JP5089754B2 - 移動通信システム、基地局及び送信電力制御方法 - Google Patents

移動通信システム、基地局及び送信電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システム、基地局及び方法に関する。
現在、第3世代の後継となる移動通信方式が、標準化団体3GPPにより検討されている。具体的には、ワイドバンド符号分割多重アクセス(W−CDMA)方式の後継として、エンハンストアップリンク(EUL)方式、ロングタームエボリューション(LTE)方式、LTEアドバンスト(LTE-A)方式等がある。これら何れの方式であっても送信電力は適切に制御される必要がある。特に、ユーザ装置の最大送信電力に配慮する観点からは、上りリンクにおける送信電力が適切に制御されなければならない。
W−CDMA方式やCDMA2000方式のような第3世代のシステムの場合、上り送信電力の制御は、チャネルのフェージング変動に追従するように高速に行われる。基地局は連続的に(スロット毎に)通信チャネルの受信品質を測定し、次回の受信品質が目標の受信品質に近づくように、送信電力制御ビット(TPCビット)を生成し、移動局に通知する。移動局は通知されたTPCビットに基づいて、次回送信する上り信号の電力を決定する。2値の値をとるTPCビットは、次回の送信電力が、前回の送信電力に対して、増加(+1dB)又は減少(−1dB)することを示す。この方式の場合、上り信号の品質は専ら送信電力の強さに依存する。
これに対して、LTE方式のシステムの場合、上り送信電力の制御は、チャネルのパスロス又は伝送損失に追従する程度に低速に行われる。基地局は、不定期的に受信した上り共有データチャネル(PUSCH)や周期的に受信したサウンディングリファレンス信号(SRS)を用いての受信品質を測定し、次回の受信品質が目標の受信品質に近づくように、送信電力制御ビット(TPCビット)を生成し、移動局に通知する。移動局は通知されたTPCビットに基づいて、次回送信する上り信号の電力を決定する。TPCビットは、次回の送信電力が、前回の送信電力に対して、+1dB、−1dB又は+3dB変化すること又は変化しないこと(0dB)を示す。ただし、高速に変化するフェージング変動に対処するため、適応変調及びチャネル符号化(AMC)方式及びハイブリッド自動再送制御(HARQ)方式が使用されている。LTE方式における送信電力制御については、非特許文献1に記載されている。
3GPP TS36.213、「5.1Uplink power control」、V8.6.0(2009−03)
図1に示すように、将来的には、移動通信可能な地域全体がLTE方式のセル1でカバーされることが予想される。上述したように、LTE方式の場合、上り送信電力の制御は、チャネルのパスロスに追従する程度に低速に行われる一方、高速に変化するフェージング変動に対処するため、AMC及びHARQ方式が使用される。したがって、上り送信電力については緩やかに制御され、セル間の干渉は比較的小さい。
しかしながら、移動通信可能な地域全体がLTE方式のセル(LTEセル)だけでカバーされるようになる前に、LTE方式のシステムと第3世代のシステムとが並存することも予想される。
図2は、移動通信可能な地域の一部(右側)が第3世代のシステムのセル(3Gセル)2でカバーされ、残りの部分がLTEセルでカバーされている様子を示す。W−CDMA方式のシステムのような第3世代のシステムの場合、上り送信電力の制御は、チャネルのフェージング変動に追従するように高速に行われる。したがって、3Gセルは、周辺のセルに対して、一時的に強い干渉を及ぼす。図中右側のLTEセル1bは、左側のLTEセル1aとは異なり、3Gセルから瞬時的に強い干渉を受け、上り信号の品質が劣化してしまうおそれがある。
3Gセルに隣接するLTEセルにおける上り信号の品質を確保するため、LTEセルにおける送信電力制御を、3Gセルと同様に高速に行うことが考えられる。しかしながらそのようにすると、ある移動局からの上り信号が干渉に対抗できるように増強された上り送信電力が、別の移動局に対する干渉となり、別の移動局はさらに強い上り送信電力を必要とすることを繰り返し、上り送信電力が上限値に張り付いてしまうおそれがある。
