JP5235689B2 - プローブピンのピン立て装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プローブピンをピン立て基板の孔部に挿入させるプローブピンのピン立て装置に関する。
従来のプローブカードは、直線状のプローブピンを一本ずつ挿入チャックを用いて把持したり、同プローブピンをピン吸着手段を用いて吸着したりしてピン立て基板の孔部に挿入することにより、プローブピンのピン立てがなされている(特許文献1参照)。
特開2000−162239号公報
このように挿入チャックやピン吸着手段等を用いているものの、手作業でピン立てを行うことから、プローブピンがピン立て基板の孔部の周縁部に当接等し、当該プローブピンに傷が付くことがあった。また、挿入チャックによる把持やピン吸着手段による吸着によりプローブピンにダメージを与えることがあった。このため、微細なプローブピンをピン立て基板の孔部に挿入する作業は非常に困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、プローブピンを傷つけることなく容易にピン立て基板の孔部に挿入することができるプローブピンのピン立て装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のプローブピンのピン立て装置は、ガイド孔及び第1、第2の噴射孔を有するボディと、ボディの第1の噴射孔にガスを供給する第1の供給装置と、ボディの第2の噴射孔にガスを供給する第2の供給装置と、第1、第2の供給装置の動作を制御する制御部と、プローブピンがピン立てされるピン立て基板が搭載されるプレートとを備えており、ガイド孔はボディを上下方向に貫通しており、第1の噴射孔はボディを貫通し且つガイド孔に連通しており、第2の噴射孔はボディの第1の噴射孔より上方に設けられ且つガイド孔に連通しており、制御部が第1の供給装置を動作させてガスを第1の噴射孔に供給させると、プローブピンがガイド孔内で保持され、第2の供給装置を動作させてガスを第2の噴射孔に供給させると、プローブピンがガイド孔から下方に排出されるようになっている。
このようなプローブピンのピン立て装置による場合、第1の供給装置から供給されるガスが第1の噴射孔を通過することにより、ガイド孔の第1の噴射孔との連通部分を塞ぐエアーシャッターとして機能する。このエアーシャッターにより、プローブピンがガイド孔内で保持される。このため、プローブピンを保持するに当たり、挿入チャックによる把持やピン吸着手段による吸着のようにプローブピンに物理的な外力が加わらないため、プローブピンにダメージが加わるのを防止することができる。また、第2の供給装置から供給されるガスが第2の噴射孔及びガイド孔を通過することにより、ガイド孔内で保持されたプローブピンがガイド孔の下側から排出され、ピン立て基板の孔部に挿入される。このため、プローブピンがピン立て基板の孔部の縁部に当接等することにより傷つくのを防止することができる。しかも、制御部が第1、第2の供給装置の動作を制御することにより、プローブピンがピン立て基板の孔部に自動的に挿入されるため、プローブピンを容易にピン立て基板の孔部に挿入することができる。
前記プローブピンのピン立て装置は、ボディをピン立て基板に対して相対的に水平移動させ、ボディのガイド孔をピン立て基板の孔部の上方に配置させる移動装置を更に具備する構成とすることができる。この場合、ガイド孔をピン立て基板の孔部の上方に容易に配置することができるので、プローブピンを更に容易にピン立て基板の孔部に挿入することができる。
本発明の実施の形態に係るプローブピンのピン立て装置のブロック図である。 同装置のボディ及び移動装置のテーブルをピン立て装置上に配置した状態を示す模式的断面図であって、(a)がプローブピンを保持した状態を示す図、(b)がプローブピンを排出する状態を示す図である。 同装置の移動装置の制御部により処理されるピン立てプログラムのフローチャートである。 本発明のピン投入装置を更に備えたピン立て装置を示す模式的断面図である。 本発明の複数のプローブ同時挿入タイプのピン立て装置を示す模式的断面図であって、(a)がプローブピンを保持した状態を示す図、(b)がプローブピンを排出する状態を示す図である。 (a)が本発明のボディスライドタイプのピン立て装置を示す模式的断面図、(b)が本発明のボディリボルバータイプのピン立て装置を示す模式的断面図である。 図7は、本発明のボディの第1、第2の噴射孔を省略したタイプのピン立て装置を示す模式的断面図であって、(a)がプローブピンを保持した状態を示す図、(b)がプローブピンを排出する状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係るプローブピンのピン立て装置について下記図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態に係るプローブピンのピン立て装置のブロック図、図2は同装置のボディ及び移動装置のテーブルをピン立て装置上に配置した状態を示す模式的断面図であって、(a)がプローブピンを保持した状態を示す図、(b)がプローブピンを排出する状態を示す図である。
図1及び図2に示すピン立て装置は、プローブピン10を一本ずつピン立て基板20の複数の孔部21に挿入させる装置である。
プローブピン10は、図2に示されるように、タングステン等の導電金属材料を引き延ばして作成された円柱状の針である。このプローブピン10は、外径が100〜500μm、長さが5〜13mmとなっている。
ピン立て基板20は、図2に示されるように、複数の孔部21が400μmピッチ間隔でマトリックス状に開設されている。
各孔部21の直径はプローブピン10の外径よりも50〜100μm大きい。孔部21にはスルーホールメッキが施されている。
ピン立て装置は、図1及び図2に示すように、ボディ100と、第1の供給装置200と、第2の供給装置300と、スイッチ手段400と、移動装置500と、制御部600と、操作部700と、プレート800とを備えている。以下、ピン立て装置の各部について詳しく説明する。
プレート800は、図2に示されるように、ピン立て基板20が載置される載置台である。このプレート800により、後述するピン立ての際に、プローブピン10が孔部21から脱落するのを防止される。
ボディ100は樹脂を切削加工することによって得られる。このボディ100には、図2に示すように、ガイド孔110と、第1の噴射孔120と、第2の噴射孔130とが設けられている。
ガイド孔110は、ボディ100を上下に貫通する孔である。このガイド孔110は、ピン挿入部111とガイド孔本体112とを有する。
ピン挿入部111の直径はガイド孔本体112よりも大きくなっている。また、ピン挿入部111の上側の外周縁部は、上方に漸次拡大するテーパ面となっている。ピン挿入部111の下端部は下方に漸次低減する先細り形状となっており、ガイド孔本体112の上端部に連通している。
このため、ピン挿入部111に挿入されたプローブピン10は、当該ピン挿入部111を通じてガイド孔本体112に挿入される。
ガイド孔本体112は直径がプローブピン10の外径よりも50〜100μm大きい長孔である。ガイド孔110は、ピン挿入部111から挿入されたプローブピン10をガイドし、下側から排出可能になっている。
第1の噴射孔120は、ボディ100の下端部に水平方向に向けて設けられた長孔である。この第1の噴射孔120はガイド孔110のガイド孔本体112の下端部に直交し当該ガイド孔本体112に連通している。また、第1の噴射孔120の一方の端部は開放されている。
第2の噴射孔130は、ボディ100の中間部にガイド孔110のガイド孔本体112の上端部に向けて傾斜するように設けられた長孔である。この第2の噴射孔130の一方の端部がガイド孔本体112の上端部に連通している。
第1の供給装置200は、圧縮した空気(ガス)を噴射口から噴出させる周知のガス噴射装置である。前記噴射口は第1の噴射孔120の他方の端部に接続されている。第1の供給装置200から空気が噴射されると、該空気が第1の噴射孔120を通ってボディ100の外部に排出される。このように空気が第1の噴射孔120を通過することにより、ガイド孔本体112の下端部が前記空気で塞がれる。すなわち、第1の供給装置200から噴射された空気がガイド孔本体112の下端部を塞ぐエアーシャッターとして機能する。このエアーシャッターにより、ガイド孔本体112内でプローブピン10が保持される。
