JP5241672B2 - 車両用デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用デジタル放送受信装置に関し、より具体的には、車両の移動中に受信可能なデジタル放送局から、車両の位置に応じて必要となるデータ放送コンテンツを取得して表示することができる車両用デジタル放送受信装置に関する。
データ放送は、BSデジタル放送や地上波デジタル放送におけるデータ放送が良く知られており、TV放送事業者が番組放送の付随的サービスとして提供することが多いが、現在ではメインのサービスとサブのサービス内でのデータ放送の内容は同一となっている事が多い。今後はサービス毎に異なるデータ放送が提供され、データ放送の活用が増えることが予想される。
現在既に実現されているものとして、受信地域に合わせたコンテンツを提供する地域向けデータ放送がある(日本放送協会のローカルデータ放送等)。
また、放送事業者以外で、自治体や店舗等が、微弱電波を利用し小規模なデジタルデータ配信システムを構築し、データ放送を行うことも検討されている(「ワンセグメント・ローカルサービス」と呼ばれる)。
このように、放送を行う事業者や提供されるコンテンツが増える傾向にあるが、現在のデジタル受信装置は、従来の番組の付随的サービスを前提とした設計、言い換えれば主要チャンネルや各番組に紐付けられた設計がなされているため、そうした傾向に対応した使いやすいものとは言い難い。
特許文献1は、デジタル放送受信表示装置を開示する。このデジタル放送受信表示装置は、受信される放送番組のジャンル情報と一致する地図上のジャンル情報を特定し、該当する情報(店舗等)を表示する。
特許文献2は、チラシ情報の配布システムを開示する。この配布システムは、消費者のチラシニーズに応じたチラシ情報のみを自動的に選別してデジタル放送受信装置に表示する。
特許文献3は、放送される番組に関連するナビゲーション情報をデータ放送から受信してナビゲーション装置のメモリに格納するシステムを開示する。
特開2009−60190号公報 特開2001−357287号公報 特開2004−7651号公報
特許文献1に記載の発明では、視聴中の番組のジャンル情報と一致する地図上のジャンル情報のみが表示されるので、視聴していない番組に当該ジャンル情報に係る有益な情報があっても、見逃してしまう。
特許文献2に記載の発明では、予め構造化されたデータ放送しか利用できず、また車両での利用を考慮したものではない。
特許文献3に記載の発明では、既にユーザが目的地として特定済みの情報を単にナビゲーション装置に保管できるだけに過ぎない。
本発明は、車両に搭載され移動を伴う場合に、車両の移動中に受信可能なデジタル放送局から、車両の位置に応じてユーザが必要とするデータ放送コンテンツを効率よく取得して表示することができる車両用デジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両に搭載されるデジタル放送受信装置を提供する。そのデジタル放送受信装置は、チャンネルスキャンをしながら受信可能なデジタル放送局を選択し、選択したデジタル放送局からデジタル放送の電波を受信する受信手段と、受信したデジタル放送の電波からデータ放送コンテンツを取得するデータ取得手段と、取得されたデータ放送コンテンツを格納するメモリと、メモリに格納されたデータ放送コンテンツを編集して表示させる表示制御手段とを備え、受信手段は、所定時間毎に所定周波数の間で周波数を変えながらチャンネルスキャンをおこない、データ取得手段はチャンネルスキャンによって選択された少なくとも1以上のデジタル放送局からのデータ放送コンテンツを取得する。
本発明によれば、視聴中の放送局あるいはある特定の条件に合致した放送局や放送コンテンツであるか否かにかかわらず、受信可能な放送コンテンツ全てを対象に定常的な監視を行い、特別な操作を必要とせずに最新の放送コンテンツを編集して表示させることができる。その結果、車両で移動中のユーザが最も知りたい情報を適切かつタイムリーに提供することができる。
本発明の一形態によると、さらに、ユーザがデータ放送コンテンツの表示条件を入力する入力手段を備え、表示制御手段は、入力された表示条件に対応するデータ放送コンテンツを優先して表示させる。
この本発明の一形態によれば、ユーザの嗜好性を表示条件として入力したり、あるいは本装置がナビゲーション装置で用いられる場合は、目的地入力で得られた情報を表示条件として、その表示条件に対応する(一致又は類似する)データ放送コンテンツを優先して(上位に)表示させることで、狭い画面でも所望の情報が素早く閲覧できる。
