JP5239173B2 - 駆動力伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、駆動力伝達装置及び画像形成装置に関するものである。
感光体ドラム等の複数の回転部材を備える画像形成装置において回転部材を回転駆動する駆動モータの数を削減するための技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、各色トナー像に対応した複数の感光体ドラムと、各感光体ドラムに対応して設置された現像ローラと、感光体ドラム上に現像された各色トナー像が相互に重ね合わせ転写されてカラートナー像が形成される中間転写ベルトと、回転力を発生する第1のモータと、第1のモータからの回転力を、ブラック以外のトナー像に対応した静電潜像が形成される感光体ドラムおよびこれらに対応する現像ローラである第1の被駆動系に伝達する第1の伝達系と、回転力を発生する第2のモータと、第2のモータからの回転力をブラックのトナー像に対応した静電潜像が形成される感光体ドラムおよびこれに対応する現像ローラを含んで第1の被駆動系以外で構成される第2の被駆動系に伝達する第2の伝達系と、を有する構成が開示されている。
一方、一般的に歯車駆動においては、その噛み合いにおいて適正なバックラッシュを設けることが必要であり、バックラッシュは適正値より大きくても小さくても、被駆動歯車の駆動品質、特に回転精度を悪化させるが、バックラッシュが適正値より小さい場合の方が、適正値より大きい場合に比べ、駆動品質が悪化しやすいことが知られている。
特開2003−43781号公報
本発明は、複数の駆動対象を同一の駆動源で駆動するとき、一方の駆動対象への駆動力伝達が他方の駆動対象の駆動品質に及ぼす影響を軽減することを目的とする。
請求項1記載の駆動力伝達装置は、被駆動回転軸周りを回転可能な被駆動歯車を有する複数の被駆動部材と、駆動伝達回転軸周りを回転可能な駆動伝達歯車を有し、駆動力が入力され、当該駆動伝達歯車が前記複数の被駆動部材の被駆動歯車の各々と噛み合って当該複数の被駆動部材に当該駆動力を伝達する駆動伝達部と、前記駆動伝達部が前記複数の被駆動部材に駆動力を伝達する際に当該複数の被駆動部材の前記被駆動歯車から受ける駆動反力の合力が当該駆動伝達部の前記駆動伝達回転軸と当該複数の被駆動部材の前記被駆動回転軸の各々との軸間距離を広げる方向に作用する位置に当該駆動伝達部を保持する保持手段と、を含むものである。
請求項2記載の駆動力伝達装置は、請求項1記載のものに加え、大負荷被駆動回転軸周りを回転可能な歯車を有し、当該歯車が前記駆動伝達部の前記駆動伝達歯車と噛み合って駆動力が伝達されて回転し、前記複数の被駆動部材よりも回転時の負荷が大きい大負荷被駆動部材を更に含み、前記大負荷被駆動部材は、前記複数の被駆動部材の位置よりも前記保持手段によって前記駆動伝達部が保持される側に近いことを特徴とするものである。
請求項3記載の駆動力伝達装置は、請求項2記載のものに加え、前記駆動伝達部が駆動力を伝達する際に、当該駆動伝達部が前記複数の被駆動部材の前記被駆動歯車から受ける曲げモーメントと当該駆動伝達部が前記大負荷被駆動部材の前記歯車から受ける曲げモーメントとの合力は当該駆動伝達部の前記駆動伝達回転軸と当該複数の被駆動部材の前記被駆動回転軸の各々との軸間距離を広げる方向に作用することを特徴とするものである。
請求項4記載の駆動力伝達装置は、請求項2記載のものに加え、前記複数の被駆動部材は、前記駆動伝達部の駆動伝達回転軸を挟むように配置され、前記大負荷被駆動部材は、当該大負荷被駆動部材が前記駆動伝達部により駆動される際に当該駆動伝達部に与える駆動反力が当該駆動伝達部の当該駆動伝達回転軸と当該複数の被駆動部材の前記被駆動回転軸の各々との軸間距離を広げる方向に作用するように配置されている。
請求項5記載の駆動力伝達装置は、回転駆動源と、前記回転駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達歯車と、前記駆動伝達歯車と噛み合って回転駆動される第1の被駆動歯車と、前記駆動伝達歯車と噛み合って回転駆動される第2の被駆動歯車と、を含み、前記駆動伝達歯車は、前記第1の被駆動歯車及び前記第2の被駆動歯車を回転駆動する際の駆動反力の合力として、当該駆動伝達歯車と当該第1の被駆動歯車との軸間距離及び当該駆動伝達歯車と当該第2の被駆動歯車との軸間距離が広がる方向に作用する力を受けることを特徴とするものである。
請求項6記載の駆動力伝達装置は、前記回転駆動源の駆動力が伝達される第3の被駆動歯車を更に含み、前記第1の被駆動歯車と前記第2の被駆動歯車は、駆動伝達歯車の回転軸を挟むように配置され、前記第3の被駆動歯車は、前記回転駆動源の駆動力が伝達される際の駆動反力が前記駆動伝達歯車と前記第1の被駆動歯車との軸間距離及び当該駆動伝達歯車と前記第2の被駆動歯車との軸間距離が広がる方向に作用するように配置されていることを特徴とするものである。