本発明の課題は、パスロスに追従して上り送信電力を制御する第1のシステムのセルと、チャネルのフェージングに追従して上り送信電力を制御する第2のシステムのセルとが近接する場合において、第1のシステムのセルにおける上り信号の品質を担保することである。
本発明の一形態による基地局は、
伝送損失に追従して上り送信電力を制御する第1のシステムにおける基地局であって、前記第1のシステムにおける一部のセルは、チャネルのフェージングに追従して上り送信電力を制御する第2のシステムのセルと近接し、当該基地局は、
受信信号から希望信号電力及び干渉信号電力を測定する上り信号・干渉電力測定部と、
前記希望信号電力及び干渉信号電力から送信電力制御用の受信品質を算出するSIR算出部と、
前記送信電力制御用の受信品質と、所定の目標受信品質との比較結果に応じて、送信電力制御情報を生成するTPCコマンド生成部と、
上り信号用の無線リソースを示すリソース情報及び前記送信電力制御情報を含む制御信号をユーザ装置に送信する信号送信部と
を有し、前記SIR算出部は、第1の期間にわたって希望信号電力を平均化し、第2の期間にわたって干渉信号電力を平均化し、平均化された希望信号電力及び干渉信号電力から、前記送信電力制御用の受信品質を算出し、
(1)前記上り信号・干渉電力測定部が測定した干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが所定値より大きい場合、前記第1の期間及び第2の期間のうち少なくとも一方の長さは、干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが小さかった場合における前記長さよりも短く設定される、或いは、
(2)当該基地局のセルが前記第2のシステムに近接していた場合、前記第1の期間及び第2の期間のうち少なくとも一方の長さは、当該基地局のセルが前記第2のシステムに近接していない場合における前記長さよりも短く設定される、或いは、
(3)ユーザ装置により送信される上り信号が音声通信用の信号であった場合、前記第1の期間及び第2の期間のうち少なくとも一方の長さは、上り信号が音声通信用の信号でなかった場合における前記長さよりも短く設定される、基地局である。

本発明の一形態によれば、伝送損失に追従して上り送信電力を制御する第1のシステムのセルと、チャネルのフェージングに追従して上り送信電力を制御する第2のシステムのセルとが近接する場合において、第1のシステムのセルにおける上り信号の品質を担保することができる。
移動通信可能な地域全体がLTEセルによりカバーされている様子を示す図。 移動通信可能な地域が3Gセル及びLTEセルによりカバーされている様子を示す図。 送信電力制御の概要を示す図。 平均化区間の長短、受信SIR及び上り送信電力の関係を示す図。 実施例で使用される基地局(eNB)の機能ブロック図。
以下の観点から本発明の実施例を説明する。
1.送信電力制御の概要
2.SIRの算出
2.1 平均化区間
2.2 干渉信号電力の上限値
2.3 オフセット
2.4 目標SIR
2.5 初期送信電力
2.6 信号種別
3.基地局
<1.送信電力制御の概要>
図3は、本発明の実施例における送信電力制御の概要を示す。ユーザ装置(UE)は、LTE方式のシステムのセルに在圏している。ユーザ装置は、典型的には携帯電話であるが、情報端末、スマートフォン、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)、携帯用パーソナルコンピュータ等でもよい。また、ユーザ装置(UE)は、典型的には移動局であるが、固定局でもよい。
ステップS1において、ユーザ装置(UE)は、通信開始前に基地局(eNB)から報知信号を受信している。報知信号(BCH)は、いわゆるシステム情報をユーザ装置(UE)に通知するための信号であり、マスター情報ブロック(MIB)及びシステム情報ブロック(SIB)を含む。概して、マスター情報ブロック(MIB)は、そのセルで通信するのに必要最低限の情報を含み、システム情報ブロック(SIB)はさらなる情報を含む。本実施例では、特に、システム情報ブロック(SIB)に含まれている上り送信電力の初期値に関する情報が、ユーザ装置(UE)により取得される。
