JP2006101304A - デジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法 - Google Patents

デジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、デジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法を提供することである。
【解決手段】
本発明においては、NIT(Network Information Table)、周波数リスト変更情報、またはキャリアマップなどの周波数情報を予め取得しておき、この情報を利用することによってキャリアのスキャンを実施する。また、チャンネルデータベースを複数保持し、その中から的確なタイミングで最適なチャンネルデータベースの放送局情報に変更する。
これにより、チャンネルスキャンの効率を向上させることが出来る。また、移動体デジタル放送受信機の移動ごとに実施されてきたチャンネルスキャンを実行する必要がなくなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、デジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法に関する。
地上デジタルテレビジョン放送におけるチャンネルスキャンとは、ある周波数からある周波数まで放送信号があるか否かサーチし、受信可能な周波数(チャンネル)一覧データベースを構築することである。
その周波数の局の割当ては、地域(電波塔単位)により異なり、ある地域における周波数の局の割当ては、特定の周波数帯域に固まって分布していることが多い。また、チャンネルスキャン中に、放送信号に含まれるストリーム構成情報や放送局情報、番組配列情報(PSI/SI情報)を取得することができる。地上デジタルテレビジョン放送におけるチャンネルスキャンについての電波産業会の運用規定(ARIB TR−B14)では、受信地点における全受信可能チャンネルをサーチするように定められている。但し、サーチ対象となる周波数が広範囲になるにつれて、実行にかかる時間も長時間になることが予想され、チャンネルスキャンの効率化が問題になる。
また、デジタル放送を受信するカーナビゲーションや携帯式テレビ受像機などの移動体受信機においては、それを携帯したユーザが地域間を移動する。このために、地域の境界領域においては、何らかの基準を設けることにより、どちらか一方の地域のチャンネルを的確なタイミングで且つ迅速に選択して切替えなくてはならない。
このような技術に関連して、以下に示すような提案がなされている。
「放送チャンネルの高速全域スキャン機能を備えたデジタル/アナログ放送受像装置」が、特開2003−219289号公報に開示されている。この従来理恵のデジタル/アナログ放送受像装置では、放送チャンネルが割当てられた所定周波数帯域の信号で配信される地上波及びケーブル波の放送信号を受信可能な受信手段が設けられている。デコーダは、受信手段により受信された放送信号に含まれる映像信号に基づいて、本装置に接続されるテレビモニタへ映像信号による映像を映し出すための信号を生成する。全域スキャン手段は、所定のアルゴリズムに従い地上波及びケーブル波の放送信号の受信手段による受信を試み、その受信状況に基づいて放送信号の伝送経路が地上波であるのかケーブル波であるのかを自動的に判別し、全周波数帯域に亘って何れの周波数帯域において放送信号が受信手段により受信されるかを検出することにより、放送信号が配信されている放送チャンネルを自動的に検出する。チャンネルマップは、全域スキャン手段により検出された放送チャンネルを記憶する。全域スキャン手段は、地上波デジタル放送信号について全周波数帯域に亘って放送信号が配信されているデジタル放送チャンネルを検出し、伝送経路判断手段は、デジタル放送チャンネルが1つ以上検出された場合は、放送信号の伝送経路が地上波であると判断し、デジタル放送チャンネルが1つも検出されなかった場合は、放送信号の伝送経路がケーブル波であると判断する。チャンネル検出手段は、判断手段により地上波であると判断されたとき、地上波アナログ放送信号について検出されたチャンネル及びチャンネル検出時に放送信号中のVCT(Virtual Channel Table)により情報を得たチャンネルを省いた周波数帯域に亘って放送信号が配信されている放送チャンネルを検出し、判断手段によりケーブル波であると判断されたとき、ケーブル波について全周波数帯域に亘って放送信号が配信されている放送チャンネルを検出する。この装置では、図1に示されるようなフローに基づいた全域スキャン処理が行われている。
また、「放送受信装置及び放送チャンネルの探査方法」が特開2001−016075号公報に開示されている。この従来例では、狭い周波数間隔で複数のチャネルが設けられた放送を受信することができる。指示された周波数を中心周波数とし、受信手段は、1チャネル分の周波数帯域を通過帯域幅として放送電波を選択的に受信する。探査手段は、隣接する2つのチャネルごとに両チャネルの中間に位置する周波数を中心周波数として受信手段に放送電波を受信させることを、複数のチャネルについて繰り返すことにより、視聴可能なチャネルを探し出している。
また、「ディジタル放送受信機の受信チャンネル検出方法およびその装置」が特開2000−312134号公報に開示されている。この従来例の受信チャンネル検出装置では、所定の周波数間隔で複数の放送チャンネルが設定されているディジタル放送波が受信され、実際にディジタル放送波が放送されていて受信可能状態にある受信チャンネルが検出される。ロック検出手段は、複数の放送チャンネルのなかで所定の周波数に設定された放送チャンネルから順番に、復調ロック検出を行。フレーム同期検出手段は、復調ロックが検出された放送チャンネルに対して、フレーム同期検出を行う。受信チャンネル検出手段は、フレーム同期が検出された放送チャンネルを受信チャンネルとして検出する。ロック検出制御手段は、復調ロックが検出されない場合には第1の所定の放送チャンネル数だけ離れた放送チャンネルに対して復調ロック検出を行うように、ロック検出手段を制御する。
