JP2004236075A - 受信装置、受信システム及び受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動しようとする目的地に関連する放送番組を簡単に受信できるようにする。
【解決手段】カーナビゲーション装置12によって、移動しようとする目的地の情報を抽出して、目的地情報記憶部40に記憶しておき、データ放送の放送信号中に、マークアップ言語で記述された目的地情報取得信号が存在するかを監視し、目的地情報取得信号が存在した場合、カーナビゲーション装置12に信号を送って、目的地情報記憶部40に記憶された目的地情報を取得し、さらにマークアップ言語ブラウジング部27を起動してマークアップ言語で記述された地域情報番組のリンク情報と比較し、目的地情報に関連する番組のリンク情報が検知されたら、その番組を受信するように受信器11のチューナ/デコード部23を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】カーナビゲーション装置12によって、移動しようとする目的地の情報を抽出して、目的地情報記憶部40に記憶しておき、データ放送の放送信号中に、マークアップ言語で記述された目的地情報取得信号が存在するかを監視し、目的地情報取得信号が存在した場合、カーナビゲーション装置12に信号を送って、目的地情報記憶部40に記憶された目的地情報を取得し、さらにマークアップ言語ブラウジング部27を起動してマークアップ言語で記述された地域情報番組のリンク情報と比較し、目的地情報に関連する番組のリンク情報が検知されたら、その番組を受信するように受信器11のチューナ/デコード部23を制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ放送を受信可能な携帯型の受信装置に関し、特にナビゲーションシステムと連動させることによって、移動しようとする目的地に関連する情報を放送する番組あるいはデータを簡単に受信できるようにした受信装置、受信システム及び受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル放送においては、放送番組を構成する映像及び音声情報とは別にデータを多重で放送するように構成されており、ユーザは、視聴している番組の内容、出演者等の番組に関係する情報のほか、全てのチャンネルの番組表(EPG:Electric Program Guide)、ニュース、地域の天気予報、株価等の番組とは直接関係のない情報を同じチャンネルで取得して視聴することができる。
【0003】
将来、地上波テレビジョン放送が全てデジタル放送になることが決定されており、今後、データ放送はその種類、内容ともに益々多様化されてくることが予測され、受信装置としても、屋内に据え付けて視聴する従来の形態から、外出時にも持ち運び可能な手のひらサイズの受信器も広く普及することが予測されている。
【0004】
例えば、自動車に小型の受信器を搭載してデジタル放送を視聴することも可能であり、その際、移動しようとする目的地の情報をデータ放送で入手して視聴するようにすれば、ドライブあるいは旅行をさらに快適なものとすることができる。
従来、移動先の情報を得ようとする場合には、ユーザがEPGによって関連すると判断した番組を選局するかあるいは、新聞の番組表を見て選局する方法が取られているが、いずれにしろユーザは手動で選局を行うことになり、操作に手間が掛かり面倒であるという問題があった。
【0005】
自動選局に関する提案もなされているが、それらは移動中にGPS(Global Positioning System)や信号強度から放送送信設備のエリアを検出して、予め記憶させておいたエリア毎のチャンネル配置情報に基づいて選局を行うものであり、これから移動しようとする地域の情報等特定の情報を入手するということを目的としたものではない。そのような、移動エリアに応じて選局動作を行わせるようにした提案は、たとえば特許文献1に記載されている。
【0006】
一方で、移動しようとする目的地までの的確なルートを知らしめるカーナビゲーションが、広く普及されてきつつあり、そのようなナビゲーションシステムでは、位置をデータで特定しており、目的地のデータを入手することは容易である。したがって、データ放送を受信する受信器に、カーナビゲーションシステムを結合させることで、移動しようとする地域に関連した放送を受信できるようにすれば、簡単な操作で目的の放送番組を視聴することができるが従来そのようなシステムの提案はなされていない。
【0007】
以上のように、従来の受信装置においては、移動するエリア毎にチャンネル切換えを的確に行うことに主眼が置かれており、移動しようとする目的地に関連する情報を取得しようとする場合、番組表に基づいてユーザが手動で選局するしかなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−53635号公報(第5頁、第6頁[0026]〜[0027]、図1,4)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の受信装置は、移動するエリア毎に放送が実際に行われているチャンネル情報を取得して、的確に放送を受信することを目的としたものであり、これから移動しようとする目的地の情報を自動的に取得することはできない。
本発明は、以上の点に対処してなされたものであり、データ放送を受信可能なモバイルテレビジョン受像機等の携帯型の受信器と、ナビゲーションシステムを通信手段で結合して、ナビゲーションシステムから得た目的地情報に基づいて、データ放送に含まれる地域情報番組放送を検索して、関連する番組が探知された際にその番組を選局するように構成することで、目的地に関連する情報番組を自動的に視聴可能となるようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の受信装置は、外部機器を制御して、該外部機器から情報を取得するためのコマンドと、放送番組に関するリンク情報がマークアップ言語で記述されたデータを含むデータが放送されるデータ放送を受信して前記データを得る受信手段と、前記受信手段で得られたデータから前記外部機器に対するコマンドを抽出するコマンド抽出手段と、前記コマンド抽出手段で抽出されたコマンドによって、前記外部機器から情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段で取得した情報に基づき、前記放送番組のリンクを選択する選択手段と、前記選択されたリンクによって特定される放送番組を受信するように前記受信手段を制御する制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、データ放送で伝送されるデータ中に、外部機器から情報を取得するためのコマンドが所定プログラム言語で記述されていた場合に、外部機器から情報を取得して、取得した情報と当該プログラム言語で記述された放送番組のリンク情報とから外部機器から取得した情報に関連する番組を選択して受信するようにしたので、自動的に目的の番組を受信することができるものである。
【0012】
本発明の受信システムは、異なる複数の地域情報が記憶された記憶媒体及びユーザが指定した目的地情報に基づき前記記憶媒体に記憶された前記地域情報を読み出す読出し手段及びその読み出された地域情報を伝送する通信手段を有するナビゲーション部と、地域情報番組へのリンクを特定する記述と前記ナビゲーション部の記憶媒体に記憶された地域情報に対応する目的地情報関数とが記述された特定プログラム言語を含むデータ放送を受信する受信手段及びこの受信手段によって前記地域情報番組へのリンクを特定する記述及び前記ナビゲーション部の目的地情報関数記述が受信された際にデータ放送ブラウザを起動すると共に、前記ナビゲーション部から前記通信手段を介して前記地域情報を受信し、前記地域情報番組リンクの中に前記地域情報に関連するリンクが存在するか判別する目的地情報検索手段及び前記検索手段によって関連する地域情報番組が検出された際に当該番組を受信するように前記受信手段を制御する選局手段を有する受信部と、を具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、受信したデータ放送のデータ中に特定のプログラム言語で目的地情報関数が記述されていた場合、ナビゲーション部から目的地情報を取得し、さらにデータ放送ブラウザを起動して放送データ中の放送番組リンク情報と、取得した目的地情報を比較して、目的地情報に関連する放送番組があった場合、それを受信するものであるため、目的地に関連する番組を自動的に受信することができる。
【0014】
本発明の受信システムは、異なる複数の地域情報が記憶された記憶媒体及びユーザが指定した目的地情報に基づき前記記憶媒体に記憶された前記地域情報を読み出す読出し手段及びその読み出された地域情報を伝送する通信手段を有するナビゲーション部と、地域情報番組へのリンクを特定する記述と前記ナビゲーション部の記憶媒体に記憶された地域情報に対応する目的地情報関数とが記述された特定プログラム言語を含むデータ放送を受信する受信手段及びこの受信手段によって前記地域情報番組へのリンクを特定する記述及び前記ナビゲーション部の目的地情報関数記述が受信された際にデータ放送ブラウザを起動すると共に、前記ナビゲーション部から前記通信手段を介して前記地域情報を受信し、前記地域情報番組リンクの中に前記地域情報に関連するリンクが存在するか判別する目的地情報検索手段及び前記検索手段によって関連する地域情報番組が検出された際に当該番組の受信予約を行なう予約手段及び前記予約された番組を受信するように前記受信手段を制御する選局手段を有する受信部と、を具備したことを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、受信したデータ放送のデータ中に特定のプログラム言語で目的地情報関数が記述されていた場合、ナビゲーション部から目的地情報を取得し、さらにデータ放送ブラウザを起動して放送データ中の放送番組リンク情報と、取得した目的地情報を比較して、目的地情報に関連する放送番組があった場合、その受信予約を行なうことができるため、適切な時刻に目的地に関連する番組を自動的に受信することができるものである。