ステップS3において、ユーザ装置(UE)は、ステップS1において取得した情報、および、下りリンクのリファレンス信号から算出したパスロスに基づいて、上り信号を送信する際の送信電力を算出する。
ステップS5において、ユーザ装置(UE)は、ステップS3において算出した電力で上り信号を送信する。
このように通信開始時の場合、ユーザ装置(UE)は、報知情報から取得した情報に基づいて、送信電力を決定する。通信中の送信電力制御は、ステップS7以降により示されている。
ステップS7において、ユーザ装置(UE)は、何らかの上り信号(PUSCH又はPUCCH)を送信する。その上り信号には、リファレンス信号(RS)が含まれている。リファレンス信号は、サウンディングリファレンス信号(SRS:Sounding Reference Signal)又は復調用のリファレンス信号(Demodulation Reference Signal)である。
ステップS9において、基地局(eNB)は、上り信号を受信し、リファレンス信号を抽出し、リファレンス信号に基づいて受信品質を測定する。受信品質又は受信レベルは、本実施例のように典型的にはSIRにより表現されるが、当該技術分野で既知の適切な如何なる指標で受信品質が表現されてもよい。例えば、受信電力、電界強度RSSI、希望波受信電力RSCP、S/N、Ec/N0等で表現されてもよい。
ステップS11において、基地局(eNB)は、ステップS9において算出された受信SIRに基づいて、送信電力制御コマンド(TPCコマンド)を生成する。基地局(eNB)は、受信SIRと目標とするSIR(目標SIR又はターゲットSIR)の大小比較を行う。受信SIRが目標SIRより小さかった場合、上り送信電力を増やすべきことを示すTPCコマンドが生成される。受信SIRが目標SIRよりも、かなり小さかった場合、上り送信電力を+3dB変化させるべきことを示すTPCコマンドが生成される。受信SIRが目標SIRよりも少し小さかった場合、上り送信電力を+1dB変化させるべきことを示すTPCコマンドが生成される。受信SIRが目標SIRより大きかった場合、上り送信電力を減らすべきことを示すTPCコマンド、具体的には上り送信電力を−1dB変化させるべきことを示すTPCコマンドが生成される。受信SIRが目標SIRと同程度であった場合、上り送信電力を維持すべきことを示すTPCコマンド(0dB)が生成される。
ステップS13において、基地局(eNB)は、下り制御信号(PDCCH)をユーザ装置(UE)に通知する。下り制御信号(PDCCH)は、下りリンクの通信に割り当てられているリソースの情報(DL Scheduling Information)、上りリンクの通信に割り当てられているリソースの情報(UL Scheduling Grant)、上り送信電力に対するTPCコマンド等を含む。
ステップS15において、ユーザ装置(UE)は、上りリンクの通信に割り当てられているリソースの情報(UL−Grant)を確認し、上り送信電力に対するTPCコマンドに基づいて、+1dB、−1dB、+3dBだけ電力を変化させる又は変化させないようにすることで、次回送信する際の上り送信電力を算出する。
ステップS17において、ユーザ装置(UE)は、ステップS15において算出した上り送信電力により、上り信号(PUSCH)を送信する。通信中、ステップS7ないしS17の手順が反復的に行われ、上り送信電力が適切に制御される。
図2を参照しながら説明したように、3Gセルから遠く離れたLTEセルの場合、パスロス又は伝送損失に追従する程度に緩慢な送信電力制御と、AMC及びHARQとを併用することで、上り信号の品質を十分に担保できる。これに対して、3Gセル近辺のLTEセルの場合、フェージング変動による瞬時的に強い干渉を受けることで、上り信号の品質を十分に担保つことができなくなるおそれがある。本実施例では、ステップS9において、受信SIRを算出する際、後述する工夫を行うことで、通信状況に相応しいTPCコマンドを生成する。
<2.SIRの算出>
<<2.1 平均化区間>>
基地局(eNB)が受信SIRを算出する際、受信した上り信号から希望信号電力(S)の瞬時値及び干渉信号電力(I)の瞬時値を測定し、希望信号電力の瞬時値を第1の期間にわたって平均化し、干渉信号電力の瞬時値を第2の期間にわたって平均化する。平均化するための第1及び第2の期間は同一でもよいし、異なっていてもよい。一般に、平均化する期間が長い場合、平均化された希望信号又は干渉信号(ひいては受信SIR)は、パスロスに追従する傾向がある。平均化する期間が短い場合、平均化された希望信号又は干渉信号(又は受信SIR)は、瞬時的なフェージングに追従する傾向がある。
