JP5237139B2 - 噛み込み検出機能を備える半自動式組合せ秤 - Google Patents

噛み込み検出機能を備える半自動式組合せ秤 Download PDF

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Description

本発明は、供給ホッパへの被計量物の供給、供給ホッパから計量ホッパへの被計量物の移動、計量ホッパにおける被計量物の計量、計量ホッパの組み合わせ及び組み合わされた計量ホッパからの被計量物の排出のうち、供給ホッパへの被計量物の供給作業のみを作業者が行う半自動式組合せ秤に関する。
組合せ秤とは、複数の秤を有し、その複数の秤の組合せによって、目標重量値から上限重量値までの許容重量範囲内の被計量物の計量を行う、計量装置の一種である。
この組合せ秤には、供給ホッパへの被計量物の供給、供給ホッパから計量ホッパへの被計量物の移動、計量ホッパにおける被計量物の計量、計量ホッパの組み合わせ及び組み合わされた計量ホッパからの被計量物の排出の全てを自動的に行う全自動式組合せ秤と、供給ホッパへの被計量物の供給作業のみを作業者が行い、その他の被計量物の計量、排出等は自動的に行われる半自動式組合せ秤と、がある。
ところで、半自動式組合せ秤を利用する場合には、作業者が複数の供給ホッパへの被計量物の供給作業を行うため、その複数の供給ホッパへの被計量物の供給タイミングが適切なタイミングではないと、組合せ秤の供給ホッパ等に被計量物が噛み込む(以下、この現象を「被計量物の噛み込み現象」という)という問題が生じる。
ここで、半自動式組合せ秤における被計量物の噛み込み現象について説明する。
通常、半自動式組合せ秤は、複数の供給ホッパと、その複数の供給ホッパの下方に配置された複数の計量ホッパと、各計量ホッパの下方に配置された搬送コンベヤと、を備えている。ここで、各供給ホッパは、両側開き式のゲート(右側排出ゲート及び左側排出ゲート)を有し、作業者によって被計量物が供給されるものである。又、各計量ホッパは、区画壁(仕切り板)により2つの部屋(第1の部屋及び第2の部屋)に区画されており、その上方に設置された供給ホッパの一方のゲート(例えば、右側排出ゲート)が開くと計量ホッパの一方の部屋に被計量物が供給され、その上方に設置された供給ホッパの他方のゲート(例えば、左側排出ゲート)が開くと計量ホッパの他方の部屋に被計量物が供給されるものである。又、各計量ホッパの各部屋にはそれぞれゲート(右側排出ゲート又は左側排出ゲート)が設けられており、これらゲートが開かれることによって、各部屋内の被計量物が搬送コンベヤ上に排出される。尚、これら各ゲートの開閉動作の制御は、マイクロコンピュータ等によって行なわれる。
このように、複数の供給ホッパへの被計量物の供給を人手によって行う半自動式組合せ秤は、一定期間毎に到来する、供給ホッパのゲートが閉じている期間(つまり、被計量物の供給可能期間)に空である供給ホッパに被計量物が投入されるものである。ここで、この半自動式組合せ秤では、供給ホッパが空の状態であり、かつ、この空の状態である供給ホッパから被計量物の供給を受ける計量ホッパの一方又は両方の部屋も空の状態である場合がある。このような状態においても、半自動式組合せ秤のマイクロコンピュータは、設定された時限になると、上記の空の状態である供給ホッパのゲートを開き、その後それを閉じるように制御する。そして、例えば、この供給ホッパのゲートを閉じようとしている最中に、その空の状態の供給ホッパに被計量物が供給されると、供給ホッパのゲートが被計量物を噛み込む場合がある。この場合、供給ホッパのゲートが被計量物を噛み込むと、半自動式組合せ秤は、その噛み込まれた被計量物が取り除かれるまで、所定の計量動作を継続することが不能な状態に陥る場合がある。
そこで、この半自動式組合せ秤に関して、被計量物を組合せ秤の供給ホッパ等が噛み込んだ等の異常状態が生じたか否かを検出する半自動式組合せ秤の噛み込み検出装置及びその噛み込み検出方法に関する提案がなされている。
例えば、投入された被計量物の計量ホッパでの重量検出のタイミングがずれると、被計量物をゲートが噛み込んだと判定して被計量物の噛み込みを検出する半自動式組合せ秤が従来技術として知られている(例えば、特許文献1参照)。
又、例えば、計量ホッパの振動数とその振動波形とに基づいて被計量物をゲートが噛み込んだことを判定して被計量物の噛み込みを検出する半自動式組合せ秤が従来技術として知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭63−281023号公報 特許2925261号公報
しかしながら、従来技術としての特許文献1及び特許文献2に記載された噛み込み検出技術は、ある程度の有効性を備えてはいるが、被計量物の噛み込み現象を確実に検出するものではない。そして、供給ホッパ等のゲートにより被計量物の噛み込み現象が発生した場合、その被計量物の噛み込み現象が確実に検出されないと、供給ホッパが被計量物を介してその下方の計量ホッパに接触するので、その後の計量作業において被計量物を正確に計量することができない。
又、被計量物の噛み込み現象が確実に検出されないと、被計量物の噛み込みが取り除かれるまでは計量不良が継続してしまうので、噛み込んだ被計量物を早急に除かなければならない。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、半自動式組合せ秤の運転時において被計量物の噛み込み現象を即座にかつ確実に検出することが可能な噛み込み検出機能を備える半自動式組合せ秤を提供することを目的としている。