本発明の一形態によると、さらに、車両の現在位置と受信可能なデジタル放送局との距離を推定する距離推定手段を備え、表示制御手段は、推定された距離が短いデジタル放送局からのデータ放送コンテンツを優先して表示させる。
この本発明の一形態によれば、車両との距離が短い放送局の情報を優先して表示させることで、走行中の地域情報を優先して閲覧できる。これにより、例えば、周辺スーパーのタイムセール、局所的な事故、あるいは工事等の情報といった、ユーザにとって今まさに有益で身近な情報を優先して提供することができる。
本発明の一形態によると、さらに、データ放送コンテンツから位置情報を抽出する位置情報抽出手段を備え、表示制御手段は、抽出した位置情報を含む地図情報を取得し、当該地図情報を当該位置情報を抽出したデータ放送コンテンツとともに表示させる。
この本発明の一形態によれば、デジタル放送コンテンツが位置情報(住所テキスト又は構造化された位置情報タグ)を含む場合、それを地図に埋め込んで表示させることで、ユーザが一目でそのコンテンツに関係する場所を把握することができる。また、複数チャンネルのデータ放送コンテンツを取得している場合、チャンネル切換操作なしに地図上で一覧表示できるので、ユーザは買い物や行楽等の計画の参考とすることができる。
本発明の一形態によると、さらに、メモリに格納された複数のデータ放送コンテンツ間の類似度を判定する類似度判定手段を備え、表示制御手段は、所定の類似度以上の類似度を有する複数のデータ放送コンテンツの中から、更新日時が新しい順に所定数のデータ放送コンテンツを表示させる。
この本発明の一形態によれば、類似度が高いデジタル放送コンテンツ同士では更新日時が新しいもののみ取り出し、その他は表示しない、あるいは表示の優先順位を下げることで、表示画面を有効に活用し、多くの種類の情報を素早く把握できる。言い換えれば、本発明の一形態によれば、取得したデジタル放送コンテンツが極めて類似している場合、同じような情報が並んで表示されることとなり、他の有益な情報が表示される妨げとなってしまうことを防ぐことができる。
本発明のデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 図1の放送電波受信手段10とデータ取得手段20の機能を示すブロック図である。 図1の制御手段40の機能の詳細を示す図である。 推定距離が短いデジタル放送局からのデータ放送コンテンツを優先して表示する例を示した図である。 データ放送コンテンツとともに表示された地図情報の一例を示す図である。 データ放送コンテンツの取得動作を示すフローチャートである。 ユーザが望むデータ放送コンテンツを優先表示するためのフローチャートである。 放送局までの距離に応じてデータ放送コンテンツを優先表示するためのフローチャートである。 類似するデータ放送コンテンツを優先表示させるためのフローチャートである。
図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に従う、デジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。デジタル放送受信装置100は車両に搭載され、車両の走行に伴って移動するものとする。
デジタル放送受信装置100は、放送電波受信手段10、データ取得手段20、メモリ30、制御手段40、表示手段50、ユーザインタフェース(I/F)60、入力手段70を備える。なお、デジタル放送受信装置100は、カーナビゲーション装置として、あるいはその一部として構成してもよい。
放送電波受信手段10は、ホイップ(ロッド)アンテナ、ダイポールアンテナ、八木・宇田アンテナ、パラボラアンテナ、ループアンテナ、誘電体アンテナなどの任意のアンテナ15を備えており、所望の周波数のチューニングを行い、受信するデジタル放送の電波からデジタルデータを抽出する。デジタルデータは所定の規格に準拠して複数のチャンネルの映像データ、音声データあるいはデータ放送データなどが多重化されたものである。所定の規格として、MPEG−2やMPEG−4などがある。また、ワンセグ放送の場合にはH.264(MPEG−4 AVC)が使用される。
データ取得手段20は、多重化データから各チャンネルのビデオコンテンツ(映像データや音声データなど)およびデータ放送コンテンツを分離して抽出する。特に、音声データはAC3(Audio Code number 3)規格やワンセグ放送の場合にはAAC(Advanced Audio Coding)などで圧縮処理されている。なお、データ取得手段20はハードウェア及びソフトウェアのいずれでも実現可能である。また、データ取得手段20は、暗号化されたデジタルデータを復号できるものであってもよい。これにより、RMP(Rights Management & Protection)などの著作権保護の方式に対応することができる。