図4は、平均化区間の長短、受信SIR及び上り送信電力の関係を示す。上側のグラフは、平均化区間の長短及び受信SIRの関係を示す。下側のグラフは、平均化区間の長短及びTPCコマンドに基づく上り送信電力の関係を示す。上側のグラフにおいて、実際の瞬時SIRの変動の様子(瞬時SIRが大きく変動する場合)も示されている。図示されているように、受信SIRを算出する際の平均化区間が短い場合、受信SIRは、実際の瞬時SIRに追従するようになる。一例として、例えば、無線リソースの割当単位であるサブフレームが1msであった場合、短い平均化区間は10ms程度である。ただし、具体的な数値は本実施例に必須ではなく、適切な如何なる数値が使用されてもよい。これに対して、受信SIRを算出する際の平均化区間が長い場合、受信SIRは、実際の瞬時SIRには追従しなくなり、パスロスの変動に追従するようになる。
このような受信SIRに基づいてTPCコマンドが生成され、このTPCコマンドにしたがって上り送信電力が決定される。平均化区間が短い場合、実際の瞬時SIRに追従する受信SIR及びTPCコマンドに基づいて算出された上り送信電力は、受信SIRを目標SIRに近づけるように、実際の瞬時SIRに応じて速やかに変動することになる。これに対して、平均化区間が長い場合、パスロスに追従する受信SIR及びTPCコマンドに基づいて算出された上り送信電力は、パスロスに応じて緩やかに変動することになる。
あるLTE方式のシステムのセル(LTEセル)において、図示の実際の瞬時SIRのように、チャネルの状態が時間とともに大きく変化する場合、そのセルは、第3世代の方式のシステム(3Gセル)に近く、3Gセルから比較的大きな干渉を受けていると考えられる。受信SIRは、希望信号電力(S)と干渉信号電力(I)の比率(S/I)によって算出され、受信SIRの変動は、主に干渉信号電力の変動に起因するからである。したがって、このようなLTEセルの場合、平均化区間を短く設定し、上り電力を緩やかに変動させることで実際の瞬時SIRを正確に知る必要がある。そうでなければ、3Gセルからの干渉に起因して、LTEセルにおける上り信号品質を担保できなくなってしまうからである。逆に、LTEセルにおいて、チャネルの状態が時間とともに大きくは変化しない場合、そのセルは、3Gセルから遠く離れていると考えられる。したがって、このようなLTEセルの場合、平均化区間を長く設定し、周辺のセルに干渉を及ぼさないようにすることが好ましい。
このように、LTEセルにおいて、チャネル変動又は干渉信号電力が大きい場合、SIRを算出する際の平均化区間は短く設定される。チャネル変動又は干渉信号電力が大きいか否かは、例えば、過去のある一定期間にわたる干渉信号電力の分散が、所定値より大きいか否かにより判定されてもよい。分散は、平均化された値でもよい。所定値は、例えば、電力値の累積分布関数(c.d.f.)において累積X%となる干渉電力から算出されてもよい。
平均化区間が短かった場合、受信SIRが悪くなると、基地局(eNB)は、送信電力を増加させるTPCコマンドを作成し、ユーザ装置(UE)に通知することで、速やかに受信SIRの向上を図ることができる。受信SIRが目標SIRより過剰に大きくなった場合、基地局(eNB)は、送信電力を減少させるTPCコマンドを作成し、ユーザ装置(UE)に通知することで、過剰な品質を速やかに低下させることができる。一方、過去のある一定期間にわたる干渉信号電力の分散が、所定値より大きくなかった場合、SIRを算出する際の平均化区間は長く設定される。これにより、受信SIR及び上り送信電力は、パスロスに追従する程度に緩やかにしか変化しなくなり、他セル干渉を抑制しつつ、AMCやHARQにより信号の高品質化を図ることができる。
平均化区間の調整は、希望信号電力を平均化する際の第1の期間に対してのみ行われてもよいし、干渉信号電力を平均化する際の第2の期間に対してのみ行われてもよいし、双方の期間に対して行われてもよい。
