JP5236483B2 - 移動通信システム、基地局及び移動局並びに通信制御方法 - Google Patents

移動通信システム、基地局及び移動局並びに通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システム、基地局、移動局及び通信制御方法に関し、特に、上りリンクにおいて送信電力を行う移動通信システム、基地局及び移動局並びに通信制御方法に関する。
電波を用いたシステムである携帯電話や電波天文、衛星通信、航空・海上レーダー、地球資源探査、無線LANは、一般的に、お互いの干渉を防ぐために、利用する周波数帯域を分離する。また、例えば、携帯電話のシステムに割り当てられた周波数帯域の中に、さらに複数のシステムが存在し、その各システムの周波数帯域は分離されている。
例えば、図1に、2GHz帯における携帯電話システムに割り当てられた周波数帯域の分離状況を示す。例えば、1920MHzから1980MHzはIMT−2000(International Mobile Telecommunication−2000)の上りリンク(UL: Uplink)に割り当てられており、その中で、例えば、1940MHzから1960MHzはWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)を用いたシステムに割り当てられている。さらに、WCDMAシステムはその帯域幅が5MHzであるため、上記1940MHzから1960MHzの周波数帯域は、4つのWCDMAシステムに分離されていることになる。
すなわち、電波を用いたシステムは、その利用する周波数帯域を分離することにより、システム間の干渉を防いでいる。しかしながら、電波を放射する送信機は、自システムの周波数帯域の外側の帯域に不要波(以下、隣接チャネル干渉と呼ぶ)を放射してしまうため、周波数帯域が分離されていたとしても、隣接する複数のシステムはお互いに干渉を与え合うことになる。よって、上記不要波の電力レベルが大きい場合には、隣接するシステムに多大な悪影響を与えることになる。
このような隣接チャネル干渉による、隣接するシステムへの悪影響を防ぐために、各システムにおいて、上記隣接チャネル干渉に関する特性が規定されている。例えば、3GPPのWCDMAシステムにおいては、基地局の隣接チャネル干渉に関する規定として、TS25.104の6.6 Output RF spectrum emissions(非特許文献1)が存在し、移動局の隣接チャネル干渉に関する規定として、TS25.101の6.6 Output RF spectrum emissions(非特許文献2)が存在する。
上述した隣接チャネル干渉に関する規定により、送信機からの不要波はある程度は低減されることになる。しかしながら、低減されるとはいえ、不要波による干渉は依然存在するため、例えば、送信機の送信電力が増大した場合には、隣接するシステムへの干渉量は増大することになる。言い換えれば、隣接するシステムへの干渉量は送信機の送信電力制御に依存することになる。
ところで、地域標準化機関等により組織された3GPPにおいては、第3世代移動通信システムであるWCDMA方式に係る標準仕様が規定されており、また、WCDMA方式における伝送速度の高速化を目指し、下りリンクにおいてHSDPA(非特許文献3参照)、上りリンクにおいてHSUPA(非特許文献4)の仕様が規定されている。さらに、3GPPでは、伝送速度の更なる高速化を目指し、Long Term Evolution(LTE)に関する仕様が議論されている(非特許文献5)。
ここで、上述したWCDMA方式やHSUPAを用いたシステムは、上りリンクにおいて、非直交性のCDMAを用いたシステムであり、遠近問題が存在するため、その容量は基地局におけるノイズライズで制限されていた。すなわち、上りリンクの容量は、基地局における受信レベルの大きさがあるレベルまで増大した場合に制限されていた。
一方、LTEを用いたシステムでは、上りリンクにおいて直交性が実現されているSC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)を用いたシステムであり、遠近問題が存在しない。すなわち、その容量は、基地局におけるノイズライズでは制限されない。LTEを用いたシステムでは、その容量は、基地局における受信SIR(Signal−to−Interference ratio)に依存する。
この場合、ノイズライズで容量が制限されるWCDMA方式やHSUPAを用いたシステムは、隣接システムからの干渉により、ノイズライズが増大するため、結果として、容量が低減されることになる。すなわち、WCDMA方式やHSUPAを用いたシステムは、隣接システムからの干渉に対する耐性が弱いことになる。一方、ノイズライズで容量が制限されないLTEを用いたシステムでは、隣接システムからの干渉により、ノイズライズが増大したとしても、直接的には容量に影響しないため、結果として、隣接システムからの干渉に対する耐性が強いことになる。
3GPP TS25.104 v6.13.0 3GPP TS25.101 v6.13.0 3GPP TS25.308 v6.3.0 3GPP TS25.309 v6.6.0 3GPP TS25.912 v7.1.0
上述したように、隣接する移動通信システムが隣接チャネル干渉に対する耐性が強いか弱いか、例えば、ノイズライズによってシステム容量が制限されるか否かによって、隣接チャネルへの干渉量を制限する必要がある。
一方、隣接チャネルへの干渉量を制限する方法として、送信電力制御を行うことにより、送信機の送信電力そのものを低減し、隣接チャネルへの干渉量を低減する方法が考えられる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行うことにより、隣接するシステムに与える悪影響を低減でき、適切に移動通信サービスを提供する移動通信システム、基地局及び移動局並びに通信制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の移動通信システムは、
基地局と、前記基地局と通信を行う移動局とにより構成される移動通信システムであって:
周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの受信電力レベルの上限値を設定し、該上りリンクの受信電力レベルの上限値に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行う制御手段;
を備える。
本発明の移動通信システムは、
基地局と、前記基地局と通信を行う移動局とにより構成される移動通信システムであって:
周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクにおける送信電力を決定するためのパラメータを決定し、該上りリンクにおける送信電力を決定するためのパラメータと、前記基地局と前記移動局との間のパスロスに基づいて、上りリンクの送信電力制御を行う制御手段;