図2は、図1の放送電波受信手段10とデータ取得手段20の機能を示すブロック図である。チューナ110は、チャンネルスキャンをしながら受信可能なデジタル放送局を探し、受信可能なデジタル放送局からデジタル放送電波を受信する。図2では2つのチューナ110が記載されているが、少なくとも1つ以上あればよい。2つ以上のチューナを設ける理由は、地デジTV番組を視聴時に本発明の機能を実行するため、あるいは受信環境が悪い場所でも受信を可能にするためである。特に、本発明では複数のチャンネル(放送局)からのデータ放送コンテンツを取得することが想定されるので、2つ以上のチューナを設けることが本来的に望ましい。
復調器112は、チューナ110によって受信されたデジタル放送電波を復調して、多重化されたデジタルデータ信号(例えば、多重TS(Transport Stream))を抽出する。この多重化されたデジタルデータ信号は、チャンネル毎に映像データ、音声データあるいはデータ放送のデータなどを含む。抽出されたデジタルデータ信号は、TSデコーダ(DEMUX)114において、各チャンネルの音声データ116、映像データ118およびデータ放送のデータ120に分離して抽出される。音声データ116と映像データ118は、バッファ(図示なし)において一時保管された後、図1の制御手段40の制御下で音声あるいは映像としての必要な処理をされた後、表示手段50に出力される。
図1に戻って、メモリ30は、受信したチャンネル(番組)毎のデータ放送のデータ120を格納する。メモリ30は、予め地図情報や放送局情報などの各種情報も格納している。メモリ30は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、DRAMなどの揮発性メモリなどの任意のメモリで構成することができる。また、メモリ30は、SDカードなどの外部メモリやハードディスク装置で構成することも可能である。特に本発明においては、複数のチャンネルのデータ放送のデータを格納するので、比較的大容量(少なくとも数GB以上)のメモリが望ましい。メモリ30は、デジタル放送受信装置100の外部メモリであってもよい。
制御手段40は、中央演算処理装置(CPU)およびメモリを備えるコンピュータ(専用IC)である。制御手段40は、各手段からの信号を受けて各種制御を実行する。制御手段40の詳細については後述する。
表示手段50は、制御手段40によって調整されたビデオコンテンツ、データ放送コンテンツをユーザが視聴できる形態としてユーザに提示する。具体的には、表示手段50は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの画像表示装置やスピーカなどの音声出力装置によって映像及び音声をユーザに提示する。
ユーザI/F60は、入力手段70に接続され、ユーザからの入力情報を受け取る。入力手段70は、ボタン入力、リモコンによる無線入力などいかなる形態でもよい。入力手段70は、タッチパネル式の画像表示装置によって実現してもよい。
図3は、制御手段40の機能の詳細を示す図である。表示制御部410は、バッファに一時記憶されたデータを読み出してそのデータをデコードし、ビデオコンテンツとして映像又は音声データを出力する。より詳細には、表示制御部410は、PTS(Presentation Time Stamp)情報などの時間情報を用いて映像又は音声データの出力タイミングを制御する。表示制御部410は、メモリ30に格納されたデータ放送のデータ(コンテンツ)を編集して表示手段50に出力する。表示制御部410は、ユーザによって入力手段70から入力されたデータ放送コンテンツの表示条件に対応するデータ放送コンテンツを優先して表示させる。
距離推定部420は、受信手段10から取得する各チャンネルでのデータ放送コンテンツや受信信号レベル、あるいは車両やナビゲーション装置が受信するGPS信号などの情報から、車両の現在位置と受信可能なデジタル放送局との距離を推定する。表示制御部410は、推定された距離が短いデジタル放送局からのデータ放送コンテンツを優先して表示手段50に表示させる。
