上部フローストレーナ24は、本来の整流機能の他、リード導体12から熱を奪う熱交換器としても機能する。さらに、リード導体12の高温端が貫通する部分も、作動ガスが漏れないようにシールキャップ27で塞がれている。
このようなパルス管冷凍機10を構成する各部材は、磁気特性や機械強度などを考慮してステンレスにより形成されるが、リード導体12を、導電性を考慮して高導電性の銅で形成して、パルス管冷凍機10に通電された電流は、その殆どがパルス管13や蓄冷管14ではなく、リード導体12を通して流れるようにしている。
このようなパルス管冷凍機10で構成された電流リード1によれば、リード導体12と電力蓄積体20との接続部28がパルス管冷凍機により直接的に冷却されるから、リード導体12を介して侵入する熱を効果的に抑えることができるため、電力蓄積体20等の超電導機器の熱効率を高めることができる。また、パルス管冷凍機10を貫通したリード導体12が銅により形成され電流の通電を一手に負担することから、パルス管冷凍機10を形成する部材は、導電性等は考慮せず冷凍機として要求される耐久性など優先してステンレス等の材料で形成できるため、良好な通電性能を確保しつつ、冷凍機としての信頼性も確実に得ることができる。
前記したように従来のパルス管冷凍機を用いた電流リードは、多くの利点を有するが、パルス管冷凍機のパルス管と蓄冷管を同心的に2重に配置した構成では、両方の管の間の熱絶縁が十分でないため、パルス管冷凍機の運転を定常的に安定に維持することが困難な場合が生じる問題がある。
すなわち、中心にリード導体を配置し、その外側にパルス管を配置し、さらにその外側に蓄冷管を配置した多重構成のパルス管冷凍機を運転した場合、それぞれの管における管の長さ方向の温度勾配が大きく異なるためである。蓄冷管の温度勾配は、高温端側から低温端側へほぼ直線的な変化となるが、パルス管の内部においては、作動ガスのガスピストンの構成によって温度勾配が急激に変化する部分が生じる。これによりパルス管と蓄冷管の共有する管壁の内側と外側での作動ガスの温度差が大きくなり、パルス管側から蓄冷管側へ、またはその逆の方向への熱侵入が発生し大きな熱損失を招くだけでなく、この急激な温度差がパルス管冷凍機内部の振動流に大きな影響を及ぼすことになる。つまり、パルス管冷凍機の内部では、作動ガスの温度・圧力が2Hz程度の速度で変動しているが、この変動の周期を乱して安定した冷却サイクルを維持できず、不安定な運転状態に陥る可能性が生じるのである。この結果、パルス管冷凍機の所期の冷却性能が得られず、電流リードから超電導機器への熱侵入を十分に抑制することができないという問題が生じる。
この問題を解決するためになされた改良が、非特許文献1に示されている。図3は、この非特許文献1に示された電流リードの構成を示す縦断面図である。この図3において、図2に示す従来装置と機能の同じ要素は、同一の符号を付して示す。
図3に示すように、この文献におけるパルス管冷凍機10は、図2と同じく、パルス管13の外側に蓄冷管14を同心的に多重に配置して構成されている。非特許文献1の電流リードにおいては、さらに、パルス管13と蓄冷管14の間に真空層50を形成するために、パルス管13の外周に第1の断熱管51と第2の断熱管52を配置している。これにより、パルス管13と蓄冷管14は共有する管壁が無くなり、真空層50を介して並列することになる。この結果、パルス管13と蓄冷管14は熱的に断熱されたことになり、これら相互の熱の作用がなくなり、各管の温度分布が独立して形成され、パルス管冷凍機としての運転が良好になる。
特許第4000364号公報 Advances in Cryogenic Engineering, Vol.51B, P1711-1718, 2006
前記の特許文献1の電流リードを改良した非特許文献1の電流リードは、パルス管と蓄冷管とを熱的に絶縁する目的でなされたものである。この熱的に絶縁するために真空断熱効果を利用しているが、真空により断熱できるのは、真空断熱層内の対流による伝熱に対してのみであり、室温からの輻射による伝熱については有効ではない。図3に示すように、蓄冷管とパルス管の長さが異なるため、長さ方向の温度分布も異なり、蓄冷管の高温側の位置が、パルス管では低温側近傍に位置しており、この部分で蓄冷管からパルス管へ輻射による伝熱があることになる。この輻射による伝熱により、パルス管壁の温度が上昇し、所定の温度分布が得られなくなる可能性が生じる。結果として蓄冷管とパルス管の熱絶縁が不完全なものとなり、所期の冷却性能を発揮できなくなる。
この発明は、前記の問題を解決して、電流リードから超電導機器への熱侵入を十分に抑制することのできる、パルス管冷凍機を用いた超電導機器の電流リードを提供することを課題とするものである。
この発明は、前記の課題を解決するため、電流を通電するためのリード導体と、この導体を冷却するためのパルス管冷凍機を備えた超電導機器の電流リードにおいて、 前記リード導体をパルス管冷凍機のパルス管の中にその高温端と低温端を貫通させて配置し、
