JP5234986B2 - 車両乗り入れシステム - Google Patents
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Description
そして、鉄道車両210の搬入の際には、トラバーサ1100の狭軌搭載面1103の狭軌のレール1105が各線路区間W、Nの線路と同一線上に配置されるように位置切り換えを行い、機関車201が最後部に接続された状態で鉄道列車200が線路区間Nからトラバーサ1100を介して貨物車両110の上面の凹状レール構造123内に進入する。最後尾の機関車201は、全ての鉄道車両210が貨物車両110に搭載されると、鉄道車両210から切り離され、トラバーサ1100の標準軌搭載面1102が各線路区間W、Nの線路と同一線上に配置されるように位置切り換えを行う。
さらに、標準軌搭載面1102上に待機していた機関車101が貨物車両110の列後端に連結される。また、貨物車両110の列の前端にも機関車(図示略)が連結され、前後に機関車101を連結した状態で貨物列車100は、標準軌の線路区間Wに向かって走行を開始する。貨物列車100は、重量の大きな鉄道車両210を搭載してより高速で移動を行うために、前後に機関車101を連結して走行が行われる。
このために、上記従来技術のように、標準軌の線路区間Wと狭軌の線路区間Nとの境界にトラバーサ1100を配備する構成の場合、標準軌の線路区間W側で待機する貨物車両110に狭軌の線路区間N側から鉄道列車200が乗り入れを行うためには、機関車を先頭にして鉄道列車200が乗り入れを行うと、機関車201のみを搬出することができなくなることから、鉄道列車200の機関車201を後端に接続し、鉄道車両210を押し込むように後退運転を行わねばならなかった。
このため、鉄道車両210を貨物列車100に乗り入れる際には、予め、鉄道列車200の向きを反転させて機関車201を後端に入れ替えたり、機関車201を前端から後端に付け替える作業を行わねばならず、乗り入れ作業の作業負担の増加や作業時間の増加を招いていた。また、乗り入れの際には、鉄道列車200を後退移動させねばならないことから、運転操作が難しく、運転負担が増加するという問題もあった。
これにより、鉄道車両を貨物列車に乗り入れる際に、予め、鉄道列車の向きを反転させたり、機関車を前端から後端に付け替えたりする作業を不要とし、乗り入れ作業の作業負担及び作業時間を低減することが可能となる。また、乗り入れの際に、機関車を先頭にして前進移動(引き出し)させることができるので、鉄道列車を後退移動(押し込み)させる場合よりも、前方の安全確認がしやすく、前方確認のための要員配置や安全確認する監視カメラなどの設備などの負担を軽減することが可能となる。
発明の実施形態として、狭軌(軌間寸法1067mmの軌道(所定軌道))を走行する鉄道列車200と、当該鉄道列車200の鉄道車両210を搭載可能な貨物車両110を有し、標準軌(軌間寸法1435mmの軌道(特定軌道))を走行する貨物列車100とからなる鉄道システム500で使用される車両乗り入れシステム1000について図面を参照して説明する。
図1は車両乗り入れシステム1000を示す概略構成図である。図1に示すように、この車両乗り入れシステム1000は、狭軌の第一の線路区間Nと本線WHから分岐した第二の線路区間Wとの間に設置されるものであって、狭軌を走行する連結された鉄道車両210からなる鉄道列車200を、貨物列車100の貨物車両110が備える車体120(車両搭載部)に形成された凹状レール構造123(レール部)に搬入及び搬出するためのものである。
そして、車両乗り入れシステム1000は、第一の線路区間Nと第二の線路区間Wとの間に設けられ、貨物列車100の貨物車両110が待機するための標準軌からなる待機区間WTと、第一の線路区間Nと待機区間WTとの境界に設けられた第一のトラバーサ600と、待機区間WTと第二の線路区間Wとの間に設けられた第二のトラバーサ700と、第一の線路区間Nから分岐して形成され、前記鉄道列車200の機関車201が退避する退避区間NYと、第一の線路区間Nから分岐して第二のトラバーサ700に通じる機関車戻り区間NMとを備えている。
第一の線路区間Nは、例えば在来線の線路区間であり、狭軌の軌間幅で対を成すレール(単に「レール」ということとする)が形成されている。第一の線路区間Nは、第一のトラバーサ600まで形成されている。
