JP5242866B1 - 画像管理装置、方法、及び読影用プログラム - Google Patents

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Abstract

ユーザの経験及びノウハウや個別の画像抽出アルゴリズムによらずに、一連の医用画像を表示する適切なプロセスを設定することができる画像管理装置、方法、及び読影用プログラムを提供する。画像管理装置は、一連の医用画像群に対応する画像データを取得するインタフェース部101と、一連の医用画像群の画面表示に際して実行される表示動作に関する情報を、一連の医用画像群に含まれる各々の医用画像の第1の特徴量と、該医用画像が表示された画面に対してなされた所定の操作に関する情報及び/又は該所定の操作に関する情報に関連付けられた第2の特徴量からなる操作情報とに基づいて設定する読影プロセス情報設定部118とを備える。

Description

本発明は、被検体内に導入されたカプセル型内視鏡が取得した医用画像を表示する画像管理装置、方法、及び読影用プログラムに関する。
被検体内に導入されて体内を撮像するカプセル型内視鏡を用いた被検体の検査においては、カプセル型内視鏡によって取得された画像群を、疑似動画若しくは静止画一覧にて観察を行い、異常所見のあるものを選び出す作業が行われる。この作業は読影と呼ばれる。通常、カプセル型内視鏡によって撮像された画像群は、約6万枚(およそ8時間分)にもなるため、これらをすべて読影するのは大変な時間がかかる上、集中力が必要となる。
このような画像群を表示して、医療従事者(読影医等)による読影に供する画面(読影画面)の機能として、例えば、画像群を連続再生する機能、再生速度を調節する機能、一時停止機能、コマ送り機能、一覧表示機能等が用意されている。また、医療従事者による読影作業を支援する機能として、再生速度の自動調整機能や、異常所見と見られる画像(赤色画像等)を自動抽出する自動抽出機能等が知られている。
この他、読影支援に関連する技術として、例えば特許文献1には、画像から検出された特徴に基づいて画像に優先順位を付加し、該優先順位に従って画像を表示することが開示されている。特許文献2には、医用画像複合観察装置に以前に表示した画像データセットと類似した部位の医用画像データセットを表示する場合に、以前の表示と類似した状態を再現することが開示されている。特許文献3には、表示データベースにユーザ情報を対応付けて、そのユーザによって設定された読影時の表示画面の表示形式の情報をその表示順に格納することが開示されている。特許文献4には、ユーザ本人又は別の読影者が過去にした読影のプロセスを後に容易に確認できるように、再生中の画像に対して操作部から入力された読影作業データを、順序性を持たせつつ記録し、この読影作業データを用いて順序性に従った一連のイメージを生成して画面に表示することが開示されている。
特開平5−205018号公報 特開2004−160103号公報 特開2005−149107号公報 国際公開第2011/013475号
ところで、膨大な量の画像群に対する読影作業を効率良く行うためには、ユーザは、異常所見又は異常所見と疑われる(疑陽性)画像についてはゆっくりとした再生速度で詳細に観察し、異常ではないことが明らかな画像や、同じ部位が複数枚に渡って映っている画像については早送り又は表示を省略するなどといったメリハリのある観察を行うことが重要となる。しかしながら、詳細に観察すべき画像とそうでない画像の判別はユーザの経験やノウハウに依存するところが大きく、未熟練者にとってはこのような判別さえも困難であることが多い。
一方、異常所見のある画像を自動抽出する機能や、自動抽出された画像の再生速度を自動調整する機能の場合、どのようなアルゴリズムで自動抽出が実現されるのかが重要となる。例えば、異常所見のある画像を抽出するアルゴリズムは、通常、医療従事者が異常と判断した、限定された数の画像に対する分析に基づいて開発される。従って、このようなアルゴリズムによれば、医療従事者により異常と判断された画像に特化した特徴を持つ画像のみが抽出される傾向となる。ところが、現実には、詳細な観察が必要な画像の特徴は一様ではないため、このようなアルゴリズムでは、想定外の特徴を有する画像の抽出が困難となることも考えられる。しかしながら、医療診断の上では、疑陽性の画像も漏れなく抽出する必要があるため、特定の特徴量に対する画一的な判定に基づくアルゴリズムでは、疑陽性の画像が判定から漏れてしまうおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ユーザの経験及びノウハウや個別の画像抽出アルゴリズムによらずに、一連の医用画像群を適切なプロセスで表示することができる画像管理装置、方法、及び読影用プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像管理装置は、一連の医用画像群に対応する画像データを取得する取得部と、前記一連の医用画像群の画面表示に際して実行される表示動作に関する情報を、前記一連の医用画像群に含まれる各々の医用画像の第1の特徴量と、前記医用画像が表示された画面に対してなされた所定の操作に関する情報及び/又は該所定の操作に関する情報に関連付けられた第2の特徴量からなる操作情報とに基づいて設定する表示動作情報設定部とを備えることを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記表示動作情報設定部は、前記第1の特徴量に対応する前記第2の特徴量と関連付けられた操作に基づいて、所定の表示動作の実行に用いられるパラメータを設定することを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記所定の表示動作は前記医用画像を擬似動画表示する動作であり、前記パラメータは前記擬似動画表示における表示フレームレートの設定パラメータであることを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記表示動作情報設定部は、前記所定の操作の内容に応じて、前記設定パラメータを変化させることを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記所定の操作は、(1)前記医用画像の再生速度を遅くする操作、(2)前記医用画像を繰返し表示させる操作、(3)前記医用画像の再生を一時停止させる操作、(4)前記医用画像を逆再生する操作、(5)前記医用画像を拡大させる操作、(6)前記医用画像をキャプチャする操作、(7)前記医用画像にコメント又はラベルを付加する操作、(8)キャプチャした前記医用画像をレポートに貼り付ける操作を含み、前記表示動作情報設定部は、前記(1)〜(8)を含む操作に対して予め設定された優先順位に従い、優先順位が高いほど表示フレームレートが低くなるように、前記設定パラメータを設定することを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記表示動作情報設定部は、前記所定の操作が、前記医用画像に注目画像である旨のフラグを付加する操作、又は前記医用画像に注目不要画像である旨のフラグを付加する操作である場合に、前記設定パラメータに対してフラグに応じた重みを与えることを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記所定の表示動作は、前記一連の医用画像群から所定の条件に基づいて抽出された医用画像を表示する動作であり、前記パラメータは画像抽出に用いられる閾値であることを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記表示動作情報設定部は、前記表示動作に関する情報を更新可能であることを特徴とする。
上記画像管理装置は、前記表示動作情報設定部によって設定された前記表示動作に関する情報に基づいて、前記医用画像を含む画面を生成する制御部をさらに備えることを特徴とする。
上記画像管理装置は、前記表示動作情報設定部により設定された前記表示動作に関する情報を、外部記録装置に出力する出力部と、前記外部記録装置から前記表示動作に関する情報を読み出す読み出し部と、をさらに備えることを特徴とする。
上記画像管理装置は、前記第1及び第2の特徴量の内、少なくとも一方を算出する画像処理部をさらに備えることを特徴とする。