図4は、推定距離が短いデジタル放送局からのデータ放送コンテンツを優先して表示する例を示した図である。図4で、推定距離が短いA商店街、C区、D市、Eテレビ局、およびF放送局が放送するデータ放送コンテンツが上から下に並んで表示されている。かっこ内の時刻は各コンテンツが放送された時刻である。このうち、C区の放送局が放送した交通規制の情報(450)は、図の右の枠460内でさらに詳しく表示されている。この枠460内の情報は、ユーザがC区の交通規制の情報(450)を入力手段70を介して選択した結果表示される。こうすることで、単なる見出し情報(450)だけでなく、その詳細(460)についてもタイムリーな情報として表示させることができる。表示のやり方としては、A商店街などによるワンセグメント・ローカルサービスによる地域情報か、あるいはEテレビ局のような放送事業者による情報かを区別できるように色分けして表示してもよい。なお、図4では、地域情報を上位にして表示している。こうすることで、ユーザにとってはより身近な情報を優先的に閲覧できるというメリットがある。
位置情報抽出部430は、メモリ30に格納されたデータ放送コンテンツから位置情報を抽出する。表示制御部410は、抽出した位置情報を含む地図情報をメモリ30から取得し、その地図情報を位置情報を抽出したデータ放送コンテンツ等とともに表示手段50に表示させる。地図情報は、車両がナビゲーション装置(図示なし)を有する場合、そのナビゲーション装置が有するメモリあるいは外部のサーバから取得してもよい。
図5は、表示手段50においてデータ放送コンテンツとともに表示された地図情報の一例を示す図である。図5では、受信されたデータ放送コンテンツ510とともに地図情報512が表示されている。データ放送コンテンツ510として3つの情報が表示されている。この3つの情報は、複数の受信したチャンネル(番組、コンテンツ)から得たものである。この場合、位置情報抽出部430は、データ放送コンテンツ510の中のホテルAとビルBの位置情報を抽出する。表示制御部410は、その位置情報を含む地図情報512を表示させる。車両は現在図の矢印514の位置にいるので、車両の進行方向のエリアにあるホテルA(516)とビルB(518)が表示されている。ユーザは、データ放送コンテンツ510の中のホテルAとビルBの情報に興味を持った場合、それらの位置を地図上一目で確認することができる。
このように、データ放送コンテンツが位置情報(住所テキスト、構造化された位置情報タグ)を含む場合、その位置情報を地図に埋め込んで表示させることで、ユーザは一目でそのコンテンツに関係する場所(位置、施設)を把握することができる。特に、本発明では、データ放送コンテンツ510は、ユーザが視聴中の番組に限定されず、チャンネルスキャンして受信した複数チャンネルのコンテンツを並列して表示させることができるので、チャンネル切り替えなしに地図上で見たい場所を閲覧できるという利点がある。さらに、商店街単位や店舗単位のワンセグメント・ローカルサービスによる放送と放送事業者のローカルデータ放送とからのデータ放送コンテンツを併せて表示できるので、表示できる情報量が増え、その内容も多様化できる。
図3の類似度判定部440は、メモリ30に格納された複数の前記データ放送コンテンツ間の類似度を判定する。表示制御部410は、所定の類似度以上の類似度を有する複数のデータ放送コンテンツの中から、更新日時が新しい順に所定数のデータ放送コンテンツを表示手段50に表示させる。
図6は、データ放送コンテンツの取得動作を示すフローチャートである。ステップS102において、チューナ110で受信するデータ放送の周波数範囲とチャンネル毎の周波数帯を設定する。これは、デジタル(データ)放送によって使用される周波数範囲と各チャンネルの周波数帯(幅)が異なるので、予めチューニングする(スキャンする)周波数範囲を設定するためにおこなう。例えば、地上デジタル(データ)放送の場合は、周波数範囲は470〜770MHzの300MHzで、各チャンネルは6MHzの間隔で5.6Mhzの周波数幅を有するので、地上デジタル(データ)放送を受信する場合は、これらの値を設定する。この設定のための値は、予めメモリ30に格納されており、自動的に設定あるいはユーザによる入力手段70を介した選択により設定される。
ステップS104において、現在のチューナ110の周波数が設定したデータ放送周波数の範囲かにあるかを判定する。周波数がその範囲にある場合、ステップS106において、受信できるチャンネルを探すためにチャンネルスキャンをおこなう。このチャンネルスキャンでは、ステップS102において設定されたチャンネル間隔で、各チャンネルの周波数帯を順番にチューニングしながら、各チャネルが受信できるか否かを調べる。デジタル(データ)放送局には、免許を得て強電波を利用する放送事業者(テレビ局等)によるもの以外に、比較的微弱な電波を利用したローカルな事業者(商店街等)によるものがある。前者の場合は、該当するチャンネルを指定すれば受信可能となるが、後者の場合は放送電波が弱いのでチャンネルスキャンをしながら受信できるかを逐次探っていく必要がある。特に本発明のように、移動する車両に搭載されるデジタル受信機では、放送電波の受信感度が車両の位置によって変わるので、微弱な電波を拾うためのチャンネルスキャンは不可欠となる。