第2の供給装置300は、圧縮した空気(ガス)を噴射口から噴出させる周知のガス噴射装置である。前記噴射口は第2の噴射孔130の他方の端部に通じている。この第2の供給装置300から空気が噴射されると、該空気が第2の噴射孔130及びガイド孔本体112を順次通ってボディ100の外部に排出される。このように空気がガイド孔本体112の上側から下側にかけて通過することにより、プローブピン10がガイド孔本体112内を微細に振動しつつ移動し、当該ガイド孔本体112の下側から前記空気と共に排出される。このように前記空気によりプローブピン10に微細な振動を与えることにより、プローブピン10がガイド孔本体112内をスムーズに移動する。
なお、第1、第2の供給装置200、300は、空気以外のガス(例えば、窒素ガス等)を噴射させるものであっても良い。
スイッチ手段400は、第1、第2の供給装置200、300への駆動電流の供給/非供給を切り替えるスイッチ回路である。このスイッチ手段400は、第1の供給装置200に駆動電流を供給(すなわち、第1の供給装置200をオン)しているときには、第2の供給装置300に駆動電流を非供給(すなわち、第2の供給装置300をオフ)とし、第2の供給装置300に駆動電流を供給(すなわち、第2の供給装置300をオン)しているときには、第1の供給装置200に駆動電流を非供給(すなわち、第1の供給装置200をオフ)とするようになっている。
移動装置500は、図2に示すように、テーブル510と駆動部520とを有する。
テーブル510はボディ100が設置される板状体である。このテーブル510にはガイド孔本体112と連通する貫通孔511が設けられている。この貫通孔511の直径はガイド孔本体112と略同じである。
駆動部520はテーブル510をピン立て基板20に沿ってX−Y方向に移動させる周知の駆動装置である。
操作部700はピン立て装置を操作するための操作入力装置である。
制御部600としてはマイコン等を用いている。この制御部600の入力ポートには操作部700が、出力ポートにはスイッチ手段400及び移動装置500の駆動部520が接続されている。制御部600のメモリには、図3に示すピン立てプログラム及びデータデーブルが予め記録されている。前記データデーブルにはピン立て基板20の全孔部21の位置を示す位置情報が記録されている。
制御部600は、前記ピン立てプログラムを処理することにより、メモリ上のデータデーブルの位置情報に基づいて駆動部520を動作させ、テーブル510をX−Y方向に移動させる一方、スイッチ手段400をスイッチングさせて第1、第2の供給装置の動作(オン/オフ)を制御するようになっている。
以下、上述したピン立て装置を用いてプローブピン10をピン立て基板20の孔部21に順次ピン立てを行う方法について図3を参照しつつ説明する。図3は本発明の実施の形態に係るプローブピンのピン立て装置の移動装置の制御部により処理されるピン立てプログラムのフローチャートである。
まず、ピン立て装置の電源がオンにされると、制御部600がメモリ上のピン立てプログラムを処理する。すると、スイッチ手段400をスイッチングして第1の供給装置200をオン、第2の供給装置300をオフとする(S1)。これにより、図2(a)に示すように、第1の供給装置200から第1の噴射孔120に空気が噴射され、当該第1の噴射孔120を通過する空気(すなわち、エアーシャッター)によりガイド孔本体112の下端部が塞がれる。
この状態で、作業者によりプローブピン10がボディ100のピン挿入部111に挿入されると、プローブピン10が自重によりピン挿入部111を通ってガイド孔本体112に入り込み、前記エアーシャッターによりガイド孔本体112内で保持される。
その後、操作部700を通じて操作入力されると(S2)、メモリ上のデータデーブルを読み込み(S3)、当該データデーブル上の各孔部21の位置を示す位置情報の全てについてフラグがセットされているか否か判定する(S4)。全ての位置情報にフラグがセットされていないと判定したときには、フラグがセットされていない位置情報を読み込み、当該位置情報に基づいて駆動部520を動作させ、テーブル510をX−Y方向に移動させる(S5)。これにより、ボディ100のガイド孔本体112及びテーブル510の貫通孔511がピン立て基板20の前記位置情報に示された孔部21の上方に配置される。