請求項7記載の駆動力伝達装置は、請求項5に記載の駆動力伝達装置に対し、前記駆動伝達歯車よりも前記回転駆動源に近い位置に配置されると共に回転軸が当該駆動伝達歯車と共通になるように配置され、当該回転駆動源から駆動力が入力される別の駆動伝達歯車を更に含み、前記別の駆動伝達歯車に入力される駆動力は、前記駆動伝達歯車の駆動力で駆動される装置よりも負荷が大きい装置を駆動するのに用いられることを特徴とするものである。
請求項8記載の駆動力伝達装置は、請求項7記載のものに加え、前記駆動伝達歯車の駆動力で駆動される装置は、画像形成装置の像保持体であり、前記別の駆動伝達歯車の駆動力で駆動される装置は、前記画像形成装置の現像器であることを特徴とするものである。
請求項9記載の駆動力伝達装置は、被駆動回転軸周りを回転可能な被駆動歯車を有する複数の被駆動部材と、駆動伝達回転軸周りを回転可能な駆動伝達歯車を有し、駆動力が入力され、当該駆動伝達歯車が前記複数の被駆動部材の被駆動歯車の各々と噛み合って当該複数の被駆動部材に当該駆動力を伝達する駆動伝達部と、を含み、前記駆動伝達部が前記複数の被駆動部材のいずれか一に駆動力を伝達する場合に当該駆動伝達部が当該一の被駆動部材から受ける第1の駆動反力は、当該駆動伝達部の前記駆動伝達歯車と当該一の被駆動部材の前記被駆動歯車とによる第1の共通接線に対して第1の角度をなす方向に作用し、前記駆動伝達部が前記複数の被駆動部材の他の一に駆動力を伝達する場合に当該駆動伝達部が当該他の一の被駆動部材から受ける第2の駆動反力は、当該駆動伝達部の前記駆動伝達歯車と当該他の一の被駆動部材の前記被駆動歯車とによる第2の共通接線に対して第2の角度をなす方向に作用し、前記駆動伝達部の前記駆動伝達回転軸にて前記第1の駆動反力と前記第2の駆動反力とを互いにベクトル和して得た合力は、当該駆動伝達回転軸を含む位置での前記第1の共通接線と当該駆動伝達回転軸を含む位置での前記第2の共通接線とに挟まれた領域内に位置することを特徴とするものである。
請求項10記載の画像形成装置は、回転駆動部と、静電潜像が形成され、回転可能な複数の像保持体と、回転可能な回転部材を備え、前記複数の像担持体の各々に形成された静電潜像を現像剤で現像する複数の現像器と、前記複数の像保持体の各々に対応して配置され、当該複数の像保持体の各々に回転駆動力を伝達する複数の像保持体用歯車と、前記複数の像保持体用歯車のうち少なくとも2つと噛み合う歯車を有し、当該複数の像保持体用歯車と噛み合うことにより前記回転駆動部の回転駆動力を伝達する駆動伝達部と、を含み、前記駆動伝達部は、噛み合う前記複数の像保持体用歯車を駆動する際に当該複数の像保持体用歯車から受ける駆動反力の合力が当該噛み合う複数の像保持体用歯車の各々との軸間距離が広がる方向に作用する位置に保持されていることを特徴とするものである。
請求項11記載の画像形成装置は、請求項9記載のものにおいて、前記駆動伝達部の回転駆動力を複数の現像器に伝達する現像器用歯車を更に含み、前記現像器用歯車は、前記複数の像保持体用歯車の位置よりも前記駆動伝達部が保持される側に近いことを特徴とするものである。
請求項1によれば、本発明を適用しない場合に比べて、複数の駆動対象を同一の駆動源で駆動しても、一方の駆動対象への駆動力伝達が他方の駆動対象の駆動品質に及ぼす影響を軽減することが可能になる。
請求項2によれば、駆動部の変形を抑制することにより、駆動品質に及ぼす影響を更に軽減することが可能になる。
請求項3によれば、曲げモーメントによる駆動部の変形を抑制することにより、駆動品質に及ぼす影響を更に軽減することが可能になる。
請求項4によれば、複数の部材の特性に応じて最適な駆動形態を実現することが可能になる。
請求項5によれば、本発明を適用しない場合に比べて、複数の駆動対象を同一の駆動源で駆動しても、一方の駆動対象への駆動力伝達が他方の駆動対象の駆動品質に及ぼす影響を軽減することが可能になる。
請求項6によれば、複数の部材の特性に応じて最適な駆動形態を実現することが可能になる。
請求項7によれば、駆動側の変形を抑制することにより、駆動品質に及ぼす影響を更に軽減することが可能になる。
請求項8によれば、本発明を適用しない場合に比べて、像保持体と現像器という異なる装置を一つの駆動源で駆動した場合でも、高い駆動品質を維持し、高画質化を図ることが可能になる。
請求項9によれば、本発明を適用しない場合に比べて、複数の駆動対象を同一の駆動源で駆動しても、一方の駆動対象への駆動力伝達が他方の駆動対象の駆動品質に及ぼす影響を軽減することが可能になる。
請求項10によれば、本発明を適用しない場合に比べて、複数の駆動対象を同一の駆動源で駆動しても、一方の駆動対象への駆動力伝達が他方の駆動対象の駆動品質に及ぼす影響を軽減することが可能になる。
請求項11によれば、駆動側の変形を抑制することにより、駆動品質に及ぼす影響を更に軽減することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、所謂タンデム型の画像形成装置であって、例えば電子写真方式にて各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット10(10Y,10M,10C,10K)と、各画像形成ユニット10にて形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる無端状の中間転写ベルト(トナー像の担持体)15と、中間転写ベルト15上に転写された重ね画像を転写材としての用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置20と、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置30と、を備えている。また、各装置(各部)の動作を制御する制御部40を有している。
