JP5145883B2 - テレビジョン放送受信機及びチャンネルリスト設定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビジョン放送受信機及びチャンネルリスト設定方法に関する。
テレビジョン放送信号(以下、「TV放送信号」という)の受信が可能なテレビジョン放送受信機においては、例えば、通常動作時に、ユーザによって選局されたチャンネルに対応するTV放送信号をすばやく受信することができるよう、初期設定や再設定によって、TV放送信号が受信可能なチャンネルをリストアップしたチャンネルリストを設定するようになっている。
具体的には、例えば、移動体通信端末向けの地上デジタルテレビジョン放送(1セグメント放送)を受信可能なテレビジョン放送受信機において、ハンドオフにより基地局が切り替ったタイミングで、基地局から受信したチャンネル情報に基づくチャンネルに対してチャンネル検索を実行し、当該チャンネル検索に基づいてチャンネルリストを作成して設定する技術(例えば、特許文献1参照)などが提案されている。
また、例えば、テレビジョン放送受信機能を有する携帯端末において、ユーザにより所定の操作ボタンが押下されたタイミングで、チャンネルリスト要求信号をサーバに送信し、当該要求信号に従って送信されたチャンネルリストを受信して設定する技術(例えば、特許文献2及び3参照)なども提案されている。
また、例えば、チャンネル検索装置(テレビジョン放送受信機)において、予め設定された各地域に対応するチャンネルリストを記憶しておき、ユーザにより入力された、或る地域に何時に着くという予定時刻になったタイミングで、ユーザにより入力された地域(又はGPSによって取得された位置を含む地域)やその地域に近接する地域に対応するチャンネルリストを、予め記憶されているチャンネルリストの中から選択して設定する技術(例えば、特許文献4参照)なども提案されている。
特開2007−221476号公報 特開2002−290356号公報 特開2007−67771号公報 特開2006−67270号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、チャンネル検索に基づいて作成されたチャンネルリストを設定するため、チャンネル検索の時点では受信不可能であるが移動することによって受信可能となるチャンネルがある場合、そのチャンネルはチャンネルリストにリストアップされず、最適なチャンネルリストを効率よく設定することができないという問題がある。また、特許文献1記載の技術では、ハンドオフにより基地局が切り替ったタイミングで、設定されているチャンネルリストを更新するようになっているが、放送の受信範囲と基地局の通信範囲とは異なるため、チャンネルリストを好適なタイミングで再設定することができないという問題もある。
また、特許文献2及び3記載の技術では、ユーザにより所定の操作ボタンが押下されたタイミングで、設定されているチャンネルリストを更新するようになっているため、チャンネルリストを好適なタイミングで再設定することができないという問題がある。
また、特許文献4記載の技術では、ユーザが入力した地域(又はGPSによって所得された位置を含む地域)に近接する近接地域であれば、テレビジョン放送信号が受信可能か否かに関わらず、その近接地域に対応するチャンネルリストを設定することになるため、最適なチャンネルリストを効率よく設定することができないという問題がある。また、特許文献4記載の技術では、ユーザによって入力された予定時刻になったタイミングで、設定されているチャンネルリストを更新するようになっているため、チャンネルリストを好適なタイミングで再設定することができないという問題もある。
本発明の課題は、最適なチャンネルリストを効率よく設定することができるとともに、チャンネルリストを好適なタイミングで再設定することができるテレビジョン放送受信機及びチャンネルリスト設定方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
レビジョン放送信号を受信するテレビジョン放送受信機であって
地域に対応するチャンネルリストを予め記憶するチャンネルリスト記憶手段と、
受信可能な地域を識別するための地域識別情報を含むテレビジョン放送信号を受信する受信手段と、
現在位置を検出する検出手段と、
前記各地域それぞれについて、テレビジョン放送信号を受信可能な範囲を記憶する受信範囲記憶手段と、
前記検出手段により検出された現在位置を含む受信範囲が、前記受信範囲記憶手段に記憶された一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により現在位置を含む受信範囲が一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったと判断された場合に、チャンネルを所定の順番でスキャンして、前記受信手段によりテレビジョン放送信号の受信が可能なチャンネルを検出するスキャン手段と、
前記スキャン手段により受信可能な一のチャンネルが検出された場合に、当該チャンネルに対応するテレビジョン放送信号に含まれる地域識別情報に基づいて、当該テレビジョン放送信号を受信可能な地域を特定する特定手段と、
前記チャンネルリスト記憶手段に記憶されているチャンネルリストのうち、前記特定手段により特定された地域に対応するチャンネルリストを設定する設定手段と
を備える。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のテレビジョン放送受信機であって、
前記スキャン手段は、前記設定手段により設定されたチャンネルリストにリストアップされているチャンネルを飛ばして前記スキャンを行うことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、
請求項1又は2に記載のテレビジョン放送受信機であって