を備え、
前記制御手段は、前記上りリンクにおける送信電力Txpowerを、a,bを前記上りリンクにおける送信電力を決定するためのパラメータ、Pathlossを前記基地局と前記移動局との間のパスロスとした場合
Txpower=a・(pathloss)bに基づいて算出する。
本発明の基地局は、
基地局と、前記基地局と通信を行う移動局とにより構成される移動通信システムにおける基地局であって:
周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの受信電力レベルの上限値を設定し、該上りリンクの受信電力レベルの上限値に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行う制御手段;
を備える。
本発明の移動局は、
基地局と、前記基地局と通信を行う移動局とにより構成される移動通信システムにおける移動局であって:
周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの受信電力レベルの上限値を設定し、該上りリンクの受信電力レベルの上限値に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行う制御手段;
を備える。
このように構成することにより、隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行うことができる。
本発明の通信制御方法は、
基地局と、前記基地局と通信を行う移動局とにより構成される移動通信システムにおける通信制御方法であって:
周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの受信電力レベルの上限値を設定し、該上りリンクの受信電力レベルの上限値に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行うステップ;
有する。

このようにすることにより、隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行うことができる。
本発明の実施例によれば、隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行うことにより、隣接するシステムに与える悪影響を低減でき、適切に移動通信サービスを提供する移動通信システム、基地局及び移動局並びに通信制御方法を実現できる。
2GHz帯における周波数の割り当て状況を示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係る移動通信システムを示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係る基地局を示す部分ブロック図である。 本発明の実施の一形態に係る基地局のベースバンド信号処理部を示すブロック図である。 周波数的に隣接するシステムの一例を示す説明図である。 周波数的に隣接するシステムの一例を示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係る移動局を示す部分ブロック図である。 本発明の実施の一形態に係る移動局のベースバンド信号処理部を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態に係る隣接するシステムに基づいた上りリンクの送信電力制御方法を示すフロー図である。 本発明の実施の一形態に係る隣接するシステムに基づいた上りリンクの送信電力制御方法を示すフロー図である。 本発明の実施の一形態に係る移動通信システムを示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係る隣接するシステムに基づいた上りリンクの送信電力制御方法を示すフロー図である。
符号の説明
10、10、10、10、10 移動局
30、30 基地局
50、50 セル
101、201 送受信アンテナ
102、202 アンプ部
103、203 送受信部
104、204 ベースバンド信号処理部
105、205 呼処理部
106 伝送路インターフェース
111、211 レイヤー1処理部
112、212 MAC処理部
113 UL送信電力制御部
114 隣接システム通知部
206 アプリケーション部
213 送信電力決定部
1000 移動通信システム
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
本発明の実施の形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
図2は、本発明の実施の一形態に係る通信制御方法が適用される移動通信システムの構成例を示す図である。
同図において、この移動通信システム1000は、複数の移動局10(10、10、10、・・・、10)(nは、1≦nの整数)と、基地局30とから構成される。図2には、上りリンク及び下りリンクにおいて、前述したLTEを適用した場合を示している。セル50は、基地局30が通信を提供することのできるエリアを示す。
以下、基地局30と通信を行っている移動局10、10、・・・、10に関しては、同一の構成、機能、状態を持つので、以下では特段の断りがない限り移動局10として説明を進める。
LTEにおける通信チャネルに関する説明を行う。
LTEにおける下りリンクにおいては、各移動局10で共有して使用される下り共有チャネルと、各移動局で共有して使用される下り制御チャネルとが用いられる。また、上りリンクにおいては、各移動局10で共有して使用される上り共有チャネルが用いられる。本発明に係る上りリンクにおける送信電力制御は、上記上り共有チャネルに対して行われる。さらに、上りリンクにおいては、サウンディング リファレンス シグナル(Sounding reference signals)と呼ばれるパイロット信号が送信される。
図3は、図2に示す基地局30の構成例を示す機能ブロック図である。
同図において、本実施例に係る基地局30は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを具備する。
下りリンクのパケットデータについては、コアネットワークから伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。ベースバンド信号処理部104では、再送制御(H−ARQ (Hybrid Automatic repeat request))の送信処理や、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理等が行われて送受信部103に転送される。