また、「放送チャンネル情報提供システム及び装置並びに移動通信装置」が特開2004−201117号公報に開示されている。この従来例では、図2に示されるように、放送チャネル情報に基づいて放送を受信する移動通信装置に対して、この移動通信装置と無線接続可能な通信ネットワークに接続された放送チャネル情報提供装置に記憶されている複数の放送チャネル情報のうち上記移動通信装置の現在位置情報に対応する放送チャネル情報が提供されている。
特開2003−219289号公報 特開2001−016075号公報 特開2000−312134号公報 特開2004−201117号公報
本発明の目的は、デジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法を提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する括弧付き符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)は、選局指示により特定されるキャリアをスキャンする放送波チューナ(10)と、チャンネルデータベース(30)と、周波数情報を予め格納する記憶部(43,44)を備え、周波数情報に基づいて放送波チューナに選局指示を出力してキャリアをスキャンし、ヒットしたキャリアの放送局情報をチャンネルデータベースに格納するチャンネルスキャン装置(40)とを備える。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)は、さらに、周波数情報取得装置(20)を備え、周波数情報は、スキャンが実行される前に予め取得される。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)に係わる周波数情報取得装置(20)は、入力装置(22)と、NIC(Network Interface Card)(23)と、チューナ(24)と、記憶部(25)と、GPS(Global Positioning System)(26)のうち少なくとも1つを備える。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)に係わる周波数情報は、NIT(Network Information Table)あるいは周波数リスト変更情報などの、network_idと周波数の組を含む周波数情報である。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)に係わる周波数情報は、キャリアマップである。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)において、周波数情報が取得出来ない場合、放送波チューナ(10)によりランダムまたは一定チャンネル数間隔でスキャンを実施し、キャリアがヒットした場合、キャリア周辺の周波数をスキャンする。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)において、さらにキャリアのヒット数に上限を設定する、あるいは予め取得される周波数情報を特定の内容に制限してスキャンする。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)に係わるチャンネルデータベース(30)には、複数の地域放送局情報が格納され、チャンネルスキャン装置(40)により、当該デジタル放送チャンネルスキャン装置(1)が現在位置している地域および現在の時間に基づいて、現在使用する地域放送局情報を複数の地域放送局情報の中から選択して切替えるタイミングが検出される。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)における地域放送局情報を切替えるタイミングは、放送波チューナ(10)にて受信されるデジタル波放送のキャリア強度と、チャンネルスキャン装置(40)に設定されている規定キャリア強度との比較で決められる。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)における地域放送局情報を切替えるタイミングは、周波数情報取得装置(20)で取得される位置情報と、チャンネルスキャン装置(40)に設定されている位置区分との比較で決められる。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)における地域放送局情報を切替えるタイミングは、チャンネルスキャン装置(40)に設定されている時刻で決められる。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)における地域放送局情報を切替えるタイミングは、周波数情報取得装置(20)に入力されてチャンネルスキャン装置(40)に送信される切替え指示で決められる。
また、本発明のデジタル放送受信装置は、請求項1から12までの何れかに記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置(1)を備える。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン方法は、(a)選局指示を出力するステップと、(b)選局指示により特定されるキャリアをスキャンするステップと、(c)キャリアが存在するとき、キャリアの放送局情報をチャンネルデータベース(30)に格納するステップと、予め格納された周波数情報に基づいて定まる周波数範囲で(a),(b),(c)を繰り返すステップとを備える。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン方法に係わる周波数情報は、NIT(Network Information Table)あるいは周波数リスト変更情報などの、network_idと周波数の組を含む周波数情報である。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン方法に係わる周波数情報は、キャリアマップである。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン方法において、キャリアマップの特定強度以上のキャリアが特定帯域幅存在している部分のみをスキャンする。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン方法において周波数情報が取得出来ない場合、ランダムまたは一定チャンネル数間隔でスキャンするステップと、さらに、ランダムまたは一定チャンネル数間隔でスキャンするステップにおいてキャリアがヒットした場合、キャリア周辺の周波数をスキャンするステップとを備える。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン方法において、一定チャンネル数間隔は、前記キャリア周辺の周波数をスキャンするスキャン帯域よりも狭く設定される。