平均化区間の調整は、基地局(eNB)が、通信状況に応じて自律的に適応的に調整してもよい。あるいは、そのような自律的な適応的な調整を行う代わりに、平均化区間の長さが、局データとして基地局に固定的に設定されていてもよい。例えば、3Gセルに近い基地局には短い平均化区間が固定的に設定され、3Gセルから遠い基地局には長い平均化区間が固定的に設定される。
<<2.2 干渉信号電力の上限値>>
上述したように、基地局(eNB)が測定した受信SIRが、目標SIRより低かった場合、次の受信SIRが目標SIRに近づくように、基地局(eNB)は、上り送信電力を強くするためのTPCコマンドをユーザ装置(UE)に通知する。これに応じてユーザ装置(UE)は、より強い上り送信電力で信号を送信する。しかしながら、干渉を及ぼし合っている移動局同士の間でこのような送信電力制御が続くと、より強い電力で送信し、より大きな干渉を及ぼし合う、という悪循環が生じてしまう。
このような問題に対処するため、受信SIRを算出する際に使用される干渉信号電力(I)を修正することが考えられる。上述したように、基地局(eNB)は、受信した上り信号から希望信号電力(S)の瞬時値及び干渉信号電力(I)の瞬時値を測定し、希望信号電力及び干渉信号電力の瞬時値を平均化する。平均化された希望信号電力及び干渉信号電力の比率が、受信SIRとして算出される。本実施例では、干渉信号電力の瞬時値又は平均値(I)が、所定の上限値(Imax)を超えていた場合、干渉信号電力の瞬時値又は平均値(I)の代わりに、上限値(Imax)を用いて干渉信号電力が平均化される。その結果、受信SIRは、本来の値よりも大きな値になり((S/I)<(S/Imax))、上り送信電力の過剰な上昇を抑制することができる。
干渉信号電力の値を所定の上限値に置換することは、チャネル変動又は干渉信号電力が大きい場合に限って行われてもよいし、常に行われてもよい。チャネル変動又は干渉信号電力が大きいか否かは、例えば、過去のある一定期間にわたる干渉信号電力の分散が、所定値より大きいか否かにより判定されてもよい。分散は、平均化された値でもよい。所定値は、例えば、電力値の累積分布関数(c.d.f.)において累積X%となる干渉電力から算出されてもよい。
<<2.3 オフセット>>
受信SIRが過剰に低くならないようにする観点からは、干渉信号電力に上限値を設定するだけでなく、干渉信号電力にオフセットを加えることも考えられる。この場合におけるオフセットは負の値をとり、干渉信号電力にオフセットを加えた値(I+Δ=I−|Δ|)は、実際の干渉信号電力よりも小さくなる。このようにして算出された受信SIRも、本来の値より大きな値になり、上り送信電力の過剰な上昇を抑制することができる。逆に、正のオフセットを取ることで、実際の干渉電力よりも大きくなる。このようにして算出された受信SIRは本来の値よりも小さな値になるので、上り送信電力を比較的大きくし、当該セルにおける上り信号品質を向上することができる。
干渉信号電力にオフセットを加えることは、チャネル変動又は干渉信号電力が大きい場合に限って行われてもよいし、常に行われてもよい。チャネル変動又は干渉信号電力が大きいか否かは、例えば、過去のある一定期間にわたる干渉信号電力の分散が、所定値より大きいか否かにより判定されてもよい。分散は、平均化された値でもよい。所定値は、例えば、電力値の累積分布関数(c.d.f.)において累積X%となる干渉電力から算出されてもよい。
また、前記オフセット値は隣接セルの構成を示す情報に基づき決定してもよいし、前記平均化処理の測定区間で求めた干渉電力の分散や標準偏差を用いてもよく、それらに補正係数を乗算したようなものでもよい。
<<2.4 目標SIR>>
受信SIRを向上させる観点からは、送信電力制御における目標SIRを大きくすることも考えられる。例えば、チャネル変動又は干渉信号電力が大きい場合には、目標SIRを大きくすることが考えられる。チャネル変動又は干渉信号電力が大きいか否かは、例えば、過去のある一定期間にわたる干渉信号電力の分散が、所定値より大きいか否かにより判定されてもよい。分散は、平均化された値でもよい。所定値は、例えば、電力値の累積分布関数(c.d.f.)において累積X%となる干渉電力から算出されてもよい。
<<2.5 初期送信電力>>