上記画像管理装置は、当該画像管理装置に対する操作の入力を受け付ける操作部と、前記医用画像を含む画面を生成する制御部と、前記所定の操作の入力が前記操作部によって受け付けられた場合に、前記所定の操作の対象となった医用画像の前記第1の特徴量と、前記操作部によって受け付けられた操作の内容及び該操作に関するパラメータとを関連づけることにより、新たな操作情報を生成する操作情報生成部とをさらに備えることを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記操作情報生成部は、前記新たな操作情報を、前記所定の操作を実行したユーザに関する情報と関連付けることを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記操作情報生成部は、前記新たな操作情報と該新たな操作情報とは別の操作情報において対応する特徴量の平均値又は重み付け平均値を算出することにより、更に別の操作情報を生成することを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記所定の操作は、前記医用画像の表示速度を変化させる操作、前記医用画像を繰返し表示させる操作、前記医用画像の再生を一時停止する操作、前記医用画像の再生方向を切り替える操作、前記医用画像を拡大又は縮小する操作、医用画像の表示用パラメータを変更する操作、前記医用画像をキャプチャする操作、前記医用画像に対してランドマークを付加する操作、前記医用画像にコメントを付加する操作、キャプチャした前記医用画像をレポートに貼り付ける操作、又は、画像抽出のための閾値設定操作を含むことを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記所定の操作は、前記医用画像に注目画像である旨のフラグを付加する操作、又は前記医用画像に注目不要画像である旨のフラグを付加する操作を含むことを特徴とする。
上記画像管理装置において、前記第1及び第2の特徴量は、前記医用画像の平均色、該平均色の変化量、前記医用画像の平均輝度、該平均輝度の変化量、前記医用画像内の1つ又は複数の部分における色又は輝度、前記特定部分における色又は輝度の変化量、前記部分の形状の特定のパターンとの一致率、前記医用画像と該医用画像と隣接する医用画像との類似度又は動きベクトルの大きさ、前記医用画像に含まれる部位を表すパラメータ、及び、前記医用画像に対する周波数分析により得られる空間周波数の特定のパターンを表すパラメータの内の少なくとも1つであることを特徴とする。
本発明に係る画像管理方法は、一連の医用画像群に対応する画像データを取得する取得ステップと、前記一連の医用画像群の画面表示に際して実行される表示動作に関する情報を、前記一連の医用画像群に含まれる各々の医用画像の第1の特徴量と、前記医用画像が表示された画面に対してなされた所定の操作に関する情報及び/又は該所定の操作に関する情報に関連付けられた第2の特徴量からなる操作情報とに基づいて設定する表示動作情報設定ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る読影用プログラムは、一連の医用画像群に対応する画像データを取得する取得ステップと、前記一連の医用画像群の画面表示に際して実行される表示動作に関する情報を、前記一連の医用画像群に含まれる各々の医用画像の第1の特徴量と、前記医用画像が表示された画面に対してなされた所定の操作に関する情報及び/又は該所定の操作に関する情報に関連付けられた第2の特徴量からなる操作情報とに基づいて設定する表示動作情報設定ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、医用画像の画面表示に際して実行される表示動作に関する情報を、当該医用画像の第1の特徴量と、所定の操作及び該所定の操作と関連付けられた第2の特徴量からなる操作情報とに基づいて設定するので、ユーザの経験及びノウハウや個別の画像抽出アルゴリズムによることなく、上記医用画像を適切なプロセスを表示することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像管理装置を含むカプセル型内視鏡システムの概略構成例を示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る画像管理装置の構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示す画像管理装置によって生成される読影画面の表示例を示す模式図である。 図4は、図2に示す画像管理装置の動作を示すフローチャートである。 図5は、マニュアル操作の読影プロセスによる体内画像の再生(操作情報の生成)動作を示すフローチャートである。 図6は、読影プロセス情報の設定動作を示すフローチャートである。 図7は、操作情報選択画面の表示例を示す模式図である。 図8は、本発明の実施の形態2に係る画像管理装置によって生成される読影画面の表示例を示す模式図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る画像管理装置、方法、及び読影用プログラムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、一例として、被検体の体内に導入されて消化管内を撮像するカプセル型内視鏡によって取得された医用画像(以下、体内画像ともいう)を管理する画像管理装置を例示するが、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、及び位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、及び位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像管理装置を含むカプセル型内視鏡システムの概略構成例を示す模式図である。図1に示すカプセル型内視鏡システムは、被検体1の体内に導入されて撮像を行い、体内画像に対応する画像データを無線送信するカプセル型内視鏡2と、カプセル型内視鏡2から無線送信された画像データを受信する受信装置3と、受信装置3からクレードル4を介して転送された画像データに基づく体内画像を管理する画像管理装置5とを備える。
カプセル型内視鏡2は、被検体内を照明する照明素子、被検体内からの反射光を集光する集光レンズ、受光した光を電気信号(撮像信号)に変換するCCD等の撮像素子、撮像素子によって取得された撮像信号を処理する信号処理部を構成するIC、及び送信用無線アンテナ等の各種部品を内蔵している。カプセル型内視鏡2は、被検体1の口から飲み込まれた後、臓器の蠕動運動等によって被検体1の消化管内を移動しつつ、生体部位(食道、胃、小腸、及び大腸等)を所定の時間間隔(例えば0.5秒間隔)で順次撮像する。そして、撮像によって得られた撮像信号に対して所定の信号処理を施すことにより画像データを生成し、この画像データを該画像データの関連情報と共に受信装置3に順次無線送信する。
受信装置3は、複数(図1においては8個)の受信アンテナ30a〜30hを含むアンテナユニット30を介して、カプセル型内視鏡2から無線送信された画像データ及び関連情報を受信する。各受信アンテナ30a〜30hは、例えばループアンテナを用いて実現され、被検体1の体外表面上の所定位置(例えば、カプセル型内視鏡2の通過経路である被検体1内の各臓器に対応した位置)に配置される。
受信装置3は、カプセル型内視鏡2によって撮像が行われている間(例えば、カプセル型内視鏡2が被検体1の口から導入され、消化管内を通過して排出されるまでの間)、被検体1に携帯される。受信装置3は、この間、アンテナユニット30を介して受信した画像データに、各受信アンテナ30a〜30hにおける受信強度情報や受信時刻情報等の関連情報をさらに付加し、画像データ及び関連情報を内蔵メモリに格納する。カプセル型内視鏡2による撮像の終了後、受信装置3は被検体1から取り外され、画像管理装置5のUSBポート等に接続されたクレードル4にセットされる。それにより、受信装置3は画像管理装置5と接続され、内蔵メモリに格納された画像データ及び関連情報が画像管理装置5に転送される。
なお、画像管理装置5への画像データ等の取り込みは、上記クレードル4を介した方法に限定されない。例えば、サーバに保存された画像データ等に対する処理を行う場合には、サーバと接続された通信装置を介して画像データ等を取り込んでも良いし、CD−R、DVD−R等の可搬型の記録媒体に記録された画像データ等に対する処理を行う場合には、例えば画像管理装置5に内蔵された読取装置により記録媒体から画像データ等を読み込んでも良い。或いは、画像管理装置5に医用観察装置を接続し、当該医用観察装置から直接画像データ等を取り込んでも良い。
画像管理装置5は、例えばモニタなどの表示手段を備えたワークステーションやパーソナルコンピュータ等によって構成される。画像管理装置5は、入力された体内画像の一部又は全部を、後述する読影用ソフトウエアを用いて疑似動画又は静止画として画面に表示する。ユーザ(読影者)は、画像管理装置5の画面に表示された体内画像を観察して、被検体1の病状等を診断する。
図2に示すように、画像管理装置5は、体内画像に対応する画像データの入力を受け付けるインタフェース(I/F)部101と、ユーザが読影やその他の操作を入力する際に用いる操作部102と、インタフェース部101から入力された画像データを記憶するメモリ部103と、インタフェース部101から入力された画像データに対して画像処理を施す画像処理部104と、インタフェース部101から入力された画像データの読影環境をユーザに提供すると共に画像管理装置5内の各部を制御する制御部105と、制御部105の制御の下で、体内画像を含む読影用のGUI画面(以下、読影画面という)やその他の画面を表示する表示部106とを備える。また、画像管理装置5は、入力された体内画像の画像データを蓄積しておくための外部記録装置180をさらに備えていてもよい。
インタフェース部101は、外部機器(可搬型の記録媒体から画像データを読み取る読取装置等)との接続ポート(USBポート等)を含み、接続ポートを介して入力される画像データ及びその関連情報を表す信号の入力等を受け付ける画像取得部として機能する。