送受信部103では、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部102で増幅されて送受信アンテナ101より送信される。
一方、上りリンクのデータについては、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅され、送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部104で高速フーリエ変換(FFT)処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされた後、伝送路インターフェース106を介してコアネットワークに転送される。
また、上りリンクに関しては、後述するように、ベースバンド信号処理部104において、各移動局10に関する上り共有チャネルに関する送信電力制御を行うための処理が行われる。
また、呼処理部105は、無線リソースの管理や、呼受付制御、ハンドオーバ制御等を行う。
図4は、上記ベースバンド信号処理部104の機能構成を示す機能ブロック図である。同図において、ベースバンド信号処理部104は、レイヤー1処理部111と、MAC(Medium Access Controlの略称)処理部112と、UL送信電力制御部113と、隣接システム通知部114とを具備する。
ベースバンド信号処理部104におけるレイヤー1処理部111、MAC処理部112、UL送信電力制御部113及び隣接システム通知部114と、呼処理部105と接続される。また、レイヤー1処理部111、MAC処理部112及びUL送信電力制御部113と、隣接システム通知部114とは、お互いに接続される。
レイヤー1処理部111では、下りデータのチャネル符号化や上りデータのチャネル復号化や、IFFT処理・FFT処理が行われる。また、レイヤー1処理部111では、上りリンクにおける受信電力レベルを測定し、上記上りリンクにおける受信電力レベルを、UL送信電力制御部113に通知する。ここで、上記受信電力レベルとは、例えば、Received total wide band power(RTWP)や、Rise−over−Thermal(RoT)のことである。
ここで、上記RTWPやRoTは、システムの全周波数帯域に関する値であってもよく、あるいは、システムの全周波数帯域の中のリソースブロック(Resource block)毎の値であってもよい。さらに、レイヤー1処理部111では、各移動局10に関するSounding reference signalの受信電力レベルを測定し、上記各移動局10に関するSounding reference signalの受信電力レベルをUL送信電力制御部113に通知する。
MAC処理部112では、LTEにおける下り共有チャネルのH−ARQ(Hybrid ARQ)の送信処理や、基地局内の送信待ちパケットに対するスケジューリング、伝搬環境の変動に応じて、変調方式や誤り訂正符号化レートを適応的に変更する伝送方式、すなわちAMC(Adaptive Modulation and Coding)における下り共有チャネルの送信フォーマットの決定等が行われる。また、MAC処理部112では、LTEにおける上り共有チャネルのH−ARQの受信処理、各移動局内の送信待ちパケットに対するスケジューリング等が行われる。
UL送信電力制御部113では、レイヤー1処理部111より、上りリンクにおける受信電力レベルと、各移動局10に関するsounding reference signalの受信電力レベルを受け取る。そして、UL送信電力制御部113は、上記上りリンクにおける受信電力レベルと、各移動局10に関するSounding reference signalの受信電力レベルに基づき、各移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantを決定する。そして、UL送信電力制御部113は、上記移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantを、下りリンクの制御チャネルを通じて、各移動局10に通知する。
ここで、上記移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantは、移動局10に関する上り共有チャネルの送信電力を決めるための値であり、例えば、上記移動局10に関する上り共有チャネルの送信電力値そのものの値であったり、あるいは、移動局10に関するSounding reference signalと上り共有チャネルとの電力比であったりする。
以下に、上述した各移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantの決定方法の詳細を示す。
UL送信電力制御部113は、所定の受信電力レベル閾値Th1を保持し、移動局10が上り共有チャネルを送信した場合の、基地局における受信電力レベルが閾値Th1以下になるように、移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantを決定してもよい。
例えば、閾値Th1を−99dBmと設定し、上り共有チャネルを除いた全受信電力レベルを−107dBm、Sounding reference signalの受信電力レベルが−110dBmであった場合に、Sounding reference signalと上り共有チャネルとの電力比を10dBと設定してもよい。この場合、上り共有チャネルが送信された場合の受信電力レベルは、−99.2dBmとなり、基地局30の受信レベルを閾値Th1以下に抑えることが可能となる。
そして、UL送信電力制御部113は、後述する隣接システム通知部114から通知される、周波数的に隣接するシステムに関する情報に基づいて、閾値Th1を設定してもよい。
ここで、周波数的に隣接するシステムの例を、図5及び図6を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係るシステム、すなわち1945MHz−1950MHzの両隣に位置するシステム、すなわち1940MHz−1945MHzを使用するシステムと、1950MHz−1955MHzを使用するシステムが、周波数的に隣接するシステムとなり、図5に示すCase 1では、上記周波数的に隣接するシステムがLTEを用いたシステムである場合を示しており、図6に示すCase 2では、周波数的に隣接するシステムがWCDMAを用いたシステムである場合を示している。
ここで、以下の説明においては、すぐ隣のシステムのみを考慮して上りリンクの送信電力制御を行っているが、すぐ隣のシステムだけでなく、少し離れたシステムを考慮して上りリンクの送信電力制御を行ってもよい。例えば、隣接するシステムと、該隣接するシステムに隣接するシステムに基づいて、上りリンクの送信電力制御を行ってもよい。
