JP5238146B2 - 食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置 - Google Patents

食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置 Download PDF

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本発明は、食品等の内容物を入れた食品パック用袋の開放部から該食品パック用袋の中に紛れ込んだ空気を押し出した後に開放部を閉じることを目的として食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置に関する。
なお、本発明を利用して作られた空気抜きをして閉じた、食品パック用袋は以下のような有意義な利用目的を備えている。
・ 食品パック用袋の中に自然と入ってしまう空気を押し出して、なるべく空気が抜いた状態で食品パック用袋を閉じることを目的としている。こうして空気があまり入って以内状態で食品を入れて閉じた食品パック用袋は、通常において、一旦保存される。そのご所望のタイミングで食品パック用袋をお湯の中に入れて、加熱調理をする。この様な調理方法において、食品パック用袋の中に自然と入ってしまう空気を押し出して、なるべく空気が抜いた状態で食品パック用袋を閉じるということは、加熱処理時において、食品パック用袋の外皮を通じて、内容物である食品に熱が伝達しやすくすることがその目的の一つである。従って、例えば電気沸騰ポット等のある程度の容量を有したお湯を一定時間高温維持または高温保存することが可能な容器を用いることにより、火を使用しなくても安全に過熱調理を行うこともできる。この様な調理方法であれば、調理に使用する器具が少なくなり、結果として調理器具を洗浄する水や洗剤も劇的に減少することとなる。二次的な効果としては、食品を保存する冷蔵庫の保存時に占有する体積を小さくすることができる点である。
・ 密封された食品パック用袋は、外側のお湯によって加熱される課程において、通常の鍋の中で加熱している時とことなり、ほぼ全体から熱を受けることができ、まんべんなく加温がなされる。また、封印された食品パック用袋内における対流は、鍋内に比較すると、熱の温度差も少ないことも手伝って、非常に少ない。従って、内容物の煮崩れがすくない。
・ 以上の処理の流れによって一定の時間加熱処理をすると、食品パック用袋内においても、水蒸気は発生し、食品パック用袋内は膨らむ。従って、内容物と加熱用の熱湯との間に水蒸気が挟まる状態となり、さらに、浮き上がる。従って、食品パック用袋内の内容物に対して熱湯からの熱伝導は減少する。過加熱を防止することがように働く。
食品パック用袋の中に自然と入ってしまう空気を押し出して、なるべく空気を抜いた状態で食品パック用袋を閉じる方法、水の中に袋を入れて水圧で空気を押し出す方法や、袋の出入り口にストローを入れて、利用者自身の口で吸い出す方法が提案されている。また、食品パック用袋に対して、余分な空気を取り除く方法の一例として特許文献1が挙げられる。この発明はパンを包装 する方法であって、エアーを吹き込んで口部を拡げることによりパンが収納された包装袋の口部の皺を伸ばす工程、上下方向から押さえることにより皺を伸ばされた口部を上下水平状態に潰す工程、パン間際を上下方向から押さえて閉鎖することにより包装 袋内の余分な空気 を排出させる工程、移動させながら加熱することにより上下水平状態に潰した口部をシールする工程とよりなるパンを包装する方法である。
特開2002−120804号公開公報
しかしながら、上述の水圧の利用は、必ずしも成功するとは限らず、また、袋の周りは必ず濡れることになり、できあがった袋をそのつど水分をぬぐい去らないと冷蔵庫に入れることができない課題があった。一方、ストローによる吸い出しは、生の食品などを取り扱うこともあるために、健康上において、必ずしも良いとは限らない。さらに、健康上問題がないものであっても、食品の空気を吸い込むことは好まれていない。したがって、食品の種類に関係なく安定的に空気抜きができる方法が望まれている。高齢者世帯の増加および社会的弱者の支援、例えば、何らかの理由により半身不自由であったり筋力の低下により通常の生活が困難とされる方々の自立支援に伴い少量の食材でも安全に調理する方法が望まれ、さらに、家庭用として利用する場合でも、パーティー等のように数家族分を用意する場合においては、上記の水圧利用では、時間的な効率が悪く、ストローによる吸い出し方法では、時間の問題に加えて、多数の処理には身体的に無理があった。