受信SIRを向上させる観点からは、基地局(eNB)がユーザ装置(UE)に通知する初期送信電力を予め大きくしておくことが考えられる。例えば、チャネル変動又は干渉信号電力が大きい場合には、ユーザ装置(UE)に通知する初期送信電力(具体的には、図3のステップS1で報知する情報)を、チャネル変動等が小さい場合よりも、大きく設定することが考えられる。逆に、チャネル変動又は干渉信号電力が大きくなかった場合には、ユーザ装置(UE)に通知する初期送信電力(具体的には、図3のステップS1で報知する情報)を、チャネル変動等が大きい場合よりも、小さく設定することが考えられる。チャネル変動又は干渉信号電力が大きいか否かは、例えば、過去のある一定期間にわたる干渉信号電力の分散が、所定値より大きいか否かにより判定されてもよい。分散は、平均化された値でもよい。所定値は、例えば、電力値の累積分布関数(c.d.f.)において累積X%となる干渉電力から算出されてもよい。
なお、上記の(2.1)−(2.5)で説明した処理は、チャネル変動又は干渉信号電力に応じて行うだけでなく、隣接セルの構成を示す情報にしたがって行われてもよい。基地局(eNB)が、隣接セルの構成を示す情報を利用できる場合において、隣接セルが3Gセルであることが既知であった場合、平均化区間を短縮すること(2.1)、干渉信号電力に上限値を設けること(2.2)、干渉信号電力にオフセットを加えること(2.3)、目標SIRを良くすること(2.4)及び初期送信電力を強く設定すること(2.5)の内の1つ以上が行われてもよい。あるいは、隣接セルがLTEセルであることが既知であった場合、平均化区間を長くすること(2.1)、干渉信号電力に上限値を設けること(2.2)、干渉信号電力にオフセットを加えること(2.3)、目標SIRを悪くすること(2.4)及び初期送信電力を弱く設定すること(2.5)の内の1つ以上が行われてもよい。隣接セルの構成を示す情報は、例えば、基地局同士のやりとりから取得してもよいし、交換局のような上位装置から通知されてもよい。
<<2.6 信号種別>>
平均化区間を調整すること(2.1)、干渉信号電力に上限値を設けること(2.2)、干渉信号電力にオフセットを加えること(2.3)、目標SIRを良くすること(2.4)及び初期送信電力を強く設定すること(2.5)は、過去のある一定期間にわたる干渉信号電力の分散に応じてその都度に行われてもよいし、常に行われてもよい。さらには、信号種別に応じて行われてもよい。
例えば、セミパーシステントスケジューリング(SPS)が適用されている通信信号や制御シーケンスのための通信信号については、平均化区間を短くする処理が行われ、他の通信信号については、平均化区間を長くする処理、所定値を上回る干渉信号電力を上限値で置換する処理、あるいはSIRにオフセットを加える処理が行われるようにしてもよい。SPSが適用される通信信号とは、具体的には、音声信号(VoIP)、リアルタイムデータ等である。このような信号は、再送が困難であり、初回の送信で確実に受信できるようにすべきであるので、受信SIRは、瞬時フェージングに追従していることが好ましい。
<3.基地局>
図5は、本発明の実施例で使用される基地局(eNB)の機能ブロック図を示す。図5には、基地局(eNB)の様々な機能要素の内、本実施例に特に関連するものが示されている。概して、本実施例における基地局(eNB)は、(a)過去のある一定期間にわたる干渉信号電力の分散、(b)その平均値及び(c)電力値の累積分布関数(c.d.f)において累積X%となる干渉電力等に基づいて又は(d)信号種別に基づいて、(1)希望信号電力又は干渉信号電力の平均化区間、(2)干渉信号電力の上限値、(3)干渉信号電力に加えるオフセット値、(4)目標SIR及び(5)初期送信電力の内の1つ以上を適切に設定する。
基地局(eNB)は、信号受信部51、上り信号・干渉電力測定部52、目標SIR設定部53、SIR算出部54、TPCコマンド生成部55、送信信号生成部56及び信号送信部57を有する。
信号受信部51は、ユーザ装置(UE)が送信した上り信号(PUCCH、PUSCH)を受信する。