このパルス管の低温端部付近の外側に部分的に蓄冷管を同心的に配置し、この蓄冷管と前記パルス管との間に、第1の断熱管を前記パルス管と前記蓄冷管とが重なる位置に配置するとともに、前記第1の断熱管よりも高温端側に、第2の断熱管を、前記第1の断熱管と直列に結合され、かつ、前記第1の断熱管と内部が連通するようにして配置し、かつ前記蓄冷管と前記第1の断熱管との間に蓄冷機能を有する金網で構成したメッシュパイプを収めるとともに、前記パルス管と前記蓄冷管とを両者の低温端側で連通させ、さらに、前記パルス管と前記第1の断熱管および前記第2の断熱管との間に真空層を設けるとともに、この真空層内の前記第1の断熱管と前記パルス管との間の前記第1の断熱管と第2の断熱管の結合部付近に限定して輻射熱遮断体を配置することにより、前記パルス管と前記蓄冷管とを熱的に絶縁したことを特徴とするのである。
この発明によれば、リード導体の貫通された2重管構成のパルス管冷凍機におけるパルス管と蓄冷管との間に、内部に輻射熱遮断体を配置した真空層を設けることにより、パルス管と蓄冷管とを熱的に絶縁したので、対流による伝熱だけでなく、輻射による伝熱を阻止できるため、パルス管および蓄冷管内の温度勾配が相違していても、両管相互間における熱侵入が阻止され、パルス管冷凍機の運転を安定に維持することができる。このためリード導体およびこのリード導体に接続された超電導機器を良好に冷却することができ、リード導体を介する熱侵入を抑制することができる。
この発明の実施の形態を図に示す実施例について説明する。
図1は、この発明の実施例の電流リードの構成を示す縦断面図である。この図1において、図2および図3に示す従来装置と機能の同じ要素は、同一の符号を付して示す。
図1に示すように、この発明の実施例におけるパルス管冷凍機10は、従来装置と同じく、パルス管13の低温端部の外側に蓄冷管14を同心的に多重に配置して構成されている。パルス管13の高温端となる上端は放熱器となる上部フランジ25で閉塞され、蓄管14の低温端となる下端は下部フランジ19で閉塞される上部フランジ25、パルス管13および下部フランジ19を貫通させて電流を通電するための銅等の高電導性材で形成されたリード導体12を配置する。下部フランジ19および上部フランジ25のリード導体12の貫通部は、それぞれシール体21および27によってシールされる。
蓄冷管14の上端に結合された蓄冷管フランジ15およびパルス管13に結合されたパルス管フランジ25には、ヘリウムガス等の作動ガスを流入出させるためにそれぞれの管内に連通された作動ガス流入出口15Aおよび25Aが設けられ、これらの作動ガス流入出口に作動ガス圧縮機40から作動ガスが供給される。
蓄冷管14内には、上からガス流の整流機能を有する上部フローストレーナ16、蓄冷機能を有する金網で構成したメッシュパイプ17、および下部フローストレーナ18が収められている。蓄冷管14の下端部とパルス管13の下端部との間に、蓄冷器となる熱交換器22が設けられる。熱交換器22は作動ガスの流通が可能なように構成されているため、蓄冷管14とパルス管13とはこの熱交換器22を介して連通されている。パルス管13内の下端部および上端部にはそれぞれ作動ガス流を整流するためのフローストレーナ23および24が設けられている。
パルス管13と蓄冷管14との間に真空層50を形成するためにパルス管13の外周に第1の断熱管51と第2の断熱管52を配設している。第1の断熱管51はパルス管13と蓄冷管14とが重なる部分に設けられており、上端部が蓄冷管フランジ15のパルス管13の貫通する貫通孔15Bの外周壁に気密的に結合され下端部が封止体53を介してパルス管13の下端部に気密的に結合される。
また第2の断熱管52は、パルス管14の蓄冷管14と重ならない部分の外周に配設されている。この第2の断熱管52の下部のフランジ54を蓄冷管14のフランジ15に結合ボルト56によりOリング等のパッキン材を介して締め付けることにより、気密的に結合される。そして上部のフランジ55が締付ボルト37および38により中間フランジ58を介してパルス管13の上部フランジ25にOリング等のパッキン材を介して気密的に締付結合される。断熱管51と52の内部は互いに連通されている。
これにより、パルス管13の外周に断熱管51および52により囲まれて形成される2つの空所は1つに連通した気密的な空所50となる。この空所50の中の空気を真空に引き抜くことにより、蓄冷管14とパルス管13との間に真空層50が形成される。この真空層50により蓄冷管14とパルス管13との間の対流が防止され、両管相互間の対流による熱の侵入を阻止することができる。
パルス管冷凍機10のここまでの構成は、図3に示した従来のパルス管冷凍機の構成とほぼ同じである。
本発明では、蓄冷管14とパルス管13との間の真空層50内に、輻射熱遮断体60を配置する。この輻射熱遮断体60は、表面にアルミニウムを蒸着して輻射熱反射面を有するプラスチックフィルムを円筒状に多層に重ねて構成することができる。この輻射熱遮断体60は、プラスチックフィルムによる輻射熱の反射作用により輻射熱の遮断を行うものであるので、その断熱効果は一般的に重ねたフィルムの枚数に比例するため、輻射熱遮断体60は、より多くの枚数のプラスチックフィルムを積層して構成するのがよい。
また、この輻射熱遮断体60は、必ずしも真空層50の全長にわたって配置する必要はなく、図1に示すように、断熱管51と52の結合部付近に配置すればよい。これにより、蓄冷管14からパルス管13への輻射による伝熱が最も大きくなる蓄冷管14の上端付近での輻射による伝熱が遮断されることになるので、輻射熱の侵入を効果的に阻止できる。