また、本発明のデジタル放送チャンネルスキャン方法は、さらにキャリアのヒット数に上限を設定するステップ、あるいは予め取得される周波数情報を特定の内容に制限するステップを備える。
また、本発明のデジタル放送チャンネル選局方法は、周波数情報を予め取得するステップと、予め取得するステップにより取得された周波数情報に基づいてスキャンする周波数範囲を決めるステップと、周波数範囲を決めるステップで決められた周波数範囲でチャンネルスキャンを実行するステップと、チャンネルスキャンを実行するステップでヒットしたキャリアの放送局情報を、取得地域ごとに保存するステップと、当該位置および当該時刻に基づいて、当該位置および当該時刻に使用する地域放送局情報を取得地域ごとの放送局情報の中から選択して切替えるタイミングを検出するステップとを備える。
また、本発明のデジタル放送チャンネル選局方法において放送局情報を切替えるタイミングを検出するステップは、チャンネルスキャンを実行するステップにてヒットしたキャリアのキャリア強度と、規定のキャリア強度とを比較してヒットしたキャリアのキャリア強度が規定のキャリア強度よりも小さくなるときを検出することである。
また、本発明のデジタル放送チャンネル選局方法において放送局情報を切替えるタイミングを検出するステップは、周波数情報を予め取得するステップで取得される位置情報と規定の位置区分とを比較して、取得される位置情報が規定の位置区分を越境するときを検出することである。
また、本発明のデジタル放送チャンネル選局方法において放送局情報を切替えるタイミングを検出するステップは、規定の設定時刻を前記放送局情報の切替えるタイミングとする。
また、本発明のデジタル放送チャンネル選局方法において放送局情報を切替えるタイミングを検出するステップは、周波数情報を予め取得するステップで取得される指示で放送局情報の切替えるタイミングを設定する。
また、本発明のコンピュータプログラムは、請求項14から23までの何れか1項に記載のデジタル放送チャンネル選局方法を実施するコンピュータで読み取り可能なものである。
本発明により、デジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法を提供することができる。これにより、デジタル放送のチャンネルスキャンの効率化が実現される。
また、携帯式デジタル放送受信機においては、地域の境界領域で同一放送局が複数のチャンネルに渡って受信される状態が生じる。本発明に係わるデジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法を携帯式デジタル放送受信機に適用することにより、その中から最適な一つのチャンネルを的確なタイミングで且つ効率的に選択して切替えることができる。
添付図面を参照して、本発明によるデジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法を以下に説明する。
本発明に係わるデジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法は、本格化するデジタル波放送に向けてスキャン対象となる周波数が拡大するにことに対応するべく、チャンネルスキャンに要する時間を短縮してチャンネルスキャン効率を向上させる。また、近年特にその需要が増えている移動体受信機にてデジタル波放送を受信する際に問題となる、地域(電波塔単位)の境界領域におけるチャンネルデータベース(地域ごとの放送局情報)の切替えタイミングについて、最適な切替えタイミングで的確なチャンネルデータベースへの切替えを実施する。
これにより、固定式あるいは移動式に係わらずに、拡大化するデジタル放送波の周波数帯域に対応した高効率なチャンネルスキャン機能を有する通信装置を実現することができる。
(チャンネルスキャン効率化の実施の形態)
本実施の形態に係わるチャンネルスキャン装置は、チャンネルスキャンを実施する前に予め周波数情報を取得しておき、取得された周波数情報を利用することにより効率的なチャンネルスキャンを実施する。
実際に取得される周波数情報としては、「NIT(Network Information Table)」や「周波数リスト変更情報」などのnetwork_idと周波数の組を含む周波数情報、「キャリアマップ」が挙げられる。以下、それぞれの周波数情報について簡潔に説明をする。
(1)NIT
NITとは、変調周波数など伝送路の情報と放送サービスを関連付けるPSI(Program Specific Information)情報であり、ネットワーク全体のサービス構成を示す。NITには以下の情報を含む。
(a)対象ネットワークのネットワーク識別値:各送出マスター毎に1個割当てられる。
(b)当該TS(Transport Stream)に含まれるサービス識別値:日本の全地上デジタルテレビジョン放送TS内においてユニークとなるよう割り当てられる。サービス識別値は、地域識別、県複フラグ、サービス種別、地域事業者識別、サービス番号等の情報を備えている。
(c)当該TSに含まれるサービスのサービスタイプ:サービスタイプの一例として、デジタルTVサービス、デジタル音声サービス、データサービス、エンジニアリングサービスがある。
(d)周波数:当該TSが放送されている各周波数。単位は(1/7MHz)。
(e)リモコンキーID:リモコンに装備されるワンタッチボタンに対して、放送事業者の主たるサービスを割り付けるための識別値である。
(2)周波数リスト変更情報