例えば、周波数的に隣接するシステムがWCDMAを用いたシステムである場合(図6のCase 2)には、閾値Th1を−100dBmに設定し、周波数的に隣接するシステムがLTEを用いたシステムである場合(図5のCase 1)には、閾値Th1を−90dBmに設定してもよい。
すなわち、周波数的に隣接するシステムがWCDMAを用いたシステムである場合には、基地局における受信電力レベルがLTEを用いたシステムより小さくなるように、言い換えれば、移動局における上りリンクの送信電力が小さくなるように、上りリンクの送信電力制御を行う。また、周波数的に隣接するシステムがLTEを用いたシステムである場合には、基地局における受信電力レベルがWCDMAを用いたシステムより大きくなるように、言い換えれば、移動局における上りリンクの送信電力が大きくなるように、上りリンクの送信電力制御を行う。
また、上記周波数的に隣接するシステムは、WCDMAを用いたシステムやLTEを用いたシステムに限定されることはなく、GSM(Global System for Mobile Communications)を用いたシステム、PDC(Personal Digital Cellular)を用いたシステム、PHS(personal handy phone system)を用いたシステム、CDMA2000を用いたシステムに対して、そのシステムの特性に基づいて、閾値Th1を設定することが可能である。
また、LTEを用いたシステムにおいては、移動局は、移動局と基地局との間の伝搬路のパスロスに基づいて、上りリンクにおける送信電力を設定してもよい。そして、UL送信電力制御部113は、移動局と基地局との間の伝搬環境のパスロスに基づいて上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータを決定し、上記パラメータを、下りリンクを通じて、移動局に通知する。
以下に、上述した移動局と基地局との間の伝搬環境のパスロスに基づいて、上りリンクにおける送信電力を設定する方法の例を示す。
例えば、移動局10は、移動局10と基地局30との間の伝搬環境のパスロスPathlossから、以下の式(1)を用いて、上りリンクにおける移動局の送信電力Txpowerを決定してもよい。
Txpower=a・(Pathloss (1)
ここで、上記式におけるa、bが、上述した移動局と基地局との間の伝搬環境のパスロスに基づいて、上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータに相当する。例えば、aの値を大きくすることにより、移動局の送信電力を大きくすることが可能となり、結果として、基地局における上りリンクの受信レベルを大きくすることができる。尚、式(1)は、真値で計算される式である。
また、bの値を調節することにより、パスロスに対する上りリンクの受信レベルを調節することが可能となる。例えば、b=1.0とした場合は、パスロスに関係なく、基地局における上りリンクの受信レベルが一定となるように上りリンクの送信電力制御が行われるが、b=0.5とした場合は、パスロスが小さい移動局に関する、基地局における上りリンクの受信レベルは、パスロスが大きい移動局に関する、基地局における上りリンクの受信レベルよりも、大きくなる。
尚、上述した送信電力制御方法では、移動局と基地局との間の伝搬路のパスロスに基づいて送信電力を決定したが、上記パスロスの代わりに、SIRやCQI(Channel Quality Indicator)に基づいて決定してもよい。
ここで、UL送信電力制御部113は、後述する隣接システム通知部114から通知される、周波数的に隣接するシステムに関する情報に基づいて、上記パラメータa、bを設定してもよい。例えば、周波数的に隣接するシステムがWCDMAを用いたシステムである場合(図6のCase 2)には、aを25dBに、bを0.8に設定し、周波数的に隣接するシステムがLTEを用いたシステムである場合(図5のCase 1)には、aを45dBに、bを0.8に設定してもよい。尚、例えばa=25dBとした場合、式(1)においては、真値で計算されるため、a=102.5となる。尚、上述したa, bの値はあくまでも一例であり、本発明の目的に沿うものであれば、上記以外の値が設定されてもよいのはもちろんのことである。
すなわち、周波数的に隣接するシステムがWCDMAを用いたシステムである場合には、基地局における受信電力レベルが小さくなるように、言い換えれば、移動局における上りリンクの送信電力が小さくなるように、上りリンクの送信電力制御を行う。また、周波数的に隣接するシステムがLTEを用いたシステムである場合には、基地局における受信電力レベルが大きくなるように、言い換えれば、移動局における上りリンクの送信電力が大きくなるように、上りリンクの送信電力制御を行う。
また、上記周波数的に隣接するシステムは、WCDMAを用いたシステムやLTEを用いたシステムに限定されることはなく、GSMを用いたシステム、PDCを用いたシステム、PHSを用いたシステム、CDMA2000を用いたシステムに対して、そのシステムの特性に基づいて、a、bを設定することが可能である。
あるいは、移動局10は、上述した式(1)の代わりに、以下の式(2)を用いて、上りリンクにおける移動局の送信電力Txpowerを決定してもよい。
Txpowern=min(Pmax, 10logM+Po+αxPL+delta mcs+f(delta_i)) (2)
以下に、式(2)における各パラメータの説明を行う。Pmaxは、移動局10の最大送信電力である。Mは送信帯域幅、あるいは、送信に用いられるリソースブロックの数である。送信に用いられるリソースブロックは、下りの制御チャネルにより、基地局より通知される。Poは基準となる送信電力であり、報知情報またはRRC messageにより基地局より通知される値である。αは係数であり、報知情報またはRRC messageにより基地局より通知される値である。PLは、上述した移動局と基地局との間の伝搬環境のパスロスである。"delta_mcs"は、送信フォーマットに基づいて定義される値である。送信フォーマットは、下りの制御チャネルにより、基地局より通知される。尚、送信フォーマットとdelta_mcsの関係は、報知情報またはRRC messageにより通知される。"delta_i"は、下りの制御チャネルにより通知される、補正のためのパラメータである。f(delta_i)は、例えば、+1や-1といったオフセットに相当し、delta_iに応じて、f(delta_i)の値が定義されている。一例を以下に示す:
f(delta_i=0)=+1
f(delta_i=1)=−1
尚、delta_iや+1,−1といった値は、上記に限定されることはなく、任意の値を設定されてもよい。尚、式(2)は、dB値で計算される。