【0016】
本発明の受信方法は、外部機器を制御して、該外部機器から情報を取得するためのコマンドと、放送番組に関するリンク情報がマークアップ言語で記述されたデータを含むデータが放送されるデータ放送を受信して前記データを得るステップと、前記受信部で得られたデータから前記外部機器に対するコマンドを得るステップと、前記コマンド抽出手段で抽出されたコマンドによって、前記外部機器から情報を入手するステップと、前記入手した情報に基づき、前記放送番組のリンクを選択するステップと、前記選択されたリンクによって特定される放送番組を受信するように前記受信部を制御するステップと、を具備したことを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、データ放送で伝送されるデータ中に、外部機器から情報を取得するためのコマンドがマークアップ言語で記述されていた場合、外部機器から情報を取得して、取得した情報とマークアップ言語で記述された放送番組のリンク情報とから外部機器から取得した情報に関連する番組を選択して受信するようにしたので、自動的に目的の番組を受信することができるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の受信システム10の全体構成を示す図である。
図1に示すシステムは、デジタルテレビジョン放送を受信する小型のテレビジョン受信器11、カーナビゲーション装置12及び表示部13で構成される。
受信器11は、そのアンテナ端子14にアンテナ15が接続されている。図1においてはアンテナ15は模式的に示すもので、例えば受信器11を自動車内において使用する場合には、車外に配設させることができる。あるいは、受信器11を手のひらサイズの携帯型受信器として構成する場合には、アンテナ15は必ずしも受信器11と別体に設ける必要はなく、受信器11と一体的に設けられたモノポールアンテナであったり、ヘリカルアンテナであったり、あるいはロッドアンテナであっても構わない。また、アンテナ15を受信器11の筐体内部にループ状に収容して外部に突出しないように構成することもできる。
【0019】
受信器11は、アンテナ15でキャッチした放送信号を受けて所望のチャンネルを選局し、選局した受信信号を復調してMPEG(Moving Picture Experts Group)の復号を行ない、さらに復号した映像信号をアナログ信号に変換しケーブル16を介してカーナビゲーション装置12に出力する。また受信器11は、詳細を後述する通信手段を備えており、カーナビゲーション装置12との間で通信を行なうためのケーブル17が接続されている。
【0020】
さらに受信器11は、受信した信号中に例えばマークアップ言語(Markup Language)によって記述された記述情報が含まれていた場合、それに基づく制御信号を通信手段によってケーブル17を介してカーナビゲーション装置12に送り、カーナビゲーション装置12からケーブル17を介して目的地情報を取得するように構成されているが詳細は後述する。
【0021】
カーナビゲーション装置12は、ケーブル18を介してGPSアンテナ19と接続されており、GPSアンテナ19によって現在位置を検知するめたのGPS信号を取り込む。さらにカーナビゲーション装置12は、地図情報及び座標データが予め記憶された記憶媒体を有しており、その記憶媒体から読み出された地図情報を映像信号としてケーブル20を介して表示部13に送りそれを表示させる。
【0022】
カーナビゲーション装置12の機能、動作を制御するためにリモコンハンドユニット22が設けられており、ユーザはこのリモコンハンドユニット22を操作して、カーナビゲーション装置12を制御することができる。カーナビゲーション装置12をナビゲーション装置として動作させない場合には、受信器11からケーブル16によってカーナビゲーション装置12に供給される映像信号をそのままケーブル20を介して表示部13に供給して表示させることができる。
【0023】
図2に受信器11の具体的回路ブロックを示す。図2において、図1と同一部分に同一符号を付す。
アンテナ15が、アンテナ入力端子14に接続されており、アンテナ15で受信された放送信号がチューナ/デコード部23に供給される。チューナ/デコード部23は、放送信号のチャンネルを選局する選局部と、選局したチャンネルの受信信号を復調するOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調部と、その復調によって得られたMPEGトランスポートストリーム(Transport Stream)信号を復号するMPEGデコード部を少なくとも含む。チューナ/デコード部23は、バス24を介してCPU(Central Processing Unit)で構成される制御部25に接続され、この制御部25によって選局等の機能の制御が行なわれる。
【0024】
チューナ/デコード部23でMPEG復号された信号は、メモリ26に供給される。メモリ26は、例えばデータカルーセルで放送されるデータあるいはマークアップ言語で記述されたデータを逐次蓄積して、再構築するために用いられる。メモリ26に蓄積されたデータは、マークアップ言語ブラウジング部27に供給され、ここでデータが表示用に構築されて映像信号として出力される。この目的のため、メモリ26とマークアップ言語ブラウジング部27は、バス24を介して制御部25に接続されている。
【0025】
マークアップ言語ブラウジング部27の出力は、映像信号出力部28に供給され、映像信号出力部28から映像出力端子29を介してケーブル16によって出力される。放送番組を構成する映像信号等は再構築の必要がないため、メモリ26とマークアップ言語ブラウジング部27をそのまま通過して映像信号出力部28に供給される。
【0026】
受信器11はさらに、通信部30を備え、マークアップ言語ブラウジング部27で得られるマークアップ言語に基づく制御信号を通信端子31からケーブル17を介して送信し、また、端子31に送られる信号を受信する。
さらに受信器11には、ユーザが操作可能なキー入力部32が設けられており、チャンネル選局等のために供される。
図3は、図1に示すカーナビゲーション装置12の具体的な回路ブロック図である。図3において図1と同一個所に同じ符号を付す。
カーナビゲーション装置12は、ケーブル18を介してGPSアンテナ19と接続されたGPS入力端子33を有し、この入力端子33に供給されるGPS信号が位置検出部34に出力される。位置検出部34はバス35を介してCPUで構成される制御部36に接続され、制御部36の制御の下に、GPS信号から現在位置を検出して現在位置情報を出力する。
【0027】
さらにカーナビゲーション装置12は、所定範囲の地域に対応した地図情報と緯度及び経度で表される座標データが予め記憶された記憶媒体37と、この記憶媒体37から目的地情報を読み出すための地図情報読出し部38を備える。ユーザの要求に基づき、地図情報読み出し部38によって記憶媒体37から目的地情報を読み出すために、キー入力部39が制御部36に接続されている。ユーザがキー入力部39を操作して目的地データを入力することによって、制御部36はバス35を介して地図情報読出し部38に目的地データに対応した地図情報を記憶媒体37から読み出すように指示を出す。それによって記憶媒体37から目的地情報が読み出され、地図情報読出し部38を介してバス35に導出される。目的地情報記憶部40がバス35に接続され、記憶媒体37から読み出された目的地情報が制御部36の制御の下、目的地情報記憶部40に記憶される。
【0028】
地図情報読出し部38によって読み出された地図情報は、映像信号入力部41に供給され、さらに映像信号入力部41から映像信号出力部42に供給されて、ここでアナログ信号への変換等の処理が施されて映像信号出力端子43に導出される。映像信号出力端子43に導出された映像信号はケーブル20を介して表示部13に供給されて表示される。
【0029】
カーナビゲーション装置12は、さらに映像入力端子44を有し、この映像入力端子44に受信器11からの映像信号がケーブル16を介して供給され、映像入力端子44から映像信号入力部41に導出される。映像信号入力部41では、制御部33の制御の下、地図情報読出し部38によって読み出された地図情報と受信器11からの映像信号を択一的に切換え選択して、映像信号出力部36に導出する。あるいは、映像信号に対して地図情報が子画面表示されるように重畳して出力するか、または地図情報に対して映像信号を子画面表示するように重畳して出力する。
【0030】
カーナビゲーション装置12は、さらにリモコン信号受信部45を有し、リモコンハンドユニット22からのリモコン信号を受けて、それを復号しリモコン制御信号あるいはデータとして出力する。リモコン信号受信部45は、バス35を介して制御部36にリモコン制御信号あるいはデータを供給する。制御部36はリモコン制御信号を受けて、カーナビゲーション装置12の各機能を制御する。また、制御部36はリモコンハンドユニット22によって入力される目的地データを地図情報読出し部38に送って、記憶媒体27から目的地情報を読み出すように制御する。
【0031】
さらにカーナビゲーション装置12には、通信部46が設けられており、端子47に接続されたケーブル17を介して受信器11と信号のやり取りを行なうように構成されている。
以上のように構成されたシステムの動作を説明する。
ユーザはリモコンハンドユニット22を使って、カーナビゲーション装置12に対して、目的地データを入力する。目的地データの入力は、例えば、記憶媒体37に記憶されている地図情報に含まれる主要な地名の一覧を表示部13に表示させ、リモコンハンドユニット22のカーソルキーで目的地にカーソルを移して決定キーを押すことで、その目的地が選択されるように構成することができる。あるいは、リモコンハンドユニット22から直接地名を入力するように構成することも可能である。
【0032】
