JP3136493U - ハイライト用感圧転写テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷層の構成により、ハイライトの効果を出し、かつ、数多くの種類を作製できる印刷層の構成を提供する。
【解決手段】テープ基材上に形成された塗膜3が圧力によって被転写物4に転写される感圧転写テープにおいて、その塗膜が少なくとも保護層6、印刷層7、粘着層8からなり、その印刷層において、塗膜の幅方向の一端から、着色部22、非着色部21、着色部という構成の印刷層であり、その着色部の色は1色もしくは2色以上の透明な色からなることを特徴とするものである。また、印刷層において、塗膜の幅方向の一端から、非着色部、着色部、非着色部、着色部、非着色部という構成の印刷層であることを特徴とするものである。
【選択図】図4

Description

本考案は、テープ基材上に形成された塗膜が圧力によって被転写物に転写される感圧転写テープに関するものであり、特に被転写物の文字などをハイライト(強調)するためのハイライト用感圧転写テープに関するものである。
感圧転写テープは、一般的には塗膜転写具に用いられるものであり、塗膜転写具は少なくとも、感圧転写テープを繰り出すための繰出しリール、圧力をかけてテープ基材上の塗膜を転写させるための転写ヘッド、転写後のテープ基材を巻き取るための巻取りリールから構成されている。
テープ基材上に形成された塗膜としては、誤字を修正するためのもの(いわゆる『修正テープ』)が広く知られているが、文字などをハイライトするために透明な蛍光色からなるもの(特許第3581994号公報、特許第3669449号公報)も商品化されている。この商品は、塗膜を被転写物の文字などに転写して使用するものであり、塗膜全体の透明な蛍光色によって、被転写物の文字などをハイライトするものである。
特許第3581994号公報 特許第3669449号公報
被転写物の文字などに転写された塗膜が蛍光色であり、色の数がひとつだけでは、使用者はしばらく使うとその色に慣れてしまい、ハイライトの効果が薄れてくる。そこで、蛍光色の色の数を増やして何色も持ってもらって使ってもらうことを考えたが、蛍光色はピンク、イエロー、ブルー、グリーン、パープル、オレンジの色が代表的であり、その他の色の数を多く増やすことは難しかった。
そこで蛍光色ではなく、透明な色からなる塗膜で文字などをハイライトする方法を考えた。1色の透明な色で塗膜全体を着色している場合は、蛍光色でない限り、ハイライトの効果は小さいが、2色以上の透明な色で塗膜を形成すると、ハイライトの効果が出てくる印刷パターン(印刷層の構成)があった。しかし、印刷パターン(印刷層の構成)によってはハイライトにならず、逆に塗膜の下にある文字などを読み難くするものもあった。
本考案が解決しようとする課題は、印刷層の構成により、ハイライトの効果を出し、かつ、数多くの種類を作製できる印刷層の構成を提供することである。
印刷層の構成を研究していく中で、被転写物の文字などに転写した塗膜において、文字の中央部分には色がなく、文字の上下部分には透明な色がある構成によって、つまりは、塗膜の幅方向の一端から、着色部、非着色部、着色部という構成によって、ハイライトの効果を出すことができることを見出した。また、このような構成であれば、2色以上の透明な色だけでなく、1色の透明な色でも、ハイライトの効果を出すことができることも見出した。
すなわち本考案は、テープ基材上に形成された塗膜が圧力によって被転写物に転写される感圧転写テープにおいて、その塗膜が少なくとも保護層、印刷層、粘着層からなり、その印刷層において、塗膜の幅方向の一端から、着色部、非着色部、着色部という構成の印刷層であり、その着色部の色は1色もしくは2色以上の透明な色からなることを特徴とするものである。
また、印刷層において、塗膜の幅方向の一端から、非着色部、着色部、非着色部、着色部、非着色部という構成の印刷層であることを特徴とするものである。
このように、塗膜の中央に色がない構成にすることにより、ハイライトの効果を出せることを見出し、かつ、着色部に様々な色を組み合わせることができ、多くの種類を作製することができるようになった。
テープ基材は、両面剥離加工された12μmPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを用いた。剥離加工は、フィルムの表面と裏面とで差をつけており、重剥離面(剥離しにくい面)の方に塗膜を形成している。塗膜として、保護層、印刷層、粘着層の順に形成している。