本願の発明者は、鋭意検討の結果、半自動式組合せ秤が従来から備える構成を有効に利用することにより、被計量物の噛み込み現象を確実に検出できることを見出した。
即ち、上記従来の課題を解決するために、本発明に係る半自動式組合せ秤は、列状に配設されて、供給された被計量物を一時的に貯蔵してそのゲートが開かれて該被計量物を排出する複数の供給ホッパと、前記供給ホッパに連結して前記貯蔵した被計量物の重量を計量すると共に、該被計量物が前記供給ホッパに供給されたことを検出する複数の供給ホッパ用計量センサと、前記列状に配設されて、前記供給ホッパから排出された被計量物を一時的に貯蔵してそのゲートが開かれて該被計量物を排出する複数の計量ホッパと、前記計量ホッパに連結して前記貯蔵した被計量物の重量を計量する複数の計量ホッパ用計量センサと、前記複数の計量ホッパ用計量センサの計量値に基づき、前記計量ホッパのそれぞれが前記貯蔵した被計量物の重量の組合せ重量値が目標重量値から上限重量値までの許容重量値となるよう、前記計量ホッパの組合せを少なくとも演算する制御装置と、前記組み合わされた計量ホッパから排出された前記被計量物のそれぞれを受け止めかつそれらを搬送する搬送コンベヤと、を備える半自動式組合せ秤において、前記制御装置が、前記供給ホッパのゲートを開いて前記被計量物を該供給ホッパから前記計量ホッパに供給するよう制御した後、前記供給ホッパ用計量センサ及び前記計量ホッパ用計量センサの少なくとも何れかの計量値に基づき、前記被計量物の噛み込み現象を検出するように構成されている。
かかる構成とすると、制御装置が、従来からある供給ホッパ用計量センサ及び計量ホッパ用計量センサの少なくとも何れかの計量値に基づき、被計量物の噛み込み現象を検出するように構成されているので、安価でありかつ簡易な構成により、被計量物の噛み込み現象を確実に検出することが可能になる。
上記の場合、前記制御装置が、前記供給ホッパのゲートを開いて前記被計量物を該供給ホッパから前記計量ホッパに供給するよう制御した後、前記供給ホッパ用計量センサの計量値がマイナスの計量値である場合に、前記供給ホッパのゲートを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御することを特徴とする。
即ち、被計量物が鶏肉等の粘着性を有しかつ分厚いものである場合には、その鶏肉等の被計量物が供給ホッパに噛み込んで計量ホッパに接触すると、その鶏肉等の被計量物が供給ホッパを持ち上げる。ここで、この鶏肉等の被計量物が供給ホッパを持ち上げる状態では、供給ホッパ用計量センサの計量値がマイナスの計量値となる。従って、供給ホッパ用計量センサの計量値の符号を判定することにより、供給ホッパのゲートによる被計量物の噛み込み現象が発生したことを確実に検出することが可能になる。尚、被計量物の噛み込み現象を検出した場合、供給ホッパのゲートを開状態に維持すると共に、警報を鳴らして作業者に処理を促すが、供給ホッパのゲートを開状態に維持するのは、作業者が被計量物を計量ホッパ等から取り出し易くするためである。
又、上記の場合、前記制御装置が、前記供給ホッパのゲートを開いて前記被計量物を該供給ホッパから前記計量ホッパに供給するよう制御した後、前記計量ホッパ用計量センサの計量値がプラスの計量値である場合に、前記供給ホッパのゲートを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御することを特徴とする。
かかる構成としても、鶏肉等の被計量物が供給ホッパを持ち上げるのとは反対に、鶏肉等の被計量物は計量ホッパを押し下げるので、計量ホッパ用計量センサの計量値がプラスの計量値になり、よって、半自動式組合せ秤における被計量物の噛み込み現象の発生を確実に検出することが可能になる。又、被計量物が計量ホッパに噛み込む状態において、供給ホッパのゲートを開けば、被計量物が供給ホッパから滑り落ちて、被計量物の噛み込み現象を解消できる可能性を提供することができる。又、半自動式組合せ秤において噛み込みが発生した場合において、供給ホッパのゲートが開状態に維持されると共に、警報が鳴らされるので、作業者は適切な処理を実施することが可能になる。
又、上記の場合、前記制御装置が、前記供給ホッパに前記被計量物が供給された後、前記計量ホッパ用計量センサの計量値が増加した場合に、前記供給ホッパのゲートを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御することを特徴とする。
かかる構成とすると、被計量物が供給ホッパと計量ホッパとの間の固く噛み込む場合においては、供給ホッパに供給された被計量物の荷重がそのままそれと連結状態となった計量ホッパに伝わるので、この現象を利用することにより、被計量物の噛み込み現象を確実に検出することが可能になる。
又、上記の場合、前記制御装置が、前記供給ホッパ用計量センサによる前記貯蔵した被計量物の重量の計量値を記憶し、前記供給ホッパのゲートを開いて前記被計量物を該供給ホッパから前記計量ホッパに供給するよう制御した後、前記計量ホッパ用計量センサの計量値の増加値が前記記憶した計量値よりも大きい場合に、前記供給ホッパのゲートを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御することを特徴とする。
