JP5235497B2 - 感圧転写テープ - Google Patents

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本発明は、自動巻取り式の塗膜転写具に装填して用いて、テープ基材上の塗膜を被転写体に転写する感圧転写テープに関するものである。
従来、何らかの機能を持たせた塗膜を被転写体に転写するための感圧転写テープが数多く商品化されている。例えば感圧転写テープの一種である修正テープは、紙やPET(ポリエチレンテレフタレ−ト)フィルム等のテープ基材に形成された離型層上に、文字を隠蔽するための隠蔽層と接着層からなる修正用塗膜が設けられ、自動巻取り式の塗膜転写具に装填して、その塗膜を被転写体に転写して使用される。
塗膜転写具は、少なくとも、感圧転写テープを繰出す繰出し部と、感圧転写テープを被転写体に押圧する転写ヘッドと、転写後のテープ基材を巻取る巻取り部と、繰出し部と巻取り部を連動させる機構を有しているものであり、連動させる機構によって自動巻取り式になっている。この塗膜転写具を用いて、ユーザーが転写したい箇所に狙い通りに塗膜を転写するものである。
塗膜転写具のケースが、特開2002−200891号公報にあるような扁平で楕円に近い正面形状をしている場合、この塗膜転写具を移動させる方向がわかり難い点が挙げられている。これは、扁平で楕円に近い正面形状であるため、ユーザーが塗膜転写具を反対に把持しても、同じ正面形状になってしまうからである。そこで該公報では、塗膜転写用テープ(感圧転写テープ)に方向マーク(柄)を表示してなることを特徴としている。
しかしながら、該公報に記載されているように、剥離効果を有するテープ基材に印刷方法で方向マークを実際に形成してみると、転写された塗膜へ方向マークが移動してしまい、巻取られるテープ基材に方向マークが残ることはなかった。これはおそらく、該公報に例示されている紫外線硬化樹脂製インクのような特殊インクを用いることで可能となる技術と思われる。
このような特殊インクを用いる方法でなく、汎用な印刷方法で柄の形成が可能であれば、この方向マークという柄だけでなく、1色以上の色からなる任意の柄を形成することが可能となる。塗膜転写後に巻取られるテープ基材に柄が形成されていることは、該公報の塗膜転写具を移動させる方向がわかり難いという問題を解決するだけでなく、他の目的にも利用できるものである。
塗膜を転写しようとする時、塗膜転写具はすべてが透明ではないことと塗膜転写具を把持するユーザーの手があることによって遮られて、転写したい箇所が完全に見えている訳でない。そこでユーザーは転写したい箇所をある程度想像して、塗膜を転写するものである。このような想像の下で転写を成功させるには、塗膜転写具の感圧転写テープが常に安定して動いている必要がある。安定して動いていなければ、完全に見えている訳ではないので、転写したい箇所に狙い通りに転写できない。自動巻取り式である繰出し部と巻取り部を連動させる機構は、そのようなテープを常に安定して動かす機構でもある。
テープ状のものを動かす場合、しばしばテープ幅方向への横ずれが起る。塗膜転写具の内部であれば、コアなどに鍔を設けたり、内壁との隙間を小さくしたりして、横ずれが大きくならない工夫をすることができる。しかし、被転写体に押圧するために塗膜転写具から突設している転写ヘッドで横ずれが起った場合、そのまま動かし続けると、横ずれが大きくなり、感圧転写テープが転写ヘッドから外れてしまうという不具合が生じることになる。これを防ぐために、例えば特許第3716379号公報のように、転写ヘッド側面にガイドを設けているものがある。このガイドによって、感圧転写テープが横ずれしようとしても、ガイドに接触することで、横ずれが起りにくいようにしている。
ところが、近年、塗膜転写具の小型化に伴い、例えば特開2000−318378号公報のように、テープ基材として厚みの薄いプラスチックフィルムを使用することが多くなっている。厚みが薄いと腰がないため、転写ヘッド側面のガイドに接触しても、テープ自体が折れ曲がり、横ずれを抑えることができない。また、厚みの薄いフィルムとして透明なPETフィルムを使用する場合には、透明であるため、塗膜転写後のテープ基材が見えにくく横ずれに気づかないことも多い。横ずれのまま使用を続けると、横ずれが大きくなり、感圧転写テープが転写ヘッドから外れてしまう。そのような不具合が頻繁に生じるようになった。