ステップS108において、受信可能な放送局(チャンネル)が見つかった場合、次のステップS110において、受信器1はそのチャンネルでの放送電波を受信する。ステップS112において、データ取得手段20は受信したデジタル放送の電波からデータ放送コンテンツを取得する。データ放送コンテンツの取得の詳細は既に図2の説明において述べた通りである。ステップS114において、取得されたデータ放送コンテンツをメモリ30に保管する。ステップS116おいて、チューナは次のチャンネル周波数帯へ移動(スキャン)した後、ステップS104の判定へ戻り、順次ステップS116までの各ステップを繰り返す。ステップS108おいて、受信可能な放送局が見つからない場合も、ステップS116において、チューナは次のチャンネル周波数帯へ移動した後(111)、同様に各ステップを繰り返す。
ステップS104からステップS116におけるデータ放送コンテンツの取得と保管は、制御手段40による制御下で、車両の移動中に所定の時間間隔で自動的に実行される。これにより、ユーザは、車両の移動に伴って適時必要となる最新の情報を特別な操作を必要とせずに閲覧することができる。
ステップS102において設定した周波数範囲でのチャンネルスキャンが全て終了し、ステップS104における判定で、現在のチューナ110の周波数が設定したデータ放送周波数の範囲内ではなくなった場合、ステップS118においてで、メモリ30に既に保管されたデータ放送コンテンツがあるか否かを判定する。保管されたデータ放送コンテンツがある場合、ステップS120においてその保管済みのデータ放送コンテンツを表示手段50で表示させる。電波の受信状態が極めて悪いなどで、メモリ30に既に保管されたデータ放送コンテンツが何もない場合は、表示はおこなわれない。
図6のフローにおいて、設定された周波数範囲で受信可能な放送局からのデータ放送コンテンツが原則として全てメモリ30に保管される。したがって、そのコンテンツ量は膨大になる可能性もあり、以下に述べるような方法により、ユーザの希望等を反映してコンテンツを選別し、優先して表示させることもできる。
図7は、ユーザが望むデータ放送コンテンツを優先表示するためのフローチャートである。図7のフローは、図6のフローを実行した結果、複数のデータ放送コンテンツがメモリ30に保管された後に実行される。
ステップS202において、ユーザが入力手段70から入力した表示条件の情報を参照する。入力手段70がタッチパネル式の入力画面である場合、ユーザは「キーワード入力」や「好きなジャンル設定」等の画面上のメニューを利用して、優先して表示させたいコンテンツを選択するための情報を入力することができる。ナビゲーション装置において利用している情報、例えば目的地、検索対象とする施設ジャンル等の情報を表示条件として入力してもよい。あるいは、利用しない放送局からのコンテンツを表示させないように、予め該当するチャンネル(放送局)を除くように設定してもよい。入力した表示条件をメモリ30に保管して、次回からは自動的にあるいは選択によりメモリから読みだされるようにしてもよい。ただし、緊急災害速報のような重要な情報については、表示させない設定あるいは優先度を下げる設定はできないようにすることが望ましい。
ステップS204において、全ての表示候補、すなわちメモリ30に保管された全てのデータ放送コンテンツについてのチェックが終わったか否かを判定する。全てのチェックが終わっていない場合、ステップS206において、N個目の表示候補がメモリから読みだされる。Nは1以上の整数であり、その上限値はメモリに保管された表示候補数である。
ステップS208において、読みだされたN個目の表示候補が表示条件に対応しているかを判定する。対応の有無は、例えば表示条件に一致するかあるいは類似するかで判断する。例えば、表示条件があるジャンルの施設である場合、それに一致あるいは類似する施設に関わるコンテンツであるか否かが判定される。表示候補が表示条件に対応している場合、ステップS2108において、その表示候補の優先順位を修正する。先の例で言えば、表示候補が表示条件に一致する場合は、例えば優先順位を2ポイント上げて、類似する場合は優先順位を1ポイント上げるといった修正をおこなう。その際、表示条件に一致する度合いが高いほどポイントを高くして、優先順位がより上位にくるようにする。その修正後、次の(N+1)個目の表示候補を設定し(ステップS212)、ステップS204へ戻って(213)、同様な処理を(N+1)個目の表示候補についておこなう。表示候補が表示条件に対応していない場合も同様に次の(N+1)個目の表示候補を設定し(S212)、ステップS204へ戻る。