前記受信範囲記憶手段は、前記各地域の中に受信範囲が他の地域の受信範囲と重なる部分を有する地域がある場合は、当該地域の受信範囲を、当該他の地域の受信範囲と重なる部分を除く範囲と、当該他の地域の受信範囲と重なる部分の範囲と、に分けて記憶することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、
請求項1から3の何れか一項に記載のテレビジョン放送受信機であって
前記検出手段は、GPS(Global Positioning System)及び/又はETC(Electronic Toll Collection System)を利用して現在位置を検出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4の何れか一項に記載のテレビジョン放送受信機によるチャンネルリスト設定方法であって
前記検出手段によって、現在位置を検出する検出ステップと、
前記判断手段によって、前記検出手段により検出された現在位置を含む受信範囲が、前記受信範囲記憶手段に記憶された一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップで現在位置を含む受信範囲が一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったと判断された場合に、前記スキャン手段によって、チャンネルを所定の順番でスキャンして、前記受信手段によりテレビジョン放送信号の受信が可能なチャンネルを検出するスキャンステップと、
前記スキャンステップで受信可能な一のチャンネルが検出された場合に、前記特定手段によって、当該チャンネルに対応するテレビジョン放送信号に含まれる地域識別情報に基づいて、当該テレビジョン放送信号を受信可能な地域を特定する特定ステップと、
前記設定手段によって、前記チャンネルリスト記憶手段に記憶されているチャンネルリストのうち、前記特定手段により特定された地域に対応するチャンネルリストを設定する設定ステップと、
を備える。
本発明によれば、テレビジョン放送信号を受信するテレビジョン放送受信機及び当該テレビジョン放送受信機によるチャンネルリスト設定方法において、テレビジョン放送受信機は、各地域に対応するチャンネルリストを予め記憶するチャンネルリスト記憶手段と、受信可能な地域を識別するための地域識別情報を含むテレビジョン放送信号を受信する受信手段と、各地域それぞれについて、テレビジョン放送信号を受信可能な範囲を記憶する受信範囲記憶手段と、を備え、現在位置を検出し、検出された現在位置を含む受信範囲が、受信範囲記憶手段に記憶された一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったか否かを判断し、現在位置を含む受信範囲が一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったと判断された場合に、チャンネルを所定の順番でスキャンして、受信手段によりテレビジョン放送信号の受信が可能なチャンネルを検出し、受信可能な一のチャンネルが検出された場合に、当該チャンネルに対応するテレビジョン放送信号に含まれる地域識別情報に基づいて、当該テレビジョン放送信号を受信可能な地域を特定し、チャンネルリスト記憶手段に記憶されているチャンネルリストのうち、特定された地域に対応するチャンネルリストを設定することができる。
すなわち、一のチャンネルを検出すると、当該一のチャンネルに対応するテレビジョン放送信号を受信可能な地域のチャンネルリストを設定することができるため、その地域で受信可能な他のチャンネルを検出する時間を省略することができるとともに、テレビジョン放送信号が受信可能な地域のチャンネルリストのみを設定することができる。したがって、最適なチャンネルリストを効率よく設定することができる。
また、現在位置を含む受信範囲が、設定されているチャンネルリストに対応する地域の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったタイミングで、チャンネルリストの再設定を行うことができるためチャンネルリストを好適なタイミングで再設定することができる。
以下、図を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
<テレビジョン放送受信機の構成>
まず、テレビジョン放送受信機1の構成について、図1を参照して説明する。
テレビジョン放送受信機1は、例えば、設定されたチャンネルリスト(メモリ部17に記憶されたチャンネルリスト171)に基づいて通常動作時にテレビジョン放送信号(TV放送信号)を受信する、携帯及び/又は車載可能なテレビジョン放送受信機である。具体的には、テレビジョン放送受信機1は、例えば、ポータブルテレビ、車載テレビ、携帯端末に内蔵されたテレビ、カーナビゲーション装置に内蔵されたテレビなどである。
テレビジョン放送受信機1は、例えば、チューナ11と、復調部12と、デコーダ部13と、出力部14と、現在位置信号受信部15と、操作部16と、メモリ部17と、制御部18と、などを備えて構成される。
チューナ11は、例えば、受信手段として、TV放送信号を受信する。
具体的には、チューナ11は、例えば、制御部18から入力される制御信号に従って、アンテナ11aにより受信されたTV放送信号(例えば、デジタル方式のTV放送信号)の中から、選局された一のチャンネルに対応する周波数帯域に存在するTV放送信号を受信し、当該TV放送信号を変調して、中間周波信号を復調部12に出力する。
復調部12は、例えば、制御部18から入力される制御信号に従って、チューナ11から入力されたTV放送信号(中間周波信号)に対してデジタル復調や誤り訂正などの所定の処理を施して、ストリーム(例えば、TS(トランスポートストリーム))をデコーダ部13に出力する。
デコーダ部13は、例えば、図1に示すように、分離部131と、ビデオデコーダ132と、オーディオデコーダ133と、データデコーダ134と、などを備えて構成される。