操作部102は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、各種スイッチ等の入力デバイスによって実現される。操作部102は、ユーザの操作に応じた操作信号の入力を受け付けて制御部105に入力する。
メモリ部103は、フラッシュメモリ、RAM、ROM等の半導体メモリや、HDD、MO、CD−R、DVD−R等の記録媒体及び該記録媒体を駆動する駆動装置等によって実現される内蔵記憶装置である。メモリ部103は、体内画像の画像データの他、制御部105が実行する各種プログラムや各種設定情報等を記憶する。具体的には、メモリ部103は、制御部105が実行する読影用プログラムを記憶する読影用プログラム記憶部103aと、画像データ及びその関連情報を記憶する画像データ記憶部103bと、体内画像の読影画面への表示に際して実行される表示に関する情報の設定に用いられる操作情報を記憶する操作情報記憶部103cとを含む。
画像処理部104は、インタフェース部101から入力された画像データに所定の画像処理を施すことにより各体内画像に対応する表示用の画像データを生成すると共に、各体内画像の特徴量を算出する。
制御部105は、メモリ部103に記憶された読影用プログラムを読み込むことにより、体内画像を含む読影画面を生成して表示部106に表示させる動作を実行すると共に、操作部102から入力された操作信号に従って、又は、後述する読影プロセス情報設定部118によって設定された情報に従って、読影画面における種々の機能を実行する。
読影画面における機能には、体内画像の再生等を操作するための操作機能群111と、表示部106に表示中の体内画像に対する読影を支援するための支援機能群112と、表示中の体内画像を注目画像としてキャプチャするキャプチャ機能113と、表示中の体内画像に対してユーザが入力したコメントを付加するコメント機能114等が含まれる。なお、図示はしていないが、表示中の体内画像に対してユーザが選択したラベルを付加するラベル機能を設けても良い。ラベルの例としては、胃、小腸、大腸といった臓器ラベル、出血、腫瘍、潰瘍といった病変ラベルが挙げられる。
操作機能群111は、再生機能111a、一時停止機能111b、早送り・コマ送り機能111c、拡大・縮小機能111d等を含む。再生機能111aは、一連の体内画像を表示部106に連続して再生(疑似動画再生)する機能である。一時停止機能111bは、連続的な再生を停止して停止時点に表示中の体内画像を継続表示する機能である。早送り・コマ送り機能111cは、一連の体内画像の再生速度を速くしたり遅くしたりする機能である。拡大・縮小機能111dは、体内画像を拡大又は縮小して表示する機能である。
また、支援機能群112は、平均色バー表示機能112a、自動速度調節機能112b、オーバービュー機能112c、エクスプレスビュー機能112d等を含む。平均色バー表示機能112aは、一連の体内画像の色情報を時系列に沿って抽出し、抽出した色情報から時間軸に沿った帯状のイメージ(平均色バー)を生成し、生成した平均色バーをGUI(Graphical User Interface)機能部品として表示部106に表示する機能である。自動速度調節機能112bは、一連の体内画像に対応する画像データに付加された表示フレームレート情報に基づいて表示フレームレートを調節しながら、体内画像を擬似動画表示する機能である。オーバービュー機能112cは、一連の体内画像から所定の条件で抽出された一部の画像を縮小して静止画として一覧表示(オーバービュー画面の表示)する機能である。エクスプレスビュー機能112dは、一連の体内画像から所定の条件で抽出された一部の画像のみ擬似動画表示(エクスプレスビュー画面の表示)する間引き表示機能である。
また、制御部105は、操作部102から入力された操作信号に基づいて、読影画面において実行された各種操作を監視する操作監視部115と、表示部106に表示中の体内画像のトータルの表示時間を計測する表示時間計測部116と、操作情報生成部117と、読影プロセス情報設定部118とを有する。操作情報生成部117は、読影画面において何らかの操作が実行された場合に、当該操作の内容及び/又は当該操作のパラメータと、当該操作が適用された体内画像の特徴量とを関連付けた操作情報を生成する。読影プロセス情報設定部118は、体内画像の読影画面への表示に際して実行される表示動作に関する情報(以下、読影プロセス情報ともいう)を、当該体内画像の特徴量と上記操作情報とに基づいて設定する表示動作情報設定部である。
ここで、読影プロセスとは、一連の体内画像の読影作業に際して、読影画面において実行される表示動作のことであり、具体的には、体内画像を所定の表示フレームレートで再生したり、再生を一時停止したりといった動作が含まれる。このような表示動作は、ユーザのマニュアル操作に従って実行される場合もあるし、予め設定された情報に基づく制御部105の自動制御によって実行される場合もある。読影プロセス情報設定部118は、この内、後者の場合において用いられる情報(具体的には、表示フレームレートの設定パラメータや、所定の特徴を有する画像の抽出パラメータ等)を設定する。
次に、表示部106に表示される読影画面について詳細に説明する。図3は、読影画面の1つの表示例を示す模式図である。
図3に示すように、読影画面D1は、患者である被検体1を識別するための患者情報D11と、被検体1に対して行った診察を識別するための診察情報D12と、一連の体内画像が再生される主表示領域D13と、主表示領域D13において体内画像を自動再生させる指示をユーザが入力するための自動再生設定ボタンD14と、主表示領域D13における体内画像の再生をユーザが制御するための再生操作ボタン群D15と、主表示領域D13における体内画像の縮尺をユーザが制御するための縮尺操作ボタン群D16と、一連の体内画像から生成された平均色バーD17と、主表示領域D13に表示中の体内画像をキャプチャする指示をユーザが入力するためのキャプチャボタンD20と、キャプチャされた体内画像又は縮小画像をサムネイルとして一覧表示するキャプチャ画像表示領域D21と、平均色バーD17を読影画面D1に表示させる指示をユーザが入力するための平均色バーボタンD22と、オーバービュー画面を表示部106に表示させる指示をユーザが入力するためのオーバービューボタンD23と、エクスプレスビュー画面を表示部106に表示させる指示をユーザが入力するためエクスプレスビューボタンD24とを含む。
再生操作ボタン群D15は、操作機能群111への指示をユーザが入力して主表示領域D13における体内画像の再生を制御するためのボタンの集合である。この再生操作ボタン群D15には、例えば、頭出しボタンD15aと、コマ送りボタンD15bと、一時停止ボタンD15cと、早送りボタンD15dと、再生ボタンD15eと、巻戻しボタンD15fと、停止ボタンD15gとが含まれる。
頭出しボタンD15aは、主表示領域D13に再生する体内画像を一連の体内画像における先頭画像に戻す指示をユーザが入力するためのボタンである。ユーザが例えば操作部102を用いた読影画面D1上におけるポインタP1の操作により頭出しボタンD15aをクリックすると、制御部105は、再生機能111aを呼び出し、この再生機能111aに、改めて一連の体内画像における先頭画像からの主表示領域D13への再生を実行させる。
コマ送りボタンD15b/早送りボタンD15dは、主表示領域D13における一連の体内画像の再生スピードを通常の再生スピードよりも遅く/速くする指示をユーザが入力するためのボタンである。ユーザが例えばポインタP1の操作によりコマ送りボタンD15b/早送りボタンD15dをクリックすると、制御部105は早送り・コマ送り機能111cを呼び出し、この早送り・コマ送り機能111cに、主表示領域D13での再生スピードを通常の再生スピードよりも遅く/速くさせる。なお、コマ送りボタンD15b/早送りボタンD15dをユーザがクリックした場合、クリック回数に応じて所定スピードを遅く/速くするように構成してもよい。この場合、主表示領域D13における体内画像の再生スピードを段階的に変更することが可能となるため、ユーザはより効率的に読影することが可能となる。
一時停止ボタンD15cは、主表示領域D13における一連の体内画像の連続的な再生を一時停止する指示をユーザが入力するためのボタンである。ユーザが例えばポインタP1の操作により一時停止ボタンD15cをクリックすると、制御部105は一時停止機能111bを呼び出し、この一時停止機能111bに、主表示領域D13における再生を停止させると共に、停止直前に主表示領域D13に表示していた体内画像を主表示領域D13に表示させる。なお、再生の再開は、ポインタP1の操作により一時停止ボタンD15cを再度クリックすることにより行われる。
再生ボタンD15eは、主表示領域D13における一連の体内画像の再生を開始する指示をユーザが入力するためのボタンである。ユーザが例えばポインタP1の操作により再生ボタンD15eをクリックすると、制御部105は再生機能111aを呼び出し、この再生機能111aに、主表示領域D13における一連の体内画像の連続的な再生を開始させる。また、例えば、逆再生を実行していた場合、制御部105は、再生機能111aによる再生を逆再生から順再生に切り替える。なお、順再生とは時系列順の再生である。