本実施の形態において、各画像形成ユニット10(10Y,10M,10C,10K)は、矢印A方向に回転する感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの周囲に電子写真用デバイスが配設されている。すなわち、これらの感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kが帯電される帯電器12と、感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上に静電潜像が書込まれるレーザ露光器13(図1において露光ビームを符号Bmで示す)と、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置14Y,14M,14C,14Kと、が配設されている。また、感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に転写する一次転写ロール16と、感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上の残留トナーが除去されるドラムクリーナ17と、が配設されている。
これらの画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y色)、マゼンタ(M色)、シアン(C色)、黒(K色)の順に配置されている。
また、中間転写体である中間転写ベルト15は、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させたフィルム状の無端ベルトである。この中間転写ベルト15は、各種ロールによって図1に示す矢印B方向に所定の速度で循環駆動(回動)可能に構成されている。この各種ロールとして、図示しないモータにより駆動されて中間転写ベルト15を回動させる駆動ロール31と、中間転写ベルト15に対して一定の張力を与えると共に中間転写ベルト15の蛇行を防止する機能を備えたテンションロール32とを有する。他の各種ロールとして、中間転写ベルト15を支持し、一定の張力を与える従動ロール35と、二次転写する部分に設けられたバックアップロール(支持ロール)28とを有している。
各感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kに対向して設けられたモジュール18において、略直線状に延びる中間転写ベルト15の内側に設けられる各一次転写ロール16には、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上のトナー像が中間転写ベルト15に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上に重ねトナー像が形成されるようになっている。
二次転写装置20は、中間転写ベルト15のトナー像担持面側に配置される二次転写ロール22と、その対向ロールとしてのバックアップロール28と、を備えている。すなわち、二次転写ロール22は、中間転写ベルト15を挟んでバックアップロール28に圧接配置されている。このように構成された二次転写装置20によって、中間転写ベルト15上に多重転写された可視像が、二次転写位置に所定のタイミングで搬送される用紙Pに転写される。また、二次転写位置で二次転写されると、用紙Pは、定着装置30へと搬送される。
バックアップロール28の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト15上の残留トナーや紙粉を除去し、中間転写ベルト15の表面をクリーニングするベルトクリーナ37が接離自在に設けられている。
一方、二次転写装置20における二次転写位置の上流側には、各画像形成ユニット10における画像形成タイミングをとるための基準となる基準信号を発生する基準センサ(ホームポジションセンサ)39が配置されている。この基準センサ39は、中間転写ベルト15の裏側に設けられた所定のマークを認識して基準信号を発生し、この基準信号の認識に基づく制御部40からの指示により、各画像形成ユニット10は画像形成を開始するように構成されている。
また、黒の画像形成ユニット10Kの下流側には、画質調整を行うための画像濃度センサ38が配設されている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の基本的な作像プロセスについて説明する。図示しない画像読取装置(IIT)や図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等から出力される画像データは、図1に示す画像形成装置に入力される。画像形成装置では、図示しない画像処理装置(IPS)にて所定の画像処理が施された後、画像形成ユニット10等によって作像作業が実行される。画像処理装置(IPS)では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、レーザ露光器13に出力される。