分離部131は、例えば、制御部18から入力される制御信号に従って、復調部12から入力されたTV放送信号(TS)を、ビデオデータ、オーディオデータ、デジタル放送におけるPSI(Program Specific Information:番組特定情報)、SI(Service Information: 番組配列情報)などの複数のストリームに分離し、PSIと各TSパケットが有するPID(Packet Identifier)に基づいて必要なTSパケットを取得し、所定の規格下(例えば、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)規格下)のビデオストリームをビデオデコーダ132に出力し、オーディオストリームをオーディオデコーダ133に出力し、必要なPSIやSIなどをデータデコーダ134に出力する。
PSIは、PMT(Program Map Table)、PAT(Program Association Table)、NIT(Network Information Table)、CAT(Conditional Access Table)のテーブルであり、TSパケットのPIDに基づいて、選局された番組の提供に必要なパケットを選択する際などに用いられる。
NIT内には、そのNITを含むTV放送信号が受信可能な地域を識別するための地域識別情報(例えば、network_idなど)が含まれている。すなわち、NITによって、そのNITを含むTV放送信号がどこの地域にあるどこの放送局による放送なのかを識別できるようになっている。
また、SIは、サービス(チャンネル)に関する情報を記述するSDT(Service Description Table)、番組(イベント)に関する情報を記述するEIT(Event Information Table)、現在の日付・時刻を記述するTOT(Time Offset Table)、放送事業者に関する情報を記述するBIT(Broadcaster Information Table)などの各種テーブルである。
ビデオデコーダ132は、例えば、制御部18から入力される制御信号に従って、分離部131から入力されたビデオストリームをデコードして映像データを生成し、制御部18や出力部14が有する映像出力部141に出力する。
オーディオデコーダ133は、例えば、制御部18から入力される制御信号に従って、分離部131から入力されたオーディオストリームをデコードして音声データを生成し、制御部18や出力部14が有する音声出力部142に出力する。
データデコーダ134は、例えば、制御部18から入力される制御信号に従って、分離部131から入力されたPSIやSIなどをデコードして、制御部18に出力する。
出力部14は、例えば、図1に示すように、映像出力部141と、音声出力部142と、などを備えて構成される。
映像出力部141は、例えば、液晶表示機器等であり、例えば、制御部18から入力される制御信号に従って、ビデオデコーダ132から入力された映像データに基づく映像を表示する。
音声出力部142は、例えば、スピーカ機器等であり、例えば、制御部18から入力される制御信号に従って、オーディオデコーダ133から入力された音声データに基づく音声を出力する。
現在位置信号受信部15は、例えば、GPSアンテナであり、例えば、現在位置に関する現在位置信号として、複数のGPS衛星から送信されたGPS信号を受信して、制御部18に出力する。
操作部16は、例えば、テレビジョン放送受信機1の外面に備えられた操作ボタンや、テレビジョン放送受信機1用のリモートコントローラ及び当該リモートコントローラと通信可能なリモコン受信部などから構成されており、例えば、ユーザにより操作されると、当該操作に伴う各種信号を制御部18に出力する。
具体的には、操作部16には、例えば、チャンネルアップ/ダウンキーやチャンネル番号キーが設けられており、操作部16は、例えば、ユーザが所望のチャンネルを選局する際などに使用される。
メモリ部17は、例えば、設定プログラム183b6を実行したCPU171(後述)により設定されたチャンネルリスト171を記憶する。
制御部18は、例えば、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)181と、RAM(Random Access Memory)182と、記憶部183と、などを備えている。
CPU181は、例えば、記憶部183に記憶されたテレビジョン放送受信機1用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM182は、例えば、CPU181によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
記憶部183は、例えば、テレビジョン放送受信機1で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU181によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部183に記憶されている。
具体的には、記憶部183は、例えば、図1に示すように、地域別チャンネルリスト記憶ファイル183a1と、受信範囲記憶ファイル183a2と、現在位置検出プログラム183b1と、判断プログラム183b2と、スキャンプログラム183b3と、特定プログラム183b4と、取得プログラム183b5と、設定プログラム183b6と、などを記憶している。
地域別チャンネルリスト記憶ファイル183a1は、例えば、チャンネルリスト記憶手段として、予め設定された各地域に対応するチャンネルリストを記憶している。
具体的には、地域別チャンネルリスト記憶ファイル183a1には、例えば、図2に示すように、地域A、地域B、地域C、…などの予め設定された各地域に対応するチャンネルリストが記憶されている。
ここで、予め設定された地域(地域A、地域B、地域C、…)とは、例えば、TV放送信号の送信場所別に分割された地域や都道府県別に分割された地域などである。
チャンネルリストには、例えば、図2に示すように、TV放送信号を放送する放送局名と、そのTV放送信号に含まれるNIT(地域識別情報)と、そのTV放送信号が存在する周波数帯域の周波数値に対応するよう付与された物理チャンネル番号と、そのTV放送信号を放送する放送局毎に割り当てられたそのTV放送信号を選局する際に選択されるリモコン番号と、そのTV放送信号が送信される送信場所と、などがリストアップされている。