目的地の選択がなされると制御部36は、地図情報読出し部38に対して、目的地データに対応した情報を記憶媒体37から読み出すように指示を与える。地図情報読出し部38は、制御部36からの指示により、記憶媒体37から目的地情報を読み出してバス35を介して目的地情報記憶部40に供給してこれを記憶させる。このとき、記憶媒体37から読み出した目的地の地図情報を映像信号入力部41に供給し、映像信号出力部42を介して表示部13に導出して表示させることができる。
【0033】
次にユーザは、受信器11のキー入力部32を操作して受信器11を立ち上げて所定のチャンネルを選局しその放送を受信する。受信したチャンネルがデータ放送を実施していない場合、他のチャンネルを選局してデータ放送を行なっているチャンネルを探知する。データ放送によって送信されるデータの中に、マークアップ言語で記述された、目的地情報取得記述と、複数の地域の紹介番組を特定するリンク記述が含まれているものとする。
【0034】
データ放送を実施しているチャンネルが探知されたら、受信したデータをメモリ26に記憶させつつマークアップ言語ブラウジング部27に供給して、マークアップ言語で記述された目的地情報取得記述が送られてきたか監視する。
受信したデータ中に放送目的地情報取得記述が見出された場合、受信器11は、マークアップ言語ブラウジング部27によって受信したデータに含まれる地域紹介番組のリンク一覧リストを生成して映像信号出力部28に供給する。映像信号出力部28は、マークアップ言語ブラウジング部27で生成された一覧リストを映像信号に変換して、映像出力端子29からケーブル16を介してカーナビゲーション装置12に出力する。
【0035】
カーナビゲーション装置12は、そのリスト映像を映像入力部41、映像出力部42を介して表示部13で表示可能な信号に変換して出力し、表示部13で表示させる。
さらに、受信器11は、マークアップ言語ブラウジング部27で抽出された目的地情報取得記述を制御部25で目的地情報取得信号に変換して、その目的地取得信号をバス24を介して通信部30に送る。通信部30は、目的地情報取得信号を、端子31からケーブル17を介してカーナビゲーション装置12に出力する。
【0036】
カーナビゲーション装置12は、目的地情報取得信号を端子47に受け、それを通信部46に送る。通信部46は、バス35を介して制御部36に目的地情報取得信号を送り出し、それによって制御部36は、目的地情報記憶部40に記憶されている目的地情報を読み出して、通信部46に供給し、通信部46は、目的地情報を端子47からケーブル17によって受信器11に送信する。
【0037】
受信器11は、カーナビゲーション装置12から送信された目的地情報を端子31から取り込み、通信部30を介して制御部25に共供する。制御部25は、マークアップ言語ブラウジング部27で生成されたリンクのリスト中に、カーナビゲーション装置12からの目的地情報に関連するリンクが存在するか否か検索を行い、関連するリンクが存在すれば、そのリンクを受信するようにチューナ/デコード部23を制御する。
【0038】
ここで、リンクについてさらに詳細に説明すると、データ放送においては、マークアップ言語の記述によって、文字、図形のみならず映像を表示することが可能であり、特定の映像が表示されるように設定することが可能である。
マークアップ言語による記述の例を図4に示す。図4において、表示される映像がobject要素で指定されている。なお、実際には表示する画面上の幅、高さ、位置の指定が必要であるがここでは省略している。
図4において、object要素のdata属性の“/51”は、表示すべき映像(番組)のURI(Universal Resource Identifier)であり、それによって、その映像(番組)にリンクを張ることが可能である。なお、URIは、厳密には放送される映像のES(Elementary Stream)が持つコンポーネントタグ値である。マークアップ言語を含むデータを放送しているチャンネル以外のチャンネルで放送される映像(番組)も指定することが可能であり、リンクを張ることができる。映像(番組)の例としては「軽井沢観光地案内番組」や「奥多摩観光PR番組」等の地域を紹介するものであり、それら番組の放送を「地域情報番組放送」とする。
【0039】
実際には、受信器11は、カーナビゲーション装置12から取得した目的地の座標(緯度、経度)データと、マークアップ言語のdata属性部分を比較して、目的地に関連する映像のリンクがあるかということを判別する。この目的のために、受信器11は、座標データと番組の属性データとを関連付けるテーブルを予め備えている。すなわち、軽井沢に関連する番組のdata属性が例えば11で、奥多摩に関連する番組のdata属性が例えば31であるというように、予め決めておく。
【0040】
以上によって、受信器は、受信したデータ放送に目的地情報取得記述が含まれていれば、カーナビゲーション装置12から目的地情報を取得し、その目的地情報に関連する番組があれば、それを自動的に受信して表示させることができるものである。
【0041】
また、data属性の値は、スクリプトによって動的に書き換えることが可能であり、図4に示す記述の[sample.bml]の中に、図5に示す記述を含ませれば、カーナビゲーション装置12から取得した目的地の座標データ(緯度、経度)に基づいて、映像(番組)を切換えることが可能である。
【0042】
すなわち、図5においては、例えば目的地が軽井沢であった場合に、現在位置が例えば軽井沢から±20km以内になったら、自動的に軽井沢の観光案内番組を受信して表示するように切換える。また、目的地が、奥多摩であった場合、現在地が奥多摩の±30km以内になったら、奥多摩観光PR番組を受信して表示するように切換える。
【0043】
以上のように構成すれば、車で移動中に目的に近付いたら、自動的に目的地を案内する番組を受信することができるものである。
次に、図6,7を用いて、本発明の動作についてさらに説明する。
図6は、図1のカーナビゲーション装置12を主体にシステムの動作を説明するためのフローチャートであり、実線で示す処理がカーナビゲーション装置12の内部で完結する処理で、点線で示す処理が受信器11と関連する処理である。
図6において、ステップ6Aで開始されカーナビゲーション装置12の電源が投入される。次いで、ステップ6Bでリモコンハンドユニット22等の操作によるユーザキー入力待ちとなり、ステップ6Cでカーナビゲーション(以降カーナビと略称することもある)終了キー入力があったか否かの判定がなされる。ここで、終了キー入力があった場合、ステップ6Dで処理が終了される。
【0044】
カーナビ終了キーの入力がない場合、ステップ6Eで目的地選択キー入力があったか否かの判定がなされ、目的地選択キー入力があった場合、ステップ6Fで目的地情報選択処理がなされ、カーナビゲーション装置12の記憶媒体から目的地情報が読み出される。次いで、ステップ6Gで、読み出された目的地情報が目的地情報記憶部40に記憶され、再びステップ6Bに戻ってユーザ入力待ちとなる。
【0045】
ステップ6Eで目的地選択キー入力がなかったと判定された場合、ステップ6Hで受信器のメニュー選択キー入力があったか否かの判定がなされ、受信器のメニュー選択キー入力でなく、他の処理を実行させるためのキー入力があったらステップ6Iで各種処理が実行され、その後再びユーザキー入力待ちとなる。
【0046】
ステップ6Hで受信器11のメニュー選択キー入力があったと判定された場合、ステップ6Jで通信部46によって受信器11へ起動コマンドを送信する。受信器11は、起動コマンドを受けて動作を開始し、受信したチャンネルの映像信号を通信部30を介してカーナビゲーション装置12に送信する。
【0047】
カーナビゲーション装置12は、ステップ6Kで受信器11から供給される映像信号を表示部13に出力して表示させ、ステップ6Lでユーザキー入力あるいは受信器11からのコマンド待ちとなる。
ステップ6Mでユーザキー入力があったか否かの判定がなされ、キー入力があった場合、ステップ6Nでキー入力が受信器11の受信動作を終了させるキー入力があったか否かの判定がなされ、受信動作を終了させるキーでない場合、ステップ6Oでその入力キーに対応したコマンドを受信器11に送り、ステップ6Lでユーザキー入力あるいは受信器11からのコマンド待ちとなる。ユーザキー入力が受信器11の受信動作を終了させるものである場合、ステップ6Pで受信器11に受信動作を終了させるコマンドを送信し、ステップ6Qで、記憶媒体37あるいは目的地情報記憶部40から読み出した現在地の地図情報あるいは目的地の地図情報を表示部13で表示し、ステップ6Bに戻ってユーザキー入力待ちとなる。
【0048】
ステップ6Mでユーザキー入力がなかったと判定された場合、ステップ6Rで受信器11からのコマンドを受信したか否かの判定がなされ、受信しなかった場合、ステップ6Lに戻ってユーザキー入力あるいは受信器11からのコマンド待ちとなる。ステップ6Rで受信器11から目的地情報送信依頼コマンドを受信したか否かの判定がなされ、目的地情報送信依頼コマンドを受信しない場合には、ステップ6Lで引き続きユーザキー入力あるいは受信器11からのコマンド待ちとなる。ステップ6Rで目的地情報送信依頼コマンドが受信されたことが判別されたら、ステップ6Sで受信器11に目的地情報を送信して、ステップ6Lに戻りユーザキー入力あるいは受信器11からのコマンド待ちとなる。
【0049】
図7は、受信器11の動作を主体にしたフローチャートであり、実線で示す処理は、受信器11内で完結する処理であり、点線で示す処理はカーナビゲーション装置12との間の通信処理を示す。
図7において、ステップ7Aで受信器11の電源が投入されることで処理が開始され、ステップ7Bでカーナビゲーション装置12からのコマンド待ちとなる。次いで、ステップ7Cで起動コマンドが入力されたか否かの判定がなされ、起動コマンドが入力されない場合には、ステップ7Bに戻ってカーナビゲーション装置12からの起動コマンド待ちとなる。
【0050】