かかる構成とすると、供給ホッパから被計量物を計量ホッパに投入直後に、供給ホッパに被計量物が供給される場合のような、被計量物の噛み込み現象を検出できない場合であっても、被計量物が供給ホッパに噛み込んで計量ホッパに接触して、被計量物が供給ホッパを持ち上げると、計量ホッパには余分の荷重が印加されるので、この余分な荷重に基づき被計量物の噛み込み現象を確実に検出することが可能になる。
更に、上記の場合、前記計量ホッパのゲートが右側排出ゲート及び左側排出ゲートを備え、前記制御装置が、前記供給ホッパのゲートを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御した場合に、前記搬送コンベアの搬送方向を逆方向とし、かつ前記右側排出ゲート及び前記左側排出ゲートを開閉させ、その計量安定後、前記計量ホッパ用計量センサの計量値が実質的に零値である場合には、前記供給ホッパのゲートを閉じるよう制御し、前記計量ホッパ用計量センサの計量値が実質的に零値ではない場合には、前記右側排出ゲート及び前記左側排出ゲートの前記開閉を繰り返し、前記計量ホッパ用計量センサの計量値が実質的に零値にならなければ、再び警報を鳴らすよう制御することを特徴とする。
かかる構成とすると、被計量物の噛み込み現象が発生した場合に、計量ホッパの右側排出ゲート及び左側排出ゲートが開閉され、その計量安定後、計量ホッパ用計量センサの計量値が実質的に零値(零値又は零値付近)である場合には、供給ホッパのゲートが閉じられるので、噛み込んだ被計量物を自動的に振り落として、半自動式組合せ秤の自動復帰を行うことが可能になる。
又、かかる構成とすると、最終的に、噛み込んだ被計量物を自動的に振り落とすことができなかった場合であっても、再び警報が鳴らされるので、被計量物を取り出す等の手作業が必要であることを作業者に知らせることが可能になる。
本発明は、半自動式組合せ秤の運転時において被計量物の噛み込み現象を即座にかつ確実に検出することが可能な噛み込み検出機能を備える半自動式組合せ秤を提供することができるという効果を奏する。
又、本発明によれば、旧来の半自動式組合せ秤の場合よりも確実に被計量物の噛み込み現象を検出することができ、これにより、被計量物の噛み込みが原因である誤計量を少なくすることができるので、被計量物の計量能力の低下を抑えることが可能になる。
本発明の実施例1に係る半自動式組合せ秤の構成を模式的に示す外観図であって、(a)は半自動式組合せ秤を上方から見た場合の外観図であり、(b)は半自動式組合せ秤を前方から見た場合の外観図であり、(c)は半自動式組合せ秤を側方から見た場合の外観図である。 本発明の実施例1に係る半自動式組合せ秤の側方から見た場合の具体的な構成を示す外観図である。 本発明の実施例1に係る半自動式組合せ秤の内部構成を模式的に示すブロック図である。 半自動式組合せ秤において被計量物が供給ホッパへ噛み込む状態を模式的に示す概念図である。 本発明の実施例2に係る被計量物の噛み込み検出後の自動復帰処理ステップの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る被計量物の噛み込み検出後の手動復帰処理ステップの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る半自動式組合せ秤の構成及び機能について概説する。
図1は、本発明の実施例1に係る半自動式組合せ秤の構成を模式的に示す外観図であって、(a)は半自動式組合せ秤を上方から見た場合の外観図であり、(b)は半自動式組合せ秤を前方から見た場合の外観図であり、(c)は半自動式組合せ秤を側方から見た場合の外観図である。
本発明において、実施例1に係る半自動式組合せ秤のハードウェア上の構成、及び一般的な機能並びにその動作は、従来の半自動式組合せ秤のハードウェア上の構成、及び一般的な機能並びにその動作と同様である。
即ち、図1(a)に示すように、半自動式組合せ秤100は、後述する複数の計量ホッパ6a〜6iから排出された鶏肉等の被計量物を受け止めかつそれらを所定の方向に搬送する搬送コンベヤ1と、後述する複数の計量ホッパ用計量センサ8a〜8iの計量値に基づき、前記複数の計量ホッパのそれぞれが一時的に貯蔵した被計量物の重量の組合せ重量値が目標重量値から上限重量値までの許容重量値となるよう、前記複数の計量ホッパの組合せを演算すると共に、半自動式組合せ秤100の全体的な動作を適宜制御する操作部2と、鶏肉等の被計量物が作業者により供給される投入口3a〜投入口3iを備える作業台3と、を備えている。
又、図1(b)及び図1(c)に示すように、この半自動式組合せ秤100は、列状に配設されて、供給された鶏肉等の被計量物を一時的に貯蔵してそのゲートが開かれて該被計量物を排出する複数の供給ホッパ5a〜5iと、これらの複数の供給ホッパ5a〜5iに連結して、一時的に貯蔵した鶏肉等の被計量物の重量を計量することにより該被計量物が供給ホッパ5a〜5iに供給されたことを検出する複数の供給ホッパ用計量センサ7a〜7iと、供給ホッパ5a〜5iと同様に列状に配設されて、供給ホッパ5a〜5iから排出された鶏肉等の被計量物を一時的に貯蔵してそのゲートが開かれて該被計量物を排出する複数の計量ホッパ6a〜6iと、これらの複数の計量ホッパ6a〜6iに連結して一時的に貯蔵した鶏肉等の被計量物の重量を計量する複数の計量ホッパ用計量センサ8a〜8iと、を備えている。尚、これらの供給ホッパ5a〜5i、供給ホッパ用計量センサ7a〜7i、計量ホッパ6a〜6i、計量ホッパ用計量センサ8a〜8iは、半自動式組合せ秤100の本体101に設けられている。そして、この本体101には支柱2bが連結されており、この支柱2bの先端部には、操作設定表示部2aを備える操作部2が設けられている。又、この本体101には支持台1bが連結されており、この支持台1bの上に搬送コンベア1が設けられている。