ここで、式(2)におけるPoは、式(1)におけるaに等しく、また、式(2)におけるαは、式(1)におけるbに等しい。すなわち、例えば、Poの値を大きくすることにより、移動局の送信電力を大きくすることが可能となり、結果として、基地局における上りリンクの受信レベルを大きくすることができる。また、αの値を調節することにより、パスロスに対する上りリンクの受信レベルを調節することが可能となる。例えば、α=1.0とした場合は、パスロスに関係なく、基地局における上りリンクの受信レベルが一定となるように上りリンクの送信電力制御が行われるが、α=0.5とした場合は、パスロスが小さい移動局に関する、基地局における上りリンクの受信レベルは、パスロスが大きい移動局に関する、基地局における上りリンクの受信レベルよりも、大きくなる。
そして、UL送信電力制御部113は、a、bの場合と同様に、後述する隣接システム通知部114から通知される、周波数的に隣接するシステムに関する情報に基づいて、上記パラメータPo,αを設定してもよい。尚、周波数的に隣接するシステムに関する情報に基づいたパラメータPo,αの設定の仕方に関しては、a,bの設定の仕方と同様であるため、省略する。
隣接システム通知部114では、周波数的に隣接するシステムに関する情報を保持し、上記周波数的に隣接するシステムに関する情報を、UL送信電力制御部113に通知する。ここで、上記周波数的に隣接するシステムに関する情報は、伝送路インターフェースを介して、コアネットワークから通知されてもよいし、あるいは、基地局内部のパラメータとして設定されてもよい。
尚、周波数的に隣接するシステムに関する情報とは、例えば、周波数的に隣接するシステムの種類のことであり、具体的には、WCDMAを用いたシステム、LTEを用いたシステム、GSMを用いたシステム、PDCを用いたシステム、PHSを用いたシステム、CDMA2000を用いたシステムといった情報のことである。
図7は、図2に示す移動局10の構成例を示す機能ブロック図である。
同図において、移動局10は、送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、呼処理部205と、アプリケーション部206とを具備する。
下りリンクのデータについては、送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされた後、アプリケーション部206に転送される。
一方、上りリンクのパケットデータについては、アプリケーション部206からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、IFFT処理等が行われて送受信部203に転送される。
送受信部203では、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部202で増幅されて送受信アンテナ201より送信される。ここで、アンプ部202は、上りリンクの共有チャネルの送信電力を、後述する送信電力決定部213から通知された送信電力に設定する。
また、上りリンクに関しては、後述するように、ベースバンド信号処理部204において、上り共有チャネルに関する送信電力制御を行うための処理が行われる。
呼処理部205は、基地局30との通信の管理等を行い、アプリケーション部206は、物理レイヤーやMACレイヤーより上位のレイヤーに関する処理等を行う。
図8は、上記ベースバンド信号処理部204の機能構成を示す機能ブロック図である。同図において、ベースバンド信号処理部204は、レイヤー1処理部211と、MAC(Medium Access Controlの略称)処理部212と、送信電力決定部213とを具備する。
ベースバンド信号処理部204におけるレイヤー1処理部211、MAC処理部212及び送信電力決定部213は、呼処理部205と接続される。また、レイヤー1処理部211、MAC処理部212及び送信電力決定部213は、お互いに接続されている。
レイヤー1処理部211では、上りデータのチャネル符号化や下りデータのチャネル復号化、IFFT処理・FFT処理が行われる。また、レイヤー1処理部211は、上述した下りリンクと通じて基地局30から通知される、移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantと、上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータとを受信し、上記移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantと、上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータとを、送信電力決定部213に通知する。
さらに、レイヤー1処理部211は、下りリンクの既知の信号系列であるパイロット信号を用いて、移動局10と基地局30との間の伝搬路のパスロスを算出し、上記パスロスを送信電力決定部213に通知する。ここで、レイヤー1処理部211は、上記移動局10と基地局30との間の伝搬路のパスロスだけでなく、SIRやCQIを算出し、算出したSIRやCQIを送信電力決定部213に通知してもよい。
MAC処理部112では、LTEにおける上り共有チャネルのHARQ(Hybrid ARQ)の送信処理や、AMCにおける上り共有チャネルの送信フォーマットの決定等が行われる。また、MAC処理部112では、LTEにおける下り共有チャネルのH−ARQの受信処理等が行われる。
送信電力決定部213は、レイヤー1処理部211より、移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantと、上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータと、移動局10と基地局30との間の伝搬路のパスロスとを受信する。また、レイヤー1処理部211が、SIRやCQIを送信電力決定部213に通知する場合には、上記SIRやCQIも受信する。
そして、送信電力決定部213は、上記移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantと、上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータとに基づいて、上りリンクの送信電力を決定する。
例えば、上記移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantとして、移動局10に関するSounding reference signalと上り共有チャネルとの電力比を受信した場合には、送信電力決定部213は、上記Sounding reference signalの送信電力と、上記移動局10に関するSounding reference signalと上り共有チャネルとの電力比とに基づいて、送信電力を決定する。あるいは、上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータとして、上述したa、bを通知された場合には、上述した式、すなわち式(1)