レーザ露光器13では、入力された色材階調データに応じて、例えば半導体レーザから出射された露光ビームBmを画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々の感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kに照射している。画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kでは、帯電器12によって表面が帯電された後、このレーザ露光器13によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにて、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像として現像される。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上に形成されたトナー像は、各感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kと中間転写ベルト15とが当接する一次転写部にて、中間転写ベルト15上に転写される。より具体的には、一次転写部において、一次転写ロール16にて中間転写ベルト15の基材に対しトナーの帯電極性と逆極性の電圧が付加され、未定着トナー像が中間転写ベルト15の表面に順次重ね合わせられて一次転写が行われる。このようにして一次転写された未定着トナー像は、中間転写ベルト15の回転に伴って二次転写装置20に搬送される。
二次転写装置20では、用紙Pへの二次転写のタイミングに合わせ、中間転写ベルト15が間に挟まれた状態にて二次転写ロール22がバックアップロール28に押圧される。このとき、タイミングを合わせて搬送された用紙Pは、中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間に挟み込まれる。そして、二次転写ロール22に対向電極として転写電界が形成され、二次転写ロール22とバックアップロール28とによって押圧される二次転写位置にて、中間転写ベルト15上に担持された未定着トナー像が用紙Pに静電転写される。
その後、トナー像が静電転写された用紙Pは、二次転写ロール22によって中間転写ベルト15から剥離された状態でそのまま搬送される。そして、定着装置30における最適な搬送速度に合わせて速度が変えられて、用紙Pが定着装置30まで搬送される。用紙P上の未定着トナー像は、定着装置30によって熱および圧力で定着処理を受けることで用紙P上に定着される。定着画像が形成された用紙Pは、排出ロール(図示せず)によって装置の外部に排出される。
一方、用紙Pへの転写が終了した後、中間転写ベルト15上に残った残留トナーは、中間転写ベルト15の回動に伴ってクリーニング部まで搬送され、ベルトクリーナ37によって中間転写ベルト15上から除去される。
図2は、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの感光体ドラム11Y,11M,11C,11K及び現像装置14Y,14M,14C,14Kを駆動する駆動系を説明するブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置は、回転駆動源である駆動モータM1及び駆動モータM2と、動力伝達機構T1,T2と、を備えている。駆動モータM1,M2は、制御部40により制御されている。駆動モータM1が作動すると、その回転駆動力は、駆動伝達部を含む動力伝達機構T1によって画像形成ユニット10Y,10M,10Cの感光体ドラム11Y,11M,11C及び現像装置14Y,14M,14Cに伝達される。また、駆動モータM2が作動すると、その駆動力は、動力伝達機構T2によって画像形成ユニット10Kの感光体ドラム11K及び現像装置14Kに伝達される。
このように、本実施の形態では、白黒印刷のときには制御部40によって駆動モータM2のみが作動され、カラー印刷のときには制御部40によって駆動モータM1,M2が作動される。
次に、動力伝達機構T1,T2を説明する。
図3及び図4は、動力伝達機構T1,T2を説明するための斜視図である。付言すると、図3は、アウト側(フロント側)かつ矢印B(図1参照)上流側から見た斜視図であり、図4は、イン側(裏側)かつ矢印B上流側から見た斜視図である。また、図5は、駆動モータM1付近を示す平面図である。
図3に示すように、動力伝達機構T1に回転駆動力を供給する駆動モータM1は、保持手段であるフレームF1に取り付けられている。そして、図5に示すように、駆動モータM1の回転駆動力は、まず駆動伝達部51に伝達される。この駆動伝達部51は、駆動モータM1の図示しない出力軸に取り付けられている。すなわち、駆動伝達部51は、駆動モータM1を介してフレームF1に回転可能に支持されており、いわゆる片持ち支持されている。なお、駆動伝達部51を駆動モータM1の出力軸と一体に構成することも考えられる。