周波数リスト変更情報とは、周波数リパッキングなどに対応するための、全国の送信所の周波数リスト情報や変更情報である。周波数リスト変更情報には以下の情報を含む。
(a)地域識別
(b)ネットワーク識別
(c)変更作業の開始日、継続期間
(d)変更年月日、変更時刻
(e)変更前物理チャンネル番号、変更後物理チャンネル
(3)キャリアマップ(強度含む)
キャリアマップとは、チャンネルスキャン対象周波数範囲に、キャリア(放送波)が存在するか否か、存在する場合その強度を示した情報である。強度とは、CN比などを指す。キャリアマップのイメージとしては、例えば横軸に周波数、縦軸にCN比などを示した表がある。
次に、本実施の形態に係わるデジタル放送チャンネルスキャン方法を以下に示す。
(1)NITあるは周波数リスト変更情報などの、network_idと周波数の組を含む周波数情報が取得された場合。
取得された全ての情報をそのままチャンネルデータベースとして使用するか、あるいは以下に列記する条件でスキャンすることにより、チャンネルスキャンをスキャン条件に絞り込んだ観点から効率的に実施することができる。
(a)希望系列局の対象周波数のみスキャンする。
(b)視聴者居住地域の域内対象周波数帯のみスキャンする。
(c)視聴者居住地域に加えて、近隣する地域の対象周波数帯のみスキャンする。
(2)スキャン対象周波数範囲のキャリアマップが取得された場合。
(1)の場合と同様に、取得された全ての情報をそのままチャンネルデータベースとして使用するか、あるいは以下に列記する条件でスキャンすることにより、チャンネルスキャンをスキャン条件に絞り込んだ観点から効率的に実施することができる。
(a)キャリア強度が一定値以上の周波数のみスキャンする。
(b)キャリアが集まっている周波数帯のみスキャンする(周波数割り当ての偏りを利用)。
(3)周波数情報が取得出来なかった場合。
まず、周波数をランダムにスキャンし、キャリアがヒットした場合、その周辺の周波数をスキャンする(周波数割り当ての偏りを利用)。当初のスキャンに関しては、ランダムではなくとも特定のチャンネル数間隔でスキャンしてもよい。特定のチャンネル数間隔でスキャンする場合には、チャンネル数間隔は、ヒットしたキャリア周辺の周波数をスキャンするスキャン帯域よりも狭い値に特定される。
(4)周波数情報の取得の可否に係わらない場合。
更に、以下に列記する条件を付加してスキャンすることにより、チャンネルスキャンをスキャン条件に絞り込んだ観点から効率的に実施することができる。
(a)周波数情報としてNITを取得する場合、取得するPSI/SI情報に対して制限を設定する。
(b)スキャンでヒットするキャリアの数に上限を設定することにより、途中でスキャンを中止する。
図3に、本実施の形態のデジタル放送チャンネルスキャン方法を実施するための、チャンネルスキャン装置の概略構成図を示している。本実施の形態のチャンネルスキャン装置1は、放送波チューナ10、周波数情報取得装置20、チャンネルスキャン装置40、およびチャンネルデータベース30を備えている。
放送波チューナ10は、RFアンテナ50と、選局部12と、復調部13とを備えている。RFアンテナ50は、外部からのデジタル波放送の電波を受信する。選局部12は、指示された周波数帯域の範囲内でローカル周波数を発振し、RFアンテナ50から入力されるデジタル波放送のRF電波とローカル周波数とを位相に関して比較検波し、キャリアがある場合には周波数信号、あるいはキャリアの存在を知らせる信号を送信する。復調部13は、選局部12から入力される周波数信号、あるいはキャリアの存在を知らせる信号を復調してチャンネルスキャン装置40に送信するd。
周波数情報取得装置20は、予め周波数情報を取得するためのものであり、バスライン21に接続されて入力装置22と、NIC(Network Interface Card)23と、チューナ24と、HDD25と、GPS26とを備えている。NITや周波数変更情報などのnetwork_idと周波数の組を含む周波数情報は、入力装置22あるいはNIC(Network Interface Card)23により適宜取得される。また、キャリアマップでは、チューナ24により当該位置におけるキャリアの周波数とそのキャリア強度(CN比等)が取得される。固定周波数情報は、製品の出荷段階で予め組み込まれることがあり、この場合にはHDD25に保存される。後に述べるが、当該装置が移動式の場合には、その所在位置を知ることが必要になる場合があり、GPS26により位置情報が取得される。
チャンネルスキャン装置40は、バスライン41に接続されたCPU42と、ROM43と、RAM44とを備えている。ROM43には、チャンネルスキャンを効率化して実施するためのチャンネルスキャンプログラムおよび放送局情報編集プログラムが保存されている。周波数情報取得装置20で取得される周波数情報はチャンネルスキャン装置40に送信されて、一時的にRAM44に保存される。
チャンネルデータベース30は、バスライン31に接続されたHDD32と、メモリ33とを備えている。チャンネルスキャン装置40で編集されたスキャン結果に基づく放送局情報(NIT他)は、HDD32あるいは、メモリ33に送信されて保存される。
以下、本実施の形態のチャンネルスキャン装置1の動作を示す。
チャンネルスキャンに先立って、周波数情報取得装置20により取得された周波数情報は、順次チャンネルスキャン装置40のRAM44に送信されて保存される。周波数情報取得装置20による周波数情報の取り込みが終了してチャンネルスキャンが開始されると、チャンネルスキャン装置40のCPU42により、ROM43に保存されているチャンネルスキャンプログラムが実行され、RAM44に保存された周波数情報に基づいて放送波チューナ10の選局部12に、サーチされるべき周波数範囲を指示する信号が送信される。放送波チューナ10は、RFアンテナ50により、外部からのデジタル波放送の電波を受信する。選局部12は、RFアンテナ50から入力されるデジタル波放送のRF電波と、チャンネルスキャン装置40により指示されたサーチ周波数帯域の範囲内で発振されるローカル周波数とを位相に関して比較検波する。キャリアがある場合には選局部12において双方の位相がロックし、選局部12から復調部13に向けてキャリアの存在を知らせるロック信号、およびロックした時の周波数を含む当該キャリアの放送局情報(NIT)の信号が送信される。ロック信号が入力される毎に、つまりキャリアが存在する毎に、当該キャリアの放送局情報(NIT)の信号が復調部13からチャンネルスキャン装置40に向けて送信される。チャンネルスキャン装置40に放送波チューナ10からキャリアの存在を知らせる放送局情報(NIT)を入力すると、ROM43中に保存されていた放送局情報編集プログラムがCPU42に読み込まれて実行され、入力された放送局情報(NIT)が特定の規定に従って編集される。編集された放送局情報(NIT)は、チャンネルデータベース30に備えられているHDD32あるいはメモリ33にバスライン31を介して送信されて保存される。