受信範囲記憶ファイル183a2は、例えば、受信範囲記憶手段として、予め設定された各地域それぞれについて、当該地域の地域識別情報を含むTV放送信号を受信可能な受信範囲、すなわち、当該地域から送信されるTV放送信号を受信可能な受信範囲を記憶している。
具体的には、受信範囲記憶ファイル183a2は、地域の受信範囲を、例えば、その受信範囲の緯度及び経度で記憶している。
ここで、受信範囲記憶ファイル183a2は、予め設定された各地域の中に受信範囲が他の地域の受信範囲と重なる部分を有する地域がある場合は、当該地域の受信範囲を、例えば、当該他の地域の受信範囲と重なる部分を除く範囲と、当該他の地域の受信範囲と重なる部分の範囲と、に分けて記憶している。予め設定された各地域の受信範囲には、当該地域内の何れの位置においても当該地域の地域識別情報を含むTV放送信号を受信することができるように、当該地域よりも大きい範囲が設定されている。したがって、近接する地域同士の間では、受信範囲が重なる場合がある。
具体的には、例えば、地域A及び地域Bを予め設定された地域とする。例えば、図3に示すように、地域Aの受信範囲は略円形であり、地域Aの受信範囲は他の地域(地域B)の受信範囲と重なる部分を有している。また、地域Bの受信範囲は略円形であり、地域Bの受信範囲は他の地域(地域A)の受信範囲と重なる部分を有している。この場合、受信範囲記憶ファイル183a2は、地域Aの受信範囲(略円形状範囲)のうちの地域Bの受信範囲(略円形状範囲)と重なる部分(図3における斜線部分)を除く範囲を「地域Aの受信範囲」として記憶し、地域Bの受信範囲(略円形状範囲)のうちの地域Aの受信範囲(略円形状範囲)と重なる部分(図3における斜線部分)を除く範囲を「地域Bの受信範囲」として記憶し、地域Aの受信範囲(略円形状範囲)と地域Bの受信範囲(略円形状範囲)とが重なる部分(図3における斜線部分)の範囲を「地域A及び地域Bの受信範囲」として記憶している。なお、地域Aの受信範囲(略円形状範囲)が他の地域(例えば、地域Bなど)の受信範囲(略円形状範囲)と重ならない場合は、受信範囲記憶ファイル183a2は、地域Aの受信範囲(略円形状範囲)全体を「地域Aの受信範囲」として記憶し、地域Bの受信範囲(略円形状範囲)が他の地域(例えば、地域Aなど)の受信範囲(略円形状範囲)と重ならない場合は、受信範囲記憶ファイル183a2は、地域Bの受信範囲(略円形状範囲)全体を「地域Bの受信範囲」として記憶する。
現在位置検出プログラム183b1は、例えば、現在位置信号受信部15から入力されたGPS信号に基づいて、テレビジョン放送受信機1の現在位置(緯度及び経度)を検出する機能を、CPU181に実現させる。
ここで、GPS(Global Positioning System)を利用して現在位置を検出する検出手段は、GPSアンテナである現在位置信号受信部15と、現在位置検出プログラム183b1を実行したCPU181と、により構成される。
判断プログラム183b2は、例えば、現在位置信号受信部15及び現在位置検出プログラム183b1を実行したCPU181により検出された現在位置を含む受信範囲が、受信範囲記憶ファイル183a1に記憶された一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったか否かを判断する機能を、CPU181に実現させる。
具体的には、CPU181は、例えば、メモリ部17に記憶されたチャンネルリスト171に対応する地域を認識する。
より具体的には、例えば、メモリ部17に記憶されたチャンネルリスト171が「地域A」のチャンネルリストのみである場合、CPU181は「地域A」と認識する。
一方、例えば、メモリ部17に記憶されたチャンネルリスト171が「地域A」及び「地域B」のチャンネルリストである場合、CPU181は「地域A及び地域B」と認識する。
そして、CPU181は、例えば、受信範囲記憶ファイル183a2を参照して、検出された現在位置が、認識した地域の受信範囲内にあるか否かを判断する。
より具体的には、例えば、「地域A」と認識した場合、CPU181は、検出された現在位置が、地域Aの受信範囲(略円形状範囲)のうちの地域Bの受信範囲(略円形状範囲)と重なる部分(図3における斜線部分)を除く範囲(受信範囲記憶ファイル183a2に記憶された「地域Aの受信範囲」)内にあるか否かを判断する。そして、CPU181は、その範囲内にあると判断すると、受信範囲が切り替っていないと判断し、その範囲内にないと判断すると、受信範囲が切り替ったと判断する。
一方、例えば、「地域A及び地域B」と認識した場合、CPU181は、検出された現在位置が、地域Aの受信範囲(略円形状範囲)と地域Bの受信範囲(略円形状範囲)とが重なる部分(図3における斜線部分)の範囲(受信範囲記憶ファイル183a2に記憶された「地域A及び地域Bの受信範囲」)内にあるか否かを判断する。CPU181は、その範囲内にあると判断すると、受信範囲が切り替っていないと判断し、その範囲内にないと判断すると、受信範囲が切り替ったと判断する。
CPU181は、かかる判断プログラム183b2を実行することによって、判断手段として機能する。
スキャンプログラム183b3は、例えば、チャンネルを所定の順番でスキャンして、チューナ11によりTV放送信号の受信が可能なチャンネルを検出する機能を、CPU181に実現させる。
ここで、所定の順番とは、例えば、物理チャンネル番号の順である。
また、CPU181は、例えば、判断プログラム183b2を実行したCPU181により現在位置を含む受信範囲が一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったと判断された場合に、スキャンを開始するようになっている。
また、CPU181は、例えば、設定プログラム183b6を実行したCPU181により設定されたチャンネルリスト(メモリ部17に記憶されたチャンネルリスト171)にリストアップされているチャンネルがある場合は、そのチャンネルを飛ばしてスキャンを行うようになっている。