本線WHは、例えば新幹線の複線の線路区間であり、標準軌の軌間幅でレールが形成されている。第二の線路区間Wは、本線WHの複線のそれぞれから分岐し、これらが合流して第二のトラバーサ700まで形成されている。かかる第二の線路区間Wもまた、標準軌の軌間幅でレールが形成されている。
鉄道列車200を貨物列車100に乗り入れる際には、在来線での運行に使用されている機関車201から乗り入れ専用の小型軽量の乗り入れ機関車202に交換される。機関車の交換の際には、この退避区間NYの手前で機関車201が鉄道車両210から分離され、退避区間NY内に機関車201のみが進入し、退避するようになっている。
鉄道列車200を貨物列車100に乗り入れる際には、鉄道車両210が乗り入れ機関車202に牽引されて第一の線路区間Nから第一のトラバーサ600を介して待機区間WTで待機する貨物車両110への乗り入れを行い、第二のトラバーサ700において乗り入れ機関車202は分離される。そして、分離された乗り入れ機関車202は、機関車戻り区間NMを通って第一の線路区間Nの近傍に戻るようになっている。
図2は鉄道システム500の側面図、図3は一部を切り欠いた正面図である。
鉄道列車200は、複数の連結された鉄道車両210と機関車201(図1参照)とから構成されている。各鉄道車両210は、ここでは一例として貨物211を積載する車両を例示している。かかる鉄道車両210は、図2及び図3に示すように、主として、貨物211が載置される車体220と、車体220の下側前端部近傍及び下側後端部近傍に設けられた台車230と、車体220の前端部と後端部のそれぞれに設けられた連結器240とから構成されている。
台車230は、左右の車輪231,231を支持する車軸232と、前後でそれぞれ車軸232を回転可能に支持する図示しない台車枠と、台車枠234と車体220との間に設けられた図示しない緩衝装置(例えば空気バネ)と、図示しないブレーキ装置とを備えている。
連結器240は、車体220の前端部及び後端部から前方又は後方に延出装備されており、その基端部はゴム緩衝器などの緩衝器を介して車体220に支持されている。また、鉄道車両210には、並型自動連結器が装備されている。また、この連結器240には、図示しない電気ジャンパ連結器とエアーホースが併設されており、各鉄道車両210から機関車までの間でのブレーキの制御の連絡を行っている。
貨物列車100は、複数の連結された貨物車両110と連結された複数の貨物車両110の前端と後端とにそれぞれ接続される機関車101とから構成されている(図2は前端側のみ図示)。
かかる貨物車両110は、図2及び図3に示すように、鉄道車両210が載置される列車搭載部としての車体120と、車体120の下側前端部近傍、下側後端部近傍及び下側中間位置に設けられた三つの台車130と、車体120の前端部と後端部のそれぞれに設けられた連結器140と、各貨物車両110の間の鉄道列車200の移動を可能とする図示しない渡りレール装置と、搭載された鉄道車両210の車輪を固定する図示しない車輪保持機構とを備えている。
台枠121は、その上面が平坦であり、その中央部に車体全長に渡って狭軌の幅に合わせてレール部としての凹状レール構造123が形成されている。
この凹状レール構造123は、台枠121の上面に対して車両進行方向の全長に渡って形成された断面矩形状の凹状部124と、平坦に形成された凹状部124の底面に固定装備されたレール体125とから構成されている。レール体125は、車体の全長に渡って形成され、その上面が鉄道車両210の車輪231の踏面に接触し、車輪231のフランジ部の外周を直接凹状部124の底面に接触させないようになっている。かかる凹状レール構造123により、車両搭載時における鉄道列車200の走行の際に、各車輪231が凹状部124の左右の内部側面により脱輪などを生じないようにガイドされ、連結された貨物車両110の車体120上を円滑に移動することを可能としている。また、台枠121の上面に対して凹状に形成されているため、台枠121の上面にレールを設ける場合に比べて搭載時の鉄道車両210の高さを台枠121に対して低く抑えることができ、車体120の全高を低くすることを可能とし、容易に車両限界の範囲内に納めることを可能としている。