本実施の形態においては、放送波チューナ10と、周波数情報取得装置20に備えられるチューナ24は別々になっているが、本実施の形態のデジタルチャンネルスキャン装置1が後に述べる携帯式の受信機等に備えられる場合においては、小型化等のために、共通化しても構わない。
図4に、本実施の形態に係わるデジタル放送チャンネルスキャン装置1により実施される、チャンネルスキャンのフローを示す。
まず、チャンネルスキャンが実施される前に、予め取得されるべき周波数情報の有無が確認される(S01)。予め取得される周波数情報があるときには、「NITあるいは周波数リスト変更情報」を取得するか、「キャリアマップ」を取得するのかの選択が行われる(S02)。「NITあるいは周波数リスト変更情報」を取得する場合には、その情報に基づいて、「特定放送局のみスキャンする」、「特定地域のみスキャンする」、「情報に基づいてそのままスキャンする」から1つ、あるいは適宜組み合わせたスキャンが選択される(S03)。「キャリアマップ」を取得する場合には、「一定強度以上のキャリアのみスキャンする」、「キャリア集合域のみスキャンする」から1つ、あるいは適宜組み合わせたスキャンが選択される(S04)。また、ステップ1(S01)にて周波数情報が無いことが確認された場合には、ランダムあるいは特定周波数おきにキャリア範囲がサーチされ、キャリアがヒットすると、そのキャリア周辺の周波数のみサーチされるスキャンが選択される(S05)。ステップ3(S03)、ステップ4(S04)、ステップ5(S05)でスキャンが選択されると、それぞれのスキャンに対して重み付けが行われスキャンを実施するかどうかの選択がなされる(S06)。ここでいう「重み付け」とは、「スキャンする際にキャリアのヒット数に上限を設定する」あるいは、「使用するPSI/SI情報を制限する」ことにより、スキャンされるキャリアの数を更に絞り込むことを目的とするものである。ステップ6(S06)の選択に従って、重み付けスキャンが実施される(S07)。あるいは、重み付けをしないスキャンが実施される(S08)。そして、ステップ7(S07)あるいはステップ8(S08)で実施されたスキャンでヒットしたキャリアの放送局情報(NIT)は、チャンネルデータベースに保存される(S09)。
ここで、本実施の形態に係わるデジタル放送チャンネルスキャン方法によるスキャン処理と従来のスキャン処理とに所要する時間を比較してみる。
図5に、受信可能な周波数リストの一例を挙げる。スキャン対象周波数範囲は、UHF13ch〜62chの計50チャンネルである。
キャリアの有無をサーチするのに所用する時間をα秒とする。キャリアの存在を検出後、周波数情報検出に所要する時間をβ秒とする。キャリアのヒット数に上限を設定し、例えば最高8チャンネルをヒット、または事業者識別の0から6までをヒットしたらスキャンをストップとする。
これを、従来のスキャン処理方法で処理を実行した場合、以下列記するように、UHF13chからUHF62chまで順次各チャンネルが受信可能か否かをサーチするスキャンが行われる。
(1)UHF13chから49chまでのスキャン所要時間37α秒。
(2)UHF50chから57chまでのスキャン所要時間(8α+8β)秒。
(3)UHF58chから62chまでのスキャン所要時間5α秒。
そして、これらの総所要時間は、(50α+8β)秒となる。これは、チャンネル分布には関わらず常に一定値である。
次に、これを本実施の形態に係わるデジタル放送チャンネルスキャン方法によるスキャン処理で実行した場合、以下に列記するように、10チャンネルおきにスキャンを行い、ヒットしたらその周波数の周辺のみのスキャンが行われる。
(1)UHF13ch、23ch、33ch、43ch、53chまでのスキャン所要時間(5α+β)秒。
(2)UHF53chでヒットしたので、UHF53chの前後において順次スキャンを実行する。まず、下位UHF52chから49chまでの所要時間(4α+3β)秒。
(3)次に、上位UHF54chから58chまでの所要時間(5α+4β)秒。
これにより、ヒット数が設定上限に達したので、スキャンが終了する。
これらの総所要時間は、(14α+8β)秒となる。α=2秒、β=3秒と仮定した場合、従来の処理に比べて約2.5倍の処理速度となり、所要時間で60%の削減が実現される。但し、本処理においては、キャリアの分布によりスキャンに要する所要時間は若干の変化があるが、従来の処理に要する所要時間より長くなることはない。
本実施の形態のデジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法においては、予め周波数情報を取得しておき、この情報を利用することによってキャリアのスキャン効率を飛躍的に向上させることが出来る。
本実施の形態においては、特にデジタルテレビジョン受信時の記述になっているが、これはもちろんデジタルラジオなど、デジタル放送の電波に関連した受信については全て適用することができる。
(移動体受信機におけるチャンネルデータベース変更の実施形態)
移動体デジタル放送受信機においては、地域の境界領域で同一放送局が複数のチャンネルに渡って受信される状態が生じる。