又、図1(b)及び図1(c)に示すように、この半自動式組合せ秤100は、本体101の内部に電装品収納盤4を備えている。この電装品収納盤4の具体的な内部構成については、後に説明する。
更に、図1(b)及び図1(c)に示すように、この半自動式組合せ秤100は、脚部102a〜102dを備えている。これらの脚部102a〜102dの上端は、半自動式組合せ秤100の本体101の下部に連結されている。一方、これらの脚部102a〜102dの下端は、床面に当接する。これにより、半自動式組合せ秤100が作業場所において静置される。
図2は、本発明の実施例1に係る半自動式組合せ秤の側方から見た場合の具体的な構成を示す外観図である。
図2に示すように、半自動式組合せ秤100の供給ホッパ5aは、右側排出ゲート10aと、左側排出ゲート10bと、を備えている。ここで、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10aは右方向に開くように構成されており、供給ホッパ5aの左側排出ゲート10bは左方向に開くように構成されている。又、この供給ホッパ5aの下方には、計量ホッパ6aが設けられている。この半自動式組合せ秤100の計量ホッパ6aは、右側排出ゲート11aと、左側排出ゲート11bと、を備えている。ここで、計量ホッパ6aの右側排出ゲート11aは右方向に開くように構成されており、計量ホッパ6aの左側排出ゲート11bは左方向に開くように構成されている。そして、このような供給ホッパ5a及び計量ホッパ6aにおいては、後述する仕切り板9により第1の部屋と第2の部屋とに2分割された計量ホッパ6aに、被計量物を選択的に供給することができるように構成されている。例えば、半自動式組合せ秤100では、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10aを右側に開くことにより、計量ホッパ6aの右側に位置する第1の部屋に被計量物を供給することができる。又、供給ホッパ5aの左側排出ゲート10bを右側に開くことにより、計量ホッパ6aの左側に位置する第2の部屋に被計量物を供給することができる。
そして、計量ホッパ6aの右側に位置する第1の部屋に供給された被計量物は、計量ホッパ6aの右側排出ゲート11aを右側に開くことで、搬送コンベア1上に排出される。一方、計量ホッパ6aの左側に位置する第2の部屋に供給された被計量物は、計量ホッパ6aの左側排出ゲート11bを左側に開くことで、搬送コンベア1上に排出される。尚、搬送コンベア1上に排出された被計量物は、所定の方向に搬送される。
尚、図1及び図2では、半自動式組合せ秤100が9個の供給ホッパ5a〜5iを備えると共に、それに対応して9個の計量ホッパ6a〜6iを備える構成を例示しているが、このような構成に限定されることはない。供給ホッパ及び計量ホッパの個数は、半自動式組合せ秤100に要求される仕様に応じて適宜設定される。
図3は、本発明の実施例1に係る半自動式組合せ秤の内部構成を模式的に示すブロック図である。尚、図3に示す各種回路部、CPU部、及びメモリ部は、半自動式組合せ秤100の電装品収納盤4に収納されている。尚、本明細書では、電装品収納盤4における、半自動式組合せ秤の動作を適宜制御するための構成を、「制御装置」として記載する。
図3に示すように、半自動式組合せ秤100は、供給ホッパ5a〜5iの右側排出ゲート10a,10c,10e,10g,10i,10k,10m,10o,10qを駆動すると共に、供給ホッパ5a〜5iの左側排出ゲート10b,10d,10f,10h,10j,10l,10n,10p,10rを駆動するための供給ホッパ用排出ゲート駆動回路部13と、計量ホッパ6a〜6iの右側排出ゲート11a,11c,11e,11g,11i,11k,11m,11o,11qを駆動すると共に、計量ホッパ6a〜6iの左側排出ゲート11b,11d,11f,11h,11j,11l,11n,11p,11rを駆動するための計量ホッパ用排出ゲート駆動回路部14と、を備えている。
又、図3に示すように、この半自動式組合せ秤100は、供給ホッパ用計量センサ7a〜7iからの出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するためのA/D変換回路部(1)15と、計量ホッパ用計量センサ8a〜8iからの出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するためのA/D変換回路部(2)16と、を備えている。これらのA/D変換回路部は、標本部、符号部等の一般的な構成を備えている。
又、図3に示すように、この半自動式組合せ秤100は、搬送コンベア1を駆動するためのコンベア駆動回路部17を備えている。