なお、台枠121の枕梁部分については、凹状レール構造123の凹状部124を形成する部材の高さを、搭載される鉄道車両210との干渉を生じない範囲でより高く形成しており、これにより強度の向上を図っている。
貨物車両110の前端の連結器140から後端の連結器140までの全長と鉄道車両210の前端の連結器240から後端の連結器240までの全長とは、等しくなるように設計されており、車両の長手方向について、貨物車両110の前側と後側のそれぞれの台車130の位置と鉄道車両210の前側と後側のそれぞれの台車230の位置とが等しくなるように位置設定が行われている。従って、互いの前後の端部位置が丁度一致するように鉄道車両210を貨物車両110に積載することにより、前後方向について、互いの前側の台車130,230の中心位置と後側の台車130,230の中心位置とを一致させることが可能となっている。
連結器140は、車体120の前端部及び後端部から前方又は後方に延出装備されており、その基端部はゴム緩衝器などの緩衝器を介して車体120に支持されている。また、貨物車両110には、密着連結器が装備されている。また、この連結器140にも、図示しない電気ジャンパ連結器が併設されており、各貨物車両110から機関車101までの間でのブレーキの制御及び車輪保持機構のアクチュエータの制御の連絡を行っている。
渡り装置は、隣接する貨物車両110の間に設けられ、一方の貨物車両110の左右の凹状レール構造123から他方の貨物車両110の左右の凹状レール構造123にかけわたされるレール部を備え、各車両間の鉄道列車200の走行を可能とするためのものである。具体的には、特開2008-273432号公報、特開2008-279888号公報、特開2008-307929号公報、特開2008-307931号公報に開示されている公知の渡りレール装置が搭載される。
貨物列車100の前後の各機関車101は、牽引車両接続側の端部(貨物車両110と連結される端部)に、貨物車両110の連結器140と連結するための第一の連結器102と鉄道車両210の連結器240と連結するための第二の連結器103とを備えている。
貨物車両110と鉄道車両210はその全長が等しく、貨物車両110と同じ台数の鉄道車両210が搭載される。これにより、連結された貨物車両110と連結された鉄道車両210とはその全長が等しくなる。
このため、前側と後側の各機関車101の牽引車両接続側端部に、搭載される鉄道車両210の高さに対応するように第二の連結器103を設けることにより、フリーとなっている連結鉄道車両210の前端部と後端部のそれぞれの連結器240と連結することが可能である。なお、第二の連結器103は、鉄道車両210の連結器240と同じ形式の並型自動連結器が使用される。また、第一及び第二の連結器102,103はいずれも緩衝器を介して車体に支持されている。
また、第一の連結器102には各貨物車両110のブレーキ及び各車輪保持機構のアクチュエータの制御系を接続するための図示しない電気ジャンパ連結器が併設されており、第二の連結器103には各鉄道車両210のブレーキの制御系を接続するための図示しないエアーホースが併設されている。
第一のトラバーサ600と第二のトラバーサ700とは、同一の構造を備えている。従って、第一及び第二のトラバーサ600,700の構造については、これらの正面図を示した図4により同時に説明を行うこととする。
第一及び第二のトラバーサ600,700は、それぞれ貨物列車100に対する鉄道列車200の乗り入れのために、第一の線路区間Nと待機区間WT又は待機区間WTと第二の線路区間Wとの間での列車100又は200の通行を適宜可能とするために設けられている。そして、トラバーサ600(700)は、第一と第二の搭載面602,603(702,703)を有する可動ステージ601(701)を備えており、第一の搭載面602(702)には狭軌のレール604(704)が設けられ、第二の搭載面603(703)には標準軌のレール605(705)が設けられている。これらのレール604,605(704,705)はいずれも、各線路区間N,Wにおけるトラバーサ600又は700のすぐ手前のレール及び待機区間WTのレールと平行に形成されており、第一の搭載面602(702)と第二の搭載面603(703)とは、レールに対して直交する方向に並列に形成されている。また、各レール604と605(704と705)とは、それぞれ両端部の位置が一致するように形成されている。