Txpower=a・(Pathloss (1)
と、上記パラメータa、bと、パスロスPathlossとに基づいて、上りリンクにおける移動局10nの送信電力Txpowerを決定する。
あるいは、式(1)の代わりに、上述した式(2)、Txpowern=min(Pmax, 10logM+Po+αxPL+delta_mcs+f(delta_i)) (2)を用いて、上りリンクにおける移動局10nの送信電力Txpowernを決定してもよい。
ここで、上述したように、2通りの送信電力が決定されるが、移動局は、上記2通りの送信電力の内、小さい方の送信電力を実際に送信する際の送信電力と設定してもよいし、上記2通りの送信電力の内、大きい方の送信電力を実際に送信する際の送信電力と決定してもよい。あるいは、上記2通りの送信電力の内、どちらか一方を無視し、もう一方の送信電力を実際に送信する送信電力と決定してもよい。さらにあるいは、上記2通りの送信電力を平均した送信電力を実際に送信する送信電力と決定してもよい。そして、上記決定した送信電力を、レイヤー1処理部211、送受信部203を介して、アンプ部202に通知する。
尚、上述した例においては、基地局30におけるUL送信電力制御部113において絶対許容レベルAbsolute grantや上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータを設定し、移動局10における送信電力決定部213において実際の送信電力を決定していたが、例えば、移動局10において、上記絶対許容レベルAbsolute grantや上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータを設定するという構成をとってもよい。
次に、本発明の実施の形態にかかる通信制御方法について説明する。
次に、本実施形態に係る通信制御方法の内、隣接システムの種類に基づいて移動局10に関する絶対許容レベルAbsolute grantを決定し、上記絶対許容レベルAbsolute grantに基づいて上りリンクの送信電力制御を行う通信制御の動作について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
まずステップS1において、基地局30における隣接システム通知部114が、周波数的に隣接するシステムの情報を取得する。
次に、ステップS2において、上記周波数的に隣接するシステムが用いている方式がWCDMAである(図6のCase 2)か、それとも、LTEである(図5のCase 1)かを判定し、周波数的に隣接するシステムが用いている方式がWCDMAであると判定した場合にはステップS3に進み、上記周波数的に隣接するシステムが用いている方式がLTEであると判定した場合にはステップS4に進む。
ステップS3において、基地局30におけるUL送信電力制御部113は、受信電力レベル閾値Th1を−100dBmに設定する。
ステップS4において、基地局30におけるUL送信電力制御部113は、受信電力レベル閾値Th1を−90dBmに設定する。
ステップS5において、基地局30におけるUL送信電力制御部113は、上記受信電力レベル閾値Th1と、上りリンクにおける受信電力レベルと、移動局10nに関するSounding reference signalの受信電力レベルとに基づいて、移動局10nに関する絶対許容レベルAbsolute grantを決定し、移動局10nに通知する。
ステップS6において、移動局10nは、上記絶対許容レベルAbsolute grantと、Sounding reference signalの送信電力に基づいて、上り共有チャネルの送信電力を決定する。
次に、本実施形態に係る通信制御方法の内、隣接システムの種類に基づいて上りリンクの送信電力を決定するためのパラメータa、bを決定し、上記上りリンクの送信電力を決定するためのパラメータa、bに基づいて上りリンクの送信電力制御を行う通信制御の動作について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS11において、基地局30における隣接システム通知部114が、周波数的に隣接するシステムの情報を取得する。
次に、ステップS12において、上記周波数的に隣接するシステムが用いている方式がWCDMAである(図6のCase 2)か、それとも、LTEである(図5のCase 1)かを判定し、上記周波数的に隣接するシステムが用いている方式がWCDMAであると判定した場合には、ステップS13に進み、上記周波数的に隣接するシステムが用いている方式がLTEであると判定した場合にはステップS14に進む。
ステップS13において、基地局30におけるUL送信電力制御部113は、上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータであるaを25dBに、bを0.8に設定する。
ステップS14において、基地局30におけるUL送信電力制御部113は、上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータであるaを45dBに、bを0.8に設定する。
ステップS15において、基地局30におけるUL送信電力制御部113は、上記上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータであるa及びbを、移動局10nに通知する。
ステップS16において、移動局10nは、移動局10nと基地局30との間のパスロスと、上記上りリンクの送信電力を設定するためのパラメータa、bに基づき、上りリンクの共有チャネルの送信電力を決定する。
尚、上述したa,bの値はあくまでも一例であり、本発明の目的に沿うものであれば、上記以外の値が設定されてもよいのはもちろんのことである。
尚、上述した例では、隣接システムの種類に基づいて、式(1)における上りリンクの送信電力を決定するためのパラメータa、bを決定し、上記上りリンクの送信電力を決定するためのパラメータa、bに基づいて上りリンクの送信電力制御を行う通信制御の動作について説明を行ったが、代わりに、式(2)における上りリンクの送信電力を決定するためのパラメータPo、αを決定し、上記上りリンクの送信電力を決定するためのパラメータPo、αに基づいて上りリンクの送信電力制御を行ってもよい。尚、詳細な制御方法は、ステップS11〜S16と同様であるため、省略する。
次に、本発明の他の実施の形態に係る通信制御方法が適用される移動通信システムの構成例について、図11を参照して説明する。
