JP5242087B2 - シート固定具及び車両用シート - Google Patents
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(1) 枠状ワイヤは、前記受け部材に対する係止部の嵌合状態を強固に維持できるようにするため、高い剛性が必要である。従って、枠状ワイヤは、鋼材よりなり、かつ線径の太いものが用いられ、このため、シート全体が重くなる。
(3) 枠状ワイヤが鋼材であるため、クッションパッドのウレタンと接着状態になる。従って、シートのクッションパッドを廃棄処理する際に、クッションパッドのウレタンフォームを枠状ワイヤから剥離することが困難である。このため、分別処理をともなう廃棄処理に手間がかかる。
前記の構成において、前記蓋板部の外周縁に位置決め用の凹部を形成するとよい。
前記の構成において、前記爪部と蓋板部との間において、爪部に対して車体の床パネルの厚さに相当する間隔を隔てて、ピラー部の外周面にフランジ部を形成するとよい。
前記の構成において、前記補強リブに、ピラー部の先端に向かって収束するように傾斜する案内を形成するとよい。
前記の構成において、前記アンカー部をピラー部の延長方向と直交する方向に延びる板状に形成するとともに、そのアンカー部に透孔を形成するとよい。
前記の車両用シート構成において、クッションパッドの底部に凹部を形成し、シート固定具をその凹部の箇所に設けるとよい。
図1及び図2に示すように、この実施形態の車両用シート21は、ウレタンフォームよりなるクッションパッド22と、そのクッションパッド22の外面に被覆された表皮23とを備えている。前記表皮23は、図示はしないが、表面側のファブリックや皮革等よりなる表皮材と、裏面側の発泡ウレタン等よりなるスラブとにより構成されている。
図5〜図8に示すように、このシート固定具24には、両端を開口し、基端部においてクッションパッド22内に埋設される四角筒状のピラー部31が設けられている。ピラー部31の基端縁には、そのピラー部31の延長方向と直交する方向に延びる板状のアンカー部32が一体に形成されている。アンカー部32には、複数の透孔33が形成されている。そして、シート固定具24のピラー部31の基端部がクッションパッド22の底部に埋設成形された状態においては、図3に示すように、アンカー部32がクッションパッド22のウレタンフォーム内にほぼ水平な面内に位置するように埋設されるとともに、各透孔33内にウレタンフォームが進入される。従って、このアンカー部32の埋設状態では、アンカー部32によるアンカー効果が発揮されて、シート固定具24のピラー部31がクッションパッド22に対して強固に抜け止め固定される。
図9に示すように、成形用金型41の成形面41aにおいて、クッションパッド22の凹部22aを成形する箇所には、シート固定具24をセットするための凹所42が形成されている。凹所42の開口周縁において成形用金型41の成形面41a上には、シート固定具24の蓋板部39上の位置決め凹部40に係合可能な3つの位置決めピン43が突出形成されている。
(1) ピラー部31の基端部に形成されたアンカー部32が車両用シート21のクッションパッド22の底部に埋設されている。そして、ピラー部31の先端部には、床パネル27の固定孔28に係止可能な爪部36が形成されている。このため、シート固定具24を固定孔28に挿入することにより、床パネル27側に合成樹脂製の受け部材等を設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。
(3) シート固定具24を、一般的なポリプロピレン等のオレフィン系樹脂を用いれば、シート固定具24をウレタンフォームよりなるクッションパッド22から容易に剥離させることができる。従って、クッションパッド22を廃棄処理する際には、分別処理が容易になり、廃棄処理に要する手間を軽減できる。また、分別したシート固定具24は容易に再利用もできる。
(11) ピラー部31の壁部にスリット34を形成することにより爪部36を有する可動片35を形成し、閉鎖板部39aがスリット34よりもアンカー部32側に配置されている。このため、スリット34により可動片35を形成されていても、クッションパッド22の成形に際してウレタンフォームがスリット34から漏洩することを防止できる。
この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化することも可能である。
・ アンカー部32,蓋板部39,フランジ部37をそれぞれ一平面内に位置する複数の突出片によって構成すること。
・ フランジ部37を省略すること。この場合、シート21の荷重は、その下面が床パネル27に支持されることによって受けられる。
・ ピラー部31を内部の充実した棒状に形成すること。
Claims (12)
- 合成樹脂により形成し、シートのクッションパッド内に埋設されるピラー部の基端部にそのピラー部の抜け止め機能を果たすアンカー部を一体に設け、クッションパッドの底面から外部に突出される前記ピラー部の先端部には車体の掛止部に着脱可能に掛止される爪部を一体に設け、前記ピラー部を両端が開口する筒状に形成するとともにそのピラー部の内周面には両端開口間を閉鎖するための閉鎖板部を一体に形成したことを特徴とするシート固定具。
- 前記アンカー部と爪部との間において、ピラー部の外周面にはその延長方向に対して直交する方向に延びる蓋板部を一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載のシート固定具。
- 前記蓋板部の外周縁に位置決め用の凹部を形成したことを特徴とする請求項2に記載のシート固定具。
- 前記位置決め用の凹部を蓋板部の対向する2箇所の外周縁に非対称状に形成したことを特徴とする請求項3に記載のシート固定具。
- 前記爪部と蓋板部との間において、爪部に対して車体の床パネルの厚さに相当する間隔を隔てて、ピラー部の外周面にフランジ部を形成したことを特徴とする請求項2〜4のうちのいずれか一項に記載のシート固定具。
- 前記フランジ部とピラー部の外周面との間に補強リブを設けたことを特徴とする請求項5に記載のシート固定具。
- 前記補強リブに、ピラー部の先端に向かって収束するように傾斜する案内を形成したことを特徴とする請求項6に記載のシート固定具。
- 前記閉鎖板部を前記蓋板部と対応する位置に設けたことを特徴とする請求項7に記載のシート固定具。
- ピラー部の壁部にスリットを形成することにより前記爪部を形成し、前記閉鎖板部を前記スリットよりもアンカー部側に配置したことを特徴とする請求項8に記載のシート固定具。
- 前記アンカー部をピラー部の延長方向と直交する方向に延びる板状に形成するとともに、そのアンカー部に透孔を形成したことを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載のシート固定具。
- クッションパッドの底部に、請求項1〜10のうちのいずれか一項に記載のシート固定具をそのピラー部の基端部において埋設するとともに、前記クッションパッドの後部下端に埋設されるシート補助固定具にあって、クッションパッド内に埋設される前記シート補助固定具の基端部に透孔を形成したことを特徴とする車両用シート。
- クッションパッドの底部に凹部を形成し、シート固定具をその凹部の箇所に設けたことを特徴とする請求項11に記載の車両用シート。
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