JP5235933B2 - 埋設物標示テープ - Google Patents
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Description
また、作業者は、長距離におよぶ埋設管路において、全ての箇所で土冠が技術基準に適合しているか否かを工事記録だけでは確認することができないため、試掘等により部分的な適合の確認をしているが、全ての箇所の正確な深さを知ることができないので、上記と同様に埋設物を破損するおそれがある。
さらに、この地中埋設物用標識シートは、シートを折りたたむ作業を必要とするため手間がかかるとともに、折り畳んだ後は嵩張るため敷設作業がやりにくくなるという不都合もある。
長尺テープ基材の巾方向に所定の間隔でミシン目を設けることにより、パワーショベル等で長尺テープ基材が引き上げられた場合には、ミシン目を境にして長尺テープ基材が切断されることとなり、内部に配置された第1の繊維が表出されやすくなる。
また、第1の繊維は、一方の端部と他方の端部とが長尺テープ基材の長手方向にずらして固定されることが好ましい。特にミシン目を境にして第1の繊維の両端部を長尺テープ基材の長手方向にずらして固定するようにすれば、長尺テープ基材をミシン目で破断させた上で、破断した長尺テープ基材間を第1の繊維で繋いだ状態とすることができ、また、長手方向でずらす量を大きくすれば、破断した長尺テープ基材を多数の第1の繊維で繋ぐことが可能となり、引っ張り強度を高めることが可能となる。このため、標示テープがパワーショベルの爪等に引っ掛けられて引き上げられた場合でも、標示テープ自体を切断することなく地表に表出させることが可能となる。
また、埋設物標示テープは、長尺テープ基材と2種類の繊維によって構成されており、また、長尺テープ基材を折りたたむ作業を必要としないため、嵩張ることがなく、標示テープの敷設作業の手間を低減させることができる。
さらに、長尺テープ基材の長手方向に所定の間隔でミシン目を形成することにより、パワーショベル等で長尺テープ基材が引き上げられて力が加わったときには、ミシン目を境にして長尺テープ基材が切断されやすくなり、内部に配置された第1の繊維が地表に表出されやすいものとなる。
そして、一方の端部3aは、上側長尺テープ基材2b及び下側長尺テープ基材2aの互いに対峙する一方の側縁部2cで挟み込まれて固定されており、他方の端部3bは、上側長尺テープ基材2b及び下側長尺テープ基材2aの互いに対峙する他方の側縁部2d(長尺テープ基材の巾方向で側縁部2cとは反対側に位置する側縁部)で挟み込まれて固定されている。また、一方の端部3aと他方の端部3bとは、長尺テープ基材2の長手方向に対してずらして固定されている(一方の端部3aの一方の側縁部2cに固定される部位または領域Jと他方の端部3bが他方の側縁部2dに固定される部位または領域Kとが長尺テープ基材2の長手方向でずれている)。
なお、第1の繊維3は、引っ張り強度が強いポリエチレン、ポリアミド等の樹脂性のものが好ましく、その長さは、50cm以上あることが好ましい。
まず、下側ロール20から引き出された下側長尺テープ基材2aにミシン目形成装置10によってミシン目6を形成し、次いで第1の繊維ロール30から引き出された第1の繊維3を所定長に分断した上でS字状に形成し、この第1の繊維3をその両端部3a,3bが下側長尺テープ基材2aの側縁部2c,2dに沿うように所定の間隔で載置する。さらに、第2の繊維ロール40から引き出された第2の繊維4を、所定の長さにカットして下側長尺テープ基材2aの上に一様に分散させて載置させる。また、上側ロール21から引き出された上側長尺テープ基材2bにミシン目形成装置10によって下側長尺テープ基材2aと同じ間隔でミシン目を形成し、この上側長尺テープ基材2bと下側長尺テープ基材2aとを、互いのミシン目の位置を合わせて重ね合わせ、高周波ミシンなどの加熱装置50によって、互いに対峙する長尺テープ基材の側縁部同士を第1の繊維の端部を挟み込みつつ熱溶着することで第1の繊維3の両端部を長尺テープ基材2の両側縁部2c,2dに接合する。また、上側長尺テープ基材2bの上面に、埋設物表示部材7を接着、溶着、縫い付け等によって付すことで埋設物を標示する。
例えば、図5(a)に示すように、パワーショベルによる掘削作業中に、パワーショベル80のバケット81の爪83が長尺テープ基材2が引っかかり、そのまま引き上げられると、長尺テープ基材2がミシン目6で破断されると共に、破断した長尺テープ基材2同士が表出した第1の繊維3によって繋がれ、この表出した第1の繊維3が破断した長尺テープ基材2と共に外部に引き出される。このため、作業員は、地表に表出された第1の繊維3及び長尺テープ基材2を発見し、地中に埋設物があることを認識して掘削作業を中止する。
また、埋設物標示テープ1は、折りたたむ作業を必要としないため、嵩張ることがなく、敷設作業時において作業者の手間を低減させることが可能となる。
2 長尺テープ基材
3 第1の繊維
3a 一方の端部
3b 他方の端部
4 第2の繊維
5 収容空間
6 ミシン目
Claims (5)
- 地中に埋設された埋設物の埋設箇所を標示するために利用する埋設物標示テープであって、
一対の長尺テープ基材と、前記長尺テープ基材の巾よりも長く形成された第1の繊維と、前記長尺テープ基材の巾よりも短く形成された第2の繊維とを有し、
前記一対の長尺テープ基材を互いの側縁部同士を接合させて内部に収納空間を形成し、この収納空間に、前記第1の繊維と前記第2の繊維とを収納し、前記第1の繊維にあっては、その一方の端部を前記一対の長尺テープ基材の互いに接合される一方の側縁部で挟み込むことによって固定し、他方の端部を前記一対の長尺テープ基材の互いに接合される他方の側縁部で挟み込むことによって固定され、
前記第2の繊維は、前記埋設箇所に応じた目立つ色に着色されていることを特徴とする埋設物標示テープ。
- 前記長尺テープ基材には、所定の間隔で長手方向に対して略直交する方向にミシン目が形成されていることを特徴とする請求項1記載の埋設物標示テープ。
- 前記第1の繊維は、前記一方の端部から他方の端部にかけて長尺テープ基材の巾方向に蛇行させて前記収容空間に収容されることを特徴とする請求項1又は2記載の埋設物標示テープ。
- 前記第1の繊維は、一方の端部と他方の端部とが前記長尺テープ基材の長手方向にずらして固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の埋設物標示テープ。
- 前記第1の繊維は、着色されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の埋設物標示テープ。
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