一方、引用文献1の手法は、同じ形態の食品を連続処理することに適しているが、本発明の目的は基本的に多種多様な食品を入れる多目的な食品パック用袋に対して空気抜きをしながら閉じることを目的としており、その手法としては適合しない。さらに、袋の開口部を広げるためにエアーを吹き込みその後、吸引する手法を達成するためには、エアーの吹き込み装置と吸引装置の両方を用意する必要がある点において、一般家庭を対象とした場合にはコスト面で困難さがある。また、食品パック用袋に対して直接的に機械が作用するので、工場などの衛生面で管理された環境で使用する必要があった。
本発明では、以上の様に、多種多様な食品を入れる多目的な食品パック用袋に対して空気抜きをしながら閉じることを目的とし、しかも、高齢者や社会的弱者とされる方々が容易に利用することができること、パーティー等のように数家族分を用意するための連続作業を行っても肉体的に困難さがないこと、および空気抜きをして封印する作業時において食品パック用袋に対して直接触れることによる衛生面の問題がないこと、等を配慮した食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、食品等の内容物を入れた食品パック用袋の外側に配置される外側膜状要素と、
外側膜状要素の内側の空気を吸引して外側膜状要素の内側に負圧を形成し得る吸引ポンプと、
一端が外側膜状要素の外側で前記吸引ポンプに接続され、他端が外側膜状要素の内側で吸引分散手段に接続される吸引導入手段と、
前記外側膜状要素の内側に配置され、前記吸引導入手段を介して前記吸引ポンプにより吸引を行う時に、外側膜状要素の内側の空気を多方向から吸引するよう放射状にのびる複数の空気案内路が形成された吸引分散手段と
を備え、
前記吸引分散手段が前記外側膜状要素と別体であり、
前記外側膜状要素が、ビニール袋又はラッピング膜から成り、
前記吸引分散手段及び吸引導入手段を介して、外側膜状要素の外側から前記吸引ポンプで外側膜状要素の内側の空気を吸引して、食品パック用袋が配置された外側膜状要素の内側に負圧を形成することで、外側膜状要素を介して食品パック用袋に圧力を作用させ、食品パック用袋の開放部から食品パック用袋の中の空気を抜き出した後、外側膜状要素が食品パック用袋から離れない状態で、前記食品パック用袋の開放部を密封することができるようにした
ことを特徴とする食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置である。
請求項2に記載の発明は、食品パック用袋が、その開放部を密封する密封手段を一体的に備えていることを特徴とする請求項1に記載の食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置である。
請求項3に記載の発明は、食品パック用袋とは別体に構成された食品パック用袋の開放部を密封する密封手段を、さらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置である。
請求項4に記載の発明は、前記外側膜状要素がビニール袋であり、前記吸引導入手段が外側膜状要素の内側から外側膜状要素に孔をあけて貫通するように構成され、前記吸引導入手段が、外側膜状要素の外側から前記吸引導入手段の周囲を密閉する吸盤状部材を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置である。
請求項1で定義された発明の効果は次のとおりである。
食品等の内容物を入れた食品パック用袋の開放部から該食品パック用袋の中に紛れ込んだ空気を該食品パック用袋から押し出すように、該食品パック用袋に対して圧力を印加する外側膜状要素は、食品パック用袋を外側から押しているので、食品パック用袋を手で押したり水の中に付けるような手法よりも、衛生的である。