尚、図11に示す移動通信システムは、図2に示す移動通信システムと同様であるが、隣のセルからの干渉電力を抑制する機能を持つため、図中に隣のセル50を追記している。尚、隣のセル50に通信を提供する基地局を30とし、また、隣のセル50において、基地局30と通信を行っている移動局を移動局10とする。
ここで、LTEを用いたシステムは、上りリンクにおいて、ソフトハンドオーバ(Soft Hand Over)を行わないため、移動局10は、上りリンクにおいて、複数の基地局とは通信を行わず、単一の基地局とのみ通信を行う。例えば、移動局10は、基地局30とのみ通信を行い、基地局30とは通信を行わない。しかしながら、移動局10は基地局30と通信は行わないものの、移動局10が放射する信号は、基地局30に届くため、結果として、上記移動局10が放射する信号は、基地局30にとって干渉となる。
このような隣のセルに位置する移動局10から基地局30への干渉を低減するために、本発明の他の実施の形態に係る移動通信システムにおいては、基地局30は、移動局10から基地局30への干渉の量が大きい場合に、基地局30から移動局10に対して、「信号電力を下げろ」という命令を出すことができる。
以下では、上記「信号電力を下げろ」という命令を相対許容レベルRelative grantと呼ぶ。ここで、上記相対許容レベルRelative grantは、「上りリンクの共有チャネルの送信電力を3dB下げろ」といった、相対的に送信電力を変更するような指示のことである。また、上記相対許容レベルRelative grantは、隣のセルに位置する全ての移動局に向けて送信してもよいし、隣のセルに位置する一部の移動局に向けて送信してもよい。
本実施の形態に係る基地局30の構成例は、図3及び4に示した基地局30の構成例とほぼ同様であり、変更点としては、図4におけるレイヤー1処理部111とUL送信電力制御部113に以下の機能が追加されている点である。
尚、下記に記載した以外の機能は、上述した実施例における基地局30と全く同一である。
レイヤー1処理部111は、上りリンクにおける受信電力レベルに含まれる、隣のセル50に位置する移動局10からの信号の受信電力レベルを測定し、隣のセル50に位置する移動局10からの信号の受信電力レベルをUL送信電力制御部113に通知する。
UL送信電力制御部113は、上記隣のセル50に位置する移動局10からの信号の受信電力レベルをレイヤー1処理部111より受信する。
そして、UL送信電力制御部113は、上記隣のセル50に位置する移動局10からの信号の受信電力レベルが大きい場合に、上記移動局10に向けて信号電力を下げるように指示する相対許容レベルRelative grantを作成し、上記相対許容レベルRelative grantを、下りリンクの制御チャネルを通じて、隣のセル50に位置する移動局に通知する。ここで、通知する対象は、移動局10のみであってもよいし、隣のセル50に位置する全ての移動局であってもよい。
例えば、UL送信電力制御部113は、所定の受信電力レベル閾値Th2を保持し、上記隣のセル50に位置する移動局10からの信号の受信電力レベルが閾値Th2を超えている場合に、隣のセル50に位置する移動局に、「上りリンクの送信電力を3dB下げろ」というRelative grantを作成してもよい。
そして、UL送信電力制御部113は、後述する隣接システム通知部114から通知される、周波数的に隣接するシステムに関する情報に基づいて、閾値Th2を設定してもよい。
例えば、周波数的に隣接するシステムがWCDMAを用いたシステムである場合(図4のCase 2)には、閾値Th2を−100dBmに設定し、周波数的に隣接するシステムがLTEを用いたシステムである場合(図4のCase 1)には、閾値Th2を−90dBmに設定してもよい。
すなわち、周波数的に隣接するシステムがWCDMAを用いたシステムである場合には、基地局における隣のセルからの受信電力レベルがLTEを用いたシステムより小さくなるように、言い換えれば、移動局における上りリンクの送信電力が小さくなるように、上りリンクの送信電力制御を行う。また、周波数的に隣接するシステムがLTEを用いたシステムである場合には、基地局における隣のセルからの受信電力レベルがWCDMAを用いたシステムより大きくなるように、言い換えれば、移動局における上りリンクの送信電力が大きくなるように、上りリンクの送信電力制御を行う。
また、上記周波数的に隣接するシステムは、WCDMAを用いたシステムやLTEを用いたシステムに限定されることはなく、GSMを用いたシステム、PDCを用いたシステム、PHSを用いたシステム、CDMA2000を用いたシステムに対して、そのシステムの特性に基づいて、閾値Th2を設定することが可能である。
本実施の形態に係る移動局10の構成例は、図7及び図8に示した移動局10の構成例とほぼ同一であり、変更点としては、図8におけるレイヤー1処理部211と送信電力決定部213に以下の機能が追加されている点である。尚、下記に記載した以外の機能は、上述した移動局10と全く同一である。
レイヤー1処理部211は、隣のセルの基地局30から送信されたRelative grantが存在する場合には、上記隣のセルの基地局30から送信されたRelative grantを受信し、上記隣のセルの基地局30から送信されたRelative grantを送信電力決定部213に通知する。
送信電力決定部213は、上記隣のセルの基地局30から送信されたRelative grantをレイヤー1処理部213より受信する。そして、例えば、上記隣のセルの基地局30から送信されたRelative grantが、「上りリンクの共有チャネルの送信電力を3dB下げろ」といった、相対的に送信電力を変更するような指示であった場合には、上述したAbsolute grantに基づいて決定される送信電力の値を3dB小さい値に変更する。
次に、本実施形態に係る通信制御方法の内、周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、隣のセルに位置する移動局に関する相対許容レベルRelative grantを決定し、上記相対許容レベルRelative grantに基づいて上りリンクの送信電力制御を行う通信制御の動作について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS21において、基地局30における隣接システム通知部114が、周波数的に隣接するシステムの情報を取得する。
次に、ステップS22において、上記周波数的に隣接するシステムが用いている方式がWCDMAである(図6のCase 2)か、それとも、LTEシステムである(図5のCase 1)かを判定し、上記周波数的に隣接するシステムが用いている方式がWCDMAであると判定した場合には、ステップS23に進み、上記周波数的に隣接するシステムが用いている方式がLTEであると判定した場合にはステップS24に進む。
ステップS23において、基地局30におけるUL送信電力制御部113は、受信電力レベル閾値Th2を−100dBmに設定する。