特開2002−200891号公報 特許第3716379号公報 特開2000−318378号公報
発明が解決しようとする課題は、テープ基材として厚みの薄い透明なPETフィルムを使用して横ずれが起っても、ユーザーがすぐに横ずれを補正してしまうものを提供することである。
上記課題に鑑み、試行錯誤と多数のユーザーテストの結果、透明なテープ基材に色柄を形成していると、ユーザーが感圧転写テープを転写しているとき横ずれが起っても、ユーザーがすぐに横ずれを補正することがわかった。これは、塗膜転写後に巻取られる透明テープ基材に色柄があることによって、横ずれが起っていることが強調されるので、ユーザーが転写したい箇所に転写しようと意識していると、横ずれをすぐに補正してしまうようである。
本発明は、テープ基材上の塗膜を被転写体に転写する感圧転写テープにおいて、少なくとも、感圧転写テープを繰出す繰出し部と、感圧転写テープを被転写体に押圧する転写ヘッドと、転写後のテープ基材を巻取る巻取り部と、繰出し部と巻取り部を連動させる機構を有する自動巻取り式の塗膜転写具に装填して用いるものであり、テープ基材として厚さが3〜25μmの透明なPETフィルムであり、テープ基材の片面に1色以上の色からなる柄と離型層が形成され、反対面に離型層が形成され、どちらか一方の離型層上に塗膜が形成されており、柄がグラビア印刷によって形成されていて、有色不透明の転写ヘッドを有する塗膜転写具に装填して用いるものであり、柄がテープ幅の中央でテープ長尺方向へ1本となる直線柄またはテープ幅全面へのベタ柄であることを特徴とするものである。
本発明により、テープ基材として厚みの薄い透明なPETフィルムを使用して横ずれが起っても、ユーザーがすぐに横ずれを補正してしまうようになった。これにより、塗膜転写具の感圧転写テープがさらに安定して動くようになり、従来よりも転写したい箇所に狙い通りに転写できるようになった。また、塗膜転写後に巻取られるテープ基材に柄があることで、転写しているときに面白さや楽しさを感じてもらえるようなり、商品としての面白さや楽しさをこれまで以上に付与することができた。
本発明の感圧転写テープとして、誤字などを隠蔽して再筆記可能にした修正テープを用いて説明するが、紙どうしや他のものに接着するのに使用する接着テープ、印刷物や筆記物の特定部分を強調したり、印象付けたりする手段として用いられる蛍光テープ、柄や模様を転写できるマーク転写テープ、暗記したい文字上に転写し、専用シートを被せることで転写した文字を判読しにくくする暗記テープ等、押圧によって基材上の塗膜を被転写体に転写する感圧転写テープ全般に対して本発明は効果を発揮するものである。以下に本発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の修正テープ1の幅方向断面図である。図1に示した修正テープ1は、テープ基材2の片面に柄3と離型層4が形成され、反対面に離型層4と修正用塗膜7が形成されている。修正用塗膜7は、隠蔽層5と接着層6からなる。
図2は、コア8に巻かれている修正テープ1である。図の左右方向がテープ長尺方向であり、図の上下方向がテープ幅方向である。柄3はテープ長尺方向への赤色からなる直線柄であり、図2では網点で表している。テープ幅5mmで、その中央に幅1mmの柄3を形成したものである。テープ基材に対して柄3の反対面は修正用塗膜であるため、修正テープ1がコア8に巻かれて見えている面は接着層6である。この接着層6が透明であれば、隠蔽層が見えていることになる。また、テープ基材は透明であるが、隠蔽層を有しているため、柄3が透けて見えることはない。なお、図2のA−A’断面を90度回転して表したものが図1である。