巻戻しボタンD15fは、主表示領域D13において一連の体内画像を時系列順の並びと反対に再生する、いわゆる逆再生の指示をユーザが入力するためのボタンである。ユーザが例えばポインタP1の操作により巻戻しボタンD15fをクリックすると、制御部105は再生機能111aを呼び出し、この再生機能111aに、主表示領域D13における一連の体内画像の連続的な逆再生を開始させる。
停止ボタンD15gは、主表示領域D13における体内画像の再生を停止させる指示をユーザが入力するためのボタンである。ユーザがポインタP1の操作により停止ボタンD15gをクリックすると、制御部105は、例えば再生機能111aを呼び出し、この再生機能111aに現在実行している再生/逆再生を停止させる。
縮尺操作ボタン群D16は、操作機能群111へ指示をユーザが入力して主表示領域D13での体内画像の縮尺を制御するためのボタンの集合である。縮尺操作ボタン群D16には、体内画像内の表示範囲を狭くして主表示領域D13に拡大して表示する指示を入力するための拡大ボタンD16aと、体内画像内の表示範囲を広くして主表示領域D13に縮小して表示する指示を入力するための縮小ボタンD16bとが含まれる。ユーザがポインタP1の操作により拡大ボタンD16a又は縮小ボタンD16bをクリックすると、制御部105は、拡大・縮小機能111dを呼び出し、この拡大・縮小機能111dに体内画像の拡大表示又は縮小表示を実行させる。
平均色バーD17は、上述したように、一連の体内画像から時系列に沿って抽出された色情報を時間軸に沿った帯状のイメージ(平均色バー)に変換したものである。ユーザは、この平均色バーD17を目視することにより、時系列に沿った一連の体内画像を通じて、体内画像の平均色(特に、赤色の傾向)がどのように変化するかを確認することができる。この平均色バーD17は、例えば読影画面D1中の平均色バーボタンD22をクリックした場合に読影画面D1に組み込まれるように構成してもよい。この場合、ユーザが例えばポインタP1の操作により平均色バーボタンD22をクリックすると、制御部105は、支援機能群112の中から平均色バー表示機能112aを呼び出して、一連の被検体画像に対する平均色バーD17のイメージを生成させる。その後、生成された平均色バーD17を読影画面D1における所定の領域に組み込む。これにより、表示部106に、平均色バーD17が組み込まれた読影画面D1が表示される。また、この平均色バーD17に、主表示領域D13に表示中の体内画像に対応する平均色バーD17上の位置を示すスライダD18を設けても良い。
キャプチャ画像表示領域D21は、ユーザによってキャプチャ指示された体内画像又はその縮小画像(以下、サムネイル画像又はキャプチャ画像ともいう)が時系列に沿って一覧表示される領域である。このキャプチャ画像表示領域D21には、表示範囲をスライドする際に用いられるスライダD21aが設けられる。なお、サムネイル画像は、対象とする体内画像の縮小画像若しくは間引き画像であってもよい。また、このキャプチャ画像表示領域D21内のサムネイル画像と平均色バーD17上の位置との対応関係を示す結線D19を設けても良い。
ユーザが例えば操作部102を用いた読影画面D1上におけるポインタP1の操作により、キャプチャボタンD20をクリックすると、制御部105は、キャプチャ機能113を呼び出す。キャプチャ機能113は、キャプチャボタンD20がクリックされた際に主表示領域D13に表示されている体内画像を特定し、この体内画像に対応する画像データに、キャプチャ画像として識別するためのフラグを付加する。或いは、キャプチャ機能113は、特定された体内画像に対応する画像データを別途メモリ部103等に確保した記憶領域に記憶しても良い。これにより、キャプチャ画像が登録される。また、キャプチャ機能113は、キャプチャ画像として登録された体内画像又はそのサムネイル画像を取得又は生成し、これをキャプチャ画像表示領域D21に時系列に沿って配列表示する。
また、ユーザが例えばポインタP1の操作によりオーバービューボタンD23をクリックすると、制御部105は、支援機能群112の中からオーバービュー機能112cを呼び出す。オーバービュー機能112cは、例えば画像データ記憶部103b(又は外部記録装置180)から所定の条件で一部の体内画像を読み出し、これらを時系列に沿って一覧表示するオーバービュー画面を生成して表示部106に表示させる。オーバービュー機能112cが読み出す体内画像は、例えば所定の識別フラグが付加された体内画像(例えばキャプチャ画像)であっても良いし、所定の特徴量を有する体内画像であっても良い。ユーザは、オーバービュー画面を閲覧することで、複数の体内画像を同時に確認したり比較したりすることができる。
また、ユーザが例えばポインタP1の操作によりエクスプレスビューボタンD24をクリックすると、制御部105は、支援機能群112の中からエクスプレスビュー機能112dを呼び出す。エクスプレスビュー機能112dは、例えば画像データ記憶部103b(又は外部記録装置180)から一部の体内画像を読み出し、これらの体内画像を動画表示するエクスプレスビュー画面を生成して表示部106に表示させる。エクスプレスビュー機能112dが読み出す体内画像は、例えば所定の識別フラグが付加された体内画像(例えばキャプチャ画像)であっても良いし、所定の特徴量を有する体内画像であっても良い。ユーザは、観察不要な体内画像が間引かれたエクスプレスビュー画面を閲覧することで、観察が必要な画像のみを連続的に観察することができる。
次に、実施の形態1に係る画像管理装置5の動作を説明する。図4は、操作情報の生成動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS01において、画像管理装置5は、カプセル型内視鏡2によって撮像された一連の体内画像に対応する画像データ及び関連情報を受信装置3からクレードル4を介して順次取得する。なお、画像管理装置5への画像データ等の取り込みは、上記クレードル4を介した方法に限定されない。例えば、サーバに保存された画像データ等に対する処理を行う場合には、サーバと接続された通信装置を介して画像データ等を取り込んでも良いし、CD−R、DVD−R等の可搬型の記録媒体に記録された画像データ等に対する処理を行う場合には、例えば画像管理装置5に内蔵又は外付けされた読取装置により記録媒体から体内画像データ等を読み込んでも良い。或いは、画像管理装置5に医用観察装置を接続し、当該医用観察装置から画像データ等を直接取り込んでも良い。
続くステップS02において、制御部105は、取得した画像データが、既に所定の画像処理が施されたものであるか否かを判定する。画像処理が施されていない場合(ステップS02:No)、画像処理部104は、取得した画像データに対してホワイトバランス処理、デモザイキング、色変換、濃度変換(ガンマ変換等)、平滑化(ノイズ除去等)、鮮鋭化(エッジ強調等)等の画像処理を順次施すことにより、一連の体内画像に対応する表示用の画像データを生成し、画像データ記憶部103bに記憶させる(ステップS03)。
一方、取得した画像データに所定の画像処理が既に施されている場合(ステップS02:Yes)、制御部105は、取得した画像データを画像データ記憶部103bに記憶させると共に、各体内画像の特徴量が算出済みであるか否かを判定する(ステップS04)。特徴量がまだ算出されていない場合(ステップS04:No)、画像処理部104は、各体内画像について所定の1種類又は複数種類の特徴量を算出し、対応する画像データと関連付けて画像データ記憶部103bに記憶させる(ステップS05)。具体的には、体内画像の平均色(RGB画素値の成分毎の平均値、RGB画素値から算出される色相値・彩度・明度の平均値等)、該平均色の前画像(時系列の直前に撮像された画像)からの変化量、体内画像の平均輝度、該平均輝度の前画像からの変化量、体内画像内の1つ又は複数の特定部分(体内画像の中心、該中心から所定距離にある数点等)における色(RGB値、色相値、彩度、明度等)又は輝度、上記特定部分における色又は輝度の前画像からの変化量、上記特定部分の形状の特定のパターン(例えば、所定の病変部位のパターン)との一致率、前画像との類似度又は動きベクトルの大きさ、体内画像において公知の画像処理による検出された部位(体外、粘膜領域又は非粘膜領域や臓器の種別(胃、小腸、大腸等))を表すパラメータ、体内画像に対する周波数分析により得られる空間周波数の特定のパターンを表すパラメータ等が、特徴量として算出される。ここで、例えばセリアック病のようなある種の病変においては、粘膜に特徴的なパターンの模様が現れるため、周波数分析により所定の帯域の空間周波数を抽出すると、特定のパターンを観察することができる。なお、RGB各成分に対して重みをつけて特徴量を算出しても良い。例えば、体内の様子を反映し易いR成分及びG成分の重みを大きく、体内の様子を反映しにくいB成分の重みを小さくして平均色を算出しても良い。また、類似度や動きベクトルといった前画像からの変化を表す複数のパラメータを重み付け加算等した値を、画像変化を表す特徴量として取得しても良い。
また、画像処理部104は、ステップS03において画像処理を施した画像データに対しても、上記と同様の特徴量を算出する。
その後、動作はメインルーチンに戻る。