具体的には、CPU181は、例えば、選局する一のチャンネル(物理チャンネル)が、設定プログラム183b6を実行したCPU181により設定されたチャンネルリスト(すなわち、メモリ部17に記憶されたチャンネルリスト171)にリストアップされているチャンネル(物理チャンネル)であるか否かを判断する。
CPU181は、例えば、選局する一のチャンネルが、メモリ部17に記憶されたチャンネルリスト171にリストアップされているチャンネルでないと判断した場合、その一のチャンネルを選局し(すなわち、その一のチャンネルに対応する周波数帯域をチューナ11に設定し)、デコーダ部13から映像データや音声データが出力されるか否かを判断する。そして、CPU181は、デコーダ部13から映像データや音声データが出力されたと判断すると、選局した一のチャンネルを、チューナ11によりTV放送信号の受信が可能なチャンネルとして検出する。一方、CPU181は、デコーダ部13から映像データや音声データが出力されないと判断すると、選局した一のチャンネルは、チューナ11によりTV放送信号の受信が可能なチャンネルとして検出しない。
一方、CPU181は、例えば、選局する一のチャンネルが、メモリ部17に記憶されたチャンネルリスト171にリストアップされているチャンネルであると判断した場合、その一のチャンネルは選局しない。
そして、CPU181は、この一連の動作を、物理チャンネル番号の順に行う。
CPU181は、かかるスキャンプログラム183b3を実行することによって、スキャン手段として機能する。
特定プログラム183b5は、例えば、スキャンプログラム183b3を実行したCPU181により受信可能な一のチャンネルが検出された場合に、当該チャンネルに対応するTV放送信号に含まれるNIT(地域識別情報)に基づいて、当該テレビジョン放送信号を受信可能な地域を特定する機能を、CPU181に実現させる。
具体的には、CPU181は、例えば、スキャンプログラム183b3を実行したCPU181により受信可能な一のチャンネルが検出されると、データデコーダ134から入力されたPSI中のNITを読み取り、その読み取ったNIT内の地域識別情報がリストアップされたチャンネルリストを地域別チャンネルリスト記憶ファイル183a1から検索して、検索されたチャンネルリストに対応する地域を、TV放送信号を受信可能な地域として特定する。
より具体的には、例えば、図2に示すように、CPU181は、読み取ったNIT内に「7FE0」という情報が含まれる場合は、TV放送信号を受信可能な地域を「地域A」と特定する。
CPU181は、かかる特定プログラム183b4を実行することによって、特定手段として機能する。
なお、読み取ったNIT内の地域識別情報がリストアップされたチャンネルリストを地域別チャンネルリスト記憶ファイル183a1から検索して、TV放送信号を受信可能な地域を特定するのではなく、例えば、予め設定された各地域に対応する地域識別情報リストを記憶部183内の地域別地域識別情報リスト記憶ファイル(図示省略)などに記憶しておき、読み取ったNIT内の地域識別情報がリストアップされた地域識別情報リストを地域別地域識別情報リスト記憶ファイルから検索して、TV放送信号を受信可能な地域を特定しても良い。
取得プログラム183b5は、例えば、特定プログラム183b4を実行したCPU181により特定された地域に対応するチャンネルリストを地域別チャンネルリスト記憶ファイル183a1から取得する機能を、CPU181に実現させる。
CPU181は、かかる取得プログラム183b5を実行することによって、取得手段として機能する。
設定プログラム183b6は、例えば、取得プログラム183b5を実行したCPU181により取得されたチャンネルリストをメモリ部17にチャンネルリスト171として記憶させることによって、その取得されたチャンネルリストを設定する機能を、CPU181に実現させる。
CPU181は、かかる設定プログラム183b6を実行することによって、設定手段として機能する。
<チャンネルリスト設定方法>
次に、テレビジョン放送受信機1によるチャンネル設定方法について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、CPU181は、現在位置検出プログラム183b1を実行して、現在位置信号受信部15から入力されたGPS信号に基づいて、テレビジョン放送受信機1の現在位置を検出する(ステップS1)。
次いで、CPU181は、判断プログラム183b2を実行して、検出された現在位置を含む受信範囲が、受信範囲記憶ファイル183a1に記憶された一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったか否かを判断する(ステップS2)。
ステップS2で、検出された現在位置を含む受信範囲が、受信範囲記憶ファイル183a1に記憶された一の受信範囲から他の受信範囲に切り替っていないと判断すると(ステップS2;No)、CPU181は、ステップS1以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS2で、検出された現在位置を含む受信範囲が、受信範囲記憶ファイル183a1に記憶された一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったと判断すると(ステップS2;Yes)、CPU181は、スキャンプログラム183b3を実行して、メモリ部17に記憶されているチャンネルリスト171を消去することによって、設定されているチャンネルリストを消去する(ステップS3)。
次いで、CPU181は、RAM182内の「n(選局するチャンネルの物理チャンネル番号)」記憶領域に、最も小さい物理チャンネル番号を設定する(ステップS4)。
具体的には、例えば、物理チャンネルが13ch〜62chの50チャンネルである場合、CPU181は、「n」記憶領域に「13」を設定する。