本発明に係わるデジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法を移動体デジタル放送受信機に適用することにより、移動に伴なって毎回チャンネルスキャンを実行する必要がなくなる。つまり、チャンネルデータベース(地域ごとの放送局情報)を複数保持し、その中から最適なチャンネルデータベースを的確なタイミングで且つ効率的に選択して切替えることができる。
以下、移動体デジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法に関わるチャンネルデータベース切替えのタイミングの一例を挙げる。
(1)視聴している放送波のキャリア強度(CN比、電界強度等)が一定値以下になった場合(例えば、視聴している放送波のCN比が25.0dB以下になった場合)
(2)特定の放送局のキャリア強度が一定値以下になった場合(例えば、NHK総合の電界強度が−70dBm以下になった場合)。
(3)GPS等により、設定された位置境界を越えて移動したことを検出した場合(例えば、カーナビゲーションシステムにより、県境を越えたことが検出された場合)。
(4)一定の設定時間ごと(例えば、6時間ごとに設定され、午前10時と午後6時になった場合)。
(5)ユーザ操作(例えば、ユーザがチャンネルデータベースを変更する指示を出した場合)。
次に、移動体デジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法に係わるチャンネルデータベースの切替え方法の一例を挙げる。但しここでは、地域毎のチャンネルデータベースが、既述したチャンネルスキャン方法により作成され、既に保持されていることを前提とする。
(1)視聴している特定の放送局について、保持しているチャンネルデータベース内で最もキャリア強度の高い物理チャンネルに使用しているチャンネルデータベースの対象箇所を一部切替える(例えば、フジテレビを視聴している場合、保持しているチャンネルデータベースA、B、Cの中でフジテレビに対応する物理チャンネルがそれぞれUHF21ch、UHF31ch、UHF41chである場合、UHF21ch、UHF31ch、UHF41chのキャリア強度を調べ、CN比がそれぞれ5.0dB,35.0dB,0.0dBであった場合、使用しているチャンネルデータベースのフジテレビの物理チャンネルのみをUHF31chのものに切替える)。
(2)視聴している特定の放送局について、保持しているチャンネルデータベース内で最もキャリア強度の強い情報を含むチャンネルデータベースに切替えられる(例えば、NHK総合について、保持しているチャンネルデータベースA、B、Cの中でNHK総合に対応する物理チャンネルがそれぞれUHF27ch、UHF37ch、UHF47chである場合、UHF27ch、UHF37ch、UHF47chのキャリア強度を調べ、CN比がそれぞれ0.0dB,5.0dB,35.0dBであった場合、使用しているチャンネルデータベースそのものを、データベースCに切替える)。
(3)保持しているチャンネルデータベースにキャリアマップ情報を付加し、それらを現在のキャリアマップと比較して、最も類似しているキャリアマップに対応するチャンネルデータベースに切替える(例えば、チャンネルデータベースA,B,Cに対応するキャリアマップがそれぞれUHF20ch〜30ch、UHF30ch〜40ch、UHF40ch〜50chにキャリアが集中していて、現在のキャリアマップがUHF20ch〜30chにキャリア集中している場合、使用しているチャンネルデータベースをチャンネルデータベースAに切替える)。
(4)保持しているチャンネルデータベースに使用頻度順情報を付加し、それに伴ない使用するチャンネルデータベースを切替える(例えば、保持しているチャンネルデータベースA,B,Cの使用頻度順位が、B>A>Cの場合、まずチャンネルデータベースをBに切替えて選局を試みて、キャリアがヒットしなければ、チャンネルデータベースをAに切替える。それでもヒットしない場合には、チャンネルデーベースCに切替える)。
(5)保持しているチャンネルデータベースに利用時刻情報を付加し、それに伴ない使用するチャンネルデータベースを切替える(例えば、長距離通勤などで使用される場合、昼間と夜間で使用するチャネルデータベースを切替える)。
(6)GPS情報が得られる場合、保持しているチャンネルデータベースにGPS(位置)情報を付加し、移動によるGPS(位置)情報の更新に伴ないチャンネルデータベースを切替える(例えば、保持しているチャンネルデータベースA、B、Cに対応するGPS(位置)情報がそれぞれ東京、神奈川、埼玉であり、現在のGPS(位置)情報が埼玉である場合、使用しているチャンネルデータベースをチャンネルデータベースCに切替える)。ここで、チャンネルデータベースに付加するGPS(位置)情報は、ユーザによる入力でも構わない。
(7)保持しているチャンネルデータベースに基づき、チャンネルデータベースを見分けるために、それぞれのチャンネルデータベース中の適当なチャンネルのみを受信することで、最適なチャネルデータベースに切替える(例えば、保持しているチャンネルデータベースA,B,Cに対応するキャリアマップにおいて、それぞれUHF20ch〜30ch、UHF30ch〜40ch、UHF40ch〜50chにキャリアが集中している場合、UHF25ch、UHF35ch、UHF45chのみをスキャンし、UHF45chの信号と保持するデータベースCの信号とが合致した場合、使用しているチャンネルデータベースをチャンネルデータベースCに切替える)。
本実施形態(移動体受信機におけるチャンネルデータベース変更の実施形態)を実施するためのチャンネルスキャン装置は、図3に示される(チャンネルスキャン効率化の実施の形態)のものと同等である。但し、本実施の形態においては、受信機の位置情報を取得するためのGPS26は必須となる。