テーブル510の移動が完了すると、テーブル510を移動させるために使用した位置情報についてフラグをセットする(S6)。その後、スイッチ手段400をスイッチングして第1の供給装置200をオフにする一方、第2の供給装置300をオンにする(S7)。すると、図2(b)に示すように、第1の供給装置200から噴射される空気が停止し、ガイド孔本体112の下端部が開放される。その一方で、第2の供給装置300から第2の噴射孔220に空気が噴射される。この空気がボディ100の第2の噴射孔220、ガイド孔本体112及びテーブル510の貫通孔511を通過することにより、プローブピン10がガイド孔本体112及び貫通孔511内を微細に振動しつつ移動する。そして、前記空気と共に、プローブピン10がガイド孔本体112及び貫通孔511から排出され、ピン立て基板20の孔部21に挿入される。
その後、データデーブル上の全ての位置情報についてフラグがセットされるまで、ステップ1〜ステップ6までの処理を繰り返す。このようにしてピン立て基板20の全ての孔部21にプローブピン10が挿入され、ピン立てが完了する。
なお、ステップ4において、データデーブル上の全ての位置情報についてフラグがセットされていると判定したときには、ピン立て完了である旨の表示出力を行い(S8)、データデーブル上の全ての位置情報についてのフラグをリセットし(S8)、ステップ1に戻る。その後、ピン立て基板20を交換すれば、次のピン立て基板20のピン立てを行うことができる。
ピン立て完了後、作業者によりプローブピン10がピン立て基板20の孔部21に半田付け等により電気的に接続される。
以上のように、上記ピン立て装置を用いてプローブピン10をピン立て基板20の孔部21にピン立てした場合、第1の供給装置100のから噴射された空気によりガイド孔本体112の下端部が塞がれ、プローブピン10がガイド孔本体112内で保持される。このため、プローブピン10を保持するに当たり、挿入チャックによる把持やピン吸着手段による吸着のようにプローブピンに物理的な外力が加わらないため、プローブピン10にダメージが加わるのを防止することができる。また、第2の供給装置300から第2の噴射孔130を通じてガイド孔本体112に噴射される空気により、プローブピン10が微細に振動しつつガイド孔本体112から排出され、ピン立て基板20の孔部21に挿入される。このため、プローブピン10がピン立て基板20の孔部21の縁部に当接等することにより傷つくのを防止することができる。また、プローブピン10を微細に振動させることにより、プローブピン10がガイド孔本体112内での引っ掛かるのを防止することができる。
しかも、移動装置500によりボディ100のガイド孔本体112がピン立て基板20の孔部21の上方に自動的に配置され、第2の供給装置300から噴射される空気によりプローブピン10がピン立て基板20の孔部21に自動的に挿入されるので、プローブピン10をピン立て基板20の孔部21に容易にピン立てすることができる。
なお、上記ピン立て装置は、上記実施の形態に限定されるものではない。以下、詳しく述べる。なお、図4は本発明のピン投入装置を更に備えたピン立て装置を示す模式的断面図、図5は本発明の複数のプローブ同時挿入タイプのピン立て装置を示す模式的断面図であって、(a)がプローブピンを保持した状態を示す図、(b)がプローブピンを排出する状態を示す図、図6は(a)が本発明のボディスライドタイプのピン立て装置を示す模式的断面図、(b)が本発明のボディリボルバータイプのピン立て装置を示す模式的断面図、図7は、本発明のボディの第1、第2の噴射孔を省略したタイプのピン立て装置を示す模式的断面図であって、(a)がプローブピンを保持した状態を示す図、(b)がプローブピンを排出する状態を示す図である。
上記実施の形態では、ガイド孔110は、ピン挿入部111とガイド孔本体112とを有するとしたが、プローブピンが挿入可能であり且つ当該プローブピンをガイド可能な上下に延びる孔である限り、任意に設計変更することが可能である。