さらに、該食品パック用袋の中に含んだ空気を該食品パック用袋から押し出せるように、該外側膜状要素を該食品パック用袋の方向に付勢する要素を備えている。この付勢する要素は、外側膜状要素の内側の空気を吸引して外側膜状要素の内側に負圧を形成し得る吸引ポンプと、一端が外側膜状要素の外側で前記吸引ポンプに接続され、他端が外側膜状要素の内側で吸引分散手段に接続される吸引導入手段と、前記外側膜状要素の内側に配置され、前記吸引導入手段を介して前記吸引ポンプにより吸引を行う時に、外側膜状要素の内側の空気を多方向から吸引するよう放射状にのびる複数の空気案内路が形成された吸引分散手段とから成る。
該食品パック用袋の中に含んだ空気の一部が該食品パック用袋の中から外に押し出された後に、該食品パック用袋の開放部を閉じる要素を設けている。空気を押し出してから、開放部を閉じる手段としては、通常において、本実施例でも示したようにクリップを利用する。このクリップはさらに好ましくは上から押さえつけるだけで閉じることが可能な、押圧型のクリップとすることができ、本発明においては、特に外側膜状要素によって衛生的に押さえつけられた状態で、閉じることを特徴としている。
従って、これら一連の構成によって、該食品パック用袋は衛生的に空気出しが完了したのちに、その外側膜状要素を外さずに該食品パック用袋を閉じているので衛生的である。
このように吸引ポンプを用いた負圧による該外側膜状要素を該食品パック用袋の方向に印加する手法は、外側膜状要素を緩衝材を介して直接的に手で押す場合に比較して、空気抜きの性能が優れている上に、例えば緩衝材を介して手で押さえるような手法に比べると、食品の型くずれが無く、空気抜きを達成することができる。また、高齢者や社会的弱者とされる方々が食事の準備のために食品パック用袋の空気抜きをしたり、パーティーなどのように家庭の人数を超えるような多数の空気抜き処理を食品パック用袋に行う場合には、吸引ポンプを用いることが必要であり、特にこの吸引ポンプの駆動を足踏みとして利用することで、無理なく処理を行うことが可能となる。
本発明の第1実施例に関して図1を参照して説明する。1は負圧用ポンプ、2は延長パイプ、3は吸引導入部、4は吸引口分散部、5は外側膜状部材(要素)、6は食品パック用袋、7は該食品パック用袋の開口部、8は該開口部を閉じるための密封手段(閉じる要素)、9は下側面である。
図中において、清潔なテーブル用意し、該テーブル面を下側面9として、その下側面9の上に吸引導入部(吸引導入手段)3、その吸引導入部3と延長パイプ34を介して接続される吸引分散部(吸引分散手段)4、および該吸引分散部4に対して密封手段8が載置される。上記密封手段8は上側部分8aと下側部分8bとで構成され、食品が入れられた食品パック用袋6を上側部分8aと下側部分8bとの間に配置する。なお、密封手段8の間に食品パック用袋を配置した時点では、まだ密封手段8による密封は行わない状態とする。一方、吸引導入部3と負圧用ポンプ1とは可撓性の延長パイプ2を介して接続する。以上状態において、負圧ポンプならびに延長パイプ2を除いた全体に対して上から透明薄膜体からなる、外側膜状部材5を乗せ、利用者の手をその外側膜状部材5上においてテーブル側へ軽く押さえつける。その後、負圧用ポンプを利用者の手または足によって、上下動をさせて、負圧を発生させ、延長パイプ2を介し、吸引導入部3をさらに介して吸引分散部4で空気の吸引がなされる。
なお、図1でみられるように、食品パック用袋6に対して十分に広く外側膜状部材5をかぶせることが必要であり、平坦なテーブルが無い場合には、テーブルクロスを予め敷くことで平坦な下側面9を得ることができる。あるいは、下側面9と外側膜状部材5とを1つのビニール袋で代用することも可能である。また、ビニール袋によって代用する場合には、吸引導入部3が、その代用したビニール袋の開口側付近に配置することが望ましい。
また、好ましくは上記テーブルの上に更に傾斜を持たせた板を乗せて、その傾斜した板の上に下側面9を構成することによって下側面9に傾斜をつけることができる。その際に、食品パック用袋6の開口部を前記傾斜の上側に向かせて配置することで、食品パック用袋6内に紛れ込んだ空気の一部が負圧をかける前の予備的な作業によって予め空気抜き作業ができ、その後、外側皮膜部材5の端を軽く押さえつけて負圧をかけることにより、目的とする空気抜きが達成される。