ステップS24において、基地局30におけるUL送信電力制御部113は、受信電力レベル閾値Th2を−90dBmに設定する。
ステップS25において、基地局30におけるUL送信電力制御部113は、上記受信電力レベル閾値Th2と、上りリンクにおける隣のセルに位置する移動局からの受信電力レベルとに基づいて、隣のセルに位置する移動局に関する相対許容レベルRelative grantを決定し、隣のセルに位置する移動局に通知する。
次に、ステップS26において、隣のセルに位置する移動局は、上記相対許容レベルRelative grantに基づき、上述したAbsolute grantにより決定された送信電力を変更する。
以上、説明したような本実施の形態によれば、隣接するシステムの種類に基づいて上りリンクの送信電力制御を行うことにより、隣接するシステムに与える悪影響を低減でき、適切に移動通信サービスを提供する移動通信システム、基地局及び移動局並びに通信制御方法を提供することが可能となる。
尚、上述した他の実施の形態においては、基地局30が、隣のセル50において、基地局30と通信を行っている移動局10に対してRelative grantを作成して送信したが、代わりに、基地局30は、自分のセル50において、基地局30と通信を行っている移動局10に対してRelative grantを送信してもよい。すなわち、基地局30や移動局10の構成、及び、通信制御方法は、Relative grantを、隣のセルの移動局に対して送信するか、自分のセルの移動局に対して送信するか以外は、全く同じものとなる。
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
すなわち、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
説明の便宜上、本発明を幾つかの実施例に分けて説明したが、各実施例の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要に応じて使用されてよい。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明したが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
本国際出願は、2006年11月8日に出願した日本国特許出願2006−303163号に基づく優先権を主張するものであり、2006−303163号の全内容を本国際出願に援用する。
本発明にかかる移動通信システム、基地局及び移動局並びに通信制御方法は、無線通信システムに適用できる。

Claims (8)

  1. 基地局と、前記基地局と通信を行う移動局とにより構成される移動通信システムであって:
    周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの受信電力レベルの上限値を設定し、該上りリンクの受信電力レベルの上限値に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行う制御手段;
    を備えることを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記制御手段は、前記周波数的に隣接するシステムの種類がWCDMAを用いたシステムである場合に、前記上りリンクの受信電力レベルの上限値、あるいは、前記上りリンクにおける送信電力を決定するためのパラメータを小さく設定し、前記周波数的に隣接するシステムの種類がLTEを用いたシステムである場合に前記上りリンクの受信電力レベルの上限値、あるいは、前記上りリンクにおける送信電力を決定するためのパラメータを大きく設定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 基地局と、前記基地局と通信を行う移動局とにより構成される移動通信システムであって:
    周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクにおける送信電力を決定するためのパラメータを決定し、該上りリンクにおける送信電力を決定するためのパラメータと、前記基地局と前記移動局との間のパスロスに基づいて、上りリンクの送信電力制御を行う制御手段;
    を備え、
    前記制御手段は、前記上りリンクにおける送信電力Txpowerを、a,bを前記上りリンクにおける送信電力を決定するためのパラメータ、Pathlossを前記基地局と前記移動局との間のパスロスとした場合
    Txpower=a・(pathloss)bに基づいて算出することを特徴とする移動通信システム。
  4. 前記周波数的に隣接するシステムの種類は、WCDMAを用いたシステム、GSMを用いたシステム、PDCを用いたシステム、PHSを用いたシステム、CDMA2000を用いたシステム及びLTEを用いたシステムの内の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  5. 前記移動通信システムは、Long Term Evolutionを用いた通信システムであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  6. 基地局と、前記基地局と通信を行う移動局とにより構成される移動通信システムにおける基地局であって:
    周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの受信電力レベルの上限値を設定し、該上りリンクの受信電力レベルの上限値に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行う制御手段;
    を備えることを特徴とする基地局。
  7. 基地局と、前記基地局と通信を行う移動局とにより構成される移動通信システムにおける移動局であって:
    周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの受信電力レベルの上限値を設定し、該上りリンクの受信電力レベルの上限値に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行う制御手段;
    を備えることを特徴とする移動局。
  8. 基地局と、前記基地局と通信を行う移動局とにより構成される移動通信システムにおける通信制御方法であって:
    周波数的に隣接するシステムの種類に基づいて、上りリンクの受信電力レベルの上限値を設定し、該上りリンクの受信電力レベルの上限値に基づいて、上りリンクの送信電力制御を行うステップ;
    有することを特徴とする通信制御方法。
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