図5に示すように、駆動伝達部51は、同軸の駆動伝達歯車である歯車61,71を備えており、いわゆる2段ギヤで構成されている。歯車61は、第1の被駆動歯車の一例である歯車62と噛み合うと共に、第2の被駆動歯車の一例である歯車65とも噛み合っている。また、歯車71は、第3の被駆動歯車の一例である歯車72と噛み合っている。すなわち、駆動伝達部51に入力した駆動モータM1の回転駆動力は、歯車61と歯車71とに分岐される。
ここで、後述するように、歯車62,65は、感光体ドラム11Y,11M,11Cを回転駆動する駆動力を伝達するためのもの(感光体駆動系)であり、また、歯車72は、現像装置14Y,14M,14Cを回転駆動する駆動力を伝達するためのもの(現像駆動系)である。付言すると、現像装置14Y,14M,14Cにおいて回転駆動される部材としては、例えば、現像剤を表面に保持し像保持体上の潜像を現像する現像ロールや、現像剤を回転して撹拌搬送する図示しないオーガ等を挙げることができる。そして、一般的に現像装置14Y,14M,14Cを回転駆動する際の負荷は、感光体ドラム11Y,11M,11Cを回転駆動する際の負荷よりも大きい。負荷の大きい歯車72は、駆動伝達部51の根元側に位置し、負荷の小さい歯車62,65は、駆動伝達部51の先端側に位置する。言い換えると、大きい負荷の駆動伝達系は駆動伝達部51の根元側から分岐し、小さい負荷の駆動伝達系は駆動伝達部51の先端側から分岐する。
また、本実施例における歯車62,65のモジュールは、歯車72のモジュールよりも小さい。ここにいうモジュールとは、歯車の大きさを表すために使われる用語をいい、ピッチ円直径dを歯数Zで除した値である。すなわち、モジュールmは、m=d/Zの式を用いて求めることができる。また、歯車62,65,72は、歯が軸に対して傾いているはすば歯車であり、そのねじれ方向は同じである。なお、歯車61,62,65で発生する噛み合い周期と歯車71,72で発生する噛み合い周期とが互いに同じであり、それぞれの位相が変動を打ち消し合うような位相となっている。歯車61の歯数と歯車71の歯数とは互いに同じである。
ここで、感光体ドラム11Y,11M,11Cは、現像装置14Y,14M,14Cを回転駆動する際の回転精度よりも高い回転精度が要求される。すなわち、感光体ドラム11Y,11M,11Cの回転変動は、現像装置14Y,14M,14Cよりも小さくなければならない。言い換えると、現像装置14Y,14M,14Cの許容される回転変動は、感光体ドラム11Y,11M,11Cの許容される回転変動よりも大きい。
図3及び図4に示すように、歯車61に係合する歯車62は歯車63と噛み合い、この歯車63は歯車64と噛み合っている。このように、駆動モータM1の回転駆動力は、駆動伝達部51の歯車61から歯車62,65に伝達され、歯車62に伝達された駆動力が歯車63,64へと伝達されていく。
更に説明すると、歯車62には、感光体ドラム11Mが同軸に取り付けられ、歯車64には、感光体ドラム11Yが同軸に取り付けられ、歯車65には、感光体ドラム11Cが同軸に取り付けられている。このようにして、駆動モータM1により、感光体ドラム11Y,11M,11Cが回転駆動される。なお、感光体ドラム11Y,11M,11Cが駆動モータM1の駆動力により互いに同一方向に回転駆動されるように、動力伝達機構T1は構成されている。
ここで、歯車62は、2つの感光体ドラム11Y,11Mを駆動するための駆動力を歯車61から伝達され、歯車65は、1つの感光体ドラム11Cを駆動するための駆動力を歯車61から伝達される。このため、歯車62の回転負荷は、歯車65の回転負荷よりも大きい。
また、歯車71と噛み合っている歯車72は、図3に示す歯車73と噛み合っている。そして、図3に示すように、歯車73は、歯車74と噛み合うと共に歯車77とも噛み合っている。歯車74は、図3及び図4に示すように、歯車75と噛み合い、また、歯車75は、歯車76と噛み合っている。このように、駆動モータM1の駆動力は、駆動伝達部51の歯車71から歯車72,73にまず伝達される。そして、歯車73に伝達された駆動力は、歯車74,77に伝達され、更に、歯車74に伝達された駆動力が歯車75,77へと伝達されていく。
更に説明すると、歯車74には、現像装置14Mの被駆動軸が同軸に取り付けられ、歯車76には、現像装置14Yの被駆動軸が同軸に取り付けられ、歯車77には、現像装置14Cの被駆動軸が同軸に取り付けられている。したがって、駆動モータM1により、現像装置14Y,14M,14Cが回転駆動される。
なお、現像装置14Y,14M,14Cが駆動モータM1の回転駆動力により同一方向に回転駆動されるように、動力伝達機構T1は構成されている。また、本実施例において現像装置14Y,14M,14Cが回転駆動する方向は、感光体ドラム11Y,11M,11Cが回転駆動する方向と同じである。