更に、図3に示すように、この半自動式組合せ秤100は、半自動式組合せ秤100の動作に係る所定の演算処理を行うCPU部18と、このCPU部18の所定の演算処理に係る各種データを記憶するメモリ部19と、排出命令信号及び排出完了信号の入力部及び出力部としてのI/O回路部20と、を備えている。尚、半自動式組合せ秤100の動作に係る各種操作設定は、操作部2の操作設定表示部2aを介して行われる。
次に、本発明の実施例1に係る半自動式組合せ秤の具体的な動作について概説する。
半自動式組合せ秤100を用いて所定の組合せ計量作業を行う場合、作業者は、作業台3の投入口3a〜3iを介して、鶏肉等の被計量物を9個の供給ホッパ5a〜5iに投入する。すると、供給ホッパ5a〜5iに連結している供給ホッパ用計量センサ7a〜7iは、供給ホッパ5a〜5iが一時的に貯蔵している被計量物の重量を計量する。この被計量物の重量に応じた供給ホッパ用計量センサ7a〜7iが出力するアナログ信号は、A/D変換回路部(1)15において対応するディジタル信号に変換され、CPU部18に送られて被計量物の計量値に変換される。
又、図1及び図2に示すように、供給ホッパ5a〜5iの下方には仕切り板9により第1の部屋と第2の部屋とに2分割された計量ホッパ6a〜6iが配置されており、供給ホッパ5a〜5iから計量ホッパ6a〜6iに被計量物が供給されると、計量ホッパ6a〜6iに連結している計量ホッパ用計量センサ8a〜8iは、計量ホッパ6a〜6iが一時的に貯蔵している被計量物の重量を計量する。この被計量物の重量に応じた計量ホッパ用計量センサ8a〜8iが出力するアナログ信号は、A/D変換回路部(2)16において対応するディジタル信号に変換され、CPU部18に送られて被計量物の計量値に変換される。
又、少なくともCPU部18を含む制御装置は、例えば、計量ホッパ用計量センサ8aの出力信号に基づき、計量ホッパ6aに被計量物が入っているかどうかを検知して、計量ホッパ6aに被計量物が入っていなければ、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a又は左側排出ゲート10bの何れかを開いて、被計量物を供給ホッパ5aから計量ホッパ6aに落下させるよう制御する。
この際、計量ホッパ6aに落下した被計量物の重量の計量値は、CPU部18によりメモリ部19に記憶される。例えば、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10aを開いて被計量物を計量ホッパ6aに落下させて被計量物の重量を計量すると、その計量値は、計量ホッパ6aの右側(第1の部屋)の被計量物の計量値として、メモリ19に記憶される。そして、計量ホッパ6aの右側の被計量物の計量値が記憶されると、次のサイクルで、供給ホッパ5aの左側排出ゲート10bを開いて被計量物を計量ホッパ6aに落下させて被計量物の重量を計量した場合、得られた計量値から上記記憶されている計量ホッパ6aの右側の被計量物の計量値を減算すると、計量ホッパ6aの左側の被計量物の計量値が得られる。ここで、本実施例では、第1の部屋及び第2の部屋に2分割された計量ホッパ6a〜6iの各部屋に対応して、計量ホッパ用の右側排出ゲート11a及び左側排出ゲート11bが設けられているため、それぞれ別個に独立して組合せに参加することができる。つまり、本実施例のように、計量ホッパの数が9個である場合には、その倍である18連の組合せ演算を行うことができる。そして、所定数以上(組合せ精度を維持できる数以上)の計量ホッパに被計量物が供給されると、目標重量値+上限重量値の範囲以内の組合せ重量で目標重量値に最も近い組合せを捜す組合せ演算が、CPU部18により行なわれる。そして、目標重量値+上限重量値の範囲以内の組合せがある場合には、操作部2の操作設定表示部2aにその組合せ結果が表示される。
一方、この半自動式組合せ秤100では、包装機等からの排出命令信号は、I/O回路部20を介してCPU部18に入力され、目標重量値+上限重量値の範囲以内の組合せがあると、その組合せに参加している計量ホッパのゲートを、計量ホッパ用排出ゲート駆動回路部14により駆動して、被計量物を搬送コンベヤ1上に落下させる。搬送コンベヤ1は、コンベヤ駆動回路部17により駆動され、被計量物は搬送コンベヤ1上を移送されて半自動式組合せ秤100の後段に設置されている包装機等の袋詰機に向けて送られる。この際、半自動式組合せ秤100のCPU部18は、プログラムが書き込まれているメモリ19に接続されて、上記の組合せ演算等の演算処理を行い、供給ホッパ用排出ゲート駆動回路部13、計量ホッパ用排出ゲート駆動回路部14、A/D変換回路部(1)15、A/D変換回路部(2)16、コンベヤ駆動回路部17、I/O回路部20の制御を適宜行なう。又、図3に示すように、このCPU部18は、操作設定表示部2aと接続されており、この操作設定表示部2aより、半自動式組合せ秤100を運転するための運転パラメータデータ等を受け取り、この運転パラメータ等に基づき、半自動式組合せ秤100を適切に動作させる。更に、このCPU部18は、上記の組合せ演算処理の結果データを操作設定表示部2aに送る。操作設定表示部2aは、運転パラメータを設定、組合せ演算の結果を表示、運転のON−OFF操作等の機能を備えている。
次に、本発明の実施例1に係る半自動式組合せ秤の特徴的な動作について説明する。
図4は、半自動式組合せ秤において被計量物が供給ホッパへ噛み込む状態を模式的に示す概念図である。