全ての表示候補についてのチェックが終わった場合、ステップS214において、メモリ30に保管されたデータ放送コンテンツを表示手段50に表示する。その表示の際に、ステップS2108において修正された優先順位(ポイント)の高い順に表示画面の上から所定数のコンテンツを表示する。よりユーザの注目を引くように、表示するコンテンツについての字体や表示色を変えてもよい。図7の一連のフローにより、ユーザの希望に合致したコンテンツを選別し、優先して表示させることができる。これにより、ユーザはたとえ狭い表示画面であっても希望する情報を素早く閲覧することができる。
図8は、放送局までの距離に応じてデータ放送コンテンツを優先表示するためのフローチャートである。図8のフローは、図6のフローを実行した結果、複数のデータ放送コンテンツがメモリ30に保管された後に実行される。距離による優先表示のステップS300においては、距離推定部420による距離の推定の方法が複数考えられ、図8では3つの処理A、B、Cが例示されている。処理A、B、Cはそれぞれ単独であるいは組み合わせて実行される。
処理AのステップS302において、予め設定されている微弱電波を利用するワンセグメント・ローカルサービス等の比較的近い距離にある地域の放送局(チャンネル)の優先順位のポイントを上げる。より具体的には、電波の大きさ(微弱度合い)に応じてポイントを変えて(+1、+3、等)、各放送局の優先順位を上下させる。ステップS304において、優先順位のポイントが高い放送局のデータ放送コンテンツを表示手段50に優先的に表示させる。表示方法は、図7のステップS214の場合と同様に、優先順位の高い順に表示画面の上から所定数のコンテンツを表示する、あるいはよりユーザの注目を引くように、表示するコンテンツについての字体や表示色を変えてもよい。この処理Aの結果、ユーザは、微弱電波を利用する地域放送局が発信する地域情報を優先して閲覧することができる。
処理BのステップS312において、受信したデータ放送コンテンツに位置情報として住所情報が含まれている場合、その住所(位置)と車両の現在位置との距離が短い順にデータ放送コンテンツの優先度を上げる。より具体的には、距離(近さ)に応じてポイントを変えて(+1、+3、等)、各コンテンツの優先順位を上下させる。なお、車両の現在位置はナビゲーション装置を介してあるいは直接GPS信号を受信して把握する。ステップS314において、優先順位のポイントが高い放送局のデータ放送コンテンツを表示手段50に優先的に表示させる。表示方法は、ステップS304の場合と同様である。
処理CのステップS322において、受信手段10から取得する各チャンネルでの受信信号レベル(電界強度)に応じて、データ放送コンテンツの優先度を上げる。より具体的には、信号レベル(電界強度)が大きいほど優先度のポイントを高くして(+1、+3、等)、各コンテンツの優先順位を上下させる。ステップS324において、優先順位のポイントが高い放送局のデータ放送コンテンツを表示手段50に優先的に表示させる。なお、微弱な電波を利用する地域の放送局のコンテンツの表示を優先させるために、電波出力が大きいTV局などの放送局のポイントを予め下げておき、そのコンテンツが優先的に表示されないようにしてもよい。
表示方法は、ステップS304の場合と同様である。これにより、放送局と車両の現在位置との距離と、受信信号レベル(電界強度)との間に相関がある場合、近い放送局(信号レベル大)のデータ放送コンテンツを優先して表示できる。この処理Cは、将来地方自治体による放送免許の取得やワンセグメント・ローカルサービスの普及等によって、地域密着型の身近な放送局が増えた場合に特に有効になると予想される。
図9は、類似するデータ放送コンテンツを優先表示させるためのフローチャートである。図9のフローは、図6のフローを実行した結果、複数のデータ放送コンテンツがメモリ30に保管された後に、類似度判定手段440により実行される。ステップS402において、メモリ30に格納された複数のデータ放送コンテンツ(表示候補)の類似度を判定する。類似度の判定は、従来からある形態素解析法やベクトル空間法等を利用して、コンテンツ(文書)間の単語レベルでの類似度合い、文書ベクトルの類似度合い等から、類似コンテンツであるか否かを判定する。類似コンテンツはクラスタ化され、各クラスタは類似度の高さに応じて番号付けされる(類似度“高”→番号“大”)。