さらに、前記傾斜によって食品パック用袋の中の水分が余分な空気より先んじて出てくる問題を回避することができる。一方、前記代用であるビニール袋を使用する場合は開口部を閉じてから、負圧をかけることにより、目的とする空気抜きが達成される。
さて、以上のように構成した状態で、利用者の足で負圧ポンプを押さえつけて上下動させると、吸引分散部4からその周辺の空気が一気に吸われる。そうすると、互に平坦に結合した下側面9と外側膜状部材5とは密着状態となり、また、外側膜状部材5と吸引導入部も緩やかな傾斜を持たせた形状をさせたために、同様に密着状態となり、これら密着状態のところからは、外周の空気が入りにくい状態となる。そうすると、負圧で吸い込まれやすい場所の空気が先行して吸引される。すなわち、食品パック用袋6の周辺の空気からさらに、食品パック用袋の中に残った空気などが先行して吸引される。こうして何回か負圧用ポンプを上下動させるだけで、食品パック用袋6内の余計な空気は該開口部7を介して吸い出される。さて、この状態において、密封手段8の上側部分8aを外側膜状部材5の上から利用者の手で押すことにより、密封手段8を構成する上側部分8aと下側部分8bとが食品パック用袋6をくわえ込んだ状態で閉じられ、食品パック用袋6が密封処理される。
以上で食品パック用袋の中にある余計な空気を押し出して密封する目的が達成され、その後密封手段8は吸引分散部4から離間されて移動可能となる(図2参照)。こうしてできた密封手段8で密封された状態で食品パック用袋6は、例えば保存のために冷蔵庫に移され、余計な空気が押し出されているために、コンパクトに保管される。なお、所望に応じて、空気がなるべく入らないように閉じ直すことにより、密封手段8を取り去り、密封手段8は繰り返し利用するように処理してもよい。この場合の閉じ直す手段としては、単純に開口部を結ぶ手法、或いは、更に小さい別の密封手段として閉じ直すことが挙げられる。一方、以上の流れでは、密封に関して2回の作業が必要であるが、前記密封手段8は、チャック部分を備えた食品パック用袋で代用することによって、一回の作業でコンパクトな食品パック用袋6が得られる。なお、このチャック部分が前記密封手段8に相当するものであり、そのチャック部分を押して密封する際の手順は密封手段8を利用する場合と同様の手順が適応できる。また、前記チャック部分は、大型袋95のチャック部分95aと実質的に相似形であり、サイズは食品パック用袋6に対応するものである。
この第1実施例では、最後に外側膜状部材を取り去ることにより、余計な空気を押し出した状態の食品パック用袋6を得ることができる。
なお、下側面9と外側膜状部材5とを1つのビニール袋で代用した場合には、ビニール袋の開口側から手で食品パック用袋6取り出すことになる。
また、外側膜状部材は透明体であることが好ましいが、食品用のラッピング膜を利用することが可能である。また、吸引分散部4に対して密封手段8を着脱自在に取り付けているが、こうすることで、吸引のセットを行うための工程が減るために便利ではあるが、特に密封手段8は個別にセットしても良い。
図3は、吸引導入部3、吸引導入部3、延長パイプ34、吸引分散部4および密封手段8を様々な角度で見た図面である。
図4は、同一構造で、密封手段8の仮止めされている場所を変えた様子を示している。即ち、吸引導入部3の下側に設けられた吸引用空気を導入するための溝に、密封手段8の一部を嵌合させて仮に保持させている。その嵌合させる場所を変えた様子を示している。
図5は、吸引導入部3、延長パイプ34、吸引分散部4および密封手段8を分離した状態(開封状態)を示した第2実施例を示している。また、第2実施例においては、延長パイプ2の中間位置に、液体を通過させないためのフィルタを設け、さらに、第1実施例では下側面9(テーブル)と外側膜状部材5との間の空気を抜くことによって、食品パック用袋の空気抜きを行うようにしているが、第2実施例では、下側面9と外側膜状部材5とは一つの大型袋95で形成されている。また、第1実施例において吸引導入部3は下側面9と外側膜状部材5との間で挟まれた関係において配置されていたが、第2実施例においては、大型袋95の外側から内側方向に貫通するノズルによって吸引導入部3aは形成されている。なお、上記貫通した部分4aからの空気漏れは、吸盤状部材10によって押さえられる。以上のように形成した第2実施例は、次のような手順によって利用される。