図3は、使用例である。塗膜転写具の転写ヘッド10にて、修正テープの修正用塗膜7を転写しているところを拡大して表している。転写ヘッド10の先端9にて、修正テープを被転写体に押圧しながら、塗膜転写具を図面左から右へ動かして、修正用塗膜7を転写している。転写前の修正テープは、有色不透明な転写ヘッド10に隠れていて見えていない。自動巻取り式である繰出し部と巻取り部を連動させる機構があるので、塗膜転写後の柄3付きテープ基材2は、図面右斜め上方向へ転写と同時に自動に巻き取られている。被転写体に転写された修正用塗膜7においては、隠蔽層5が表面に見えている。なお、転写ヘッド10側面のガイドを図では省略している。
図4は、横ずれした状態での使用例である。転写の詳細は図3と同じであるので説明を省略するが、テープ基材2に柄がないことと横ずれした状態であることが図3と異なる。図4の横ずれは、転写ヘッド10の先端9の奥側(図面左斜め上方向)へテープが寄っている横ずれである。この横ずれが大きくなると、テープが転写ヘッド10から外れてしまうことが起る。
テープ基材2は透明なPETフィルムであるので、図3と図4において、柄3のないテープ基材だけのところでは、転写ヘッド10が透けて見えている。図4は横ずれした状態であるが、修正用塗膜7は転写されているので、ユーザーはこれを横ずれした状態として認識しにくい。図3のように柄3があると、横ずれが起っても、ユーザーは意識することなく、中央へと補正し、図3のようにうまく転写させることができる。これは、柄があることによって横ずれが強調されるので、ユーザーが転写したい箇所に転写しようと意識していると、横ずれをすぐに補正してしまうようである。
図5は、塗膜転写具11の例である。この塗膜転写具11は、ユニオンケミカー社製消シマウスHGであり、ケースの図面手前半分を透明にして、内部構造がわかるように表している。この塗膜転写具11のケースは、図面手前半分と奥半分とに分けて、修正テープ1を装填するものである。
コアに巻かれた修正テープ1を含む繰出し部12から、修正テープ1が繰出され、転写ヘッド10の先端9にて修正テープ1を被転写体に押圧して塗膜が転写される。この転写ヘッド10には、図3と図4では省略したが、転写ヘッド10側面のガイド13が両側にある。塗膜転写後の柄3付きテープ基材2は、巻取り部14へ巻取られる。テープ基材2は透明なPETフィルムであるので、透けて見えている。使用しているうちにテープの弛みなどが生じても、巻取り部14にあるローレット15をケース開口部16にて回すことにより、容易に直すことができる。
この塗膜転写具11において、繰出し部12と巻取り部14を連動させる機構は、繰出し部12と巻取り部14にあるギアを用いたものである。これらのギアは、繰出し部12と巻取り部14の図面奥にあって、繰出し部12のギア17は、コアに巻かれた修正テープより大きいので部分的に見えているが、巻取り部14のギアは小さいので見えていない。このギアを用いた連動させる機構によって自動巻取り式になっている。これにより、テープを常に安定して動かすものであるが、横ずれを完全に無くすまでには至っていない。また、この塗膜転写具11のケースには、図面手前から図面奥へと貫いている貫通部18があり、紐などを通して、首にかけたり、腕にかけたりして、使用することができる。
テープ基材2として厚さが3〜25μmの透明なPET(ポリエチレンテレフタレ−ト)フィルムである。厚さが大きい(厚い)と、塗膜転写具に装填して転写できるテープ長が短くなるので、不経済である。厚さが小さい(薄い)と、転写できるテープ長が長くなって経済的であるが、テープ基材に腰がなくなり、逆に転写しにくくなったり、塗膜を形成しにくくなったりする。現状、テープ基材2として厚さが3〜25μmが適している。転写する塗膜の性質によっては、ポリエチレンナフタート、ポリプロピレンなどのプラスチックフィルムが用いられることもある。
柄3は、テープ基材2上に1色以上の色からなる任意の柄を形成できる方法であれば、どのような形成方法でもよい。また、離型層4を着色することで、ベタ柄の離型層4として形成することもできるが、通常は、柄3を形成してから離形層4を形成する順番である。ゆえに、この柄3を形成するには、印刷方法が適している。印刷方法としては、グラビア印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷等が挙げられる。これらの印刷方法であれば、1色以上の色からなる任意の柄を形成することは容易である。この中でも、加工のしやすさや汎用さを考えると、グラビア印刷が最も適している。柄3の厚さは0.5〜1μmが好ましい。