上述したように、動力伝達機構T1は、駆動伝達部51と、感光体ドラム11Y,11M,11Cに駆動力を伝達するための歯車61,62,63,64,65と、現像装置14Y,14M,14Cに駆動力を伝達するための歯車71,72,73,74,75,76,77と、を備えている。
また、図3に示すように、動力伝達機構T2に駆動力を供給する駆動モータM2は、フレームF2に取り付けられている。そして、駆動モータM2の駆動力は、図4に示す駆動伝達部52にまず伝達される。図4に示すように、駆動伝達部52は、同軸の歯車81,91を備えている。図4に示すように、歯車81は、歯車82と噛み合っている。また、図3及び図4に示すように、歯車91は、歯車92と噛み合っている。このように、駆動モータM2の駆動力は、駆動伝達部52の歯車81及び歯車91に伝達され、歯車81に伝達された駆動力は歯車82に伝達され、また、歯車91に伝達された駆動力は歯車92に伝達されていく。
更に説明すると、歯車82には、感光体ドラム11Kが同軸に取り付けられている。また、歯車92には、現像装置14Kが同軸に取り付けられている。したがって、駆動モータM2により、感光体ドラム11Kが回転駆動されると共に現像装置14Kが回転駆動される。
なお、感光体ドラム11Kが回転駆動する方向は、感光体ドラム11Y,11M,11Cが回転駆動する方向と同じである。また、現像装置14Kが回転駆動する方向は、現像装置14Y,14M,14Cが回転駆動する方向と同じである。
上述したように、動力伝達機構T2は、駆動伝達部52と、感光体ドラム11Kに駆動力を伝達するための歯車81,82と、現像装置14Kに駆動力を伝達するための歯車91,92と、を備えている。
図6は、歯車61,62,65の相互の関係を説明するための概略構成図である。なお、図6は、駆動モータM1(図5参照)側から歯車61,62,65を見た図であり、言い換えると、装置の奥側(リヤ側)から見た図である。そのため、図6に示す矢印Aの方向は、図1に示す矢印Aの方向と逆になっている。また、図6に示す歯車61,62,65の円形状は、各ピッチ円を示すものである。
図6に示すように、歯車61が回転して歯車62に駆動力(歯面に作用する力)D62を伝達すると、歯車61は駆動反力R62を受ける。この駆動反力R62は、駆動力D62の逆ベクトルである。すなわち、駆動反力R62は、駆動力D62と大きさが同じであり、駆動力D62の方向とは逆の方向である。
更に説明すると、駆動力D62の矢印の長さ及び駆動反力R62の矢印の長さは共に、負荷の大きさ2Xである。また、駆動力D62の矢印の方向及び駆動反力R62の矢印の方向は、歯車61と歯車62との共通接線C62に対して所定の圧力角αの傾きを持つ方向である。本実施例における圧力角αとしては、20度である。
図6に示すように、歯車61が回転して歯車65に駆動力D65を伝達すると、歯車61は駆動反力R65を受ける。この駆動反力R65は、駆動力D65の逆ベクトルであり、したがって、大きさが駆動力D65と同じで、方向が駆動力D65の逆方向である。
更に説明すると、駆動力D65の矢印の長さ及び駆動反力R65の矢印の長さは共に、負荷の大きさXである。すなわち、駆動力D65の矢印の長さ及び駆動反力R65の矢印の長さは、駆動力D62の矢印の長さ及び駆動反力R62の矢印の長さの半分である。これは、上述したように、歯車62は、2つの感光体ドラム11Y,11Mの回転駆動を担っており、その一方で、歯車65は、1つの感光体ドラム11Cの回転駆動を担っていることに起因する。
また、駆動力D65の矢印の方向及び駆動反力R65の矢印の方向は、歯車61と歯車65との共通接線C65に対して所定の圧力角αの傾きを持つ方向である。なお、共通接線C65は、共通接線C62ないし軸線分(軸同士を結ぶ線)に対して所定の角度の傾きを持っている。この所定の角度としては、軸線分に対する角度θ65である。この角度θ65としては、例えば13度や25度等の値を選択することが考えられる。付言すると、共通接線C62と軸線分とは互いに直交する関係にある。
図7は、歯車61が歯車62,65から受ける駆動反力R62,R65及び合力Sを説明するための概略構成図である。
歯車61は、歯車62,65の駆動に伴って駆動反力R62,R65を受ける。この駆動反力R62,R65を歯車61の回転軸を中心に平行移動してそのベクトル和を求めると、図7に示す合力Sになる。この合力Sの矢印は、線C62'と線C65'とに挟まれた領域内に位置する。ここにいう線C62'は、図6に示す共通接線C62と平行な線であり、ここにいう線C65'は、図6に示す共通接戦C65と平行な線である。更に説明すると、合力Sの矢印は、線C62'よりも歯車62の外側すなわち歯車62から離れる方向に向いている。また、合力Sの矢印は、線C65'よりも歯車65の外側すなわち歯車65から離れる方向に向いている。したがって、駆動反力R62,R65により、歯車61は、歯車61と歯車62との軸間距離L62が広がる方向に合力Sを受け、かつ、歯車61と歯車65との軸間距離L65が広がる方向に合力Sを受ける。言い換えると、歯車61は、合力Sが軸間距離L62,L65を広げる方向に作用するように、歯車62,65に対する位置に配設されている。