体内画像の特徴量が算出済みである場合(ステップS04:Yes)、制御部105は、一連の体内画像に対して読影プロセス情報が設定されているか否かを判定する(ステップS06)。より詳細には、制御部105は、各体内画像に対応する画像データと関連付けて、当該体内画像の表示動作に用いられるパラメータが記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合に読影プロセス情報が設定されていると判断する。読影プロセス情報がまだ設定されていない場合(ステップS06:No)、読影プロセス情報設定部118は、一連の体内画像に対して読影プロセス情報の設定を行う(ステップS07)。
一方、読影プロセス情報が既に設定されている場合(ステップS06:Yes)、制御部105は、画像データ記憶部103bから画像データを順次読み出し、例えば図3に示すような読影画面D1を生成して表示部106に表示させる(ステップS08)。
続くステップS09において、制御部105は、例えば操作部102を用いた読影画面D1上におけるポインタP1の操作により自動再生設定ボタンD14がクリックされて、自動再生モードが選択されたか否かを判定する。自動再生モードが選択されない場合(ステップS09:No)、ユーザのマニュアル操作の読影プロセスによる体内画像の再生が行われる(ステップS10)。
一方、自動再生モードが選択された場合(ステップS09:Yes)、制御部105は、設定された読影プロセス情報に基づいて体内画像を自動再生する(ステップS11)。或いは、制御部105は、読影画面D1上におけるポインタP1の操作により、オーバービューボタンD23やエクスプレスビューボタンD24の操作の入力がなされた場合、各体内画像と関連付けられたパラメータに基づいて体内画像を抽出し、抽出された体内画像を含むオーバービュー画面やエクスプレスビュー画面を生成しても良い。
その後、動作は終了する。
(マニュアル操作の読影プロセスによる体内画像の再生(操作情報の生成))
次に、マニュアル操作の読影プロセスによる体内画像の再生(ステップS10)について説明する。この場合、制御部105は、同時に操作情報の生成も行う。図5は、マニュアル操作の読影プロセスによる体内画像の再生(操作情報の生成)動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、制御部105はユーザ情報を登録する。ユーザ情報の登録は、例えば、画像管理装置5の表示部106に所定のユーザ情報登録画面を表示し、必要な情報を操作部102から入力させる方式で行っても良いし、図示しないバーコードリーダ等によってユーザの名札等に記載されたバーコードを読み取る方式で行っても良い。
ステップS102において、制御部105は、画像データ記憶部103bに記憶された画像データに基づいて、例えば図3に示すような読影画面D1を生成し、表示部106に表示させる。
ステップS103において、操作監視部115は、表示中の読影画面D1に対する操作の入力が操作部102によって受け付けられたか否かを判定する。ここで判定される読影画面に対する操作には、例えば、体内画像の表示速度を変化(コマ送り・早送り)させる操作、体内画像を繰返し表示させる操作、再生を一時停止する操作、再生方向(順再生、逆再生)を切り替える操作、体内画像を拡大又は縮小する操作、体内画像に写った構造の強調、色味や輝度の変更等の画像表示用パラメータを変更する操作、体内画像をキャプチャする操作、所定位置(小腸の入口といった臓器の境界等)を表す体内画像にランドマークを付加する操作、体内画像にコメント又はラベルを付加する操作、キャプチャした体内画像をレポートに貼り付ける操作、オーバービュー画面表示のための閾値設定操作、エクスプレスビュー画面の表示のための閾値設定操作、オーバービュー画面やエクスプレスビュー画面への体内画像の表示枚数の設定操作等が含まれる。
読影画面D1に対する操作の入力が受け付けられた場合(ステップS103:Yes)、操作情報生成部117は、操作対象となった体内画像の特徴量を画像データ記憶部103bから取得する(ステップS104)。ここで取得される特徴量は、予め定められた1種類又は複数種類の特徴量であっても良いし、入力が受け付けられた操作内容に応じて予め定められた1種類又は複数種類の特徴量であっても良い。なお、操作情報生成部117は、上記操作の入力が受け付けられた際に、このような特徴量を画像処理部104に算出させることにより取得しても良い。
ここで、ステップS103において、体内画像の再生を一時停止する操作や、一時停止してさらに逆再生する操作が受け付けられた場合、一時停止操作の受付のタイミングに対応する体内画像の特徴量を取得しても良いし、一時停止操作の受付のタイミングよりも所定枚数だけ前の体内画像の特徴量を取得しても良い。これは、ユーザが体内画像の確認の必要性を認識してから実際に一時停止操作を行うまでの間にタイムラグが存在することがあるからである。なお、1つの体内画像に対して複数種類の特徴量を抽出し、抽出された複数の特徴量のそれぞれに対して操作内容を対応付けてもよい。
一時停止操作の受付から遡って体内画像の特徴量を取得する場合、遡る時間又は体内画像の枚数は再生モード等に応じた方法で設定することができる。例えば、確認すべき体内画像の認識から一時停止操作までのタイムラグを0.5秒と仮定した場合、再生フレームレートが40フレーム/秒であれば20枚前の体内画像に遡って特徴量を取得する。また、再生フレームレートが10フレーム/秒であれば、5枚前の体内画像に遡って特徴量を取得することになる。
ステップS105において、操作情報生成部117は、ステップS103において受け付けられた操作の内容と、ステップS104において取得された特徴量とを関連付け、操作情報記憶部103cに記憶させる。このとき、操作の内容が体内画像の再生速度を遅くする操作である場合、その再生速度自体も共に記憶させると良い。また、操作の内容が体内画像を繰返し表示する操作である場合、表示回数も共に記憶させると良い。さらに、操作の内容が一時停止である場合、一時停止していた時間(即ち、体内画像の表示時間)も共に記憶させると良い。操作の内容が体内画像の拡大である場合、拡大率(拡大ボタンD16aをクリックした回数)も共に記憶させると良い。
一方、ステップS103において、読影画面D1に対する操作の入力が受け付けられなかった場合(ステップS103:No)、動作はそのままステップS106に移行する。
ステップS106において、制御部105は、表示中の読影画面に対する終了操作が操作部102によって受け付けられたか否かを判定する。ここで、終了操作とは、例えばマウス等を用いた読影画面D1上におけるポインタP1の操作による「閉じる」ボタンD25のクリックや、予め設定されたキーボード操作等が該当する。終了操作が受け付けられない場合(ステップS106:No)、動作はステップS102に戻る。
一方、終了操作が受け付けられた場合(ステップS106:Yes)、操作情報生成部117は、一連の読影作業によって操作情報記憶部103cに蓄積された操作内容及びこれに関連付けられた特徴量とユーザ情報とを対応付けて、1組の操作情報を生成する(ステップS107)。このとき、操作情報生成部117は、操作情報を日付等の関連情報と対応付けても良い。また、操作情報生成部117は、一連の操作内容に含まれる共通の操作内容に対して複数の特徴量が関連付けられている場合、これらを集約し、各種特徴量の平均値を算出して当該操作内容と関連付けても良い。
このような動作を複数回繰り返すことにより、複数組の操作情報が操作情報記憶部103cに蓄積される。なお、操作情報生成部117は、生成した操作情報を、外部記録装置180や通信装置等を介して接続された外部の記録装置に記録しても良い。
(操作情報の生成の変形例1)
操作情報生成部117は、過去に生成された操作情報が操作情報記憶部103cに蓄積している場合、今回生成された操作情報と過去に生成された操作情報との間で共通する操作内容に関連付けられた複数の特徴量の平均値又は重み付け平均値を算出することにより、新たな操作情報を生成しても良い。これにより、当該画像管理装置5において実行された読影作業の経験が蓄積された操作情報を得ることができる。この場合、操作情報生成部117は、個別に生成された操作情報と、それらの平均である操作情報とを別個に操作情報記憶部103cに記憶させても良い。
(操作情報の生成の変形例2)
操作情報生成部117は、1人のユーザのユーザ情報と関連付けられた複数組の操作情報が操作情報記憶部103cに蓄積している場合、これらの複数組の操作情報に含まれる共通の操作内容に関連付けられた複数の特徴量の平均値又は重み付け平均値を算出することにより、新たな操作情報を生成しても良い。これにより、ユーザ毎の経験が蓄積された操作情報を得ることができる。
(読影プロセス情報の設定)
次に、読影プロセス情報の設定動作(ステップS07)について説明する。図6は、読影プロセス情報の設定動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS201において、読影プロセス情報設定部118は、操作情報記憶部103cに記憶されている操作情報を取得する。