次いで、CPU181は、物理チャンネル番号が「n」のチャンネルを選局する(ステップS5)。
次いで、CPU181は、チューナ11によりTV放送信号の受信が可能であるか否かを判断する(ステップS6)。
ステップS6で、チューナ11によりTV放送信号の受信が可能でないと判断すると(ステップS6;No)、CPU181は、ステップS11の処理に移行する。
一方、ステップS6で、チューナ11によりTV放送信号の受信が可能であると判断すると(ステップS6;Yes)、CPU181は、選局した一のチャンネル(すなわち、物理チャンネル番号が「n」のチャンネル)を、チューナ11によりTV放送信号の受信が可能なチャンネルとして検出する(ステップS7)。
次いで、CPU181は、特定プログラム183b4を実行して、受信されたTV放送信号に含まれるNIT内の地域識別情報に基づいて、物理チャンネル番号が「n」のチャンネルに対応するTV放送信号を受信可能な地域を特定する(ステップS8)。
次いで、CPU171は、取得プログラム183b5を実行して、特定された地域に対応するチャンネルリストを地域別チャンネルリスト記憶ファイル183a1から取得する(ステップS9)。
次いで、CPU181は、設定プログラム183b6を実行して、取得されたチャンネルリストをメモリ部17に記憶させることによって、その取得されたチャンネルリストを設定する(ステップS10)。
次いで、CPU181は、スキャンプログラム183b3を実行して、「n」記憶領域に記憶された番号が、最も大きい物理チャンネル番号であるか否かを判断する(ステップS11)。
具体的には、例えば、物理チャンネルが13ch〜62chの50チャンネルである場合、CPU181は、「n」記憶領域に記憶された番号が「62」であるか否かを判断する。
ステップS11で、「n」記憶領域に記憶された番号が、最も大きい物理チャンネル番号であると判断すると(ステップS11;Yes)、CPU181は、ステップS1以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS11で、「n」記憶領域に記憶された番号が、最も大きい物理チャンネル番号でないと判断すると(ステップS11;Yes)、CPU181は、「n」記憶領域に「n+1」を設定する(ステップS12)。
次いで、CPU181は、物理チャンネル番号が「n」のチャンネルが、ステップS10で設定されたチャンネルリストにリストアップされているか否かを判断する(ステップS13)。
ステップS13で、物理チャンネル番号が「n」のチャンネルが、ステップS10で設定されたチャンネルリストにリストアップされていないと判断すると(ステップS13;No)、CPU181は、ステップS5以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS13で、物理チャンネル番号が「n」のチャンネルが、ステップS10で設定されたチャンネルリストにリストアップされていると判断すると(ステップ13;Yes)、CPU181は、ステップS11以降の処理を繰り返して行う。
ここで、ステップS1の処理が検出ステップに相当し、ステップS2の処理が判断ステップに相当し、ステップS3〜S7及びステップS11〜S13の処理がスキャンステップに相当し、ステップS8の処理が特定ステップに相当し、ステップS9の処理が取得ステップに相当し、ステップS108の処理が設定ステップに相当する。
以上説明した本発明のテレビジョン放送受信機1及びテレビジョン放送受信機1によるチャンネルリスト設定方法によれば、テレビジョン放送受信機1は、予め設定された各地域に対応するチャンネルリストを記憶する地域別チャンネルリスト記憶ファイル183a1と、受信可能な地域を識別するための地域識別情報を含むTV放送信号を受信するチューナ11と、予め設定された各地域それぞれについて、当該地域の地域識別情報を含むTV放送信号を受信可能な受信範囲を記憶する受信範囲記憶ファイル183a2と、を備え、現在位置信号受信部15及び現在位置検出プログラム183b1を実行したCPU181によって、現在位置を検出し、判断プログラム183b2を実行したCPU181によって、検出された現在位置を含む受信範囲が、受信範囲記憶ファイル183a2に記憶された一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったか否かを判断し、現在位置を含む受信範囲が一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったと判断された場合に、スキャンプログラム183b3を実行したCPU181によって、設定されているチャンネルリストにリストアップされているチャンネルを飛ばしながらチャンネルを所定の順番でスキャンして、チューナ11によりTV放送信号の受信が可能なチャンネルを検出し、特定プログラム183b4を実行したCPU181によって、受信可能な一のチャンネルが検出された場合に、当該チャンネルに対応するTV放送信号に含まれる地域識別情報に基づいて、当該TV放送信号を受信可能な地域を特定し、取得プログラム183b5を実行したCPU181によって、特定された地域に対応するチャンネルリストを地域別チャンネルリスト記憶ファイル183a1から取得し、設定プログラム183b6を実行したCPU181によって、取得されたチャンネルリストを設定することができる。
すなわち、一のチャンネルを検出すると、当該一のチャンネルに対応するTV放送信号を受信可能な地域のチャンネルリストを設定することができるため、その地域で受信可能な他のチャンネルを検出する時間を省略することができるとともに、TV放送信号が受信可能な地域のチャンネルリストのみを設定することができる。したがって、最適なチャンネルリストを効率よく設定することができる。
また、現在位置を含む受信範囲が、設定されているチャンネルリストに対応する地域の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったタイミングで、チャンネルリストの再設定を行うことができるためチャンネルリストを好適なタイミングで再設定することができる。