図6に、本実施の形態(移動体受信機におけるチャンネルデータベース変更の実施形態)を実施するためのフローを示す。本実施の形態におけるチャンネルスキャン装置を備えた移動体受信機では、実動作時には常にチャンネルスキャン装置40に備えられたCPU42により、ROM43に保存されたチャンネルデータベース切替えプログラムが呼び込まれて実行されている。これにより、上記した「移動体デジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法に関わるチャンネルデータベース変更のタイミング」における(1)〜(5)までのタイミングが放送波チューナ10、あるいは周波数情報取得装置20に備わる入力装置22、チューナ24およびGPS26で検出される(S10)。チャンネルデータベース切替えプログラムには、予め検出された内容に対応するチャンネルデータベース切替え方法が設定されており、検出された内容に対応する切替え方法に沿って、「移動体デジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法に関わるチャンネルデータベースの切替え方法」に既述した(1)〜(7)までの切替え方法で現在のチャンネルデータベースが新たなチャンネルデータベースへと切替えられる(S20)。そして、切替えられた新チャンネルデータベースは、チャンネルスキャン装置40のRAM44に保存されてCPU42により呼び込まれて使用される(S30)。なお、チャンネルデータベース切替えプログラムに予め設定されている、チャンネルデータベース切替え方法については、周波数取得装置20に備えられている入力装置22から必要に応じて変更することができる。
本発明に係わるデジタル放送チャンネルスキャン装置およびデジタル放送チャンネルスキャン方法を移動体デジタル放送受信機に適用する。本発明に係わるデジタル放送チャンネルスキャン装置は、チャンネルデータベースを複数保持し、その中から的確なタイミングで最適なチャンネルデータベースを効率的に切替えることができる。これにより、移動体デジタル放送受信機が移動に伴なって毎回チャンネルスキャンを実行する必要がなくなる。
本実施の形態においては、特にデジタルテレビジョン受信時の記述になっているが、これはもちろんデジタルラジオなど、デジタル放送の電波に関連した受信については全て適用することができる。
従来のデジタル/アナログ放送受像装置の全域スキャン処理フローである。 従来の放送チャンネル情報提供システムの全体構成を示す図である。 本実施の形態に係わる、デジタル放送チャンネルスキャン装置の概略構成図である。 本実施の形態に係わる、デジタル放送チャンネルスキャンフローである。 受信可能な周波数リストの一例である。 本実施の形態に係わる、移動体受信機における使用チャンネルデータベースの切替えフローである。
符号の説明
1…デジタル放送チャンネルスキャン装置
10…放送波チューナ
12…選局部
13…復調部
20…周波数情報取得装置
21…バスライン
22…入力装置
23…NIC(Network Interface Card)
24…チューナ
25…HDD
26…GPS
30…チャンネルデータベース
31…バスライン
32…HDD
33…メモリ
40…チャンネルスキャン装置
41…バスライン
42…CPU
43…ROM
44…RAM

Claims (26)

  1. 選局指示により特定されるキャリアをスキャンする放送波チューナと、
    チャンネルデータベースと、
    周波数情報を予め格納する記憶部と、
    前記周波数情報に基づいて前記放送波チューナに前記選局指示を出力してキャリアをスキャンし、ヒットしたキャリアの放送局情報を前記チャンネルデータベースに格納するチャンネルスキャン装置と
    を具備するデジタル放送チャンネルスキャン装置。
  2. 請求項1に記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、
    前記スキャンが実行される前に前記周波数情報を予め取得する周波数情報取得装置を
    更に具備するデジタル放送チャンネルスキャン装置。
  3. 請求項2に記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、
    前記周波数情報取得装置は、
    入力装置と、
    NIC(Network Interface Card)と、
    チューナと、
    記憶部と、
    GPS(Global Positioning System)
    のうち少なくとも1つを具備するデジタル放送チャンネルスキャン装置。
  4. 請求項1から3までの何れかに記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、
    前記周波数情報は、NIT(Network Information Table)あるいは周波数リスト変更情報などの、network_idと周波数の組を含む周波数情報である
    デジタル放送チャンネルスキャン装置。
  5. 請求項1から3までの何れかに記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、
    前記周波数情報はキャリアマップである
    デジタル放送チャンネルスキャン装置。
  6. 請求項1から3までの何れかに記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、
    前記周波数情報が取得出来ない場合、前記放送波チューナによりランダムまたは一定チャンネル数間隔でスキャンを実施し、キャリアがヒットした場合、前記キャリア周辺の周波数をスキャンする
    デジタル放送チャンネルスキャン装置。
  7. 請求項1から6までの何れか1項に記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、さらに前記キャリアのヒット数に上限を設定する、あるいは予め取得される前記周波数情報を特定の内容に制限してスキャンする
    デジタル放送チャンネルスキャン装置。
  8. 請求項1から7までの何れかに記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、
    前記チャンネルデータベースには複数の地域放送局情報が格納され、前記チャンネルスキャン装置により、当該デジタル放送チャンネルスキャン装置が現在位置している地域および現在の時間に基づいて、現在使用する地域放送局情報を前記複数の地域放送局情報の中から選択して切替えるタイミングが検出される
    デジタル放送チャンネルスキャン装置。