このとき、制御部105は、操作情報記憶部103cに複数組の操作情報が記憶されている場合、表示部106に操作情報をユーザに選択させるための画面を表示させるなどして、所望の操作情報をユーザに選択させても良い。図7は、操作情報選択画面の表示例を示す模式図である。図7に示す操作情報選択画面D3は、操作情報記憶部103cに蓄積された各組の操作情報をユーザが識別して選択するためのアイコンD31a〜D31c及びD32を含む。このうち、アイコンD31a〜D31cには、それぞれの操作情報生成の元となった読影作業を実施した読影者名(医師名)が表示されている。また、アイコンD32に表示された「平均」は、画像管理装置5において過去に実施された読影作業に基づく操作情報を平均した操作情報であることを示す。さらに、各アイコンD31a〜D31c及びD32の近傍には、ユーザが操作情報を選択する際の参考情報として、各読影者が実施した読影回数や最後に読影を行った日付(更新日)が表示されている。
或いは、読影プロセス情報設定部118は、サーバ等の外部機器から通信装置等を介して操作情報を取得しても良い。
ステップS202において、読影プロセス情報設定部118は、各体内画像の特徴量(以下、被検特徴量という)を、操作情報の各操作内容と関連付けられた特徴量(以下、基準特徴量という)とを比較する。具体的には、被検特徴量が基準特徴量以上の値を有している、又は、被検特徴量が基準特徴量を中心とする所定の範囲内に含まれるといった対応関係を判別する。なお、比較される被検特徴量及び基準特徴量の種類(平均色、輝度等)については、適宜設定することができる。また、比較される特徴量の種類は1種類であっても良いし、複数種類であっても良い。さらに、被検特徴量と基準特徴量との比較方法については、特徴量の種類や、基準特徴量と関連付けられた操作内容に応じて決定して良い。例えば、特徴量が、R成分の平均値、平均色又は輝度の変化量、画像内の部分的な形状の特定のパターンとの一致率、動きパラメータの大きさ等である場合、被検特徴量が基準特徴量以上の値を有するときに、両者に対応関係があると判断される。或いは、被検特徴量が基準特徴量前後の所定範囲に含まれるときに、両者に対応関係があると判断されるようにしても良い。
被検特徴量と対応関係がある基準特徴量が存在する場合(ステップS203:Yes)、読影プロセス情報設定部118は、当該被検特徴量を有する体内画像に対し、対応する基準特徴量と関連付けられた操作内容に応じた読影プロセス情報を設定する(ステップS204)。なお、ステップS202において複数種類の特徴量について比較が行われた場合、少なくとも1種類の特徴量について対応関係がある場合に読影プロセス情報を設定することとしても良いし、全ての特徴量について対応関係がある場合に読影プロセス情報を設定するものとしても良い。
一例として、読影プロセス情報が、体内画像の再生速度を自動調整する際の表示フレームレートを決定するパラメータ(係数)αである場合を説明する。ここで、通常、表示フレームレートは16フレーム/秒程度に設定されており、パラメータαはデフォルトで1に設定されている。ステップS204においては、パラメータαの値を、予め設定された条件に従って所定の範囲内(例えば0.3≦α<1)で変更する。なお、この場合、当該被検特徴量を有する体内画像だけでなく、その周辺所定範囲の体内画像のパラメータαも同程度に変更しても良い。或いは、当該被検特徴量を有する体内画像のパラメータαを最も小さい値αとし、その周辺所定範囲の体内画像のパラメータαを、αと1との間で傾斜的に変化させるようにしても良い。
また、読影プロセス情報設定部118は、以下に示す速度調整の優先順位に従ってパラメータαの値を設定しても良い。以下において、優先順位は、(1)から(8)の順に高くなり、優先順位が高くなるほど、より値が小さいパラメータαを設定される。即ち、優先順位が高いほど再生速度を遅くして(即ち、1枚当たりの表示時間を長くして)、ユーザが時間をかけて体内画像を観察できるようにする。
(1)体内画像をゆっくり表示させる操作と関連付けられた基準特徴量に対応する被検特徴量を有する体内画像(この場合、対応する再生速度が遅いほど、優先順位を高くしても良い。)
(2)体内画像を繰返し表示させる操作と関連付けられた基準特徴量に対応する被検特徴量を有する体内画像(この場合、対応する表示回数が多いほど、優先順位を高くしても良い。)
(3)一時停止した操作と関連付けられた基準特徴量に対応する被検特徴量を有する体内画像
(4)一時停止して逆再生した操作と関連付けられた基準特徴量に対応する被検特徴量を有する体内画像
(5)体内画像を拡大させる操作と関連付けられた基準特徴量に対応する被検特徴量を有する体内画像(この場合、対応する拡大率が大きいほど、優先順位を高くしても良い。)
(6)体内画像をキャプチャする操作と関連付けられた基準特徴量に対応する被検特徴量を有する体内画像
(7)体内画像にコメント又はラベルを付加する操作と関連付けられた基準特徴量に対応する被検特徴量を有する体内画像
(8)キャプチャした体内画像をレポートに貼り付ける操作と関連付けられた基準特徴量に対応する被検特徴量を有する体内画像
なお、これらの優先順位やパラメータαの値は、予めユーザが設定することができる。
ステップS205において、制御部105は、読影プロセス情報設定部118によって設定された読影プロセス情報を、対応する体内画像の画像データと関連付けて画像データ記憶部103bに記憶させる。
一方、ステップS203において、被検特徴量と対応関係がある基準特徴量が存在しない場合(ステップS203:No)、動作はそのままステップS205に移行する。
ステップS206において、画像処理及び特徴量の算出処理(ステップS203)が施された次の体内画像が存在するか否かを判定する。体内画像が存在する場合(ステップS206:Yes)、動作はステップS202に戻る。一方、体内画像が存在しない場合(ステップS206:No)、動作はメインルーチンに戻る。
なお、制御部105は、一連の体内画像に対応する画像データ及びこれに関連付けられた読影プロセス情報を、外部記録装置180や通信装置等を介して接続された外部の記録装置に記録しても良い。
(読影プロセス情報の設定の変形例1)
ステップS204においては、表示フレームレートのパラメータα以外にも、種々の読影プロセス情報の設定を行うことができる。
例えば、読影プロセス情報として、エクスプレスビュー画面やオーバービュー画面を表示するための画像抽出の閾値(画像抽出パラメータ)を設定しても良い。この場合、上記速度調整の優先順位と同様の優先順位に従って、画像抽出パラメータの値を変化させても良い。具体的には、優先順位が高い方から(即ち(8)から(1)の順に)優先して体内画像が抽出されるように、画像抽出パラメータの重み付けを行う。
(読影プロセス情報の設定の変形例2)
ステップS204においては、読影対象の体内画像に対してランドマーク(例えば、小腸の入口といった特定の部位や臓器の種別等)を自動で付加する設定を行っても良い。この場合、ランドマークを付加する操作に対応する基準特徴量として、マニュアル操作によってランドマークが付加された体内画像とその前後の体内画像との平均色の変化量が用いられる。この基準特徴量に対応する被検特徴量を有する体内画像が、ランドマークの推定画像として設定される。
この場合、読影画面D1において、平均色バーD17上のランドマークの推定画像に対応する位置に、推定ランドマーク(例えば、破線によるランドマーク)を自動で表示する設定を行っても良い。それにより、ユーザは、表示された推定ランドマークを参考にしながら、自身の判断で付加するランドマークの位置を決定することができる。
或いは、読影画面D1においてランドマークの推定画像の少し前から再生が開始されるように、ランドマークの推定画像から直前数枚の体内画像に対して自動再生開始画像である旨のフラグを付加しても良い。また、体内画像の再生中に、ランドマークの推定画像において再生が一時停止されるような設定を行っても良い。
(読影プロセス情報の設定の変形例3)
ステップS204において、エクスプレスビュー画面を表示する際の間引き間隔を、臓器の種別に応じて設定しても良い。この場合、基準特徴量として、臓器の種別を表すパラメータが用いられる。より詳細には、読影プロセス情報設定部118は、例えば、小腸を表す基準特徴量に対応する体内画像に対し、画像抽出の特徴量の閾値CSIを設定し、大腸を表す基準特徴量に対応する体内画像に対し、画像抽出の特徴量の閾値CLI(≠CSI)を設定する。これにより、小腸に対応する体内画像の範囲においては、閾値CSI以上の特徴量を有する体内画像のみが抽出され、大腸に対応する体内画像の範囲においては、閾値CLI以上の特徴量を有する体内画像のみが抽出されて、エクスプレスビュー画面が生成される。
(読影プロセス情報の設定の変形例4)
ステップS204において、早送り表示する操作に関連付けられた基準特徴量に対応する被検特徴量を有する体内画像については、再生速度を高くする又は表示しないといった設定を行っても良い。この場合、読影プロセス情報設定部118は、そのような体内画像の表示フレームレートのパラメータαを高く(α>1)、又は再生画像の抽出パラメータの値を低く設定する。これにより、観察が不要な体内画像の表示時間を短くして、ユーザの読影効率を向上させることができる。
以上説明したように、実施の形態1によれば、限定された数の病変画像等に基づき個別に開発された画像抽出アルゴリズムではなく、読影画面においてユーザが実行した操作を収集することにより生成された操作情報に基づいて読影プロセスを設定するので、ユーザの読影ノウハウが反映された体内画像の表示を行うことができる。