ステップS404において、高い類似度(番号大)のクラスタがあるか判定する。高い類似度(番号大)のクラスタがある場合、ステップS406において、そのクラスタ中のコンテンツ(表示候補)において、最新の更新日時のコンテンツを1つ以上の所定数選び、他のコンテンツは削除する。選択されたコンテンツ(表示候補)はメモリ30に格納される。なお、選択されなかった他のコンテンツを削除せずに、その優先度を下げて、後から見ることができるようにしてもよい。ステップS408において、更新日時が最新の選択されたデータ放送コンテンツを表示手段50に優先的に表示させる。表示方法は、図8のステップS304の場合と同様である。
このように、類似度の高いデータ放送コンテンツをクラスタ化し、各クラスタにおいて更新日時の最新のコンテンツを選択して優先表示させることにより、同じような情報が並んで(重複して)表示されてしまい、ユーザにとって有益な他の情報が表示できなくなってしまうことを防ぐことができる。これにより、狭い表示画面を有効に活用しながら、ユーザは多種類の情報を素早く閲覧できるというメリットがある。
上述した実施形態は一例でありこれに限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で多様な変形が可能である。本発明は、基本的にデジタル放送局と通信可能なあらゆる車両に適用することができる。

Claims (4)

  1. 車両に搭載されるデジタル放送受信装置であって、
    チャンネルスキャンをしながら受信可能なデジタル放送局を選択し、当該選択したデジタル放送局からデジタル放送の電波を受信する受信手段と、
    受信したデジタル放送の電波からデータ放送コンテンツを取得するデータ取得手段と、
    取得されたデータ放送コンテンツを格納するメモリと、
    メモリに格納されたデータ放送コンテンツを編集して表示させる表示制御手段とを備え、
    前記受信手段は、所定時間毎に所定周波数の間で周波数を変えながら前記チャンネルスキャンをおこない、前記データ取得手段は当該チャンネルスキャンによって選択された少なくとも1以上のデジタル放送局からのデータ放送コンテンツを取得し、
    さらに、
    前記データ放送コンテンツに含まれる位置情報を抽出する位置情報抽出手段を備え、
    前記表示制御手段は、抽出した前記位置情報が表す位置を示した地図情報を、当該位置情報に係るデータ放送コンテンツとともに表示させる、
    ジタル放送受信装置。
  2. 車両に搭載されるデジタル放送受信装置であって、
    チャンネルスキャンをしながら受信可能なデジタル放送局を選択し、当該選択したデジタル放送局からデジタル放送の電波を受信する受信手段と、
    受信したデジタル放送の電波からデータ放送コンテンツを取得するデータ取得手段と、
    取得されたデータ放送コンテンツを格納するメモリと、
    メモリに格納されたデータ放送コンテンツを編集して表示させる表示制御手段とを備え、
    前記受信手段は、所定時間毎に所定周波数の間で周波数を変えながら前記チャンネルスキャンをおこない、前記データ取得手段は当該チャンネルスキャンによって選択された少なくとも1以上のデジタル放送局からのデータ放送コンテンツを取得し、
    さらに、
    前記メモリに格納された複数の前記データ放送コンテンツ間の類似度を判定する類似度判定手段を備え、
    前記表示制御手段は、所定の類似度以上の類似度を有する複数のデータ放送コンテンツの中から、更新日時が新しい順に所定数のデータ放送コンテンツを表示させる、
    ジタル放送受信装置。
  3. ユーザが前記データ放送コンテンツの表示条件を入力する入力手段をさらに備え、前記表示制御手段は、入力された前記表示条件に対応する前記データ放送コンテンツを優先して表示させる、請求項1又は2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記車両の現在位置と受信可能なデジタル放送局との距離を推定する距離推定手段をさらに備え、前記表示制御手段は、推定された前記距離が短いデジタル放送局からのデータ放送コンテンツを優先して表示させる、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のデジタル放送受信装置。
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