食品パック用袋6の中に封入したい食品を入れる。その後さらに大型袋95の中に該食品パック用袋6を入れ、且つ該食品パック用袋6の口部に押さえれば閉じられる状態で密封手段8を配置する。その後大型袋95の中に吸引分散部4を入れる。以上の状態で大型袋95の開口部分に設けられたチャック部分95aを閉める。
次に、吸引分散部4の中央から突出して形成される吸引導入部3が大型袋95の一部を貫通するように、手で押さえる。また、手で押さえる代りに吸盤状部材10によって押さえつつ貫通させる。この吸盤状部材10の中央には該吸引導入部3ならびに延長パイプ2を通すための貫通穴が備えられ、この貫通穴には図示した矢印の流れにそって延長パイプが連結される。また連結された延長パイプ2の一方側は、フィルタ装置12の出口部12bと接続され、フィルタ装置12の入り口部12aは、さらに延長パイプ2の一端側が接続され、他端側は負圧ポンプ1の吸引口に接続される。
このように構成された状況において、負圧ポンプ1を例えば利用者の足によって踏む動作を繰り返すことで、空気の負圧が形成され、延長パイプ2とフィルタ装置12と吸引導入部3とを介して大型袋95内の空気が吸い出される。現象を圧力的に考えるならば、大気圧によって大型袋95は潰された状態であるとも言い換えることができる。さて、大型袋95内に入れてある食品パック用袋6内の余分な空気も上記負圧によって同様に負圧ポンプ1側に吸い出される。この食品パック用袋6内の水分が一大型袋内に漏れるとともに、吸引分散部から延長パイプ2を通って水分が吸引された場合、フィルタ装置12の容器内に水分だけが貯まって、負圧ポンプ1内にまでは水分が入らないようにポンプ作業ができる。
なお、フィルタ装置12内に貯まった水分は状況に応じて、取り出して廃棄することが好ましい。
さて、以上のように大型袋95ならびに食品パック用袋6内の余分な空気を吸い取った状態で密封手段8の上側に位置する8aを大型袋95の上から押して食品パック用袋6の開口部7を閉じる。この作業が完了したら、大型袋95のチャック部分95aを開放して食品パック用袋6を取り出すことで、余分な空気が押し出された状態の食品パック用袋6を得ることができる。
以上の第1実施例ならびに第2実施例は、負圧ポンプを利用して、大気圧によって外側膜状部材が食品パック用袋側に押しつけられて、その結果として食品パック用袋内の余分な空気が押し出すことが可能となっております。この大気圧による押圧に変わって、直接的に押圧するタイプの参考例を、図6の斜視図を参照して、説明する。
同図において、f1がベース部、f2が抑え部であり、これら両部材は、例えばプラスチックの素材で形成されている。
ベース部f1は長手方向の一方側に傾斜する形状をなし、そのベース部f1には下側面9が載置されている。この下側面9は、この第3実施例においては、内部に細かい発泡スチロールが封入された撥水性の布で形成されている。
また、f1の傾斜している下側の端部で、抑え部f2が回動可能に取り付けられ、該抑え部f2の裏面側には、外側膜状部材5が装着されている。この外側膜状部材5も内部に細かい発泡スチロールが封入された撥水性の布で形成されている。
また、抑え部f2の回動部分に対する反対側には、手の圧力を伝える力点として利用される押圧部f3が備えられる。
以上のように構成された参考例は、以下のように利用される。
まず、ベース部f1上の下側面9上に食品パック用袋6を予め食品を入れた状態で載置する。その際に該食品パック用袋6の開口部7が押圧f3側にくるように載置する。すなわち、ベース部f1の傾斜が上昇している側に食品パック用袋6の開口部7側がくるように載置する。