このように構成された電流リード1は、従来の電流リードと同様に、パルス管冷凍機10を、図示しない超電導機器の収められたチャンバー30に電気的な絶縁材で構成された絶縁フランジ35を介して気密的に取付け、リード導体12の先端を超電導機器の接続端子(図示せず)に接続して使用する。
パルス管冷凍機10は、圧縮機40から供給される作動ガスが蓄冷管14およびパルス管13内において振動変位することにより、パルス管13の下端の低温端において冷熱が発生し、パルス管13の上端の高温端において温熱を発生する。
パルス管13の下端に設けた熱交換器22は冷熱を蓄積して蓄冷管14の下部フランジ19に伝達する。これにより、熱交換器22およびフランジ19に貫通結合されているリード導体12がこの冷熱により冷却される。
また、パルス管13の上端部に発生する温熱は、パルス管13、フランジ55、58等を介して放熱器を兼ねたパルス管フランジ25に伝達され、ここからフランジ25に形成された放熱フィン25Bを介して外気へ放熱し、パルス管13およびリード導体12を冷却する。
このようにパルス管冷凍機10とともに超電導機器を収容するチャンバー30の外部から内部へ引き込まれたリード導体12は、外部の室温の温熱をチャンバー30内へ伝達するが、低温端の熱交換器22およびフランジ19の冷熱により冷却されるので、チャンバー30内へ温熱が侵入するのを阻止することができ、超電導機器への電流リードを介する熱侵入が抑制される。
そして、パルス管冷凍機10におけるパルス管13と蓄冷管14との間に真空層50を設け、かつ、その中に輻射熱遮断体60を配置することにより、両方の管の間における対流および輻射による伝熱が遮断され、パルス管13と蓄冷管14とが熱的に絶縁されて切り離される。このため、パルス管13と蓄冷管14との相互間の熱の侵入を抑制することができるようになることにより、パルス管13と蓄冷管14とが多重構成されていても、両管は熱的に独立し、相手方の作動ガスの温度分布の変動に影響されなくなるので、パルス管冷凍機としての冷却サイクルを常に安定に維持することができ、所期の冷却性能を維持することができる。
したがって、この発明の電流リードによれば、超電導機器への外部からの熱侵入を抑制することができ、超電導機器の熱効率を向上することができる。
この発明の実施例による電流リードの構成を示す縦断面図である。 電流リードの第1の従来例の構成を示す縦断面図である。 電流リードの第2の従来例の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1 :電流リード
10:パルス管冷凍機
12:リード導体
13:パルス管
14:蓄冷管
50:真空層
60:輻射熱遮断体

Claims (1)

  1. 電流を通電するためのリード導体と、この導体を冷却するためのパルス管冷凍機を備えた超電導機器の電流リードにおいて、
    前記リード導体をパルス管冷凍機のパルス管の中にその高温端と低温端を貫通させて配置し、このパルス管の低温端部付近の外側に部分的に蓄冷管を同心的に配置し、この蓄冷管と前記パルス管との間に、第1の断熱管を前記パルス管と前記蓄冷管とが重なる位置に配置するとともに、前記第1の断熱管よりも高温端側に、第2の断熱管を、前記第1の断熱管と直列に結合され、かつ、前記第1の断熱管と内部が連通するようにして配置し、かつ前記蓄冷管と前記第1の断熱管との間に蓄冷機能を有する金網で構成したメッシュパイプを収めるとともに、前記パルス管と前記蓄冷管とを両者の低温端側で連通させ、さらに、前記パルス管と前記第1の断熱管および前記第2の断熱管との間に真空層を設けるとともに、この真空層内の前記第1の断熱管と前記パルス管との間の前記第1の断熱管と第2の断熱管の結合部付近に限定して輻射熱遮断体を配置することにより、前記パルス管と前記蓄冷管とを熱的に絶縁したことを特徴とする超電導機器の電流リード。
JP2008228776A 2008-09-05 2008-09-05 超電導機器の電流リード Active JP5243154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008228776A JP5243154B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 超電導機器の電流リード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008228776A JP5243154B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 超電導機器の電流リード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010060245A JP2010060245A (ja) 2010-03-18
JP5243154B2 true JP5243154B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=42187235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008228776A Active JP5243154B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 超電導機器の電流リード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5243154B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101457091B1 (ko) 2012-07-11 2014-10-31 한국전력공사 초전도 전력기기용 전류인입선 장치