図1が、塗膜の幅方向から見た感圧転写テープ1の断面図であり、PETフィルムのテープ基材2の重剥離面(図1ではテープ基材2の下側)に塗膜3を形成している。ここで塗膜3は、テープ基材2側から保護層6、印刷層7、粘着層8の順に形成している。
保護層6は、スチレン−エチレン−プロピレンブロックコポリマーとアクリル樹脂の混合物をトルエン溶剤に溶かしたものを、リバースコーターによって、厚さ約7.0μmにコーティングした。
印刷層7は、グラビア印刷により形成し、グラビア印刷用メジウム(大阪印刷インキ製造製VS−SANSメジウム)を用いて透明メジウム層を形成した後、下記実施例のような構成の着色層をグラビア印刷用色インキ(大阪印刷インキ製造製VS−SANS)を用いて形成した。厚さは、透明メジウム層と着色層を合わせて約1.0μmである。
なお、着色部の透明な色とは、被転写物の文字などを塗膜を通して見ても明確に認識できる程度の透明性を持った色という意味である。
粘着層8は、アクリル系粘着剤をイソプロピルアルコール溶剤に溶かして、リバースコーターにて厚さ約2.0μmにコーティングした。
本考案においては、これらの原料に特徴があるのではなく、文字の中央部分には色がなく、文字の上下部分に透明な色がある構成になるような塗膜に特徴があって、これらの原料に限定するものではない。
図2は、感圧転写テープ1が繰出しリール9から繰り出されている図である。感圧転写テープ1の塗膜の印刷層において、塗膜の幅方向の一端から、着色部22、非着色部21、着色部22という構成であり、ここで着色部22は、網模様で表わしている。
図3は、この感圧転写テープ上の塗膜を被転写物の文字に転写した図である。ここで、文字は「転写テープは(公序良俗違反につき、不掲載)株式会社にお任せあれ!」とあり、その文字上の「(公序良俗違反につき、不掲載)株式会社」という文字部分に、請求項1の塗膜を転写している。塗膜の幅方向の一端から、着色部(網模様)、非着色部、着色部(網模様)という構成になっている。このように、文字の中央部分には色がなく、文字の上下部分に透明な色があることによって、ハイライトの効果を出している。
図3において、文字の上下の着色部(網模様)は同じ色であってもよいし、また、上下の着色部(網模様)の色を変えて、2色で構成してもよい。さらには、一方の着色部(網模様)に複数の色を用いたり、図柄を用いたりすることも可能である。このようにすれば、様々な色を組み合わせることができ、多くの種類を作製することができる。
図4は、塗膜の長尺方向から見た被転写物の文字に転写された上記塗膜の断面図である。ここで、被転写物4の文字5の上に塗膜3が転写されており、塗膜3は、被転写物4側から順に粘着層8、印刷層7、保護層6からなり、その印刷層7において、透明メジウム層11があり、その下側に着色部22と非着色部21という構成からなる。非着色部21にはインキがないため、透明メジウム層11に直接粘着層8が接している。
塗膜の幅は6mmであり、着色部の片側の幅は2mm、中央の非着色部の幅は2mmである。
図5は、テープ基材に保護層、印刷層、粘着層を形成した直後の図であり、裁断(スリット)して繰出しリールに巻き取る前の状態である。これを裁断する場合、スリットの刃をスリットの刃を当てる位置15(図5では15→の位置)に当てて、裁断を行なう。その後、繰出しリールに巻き取る。
図5では、スリットの刃を当てる位置15は、着色部22の中央になる。また着色部22と非着色部は連続しているので、図5において図5の下の部分だけに非着色部21を示している。
この裁断を長尺に渡って行なう場合、たまにスリットの刃を当てている位置が着色層の中央ではなく、ずれることがある。これは、長尺の裁断を行なっているうちに、フィルム全体がわずかにずれることによって起こると考えられる。しかしながら、現実の商品はミリメートル単位の幅であるので、このようなわずかなずれによっても、被転写物の文字に転写された塗膜の上と下の着色部の幅が異なるという不具合が出てくる。
そこで、このような不具合が起こらないよう、塗膜の幅方向の一端から、非着色部、着色部、非着色部、着色部、非着色部という構成にした。これにより、スリットの刃を当てる位置15を非着色部にすることができ、フィルムがわずかにずれたとしても、裁断部分が非着色部内に納まり、着色部の幅が異なることはなくなった。