また、実施の形態1によれば、ユーザの経験が蓄積された読影プロセスで体内画像を再生することができるので、画一的な判定に基づく画像抽出アルゴリズムでは捕捉しにくい異常所見が発見され易くなる可能性がある。
また、実施の形態1によれば、マニュアル操作による読影作業を繰り返すことによりユーザの経験が反映された操作情報が蓄積されるので、異常所見等の見落としのおそれが低くなる読影プロセスを強化できる可能性がある。
また、実施の形態1によれば、ユーザの経験が蓄積された読影プロセスで体内画像を再生することができるので、読影の未習熟者であっても、熟練者の読影技術を模倣して読影ノウハウを学ぶことが可能となる。
さらに、実施の形態1によれば、ユーザの経験の蓄積により観察が不要と判断される体内画像を、高速で再生し又は再生を省略することができるので、読影効率を向上させ、読影時間全体を短縮することが可能となる。
(実施の形態1の変形例1)
上記実施の形態1においては、読影画面に対する操作内容と特徴量とを関連付けることにより操作情報を生成したが、操作内容そのものではなく、操作内容から抽出したパラメータと特徴量とを関連付けることにより操作情報を生成しても良い。具体的には、ユーザが実行した操作内容から表示フレームレートのパラメータや画像抽出の閾値といったパラメータを抽出し、操作対象となった体内画像の特徴量と関連付ければ良い。この場合、読影プロセス情報設定部118は、被検特徴量と対応関係がある基準特徴量に対応するパラメータを、読影プロセス情報の設定対象である画像データに直接関連付ければ良いので、読影プロセス設定の処理時間を低減することが可能となる。
(実施の形態1の変形例2)
上記実施の形態1においては、体内画像の特徴量を算出した際に読影プロセス情報の設定を行ったが、読影プロセス情報を随時再設定(更新)できるようにしても良い。例えば、画像データ記憶部103bに記憶された画像データを読み出す毎に読影プロセス情報が設定される構成としても良いし、ユーザ操作により読影プロセス情報設定の指示が入力された際に当該設定が実行される構成にすることも可能である。ここで、画像管理装置5に蓄積される操作情報は、画像管理装置5においてマニュアル操作による読影作業が実施される毎に更新又は追加される。そのため、読影プロセス情報の再設定により、より多くのユーザの経験が反映された読影プロセスでの体内画像の再生表示が可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図8は、実施の形態2に係る画像管理装置において表示される読影画面の例を示す模式図である。なお、実施の形態2に係る画像管理装置の構成については、図1に示すものと同様である。
図8に示す読影画面D4は、図3に示す読影画面D1に対して、注目画像ボタンD41及び注目不要画像ボタンD42をさらに含んでいる。注目画像ボタンD41は、主表示領域D13に表示された体内画像を注目画像として指定する指示をユーザが入力するためのボタンである。一方、注目不要画像ボタンD42は、主表示領域D13に表示された体内画像を注目不要画像として指定する指示をユーザが入力するためのボタンである。
制御部105は、読影画面D4上のポインタP1の操作により注目画像ボタンD41が選択されると、主表示領域D13に表示されている体内画像の特徴量を取得し、注目画像である旨のフラグ(注目画像フラグ)を付加して基準特徴量として操作情報記憶部103cに記憶させる。一方、制御部105は、読影画面D4上のポインタP1の操作により注目不要画像ボタンD42が選択されると、主表示領域D13に表示されている体内画像の特徴量を取得し、注目不要画像である旨のフラグ(注目不要画像フラグ)を付加して基準特徴量として操作情報記憶部103cに記憶させる。なお、取得される体内画像の特徴量の種類は、実施の形態1において説明したものと同様である。
読影プロセス情報設定部118は、体内画像の読影プロセスを設定する際に、読影対象の体内画像の特徴量(被検特徴量)を一連の基準特徴量と比較する。このとき、被検特徴量が、注目画像フラグが付加された基準特徴量と対応する場合、読影プロセス情報設定部118は、当該被検特徴量を有する体内画像に対し、例えば再生時間を長くする(即ち、再生速度を遅くする)読影プロセスを設定する。このとき、速度調整の優先順位としては、実施の形態1における(8)キャプチャした体内画像をレポートに貼り付ける操作よりも、注目画像フラグが付加された場合の優先順位を高くする。
一方、被検特徴量が、注目不要画像フラグが付加された基準特徴量と対応する場合、読影プロセス情報設定部118は、当該被検特徴量を有する体内画像に対し、再生時間を短くする(即ち、再生速度を速くする)読影プロセスを設定する。
このような実施の形態2によれば、ユーザは、画像観察のための読影作業とは別に、自身が注目した体内画像が有する特定の特徴を、基準特徴量として意図的に設定することができる。従ってユーザの趣向に応じた読影プロセスを設定することが可能となる。また、このような注目画像及び注目不要画像の指定を繰り返すことにより、病変等の見落としのおそれが低くなる読影プロセスを強化できる可能性がある。
(実施の形態2の変形例)
上記注目画像フラグ及び注目不要画像フラグが付加された基準特徴量は、読影画面上の表示に対する操作(体内画像の繰返し表示操作等)によって蓄積される操作情報と共用することにより、読影プロセス情報に重みをつけたり、読影プロセス情報の適用バランスを指定したりすることもできる。例えば、被検特徴量が、注目画像フラグが付加された基準特徴量と対応する場合、当該被検特徴量を有する体内画像に設定される操作情報に基づく読影プロセス情報に対して重みをつけ、被検特徴量が、注目不要画像フラグが付与された基準特徴量と対応する場合、当該被検特徴量を有する体内画像に設定される操作情報に基づく読影プロセス情報に対し重みを軽くするといった利用も可能である。
具体例として、通常の操作情報に基づく読影プロセスで設定可能な再生フレームレートのパラメータの範囲が0.3〜1.0である場合(即ち、減速率が70%〜0%である場合)、注目画像フラグが付加された基準特徴量に基づき重み付けを行うことで、減速率をさらに増加させることが可能となる。例えば上記の場合、70%の減速率に対してさらに重み係数1.3を与えることにより、減速率を約90%まで上げる(即ち、通常の表示速度に対して約10%まで減速する)ことが可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
上記実施の形態1及び2においては、画像管理装置5(図1参照)に表示された読影画面に対してなされた操作に基づいて操作情報を蓄積し、該操作情報を用いて、当該画像管理装置5に表示される読影画面において種々の機能を実行するための読影プロセス情報を読影対象の体内画像に設定した。しかしながら、画像管理装置5において蓄積された操作情報を、他の画像管理装置における読影プロセス情報の設定に用いても良い。
この場合、操作情報記憶部103cに記憶された操作情報を、I/F部101を介して外部記録装置180にエクスポートする。そして、実施の形態1又は2に係る読影用プログラムがインストールされた他の画像管理装置を外部記憶装置180に接続して操作情報をインポートさせ、該操作情報に基づいて、当該他の画像管理装置にて読影を行う一連の体内画像に対して読影プロセス情報を設定すれば良い。なお、読影プロセス情報の設定方法については、実施の形態1において説明したものと同様である。
本実施の形態3によれば、画像管理装置5において蓄積された操作情報を他の画像管理装置と共有することにより、ユーザの経験が蓄積された読影プロセスを他の画像管理装置において実行することができる。このため、読影に熟練した医師の読影技術を他の部屋や施設等において活用することが可能となる。
なお、外部記憶装置180としては、可搬型の記憶媒体及びその読取装置を用いても良い。この場合、可搬型の記憶媒体に記憶された操作情報を、他の画像管理装置に接続された読取装置に読み出させれば良い。或いは、画像管理装置5と他の画像管理装置との間で、有線又は無線のネットワークを介して操作情報のエクスポート及びインポートを行っても良い。また、他の画像管理装置において生成された操作情報を画像管理装置5にインポートして読影プロセス情報の設定を行っても良い。
以上説明した実施の形態は、本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、仕様等に応じて種々変形することが可能であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは、上記記載から自明である。
1 被検体
2 カプセル型内視鏡
3 受信装置
4 クレードル
5 画像管理装置
30 アンテナユニット
30a 受信アンテナ
101 インタフェース(I/F)部
102 操作部
103 メモリ部
103a 読影用プログラム記憶部
103b 画像データ記憶部
103c 操作情報記憶部
104 画像処理部
105 制御部
106 表示部
111 操作機能群
111a 再生機能
111b 一時停止機能
111c 早送り・コマ送り機能
111d 拡大・縮小機能
112 支援機能群
112a 平均色バー表示機能
112b 自動速度調節機能
112c オーバービュー機能