柄3は、テープ幅の中央でテープ長尺方向へ1本となる直線柄またはテープ幅全面へのベタ柄である。また、柄があることで転写しているときに面白さや楽しさを感じてもらえるものである。図3において、転写ヘッド10の先端9から左側に修正用塗膜7(白色)が転写されているが、右側では巻取られるテープ基材2に柄3(赤色直線柄)が現れてくるようにユーザーに見え、あたかも先端9の稜から左側に白色のテープが、右側に赤色直線柄のテープが分かれて出てくるように見えるので、そこに面白さや楽しさがある。これは、自動巻取り式の塗膜転写具であるからこそのものでもある。
柄3を形成したテープ基材2が透明であるので、転写ヘッド10は有色不透明である方がよい。有色つまり着色されていると、柄3と転写ヘッド10の色の差で、柄3が明確になり、横ずれがより強調されるようになる。また不透明であることにより、上記の面白さや楽しさが出てくるものである。転写ヘッドの具体的な色として、ユニオンケミカー社製消シマウスHGでは4色(青、緑、黄、白)あるが、これらに限定されるものではない。柄3やその色によって、強調されるように様々な色を使えばよい。
離型層4は、柄3を形成した後に、テープ基材2の片面毎に形成したり、両面同時に形成したりすることができる。また、離型層4を先に形成したテープ基材2の反対面に柄3と離型層4を形成したりすることもできる。離型層4は、離型層コーティング液を用いて、グラビアコーターなどによって形成する。離型層コーティング液は、シリコン樹脂、フッ素樹脂、その他離型性を有する樹脂から選択でき、これに必要に応じて、添加剤などを混合して作製する。離型層4の厚さは約0.5〜1μmが好ましい。
隠蔽層5は、隠蔽層コーティング液を用いて、ロールコーターなどによって形成する。隠蔽層コーティング液は、白色顔料、充填剤、各種ビヒクルなどからなり、これに必要に応じて、分散剤、添加剤などを混合して作製する。隠蔽層5の厚さは約15〜25μmが好ましい。
接着層6は、いわゆる粘着剤を用いて、ロールコーターなどによって形成する。粘着剤は、アクリル系、ロジン系、ゴム系、ビニルエーテル系樹脂、ポリイソブチレン系などから選択でき、これに必要に応じて、充填剤、調整剤などを混合して作製する。接着層6の厚さは約1〜4μmが好ましい。
上記のように形成した修正テープ1を、細い幅にスリットしコア8に巻いて、塗膜転写具11に装填して用いる。
テープ基材2として厚さ12μmの透明なPETフィルムを用いて、柄3として片面にテープ長尺方向への直線柄(幅1mm)を、5mm幅にスリットしたときに中央に1本となるような間隔で、柄3の厚さが約0.5μmになるようにグラビア印刷で形成した。グラビア印刷用インキは、大阪印刷インキ製造株式会社製VS−SANS赤色を用いた。
このテープ基材2の両面に、離型層4を厚さが1μmになるようにグラビアコーターによって形成した。離型層コーティング液は、紫外線硬化型シリコン(UV9300「モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製」)と硬化剤(UV9380C「モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製」)を混合して作製したものを用いた。
柄3を印刷した面とは反対側の離型層4上に、隠蔽層5を厚さが18μmになるようにロールコーターによって形成した。隠蔽層コーティング液は、トルエン溶液中で、白色顔料として酸化チタン(タイピュアR931「デュポン株式会社製」)と充填剤としてシリカ(ガジルシリカ200DF「INEOS Silicas社製」)を合わせて固形分で80重量%、ビヒクルとしてスチレン・ブタジエンブロックコポリマー(アサフレックス805「旭化成ケミカルズ株式会社製」)とスチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマー(クレイトン1101JS「クレイトンポリマー社製」)を合わせて固形分で18重量%、分散剤として特殊高分子界面活性剤(ホモゲノールL−18「花王株式会社製」)を固形分で2重量%となるように分散処理混合して作製したものを用いた。