図6は、テープ基材に保護層、印刷層、粘着層を形成した直後の図であり、印刷層において塗膜の幅方向の一端から、非着色部、着色部、非着色部、着色部、非着色部という構成のものである。これを裁断する場合、スリットの刃をスリットの刃を当てる位置15(図6では15→の位置)に当てて、裁断を行なう。その後、繰出しリールに巻き取る。
図6では、スリットの刃を当てる位置15は、非着色部23の中央になる。また非着色部23、着色部22、非着色部21、着色部22、非着色部23は連続しているので、図5において図5の下の部分だけにそれらを示している。
図7は、塗膜の長尺方向から見た被転写物の文字に転写された上記塗膜の断面図である。ここで、被転写物4の文字5の上に塗膜3が転写されており、塗膜3は、被転写物4側から順に粘着層8、印刷層7、保護層6からなり、その印刷層7において、透明メジウム層11があり、その下側に非着色部23と着色部22と非着色部21を構成している。非着色部23と非着色部21にはインキがないため、透明メジウム層11に直接粘着層8が接している。
塗膜の幅は6mmであり、非着色部の片側の幅は0.6mm、着色部の片側の幅は1.6mm、中央の非着色部の幅は1.6mmである。
図8が、この感圧転写テープ上の塗膜を被転写物の文字に転写した図である。ここで、文字は「転写テープは(公序良俗違反につき、不掲載)株式会社にお任せあれ!」とあり、その文字上の「(公序良俗違反につき、不掲載)株式会社」という文字部分に、請求項2の塗膜を転写している。塗膜の幅方向の一端から、非着色部、着色部(網模様)、非着色部、着色部(網模様)、非着色部という構成になっているが、非着色部には色がないため、塗膜両端の非着色部と被転写物との境を図8では表わしていない。
図8のように、塗膜の幅方向の一端から、非着色部、着色部、非着色部、着色部、非着色部という構成の塗膜であれば、転写した後、着色部の上下の幅が異なることがなく、どんなに長尺のフィルムを裁断しても、不具合にはならない。
請求項2である塗膜の幅方向の一端から、非着色部、着色部、非着色部、着色部、非着色部という構成の印刷層を有する塗膜において、着色部の図柄を塗膜の端側から中央へ向かって色を徐々に薄くしたグラデーションの図柄であるものを作製した。
この塗膜を、被転写物である上質紙に印刷した文字に転写して、それをスキャナーで読み取って図にしたものが、図9である。ここで、文字は「転写テープは(公序良俗違反につき、不掲載)株式会社にお任せあれ!」とあり、その文字上の「(公序良俗違反につき、不掲載)株式会社」という文字部分に、この塗膜を転写している。
この塗膜において、文字の上下の着色部を異なる色のグラデーションにした。図9ではその色の違いを明確に現せなかったものの、わずかに濃淡の違いが出ていることがわかるだろう。このように、文字の中央部分には色がなく、文字の上下部分に透明な色があることによって、ハイライトの効果を出している。
塗膜の幅方向から見た感圧転写テープの断面図 感圧転写テープが繰出しリールから繰り出されている図 請求項1の塗膜を被転写物の文字に転写した図 塗膜の長尺方向から見た被転写物の文字に転写された請求項1の塗膜の断面図 テープ基材に請求項1の保護層、印刷層、粘着層を形成した直後(裁断する前)の図 テープ基材に請求項2の保護層、印刷層、粘着層を形成した直後(裁断する前)の図 塗膜の長尺方向から見た被転写物の文字に転写された請求項2の塗膜の断面図 請求項2の塗膜を被転写物の文字に転写した図 実際に作製して転写した塗膜の例
符号の説明
1 感圧転写テープ
2 テープ基材
3 塗膜
4 被転写物
5 文字
6 保護層
7 印刷層
8 粘着層
9 繰出しリール
11 透明メジウム層
15 スリットの刃を当てる位置
21 印刷層の非着色部(塗膜幅方向の中央付近の非着色部)
22 印刷層の着色部
23 印刷層の非着色部(塗膜幅方向の両端付近の非着色部)

Claims (2)

  1. テープ基材上に形成された塗膜が圧力によって被転写物に転写される感圧転写テープにおいて、その塗膜が少なくとも保護層、印刷層、粘着層からなり、その印刷層において、塗膜の幅方向の一端から、着色部、非着色部、着色部という構成の印刷層であり、その着色部の色は1色もしくは2色以上の透明な色からなることを特徴とするハイライト用感圧転写テープ。
  2. 印刷層において、塗膜の幅方向の一端から、非着色部、着色部、非着色部、着色部、非着色部という構成の印刷層であることを特徴とする請求項1記載のハイライト用感圧転写テープ。
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