CN104637645B (zh) * 2015-03-05 2017-09-08 奥泰医疗系统有限责任公司 超导磁体用固定式电流引线结构
CN105627610B (zh) * 2016-03-15 2018-02-06 北京美尔斯通科技发展股份有限公司 一种基于固氮的高温超导制冷设备
CN106876029B (zh) * 2017-04-21 2018-11-27 欧阳和平 一种可以减小电流损耗的大功率水冷电缆
CN109273141A (zh) * 2018-08-16 2019-01-25 中国电力科学研究院有限公司 组合式电流引线结构
CN109273193B (zh) * 2018-12-04 2023-10-27 湖南迈太科医疗科技有限公司 电流引线结构及超导磁体

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3673622B2 (ja) * 1997-08-22 2005-07-20 岩谷産業株式会社 同軸型パルス管冷凍機
JP2001144338A (ja) * 1999-11-15 2001-05-25 Mitsubishi Electric Corp 電流リード
JP2001194019A (ja) * 1999-12-28 2001-07-17 Daikin Ind Ltd パルス管冷凍装置
JP2001263841A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Sumitomo Heavy Ind Ltd パルス管冷凍機
JP4000364B2 (ja) * 2002-05-17 2007-10-31 学校法人日本大学 パルス管冷凍機を用いた通電システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010060245A (ja) 2010-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5243154B2 (ja) 超電導機器の電流リード
US4287720A (en) Cryogenic liquid container
US7528510B2 (en) Superconducting machine device with a superconducting winding and thermosiphon cooling
JP5297162B2 (ja) 超電導装置
JP2006054444A (ja) クライオクーラとガスギャップ熱伝達デバイスとを備えたクライオスタット構造
WO2014157084A1 (ja) 超電導ケーブルの冷却装置
US20060225455A1 (en) Pressure equalization port apparatus and method for a refrigeration unit
CN105825992A (zh) 一种用于高温超导电流引线的冷却结构
US7073340B2 (en) Cryogenic compressor enclosure device and method
JPH08557B2 (ja) 深海用耐圧殻入り熱機関発電システムの非常用排熱装置
CN218244170U (zh) 散热模块
CN107489858B (zh) 低漏热液氦输液管
CN213483505U (zh) 用于超导磁体的制冷剂冷却系统
US20140162882A1 (en) Cable termination for high voltage power cables cooled by a gaseous cryogen
CN107221834A (zh) 半导体激光器的封装结构及封装方法
CN109891611A (zh) 传热设备
JP2008116171A (ja) ガス伝熱装置とこれを用いた超電導装置
JP3881675B2 (ja) 多段式冷凍機
JP6022990B2 (ja) クライオスタット
JP4000364B2 (ja) パルス管冷凍機を用いた通電システム
JPS60104899A (ja) 冷凍機と連結した低温容器
JPWO2020003579A1 (ja) 超電導マグネット
CN110462760A (zh) 用于超导磁体的热总线热交换器
JP3465195B2 (ja) クライオポンプ
JPS5898991A (ja) 超電導装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110511

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130404

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5243154

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250