本発明の実施例1に係る半自動式組合せ秤100では、供給ホッパ5a〜5iの各排出ゲートは、一定の間隔で開閉する。例えば、図4(a)に示すような、供給ホッパ5aでは、その下方に位置する計量ホッパ6aの右側の部屋が空の状態であると、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10aが開く。ここで、右側排出ゲート10aが開く際に被計量物Mが供給ホッパ5a内にあれば問題はないが、図4(b)に示すように、右側排出ゲート10aが開いている際に供給ホッパ5aに被計量物Mが投入される場合がある。そして、この場合には、図4(c)に示すように、鶏肉等の被計量物Mが右側排出ゲート10aと左側排出ゲート10bとの間に絡まった状態になり、その後、供給ホッパ5aの左側排出ゲート10bが開くと、図4(d)に示すように、被計量物Mは計量ホッパ6aの仕切り板9上に乗り、供給ホッパ5aと計量ホッパ6aとの間に挟まる。
ところで、図4(d)に示すような、被計量物Mが供給ホッパ5aと計量ホッパ6aとの間に挟まった状態となると、供給ホッパ5aは上方へ押し上げられ、計量ホッパ6aは下方に押し下げられることになる。この場合、供給ホッパ5aは上方へ押し上げられるので、この供給ホッパ5aに連結する供給ホッパ用計量センサ7aの計量値は、マイナスの計量値になる。又、この場合、計量ホッパ6aは下方へ押し下げられるので、この計量ホッパ6aに連結する計量ホッパ用計量センサ8aの計量値は、プラスの計量値になる。
そこで、本実施例では、例えば、少なくともCPU部18を含む制御装置が、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10aを開いて、被計量物Mを供給ホッパ5aから計量ホッパ6aに供給するよう制御した後、供給ホッパ用計量センサ7aの計量値がマイナスの計量値である場合に、半自動式組合せ秤100において被計量物の噛み込み現象が発生したと判定して、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a及び左側排出ゲート10bを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御することを特徴とする。或いは、少なくともCPU部18を含む制御装置が、例えば、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10aを開いて、被計量物Mを供給ホッパ5aから計量ホッパ6aに供給するよう制御した後、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値がプラスの計量値である場合に、半自動式組合せ秤100において噛み込み現象が発生したと判定して、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a及び左側排出ゲート10bを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御することを特徴とする。
又、図4(d)に示すような、被計量物Mが供給ホッパ5aと計量ホッパ6aとの間に挟まった状態となると、供給ホッパ5aと計量ホッパ6aとが相互に連結された状態になる。この場合、被計量物Mが供給ホッパ5aと計量ホッパ6aとの間に固く噛み込む場合には、計量ホッパ6aに力が加わることになる。
そこで、本実施例では、例えば、少なくともCPU部18を含む制御装置が、供給ホッパ5aに被計量物Mが供給された後、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が増加した場合に、半自動式組合せ秤100において被計量物の噛み込み現象が発生したと判定して、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a及び左側排出ゲート10bを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御することを特徴とする。
更に、本実施例では、例えば、メモリ部19が、供給ホッパ用計量センサ7aによる供給ホッパ5aに一時的に貯蔵した被計量物Mの重量の計量値を記憶し、上記のように供給ホッパ5aの右側排出ゲート10aを開いて、被計量物Mを供給ホッパ5aから計量ホッパ6aに供給するよう制御した後、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値の増加値が上記の記憶した計量値よりも大きい場合に、半自動式組合せ秤100において被計量物の噛み込み現象が発生したと判定して、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a及び左側排出ゲート10bを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御することを特徴とする。
このような構成によれば、供給ホッパ5aから被計量物Mを計量ホッパ6aに投入直後に、供給ホッパ5aに被計量物Mが供給される場合のような、被計量物の噛み込み現象を検出できない場合であっても、被計量物Mが供給ホッパ5aに噛み込んで計量ホッパ6aに接触して、被計量物Mが供給ホッパ5aを持ち上げると、計量ホッパ6aには余分の荷重が印加されるので、この余分な荷重に基づき被計量物Mの噛み込み現象を確実に検出することが可能になる。