ステップ7Cで起動コマンドが入力されたと判定された場合、ステップ7Dで受信器11を起動する。次いで、ステップ7Eでカーナビゲーション装置12からの制御コマンド待ちとなり、さらにステップ7Fで受信器11の受信動作を終了させるコマンドを受信したか否かの判定がなされ、受信動作を終了させるコマンドを受信した場合、ステップ7Gで終了処理が行なわれて、ステップ7Bに戻り、カーナビゲーション装置12からのコマンド待ちとなる。
【0051】
ステップ7Fでコマンドが受信器11の受信動作を終了させるものでないと判定された場合、ステップ7Hでチャンネル切換えコマンドか否かの判定がなされ、チャンネル切換えコマンドでない場合ステップ7Iによって、各処理が実行される。その処理は、例えば表示部13に表示された複数の項目に対してカーソルを移動する処理、移動した項目を選択(決定)して、表示画面を変更したり、映像信号を出力したりする等の処理である。
【0052】
ステップ7Hで、チャンネル切換えコマンドを受け取ったことを認識したら、ステップ7Jでチャンネルの切換え(選局)と、それによって受信された信号のMPEGデコード処理が実行される。次に、ステップ7Kで、選局したチャンネルがデータ放送を実施しているか否かの判定がなされ、データ放送が実施されていない場合、ステップ7Lに移って、受信した放送信号に基づく映像信号を出力して、ステップ7Eに戻り、カーナビゲーション装置12からの制御コマンド待ちとなる。
【0053】
ステップ7Kでデータ放送の実施が判定された場合、ステップ7Mでマークアップ言語ブラウザの起動と、コンテンツの解析処理が行われ、次にステップ7Nでコンテンツに目的地情報所得関数の記述があるか否かの判定がなされ、目的地情報取得関数の記述があった場合、受信した放送信号に基づく映像信号をブラウザ付で出力し、ステップ7Eに戻ってカーナビゲーション装置12からのコマンド待ちとなる。
【0054】
ステップ7Nでコンテンツに目的地情報取得関数の記述があった場合、ステップ7Pで、カーナビゲーション装置12から目的地情報を取得し、ステップ7Qで目的地情報を反映して表示画面を作成し、ステップ7Oに移る。
以上のように、受信器11とカーナビゲーション装置12を関連付けて動作させるように構成することにより、ユーザが移動しようとする目的地に関連した番組を簡単な操作で受信することができるようになるものである。
以上述べた、本発明の実施の形態では、目的地の座標データに基づいて目的地情報関連番組を受信するものであるが、目的地の座標データに加えて時刻情報を用いることによって、番組の受信を予約することも可能である。すなわち、データ放送では、受信器に設けられたNVRAM(Non−Volatile Random Access Memory:不揮発性RAM)へ直接アクセスすることが可能であり、例えば、NVRAMに蓄えられたソフトウエアのバージョンをアップするために、必要なソフトウエアをデータに含ませて放送して、それをNVRAMに書き込むという、いわゆるダウンロード機能が備えられている。このようなNVRAMに予約データを記憶しておくことにより、目的地に近付いた時間に関連情報番組を自動的に受信するように構成することができる。
【0055】
図8は、受信予約機能を備えた本発明の受信器の一実施の形態を示す回路ブロック図である。図8において、図2と同じ構成の部分に、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図8の受信器81においては、バス24にNVRAM82が接続され、ここに目的地の座標データと番組の受信開始時刻データが書き込まれる。
すなわち、制御部25は、カーナビゲーション装置12から目的地の座標データを取得し、目的地に近付いた際に、所定の時刻に目的地の関連番組を受信するように制御するスクリプトをNVRAMに書き込む。さらに、制御部25は、定期的にNVRAMの中身を参照するか、書き込まれた時刻にイベントを発生し、それによって予約された番組が受信され、受信された番組の映像信号が表示部13で表示されるように制御する。
【0056】
以上のように構成することで、目的地に近付いてかつ予約時刻になったら関連番組を自動的に受信できるようになる。
図9は、NVRAMに書き込まれるスクリプトの具体例を示すものである。図9においては、軽井沢の±20km以内で、2003年1月31日の12時から軽井沢の観光案内番組を受信し、奥多摩の±30km以内で、2003年1月31日の12時30分から奥多摩観光PR番組を視聴するというものである。
【0057】
図10は、以上説明した地域情報番組のリンク記述と、目的地情報所得記述を含むデータを放送するための送信装置を示す回路ブロック図である。
図10において、送信器51は、番組を構成する映像/音声信号源52と、データ信号源53を備える。映像/音声信号源52から出力される映像/音声信号は、エンコード部54でMPEGの符号化処理が施されて圧縮される。また、データ信号源53にマークアップ言語記述部55が接続され、このマークアップ言語記述部55によって、データ信号源53のデータの少なくとも一部がマークアップ言語記述によるデータとして生成される。すなわち、目的地情報取得記述と、地域情報番組リンク記述されたデータが生成されてデータ信号源53から出力される。
【0058】
エンコード部54から出力される符号化された映像/音声信号と、マークアップ言語記述を含むデータ信号源53からのデータは、マルチプレクス部56で多重処理されてストリーム信号に変換され、変調部57でOFDM変調されて送信部58に供給され、RF(Radio Frequency)信号に変換されて送信アンテナ59を介して送信される。
【0059】
送信アンテナ59から送信されるデータ放送を、前述のように、図2あるいは図8に示す受信器11,81で受信して、マークアップ言語によって記述された目的地情報取得記述と、地域情報番組リンク記述に基づき、カーナビゲーション装置12から目的地情報を取得し、地域情報番組リンクリストと比較して、その結果に基づいて受信器11,81を制御することで、目的地に関連する番組を自動的に受信できるようになるものである。
【0060】
以上のように、本発明の受信システムは、カーナビゲーション装置で予め目的地情報を抽出して記憶させておき、データ放送で放送されるデータ中に、目的地情報取得記述が存在した際に、カーナビゲーション装置から目的地情報を取得し、その座標データに基づいて、データ放送の地域情報番組のリンク記述を検索して、目的地に関連する番組を探知してそれを受信するように構成したので、目的地に関連する番組を簡単な操作で自動的に受信できるようになるものである。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明の受信システムは、受信器とカーナビゲーション装置を互いに関連付けて動作させるように構成したことにより、目的地に関連する番組を自動的に受信できるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、受信システムの一実施の形態を示す構成図。
【図2】図1に示すシステムの要部の具体例を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示すシステムの他の要部の具体例を示す回路ブロック図。
【図4】図1に示すシステムの動作を説明するための図。
【図5】図1に示すシステムの動作を説明するための図。
【図6】図1に示すシステムの要部の動作を説明するためのフローチャート。
【図7】図1に示すシステムの他の要部の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】図2に示す受信システムの要部の他の具体例を示す回路ブロック図。
【図9】図8に示す回路ブロックの動作を説明するための図。
【図10】図2及び図8に示す要部で受信されるデータ放送を送信する送信装置の回路ブロック図。
【符号の説明】
11…受信器
12…カーナビゲーション装置
13…表示部
15…放送受信アンテナ
16,17,18,20…ケーブル
19…GPSアンテナ
29,43…映像出力端子
31,47…通信端子
33…GPSアンテナ入力端子
44…映像入力端子
59…送信アンテナ
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ放送を受信可能な携帯型の受信装置に関し、特にナビゲーションシステムと連動させることによって、移動しようとする目的地に関連する情報を放送する番組あるいはデータを簡単に受信できるようにした受信装置、受信システム及び受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル放送においては、放送番組を構成する映像及び音声情報とは別にデータを多重で放送するように構成されており、ユーザは、視聴している番組の内容、出演者等の番組に関係する情報のほか、全てのチャンネルの番組表(EPG:Electric Program Guide)、ニュース、地域の天気予報、株価等の番組とは直接関係のない情報を同じチャンネルで取得して視聴することができる。
【0003】
将来、地上波テレビジョン放送が全てデジタル放送になることが決定されており、今後、データ放送はその種類、内容ともに益々多様化されてくることが予測され、受信装置としても、屋内に据え付けて視聴する従来の形態から、外出時にも持ち運び可能な手のひらサイズの受信器も広く普及することが予測されている。
【0004】
例えば、自動車に小型の受信器を搭載してデジタル放送を視聴することも可能であり、その際、移動しようとする目的地の情報をデータ放送で入手して視聴するようにすれば、ドライブあるいは旅行をさらに快適なものとすることができる。
従来、移動先の情報を得ようとする場合には、ユーザがEPGによって関連すると判断した番組を選局するかあるいは、新聞の番組表を見て選局する方法が取られているが、いずれにしろユーザは手動で選局を行うことになり、操作に手間が掛かり面倒であるという問題があった。
【0005】
自動選局に関する提案もなされているが、それらは移動中にGPS(Global Positioning System)や信号強度から放送送信設備のエリアを検出して、予め記憶させておいたエリア毎のチャンネル配置情報に基づいて選局を行うものであり、これから移動しようとする地域の情報等特定の情報を入手するということを目的としたものではない。そのような、移動エリアに応じて選局動作を行わせるようにした提案は、たとえば特許文献1に記載されている。