また、以上説明した本発明のテレビジョン放送受信機1及びテレビジョン放送受信機1によるチャンネルリスト設定方法によれば、テレビジョン放送受信機1に設定されているチャンネルリストには、スキャン時には検出できないが、テレビジョン放送受信機1が移動したりすると検出できる可能性のあるチャンネルリストもリストアップされるため、チャンネルリストの再設定の頻度を抑えることができる。
具体的には、例えば、スキャン時に、テレビジョン放送受信機が或るTV放送信号(例えば、第1TV放送信号)の届きにくい位置にある場合など、その位置を含む受信範囲(例えば、地域Aの受信範囲)で本来は受信可能であるが、スキャン時には受信できないTV放送信号(第1TV放送信号)が存在する場合がある。この場合、テレビジョン放送受信機の位置が移動すると、その第1TV放送信号を受信できることがあるが、従来のように、全チャンネルをスキャンして、検出されたチャンネルのみをリストアップしたチャンネルリストを設定するようにすると、通常動作時にその第1TV放送信号に基づく映像や音声を視聴するためには、チャンネルリストを再設定する必要がある。しかしながら、本発明のテレビジョン放送受信機1及びテレビジョン放送受信機1によるチャンネルリスト設定方法によれば、地域Aの受信範囲で受信可能な第1TV放送信号以外のTV放送信号が受信できれば、第1TV放送信号に対応するチャンネルがリストアップされたチャンネルリストを設定することができるため、チャンネルリストの再設定の頻度を抑えることができる。
また、以上説明した本発明のテレビジョン放送受信機1及びテレビジョン放送受信機1によるチャンネルリスト設定方法によれば、テレビジョン放送受信機1の受信範囲記憶ファイル183a2は、予め設定された各地域の中に受信範囲が他の地域の受信範囲と重なる部分を有する地域がある場合は、当該地域の受信範囲を、当該他の地域の受信範囲と重なる部分を除く範囲と、当該他の地域の受信範囲と重なる部分の範囲と、に分けて記憶している。
例えば、或る地域(例えば、地域A)の受信範囲の外縁部分では、地域Aに近接する地域(例えば、地域B)に対応するTV放送信号も受信可能な場合がある。すなわち、例えば、地域Aの受信範囲の外縁部分と地域Bの受信範囲の外縁部分とが重なっている場合がある。この場合、地域Aの受信範囲と地域Bの受信範囲とが重なっている部分の範囲内にあるテレビジョン放送受信機では、地域Aに対応する放送も地域Bに対応する放送も視聴可能であるのが好ましい。そこで、本発明のテレビジョン放送受信機1では、現在位置を含む受信範囲が、地域Aの受信範囲(略円形状範囲)のうちの地域Bの受信範囲(略円形状範囲)と重なる部分を除く範囲から、地域Aの受信範囲(略円形状範囲)と地域Bの受信範囲(略円形状範囲)とが重なる部分の範囲に切り替った際に、地域Aに対応するチャンネルリスト及び地域Bに対応するチャンネルリストを設定することができるため、地域Aに対応する放送も地域Bに対応する放送も視聴することができることとなって好適である。
また、以上説明した本発明のテレビジョン放送受信機1及びテレビジョン放送受信機1によるチャンネルリスト設定方法によれば、テレビジョン放送受信機1の現在位置信号受信部15及び現在位置検出プログラム183b1を実行したCPU181は、GPS(Global Positioning System)を利用して現在位置を検出することができるため、正確な現在位置を検出することができる。
また、以上説明した本発明のテレビジョン放送受信機1及びテレビジョン放送受信機1によるチャンネルリスト設定方法によれば、テレビジョン放送受信機1は、携帯及び/又は車載可能である。
したがって、携帯及び/又は車載不可能なテレビジョン放送受信機と比較して、予め設定された地域(地域A、地域B、地域C、…)同士の間を移動する頻度が多く、チャンネルリストを再設定する頻度が多くなるが、テレビジョン放送受信機1は、最適なチャンネルリストを効率よく設定することができるため、使い勝手が良い。
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
GPSを利用して現在位置を検出するようにしたが、現在位置の検出の仕方は任意であり、例えば、ETC(Electronic Toll Collection System)を利用して現在位置を検出しても良い。
この場合、現在位置信号受信部15は、ETCアンテナである。また、記憶部183内などに、例えば、ETCゲートを識別するためのETCゲート識別情報と、そのETCゲートの位置情報(緯度及び経度)と、を対応付けて記憶するETCゲート位置情報記憶ファイルを記憶しておく必要がある。具体的には、現在位置信号受信部15は、例えば、現在位置に関する現在位置情報として、ETCゲートから送信された、そのETCゲートのETCゲート識別情報を含むETC信号を受信して、制御部18に出力する。そして、現在位置検出プログラム183b1を実行したCPU181は、例えば、現在位置信号受信部15から入力されたETC信号に含まれるETCゲート情報に対応するETCゲートの位置情報を、ETCゲート位置情報記憶ファイルから取得することによって、テレビジョン放送信号受信機1の現在位置(緯度及び経度)を検出することになる。
また、GPSとETCの両方を利用して現在位置を検出しても良い。
所定の順番は、物理チャンネル番号の順である必要はなく任意である。
また、地域の受信範囲の形状は、略円形状に限ることはなく、任意である。
テレビジョン放送受信機1が車載テレビである場合は、テレビジョン放送受信機1とともに車載されたカーナビゲーション装置やETC端末から現在位置信号(GPS信号やETC信号)を取得しても良い。
また、テレビジョン放送受信機1が携帯端末に内蔵されたテレビやカーナビゲーション装置に内蔵されたテレビである場合は、その携帯端末やカーナビゲーション装置から現在位置信号(GPS信号やETC信号)を取得しても良い。
また、テレビジョン放送受信機1は、携帯及び/又は車載可能である必要はない。