上り信号・干渉電力測定部52は、受信した上り信号から、希望信号電力及び干渉信号電力を測定する。上り信号・干渉電力測定部52は、測定値(希望信号電力及び干渉信号電力の瞬時値)を記憶する。瞬時値を平均化する際に使用される過去の瞬時値の値は、上り信号・干渉電力測定部52に保存される。上り信号・干渉電力測定部52は、過去のある一定期間にわたる干渉信号電力の分散を算出し、その分散が所定値より大きいか否かに基づいて、上記の(2.1)−(2.6)で説明した動作を行う。例えば、分散が大きかった場合、平均化区間を短くすること、干渉信号電力に上限値を設定すること、干渉信号電力にオフセットを加えること及び目標SIRを良くすることの内の1つ以上を行う。上記の(2.6)で説明した動作を行う場合、信号種別に応じて、平均化区間を短くすること、干渉信号電力に上限値を設定すること、干渉信号電力にオフセットを加えること及び目標SIRを良くすることの内の1つ以上を行う。
目標SIR設定部53は、上り信号・干渉電力測定部52から通知された干渉の分散に応じて目標SIRを設定する。
SIR算出部54は、原則として、希望信号電力の瞬時値の第1の期間にわたる平均値を、干渉信号電力の瞬時値の第2の期間にわたる平均値で除算することで、受信SIRを算出する。上記の(2.1)−(2.6)で説明した方法に基づいて、実際の受信SIRとは異なる値が、送信電力制御用の受信SIRとして算出される。
TPCコマンド生成部55は、受信SIRが、目標SIRと比較して大きい場合、同程度である場合、小さい場合の各々に応じて送信電力制御情報を示すTPCコマンドを生成する。
送信信号生成部56は、TPCコマンドを含む下り信号を生成する。下り信号は、下り制御信号(PDCCH)及び下り共有データ信号(PDSCH)を含む。TPCコマンドは、リソース情報とともに下り制御信号(PDCCH)に含まれる。
信号送信部57は、下り信号をユーザ装置(UE)に送信する。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、それらは単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。例えば、本発明は、送信電力制御を行う適切な如何なる移動通信システムに適用されてもよい。例えば本発明は、LTE方式のシステムや、LTEアドバンス(LTE-A)方式のシステム等に適用されてもよい。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。実施例又は項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
1、1a、1b LTEセル
2 3Gセル
51 信号受信部
52 上り信号・干渉電力測定部
53 目標SIR設定部
54 SIR算出部
55 TPCコマンド生成部
56 送信信号生成部
57 信号送信部

Claims (8)

  1. 伝送損失に追従して上り送信電力を制御する第1のシステムにおける基地局であって、前記第1のシステムにおける一部のセルは、チャネルのフェージングに追従して上り送信電力を制御する第2のシステムのセルと近接し、当該基地局は、
    受信信号から希望信号電力及び干渉信号電力を測定する上り信号・干渉電力測定部と、
    前記希望信号電力及び干渉信号電力から送信電力制御用の受信品質を算出するSIR算出部と、
    前記送信電力制御用の受信品質と、所定の目標受信品質との比較結果に応じて、送信電力制御情報を生成するTPCコマンド生成部と、
    上り信号用の無線リソースを示すリソース情報及び前記送信電力制御情報を含む制御信号をユーザ装置に送信する信号送信部と
    を有し、前記SIR算出部は、第1の期間にわたって希望信号電力を平均化し、第2の期間にわたって干渉信号電力を平均化し、平均化された希望信号電力及び干渉信号電力から、前記送信電力制御用の受信品質を算出し、
    (1)前記上り信号・干渉電力測定部が測定した干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが所定値より大きい場合、前記第1の期間及び第2の期間のうち少なくとも一方の長さは、干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが小さかった場合における前記長さよりも短く設定される、或いは、
    (2)当該基地局のセルが前記第2のシステムに近接していた場合、前記第1の期間及び第2の期間のうち少なくとも一方の長さは、当該基地局のセルが前記第2のシステムに近接していない場合における前記長さよりも短く設定される、或いは、