このような、半自動式組合せ秤100における被計量物の噛み込み現象を確実に検出するための特徴的な構成は、従来からの半自動式組合せ秤のハードウェア上の構成をそのまま利用しながら、その動作の制御内容を変更することで、容易に実施可能となる。
以上、実施例1に記載の少なくとも何れかの構成によれば、半自動式組合せ秤の運転時において被計量物の噛み込みを即座にかつ確実に検出することが可能な噛み込み検出機能を備える半自動式組合せ秤を提供することが可能になる。これにより、半自動式組合せ秤の利便性を更に向上させることが可能になる。
本発明の実施例2では、半自動式組合せ秤100において被計量物の噛み込みが発生した後の復帰処理が自動的に行われる形態について説明する。
図5は、本発明の実施例2に係る被計量物の噛み込み現象検出後の自動復帰処理ステップの一例を示すフローチャートである。
本実施例では、少なくともCPU部18を含む制御装置が、例えば、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a及び左側排出ゲート10bを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御した場合に、その後、搬送コンベア1の搬送方向を逆方向とし、計量ホッパ6aの右側排出ゲート11a及び左側排出ゲート11bを開閉させ、その計量安定後、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が実質的に零値である場合には、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a及び左側排出ゲート10bを閉じるよう制御し、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が実質的に零値ではない場合には、計量ホッパ6aの右側排出ゲート11a及び左側排出ゲート11bの前記開閉を数回繰り返し、それによっても計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が実質的に零値にならなければ、再び警報を鳴らすよう制御することを特徴とする。
具体的には、図5に示すように、半自動式組合せ秤100において被計量物の噛み込み現象が発生した場合、先ず、制御装置のCPU部18は、自己復帰トライアル回数をセットする(ステップS1)。ここで、本実施例において、自己復帰トライアル回数のセットとは、後述する、ステップS4からステップS6の処理を繰り返す回数を決めるものである。
次いで、少なくともCPU部18を含む制御装置は、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a及び左側排出ゲート10bを同時に開いて、それぞれを開状態で維持する(ステップS2)。このステップ2に示す動作により、噛み込んでいた被計量物は、計量ホッパ6a内に落ちるか、或いは、仕切り板9にまたがるようになる。
次いで、少なくともCPU部18を含む制御装置は、被計量物を正規以外の方向に排出させるために、計量ホッパ6a〜6iの下方の搬送コンベヤ1を逆回転させ(ステップS3)、被計量物を振り落とすために、計量ホッパ6aの右側排出ゲート11a及び左側排出ゲート11bのそれぞれを開閉させる(ステップS4,S5)。
そして、少なくともCPU部18を含む制御装置は、計量のための所定の安定時間が経過した後、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が実質的に零値である場合には(ステップS6でYES)、噛み込んだ被計量物が落ちたと判断して、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a及び左側排出ゲート10bを閉じて(ステップS9)、所定の自動復帰処理を終える。
尚、少なくともCPU部18を含む制御装置は、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が実質的に零値ではない場合には(ステップS6でNO)、被計量物が未だ噛み込んでいると判断して、ステップS4とステップS5とを繰り返し実施させ、自己復帰トライアル回数分繰り返しても被計量物の噛み込み現象が解消されない場合には(ステップS7でYES)、警報を報知して(ステップS8)、所定の自動復帰処理を終了する。
本発明の実施例3では、半自動式組合せ秤100において被計量物の噛み込み現象が発生した後の復帰処理が手動で行われる形態について説明する。
図6は、本発明の実施例3に係る被計量物の噛み込み現象検出後の手動復帰処理ステップの一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、半自動式組合せ秤100において被計量物の噛み込み現象が発生した場合、先ず、作業者は、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a及び左側排出ゲート10bを同時に開いて、それぞれを開状態で維持する(ステップS1)。このステップ1に示す動作により、噛み込んでいた被計量物は、計量ホッパ6a内に落ちるか、或いは、仕切り板9にまたがるようになる。
この際、作業者は、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10a及び左側排出ゲート10bが開いていることを利用して、計量ホッパ6a内にある被計量物を取り除く(ステップS2)。