  9. 請求項8に記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、
    前記切替えるタイミングは、前記放送波チューナにて受信される前記デジタル波放送のキャリア強度と、前記チャンネルスキャン装置に設定されている規定キャリア強度との比較で決められるデジタル放送チャンネルスキャン装置。
  10. 請求項8に記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、
    前記切替えるタイミングは、前記周波数情報取得装置で取得される位置情報と、前記チャンネルスキャン装置に設定されている位置区分との比較で決められる
    デジタル放送チャンネルスキャン装置。
  11. 請求項8に記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、
    前記切替えるタイミングは、前記チャンネルスキャン装置に設定されている時刻で決められる
    デジタル放送チャンネルスキャン装置。
  12. 請求項8に記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置において、
    前記切替えるタイミングは、前記周波数情報取得装置に入力されて前記チャンネルスキャン装置に送信される切替え指示で決められる
    デジタル放送チャンネルスキャン装置。
  13. 請求項1から12までの何れかに記載のデジタル放送チャンネルスキャン装置を備えたデジタル放送受信装置。
  14. (a)選局指示を出力するステップと、
    (b)前記選局指示により特定されるキャリアをスキャンするステップと、
    (c)前記キャリアが存在するとき、前記キャリアの放送局情報をチャンネルデータベースに格納するステップと、
    予め格納された周波数情報に基づいて定まる周波数範囲で前記(a),(b),(c)を繰り返すステップと
    を具備するデジタル放送チャンネルスキャン方法。
  15. 請求項14に記載のデジタル放送チャンネルスキャン方法において、
    前記周波数情報はNIT(Network Information Table)あるいは周波数リスト変更情報などの、network_idと周波数の組を含む周波数情報である
    デジタル放送チャンネルスキャン方法。
  16. 請求項14に記載のデジタル放送チャンネルスキャン方法において、
    前記周波数情報はキャリアマップである
    デジタル放送チャンネルスキャン方法。
  17. 請求項16に記載のデジタル放送チャンネルスキャン方法において、
    前記キャリアマップの特定強度以上のキャリアが特定帯域幅存在している部分のみをスキャンする
    デジタル放送チャンネルスキャン方法。
  18. 請求項14から17までに記載のデジタル放送チャンネルスキャン方法において、
    前記周波数情報が取得出来ない場合、
    ランダムまたは一定チャンネル数間隔でスキャンするステップと、
    さらに、前記ランダムまたは一定チャンネル数間隔でスキャンするステップにおいてキャリアがヒットした場合、前記キャリア周辺の周波数をスキャンするステップとを
    具備するデジタル放送チャンネルスキャン方法。
  19. 請求項18に記載のデジタル放送チャンネルスキャン方法において、
    前記一定チャンネル数間隔は、前記キャリア周辺の周波数をスキャンするスキャン帯域よりも狭く設定される
    デジタル放送チャンネルスキャン方法。
  20. 請求項14から19までの何れか1項に記載のデジタル放送チャンネルスキャン方法において、さらに前記キャリアのヒット数に上限を設定するステップ、あるいは予め取得される前記周波数情報を特定の内容に制限するステップを具備するデジタル放送チャンネルスキャン方法。
  21. 周波数情報を予め取得するステップと、
    前記予め取得するステップにより取得された前記周波数情報に基づいてスキャンする周波数範囲を決めるステップと、
    前記周波数範囲を決めるステップで決められた前記周波数範囲でチャンネルスキャンを実行するステップと、
    前記チャンネルスキャンを実行するステップでヒットしたキャリアの放送局情報を、取得地域ごとに保存するステップと、
    当該位置および当該時刻に基づいて、当該位置および当該時刻に使用する地域放送局情報を前記取得地域ごとの前記放送局情報の中から選択して切替えるタイミングを検出するステップと
    を具備するデジタル放送チャンネル選局方法。
  22. 請求項21に記載のデジタル放送チャンネル選局方法において、
    前記切替えるタイミングを検出するステップは、前記チャンネルスキャンを実行するステップにてヒットしたキャリアのキャリア強度と、規定のキャリア強度とを比較して前記ヒットしたキャリアのキャリア強度が前記規定のキャリア強度よりも小さくなるときを検出することである
    デジタル放送チャンネル選局方法。
  23. 請求項21に記載のデジタル放送チャンネル選局方法において、
    前記切替えるタイミングを検出するステップは、前記周波数情報を予め取得するステップで取得される位置情報と規定の位置区分とを比較して、取得される位置情報が前記規定の位置区分を越境するときを検出すること
    を具備するデジタル放送チャンネル選局方法。
  24. 請求項21に記載のデジタル放送チャンネル選局方法において、
    前記タイミングを検出するステップは、規定の設定時刻を前記放送局情報の切替えるタイミングとする
    デジタル放送チャンネル選局方法。
  25. 請求項21に記載のデジタル放送チャンネル選局方法において、
    前記タイミングを検出するステップは、前記周波数情報を予め取得するステップで取得される指示で前記放送局情報の切替えるタイミングを設定する
    デジタル放送チャンネル選局方法。
  26. 請求項14から25までの何れか1項に記載のデジタル放送チャンネル選局方法を実施するコンピュータが読み取り可能なコンピュータプログラム。
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