【0006】
一方で、移動しようとする目的地までの的確なルートを知らしめるカーナビゲーションが、広く普及されてきつつあり、そのようなナビゲーションシステムでは、位置をデータで特定しており、目的地のデータを入手することは容易である。したがって、データ放送を受信する受信器に、カーナビゲーションシステムを結合させることで、移動しようとする地域に関連した放送を受信できるようにすれば、簡単な操作で目的の放送番組を視聴することができるが従来そのようなシステムの提案はなされていない。
【0007】
以上のように、従来の受信装置においては、移動するエリア毎にチャンネル切換えを的確に行うことに主眼が置かれており、移動しようとする目的地に関連する情報を取得しようとする場合、番組表に基づいてユーザが手動で選局するしかなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−53635号公報(第5頁、第6頁[0026]〜[0027]、図1,4)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の受信装置は、移動するエリア毎に放送が実際に行われているチャンネル情報を取得して、的確に放送を受信することを目的としたものであり、これから移動しようとする目的地の情報を自動的に取得することはできない。
本発明は、以上の点に対処してなされたものであり、データ放送を受信可能なモバイルテレビジョン受像機等の携帯型の受信器と、ナビゲーションシステムを通信手段で結合して、ナビゲーションシステムから得た目的地情報に基づいて、データ放送に含まれる地域情報番組放送を検索して、関連する番組が探知された際にその番組を選局するように構成することで、目的地に関連する情報番組を自動的に視聴可能となるようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の受信装置は、外部機器を制御して、該外部機器から情報を取得するためのコマンドと、放送番組に関するリンク情報がマークアップ言語で記述されたデータを含むデータが放送されるデータ放送を受信して前記データを得る受信手段と、前記受信手段で得られたデータから前記外部機器に対するコマンドを抽出するコマンド抽出手段と、前記コマンド抽出手段で抽出されたコマンドによって、前記外部機器から情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段で取得した情報に基づき、前記放送番組のリンクを選択する選択手段と、前記選択されたリンクによって特定される放送番組を受信するように前記受信手段を制御する制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、データ放送で伝送されるデータ中に、外部機器から情報を取得するためのコマンドが所定プログラム言語で記述されていた場合に、外部機器から情報を取得して、取得した情報と当該プログラム言語で記述された放送番組のリンク情報とから外部機器から取得した情報に関連する番組を選択して受信するようにしたので、自動的に目的の番組を受信することができるものである。
【0012】
本発明の受信システムは、異なる複数の地域情報が記憶された記憶媒体及びユーザが指定した目的地情報に基づき前記記憶媒体に記憶された前記地域情報を読み出す読出し手段及びその読み出された地域情報を伝送する通信手段を有するナビゲーション部と、地域情報番組へのリンクを特定する記述と前記ナビゲーション部の記憶媒体に記憶された地域情報に対応する目的地情報関数とが記述された特定プログラム言語を含むデータ放送を受信する受信手段及びこの受信手段によって前記地域情報番組へのリンクを特定する記述及び前記ナビゲーション部の目的地情報関数記述が受信された際にデータ放送ブラウザを起動すると共に、前記ナビゲーション部から前記通信手段を介して前記地域情報を受信し、前記地域情報番組リンクの中に前記地域情報に関連するリンクが存在するか判別する目的地情報検索手段及び前記検索手段によって関連する地域情報番組が検出された際に当該番組を受信するように前記受信手段を制御する選局手段を有する受信部と、を具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、受信したデータ放送のデータ中に特定のプログラム言語で目的地情報関数が記述されていた場合、ナビゲーション部から目的地情報を取得し、さらにデータ放送ブラウザを起動して放送データ中の放送番組リンク情報と、取得した目的地情報を比較して、目的地情報に関連する放送番組があった場合、それを受信するものであるため、目的地に関連する番組を自動的に受信することができる。
【0014】
本発明の受信システムは、異なる複数の地域情報が記憶された記憶媒体及びユーザが指定した目的地情報に基づき前記記憶媒体に記憶された前記地域情報を読み出す読出し手段及びその読み出された地域情報を伝送する通信手段を有するナビゲーション部と、地域情報番組へのリンクを特定する記述と前記ナビゲーション部の記憶媒体に記憶された地域情報に対応する目的地情報関数とが記述された特定プログラム言語を含むデータ放送を受信する受信手段及びこの受信手段によって前記地域情報番組へのリンクを特定する記述及び前記ナビゲーション部の目的地情報関数記述が受信された際にデータ放送ブラウザを起動すると共に、前記ナビゲーション部から前記通信手段を介して前記地域情報を受信し、前記地域情報番組リンクの中に前記地域情報に関連するリンクが存在するか判別する目的地情報検索手段及び前記検索手段によって関連する地域情報番組が検出された際に当該番組の受信予約を行なう予約手段及び前記予約された番組を受信するように前記受信手段を制御する選局手段を有する受信部と、を具備したことを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、受信したデータ放送のデータ中に特定のプログラム言語で目的地情報関数が記述されていた場合、ナビゲーション部から目的地情報を取得し、さらにデータ放送ブラウザを起動して放送データ中の放送番組リンク情報と、取得した目的地情報を比較して、目的地情報に関連する放送番組があった場合、その受信予約を行なうことができるため、適切な時刻に目的地に関連する番組を自動的に受信することができるものである。
【0016】
本発明の受信方法は、外部機器を制御して、該外部機器から情報を取得するためのコマンドと、放送番組に関するリンク情報がマークアップ言語で記述されたデータを含むデータが放送されるデータ放送を受信して前記データを得るステップと、前記受信部で得られたデータから前記外部機器に対するコマンドを得るステップと、前記コマンド抽出手段で抽出されたコマンドによって、前記外部機器から情報を入手するステップと、前記入手した情報に基づき、前記放送番組のリンクを選択するステップと、前記選択されたリンクによって特定される放送番組を受信するように前記受信部を制御するステップと、を具備したことを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、データ放送で伝送されるデータ中に、外部機器から情報を取得するためのコマンドがマークアップ言語で記述されていた場合、外部機器から情報を取得して、取得した情報とマークアップ言語で記述された放送番組のリンク情報とから外部機器から取得した情報に関連する番組を選択して受信するようにしたので、自動的に目的の番組を受信することができるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の受信システム10の全体構成を示す図である。
図1に示すシステムは、デジタルテレビジョン放送を受信する小型のテレビジョン受信器11、カーナビゲーション装置12及び表示部13で構成される。
受信器11は、そのアンテナ端子14にアンテナ15が接続されている。図1においてはアンテナ15は模式的に示すもので、例えば受信器11を自動車内において使用する場合には、車外に配設させることができる。あるいは、受信器11を手のひらサイズの携帯型受信器として構成する場合には、アンテナ15は必ずしも受信器11と別体に設ける必要はなく、受信器11と一体的に設けられたモノポールアンテナであったり、ヘリカルアンテナであったり、あるいはロッドアンテナであっても構わない。また、アンテナ15を受信器11の筐体内部にループ状に収容して外部に突出しないように構成することもできる。
【0019】
受信器11は、アンテナ15でキャッチした放送信号を受けて所望のチャンネルを選局し、選局した受信信号を復調してMPEG(Moving Picture Experts Group)の復号を行ない、さらに復号した映像信号をアナログ信号に変換しケーブル16を介してカーナビゲーション装置12に出力する。また受信器11は、詳細を後述する通信手段を備えており、カーナビゲーション装置12との間で通信を行なうためのケーブル17が接続されている。
【0020】
さらに受信器11は、受信した信号中に例えばマークアップ言語(Markup Language)によって記述された記述情報が含まれていた場合、それに基づく制御信号を通信手段によってケーブル17を介してカーナビゲーション装置12に送り、カーナビゲーション装置12からケーブル17を介して目的地情報を取得するように構成されているが詳細は後述する。
【0021】
カーナビゲーション装置12は、ケーブル18を介してGPSアンテナ19と接続されており、GPSアンテナ19によって現在位置を検知するめたのGPS信号を取り込む。さらにカーナビゲーション装置12は、地図情報及び座標データが予め記憶された記憶媒体を有しており、その記憶媒体から読み出された地図情報を映像信号としてケーブル20を介して表示部13に送りそれを表示させる。
【0022】