その後、開口部7近辺を挟み込むように密封手段8を閉じない状態で配置する。 つぎに、抑え部f2を下方に倒して、押圧部f3を手で下方に向かって押す。食品パック用袋6は外側膜状部材5と下側面9との間で挟まれ、その結果として食品パック用袋6内の余分な空気が押し出される。このような状況において、抑え部f2をそのままの状態で、窓f4にちょうど配置されている密封手段を、この窓f4に手をいれて押さえつけることで、密封手段がロックされる。通常において、ロックがされた状態は、スナップ音がすることで、確認ができる。
さて、スナップ留めが完了したところで、抑え部f2を上げると、余分な空気がてきとうに排出された状態の食品パック用袋6が完成する。
第一及び第二実施例として説明した本発明において、利用されるポンプは通常において、手もしくは足で押した際に、ポンプ内の空気を押し出して、内蔵バネの力で戻る際に負圧が発生するように構成されたものである。
しかしながら、バネの戻りに頼って負圧を形成している場合、繰り返し利用している間にバネが弱くなる傾向があった。そこで、バネの戻りに頼らない負圧用ポンプを図7ならびに、図8を参照して説明する。
図7は以上の目的で改良した負圧用ポンプの中央で縦に切断した端面図を示している。同図において、g1は抑え面、g2は摺動筒、g3は固定筒、g4は該固定筒から延長されて伸びてポンプ上部を固定するための固定ビーム、この固定ビームg4と連結して固定される上記のポンプ上部g5の下方には蛇腹部g6が、垂下状態で連結且つ固定され、さらに、蛇腹部g6の下端には、ポンプ下部g7が蛇腹部g6の上下と連動して上下可能に接続され、蛇腹部g6の内部で生成される負圧を逃がさないように蓋がなされ、さらに、ポンプ下部g7には、前記摺動筒g2が連結されている。その結果、該摺動筒g2の押し下げる力がポンプ下部g7を押し下げる力として作用し、蛇腹部g6を拡張させることができる。その結果として、蛇腹部g6には負圧が発生し、この負圧用ポンプの吸引口と延長パイプならびに吸引分散部を介して目的とする食品パック用袋内の余計な空気を吸い取ることができる。
一方、固定筒g3の下端には該固定筒g3よりも幅広に設定されたベース部g8が装着される。このベース部g8は、転倒防止として機能する。
さらに、ベース部g8と抑え面g1との間には、スプリングg9が拡張する方向に挿入されている。
従って、上記実線の矢印方向に力を印加してポンプの吸引動作をした後に、その実線の矢印方向の力をゆるめると、前記スプリングg9の拡張力によって、点線の矢印方向に抑え面g1が持ち上げられ、その結果として、蛇腹部g6が収縮される。この蛇腹部g6によって収縮される際に、蛇腹部g6内の空気は、弁の作用によって、外気へ放出される。
以上の改良した負圧用ポンプは、図7における実線の矢印の方向に抑え面g1を押し下げると(足もしくは手によって)その力が直接吸引力になるので、必要な吸引量を直感的に得ることができる点ならびに、吸引が十分得られたと判断したタイミングで、押し下げる力を停止するだけで、直ちに吸引は停止し、余計な吸い過ぎによる影響、例えば、余分な空気は吸引完了して、必要なたれである水分を吸引する状況に至る状況を回避することができる。
図8は、改良した負圧用ポンプの動作している様子を斜視図と端面図で示したものであり、右上側は、これから負圧をおこなおうという状態を示す斜視図であり、右下は同状態の線端面図である。一方、左上側は負圧作業を完了した状態を示し、抑え面を押し下げる力を弱めると、抑え面は上昇する、直前の状態を示しており、同図の左下側は同状態の線端面図である。
なお、g9スプリングは、所望に応じて蛇腹部g6の内側に入れることで代替えすることが可能である。この場合、当然ながら、スプリングは、蛇腹部g6を最大限拡張する方向に作用する状態で入れられる。
以上の様に、多種多様な食品を入れる多目的な食品パック用袋に対して空気抜きをしながら閉じることによって得られた、食品入りの食品パック用袋は、上述の通り、冷蔵庫に対して空気抜きした分だけ、冷蔵庫に対してゆとりを持たすことができるとともに、冷却に対しても空気の断熱効果が薄れるために、冷却効率が高くなる。
さらに、調理するばあいにおいても、この空気抜きをした食品用パック用袋は、そのままお湯に一定時間つけておくだけで、直接的な火の利用をせずとも、加熱調理が可能となる。