112d エクスプレスビュー機能
113 キャプチャ機能
114 コメント機能
115 操作監視部
116 表示時間計測部
117 操作情報生成部
118 読影プロセス情報設定部
180 外部記録装置

Claims (18)

  1. 医用画像が表示された画面に対してなされた所定の操作に関する情報と、前記操作の対象となった医用画像の特徴量である基準特徴量とを含む操作情報を記憶する操作情報記憶部と、
    一連の医用画像群に対応する画像データを取得する取得部と、
    前記一連の医用画像群に含まれる各々の医用画像の特徴量を算出する画像処理部と、
    前記画像処理部により算出された前記特徴量と、前記操作情報記憶部に記憶された前記基準特徴量とを比較し、前記特徴量と対応関係がある前記基準特徴量が存在する場合に、前記一連の医用画像群の画面表示に際して実行される表示動作に関する情報として、前記対応関係がある前記基準特徴量に関連付けられた前記所定の操作に関する情報を設定する表示動作情報設定部と、
    前記一連の医用画像群に含まれる画像データを再生する際に、前記表示動作情報設定部により設定された前記表示動作を実行する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像管理装置。
  2. 前記表示動作情報設定部は、前記特徴量に対応する前記基準特徴量と関連付けられた操作に基づいて、所定の表示動作の実行に用いられるパラメータを設定することを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  3. 前記所定の表示動作は前記医用画像を擬似動画表示する動作であり、前記パラメータは前記擬似動画表示における表示フレームレートの設定パラメータであることを特徴とする請求項2に記載の画像管理装置。
  4. 前記表示動作情報設定部は、前記所定の操作の内容に応じて、前記設定パラメータを変化させることを特徴とする請求項3に記載の画像管理装置。
  5. 前記所定の操作は、(1)前記医用画像の再生速度を遅くする操作、(2)前記医用画像を繰返し表示させる操作、(3)前記医用画像の再生を一時停止させる操作、(4)前記医用画像を逆再生する操作、(5)前記医用画像を拡大させる操作、(6)前記医用画像をキャプチャする操作、(7)前記医用画像にコメント又はラベルを付加する操作、(8)キャプチャした前記医用画像をレポートに貼り付ける操作を含み、
    前記表示動作情報設定部は、前記(1)〜(8)を含む操作に対して予め設定された優先順位に従い、優先順位が高いほど表示フレームレートが低くなるように、前記設定パラメータを設定することを特徴とする請求項4に記載の画像管理装置。
  6. 前記表示動作情報設定部は、前記所定の操作が、前記医用画像に注目画像である旨のフラグを付加する操作、又は前記医用画像に注目不要画像である旨のフラグを付加する操作である場合に、前記設定パラメータに対してフラグに応じた重みを与えることを特徴とする請求項4に記載の画像管理装置。
  7. 前記所定の表示動作は前記一連の医用画像群から所定の条件に基づいて抽出された医用画像を表示する動作であり、前記パラメータは画像抽出に用いられる閾値であることを特徴とする請求項2に記載の画像管理装置。
  8. 前記表示動作情報設定部は、前記表示動作に関する情報を更新可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  9. 前記表示動作情報設定部によって設定された前記表示動作に関する情報に基づいて、前記医用画像を含む画面を生成する制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  10. 前記表示動作情報設定部により設定された前記表示動作に関する情報を、外部記録装置に出力する出力部と、
    前記外部記録装置から前記表示動作に関する情報を読み出す読み出し部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の画像管理装置。
  11. 当該画像管理装置に対する操作の入力を受け付ける操作部と、
    前記医用画像を含む画面を生成する制御部と、
    前記所定の操作の入力が前記操作部によって受け付けられた場合に、前記所定の操作の対象となった医用画像の前記基準特徴量と、前記操作部によって受け付けられた操作の内容及び該操作に関するパラメータとを関連づけることにより、新たな操作情報を生成する操作情報生成部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  12. 前記操作情報生成部は、前記新たな操作情報を、前記所定の操作を実行したユーザに関する情報と関連付けることを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  13. 前記操作情報生成部は、前記新たな操作情報と該新たな操作情報とは別の操作情報において対応する特徴量の平均値又は重み付け平均値を算出することにより、更に別の操作情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  14. 前記所定の操作は、前記医用画像の表示速度を変化させる操作、前記医用画像を繰返し表示させる操作、前記医用画像の再生を一時停止する操作、前記医用画像の再生方向を切り替える操作、前記医用画像を拡大又は縮小する操作、医用画像の表示用パラメータを変更する操作、前記医用画像をキャプチャする操作、前記医用画像に対してランドマークを付加する操作、前記医用画像にコメントを付加する操作、キャプチャした前記医用画像をレポートに貼り付ける操作、又は、画像抽出のための閾値設定操作を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  15. 前記所定の操作は、前記医用画像に注目画像である旨のフラグを付加する操作、又は前記医用画像に注目不要画像である旨のフラグを付加する操作を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  16. 前記基準特徴量及び前記特徴量は、前記医用画像の平均色、該平均色の変化量、前記医用画像の平均輝度、該平均輝度の変化量、前記医用画像内の1つ又は複数の部分における色又は輝度、前記部分における色又は輝度の変化量、前記部分の形状の特定のパターンとの一致率、前記医用画像と該医用画像と隣接する医用画像との類似度又は動きベクトルの大きさ、前記医用画像に含まれる部位を表すパラメータ、及び、前記医用画像に対する周波数分析により得られる空間周波数の特定のパターンを表すパラメータの内の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  17. 医用画像が表示された画面に対してなされた所定の操作に関する情報と、前記所定の操作の対象となった医用画像の特徴量である基準特徴量とを含む操作情報を記憶する操作情報記憶ステップと、
    一連の医用画像群に対応する画像データを取得する取得ステップと、
    前記一連の医用画像群に含まれる各々の医用画像の特徴量を算出する画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップにより算出された前記特徴量と、前記操作情報記憶ステップにおいて記憶された前記基準特徴量とを比較し、前記特徴量と対応関係がある前記基準特徴量が存在する場合に、前記一連の医用画像群の画面表示に際して実行される表示動作に関する情報として、前記対応関係がある前記基準特徴量に関連付けられた前記所定の操作に関する情報を設定する表示動作情報設定ステップと、
    前記一連の医用画像群に含まれる画像データを再生する際に、前記表示動作情報設定ステップにおいて設定された前記表示動作を実行する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする画像管理方法。
  18. 医用画像が表示された画面に対してなされた所定の操作に関する情報と、前記所定の操作の対象となった医用画像の特徴量である基準特徴量とを含む操作情報を記憶する操作情報記憶ステップと、
    一連の医用画像群に対応する画像データを取得する取得ステップと、
    前記一連の医用画像群に含まれる各々の医用画像の特徴量を算出する画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップにより算出された前記特徴量と、前記操作情報記憶ステップにおいて記憶された前記基準特徴量とを比較し、前記特徴量と対応関係がある前記基準特徴量が存在する場合に、前記一連の医用画像群の画面表示に際して実行される表示動作に関する情報として、前記対応関係がある前記基準特徴量に関連付けられた前記所定の操作に関する情報を設定する表示動作情報設定ステップと、
    前記一連の医用画像群に含まれる画像データを再生する際に、前記表示動作情報設定ステップにおいて設定された前記表示動作を実行する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする読影用プログラム。
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