カーナビゲーション装置12の機能、動作を制御するためにリモコンハンドユニット22が設けられており、ユーザはこのリモコンハンドユニット22を操作して、カーナビゲーション装置12を制御することができる。カーナビゲーション装置12をナビゲーション装置として動作させない場合には、受信器11からケーブル16によってカーナビゲーション装置12に供給される映像信号をそのままケーブル20を介して表示部13に供給して表示させることができる。
【0023】
図2に受信器11の具体的回路ブロックを示す。図2において、図1と同一部分に同一符号を付す。
アンテナ15が、アンテナ入力端子14に接続されており、アンテナ15で受信された放送信号がチューナ/デコード部23に供給される。チューナ/デコード部23は、放送信号のチャンネルを選局する選局部と、選局したチャンネルの受信信号を復調するOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調部と、その復調によって得られたMPEGトランスポートストリーム(Transport Stream)信号を復号するMPEGデコード部を少なくとも含む。チューナ/デコード部23は、バス24を介してCPU(Central Processing Unit)で構成される制御部25に接続され、この制御部25によって選局等の機能の制御が行なわれる。
【0024】
チューナ/デコード部23でMPEG復号された信号は、メモリ26に供給される。メモリ26は、例えばデータカルーセルで放送されるデータあるいはマークアップ言語で記述されたデータを逐次蓄積して、再構築するために用いられる。メモリ26に蓄積されたデータは、マークアップ言語ブラウジング部27に供給され、ここでデータが表示用に構築されて映像信号として出力される。この目的のため、メモリ26とマークアップ言語ブラウジング部27は、バス24を介して制御部25に接続されている。
【0025】
マークアップ言語ブラウジング部27の出力は、映像信号出力部28に供給され、映像信号出力部28から映像出力端子29を介してケーブル16によって出力される。放送番組を構成する映像信号等は再構築の必要がないため、メモリ26とマークアップ言語ブラウジング部27をそのまま通過して映像信号出力部28に供給される。
【0026】
受信器11はさらに、通信部30を備え、マークアップ言語ブラウジング部27で得られるマークアップ言語に基づく制御信号を通信端子31からケーブル17を介して送信し、また、端子31に送られる信号を受信する。
さらに受信器11には、ユーザが操作可能なキー入力部32が設けられており、チャンネル選局等のために供される。
図3は、図1に示すカーナビゲーション装置12の具体的な回路ブロック図である。図3において図1と同一個所に同じ符号を付す。
カーナビゲーション装置12は、ケーブル18を介してGPSアンテナ19と接続されたGPS入力端子33を有し、この入力端子33に供給されるGPS信号が位置検出部34に出力される。位置検出部34はバス35を介してCPUで構成される制御部36に接続され、制御部36の制御の下に、GPS信号から現在位置を検出して現在位置情報を出力する。
【0027】
さらにカーナビゲーション装置12は、所定範囲の地域に対応した地図情報と緯度及び経度で表される座標データが予め記憶された記憶媒体37と、この記憶媒体37から目的地情報を読み出すための地図情報読出し部38を備える。ユーザの要求に基づき、地図情報読み出し部38によって記憶媒体37から目的地情報を読み出すために、キー入力部39が制御部36に接続されている。ユーザがキー入力部39を操作して目的地データを入力することによって、制御部36はバス35を介して地図情報読出し部38に目的地データに対応した地図情報を記憶媒体37から読み出すように指示を出す。それによって記憶媒体37から目的地情報が読み出され、地図情報読出し部38を介してバス35に導出される。目的地情報記憶部40がバス35に接続され、記憶媒体37から読み出された目的地情報が制御部36の制御の下、目的地情報記憶部40に記憶される。
【0028】
地図情報読出し部38によって読み出された地図情報は、映像信号入力部41に供給され、さらに映像信号入力部41から映像信号出力部42に供給されて、ここでアナログ信号への変換等の処理が施されて映像信号出力端子43に導出される。映像信号出力端子43に導出された映像信号はケーブル20を介して表示部13に供給されて表示される。
【0029】
カーナビゲーション装置12は、さらに映像入力端子44を有し、この映像入力端子44に受信器11からの映像信号がケーブル16を介して供給され、映像入力端子44から映像信号入力部41に導出される。映像信号入力部41では、制御部33の制御の下、地図情報読出し部38によって読み出された地図情報と受信器11からの映像信号を択一的に切換え選択して、映像信号出力部36に導出する。あるいは、映像信号に対して地図情報が子画面表示されるように重畳して出力するか、または地図情報に対して映像信号を子画面表示するように重畳して出力する。
【0030】
カーナビゲーション装置12は、さらにリモコン信号受信部45を有し、リモコンハンドユニット22からのリモコン信号を受けて、それを復号しリモコン制御信号あるいはデータとして出力する。リモコン信号受信部45は、バス35を介して制御部36にリモコン制御信号あるいはデータを供給する。制御部36はリモコン制御信号を受けて、カーナビゲーション装置12の各機能を制御する。また、制御部36はリモコンハンドユニット22によって入力される目的地データを地図情報読出し部38に送って、記憶媒体27から目的地情報を読み出すように制御する。
【0031】
さらにカーナビゲーション装置12には、通信部46が設けられており、端子47に接続されたケーブル17を介して受信器11と信号のやり取りを行なうように構成されている。
以上のように構成されたシステムの動作を説明する。
ユーザはリモコンハンドユニット22を使って、カーナビゲーション装置12に対して、目的地データを入力する。目的地データの入力は、例えば、記憶媒体37に記憶されている地図情報に含まれる主要な地名の一覧を表示部13に表示させ、リモコンハンドユニット22のカーソルキーで目的地にカーソルを移して決定キーを押すことで、その目的地が選択されるように構成することができる。あるいは、リモコンハンドユニット22から直接地名を入力するように構成することも可能である。
【0032】
目的地の選択がなされると制御部36は、地図情報読出し部38に対して、目的地データに対応した情報を記憶媒体37から読み出すように指示を与える。地図情報読出し部38は、制御部36からの指示により、記憶媒体37から目的地情報を読み出してバス35を介して目的地情報記憶部40に供給してこれを記憶させる。このとき、記憶媒体37から読み出した目的地の地図情報を映像信号入力部41に供給し、映像信号出力部42を介して表示部13に導出して表示させることができる。
【0033】
次にユーザは、受信器11のキー入力部32を操作して受信器11を立ち上げて所定のチャンネルを選局しその放送を受信する。受信したチャンネルがデータ放送を実施していない場合、他のチャンネルを選局してデータ放送を行なっているチャンネルを探知する。データ放送によって送信されるデータの中に、マークアップ言語で記述された、目的地情報取得記述と、複数の地域の紹介番組を特定するリンク記述が含まれているものとする。
【0034】
データ放送を実施しているチャンネルが探知されたら、受信したデータをメモリ26に記憶させつつマークアップ言語ブラウジング部27に供給して、マークアップ言語で記述された目的地情報取得記述が送られてきたか監視する。
受信したデータ中に放送目的地情報取得記述が見出された場合、受信器11は、マークアップ言語ブラウジング部27によって受信したデータに含まれる地域紹介番組のリンク一覧リストを生成して映像信号出力部28に供給する。映像信号出力部28は、マークアップ言語ブラウジング部27で生成された一覧リストを映像信号に変換して、映像出力端子29からケーブル16を介してカーナビゲーション装置12に出力する。
【0035】
カーナビゲーション装置12は、そのリスト映像を映像入力部41、映像出力部42を介して表示部13で表示可能な信号に変換して出力し、表示部13で表示させる。
さらに、受信器11は、マークアップ言語ブラウジング部27で抽出された目的地情報取得記述を制御部25で目的地情報取得信号に変換して、その目的地取得信号をバス24を介して通信部30に送る。通信部30は、目的地情報取得信号を、端子31からケーブル17を介してカーナビゲーション装置12に出力する。
【0036】
カーナビゲーション装置12は、目的地情報取得信号を端子47に受け、それを通信部46に送る。通信部46は、バス35を介して制御部36に目的地情報取得信号を送り出し、それによって制御部36は、目的地情報記憶部40に記憶されている目的地情報を読み出して、通信部46に供給し、通信部46は、目的地情報を端子47からケーブル17によって受信器11に送信する。
【0037】
受信器11は、カーナビゲーション装置12から送信された目的地情報を端子31から取り込み、通信部30を介して制御部25に共供する。制御部25は、マークアップ言語ブラウジング部27で生成されたリンクのリスト中に、カーナビゲーション装置12からの目的地情報に関連するリンクが存在するか否か検索を行い、関連するリンクが存在すれば、そのリンクを受信するようにチューナ/デコード部23を制御する。
【0038】
ここで、リンクについてさらに詳細に説明すると、データ放送においては、マークアップ言語の記述によって、文字、図形のみならず映像を表示することが可能であり、特定の映像が表示されるように設定することが可能である。
マークアップ言語による記述の例を図4に示す。図4において、表示される映像がobject要素で指定されている。なお、実際には表示する画面上の幅、高さ、位置の指定が必要であるがここでは省略している。
図4において、object要素のdata属性の“/51”は、表示すべき映像(番組)のURI(Universal Resource Identifier)であり、それによって、その映像(番組)にリンクを張ることが可能である。なお、URIは、厳密には放送される映像のES(Elementary Stream)が持つコンポーネントタグ値である。マークアップ言語を含むデータを放送しているチャンネル以外のチャンネルで放送される映像(番組)も指定することが可能であり、リンクを張ることができる。映像(番組)の例としては「軽井沢観光地案内番組」や「奥多摩観光PR番組」等の地域を紹介するものであり、それら番組の放送を「地域情報番組放送」とする。