    (3)ユーザ装置により送信される上り信号が音声通信用の信号であった場合、前記第1の期間及び第2の期間のうち少なくとも一方の長さは、上り信号が音声通信用の信号でなかった場合における前記長さよりも短く設定される、基地局。
  2. 前記上り信号・干渉電力測定部が測定した干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが所定値より大きい場合において、干渉信号電力が所定の上限値を超える場合、前記SIR算出部は、該干渉信号電力の代わりに前記所定の上限値を用いて算出された受信品質を、前記送信電力制御用の受信品質とする、請求項1記載の基地局。
  3. 前記上り信号・干渉電力測定部が測定した干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが所定値より大きい場合、前記SIR算出部は、オフセット値を加えた干渉信号電力を用いて算出された受信品質を、前記送信電力用の受信品質とする、請求項1記載の基地局。
  4. 前記オフセット値は当該基地局のセルに隣接するセルの構成を示す情報に基づき決定する、請求項記載の基地局
  5. 前記オフセット値は、前記上り信号・干渉電力測定部が測定した干渉レベルの分散値又は標準偏差に補正係数を乗算したものとする、請求項記載の基地局。
  6. 前記上り信号・干渉電力測定部が測定した干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが所定値より大きい場合送信電力制御における前記目標受信品質増やされる、請求項1記載の基地局。
  7. 前記上り信号・干渉電力測定部が測定した干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが所定値より大きい場合、ユーザ装置に通知される初期送信電力は、干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが所定値より大きくなかった場合よりも強く設定されている、請求項1記載の基地局。
  8. 伝送損失に追従して上り送信電力を制御する第1のシステムにおける基地局で使用される送信電力制御方法であって、前記第1のシステムにおける一部のセルは、チャネルのフェージングに追従して上り送信電力を制御する第2のシステムのセルと近接し、当該方法は、
    受信信号から希望信号電力及び干渉信号電力を測定するステップと、
    前記希望信号電力及び干渉信号電力から送信電力制御用の受信品質を算出するステップと、
    前記送信電力制御用の受信品質と、所定の目標受信品質との比較結果に応じて、送信電力制御情報を生成するステップと、
    上り信号用の無線リソースを示すリソース情報及び前記送信電力制御情報を含む制御信号をユーザ装置に送信するステップ
    を有し、前記受信品質を算出するステップにおいて、第1の期間にわたって希望信号電力を平均化し、第2の期間にわたって干渉信号電力を平均化し、平均化された希望信号電力及び干渉信号電力から、前記送信電力制御用の受信品質を算出し、
    (1)前記上り信号・干渉電力測定部が測定した干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが所定値より大きい場合、前記第1の期間及び第2の期間のうち少なくとも一方の長さは、干渉信号電力又はチャネル変動の大きさが小さかった場合における前記長さよりも短く設定される、或いは、
    (2)前記基地局のセルが前記第2のシステムに近接していた場合、前記第1の期間及び第2の期間のうち少なくとも一方の長さは、前記基地局のセルが前記第2のシステムに近接していない場合における前記長さよりも短く設定される、或いは、
    (3)ユーザ装置により送信される上り信号が音声通信用の信号であった場合、前記第1の期間及び第2の期間のうち少なくとも一方の長さは、上り信号が音声通信用の信号でなかった場合における前記長さよりも短く設定される、送信電力制御方法。
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