上記実施の形態では、スイッチ手段400については、第1、第2の供給装置200、300に駆動電流を供給/非供給をスイッチングするスイッチ回路であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、第1、第2の供給装置のオン/オフを切り替える操作スイッチとすることも可能である。この場合には、前記操作スイッチは、制御部によりスイッチングされるのではなく、作業者により操作される。また、制御部600により第1、第2の供給装置200、300のガスの噴射を制御する場合には、スイッチ手段400を省略することができる。
移動装置500については、ボディ100のガイド孔本体112とピン立て基板20の穴部21との位置合わせを作業者が行う場合には、省略することができる。また、移動装置500は、ボディ100ではなく、ピン立て基板20が載置されたテーブル510を水平移動させ、ピン立て基板20の孔部21をボディ100のガイド孔110下に配置させるようにしても良い。この場合には、テーブル510がプレート800を兼ねる。また、ボディ100のガイド孔本体112とピン立て基板20の穴部21との位置合わせの制度を向上させるために、移動装置500にCCDカメラ等を設け、そのカメラ映像に基づいて位置補正するように設計変更することも可能である。
また、上記実施の形態では、移動装置500は、操作部700が操作されることにより、制御部600が駆動部520を動作させるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図4示すように、ボディ100上にガイド孔110内にプローブピン10を順次投入するピン投入装置900を設置することができる。このピン投入装置900は、外周縁部に複数のピン保持孔911が環状に設けられた回転型の格納部910と、この格納部910を回転させる駆動部920と、格納部910のピン保持孔911を開閉する複数のシャッタ930とを有する。この場合、制御部600がスイッチ手段400をスイッチングして第1の供給装置200をオンにした後、駆動部620を動作させて格納部610を回転させ、その後、ガイド孔110上のシャッタ930を開いてピン保持孔911内のプローブピン10をガイド孔110に投入するようになっている。このように設計変更すれば、全自動でプローブピン10のピン立てを行うことができる。
また、ボディ100に複数のガイド孔110及び第1、第2の噴射孔120、130を設けることが可能である。例えば、ボディ100’に複数のガイド孔110’をピン立て基板20の複数の孔部21のピッチ間隔と同じ間隔で配設した場合、図5(a)に示すように、複数のガイド孔110’の下端部を第1の供給装置200から噴射された空気により各々塞いで当該ガイド孔110’内でプローブピン10を保持し、その後、図5(b)に示すように、複数のガイド孔110’と複数の孔部21とを位置合わせをした状態で、複数のプローブピン10を第2の供給装置300から排出された空気でガイド孔110’から各々排出し、複数の孔部21に各々に挿入させるように設計変更することが可能である。
また、図6(a)に示すように、ボディ100’’をスライド式とした場合、当該ボディ100’’に取り付けられた駆動部によりボディ100’’をテーブル510上でスライドさせ、複数のガイド孔110’’のうち一のガイド孔110’’を針立て箇所αに移動させると共に、移動装置500により針立て箇所αに配置されたガイド孔110がピン立て基板20の孔部21の上方に配置されるように設計変更することも可能である。この場合、ボディ100’’をスライドさせることにより、プローブピン10が挿入されたガイド孔110’’が針立て箇所αに順次移動してくるので、プローブピン10をガイド孔110’’へ余裕を持って挿入することができる。
また、図6(b)に示すように、ボディ100’’’をリボルバー式とした場合、当該ボディ100’’’に取り付けられた駆動部によりボディ100’’’をテーブル510上で回転させ、複数のガイド孔110’’’のうち一のガイド孔110’’’を針立て箇所αに移動させると共に、移動装置500により針立て箇所αに配置されたガイド孔110’’’がピン立て基板20の孔部21の上方に配置されるように設計変更することも可能である。この場合も、ボディ100’’’を回転させることにより、プローブピン10が挿入されたガイド孔110’’’が針立て箇所αに順次移動してくるので、プローブピン10をガイド孔110’’’へ余裕を持って挿入することができる。