【0039】
実際には、受信器11は、カーナビゲーション装置12から取得した目的地の座標(緯度、経度)データと、マークアップ言語のdata属性部分を比較して、目的地に関連する映像のリンクがあるかということを判別する。この目的のために、受信器11は、座標データと番組の属性データとを関連付けるテーブルを予め備えている。すなわち、軽井沢に関連する番組のdata属性が例えば11で、奥多摩に関連する番組のdata属性が例えば31であるというように、予め決めておく。
【0040】
以上によって、受信器は、受信したデータ放送に目的地情報取得記述が含まれていれば、カーナビゲーション装置12から目的地情報を取得し、その目的地情報に関連する番組があれば、それを自動的に受信して表示させることができるものである。
【0041】
また、data属性の値は、スクリプトによって動的に書き換えることが可能であり、図4に示す記述の[sample.bml]の中に、図5に示す記述を含ませれば、カーナビゲーション装置12から取得した目的地の座標データ(緯度、経度)に基づいて、映像(番組)を切換えることが可能である。
【0042】
すなわち、図5においては、例えば目的地が軽井沢であった場合に、現在位置が例えば軽井沢から±20km以内になったら、自動的に軽井沢の観光案内番組を受信して表示するように切換える。また、目的地が、奥多摩であった場合、現在地が奥多摩の±30km以内になったら、奥多摩観光PR番組を受信して表示するように切換える。
【0043】
以上のように構成すれば、車で移動中に目的に近付いたら、自動的に目的地を案内する番組を受信することができるものである。
次に、図6,7を用いて、本発明の動作についてさらに説明する。
図6は、図1のカーナビゲーション装置12を主体にシステムの動作を説明するためのフローチャートであり、実線で示す処理がカーナビゲーション装置12の内部で完結する処理で、点線で示す処理が受信器11と関連する処理である。
図6において、ステップ6Aで開始されカーナビゲーション装置12の電源が投入される。次いで、ステップ6Bでリモコンハンドユニット22等の操作によるユーザキー入力待ちとなり、ステップ6Cでカーナビゲーション(以降カーナビと略称することもある)終了キー入力があったか否かの判定がなされる。ここで、終了キー入力があった場合、ステップ6Dで処理が終了される。
【0044】
カーナビ終了キーの入力がない場合、ステップ6Eで目的地選択キー入力があったか否かの判定がなされ、目的地選択キー入力があった場合、ステップ6Fで目的地情報選択処理がなされ、カーナビゲーション装置12の記憶媒体から目的地情報が読み出される。次いで、ステップ6Gで、読み出された目的地情報が目的地情報記憶部40に記憶され、再びステップ6Bに戻ってユーザ入力待ちとなる。
【0045】
ステップ6Eで目的地選択キー入力がなかったと判定された場合、ステップ6Hで受信器のメニュー選択キー入力があったか否かの判定がなされ、受信器のメニュー選択キー入力でなく、他の処理を実行させるためのキー入力があったらステップ6Iで各種処理が実行され、その後再びユーザキー入力待ちとなる。
【0046】
ステップ6Hで受信器11のメニュー選択キー入力があったと判定された場合、ステップ6Jで通信部46によって受信器11へ起動コマンドを送信する。受信器11は、起動コマンドを受けて動作を開始し、受信したチャンネルの映像信号を通信部30を介してカーナビゲーション装置12に送信する。
【0047】
カーナビゲーション装置12は、ステップ6Kで受信器11から供給される映像信号を表示部13に出力して表示させ、ステップ6Lでユーザキー入力あるいは受信器11からのコマンド待ちとなる。
ステップ6Mでユーザキー入力があったか否かの判定がなされ、キー入力があった場合、ステップ6Nでキー入力が受信器11の受信動作を終了させるキー入力があったか否かの判定がなされ、受信動作を終了させるキーでない場合、ステップ6Oでその入力キーに対応したコマンドを受信器11に送り、ステップ6Lでユーザキー入力あるいは受信器11からのコマンド待ちとなる。ユーザキー入力が受信器11の受信動作を終了させるものである場合、ステップ6Pで受信器11に受信動作を終了させるコマンドを送信し、ステップ6Qで、記憶媒体37あるいは目的地情報記憶部40から読み出した現在地の地図情報あるいは目的地の地図情報を表示部13で表示し、ステップ6Bに戻ってユーザキー入力待ちとなる。
【0048】
ステップ6Mでユーザキー入力がなかったと判定された場合、ステップ6Rで受信器11からのコマンドを受信したか否かの判定がなされ、受信しなかった場合、ステップ6Lに戻ってユーザキー入力あるいは受信器11からのコマンド待ちとなる。ステップ6Rで受信器11から目的地情報送信依頼コマンドを受信したか否かの判定がなされ、目的地情報送信依頼コマンドを受信しない場合には、ステップ6Lで引き続きユーザキー入力あるいは受信器11からのコマンド待ちとなる。ステップ6Rで目的地情報送信依頼コマンドが受信されたことが判別されたら、ステップ6Sで受信器11に目的地情報を送信して、ステップ6Lに戻りユーザキー入力あるいは受信器11からのコマンド待ちとなる。
【0049】
図7は、受信器11の動作を主体にしたフローチャートであり、実線で示す処理は、受信器11内で完結する処理であり、点線で示す処理はカーナビゲーション装置12との間の通信処理を示す。
図7において、ステップ7Aで受信器11の電源が投入されることで処理が開始され、ステップ7Bでカーナビゲーション装置12からのコマンド待ちとなる。次いで、ステップ7Cで起動コマンドが入力されたか否かの判定がなされ、起動コマンドが入力されない場合には、ステップ7Bに戻ってカーナビゲーション装置12からの起動コマンド待ちとなる。
【0050】
ステップ7Cで起動コマンドが入力されたと判定された場合、ステップ7Dで受信器11を起動する。次いで、ステップ7Eでカーナビゲーション装置12からの制御コマンド待ちとなり、さらにステップ7Fで受信器11の受信動作を終了させるコマンドを受信したか否かの判定がなされ、受信動作を終了させるコマンドを受信した場合、ステップ7Gで終了処理が行なわれて、ステップ7Bに戻り、カーナビゲーション装置12からのコマンド待ちとなる。
【0051】
ステップ7Fでコマンドが受信器11の受信動作を終了させるものでないと判定された場合、ステップ7Hでチャンネル切換えコマンドか否かの判定がなされ、チャンネル切換えコマンドでない場合ステップ7Iによって、各処理が実行される。その処理は、例えば表示部13に表示された複数の項目に対してカーソルを移動する処理、移動した項目を選択(決定)して、表示画面を変更したり、映像信号を出力したりする等の処理である。
【0052】
ステップ7Hで、チャンネル切換えコマンドを受け取ったことを認識したら、ステップ7Jでチャンネルの切換え(選局)と、それによって受信された信号のMPEGデコード処理が実行される。次に、ステップ7Kで、選局したチャンネルがデータ放送を実施しているか否かの判定がなされ、データ放送が実施されていない場合、ステップ7Lに移って、受信した放送信号に基づく映像信号を出力して、ステップ7Eに戻り、カーナビゲーション装置12からの制御コマンド待ちとなる。
【0053】
ステップ7Kでデータ放送の実施が判定された場合、ステップ7Mでマークアップ言語ブラウザの起動と、コンテンツの解析処理が行われ、次にステップ7Nでコンテンツに目的地情報所得関数の記述があるか否かの判定がなされ、目的地情報取得関数の記述があった場合、受信した放送信号に基づく映像信号をブラウザ付で出力し、ステップ7Eに戻ってカーナビゲーション装置12からのコマンド待ちとなる。
【0054】
ステップ7Nでコンテンツに目的地情報取得関数の記述があった場合、ステップ7Pで、カーナビゲーション装置12から目的地情報を取得し、ステップ7Qで目的地情報を反映して表示画面を作成し、ステップ7Oに移る。
以上のように、受信器11とカーナビゲーション装置12を関連付けて動作させるように構成することにより、ユーザが移動しようとする目的地に関連した番組を簡単な操作で受信することができるようになるものである。
以上述べた、本発明の実施の形態では、目的地の座標データに基づいて目的地情報関連番組を受信するものであるが、目的地の座標データに加えて時刻情報を用いることによって、番組の受信を予約することも可能である。すなわち、データ放送では、受信器に設けられたNVRAM(Non−Volatile Random Access Memory:不揮発性RAM)へ直接アクセスすることが可能であり、例えば、NVRAMに蓄えられたソフトウエアのバージョンをアップするために、必要なソフトウエアをデータに含ませて放送して、それをNVRAMに書き込むという、いわゆるダウンロード機能が備えられている。このようなNVRAMに予約データを記憶しておくことにより、目的地に近付いた時間に関連情報番組を自動的に受信するように構成することができる。
【0055】
図8は、受信予約機能を備えた本発明の受信器の一実施の形態を示す回路ブロック図である。図8において、図2と同じ構成の部分に、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図8の受信器81においては、バス24にNVRAM82が接続され、ここに目的地の座標データと番組の受信開始時刻データが書き込まれる。
すなわち、制御部25は、カーナビゲーション装置12から目的地の座標データを取得し、目的地に近付いた際に、所定の時刻に目的地の関連番組を受信するように制御するスクリプトをNVRAMに書き込む。さらに、制御部25は、定期的にNVRAMの中身を参照するか、書き込まれた時刻にイベントを発生し、それによって予約された番組が受信され、受信された番組の映像信号が表示部13で表示されるように制御する。