テレビジョン放送受信機1は、出力部14を備える必要はない。この場合、テレビジョン放送受信機1は、テレビジョン放送受信機1に接続された外部出力装置からTV放送信号に基づく映像や音声を出力することになる。
テレビジョン放送受信機1は、受信可能な一のチャンネルに対応するTV放送信号を受信可能な地域のチャンネルリストを設定するチャンネルリスト設定方法だけでなく、このチャンネルリスト設定方法に加えて、全チャンネルをスキャンして検出されたチャンネルのみをリストアップしたチャンネルリストを設定する方法や、ユーザにより入力された郵便番号などに対応するチャンネルリストを設定する方法などによっても、チャンネルリストを設定できる構成としても良い。この場合、例えば、ユーザによる操作部16の操作によって、チャンネルリストを設定する複数の方法の中から、ユーザ所望の方法を選択させると良い。
本発明のテレビジョン放送受信機の機能的構成を示すブロック図である。 図1の「地域別チャンネルリスト記憶ファイル」のデータ構造を示すブロック図である。 他の地域の受信範囲と重なる部分を除く範囲と、他の地域の受信範囲と重なる部分の範囲と、に分割された受信範囲を説明するための図である。 本発明のチャンネルリスト設定方法を説明するための第1フローチャートである。 本発明のチャンネルリスト設定方法を説明するための第2フローチャートである。
符号の説明
1 テレビジョン放送受信機
11 チューナ(受信手段)
15 現在位置信号受信部(検出手段)
181 CPU(検出手段、判断手段、スキャン手段、特定手段、取得手段、設定手段)
183a1 地域別チャンネルリスト記憶ファイル(チャンネルリスト記憶手段)
183a2 受信範囲記憶ファイル(受信範囲記憶手段)
183b1 現在位置検出プログラム(検出手段)
183b2 判断プログラム(判断手段)
183b3 スキャンプログラム(スキャン手段)
183b4 特定プログラム(特定手段)
183b5 取得プログラム(取得手段)
183b6 設定プログラム(設定手段)

Claims (5)

  1. レビジョン放送信号を受信するテレビジョン放送受信機であって
    地域に対応するチャンネルリストを予め記憶するチャンネルリスト記憶手段と、
    受信可能な地域を識別するための地域識別情報を含むテレビジョン放送信号を受信する受信手段と、
    現在位置を検出する検出手段と、
    前記各地域それぞれについて、テレビジョン放送信号を受信可能な範囲を記憶する受信範囲記憶手段と、
    前記検出手段により検出された現在位置を含む受信範囲が、前記受信範囲記憶手段に記憶された一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により現在位置を含む受信範囲が一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったと判断された場合に、チャンネルを所定の順番でスキャンして、前記受信手段によりテレビジョン放送信号の受信が可能なチャンネルを検出するスキャン手段と、
    前記スキャン手段により受信可能な一のチャンネルが検出された場合に、当該チャンネルに対応するテレビジョン放送信号に含まれる地域識別情報に基づいて、当該テレビジョン放送信号を受信可能な地域を特定する特定手段と、
    前記チャンネルリスト記憶手段に記憶されているチャンネルリストのうち、前記特定手段により特定された地域に対応するチャンネルリストを設定する設定手段と
    を備えるテレビジョン放送受信機。
  2. 前記スキャン手段は、前記設定手段により設定されたチャンネルリストにリストアップされているチャンネルを飛ばして前記スキャンを行うことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン放送受信機。
  3. 記受信範囲記憶手段は、前記各地域の中に受信範囲が他の地域の受信範囲と重なる部分を有する地域がある場合は、当該地域の受信範囲を、当該他の地域の受信範囲と重なる部分を除く範囲と、当該他の地域の受信範囲と重なる部分の範囲と、に分けて記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載のテレビジョン放送受信機。
  4. 記検出手段は、GPS(Global Positioning System)及び/又はETC(Electronic Toll Collection System)を利用して現在位置を検出することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のテレビジョン放送受信機。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のテレビジョン放送受信機によるチャンネルリスト設定方法であって
    前記検出手段によって、現在位置を検出する検出ステップと、
    前記判断手段によって、前記検出手段により検出された現在位置を含む受信範囲が、前記受信範囲記憶手段に記憶された一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで現在位置を含む受信範囲が一の受信範囲から他の受信範囲に切り替ったと判断された場合に、前記スキャン手段によって、チャンネルを所定の順番でスキャンして、前記受信手段によりテレビジョン放送信号の受信が可能なチャンネルを検出するスキャンステップと、
    前記スキャンステップで受信可能な一のチャンネルが検出された場合に、前記特定手段によって、当該チャンネルに対応するテレビジョン放送信号に含まれる地域識別情報に基づいて、当該テレビジョン放送信号を受信可能な地域を特定する特定ステップと、
    前記設定手段によって、前記チャンネルリスト記憶手段に記憶されているチャンネルリストのうち、前記特定手段により特定された地域に対応するチャンネルリストを設定する設定ステップと、
    を備えるチャンネルリスト設定方法。
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