上記実施の形態では、第1、第2の供給装置200、300は、第1、第2の噴射孔120、130を通じて空気を噴射する構成であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図7(a)に示すように、第1の供給装置によりガイド孔の下側に空気等のガスを噴射させるように配置し、ガイド孔の下側で滞留するガスによりプローブピンをガイド孔内で保持させるように設計変更することも可能である。また、図7(b)に示すように、第2の供給装置をガイド孔の上側に配置し、ガイド孔の上側から流入するガスによりプローブピンをガイド孔の下側から排出させるように設計変更することも可能である。この場合の第1の供給装置200のガス圧やガスの噴射角度は、ガイド孔の下側でガスが滞留するように設定され、第2の供給装置300のガス圧やガスの噴射角度は、ガスがガイド孔の上側から流入するように設定される。なお、第1の供給装置200をガイド孔の下側に、第2の供給装置300をガイド孔の上側に接続することも可能である。
プレート800については、ピン立て作業を行う作業場等の作業台を利用することができる場合には、省略可能である。
上記実施の形態では、孔部21は、スルーホールメッキが施された貫通孔であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、孔部21は単なる貫通孔であっても良いし、有底の穴部であっても良い。前者の場合、貫通孔に挿入されたプローブピンの端部が別の基板の電極に接触させるようにすれば良い。後者の場合、ピン立て基板に形成した内部又は外部パターンにプローブピンを接続するようにすれば良い。
上記実施の形態では、プローブピン10の形状は円柱状の針であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、基端部が螺旋状に巻かれたプローブや内部にコイルスプリングが内蔵されたプローブ等の針立ても上記針立て装置を用いて行うことができる。すなわち、プローブが全体として直線状であり、ボディのガイド孔にガイドされ得るものである限り、様々な形状のプローブの針立てを行うことができる。
なお、上記実施の形態では、ピン立て装置の各部を構成する素材、形状や寸法等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することも可能である。
10 プローブピン
20 ピン立て基板
21 孔部
100 ボディ
110 ガイド孔
120 第1の噴射孔
130 第2の噴射孔
200 第1の供給装置
300 第2の供給装置
400 スイッチ手段
500 移動装置
600 制御部
800 プレート

Claims (2)

  1. ガイド孔及び第1、第2の噴射孔を有するボディと、
    ボディの第1の噴射孔にガスを供給する第1の供給装置と、
    ボディの第2の噴射孔にガスを供給する第2の供給装置と、
    第1、第2の供給装置の動作を制御する制御部と、
    プローブピンがピン立てされるピン立て基板が搭載されるプレートとを備えるプローブピンのピン立て装置であって、
    ガイド孔はボディを上下方向に貫通しており、
    第1の噴射孔はボディを貫通し且つガイド孔に連通しており、
    第2の噴射孔はボディの第1の噴射孔より上方に設けられ且つガイド孔に連通しており、
    制御部が第1の供給装置を動作させてガスを第1の噴射孔に供給させると、プローブピンがガイド孔内で保持され、第2の供給装置を動作させてガスを第2の噴射孔に供給させると、プローブピンがガイド孔から下方に排出されることを特徴とするプローブピンのピン立て装置。
  2. 請求項1記載のプローブピンのピン立て装置において、
    ボディをピン立て基板に対して相対的に水平移動させ、ボディのガイド孔をピン立て基板の孔部の上方に配置させる移動装置を更に具備することを特徴とするプローブピンのピン立て装置。
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