また、鉄道列車200の乗り入れを行うために、第一の線路区間Nの線路は、待機区間WTの線路に対して、貨物車両110が鉄道車両210を搭載する場合の高さと同じ分だけ高くなるように高低差が設けられている。また、待機区間WTと第二の線路区間Wの線路は、高低差がなく同一高さとなるように形成されている。このように、狭軌の線路と標準軌の線路とは高低差が設けられているので、可動ステージ601(701)の第一の搭載面602(702)は第二の搭載面603(703)よりも、待機区間WTに対する第一の線路区間Nの高低差と同じだけ高くなるように高低差が設けられている。
そして、可動ステージ601(701)は、各レール604,605(704,705)に直交する方向にスライド移動可能に設置され、当該スライド移動を行うための図示しない駆動源を備えている。
また、第二のトラバーサ700は、第一の搭載面702が各区間WT,Wのレールと同一線上となるように可動ステージ701をスライド移動することにより、第一の搭載面702のレール704を待機区間WTで待機する貨物車両110が有する凹状レール構造123と連通させることができ、第二の搭載面703が各区間WT,Wのレールと同一線上となるように可動ステージ701をスライド移動することにより、第二の搭載面703のレール705を待機区間WTのレールと第二の線路区間Wのレールとを連通させることができるようになっている。
また、第二のトラバーサ700が、第二の搭載面703が各区間WT,Wのレールと同一線上となるように可動ステージ701をスライド移動した場合には、第一の搭載面702のレール704が機関車戻り区間NMのレールと連通するように配置されている。
図5は貨物列車100に対して鉄道列車200が乗り入れ作業を行うときの動作説明図を示している。以下、図5により乗り入れ動作の説明を行う。
まず、第一及び第二のトラバーサ600、700は、いずれも、第二の搭載面603,703が各区間NとWT又は区間WTとWのレールと同一線上となるように可動ステージ601,701のスライド移動が行われ、かかる状態で、第二の線路区間Wから車両乗り入れシステム1000に貨物列車100が入線する(図5(A)の状態)。貨物列車100は、各機関車101がそれぞれトラバーサ600,700の第二の搭載面603,703上となる位置で停止し、各機関車101は、貨物車両110から切り離される。
そして、貨物列車100への鉄道車両110の搭載が完了し、貨物列車100は第二の線路区間Wに向かって走行を開始し、車両乗り入れシステム1000から脱して、本線WHに入線する。
一方、第二のトラバーサ700の第一の搭載面702に退避した乗り入れ機関車202は、可動ステージ701の移動により、第一の搭載面702のレール704が戻り区間NMと連通した状態となるので、乗り入れ機関車202は戻り区間NMに移動し、第一の線路区間Nとの合流点の近傍で、次の乗り入れ作業のために待機して、鉄道車両100の乗り入れ作業が完了する。
即ち、第一及び第二のトラバーサ600、700は、いずれも、第二の搭載面603,703が各区間NとWT又は区間WTとWのレールと同一線上となるように可動ステージ601,701のスライド移動が行われ、かかる状態で第二の線路区間Wから鉄道車両210を搭載した貨物列車100が第一のトラバーサ600まで進入する(図5(C)参照)。
その後、各機関車101が貨物車両110から切り離され、各トラバーサ600,700の第一の搭載面602,702が各区間NとWT又は区間WTとWのレールと同一線上となるように可動ステージ601,701のスライド移動が行われる(図5(B)参照)。
これにより、各機関車101は進路から退避し、第一の線路区間Nから鉄道列車200の機関車201が第一のトラバーサ600の第一の搭載面602に進入して鉄道車両210と連結される。そして、連結後、鉄道車両200は、第一の線路区間Nに向かって走行し、貨物車両110の上から搬出される。
そして、再び、第一及び第二のトラバーサ600、700の第二の搭載面603,703が各区間NとWT又は区間WTとWのレールと同一線上となるように可動ステージ601,701のスライド移動が行われ(図5(A)参照)、各機関車101は貨物車両110と連結される。そして、連結後は、貨物列車100は、第二の線路区間Wに向かって走行を開始し、車両乗り入れシステム1000から脱して、搬出作業を完了する。