次いで、作業者は、例えば操作部2の操作設定表示部2aに設けられた所定のキー(例えば、出願人製作の半自動式組合せ秤では、キーの数を減らすべく設けた「全排出」のキー)を押して(ステップS3)、その計量安定後、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が実質的に零点であるいか否かを確認する(ステップS4)。尚、上記の「所定のキー」とは、本願の出願人製作の半自動式組合せ秤においては「全排出」のキーであるが、通常は、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が零点であるか否かを確認することを可能とするキーであれば、何れのキーであってもよい。
そして、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が零点付近である場合(ステップS4でYES)、作業者は、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10aと左側排出ゲート10bとを閉じて(ステップS5)、所定の手動復帰処理を終える。
一方、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が零点付近ではない場合には(ステップS4でNO)、作業者は、ステップS2,ステップS3,ステップS4の処理を繰り返し実施する。そして、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が零点付近となったことを確認した後(ステップS4でYES)、作業者は、供給ホッパ5aの右側排出ゲート10aと左側排出ゲート10bとを閉じて(ステップS5)、所定の手動復帰処理を終える。尚、作業者は、ステップS2,ステップS3,ステップS4の処理を繰り返し実施しても、計量ホッパ用計量センサ8aの計量値が零点付近とならないことを確認した場合は、被計量物の噛み込み現象により、例えば計量ホッパ6aに連結している計量ホッパ用計量センサ8a、或いは、その連結系統がダメージを受けている場合があるので、それらの確認を実施する。
このように、実施例2,3に示す復帰処理によれば、半自動式組合せ秤100において被計量物の噛み込み現象が発生した場合であっても、半自動式組合せ秤100の復帰処理を手動若しくは自動により確実に実施させることが可能になる。
本発明は、半自動式組合せ秤の運転時において被計量物の噛み込み現象を即座にかつ確実に検出することが可能な噛み込み検出機能を備える半自動式組合せ秤として、産業上の利用可能性を備えている。
1 搬送コンベヤ
1b 支持台
2 操作部
2a 操作設定表示部
2b 支柱
3 作業台
3a〜3i 投入口
4 電装品収納盤
5a〜5i 供給ホッパ
6a〜6i 計量ホッパ
7a〜7i 供給ホッパ用計量センサ
8a〜8i 計量ホッパ用計量センサ
9 仕切り板
10a,10c,・・・,10o,10q 右側排出ゲート
10b,10d,・・・,10p,10r 左側排出ゲート
11a,11c,・・・,11o,11q 右側排出ゲート
11b,11d,・・・,11p,11r 左側排出ゲート
13 供給ホッパ用排出ゲート駆動回路部
14 計量ホッパ用排出ゲート駆動回路部
15 A/D変換回路部(1)
16 A/D変換回路部(2)
17 コンベア駆動回路部
18 CPU部
19 メモリ部
20 I/O回路部
100 半自動式組合せ秤
101 本体
102a〜102d 脚部
M 被計量物

Claims (1)

  1. 列状に配設されて、供給された被計量物を一時的に貯蔵してそのゲートが開かれて該被計量物を排出する複数の供給ホッパと、
    前記供給ホッパに連結して前記貯蔵した被計量物の重量を計量すると共に、該被計量物が前記供給ホッパに供給されたことを検出する複数の供給ホッパ用計量センサと、
    前記列状に配設されて、前記供給ホッパから排出された被計量物を一時的に貯蔵してそのゲートが開かれて該被計量物を排出する複数の計量ホッパと、
    前記計量ホッパに連結して前記貯蔵した被計量物の重量を計量する複数の計量ホッパ用計量センサと、
    前記複数の計量ホッパ用計量センサの計量値に基づき、前記計量ホッパのそれぞれが前記貯蔵した被計量物の重量の組合せ重量値が目標重量値から上限重量値までの許容重量値となるよう、前記計量ホッパの組合せを少なくとも演算する制御装置と、
    前記組み合わされた計量ホッパから排出された前記被計量物のそれぞれを受け止めかつそれらを搬送する搬送コンベヤと、
    を備える半自動式組合せ秤において、
    前記制御装置が、前記供給ホッパのゲートを開いて前記被計量物を該供給ホッパから前記計量ホッパに供給するよう制御した後、前記供給ホッパ用計量センサ及び前記計量ホッパ用計量センサの少なくとも何れかの計量値に基づき、前記被計量物の噛み込み現象を検出するように構成されており、
    前記制御装置が、前記供給ホッパのゲートを開いて前記被計量物を該供給ホッパから前記計量ホッパに供給するよう制御した後、前記供給ホッパ用計量センサの計量値がマイナスの計量値である場合に、前記供給ホッパのゲートを開状態に維持すると共に、警報を鳴らすよう制御することを特徴とする、半自動式組合せ秤。
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