また、食品パック用袋をそのまま調理時にも利用可能としたために、調理器具の利用数を減少させることが可能となる。このことにより、洗浄にともなう水や洗剤を劇的に減少させることを可能とする。
さらに、全く趣向の異なる食品の入った食品パック用袋は、たった一つの鍋で混在して加熱調理することが可能である点において、アウトドアにおいても重宝するものである。
図1は、本発明の第1実施例を説明するための斜視図である。 目的とする食品パック用袋が密封手段にて閉じられている様子を示す斜視図。 図3は本発明の第1実施例で開示した、吸引導入部、吸引分散部および密封手段を2方向(上側と下側)から描いた斜視図である。 図4は、図3の密封手段と吸引分散部との結合位置を変えた状態において、2方向(上側と下側)から描いた斜視図である。 図5は、本発明の第2実施例を説明するための斜視図である。 図6は、参考例を説明するための斜視図であり、上側が抑え部を開放した状態、下側が閉じた状態を示している。 図7は改良した負圧用ポンプの中央で縦に切断した線端面図を示している。 図8は、改良した負圧用ポンプの動作している様子を斜視図と端面図で示したものであり、右上側は、これから負圧をおこなおうという状態を示す斜視図であり、右下は同状態の線端面図である。一方、左上側は負圧作業を完了した状態を示し、抑え面を押し下げる力を弱めると、抑え面は上昇する、直前の状態を示しており、同図の左下側は同状態の線端面図である。
1…負圧用ポンプ
2…延長パイプ
3…吸引導入部
4…吸引分散部
5…外側膜状部材
6…食品パック用袋
7…開口部
8…密封手段
9…下側面
95…大型袋
4a…貫通した部分
10…吸盤状部材
12…フィルタ装置
f1…ベース部
f2…抑え部
f3…押圧部
f4…窓
g1…抑え面
g2…摺動筒
g3…固定筒
g4…固定ビーム
g5…ポンプ部上部
g6…蛇腹部
g7…ポンプ部下部
g8…ベース部
g9…スプリング

Claims (4)

  1. 食品等の内容物を入れた食品パック用袋の外側に配置される外側膜状要素と、
    外側膜状要素の内側の空気を吸引して外側膜状要素の内側に負圧を形成し得る吸引ポンプと、
    一端が外側膜状要素の外側で前記吸引ポンプに接続され、他端が外側膜状要素の内側で吸引分散手段に接続される吸引導入手段と、
    前記外側膜状要素の内側に配置され、前記吸引導入手段を介して前記吸引ポンプにより吸引を行う時に、外側膜状要素の内側の空気を多方向から吸引するよう放射状にのびる複数の空気案内路が形成された吸引分散手段と
    を備え、
    前記吸引分散手段が前記外側膜状要素と別体であり、
    前記外側膜状要素が、ビニール袋又はラッピング膜から成り、
    前記吸引分散手段及び吸引導入手段を介して、外側膜状要素の外側から前記吸引ポンプで外側膜状要素の内側の空気を吸引して、食品パック用袋が配置された外側膜状要素の内側に負圧を形成することで、外側膜状要素を介して食品パック用袋に圧力を作用させ、食品パック用袋の開放部から食品パック用袋の中の空気を抜き出した後、外側膜状要素が食品パック用袋から離れない状態で、前記食品パック用袋の開放部を密封することができるようにした
    ことを特徴とする食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置。
  2. 食品パック用袋が、その開放部を密封する密封手段を一体的に備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置。
  3. 食品パック用袋とは別体に構成された食品パック用袋の開放部を密封する密封手段を、さらに備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置。
  4. 前記外側膜状要素がビニール袋であり
    前記吸引導入手段が外側膜状要素の内側から外側膜状要素に孔をあけて貫通するように構成され、
    前記吸引導入手段が、外側膜状要素の外側から前記吸引導入手段の周囲を密閉する吸盤状部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置。
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