図8は、歯車71,72の相互の関係を説明するための概略構成図である。なお、図8には、歯車61,62,65を破線で図示している。また、図8に示す歯車61,62,65,71,72の円形状は、各ピッチ円を示すものである。
図8に示すように、歯車71が回転して歯車72に駆動力D72を伝達すると、歯車71は駆動反力R72を受ける。この駆動反力R72は、駆動力D72の逆ベクトルであり、したがって、駆動力D72と大きさが同じであり、駆動力D72の方向とは逆の方向である。
更に説明すると、駆動力D72の矢印の長さ及び駆動反力R72の矢印の長さは共に、負荷の大きさYである。また、駆動力D72の矢印の方向及び駆動反力R72の矢印の方向は、歯車71と歯車72との共通接線C72に対して所定の圧力角αの傾きを持つ方向である。なお、共通接線C72は、共通接線C62(図6参照)ないし軸線分(歯車61の回転軸と歯車62の回転軸とを互いに結ぶ線)に対して所定の角度の傾きを持っている。この所定の角度としては、この軸線分に対する角度θ72である。この角度θ72としては、例えば15度等の値を選択することが考えられる。
図9は、歯車71が歯車72から受ける駆動反力R72を説明するための概略構成図である。なお、図9には、歯車61,62,65を実線で図示している。
歯車71は、歯車72の駆動に伴って駆動反力R72を受ける。この駆動反力R72を歯車72の回転軸を中心に平行移動すると、図9に示すように、駆動反力R72は、線C62'と線C65'とに挟まれた領域内に位置する。また、合力Sと駆動反力R72とのベクトル和もまた、線C62'と線C65'とに挟まれた領域内に位置する。
ここで、図5に示すように、駆動伝達部51における位置が歯車61と歯車71とでは互いに異なる。このため、駆動反力R62,R65(図7参照)による曲げモーメントと駆動反力R72(図9参照)による曲げモーメントとの合力が線C62'と線C65'とに挟まれた領域内に位置するように位置関係を規定することが考えられる。
以上、画像形成装置を例に挙げ本発明を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、駆動伝達部51によって駆動される歯車は3以上であっても良い。本発明は複数の被駆動物を単一の駆動源によって歯車駆動する装置において、広く適用可能である。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 画像形成ユニットの感光体ドラム及び現像装置を駆動する駆動系を説明するブロック図である。 動力伝達機構を説明するための斜視図である。 動力伝達機構を説明するための斜視図である。 駆動モータ付近を示す平面図である。 歯車相互の関係を説明するための概略構成図である。 駆動反力及び合力を説明するための概略構成図である。 歯車相互の関係を説明するための概略構成図である。 駆動反力を説明するための概略構成図である。
符号の説明
10,10Y,10M,10C,10K…画像形成ユニット、11Y,11M,11C,11K…感光体ドラム、14Y,14M,14C,14K…現像装置、51,52…駆動伝達部、61,62,63,64,65,71,72,73,74,75,76,77,81,82,91,92…歯車、C62,C65…共通接線、C62',C65'…線、D62,D65…駆動力、F1,F2…フレーム、L62,L65…軸間距離、M1,M2…駆動モータ、R62,R65…駆動反力、S…合力、T1,T2…動力伝達機構、α…圧力角、θ62,θ65…角度

Claims (11)

  1. 被駆動回転軸周りを回転可能な被駆動歯車を有する複数の被駆動部材と、
    駆動伝達回転軸周りを回転可能な駆動伝達歯車を有し、駆動力が入力され、当該駆動伝達歯車が前記複数の被駆動部材の被駆動歯車の各々と噛み合って当該複数の被駆動部材に当該駆動力を伝達する駆動伝達部と、
    前記駆動伝達部が前記複数の被駆動部材に駆動力を伝達する際に当該複数の被駆動部材の前記被駆動歯車から受ける駆動反力の合力が当該駆動伝達部の前記駆動伝達回転軸と当該複数の被駆動部材の前記被駆動回転軸の各々との軸間距離を広げる方向に作用する位置に当該駆動伝達部を保持する保持手段と、
    を含む駆動力伝達装置。
  2. 大負荷被駆動回転軸周りを回転可能な歯車を有し、当該歯車が前記駆動伝達部の前記駆動伝達歯車と噛み合って駆動力が伝達されて回転し、前記複数の被駆動部材よりも回転時の負荷が大きい大負荷被駆動部材を更に含み、
    前記大負荷被駆動部材は、前記複数の被駆動部材の位置よりも前記保持手段によって前記駆動伝達部が保持される側に近いことを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達装置。
  3. 前記駆動伝達部が駆動力を伝達する際に、当該駆動伝達部が前記複数の被駆動部材の前記被駆動歯車から受ける曲げモーメントと当該駆動伝達部が前記大負荷被駆動部材の前記歯車から受ける曲げモーメントとの合力は当該駆動伝達部の前記駆動伝達回転軸と当該複数の被駆動部材の前記被駆動回転軸の各々との軸間距離を広げる方向に作用することを特徴とする請求項2に記載の駆動力伝達装置。