この隠蔽層5上に、接着層6を厚さが2μmになるようにロールコーターによって形成した。粘着剤は、エマルジョン粘着剤(ニカゾールTS−1523「日本カーバイド工業株式会社製」)を用いた。
このように形成した修正テープ1を幅5mm、長さ10mにスリットしコア8に巻いて、塗膜転写具11(青色の転写ヘッドを有するユニオンケミカー社製消シマウスHG)に装填し、ユーザーに上質紙上に転写してもらったところ、横ずれが起ってもすぐに横ずれを補正していた。柄があることによって横ずれが強調されるので、ユーザーが転写したい箇所に転写しようと意識していると、横ずれをすぐに補正してしまうようである。そして、感圧転写テープが転写ヘッドから外れてしまうことなく、使い切ることができた。これにより、転写したい箇所に狙い通りに転写できるようになり、感圧転写テープが転写ヘッドから外れてしまう不具合が発生しにくいようになった。
柄3として、実施例1の直線柄(幅1mm)を、図6に表したような1辺0.25mm角の正方形からなる市松模様31に変更して、グラビア印刷で形成した。色数は、市松模様31の正方形8つを1色として、3色(黒21、赤22、藍23)で形成した。3色のグラビア印刷用インキは、大阪印刷インキ製造株式会社製VS−SANS黒色、赤色、藍色を用いた。その他は実施例1と同じに形成し、ユーザーに転写してもらったところ、横ずれが起ってもすぐに横ずれを補正しており、実施例1と同じ結果となった。
柄3として図7に表したようなベタ柄32(色は大阪印刷インキ製造株式会社製VS−SANS黒色)に変更して、その他は実施例1と同じに形成し、ユーザーに転写してもらったところ、横ずれが起ってもすぐに横ずれを補正しており、実施例1と同じ結果となった。なお、図7は図3と同じ使用例であり、ベタ柄32であることが異なる。図7において、転写ヘッド10の先端9から左側に修正用塗膜7(白色)が転写されているが、右側では巻取られるテープ基材2にベタ柄32(黒色)が現れてくるようにユーザーに見え、あたかも先端9の稜から左側に白色のテープが、右側に黒色のテープが分かれて出てくるように見えるので、そこに面白さや楽しさがある。
これら実施例との比較として、柄を形成していない従来の修正テープをユーザーに転写してもらったところ、横ずれが起ってもすぐに横ずれを補正することなく、そのまま転写続けることが多かった。そのうち、横ずれが大きくなると、転写ヘッドから外れてしまうことも起った。柄があるときのように、横ずれを無意識のうちに補正しているようなことは見られなかった。
本発明の幅方向断面図。 コアに巻かれている本発明。 使用例。 横ずれした状態での使用例。 塗膜転写具の例。 3色の市松模様柄。 ベタ柄の使用例。
符号の説明
1 修正テープ
2 テープ基材
3 柄
4 離型層
5 隠蔽層
6 接着層
7 修正用塗膜
8 コア
9 先端
10 転写ヘッド
11 塗膜転写具
12 繰出し部
13 ガイド
14 巻取り部
15 ローレット
16 ケース開口部
17 ギア
18 貫通部
21 黒
22 赤
23 藍
31 市松模様
32 ベタ柄

Claims (1)

  1. テープ基材上の塗膜を被転写体に転写する感圧転写テープにおいて、
    少なくとも、感圧転写テープを繰出す繰出し部と、感圧転写テープを被転写体に押圧する転写ヘッドと、転写後のテープ基材を巻取る巻取り部と、繰出し部と巻取り部を連動させる機構を有する自動巻取り式の塗膜転写具に装填して用いるものであり、
    テープ基材として厚さが3〜25μmの透明なPETフィルムであり、テープ基材の片面に1色以上の色からなる柄と離型層が形成され、反対面に離型層が形成され、どちらか一方の離型層上に塗膜が形成されており、
    柄がグラビア印刷によって形成されていて、有色不透明の転写ヘッドを有する塗膜転写具に装填して用いるものであり、
    柄がテープ幅の中央でテープ長尺方向へ1本となる直線柄またはテープ幅全面へのベタ柄であることを特徴とする感圧転写テープ。
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