車両乗り入れシステム1000では、待機区間WTに貨物車両110が待機した状態で、第一のトラバーサ600の第一の搭載面602を第一の線路区間Nのレールと貨物車両110の凹状レール構造123とを連通する状態に切り換え、第二のトラバーサ700の第一の搭載面702を貨物車両110の凹状レール構造123に連通する状態に切り換えることで、鉄道列車200は乗り入れ機関車202を先頭にして第一の線路区間Nから第一のトラバーサ600を通過して貨物車両110の凹状レール構造123に進入することができる。そして、鉄道列車200の機関車202は、第二のトラバーサ700の第一の搭載面702まで進入し、鉄道車両210と分離した状態で第二のトラバーサ700の第二の搭載面703を待機区間WTのレールと第二の線路区間Wのレールとを連通する状態に切り換えることにより、鉄道列車200の機関車202のみを貨物車両110から搬出し、貨物車両110は第二のトラバーサ700の第二の搭載面703を通過して第二の線路区間Wに入り、そのまま運行することが可能となる。
これにより、鉄道車両210を貨物列車100に乗り入れる際に、予め、鉄道列車200の向きを反転させたり、機関車202を前端から後端に付け替えたりする作業を不要とし、乗り入れ作業の作業負担及び作業時間を低減することが可能となる。また、乗り入れの際に、機関車202を先頭にして前進移動(引き出し)させることができるので、鉄道列車200を後退移動(押し込み)させる場合よりも、運転しやすく、前方確認のための要員配置や安全確認する監視カメラなどの設備などの負担を軽減することが可能となる。
また、車両乗り入れシステム1000は、第一の線路区間Nから分岐して第二のトラバーサ700に至る機関車戻り区間NMを備えているので、鉄道車両210を貨物列車100に乗り入れる際に、第二のトラバーサ700の第一の搭載面702上に切り離された鉄道列車200の乗り入れ機関車202を機関車戻り区間NMを通じて第一の線路区間Nに戻すことが可能となる。
なお、鉄道列車200では、機関車201を乗り入れ機関車202に交換して貨物列車100への乗り入れを行っているが、例えば、機関車201がもともと貨物車両110内を走行するのに十分に小型である、或いは十分に軽量であるのであれば、機関車を交換することなく、乗り入れ作業を行っても良い。
101 機関車
110 貨物車両
123 凹状レール構造(レール部)
200 鉄道列車
201 機関車
202 乗り入れ機関車
210 鉄道車両
600 第一のトラバーサ
602 第一の搭載面
603 第二の搭載面
604,605 レール
700 第二のトラバーサ
702 第一の搭載面
703 第二の搭載面
704,705 レール
1000 車両乗り入れシステム
N 第一の線路区間
NM 機関車戻り区間
NY 退避区間
W 第二の線路区間
WT 待機区間
Claims (2)
- 所定軌道の第一の線路区間と当該所定軌道よりも幅の広い軌間の特定軌道の第二の線路区間との間に設けられ、前記所定軌道を走行する連結された複数の鉄道車両からなる鉄道列車を、前記連結鉄道車両が通過するレール部を備えると共に前記特定軌道を走行する貨物列車に搬入する車両乗り入れシステムであって、
第一の線路区間と前記第二の線路区間との間に設けられ、前記貨物列車の貨物車両が待機するための前記特定軌道からなる待機区間と、
前記第一の線路区間と前記待機区間との間に設けられ、前記第一の線路区間のレールと前記待機区間で待機する貨物車両が有するレール部とを連通するレールが形成された第一の搭載面と、前記待機区間の特定軌道のレールに連通するレールが形成された第二の搭載面とを切り換え可能に備えた第一のトラバーサと、
前記待機区間と前記第二の線路区間との間に設けられ、前記待機区間で待機する貨物車両が有するレール部に連通するレールが形成された第一の搭載面と、前記待機区間の特定軌道のレールと前記第二の線路区間のレールとを連通するレールが形成された第二の搭載面とを切り換え可能に備えた第二のトラバーサとを備えることを特徴とする車両乗り入れシステム。 - 前記第一の線路区間から分岐して前記第二のトラバーサに至る機関車戻り区間を備えることを特徴とする請求項1記載の車両乗り入れシステム。
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