  4. 前記複数の被駆動部材は、前記駆動伝達部の駆動伝達回転軸を挟むように配置され、
    前記大負荷被駆動部材は、当該大負荷被駆動部材が前記駆動伝達部により駆動される際に当該駆動伝達部に与える駆動反力が当該駆動伝達部の当該駆動伝達回転軸と当該複数の被駆動部材の前記被駆動回転軸の各々との軸間距離を広げる方向に作用するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の駆動力伝達装置。
  5. 回転駆動源と、
    前記回転駆動源からの駆動力を伝達する駆動伝達歯車と、
    前記駆動伝達歯車と噛み合って回転駆動される第1の被駆動歯車と、
    前記駆動伝達歯車と噛み合って回転駆動される第2の被駆動歯車と、
    を含み、
    前記駆動伝達歯車は、前記第1の被駆動歯車及び前記第2の被駆動歯車を回転駆動する際の駆動反力の合力として、当該駆動伝達歯車と当該第1の被駆動歯車との軸間距離及び当該駆動伝達歯車と当該第2の被駆動歯車との軸間距離が広がる方向に作用する力を受けることを特徴とする駆動力伝達装置。
  6. 前記回転駆動源の駆動力が伝達される第3の被駆動歯車を更に含み、
    前記第1の被駆動歯車と前記第2の被駆動歯車は、駆動伝達歯車の回転軸を挟むように配置され、
    前記第3の被駆動歯車は、前記回転駆動源の駆動力が伝達される際の駆動反力が前記駆動伝達歯車と前記第1の被駆動歯車との軸間距離及び当該駆動伝達歯車と前記第2の被駆動歯車との軸間距離が広がる方向に作用するように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の駆動力伝達装置。
  7. 前記駆動伝達歯車よりも前記回転駆動源に近い位置に配置されると共に回転軸が当該駆動伝達歯車と共通になるように配置され、当該回転駆動源から駆動力が入力される別の駆
    動伝達歯車を更に含み、
    前記別の駆動伝達歯車に入力される駆動力は、前記駆動伝達歯車の駆動力で駆動される装置よりも負荷が大きい装置を駆動するのに用いられることを特徴とする請求項5に記載の駆動力伝達装置。
  8. 前記駆動伝達歯車の駆動力で駆動される装置は、画像形成装置の像保持体であり、
    前記別の駆動伝達歯車の駆動力で駆動される装置は、前記画像形成装置の現像器であることを特徴とする請求項7に記載の駆動力伝達装置。
  9. 被駆動回転軸周りを回転可能な被駆動歯車を有する複数の被駆動部材と、
    駆動伝達回転軸周りを回転可能な駆動伝達歯車を有し、駆動力が入力され、当該駆動伝達歯車が前記複数の被駆動部材の被駆動歯車の各々と噛み合って当該複数の被駆動部材に当該駆動力を伝達する駆動伝達部と、
    を含み、
    前記駆動伝達部が前記複数の被駆動部材のいずれか一に駆動力を伝達する場合に当該駆動伝達部が当該一の被駆動部材から受ける第1の駆動反力は、当該駆動伝達部の前記駆動伝達歯車と当該一の被駆動部材の前記被駆動歯車とによる第1の共通接線に対して第1の角度をなす方向に作用し、
    前記駆動伝達部が前記複数の被駆動部材の他の一に駆動力を伝達する場合に当該駆動伝達部が当該他の一の被駆動部材から受ける第2の駆動反力は、当該駆動伝達部の前記駆動伝達歯車と当該他の一の被駆動部材の前記被駆動歯車とによる第2の共通接線に対して第2の角度をなす方向に作用し、
    前記駆動伝達部の前記駆動伝達回転軸にて前記第1の駆動反力と前記第2の駆動反力とを互いにベクトル和して得た合力は、当該駆動伝達回転軸を含む位置での前記第1の共通接線と当該駆動伝達回転軸を含む位置での前記第2の共通接線とに挟まれた領域内に位置することを特徴とする駆動力伝達装置。
  10. 回転駆動部と、
    静電潜像が形成され、回転可能な複数の像保持体と、
    回転可能な回転部材を備え、前記複数の像担持体の各々に形成された静電潜像を現像剤で現像する複数の現像器と、
    前記複数の像保持体の各々に対応して配置され、当該複数の像保持体の各々に回転駆動力を伝達する複数の像保持体用歯車と、
    前記複数の像保持体用歯車のうち少なくとも2つと噛み合う歯車を有し、当該複数の像保持体用歯車と噛み合うことにより前記回転駆動部の回転駆動力を伝達する駆動伝達部と、
    を含み、
    前記駆動伝達部は、噛み合う前記複数の像保持体用歯車を駆動する際に当該複数の像保持体用歯車から受ける駆動反力の合力が当該噛み合う複数の像保持体用歯車の各々との軸間距離が広がる方向に作用する位置に保持されていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記駆動伝達部の回転駆動力を複数の現像器に伝達する現像器用歯車を更に含み、
    前記現像器用歯車は、前記複数の像保持体用歯車の位置よりも前記駆動伝達部が保持される側に近いことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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