【0056】
以上のように構成することで、目的地に近付いてかつ予約時刻になったら関連番組を自動的に受信できるようになる。
図9は、NVRAMに書き込まれるスクリプトの具体例を示すものである。図9においては、軽井沢の±20km以内で、2003年1月31日の12時から軽井沢の観光案内番組を受信し、奥多摩の±30km以内で、2003年1月31日の12時30分から奥多摩観光PR番組を視聴するというものである。
【0057】
図10は、以上説明した地域情報番組のリンク記述と、目的地情報所得記述を含むデータを放送するための送信装置を示す回路ブロック図である。
図10において、送信器51は、番組を構成する映像/音声信号源52と、データ信号源53を備える。映像/音声信号源52から出力される映像/音声信号は、エンコード部54でMPEGの符号化処理が施されて圧縮される。また、データ信号源53にマークアップ言語記述部55が接続され、このマークアップ言語記述部55によって、データ信号源53のデータの少なくとも一部がマークアップ言語記述によるデータとして生成される。すなわち、目的地情報取得記述と、地域情報番組リンク記述されたデータが生成されてデータ信号源53から出力される。
【0058】
エンコード部54から出力される符号化された映像/音声信号と、マークアップ言語記述を含むデータ信号源53からのデータは、マルチプレクス部56で多重処理されてストリーム信号に変換され、変調部57でOFDM変調されて送信部58に供給され、RF(Radio Frequency)信号に変換されて送信アンテナ59を介して送信される。
【0059】
送信アンテナ59から送信されるデータ放送を、前述のように、図2あるいは図8に示す受信器11,81で受信して、マークアップ言語によって記述された目的地情報取得記述と、地域情報番組リンク記述に基づき、カーナビゲーション装置12から目的地情報を取得し、地域情報番組リンクリストと比較して、その結果に基づいて受信器11,81を制御することで、目的地に関連する番組を自動的に受信できるようになるものである。
【0060】
以上のように、本発明の受信システムは、カーナビゲーション装置で予め目的地情報を抽出して記憶させておき、データ放送で放送されるデータ中に、目的地情報取得記述が存在した際に、カーナビゲーション装置から目的地情報を取得し、その座標データに基づいて、データ放送の地域情報番組のリンク記述を検索して、目的地に関連する番組を探知してそれを受信するように構成したので、目的地に関連する番組を簡単な操作で自動的に受信できるようになるものである。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明の受信システムは、受信器とカーナビゲーション装置を互いに関連付けて動作させるように構成したことにより、目的地に関連する番組を自動的に受信できるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、受信システムの一実施の形態を示す構成図。
【図2】図1に示すシステムの要部の具体例を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示すシステムの他の要部の具体例を示す回路ブロック図。
【図4】図1に示すシステムの動作を説明するための図。
【図5】図1に示すシステムの動作を説明するための図。
【図6】図1に示すシステムの要部の動作を説明するためのフローチャート。
【図7】図1に示すシステムの他の要部の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】図2に示す受信システムの要部の他の具体例を示す回路ブロック図。
【図9】図8に示す回路ブロックの動作を説明するための図。
【図10】図2及び図8に示す要部で受信されるデータ放送を送信する送信装置の回路ブロック図。
【符号の説明】
11…受信器
12…カーナビゲーション装置
13…表示部
15…放送受信アンテナ
16,17,18,20…ケーブル
19…GPSアンテナ
29,43…映像出力端子
31,47…通信端子
33…GPSアンテナ入力端子
44…映像入力端子
59…送信アンテナ
Claims (6)
- 外部機器を制御して、該外部機器から情報を取得するためのコマンドと、放送番組に関するリンク情報がマークアップ言語で記述されたデータを含むデータが放送されるデータ放送を受信して前記データを得る受信手段と、
前記受信手段で得られたデータから前記外部機器に対するコマンドを抽出するコマンド抽出手段と、
前記コマンド抽出手段で抽出されたコマンドによって、前記外部機器から情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段で取得した情報に基づき、前記放送番組のリンクを選択する選択手段と、
前記選択されたリンクによって特定される放送番組を受信するように前記受信手段を制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とする受信装置。 - 前記外部機器がナビゲーション装置であり、該外部機器から取得する情報が目的地を特定する情報であり、前記選択されたリンクによって特定される放送番組が前記目的地に関連する番組であることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
- 異なる複数の地域情報が記憶された記憶媒体及びユーザが指定した目的地情報に基づき前記記憶媒体に記憶された前記地域情報を読み出す読出し手段及びその読み出された地域情報を伝送する通信手段を有するナビゲーション部と、
地域情報番組へのリンクを特定する記述と前記ナビゲーション部の記憶媒体に記憶された地域情報に対応する目的地情報関数とが記述された特定プログラム言語を含むデータ放送を受信する受信手段及びこの受信手段によって前記地域情報番組へのリンクを特定する記述及び前記ナビゲーション部の目的地情報関数記述が受信された際にデータ放送ブラウザを起動すると共に、前記ナビゲーション部から前記通信手段を介して前記地域情報を受信し、前記地域情報番組リンクの中に前記地域情報に関連するリンクが存在するか判別する目的地情報検索手段及び前記検索手段によって関連する地域情報番組が検出された際に当該番組を受信するように前記受信手段を制御する選局手段を有する受信部と、
を具備したことを特徴とする受信システム。 - 異なる複数の地域情報が記憶された記憶媒体及びユーザが指定した目的地情報に基づき前記記憶媒体に記憶された前記地域情報を読み出す読出し手段及びその読み出された地域情報を伝送する通信手段を有するナビゲーション部と、
地域情報番組へのリンクを特定する記述と前記ナビゲーション部の記憶媒体に記憶された地域情報に対応する目的地情報関数とが記述された特定プログラム言語を含むデータ放送を受信する受信手段及びこの受信手段によって前記地域情報番組へのリンクを特定する記述及び前記ナビゲーション部の目的地情報関数記述が受信された際にデータ放送ブラウザを起動すると共に、前記ナビゲーション部から前記通信手段を介して前記地域情報を受信し、前記地域情報番組リンクの中に前記地域情報に関連するリンクが存在するか判別する目的地情報検索手段及び前記検索手段によって関連する地域情報番組が検出された際に当該番組の受信予約を行なう予約手段及び前記予約された番組を受信するように前記受信手段を制御する選局手段を有する受信部と、
を具備したことを特徴とする受信システム。 - 前記プログラムが、スクリプトを含むマークアップ言語で記述されていることを特徴とする請求項3または4に記載の受信システム。
- 外部機器を制御して、該外部機器から情報を取得するためのコマンドと、放送番組に関するリンク情報がマークアップ言語で記述されたデータを含むデータが放送されるデータ放送を受信して前記データを得るステップと、
前記受信部で得られたデータから前記外部機器に対するコマンドを得るステップと、
前記コマンド抽出手段で抽出されたコマンドによって、前記外部機器から情報を入手するステップと、
前記入手した情報に基づき、前記放送番組のリンクを選択するステップと、
前記選択されたリンクによって特定される放送番組を受信するように前記受信部を制御するステップと、
を具備したことを特徴とする受信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003023326A JP2004236075A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | 受信装置、受信システム及び受信方法 |
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JP (1) | JP2004236075A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007142151A1 (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Pioneer Corporation | 出力制御装置、出力制御方法、出力制御プログラムおよび記録媒体 |
JP2008233033A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Pioneer Electronic Corp | ナビゲーション装置、情報提供サーバ、ルート探索方法、ルート探索プログラム及びルート探索システム |
JP2008300932A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Kenwood Corp | 放送受信機 |
JP2021099825A (ja) * | 2019-01-25 | 2021-07-01 | 株式会社コロプラ | プログラム、方法、および情報処理装置 |
-
2003
- 2003-01-31 JP JP2003023326A patent/JP2004236075A/ja active Pending
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